【実施例】
【0110】
以下、本発明の貼付剤の製造方法及び貼付剤について典型的実施例を説明する。
【0111】
(典型的実施例1:各種流動効能組成物原料の調製)
(典型的実施例1−1:流動可能な流動状態を有するB1流動効能組成物原料11aを調製する流動効能組成物原料調製工程):
ポリアクリル酸ナトリウム4g、ゼラチン1g、ポリビニルアルコール2g、グリセリン18g、カルボキシメチルセルロースナトリウム1g、カラギーナン2g、エチルアルコール1g、パラベン0.1g、水70.9g、合計100gを準備する。次に、ゼラチンとカラギーナンを水20gに約80℃に加温して溶解物aを得る。また、ポリビニルアルコールを水20gに約80℃に加温して溶解物bを得る。これら加温溶解物aと加温溶解物bと混合して、よく撹拌混合する。別途、ポリアクリル酸ナトリウムとカルボキシメチルセルロースナトリウムとグリセリンとを混合して約80℃に加温して溶解物cを得る。これらの溶解物aと溶解物bと溶解物cとパラベンと残りの水を加えて、約80℃に加温混合撹拌して、その後、溶液温度を約70℃〜約75℃に降下させると共に、この溶液内の気泡が排除されるのを待つ。このようにして、各成分が均一に混合された約70℃〜約75℃のB1流動効能組成物原料11aを調製する。
このようにして調製されたB1流動効能組成物原料11aは、第一流動温度としての約40℃以上の温度領域で流動可能な流動状態を有し、第二冷却非変形温度としての約3℃以下の温度領域で切断可能な非変形状態になり、第三非流動温度としての約7℃〜約40℃の温度領域で流動性のない含水ゲル状柔軟効能組成物になる。
この含水ゲル状柔軟効能組成物を構成した貼付剤は、人体に貼付されて使用された場合、冷却効能又は冷感効能を奏する効果を有する。
【0112】
(典型的実施例1−2)
流動可能な流動状態を有するB2流動効能組成物原料12aを調製する流動効能組成物原料調製工程):
流動効能組成物原料12aの全量を100質量%として、以下の処方のゲル状組成物を調製した。すなわち、先ず別の容器に所定量の水をとり、そこに架橋剤(KCl)0.02質量%を添加しておく。別途、カッパーカラギーナン0.6質量%、ローカストビーンガム0.2質量%、グルコマンナン0.4質量%、ポリアクリル酸部分中和物0.05質量%等のゲル成分を、約半量のブチレングリコール5質量%によく攪拌しながら少量ずつ加えた後、これにシリカ粉体(サイロピュア25)3質量%を少量ずつ添加してよく攪拌し、ゲル成分・シリカ粉体湿潤液を得る。なお、ゲル成分は予め少量のエタノールに湿潤・分散させておいてもよい。一方、残りのブチレングリコール5質量%に防腐剤(パラベン0.2質量%)及びポリエチレングリコール1質量%並びに有効成分(ラズベリケトン0.5質量%、カフェイン0.1質量%、茶エキス0.1質量%、海藻エキス0.1質量%、グルコース糖成分2質量%)を加え、加温下で攪拌しながら完全に溶解させ、ブチレングリコール溶液を得る。このブチレングリコール溶液の粗熱がとれたら、これを少量ずつ上記のゲル成分・シリカ粉体湿潤液によく攪拌しながら添加する。次いでこれを、残りの水にソルビトール5質量%を加えたものによく攪拌しながら加え、ゲル成分を膨潤させる。得られたゲル成分膨潤液を80〜85℃程度に加熱し、膨潤したゲル成分が均一に溶解したら、これに別途用意した架橋剤水溶液を攪拌下に滴下して加え、80〜85℃にて約30分間程維持する。その後、70〜75℃に調節したウォーターバスに浸して溶液温度を降下させると共に、この溶液内の気泡が排除されるのを待つ。このようにして、各成分が均一に混合された約70℃〜約75℃(第一流動温度)のB2流動効能組成物原料12aを調製する。
このようにして調製されたB2流動効能組成物原料12aは、第一流動温度としての約40℃以上の温度領域で流動可能な流動状態を有し、第二冷却非変形温度としての約3℃以下の温度領域で切断可能な非変形状態になり、第三非流動温度としての約7℃〜約40℃の温度領域で流動性のない含水ゲル状柔軟効能組成物になる。
この含水ゲル状柔軟効能組成物を構成した貼付剤は、人体に貼付されて使用された場合、冷却効能又は冷感効能を奏するとともに、前述のB1流動効能組成物原料11aを用いた含水ゲル状柔軟効能組成物よもより強い接着力を奏する効果を有する。
【0113】
(典型的実施例1−3)
流動可能な流動状態を有するB3流動効能組成物原料13aを調製する流動効能組成物原料調製工程:
前述の典型的実施例1の工程において、さらに、鎮痛消炎効能を奏する薬効成分としてのインドメタシン約0.1gを加えて混合・溶解する工程を有する。このようにして、各成分が均一に混合された約70℃〜約75℃のB3流動効能組成物原料13aを調製する。
このようにして調製されたB3流動効能組成物原料13aは、第一流動温度としての約40℃以上の温度領域で流動可能な流動状態を有し、第二冷却非変形温度としての約3℃以下の温度領域で切断可能な非変形状態になり、第三非流動温度としての約7℃〜約40℃の温度領域で流動性のない含水ゲル状柔軟効能組成物になる。
この含水ゲル状柔軟効能組成物を構成した貼付剤は、人体に貼付されて使用された場合、冷却効能又は冷感効能を奏するとともに鎮痛消炎効能を奏する効果を有する。
【0114】
(典型的実施例1−4)
流動可能な流動状態を有する流動効能組成物原料14aを調製する流動効能組成物原料調製工程:前述の典型的実施例1において、さらに、冷感清涼感を奏する薬効成分としてのl−メントール約0.1gを加えて混合・溶解する工程を有する。このようにして、各成分が均一に混合された約70℃〜約75℃のB4流動効能組成物原料14aを調製する。
このようにして調製されたB3流動効能組成物原料13aは、第一流動温度としての約40℃以上の温度領域で流動可能な流動状態を有し、第二冷却非変形温度としての約3℃以下の温度領域で切断可能な非変形状態になり、第三非流動温度としての約7℃〜約40℃の温度領域で流動性のない含水ゲル状柔軟効能組成物になる。
この含水ゲル状柔軟効能組成物を構成した貼付剤は、人体に貼付されて使用された場合、冷却効能又は冷感効能を奏するとともに清涼効能を奏する効果を有する。
【0115】
(典型的実施例2)
含水ゲル状の柔軟効能組成物を備えた貼付剤の製造:
図1に示される実施形態1に関する典型的実施例について説明する。
(A工程)保持部材供給工程:ポリエチレンテレフタレート製繊維及びその他の結合剤等を含有する厚さ約1mm、縦幅約300mm、横幅約300mmの屈曲柔軟性、空気湿度透過性を有する不織布製の保持部材を準備する。
(B工程)前述の典型的実施例1−1と同じようにして、各成分が均一に混合又は溶解された流動可能な約40℃〜約70℃(第一流動温度)のB1流動効能組成物原料11aを調製する。そのB1流動効能組成物原料11aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込む。
(C工程)冷却所定形状形成工程:B1流動効能組成物原料11aを非変形状態になる約−10〜約3℃の第二冷却非変形温度に冷却して非変形状態の冷却非変形効能組成物11bを形成し、その後、冷却非変形効能組成物を
図2の(C)に示される楕円形状に切断して切断冷却非変形効能組成物11cを調製する。
(D)保持部材2に切断した楕円形状の切断冷却非変形効能組成物11cを積層して、保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を調製する。
(E)保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を第三非流動柔軟温度の約10℃〜約25℃に昇温させて、切断冷却非変形効能組成物11cを冷却非変形状態から流動性のない柔軟状態の柔軟効能組成物11に変化させるとともにその柔軟効能組成物11を保持部材2に付着させて、柔軟効能組成物11が保持部材2に付着した保持部材・柔軟効能組成物積層構成物を調製する。
このようにして、横幅14cm、縦幅10cm、厚さ約1.5mmの平面楕円状の保持部材・柔軟効能組成物積層構成物が得られる。
このような製造方法により、前述の(効果イ)、(効果ロ)、(効果ハ)の効果が得られた。また、このようにして得られた貼付剤は、人体の皮膚に貼付した時に、冷却効能を奏する。
【0116】
前述の(C工程)冷却所定形状形成工程について詳細に説明する。
図15に本発明の貼付剤の製造方法の冷却非変形効能組成物を切断する工程の一実施例を示す模式図を示す。
図15において、先端刃先角度30度、高さ約5mmの両刃形状を有する押切刃型7を平板型切断装置の上盤9に装着するとともに、約−10℃〜約3℃の冷却状態の冷却非変形効能組成物11bを平板型切断装置の下盤に配置した状態で、上盤9を稼働して、切断冷却非変形効能組成物11cを切断して所定形状の楕円形の冷却非変形効能組成物11cを得る。
切断時に、冷却非変形効能組成物11bは、流動することなく、変形することなく、切断されて、正確に分離された所望の楕円形の形状の冷却非変形効能組成物11cが得られた。すなわち、所望の厚さ、面積、形状、重量などにおいて高精度な所望の形状の切断冷却非変形効能組成物11cが得られた。また、切断動作後の押切刃型7の刃先には冷却非変形効能組成物の残渣等の付着物は認められなかった。
【0117】
(比較例2)
これに対して、前述の(B)工程で得られた約70℃〜約75℃(第一流動温度)のB1流動効能組成物原料11aを室温付近の約20℃〜約25℃になるまで放置し、その約20℃〜約25℃の流動効能組成物原料を
図15に示す切断装置を用いて上記と同じ切断動作を実施した結果、切断動作後に、流動効能組成物原料が直ぐに流動変形して、再び、切断された流動効能組成物原料が互いに混ざりあって、正確に切断できなかった。
また、切断動作後には、押切刃型7の刃先には多量の流動効能組成物原料の残渣が付着していた。
【0118】
(典型的実施例3)
複数個の切断冷却非変形効能組成物1cを調製する工程を備えた含水ゲル状の柔軟効能組成物貼付剤の製造
図3に示される実施形態2に関する典型的実施例について説明する。
すなわち、
図3に示すように、本発明の一実施例の貼付剤の製造方法は、前述の典型的実施例2と同じ(A工程)保持部材供給工程:ポリエチレンテレフタレート製繊維等を含有する厚さ約1mm、横約500mm、縦約300mmの屈曲柔軟性、空気湿度透過性を有する不織布製の保持部材を供給する保持部材供給工程、及び(B)前記第一流動温度(約40℃〜約70℃)において流動可能な流動状態を有するB1流動効能組成物原料11aを調製する流動効能組成物原料調製工程を経る。そのB1流動効能組成物原料11aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込む。そして、(C)前記流動効能組成物原料11aを非変形状態になる第二冷却非変形温度(約−10〜約3℃)に冷却して非変形状態の冷却非変形効能組成物11bを形成し、その後、典型的実施例2と同じようにして前記冷却非変形効能組成物11bを複数個の横14cm、縦10cmの長方形に切断して、複数個の切断冷却非変形効能組成物11cを調製する冷却所定形状形成工程、(D)前記保持部材2の所定の表面領域に前記複数個の切断冷却非変形効能組成物11cを積層付着して、保持部材・複数個の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数個の冷却非変形効能組成物積層工程、その後、前記複数個の切断冷却非変形効能組成物11cの上に剥離保護部材3を積層する剥離保護部材積層工程、及び、(E)前記保持部材・複数個の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を第三非流動柔軟温度(約10〜約25℃)に昇温させて、前記複数個の切断冷却非変形効能組成物11cを非変形状態から柔軟状態に変化させるとともに柔軟化した柔軟効能組成物を前記保持部材に付着させて、柔軟状態の柔軟効能組成物11が前記保持部材2に付着した保持部材・複数個の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。その後、保持部材・複数個の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物の、柔軟効能組成物を含む保持部材と剥離保護部材との所定位置を切断して、個々の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する。
なお、剥離保護部材3としては厚さ約0.01mmのポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)製フィルムを使用した。
このようにして、横幅14cm、縦幅10cm、厚さ約2.51mmの長方形の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物が得られる。
なお、得られた個々の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を間隔約2.5mmの2本ロールの間を通過させて、横14cm、縦10cm、厚さ約2.50mの長方形の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製することも可能である。これにより、前述の(効果ニ)の作用効果が得られる。
【0119】
このような製造工程において、切断時に、冷却非変形効能組成物11bは、流動することなく、変形することなく、切断されて、正確に分離された所望の形状の冷却非変形効能組成物11cが得られた。すなわち、所望の厚さ、面積、形状、重量などにおいて高精度な所望の形状の切断冷却非変形効能組成物11cが得られた。また、切断動作後の押切刃型7の刃先には冷却非変形効能組成物の残渣等の付着物は認められなかった。
【0120】
(比較例3)
これに対して、前述の(B)工程で得られた約40℃〜約70℃(第一流動温度)のB1流動効能組成物原料11aを室温付近の約20℃〜25℃になるまで放置し、その約20℃〜25℃の流動効能組成物原料を
図15に示す切断装置を用いて上記と同じ切断動作を実施した結果、切断動作後に、流動効能組成物原料が直ぐに流動変形して、再び、切断された流動効能組成物原料が互いに混ざりあって、正確に切断できなかった。また、切断動作後には、押切刃型7の刃先には多量の流動効能組成物原料の残渣が付着していた。
【0121】
(典型的実施例4)
複数個の切断冷却非変形効能組成物1cを調製する工程を備えた含水ゲル状の柔軟効能組成物貼付剤の製造:
図4に示される実施形態3に関する典型的実施例について説明する。
すなわち、
図4に示すように、本発明の一実施例の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材供給工程:ポリエチレンテレフタレート製繊維を含有する厚さ約1mm、横約500mm、縦約300mmの屈曲柔軟性、空気湿度透過性を有する不織布製の保持部材を供給する保持部材供給工程、及び(B)前記第一流動温度(約40℃〜約70℃)において流動可能な流動状態を有するB1流動効能組成物原料11aを調製する流動効能組成物原料調製工程を経る。そのB1流動効能組成物原料11aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込む。そして、(C−a)前記流動効能組成物原料11aを非変形状態になる第二冷却非変形温度(約−10℃〜約3℃)に冷却して非変形状態の冷却非変形効能組成物11bを形成する冷却工程、(D)前記保持部材2に前記冷却非変形効能組成物11bを積層して、保持部材・冷却非変形効能組成物積層物を調製する冷却非変形効能組成物積層工程、(G)前記保持部材・冷却非変形効能組成物積層物に剥離保護部材3を積層して保持部材・冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層物を調整し、その後、前記保持部材・冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層物を所定形状(横約14cm、縦幅約10cmの長方形)に切断して、保持部材・切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層物を調整する保持部材・冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層物切断工程、及び、(E)前記保持部材・冷却非変形効能組成物積層物を前記第三非流動柔軟温度(約20℃〜約25℃)に昇温させて、冷却非変形効能組成物を冷却非変形状態から流動性のない柔軟状態の柔軟効能組成物1に変化させるとともにその柔軟効能組成物11を保持部材2と剥離保護部材3に付着させて、柔軟効能組成物1が保持部材2に付着した保持部材・柔軟効能組成物積層構成物・剥離保護部材を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程を備える。このようにして、横14cm、縦10cm、厚さ約2.51mmの長方形の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物が得られる。
なお、得られた個々の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を間隔約2.5mmの2本ロールの間を通過させて、横幅14cm、縦幅10cm、厚さ約2.50mの長方形の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製することも可能である。
これにより、前述の(効果ニ)の作用効果が得られる。
このようにして、横14cm、縦10cm、厚さ約2.5mmの平面長方形の貼付剤が製造される。
【0122】
このような製造工程において、切断時に、冷却非変形効能組成物11bは、流動することなく、変形することなく、切断されて、正確に分離された所望の形状の冷却非変形効能組成物11cが得られた。すなわち、所望の厚さ、面積、形状、重量などにおいて高精度な所望の形状の切断冷却非変形効能組成物11cが得られた。また、切断動作後の押切刃型7の刃先には冷却非変形効能組成物の残渣等の付着物は認められなかった。
【0123】
(比較例4)
これに対して、前述の(B)工程で得られた約40℃〜約70℃(第一流動温度)のB1流動効能組成物原料11aを室温付近の約20℃〜約25℃になるまで放置し、その約20℃〜約25℃の流動効能組成物原料を
図15に示す切断装置を用いて上記と同じ切断動作を実施した結果、切断動作後に、流動効能組成物原料が直ぐに流動変形して、再び、切断された流動効能組成物原料が互いに混ざりあって、正確に切断できなかった。また、切断動作後には、押切刃型7の刃先には多量の流動効能組成物原料の残渣が付着していた。
【0124】
(典型的実施例5)
複数種類の効能組成物を多層に積層構成した含水ゲル状の柔軟効能組成物貼付剤の製造:
図5に示される実施形態4に関する典型的実施例について説明する。すなわち、
図5に示すように、本発明の一実施例の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材供給工程:ポリエチレンテレフタレート製繊維等を含有する厚さ約1mm、横約500mm、縦約300mmの屈曲柔軟性、空気湿度透過性を有する不織布製の保持部材2を供給する保持部材供給工程、(B)互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料(B1組成物原料11aとB2組成物原料12a)を調製する複数種類の流動効能組成物原料調製工程、ここで、B1組成物原料11aは、前述の典型的実施例1−1において調製したB1流動効能組成物原料11aと同じように調製した。また、B2組成物原料12aは、前述の典型的実施例1−2において調製したB2流動効能組成物原料12aと同じように調製した。そのB1流動効能組成物原料11aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.0mmの厚さになるように流し込み、また、そのB2流動効能組成物原料12aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約0.5mmの厚さになるように流し込む。(C)前記複数種類のそれぞれの流動効能組成物原料11a、12aを非変形状態になる第二冷却非変形温度(約−10℃〜約3℃)に冷却して非変形状態の複数種類の冷却非変形効能組成物(B1冷却組成物11bとB2冷却組成物12b)を形成し、その後、前記複数種類のそれぞれの冷却非変形効能組成物を複数個の所定形状(横約14cm、縦約10cmの長方形)に切断して、複数種類の冷却非変形効能組成物について所定形状に切断された複数個の切断冷却非変形形成効能組成物(B1切断冷却組成物11cとB2切断冷却組成物12c)を調製する複数種類・複数個・切断冷却所定形状形成工程、(D)保持部材2の所定の表面に、前記複数種類のそれぞれの切断冷却非変形効能組成物11c、12cを順次多層に積層付着し、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程、(G)保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物の上に剥離保護部材3を積層して、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調整する剥離保護部材積層工程、(E)前記保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を第三非流動柔軟温度(約20℃〜約25℃)に昇温して、前記複数種類の切断冷却非変形効能組成物を非変形状態から柔軟状態に変化させて、前記保持部材に接触している柔軟状態の柔軟効能組成物11、12を前記保持部材2に接合させるとともに、複数種類の柔軟効能組成物11、12を互いに接合させて、柔軟状態の柔軟効能組成物が前記保持部材に接合された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。
さらに、前述の(E)工程により形成された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を所定の形状に切断分離して、個々の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物より構成された貼付剤が得られる。なお、剥離保護部材3としては厚さ約0.01mmのポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)製フィルムを使用した。
このようにして、横約14cm、縦約10cm、厚さ約2.5mmの平面長方形の貼付剤が得られる。なお、得られた個々の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を間隔約2.5mmの2本ロールの間を通過させて、横14cm、縦10cm、厚さ約2.50mの長方形の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製することも可能である。
これにより、前述の(効果ホ)の作用効果が得られる。また、このようにして得られた貼付剤は前述の(効果b)の作用効果を奏する。特に、接着力の強いB2組成物原料12aの厚さを冷却効能の優れたB1切断冷却組成物11cよりも薄く構成することにより、このような貼付剤を剥離保護部材を剥離して人体に貼付した時に、強い接着力を奏するとともに、冷却効能の優れた貼付剤が得られる。
【0125】
このような製造工程において、切断時に、冷却非変形効能組成物11b、12bは、流動することなく、変形することなく、切断されて、正確に分離された所望の形状の冷却非変形効能組成物11cが得られた。すなわち、所望の厚さ、面積、形状、重量などにおいて高精度な所望の形状の切断冷却非変形効能組成物11c、12cが得られた。また、切断動作後の押切刃型7の刃先には冷却非変形効能組成物の残渣等の付着物は認められなかった。
【0126】
(比較例5)
これに対して、前述の(B)工程で得られた約40℃〜約70℃(第一流動温度)の流動効能組成物原料11a、12aを室温付近の約20℃〜約25℃になるまで放置し、その約20℃〜約25℃の流動効能組成物原料を
図15に示す切断装置を用いて上記と同じ切断動作を実施した結果、切断動作後に、流動効能組成物原料が直ぐに流動変形して、再び、切断された流動効能組成物原料が互いに混ざりあって、正確に切断できなかった。また、切断動作後には、押切刃型7の刃先には多量の流動効能組成物原料の残渣が付着していた。
【0127】
(典型的実施例6)
複数種類の効能組成物を多層に積層構成した他の含水ゲル状の柔軟効能組成物貼付剤の製造:
図6に示される実施形態5に関する典型的実施例について説明する。
すなわち、
図6に示すように、本発明の一実施例の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材供給工程:ポリエチレンテレフタレート製繊維等を含有する厚さ約1mm、横約500mm、縦約300mmの屈曲柔軟性、空気湿度透過性を有する不織布製の保持部材2を供給する保持部材供給工程、(B)互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料(B3組成物原料13aとB2組成物原料12a)を調製する複数種類の流動効能組成物原料調製工程、ここで、B3組成物原料13aは、前述の典型的実施例1−3において調製したB3流動効能組成物原料13aと同じように調製した。また、B2組成物原料12aは、前述の典型的実施例1−2において調製したB2流動効能組成物原料12aと同じように調製した。そのB3流動効能組成物原料13aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.0mmの厚さになるように流し込み、また、そのB2流動効能組成物原料12aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約0.5mmの厚さになるように流し込む。
(C−a)前記複数種類のそれぞれの流動効能組成物原料13a、12aを非変形状態になる第二冷却非変形温度(約−10℃〜約3℃)に冷却して非変形状態の複数種類の冷却非変形効能組成物(B3冷却組成物13bとB2冷却組成物12b)を形成する冷却工程、(D)保持部材2の所定の表面に、前記複数種類のそれぞれの冷却非変形効能組成物13b、12bを順次多層に積層付着し、保持部材・複数種類の冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の冷却非変形効能組成物積層工程、(G)保持部材・複数種類の冷却非変形効能組成物積層構成物の上に剥離保護部材3を積層して、保持部材・複数種類の冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調整する剥離保護部材積層工程、(C−b)保持部材・複数種類の冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を所定形状に切断して、所定形状の切断冷却非変形効能組成物13c、12cを有する保持部材・複数種類の冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を形成する保持部材・複数種類の冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物切断工程、(E)前記保持部材・複数種類の冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を第三非流動柔軟温度(約20℃〜約25℃)に昇温して、前記複数種類の切断冷却非変形効能組成物を非変形状態から柔軟状態に変化させて、前記保持部材に接触している柔軟状態の柔軟効能組成物を前記保持部材に接合させるとともに、複数種類の柔軟効能組成物を互いに接合させて、柔軟状態の柔軟効能組成物1が保持部材2に接合された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。
なお、剥離保護部材3としては厚さ約0.01mmのポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)製フィルムを使用した。
このようにして、横約14cm、縦約10cm、厚さ約2.5mmの平面長方形の貼付剤が得られる。なお、得られた個々の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を間隔約2.5mmの2本ロールの間を通過させて、横14cm、縦10cm、厚さ約2.50mの長方形の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製することも可能である。
これにより、前述の(効果ホ)の作用効果が得られる。また、このようにして得られた貼付剤は前述の(効果b)の作用効果を奏する。
特に、接着力の強いB2柔軟効能組成物12の厚さを鎮痛効能の優れたB3柔軟効能組成物13よりも薄く構成することにより、このような貼付剤を剥離保護部材を剥離して人体に貼付した時に、強い接着力を奏するとともに、鎮痛効能の優れた貼付剤が得られる。
【0128】
このような製造工程において、切断時に、冷却非変形効能組成物13b、12bは、流動することなく、変形することなく、切断されて、正確に分離された所望の形状の冷却非変形効能組成物13c、12cが得られた。すなわち、所望の厚さ、面積、形状、重量などにおいて高精度な所望の形状の切断冷却非変形効能組成物13c、12cが得られた。また、切断動作後の押切刃型7の刃先には冷却非変形効能組成物の残渣等の付着物は認められなかった。
【0129】
(比較例6)
これに対して、前述の(B)工程で得られた約40℃〜約70℃(第一流動温度)の流動効能組成物原料13a、12aを室温付近の約20℃〜約25℃になるまで放置し、その約20℃の流動効能組成物原料を
図15に示す切断装置を用いて上記と同じ切断動作を実施した結果、切断動作後に、流動効能組成物原料が直ぐに流動変形して、再び、切断された流動効能組成物原料が互いに混ざりあって、正確に切断できなかった。また、切断動作後には、押切刃型7の刃先には多量の流動効能組成物原料の残渣が付着していた。
【0130】
(典型的実施例7−a)
複数種類の効能組成物を平面領域に構成した含水ゲル状の柔軟効能組成物貼付剤の製造:
図7に示される実施形態6に関する典型的実施例について説明する。すなわち、
図7に示すように、本発明の一実施例の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材供給工程:ポリエチレンテレフタレート製繊維等を含有する厚さ約1m、横約500mm、縦約300mmの屈曲柔軟性、空気湿度透過性を有する不織布製の保持部材2を供給する保持部材供給工程、(B)互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料(B1組成物原料11aとB2組成物原料12a)を調製する複数種類の流動効能組成物原料調製工程、ここで、B1組成物原料11aは、前述の典型的実施例1−1において調製したB1流動効能組成物原料11aと同じように調製した。また、B2組成物原料12aは、前述の典型的実施例1−2において調製したB2流動効能組成物原料12aと同じように調製した。そのB1流動効能組成物原料11aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込み、また、そのB2流動効能組成物原料12aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込む。(C)前記複数種類のそれぞれの流動効能組成物原料を非変形状態になる第二冷却非変形温度(約−10℃〜約3℃)に冷却して非変形状態の複数種類の冷却非変形効能組成物(B1冷却組成物11bとB2冷却組成物12b)を形成し、その後、B1切断冷却組成物11cを横10cm、縦10cmに切断し、B2切断冷却組成物12cを横2cm、縦10cmに切断し、それらの所定形状に切断された複数個の切断冷却非変形効能組成物(B1切断冷却組成物11cとB2切断冷却組成物12c)を調製する複数種類・複数個・切断冷却所定形状形成工程、(D)前記保持部材2の所定の表面の平面領域の所定位置に、前記複数種類のそれぞれの切断冷却非変形形成効能組成物11c、12cを
図8(A)に示すように互いに平面領域に隣り合うように位置して、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程、(G)保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物の上に剥離保護部材3を積層して保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調整する剥離保護部材積層工程、及び、(E)前記保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を第三非流動柔軟温度(約20〜約25℃)に昇温して、複数種類の切断冷却非変形効能組成物11c、12cを非変形状態から柔軟状態に変化させて、柔軟化した複数種類の柔軟効能組成物を互いに平面領域において接合させるとともに保持部材2に接合させて、複数種類の柔軟効能組成物11、12が保持部材2の表面に接合された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。
【0131】
なお、剥離保護部材3としては厚さ約0.01mmのポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)製フィルムを使用した。
このようにして、横約14cm、縦約10cm、厚さ約2.5mmの平面長方形の貼付剤が得られる。なお、得られた個々の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を間隔約2.5mmの2本ロールの間を通過させて、横14cm、縦10cm、厚さ約2.50mの長方形の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製することも可能である。
これにより、前述の(効果ヘ)の作用効果が得られる。また、このようにして得られた貼付剤は前述の(効果C)の作用効果を奏する。
特に、接着力の強いB2柔軟効能組成物12と冷却効能の優れたB1柔軟効能組成物11とを所望位置に構成することにより、このような貼付剤を剥離保護部材を剥離して人体に貼付した時に、強い接着力を奏するとともに、冷却効能の優れた貼付剤が得られる。
なお、本実施例において、B2流動効能組成物原料12aに替えて、B3流動効能組成物原料13a、B4流動効能組成物原料14aを使用した貼付剤も実施可能である。
【0132】
このような製造工程において、切断時に、冷却非変形効能組成物11b、12bは、流動することなく、変形することなく、切断されて、正確に分離された所望の形状の冷却非変形効能組成物11cが得られた。また、第三非流動柔軟温度(約20〜約25℃)に昇温後には、各切断冷却非変形効能組成物11c、12cは互いに隣同士で接合しあっていることを確認した。このように、所望の厚さ、面積、形状、重量などにおいて高精度な所望の形状の切断冷却非変形効能組成物11c、12cが得られた。また、切断動作後の押切刃型7の刃先には冷却非変形効能組成物の残渣等の付着物は認められなかった。
【0133】
(比較例7−a)
これに対して、前述の(B)工程で得られた約40℃〜約70℃(第一流動温度)の流動効能組成物原料11a、12aを室温付近の約20〜25℃になるまで放置し、その約20℃の流動効能組成物原料を
図15に示す切断装置を用いて上記と同じ切断動作を実施した結果、切断動作後に、流動効能組成物原料が直ぐに流動変形して、再び、切断された流動効能組成物原料が互いに混ざりあって、正確に切断できなかった。また、切断動作後には、押切刃型7の刃先には多量の流動効能組成物原料の残渣が付着していた。
【0134】
(典型的実施例7−b)
複数種類の効能組成物を平面領域に構成した含水ゲル状の柔軟効能組成物貼付剤の製造:
図7に類似の他の実施形態6として、4種類の流動効能組成物を構成した貼付剤に関する他の典型的実施例について説明する。すなわち、本発明の一実施例の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材供給工程:ポリエチレンテレフタレート製繊維等を含有する厚さ約1mm、横約500mm、縦約300mmの屈曲柔軟性、空気湿度透過性を有する不織布製の保持部材2を供給する保持部材供給工程、(B)互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料(B1組成物原料11a、B2組成物原料12a、B3組成物原料13a、B4組成物原料12a)を調製する複数種類の流動効能組成物原料調製工程、ここで、B1組成物原料11a、B2組成物原料12a、B3組成物原料13a、B4組成物原料14aは、前述の典型的実施例1−1、1−2、1−3、1−4において調製した各流動効能組成物原料と同じように調製した。B1流動効能組成物原料11aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込み、B3流動効能組成物原料13aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込み、B4流動効能組成物原料14a、を縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込み、また、B2流動効能組成物原料12aを縦30cm、横30cm、高さ1.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約0.5mmの厚さになるように流し込む。(C)前記複数種類のそれぞれの流動効能組成物原料を非変形状態になる第二冷却非変形温度(約−10℃〜約3℃)に冷却して非変形状態の複数種類の冷却非変形効能組成物(B1冷却組成物11b、B2冷却組成物12b、B3冷却組成物13b、B4冷却組成物14b)を形成し、その後、B1流動効能組成物原料11a、B3流動効能組成物原料13a、B4流動効能組成物原料14aのそれぞれの冷却非変形効能組成物を横約4cm、縦約10cmに切断し、B2流動効能組成物原料12aを横約1.0cm、縦約10cmに切断して、複数種の冷却非変形効能組成物について所定形状に切断された複数個の切断冷却非変形効能組成物(B1切断冷却組成物11c、B2切断冷却組成物12c、B3切断冷却組成物13c、B4切断冷却組成物14c)を調製する複数種類・複数個・切断冷却所定形状形成工程、(D)前記保持部材2の所定の表面の平面領域の所定位置に、前記複数種類のそれぞれの切断冷却非変形形成効能組成物11c、12c、13c、14cを
図8(C)に示すように互いに平面領域に隣り合うように位置して、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程、(G)保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物の上に剥離保護部材3を積層して保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調整する剥離保護部材積層工程、及び、(E)前記保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を第三非流動柔軟温度(約20℃〜約25℃)に昇温して、複数種類の切断冷却非変形効能組成物11c、12c、13c、14cを非変形状態から柔軟状態に変化させて、柔軟化した複数種類の柔軟効能組成物を互いに平面領域において接合させるとともに保持部材2に接合させて、複数種類の柔軟効能組成物11、12、13、14が保持部材2の表面に接合された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。
【0135】
なお、剥離保護部材3としては厚さ約0.01mmのポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)製フィルムを使用した。
このようにして、横約14cm、縦約10cm、厚さ約2.5mmの平面長方形の貼付剤が得られる。なお、得られた個々の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を間隔約2.5mmの2本ロールの間を通過させて、横14cm、縦10cm、厚さ約2.50mの長方形の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製することも可能である。
これにより、前述の(効果ヘ)の作用効果が得られる。また、このようにして得られた貼付剤は前述の(効果c)の作用効果を奏する。
特に、接着力の強いB2柔軟効能組成物12、冷却効能の優れたB1柔軟効能組成物11、鎮痛効能を奏するB3柔軟効能組成物13、清涼感を奏するB4柔軟効能組成物14を所望位置に構成することにより、このような貼付剤を剥離保護部材を剥離して人体に貼付した時に、強い接着力を奏するとともに、冷却効能、鎮痛効能、清涼効能の優れた貼付剤が得られる。
なお、本実施例において、B2流動効能組成物原料12aに替えて、B3流動効能組成物原料13a、B4流動効能組成物原料14aを使用した貼付剤も実施可能である。
【0136】
このような製造工程において、切断時に、冷却非変形効能組成物11b、12b、13b、14bは、流動することなく、変形することなく、切断されて、正確に分離された所望の形状の冷却非変形効能組成物11cが得られた。また、第三非流動柔軟温度(約20〜約25℃)に昇温後には、各切断冷却非変形効能組成物11c、12c、13c、14cは互いに隣同士で接合しあっていることを確認した。このように、所望の厚さ、面積、形状、重量などにおいて高精度な所望の形状の切断冷却非変形効能組成物11c、12c、13c、14cが得られた。また、切断動作後の押切刃型7の刃先には冷却非変形効能組成物の残渣等の付着物は認められなかった。
【0137】
(比較例7−b)
これに対して、前述の(B)工程で得られた約40℃〜約70℃(第一流動温度)の流動効能組成物原料11a、12a、13a、14aを室温付近の約20℃〜25℃になるまで放置し、その約20℃の流動効能組成物原料を
図15に示す切断装置を用いて上記と同じ切断動作を実施した結果、切断動作後に、流動効能組成物原料が直ぐに流動変形して、再び、切断された流動効能組成物原料が互いに混ざりあって、正確に切断できなかった。また、切断動作後には、押切刃型7の刃先には多量の流動効能組成物原料の残渣が付着していた。
【0138】
(典型的実施例8)
本発明の一実施例の他の含水ゲル状の柔軟効能組成物貼付剤の製造工程を説明する:
図9に示される実施形態7に関する典型的実施例について説明する。
すなわち、
図9に示すように、本発明の一実施例の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材供給工程:ポリエチレンテレフタレート製繊維等を含有する厚さ約1mm、横約500mm、縦約300mmの屈曲柔軟性、空気湿度透過性を有する不織布製の保持部材2を供給する保持部材供給工程、(B)前記第一流動温度(約40℃〜約70℃)において流動可能な流動状態を有する流動効能組成物原料11aを調製する流動効能組成物原料調製工程、ここで、B1組成物原料11aは、前述の典型的実施例1−1において調製したB1流動効能組成物原料11aと同じように調製し、B1流動効能組成物原料11aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込む。
(AB)前記保持部材2に前記流動効能組成物原料11aを積層して、保持部材・流動効能組成物原料積層構成物を調製する流動効能組成物積層工程、(ABC)前記保持部材・流動効能組成物原料積層構成物を、前記流動効能組成物原料11aが非変形状態になる第二冷却非変形温度(約−10℃〜約3℃)に冷却して、非変形状態の冷却非変形効能組成物11bを形成した保持部材・冷却非変形効能組成物を調整し、その後、B1流動効能組成物原料11aを横約14cm、縦約10cmに切断して保持部材・切断冷却非変形効能組成物を調製する冷却所定形状形成工程、及び、(E)前記保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を前記第三非流動柔軟温度(約20〜約25℃)に昇温させて、前記切断冷却非変形効能組成物11cを冷却非変形状態から流動性のない柔軟状態の柔軟効能組成物11に変化させるとともにその柔軟効能組成物を前記保持部材に付着させて、柔軟効能組成物が前記保持部材に付着した保持部材・柔軟効能組成物積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。
【0139】
(典型的実施例9)
本発明の一実施例の他の含水ゲル状の柔軟効能組成物貼付剤の製造工程を説明する:
図10に示される実施形態8に関する典型的実施例について説明する。すなわち、
図10に示すように、本発明の一実施例の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材供給工程:ポリエチレンテレフタレート製繊維等を含有する厚さ約1mm、横約500mm、縦約300mmの屈曲柔軟性、空気湿度透過性を有する不織布製の保持部材2を供給する保持部材供給工程、(B)前記第一流動温度(約40℃〜約70℃)において流動可能な流動状態を有する流動効能組成物原料1aを調製する流動効能組成物原料調製工程、ここで、B1組成物原料11aは、前述の典型的実施例1−1において調製したB1流動効能組成物原料11aと同じように調製し、B1流動効能組成物原料11aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込む。(AB)前記保持部材2に前記流動効能組成物原料11aを積層して、保持部材・流動効能組成物原料積層構成物を調製する流動効能組成物積層工程、(ABC−a)前記保持部材・流動効能組成物原料積層構成物を、前記流動効能組成物原料11aが非変形状態になる第二冷却非変形温度(約−10℃〜約3℃)に冷却して、非変形状態の冷却非変形効能組成物11bを形成した保持部材・冷却効能組成物積層構成物を調整し、その後、(ABC−b)前記保持部材・冷却効能組成物原料積層構成物の上に、剥離保護部材3を積層して保持部材・冷却効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調整し、その後、前記保持部材・冷却効能組成物・剥離保護部材積層構成物を横約14cm、縦約10cmに切断して複数個の保持部材・切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層物を調製する複数個切断冷却所定形状形成工程、(E−a)前記複数個の保持部材・切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層物を前記第三非流動柔軟温度(約20〜約25℃)に昇温させて、前記切断冷却非変形効能組成物11cを冷却非変形状態から流動性のない柔軟状態の柔軟効能組成物11に変化させるとともにその柔軟効能組成物1を前記保持部材2に付着させて、柔軟効能組成物1が前記保持部材2に付着した複数個の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。
なお、剥離保護部材3としては厚さ約0.01mmのポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)製フィルムを使用した。
このようにして、横約14cm、縦約10cm、厚さ約2.5mmの平面長方形の貼付剤が得られる。なお、得られた個々の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を間隔約2.5mmの2本ロールの間を通過させて、横14cm、縦10cm、厚さ約2.50mの長方形の保持部材・柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製することも可能である。
【0140】
典型的実施例8、9の製造工程において、切断時に、冷却非変形効能組成物11bは、流動することなく、変形することなく、切断されて、正確に分離された所望の形状の冷却非変形効能組成物11cが得られた。すなわち、所望の厚さ、面積、形状、重量などにおいて高精度な所望の形状の切断冷却非変形効能組成物11cが得られた。また、切断動作後の押切刃型7の刃先には冷却非変形効能組成物の残渣等の付着物は認められなかった。
【0141】
(比較例8、9)
これに対して、典型的実施例8、9において、前述の(B)工程で得られた約40℃〜約70℃(第一流動温度)の流動効能組成物原料を室温付近の約20℃〜25℃になるまで放置し、その約20℃〜25℃の流動効能組成物原料を
図15に示す切断装置を用いて上記と同じ切断動作を実施した結果、切断動作後に、流動効能組成物原料が直ぐに流動変形して、再び、切断された流動効能組成物原料が互いに混ざりあって、正確に切断できなかった。また、切断動作後には、押切刃型7の刃先には多量の流動効能組成物原料の残渣が付着していた。
【0142】
(典型的実施例10b)
実施形態9bに関する典型的実施例について説明する。
すなわち、
図11示すように、本発明の一実施例の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材供給工程:ポリエチレンテレフタレート製繊維等を含有する厚さ約1mm、横約500mm、縦約300mmの屈曲柔軟性、空気湿度透過性を有する不織布製の保持部材2を供給する保持部材供給工程、(F)上面開口された収容凹部(横約14cm、縦約10cm、深さ約3mm)とその凹部の周縁に形成された鍔(鍔の幅約0.5cm)とを有する厚さ約0.2mmのポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)製のブリスタ型容器4を供給するブリスタ型容器供給工程、(AF)前記ブリスタ型容器4の前記凹部に前記保持部材を配置して保持部材配置容器を調整する保持部材配置工程、(B)互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料(B1組成物原料11aとB2組成物原料12a)を調製する複数種類の流動効能組成物原料調製工程、ここで、B1組成物原料11aは、前述の典型的実施例1−1において調製したB1流動効能組成物原料11aと同じように調製し、また、B2組成物原料12aは、前述の典型的実施例1−2において調製したB2流動効能組成物原料12aと同じように調製し、B1流動効能組成物原料11aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.0mmの厚さになるように流し込み、B2流動効能組成物原料12aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約0.5mmの厚さになるように流し込む。(C)前記複数種類のそれぞれの流動効能組成物原料11a、12aを非変形状態になる第二冷却非変形温度(約−10℃〜約3℃)に冷却して非変形状態の複数種類の冷却非変形効能組成物(B1冷却組成物11bとB2冷却組成物12b)を形成し、その後、前記複数種類のそれぞれの冷却非変形効能組成物を複数個の横約14cm、縦約10cmの所定形状(長方形)に切断して、複数種類の冷却非変形効能組成物について所定形状(長方形)に切断された複数個の切断冷却非変形形成効能組成物(B1切断冷却組成物11cとB2切断冷却組成物12c)を調製する複数種類・複数個・切断冷却所定形状形成工程、(D)前記ブリスタ型容器材の凹部に配置された保持部材2の所定の表面に、前記複数種類のそれぞれの切断冷却非変形効能組成物11c、12cを順次多層に積層付着し、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程、(G)前記ブリスタ型容器材の鍔と保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物12cを覆って剥離保護部材3を積層して、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調整する剥離保護部材積層工程、(E)前記保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を第三非流動柔軟温度(約20〜約25℃)に昇温して、前記複数種類の切断冷却非変形効能組成物11c、12cを非変形状態から柔軟状態に変化させて、前記保持部材2に接触している柔軟状態の柔軟効能組成物11、12を前記保持部材2に接合させ、複数種類の柔軟効能組成物を互いに接合させるとともに、剥離保護部材3が複数種類の柔軟効能組成物11、12を覆った状態でブリスタ型容器4の鍔に密着して構成された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程を備える。
なお、剥離保護部材3としては厚さ約0.01mmのポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)とポリエチレンとのラミネートフィルムを使用した。
また、剥離保護部材3を設置構成する工程において、剥離保護部材3のポリエチレン層側をブリスタ容器の鍔とを加熱状態で圧着することにより熱有着して密封することができる。
このようにして、横約14cm、縦約10cm、厚さ約2.5mmの平面長方形の貼付剤が得られる。
これにより、前述の(効果ト)の作用効果が得られる。また、このような、ブリスタ型容器を構成した貼付剤は、前述の(効果d)の作用効果を奏する。
【0143】
(典型的実施例10c)
実施形態9cに関する典型的実施例について説明する。
すなわち、
図12示すように、本発明の一実施例の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材供給工程:ポリエチレンテレフタレート製繊維等を含有する厚さ約1mm、横約500mm、縦約300mmの屈曲柔軟性、空気湿度透過性を有する不織布製の保持部材2を供給する保持部材供給工程、(F)上面開口された収容凹部(横約14cm、縦約10cm、深さ約3mm)とその凹部の周縁に形成された鍔(鍔の幅約0.5cm)とを有する厚さ約0.2mmのポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)製のブリスタ型容器4を供給するブリスタ型容器供給工程、(AF)前記ブリスタ型容器4の前記凹部に前記保持部材を配置して保持部材配置容器を調整する保持部材配置工程、(B)互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料(B1組成物原料11aとB2組成物原料12a)を調製する複数種類の流動効能組成物原料調製工程、ここで、B1組成物原料11aは、前述の典型的実施例1−1において調製したB1流動効能組成物原料11aと同じように調製し、また、B2組成物原料12aは、前述の典型的実施例1−2において調製したB2流動効能組成物原料12aと同じように調製し、B1流動効能組成物原料11aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込み、B2流動効能組成物原料12aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込む。(C)前記複数種類のそれぞれの流動効能組成物原料11a、12aを非変形状態になる第二冷却非変形温度(約−10℃〜約3℃)に冷却して非変形状態の複数種類の冷却非変形効能組成物(B1冷却組成物11bとB2冷却組成物12b)を形成し、その後、B1切断冷却組成物11cを横10cm、縦10cmに切断し、B2切断冷却組成物12cを横2cm、縦10cmに切断して複数種の冷却非変形効能組成物11b、12bについて所定形状に切断された複数個の切断冷却非変形効能組成物(B1切断冷却組成物11cとB2切断冷却組成物12c)を調製する複数種類・複数個・切断冷却所定形状形成工程、(D)前記ブリスタ型容器4の凹部に配置された保持部材2の所定の表面の平面領域の所定位置に、
図8(A)に示されるような位置に前記複数種類のそれぞれの切断冷却非変形形成効能組成物11c、12cを互いに平面領域に隣り合うように位置して、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程、(G)ブリスタ型容器4の鍔と前記凹部に配置された保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物の上に剥離保護部材3を積層して保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調整する剥離保護部材積層工程、を経て、その後、(E)前記保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を第三非流動柔軟温度(約20〜約25℃)に昇温して、複数種類の切断冷却非変形効能組成物11c、12cを非変形状態から柔軟状態に変化させて、柔軟化した複数種類の柔軟効能組成物を互いに平面領域において接合させるとともに保持部材2に接合させて、複数種類の柔軟効能組成物11、12が保持部材2の表面に接合されるとともに、剥離保護部材3が複数種類の柔軟効能組成物11、12を覆った状態でブリスタ型容器4の鍔に密着して構成された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。
なお、剥離保護部材3としては厚さ約0.01mmのポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)とポリエチレンとのラミネートフィルムを使用した。
また、剥離保護部材3を設置構成する工程において、剥離保護部材3のポリエチレン層側をブリスタ容器の鍔とを加熱状態で圧着することにより熱有着して密封することができる。
このようにして、横約14cm、縦幅約10cm、厚さ約3mmの平面長方形のブリスタ型貼付剤が得られる。これにより、前述の(効果ト)の作用効果が得られる。また、このような、ブリスタ型容器を構成した貼付剤は、前述の(効果d)の作用効果を奏する。
なお、本実施例において、B2流動効能組成物原料12aに替えて、B3流動効能組成物原料13a、B4流動効能組成物原料14aを使用した貼付剤も実施可能である。
【0144】
(典型的実施例10d)
実施形態9dに関する他の典型的実施例として、4種類の柔軟効能組成物を構成したブリスタ型貼付剤について説明する。
すなわち、本発明の一実施例の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材供給工程:ポリエチレンテレフタレート製繊維等を含有する厚さ約1mm、横約500mm、縦約300mmの屈曲柔軟性、空気湿度透過性を有する不織布製の保持部材2を供給する保持部材供給工程、(F)上面開口された収容凹部(横約14cm、縦約10cm、深さ約3mm)とその凹部の周縁に形成された鍔(鍔の幅約0.5cm)とを有する厚さ約0.2mmのポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)製のブリスタ型容器4を供給するブリスタ型容器供給工程、(AF)前記ブリスタ型容器4の前記凹部に前記保持部材を配置して保持部材配置容器を調整する保持部材配置工程、(B)互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料(B1組成物原料11a、B2組成物原料12a、B3組成物原料13a、B4組成物原料14a)を調製する複数種類の流動効能組成物原料調製工程、ここで、B1組成物原料11a、B2組成物原料12a、B3組成物原料13a、B4組成物原料14aは、前述の典型的実施例1−1、1−2、1−3、1−4において調製したそれぞれの流動効能組成物原料と同じように調製し、B1流動効能組成物原料11a、B3流動効能組成物原料13a、B4流動効能組成物原料14aのそれぞれの流動効能組成物原料を、それぞれの縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込み、また、B2流動効能組成物原料12aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込む。(C)前記複数種類のそれぞれの流動効能組成物原料11a、12a、13a、14aを非変形状態になる第二冷却非変形温度(約−10℃〜約3℃)に冷却して非変形状態の複数種類の冷却非変形効能組成物(B1冷却組成物11b、B2冷却組成物12b、B3冷却組成物13b、B4冷却組成物14b)を形成し、流動効能組成物原料11a、13a、14aを横約4cm、縦約10cmに切断し、流動効能組成物原料12aを横約1cm、縦約10cmに切断して、複数種の冷却非変形効能組成物11b、12b、13b、14bについて所定形状に切断された複数個の切断冷却非変形効能組成物(B1切断冷却組成物11、B2切断冷却組成物12c、B3切断冷却組成物13、B4切断冷却組成物14c)を調製する複数種類・複数個・切断冷却所定形状形成工程、
(D)前記ブリスタ型容器4の凹部に配置された保持部材2の所定の表面の平面領域の
図8(C)に示されるような所定位置に、前記複数種類のそれぞれの切断冷却非変形形成効能組成物11c、12c、13c、14cを互いに平面領域に隣り合うように位置して、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程、(G)ブリスタ型容器4の鍔と前記凹部に配置された保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物の上に剥離保護部材3を積層して保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調整する剥離保護部材積層工程、を経て、その後、(E)前記保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を第三非流動柔軟温度(約20〜約25℃)に昇温して、複数種類の切断冷却非変形効能組成物11c、12c、13c、14cを非変形状態から柔軟状態に変化させて、柔軟化した複数種類の柔軟効能組成物を互いに平面領域において接合させるとともに保持部材2に接合させて、複数種類の柔軟効能組成物11、12、13、14が保持部材2の表面に接合されるとともに、剥離保護部材3が複数種類の柔軟効能組成物11、12、13、14を覆った状態でブリスタ型容器4の鍔に密着して構成された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。
なお、剥離保護部材3としては厚さ約0.01mmのポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)とポリエチレンとのラミネートフィルムを使用した。
また、剥離保護部材3を設置構成する工程において、剥離保護部材3のポリエチレン層側をブリスタ容器の鍔とを加熱状態で圧着することにより熱有着して密封することができる。
このようにして、横約14cm、縦幅約10cm、厚さ約3mmの平面長方形のブリスタ型貼付剤が得られる。
これにより、鎮痛効能、清涼効能、冷却効能を有するとともに人体肌への優れた粘着力を有する効能が得られるとともに、前述の(効果ト)の作用効果が得られる。また、このような、ブリスタ型容器を構成した貼付剤は、前述の(効果d)の作用効果を奏する。
【0145】
(典型的実施例10e)
実施形態9eに関する典型的実施例について説明する。
すなわち、
図13示すように、本発明の一実施例の貼付剤の製造方法は、(A)保持部材供給工程:ポリエチレンテレフタレート製繊維等を含有する厚さ約1mm、横約500mm、縦約300mmの屈曲柔軟性、空気湿度透過性を有する不織布製の保持部材2を供給する保持部材供給工程、(F)上面開口された収容凹部(横約14cm、縦約10cm、深さ約3mm)とその凹部の周縁に形成された鍔(鍔の幅約0.5cm)とを有する厚さ約0.2mmのポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)製のブリスタ型容器4を供給するブリスタ型容器供給工程、(B)互いに組成成分の異なる複数種類の流動効能組成物原料(B1組成物原料11aとB2組成物原料12a)を調製する複数種類の流動効能組成物原料調製工程、ここで、B1組成物原料11aは、前述の典型的実施例1−1において調製したB1流動効能組成物原料11aと同じように調製し、また、B2組成物原料12aは、前述の典型的実施例1−2において調製したB2流動効能組成物原料12aと同じように調製する。
(i)典型的実施例10e−i
これらの流動効能組成物原料を使用して、前記ブリスタ型容器4の凹部の所定の表面の平面領域の所定位置に、前記複数種類のそれぞれの切断冷却非変形形成効能組成物11c、12cを互いに平面領域に隣り合うように位置して、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程について説明する。
B1流動効能組成物原料11aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込み、また、B2流動効能組成物原料12aを縦30cm、横30cm、高さ1.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.5mmの厚さになるように流し込む。
(C)前記複数種類のそれぞれの流動効能組成物原料11a、12aを非変形状態になる第二冷却非変形温度(約−10℃〜約3℃)に冷却して非変形状態の複数種類の冷却非変形効能組成物(B1冷却組成物とB2冷却組成物)11b、12bを形成し、その後、前記複数種類のそれぞれの冷却非変形効能組成物を複数個の所定形状横7cm、縦10cmに切断して、複数種の冷却非変形効能組成物11b、12bについて所定形状に切断された複数個の切断冷却非変形効能組成物(B1切断冷却組成物11cとB2切断冷却組成物12c)を調製する複数種類・複数個・切断冷却所定形状形成工程、(D)(i)前記ブリスタ型容器4の凹部の所定の表面の平面領域の所定位置に、前記複数種類のそれぞれの切断冷却非変形形成効能組成物11c、12cを互いに平面領域に隣り合うように位置して、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程、(AF)前記ブリスタ型容器4の前記凹部に配置された切断冷却非変形形成効能組成物11c、12cの上に前記保持部材2を配置して保持部材配置容器を調整する保持部材配置工程、(G)ブリスタ型容器4の鍔と前記凹部に配置された保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物の上に剥離保護部材3を積層して保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調整する剥離保護部材積層工程、を経て、その後、(E)前記保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を第三非流動柔軟温度(約20℃〜約25℃)に昇温して、複数種類の切断冷却非変形効能組成物11c、12cを非変形状態から柔軟状態に変化させて、柔軟化した複数種類の柔軟効能組成物を互いに平面領域において接合させるとともに保持部材2に接合させて、複数種類の柔軟効能組成物11、12が保持部材2の表面に接合されるとともに、剥離保護部材3が保持部材2を覆った状態でブリスタ型容器4の鍔に密着して構成された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。このようにして、横約14cm、縦幅約10cm、厚さ約3mmの平面長方形のブリスタ型貼付剤が得られる。
【0146】
(ii)典型的実施例10e−ii
これらの流動効能組成物原料を使用して、前記ブリスタ型容器4の凹部の所定の表面に厚さ方向に積層して、前記複数種類のそれぞれの切断冷却非変形形成効能組成物11c、12cを保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程について説明する。
B1流動効能組成物原料11aを縦30cm、横30cm、高さ0.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約1.0mmの厚さになるように流し込み、また、B2流動効能組成物原料12aを縦30cm、横30cm、高さ1.5cmのアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)製容器の中に約0.5mmの厚さになるように流し込む。
(C)前記複数種類のそれぞれの流動効能組成物原料11a、12aを非変形状態になる第二冷却非変形温度(約−10℃〜約3℃)に冷却して非変形状態の複数種類の冷却非変形効能組成物(B1冷却組成物とB2冷却組成物)11b、12bを形成し、その後、前記複数種類のそれぞれの冷却非変形効能組成物を複数個の所定形状横14cm、縦10cmに切断して、複数種の冷却非変形効能組成物11b、12bについて所定形状に切断された複数個の切断冷却非変形効能組成物(B1切断冷却組成物11cとB2切断冷却組成物12c)を調製する複数種類・複数個・切断冷却所定形状形成工程、(D)(ii)前記ブリスタ型容器4の凹部に、前記複数種類のそれぞれの切断冷却非変形形成効能組成物11c、12cを順次多層に積層して、保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物を調製する複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層工程、(AF)前記ブリスタ型容器4の前記凹部に配置された切断冷却非変形形成効能組成物11c、12cの上に前記保持部材2を配置して保持部材配置容器を調整する保持部材配置工程、(G)ブリスタ型容器4の鍔と前記凹部に配置された保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物積層構成物の上に剥離保護部材3を積層して保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調整する剥離保護部材積層工程、を経て、その後、(E)前記保持部材・複数種類の切断冷却非変形効能組成物・剥離保護部材積層構成物を第三非流動柔軟温度(約20℃〜約25℃)に昇温して、複数種類の切断冷却非変形効能組成物11c、12cを非変形状態から柔軟状態に変化させて、柔軟化した複数種類の柔軟効能組成物を互いに平面領域において接合させるとともに保持部材2に接合させて、複数種類の柔軟効能組成物11、12が保持部材2の表面に接合されるとともに、剥離保護部材3が保持部材2を覆った状態でブリスタ型容器4の鍔に密着して構成された保持部材・複数種類の柔軟効能組成物・剥離保護部材積層構成物を調製する効能組成物柔軟化付着積層工程、を備える。このようにして、横約14cm、縦幅約10cm、厚さ約3mmの平面長方形のブリスタ型貼付剤が得られる。
なお、剥離保護部材3としては厚さ約0.01mmのポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)とポリエチレンとのラミネートフィルムを使用した。
また、剥離保護部材3を設置構成する工程において、剥離保護部材3のポリエチレン層側をブリスタ容器の鍔とを加熱状態で圧着することにより熱有着して密封することができる。
これにより、優れた冷却効能と強い粘着力を奏する貼付剤が得られるとともに、前述の(効果ト)の作用効果が得られる。また、このような、ブリスタ型容器を構成した貼付剤は、前述の(効果d)の作用効果を奏する。
【0147】
(典型的実施例10f)
実施形態9fに関する典型的実施例について説明する。
すなわち、
図14示すように、本発明の一実施例の貼付剤の製造方法は、前述の典型的実施例10b、10c、10d、10eの(G)工程において、(G−b)前記保持部材・切断冷却非変形効能組成物の他面と前記ブリスタ型容器の鍔とを覆った状態で前記剥離保護部材を設置するとともに、前記保持部材・切断冷却非変形効能組成物積層物を大気圧よりも減圧状態になるように減圧した状態で、前記剥離保護部材と前記ブリスタ型容器の鍔とを接合して、これにより、減圧密封包装体を調製する密封工程を備える。
このようにして、所定形状のブリスタ型貼付剤が得られる。
これにより、柔軟効能組成物の中に残存する気泡が著しく少なくなる効果、保持部材と柔軟効能組成物との接合性がさらに向上する効果、さらに、酸化劣化の抑制による長期保存性が向上する効果、等の前述の(効果チ)の作用効果が得られる。
【0148】
典型的実施例10b〜10fの製造工程において、切断時に、冷却非変形効能組成物11b、12b、13b、14bは、流動することなく、変形することなく、切断されて、正確に分離された所望の形状の冷却非変形効能組成物11c、12c、13c、14cが得られた。また、所定の位置に配置された複数種類の柔軟効能組成物11、12、13、14は互いに接合しあうとともに、保持部材2の表面に接合していた。
すなわち、所望の厚さ、面積、形状、重量などにおいて高精度な所望の形状の柔軟効能組成物11、12、13、14が得られた。また、複数種類の柔軟効能組成物を用いた構成においては、設計通りの厚さ、面積、形状などにおいて高精度な所望の形状の貼付剤が得られた。また、切断動作後の押切刃型7の刃先には冷却非変形効能組成物の残渣等の付着物は認められなかった。
【0149】
(比較例10)
これに対して、典型的実施例10b〜10fにおいて、前述の(B)工程で得られた約40℃〜約70℃(第一流動温度)の流動効能組成物原料11a、12a、13a、14aを室温付近の約20℃〜25℃になるまで放置し、その約20℃〜25℃のそれぞれの流動効能組成物原料11a、12a、13a、14aを
図15に示す切断装置を用いて上記と同じ切断動作を実施した結果、切断動作後に、流動効能組成物原料が直ぐに流動変形して、再び、切断された流動効能組成物原料が互いに混ざりあって、正確に切断できなかった。また、切断動作後には、押切刃型7の刃先には多量の流動効能組成物原料の残渣が付着していた。