(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6357038
(24)【登録日】2018年6月22日
(45)【発行日】2018年7月11日
(54)【発明の名称】マルチ流量制御バルブを有するエンジン
(51)【国際特許分類】
F01P 7/16 20060101AFI20180702BHJP
F01P 7/14 20060101ALI20180702BHJP
【FI】
F01P7/16 505C
F01P7/14 J
F01P7/16 504E
【請求項の数】10
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-139555(P2014-139555)
(22)【出願日】2014年7月7日
(65)【公開番号】特開2015-121207(P2015-121207A)
(43)【公開日】2015年7月2日
【審査請求日】2017年5月10日
(31)【優先権主張番号】10-2013-0160438
(32)【優先日】2013年12月20日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】591251636
【氏名又は名称】現代自動車株式会社
【氏名又は名称原語表記】HYUNDAI MOTOR COMPANY
(73)【特許権者】
【識別番号】500518050
【氏名又は名称】起亞自動車株式会社
【氏名又は名称原語表記】KIA MOTORS CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】特許業務法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】李 必 基
(72)【発明者】
【氏名】呉 在 勳
(72)【発明者】
【氏名】朴 宰 ソク
【審査官】
小林 勝広
(56)【参考文献】
【文献】
特表2004−534177(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2009/0308335(US,A1)
【文献】
特開2013−177843(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F01P 7/14−7/16
F16K 3/32、5/00−5/22、11/00−11/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
中空のパイプからなり、その中心部空間に供給される冷却水を外部の各冷却要素に排出する冷却水ホールが形成されるバルブと、
前記バルブの外周面がその内周面に密着するように前記バルブと接合され、前記冷却水ホールと対応する位置に冷却水排出口が形成されるバルブハウジングと、
前記バルブを回転させて、前記冷却水ホールが前記冷却水排出口にそれぞれ連通するか、前記冷却水ホールが前記バルブハウジングの内周面に密着して閉鎖されるようにする駆動部と、
を含み、
前記バルブと対応するパイプ構造で、前記バルブハウジングと前記バルブとの間に介在し、前記バルブハウジングに固定され、前記バルブの中心部から前記冷却水排出口に冷却水が通じる通路が形成されるインサートを含み、
前記バルブハウジングの内周面には、前記インサート側に突出して前記インサートを固定する突起が形成されることを特徴とするマルチ流量制御バルブを有するエンジン。
【請求項2】
前記冷却水ホールは、
エンジンをバイパスする冷却水ラインと連結するエンジンバイパス用ホールと、
シリンダーブロックの冷却水ラインと連結するシリンダーブロック用ホールと、
ヒーターの冷却水ラインと連結するヒーター用ホールと、
変速機のオイルをヒーティングさせる冷却水ラインと連結する変速機オイル用ホールと、
ラジエータの冷却水ラインと連結するラジエータ用ホールと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載のマルチ流量制御バルブを有するエンジン。
【請求項3】
前記冷却水ホールは、それぞれ前記バルブの回転方向に設定された領域に形成されることを特徴とする請求項1に記載のマルチ流量制御バルブを有するエンジン。
【請求項4】
前記エンジンバイパス用ホール、前記シリンダーブロック用ホール、前記ヒーター用ホール、前記変速機オイル用ホール、および前記ラジエータ用ホールは、前記バルブの長さ方向に設定された間隔をおいて設定された順に配列されることを特徴とする請求項2に記載のマルチ流量制御バルブを有するエンジン。
【請求項5】
前記エンジンバイパス用ホール、前記シリンダーブロック用ホール、前記ヒーター用ホール、前記変速機オイル用ホール、および前記ラジエータ用ホールは、それぞれ前記バルブの回転方向に設定された角度領域を有して形成されることを特徴とする請求項2に記載のマルチ流量制御バルブを有するエンジン。
【請求項6】
前記バルブは、モータにより回転することを特徴とする請求項2に記載のマルチ流量制御バルブを有するエンジン。
【請求項7】
前記冷却水排出口は、
前記エンジンバイパス用ホールと対応するエンジンバイパス用排出口と、
前記シリンダーブロック用ホールと対応するシリンダーブロック用排出口と、
前記ヒーター用ホールと対応するヒーター用排出口と、
前記変速機オイル用ホールと対応する変速機オイル用排出口と、
前記ラジエータ用ホールと対応するラジエータ用排出口と、
を含むことを特徴とする請求項2に記載のマルチ流量制御バルブを有するエンジン。
【請求項8】
前記シリンダーブロック用排出口は、左側シリンダーブロックに対応する左側シリンダーブロック用排出口と、右側シリンダーブロックに対応する右側シリンダーブロック用排出口とを含むことを特徴とする請求項7に記載のマルチ流量制御バルブを有するエンジン。
【請求項9】
前記バルブハウジングの内周面には、前記冷却水ホールと対応して前記バルブの外周面と前記バルブハウジングの内周面との間に設定されたギャップを有する拡大空間が形成され、前記拡大空間は、前記冷却水排出口と連通することを特徴とする請求項1に記載のマルチ流量制御バルブを有するエンジン。
【請求項10】
前記インサートの外周面と前記バルブハウジングの内周面との間に設定されたギャップを有する拡大空間が形成され、前記拡大空間は、前記冷却水排出口と連通することを特徴とする請求項1に記載のマルチ流量制御バルブを有するエンジン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチ流量制御バルブを有するエンジンに係り、より詳しくは、シリンダーブロック、シリンダーヘッド、ヒーター、変速機、およびラジエータなどに供給される冷却水をそれぞれ統合的に制御することで、エンジンの冷却効率を極大化し、エンジンの燃焼効率を向上させるマルチ流量制御バルブを有するエンジンに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、エンジンの冷却水を制御するために、マルチ流量制御バルブが導入されている。このようなマルチ流量制御バルブは、供給される冷却水をバイパスライン、変速機オイルウォーマー、ラジエータ、シリンダーブロック、およびヒーターなどに分配し、運転状態によって各冷却要素に供給される冷却水をそれぞれ制御することで、全体的な冷却効率を向上させ、燃料消費を減らすことができる。
図1は、従来のマルチ流量制御バルブの概略的な構成図である。
【0003】
図1に示す通り、制御バルブは、吸入する冷却水をラジエータ130、ヒーター110、およびバイパスライン120にそれぞれ供給し、ラジエータ130、ヒーター110、およびバイパスライン120に供給される冷却水をそれぞれ制御して全体的な冷却効率を向上させる。
一方、V型エンジンで右側シリンダーブロックと左側シリンダーブロックに供給される冷却水をそれぞれ制御するための研究が進行しており、シリンダーブロックとシリンダーヘッドを分離して冷却し、各冷却要素に供給される冷却水をそれぞれ制御するための研究が進められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−222252号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が目的とするところは、V型エンジンで右側シリンダーブロックと左側シリンダーブロックに供給される冷却水をそれぞれ制御し、シリンダーブロックとシリンダーヘッドを分離して冷却することで、全体的な冷却効率を向上させ、エンジンの燃料消費を減らすマルチ流量制御バルブを有するエンジンを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、中空のパイプからなり、その中心部空間に供給される冷却水を外部の各冷却要素に排出する冷却水ホールが形成されるバルブと、
前記バルブの外周面がその内周面に密着するように前記バルブと接合され、前記冷却水ホールと対応する位置に冷却水排出口が形成されるバルブハウジングと、
前記バルブを回転させて、前記冷却水ホールが前記冷却水排出口にそれぞれ連通するか、前記冷却水ホールが前記バルブハウジングの内周面に密着して閉鎖されるようにする駆動部と、
を含み、
前記バルブと対応するパイプ構造で、前記バルブハウジングと前記バルブとの間に介在し、前記バルブハウジングに固定され、前記バルブの中心部から前記冷却水排出口に冷却水が通じる通路が形成されるインサートを含み、
前記バルブハウジングの内周面には、前記インサート側に突出して前記インサートを固定する突起が形成されることを特徴とする。
【0007】
前記冷却水ホールは、
エンジンをバイパスする冷却水ラインと連結するエンジンバイパス用ホールと、
シリンダーブロックの冷却水ラインと連結するシリンダーブロック用ホールと、
ヒーターの冷却水ラインと連結するヒーター用ホールと、
変速機のオイルをヒーティングさせる冷却水ラインと連結する変速機オイル用ホールと、
ラジエータの冷却水ラインと連結するラジエータ用ホールと、
を含むことを特徴とする。
【0008】
前記冷却水ホールは、それぞれ前記バルブの回転方向に設定された領域に形成されることを特徴とする。
【0009】
前記エンジンバイパス用ホール、前記シリンダーブロック用ホール、前記ヒーター用ホール、前記変速機オイル用ホール、および前記ラジエータ用ホールは、前記バルブの長さ方向に設定された間隔をおいて設定された順に配列されることを特徴とする。
【0010】
前記エンジンバイパス用ホール、前記シリンダーブロック用ホール、前記ヒーター用ホール、前記変速機オイル用ホール、および前記ラジエータ用ホールは、それぞれ前記バルブの回転方向に設定された角度領域を有して形成されることを特徴とする。
【0011】
前記バルブは、モータにより回転することを特徴とする。
【0012】
前記冷却水排出口は、
前記エンジンバイペス用ホールと対応するエンジンバイパス用排出口と、
前記シリンダーブロック用ホールと対応するシリンダーブロック用排出口と、
前記ヒーター用ホールと対応するヒーター用排出口と、
前記変速機オイル用ホールと対応する変速機オイル用排出口と、
前記ラジエータ用ホールと対応するラジエータ用排出口と、
を含むことを特徴とする。
【0013】
前記シリンダーブロック用排出口は、左側シリンダーブロックに対応する左側シリンダーブロック用排出口と、右側シリンダーブロックに対応する右側シリンダーブロック用排出口とを含むことを特徴とする。
【0014】
前記バルブハウジングの内周面には、前記冷却水ホールと対応して前記バルブの外周面と前記バルブハウジングの内周面との間に設定されたギャップを有する拡大空間が形成され、前記拡大空間は、前記冷却水排出口と連通することを特徴とする。
【0017】
前記インサートの外周面と前記バルブハウジングの内周面との間に設定されたギャップを有する拡大空間が形成され、前記拡大空間は、前記冷却水排出口と連通することを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、パイプ構造を有するバルブの回転位置によって前記バルブに形成された冷却水ホールを通じてエンジン、ラジエータ、シリンダーブロック、ヒーター、および変速機オイルなどに供給される冷却水をそれぞれ制御して、エンジンの全体的な冷却効率を向上させ、燃料消耗を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】従来のマルチ流量制御バルブの概略的な構成図である。
【
図2】本発明の実施例に係るマルチ流量制御バルブを有するエンジンの概略的な構成図である。
【
図3】本発明の実施例に係るマルチ流量制御バルブの一部斜視図である。
【
図4】本発明の第1実施例に係るマルチ流量制御バルブの概略的な断面図である。
【
図5】本発明の第2実施例に係るマルチ流量制御バルブの概略的な断面図である。
【
図6】本発明の第3実施例に係るマルチ流量制御バルブの概略的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の好ましい実施例を添付の図面に基づいて詳しく説明する。
図2は、本発明の実施例に係るマルチ流量制御バルブを有するエンジンの概略的な構成図である。
図2に示す通り、エンジン200は、右側に配置される右側シリンダーブロック210、左側に配置される左側シリンダーブロック220、右側シリンダーブロック210上に配置される右側シリンダーヘッド212、および左側シリンダーブロック220上に配置される左側シリンダーヘッド222を含む。
エンジンは、V型タイプで、右側シリンダーブロック210と左側シリンダーブロック220は、冷却水がそれぞれ循環して冷却水の混合が防止され、全体的なエンジンの冷却効率を向上させる。
【0021】
また、右側シリンダーブロック210と左側シリンダーブロック220には冷却水が選択的に循環し、右側シリンダーヘッド212と左側シリンダーヘッド222には冷却水が常時循環してもよい。
図3は、本発明の実施例に係るマルチ流量制御バルブの一部斜視図である。
図3に示す通り、マルチ流量制御バルブ100は、モータ300、シャフト310、およびバルブ320を含み、モータ300とシャフト310との間には、モータ300の回転速度を減速し、トルクを増加させるギヤボックス(図示せず)がさらに具備されてもよい。
制御バルブ100は、円筒状パイプ構造で、一側に冷却水が流入し、その内部空間から外側に冷却水が流れる冷却水ホールが形成される。
【0022】
冷却水ホールは、エンジンバイパス用ホール330、シリンダーブロック用ホール340、ヒーター用ホール350、変速機オイル用ホール360、およびラジエータ用ホール370を含む。
エンジンバイパス用ホール330、シリンダーブロック用ホール340、ヒーター用ホール350、変速機オイル用ホール360、およびラジエータ用ホール370は、それぞれバルブ320の回転方向に設定された領域に形成され、エンジンバイパス用ホール330、シリンダーブロック用ホール340、ヒーター用ホール350、変速機オイル用ホール360、およびラジエータ用ホール370は、バルブ320の長さ方向に順次に形成され、その配置順序は変更されてもよい。
【0023】
また、バルブ320は、その長さ方向中心軸を基準として回転する構造で、中心軸上に配置されるシャフト310を通じてモータ300から回転力を伝達されて回転する構造を有する。
バルブ320の回転位置により、エンジンバイパス用ホール330を通じてエンジンをバイパスする冷却水が制御され、シリンダーブロック用ホール340を通じて左側シリンダーブロック220と右側シリンダーブロック210に供給される冷却水が制御され、ヒーター用ホール350を通じてヒーターに供給される冷却水が制御され、変速機オイル用ホール360を通じて変速機オイルウォーマー(ATF warmer)に供給される冷却水が制御され、ラジエータ用ホール370を通じてラジエータに供給される冷却水が制御される。
【0024】
バルブ320の一側に流入した冷却水は、エンジンバイパス用ホール330、シリンダーブロック用ホール340、ヒーター用ホール350、変速機オイル用ホール360、およびラジエータ用ホール370を通じてそれぞれ循環し、バルブ320の他側を通じて右側シリンダーヘッド212と左側シリンダーヘッド222に冷却水が常時供給される。
【0025】
図4は、本発明の第1実施例に係るマルチ流量制御バルブの概略的な断面図である。
図4に示す通り、マルチ流量制御バルブは、バルブハウジング400を含み、バルブハウジング400の内周面とバルブ320の外周面とは密着し、バルブ320は、バルブハウジング400中でスライディングして回転する。
バルブハウジング400には、バルブ320に形成されたエンジンバイパス用ホール330およびラジエータ用ホール370と対応して、両側にエンジンバイパス用排出口410とラジエータ用排出口420がそれぞれ形成される。
本発明の実施例において、エンジンバイパス用排出口410とラジエータ用排出口420が形成された角度位置は変更してもよい。
【0026】
図5は、本発明の第2実施例に係るマルチ流量制御バルブの概略的な断面図である。
図5に示す通り、バルブ320にはシリンダーブロック用ホール340が形成され、シリンダーブロック用ホール340は左側シリンダーブロック用ホール(図示せず)と右側シリンダーブロック用ホール(図示せず)とを含み、バルブハウジング400には、左側シリンダーブロック用ホールと対応して左側シリンダーブロック220に冷却水を排出する左側シリンダーブロック用排出口510、および
右側シリンダーブロック用ホールと対応して右側シリンダーブロック210に冷却水を排出する右側シリンダーブロック用排出口520が形成される。
【0027】
そして、バルブハウジング400の内周面でバルブ320の外周面とバルブハウジング400の内周面との間には、一定のギャップを有する拡大空間500が形成され、拡大空間500は、左側シリンダーブロック用排出口510および右側シリンダーブロック用排出口520と連結される。
そこで、拡大空間500を通じてバルブ320のシリンダーブロック用ホール340を通じて流れる冷却水が左側シリンダーブロック用排出口510または右側シリンダーブロック用排出口520に効率的に伝達される。
【0028】
図6は、本発明の第3実施例に係るマルチ流量制御バルブの概略的な断面図である。
図6に示す通り、バルブハウジング400には、変速機オイル用排出口610とヒーター用排出口600が両側に形成される。
バルブハウジング400の内周面には、パイプ状のインサート630が挿入され、バルブハウジング400には、内周面には中心部方向に突起620が突出して形成される。
そして、突起620によりバルブハウジング400の内周面にパイプ状のインサート630が固定される。即ち、インサート630は、バルブ320とバルブハウジング400との間に介在する構造を有する。
【0029】
また、インサート630中にバルブ320が回転可能に配置され、インサート630の内周面とバルブ320の外周面がスライディングするように密着し、モータのような駆動部(図示せず)は、バルブ320を回転させるように配置される。
図示の通り、バルブ320には、冷却水が流れる冷却水ホールが形成され、インサート630には、冷却水ホールに対応する通路632が形成される。
そして、バルブハウジング400の内周面とインサート630の外周面との間には、突起620を除いた領域に拡大空間500が形成され、拡大空間500は、変速機オイル用排出口610とヒーター用排出口600と連結して全体的な冷却水の流れを円滑にする。
【0030】
以上、本発明に関する好ましい実施形態を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の属する技術分野を逸脱しない範囲での全ての変更が含まれる。
【符号の説明】
【0031】
100:制御バルブ
200:エンジン
210:右側シリンダーブロック
220:左側シリンダーブロック
212:右側シリンダーヘッド
222:左側シリンダーヘッド
300:モータ
310:シャフト
320:バルブ
330:エンジンバイパス用ホール
340:シリンダーブロック用ホール
350:ヒーター用ホール
360:変速機オイル用ホール
370:ラジエータ用ホール
400:バルブハウジング
410:エンジンバイパス用排出口
420:ラジエータ用排出口
500:拡大空間
510:左側シリンダーブロック用排出口
520:右側シリンダーブロック用排出口
600:ヒーター用排出口
610:変速機オイル用排出口
630:インサート
632:通路