(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記コントローラと通信する少なくとも1つの記憶媒体を更に含み、前記記憶媒体は、前記照明構成データを保存し、前記LEDの前記特定の照明実装への統合に応じて前記照明構成データを送信する、請求項1に記載の適合可能なLEDベース照明ユニット。
前記コントローラは、前記特定の照明実装を示す照明実装データの受信に応じて、前記記憶媒体に前記照明構成データをリクエストする、請求項2に記載の適合可能なLEDベース照明ユニット。
前記照明構成データを受信して前記照明構成データを前記コントローラに送信するRFIDリーダーをさらに備える、請求項1に記載の適合可能なLEDベース照明ユニット。
前記照明実装データは、特定の照明器具、照明器具タイプ、照明器具形状、及び特定の照明効果のうちの少なくとも1つを含む、請求項7に記載の適合可能なLEDベース照明システム。
前記コントローラは、前記所定の照明構成を達成するために、前記LEDの個別のLEDグループの光出力特性を個別に調整する、請求項7に記載の適合可能なLEDベース照明システム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
[0004]したがって、当該技術分野には、複数の照明効果を適合的に達成可能であり、オプションで従来のアプローチの1つ以上の欠点を克服可能な照明ユニットを提供することへのニーズが存在する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
[0005]本開示は複数の照明効果を適合的に達成可能な照明ユニットのための発明的方法及び装置を対象とする。例えば、少なくとも1つの適合可能な光出力特性を有する光出力を生成する複数のLEDが提供され、当該複数のLEDに電気的に結合されるコントローラによって制御され得る。コントローラは特定の照明実装(インプリメンテーション)に固有な受信照明構成データに従って少なくとも1つの適合可能な光出力特性を制御し得る。
【0006】
[0006]一般的に、本発明は一側面において、少なくとも1つの適合可能な光出力特性を有する光出力を生成する複数のLEDと、複数のLEDに電気的に結合され、受信された照明構成データに従って少なくとも1つの適合可能な光出力特性を制御するコントローラとを含む適合可能なLEDベース照明ユニットに関連する。照明構成データは、所定の照明構成データのセットから選択され、LEDの特定の照明実装への統合に応じて受信され、特定の照明実装に固有である。
【0007】
[0007]一部の実施形態では、照明ユニットはコントローラと通信する少なくとも1つの記憶媒体を更に含み、記憶媒体は照明構成データを保存し、LEDの特定の照明実装への統合に応じて照明構成データを送信する。これらの実施形態の一部のバージョンでは、コントローラは、特定の照明実装を示す照明実装データの受信に応じて、記憶媒体に照明構成データをリクエストする。照明実装データ及び照明構成データは、任意で、記憶媒体のルックアップテーブルにおいて互いに関連付けられ得る。照明実装データは、任意で、特定の照明器具、照明器具タイプ、照明器具形状、及び特定の照明効果のうちの少なくとも1つを含み得る。照明ユニットは、任意で、照明実装データを受信して照明実装データをコントローラに送信するRFIDリーダーを更に含み得る。
【0008】
[0008]一部の実施形態では、照明ユニットは、照明構成データを受信して照明構成データをコントローラに送信するRFIDリーダーを更に含む。
【0009】
[0009]照明ユニットの一部の実施形態では、少なくとも1つの適合可能な光出力特性は、動的光出力特性である。
【0010】
[0010]照明ユニットの一部の実施形態では、少なくとも1つの適合可能な光出力特性は、照明構成データに従って制御される調光である。
【0011】
[0011]一般的に、他の側面では、本発明は、少なくとも選択的に所定の照明構成データを送信する照明構成送信機と、複数のLEDを有するLEDベース照明ユニットと、複数のLEDに電気的に結合されるコントローラとを含む適合可能なLEDベース照明システムに関連する。コントローラは、LEDの少なくとも1つの光出力特性を調整して複数の所定の照明構成のうちのある所定の照明構成を達成し、当該所定の照明構成は受信された照明構成データに関連付けられる。照明構成データは、LEDの特定の照明実装への統合に応じて受信される。
【0012】
[0012]照明システムの一部の実施形態では、コントローラは、特定の照明実装を示す照明実装データの受信に応じて照明構成データをリクエストする。これらの実施形態の一部のバージョンでは、照明実装データ及び照明構成データは、ルックアップテーブルにおいて互いに関連付けられる。照明実装データは、任意で、特定の照明器具、照明器具タイプ、照明器具形状、及び特定の照明効果のうちの少なくとも1つを含み得る。照明構成送信機は、任意で、記憶媒体又はRFIDタグであり得る。
【0013】
[0013]照明システムの一部の実施形態では、所定の照明構成データは、一次所望照明構成データと二次デフォルト照明構成データとを含む。
【0014】
[0014]照明システムの一部の実施形態では、コントローラは、所定の照明構成を達成するために、LEDの個別のLEDグループの光出力特性を個別に調整する。
【0015】
[0015]一般的に、他の側面では、LEDベース照明ユニットを特定の照明実装に適合させる方法であって、特定の照明実装を示す照明実装データのために監視するステップと、照明実装データに対応する所定の照明構成データをリクエストするステップと、所定の照明構成データを受信するステップと、受信された照明構成データに関連付けられた所定の照明構成を達成するために、LEDベース照明ユニットのLEDの少なくとも1つの光出力特性を調整するステップとを含む、方法が提供される。
【0016】
[0016]一部の実施形態では、照明実装データは、特定の照明器具、照明器具タイプ、照明器具形状、及び特定の照明効果のうちの少なくとも1つを含む。
【0017】
[0017]本開示の目的で本明細書において使用される場合、「LED」との用語は、任意のエレクトロルミネセンスダイオード、又は、電気信号に呼応して放射を発生できる、その他のタイプのキャリア注入/接合ベースシステム(carrier injection/junction−based system)を含むものと理解すべきである。したがって、LEDとの用語は、次に限定されないが、電流に呼応して発光する様々な半導体ベースの構造体、発光ポリマー、有機発光ダイオード(OLED)、エレクトロルミネセンスストリップ等を含む。特に、LEDとの用語は、赤外スペクトル、紫外スペクトル、及び(通常、約適合可能な照明ユニット400ナノメートルから約700ナノメートルまでの放射波長を含む)可視スペクトルの様々な部分のうちの1つ又は複数における放射を発生させることができるすべてのタイプの発光ダイオード(半導体及び有機発光ダイオードを含む)を指す。LEDの幾つかの例としては、次に限定されないが、様々なタイプの赤外線LED、紫外線LED、赤色LED、青色LED、緑色LED、黄色LED、アンバー色LED、橙色LED、及び白色LED(以下に詳しく述べる)がある。また、LEDは、所与のスペクトルに対して様々な帯域幅(例えば半波高全幅値(FWHM:full widths at half maximum))、及び所与の一般的な色分類内で様々な支配的波長を有する放射(例えば狭帯域幅、広帯域幅)を発生させるように構成及び/又は制御することができることを理解すべきである。
【0018】
[0018]例えば本質的に白色光を生成するLED(例えば白色LED)の一実施態様は、それぞれ、組み合わされることで混合して本質的に白色光を形成する様々なスペクトルのエレクトロルミネセンスを放射する複数のダイを含む。別の実施態様では、白色光LEDは、第1のスペクトルを有するエレクトロルミネセンスを異なる第2のスペクトルに変換する蛍光体材料に関連付けられる。この実施態様の一例では、比較的短波長で狭帯域幅スペクトルを有するエレクトロルミネセンスが、蛍光体材料を「ポンピング(pumps)」して、当該蛍光体材料は、いくぶん広いスペクトルを有する長波長放射を放射する。
【0019】
[0019]また、LEDとの用語は、LEDの物理的及び/又は電気的なパッケージタイプを限定しないことを理解すべきである。例えば、上述した通り、LEDは、(例えば個々に制御可能であるか又は制御不能である)異なるスペクトルの放射をそれぞれ放射する複数のダイを有する単一の発光デバイスを指すこともある。また、LEDは、LED(例えばあるタイプの白色LED)の一体部分と見なされる蛍光体に関連付けられることもある。一般に、LEDとの用語は、パッケージLED、非パッケージLED、表面実装LED、チップ・オン・ボードLED、TパッケージマウントLED、ラジアルパッケージLED、パワーパッケージLED、何らかのタイプのケーシング及び/又は光学的要素(例えば拡散レンズ)を含むLED等を指す。
【0020】
[0020]「光源」との用語は、次に限定されないが、LEDベース光源(上記に定義した1つ以上のLEDを含む)、白熱光源(例えばフィラメント電灯、ハロゲン電灯)、蛍光光源、りん光性光源、高輝度放電光源(例えばナトリウム蒸気ランプ、水銀蒸気ランプ及びメタルハライドランプ)、レーザー、その他のタイプのエレクトロルミネセンス源を含む、様々な放射源のうちの任意の1つ以上を指すと理解すべきである。
【0021】
[0021]所与の光源は、可視スペクトル内、可視スペクトル外、又は両者の組合せでの電磁放射を発生する。したがって、「光」及び「放射」との用語は、本明細書では同義で使用される。更に、光源は、一体構成要素として、1つ以上のフィルタ(例えばカラーフィルタ)、レンズ、又はその他の光学的構成要素を含んでもよい。また、光源は、次に限定されないが、指示、表示、及び/又は照明を含む様々な用途に対し構成されることを理解すべきである。「照明源」とは、内部空間又は外部空間を効果的に照射するのに十分な強度を有する放射を発生するように特に構成された光源である。このコンテキストにおいて、「十分な強度」とは、周囲照明(すなわち、間接的に知覚され、また、例えば、全体的に又は部分的に知覚される前に1つ以上の様々な介在面から反射される光)を提供するために空間又は環境において発生される可視スペクトルにおける十分な放射強度(放射強度又は「光束」に関して、全方向における光源からの全光出力を表すために、単位「ルーメン」がよく使用される)を指す。
【0022】
[0022]「スペクトル」との用語は、1つ以上の光源によって生成された放射の任意の1つ以上の周波数(又は波長)を指すものと理解すべきである。したがって、「スペクトル」との用語は、可視範囲内の周波数(又は波長)のみならず、赤外線、紫外線、及び電磁スペクトル全体の他の領域の周波数(又は波長)も指す。更に、所与のスペクトルは、比較的狭い帯域幅(例えば、FWHMは、基本的に、周波数又は波長成分をほとんど有さない)、又は、比較的広い帯域幅(様々な相対強度を有する幾つかの周波数又は波長成分)を有してよい。当然のことながら、所与のスペクトルは、2つ以上の他のスペクトルを混合(例えば、複数の光源からそれぞれ放射された放射を混合)した結果であってよい。
【0023】
[0023]本開示の目的で、「色」との用語は、「スペクトル」との用語と同義に使用される。しかし、「色」との用語は、通常、観察者によって知覚可能である放射の特性を主に指すために使用される(ただし、この使用は、当該用語の範囲を限定することを意図していない)。したがって、「様々な色」との用語は、様々な波長成分及び/又は帯域幅を有する複数のスペクトルを暗に指す。更に、当然のことながら、「色」との用語は、白色光及び非白色光の両方との関連で使用されてもよい。
【0024】
[0024]「色温度」との用語は、本明細書では、通常、白色光に関連して使用されるが、その使用は、当該用語の範囲を限定することを意図していない。色温度は、基本的に、白色光の特定の色内容又は陰(例えば、赤みを帯びた、青みを帯びた)を指す。所与の放射サンプルの色温度は、慣習的に、対象の放射サンプルと同じスペクトルを基本的に放射する黒体放射体のケルビン度数(K)の温度に応じて特徴付けられている。黒体放射体の色温度は、通常、約700度K(通常、人間の目に最初に可視となると考えられている)から10,000度K超の範囲内であり、白色光は、通常、約1500〜2000度Kより高い色温度において知覚される。
【0025】
[0025]「照明器具」との用語は、本明細書では、特定のフォームファクタ、アセンブリ又はパッケージの1つ以上の照明ユニットの実施態様又は配置を指すために使用される。「照明ユニット」との用語は、本明細書では、同じ又は異なるタイプの1つ以上の光源を含む装置を指して使用される。所与の照明ユニットは、様々な光源の取付け配置、筐体/ハウジング配置及び形状、並びに/又は、電気及び機械的接続構成の何れか1つを有してもよい。更に、所与の照明ユニットは、光源の動作に関連する様々な他の構成要素(例えば制御回路)に任意選択的に関連付けられてもよい(例えば含む、結合される、及び/又は一緒にパッケージされる)。「LEDベース照明ユニット」とは、上記した1つ以上のLEDベースの光源を、単独で又はその他の非LEDベースの光源との組合せで含む照明ユニットを指す。「マルチチャネル」照明ユニットとは、それぞれ異なる放射スペクトルを発生する少なくとも2つの光源を含むLEDベース又は非LEDベース照明ユニットを指すものであり、各異なる光源スペクトルは、マルチチャネル照明ユニットの「チャネル」と呼ばれる。
【0026】
[0026]「コントローラ」という用語は、本明細書では概して1つ又は複数の光源の動作に関係する様々な機器を表現するために使われる。コントローラは、本明細書で論じられる様々な機能を実行するために多数の方法で実装され得る(例えば専用ハードウェアによってなど)。「プロセッサ」は、本明細書で論じられる様々な機能を実行するためにソフトウェア(例えばマイクロコード)を使用してプログラムされ得る1つ又は複数のマイクロプロセッサを用いるコントローラの一例である。コントローラは、プロセッサを使って又は使わずに実装されてもよく、何らかの機能を実行するための専用ハードウェアと他の機能を実行するためのプロセッサとの組合せ(例えば1つ又は複数のプログラムされたマイクロプロセッサと関連する回路)としても実装され得る。本開示の様々な実施形態で使用され得るコントローラ部品の例は、これだけに限定されないが、従来のマイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC:application specific integrated circuit)、及び書替え可能ゲートアレイ(FPGA:field−programmable gate array)を含む。
【0027】
[0027]様々な実装形態において、プロセッサ又はコントローラは、1つ又は複数の記憶媒体(本明細書では一般に「メモリ」と呼ばれる、例えばRAM、PROM、EPROMやEEPROM、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク、光学ディスク、磁気テープなどの揮発性及び不揮発性コンピュータメモリ)に関連しても良い。一部の実装形態では、1つ若しくは複数のプロセッサ及び/又はコントローラ上で実行されるとき、本明細書で論じられる機能の少なくとも一部を実行する1つ又は複数のプログラムによって記憶媒体が符号化されても良い。本明細書で論じられる本発明の様々な態様を実施するために、記憶媒体上に記憶された1つ又は複数のプログラムがプロセッサ又はコントローラ内にロードされ得るように、様々な記憶媒体がプロセッサ若しくはコントローラ内に固定されてもよく、又は可搬式とすることができる。「プログラム」又は「コンピュータプログラム」という用語は、本明細書では、1つ又は複数のプロセッサ又はコントローラをプログラムするために使用され得る任意の種類のコンピュータコード(例えばソフトウェアやマイクロコード)を指すために一般的な意味で使われる。
【0028】
[0028]本明細書で使用するとき、「ネットワーク」という用語は、ネットワークに結合される2台以上の任意の装置間及び/又は複数の装置間の(例えば装置制御、データ記憶、データ交換等のための)情報の搬送を助ける、2台以上の装置(コントローラやプロセッサを含む)の任意の相互接続を指す。容易に理解されるように、複数の装置を相互接続するのに適したネットワークの様々な実装形態は、多岐にわたるネットワークトポロジーの何れかを含むことができ、多岐にわたる通信プロトコルの何れを使用しても良い。更に、本開示による様々なネットワークでは、2台の装置間の任意の1つの接続が2つのシステム間の専用接続、又は非専用接続に相当し得る。2台の装置を対象とした情報を運ぶことに加え、かかる非専用接続は必ずしも2台の装置の何れも対象としない情報を運ぶこともある(例えばオープンネットワーク接続)。更に、本明細書で論じられる装置の様々なネットワークは、ネットワーク全体にわたる情報搬送を助ける1つ又は複数の無線、有線/ケーブル、及び/又は光ファイバリンクを用いても良いことが容易に理解されよう。
【0029】
[0029]本明細書において使用される場合、用語「ユーザーインターフェイス」は、ユーザーとデバイスとの間の通信を可能にする、人間のユーザー又はオペレーターと1つ以上のデバイスとの間のインターフェイスを指す。本開示の多様な実施形態において使用され得るユーザーインターフェイスの例は、限定はされないが、スイッチ、ポテンショメータ、ボタン、ダイヤル、スライダー、マウス、キーボード、キーパッド、多様なゲームコントローラ(例えば、ジョイスティック)、トラックボール、表示画面、多様なグラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)、タッチスクリーン、マイク、及び人間が生成する何らかの形態の刺激を受信し、それに応じて信号を生成し得る他の種類のセンサを含み得る。
【0030】
[0030]上記の概念及び以下でより詳細に論じられる更なる概念のあらゆる組合せが(かかる概念が互いに矛盾しないという条件で)、本明細書に開示される本発明の内容の一部として予期されることが理解されるべきである。とりわけ、本開示の最後に登場する特許請求の範囲に記載の内容のあらゆる組合せが、本明細書に開示される本発明の内容の一部として予期される。参照により援用される任意の開示でも登場する場合がある本明細書で明示的に用いられる専門用語には、本明細書で開示される特定の概念に最もふさわしい意味が与えられるべきことも理解されるべきである。
【発明を実施するための形態】
【0033】
[0046]現在、メーカーは、照明器具への実装のための多数の異なる照明ユニットを提供している。各照明ユニットはしばしば異なるフォームファクタを有し且つ/又は異なる種類の照明効果を生成する。照明ユニットはそれぞれ、オプションで、特定の照明器具及び/又は特定の使用用途のために最適化され得る。一部の顧客は提供される多様な照明ユニットの中から適切な照明ユニットを選択するのに苦労するおそれがある。したがって、出願人は、複数の照明効果を適合的に達成でき、オプションで従来の照明ユニットの1つ以上の欠点を克服し得る照明ユニットを提供することが有益であろうことを認識及び理解した。
【0034】
[0047]より一般的には、出願人は、複数の照明効果を適合的に達成可能なLEDベース照明ユニットに関連する様々な発明的方法及び装置を提供することが有益であろうことを認識及び理解した。
【0035】
[0048]上記に照らして、本発明の様々な実施形態及び実装形態は、適合可能なLEDベース照明ユニットを対象とする。
【0036】
[0049]
図1Aは、互いに及び/又は他の適合可能な照明ユニットモジュールとインターフェイス接続して所望の適合可能なモジュラ照明ユニットを形成し得る様々な適合可能な照明ユニットモジュールを示す。適合可能な照明ユニットモジュールは、凹部114を有する第1端拡散照明ユニットモジュール112、及び凹部118を有する第2端拡散照明ユニットモジュール116を含む。適合可能な照明ユニットモジュールは更に、線形延在中間拡散照明ユニットモジュール120、及びスポットライトユニットモジュール122を含む。拡散照明ユニットモジュール112、116、120はそれぞれ1つ以上の光源を含み、拡散性光出力を生成する。例えば、拡散照明ユニットモジュール112、116、120の1つ以上は、拡散光学素子(例えば、1つ以上のLEDの上に設けられる屈折且つ/又は反射光学素子)と組み合わせられた、及び/又は、拡散レンズ若しくはLEDの上に設けられる他の拡散材料によって覆われた複数のLEDを含んでもよい。スポットライトユニットモジュール122は、スポットタイプ光出力を生成する1つ以上の光源を含む。例えば、スポットライトユニットモジュール122は、大体に所望の方向にスポットタイプ光出力を向けるよう1つ以上のコリメート光学素子と組み合わせられた1つ以上のLEDを含んでもよい。照明ユニットモジュール112、116、120、及び122の1つ以上は、1つ以上の適合可能な光出力特性を有する。例えば、一部の実施形態では、照明ユニットモジュール112、116、120、及び122のそれぞれが、例えば本明細書に記載されるものの1つ以上等の複数の適合可能な光出力特性を有する。
【0037】
[0050]凹部114、118は概して角錐台の形状をしており、例えばスポットライト適合可能照明ユニットモジュール122等の他の適合可能な照明ユニットモジュールとインターフェイス接続し且つ/又はオプションで通信、電力、及び制御モジュール130等の他の照明器具要素とインターフェイス接続し得る。通信、電力、及び制御モジュール130は、適合可能な照明ユニットモジュール112、116、120、及び122の光源に給電するための1つ以上のドライバを含み得る。例えば、通信、電力、及び制御モジュール130は、適合可能な照明ユニットモジュール112、116、120、及び122のLEDに給電するためのLEDドライバを含んでもよい。通信、電力、及び制御モジュール130は更に、適合可能な照明ユニットモジュール112、116、120、及び122の給電を可能にするために、電源及び/又は外部電源のための接続を含んでもよい。例えば、電力線131が外部電源に結合され、適合可能な照明ユニットモジュール112、116、120の電力線113、117、及び/又は121と電気的に結合し、適合可能な照明ユニットモジュール112、116、120、及び122に電力を供給してもよい。
【0038】
[0051]通信、電力、及び制御モジュール130は更に、適合可能な照明ユニットモジュール112、116、120の1つ以上の光出力特性を調整するためのコントローラを含んでもよい。例えば、通信、電力、及び制御モジュール130は、適合可能な照明ユニットモジュール112、116、120の光出力特性を変更するようLEDドライバの出力パラメータを操作可能なLEDドライバと組み合わせて、コントローラを含んでもよい。
【0039】
[0052]通信、電力、及び制御モジュール130は更に、適合可能な照明ユニットモジュール112、116、120、及び122の1つ以上と通信するための及び/又は他の構成要素(例えば、照明実装データ及び/又は照明構成データを提供する他のデバイス)と通信するための送信機及び/又は受信機を含んでもよい。例えば、通信、電力、及び制御モジュール130は、照明実装データ及び/又は照明構成データを受信するための受信機を含み、かかるデータに従ってドライバの1つ以上のパラメータを調整してもよい。また例えば、通信、電力、及び制御モジュール130は、照明ユニットモジュール112、116、120、及び122等の1つ以上のパラメータを決定できるようかかるモジュールの1つ以上からデータを受信するための受信機を含み、オプションでかかるデータに従ってドライバの1つ以上のパラメータを調整してもよい。
【0040】
[0053]任意の送信機及び/又は受信機が、オプションで、1つ以上の通信媒体、通信技術、プロトコル、及び/又はプロセス間通信技術を使用し得る。例えば、通信媒体は任意の物理的媒体を含み、例えば、ツイストペア同軸ケーブル、光ファイバー、並びに/又は、例えば赤外線、マイクロ波、若しくは符号化可視光通信と照明器具ネットワーク内の通信の実施に適した任意の送信機、受信機、若しくは送受信機とを使用する無線リンクが含まれる。また、例えば、通信技術はデータ伝送用の任意の適切なプロトコルを含み、例えば、TCP/IP、イーサネット(登録商標)系、USB、Bluetooth(登録商標)、FireWire、Zigbee(登録商標)、DMX、Dali、802.11b、802.11a、802.11g、トークンリング、トークンバス、シリアルバス、商用電源の電力線ネットワーキング若しくは低圧電線、及び/又は任意の他の適切な無線若しくは有線プロトコルが含まれる。
【0041】
[0054]
図1Bは、第1のモジュラ適合可能照明ユニット100Aを形成するよう合体された
図1Aの適合可能な照明ユニットモジュールを示す。第1のモジュラ適合可能照明ユニット100Aの断面形状(紙面に垂直な断面)は実質的に円形状である。通信、電力、及び制御モジュール130が第1端拡散照明ユニットモジュール112の凹部114内に受容され、スポットライトユニットモジュール122が第2端拡散照明ユニットモジュール116によって受容されている。また、拡散照明ユニットモジュール112、116、120が互いに結合されている。任意で、ソケット及び/又は他のコネクタが使用され得る。また、電力線131、113、121、及び117が互いに電気的に結合され、更にスポットライトユニットモジュール122に電気的に結合されている。
【0042】
[0055]一部の実施形態では、照明ユニットモジュール112、116、120、及び122の1つ以上は、例えば本明細書に記載されるものの1つ以上等の1つ以上の適合可能な光出力特性を有し得る。このような光出力特性は、特定の照明実装に基づいて調整され得る。例えば、光出力特性は、第1のモジュラ適合可能照明ユニット100Aにおいてどの他の照明ユニットモジュールが使用されているかの決定に基づいて、通信、電力、及び制御モジュール130によって調整されてもよい。例えば、照明ユニットモジュール112、116、120、及び122のそれぞれの光出力強度は、照明ユニットモジュール112、116、120、及び122のそれぞれの光出力能力の分析に基づいて設定され且つ/又は動的に調整可能でもよい。また、例えば、(例えば熱及び/又はエネルギー制約のために)電力消費を目標レベル未満に維持するために、照明ユニットモジュール112、116、120、及び122のそれぞれに供給される電力が、照明ユニットモジュール112、116、120、及び122の全ての電力消費の分析に基づいて設定され且つ/又は動的に調整可能でもよい。また、例えば、適合可能照明ユニット100Aが特定の実装に取り付けられることを示す照明実装データが受信され、照明ユニットモジュール112、116、120、及び122のそれぞれの光出力強度、ビーム幅、色温度、及び/又は分布特性の1つ以上が、そのような特定の実装に対応する光出力を達成するために設定され且つ/又は動的に調整可能であり得る。
【0043】
[0056]
図1Cは、第2のモジュラ適合可能照明ユニット100Bを形成するよう合体された、
図1Aの適合可能な照明ユニットの一部と追加の拡散適合可能照明ユニットモジュール124とを示す。第2のモジュラ適合可能照明ユニット100Bの断面形状は実質的に円形状である。
図1Cにおいて、拡散照明ユニットモジュール124は第1端拡散照明ユニットモジュール112の凹部114によって受容されており、給電、通信、及び/又は制御はサイド接続101から受け取られる。一部の実施形態では、照明ユニットモジュール112、116、120、及び124の1つ以上は、例えば本明細書に記載されるものの1つ以上等の1つ以上の調整可能な光出力特性を有し得る。
【0044】
[0057]
図2Aは、概して全方向に向けられる第1の光出力(照明ユニット200から発散する矢印によって概略的に表される)を生成するパック形状適合可能照明ユニット200を示す。
図2Bは、概して上方向に向けられる第2の光出力(照明ユニット200から発散する矢印によって概略的に表される)を生成するパック形状適合可能照明ユニット200を示す。パック形状適合可能照明ユニット200は、上面212、下面214、及び周面216を有する外殻を含む。外殻は透明又は半透明であり、複数のLEDを包囲する。一部の実施形態では、LEDは、細かに制御されるコリメートビームを生成するLEDを含んでもよい。外部電源接続201が、パック形状適合可能照明ユニット200のLEDに給電してもよく、またオプションで、パック形状適合可能照明ユニット200のコントローラに照明構成データを供給してもよい。パック形状適合可能照明ユニット200の一部の実施形態では、全てのLEDをフルパワーで駆動することは望ましくない又は不可能な可能性がある。代わりに、(
図2Bに示されるように)LEDのサブレンジに電力が分配されてもよいし、且つ/又は、全てのLEDがより低い強度で駆動されてもよい。特定の光出力分布は、パック形状適合可能照明ユニットが特定の照明実装と合体することに応じて受信される所定の照明構成データに従って生成されてもよい。
【0045】
[0058]
図3Aは、ラジアル方向周囲360°に概して向けられる第1の光出力(照明ユニット300から発散する矢印によって概略的に表される)を生成する楕円形状適合可能照明ユニット300を示す。
図3Bは、ラジアル方向(2つの約60°の間隔を空けて)周囲約240°に概して向けられる第2の光出力(照明ユニット300から発散する矢印によって概略的に表される)を生成する楕円形状適合可能照明ユニット300を示す。
【0046】
[0059]楕円形状適合可能照明ユニット300は、ラジアル発光面316を有する外殻を含む。少なくとも外殻の周囲は透明又は半透明であり、複数のLEDを包囲する。一部の実施形態では、LEDは細かに制御されるコリメートビームを生成するLEDを含んでもよい。外部電源接続301が楕円形状適合可能照明ユニット300のLEDに給電してもよく、またオプションで、楕円形状適合可能照明ユニット300のコントローラに照明構成データを供給してもよい。楕円形状適合可能照明ユニット300の一部の実施形態では、LEDからの光出力を方向制御することが望ましい可能性がある。例えば、
図3Bに示されるように、LEDの一部のみが点灯されて、部分的にラジアルに配置された光出力だけを供給してもよい。
【0047】
[0060]一部の実施形態では、照明の方向性は、オプションで受信照明構成データと共に供給される方向性データ通信によって制御されてもよい(例えば、電源接続301を介して又は受信照明構成データと組み合わせて供給される)。例えば、一部の実施形態では、照明の方向性は2バイトによって制御され得る。例えば、一部の実施形態では、
図3Aの第1の光出力は、「11111111 11111111」の方向性データ通信に応じて生成されてもよく、
図3Bの第2の光出力は、「00011111 11110000」の方向性データ通信に応じて生成されてもよい。他の光出力が他の方向性データ通信に応じて生成されてもよい。実装される特定の光出力は、楕円形状適合可能照明ユニット300の特定の実装への組み込みに応じて受信される所定の照明データに対応してもよい。
【0048】
[0061]
図4A及び
図4Bは、ポール401の上に取り付けられ、ランプシェード403によって包囲される(そしてアップ照明402及びダウン照明404を有さない)適合可能な照明ユニット400を備える照明器具を示す。適合可能な照明ユニット400は、区分化された照明効果を作成できる。例えば、
図4Aにおいて、照明ユニット400はアップ照明402及びダウン照明404を含む第1の光出力を生成している。また例えば、
図4Bでは、適合可能な照明ユニット400はシェード403にシェード照明406が向けられた第2の光出力を生成している。更なる及び/又は他の区分化された照明効果が任意で適合可能な照明ユニット400によって達成可能でもよい。
【0049】
[0062]一部の実施形態では、照明ユニット400の光出力の区分化された出力、強度、及び/又は他の特性は、受信照明構成データに基づいて調整され得る。例えば、一部の実施形態では、照明器具の意図された照明実装(例えば、読書用、単に雰囲気照明用、及び/又はアップ照明用)を示す照明実装データを照明ユニット400のRFIDリーダーに供給可能なRFIDタグがシェード403上に取り付けられてもよい。この場合、適合可能な照明ユニット400は意図された照明実装に対応する照明構成データを(例えばローカルメモリから)取得して、それに従って適合可能な照明ユニット400の光出力特性を調整してもよい。例えば、意図された照明実装が単に雰囲気照明及びアップ照明用の場合、照明構成データを使用して、シェード照明406のみを供給、アップ照明402のみを供給、及びシェード照明406とアップ照明402との組み合わせを供給ということを繰り返すよう構成されるように適合可能な照明ユニット400を調整してもよい。
【0050】
[0063]
図5Aは、複数の発光層540A−Gを有する複層適合可能照明ユニットモジュール540を備える他のモジュラ適合可能照明ユニット500の垂直断面図を示す。
図5Aにおいて、複層適合可能照明ユニットモジュール540の凹部514内に拡散照明ユニットモジュール524が受容され、給電、通信、及び任意で制御はサイド接続501から受け取られる。スポットライトユニットモジュール522が端部拡散照明ユニットモジュール516の凹部518内に受容されている。また、拡散照明ユニットモジュール516、522、524、及び540は互いに結合されている。また、電力線501、517、及び542は互いに電気的に結合され、更にスポットライトユニットモジュール522及び拡散照明ユニットモジュール524に電気的に結合されている。
【0051】
[0064]発光層540A−Gは、階段状の配置で互いの上に積層されている。発光層540A−Gは、複層適合可能照明ユニットモジュール540内の同心円状の凹部549を包囲する。凹部514内の発光層540A−Gの内側には、複数のLED541A−Gが配置されており、各発光層540A−Gに向けられた光出力を生成する。一部の実施形態では、各発光層540A−Gと関連付けられたLED541A−Gは個別に制御可能であり、各発光層540A−Gからの光出力が個別に制御可能であってもよい。一部の実施形態では、単層540A−Gに向けられた1つ以上のLED541A−Gのグループが個別に制御されてもよい。例えば、
図5Aに示されるように、単一のLED541Fのみが点灯されて発光層540Fのセグメントのみを照明し、コリメートビーム503Fを生成してもよい。
【0052】
[0065]
図5B及び
図5Cを参照して、発光層540Aの水平断面図、及び発光層540Aの垂直断面図が示されている。一部の実施形態では、他の発光層540B−Fの1つ以上が発光層540Aと同様の構成を有し得る。複数のLED541Aは、凹部514の周囲、発光層540Aの内側に円状に配置される。各LED541Aは、光出力が発光層540Aに向けられるよう配置され、光出力が発光層540Aに向かうことを確実にするためにコリメータ542Aと結合される。LED541Aからの光は発光層540Aに入り、発光層540Aの周囲からの光出力として出る。一部の実施形態では、1つ以上のLED541Aのグループが個別に制御可能であり得る(例えば、個別にオン/オフされ、輝度が個別に制御され、且つ/又は色が個別に制御され得る)。出射光が所望の角度及び/又は方向を有するコリメートビームとして外部結合されることを確実にするために、任意で、発光層540Aの周囲の全体又は一部に沿って外部結合光学素子544Aが設けられてもよい。一部の実施形態では、発光層540Aはポリメチルメタクリレート(PMMA)を含み得る。
【0053】
[0066]一部の実施形態では、照明ユニットモジュール516、522、524、及び540の1つ以上は、本明細書に記載されるものの1つ以上等の1つ以上の調整可能な光出力特性を有し得る。このような光出力特性は、受信照明構成データを介して伝達される特定の照明実装に基づいて調整され得る。例えば、各発光層540A−Gの光出力特性は、特定の設置位置又は場所を考慮するよう個別に調整され得る。例えば、所望のカットオフを達成するために、発光層540A−Gの一部のみが点灯されてもよく、且つ/又は、特定の分布を達成するために、点灯される発光層540A−G内のLED541A−Gの一部のみが点灯されてもよい。
【0054】
[0067]
図6は、適合可能なLEDベース照明システムの一実施形態の概略図を示す。適合可能なLEDベース照明システムは、コントローラ650、ドライバ655、及び複数の調整可能なLED641を備える適合可能なLEDベース照明ユニット600を含む。一部の実施形態では、コントローラ650及び/又はドライバ655は、LEDベース照明ユニット600とは別個に提供され得る。一部の実施形態では、コントローラ650及びドライバ655は単一の要素として統合され得る。一部の実施形態では、適合可能なLEDベース照明ユニット600と適合可能な照明ユニット100A、100B、200、300、400、及び/又は500とは1つ以上の共通の特徴を共有し得る。一部の実施形態では、適合可能なLEDベース照明ユニット600は適合可能な照明ユニット100A、100B、200、300、400、及び/又は500の1つ以上によって置換及び/又は補足され得る。
【0055】
[0068]コントローラ650が照明構成データ651に従ってLED641の1つ以上の適合可能な光出力特性を調整することを可能にするために、照明構成データ651がコントローラ650に供給される。供給される照明構成データ651は、適合可能な照明ユニット600が実装される特定の照明実装の1つ以上の特徴に固有である。例えば、適合可能な照明ユニット600は、複数の照明器具タイプに取り付け可能であり、異なる照明器具タイプごとに異なる光出力特性で動作可能であり得る。供給される照明構成データ651は、コントローラ650が照明構成データ651に従ってLED641が生成する光出力を適切に調整することを可能にし得る。例えば、LED641が生成する光出力の特性を調整するために、コントローラはドライバ655、センサ入力、LED641と組み合わせられる光学素子、及び/又はLED641を支持する1つ以上の調整可能な面の特性を調整してもよい。
【0056】
[0069]一部の実施形態では、照明構成データ651はコントローラ650に関連付けられたメモリ内に実装され得る。一部の実施形態では、照明構成データ651は他の場所(例えば、照明器具、外部データベース)に保存され、1つ以上の通信プロトコル及び/又は通信媒体を使用してコントローラ650に送信されてもよい。
【0057】
[0070]一部の実施形態では、コントローラ650は、LEDベース照明ユニット600が実装される特定の照明実装を表す照明実装データ606を受け取り、照明実装データ606を対応する照明構成データ651と関連付け、対応する照明制御データ651を受け取り、照明構成データ651に従ってLED641を制御し得る。
【0058】
[0071]一部の実施形態では、照明実装データ606は特定の照明器具(例えば、Philips Lirio Posada white LI 37362/31/LI)、照明器具タイプ(例えば、雰囲気光を作り出す壁取り付け白色シェード又はアーム)、又は特定の照明効果(例えば、「effect nr 131」)を表す1つ以上の識別子の識別情報を含んでもよい。一部の実施形態では、照明実装データ606はLEDベース照明ユニット600内に組み込まれたRFIDタグリーダーを介して受信されてもよい。RFIDタグリーダーは、照明器具又は特定の照明器具部品若しくは部分(例えば、交換可能なランプシェード又は拡散板)に組み込まれたRFIDタグを検出してもよい。また、オプションで、エンドユーザーが「古い」照明器具を「レトロフィット」することを可能にする「RFIDタグステッカー」をLEDベース照明ユニット600又は他の照明部品と共に提供してもよい。例えば、複数のRFIDタグステッカーがLEDベース照明ユニット600と組み合わせて提供され、それぞれがLEDベース照明ユニット600が使用され得る異なる照明器具タイプ用に構成されてもよい。ユーザーは適切なRFIDタグステッカーを選択し、それをLEDベース照明ユニット600が実装される照明器具上に取り付けることができる。
【0059】
[0072]一部の実施形態では、照明実装データ606はネットワークを介して受信されてもよい。例えば、LEDベース照明ユニット600がIP接続される場合(例えば、直接又はZigBee(登録商標)−Wifiブリッジを使用して)、ユーザーはモバイルデバイス(例えば、スマートフォン又はタブレットコンピュータ)を使用して照明実装データ606をLEDベース照明ユニット600に送信してもよい。これは例えば、モバイルデバイス上で実行されるアプリケーション内のカタログから照明器具を選択することにより、(例えばパッケージ上に示される)照明器具のシリアル番号をタイプ入力することにより、又はモバイルデバイスで(例えば、照明器具のパッケージ上又は照明器具の裏にある)QRコード(登録商標)を取り込むことにより実行され得る。
【0060】
[0073]一部の実施形態では、照明実装データ606は、LEDベース照明ユニット600が照明器具内に実装されるときに作動されるZigbee(登録商標)又は他のRF通信等のアクティブな通信要素を介して受信され得る。例えば、アクティブな通信要素は、LEDベース照明ユニット600が取り付けられる照明器具の一部でもよく、照明実装データ606をブロードキャストしてもよい。
【0061】
[0074]一部の実施形態では、照明実装データ606が検出されると、照明実装データ606を関連付けられた照明構成データ651のセットにマッピングするルックアップテーブルを使用して、照明実装データ606が適切な照明構成データ651に関連付けられ得る。一部の実施形態では、ルックアップテーブルはコントローラ650に結合されるローカルメモリ内に配置されてもよい。一部の実施形態では、コントローラ650はネットワークに接続されてもよく、照明実装データ606に関連付けられた照明構成データ651を特定するためにネットワークが使用されてもよい。
【0062】
[0075]一部の実施形態では、デバイスは照明構成データ651をLEDベース照明ユニット600に直接提供し、任意で照明実装データ606を提供しなくてもよい。例えば、LEDベース照明ユニット600が取り付けられる照明器具は、照明構成データ651をマルチ効果LEDモジュールに直接提供してもよい。照明構成データ651は照明器具(例えば、照明器具のコントローラ)にローカルに保存されてもよいし、又は照明器具に組み込まれる電子デバイス内に保存されてもよい。照明構成データ651は、任意で、照明構成データ651が照明器具に対する「許容」設定を表すのか、又は照明器具に対する「好ましい」設定を表すのかを示す優先度データを含んでもよい。許容設定は、照明器具におけるLEDベース照明ユニット600の動作を可能にするために実装されなければならない設定である。言い換えれば、LEDベース照明ユニット600が許容設定を実行できない場合、その照明器具内での動作は回避され得る。照明器具に対する好ましい設定は、実装されることが好ましい設定を表すが、LEDベース照明ユニット600が当該設定を実装できない場合でも、照明器具におけるLEDベース照明ユニット600の動作は依然として可能である。
【0063】
[0076]一部の実施形態では、照明器具が照明構成データ651を直接提供することを可能にするためのLEDベース照明ユニット600と照明器具との間の通信接続をセットアップするために、物理的接続が使用される。例えば、照明構成データ651をLEDベース照明ユニット600に伝送するために、導線、コネクタ、USB接続、及び/又は電子通信バス(例えば、シリアルバス、電力線通信、及び/又はUSB接続)が使用されてもよい。
【0064】
[0077]一部の実施形態では、照明器具は、自身に適合する一次光出力特性(光分布、色温度等)のセットを照明構成データ651において伝送してもよい。更に、LEDベース照明ユニット600が所望の一次光出力特性を完全に再現できない場合、照明器具は照明構成データ651において光出力特性の代替的なセットを伝送してもよい。また、照明器具は照明構成データ651において、1つ以上のユーザーインターフェイスによってどの光出力特性が制御可能であるか及び/又は制御可能な光出力特性のパラメータ及び範囲を定める動作モードを提供してもよい(例えば、調光の動作態様を定めるものでもよい)。一部の実施形態では、照明器具は複数のLEDベース照明ユニットを含んでもよく、かかるLEDベース照明ユニットの1つ以上が照明構成データ651を他のLEDベース照明ユニットに提供してもよい。
【0065】
[0078]照明構成データ651内に含まれ得る光出力特性は、光源の複数の調整可能出力関連特性の1つ以上を含んでもよい。例えば、一部の光出力特性は、静的光出力特性及び/又は動的光出力特性等の単一の光出力特性に関連し得る。例えば、LEDベース照明ユニット600のLED641の1つ以上を緩やかなフェーディング態様で点灯/消灯させる単純なフェードイン/フェードアウトが定められてもよい。
【0066】
[0079]また、例えば、一部の光出力特性は、静的光出力及び/又は動的光出力特性等のセット等の光出力特性のセットに関連し得る。例えば、照明器具及び/又は接続されたデバイス(例えば、モバイルデバイス)は、照明構成データ651に従って設定された照明効果のセットからユーザーが所望の照明効果を選択することを可能にするユーザーインタラクション手段を提供してもよい。
【0067】
[0080]また、例えば、一部の光出力特性は、1つ以上の適合的又はインタラクティブな照明効果に関連し得る。例えば、照明構成データ651を介して取得された設定に基づくセンサ入力及び/又はユーザー入力に基づいて変化する動的照明効果がLEDベース照明ユニット600において実装されてもよい。
【0068】
[0081]また、例えば、一部の光出力特性は照明効果の範囲に関連し得る。例えば、別々の効果のセットを定める代わりに、強度、ビーム幅、色温度、又はLEDベース照明ユニット600の定められた区画にかけての光分布等の光出力特性の特定の変動を可能にする特定のパラメータ範囲により、効果の範囲を定めてもよい。動作中、LEDベース照明ユニット600は特に(1)ユーザーインターフェイス入力(例えば、照明器具UIを使用して、又はリモコン若しくはスマートフォン等の接続されたデバイス上のUI手段を使用して)又は(2)センサ入力(例えば、周囲光強度、人の近さ、感知された室内の雰囲気、存在する人の多さ等)に基づいて、定められた範囲内でこれらのパラメータを制御し得る。使用されるセンサはLEDベース照明ユニット600内で、照明器具内で、及び/又はLEDベース照明ユニット600の近くの他の接続されたデバイス内で使用可能であり得る。
【0069】
[0082]一部の実施形態では、コントローラ650はドライバ655とインターフェイス接続し、所望の光出力特性を作成するために個別のLEDが適切なパラメータで駆動されることを可能にし得る。一部の実施形態では、特定の照明器具は自身に関連付けられた所定の照明構成データのセットを有し、所定の照明構成データ651のうちの選択されたものがLEDベース照明ユニット600に供給されてもよい。一部の実施形態では、供給される照明構成データ651はLEDベース照明ユニット600の種類に依存し得る。一部の実施形態では、供給される照明構成データ651は更に及び/又は代わりに1つ以上の追加ファクタに依存し得る。例えば、一部の実施形態では、照明構成データ651は特定のセンサから入力される時間/日付等の他の入力に基づいて選択される。例えば、屋外照明は時刻、周囲光レベル、人の存在及び/又は近さ等の様々なパラメータに基づいて異なる照明構成データ651を提供し得る。一方、リビングルーム内の雰囲気照明は、ユーザーインターフェイスを介してユーザーに所定の光シーンのセットを提供し得る。この光シーンのセットは、任意で、検出された室内のアクティビティ(例えば、子供の検出又はパーティ群衆の検出)又は季節(例えば、特定の春又はクリスマスシーン)に依存し得る。照明設定は静的である必要はなく、時間と共に徐々に変化する動的なシーン(例えば、起床体験)、又は、センサ入力に応じて変化する適合的なシーン(例えば、夜明け又は人の到来の検出時に徐々に光強度を高める)を含んでもよい。
【0070】
[0083]適合可能な光出力特性に加えて又はその代わりに、特定の照明器具に関して特定のユーザーインタラクション特徴を有効化することも可能である。例えば、非常にオープンで、通常、ユーザーがアクセス可能な照明器具の場合、LEDベース照明ユニットは、モジュールに触れることによるタッチコントロールをサポートしてもよい。また、例えば、ペンダント型の天井照明器具の下側がオープンな場合、LEDベース照明ユニットの下での特定のジェスチャーがLEDベース照明ユニットの制御を可能にしてもよい。
【0071】
[0084]
図7は、LEDベース照明ユニットを特定の照明実装に適合させる方法の一実施形態のフローチャートを示す。他の実施形態は
図7に示されるものとは異なる順番でステップを実行し、特定のステップを省略し、且つ/又は、異なる及び/若しくは追加のステップを実行し得る。一部の実施形態では、コントローラ650及び/又は本明細書に記載される適合可能な照明ユニットの他の実施形態に関連して説明されたコントローラ等のコントローラが、
図7のステップを実行し得る。ステップ700において、照明実装に固有な照明構成データが受信される。例えば、コントローラ650は受信された照明実装データに関連する照明構成データをローカルメモリから受信してもよい。ステップ705において、1つ以上の照明出力特性が受信照明構成データに従って調整される。例えば、コントローラ650は、受信照明構成データに従って対応するようLED641の光出力特性を調整してもよい。
【0072】
[0085]幾つかの発明実施形態を本明細書に説明し例示したが、当業者であれば、本明細書にて説明した機能を実行するための、並びに/又は、本明細書にて説明した結果及び/若しくは1つ以上の利点を得るための様々な他の手段及び/若しくは構造体を容易に想到できよう。また、このような変更及び/又は改良の各々は、本明細書に説明される発明的実施形態の範囲内であるとみなされる。より一般的には、当業者であれば、本明細書にて説明されるすべてのパラメータ、寸法、材料、及び構成は例示のためであり、実際のパラメータ、寸法、材料、及び/又は構成は、発明的教示が用いられる1つ以上の特定用途に依存することを容易に理解できよう。当業者であれば、本明細書にて説明した特定の発明実施形態の多くの均等物を、通常の実験を用いて認識又は確認できよう。したがって、上記実施形態は、ほんの一例として提示されたものであり、添付の特許請求の範囲及び均等物の範囲内において、具体的に説明された又はクレームされた以外の態様で発明的実施形態が実施可能であることを理解されるべきである。本開示の発明的実施形態は、本明細書にて説明される個々の特徴、システム、品物、材料、キット、及び/又は方法に関する。更に、2つ以上のこのような特徴、システム、品物、材料、キット、及び/又は方法の任意の組み合わせも、当該特徴、システム、品物、材料、キット、及び/又は方法が相互に矛盾していなければ、本開示の本発明の範囲内に含まれる。
【0073】
[0086]本明細書にて定義されかつ用いられた定義はすべて、辞書の定義、参照することにより組み込まれた文献における定義、及び/又は、定義された用語の通常の意味に優先されて理解されるべきである。
【0074】
[0087]本明細書及び特許請求の範囲において、明らかに反対に示されない限り、要素は「少なくとも1つ」を意味するものと理解されるべきである。
【0075】
[0088]本明細書及び特許請求の範囲において、1つ以上の要素の列挙に関連する語句「少なくとも1つ」は、要素の列挙内の任意の1つ以上の要素から選択される少なくとも1つの要素を意味すると理解されるべきであり、必ずしも要素の列挙内に具体的に列挙される全ての要素を少なくとも1つ含まず、要素の列挙内の要素のあらゆる組み合わせを除外しない。また、この定義は、語句「少なくとも1つ」が指す要素の列挙内に具体的に特定される要素以外の要素が任意で存在し得ることを許容し、具体的に特定される要素に関係しても無関係でもよい。したがって、非限定的な例として、一実施形態において、「A及びBの少なくとも1つ」(又は、同等に、「A又はBの少なくとも1つ」若しくは「A及び/又はBの少なくとも1つ」)は、Bが存在せず、少なくとも1つの、任意で2つ以上のAを指し(任意でB以外の要素を含む)、他の実施形態においては、Aが存在せず、少なくとも1つの、任意で2つ以上のBを指し(任意でA以外の要素を含む)、他の実施形態においては、少なくとも1つの、任意で2つ以上のA、及び少なくとも1つの、任意で2つ以上のB等を指し得る(任意で他の要素を含む)。
【0076】
[0089]更に、特に明記されない限り、本明細書に記載された2つ以上のステップ又は動作を含むどの方法においても、当該方法のステップ又は動作の順番は、記載された方法のステップ又は動作の順序に必ずしも限定されないことを理解すべきである。
【0077】
[0090]請求項において、括弧内に登場する任意の参照符号は、便宜上、提供されているに過ぎず、当該請求項をいかようにも限定することを意図していない。
【0078】
[0091]特許請求の範囲においても上記明細書においても、「備える」、「含む」、「担持する」、「有する」、「含有する」、「関与する」、「保持する」、「〜から構成される」等といったあらゆる移行句は、非制限的、すなわち、含むがそれに限定されないことを意味すると理解すべきである。米国特許庁特許審査手続便覧の第2111.03項に記載される通り、「〜からなる」及び「本質的に〜からなる」といった移行句のみが、制限又は半制限移行句である。