特許第6358291号(P6358291)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6358291
(24)【登録日】2018年6月29日
(45)【発行日】2018年7月18日
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
   G02F 1/13357 20060101AFI20180709BHJP
   G02F 1/1333 20060101ALI20180709BHJP
   H04N 5/64 20060101ALI20180709BHJP
   H04N 5/66 20060101ALI20180709BHJP
   F21S 2/00 20160101ALI20180709BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20180709BHJP
【FI】
   G02F1/13357
   G02F1/1333
   H04N5/64 571Z
   H04N5/66 102A
   F21S2/00 435
   F21S2/00 443
   F21Y115:10
【請求項の数】8
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2016-144429(P2016-144429)
(22)【出願日】2016年7月22日
(62)【分割の表示】特願2011-234180(P2011-234180)の分割
【原出願日】2011年10月25日
(65)【公開番号】特開2016-191951(P2016-191951A)
(43)【公開日】2016年11月10日
【審査請求日】2016年7月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】000201113
【氏名又は名称】船井電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104433
【弁理士】
【氏名又は名称】宮園 博一
(72)【発明者】
【氏名】河野 彰文
(72)【発明者】
【氏名】堀内 裕文
【審査官】 磯崎 忠昭
(56)【参考文献】
【文献】 韓国公開特許第10−2010−0011875(KR,A)
【文献】 特開2007−265882(JP,A)
【文献】 特開2001−006419(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0040430(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02F 1/1333
G02F 1/1335
G02F 1/13357
F21S 2/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
略矩形形状の表示領域を含む表示部と、
光源部と、
前記光源部から照射される光を前記表示部側に反射する反射シートと、
前記反射シートを保持する反射シート保持部と、を備え、
前記反射シート保持部は、前記反射シートに接触する接触部分を含むとともに、前記表示部の前記表示領域の各辺の近傍に配置されており、
前記接触部分は、前記表示領域の4辺に沿って、前記各辺の一方端側から他方端側まで、連続的又は非連続的に延びるように設けられているとともに、前記反射シートと前記表示部との間に設けられる略矩形形状の導光板の各辺よりも前記表示領域の中央側に凸状に設けられている、表示装置。
【請求項2】
前記各辺に設けられた複数の前記反射シート保持部は、それぞれ、独立して配置されている、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記反射シート保持部の端部が、前記表示部の表示面に垂直な方向から見て、湾曲した形状を有する、請求項1または2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記反射シート保持部の前記接触部分は、前記表示領域の長手方向の一辺の近傍に複数配置されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項5】
前記反射シート保持部は、前記光源部に接触している、請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項6】
前記反射シート保持部の凸状の前記接触部分は、前記表示部の前記表示領域の辺の近傍で前記反射シートに当接する第1凸部と、前記第1凸部から前記表示領域の中央側に所定間隔を有して前記反射シートに当接する第2凸部と、を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項7】
前記反射シートの前記反射シート保持部が当接する面側に配置された支持部を備え、
前記支持部は、前記表示領域に対応する領域において、前記反射シートの前記反射シート保持部が当接する面と所定の間隔で対向配置されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項8】
前記所定の間隔は、1mm以上である、請求項7に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、表示装置に関し、特に、反射シートを備える表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、反射シートを備える表示装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、蛍光放電管などからなる発光体と、発光体から側面に入射された光を上面から出射する導光板と、発光体および導光板の背面を覆うように設けられる反射シートと、発光体、導光板および反射シートを収納する背面筐体とを備える表示装置が開示されている。この表示装置の背面筐体は、金属板からなり、背面筐体には、絞り加工によって形成された反射シート当接部が形成されている。そして、この反射シート当接部と、反射シートとが当接するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−346535号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に記載の表示装置では、反射シート当接部が絞り加工により形成されており、一般的には、金属板を絞り加工した際には、絞り加工された部分のうち、反射シート当接部と反射シートとが当接している部分との境界部分(絞り加工された部分の根元)のR(曲率半径)は、金属板の厚みと同じになる。このように、絞り加工された部分の境界部分のR(曲率半径)が小さいと、絞り加工された部分(反射シート当接部)の境界部分が、反射シート側に向かって盛り上がった形状となる場合がある。このため、反射シート当接部の盛り上がった部分が反射シートを圧迫することにより導光板も圧迫され、導光板が圧迫された部分に対応する表示画面上に白点が発生するという問題点がある。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、反射シートが圧迫されることに起因して、表示画面上に白点が発生するのを抑制することが可能な表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明の一の局面による表示装置は、略矩形形状の表示領域を含む表示部と、光源部と、光源部から照射される光を表示部側に反射する反射シートと、反射シートを保持する反射シート保持部と、を備え、反射シート保持部は、反射シートに接触する接触部分を含むとともに、表示部の表示領域の各辺の近傍に配置されており、接触部分は、表示領域の4辺に沿って、各辺の一方端側から他方端側まで、連続的又は非連続的に延びるように設けられているとともに、反射シートと表示部との間に設けられる略矩形形状の導光板の各辺よりも表示領域の中央側に凸状に設けられている
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、各辺に設けられた複数の反射シート保持部は、それぞれ、独立して配置されている。
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、反射シート保持部の端部が、表示部の表示面に垂直な方向から見て、湾曲した形状を有する。
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、反射シート保持部の接触部分は、表示領域の長手方向の一辺の近傍に複数配置されている。
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、反射シート保持部は、光源部に接触している。
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、反射シート保持部の凸状の接触部分は、表示部の表示領域の辺の近傍で反射シートに当接する第1凸部と、第1凸部から表示領域の中央側に所定間隔を有して反射シートに当接する第2凸部と、を含む。


【0008】
上記一の局面による表示装置において、好ましくは、反射シートの反射シート保持部が当接する面側に配置された支持部を備え、支持部は、表示領域に対応する領域において、反射シートの反射シート保持部が当接する面と所定の間隔で対向配置されている。このように構成すれば、表示領域に対応する領域において反射シートが支持部により圧迫されるのが抑制されるので、支持部が反射シートを圧迫することに起因して、表示画面上に白点が発生するのを抑制することができる。
【0009】
この場合、好ましくは、所定の間隔は、1mm以上である。このように構成すれば、支持部が反射シートを圧迫することに起因して、表示画面上に白点が発生するのを確実に抑制することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、上記のように、反射シートが圧迫されることに起因して、表示画面上に白点が発生するのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の一実施形態による液晶テレビジョン装置を前側から見た全体斜視図である。
図2】本発明の一実施形態による液晶テレビジョン装置を後ろ側から見た全体斜視図である。
図3】本発明の一実施形態による液晶テレビジョン装置の前部筐体および液晶表示パネルの正面図(前面図)である。
図4】本発明の一実施形態による液晶テレビジョン装置の背面図(後面図)である。
図5】本発明の一実施形態による液晶テレビジョン装置の分解斜視図である。
図6】本発明の一実施形態による液晶テレビジョン装置のブロック図である。
図7】本発明の一実施形態による液晶テレビジョン装置のヒートシンク、反射シートおよび反射シートホルダを後方から見た図である。
図8】本発明の一実施形態による液晶テレビジョン装置のヒートシンクおよび反射シートホルダを前方から見た図である。
図9図3の300−300線に沿った断面図である。
図10図9の矢印X2方向側の拡大断面図である。
図11図9の矢印X1方向側の拡大断面図である。
図12図9のX方向の中央部の拡大断面図である。
図13図3の400−400線に沿った断面図である。
図14図13の矢印Z1方向側の拡大断面図である。
図15図13の矢印Z2方向側の拡大断面図である。
図16図9のZ方向の中央部の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1図16を参照して、本発明の一実施形態による液晶テレビジョン装置100の構成について説明する。なお、液晶テレビジョン装置100は、本発明の「表示装置」の一例である。
【0014】
本発明の一実施形態による液晶テレビジョン装置100は、図1図3に示すように、矩形形状を有するとともに、枠状の前部筐体1と、前部筐体1に収納された液晶表示パネル2と、液晶テレビジョン装置100全体を支持するスタンド部材3とを備えている。また、前部筐体1およびスタンド部材3は、共に樹脂製である。
【0015】
また、図2および図4に示すように、前部筐体1の後面側(矢印Y2方向側)には、板金(SECC:電気亜鉛めっき鋼板)からなる金属製のパネル支持部材4が配置されている。また、パネル支持部材4は、図4に示すように、後方から見て、矩形形状を有している。なお、パネル支持部材4は、本発明の「支持部材」の一例である。
【0016】
また、金属製のパネル支持部材4の裏面側には、樹脂製のカバー部材5が取り付けられている。このカバー部材5は、後方から見て、矩形形状を有しているとともに、前部筐体1およびパネル支持部材4よりも小さく形成されている。
【0017】
また、カバー部材5は、後面から見て、パネル支持部材4の後面(背面)の外周部近傍が逆U字形状に露出するようにパネル支持部材4の後面を覆っている。なお、パネル支持部材4の後面の外部に露出された領域401と、カバー部材5とにより後部筐体が構成されている。また、パネル支持部材4の外部に露出された領域401は、LED光源6aおよび回路基板8の発熱素子81(図5参照)から発生する熱を外部に放熱する放熱部として機能するように構成されている。なお、LED光源6aは、本発明の「光源」の一例である。
【0018】
また、図4および図5に示すように、パネル支持部材4の裏面側のカバー部材5が取り付けられている領域402には、装置全体に電力を供給する機能を有する回路基板7と、信号処理を行う回路基板8とがX方向に所定の間隔を隔てて並べて取り付けられている。なお、回路基板8には、通常の使用状態において、熱が発生するICなどの発熱素子81が取り付けられている。
【0019】
また、パネル支持部材4の後面(矢印Y2方向側の表面)のうち回路基板8の発熱素子81に対応する領域には、カバー部材5の内面に向かって突出するサーマルパッド取付部41が形成されている。また、パネル支持部材4のサーマルパッド取付部41と、回路基板8の発熱素子81との間には、発熱素子81から発生した熱をパネル支持部材4側に放熱させるためのサーマルパッド(図示ぜず)が配置されている。また、サーマルパッドは、シリコーンポリマーとセラミックとの混合材などからなる。
【0020】
また、図5図7および図8に示すように、パネル支持部材4の前方(矢印Y1方向側)には、板金(SECC)からなる反射シートホルダ9aと、反射シートホルダ9bと、反射シートホルダ9cと、板金(SECC)からなる1つのヒートシンク10とが配置されている。また、反射シートホルダ9a、9b、9cおよびヒートシンク10の前方(矢印Y1方向)には、反射シート11、導光板12、光拡散シート13、レンズシート14、枠状の樹脂フレーム15、液晶表示パネル2を駆動させる液晶表示パネル駆動用基板2aが取り付けられた液晶表示パネル2、および、4つのベゼル16が配置されている。なお、ヒートシンク10は、本発明の「反射シート保持部」および「反射シート保持部分」の一例である。また、反射シートホルダ9a、9bおよび9cは、本発明の「反射シート保持部」および「反射シート保持部分」の一例である。また、液晶表示パネル2は、本発明の「表示画面」の一例である。
【0021】
ここで、本実施形態では、図7および図8に示すように、反射シートホルダ9a、反射シートホルダ9b、反射シートホルダ9cおよびヒートシンク10は、それぞれ、液晶表示パネル2の表示領域(図8の破線参照)の4辺(矢印Z1方向、矢印Z2方向、矢印X1方向および矢印X2方向の辺)に沿って配置されている。また、後述するように、反射シートホルダ9aおよび反射シートホルダ9bは、ネジ30によりヒートシンク10に固定されている。また、反射シートホルダ9aおよび反射シートホルダ9bは、ネジ30により反射シートホルダ9cに固定されている。これにより、反射シートホルダ9a、反射シートホルダ9b、反射シートホルダ9cおよびヒートシンク10は、ネジ30により固定された状態で、枠状に配置されている。そして、3つの反射シートホルダ9a、反射シートホルダ9bおよび反射シートホルダ9cと、1つのヒートシンク10とにより、反射シート11の4辺を導光板12側に押圧するように構成されている。具体的には、反射シートホルダ9a、反射シートホルダ9b、反射シートホルダ9cおよびヒートシンク10は、反射シート11に対して、液晶表示パネル2の表示領域の中央部では当接せずに表示領域の外周部側(外周部近傍)で枠状に当接する(図8の斜線の領域参照)ように構成されている。
【0022】
また、図8に示すように、ヒートシンク10には、パネル支持部材4に向かって突出するように絞り加工により形成された第1絞り部分10aと第2絞り部分10bとが設けられている。なお、第1絞り部分10aは、ヒートシンク10とパネル支持部材4とを面接触(図10参照)させるために設けられている。また、第1絞り部分10aの後述するネジ挿入穴10cが設けられる部分(矢印Z1方向側の部分)は、ヒートシンク10と反射シートホルダ9aとを面接触させるために設けられている。また、第2絞り部分10bは、ヒートシンク10と反射シートホルダ9bとを面接触させるために設けられている。また、第1絞り部分10aは、平面的に見て、略長円形状に形成されている。また、第2絞り部分10bは、平面的に見て、略円形状に形成されている。第1絞り部分10aには、反射シートホルダ9aを取り付けるためのネジ挿入穴10cが形成されている。また、第1絞り部分10aには、パネル支持部材4を取り付けるためのネジ挿入穴10dが形成されている。また、第2絞り部分10bには、反射シートホルダ9bを取り付けるためのネジ挿入穴10cが形成されている。
【0023】
ここで、本実施形態では、図10に示すように、第1絞り部分10aのうち、反射シート11とヒートシンク10とが当接する部分との境界部分A1(第1絞り部分10aの反射シート11側の根元)(平面視で略長円形状の第1絞り部分10aの外周部、図8参照)は、ヒートシンク10を形成する板金の厚みt1よりも大きい曲率半径(R)で絞り加工されている。具体的には、第1絞り部分10aのうち、反射シート11とヒートシンク10とが当接する部分との境界部分A1の曲率半径(R)は、ヒートシンク10を形成する板金の厚みt1の3倍(3R)以上でかつ6倍(6R)以下になるように構成されている。具体的には、ヒートシンク10を形成する板金の厚みt1は、0.6mmであり、第1絞り部分10aの境界部分A1の曲率半径(R)は、1.8mm(3R)以上3.6mm(6R)以下である。また、ヒートシンク10の表示領域の中央側(矢印X1方向側)の外縁部10eは、反射シート11には接触せずに、反射シート11から離間している。また、ヒートシンク10の表示領域の中央側の外縁部10eと第1絞り部分10aとの間の部分(第3絞り部分10g)も、絞り加工により形成されており、第3絞り部分10gのうち、反射シート11とヒートシンク10とが当接する部分との境界部分A2(第3絞り部分10gの根元)は、ヒートシンク10を形成する板金の厚みt1(0.6mm)よりも大きい(3倍(3R(1.8mm))以上でかつ6倍(6R(3.6mm))以下)曲率半径で絞り加工されている。また、第2絞り部分10bのうち、反射シート11とヒートシンク10とが当接する部分との境界部分A3(第2絞り部分10bの反射シート11側の根元)(略円形状の第2絞り部分10bの外周部、図8参照)も、ヒートシンク10を形成する板金の厚みt1(0.6mm)よりも大きい(3倍(3R(1.8mm))以上でかつ6倍(6R(3.6mm))以下)曲率半径で絞り加工されている。また、図8に示すように、ヒートシンク10の上端部および下端部には、それぞれ、ベゼル16を取り付けるためのネジ挿入穴10fが形成されている。
【0024】
また、図10に示すように、ヒートシンク10の第1絞り部分10aの外表面101は、平坦面状に形成されているとともに、パネル支持部材4の内面403と面接触するように配置されている。また、LED光源6aから発生した熱は、ヒートシンク10を介して、パネル支持部材4の外部に露出された領域401から放熱される。
【0025】
また、図8に示すように、反射シートホルダ9cには、パネル支持部材4に向かって突出するように絞り加工により形成された1つの第1絞り部分911cと2つの第2絞り部分912cとが設けられている。なお、第1絞り部分911cは、反射シートホルダ9cの機械的強度を高めるために設けられている。また、矢印Z1方向側に設けられる第2絞り部分912cは、反射シートホルダ9cと反射シートホルダ9aとを面接触させるために設けられている。また、矢印Z2方向側に設けられる第2絞り部分912cは、反射シートホルダ9cと反射シートホルダ9bとを面接触させるために設けられている。また、第1絞り部分911cは、平面的に見て、略長円形状に形成されている。また、第2絞り部分912cは、平面的に見て、略円形状に形成されている。また、第2絞り部分912cには、反射シートホルダ9aおよび反射シートホルダ9bを取り付けるためのネジ挿入穴91cが形成されている。反射シートホルダ9cの上端部および下端部には、それぞれ、ベゼル16を取り付けるためのネジ挿入穴92cが形成されている。
【0026】
ここで、本実施形態では、図11に示すように、第1絞り部分911cのうち、反射シート11と反射シートホルダ9cとが当接する部分との境界部分A4(第1絞り部分911cの反射シート11側の根元)(平面視で略長円形状の第1絞り部分911cの外周部、図8参照)は、反射シートホルダ9cを形成する板金の厚みt2(0.6mm)よりも大きい(3倍(3R(1.8mm)以上でかつ6倍(6R(3.6mm))以下)曲率半径で絞り加工されている。また、反射シートホルダ9cの表示領域の中央側の外縁部913cは、反射シート11には接触せずに、反射シート11から離間している。また、反射シートホルダ9cの表示領域の中央側の外縁部913cと第1絞り部分911cとの間の部分(第3絞り部分914c)も、絞り加工により形成されており、第3絞り部分914cのうち、反射シート11と反射シートホルダ9cとが当接する部分との境界部分A5(第3絞り部分914cの根元)は、反射シートホルダ9cを形成する板金の厚みt2(0.6mm)よりも大きい(3倍(3R(1.8mm)以上でかつ6倍(6R(3.6mm))以下)曲率半径で絞り加工されている。また、第2絞り部分912cのうち、反射シート11と反射シートホルダ9cとが当接する部分との境界部分A6(第2絞り部分912cの反射シート11側の根元)(略円形状の第2絞り部分912cの外周部、図8参照)も、反射シートホルダ9cを形成する板金の厚みt2よりも大きい(3倍以上でかつ6倍以下)曲率半径で絞り加工されている。
【0027】
また、図8に示すように、反射シートホルダ9aには、パネル支持部材4に向かって突出するように絞り加工により形成された複数の第1絞り部分911aが設けられている。複数の第1絞り部分911aは、反射シートホルダ9aと液晶表示パネル駆動用基板2aとを面接触させるために設けられている。また、複数の第1絞り部分911aには、液晶表示パネル駆動用基板2aを固定するためのネジ挿入穴912aが設けられている。また、反射シートホルダ9aには、反射シートホルダ9aの機械的強度を高めるために形成された1つの第2絞り部分913aが設けられている。
【0028】
ここで、本実施形態では、図14に示すように、反射シートホルダ9aの表示領域の中央側の外縁部914aは、反射シート11には接触せずに、反射シート11から離間している。また、反射シートホルダ9aの表示領域の中央側の外縁部914aと、反射シートホルダ9aと反射シート11とが当接する部分との間の部分(第3絞り部分915a)も、絞り加工により形成されており、第3絞り部分914aのうち、反射シート11と反射シートホルダ9aとが当接する部分との境界部分A7(第3絞り部分914aの根元)は、反射シートホルダ9aを形成する板金の厚みt3(0.6mm)よりも大きい(3倍(3R(1.8mm)以上でかつ6倍(6R(3.6mm))以下)曲率半径で絞り加工されている。また、第1絞り部分911aのうち、反射シート11と反射シートホルダ9aとが当接する部分との境界部分A8(第1絞り部分911aの反射シート11側の根元)(第1絞り部分911aの外周部、図8参照)、および、第2絞り部分913aのうち、反射シート11と反射シートホルダ9aとが当接する部分との境界部分A9(第2絞り部分913aの反射シート11側の根元)(第2絞り部分913aの外周部、図8参照)も、反射シートホルダ9aを形成する板金の厚みt3よりも大きい(3倍以上でかつ6倍以下)曲率半径で絞り加工されている。
【0029】
また、図8に示すように、反射シートホルダ9bには、絞り加工により形成された2つの絞り部分911bが設けられている。なお、絞り部分911bは、反射シートホルダ9bと反射シート11とを面接触させるために設けられている。ここで、本実施形態では、絞り部分911bのうち、反射シート11と反射シートホルダ9bとが当接する部分との境界部分A10(絞り部分911bの根元)は、反射シートホルダ9aを形成する板金の厚みt4(0.6mm)よりも大きい(3倍(3R(1.8mm))以上でかつ6倍(6R(3.6mm))以下)曲率半径で絞り加工されている。また、図15に示すように、反射シートホルダ9bの絞り部分911bの表示領域の中央側の外縁部912bは、反射シート11には接触せずに、反射シート11から離間している。
【0030】
また、図7に示すように、反射シートホルダ9aおよび反射シートホルダ9bの左端には、それぞれ、ヒートシンク10を取り付けるためのヒートシンク取付用ネジ穴91aおよびヒートシンク取付用ネジ穴91bが形成されている。また、反射シートホルダ9aおよび反射シートホルダ9bの右端には、それぞれ、反射シートホルダ9cを取り付けるための反射シートホルダ取付用ネジ穴92aおよび反射シートホルダ取付用ネジ穴92bが形成されている。また、ネジ30(図5参照)がヒートシンク10のネジ挿入穴10cを介して、反射シートホルダ9aのヒートシンク取付用ネジ穴91aおよび反射シートホルダ9bのヒートシンク取付用ネジ穴91bに取り付けられることにより、ヒートシンク10と、反射シートホルダ9aおよび反射シートホルダ9bとが固定されている。また、ネジ30が反射シートホルダ9cのネジ挿入穴91cを介して、反射シートホルダ9aの反射シートホルダ取付用ネジ穴92aおよび反射シートホルダ9bの反射シートホルダ取付用ネジ穴92bに取り付けられることにより、反射シートホルダ9aおよび反射シートホルダ9bと、反射シートホルダ9cとが固定されている。
【0031】
また、ネジ30がベゼル16のネジ挿入穴16aおよびヒートシンク10のネジ挿入穴10fを介して、反射シートホルダ9aおよび反射シートホルダ9bの左端にそれぞれ形成されたベゼル取付用ネジ穴93aおよびベゼル取付用ネジ穴93bに取り付けられることにより、ベゼル16と、ヒートシンク10と、反射シートホルダ9aと、反射シートホルダ9bとが固定される。また、ネジ30がベゼル16のネジ挿入穴16aおよび反射シートホルダ9cの上端部のネジ挿入穴92cを介して、反射シートホルダ9aの右端に形成されたベゼル取付用ネジ穴93aに取り付けられるとともに、ネジ30がベゼル16のネジ挿入穴16aおよび反射シートホルダ9cの下端部のネジ挿入穴92cを介して、反射シートホルダ9bの右端に形成されたベゼル取付用ネジ穴93bに取り付けられることにより、ベゼル16と、反射シートホルダ9aと、反射シートホルダ9bと、反射シートホルダ9cとが固定される。
【0032】
また、図7に示すように、前部筐体1の矢印Z1方向側の辺の近傍に配置された反射シートホルダ9aの後面には、液晶表示パネル2を駆動させるための液晶表示パネル駆動用基板2aが取り付けられている。
【0033】
また、図10に示すように、導光板12の側方には、複数のLEDから構成されるバックライト用のLED光源6aが配置されている。なお、LED光源6aは、液晶テレビジョン装置100の通常の使用状態において熱が発生する。また、LED光源6aは、LED基板6bの矢印X1方向側の表面に取り付けられている。また、LED基板6bの矢印X2方向側の表面(LED光源6aが取り付けられている面とは反対側の面)は、放熱テープ(シート)6cを介して、ヒートシンク10の矢印X1方向側の表面に取り付けられている。
【0034】
ここで、本実施形態では、図9図16に示すように、パネル支持部材4は、表示領域(図8の破線参照)に対応する領域において、反射シート11には接触せずに反射シート11と所定の間隔を隔てて配置されている。具体的には、パネル支持部材4は、表示領域に対応する領域で、かつ、パネル支持部材4と反射シート11とが最も近接する領域において、反射シート11と1mm以上2mm以下の間隔D(図12および図16参照)を隔てて配置されている。なお、パネル支持部材4と反射シート11とが最も近接する領域において、反射シート11と1mm以上2mm以下の間隔Dを隔ててパネル支持部材4を配置することにより、反射シート11が撓むのを抑制することが可能となる。
【0035】
また、図5に示すように、パネル支持部材4の後面(底面)には、回路基板7および回路基板8の各々を取り付けるための複数の基板取付部42が形成されている。また、複数の基板取付部42の各々は、カバー部材5に向かって突出するように形成されている。また、回路基板7の外縁部には、ネジ30を挿入するための複数のネジ挿入穴7aが形成されており、複数のネジ30の各々が回路基板7のネジ挿入穴7aを介してパネル支持部材4の複数の基板取付用ネジ穴4aに取り付けられることにより、回路基板7がパネル支持部材4に対して固定されている。
【0036】
また、回路基板8の外縁部には、ネジ30を挿入するための複数のネジ挿入穴8aが形成されており、複数のネジ30の各々が回路基板8のネジ挿入穴8aを介してパネル支持部材4の複数の基板取付用ネジ穴4aに取り付けられることにより、回路基板8がパネル支持部材4に対して固定されている。
【0037】
また、パネル支持部材4の後面には、外縁部に沿って、複数のネジ挿入穴4bが形成されており、複数のネジ30の各々がパネル支持部材4のネジ挿入穴4bを介して前部筐体1の複数の後部筐体取付用ネジ穴1aに取り付けられることにより、パネル支持部材4が前部筐体1に対して固定されている。
【0038】
また、パネル支持部材4の後面には、カバー部材5を取り付けるための複数のカバー部材取付用ネジ穴4cが形成されている。また、カバー部材5には、複数のネジ挿入穴5aが形成されている。また、複数のネジ30の各々がカバー部材5の複数のネジ挿入穴5aを介して、パネル支持部材4のカバー部材取付用ネジ穴4cに取り付けられることにより、カバー部材5がパネル支持部材4に対して取り付けられている。なお、後面から見て、カバー部材5の左上のネジ挿入穴5aに取り付けられたネジ30は、回路基板7の左上のネジ挿入穴7aを介して、パネル支持部材4の左上の基板取付用ネジ穴4aに取り付けられている。
【0039】
また、ヒートシンク10のネジ挿入穴10dに対応するパネル支持部材4の部分には、ヒートシンク10に向かって窪んだ凹部4dが形成されている。また、凹部4dには、ネジ30を取り付けるためのネジ挿入穴4eが形成されている。また、ネジ30がパネル支持部材4のネジ挿入穴4eを介してヒートシンク10のネジ挿入穴10dに取り付けられることにより、パネル支持部材4と、ヒートシンク10とが面接触した状態で固定(圧接)されている。
【0040】
また、パネル支持部材4の後面に形成されたカバー部材取付用ネジ穴4cのうちの下方に形成されたカバー部材取付用ネジ穴4cには、スピーカ取付部材17を挟み込むようにして、ネジ30によりカバー部材5が取り付けられている。また、スピーカ取付部材17には、2つのスピーカ18が取り付けられている。また、カバー部材5は、回路基板7および回路基板8と、2つのスピーカ18が取り付けられたスピーカ取付部材17とを後方から覆うように取り付けられている。
【0041】
また、パネル支持部材4に取り付けられた信号処理用の回路基板8は、テレビジョン放送を受信可能な受信部(チューナー)19を有している。また、図6に示すように、液晶テレビジョン装置100では、受信部19は、液晶表示パネル2およびスピーカ18と接続されており、アンテナ200により受信されたテレビジョン放送信号(映像信号および音声信号)のうち映像信号を液晶表示パネル2に出力するとともに、音声信号をスピーカ18に出力するように構成されている。
【0042】
本実施形態では、上記のように、ヒートシンク10の第1絞り部分10a、第2絞り部分10bおよび第3絞り部分10g(反射シートホルダ9aの第1絞り部分911a、第2絞り部分913a、第3絞り部分915a、反射シートホルダ9bの絞り部分911b、反射シートホルダ9cの第1絞り部分911c、第2絞り部分912cおよび第3絞り部分914c)のうち、反射シート11とヒートシンク10(反射シートホルダ9a、9bおよび9c)とが当接する部分の境界部分A1〜A3(境界部分A4〜A10)を、ヒートシンク10(反射シートホルダ9a、9bおよび9c)を形成する板金の厚みt1(t3、t4およびt2)よりも大きい曲率半径で絞り加工する。これにより、絞り部分の境界部分の曲率半径が大きくなるので、境界部分の表面がなだらかになり、境界部分が反射シート11側に向かって盛り上がった形状になるのが抑制されるので、反射シート11が圧迫されることに起因して、導光板12が圧迫されて液晶表示パネル2上に白点が発生するのを抑制することができる。ここで、板金の場合、絞り加工された部分の境界部分は、反射シート11側に向かって盛り上がった形状になりやすいので、この対策として、絞り部分の境界部分の曲率半径をヒートシンク10(反射シートホルダ9a、9bおよび9c)を形成する板金の厚みよりも大きくして境界部分の表面をなだらかにすることは、特に有効である。
【0043】
また、本実施形態では、上記のように、ヒートシンク10の第1絞り部分10a、第2絞り部分10bおよび第3絞り部分10g(反射シートホルダ9aの第1絞り部分911a、第2絞り部分913a、第3絞り部分915a、反射シートホルダ9bの絞り部分911b、反射シートホルダ9cの第1絞り部分911c、第2絞り部分912cおよび第3絞り部分914c)の境界部分A1〜A3(境界部分A4〜A10)の曲率半径を、ヒートシンク10(反射シートホルダ9a、9bおよび9c)を形成する板金の厚みt1(t3、t4およびt2)の3倍以上でかつ6倍以下になるように構成する。これにより、境界部分の表面が確実になだらかになり、絞り部分の境界部分が反射シート11側に向かって盛り上がった形状になるのが確実に抑制されるので、反射シート11が圧迫されることに起因して、液晶表示パネル2上に白点が発生するのを確実に抑制することができる。
【0044】
また、本実施形態では、上記のように、ヒートシンク10により、反射シート11を保持する。これにより、LED光源6aから発生される熱を放熱するためのヒートシンク10を反射シート11を保持する部材として流用することにより、部品点数を削減しながら、液晶表示パネル2上に白点が発生するのを抑制することができる。
【0045】
また、本実施形態では、上記のように、反射シートホルダ9a、反射シートホルダ9b、反射シートホルダ9cおよびヒートシンク10を、反射シート11に対して、表示領域の外周部側(外周部近傍)で枠状に当接するように構成する。これにより、表示領域の中央部に対応する領域の反射シート11が、反射シートホルダ9a、反射シートホルダ9b、反射シートホルダ9cおよびヒートシンク10により圧迫されるのが抑制されるので、表示領域の中央部に白点が発生するのを確実に抑制することができる。
【0046】
また、本実施形態では、上記のように、反射シートホルダ9a、反射シートホルダ9b、反射シートホルダ9cおよびヒートシンク10を、それぞれ、液晶表示パネル2の表示領域(図8の破線参照)の4辺(矢印Z1方向、矢印Z2方向、矢印X1方向および矢印X2方向の辺)に沿って枠状に配置して、反射シート11の4辺を導光板12側に押圧する。これにより、枠状に配置された反射シートホルダ9a、反射シートホルダ9b、反射シートホルダ9cおよびヒートシンク10により、容易に反射シート11の外周部が保持されるので、反射シート11がずれる(移動する)のを容易に抑制することができる。
【0047】
また、本実施形態では、上記のように、ヒートシンク10(反射シートホルダ9a、反射シートホルダ9b、反射シートホルダ9c)の表示領域の中央側の外縁部10e(外縁部914a、外縁部912b、外縁部913c)を、反射シート11には接触させずに、反射シート11から離間させる。これにより、ヒートシンク10(反射シートホルダ9a、反射シートホルダ9b、反射シートホルダ9c)の表示領域の中央側の外縁部10e(外縁部914a、外縁部912b、外縁部913c)が反射シート11から離間しているので、外縁部10e(外縁部914a、外縁部912b、外縁部913c)が反射シート11を圧迫することに起因して、液晶表示パネル2上に白点が発生するのを防止することができる。
【0048】
また、本実施形態では、上記のように、後部筐体を構成するパネル支持部材4を、表示領域に対応する領域において、反射シート11には接触させずに反射シート11と所定の間隔を隔てて配置する。これにより、表示領域に対応する領域において反射シート11がパネル支持部材4により圧迫されるのが抑制されるので、パネル支持部材4が反射シート11を圧迫することに起因して、液晶表示パネル2上に白点が発生するのを抑制することができる。
【0049】
また、本実施形態では、上記のように、パネル支持部材4を、表示領域に対応する領域において、反射シート11と1mm以上の間隔を隔てて配置する。これにより、パネル支持部材4が反射シート11を圧迫することに起因して、液晶表示パネル2上に白点が発生するのを確実に抑制することができる。
【0050】
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0051】
たとえば、上記実施形態では、本発明の表示装置の一例として液晶テレビジョン装置に本発明を適用する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、テレビジョン装置以外のパーソナルコンピュータのモニタなどの他の表示装置や液晶テレビジョン装置以外のテレビジョン装置にも本発明を適用可能である。
【0052】
また、上記実施形態では、ヒートシンク(反射シートホルダ)の絞り部分のうち、反射シートとヒートシンク(反射シートホルダ)とが当接する部分との境界部分の曲率半径を、ヒートシンク(反射シートホルダ)を形成する板金の厚みの3倍以上でかつ6倍以下になるように構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、絞り部分の境界部分の曲率半径が、ヒートシンクおよび反射シートホルダを形成する板金の厚みよりも大きければよい。
【0053】
また、上記実施形態では、ヒートシンクおよび反射シートホルダが枠状に配置され、ヒートシンクおよび反射シートホルダが反射シートに対して液晶表示パネルの中央部では当接せずに液晶表示パネルの外周部で当接する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、ヒートシンクおよび反射シートホルダが反射シートに対して液晶表示パネルの中央部で当接するようにしてもよい。
【0054】
また、上記実施形態では、板金(SECC)からなる金属製のヒートシンクおよびパネル支持部材を用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、LED光源または発熱素子から発生する熱を放熱することが可能であれば、板金(SECC)以外にアルミなどの材料からなるヒートシンクまたはパネル支持部材を用いてもよい。なお、アルミなどの材料からなるヒートシンクの厚みを、板金(SECC)からなる金属製のヒートシンクの厚み(0.6mm)よりも大きく(たとえば1.0mm)してもよい。これにより、発熱素子から発生する熱を効果的に放熱することができる。
【符号の説明】
【0055】
2 液晶表示パネル(表示画面)
4 パネル支持部材(支持部材)
6a LED光源(光源)
9a、9b、9c 反射シートホルダ(反射シート保持部、反射シート保持部分)
10 ヒートシンク(反射シート保持部、反射シート保持部分)
10a 第1絞り部分
10b 第2絞り部分
10e 外縁部
10g 第3絞り部分
11 反射シート
19 受信部
100 液晶テレビジョン装置(表示装置)
911a 第1絞り部分
911b 絞り部分
911c 第1絞り部分
912b 外縁部
912c 第2絞り部分
913a 第2絞り部分
913c 外縁部
914a 外縁部
914c 第3絞り部分
915a 第3絞り部分
A1〜A10 境界部分
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
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図15
図16