【文献】
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【文献】
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(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
表示装置と、ユーザの物理的な操作に応答して操作信号を出力する複数の入力装置と、前記ユーザにゲームをプレイさせるために必要な制御を実行し、かつ前記ゲームと関連付けられた画像を前記表示装置の表示面上に表示させる制御手段と、を備えたゲーム機において、
前記複数の入力装置のそれぞれは、少なくとも一部が前記表示面と重なり合うか又は前記表示面と隣り合うようにして配置され、
前記制御手段は、前記複数の入力装置のうち、少なくとも2つの特定の入力装置を相互に関連付けて操作する組み合わせ操作を前記ユーザに対して案内する必要が生じた場合、前記特定の入力装置のそれぞれの位置を相互に関連付けるようにしてユーザに提示する案内画像を前記表示面上に表示させ、
前記制御手段は、前記特定の入力装置と位置を合わせて表示される指標部と、前記指標部同士を関連付けるように表示される関連付け部とが含まれるようにして前記案内画像を表示させ、
前記複数の入力装置のうち、少なくとも1つの入力装置は、前記表示面と重なり合うように配置される透過性の操作部を有しており、
前記制御手段は、前記特定の入力装置の少なくとも1つが前記透過性の操作部を有する入力装置の場合、当該入力装置に関しては、前記透過性の操作部を介して視認できるように前記指標部を表示させるゲーム機。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本発明の一形態に係る入力装置を備えたゲーム機を説明する。
図1に示すように、ゲーム機1は、筐体2と、メインモニタ3とを備えている。なお、以下においては、ユーザがメインモニタ3と向かい合うようにして位置する状態を基準としてゲーム機1の方向を定義するものとする。例えば、ユーザから見たときの前後方向がゲーム機1の前後方向であり、ユーザの手前側が前側、奧側が後側である。左右方向及び上下方向も同様にユーザを基準として定義するものとする。
【0010】
筐体2は、左右方向の幅よりも上下方向の高さが大きい縦型であり、その前面側にはコントロールパネル4が前方に突出するように設けられている。コントロールパネル4は、ゲーム機1のユーザの手元付近と一致するようにその高さが設定されている。メインモニタ3は一例として液晶ディスプレイ等のフラットパネルディスプレイである。メインモニタ3は、コントロールパネル4の奧から上方に延びるように設けられている。コントロールパネル4にはサブモニタ5が設けられている。サブモニタ5も一例として液晶ディスプレイ等のフラットパネルディスプレイである。サブモニタ5はその表示面5aがコントロールパネル4の上面と略面一に連なるようにしてコントロールパネル4に取り付けられている。なお、コントロールパネル4の上面は、水平面に対して幾らか前下がりとなるように傾けられている。
【0011】
図2及び
図3にも示すように、コントロールパネル4の前側にはレバーユニット6及び第1押釦ユニット7が設けられている。また、コントロールパネル4の後側中央部には第2押釦ユニット8が設けられている。また、第2押釦ユニット8の左右にはスピーカユニット9が設けられている。
【0012】
レバーユニット6は、ユーザが左手で操作することを想定して、コントロールパネル4の前側でかつ左側に偏った位置に設けられている。レバーユニット6は、斜め上方に起立した中立位置を基準として、少なくとも前後左右方向に傾けるように操作可能な操作部の一例としての操作レバー6aと、その操作レバー6aを支持するベース6bとを有している。レバーユニット6は、操作レバー6aの操作方向に応答して、その操作方向を示す操作信号を出力する。したがって、レバーユニット6は、ユーザの物理的な操作に応答して操作信号を出力する入力装置の一例に相当する。操作レバー6aはその周囲のあらゆる方向に傾けるように操作可能であってもよい。レバーユニット6は、押釦スイッチその他の操作部をさらに有し、その操作部の操作を示す操作信号をも出力可能とされてもよい。レバーユニット6から出力される操作信号は、操作方向のみならず、操作量、操作速度あるいは操作の強さといった操作の内容を特徴付ける物理量を示すように出力されてもよい。
【0013】
レバーユニット6はサブモニタ5の表示面5aに重なり合うように配置されている。一例として、レバーユニット6は、操作レバー6aが表示面5a上から起立するように、かつベース6bの左右及び後側に表示面5aが露出するようにしてコントロールパネル4に取り付けられている。ベース6bの位置は、その前側に表示面5aからはみ出る領域6cが生じるように定められている。領域6cは、レバーユニット6から操作信号を取り出すための配線(不図示)を、ベース6bの内部からサブモニタ5の表示面5aの外方へと引き出すための領域として利用される。領域6cを経由した配線はサブモニタ5を貫くことなくコントロールパネル4の内部へと導かれている。
【0014】
第1押釦ユニット7は、ユーザが右手で操作することを想定して、コントロールパネル4の前側でかつ右側に偏った位置に設けられている。第1押釦ユニット7は、コントロールパネル4の上面に沿った平板状の外観を有し、左押釦部7L、中央押釦部7C及び右押釦部7Rを集約したユニットとして構成されている。押釦部7L、7C、7Rのそれぞれには、ユーザが押し込み操作可能な左押釦10L、中央押釦10C、及び右押釦10Rが設けられている。押釦10L、10C、10Rのそれぞれは、共通のベース11により互いに独立して押し込み操作できるように支持されている。押釦10L、10C、10Rは同形同大であり、押釦10L、10C、10Rの支持構造も互いに等しい。以下では、押釦10L、10C、10Rを特に区別する必要がない場合、それらを押釦10と表記することがある。
【0015】
図4〜
図6は第1押釦ユニット7の詳細を示している。なお、
図6は左押釦部7Lの構成を示すが、中央押釦部7C及び右押釦部7Rの構成も同一である。
図4に示したように、押釦10には方形状の操作部10aが設けられている。
図6に示したように、操作部10aの前後には、操作部10aよりも一段低いフランジ10b、10cが設けられている。一方、ベース11は、その下面側に配置されるフレーム12と、そのフレーム12の上面側に取り付けられるカバー13とを備えている。押釦10はフレーム12とカバー13との間に配置される。フレーム12及びカバー13のそれぞれには押釦10と位置を合わせて抜き窓12a、13aが設けられている。フレーム12の抜き窓12aの前後縁には支持部12b、12cが設けられている。押釦10はそのフランジ10b、10cが支持部12b、12cにて下面側から支持されることにより、支持部12b、12c間に架け渡されるようにしてフレーム12上に保持される。
【0016】
図5に示したように、前側(ユーザから見て手前側)の支持部12bには押釦10の操作を検出するための押釦スイッチ15が設けられている。押釦スイッチ15はゴム等の弾性体の内部に接点を埋め込んだ構成であり、支持部12bの中央部及び両端部の3箇所にはフランジ10bの下面側に接触する突起部15aが設けられている。押釦10の前側のフランジ10bは押釦スイッチ15を介して上下方向に変位可能な状態で支持される。一方、後側のフランジ10cはフレーム12の支持部12cに直接接するようにして支持される。押釦10が支持部12b、12c間に装着された状態でフレーム12上にカバー13が取り付けられることにより、フランジ10b、10cは支持部12b、12cとカバー13との間に緩く挟まれる。
【0017】
押釦10の操作部10aはカバー13の抜き窓13aを介してベース11の上面側に露出する。押釦10の操作部10aをユーザが押し込み操作した場合、押釦10は、フランジ10cと支持部12cとの接触部分を支点として、押釦スイッチ15を弾性変形させつつ概ね下方に変位する。それに伴って押釦スイッチ15の内部接点が導通して押釦スイッチ15から押し込み操作を示す操作信号が出力される。押し込み操作力が解放されると、押釦スイッチ15の復元力で押釦10がカバー13側に押し返される。したがって、押釦部7L、7C、7Rのそれぞれは、ユーザの物理的操作に応答して操作信号を出力する入力装置として機能する。なお、押釦スイッチ15は、3個の突起部15aのうち、少なくとも一つの突起部15b(一例として中央部の突起部15b)の変位に応答して操作信号を出力するように構成されていればよい。三箇所の突起部15aは押釦スイッチ15の一部として一体に構成されてもよいし、個別に分離された状態で支持部12b上に配置されてもよい。いずれにせよ、押釦スイッチ15は押釦10を弾性的に支持する複数箇所の突起部15aと、少なくとも一つの突起部15aの圧縮変形に伴って操作信号を出力する内部接点とを含んでいればよい。
【0018】
図2及び
図3に戻って、第1押釦ユニット7はサブモニタ5の表示面5aに重なり合うように配置されている。一例として、第1押釦ユニット7は、押釦10が表示面5aに重なり合い、かつベース11の一部(図示例では前側の端部及び右側の端部)に表示面5aからはみ出る領域7aが生じるようにしてコントロールパネル4に取り付けられている。領域7aは押釦スイッチ15から操作信号を取り出すための配線(不図示)を、ベース11の内部からサブモニタ5の表示面5aの外方へと引き出すための領域として利用される。領域7aを経由した配線はサブモニタ5を貫くことなくコントロールパネル4の内部へと導かれている。なお、
図5にはカバー13の内側に配置される配線用のコネクタ16の一部が示されている。
【0019】
押釦10の少なくとも操作部10aは可視光の波長域にて透過性を有する材料にて形成されている。しかも、押釦10の下面側に配置されるフレーム12には、操作部10aと位置を合わせるようにして抜き窓12aが設けられている。したがって、押釦10を表示面5a上に重ね合わせて配置しても、操作部10aを介して表示面5aの画像を観察することが可能である。なお、図示例では押釦10の全体が透過性の材料で構成されているが、操作部10aのみが透過性の材料で構成されてもよい。押釦10は、ゲーム機1の右側に向かうに従って漸次後側にずれるように配置されている。ベース11の後側の側縁部は押釦10のずれに応じて階段状に延びるように形成されている。
【0020】
図1〜
図3に戻って、第2押釦ユニット8は、コントロールパネル4の後側であって、サブモニタ5の表示面5aの後縁部に隣り合うように設けられている。第2押釦ユニット8は、概ね円筒状の操作部材20を備えている。操作部材20は、ユーザによる押し込み操作が可能な押釦型の操作部材であって、その上面が操作部として機能する。操作部材20はさらに非操作状態(つまり、押し込み操作されていない状態)におけるコントロールパネル4からの突出量が変化するように軸線方向に進退可能に設けられている。コントロールパネル4内には、操作部材20を押し込み操作可能に支持しつつ軸線方向に進退駆動する支軸駆動機構が設けられているが、その詳細は省略する。第2押釦ユニット8は、操作部材20に対する押し込み操作に応答して所定の操作信号を出力する。それにより、第2押釦ユニット8も入力装置として機能する。
【0021】
次に、
図7を参照してゲーム機1の制御系を説明する。
図19に示すように、ゲーム機1には制御ユニット50が設けられている。制御ユニット50はCPU及びその動作に必要な内部メモリ(ROM及びRAM)等の周辺機器を備えたコンピュータユニットであって、制御手段の一例として機能する。制御ユニット50には、上述したレバーユニット6の出力信号、第1押釦ユニット7の押釦部7L、7C、7Rのそれぞれに設けられた押釦スイッチ15、及び第2押釦ユニット8の出力信号がそれらのユニット6〜8の状態を示す信号として導かれる。制御ユニット50は、記憶装置51に記録されたゲームプログラムPG及びゲームデータGDに従って所定のゲームをユーザにプレイさせるために必要な演算処理、及びゲーム機1の各部の動作制御を実行する。記憶装置51は記憶保持動作が不要な不揮発性の記憶媒体を備えた外部記憶装置であって、一例として磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリを用いた半導体記憶装置等が記憶装置51として利用される。ゲーム機1にて実行されるゲームは、レバーユニット6、第1押釦ユニット7、及び第2押釦ユニット8の操作が要求される限りにおいて、適宜に定められてよい。
【0022】
制御ユニット50には、動作制御の対象となる機器として、メインモニタ3及びサブモニタ5がモニタ駆動回路52、53を介して接続され、かつスピーカユニット9が音声再生回路54を介して接続されている。制御ユニット50は、ユーザにプレイさせるゲームに合わせた映像がメインモニタ3、サブモニタ5に表示され、かつゲームに合わせた音声がスピーカユニット9から再生されるようにモニタ駆動回路52、53及び音声再生回路54に制御信号を出力する。上記の他にも、例えば第2押釦ユニット8の駆動機構に設けられた駆動源等の各種の装置が制御対象として制御ユニット50に接続されるが、それらの図示は省略した。
【0023】
制御ユニット50は、ゲームプログラムPGに基づく処理として、ゲームと関連付けられた画像をメインモニタ3及びサブモニタ5のそれぞれの表示面3a、5aに適宜に表示させる処理を実行する。それらの処理の一つとして、制御ユニット50は、レバーユニット6、第1押釦ユニット7及び第2押釦ユニット8の操作を案内する画像(以下、案内画像と呼ぶことがある。)をサブモニタ5の表示面5aに表示させる。以下、案内画像の例を説明する。なお、ここでいう操作の案内は、ゲームにおける特定の時点でユーザが行うべき必須の操作をユーザに指示する目的で行われる態様、ゲームにおける特定の時点でユーザに対して許容される任意的な操作をユーザに知らしめる目的で行われる態様のいずれも含む。前者の場合、後者の場合のいずれでも、制御ユニット50は、案内した操作をユーザが適切に実行したか否かに応じてゲームの演算処理を変化させる。例えば、案内された操作が適切に実行された場合にはゲーム上のミッションがクリアされて次の段階へと進むことが許可され、あるいはユーザが特殊な技等をゲーム上で使用することが許可されるといったごとくである。
【0024】
まず、
図8及び
図9を参照して、単一の入力装置に対する単一の操作を案内する例を説明する。なお、単一の入力装置とは、レバーユニット6、第1押釦ユニット7の左押釦部7L、中央押釦部7C、右押釦部7R、第2押釦ユニット8の五つの入力装置のうちいずれか一つの入力装置を意味し、単一の操作とは、単一の入力装置の操作部を一方向に操作する行為を言う。例えば、いずれか一の押釦10の操作部10aに対する押し込み操作、操作レバー6aを一方向に倒す操作が単一の操作に該当する。以下では、単一の入力装置に対する単一の操作を単独操作と呼ぶことがある。
【0025】
図8は、左押釦10Lの単独操作についての案内画像の一例である。
図8の例では、左押釦10Lの単独操作をユーザに案内する画像として、単独指示マーク100と識別マーク(図ではクロスハッチングで示す。)101とが左押釦10Lの位置に合わせて表示される。単独指示マーク100は、一例としての矢印状のマークのように、左押釦10Lが操作対象であることを指し示す形状に設定される。識別マーク101は、操作対象の左押釦10Lを介して観察できるように左押釦10Lと重ね合わせて表示される。識別マーク101は、左押釦10Lを他の押釦10C、10Rに対して明確に区別できるようにその内容が設定される。一例として、識別マーク101は、色彩、模様、形状、明度その他の要素を利用して左押釦10Lが他の押釦10C、10Rよりも目立つように設定される。なお、識別マーク101は押釦10の操作部10a(
図4及び
図6)と同形同大に設定される例に限らず、操作部10aを介して観察することが可能な限り、各種の態様で表示されてよい。中央押釦10C、又は右押釦10Lの操作を案内する場合には、上記と同様に中央押釦10C、又は右押釦10Lの位置と対応付けて単独指示マーク100及び識別マーク101が表示される。
【0026】
図9は、操作レバー6aを特定方向に操作する場合の案内画像の一例である。
図9の例では、操作レバー6aの操作をユーザに案内する画像として、
図8と同様に、単独指示マーク100及び識別マーク101が操作レバー6aの位置に合わせて表示される。単独指示マーク100は操作レバー6aの操作方向を指し示すように表示される。
図9の例では、操作レバー6aをゲーム機1の後方(ユーザから見て奧側)に操作することを案内するため、ベース6bから後方を指し示すように単独指示マーク100が表示される。識別マーク101は、操作レバー6aが操作対象であることを示すべく、ベース6bの周囲を取り囲むように表示される。なお、単独指示マーク100の表示位置及びその指し示す方向は操作レバー6aの操作方向に応じて変更される。
【0027】
以上のように、制御ユニット50は単独指示マーク100と識別マーク101とを適宜に用いて単独操作を案内する。第2押釦ユニット8の操作部材20に対する押し込み操作についても単独操作の一種として同様に操作が案内される。ただし、単独操作を案内する場合においては、単独指示マーク100及び識別マーク101の両者を常に用いる必要は必ずしもない。例えば、押釦10の単独操作を案内する場合には、操作すべき押釦10に対して識別マーク101のみが表示され、単独指示マーク100が省略されてもよい。あるいは、単独指示マーク100のみが表示され、識別マーク101が省略されてもよい。操作レバー6aに対する操作を案内する場合には、指示マーク100のみが表示され、識別マーク101が省略されてもよい。
【0028】
次に、組み合わせ操作を案内するための案内画像の例を
図10〜
図17により説明する。組み合わせ操作は、2以上の特定の入力装置を相互に関連付けて操作する行為を意味し、特定の入力装置を同時に操作する行為、及び特定の入力装置を所定の順序で操作する行為のいずれも含まれる。
図10〜
図13は同時操作の場合における案内画像の例、
図14〜
図17は順序が定められている場合における案内画像の例である。
【0029】
図10は、左押釦10L及び右押釦10Rの同時的な押し込み操作が組み合わせ操作として設定されている場合の案内画像の一例である。
図10の例では、案内画像として、複合指示マーク110と識別マーク(図ではクロスハッチングで示す。)101とが左押釦10L及び右押釦10Rと位置を合わせて表示される。識別マーク101は、単独操作の案内時に表示される識別マーク101と同様に、操作対象の押釦10の操作部10aを介して観察できるように押釦10L、10Rと重ね合わせて表示される。ただし、組み合わせ操作の案内時には、操作対象の全ての押釦10と重ね合わせるようにして識別マーク101が表示される。一方、複合指示マーク110は、操作対象である押釦10L、10Rと位置を合わせて表示される指標部111と、指標部111同士を関連付けるように表示される関連付け部の一例としての連絡部112とを含んでいる。指標部111は、上述した単独指示マーク100と同様に、操作対象がいずれであるかを指し示す矢印状等の形状に設定される。一方、連絡部112は指標部111同士を相互に結び付ける形状に設定される。
【0030】
図11は、操作レバー6aと左押釦10Lの同時的な操作が組み合わせ操作として設定されている場合の案内画像の一例である。操作レバー6aの操作方向は一例として後方である。
図11の例でも、操作レバー6a及び左押釦10Lのそれぞれの同時的な操作をユーザに案内する画像として、複合指示マーク110と識別マーク101とが操作レバー6a及び左押釦10Lの位置と対応付けて表示される。複合指示マーク110は、
図10の例と同様に指標部111と連絡部112とを含んでいる。操作レバー6a側の指標部111が指し示す方向は、
図9の例と同様に操作方向と対応付けて設定される。連絡部112は指標部111同士を相互に結ぶ形状に設定される。
【0031】
図10及び
図11では、連絡部112を単純な直線形状として例示したが、連絡部112はそのような形態に限られない。連絡部112は、指標部111同士が関連付けられていることをユーザに認識させることができる限りにおいて、破線その他の断続的な形状であってもよい。連絡部112は、形状、模様、色彩等を用いて図案化され、あるいは装飾されてもよい。例えば、
図12に示したように鎖状に図案化された連絡部112が表示されてもよい。その他にも連絡部112は指標部111同士を関連付けることにより、識別マーク101及び指標部111が指示する入力装置同士が、組み合わせ操作の対象として相互に関連付けられていることをユーザが把握する手掛かりとして機能するものであればよい。識別マーク101や指標部111は操作対象の入力装置と位置を合わせて表示されるため、仮に連絡部112を省略した場合には、操作対象の入力装置が互いに近接する場合はともかくとして、操作対象が離れていればユーザが一部の識別マーク101や指標部111を見落とすおそれが生じる。これに対して、指標部111同士を関連付けるように連絡部112を表示すれば、一の指標部111から連絡部112を辿って他の指標部111に容易に至るといった認識手法を通じて、異なる位置に配置された入力装置のそれぞれが操作対象として相互に関連付けられていることをユーザに理解させることが可能である。そのため、ユーザは、組み合わせ操作の操作対象とされている入力装置の全てを容易かつ確実に把握することができる。
【0032】
なお、
図11及び
図12ではレバーユニット6のベース6bの周囲における識別マーク101の表示が省略されているが、操作レバー6aが組み合わせ操作の操作対象に含まれる場合には、
図9と同様にベース6bの周囲に識別マーク101が表示されてもよい。識別マーク101も操作対象の入力装置と位置を合わせて表示される指標部の一種として機能するものである。
図10〜
図12の例では、複合指示マーク110を、指標部111と連絡部112とを組み合わせたものとして示したが、複合指示マーク110は、組み合わせ操作の操作対象の入力装置の位置のみならず、それらの入力装置の位置を相互に関連付けるようにしてユーザに提示することにより、組み合わせ操作を完成させるために操作すべき入力装置間の位置関係(配置)をユーザに把握させることができるように設定されていればよい。
【0033】
次に、操作の順序が定められた場合の案内例を説明する。
図13は、左押釦10Lをまず操作し、次に右押釦10Rを操作するという順序が定められた操作が組み合わせ操作として設定されている場合の案内画像の一例である。
図13の例では、押釦10L、10Rの操作順序を案内する画像として複合指示マーク120と識別標識(図ではクロスハッチングで示す。)101とが左押釦10L及び右押釦10Rの位置に合わせて表示される。識別マーク101は、単独操作の案内時に表示される識別マーク101と同様である。この場合には、操作対象の全ての押釦10と重ね合わせて識別マーク101が表示される。一方、複合指示マーク120は、操作対象としての押釦10L、10Rを指し示す指標部121と、それらの指標部121間に配置される関連付け部の一例としての連絡部122と、操作順序を示す順序部123とを含んでいる。
【0034】
指標部121は、上述した単独指示マーク100と同様に、操作対象を指し示す矢印状等の形状である。連絡部122は指標部121同士を相互に結ぶ形状に設定される。ただし、操作順序が指定されているため、連絡部122には例えば操作順序を示す形状が付されている。
図13の例では、連絡部122が左押釦10Lから右押釦10Rへの順序を示すよう右向き矢印の形状に設定されている。順序部123は、操作順序を示す数値を含むように設定され、指標部121と重なるように表示される。
図13の例では、左押釦10L側の指標部121に対して操作順序「1」を示す順序部123が、右押釦10R側の指標部121に対して操作順序「2」を示す順序部123がそれぞれ重ねて表示される。なお、順序部123の大きさや位置によっては順序部123が指標部121同士(あるいは操作対象の操作部同士)を相互に関連付ける機能を果たし得る場合には、連絡部122の表示が省略されてもよい。
【0035】
図13に示した複合指示マーク120の指標部121、連絡部122及び順序部123のそれぞれは組み合わせ操作を案内する際に同時的に、又は一括して表示される。ただし、順序を伴う組み合わせ操作の場合、複合指示マーク120の構成要素は、組み合わせ順序に応じた時間差が生じるように表示されてもよい。その一例を
図14〜
図16に示す。この例では識別マーク101及び複合指示マーク120が三段階に分けて表示される。最初の段階では、
図14に示すように、左押釦10Lに対応する識別マーク101、左押釦10Lに対応する指標部121、及び左押釦10Lの操作順序である「1」の数値が付された順序部123が表示される。次の段階では、
図15に示すように、連絡部122と右押釦10Rの操作順序である「2」の数値が付された順序部123とが表示される。識別マーク101は表示されない。順序部123は連絡部122の左端に示したが、その位置は連絡部122と一括して認識できる位置である限り、適宜でよい。最後の段階では、
図16に示すように、右押釦10Rに対応する識別マーク101、右押釦10Rに対応する指標部121、及び右押釦10Rの操作順序である「2」の数値が付された順序部123が表示される。各段階は一定の時間間隔で切り替えられてもよいし、左押釦10Lが操作されるまでは
図14の段階の表示を維持し、その操作があった後に
図15の段階、及び
図16の段階へと順次切り替えられてもよい。
図13に例示したように、複合指示マーク120の構成要素である指標部121、連絡部122及び順序部123の全てを当初は表示し、操作部が操作されるごとに当該操作部に対応する指標部121や順序部123をそれらの表示の必要がなくなったものとして消去するといったように表示が制御されてもよい。
【0036】
図17は、制御ユニット50が案内画像を表示するために実行する操作案内処理の手順を示している。制御ユニット50は、ゲーム機1にてゲームがプレイされている間、
図17の処理を一定の周期で繰り返し実行する。操作案内処理を開始すると、制御ユニット50はまず操作案内が要求されているか否かを判別する(ステップS1)。操作案内の要求は、例えばユーザ(ゲームのプレイヤ)の操作に従って発生するものであってもよいし、ゲームプログラムPGに従って要求されるものであってもよい。なお、後者の場合には、ユーザが行うべき必須の操作が生じた時点、あるいはユーザに対して許容される任意的な操作が可能となった時点で操作案内の要求が発生するようにゲームプログラムPGを構成すればよい。
【0037】
操作案内が要求されていない場合、制御ユニット50は今回の処理を終える。一方、操作案内が要求されている場合、制御ユニット50は案内すべき操作が組み合わせ操作か否かを判別する(ステップS2)。組み合わせ操作ではない場合、制御ユニット50は単独操作の案内が要求されているものと判断し、単独操作の対象とされている入力装置を特定する(ステップS3)。ただし、レバーユニット6が操作対象の場合は操作方向も特定される。その後、制御ユニット50は操作対象の入力装置と位置を合わせて案内画像を表示する(ステップS4)。この場合は、
図8及び
図9に例示したように、単独指示マーク100や識別マーク101が表示される。
【0038】
ステップS2にて組み合わせ操作の案内が要求されている場合、制御ユニット50は案内すべき組み合わせ操作が同時操作か否かを判別する(ステップS5)。同時操作であった場合、制御ユニット50は組み合わせ操作に含まれる操作対象の入力装置を特定する(ステップS6)。ただし、レバーユニット6が操作対象に含まれている場合には、その操作方向も特定される。その後、制御ユニット50は、特定した入力装置と位置を合わせるようにして同時操作の案内画像を表示面5aに表示させる(ステップS7)。この場合の案内画像は
図10〜
図12に例示したように識別マーク101や複合指示マーク110が表示される。
【0039】
ステップS5にて同時操作ではなかった場合、制御ユニット50は順序が指定された組み合わせ操作の案内と判断する。その場合、制御ユニット50は、組み合わせ操作に含まれる操作対象の入力装置を特定し(ステップS8)、続いて、入力装置の操作順序を特定する(ステップS9)。レバーユニット6が操作対象に含まれている場合、その操作方向も特定される。その後、制御ユニット50は、特定した入力装置と位置を合わせるようにして順序操作の案内画像を表示面5aに表示させる(ステップS10)。この場合の案内画像は
図13に例示した識別マーク101、複合指示マーク120の同時的表示、あるいは
図14〜
図16に例示した識別マーク101、複合指示マーク120の順番的、あるいは交替的な表示が適宜に採用されてよい。
【0040】
次に、表示面5aの画像表示を利用した操作案内に関連する制御のさらなる例を説明する。上記の形態では各入力装置の操作をユーザに案内しているが、表示面5aを用いて操作結果をユーザに通知することも可能である。
図18は、組み合わせ操作が案内された場合における操作結果を通知する例である。複合指示マーク110を用いて左押釦10L及び右押釦10Rの同時操作が案内され(
図10参照)、これに対してユーザが例えば左押釦10Lを操作する一方で、右押釦10Rの操作には失敗したものと仮定する。この場合、制御ユニット50は左押釦10Lに対応する指標部111を消滅させる一方で、右押釦10Rに対応する指標部111は所定の態様で一定期間残すといったように、操作に成功した指標部111と、操作に失敗した指標部111との間で表示を差別化する。それにより、ユーザに対して組み合わせ操作の操作対象ごとの操作の成否が通知される。なお、
図18は一例であって、操作の成否に応じた表示の差別化は適宜の態様で行われてよい。操作成功又は失敗を示す文字その他の要素がさらに追加して表示されてもよい。
図18は同時操作の案内に対応する操作結果を通知する例を示したが、
図13、又は
図14〜
図16に例示した操作順序を伴う組み合わせ操作に関しても、操作結果を同様に通知することが可能である。
【0041】
上記の形態では、複数の入力装置を対象とした組み合わせ操作を案内する例を示したが、例えばレバーユニット6のように単独の入力装置であっても、内容が異なる複数の操作(一例として複数方向への操作)が可能な場合には、それらの操作を上記に準じて案内することが可能である。
図19は、レバーユニット6の操作レバー6aを複数の方向に所定の順序で操作する場合の画像の表示例を示す。
図19の例では、レバーユニット6と位置を合わせて複合指示マーク130が表示される。複合指示マーク130は、操作レバー6aの操作方向を指し示す指標部131と、操作順序を示す順序部132とを含んでいる。図示例では、操作レバー6aをまず後方に操作し、次に右に操作することが案内されている。順序部132には、操作順序を示す数値が示されている。なお、
図19の指標部131は同時に表示されてもよいし、操作順序に従って順次表示されてもよい。指標部131を順次表示する場合には、操作レバー6aが指定された方向に操作されたことを条件として次の操作方向を示すように指標部131及び順序部132の表示が制御されてもよい。
【0042】
本発明は上記の形態に限定されることなく、適宜の変更又は変形が施された形態にて実際されてよい。例えば、入力装置は図示の形態に限定されない。複数の入力装置のそれぞれが、表示装置の表示面上に少なくとも一部が重なるように配置され、あるいは表示面と隣り合うように配置されることにより、案内画像を通じて組み合わせ操作の対象となるべき入力装置の位置を示すことができる限り、入力装置の具体的な構成は問わない。例えば、
図20の例では、表示装置5の表示面5a内に全体が包含されるようにして3つの押釦型の入力装置30L、30C、30Rが設けられている。この場合、例えば左側の入力装置30Lと、中央の入力装置30Cといったように互いに隣り合う入力装置が組み合わせ操作の対象とされているときには、それらの入力装置30L、30Cを取り囲む形状(一例として楕円形状)の複合指示マーク140を案内画像として表示することにより、それらの入力装置30L、30Cの位置を相互に関連付けるようにしてユーザに提示することが可能である。
【0043】
指標部111、121は矢印状のように特定の位置を指し示す形状を伴う例に限らない。指標部は、操作対象の入力装置と位置を合わせて表示されることにより、操作すべき入力装置の位置をユーザが把握する手掛かりとして機能する限り、丸印、星印その他の適宜の形状で表示されてよい。案内画像の少なくとも一部は静止画像に限る必要はなく、点滅、あるいは形状や寸法の変化を伴う動画として表示されてもよい。
図8〜
図17の例では、レバーユニット6及び第1押釦ユニット7の操作を案内する場合を示したが、第2押釦ユニット8の押し込み操作に関しても同様に案内画像を用いて操作が案内されてもよい。
【0044】
上述した実施の形態及び変形例のそれぞれから導き出される本発明の各種の態様を以下に記載する。なお、以下の説明では、本発明の各態様の理解を容易にするために添付図面に図示された対応する部材を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0045】
本発明の一態様に係るゲーム機(1)は、表示装置(5)と、ユーザの物理的な操作に応答して操作信号を出力する複数の入力装置(6、7L、7C、7R、8;30L、30C、30R)と、前記ユーザにゲームをプレイさせるために必要な制御を実行し、かつ前記ゲームと関連付けられた画像を前記表示面上に表示させる制御手段(50)と、を備えたゲーム機であって、前記複数の入力装置のそれぞれは、少なくとも一部が前記表示面と重なり合うか又は前記表示面と隣り合うようにして配置され、前記制御手段は、前記複数の入力装置のうち、少なくとも2つの特定の入力装置を相互に関連付けて操作する組み合わせ操作を前記ユーザに対して案内する必要が生じた場合、前記特定の入力装置のそれぞれの位置を相互に関連付けるようにしてユーザに提示する案内画像(101、110;101、120;140)を前記表示面上に表示させるものである。
【0046】
本発明の一態様に係るゲーム機用のコンピュータプログラム(PG)は、表示装置(5)と、ユーザの物理的な操作に応答して操作信号を出力する複数の入力装置(6、7L、7C、7R、8;30L、30C、30R)とを備え、前記複数の入力装置のそれぞれは、少なくとも一部が前記表示面と重なり合うか又は前記表示面と隣り合うようにして配置されたゲーム機(1)に適用され、前記ゲーム機に設けられたコンピュータ(50)を、前記ユーザにゲームをプレイさせるために必要な制御を実行し、かつ前記ゲームと関連付けられた画像を前記表示面上に表示させる制御手段として機能させるゲーム機用のコンピュータプログラムであって、前記制御手段は、前記複数の入力装置のうち、少なくとも2つの特定の入力装置を相互に関連付けて操作する組み合わせ操作を前記ユーザに対して案内する必要が生じた場合、前記特定の入力装置のそれぞれの位置を相互に関連付けるようにしてユーザに提示する案内画像(101、110;101、120;140)を前記表示面上に表示させるように構成されたものである。
【0047】
上記態様に係るゲーム機及びコンピュータプログラムによれば、組み合わせ操作を案内する必要がある場合、その組み合わせ操作における操作対象となるべき特定の入力装置のそれぞれの位置を相互に関連付けるようにして案内画像が表示される。そのため、操作対象の入力装置の位置又はその近傍に操作対象であることを示す画像のみを表示する場合と比較して、操作対象の入力装置を個別にユーザに提示するだけでなく、異なる位置に配置された入力装置のそれぞれが組み合わせ操作の対象として相互に関連付けられていることをもユーザに提示することができる。そのため、ユーザは、組み合わせ操作の対象とされている入力装置の全てを容易かつ確実に把握することができる。
【0048】
なお、本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよい。この記憶媒体を用いれば、例えばコンピュータに本発明に係るコンピュータプログラムをインストールして実行することにより、そのコンピュータを利用して本発明のゲームシステムを実現することができる。コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体は、CDROM等の非一過性の記憶媒体であってもよい。
【0049】
上記態様において、前記制御手段は、前記特定の入力装置と位置を合わせて表示される指標部(101、111;121)と、前記指標部同士を関連付けるように表示される関連付け部(112;122)とが含まれるようにして前記案内画像を表示させてもよい。これによれば、指標部にて入力装置の位置を提示しつつ、関連付け部により指標部同士を関連付けて提示することができるので、組み合わせ操作の対象とされている入力装置の位置のみならず、それらの入力装置がどのような位置関係にあるか、をユーザに明確に示すことができる。
【0050】
また、前記複数の入力装置のうち、少なくとも1つの入力装置は、前記表示面と重なり合うように配置される透過性の操作部(10a)を有しており、前記制御手段は、前記特定の入力装置の少なくとも1つが前記透過性の操作部を有する入力装置の場合、当該入力装置に関しては、前記透過性の操作部を介して視認できるように前記指標部(101)を表示させてもよい。これによれば、操作部と重なるようにして指標部が表示されるため、操作対象の入力装置の位置を正確に示すことができる。
【0051】
また、前記複数の入力装置のうち、少なくとも1つの入力装置は、前記表示面上から起立するように配置されて前記ユーザによる操作方向を示す信号を前記操作信号の少なくとも一部として出力するレバー状の入力装置(6)とされ、前記制御手段は、前記特定の入力装置の少なくとも1つに前記レバー状の入力装置が含まれる場合、当該レバー状の入力装置に関しては、前記ユーザが操作すべき方向が指示されるように前記指標部(111)を表示させてもよい。これによれば、操作方向に関しても適切に示すことができる。
【0052】
上記態様においては、前記組み合わせ操作として、前記少なくとも2つの入力装置を操作する順序が定められている場合、前記制御手段は、当該組み合わせ操作にて操作されるべき入力装置の操作順序を示す順序部(123)が含まれるようにして前記案内画像を表示させてもよい。これによれば、入力装置を操作すべき順序をもユーザに示すことができる。
【0053】
前記複数の入力装置のそれぞれは、前記表示面の外方にはみ出る領域(6c、7a)が生じるようにして前記表示面上に配置され、前記複数の入力装置のそれぞれから前記操作信号を取り出すための配線が、前記はみ出る領域を介して前記表示面の外方へと引き出されてもよい。これによれば、入力装置を表示面上に配置しつつも、その操作信号を取り出すための配線を表示面外へと容易に引き出すことができるので、入力装置を設けるために表示面の一部を切り抜くといった特殊な構造を採用する必要がない。
【解決手段】複数の入力装置6、7L、7C、7R、8のそれぞれが、表示装置5の表示面5a上に配置され、又は表示面5aと隣り合うようにして配置されたゲーム機において、少なくとも2つの特定の入力装置を相互に関連付けて操作する組み合わせ操作をユーザに対して案内する必要が生じた場合、それらの入力装置のそれぞれの位置を相互に関連付けるようにしてユーザに提示する案内画像101、110が表示面5a上に表示されるようにゲーム機の制御ユニットを機能させる。