(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6357368
(24)【登録日】2018年6月22日
(45)【発行日】2018年7月11日
(54)【発明の名称】超高エネルギー脈動ロータリーミル用駆動装置
(51)【国際特許分類】
B02C 17/14 20060101AFI20180702BHJP
B02C 17/24 20060101ALI20180702BHJP
【FI】
B02C17/14 Z
B02C17/24
【請求項の数】3
【外国語出願】
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2014-133823(P2014-133823)
(22)【出願日】2014年6月30日
(65)【公開番号】特開2015-116557(P2015-116557A)
(43)【公開日】2015年6月25日
【審査請求日】2017年6月29日
(31)【優先権主張番号】P406540
(32)【優先日】2013年12月16日
(33)【優先権主張国】PL
(73)【特許権者】
【識別番号】514166506
【氏名又は名称】ポリテクニカ クラクフスカ イム. タデウシュ コジオスコ
【氏名又は名称原語表記】Politechnika Krakowska im.Tadeusza Ko s ciuszki
(74)【代理人】
【識別番号】100062225
【弁理士】
【氏名又は名称】秋元 輝雄
(74)【代理人】
【識別番号】100186060
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 大輔
(72)【発明者】
【氏名】リシャルト モスザマンスキー
(72)【発明者】
【氏名】スワヴォミル ナピック
(72)【発明者】
【氏名】イェジー クリシャ
(72)【発明者】
【氏名】マチェイ モスザマンスキー
(72)【発明者】
【氏名】クリスティナ ヴィーチョレック チュロワ
(72)【発明者】
【氏名】ジュリアン ピオトル
(72)【発明者】
【氏名】シコラ テオドラ
【審査官】
宮部 裕一
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭62−132744(JP,U)
【文献】
特開平04−035748(JP,A)
【文献】
特開2000−210583(JP,A)
【文献】
実公昭45−024233(JP,Y1)
【文献】
米国特許出願公開第2008/0197223(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B02C 17/14
B02C 17/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
バイアル組立体と、
太陽歯車と、
駆動モータと、
を備える超高エネルギー脈動ロータリーミルの駆動装置であって、
前記駆動モータの回転によって、前記太陽歯車の周りを回転する遊星歯車と、
前記遊星歯車からの駆動トルクを受ける摺動スプライン継手と、
前記遊星歯車が前記太陽歯車の周りを回転する際の回転軸に対応するシャフトと、
前記バイアル組立体を脈動駆動させるアクチュエータと、
を更に備え、
前記遊星歯車からの駆動トルクが、前記摺動スプライン継手から前記バイアル組立体に転送され、これにより、バイアル組立体の脈動駆動は、バイアル組立体のロータリー駆動に重ね合わされることを特徴とする、超高エネルギー脈動ロータリーミルの駆動装置。
【請求項2】
前記バイアル組立体は、圧力テーブル、スライドスリーブ、及び前記シャフトを介して前記アクチュエータに接続される、請求項1に記載の超高エネルギー脈動ロータリーミルの駆動装置。
【請求項3】
脈動駆動部が、シャフト(18)に取り付けられ、上部スライドスリーブ(19)と下部スライドスリーブ(20)によりバイアル組立体(15)に接続された圧力テーブル(17)上に位置するアクチュエータ(5)を含み、
前記バイアル組立体(15)は、振動遮断体(24)を装着する下部回転ケージ(23)と、タイ(26)と接続される上昇上側ケージ(25)との間に取付けられたバイアル(22)を含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の超高エネルギー脈動ロータリーミルの駆動装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の対象は、実験室クラスの装置において使用することができる超高エネルギーの脈動ロータリーミル用駆動部である。
【背景技術】
【0002】
一般的に知られており、広く使用されてボールミルは、単一の駆動モーターを用いた太陽歯車のための駆動装置およびバイアルを提供する、遊星伝動機を採用した駆動解法を通常使用する。ベルト伝動に基く解法もまた使用される。
ボールミル駆動において現在使用されている解法は、単一の平面内の太陽歯車およびバイアルのために正しく安定した駆動を保証する。
アクティブな三次元粉砕プロセスを実行するために必要となる第3軸内で粉砕媒体を駆動することは不可能である。
【発明の概要】
【0003】
本発明の目的は、三次元の粉砕プロセスを、即座に供給されるエネルギーの量を同時に制御して三つの軸で行うことを可能にする超高エネルギーの脈動ロータリーミル用駆動装置の応用である。
【0004】
提案された超高エネルギー脈動ロータリーミル駆動装置の背景にある本質的な考え方は、2つの駆動タイプ、すなわち、回転遊星駆動装置系及び脈動駆動装置系の重ね合わせからなる。
【0005】
シャフトは、回転遊星駆動装置のための回転軸を構成すると同時に、
脈動駆動の伝達手段として機能する。シャフトにはまた、脈動の有害な影響から脈動装置を保護する振動遮断物が取り付けられている。さらに、供給される機械的エネルギーの量も、回転遊星駆動装置と脈動駆動装置ごとに独立してリアルタイムでカウントされる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】超高エネルギー脈動ロータリーミル用駆動装置の側面図である。
【
図2】超高エネルギー脈動ロータリーミル用駆動装置主要部の断面図および平面図である。
【
図3】超高エネルギー脈動ロータリーミル用駆動装置のさらに主要部の断面図および平面図である。
【
図4】超高エネルギー脈動ロータリーミル用駆動装置の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の例示的な実施形態が
図1、
図2及び
図3に示されている。
【0008】
回転遊星駆動装置は、インバータ(2)を介して動力を供給する回転駆動部を構成し、回転機械エネルギーカウンター(3)に接続される交流モーター(1)、及び、脈動機械エネルギー・カウンター(7)に接続されたインバータ(6)を介して動力を供給する脈動
駆動装置を構成する交流モーター(4)駆動用アクチュエータ(5,作動器)を備える。機械的エネルギーカウンター(7)及び(3)からの信号は、デジタルレコーダ(8)に搬送される。
【0009】
モーター軸(1)に取り付けられたベルトプーリ(9)は、駆動ベルト(10)の手段によって伝達ケージ(12)に固定されたベルトプーリ(11)を駆動する。前記ケージに装着された遊星歯車(13)は固定された太陽歯車(14)の周りを回転する。遊星歯車(13)からの駆動トルクは、摺動スプライン継手(16)によってバイアルの組立体(15)に転送され、こうして遊星と脈動の組み合わせを可能にする。
バイアル組立体(15)は、圧力テーブル(17)、スライドスリーブ(19,20)、及びシャフト(18)を介してアクチュエータ(5)に接続される。
【0010】
完全な脈動ロータリーミル中の超高エネルギーの脈動ロータリーミル駆動部の適用例を
図4に示す。
脈動駆動部が、シャフト(18)に取り付けられ、上部スライドスリーブ(19)と下部スライドスリーブ(20)によりバイアル組立体(15)に接続された圧力テーブル(17)上に位置するアクチュエータ(5)を含み、前記バイアル組立体(15)は、振動遮断体(24)を装着する下部回転ケージ(23)と、タイ(26)と接続される上昇上側ケージ(25)との間に取付けられたバイアル(22)を含む。
【0011】
超高エネルギー脈動ロータリーミル駆動装置は、産業用や研究用実験室への応用がある。
【0012】
回転遊星駆動と脈動駆動に独立して、リアルタイムで供給される機械的エネルギーの量をカウントする内臓の機能は、完全な脈動ロータリーミルのエネルギー均衡プロセスにおける応用ができるであろう。
【産業上の利用可能性】
【0013】
本発明は、三次元の粉砕プロセスを、即座に供給されるエネルギーの量を同時に制御して三つの軸で行うことを可能にする、超高エネルギーの脈動ロータリーミル用駆動装置に応用される。
【符号の説明】
【0014】
1 回転駆動用交流モーター
2 回転駆動用インバータ
3 機械的回転エネルギーカウンター
4 脈動駆動用交流モーター
5 アクチュエータ
6 脈動駆動用インバータ
7 脈動機械エネルギーカウンター
8 デジタルレコーダ
9 ベルトプーリ
10 駆動ベルト
11 ベルトプーリ
12 伝達ケージ
13 遊星歯車
14 太陽歯車
15 バイアル組立体
16 継手
17 圧力テーブル
18 シャフト
19 上部スライドスリーブ
20 下部スライドスリーブ
21 キー溝
22 バイアル
23 下部回転ケージ
24 振動遮断体
25 上側ケージ
26 タイ(締め具)