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【文献】
STN International,File REGISTRY [online],ED Entered STN: 07 Jul 2006,検索日:2016年7月6日,CAS Registry No. 890950-70-6, 890950-18-2, 890949-51-6
【文献】
STN International,File REGISTRY [online],Entered STN: 03 Jul 2006,検索日:2016年7月6日,CAS Registry No. 890300-01-3
【文献】
STN International,File REGISTRY [online],Entered STN: 20 Apr 2006,検索日:2016年7月6日,CAS Registry No. 881277-99-2, 881277-91-4
【文献】
STN International,File REGISTRY [online],Entered STN: 20 Apr 2006,検索日:2016年7月6日,CAS Registry No. 881277-75-4, 881277-67-4, 881275-43-0, 881275-27-0, 881270-51-5, 881270-27-5
【文献】
STN International,File REGISTRY [online],Entered STN: 20 Apr 2006,検索日:2016年7月6日,CAS Registry No. 881275-35-0, 881275-19-0, 881270-83-3, 881270-75-3, 881270-67-3, 881270-59-3, 88127
【文献】
STN International,File REGISTRY [online],Entered STN: 15 Mar 2005,検索日:2016年7月6日,CAS Registry No. 845662-16-0
【文献】
STN International,File REGISTRY [online],Entered STN: 13 Sep 2004,検索日:2016年7月6日,CAS Registry No. 743418-95-3
【文献】
STN International,File REGISTRY [online],Entered STN: 09 Sep 2011,検索日:2016年7月7日,CAS Registry No. 1330248-96-8, 1330247-61-4, 1330192-65-8, 1330099-66-5, 1330098-81-1, 1330098-14-0,
【文献】
STN International,File REGISTRY [online],Entered STN: 14 Sep 1990,検索日:2016年7月7日,CAS Registry No. 129351-60-6
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
環Bが、6員芳香族炭素環または6員芳香族複素環であり、環Cが、5員芳香族複素環である、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下に本明細書において用いられる各用語の意味を説明する。各用語は特に断りのない限り、単独で用いられる場合も、または他の用語と組み合わせて用いられる場合も、同一の意味で用いられる。
「からなる」という用語は、構成要件のみを有することを意味する。
「含む」という用語は、構成要件に限定されず、記載されていない要素を排除しないことを意味する。
【0034】
「ハロゲン」とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、およびヨウ素原子を包含する。特にフッ素原子、および塩素原子が好ましい。
【0035】
「アルキル」とは、炭素数1〜15、好ましくは炭素数1〜10、より好ましくは炭素数1〜6、さらに好ましくは炭素数1〜4の直鎖又は分枝状の炭化水素基を包含する。例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシル、n−へプチル、イソヘプチル、n−オクチル、イソオクチル、n−ノニル、n−デシル等が挙げられる。
「アルキル」の好ましい態様として、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチルが挙げられる。さらに好ましい態様として、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、tert−ブチルが挙げられる。
【0036】
「アルケニル」とは、任意の位置に1以上の二重結合を有する、炭素数2〜15、好ましくは炭素数2〜10、より好ましくは炭素数2〜6、さらに好ましくは炭素数2〜4の直鎖又は分枝状の炭化水素基を包含する。例えば、ビニル、アリル、プロペニル、イソプロペニル、ブテニル、イソブテニル、プレニル、ブタジエニル、ペンテニル、イソペンテニル、ペンタジエニル、ヘキセニル、イソヘキセニル、ヘキサジエニル、ヘプテニル、オクテニル、ノネニル、デセニル、ウンデセニル、ドデセニル、トリデセニル、テトラデセニル、ペンタデセニル等が挙げられる。
「アルケニル」の好ましい態様として、ビニル、アリル、プロペニル、イソプロペニル、ブテニルが挙げられる。
【0037】
「アルキニル」とは、任意の位置に1以上の三重結合を有する、炭素数2〜10、好ましくは炭素数2〜8、さらに好ましくは炭素数2〜6、さらに好ましくは炭素数2〜4の直鎖又は分枝状の炭化水素基を包含する。例えば、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル、ヘプチニル、オクチニル、ノニニル、デシニル等を包含する。これらはさらに任意の位置に二重結合を有していてもよい。
「アルキニル」の好ましい態様として、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニルが挙げられる。
【0038】
「芳香族炭素環」とは、単環または2環以上の、環状芳香族炭化水素環を意味する。例えば、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、フェナントレン環等が挙げられる。
「芳香族炭素環」の好ましい態様として、ベンゼン環が挙げられる。
「芳香族炭素環式基」とは、単環または2環以上の、環状芳香族炭化水素基を意味する。例えば、フェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル等が挙げられる。
「芳香族炭素環式基」の好ましい態様として、フェニルが挙げられる。
【0039】
「非芳香族炭素環」とは、単環または2環以上の、環状飽和炭化水素環または環状非芳香族不飽和炭化水素環を意味する。2環以上の非芳香族炭素環は、単環または2環以上の非芳香族炭素環に、上記「芳香族炭素環」における環が縮合したものも包含する。
さらに、「非芳香族炭素環」は、以下のように架橋している環、またはスピロ環も包含する。
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
単環の非芳香族炭素環としては、炭素数3〜16が好ましく、より好ましくは炭素数3〜12、さらに好ましくは炭素数4〜8である。例えば、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタン、シクロノナン、シクロデカン、シクロプロペン、シクロブテン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテン、シクロヘキサジエン等が挙げられる。
2環以上の非芳香族炭素環としては、例えば、インダン、インデン、アセナフタレン、テトラヒドロナフタレン、フルオレン等が挙げられる。
「非芳香族炭素環式基」とは、単環または2環以上の、環状飽和炭化水素基または環状非芳香族不飽和炭化水素基を意味する。2環以上の非芳香族炭素環式基は、単環または2環以上の非芳香族炭素環式基に、上記「芳香族炭素環式基」における環が縮合したものも包含する。
さらに、「非芳香族炭素環式基」は、以下のように架橋している基、またはスピロ環を形成する基も包含する。
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
単環の非芳香族炭素環式基としては、炭素数3〜16が好ましく、より好ましくは炭素数3〜12、さらに好ましくは炭素数4〜8である。例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシル、シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、シクロヘキサジエニル等が挙げられる。
2環以上の非芳香族炭素環式基としては、例えば、インダニル、インデニル、アセナフチル、テトラヒドロナフチル、フルオレニル等が挙げられる。
【0040】
「芳香族複素環」とは、O、SおよびNから任意に選択される同一または異なるヘテロ原子を環内に1以上有する、単環または2環以上の、芳香族環を意味する。
2環以上の芳香族複素環は、単環または2環以上の芳香族複素環に、上記「芳香族炭素環」における環が縮合したものも包含する。
単環の芳香族複素環としては、5〜8員が好ましく、より好ましくは5員または6員である。例えば、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、トリアゾール、トリアジン、テトラゾール、フラン、チオフェン、イソオキサゾール、オキサゾール、オキサジアゾール、イソチアゾール、チアゾール、チアジアゾール等が挙げられる。
2環の芳香族複素環としては、例えば、インドール、イソインドール、インダゾール、インドリジン、キノリン、イソキノリン、シンノリン、フタラジン、キナゾリン、ナフチリジン、キノキサリン、プリン、プテリジン、ベンズイミダゾール、ベンズイソオキサゾール、ベンズオキサゾール、ベンズオキサジアゾール、ベンズイソチアゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾチアジアゾール、ベンゾフラン、イソベンゾフラン、ベンゾチフォフェン、ベンゾトリアゾール、イミダゾピリジン、トリアゾロピリジン、イミダゾチアゾール、ピラジノピリダジン、オキサゾロピリジン、チアゾロピリジン等が挙げられる。
3環以上の芳香族複素環としては、例えば、カルバゾール、アクリジン、キサンテン、フェノチアジン、フェノキサチイン、フェノキサジン、ジベンゾフラン等が挙げられる。
「芳香族複素環式基」とは、O、SおよびNから任意に選択される同一または異なるヘテロ原子を環内に1以上有する、単環または2環以上の、芳香族環式基を意味する。
2環以上の芳香族複素環式基は、単環または2環以上の芳香族複素環式基に、上記「芳香族炭素環式基」における環が縮合したものも包含する。
単環の芳香族複素環式基としては、5〜8員が好ましく、より好ましくは5員または6員である。例えば、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアゾリル、トリアジニル、テトラゾリル、フリル、チエニル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、イソチアゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル等が挙げられる。
2環の芳香族複素環式基としては、例えば、インドリル、イソインドリル、インダゾリル、インドリジニル、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、ナフチリジニル、キノキサリニル、プリニル、プテリジニル、ベンズイミダゾリル、ベンズイソオキサゾリル、ベンズオキサゾリル、ベンズオキサジアゾリル、ベンズイソチアゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾフリル、イソベンゾフリル、ベンゾチエニル、ベンゾトリアゾリル、イミダゾピリジル、トリアゾロピリジル、イミダゾチアゾリル、ピラジノピリダジニル、オキサゾロピリジル、チアゾロピリジル等が挙げられる。
3環以上の芳香族複素環式基としては、例えば、カルバゾリル、アクリジニル、キサンテニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、ジベンゾフリル等が挙げられる。
【0041】
「非芳香族複素環」とは、O、SおよびNから任意に選択される同一または異なるヘテロ原子を環内に1以上有する、単環または2環以上の、環状非芳香族環を意味する。
2環以上の非芳香族複素環は、単環または2環以上の非芳香族複素環に、上記「芳香族炭素環」、「非芳香族炭素環」、および/または「芳香族複素環」におけるそれぞれの環が縮合したものも包含する。さらには、2環以上の非芳香族複素環は、単環または2環以上の芳香族複素環に、上記「非芳香族炭素環」における環が縮合したものも包含する。
さらに、「非芳香族複素環」は、以下のように架橋している環、またはスピロ環も包含する。
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
単環の非芳香族複素環としては、3〜8員が好ましく、より好ましくは5員または6員である。例えば、ジオキサン、チイラン、オキシラン、オキセタン、オキサチオラン、アゼチジン、チアン、チアゾリジン、ピロリジン、ピロリン、イミダゾリジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、ピラゾリン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、チオモルホリン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピリジン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ジヒドロチアゾール、テトラヒドロチアゾール、テトラヒドロイソチアゾール、ジヒドロオキサジン、ヘキサヒドロアゼピン、テトラヒドロジアゼピン、テトラヒドロピリダジン、ヘキサヒドロピリミジン、ジオキソラン、ジオキサジン、アジリジン、ジオキソリン、オキセパン、チオラン、チイン、チアジン等が挙げられる。
2環以上の非芳香族複素環としては、例えば、インドリン、イソインドリン、クロマン、イソクロマン等が挙げられる。
「非芳香族複素環式基」とは、O、SおよびNから任意に選択される同一または異なるヘテロ原子を環内に1以上有する、単環または2環以上の、環状非芳香族環式基を意味する。
2環以上の非芳香族複素環式基は、単環または2環以上の非芳香族複素環式基に、上記「芳香族炭素環式基」、「非芳香族炭素環式基」、および/または「芳香族複素環式基」におけるそれぞれの環が縮合したものも包含する。さらには、2環以上の非芳香族複素環式基は、単環または2環以上の芳香族複素環式基に、上記「非芳香族炭素環式基」における環が縮合したものも包含する。
さらに、「非芳香族複素環式基」は、以下のように架橋している基、またはスピロ環を形成する基も包含する。
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
単環の非芳香族複素環式基としては、3〜8員が好ましく、より好ましくは5員または6員である。例えば、ジオキサニル、チイラニル、オキシラニル、オキセタニル、オキサチオラニル、アゼチジニル、チアニル、チアゾリジニル、ピロリジニル、ピロリニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリニル、モルホリノ、チオモルホリニル、チオモルホリノ、ジヒドロピリジル、テトラヒドロピリジル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロチアゾリル、テトラヒドロチアゾリル、テトラヒドロイソチアゾリル、ジヒドロオキサジニル、ヘキサヒドロアゼピニル、テトラヒドロジアゼピニル、テトラヒドロピリダジニル、ヘキサヒドロピリミジニル、ジオキソラニル、ジオキサジニル、アジリジニル、ジオキソリニル、オキセパニル、チオラニル、チイニル、チアジニル等が挙げられる。
2環以上の非芳香族複素環式基としては、例えば、インドリニル、イソインドリニル、クロマニル、イソクロマニル等が挙げられる。
【0042】
「アルキルオキシ」とは、上記「アルキル」が酸素原子に結合した基を意味する。例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、n−ブチルオキシ、tert−ブチルオキシ、イソブチルオキシ、sec−ブチルオキシ、ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、へキシルオキシ等が挙げられる。
「アルキルオキシ」の好ましい態様として、メトキシ、エトキシ、n−プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、tert−ブチルオキシが挙げられる。
【0043】
「アルケニルオキシ」とは、上記「アルケニル」が酸素原子に結合した基を意味する。
例えば、ビニルオキシ、アリルオキシ、1−プロペニルオキシ、2−ブテニルオキシ、2−ペンテニルオキシ、2−ヘキセニルオキシ、2−ヘプテニルオキシ、2−オクテニルオキシ等が挙げられる。
【0044】
「アルキニルオキシ」とは、上記「アルキニル」が酸素原子に結合した基を意味する。
例えば、エチニルオキシ、1−プロピニルオキシ、2−プロピニルオキシ、2−ブチニルオキシ、2−ペンチニルオキシ、2−ヘキシニルオキシ、2−ヘプチニルオキシ、2−オクチニルオキシ等が挙げられる。
【0045】
「アルキルスルファニル」とは、上記「アルキル」がスルファニル基の硫黄原子と結合している水素原子と置き換わった基を意味する。例えば、メチルスルファニル、エチルスルファニル、n−プロピルスルファニル、イソプロピルスルファニル等が挙げられる。
【0046】
「アルケニルスルファニル」とは、上記「アルケニル」がスルファニル基の硫黄原子と結合している水素原子と置き換わった基を意味する。例えば、エチレニルスルファニル、プロペニルスルファニル等が挙げられる。
【0047】
「アルキニルスルファニル」とは、上記「アルキニル」がスルファニル基の硫黄原子と結合している水素原子と置き換わった基を意味する。例えば、エチニルスルファニル、プロピニルスルファニル等が挙げられる。
【0048】
「アルキルアミノ」とは、上記「アルキル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、イソプロピルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
「アルキルアミノ」の好ましい態様として、メチルアミノ、エチルアミノが挙げられる。
【0049】
「アルケニルアミノ」とは、上記「アルケニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、エチレニルアミノ、プロペニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
【0050】
「アルキニルアミノ」とは、上記「アルキニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、エチニルアミノ、プロピニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
【0051】
「アルキルカルボニル」とは、上記「アルキル」がカルボニル基に結合した基を意味する。例えば、メチルカルボニル、エチルカルボニル、プロピルカルボニル、イソプロピルカルボニル、tert−ブチルカルボニル、イソブチルカルボニル、sec−ブチルカルボニル、ペンチルカルボニル、イソペンチルカルボニル、へキシルカルボニル等が挙げられる。
「アルキルカルボニル」の好ましい態様として、メチルカルボニル、エチルカルボニル、n−プロピルカルボニルが挙げられる。
【0052】
「アルケニルカルボニル」とは、上記「アルケニル」がカルボニル基に結合した基を意味する。例えば、エチレニルカルボニル、プロペニルカルボニル等が挙げられる。
【0053】
「アルキニルカルボニル」とは、上記「アルキニル」がカルボニル基に結合した基を意味する。例えば、エチニルカルボニル、プロピニルカルボニル等が挙げられる。
【0054】
「アルキルスルホニル」とは、上記「アルキル」がスルホニル基に結合した基を意味する。例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、tert−ブチルスルホニル、イソブチルスルホニル、sec−ブチルスルホニル等が挙げられる。
「アルキルスルホニル」の好ましい態様として、メチルスルホニル、エチルスルホニルが挙げられる。
【0055】
「アルケニルスルホニル」とは、上記「アルケニル」がスルホニル基に結合した基を意味する。例えば、エチレニルスルホニル、プロペニルスルホニル等が挙げられる。
【0056】
「アルキニルスルホニル」とは、上記「アルキニル」がスルホニル基に結合した基を意味する。例えば、エチニルスルホニル、プロピニルスルホニル等が挙げられる。
【0057】
「アルキルカルボニルオキシ」とは、上記「アルキルカルボニル」が酸素原子に結合した基を意味する。例えば、メチルカルボニルオキシ、エチルカルボニルオキシ、プロピルカルボニルオキシ、イソプロピルカルボニルオキシ、tert−ブチルカルボニルオキシ、イソブチルカルボニルオキシ、sec−ブチルカルボニルオキシ等が挙げられる。
「アルキルカルボニルオキシ」の好ましい態様としては、メチルカルボニルオキシ、エチルカルボニルオキシが挙げられる。
【0058】
「アルケニルカルボニルオキシ」とは、上記「アルケニルカルボニル」が酸素原子に結合した基を意味する。例えば、エチレニルカルボニルオキシ、プロペニルカルボニルオキシ等が挙げられる。
【0059】
「アルキニルカルボニルオキシ」とは、上記「アルキニルカルボニル」が酸素原子に結合した基を意味する。例えば、エチニルカルボニルオキシ、プロピニルカルボニルオキシ等が挙げられる。
【0060】
「アルキルオキシカルボニル」とは、上記「アルキルオキシ」がカルボニル基に結合した基を意味する。例えば、メチルオキシカルボニル、エチルオキシカルボニル、プロピルオキシカルボニル、イソプロピルオキシカルボニル、tert−ブチルオキシカルボニル、イソブチルオキシカルボニル、sec−ブチルオキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、イソペンチルオキシカルボニル、へキシルオキシカルボニル等が挙げられる。
「アルキルオキシカルボニル」の好ましい態様としては、メチルオキシカルボニル、エチルオキシカルボニル、プロピルオキシカルボニルが挙げられる。
【0061】
「アルケニルオキシカルボニル」とは、上記「アルケニルオキシ」がカルボニル基に結合した基を意味する。例えば、エチレニルオキシカルボニル、プロペニルオキシカルボニル等が挙げられる。
【0062】
「アルキニルオキシカルボニル」とは、上記「アルキニルオキシ」がカルボニル基に結合した基を意味する。例えば、エチニルオキシカルボニル、プロピニルオキシカルボニル等が挙げられる。
【0063】
「アルキルスルホニルオキシ」とは、上記「アルキルスルホニル」が酸素原子に結合した基を意味する。例えば、メチルスルホニルオキシ、エチルスルホニルオキシ、プロピルスルホニルオキシ、イソプロピルスルホニルオキシ、tert−ブチルスルホニルオキシ、イソブチルスルホニルオキシ、sec−ブチルスルホニルオキシ等が挙げられる。
「アルキルスルホニルオキシ」の好ましい態様としては、メチルスルホニルオキシ、エチルスルホニルオキシが挙げられる。
【0064】
「アルケニルスルホニルオキシ」とは、上記「アルケニルスルホニル」が酸素原子に結合した基を意味する。例えば、エチレニルスルホニルオキシ、プロペニルスルホニルオキシ等が挙げられる。
【0065】
「アルキニルスルホニルオキシ」とは、上記「アルキニルスルホニル」が酸素原子に結合した基を意味する。例えば、エチニルスルホニルオキシ、プロピニルスルホニルオキシ等が挙げられる。
【0066】
「アルキルオキシスルホニル」とは、上記「アルキルオキシ」がスルホニル基に結合した基を意味する。例えば、メチルオキシスルホニル、エチルオキシスルホニル、プロピルオキシスルホニル、イソプロピルオキシスルホニル、tert−ブチルオキシスルホニル、イソブチルオキシスルホニル、sec−ブチルオキシスルホニル、ペンチルオキシスルホニル、イソペンチルオキシスルホニル、へキシルオキシスルホニル等が挙げられる。
「アルキルオキシスルホニル」の好ましい態様としては、メチルオキシスルホニル、エチルオキシスルホニル、プロピルオキシスルホニルが挙げられる。
【0067】
「アルケニルオキシスルホニル」とは、上記「アルケニルオキシ」がスルホニル基に結合した基を意味する。例えば、エチレニルオキシスルホニル、プロペニルオキシスルホニル等が挙げられる。
【0068】
「アルキニルオキシスルホニル」とは、上記「アルキニルオキシ」がスルホニル基に結合した基を意味する。例えば、エチニルオキシスルホニル、プロピニルオキシスルホニル等が挙げられる。
【0069】
「アルキルカルバモイル」とは、上記「アルキル」がカルバモイル基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル等が挙げられる。さらに、カルバモイル基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
【0070】
「アルケニルカルバモイル」とは、上記「アルケニル」がカルバモイル基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、エチレニルカルバモイル、プロペニルカルバモイル等が挙げられる。さらに、カルバモイル基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
【0071】
「アルキニルカルバモイル」とは、上記「アルキニル」がカルバモイル基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、エチニルカルバモイル、プロピニルカルバモイル等が挙げられる。さらに、カルバモイル基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
【0072】
「アルキルスルファモイル」とは、上記「アルキル」がスルファモイル基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、メチルスルファモイル、ジメチルスルファモイル等が挙げられる。さらに、スルファモイル基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
【0073】
「アルケニルスルファモイル」とは、上記「アルケニル」がスルファモイル基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、エチレニルスルファモイル、プロペニルスルファモイル等が挙げられる。さらに、カルバモイル基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
【0074】
「アルキニルスルファモイル」とは、上記「アルキニル」がスルファモイル基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、エチニルスルファモイル、プロピニルスルファモイル等が挙げられる。さらに、カルバモイル基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
【0075】
「アルキルカルボニルアミノ」とは、上記「アルキルカルボニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、メチルカルボニルアミノ、エチルカルボニルアミノ、プロピルカルボニルアミノ、イソプロピルカルボニルアミノ、tert−ブチルカルボニルアミノ、イソブチルカルボニルアミノ、sec−ブチルカルボニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
「アルキルカルボニルアミノ」の好ましい態様としては、メチルカルボニルアミノ、エチルカルボニルアミノが挙げられる。
【0076】
「アルケニルカルボニルアミノ」とは、上記「アルケニルカルボニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、エチレニルカルボニルアミノ、プロペニルカルボニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
【0077】
「アルキニルカルボニルアミノ」とは、上記「アルキニルカルボニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、エチニルカルボニルアミノ、プロピニルカルボニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
【0078】
「アルキルスルホニルアミノ」とは、上記「アルキルスルホニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、プロピルスルホニルアミノ、イソプロピルスルホニルアミノ、tert−ブチルスルホニルアミノ、イソブチルスルホニルアミノ、sec−ブチルスルホニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
「アルキルスルホニルアミノ」の好ましい態様としては、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノが挙げられる。
【0079】
「アルケニルスルホニルアミノ」とは、上記「アルケニルスルホニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、エチレニルスルホニルアミノ、プロペニルスルホニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
【0080】
「アルキニルスルホニルアミノ」とは、上記「アルキニルスルホニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、エチニルスルホニルアミノ、プロピニルスルホニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
【0081】
「アルキルオキシカルボニルアミノ」とは、上記「アルキルオキシカルボニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、メチルオキシカルボニルアミノ、エチルオキシカルボニルアミノ、プロピルオキシカルボニルアミノ、イソプロピルオキシカルボニルアミノ、tert−ブチルオキシカルボニルアミノ、イソブチルオキシカルボニルアミノ、sec−ブチルオキシカルボニルアミノ、ペンチルオキシカルボニルアミノ、イソペンチルオキシカルボニルアミノ、へキシルオキシカルボニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
「アルキルオキシカルボニル」の好ましい態様としては、メチルオキシカルボニルアミノ、エチルオキシカルボニルアミノ、プロピルオキシカルボニルアミノが挙げられる。
【0082】
「アルケニルオキシカルボニルアミノ」とは、上記「アルケニルオキシカルボニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、エチレニルオキシカルボニルアミノ、プロペニルオキシカルボニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
【0083】
「アルキニルオキシカルボニルアミノ」とは、上記「アルキニルオキシカルボニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、エチニルオキシカルボニルアミノ、プロピニルオキシカルボニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
【0084】
「ハロアルキル」とは、1以上の上記「ハロゲン」が上記「アルキル」に結合した基を意味する。例えば、モノフルオロメチル、モノフルオロエチル、モノフルオロプロピル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、モノクロロメチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、1,2−ジブロモエチル、1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル等が挙げられる。
「ハロアルキル」の好ましい態様として、トリフルオロメチル、トリクロロメチルが挙げられる。
【0085】
「ハロアルキルオキシ」とは、上記「ハロアルキル」が酸素原子に結合した基を意味する。例えば、モノフルオロメトキシ、モノフルオロエトキシ、トリフルオロメトキシ、トリクロロメトキシ、トリフルオロエトキシ、トリクロロエトキシ等が挙げられる。
「ハロアルキルオキシ」の好ましい態様として、トリフルオロメトキシ、トリクロロメトキシが挙げられる。
【0086】
「ハロアルキルアミノ」とは、上記「ハロアルキル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、モノフルオロメチルアミノ、モノフルオロエチルアミノ、トリフルオロメチルアミノ、トリクロロメチルアミノ、トリフルオロエチルアミノ、トリクロロエチルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」または上記「ハロアルキル」と置き換わっていてもよい。
「ハロアルキルアミノ」の好ましい態様として、トリフルオロメチルアミノ、トリクロロメチルアミノが挙げられる。
【0087】
「ハロアルキルスルファニル」とは、上記「ハロアルキル」がスルファニル基に結合した基を意味する。例えば、モノフルオロメチルスルファニル、モノフルオロエチルスルファニル、トリフルオロメチルスルファニル、トリクロロメチルスルファニル、トリフルオロエチルスルファニル、トリクロロエチルスルファニル等が挙げられる。
「ハロアルキルスルファニル」の好ましい態様として、トリフルオロメチルスルファニル、トリクロロメチルススルファニルが挙げられる。
【0088】
「ハロアルキルカルボニル」とは、上記「ハロアルキル」がカルボニル基に結合した基を意味する。例えば、モノフルオロメチルカルボニル、モノフルオロエチルカルボニル、トリフルオロメチルカルボニル、トリクロロメチルカルボニル、トリフルオロエチルカルボニル、トリクロロエチルカルボニル等が挙げられる。
「ハロアルキルカルボニル」の好ましい態様として、トリフルオロメチルカルボニル、トリクロロメチルカルボニルが挙げられる。
【0089】
「ハロアルキルスルホニル」とは、上記「ハロアルキル」がスルホニル基に結合した基を意味する。例えば、モノフルオロメチルスルホニル、モノフルオロエチルスルホニル、トリフルオロメチルスルホニル、トリクロロメチルスルホニル、トリフルオロエチルスルホニル、トリクロロエチルスルホニル等が挙げられる。
「ハロアルキルスルホニル」の好ましい態様として、トリフルオロメチルスルホニル、トリクロロメチルスルホニルが挙げられる。
【0090】
「ハロアルキルカルバモイル」とは、上記「ハロアルキル」がカルバモイル基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、モノフルオロメチルカルバモイル、モノフルオロエチルカルバモイル、トリフルオロメチルカルバモイル、トリクロロメチルカルバモイル、トリフルオロエチルカルバモイル、トリクロロエチルカルバモイル等が挙げられる。さらに、カルバモイル基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」または上記「ハロアルキル」と置き換わっていてもよい。
「ハロアルキルカルバモイル」の好ましい態様として、トリフルオロメチルカルバモイル、トリクロロメチルカルバモイルが挙げられる。
【0091】
「ハロアルキルスルファモイル」とは、上記「ハロアルキル」がスルファモイル基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、モノフルオロメチルスルファモイル、モノフルオロエチルスルファモイル、トリフルオロメチルスルファモイル、トリクロロメチルスルファモイル、トリフルオロエチルスルファモイル、トリクロロエチルスルファモイル等が挙げられる。さらに、スルファモイル基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」または上記「ハロアルキル」と置き換わっていてもよい。
「ハロアルキルスルファモイル」の好ましい態様として、トリフルオロメチルスルファモイル、トリクロロメチルスルファモイルが挙げられる。
【0092】
「ハロアルキルカルボニルアミノ」とは、上記「ハロアルキルカルボニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、モノフルオロメチルカルボニルアミノ、モノフルオロエチルカルボニルアミノ、トリフルオロメチルカルボニルアミノ、トリクロロメチルカルボニルアミノ、トリフルオロエチルカルボニルアミノ、トリクロロエチルカルボニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」または上記「ハロアルキル」と置き換わっていてもよい。
「ハロアルキルカルボニルアミノ」の好ましい態様としては、トリフルオロメチルカルボニルアミノ、トリクロロメチルカルボニルアミノが挙げられる。
【0093】
「ハロアルキルスルホニルアミノ」とは、上記「ハロアルキルスルホニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、モノフルオロメチルスルホニルアミノ、モノフルオロエチルスルホニルアミノ、トリフルオロメチルスルホニルアミノ、トリクロロメチルスルホニルアミノ、トリフルオロエチルスルホニルアミノ、トリクロロエチルスルホニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」または上記「ハロアルキル」と置き換わっていてもよい。
「ハロアルキルスルホニルアミノ」の好ましい態様としては、トリフルオロメチルスルホニルアミノ、トリクロロメチルスルホニルアミノが挙げられる。
【0094】
「芳香族炭素環オキシ」、「芳香族炭素環アミノ」、「芳香族炭素環スルファニル」、「芳香族炭素環カルボニル」、「芳香族炭素環スルホニル」、「芳香族炭素環カルボニルオキシ」、「芳香族炭素環スルホニルオキシ」、「芳香族炭素環オキシカルボニル」、「芳香族炭素環オキシスルホニル」、「芳香族炭素環カルバモイル」、「芳香族炭素環スルファモイル」、「芳香族炭素環カルボニルアミノ」、「芳香族炭素環スルホニルアミノ」、および「芳香族炭素環オキシカルボニルアミノ」の「芳香族炭素環」部分も、上記「芳香族炭素環式基」と同様である。
「芳香族炭素環オキシ」とは、「芳香族炭素環」が酸素原子に結合した基を意味する。例えば、フェニルオキシ、ナフチルオキシ等が挙げられる。
「芳香族炭素環アミノ」とは、「芳香族炭素環」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、フェニルアミノ、ナフチルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
「芳香族炭素環スルファニル」とは、「芳香族炭素環」がスルファニル基の硫黄原子と結合している水素原子と置き換わった基を意味する。例えば、フェニルスルファニル、ナフチルスルファニル等が挙げられる。
「芳香族炭素環カルボニル」とは、「芳香族炭素環」がカルボニル基に結合した基を意味する。例えば、フェニルカルボニル、ナフチルカルボニル等が挙げられる。
「芳香族炭素環スルホニル」とは、「芳香族炭素環」がスルホニル基に結合した基を意味する。例えば、フェニルスルホニル、ナフチルスルホニル等が挙げられる。
「芳香族炭素環カルボニルオキシ」とは、上記「芳香族炭素環カルボニル」が酸素原子に結合した基を意味する。例えば、フェニルカルボニルオキシ、ナフチルカルボニルオキシ等が挙げられる。
「芳香族炭素環スルホニルオキシ」とは、上記「芳香族炭素環スルホニル」が酸素原子に結合した基を意味する。例えば、フェニルスルホニルオキシ、ナフチルスルホニルオキシ等が挙げられる。
「芳香族炭素環オキシカルボニル」とは、上記「芳香族炭素環オキシ」がカルボニル基に結合した基を意味する。例えば、フェニルオキシカルボニル、ナフチルオキシカルボニル等が挙げられる。
「芳香族炭素環オキシスルホニル」とは、上記「芳香族炭素環オキシ」がスルホニル基に結合した基を意味する。例えば、フェニルオキシスルホニル、ナフチルオキシスルホニル等が挙げられる。
「芳香族炭素環カルバモイル」とは、「芳香族炭素環」がカルバモイル基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、フェニルカルバモイル、ナフチルカルバモイル等が挙げられる。さらに、カルバモイル基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
「芳香族炭素環スルファモイル」とは、「芳香族炭素環」がスルファモイル基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、フェニルスルファモイル、ナフチルスルファモイル等が挙げられる。さらに、スルファモイル基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
「芳香族炭素環カルボニルアミノ」とは、上記「芳香族炭素環カルボニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、フェニルカルボニルアミノ、ナフチルカルボニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
「芳香族炭素環スルホニルアミノ」とは、上記「芳香族炭素環スルホニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、フェニルスルホニルアミノ、ナフチルスルホニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
「芳香族炭素環オキシカルボニルアミノ」とは、上記「芳香族炭素環オキシカルボニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、フェニルオキシカルボニルアミノ、ナフチルオキシカルボニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
【0095】
「非芳香族炭素環オキシ」、「非芳香族炭素環アミノ」、「非芳香族炭素環スルファニル」、「非芳香族炭素環カルボニル」、「非芳香族炭素環スルホニル」、「非芳香族炭素環カルボニルオキシ」、「非芳香族炭素環スルホニルオキシ」、「非芳香族炭素環オキシカルボニル」、「非芳香族炭素環オキシスルホニル」、「非芳香族炭素環カルバモイル」、「非芳香族炭素環スルファモイル」、「非芳香族炭素環カルボニルアミノ」、「非芳香族炭素環スルホニルアミノ」、および「非芳香族炭素環オキシカルボニルアミノ」の「非芳香族炭素環」部分も、上記「非芳香族炭素環式基」と同様である。
「非芳香族炭素環オキシ」とは、「非芳香族炭素環」が酸素原子に結合した基を意味する。例えば、シクロプロピルオキシ、シクロヘキシルオキシ、シクロへキセニルオキシ等が挙げられる。
「非芳香族炭素環アミノ」とは、「非芳香族炭素環」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、シクロプロピルアミノ、シクロヘキシルアミノ、シクロへキセニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
「非芳香族炭素環スルファニル」とは、「非芳香族炭素環」がスルファニル基の硫黄原子と結合している水素原子と置き換わった基を意味する。例えば、シクロプロピルスルファニル、シクロヘキシルスルファニル、シクロヘキセニルスルファニル等が挙げられる。
「非芳香族炭素環カルボニル」とは、「非芳香族炭素環」がカルボニル基に結合した基を意味する。例えば、シクロプロピルカルボニル、シクロヘキシルカルボニル、シクロへキセニルカルボニル等が挙げられる。
「非芳香族炭素環スルホニル」とは、「非芳香族炭素環」がスルホニル基に結合した基を意味する。例えば、シクロプロピルスルホニル、シクロヘキシルスルホニル、シクロヘキセニルスルホニル等が挙げられる。
「非芳香族炭素環カルボニルオキシ」とは、上記「非芳香族炭素環カルボニル」が酸素原子に結合した基を意味する。例えば、シクロプロピルカルボニルオキシ、シクロヘキシルカルボニルオキシ、シクロへキセニルカルボニルオキシ等が挙げられる。
「非芳香族炭素環スルホニルオキシ」とは、上記「非芳香族炭素環スルホニル」が酸素原子に結合した基を意味する。例えば、シクロプロピルスルホニルオキシ、シクロヘキシルスルホニルオキシ、シクロヘキセニルスルホニルオキシ等が挙げられる。
「非芳香族炭素環オキシカルボニル」とは、上記「非芳香族炭素環オキシ」がカルボニル基に結合した基を意味する。例えば、シクロプロピルオキシカルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニル、シクロへキセニルオキシカルボニル等が挙げられる。
「非芳香族炭素環オキシスルホニル」とは、上記「非芳香族炭素環オキシ」がスルホニル基に結合した基を意味する。例えば、シクロプロピルオキシスルホニル、シクロヘキシルオキシスルホニル、シクロヘキセニルオキシスルホニル等が挙げられる。
「非芳香族炭素環カルバモイル」とは、「非芳香族炭素環」がカルバモイル基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、シクロプロピルカルバモイル、シクロヘキシルカルバモイル、シクロへキセニルカルバモイル等が挙げられる。さらに、カルバモイル基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
「非芳香族炭素環スルファモイル」とは、「非芳香族炭素環」がスルファモイル基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、シクロプロピルスルファモイル、シクロヘキシルスルファモイル、シクロへキセニルスルファモイル等が挙げられる。さらに、スルファモイル基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
「非芳香族炭素環カルボニルアミノ」とは、上記「非芳香族炭素環カルボニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、シクロプロピルカルボニルアミノ、シクロヘキシルカルボニルアミノ、シクロへキセニルカルボニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
「非芳香族炭素環スルホニルアミノ」とは、上記「非芳香族炭素環スルホニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、シクロプロピルスルホニルアミノ、シクロヘキシルスルホニルアミノ、シクロへキセニルスルホニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
「非芳香族炭素環オキシカルボニルアミノ」とは、上記「非芳香族炭素環オキシカルボニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、シクロプロピルオキシカルボニルアミノ、シクロヘキシルオキシカルボニルアミノ、シクロへキセニルオキシカルボニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
【0096】
「芳香族複素環オキシ」、「芳香族複素環アミノ」、「芳香族複素環スルファニル」、「芳香族複素環カルボニル」、「芳香族複素環スルホニル」、「芳香族複素環カルボニルオキシ」、「芳香族複素環スルホニルオキシ」、「芳香族複素環オキシカルボニル」、「芳香族複素環オキシスルホニル」、「芳香族複素環カルバモイル」、「芳香族複素環スルファモイル」、「芳香族複素環カルボニルアミノ」、「芳香族複素環スルホニルアミノ」、および「芳香族複素環オキシカルボニルアミノ」の「芳香族複素環」部分も、上記「芳香族複素環式基」と同様である。
「芳香族複素環オキシ」とは、「芳香族複素環」が酸素原子に結合した基を意味する。例えば、ピリジルオキシ、オキサゾリルオキシ等が挙げられる。
「芳香族複素環アミノ」とは、「芳香族複素環」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、ピリジルアミノ、オキサゾリルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
「芳香族複素環スルファニル」とは、「芳香族複素環」がスルファニル基の硫黄原子と結合している水素原子と置き換わった基を意味する。例えば、ピリジルスルファニル、オキサゾリルスルファニル等が挙げられる。
「芳香族複素環カルボニル」とは、「芳香族複素環」がカルボニル基に結合した基を意味する。例えば、ピリジルカルボニル、オキサゾリルカルボニル等が挙げられる。
「芳香族複素環スルホニル」とは、「芳香族複素環」がスルホニル基に結合した基を意味する。例えば、ピリジルスルホニル、オキサゾリルスルホニル等が挙げられる。
「芳香族複素環カルボニルオキシ」とは、上記「芳香族複素環カルボニル」が酸素原子に結合した基を意味する。例えば、ピリジルカルボニルオキシ、オキサゾリルカルボニルオキシ等が挙げられる。
「芳香族複素環スルホニルオキシ」とは、上記「芳香族複素環スルホニル」が酸素原子に結合した基を意味する。例えば、ピリジルスルホニルオキシ、オキサゾリルスルホニルオキシ等が挙げられる。
「芳香族複素環オキシカルボニル」とは、上記「芳香族複素環オキシ」がカルボニル基に結合した基を意味する。例えば、ピリジルオキシカルボニル、オキサゾリルオキシカルボニル等が挙げられる。
「芳香族複素環オキシスルホニル」とは、上記「芳香族複素環オキシ」がスルホニル基に結合した基を意味する。例えば、ピリジルオキシスルホニル、オキサゾリルオキシスルホニル等が挙げられる。
「芳香族複素環カルバモイル」とは、「芳香族複素環」がカルバモイル基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、ピリジルカルバモイル、オキサゾリルカルバモイル等が挙げられる。さらに、カルバモイル基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
「芳香族複素環スルファモイル」とは、「芳香族複素環」がスルファモイル基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、ピリジルスルファモイル、オキサゾリルスルファモイル等が挙げられる。さらに、スルファモイル基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
「芳香族複素環カルボニルアミノ」とは、上記「芳香族複素環カルボニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、ピリジルカルボニルアミノ、オキサゾリルカルボニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
「芳香族複素環スルホニルアミノ」とは、上記「芳香族複素環スルホニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、ピリジルスルホニルアミノ、オキサゾリルスルホニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
「芳香族複素環オキシカルボニルアミノ」とは、上記「芳香族複素環オキシカルボニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、ピリジルオキシカルボニルアミノ、オキサゾリルオキシカルボニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
【0097】
「非芳香族複素環オキシ」、「非芳香族複素環アミノ」、「非芳香族複素環スルファニル」、「非芳香族複素環カルボニル」、「非芳香族複素環スルホニル」、「非芳香族複素環カルボニルオキシ」、「非芳香族複素環スルホニルオキシ」、「非芳香族複素環オキシカルボニル」、「非芳香族複素環オキシスルホニル」、「非芳香族複素環カルバモイル」、「非芳香族複素環スルファモイル」、「非芳香族複素環カルボニルアミノ」、「非芳香族複素環スルホニルアミノ」、および「非芳香族複素環オキシカルボニルアミノ」の「非芳香族複素環」部分も、上記「非芳香族複素環式基」と同様である。
「非芳香族複素環オキシ」とは、「非芳香族複素環」が酸素原子に結合した基を意味する。例えば、ピペリジニルオキシ、テトラヒドロフリルオキシ等が挙げられる。
「非芳香族複素環アミノ」とは、「非芳香族複素環」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、ピペリジニルアミノ、テトラヒドロフリルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
「非芳香族複素環スルファニル」とは、「非芳香族複素環」がスルファニル基の硫黄原子と結合している水素原子と置き換わった基を意味する。例えば、ピペリジニルスルファニル、テトラヒドロフリルスルファニル等が挙げられる。
「非芳香族複素環カルボニル」とは、「非芳香族複素環」がカルボニル基に結合した基を意味する。例えば、ピペリジニルカルボニル、テトラヒドロフリルカルボニル等が挙げられる。
「非芳香族複素環スルホニル」とは、「非芳香族複素環」がスルホニル基に結合した基を意味する。例えば、ピペリジニルスルホニル、テトラヒドロフリルスルホニル等が挙げられる。
「非芳香族複素環カルボニルオキシ」とは、上記「非芳香族複素環カルボニル」が酸素原子に結合した基を意味する。例えば、ピペリジニルカルボニルオキシ、テトラヒドロフリルカルボニルオキシ等が挙げられる。
「非芳香族複素環スルホニルオキシ」とは、上記「非芳香族複素環スルホニル」が酸素原子に結合した基を意味する。例えば、ピペリジニルスルホニルオキシ、テトラヒドロフリルスルホニルオキシ等が挙げられる。
「非芳香族複素環オキシカルボニル」とは、上記「非芳香族複素環オキシ」がカルボニル基に結合した基を意味する。例えば、ピペリジニルオキシカルボニル、テトラヒドロフリルオキシカルボニル等が挙げられる。
「非芳香族複素環オキシスルホニル」とは、上記「非芳香族複素環オキシ」がスルホニル基に結合した基を意味する。例えば、ピペリジニルオキシスルホニル、テトラヒドロフリルオキシスルホニル等が挙げられる。
「非芳香族複素環カルバモイル」とは、「非芳香族複素環」がカルバモイル基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、ピペリジニルカルバモイル、テトラヒドロフリルカルバモイル等が挙げられる。さらに、カルバモイル基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
「非芳香族複素環スルファモイル」とは、「非芳香族複素環」がスルファモイル基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、ピペリジニルスルファモイル、テトラヒドロフリルスルファモイル等が挙げられる。さらに、スルファモイル基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
「非芳香族複素環カルボニルアミノ」とは、上記「非芳香族複素環カルボニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、ピペリジニルカルボニルアミノ、テトラヒドロフリルカルボニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
「非芳香族複素環スルホニルアミノ」とは、上記「非芳香族複素環スルホニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、ピペリジニルスルホニルアミノ、テトラヒドロフリルスルホニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
「非芳香族複素環オキシカルボニルアミノ」とは、上記「非芳香族複素環オキシカルボニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、ピペリジニルオキシカルボニルアミノ、テトラヒドロフリルオキシカルボニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」と置き換わっていてもよい。
【0098】
「ハロアルキル」とは、1以上の上記「ハロゲン」が上記「アルキル」に結合した基を意味する。例えば、モノフルオロメチル、モノフルオロエチル、モノフルオロプロピル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、モノクロロメチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、1,2−ジブロモエチル、1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル等が挙げられる。
「ハロアルキル」の好ましい態様として、トリフルオロメチル、トリクロロメチルが挙げられる。
【0099】
「ハロアルキルオキシ」とは、上記「ハロアルキル」が酸素原子に結合した基を意味する。例えば、モノフルオロメトキシ、モノフルオロエトキシ、トリフルオロメトキシ、トリクロロメトキシ、トリフルオロエトキシ、トリクロロエトキシ等が挙げられる。
「ハロアルキルオキシ」の好ましい態様として、トリフルオロメトキシ、トリクロロメトキシが挙げられる。
【0100】
「ハロアルキルアミノ」とは、上記「ハロアルキル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、モノフルオロメチルアミノ、モノフルオロエチルアミノ、トリフルオロメチルアミノ、トリクロロメチルアミノ、トリフルオロエチルアミノ、トリクロロエチルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」または上記「ハロアルキル」と置き換わっていてもよい。
「ハロアルキルアミノ」の好ましい態様として、トリフルオロメチルアミノ、トリクロロメチルアミノが挙げられる。
【0101】
「ハロアルキルスルファニル」とは、上記「ハロアルキル」がスルファニル基に結合した基を意味する。例えば、モノフルオロメチルスルファニル、モノフルオロエチルスルファニル、トリフルオロメチルスルファニル、トリクロロメチルスルファニル、トリフルオロエチルスルファニル、トリクロロエチルスルファニル等が挙げられる。
「ハロアルキルスルファニル」の好ましい態様として、トリフルオロメチルスルファニル、トリクロロメチルススルファニルが挙げられる。
【0102】
「ハロアルキルカルボニル」とは、上記「ハロアルキル」がカルボニル基に結合した基を意味する。例えば、モノフルオロメチルカルボニル、モノフルオロエチルカルボニル、トリフルオロメチルカルボニル、トリクロロメチルカルボニル、トリフルオロエチルカルボニル、トリクロロエチルカルボニル等が挙げられる。
「ハロアルキルカルボニル」の好ましい態様として、トリフルオロメチルカルボニル、トリクロロメチルカルボニルが挙げられる。
【0103】
「ハロアルキルスルホニル」とは、上記「ハロアルキル」がスルホニル基に結合した基を意味する。例えば、モノフルオロメチルスルホニル、モノフルオロエチルスルホニル、トリフルオロメチルスルホニル、トリクロロメチルスルホニル、トリフルオロエチルスルホニル、トリクロロエチルスルホニル等が挙げられる。
「ハロアルキルスルホニル」の好ましい態様として、トリフルオロメチルスルホニル、トリクロロメチルスルホニルが挙げられる。
【0104】
「ハロアルキルカルバモイル」とは、上記「ハロアルキル」がカルバモイル基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、モノフルオロメチルカルバモイル、モノフルオロエチルカルバモイル、トリフルオロメチルカルバモイル、トリクロロメチルカルバモイル、トリフルオロエチルカルバモイル、トリクロロエチルカルバモイル等が挙げられる。さらに、カルバモイル基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」または上記「ハロアルキル」と置き換わっていてもよい。
「ハロアルキルカルバモイル」の好ましい態様として、トリフルオロメチルカルバモイル、トリクロロメチルカルバモイルが挙げられる。
【0105】
「ハロアルキルスルファモイル」とは、上記「ハロアルキル」がスルファモイル基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、モノフルオロメチルスルファモイル、モノフルオロエチルスルファモイル、トリフルオロメチルスルファモイル、トリクロロメチルスルファモイル、トリフルオロエチルスルファモイル、トリクロロエチルスルファモイル等が挙げられる。さらに、スルファモイル基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」または上記「ハロアルキル」と置き換わっていてもよい。
「ハロアルキルスルファモイル」の好ましい態様として、トリフルオロメチルスルファモイル、トリクロロメチルスルファモイルが挙げられる。
【0106】
「ハロアルキルカルボニルアミノ」とは、上記「ハロアルキルカルボニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、モノフルオロメチルカルボニルアミノ、モノフルオロエチルカルボニルアミノ、トリフルオロメチルカルボニルアミノ、トリクロロメチルカルボニルアミノ、トリフルオロエチルカルボニルアミノ、トリクロロエチルカルボニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」または上記「ハロアルキル」と置き換わっていてもよい。
「ハロアルキルカルボニルアミノ」の好ましい態様としては、トリフルオロメチルカルボニルアミノ、トリクロロメチルカルボニルアミノが挙げられる。
【0107】
「ハロアルキルスルホニルアミノ」とは、上記「ハロアルキルスルホニル」がアミノ基の窒素原子と結合している水素原子1個と置き換わった基を意味する。例えば、モノフルオロメチルスルホニルアミノ、モノフルオロエチルスルホニルアミノ、トリフルオロメチルスルホニルアミノ、トリクロロメチルスルホニルアミノ、トリフルオロエチルスルホニルアミノ、トリクロロエチルスルホニルアミノ等が挙げられる。さらに、アミノ基の窒素原子と結合しているもう一方の水素原子は、上記「アルキル」または上記「ハロアルキル」と置き換わっていてもよい。
「ハロアルキルスルホニルアミノ」の好ましい態様としては、トリフルオロメチルスルホニルアミノ、トリクロロメチルスルホニルアミノが挙げられる。
【0108】
「ハロアルキルカルボニルオキシ」とは、上記「ハロアルキルカルボニル」が酸素原子に結合した基を意味する。例えば、モノフルオロメチルカルボニルオキシ、モノフルオロエチルカルボニルオキシ、トリフルオロメチルカルボニルオキシ、トリクロロメチルカルボニルオキシ、トリフルオロエチルカルボニルオキシ、トリクロロエチルカルボニルオキシ等が挙げられる。
「ハロアルキルカルボニルオキシ」の好ましい態様としては、トリフルオロメチルカルボニルオキシ、トリクロロメチルカルボニルオキシが挙げられる。
【0109】
「ハロアルキルスルホニルオキシ」とは、上記「ハロアルキルスルホニル」が酸素原子に結合した基を意味する。例えば、モノフルオロメチルスルホニルオキシ、モノフルオロエチルスルホニルオキシ、トリフルオロメチルスルホニルオキシ、トリクロロメチルスルホニルオキシ、トリフルオロエチルスルホニルオキシ、トリクロロエチルスルホニルオキシ等が挙げられる。
「ハロアルキルスルホニルオキシ」の好ましい態様としては、トリフルオロメチルスルホニルオキシ、トリクロロメチルスルホニルオキシが挙げられる。
【0110】
「ハロアルキルオキシカルボニル」とは、上記「ハロアルキルオキシ」がカルボニル基に結合した基を意味する。例えば、モノフルオロメチルオキシカルボニル、モノフルオロエチルオキシカルボニル、トリフルオロメチルオキシカルボニル、トリクロロメチルオキシカルボニル、トリフルオロエチルオキシカルボニル、トリクロロエチルオキシカルボニル等が挙げられる。
「ハロアルキルオキシカルボニル」の好ましい態様として、トリフルオロメチルオキシカルボニル、トリクロロメチルオキシカルボニルが挙げられる。
【0111】
「ハロアルキルオキシスルホニル」とは、上記「ハロアルキルオキシ」がスルホニル基に結合した基を意味する。例えば、モノフルオロメチルオキシスルホニル、モノフルオロエチルオキシスルホニル、トリフルオロメチルオキシスルホニル、トリクロロメチルオキシスルホニル、トリフルオロエチルオキシスルホニル、トリクロロエチルオキシスルホニル等が挙げられる。
「ハロアルキルオキシスルホニル」の好ましい態様として、トリフルオロメチルオキシスルホニル、トリクロロメチルオキシスルホニルが挙げられる。
【0112】
「置換若しくは非置換のアルキル」の置換基としては、置換基群Aが挙げられる。任意の位置の炭素原子が置換基群Aから選択される1以上の基と結合していてもよい。
置換基群A:ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファモイル、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルオキシ、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシカルボニル、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシスルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環オキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環オキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環オキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環オキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環スルファニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環スルファニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環スルファニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環スルファニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環アミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環アミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環アミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環アミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環カルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環カルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環カルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環スルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環スルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環スルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環スルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルボニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環カルボニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環カルボニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環カルボニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環スルホニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環スルホニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環スルホニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環スルホニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルバモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環カルバモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環カルバモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環カルバモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環スルファモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環スルファモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環スルファモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環スルファモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環オキシカルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環オキシカルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環オキシカルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環オキシカルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環オキシスルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環オキシスルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環オキシスルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環オキシスルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルボニルオキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環カルボニルオキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環カルボニルオキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環カルボニルオキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環スルホニルオキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環スルホニルオキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環スルホニルオキシ、および置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環スルホニルオキシ。
【0113】
「置換若しくは非置換のアルケニル」、「置換若しくは非置換のアルキニル」、「置換若しくは非置換のアルキルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルケニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキルスルファニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルファニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルスルファニル」、「置換若しくは非置換のアルキルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルケニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキルカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルキルスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルキルカルボニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルケニルカルボニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキニルカルボニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルオキシカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルオキシカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルキルスルホニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルホニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキニルスルホニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキルオキシスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルオキシスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルオキシスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルキルカルバモイル」、「置換若しくは非置換のアルケニルカルバモイル」、「置換若しくは非置換のアルキニルカルバモイル」、「置換若しくは非置換のアルキルスルファモイル」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルファモイル」、「置換若しくは非置換のアルキニルスルファモイル」、「置換若しくは非置換のアルキルカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルケニルカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキニルカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキルスルホニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルホニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルケニルオキシカルボニルアミノ」、および「置換若しくは非置換のアルキニルオキシカルボニルアミノ」の置換基としては、置換基群Bが挙げられる。任意の位置の炭素原子が置換基群Bから選択される1以上の基と結合していてもよい。
置換基群B:ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファモイル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシスルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環オキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環オキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環オキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環オキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環スルファニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環スルファニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環スルファニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環スルファニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環アミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環アミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環アミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環アミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環カルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環カルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環カルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環スルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環スルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環スルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環スルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルボニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環カルボニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環カルボニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環カルボニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環スルホニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環スルホニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環スルホニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環スルホニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルバモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環カルバモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環カルバモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環カルバモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環スルファモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環スルファモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環スルファモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環スルファモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環オキシカルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環オキシカルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環オキシカルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環オキシカルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環オキシスルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環オキシスルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環オキシスルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環オキシスルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルボニルオキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環カルボニルオキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環カルボニルオキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環カルボニルオキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環スルホニルオキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環スルホニルオキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環スルホニルオキシ、および置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環スルホニルオキシ。
【0114】
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環」、
「置換若しくは非置換の6員芳香族炭素環」、「置換若しくは非置換の5〜6員非芳香族炭素環」、「置換若しくは非置換の5〜6員芳香族複素環」、および「置換若しくは非置換の5〜6員非芳香族複素環」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環式基」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基」、
「置換若しくは非置換の6〜10員芳香族炭素環式基」、「置換若しくは非置換の3〜10員非芳香族炭素環式基」、「置換若しくは非置換の5〜10員芳香族複素環式基」、および「置換若しくは非置換の3〜10員非芳香族複素環式基」、
「置換若しくは非置換の6員芳香族炭素環式基」、「置換若しくは非置換の3〜6員非芳香族炭素環式基」、「置換若しくは非置換の5〜6員芳香族複素環式基」、および「置換若しくは非置換の5〜6員非芳香族複素環式基」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環式基」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシ」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環アミノ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環アミノ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環アミノ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環アミノ」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルファニル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルファニル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環スルファニル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルファニル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルボニル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルボニル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環カルボニル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルボニル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルホニル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルホニル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環スルホニル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルホニル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルボニルオキシ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルボニルオキシ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環カルボニルオキシ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルボニルオキシ」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシカルボニル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシカルボニル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシカルボニル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシカルボニル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルホニルオキシ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルホニルオキシ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環スルホニルオキシ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルホニルオキシ」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシスルホニル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシスルホニル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシスルホニル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシスルホニル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルバモイル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルバモイル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環カルバモイル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルバモイル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルファモイル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルファモイル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環スルファモイル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルファモイル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環カルボニルアミノ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルボニルアミノ」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルホニルアミノ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルホニルアミノ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環スルホニルアミノ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルホニルアミノ」、ならびに
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシカルボニルアミノ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシカルボニルアミノ」の「芳香族炭素環」、「非芳香族炭素環」、「芳香族複素環」、および「非芳香族複素環」の環上の置換基としては、置換基群Dが挙げられる。環上の任意の位置の原子が置換基群Cから選択される1以上の基と結合していてもよい。
置換基群C:ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルケニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルケニルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキニルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルケニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルケニルスルファニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキニルスルファニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファモイル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシスルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環オキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環オキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環オキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環オキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環スルファニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環スルファニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環スルファニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環スルファニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環アミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環アミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環アミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環アミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環カルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環カルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環カルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環スルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環スルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環スルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環スルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルボニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環カルボニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環カルボニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環カルボニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環スルホニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環スルホニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環スルホニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環スルホニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルバモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環カルバモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環カルバモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環カルバモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環スルファモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環スルファモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環スルファモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環スルファモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環オキシカルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環オキシカルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環オキシカルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環オキシカルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環オキシスルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環オキシスルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環オキシスルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環オキシスルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルボニルオキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環カルボニルオキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環カルボニルオキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環カルボニルオキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環スルホニルオキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環スルホニルオキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環スルホニルオキシ、および置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環スルホニルオキシ。
【0115】
置換基群C:ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、アルキルオキシ、ハロアルキルオキシ、アルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、アルキルスルファニル、ハロアルキルスルファニル、ならびに、
置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、および置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基。
置換基群D:ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、およびシアノ。
置換基群E:ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、およびシアノ、ならびに、
置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファモイル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ、および置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシスルホニル。
置換基群F:ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、ハロアルキルオキシ、アルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、アルキルスルファニル、ハロアルキルスルファニル、アルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルカルボニルアミノ、ハロアルキルカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、ハロアルキルスルホニルアミノ、アルキルカルバモイル、ハロアルキルカルバモイル、アルキルスルファモイル、およびハロアルキルスルファモイル。
【0116】
また、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基」および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基」は「オキソ」から選択される1以上の基で置換されていてもよい。この場合、以下のように炭素原子上の2個の水素原子が置換されている基を意味する。
【化32】
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【0117】
上記、「非芳香族炭素環オキシ」、「非芳香族炭素環アミノ」、「非芳香族炭素環スルファニル」、「非芳香族炭素環カルボニル」、「非芳香族炭素環スルホニル」、「非芳香族炭素環カルボニルオキシ」、「非芳香族炭素環スルホニルオキシ」、「非芳香族炭素環オキシカルボニル」、「非芳香族炭素環オキシスルホニル」、「非芳香族炭素環カルバモイル」、「非芳香族炭素環スルファモイル」、「非芳香族炭素環カルボニルアミノ」、「非芳香族炭素環スルホニルアミノ」、「非芳香族炭素環オキシカルボニルアミノ」、「非芳香族複素環オキシ」、「非芳香族複素環アミノ」、「非芳香族複素環スルファニル」、「非芳香族複素環カルボニル」、「非芳香族複素環スルホニル」、「非芳香族複素環カルボニルオキシ」、「非芳香族複素環スルホニルオキシ」、「非芳香族複素環オキシカルボニル」、「非芳香族複素環オキシスルホニル」、「非芳香族複素環カルバモイル」、「非芳香族複素環スルファモイル」、「非芳香族複素環カルボニルアミノ」、「非芳香族複素環スルホニルアミノ」、および「非芳香族複素環オキシカルボニルアミノ」の非芳香族炭素環、および非芳香族複素環部分も上記と同様に「オキソ」から選択される1以上の基で置換されていてもよい。
【0118】
R
1における「置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環式基」、「置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基」、「置換若しくは非置換の6〜10員芳香族炭素環式基」、「置換若しくは非置換の3〜10員非芳香族炭素環式基」、「置換若しくは非置換の5〜10員芳香族複素環式基」、「置換若しくは非置換の3〜10員非芳香族複素環式基」、「置換若しくは非置換の6員芳香族炭素環式基」、「置換若しくは非置換の3〜6員非芳香族炭素環式基」、「置換若しくは非置換の5〜6員芳香族複素環式基」、および「置換若しくは非置換の5〜6員非芳香族複素環式基」の環上の置換基としては、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファモイル等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、ハロアルキルオキシ、アルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、アルキルスルファニル、ハロアルキルスルファニル、アルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、アルキルカルボニルアミノ、ハロアルキルカルボニルアミノ、アルキルスルホニルアミノ、ハロアルキルスルホニルアミノ、アルキルカルバモイル、ハロアルキルカルバモイル、アルキルスルファモイル、ハロアルキルスルファモイル等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、ハロアルキルオキシ、アルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、アルキルスルファニル、ハロアルキルスルファニル等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、ハロアルキルオキシ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲンが挙げられる。
【0119】
一態様として、例えば、ハロゲン、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、ハロアルキルオキシ等が挙げられる。
【0120】
R
2a、R
2b、R
2c、R
2d、R
8aおよびR
8bにおける「置換若しくは非置換のアルキル」、および「置換若しくは非置換のアルキルオキシ」の置換基としては、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン等が挙げられる。
【0121】
R
7aにおける「置換若しくは非置換のアルキル」、および「置換若しくは非置換のアルキルカルボニル」の置換基としては、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン等が挙げられる。
【0122】
R
4およびR
6における「置換若しくは非置換のアルキル」、「置換若しくは非置換のアルケニル」、「置換若しくは非置換のアルキニル」、「置換若しくは非置換のアルキルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルケニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキルスルファニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルファニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルスルファニル」、「置換若しくは非置換のアルキルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルケニルアミノ」、および「置換若しくは非置換のアルキニルアミノ」の置換基としては、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲンが挙げられる。
【0123】
R
5a、R
5a’およびR
5bにおける「置換若しくは非置換のアルキル」の置換基としては、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環オキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環オキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環オキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環オキシ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環スルファニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環スルファニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環スルファニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環スルファニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環アミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環アミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環アミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環アミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環カルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環カルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環カルボニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環スルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環スルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環スルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環スルホニル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルボニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環カルボニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環カルボニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環カルボニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環スルホニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環スルホニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環スルホニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環スルホニルアミノ、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルバモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環カルバモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環カルバモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環カルバモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環スルファモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環スルファモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環スルファモイル、置換基群Eから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環スルファモイル等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルボニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環カルボニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環カルボニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環カルボニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルボニルアミノ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環カルボニルアミノ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環カルボニルアミノ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環カルボニルアミノ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルバモイル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環カルバモイル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環カルバモイル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環カルバモイル等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、カルバモイル、シアノ、置換基群Cから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルボニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環カルボニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環カルボニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環カルボニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルバモイル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環カルバモイル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環カルバモイル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環カルバモイル等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、カルバモイル、(ヒドロキシ、シアノおよびアルキルオキシ)から選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、非芳香族複素環カルボニル、(ハロゲンおよびアルキル)から選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルバモイル、非芳香族複素環カルバモイル等が挙げられる。
【0124】
R
5a、R
5a’およびR
5bにおける「置換若しくは非置換のアルキルカルバモイル」の置換基としては、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファモイル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環オキシ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環オキシ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環オキシ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環オキシ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環スルファニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環スルファニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環スルファニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環スルファニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環アミノ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環アミノ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環アミノ、および置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環アミノ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファモイル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、シアノ、アルキルオキシ、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルキルカルバモイル、芳香族炭素環式基等が挙げられる。
【0125】
R
5a、R
5a’およびR
5bにおける「置換若しくは非置換のアルケニル」、「置換若しくは非置換のアルキニル」、「置換若しくは非置換のアルキルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルケニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキルスルファニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルファニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルスルファニル」、「置換若しくは非置換のアルキルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルケニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキルカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルキルスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルキルカルボニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルケニルカルボニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキニルカルボニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルオキシカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルオキシカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルキルスルホニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルホニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキニルスルホニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキルオキシスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルオキシスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルオキシスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルキルカルバモイル」、「置換若しくは非置換のアルケニルカルバモイル」、「置換若しくは非置換のアルキニルカルバモイル」、「置換若しくは非置換のアルキルスルファモイル」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルファモイル」、「置換若しくは非置換のアルキニルスルファモイル」、「置換若しくは非置換のアルキルカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルケニルカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキニルカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキルスルホニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルホニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルケニルオキシカルボニルアミノ」、および「置換若しくは非置換のアルキニルオキシカルボニルアミノ」の置換基としては、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファモイル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環オキシ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環オキシ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環オキシ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環オキシ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環スルファニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環スルファニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環スルファニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環スルファニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環アミノ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環アミノ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環アミノ、および置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環アミノ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、芳香族炭素環式基等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン等が挙げられる。
【0126】
R
9aおよびR
9bにおける「置換若しくは非置換のアルキル」、「置換若しくは非置換のアルケニル」、「置換若しくは非置換のアルキニル」、「置換若しくは非置換のアルキルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルケニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキルスルファニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルファニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルスルファニル」、「置換若しくは非置換のアルキルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルケニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキルカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルキルスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルキルカルボニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルケニルカルボニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキニルカルボニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルオキシカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルオキシカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルキルスルホニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルホニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキニルスルホニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキルオキシスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルオキシスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルオキシスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルキルカルバモイル」、「置換若しくは非置換のアルケニルカルバモイル」、「置換若しくは非置換のアルキニルカルバモイル」、「置換若しくは非置換のアルキルスルファモイル」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルファモイル」、「置換若しくは非置換のアルキニルスルファモイル」、「置換若しくは非置換のアルキルカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルケニルカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキニルカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキルスルホニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルホニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルケニルオキシカルボニルアミノ」、および「置換若しくは非置換のアルキニルオキシカルボニルアミノ」の置換基としては、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファモイル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環オキシ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環オキシ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環オキシ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環オキシ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環スルファニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環スルファニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環スルファニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環スルファニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環アミノ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環アミノ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環アミノ、および置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環アミノ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、芳香族炭素環式基、芳香族複素環式基等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン等が挙げられる。
【0127】
R
9aおよびR
9bにおける「置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環式基」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシ」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環アミノ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環アミノ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環アミノ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環アミノ」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルファニル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルファニル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環スルファニル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルファニル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルボニル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルボニル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環カルボニル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルボニル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルホニル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルホニル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環スルホニル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルホニル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルボニルオキシ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルボニルオキシ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環カルボニルオキシ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルボニルオキシ」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシカルボニル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシカルボニル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシカルボニル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシカルボニル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルホニルオキシ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルホニルオキシ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環スルホニルオキシ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルホニルオキシ」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシスルホニル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシスルホニル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシスルホニル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシスルホニル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルバモイル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルバモイル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環カルバモイル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルバモイル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルファモイル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルファモイル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環スルファモイル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルファモイル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環カルボニルアミノ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルボニルアミノ」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルホニルアミノ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルホニルアミノ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環スルホニルアミノ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルホニルアミノ」、ならびに
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシカルボニルアミノ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシカルボニルアミノ」の「芳香族炭素環」、「非芳香族炭素環」、「芳香族複素環」、および「非芳香族複素環」の環上の置換基としては、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファモイル等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、ハロアルキルオキシ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン等が挙げられる。
【0128】
R
10a、R
10aa、R
10ab、R
10ac、R
10b、R
10cおよびR
10dにおける「置換若しくは非置換のアルキル」、「置換若しくは非置換のアルケニル」、「置換若しくは非置換のアルキニル」、「置換若しくは非置換のアルキルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルケニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキルスルファニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルファニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルスルファニル」、「置換若しくは非置換のアルキルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルケニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキルカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルキルスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルキルカルボニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルケニルカルボニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキニルカルボニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルオキシカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルオキシカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルキルスルホニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルホニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキニルスルホニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキルオキシスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルオキシスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルオキシスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルキルカルバモイル」、「置換若しくは非置換のアルケニルカルバモイル」、「置換若しくは非置換のアルキニルカルバモイル」、「置換若しくは非置換のアルキルスルファモイル」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルファモイル」、「置換若しくは非置換のアルキニルスルファモイル」、「置換若しくは非置換のアルキルカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルケニルカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキニルカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキルスルホニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルホニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルケニルオキシカルボニルアミノ」、および「置換若しくは非置換のアルキニルオキシカルボニルアミノ」の置換基としては、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファモイル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環オキシ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環オキシ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環オキシ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環オキシ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環スルファニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環スルファニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環スルファニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環スルファニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環アミノ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環アミノ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環アミノ、および置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環アミノ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、アルキルオキシ、ハロアルキルオキシ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、アルキルオキシ、ハロアルキルオキシ、芳香族炭素環式基、非芳香族炭素環式基、芳香族複素環式基、非芳香族複素環式基等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、アルキルオキシ、非芳香族複素環式基等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、アルキルオキシ等が挙げられる。
【0129】
R
10a、R
10aa、R
10ab、R
10ac、R
10b、R
10cおよびR
10dにおける「置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環式基」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシ」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環アミノ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環アミノ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環アミノ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環アミノ」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルファニル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルファニル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環スルファニル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルファニル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルボニル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルボニル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環カルボニル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルボニル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルホニル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルホニル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環スルホニル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルホニル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルボニルオキシ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルボニルオキシ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環カルボニルオキシ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルボニルオキシ」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシカルボニル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシカルボニル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシカルボニル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシカルボニル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルホニルオキシ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルホニルオキシ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環スルホニルオキシ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルホニルオキシ」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシスルホニル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシスルホニル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシスルホニル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシスルホニル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルバモイル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルバモイル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環カルバモイル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルバモイル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルファモイル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルファモイル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環スルファモイル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルファモイル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環カルボニルアミノ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルボニルアミノ」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルホニルアミノ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルホニルアミノ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環スルホニルアミノ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルホニルアミノ」、ならびに
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシカルボニルアミノ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシカルボニルアミノ」の「芳香族炭素環」、「非芳香族炭素環」、「芳香族複素環」、および「非芳香族複素環」の環上の置換基としては、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファモイル等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、ハロアルキルオキシ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、アルキル等が挙げられる。
【0130】
R
10eにおける「置換若しくは非置換のアルキル」、および「置換若しくは非置換のアルキルオキシ」の置換基としては、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン等が挙げられる。
【0131】
「隣接する原子と結合するR
9aおよびR
10a、または隣接する原子と結合するR
9bおよびR
10bが、一緒になって、置換若しくは非置換の芳香族炭素環、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環、置換若しくは非置換の芳香族複素環、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環を形成する」、
「R
11cが、隣接する原子と結合するR
9aと一緒になって、置換若しくは非置換の芳香族炭素環、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環、置換若しくは非置換の芳香族複素環、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環を形成する」、および
「R
11dが、隣接する原子と結合するR
9bと一緒になって、置換若しくは非置換の芳香族炭素環、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環、置換若しくは非置換の芳香族複素環、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環を形成する」場合の、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環」の置換基、ならびに、
環F3、環G3、および環H2における「置換若しくは非置換の5員非芳香族炭素環」、「置換若しくは非置換の5員芳香族複素環」、「置換若しくは非置換の5員非芳香族複素環」、「置換若しくは非置換の6員芳香族炭素環」、「置換若しくは非置換の6員非芳香族炭素環」、「置換若しくは非置換の6員芳香族複素環」および「置換若しくは非置換の6員非芳香族複素環」の環上の置換基としては、
例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファモイル、等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファモイル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシスルホニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、ハロアルキルオキシ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、アルキル等が挙げられる。
【0132】
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシカルボニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシカルボニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、アルキル、アルキルオキシオキシカルボニル、芳香族炭素環式基等が挙げられる。
【0133】
「隣接する原子と結合する2つのR
10a、または隣接する原子と結合する2つのR
10bが、一緒になって、置換若しくは非置換の芳香族炭素環、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環、置換若しくは非置換の芳香族複素環、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環を形成する」、
「R
11cが、隣接する原子と結合するR
11aと一緒になって、置換若しくは非置換の芳香族炭素環、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環、置換若しくは非置換の芳香族複素環、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環を形成する」、および
「R
11dが、隣接する原子と結合するR
11bbと一緒になって、置換若しくは非置換の芳香族炭素環、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環、置換若しくは非置換の芳香族複素環、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環を形成する」場合の、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環」、ならびに
環F1、環F2、環G1、環G2、および環H1における「置換若しくは非置換の5員非芳香族炭素環」、「置換若しくは非置換の5員芳香族複素環」、「置換若しくは非置換の5員非芳香族複素環」、「置換若しくは非置換の6員芳香族炭素環」、「置換若しくは非置換の6員非芳香族炭素環」、「置換若しくは非置換の6員芳香族複素環」および「置換若しくは非置換の6員非芳香族複素環」の環上の置換基としては、
例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファモイル等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、ハロアルキルオキシ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ等が挙げられる。
【0134】
R
11aおよびR
11bにおける「置換若しくは非置換のアルキル」、「置換若しくは非置換のアルケニル」、「置換若しくは非置換のアルキニル」、「置換若しくは非置換のアルキルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルケニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキルスルファニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルファニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルスルファニル」、「置換若しくは非置換のアルキルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルケニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキルカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルキルスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルキルカルボニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルケニルカルボニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキニルカルボニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルオキシカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルオキシカルボニル」、「置換若しくは非置換のアルキルスルホニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルホニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキニルスルホニルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルキルオキシスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルケニルオキシスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルキニルオキシスルホニル」、「置換若しくは非置換のアルキルカルバモイル」、「置換若しくは非置換のアルケニルカルバモイル」、「置換若しくは非置換のアルキニルカルバモイル」、「置換若しくは非置換のアルキルスルファモイル」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルファモイル」、「置換若しくは非置換のアルキニルスルファモイル」、「置換若しくは非置換のアルキルカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルケニルカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキニルカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキルスルホニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルケニルスルホニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換のアルケニルオキシカルボニルアミノ」、および「置換若しくは非置換のアルキニルオキシカルボニルアミノ」の置換基としては、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファモイル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環オキシ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環オキシ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環オキシ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環オキシ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環スルファニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環スルファニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環スルファニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環スルファニル、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環アミノ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環アミノ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環アミノ、および置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環アミノ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン等が挙げられる。
【0135】
R
10a1、R
10a2、R
10b1、R
11aおよびR
11bにおける「置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環式基」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシ」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環アミノ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環アミノ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環アミノ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環アミノ」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルファニル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルファニル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環スルファニル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルファニル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルボニル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルボニル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環カルボニル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルボニル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルホニル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルホニル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環スルホニル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルホニル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルボニルオキシ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルボニルオキシ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環カルボニルオキシ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルボニルオキシ」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシカルボニル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシカルボニル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシカルボニル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシカルボニル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルホニルオキシ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルホニルオキシ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環スルホニルオキシ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルホニルオキシ」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシスルホニル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシスルホニル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシスルホニル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシスルホニル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルバモイル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルバモイル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環カルバモイル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルバモイル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルファモイル」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルファモイル」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環スルファモイル」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルファモイル」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環カルボニルアミノ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルボニルアミノ」、
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルホニルアミノ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルホニルアミノ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環スルホニルアミノ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルホニルアミノ」、ならびに
「置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシカルボニルアミノ」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシカルボニルアミノ」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシカルボニルアミノ」の「芳香族炭素環」、「非芳香族炭素環」、「芳香族複素環」、および「非芳香族複素環」の環上の置換基としては、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファモイル等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、ハロアルキルオキシ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン等が挙げられる。
【0136】
R
Yにおける「置換若しくは非置換のアルキル」、「置換若しくは非置換のアルケニル」、「置換若しくは非置換のアルキニル」、「置換若しくは非置換のアルキルオキシ」、「置換若しくは非置換のアルケニルオキシ」、および「置換若しくは非置換のアルキニルオキシ」の置換基としては、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族炭素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基、置換基群Fから選択される1以上の基で置換されていてもよい非芳香族複素環式基等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲンが挙げられる。
R
Yにおける「置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基」、「置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基」、「置換若しくは非置換の芳香族複素環式基」、および「置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基」の環上の置換基としては、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルボニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファモイル等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニル等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、ハロアルキルオキシ等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル等が挙げられる。
一態様として、例えば、ハロゲン等が挙げられる。
【0137】
本発明の一態様を、以下に例示する。
式(I)で示される化合物またはその製薬上許容される塩において、各置換基の具体例を以下に示す。式(I)で示される化合物としては、これら具体例の全ての組合せが例示される。
【0138】
(a) 以下の(a−1)〜(a−3)のいずれかに記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(a−1) Xが、N(R
7a)またはOである、式(I)で示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(a−2) Xが、N(R
7a)である、式(I)で示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(a−3) Xが、Oである、式(I)で示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0139】
(b) 以下の(b−1)〜(b−3)のいずれかに記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(b−1) R
7aが、水素原子、または置換若しくは非置換のアルキルである、式(I)または上記(a)で示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(b−2) R
7aが、水素原子、アルキル、またはハロアルキルである、式(I)または上記(a)で示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(b−3) R
7aが、水素原子である、式(I)または上記(a)で示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0140】
(c) 以下の(c−1)〜(c−4)のいずれかに記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(c−1) R
8aおよびR
8bが、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲンまたは置換若しくは非置換のアルキルである、式(I)、上記(a)または(b)で示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(c−2) R
8aおよびR
8bが、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン、アルキル、またはハロアルキルである、式(I)、上記(a)または(b)で示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(c−3) R
8aおよびR
8bが、それぞれ独立して、水素原子、またはハロゲンである、式(I)、上記(a)または(b)で示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(c−4) R
8aおよびR
8bが、水素原子である、式(I)、上記(a)または(b)で示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0141】
(d) 以下の(d−1)〜(d−7)のいずれかに記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(d−1)
【化33】
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【化34】
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である、式(I)、および上記(a)〜(c)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(d−2)
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)、および上記(a)〜(c)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(d−3)
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)、および上記(a)〜(c)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0142】
(d−4)
【化39】
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である、式(I)、および上記(a)〜(c)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0143】
(d−5)
【化40】
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である、式(I)、および上記(a)〜(c)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(d−6)
【化41】
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である、式(I)、および上記(a)〜(c)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(d−7)
【化42】
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である、式(I)、および上記(a)〜(c)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0144】
(e) 以下の(e−1)〜(e−37)に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−1) R
1が、置換若しくは非置換の6〜10員芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の3〜10員非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の5〜10員芳香族複素環式基、または置換若しくは非置換の3〜10員非芳香族複素環式基である、式(I)、および上記(a)〜(d)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−2) R
1が、置換若しくは非置換の6員芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の3〜6員非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の5〜6員芳香族複素環式基、または置換若しくは非置換の5〜6員非芳香族複素環式基である、式(I)、および上記(a)〜(d)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−3) R
1が、置換若しくは非置換の6員芳香族炭素環式基、または置換若しくは非置換の5〜6員芳香族複素環式基である、式(I)、および上記(a)〜(d)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−4) R
1が、置換若しくは非置換のフェニル、または置換若しくは非置換のチエニルである、式(I)、および上記(a)〜(d)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−5) R
1が、1以上のハロゲンで置換され、さらに1以上の同一または異なる置換基で置換されていてもよい6員芳香族炭素環式基、1以上のハロゲンで置換され、さらに1以上の同一または異なる置換基で置換されていてもよい3〜6員非芳香族炭素環式基、1以上のハロゲンで置換され、さらに1以上の同一または異なる置換基で置換されていてもよい5〜6員芳香族複素環式基、または、1以上のハロゲンで置換され、さらに1以上の同一または異なる置換基で置換されていてもよい5〜6員非芳香族複素環式基である、式(I)、および上記(a)〜(d)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−6) R
1が、1以上のハロゲンで置換され、さらに1以上の同一または異なる置換基で置換されていてもよい6員芳香族炭素環式基、または、1以上のハロゲンで置換され、さらに1以上の同一または異なる置換基で置換されていてもよい5〜6員芳香族複素環式基である、式(I)、および上記(a)〜(d)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−7) R
1が、1以上のハロゲンで置換され、さらに1以上の同一または異なる置換基で置換されていてもよいフェニル、または、1以上のハロゲンで置換され、さらに1以上の同一または異なる置換基で置換されていてもよいチエニルである、式(I)、および上記(a)〜(d)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−8) R
1が、1以上のハロゲンで置換され、さらに、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、およびハロアルキルオキシから選択される1以上の基で置換されていてもよいフェニル、または1以上のハロゲンで置換され、さらに、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、およびハロアルキルオキシから選択される1以上の基で置換されていてもよいチエニルである、式(I)、および上記(a)〜(d)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−9) R
1が、1以上のハロゲンで置換され、さらに、ハロゲン、アルキル、およびハロアルキルから選択される1以上の基で置換されていてもよいフェニルである、式(I)、および上記(a)〜(d)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0145】
(e−10) R
1が、
【化43】
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(式中、環Eは、6員芳香族炭素環、6員非芳香族炭素環、6員芳香族複素環、または6員非芳香族複素環であり;
環Fは、5員非芳香族炭素環、5員芳香族複素環、または5員非芳香族複素環であり、
R
12a、R
13a、およびR
14aは、それぞれ独立して、ハロゲンであり;
R
12、R
13、およびR
14は、それぞれ独立して、置換基群Cから選択される基であり;
q1は、0〜2の整数であり;
q2は、0〜2の整数であり;
q3は、0または1である)で示される基である、式(I)、および上記(a)〜(d)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−11) R
1が、
【化44】
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(式中、R
12およびR
13は、それぞれ独立して、置換基群Cから選択される基であり;
R
12aおよびR
13aは、それぞれ独立して、ハロゲンであり;
R
12bおよびR
13bは、それぞれ独立して、ハロゲン、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、または置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシであり;
q1aは、0または1であり;
q2aは、0または1である)で示される基である、式(I)、および上記(a)〜(d)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−12) R
1が、
【化45】
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(式中、R
12aおよびR
13aは、それぞれ独立して、ハロゲンであり;
R
12b、R
12c、およびR
13bは、ハロゲン、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、または置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシである)で示される基である、式(I)、および上記(a)〜(d)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0146】
(e−13) R
12a、R
13aおよびR
14aが、それぞれ独立して、フッ素原子、または塩素原子である、上記(e−10)〜(e−12)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−14) R
12a、R
13aおよびR
14aが、フッ素原子である、上記(e−10)〜(e−12)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0147】
(e−15) R
12b、R
12cおよびR
13bが、それぞれ独立して、ハロゲン、または置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルである、上記(e−10)〜(e−14)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−16) R
12b、R
12cおよびR
13bが、それぞれ独立して、ハロゲン、アルキル、またはハロアルキルである、上記(e−10)〜(e−14)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−17) R
12b、R
12cおよびR
13bが、それぞれ独立して、ハロゲン、メチル、またはハロメチルである、上記(e−10)〜(e−14)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−18) R
12b、R
12cおよびR
13bが、それぞれ独立して、フッ素原子、または塩素原子である、上記(e−10)〜(e−14)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−19) R
12b、R
12cおよびR
13bが、フッ素原子である、上記(e−10)〜(e−14)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0148】
(e−20) R
12、R
13、およびR
14が、それぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルアミノ、または置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルスルファニルである、上記(e−10)〜(e−19)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−21) R
12、R
13、およびR
14が、それぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキル、または置換基群Dから選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルオキシである、上記(e−10)〜(e−19)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−22) R
12、R
13、およびR
14が、それぞれ独立して、ハロゲン、アルキル、またはハロアルキルである、上記(e−10)〜(e−19)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−23) R
12、R
13、およびR
14が、それぞれ独立して、ハロゲン、メチル、またはハロメチルである、上記(e−10)〜(e−19)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−24) R
12、R
13、およびR
14が、それぞれ独立して、フッ素原子、または塩素原子である、上記(e−10)〜(e−19)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−25) R
12、R
13、およびR
14が、フッ素原子である、上記(e−10)〜(e−19)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0149】
(e−26) q1、q2、およびq3が、0である、上記(e−10)〜(e−25)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−27) q1、q2、およびq3が、1である、上記(e−10)〜(e−25)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−28) q1、およびq2が、2である、上記(e−10)〜(e−25)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−29) q1aおよびq2aが、0である、上記(e−10)〜(e−25)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−30) q1aおよびq2aが、1である、上記(e−10)〜(e−25)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0150】
(e−31) 環Eが、シクロヘキセン、ベンゼンまたは6員芳香族複素環である、上記(e−10)〜(e−30)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−32) 環Eが、ベンゼン、または6員芳香族複素環である、上記(e−10)〜(e−30)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−33) 環Eが、ベンゼン、ピリジン、ピリミジン、またはピラジンである、上記(e−10)〜(e−30)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−34) 環Eが、ベンゼン、またはピリジンである、上記(e−10)〜(e−30)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−35) 環Eが、ベンゼンである、上記(e−10)〜(e−30)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−36) 環Fが、5員芳香族複素環である、上記(e−10)〜(e−35)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(e−37) 環Fが、チオフェンである、上記(e−10)〜(e−35)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0151】
(f) 以下の(f−1)〜(f−21)に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(f−1) R
3が、
【化46】
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(式中、R
9aおよびR
9bは、それぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルケニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルケニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルケニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルカルボニル、置換若しくは非置換のアルケニルカルボニル、置換若しくは非置換のアルキニルカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルスルホニル、置換若しくは非置換のアルケニルスルホニル、置換若しくは非置換のアルキニルスルホニル、置換若しくは非置換のアルキルカルボニルオキシ、置換若しくは非置換のアルケニルカルボニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキニルカルボニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルケニルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルキニルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルスルホニルオキシ、置換若しくは非置換のアルケニルスルホニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキニルスルホニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルオキシスルホニル、置換若しくは非置換のアルケニルオキシスルホニル、置換若しくは非置換のアルキニルオキシスルホニル、置換若しくは非置換のアルキルカルバモイル、置換若しくは非置換のアルケニルカルバモイル、置換若しくは非置換のアルキニルカルバモイル、置換若しくは非置換のアルキルスルファモイル、置換若しくは非置換のアルケニルスルファモイル、置換若しくは非置換のアルキニルスルファモイル、置換若しくは非置換のアルキルカルボニルアミノ、置換若しくは非置換のアルケニルカルボニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキニルカルボニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルスルホニルアミノ、置換若しくは非置換のアルケニルスルホニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環アミノ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環アミノ、置換若しくは非置換の芳香族複素環アミノ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環アミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルファニル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルファニル、置換若しくは非置換の芳香族複素環スルファニル、置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルファニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルボニル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルボニル、置換若しくは非置換の芳香族複素環カルボニル、置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルボニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルホニル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルホニル、置換若しくは非置換の芳香族複素環スルホニル、置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルホニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルボニルオキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルボニルオキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環カルボニルオキシ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルボニルオキシ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシカルボニル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシカルボニル、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシカルボニル、置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシカルボニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルホニルオキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルホニルオキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環スルホニルオキシ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルホニルオキシ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシスルホニル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシスルホニル、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシスルホニル、置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシスルホニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルバモイル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルバモイル、置換若しくは非置換の芳香族複素環カルバモイル、置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルバモイル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルファモイル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルファモイル、置換若しくは非置換の芳香族複素環スルファモイル、置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルファモイル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルボニルアミノ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルボニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族複素環カルボニルアミノ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルボニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルホニルアミノ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルホニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族複素環スルホニルアミノ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルホニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシカルボニルアミノ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシカルボニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシカルボニルアミノ、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシカルボニルアミノであり;
R
10aおよびR
10bは、それぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルケニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルケニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルケニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルカルボニル、置換若しくは非置換のアルケニルカルボニル、置換若しくは非置換のアルキニルカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルスルホニル、置換若しくは非置換のアルケニルスルホニル、置換若しくは非置換のアルキニルスルホニル、置換若しくは非置換のアルキルカルボニルオキシ、置換若しくは非置換のアルケニルカルボニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキニルカルボニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルケニルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルキニルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルスルホニルオキシ、置換若しくは非置換のアルケニルスルホニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキニルスルホニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルオキシスルホニル、置換若しくは非置換のアルケニルオキシスルホニル、置換若しくは非置換のアルキニルオキシスルホニル、置換若しくは非置換のアルキルカルバモイル、置換若しくは非置換のアルケニルカルバモイル、置換若しくは非置換のアルキニルカルバモイル、置換若しくは非置換のアルキルスルファモイル、置換若しくは非置換のアルケニルスルファモイル、置換若しくは非置換のアルキニルスルファモイル、置換若しくは非置換のアルキルカルボニルアミノ、置換若しくは非置換のアルケニルカルボニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキニルカルボニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルスルホニルアミノ、置換若しくは非置換のアルケニルスルホニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキニルスルホニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環アミノ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環アミノ、置換若しくは非置換の芳香族複素環アミノ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環アミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルファニル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルファニル、置換若しくは非置換の芳香族複素環スルファニル、置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルファニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルボニル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルボニル、置換若しくは非置換の芳香族複素環カルボニル、置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルボニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルホニル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルホニル、置換若しくは非置換の芳香族複素環スルホニル、置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルホニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルボニルオキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルボニルオキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環カルボニルオキシ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルボニルオキシ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシカルボニル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシカルボニル、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシカルボニル、置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシカルボニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルホニルオキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルホニルオキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環スルホニルオキシ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルホニルオキシ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシスルホニル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシスルホニル、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシスルホニル、置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシスルホニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルバモイル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルバモイル、置換若しくは非置換の芳香族複素環カルバモイル、置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルバモイル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルファモイル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルファモイル、置換若しくは非置換の芳香族複素環スルファモイル、置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルファモイル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルボニルアミノ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルボニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族複素環カルボニルアミノ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルボニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルホニルアミノ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルホニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族複素環スルホニルアミノ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルホニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシカルボニルアミノ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシカルボニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシカルボニルアミノ、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシカルボニルアミノであり;
p1は、0〜3の整数であり;
p2は、0〜2の整数である)で示される基である、式(I)、および上記(a)〜(e)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(f−2) R
3が、
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
である、上記(f−1)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(f−3) R
3が、
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
である、上記(f−1)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0152】
(f−4) R
10aおよびR
10bが、それぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、カルバモイル、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルケニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルケニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルケニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルカルボニル、置換若しくは非置換のアルケニルカルボニル、置換若しくは非置換のアルキニルカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルスルホニル、置換若しくは非置換のアルケニルスルホニル、置換若しくは非置換のアルキニルスルホニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルケニルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルキニルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシスルホニル、置換若しくは非置換のアルケニルオキシスルホニル、置換若しくは非置換のアルキニルオキシスルホニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環アミノ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環アミノ、置換若しくは非置換の芳香族複素環アミノ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環アミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルファニル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルファニル、置換若しくは非置換の芳香族複素環スルファニル、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルファニルである、上記(f−1)〜(f−3)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(f−5) R
10aおよびR
10bが、それぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、カルバモイル、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルスルホニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシスルホニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環アミノ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環アミノ、置換若しくは非置換の芳香族複素環アミノ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環アミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルファニル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルファニル、置換若しくは非置換の芳香族複素環スルファニル、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルファニルである、上記(f−1)〜(f−3)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(f−6) R
10aおよびR
10bが、それぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、カルバモイル、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルスルホニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシスルホニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシである、上記(f−1)〜(f−3)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(f−7) R
10aおよびR
10bが、それぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、カルバモイル、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルスルホニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ、または置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシである、上記(f−1)〜(f−3)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(f−8) R
10aおよびR
10bが、それぞれ独立して、ハロゲン;ヒドロキシ;カルバモイル;シアノ;
ハロゲン、ヒドロキシ、アルキルオキシ、非芳香族複素環から選択される1以上の基で置換されたアルキル;非置換のアルキル;
ハロゲン、ヒドロキシ、アルキルオキシ、非芳香族複素環から選択される1以上の基で置換されたアルケニル;非置換のアルケニル;
ハロゲン、ヒドロキシ、アルキルオキシ、非芳香族複素環から選択される1以上の基で置換されたアルキニル;非置換のアルキニル;
ハロゲン、ヒドロキシ、アルキルオキシ、非芳香族複素環から選択される1以上の基で置換されたアルキルオキシ;非置換のアルキルオキシ;
ハロゲン、ヒドロキシ、アルキルオキシ、非芳香族複素環から選択される1以上の基で置換されたアルキルスルファニル;非置換のアルキルスルファニル;
ハロゲン、ヒドロキシ、アルキルオキシ、非芳香族複素環から選択される1以上の基で置換されたアルキルアミノ;非置換のアルキルアミノ;
ハロゲン、ヒドロキシ、アルキルオキシ、非芳香族複素環から選択される1以上の基で置換されたアルキルカルボニル;非置換のアルキルカルボニル;
ハロゲン、ヒドロキシ、アルキルオキシ、非芳香族複素環から選択される1以上の基で置換されたアルキルスルホニル;非置換のアルキルスルホニル;
ハロゲン、ヒドロキシ、アルキルオキシ、非芳香族複素環から選択される1以上の基で置換されたアルキルオキシカルボニル;非置換のアルキルオキシカルボニル;
ハロゲン、アルキル、アルキルオキシ、アルキルオキシカルボニルから選択される1以上の基で置換された芳香族複素環式基;非置換の芳香族複素環式基;
ハロゲン、アルキル、アルキルオキシ、アルキルオキシカルボニルから選択される1以上の基で置換された非芳香族複素環式基;非置換の非芳香族複素環式基;
ハロゲン、アルキル、アルキルオキシ、アルキルオキシカルボニルから選択される1以上の基で置換された芳香族炭素環オキシ;非置換の芳香族炭素環オキシ;
ハロゲン、アルキル、アルキルオキシ、アルキルオキシカルボニルから選択される1以上の基で置換された芳香族複素環オキシ;または非置換の芳香族複素環オキシ;である、上記(f−1)〜(f−3)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(f−9) R
10aおよびR
10bが、それぞれ独立して、ハロゲン;ヒドロキシ;カルバモイル;シアノ;
ハロゲン、ヒドロキシ、アルキルオキシ、非芳香族複素環から選択される1以上の基で置換されたアルキル;非置換のアルキル;
非置換のアルケニル;非置換のアルキニル;
ハロゲンから選択される1以上の基で置換されたアルキルオキシ;非置換のアルキルオキシ;
ハロゲンから選択される1以上の基で置換されたアルキルスルファニル;非置換のアルキルスルファニル;
非置換のアルキルアミノ;非置換のアルキルカルボニル;非置換のアルキルスルホニル;非置換のアルキルオキシカルボニル;
アルキル、アルキルオキシから選択される1以上の基で置換された芳香族複素環式基;非置換の芳香族複素環式基;
アルキル、アルキルオキシカルボニルから選択される1以上の基で置換された非芳香族複素環式基;非置換の非芳香族複素環式基;非置換の芳香族炭素環オキシ;
ハロゲンから選択される1以上の基で置換された芳香族複素環オキシ;または
非置換の芳香族複素環オキシである、上記(f−1)〜(f−3)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0153】
(f−10) R
10aおよびR
10bが、それぞれ独立して、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルケニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキニルオキシ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシである、上記(f−1)〜(f−3)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(f−11) R
10aおよびR
10bが、それぞれ独立して、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルスルホニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環アミノ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環アミノ、置換若しくは非置換の芳香族複素環アミノ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環アミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルファニル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルファニル、置換若しくは非置換の芳香族複素環スルファニル、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルファニルである、上記(f−1)〜(f−3)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(f−12) R
10aおよびR
10bが、それぞれ独立して、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシである、上記(f−1)〜(f−3)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(f−13) R
10aおよびR
10bが、それぞれ独立して、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環アミノ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環アミノ、置換若しくは非置換の芳香族複素環スルファニル、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルファニルである、上記(f−1)〜(f−3)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(f−14) R
10aおよびR
10bが、それぞれ独立して、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシである、上記(f−1)〜(f−3)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(f−15) R
10aおよびR
10bが、それぞれ独立して、ハロゲン;アルキル;ハロアルキル;アルキルオキシ;ハロアルキルオキシ;
ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、ハロアルキルオキシから選択される1以上の基で置換された芳香族複素環式基;非置換の芳香族複素環式基;
ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、ハロアルキルオキシから選択される1以上の基で置換された非芳香族複素環式基;非置換の非芳香族複素環式基;
ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、ハロアルキルオキシから選択される1以上の基で置換された芳香族複素環オキシ;または非置換の芳香族複素環オキシである、上記(f−1)〜(f−3)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0154】
(f−16) p1が1または2である、上記(f−1)〜(f−15)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(f−17) p1が2である、上記(f−1)〜(f−15)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(f−18) p1が1である、上記(f−1)〜(f−15)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(f−19) p1が0である、上記(f−1)〜(f−15)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(f−20) p2が1である、上記(f−1)〜(f−19)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(f−21) p2が0である、上記(f−1)〜(f−19)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0155】
(g) 以下の(g−1)〜(g−51)に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−1) R
3が、
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R
10aa、R
10ab、およびR
10acは、それぞれ独立して、上記(f−1)のR
10aと同意義である)で示される基である、式(I)、および上記(a)〜(f)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−2) R
3が、
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)、および上記(a)〜(f)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−3) R
3が、
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)、および上記(a)〜(f)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−4) R
3が、
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)、および上記(a)〜(f)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−5) R
3が、
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)、および上記(a)〜(f)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−6) R
3が、
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)、および上記(a)〜(f)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−7) R
3が、
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)、および上記(a)〜(f)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−8) R
3が、
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)、および上記(a)〜(f)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−9) R
3が、
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)、および上記(a)〜(f)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0156】
(g−10) R
10aaが、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルケニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルケニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルケニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルケニルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルキニルオキシカルボニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシである、上記(g−1)〜(g−9)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−11) R
10aaが、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシである、上記(g−1)〜(g−9)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−12) R
10aaが、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、または置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシである、上記(g−1)〜(g−9)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−13) R
10aaが、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルケニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルケニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルケニルアミノ、または置換若しくは非置換のアルキニルアミノである、上記(g−1)〜(g−9)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−14) R
10aaが、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、または置換若しくは非置換のアルキルアミノである、上記(g−1)〜(g−9)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−15) R
10aaが、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、または置換若しくは非置換のアルキルオキシである、上記(g−1)〜(g−9)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−16) R
10aaが、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、またはハロアルキルオキシである、上記(g−1)〜(g−9)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−17) R
10aaが、
ハロゲン、ヒドロキシ、アルキルオキシから選択される1以上の基で置換されたアルキル;非置換のアルキル;
ハロゲン、ヒドロキシ、アルキルオキシから選択される1以上の基で置換されたアルキルオキシ;非置換のアルキルオキシ;
ハロゲン、ヒドロキシ、アルキルオキシから選択される1以上の基で置換されたアルキルアミノ;非置換のアルキルアミノ;
ハロゲン、ヒドロキシ、アルキルオキシから選択される1以上の基で置換されたアルキルスルファニル;非置換のアルキルスルファニル;
ハロゲン、ヒドロキシ、アルキルオキシから選択される1以上の基で置換されたアルキルオキシカルボニル;非置換のアルキルオキシカルボニル;非置換の芳香族複素環式基;または非置換の芳香族炭素環オキシである、上記(g−1)〜(g−9)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−18) R
10aaが、
ハロゲン、ヒドロキシ、アルキルオキシから選択される1以上の基で置換されたアルキル;非置換のアルキル;
ハロゲンから選択される1以上の基で置換されたアルキルオキシ;非置換のアルキルオキシ;
非置換のアルキルアミノ;非置換のアルキルスルファニル;非置換のアルキルオキシカルボニル;非置換の芳香族複素環式基;または非置換の芳香族炭素環オキシである、上記(g−1)〜(g−9)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−19) R
10aaが、ハロゲンである、上記(g−1)〜(g−9)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0157】
(g−20) R
10abが、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルケニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルケニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルケニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシである、上記(g−1)〜(g−19)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−21) R
10abが、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシである、上記(g−1)〜(g−19)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−22) R
10abが、ハロゲン、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、または置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシである、上記(g−1)〜(g−19)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−23) R
10abが、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルケニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルケニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルケニルアミノ、または置換若しくは非置換のアルキニルアミノである、上記(g−1)〜(g−19)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−24) R
10abが、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、または置換若しくは非置換のアルキルアミノである、上記(g−1)〜(g−19)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−25) R
10abが、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、または置換若しくは非置換のアルキルオキシである、上記(g−1)〜(g−19)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−26) R
10abが、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、またはハロアルキルオキシである、上記(g−1)〜(g−19)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−27) R
10abが、ハロゲン;シアノ;
ハロゲンから選択される1以上の基で置換されたアルキル;非置換のアルキル;
ハロゲンから選択される1以上の基で置換されたアルキルオキシ;非置換のアルキルオキシ;
ハロゲンから選択される1以上の基で置換されたアルキルアミノ;非置換のアルキルオキシ;
ハロゲンから選択される1以上の基で置換された非芳香族複素環式基;非置換の非芳香族複素環式基;
ハロゲンから選択される1以上の基で置換された芳香族複素環オキシ;または非置換の芳香族複素環オキシである、上記(g−1)〜(g−19)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−28) R
10abが、ハロゲン;シアノ;
非置換のアルキル;
ハロゲンから選択される1以上の基で置換されたアルキルオキシ;非置換のアルキルオキシ;
非置換のアルキルアミノ;非置換の非芳香族複素環式基;または
ハロゲンから選択される1以上の基で置換された芳香族複素環オキシである、上記(g−1)〜(g−19)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−29) R
10abが、ハロゲンである、上記(g−1)〜(g−19)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−30) R
10abが、フッ素原子または塩素原子である、上記(g−1)〜(g−19)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−31) R
10abが、置換若しくは非置換のアルキルである、上記(g−1)〜(g−19)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−32) R
10abが、アルキルまたはハロアルキルである、上記(g−1)〜(g−19)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−33) R
10abが、置換若しくは非置換のアルキルオキシである、上記(g−1)〜(g−19)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−34) R
10abが、アルキルオキシまたはハロアルキルオキシである、上記(g−1)〜(g−19)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0158】
(g−35) R
10acが、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルケニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルケニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルケニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルカルボニル、置換若しくは非置換のアルケニルカルボニル、置換若しくは非置換のアルキニルカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルスルホニル、置換若しくは非置換のアルケニルスルホニル、置換若しくは非置換のアルキニルスルホニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルケニルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルキニルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシスルホニル、置換若しくは非置換のアルケニルオキシスルホニル、置換若しくは非置換のアルキニルオキシスルホニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環アミノ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環アミノ、置換若しくは非置換の芳香族複素環アミノ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環アミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルファニル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルファニル、置換若しくは非置換の芳香族複素環スルファニル、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルファニルである、上記(g−1)〜(g−34)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−36) R
10acが、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルスルホニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシスルホニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環アミノ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環アミノ、置換若しくは非置換の芳香族複素環アミノ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環アミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルファニル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルファニル、置換若しくは非置換の芳香族複素環スルファニル、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルファニルである、上記(g−1)〜(g−34)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−37) R
10acが、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルスルホニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシスルホニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシである、上記(g−1)〜(g−34)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−38) R
10acが、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルスルホニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ、または置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシである、上記(g−1)〜(g−34)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−39) R
10acが、
ハロゲン、ヒドロキシ、非芳香族複素環式基から選択される1以上の基で置換されたアルキル;非置換のアルキル;
ハロゲン、ヒドロキシ、非芳香族複素環式基から選択される1以上の基で置換されたアルキル;非置換のアルケニル;非置換のアルケニル;
ハロゲン、ヒドロキシ、非芳香族複素環式基から選択される1以上の基で置換されたアルキル;非置換のアルキニル;非置換のアルキニル;
ハロゲン、ヒドロキシ、非芳香族複素環式基から選択される1以上の基で置換されたアルキルオキシ;非置換のアルキルオキシ;
ハロゲン、ヒドロキシ、非芳香族複素環式基から選択される1以上の基で置換されたアルキルスルファニル;非置換のアルキルスルファニル;
ハロゲン、ヒドロキシ、非芳香族複素環式基から選択される1以上の基で置換されたアルキルスルホニル;非置換のアルキルスルホニル;
ハロゲン、ヒドロキシ、非芳香族複素環式基から選択される1以上の基で置換されたアルキルオキシカルボニル;非置換のアルキルオキシカルボニル;
アルキル、アルキルオキシ、アルキルオキシカルボニルから選択される1以上の基で置換された芳香族炭素環式基;非置換の芳香族炭素環式基;
アルキル、アルキルオキシ、アルキルオキシカルボニルから選択される1以上の基で置換された芳香族複素環式基;非置換の芳香族複素環式基;
アルキル、アルキルオキシ、アルキルオキシカルボニルから選択される1以上の基で置換された非芳香族複素環式基;非置換の非芳香族複素環式基;
アルキル、アルキルオキシ、アルキルオキシカルボニルから選択される1以上の基で置換された非芳香族炭素環オキシ;非置換の非芳香族炭素環オキシ;
アルキル、アルキルオキシ、アルキルオキシカルボニルから選択される1以上の基で置換された芳香族複素環オキシ;または非置換の芳香族複素環オキシである、上記(g−1)〜(g−34)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−40) R
10acが、
ハロゲン、ヒドロキシ、非芳香族複素環式基から選択される1以上の基で置換されたアルキル;非置換のアルキル;非置換のアルケニル;非置換のアルキニル;
ハロゲンから選択される1以上の基で置換されたアルキルオキシ;非置換のアルキルオキシ;
ハロゲンから選択される1以上の基で置換されたアルキルスルファニル;非置換のアルキルスルホニル;非置換のアルキルオキシカルボニル;非置換の芳香族炭素環式基;
アルキル、アルキルオキシから選択される1以上の基で置換された芳香族複素環式基;非置換の芳香族複素環式基;
アルキル、アルキルオキシカルボニルから選択される1以上の基で置換された非芳香族複素環式基;非置換の非芳香族複素環式基;
非置換の非芳香族炭素環オキシ;または非置換の芳香族複素環オキシである、上記(g−1)〜(g−34)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0159】
(g−41) R
10acが、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシである、上記(g−1)〜(g−34)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−42) R
10acが、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシである、上記(g−1)〜(g−34)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−43) R
10acが、ハロゲン;アルキル;ハロアルキル;アルキルオキシ;ハロアルキルオキシ;
ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、ハロアルキルオキシから選択される1以上の基で置換された芳香族複素環式基;非置換の芳香族複素環式基;
ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、ハロアルキルオキシから選択される1以上の基で置換された非芳香族複素環式基;非置換の非芳香族複素環式基;
ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、ハロアルキルオキシから選択される1以上の基で置換された芳香族複素環オキシ;または非置換の芳香族複素環オキシである、上記(g−1)〜(g−34)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−44) R
10acが、ハロゲンである、上記(g−1)〜(g−34)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−45) R
10acが、フッ素原子または塩素原子である、上記(g−1)〜(g−34)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−46) R
10acが、置換若しくは非置換のアルキルである、上記(g−1)〜(g−34)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−47) R
10acが、アルキルまたはハロアルキルである、上記(g−1)〜(g−34)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−48) R
10acが、置換若しくは非置換のアルキルオキシである、上記(g−1)〜(g−34)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−49) R
10acが、アルキルオキシまたはハロアルキルオキシである、上記(g−1)〜(g−34)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−50) R
10acが、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基または置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基である、上記(g−1)〜(g−34)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(g−51) R
10acが、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシまたは置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシである、上記(g−1)〜(g−34)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0160】
(h) 以下の(h−1)〜(h−34)に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−1) R
3が、
【化58】
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(式中、環F1および環F2は、それぞれ独立して、置換若しくは非置換の5員非芳香族炭素環、置換若しくは非置換の5員芳香族複素環、または置換若しくは非置換の5員非芳香族複素環であり、
環G1および環G2は、それぞれ独立して、置換若しくは非置換の6員芳香族炭素環、置換若しくは非置換の6員非芳香族炭素環、置換若しくは非置換の6員芳香族複素環、または置換若しくは非置換の6員非芳香族複素環であり、
環H1は、置換若しくは非置換の6員芳香族炭素環、置換若しくは非置換の6員非芳香族炭素環、置換若しくは非置換の6員芳香族複素環、または置換若しくは非置換の6員非芳香族複素環であり、
p1bおよびp1cは、それぞれ独立して、0または1であり、
R
9aおよびR
9bは、上記(f−1)と同意義であり;
R
10a1は、上記(f−1)のR
10aと同意義である)で示される基である、式(I)、および上記(a)〜(e)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
上記のR
3における定義において、 R
10a1は環B上の置換基であることを意味する。
(h−2) R
3が、
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)、および上記(a)〜(e)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−3) R
3が、
【化60】
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である、式(I)、および上記(a)〜(e)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−4) R
3が、
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)、および上記(a)〜(e)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0161】
(h−5) R
3が、
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)、および上記(a)〜(e)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−6) R
3が、
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)、および上記(a)〜(e)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−7) R
3が、
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)、および上記(a)〜(e)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0162】
(h−8) 環F1が、置換若しくは非置換のシクロペンタン、置換若しくは非置換のフラン、置換若しくは非置換のチオフェン、置換若しくは非置換のピロール、置換若しくは非置換のピラゾール、置換若しくは非置換のイミダゾール、置換若しくは非置換のチアゾール、置換若しくは非置換のオキサゾール、置換若しくは非置換のジヒドロフラン、置換若しくは非置換のジヒドロチオフェン、置換若しくは非置換のジヒドロピロール、または置換若しくは非置換のジオキソールである、上記(h−1)〜(h−7)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−9) 環F1が、置換若しくは非置換のシクロペンタン、置換若しくは非置換のフラン、置換若しくは非置換のピロール、置換若しくは非置換のピラゾール、置換若しくは非置換のチアゾール、置換若しくは非置換のオキサゾール、置換若しくは非置換のジヒドロフラン、または置換若しくは非置換のジオキソールである、上記(h−1)〜(h−7)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−10) 環F1が、
ハロゲン、アルキルから選択される1以上の基で置換されたシクロペンタン;非置換のシクロペンタン;ハロゲン、
アルキルから選択される1以上の基で置換されたフラン;非置換のフラン;
ハロゲン、アルキルから選択される1以上の基で置換されたピロール;非置換のピロール;
ハロゲン、アルキルから選択される1以上の基で置換されたピラゾール;非置換のピラゾール;
ハロゲン、アルキルから選択される1以上の基で置換されたチアゾール;非置換のチアゾール;
ハロゲン、アルキルから選択される1以上の基で置換されたオキサゾール;非置換のオキサゾール;
ハロゲン、アルキルから選択される1以上の基で置換されたジヒドロフラン;非置換のジヒドロフラン;
ハロゲン、アルキルから選択される1以上の基で置換されたジオキソール;または非置換のジオキソールである、上記(h−1)〜(h−7)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−11) 環F1が、非置換のシクロペンタン;アルキルから選択される1以上の基で置換されたフラン;非置換のピロール;非置換のピラゾール;アルキルから選択される1以上の基で置換されたチアゾール;非置換のオキサゾール;非置換のジヒドロフラン;ハロゲンから選択される1以上の基で置換されたジオキソール;非置換のジオキソールである、上記(h−1)〜(h−7)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0163】
(h−12) 環F2が、置換若しくは非置換のシクロペンタン、置換若しくは非置換のフラン、置換若しくは非置換のチオフェン、置換若しくは非置換のピロール、置換若しくは非置換のピラゾール、置換若しくは非置換のイミダゾール、置換若しくは非置換のチアゾール、置換若しくは非置換のオキサゾール、置換若しくは非置換のジヒドロフラン、置換若しくは非置換のジヒドロチオフェン、または置換若しくは非置換のジヒドロピロールである、上記(h−1)〜(h−7)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−13) 環F2が、置換若しくは非置換のフラン、置換若しくは非置換のピロール、置換若しくは非置換のチアゾール、または置換若しくは非置換のジヒドロフランである、上記(h−1)〜(h−7)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−14) 環F2が、
アルキル、アルキルオキシから選択される1以上の基で置換されたフラン;非置換のフラン;
アルキル、アルキルオキシから選択される1以上の基で置換されたピロール;非置換のピロール;
アルキル、アルキルオキシから選択される1以上の基で置換されたチアゾール;非置換のチアゾール;アルキル、アルキルオキシから選択される1以上の基で置換されたジヒドロフラン;または非置換のジヒドロフランである、上記(h−1)〜(h−7)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−15) 環F2が、アルキルから選択される1以上の基で置換されたフラン;非置換のフラン;非置換のピロール;アルキルまたはアルキルオキシから選択される1以上の基で置換されたチアゾール;非置換のチアゾール;または非置換のジヒドロフランである、上記(h−1)〜(h−7)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0164】
(h−16) 環G1および環G2が、それぞれ独立して、置換若しくは非置換のベンゼン、置換若しくは非置換のシクロヘキサン、置換若しくは非置換のピリジン、置換若しくは非置換のピラジン、置換若しくは非置換のピリミジン、置換若しくは非置換のピラン、置換若しくは非置換のジヒドロピラン、置換若しくは非置換のジヒドロピリジン、置換若しくは非置換のテトラヒドロピリジン、置換若しくは非置換のジヒドロピラジン、置換若しくは非置換のテトラヒドロピラジン、置換若しくは非置換のオキサジン、置換若しくは非置換のジヒドロオキサジン、置換若しくは非置換のジオキシン、または置換若しくは非置換のジヒドロジオキシンである、上記(h−1)〜(h−15)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−17) 環G1および環G2が、それぞれ独立して、置換若しくは非置換のピリジン、置換若しくは非置換のピラジン、置換若しくは非置換のピリミジン、置換若しくは非置換のピラン、置換若しくは非置換のジヒドロピラン、または置換若しくは非置換のジヒドロジオキシンである、上記(h−1)〜(h−15)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−18) 環G1および環G2が、それぞれ独立して、置換若しくは非置換のピリジン、置換若しくは非置換のピラン、置換若しくは非置換のジヒドロピラン、または置換若しくは非置換のジヒドロジオキシンである、上記(h−1)〜(h−15)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−19) 環G1および環G2が、それぞれ独立して、
ハロゲンから選択される1以上の基で置換されたピリジン;非置換のピリジン;
ハロゲンから選択される1以上の基で置換されたピラン;非置換のピラン;
ハロゲンから選択される1以上の基で置換されたジヒドロピラン;非置換のジヒドロピラン;
ハロゲンから選択される1以上の基で置換されたジヒドロジオキシン;または非置換のジヒドロジオキシンである、上記(h−1)〜(h−15)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−20) 環G1および環G2が、それぞれ独立して、非置換のピリジン;非置換のピラン;非置換のジヒドロピラン;ハロゲンから選択される1以上の基で置換されたジヒドロジオキシン;または非置換のジヒドロジオキシンである、上記(h−1)〜(h−15)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0165】
(h−21) 環H1が、置換若しくは非置換のベンゼン、置換若しくは非置換のシクロヘキサン、置換若しくは非置換のピリジン、置換若しくは非置換のピラジン、置換若しくは非置換のピリミジンである、である、上記(h−1)〜(h−20)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−22) 環H1が、それぞれ独立して、置換若しくは非置換のベンゼンである、上記(h−1)〜(h−20)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−23) 環H1が、ハロゲンから選択される1以上の基で置換されたベンゼンである、上記(h−1)〜(h−20)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−24) 環H1が、非置換のベンゼンである、上記(h−1)〜(h−20)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0166】
(h−25) p1bが0である、上記(h−1)〜(h−24)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−26) p1bが1である、上記(h−1)〜(h−24)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−27) p1cが0である、上記(h−1)〜(h−26)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−28) p1cが1である、上記(h−1)〜(h−26)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0167】
(h−29) R
10a1が、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、カルバモイル、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルケニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルケニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルケニルアミノ、または置換若しくは非置換のアルキニルアミノである、上記(h−1)〜(h−28)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−30) R
10a1が、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、または置換若しくは非置換のアルキルアミノである、上記(h−1)〜(h−28)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−31) R
10a1が、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、または置換若しくは非置換のアルキルオキシである、上記(h−1)〜(h−28)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−32) R
10a1が、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、またはハロアルキルオキシである、上記(h−1)〜(h−28)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−33) R
10a1が、非置換もしくは非置換のアルキルである、上記(h−1)〜(h−28)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(h−34) R
10a1が、非置換のアルキルである、上記(h−1)〜(h−28)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0168】
(i) 以下の(i−1)〜(i−16)に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(i−1) R
9aおよびR
9bが、それぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルケニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルケニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルケニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシである、式(I)、および上記(a)〜(h)のいずれかに記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
(i−2) R
9aおよびR
9bが、それぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシである、式(I)、および上記(a)〜(h)のいずれかに記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
(i−3) R
9aおよびR
9bが、それぞれ独立して、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、または置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシである、式(I)、および上記(a)〜(h)のいずれかに記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
(i−4) R
9aおよびR
9bが、それぞれ独立して、ハロゲン;
ハロゲン、アルキルオキシ、芳香族炭素環式基、芳香族複素環式基から選択される1以上の基で置換されたアルキル;非置換のアルキル;
ハロゲン、アルキルオキシ、芳香族炭素環式基、芳香族複素環式基から選択される1以上の基で置換されたアルキルオキシ;非置換のアルキルオキシ;
ハロゲン、アルキルオキシ、芳香族炭素環式基、芳香族複素環式基から選択される1以上の基で置換されたアルキルスルファニル;非置換のアルキルスルファニル;
ハロゲン、アルキルオキシ、芳香族炭素環式基、芳香族複素環式基から選択される1以上の基で置換されたアルキルアミノ;非置換のアルキルアミノ;
ハロゲン、アルキル、アルキルオキシから選択される1以上の基で置換された芳香族炭素環式基;非置換の芳香族炭素環式基
;ハロゲン、アルキル、アルキルオキシから選択される1以上の基で置換された芳香族炭素環オキシ;または非置換の芳香族炭素環オキシである、式(I)、および上記(a)〜(h)のいずれかに記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
(i−5) R
9aおよびR
9bが、それぞれ独立して、ハロゲン;
ハロゲン、アルキルオキシ、芳香族炭素環式基、芳香族複素環式基から選択される1以上の基で置換されたアルキル;非置換のアルキル;
ハロゲンから選択される1以上の基で置換されたアルキルオキシ;非置換のアルキルオキシ;
非置換のアルキルスルファニル;非置換のアルキルアミノ;非置換の芳香族炭素環式基;アルキルから選択される1以上の基で置換された芳香族炭素環オキシ;または非置換の芳香族炭素環オキシである、式(I)、および上記(a)〜(h)のいずれかに記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
(i−6) R
9aおよびR
9bが、それぞれ独立して、ハロゲン;ハロゲン、アルキルオキシ、芳香族炭素環式基、芳香族複素環式基から選択される1以上の基で置換されたアルキル;または非置換のアルキルである、式(I)、および上記(a)〜(h)のいずれかに記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
【0169】
(i−7) R
9aおよびR
9bが、それぞれ独立して、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルケニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルケニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルケニルアミノ、または置換若しくは非置換のアルキニルアミノである、式(I)、および上記(a)〜(h)のいずれかに記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
(i−8) R
9aおよびR
9bが、それぞれ独立して、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、または置換若しくは非置換のアルキルアミノである、式(I)、および上記(a)〜(h)のいずれかに記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
(i−9) R
9aおよびR
9bが、それぞれ独立して、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、または置換若しくは非置換のアルキルスルファニルである、式(I)、および上記(a)〜(h)のいずれかに記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
【0170】
(i−10) R
9aおよびR
9bが、それぞれ独立して、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、または置換若しくは非置換のアルキニルである、式(I)、および上記(a)〜(h)のいずれかに記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
(i−11) R
9aおよびR
9bが、それぞれ独立して、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキルである、式(I)、および上記(a)〜(h)のいずれかに記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
(i−12) R
9aおよびR
9bが、それぞれ独立して、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキルである、式(I)、および上記(a)〜(h)のいずれかに記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
(i−13) R
9aおよびR
9bが、それぞれ独立して、ハロゲン、アルキル、またはハロアルキルである、式(I)、および上記(a)〜(h)のいずれかに記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
(i−14) R
9aおよびR
9bが、それぞれ独立して、置換若しくは非置換のC1〜C3アルキルである、式(I)、および上記(a)〜(h)のいずれかに記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
(i−15) R
9aおよびR
9bが、それぞれ独立して、非置換のC1〜C3アルキルである、式(I)、および上記(a)〜(h)のいずれかに記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
(i−16) R
9aおよびR
9bが、それぞれ独立して、非置換のメチルまたは非置換のエチルである、式(I)、および上記(a)〜(h)のいずれかに記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
【0171】
(j) 以下の(j−1)〜(j−30)に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−1) R
3が、
【化65】
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(式中、環F3は、置換若しくは非置換の5員非芳香族炭素環、置換若しくは非置換の5員芳香族複素環、または置換若しくは非置換の5員非芳香族複素環であり、
環G3は、置換若しくは非置換の6員芳香族炭素環、置換若しくは非置換の6員非芳香族炭素環、置換若しくは非置換の6員芳香族複素環、または置換若しくは非置換の6員非芳香族複素環であり、
環H2は、置換若しくは非置換の6員芳香族炭素環、置換若しくは非置換の6員非芳香族炭素環、置換若しくは非置換の6員芳香族複素環、または置換若しくは非置換の6員非芳香族複素環であり、
p1dおよびp2bは、それぞれ独立して、0または1であり、
R
10a2およびR
10b1は、上記(f−1)のR
10aおよびR
10bと同意義である)で示される基である、式(I)、および上記(a)〜(e)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−2) R
3が、
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)、および上記(a)〜(e)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−3) R
3が、
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)、および上記(a)〜(e)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−4) R
3が、
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)、および上記(a)〜(e)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0172】
(j−5) 環F3が、置換若しくは非置換のシクロペンタン、置換若しくは非置換のフラン、置換若しくは非置換のチオフェン、置換若しくは非置換のピロール、置換若しくは非置換のピラゾール、置換若しくは非置換のイミダゾール、置換若しくは非置換のチアゾール、置換若しくは非置換のオキサゾール、置換若しくは非置換のジヒドロフラン、置換若しくは非置換のジヒドロチオフェン、置換若しくは非置換のジヒドロピロール、または置換若しくは非置換のジオキソールである、上記(j−1)〜(j−4)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−6) 環F3が、
アルキルから選択される1以上の基で置換されたシクロペンタン;非置換のシクロペンタン;
アルキルから選択される1以上の基で置換されたフラン;非置換のフラン;
アルキルから選択される1以上の基で置換されたチオフェン;非置換のチオフェン;
アルキルから選択される1以上の基で置換されたピロール;非置換のピロール;
アルキルから選択される1以上の基で置換されたイミダゾール;非置換のイミダゾール;
アルキルから選択される1以上の基で置換されたチアゾール;非置換のチアゾール;
アルキルから選択される1以上の基で置換されたオキサゾール;非置換のオキサゾール;
アルキルから選択される1以上の基で置換されたジヒドロフラン;非置換のジヒドロフラン;
アルキルから選択される1以上の基で置換されたジオキソール;または非置換のジオキソールである、上記(j−1)〜(j−4)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−7) 環F3が、非置換のシクロペンタン;非置換のフラン;非置換のチオフェン;アルキル、芳香族炭素環から選択される1以上の基で置換されたピロール;非置換のピロール;非置換のイミダゾール;非置換のチアゾール;非置換のオキサゾール;非置換のジヒドロフラン;または非置換のジオキソールである、上記(j−1)〜(j−4)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−8) 環F3が、置換若しくは非置換のシクロペンタン、置換若しくは非置換のフラン、置換若しくは非置換のチオフェン、置換若しくは非置換のピロール、または置換若しくは非置換のジヒドロフランである、上記(j−1)〜(j−4)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−9) 環F3が、置換若しくは非置換のフラン、置換若しくは非置換のチオフェン、または置換若しくは非置換のピロールである、上記(j−1)〜(j−4)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−10) 環F3が、アルキルから選択される1以上の基で置換されたフラン;非置換のフラン;アルキルから選択される1以上の基で置換されたチオフェン;非置換のチオフェン;アルキルから選択される1以上の基で置換されたピロール;または非置換のピロールである、上記(j−1)〜(j−4)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−11) 環F3が、置換されたフラン;非置換のチオフェン;アルキルから選択される1以上の基で置換されたピロール;または非置換のピロールである、上記(j−1)〜(j−4)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0173】
(j−12) 環G3が、置換若しくは非置換のベンゼン、置換若しくは非置換のシクロヘキサン、置換若しくは非置換のピリジン、置換若しくは非置換のピラジン、置換若しくは非置換のピリミジン、置換若しくは非置換のピラン、置換若しくは非置換のジヒドロピラン、置換若しくは非置換のジヒドロピリジン、置換若しくは非置換のテトラヒドロピリジン、置換若しくは非置換のジヒドロピラジン、置換若しくは非置換のテトラヒドロピラジン、置換若しくは非置換のオキサジン、置換若しくは非置換のジヒドロオキサジン、置換若しくは非置換のジオキシン、または置換若しくは非置換のジヒドロジオキシンである、上記(j−1)〜(j−11)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−13) 環G3が、置換若しくは非置換のシクロヘキサン、置換若しくは非置換のジヒドロピリジン、置換若しくは非置換のテトラヒドロピリジン、または置換若しくは非置換のジヒドロジオキシンである、上記(j−1)〜(j−11)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−14) 環G3が、
アルキルから選択される1以上の基で置換されたシクロヘキサン;非置換のシクロヘキサン;
アルキルから選択される1以上の基で置換されたジヒドロピリジン;非置換のジヒドロピリジン;
アルキルから選択される1以上の基で置換されたテトラヒドロピリジン;非置換のテトラヒドロピリジン;
アルキルから選択される1以上の基で置換されたジヒドロジオキシン;または非置換のジヒドロジオキシンである、上記(j−1)〜(j−11)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−15) 環G3が、非置換のシクロヘキサン;アルキルから選択される1以上の基で置換されたジヒドロピリジン;非置換のジヒドロピリジン;非置換のテトラヒドロピリジン、または非置換のジヒドロジオキシンである、上記(j−1)〜(j−11)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−16) 環G3が、非置換のシクロヘキサン;アルキルから選択される1以上の基で置換されたジヒドロピリジン;または非置換のジヒドロピリジンである、上記(j−1)〜(j−11)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0174】
(j−17) 環H2が、置換若しくは非置換のベンゼン、置換若しくは非置換のシクロヘキサン、置換若しくは非置換のピリジン、置換若しくは非置換のピラジン、置換若しくは非置換のピリミジンである、である、上記(j−1)〜(j−16)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−18) 環H2が、それぞれ独立して、置換若しくは非置換のベンゼンである、上記(j−1)〜(j−16)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−19) 環H2が、ハロゲンから選択される1以上の基で置換されたベンゼンである、上記(j−1)〜(j−16)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−20) 環H2が、非置換のベンゼンである、上記(j−1)〜(j−16)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0175】
(j−21) p1dが0である、上記(j−1)〜(j−20)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−22) p1dが1である、上記(j−1)〜(j−20)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−23) p2bが0である、上記(j−1)〜(j−22)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−24) p2bが1である、上記(j−1)〜(j−22)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0176】
(j−25) R
10a2およびR
10b1が、それぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、カルバモイル、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルケニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルケニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルケニルアミノ、または置換若しくは非置換のアルキニルアミノである、上記(j−1)〜(j−24)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−26) R
10a2およびR
10b1が、それぞれ独立して、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、または置換若しくは非置換のアルキルアミノである、上記(j−1)〜(j−24)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−27) R
10a2およびR
10b1が、それぞれ独立して、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、または置換若しくは非置換のアルキルオキシである、上記(j−1)〜(j−24)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−28) R
10a2およびR
10b1が、それぞれ独立して、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、またはハロアルキルオキシである、上記(j−1)〜(j−24)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−29) R
10a2およびR
10b1が、それぞれ独立して、ハロゲンまたは非置換もしくは非置換のアルキルである、上記(j−1)〜(j−24)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(j−30) R
10a2およびR
10b1が、それぞれ独立して、ハロゲンまたは非置換のアルキルである、上記(j−1)〜(j−24)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0177】
(k) 以下の(k−1)〜(k−11)に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(k−1) R
3が、
【化69】
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である、式(I)、および上記(a)〜(e)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
上記のR
3における定義において、 R
10cは環B上の置換基であり、R
10eは環D上の置換基であることを意味する。
(k−2) R
3が、
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)、および上記(a)〜(e)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(k−3) R
10cおよびR
10dが、それぞれ独立して、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルケニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキニルオキシ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシである、上記(k−1)または(k−2)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(k−4) R
10cおよびR
10dが、それぞれ独立して、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシである、上記(k−1)または(k−2)に示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(k−5) R
10cおよびR
10dが、それぞれ独立して、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシである、上記(k−1)または(k−2)に記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
(k−6) R
10cおよびR
10dが、それぞれ独立して、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、ハロアルキルオキシである、上記(k−1)または(k−2)に記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
(k−7) R
10cおよびR
10dが、それぞれ独立して、ハロゲンである、上記(k−1)または(k−2)に記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
(k−8) R
10eが、それぞれ独立して、ハロゲン、または置換若しくは非置換のアルキルである、上記(k−1)〜(k−7)のいずれかに記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
(k−9) R
10eが、それぞれ独立して、ハロゲン、アルキル、またはハロアルキルである、上記(k−1)〜(k−7)のいずれかに記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
(k−10) R
10eが、それぞれ独立して、ハロゲンである、上記(k−1)〜(k−7)のいずれかに記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
(k−11) p3が、0である、上記(k−1)〜(k−10)のいずれかに記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
【0178】
(l) 以下の(l−1)〜(l−6)に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(l−1) 環Bが、ベンゼン、シクロヘキセン、または6員芳香族複素環である、式(I)、および上記(a)〜(k)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(l−2) 環Bが、ベンゼン、または6員芳香族複素環である、式(I)、および上記(a)〜(k)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(l−3) 環Bが、ベンゼン、シクロヘキセン、ピリジン、ピリミジン、またはピラジンである、式(I)、および上記(a)〜(k)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(l−4) 環Bが、ベンゼン、ピリジン、ピリミジン、またはピラジンである、式(I)、および上記(a)〜(k)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(l−5) 環Bが、ベンゼン、またはピリジンである、式(I)、および上記(a)〜(k)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(l−6) 環Bが、ベンゼンである、式(I)、および上記(a)〜(k)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0179】
(m) 以下の(m−1)〜(m−4)に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(m−1) 環Cが、シクロペンタン、または5員芳香族複素環である、式(I)、および上記(a)〜(l)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(m−2) 環Cが、5員芳香族複素環である、式(I)、および上記(a)〜(l)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(m−3) 環Cが、シクロペンタン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、フラン、チオフェン、イソオキサゾール、オキサゾール、イソチアゾール、またはチアゾールである、式(I)、および上記(a)〜(l)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(m−4) 環Cが、チオフェンである、式(I)、および上記(a)〜(l)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0180】
(n) 以下の(n−1)〜(n−19)に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(n−1) R
5aが、水素原子、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルスルホニル、置換若しくは非置換のアルキルカルバモイル、置換若しくは非置換のアルキルスルファモイル、置換若しくは非置換のアルキルカルボニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルスルホニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環アミノ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環アミノ、置換若しくは非置換の芳香族複素環アミノ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環アミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルファニル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルファニル、置換若しくは非置換の芳香族複素環スルファニル、置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルファニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルボニル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルボニル、置換若しくは非置換の芳香族複素環カルボニル、置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルボニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルホニル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルホニル、置換若しくは非置換の芳香族複素環スルホニル、置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルホニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルバモイル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルバモイル、置換若しくは非置換の芳香族複素環カルバモイル、置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルバモイル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルファモイル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルファモイル、置換若しくは非置換の芳香族複素環スルファモイル、置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルファモイル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルボニルアミノ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルボニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族複素環カルボニルアミノ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルボニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環スルホニルアミノ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環スルホニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族複素環スルホニルアミノ、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環スルホニルアミノである、式(I)、および上記(a)〜(m)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(n―2) R
5aが、水素原子、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、カルバモイル、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルカルバモイル、置換若しくは非置換のアルキルカルボニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族複素環オキシ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環オキシ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環アミノ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環アミノ、置換若しくは非置換の芳香族複素環アミノ、置換若しくは非置換の非芳香族複素環アミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルボニル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルボニル、置換若しくは非置換の芳香族複素環カルボニル、置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルボニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルバモイル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルバモイル、置換若しくは非置換の芳香族複素環カルバモイル、置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルバモイル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルボニルアミノ、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルボニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族複素環カルボニルアミノ、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルボニルアミノである、式(I)、および上記(a)〜(m)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(n−3) R
5aが、水素原子、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルケニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルケニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルケニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルケニルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルキニルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルカルバモイル、置換若しくは非置換のアルケニルカルバモイル、置換若しくは非置換のアルキニルカルバモイル、置換若しくは非置換のアルキルカルボニルアミノ、置換若しくは非置換のアルケニルカルボニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキニルカルボニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニルアミノ、置換若しくは非置換のアルケニルオキシカルボニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキニルオキシカルボニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基である、式(I)、および上記(a)〜(m)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(n−4) R
5aが、水素原子、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルカルバモイル、置換若しくは非置換のアルキルカルボニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基である、式(I)、および上記(a)〜(m)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(n−5) R
5aが、水素原子、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルカルバモイル、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基である、式(I)、および上記(a)〜(m)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(n−6) R
5aが、水素原子、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルカルバモイル、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニルアミノ、または置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基である、式(I)、および上記(a)〜(m)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0181】
(n−7) R
5aが、水素原子;ハロゲン;ヒドロキシ;カルボキシ;アミノ;カルバモイル;シアノ;
ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、カルバモイル、(ヒドロキシ、シアノおよびアルキルオキシ)から選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、非芳香族複素環カルボニル、(ハロゲンおよびアルキル)から選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルバモイル、および非芳香族複素環カルバモイルから選択される1以上の基で置換されたアルキル;非置換のアルキル;
ハロゲンおよび芳香族炭素環から選択される1以上の基で置換されたアルキルオキシ;非置換のアルキルオキシ;
非置換のアルキルオキシカルボニル;
ハロゲン、シアノ、アルキルオキシ、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルキルカルバモイル、芳香族炭素環式基から選択される1以上の基で置換されたアルキルカルバモイル;非置換のアルキルカルバモイル;
非置換のアルキルオキシカルボニルアミノ;または
非置換の芳香族炭素環式基である、式(I)、および上記(a)〜(m)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(n−8) R
5aが、水素原子;ハロゲン;
ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、カルバモイル、(ヒドロキシ、シアノおよびアルキルオキシ)から選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、非芳香族複素環カルボニル、(ハロゲンおよびアルキル)から選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルバモイル、および非芳香族複素環カルバモイルから選択される1以上の基で置換されたアルキル;
非置換のアルキル;
ハロゲンおよび芳香族炭素環から選択される1以上の基で置換されたアルキルオキシ;または
非置換のアルキルオキシである、式(I)、および上記(a)〜(m)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0182】
(n−9) R
5aが、水素原子、ハロゲン、アミノ、カルバモイル、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基である、式(I)、および上記(a)〜(m)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(n−10) R
5aが、水素原子、ハロゲン、アミノ、カルバモイル、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、ハロアルキルオキシ、アルキルアミノ、ハロアルキルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基である、式(I)、および上記(a)〜(m)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(n−11) R
5aが、水素原子、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、または置換若しくは非置換のアルキルオキシである、式(I)、および上記(a)〜(m)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(n−12) R
5aが、水素原子、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、またはハロアルキルオキシである、式(I)、および上記(a)〜(m)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(n−13) R
5aが、置換若しくは非置換のアルキルオキシである、式(I)、および上記(a)〜(m)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(n−14) R
5aが、アルキルオキシまたはハロアルキルオキシである、式(I)、および上記(a)〜(m)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(n−15) R
5aが、置換若しくは非置換のアルキルである、式(I)、および上記(a)〜(m)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(n−16) R
5aが、アルキルまたはハロアルキルである、式(I)、および上記(a)〜(m)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(n−17) R
5aが、ハロゲンである、式(I)、および上記(a)〜(m)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(n−18) R
5aが、フッ素原子または塩素原子である、式(I)、および上記(a)〜(m)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(n−19) R
5aが、フッ素原子である、式(I)、および上記(a)〜(m)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0183】
(o) 以下の(o−1)〜(o−9)に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(o−1) R
5bが、水素原子、カルボキシ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルカルバモイル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルボニル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルボニル、置換若しくは非置換の芳香族複素環カルボニル、置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルボニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルバモイル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルバモイル、置換若しくは非置換の芳香族複素環カルバモイル、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルバモイルである、式(I)、および上記(a)〜(n)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(o−2) R
5bが、水素原子、カルボキシ、カルバモイル、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルカルバモイル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基、置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルボニル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルボニル、置換若しくは非置換の芳香族複素環カルボニル、置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルボニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環カルバモイル、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環カルバモイル、置換若しくは非置換の芳香族複素環カルバモイル、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環カルバモイルである、式(I)、および上記(a)〜(n)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(o−3) R
5bが、水素原子、カルボキシ、カルバモイル、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換のアルキルカルボニル、置換若しくは非置換のアルケニルカルボニル、置換若しくは非置換のアルキニルカルボニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基である、式(I)、および上記(a)〜(n)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(o−4) R
5bが、水素原子、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルカルボニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基である、式(I)、および上記(a)〜(n)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(o−5) R
5bが、水素原子、または置換若しくは非置換のアルキルである、式(I)、および上記(a)〜(n)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(o−6) R
5bが、水素原子、アルキル、またはハロアルキルである、式(I)、および上記(a)〜(n)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(o−7) R
5bが、非置換のアルキルである、式(I)、および上記(a)〜(n)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0184】
(o−8) R
5bが、水素原子;カルボキシ;カルバモイル;シアノ;
ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、カルバモイル、(ヒドロキシ、シアノおよびアルキルオキシ)から選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、非芳香族複素環カルボニル、(ハロゲンおよびアルキル)から選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルバモイル、および非芳香族複素環カルバモイルから選択される1以上の基で置換されたアルキル;
非置換のアルキル;
非置換のアルキルオキシカルボニル;
ハロゲン、シアノ、アルキルオキシ、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルキルカルバモイル、芳香族炭素環式基から選択される1以上の基で置換されたアルキルカルバモイル;
非置換のアルキルカルバモイル;または
非置換の芳香族炭素環式基である、式(I)、および上記(a)〜(n)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(o−9) R
5bが、水素原子;ハロゲン;
ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、カルバモイル、(ヒドロキシ、シアノおよびアルキルオキシ)から選択される1以上の基で置換されていてもよいアルキルカルバモイル、
非芳香族複素環カルボニル、(ハロゲンおよびアルキル)から選択される1以上の基で置換されていてもよい芳香族炭素環カルバモイル、および非芳香族複素環カルバモイルから選択される1以上の基で置換されたアルキル;または非置換のアルキルである、式(I)、および上記(a)〜(n)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0185】
(p) 以下の(p−1)〜(p−3)に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(p−1) nが、1〜3の整数である、式(I)、および上記(a)〜(o)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(p−2) nが、1または2である、式(I)、および上記(a)〜(o)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(p−3) nが、1である、式(I)、および上記(a)〜(o)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0186】
(q) 以下の(q−1)〜(q−7)に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(q−1) R
2aが、水素原子、ハロゲン、または置換若しくは非置換のアルキルであるか、同一の炭素原子と結合するR
2aおよびR
2bが、一緒になって、オキソを形成する、式(I)、および上記(a)〜(p)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(q−2) R
2aが、水素原子、またはハロゲンであるか、同一の炭素原子と結合するR
2aおよびR
2bが、一緒になって、オキソを形成する、式(I)、および上記(a)〜(p)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(q−3) R
2aが、水素原子であるか、同一の炭素原子と結合するR
2aおよびR
2bが、一緒になって、オキソを形成する、式(I)、および上記(a)〜(p)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(q−4) R
2aが、水素原子、ハロゲン、または置換若しくは非置換のアルキルである、式(I)、および上記(a)〜(p)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(q−5) R
2aが、水素原子、ハロゲン、アルキル、またはハロアルキルである、式(I)、および上記(a)〜(p)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(q−6) R
2aが、水素原子、またはハロゲンである、式(I)、および上記(a)〜(p)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(q−7) R
2aが、水素原子である、式(I)、および上記(a)〜(p)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0187】
(r) 以下の(r−1)〜(r−7)に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(r−1) R
2bが、水素原子、ハロゲン、または置換若しくは非置換のアルキルであるか、同一の炭素原子と結合するR
2aおよびR
2bが、一緒になって、オキソを形成する、式(I)、および上記(a)〜(q)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(r−2) R
2bが、水素原子、またはハロゲンであるか、同一の炭素原子と結合するR
2aおよびR
2bが、一緒になって、オキソを形成する、式(I)、および上記(a)〜(q)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(r−3) R
2bが、水素原子であるか、同一の炭素原子と結合するR
2aおよびR
2bが、一緒になって、オキソを形成する、式(I)、および上記(a)〜(q)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(r−4) R
2bが、水素原子、ハロゲン、または置換若しくは非置換のアルキルである、式(I)、および上記(a)〜(q)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(r−5) R
2bが、水素原子、ハロゲン、アルキル、またはハロアルキルである、式(I)、および上記(a)〜(q)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(r−6) R
2bが、水素原子、またはハロゲンである、式(I)、および上記(a)〜(q)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(r−7) R
2bが、水素原子である、式(I)、および上記(a)〜(q)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0188】
(s) 以下の(s−1)〜(s−3)に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(s−1) mが、0〜2の整数である、式(I)、および上記(a)〜(r)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(s−2) mが、0または1である、式(I)、および上記(a)〜(r)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(s−3) mが、0である、式(I)、および上記(a)〜(r)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0189】
(t) 以下の(t−1)〜(t−4)に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(t−1) R
2cが、水素原子、ハロゲン、または置換若しくは非置換のアルキルである、式(I)、および上記(a)〜(s)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(t−2) R
2cが、水素原子、ハロゲン、アルキル、またはハロアルキルである、式(I)、および上記(a)〜(s)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(t−3) R
2cが、水素原子、またはハロゲンである、式(I)、および上記(a)〜(s)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(t−4) R
2cが、水素原子である、式(I)、および上記(a)〜(s)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0190】
(u) 以下の(u−1)〜(u−4)に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(u−1) R
2dが、水素原子、ハロゲン、または置換若しくは非置換のアルキルである、式(I)、および上記(a)〜(t)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(u−2) R
2dが、水素原子、ハロゲン、アルキル、またはハロアルキルである、式(I)、および上記(a)〜(t)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(u−3) R
2dが、水素原子、またはハロゲンである、式(I)、および上記(a)〜(t)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(u−4) R
2dが、水素原子である、式(I)、および上記(a)〜(t)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0191】
(v) 以下の(v−1)〜(v−4)に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(v−1) Y
1が、Oである、式(I)、および上記(a)〜(u)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(v−2) Y
2が、Oである、式(I)、および上記(a)〜(u)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(v−3) Y
1およびY
2が、Oである、式(I)、および上記(a)〜(u)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(v−4) Y
1およびY
2が、それぞれ独立して、OまたはSである、式(I)、および上記(a)〜(u)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0192】
(w) 以下の(w−1)〜(w−4)に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(w−1) R
4が、水素原子、ハロゲン、または置換若しくは非置換のアルキルである、式(I)、および上記(a)〜(v)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(w−2) R
4が、水素原子、ハロゲン、アルキル、またはハロアルキルである、式(I)、および上記(a)〜(v)いずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(w−3) R
4が、水素原子、またはハロゲンである、式(I)、および上記(a)〜(v)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(w−4) R
4が、水素原子である、式(I)、および上記(a)〜(v)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0193】
(x) 以下の(x−1)〜(x−4)に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(x−1) R
6が、水素原子、ハロゲン、または置換若しくは非置換のアルキルである、式(I)、および上記(a)〜(w)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(x−2) R
6が、水素原子、ハロゲン、アルキル、またはハロアルキルである、式(I)、および上記(a)〜(w)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(x−3) R
6が、水素原子、またはハロゲンである、式(I)、および上記(a)〜(w)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(x−4) R
6が、水素原子である、式(I)、および上記(a)〜(w)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0194】
(y) 以下の(y−1)〜(y−8)に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(y−1) R
5a’が、水素原子、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、スルファモイル、スルホ、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルケニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換のアルケニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルケニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキニルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルケニルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルキニルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルカルバモイル、置換若しくは非置換のアルケニルカルバモイル、置換若しくは非置換のアルキニルカルバモイル、置換若しくは非置換のアルキルカルボニルアミノ、置換若しくは非置換のアルケニルカルボニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキニルカルボニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニルアミノ、置換若しくは非置換のアルケニルオキシカルボニルアミノ、置換若しくは非置換のアルキニルオキシカルボニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基である、式(I)、および上記(a)〜(x)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(y−2) R
5a’が、水素原子、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、カルバモイル、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニル、置換若しくは非置換のアルキルカルバモイル、置換若しくは非置換のアルキルオキシカルボニルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基である、式(I)、および上記(a)〜(x)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(y−3) R
5a’が、水素原子、ハロゲン、アミノ、カルバモイル、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルキルアミノ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基である、式(I)、および上記(a)〜(x)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(y−4) R
5a’が、水素原子、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキル、または置換若しくは非置換のアルキルオキシである、式(I)、および上記(a)〜(x)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(y−5) R
5a’が、水素原子、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、またはハロアルキルオキシである、式(I)、および上記(a)〜(x)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(y−6) R
5a’が、水素原子、ハロゲン、アルキル、またはハロアルキルである、式(I)、および上記(a)〜(x)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(y−7) R
5a’が、水素原子、またはハロゲンである、式(I)、および上記(a)〜(x)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(y−8) R
5a’が、水素原子である、式(I)、および上記(a)〜(x)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0195】
(z) 以下の(z−1)〜(z−4)に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
(z−1) R
Yが、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルケニルオキシ、置換若しくは非置換のアルキニルオキシ、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基、または置換若しくは非置換の非芳香族複素環式基である、式(I)、および上記(a)〜(y)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(z−2) R
Yが、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換のアルキルオキシ、置換若しくは非置換のアルケニルオキシ、または置換若しくは非置換のアルキニルオキシである、式(I)、および上記(a)〜(y)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(z−3) R
Yが、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ、シアノ、置換若しくは非置換のアルキル、または置換若しくは非置換のアルキルオキシである、式(I)、および上記(a)〜(y)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
(z−4) R
Yが、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルキルオキシ、またはハロアルキルオキシである、式(I)、および上記(a)〜(y)のいずれかに示される化合物またはその製薬上許容される塩。
【0196】
式(I)で示される化合物は、特定の異性体に限定するものではなく、全ての可能な異性体(例えば、ケト−エノール異性体、イミン−エナミン異性体、ジアステレオ異性体、光学異性体、回転異性体等)、ラセミ体またはそれらの混合物を含む。
例えば、式(I)においてR
7aが水素原子である化合物は、以下のような互変異性体を包含する。
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
同様に、
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
で示される環においても、互変異性体が存在する。
【0197】
本明細書中、
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
で示される基において、環B上の環構成原子に結合するp1個の水素原子が、R
10aおよびR
10cによって置き換わることができる。
本明細書中、
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
で示される基において、環C上の環構成原子に結合するp2個の水素原子が、R
10bおよびR
10dによって置き換わることができる。
本明細書中、
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
で示される基において、環D上の環構成原子に結合するp3個の水素原子が、R
10eによって置き換わることができる。
本明細書中、
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
で示される基において、環B上の環構成原子に結合するp1a個の水素原子が、R
11aによって置き換わることができる。また、環B上の環構成原子に結合する任意の水素原子が、R
11cによって置き換わることができる。
本明細書中、
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
で示される基において、環C上の環構成原子に結合するp2a個の水素原子が、R
11bによって置き換わることができる。また、環C上の環構成原子に結合する任意の水素原子が、R
11dによって置き換わることができる。
本明細書中、
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
で示される基において、環E上の環構成原子に結合するq1個の水素原子が、R
12によって置き換わることができる。また、環E上の環構成原子に結合するq2個の水素原子が、R
13によって置き換わることができる。また、環F上の環構成原子に結合するq3個の水素原子が、R
14によって置き換わることができる。
本明細書中、
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
で示される基において、環B上の環構成原子に結合するp1b個の水素原子が、R
10a1によって置き換わることができる。
本明細書中、
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
で示される基において、環B上の環構成原子に結合するp1c個の水素原子が、R
10a1によって置き換わることができる。
本明細書中、
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
で示される基において、環B上の環構成原子に結合するp1d個の水素原子が、R
10a2によって置き換わることができる。また、環C上の環構成原子に結合するp2b個の水素原子が、R
10b1によって置き換わることができる。
【0198】
式(I)で示される化合物の一つ以上の水素、炭素および/または他の原子は、それぞれ水素、炭素および/または他の原子の同位体で置換され得る。そのような同位体の例としては、それぞれ
2H、
3H、
11C、
13C、
14C、
15N、
18O、
17O、
31P、
32P、
35S、
18F、
123Iおよび
36Clのように、水素、炭素、窒素、酸素、リン、硫黄、フッ素、ヨウ素および塩素が包含される。式(I)で示される化合物は、そのような同位体で置換された化合物も包含する。該同位体で置換された化合物は、医薬品としても有用であり、式(I)で示される化合物のすべての放射性標識体を包含する。また該「放射性標識体」を製造するための「放射性標識化方法」も本発明に包含され、該「放射性標識体」は、代謝薬物動態研究、結合アッセイにおける研究および/または診断のツールとして有用である。
【0199】
式(I)で示される化合物の放射性標識体は、当該技術分野で周知の方法で調製できる。例えば、式(I)で示されるトリチウム標識化合物は、トリチウムを用いた触媒的脱ハロゲン化反応によって、式(I)で示される特定の化合物にトリチウムを導入することで調製できる。この方法は、適切な触媒、例えばPd/Cの存在下、塩基の存在下または非存在下で、式(I)で示される化合物が適切にハロゲン置換された前駆体とトリチウムガスとを反応させることを包含する。トリチウム標識化合物を調製するための他の適切な方法は、“Isotopes in the Physical and Biomedical Sciences,Vol.1,Labeled Compounds (Part A),Chapter 6 (1987年)”を参照することができる。
14C−標識化合物は、
14C炭素を有する原料を用いることによって調製できる。
【0200】
式(I)で示される化合物の製薬上許容される塩としては、例えば、式(I)で示される化合物と、アルカリ金属(例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム等)、アルカリ土類金属(例えば、カルシウム、バリウム等)、マグネシウム、遷移金属(例えば、亜鉛、鉄等)、アンモニア、有機塩基(例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、メグルミン、ジエタノールアミン、エチレンジアミン、ピリジン、ピコリン、キノリン等)およびアミノ酸との塩、または無機酸(例えば、塩酸、硫酸、硝酸、炭酸、臭化水素酸、リン酸、ヨウ化水素酸等)、および有機酸(例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュウ酸、マレイン酸、フマル酸、マンデル酸、グルタル酸、リンゴ酸、安息香酸、フタル酸、アスコルビン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸等)との塩が挙げられる。特に塩酸、硫酸、リン酸、酒石酸、メタンスルホン酸との塩等が挙げられる。これらの塩は、通常行われる方法によって形成させることができる。
【0201】
本発明の式(I)で示される化合物またはその製薬上許容される塩は、溶媒和物(例えば、水和物等)および/または結晶多形を形成する場合があり、本発明はそのような各種の溶媒和物および結晶多形も包含する。「溶媒和物」は、式(I)で示される化合物に対し、任意の数の溶媒分子(例えば、水分子等)と配位していてもよい。式(I)で示される化合物またはその製薬上許容される塩を、大気中に放置することにより、水分を吸収し、吸着水が付着する場合や、水和物を形成する場合がある。また、式(I)で示される化合物またはその製薬上許容される塩を、再結晶することで結晶多形を形成する場合がある。
【0202】
本発明の式(I)で示される化合物またはその製薬上許容される塩は、プロドラッグを形成する場合があり、本発明はそのような各種のプロドラッグも包含する。プロドラッグは、化学的又は代謝的に分解できる基を有する本発明化合物の誘導体であり、加溶媒分解により又は生理学的条件下でインビボにおいて薬学的に活性な本発明化合物となる化合物である。プロドラッグは、生体内における生理条件下で酵素的に酸化、還元、加水分解等を受けて式(I)で示される化合物に変換される化合物、胃酸等により加水分解されて式(I)で示される化合物に変換される化合物等を包含する。適当なプロドラッグ誘導体を選択する方法および製造する方法は、例えば “Design of Prodrugs, Elsevier, Amsterdam, 1985”に記載されている。プロドラッグは、それ自身が活性を有する場合がある。
【0203】
式(I)で示される化合物またはその製薬上許容される塩がヒドロキシル基を有する場合は、例えば、ヒドロキシル基を有する化合物と適当なアシルハライド、適当な酸無水物、適当なスルホニルクロライド、適当なスルホニルアンハイドライド及びミックスドアンハイドライドとを反応させることにより或いは縮合剤を用いて反応させることにより製造されるアシルオキシ誘導体やスルホニルオキシ誘導体のようなプロドラッグが例示される。例えば、CH
3COO−、C
2H
5COO−、tert−BuCOO−、C
15H
31COO−、PhCOO−、(m−NaOOCPh)COO−、NaOOCCH
2CH
2COO−、CH
3CH(NH
2)COO−、CH
2N(CH
3)
2COO−、CH
3SO
3−、CH
3CH
2SO
3−、CF
3SO
3−、CH
2FSO
3−、CF
3CH
2SO
3−、p−CH
3O−PhSO
3−、PhSO
3−、p−CH
3PhSO
3−が挙げられる。
【0204】
本発明に係る化合物は、P2X7受容体拮抗作用を有するため、P2X7受容体が関与する疾患の治療剤及び/又は予防剤として有用である。P2X7受容体が関与する疾患としては、疼痛、中枢性疾患、免疫性疾患および炎症性疾患等が挙げられ、好ましくは疼痛が挙げられる(非特許文献7−8および特許文献1等)。
【0205】
疼痛としては、帯状疱疹痛、帯状疱疹後神経痛、三叉神経痛、視床痛、癌性疼痛、術後痛、生理痛、陣痛、胸痛、腹痛、疝痛、腰背部痛、頭痛、偏頭痛、坐骨神経痛、筋肉痛、口腔顔面痛、歯痛、舌痛症、肩痛、侵害受容性疼痛、求心路遮断痛、心因性疼痛等;
絞扼性神経障害、手根管症候群、糖尿病、ギランバレー症候群、筋筋膜痛症候群、線維筋痛症候群、複合性局所疼痛症候群、カウザルギー、ハンセン病、脊髄損傷、脳卒中、多発性硬化症、パーキンソン病、子宮内膜症、椎間板ヘルニア、関節炎、関節リウマチ、変形性関節症、変形性頚椎症、脊柱管狭窄症、胸郭出口症候群、腕神経叢引き抜き症候群、肩手症候群、むち打ち症、胆石症、膵炎(急性と慢性を含む)、膀胱炎(急性と間質性を含む)、尿道炎(急性と慢性を含む)、尿路結石症、前立腺炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、過敏性腸症候群、骨折、骨粗鬆症、痛風、馬尾症候群、強直性脊椎炎症、有痛性痙攣、ABC症候群、皮膚疾患、閉塞性動脈硬化症、バージャー病、レイノー現象、壊疽、顎関節症、身体表現性障害、身体化障害、うつ病等の疾患に伴った疼痛;
薬物療法に伴う痛み、放射線療法に伴う痛みが挙げられる。また、オピオイド薬の鎮痛耐性への効果が期待できる。
疼痛としては、好ましくは、帯状疱疹痛、帯状疱疹後神経痛、三叉神経痛、視床痛、癌性疼痛、術後痛、坐骨神経痛、求心路遮断痛等;
絞扼性神経障害、手根管症候群、糖尿病、ギランバレー症候群、筋筋膜痛症候群、線維筋痛症候群、複合性局所疼痛症候群、カウザルギー、脊髄損傷、脳卒中、多発性硬化症、パーキンソン病、椎間板ヘルニア、関節炎、関節リウマチ、変形性関節症、変形性頚椎症、脊柱管狭窄症、腕神経叢引き抜き症候群、肩手症候群、膀胱炎(急性と間質性を含む)、潰瘍性大腸炎、クローン病、過敏性腸症候群、痛風、うつ病等の疾患に伴った疼痛;
薬物療法に伴う痛み、放射線療法に伴う痛みが挙げられる。また、オピオイド薬の鎮痛耐性への効果が期待できる。
【0206】
中枢性疾患としては、アルツハイマー型認知症(アルツハイマー症、アルツハイマー型老年認知症等)、脳アミロイド血管障害、パーキンソン病、クロイツフェルト・ヤコブ病、ハンチントン舞踏病、うつ病、統合失調症、注意欠陥多動性障害、睡眠障害、自閉症、てんかん、脳卒中、多発性硬化症、脊髄損傷、筋委縮性側索硬化症、オピオイド薬およびコカイン、ニコチン等による精神依存等が挙げられる。
中枢性疾患としては、好ましくは、アルツハイマー型認知症(アルツハイマー症、アルツハイマー型老年認知症等)、脳アミロイド血管障害、パーキンソン病、うつ病、統合失調症、注意欠陥多動性障害、睡眠障害、自閉症、てんかん、脳卒中、多発性硬化症、脊髄損傷、筋委縮性側索硬化症、オピオイド薬およびコカイン、ニコチン等による精神依存等が挙げられる。
【0207】
免疫・炎症性疾患としては、関節リウマチ、骨関節炎、変形性関節炎、喘息、気管支炎、慢性閉塞性肺疾患、肺気腫、敗血症性ショック、肝炎(非アルコール性脂肪肝炎を含む)、肝線維症、肝硬変、胆嚢炎、糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、膵炎(急性と慢性を含む)、膀胱炎(急性と間質性を含む)、尿道炎(急性と慢性を含む)、前立腺炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、過敏性腸症候群、乾癬、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎、湿疹性皮膚疾患、遅延性過敏反応、結膜炎、ブドウ膜炎、悪性細胞(前立腺癌、乳癌、肺癌、子宮癌、膵癌、大腸癌等)の増殖および転移、白血病、髄膜炎、熱傷傷害、舌炎、歯肉炎、歯周病、逆流性を含む食道炎等が挙げられる。また同種移植または輸血に伴う拒絶反応にも関与する可能性がある。その他関与を示す疾患としては、循環器疾患としてアテローム性動脈硬化症、虚血性心疾患、糖尿病等、骨疾患として骨祖鬆症、骨パジェット病、骨壊死、顎関節症等、泌尿器疾患として過活動膀胱、腹圧性尿失禁、前立腺肥大等が挙げられる。
免疫・炎症性疾患としては、好ましくは、関節リウマチ、骨関節炎、変形性関節炎、喘息、気管支炎、慢性閉塞性肺疾患、膀胱炎(急性と間質性を含む)、潰瘍性大腸炎、クローン病等が挙げられる。
【0208】
(本発明の化合物の製造法)
本発明に係る式(I)で示される化合物は、例えば、下記に示す一般的合成法によって製造することができる。これら合成に用いる出発物質および反応試薬はいずれも、商業的に入手可能であるか、または商業的に入手可能な化合物を用いて当該分野において周知の方法にしたがって製造することができる。また、抽出、精製等は、通常の有機化学の実験で行う処理を行えばよい。
本発明の化合物の合成は、当該分野において公知の手法を参酌しながら実施することができる。
下記すべての工程において、反応の障害となる置換基(例えば、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、ホルミル、カルボニル、カルボキシル等)を有する場合には、Protective Groups in Organic Synthesis, Theodora W Greene(John Wiley & Sons)等に記載の方法で予め保護し、望ましい段階でその保護基を除去すればよい。
また、下記すべての工程について、実施する工程の順序を適宜変更することができ、各中間体を単離して次の工程に用いてもよい。
【0209】
また、本明細書中で用いる略語は以下の意味を表す。
DIEA:N,N−ジイソプロピルエチルアミン
DMF:N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO:ジメチルスルホキシド
DPPA:ジフェニルリン酸アジド
IPE:ジイソプロピルエーテル
NBS:N−ブロモスクシンイミド
NMP:N−メチルピロリドン
HATU:O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート
HOAt:1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール
PdCl
2(dppf):[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド
Xantphos:4,5’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9’−ジメチルキサンテン
【0210】
[A法]
【化82】
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(式中、G
1、G
2およびG
3は、それぞれ独立して、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルスルフィニル、または置換若しくは非置換のアルキルスルホニル等の脱離基であり;その他の記号は前記(1)と同意義である。)
工程1
化合物(A−1)に、塩基性の水溶液を反応させることにより、化合物(A−2)を得ることができる。
塩基としては、例えば、金属水酸化物(例、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウムなど)、金属炭酸塩(例、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなど)などが挙げられる。化合物(A−1)に対して1.0モル当量またはそれ以上、好ましくは1.0〜5.0モル当量使用することができる。
反応溶媒としては、エーテル類(例、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタンなど)、DMF、DMSO、NMP、水およびそれらの混合溶媒などが挙げられる。
反応温度は、0℃〜40℃、好ましくは0℃〜20℃である。
反応時間は、0.5時間〜48時間、好ましくは1時間〜16時間である。
得られた所望の化合物(A−2)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程2
化合物(A−2)および化合物(A−3)を塩基存在下、適当な溶媒中で反応させることにより、化合物(A−4)を得ることができる。
本反応において、化合物(A−3)は、化合物(A−2)に対して1.0モル当量またはそれ以上、好ましくは1.0〜5.0モル当量使用することができる。
塩基としては、例えば、金属水酸化物(例、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、リン酸三カリウムなど)、金属水素化物(例、水素化ナトリウム、水素化リチウムなど)、金属炭酸塩(例、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなど)、金属アルコキシド(例、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシドなど)、金属アルキル(例、ブチルリチウムなど)、ピリジン、トリエチルアミン、DIEA等が挙げられる。化合物(A−2)に対して1.0モル当量またはそれ以上、好ましくは1.0〜5.0モル当量使用することができる。
反応溶媒としては、芳香族炭化水素類(例、トルエン、ベンゼン、キシレンなど)、飽和炭化水素類(例、シクロヘキサン、ヘキサンなど)、エーテル類(例、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタンなど)、ハロゲン化炭化水素類(例、クロロホルム、ジクロロメタンなど)、DMF、DMSO、NMP、アセトニトリル、ピリジン、水等が挙げられ、単独または混合して用いることができる。
反応温度は0〜200℃、場合によってはマイクロウェーブ照射下、好ましくは0〜150℃である。
反応時間は、0.1〜72時間、好ましくは0.5時間〜18時間である。
得られた所望の化合物(A−4)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程3
化合物(A−4)および化合物(A−5)を必要に応じてパラジウム触媒および塩基または酸存在下、無溶媒または適当な溶媒中で反応させることにより、化合物(Iα)を得ることができる。
本反応において、化合物(A−5)は、化合物(A−4)に対して1.0モル当量またはそれ以上、好ましくは1.0〜5.0モル当量使用することができる。
塩基としては、例えば、金属水酸化物(例、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、リン酸三カリウムなど)、金属水素化物(例、水素化ナトリウム、水素化リチウムなど)、金属炭酸塩(例、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなど)、金属アルコキシド(例、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシドなど)、金属アルキル(例、ブチルリチウムなど)、ピリジン、トリエチルアミン、DIEA等が挙げられる。化合物(A−4)に対して1.0モル当量またはそれ以上、好ましくは1.0〜5.0モル当量使用することができる。
酸としては、例えば、酢酸、プロピオン酸などが挙げられる。化合物(A−4)に対して1.0モル当量またはそれ以上、好ましくは1.0〜5.0モル当量使用することができる。
パラジウム触媒としては、酢酸パラジウム、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)二塩化物、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム、PdCl
2(dppf) CH
2Cl
2などが挙げられる。化合物(A−4)に対して、0.001〜0.5モル当量用いることができる。
反応溶媒としては、アルコール類(例、tert−ブタノール、イソプロパノールなど)、芳香族炭化水素類(例、トルエン、ベンゼン、キシレンなど)、飽和炭化水素類(例、シクロヘキサン、ヘキサンなど)、エーテル類(例、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタンなど)、ハロゲン化炭化水素類(例、クロロホルム、ジクロロメタンなど)、DMF、DMSO、NMP、アセトニトリル、ピリジン、水等が挙げられ、単独または混合して用いることができる。
反応温度は0〜200℃、場合によってはマイクロウェーブ照射下、好ましくは0〜150℃である。
反応時間は、0.1〜72時間、好ましくは0.5時間〜18時間である。
得られた所望の化合物(Iα)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
【0211】
[B法]
【化83】
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(式中、G
1およびG
3はA法と同意義であり、その他の記号は前記(1)と同意義である。)
工程1
A法工程2に記載の合成方法に従って、化合物(B−1)および化合物(A−3)を反応させることにより、化合物(B−2)を得ることができる。
得られた所望の化合物(B−2)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程2
A法工程3に記載の合成方法に従って、化合物(B−2)および化合物(A−5)を反応させることにより、化合物(Iβ)を得ることができる。
得られた所望の化合物(Iβ)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
【0212】
[C法]
【化84】
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(式中、G
1およびG
3はA法と同意義であり、その他の記号は前記(1)と同意義である。)
工程1
A法工程2に記載の合成方法に従って、化合物(C−1)および化合物(A−3)を反応させることにより、化合物(C−2)を得ることができる。
得られた所望の化合物(C−2)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程2
A法工程3に記載の合成方法に従って、化合物(C−2)および化合物(A−5)を反応させることにより、化合物(Iγ)を得ることができる。
得られた所望の化合物(Iγ)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
【0213】
[D法]
【化85】
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(式中、PG
1は水酸基の適切な保護基であり;
G
1およびG
3はA法と同意義であり、その他の記号は前記(1)と同意義である。)
工程1
化合物(A−1)に、塩基の存在下、化合物(D−1)を適当な溶媒中で反応させることにより、化合物(D−2)を得ることができる。
本反応において、化合物(D−1)は、化合物(A−1)に対して1.0モル当量またはそれ以上、好ましくは1.0〜5.0モル当量使用することができる。
使用することができる塩基としては、例えば、金属水素化物(例、水素化ナトリウム、水素化リチウムなど)、金属炭酸塩(例、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなど)、金属アルコキシド(例、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシドなど)、金属アルキル(例、ブチルリチウムなど)などが挙げられる。化合物(A−1)に対して1.0モル当量またはそれ以上、好ましくは1.0〜1.5モル当量使用することができる。
反応溶媒としては、アルコール類(例、tert−ブタノール、イソプロパノールなど)、芳香族炭化水素類(例、トルエン、ベンゼン、キシレンなど)、飽和炭化水素類(例、シクロヘキサン、ヘキサンなど)、エーテル類(例、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタンなど)、DMF、DMSO、NMPおよびそれらの混合溶媒などが挙げられる。
反応温度としては、−20℃〜200℃、好ましくは0℃〜30℃が挙げられる。
反応時間としては、0.1時間〜80時間、好ましくは1時間〜16時間が挙げられる。
得られた所望の化合物(D−2)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程2
A法工程3に記載の合成方法に従って、化合物(D−2)および化合物(A−5)を反応させることにより、化合物(D−3)を得ることができる。
得られた所望の化合物(D−3)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程3
化合物(D−3)に、酸またはルイス酸または塩基存在下で、適当な溶媒中で脱保護することにより、化合物(D−4)を得ることができる。
酸としては、塩酸−酢酸エチル、塩酸−メタノール、塩酸−ジオキサン、臭化水素酸−酢酸、臭化水素酸、硫酸、ギ酸、トリフルオロ酢酸等が挙げられる。ルイス酸としては、ヨウ化トリメチルシリル、BBr
3、AlCl
3、BF
3・(Et
2O)等が挙げられる。塩基としては、テトラブチルアンモニウムフルオライド、フッ化水素−ピリジン等が挙げられる。化合物(D−3)に対して0.01モル当量またはそれ以上、好ましくは0.5〜10.0モル当量使用することができる。
反応溶媒としては、アルコール類(例、メタノール、エタノール、イソプロパノールなど)、芳香族炭化水素類(例、トルエン、ベンゼン、キシレンなど)、飽和炭化水素類(例、シクロヘキサン、ヘキサンなど)、エーテル類(例、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタンなど)、ハロゲン化炭化水素類(例、クロロホルム、ジクロロメタンなど)、DMF、DMSO、NMP、アセトニトリル、DMA、ピリジン、水等が挙げられ、単独または混合して用いることができる。
反応温度は0〜200℃、場合によってはマイクロウェーブ照射下、好ましくは0〜150℃である。
反応時間は、0.1〜72時間、好ましくは0.5時間〜18時間である。
得られた所望の化合物(D−4)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程4
B法工程2に記載の合成方法に従って、化合物(D−4)および化合物(A−3)を反応させることにより、化合物(Iα)を得ることができる。
得られた所望の化合物(Iα)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
【0214】
[E法]
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R
AおよびR
Bは、それぞれ独立して、水素、もしくは置換若しくは非置換のアルキルであるか、または一緒になって置換若しくは非置換の非芳香族複素環を形成し;
Halはハロゲンであり;
PG
1は水酸基の適切な保護基であり;
G
1およびG
3はA法と同意義であり、その他の記号は前記(1)と同意義である。)
工程1
金属触媒および塩基存在下、化合物(E−1)とボロン酸またはボロン酸エステル(E−2)を適当な溶媒中で反応させることにより、化合物(E−3)を得ることができる。
本反応において、ボロン酸またはボロン酸エステル(E−2)は、化合物(E−1)に対して1.0モル当量またはそれ以上、好ましくは1.0〜5.0モル当量使用することができる。
金属触媒としては、酢酸パラジウム、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)二塩化物、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム、PdCl
2(dppf) CH
2Cl
2などが挙げられる。化合物(E−1)に対して、0.001〜1.0モル当量用いることができる。
塩基としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、カリウムtert−ブトキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸水素カリウム等が挙げられる。化合物(E−1)に対して、1.0〜10.0モル当量用いることができる。
反応溶媒としては、反応溶媒としては、芳香族炭化水素類(例、トルエン、ベンゼン、キシレンなど)、飽和炭化水素類(例、シクロヘキサン、ヘキサンなど)、エーテル類(例、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタンなど)、DMF、DMA、NMP、DMSO、水およびそれらの混合溶媒などが挙げられる。
反応温度は20〜250℃、場合によってはマイクロウェーブ照射下、好ましくは0〜200℃である。
反応時間は、0.1〜48時間、好ましくは0.5時間〜12時間である。
得られた所望の化合物(E−3)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程2
D法工程2に記載の合成方法に従って、化合物(E−3)および化合物(A−5)を反応させることにより、化合物(E−4)を得ることができる。
得られた所望の化合物(E−4)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程3
D法工程3に記載の合成方法に従って、化合物(E−4)の水酸基の保護基を脱保護させることにより、化合物(E−5)を得ることができる。
得られた所望の化合物(E−5)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程4
B法工程2に記載の合成方法に従って、化合物(E−5)および化合物(A−3)を反応させることにより、化合物(Iα−1)を得ることができる。
得られた所望の化合物(Iα−1)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
【0215】
[F法]
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、各記号は前記(1)と同意義である。)
工程1
化合物(F−1)に酸化剤存在下、2,2,2,6−テトラメチルピペリジン 1−オキシルを反応させることにより、化合物(F−2)を得ることができる。
酸化剤としては、例えば、次亜塩素酸ナトリウム、ヨードベンゼンジアセテート等が挙げられる。化合物(F−1)に対して1.0モル当量またはそれ以上、好ましくは1.0〜5.0モル当量使用することができる。
反応溶媒としては、エーテル類(例、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタンなど)、ハロゲン化炭化水素類(例、クロロホルム、ジクロロメタンなど)、アセトニトリル、水等が挙げられ、単独または混合して用いることができる。
反応温度は0〜100℃、好ましくは0〜60℃である。
反応時間は、0.1〜72時間、好ましくは0.5時間〜18時間である。
得られた所望の化合物(F−2)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程2
化合物(F−2)および化合物(F−3)を塩基存在下、適当な溶媒中で反応させることにより、化合物(F−4)を得ることができる。
本反応において、化合物(F−3)は、化合物(F−2)に対して1.0モル当量またはそれ以上、好ましくは1.0〜5.0モル当量使用することができる。
塩基としては、例えば、金属水酸化物(例、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、リン酸三カリウムなど)、金属水素化物(例、水素化ナトリウム、水素化リチウムなど)、金属炭酸塩(例、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなど)、金属アルコキシド(例、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシドなど)、金属アルキル(例、ブチルリチウムなど)、ピリジン、トリエチルアミン、DIEA等が挙げられる。化合物(F−2)に対して1.0モル当量またはそれ以上、好ましくは1.0〜5.0モル当量使用することができる。
反応溶媒としては、アルコール類(例、tert−ブタノール、イソプロパノールなど)、芳香族炭化水素類(例、トルエン、ベンゼン、キシレンなど)、飽和炭化水素類(例、シクロヘキサン、ヘキサンなど)、エーテル類(例、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタンなど)、ハロゲン化炭化水素類(例、クロロホルム、ジクロロメタンなど)、DMF、DMSO、NMP、アセトニトリル、ピリジン、水等が挙げられ、単独または混合して用いることができる。
反応温度は0〜200℃、場合によってはマイクロウェーブ照射下、好ましくは0〜150℃である。
反応時間は、0.1〜72時間、好ましくは0.5時間〜18時間である。
得られた所望の化合物(F−4)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程3
化合物(F−4)とヨウ素をDMSO溶液中反応させることにより、化合物(F−5)を得ることができる。
反応温度は、―10℃〜200℃、好ましくは0℃〜150℃である。
反応時間は、0.1〜72時間、好ましくは0.5時間〜18時間である。
得られた所望の化合物(F−5)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程4
A法工程3に記載の合成方法に従って、化合物(F−5)および化合物(A−5)を反応させることにより、化合物(Iα−2)を得ることができる。
得られた所望の化合物(Iα−2)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
【0216】
[G法]
【化88】
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(式中、R
DおよびR
Eは、それぞれ独立して、置換若しくは非置換のアルキルであり;G
3はA法と同意義であり、その他の記号は前記(1)と同意義である。)
工程1
化合物(A−5)に、1−アミジノピラゾール塩酸塩を反応させることにより、化合物(G−1)を得ることができる。
本反応において、1−アミジノピラゾール塩酸塩は、化合物(A−5)に対して1.0モル当量またはそれ以上、好ましくは1.0〜5.0モル当量使用することができる。
塩基としては、例えば、金属水酸化物(例、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、リン酸三カリウムなど)、金属水素化物(例、水素化ナトリウム、水素化リチウムなど)、金属炭酸塩(例、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなど)、金属アルコキシド(例、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシドなど)、金属アルキル(例、ブチルリチウムなど)、ピリジン、トリエチルアミン、DIEA等が挙げられる。化合物(A−5)に対して1.0モル当量またはそれ以上、好ましくは1.0〜5.0モル当量使用することができる。
反応溶媒としては、芳香族炭化水素類(例、トルエン、ベンゼン、キシレンなど)、飽和炭化水素類(例、シクロヘキサン、ヘキサンなど)、エーテル類(例、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタンなど)、ハロゲン化炭化水素類(例、クロロホルム、ジクロロメタンなど)、DMF、DMSO、NMP、アセトニトリル、DMA等が挙げられ、単独または混合して用いることができる。
反応温度は0〜200℃、場合によってはマイクロウェーブ照射下、好ましくは0〜150℃である。
反応時間は、0.1〜72時間、好ましくは0.5時間〜18時間である。
得られた所望の化合物(G−1)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程2
化合物(G−1)、および化合物(G−2)を塩基存在下、適当な溶媒中で反応させることにより、化合物(G−3)を得ることができる。
本反応において、化合物(G−2)は、化合物(G−1)に対して1.0モル当量またはそれ以上、好ましくは1.0〜5.0モル当量使用することができる。
塩基としては、例えば、金属水酸化物(例、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、リン酸三カリウムなど)、金属水素化物(例、水素化ナトリウム、水素化リチウムなど)、金属炭酸塩(例、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなど)、金属アルコキシド(例、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシドなど)、金属アルキル(例、ブチルリチウムなど)、トリエチルアミン、DIEA、DBU等が挙げられる。化合物(G−1)に対して1.0モル当量またはそれ以上、好ましくは1.0〜5.0モル当量使用することができる。
反応溶媒としては、アルコール類(例、tert−ブタノール、イソプロパノールなど)、芳香族炭化水素類(例、トルエン、ベンゼン、キシレンなど)、飽和炭化水素類(例、シクロヘキサン、ヘキサンなど)、エーテル類(例、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタンなど)、DMF、NMP、アセトニトリル、DMA等が挙げられ、単独または混合して用いることができる。
反応温度は0〜200℃、場合によってはマイクロウェーブ照射下、好ましくは0〜150℃である。
反応時間は、0.1〜72時間、好ましくは0.5時間〜18時間である。
得られた所望の化合物(G−3)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程3
A法工程2に記載の合成方法に従って、化合物(G−3)および化合物(A−3)を反応させることにより、化合物(Iγ−1)を得ることができる。
得られた所望の化合物(Iγ−1)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
【0217】
以下に示すH法〜N法の合成法については、式(Iα)で示される化合物の合成に限らず、式(Iβ)および式(Iγ)で示される化合物の合成の際にも利用することができる。
[H法]
【化89】
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(式中、PG
2は、水酸基の適切な保護基であり;
G
1およびG
4は、それぞれ独立して、ハロゲン、置換若しくは非置換のアルキルスルファニル、置換若しくは非置換のアルキルスルフィニル、または置換若しくは非置換のアルキルスルホニル等の脱離基であり;
R
5aaは、水素原子、水素原子、置換基群Bから選択される置換基等であり;
その他の記号は前記(1)と同意義である。)
工程1
D法工程3に記載の合成方法に従って、A法で得られた化合物(H−1)の水酸基の保護基を脱保護させることにより、化合物(H−2)を得ることができる。
得られた所望の化合物(H−2)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程2
A法工程2に記載の合成方法に従って、化合物(H−2)および化合物(H−3)を反応させることにより、化合物(H−4)を得ることができる。
得られた所望の化合物(H−4)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程3
A法工程3に記載の合成方法に従って、化合物(H−4)および化合物(A−5)を反応させることにより、化合物(Iα−3)で示される化合物を得ることができる。
得られた所望の化合物(Iα−3)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
【0218】
[I法]
【化90】
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(式中R
5abは、置換若しくは非置換のアルキルであり;
その他の記号は前記(1)と同意義である。)
A法で得られた化合物(Iα−4)を用いて、適当な溶媒中で還元させることにより、化合物(Iα−5)を得ることができる。
還元剤としては、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム、水素化アルミニウムリチウム等が挙げられる。化合物(Iα−4)に対して1モル当量またはそれ以上、好ましくは1.0〜5.0モル当量使用することができる。
反応溶媒としては、アルコール類(例、メタノール、エタノール、イソプロパノールなど)、エーテル類(例、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタンなど)、ジクロロメタン、水等が挙げられ、単独または混合して用いることができる。
反応温度は−10〜100℃、好ましくは0〜100℃である。
反応時間は、0.1〜72時間、好ましくは0.5時間〜18時間である。
得られた所望の化合物(Iα−5)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
【0219】
[J法]
【化91】
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(式中、R
5abは、置換若しくは非置換のアルキルであり;
R
5acおよび
5adは、それぞれ独立して、水素原子、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換のアルケニル、置換若しくは非置換のアルキニル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の非芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環基、置換若しくは非置換の非芳香族複素環基等であり;
その他の記号は前記(1)と同意義である。)
工程1
A法で得られた化合物(Iα−4)を用いて、酸または塩基存在下で、加水分解することにより、化合物(Iα−6)を得ることができる。
酸としては、塩酸、パラトルエンスルホン酸、硫酸、ギ酸、トリフルオロ酢酸等が挙げられる。
塩基としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸水素カリウム、テトラブチルアンモニウムフルオライド等が挙げられる。
化合物(Iα−4)に対して1モル当量またはそれ以上、好ましくは5モル当量使用することができる。
反応溶媒としては、アルコール類(例、メタノール、エタノール、イソプロパノールなど)、芳香族炭化水素類(例、トルエン、ベンゼン、キシレンなど)、飽和炭化水素類(例、シクロヘキサン、ヘキサンなど)、エーテル類(例、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタンなど)、DMF、DMSO、NMP、アセトニトリル、DMA、水等が挙げられ、単独または混合して用いることができる。
反応温度は−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。
反応時間は、0.1〜72時間、好ましくは0.5時間〜18時間である。
得られた所望の化合物(Iα−6)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程2
化合物(Iα−6)および化合物(J−1)を、適当な溶媒中で縮合させることにより、化合物(Iα−7)を得ることができる。
縮合剤としては、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、HOAt、塩酸1−エチルー3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド、HATU、ヘキサフルオロリン酸(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリピロリジノホスホニウム等の縮合剤とトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の塩基などが挙げられる。化合物(Iα−6)に対して1モル当量またはそれ以上、好ましくは1〜5モル当量使用することができる。
反応溶媒としては、芳香族炭化水素類(例、トルエン、ベンゼン、キシレンなど)、飽和炭化水素類(例、シクロヘキサン、ヘキサンなど)、エーテル類(例、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタンなど)、DMF、NMP、アセトニトリル、DMA等が挙げられ、単独または混合して用いることができる。
反応温度は−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。
反応時間は、0.1〜72時間、好ましくは0.5時間〜18時間である。
得られた所望の化合物(Iα−7)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
【0220】
[K法]
【化92】
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(式中、Halはハロゲンであり;
R
AおよびR
BはE法と同意義であり、その他の記号は前記(1)と同意義である。)
E法に記載の合成方法に従って、A法で得られた化合物(Iα−8)およびボロン酸またはボロン酸エステル(E−2)を反応させることにより、化合物(Iα−9)を得ることができる。
得られた所望の化合物(Iα−9)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
【0221】
[L法]
【化93】
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(式中、R
5aeは、置換若しくは非置換のアルキルであり、その他の記号は前記(1)と同意義である。)
J法工程1に記載の合成方法に従って、A法にて得られた化合物(Iα−10)を加水分解させることにより、化合物(Iα−11)を得ることができる。
得られた所望の化合物(Iα−11)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
【0222】
[M法]
【化94】
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(式中、R
5acおよび
5adは、J法と同意義であり、その他の記号は前記(1)と同意義である。)
J法工程2に記載の合成方法に従って、K法で得られた化合物(Iα−10)および化合物(J−1)を縮合させることにより、化合物(Iα−12)を得ることができる。
得られた所望の化合物(Iα−12)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
【0223】
[N法]
【化95】
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(式中、R
5afは、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、または置換若しくは非置換の芳香族複素環式基であり、その他の記号は前記(1)と同意義である。)
DPPA存在下、K法で得られた化合物(Iα−11)を用いて、アルコール(N−1)と適当な溶媒中で反応させることにより、化合物(Iα−13)を得ることができる。
反応溶媒としては、芳香族炭化水素類(例、トルエン、ベンゼン、キシレンなど)、飽和炭化水素類(例、シクロヘキサン、ヘキサンなど)、エーテル類(例、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタンなど)、DMF、DMSO、NMP、アセトニトリル、DMA等が挙げられ、単独または混合して用いることができる。
反応温度は−10〜200℃、好ましくは0〜150℃である。
反応時間は、0.1〜72時間、好ましくは0.5時間〜18時間である。
得られた所望の化合物(Iα−13)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
【0224】
本発明の化合物の合成においては、以下に示すO法の合成法に基づいて、望ましい段階でC=OをC=Sに適宜、変換することができる。
[O法]
【化96】
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式中、各記号は前記(1)と同意義である。)
A法で得られた化合物(Iα)と2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3,2,4−ジチアジホスフェタン−2,4−ジスルフィドを適当な溶媒中で反応させることにより、化合物(Iα’)を得ることができる。
反応溶媒としては、芳香族炭化水素類(例、トルエン、ベンゼン、キシレンなど)、飽和炭化水素類(例、シクロヘキサン、ヘキサンなど)、エーテル類(例、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタンなど)、アセトニトリル等が挙げられ、単独または混合して用いることができる。
反応温度は−10〜110℃、好ましくは0〜80℃である。
反応時間は、0.1〜72時間、好ましくは0.5時間〜18時間である。
得られた所望の化合物(Iα’)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
【0225】
[P法]
【化97】
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(式中、R
5agは、置換若しくは非置換のアルキル、置換若しくは非置換の芳香族炭素環式基、置換若しくは非置換の芳香族複素環式基であり、G
1およびG
3はA法と同意義であり、その他の記号は前記(1)と同意義である。)
工程1
化合物(P−1)に、塩基存在下、酸クロライドを適当な溶媒中で反応させることにより、化合物(P−2)を得ることができる。
酸クロライドとしては、例えば、塩化ホスホリル、塩化チオニル、塩化オキサリルなどが挙げられる。化合物(P−1)に対して1.0モル当量またはそれ以上、好ましくは1.0〜5.0モル当量使用することができる。
塩基としては、例えば、ピリジン、トリエチルアミン、DIEA等が挙げられる。
反応溶媒としては、芳香族炭化水素類(例、トルエン、ベンゼン、キシレンなど)、飽和炭化水素類(例、シクロヘキサン、ヘキサンなど)、エーテル類(例、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタンなど)、ハロゲン化炭化水素類(例、クロロホルム、ジクロロメタンなど)エーテル類(例、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタンなど)、およびそれらの混合溶媒などが挙げられる。
反応温度は、0℃〜100℃、好ましくは0℃〜20℃である。
反応時間は、0.5時間〜48時間、好ましくは1時間〜12時間である。
得られた所望の化合物(P−2)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程2
化合物(P−2)および化合物(P−3)を適当な溶媒中で反応させることにより、化合物(P−4)を得ることができる。
本反応において、化合物(P−3)は、化合物(P−2)に対して1.0モル当量またはそれ以上、好ましくは1.0〜3.0モル当量使用することができる。
反応溶媒としては、アルコール類(例、メタノール、エタノール、tert−ブタノール、イソプロパノールなど)、芳香族炭化水素類(例、トルエン、ベンゼン、キシレンなど)、飽和炭化水素類(例、シクロヘキサン、ヘキサンなど)、エーテル類(例、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタンなど)、DMF、NMP、アセトニトリル、DMA等が挙げられ、単独または混合して用いることができる。
反応温度は0〜100℃、好ましくは0〜40℃である。
反応時間は、0.5〜48時間、好ましくは1時間〜8時間である。
得られた所望の化合物(P−4)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程3
A法工程1に記載の合成方法に従って、化合物(P−4)に、塩基性の水溶液を反応させることにより、化合物(P−5)を得ることができる。
得られた所望の化合物(P−5)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程4
A法工程2に記載の合成方法に従って、化合物(P−5)および化合物(A−3)を反応させることにより、化合物(P−6)を得ることができる。
得られた所望の化合物(P−6)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程5
A法工程3に記載の合成方法に従って、化合物(P−6)および化合物(A−5)を反応させることにより、化合物(Iα−14)を得ることができる。
得られた所望の化合物(Iα−14)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
【0226】
[Q法]
【化98】
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(式中、R
Fは置換若しくは非置換のアルキルであり;その他の記号は前記(1)と同意義である。)
工程1
化合物(Q−1)に、酸存在下、化合物(Q−2)を適当な溶媒中で反応させることにより、化合物(Q−3)を得ることができる。
本反応において、化合物(Q−2)は、化合物(Q−1)に対して1.0モル当量またはそれ以上、好ましくは1.0〜2.0モル当量使用することができる。
酸としては、例えば、酢酸、トリフルオロ酢酸、パラトルエンスルホン酸などが挙げられる。化合物(Q−1)に対して0.05モル当量またはそれ以上、好ましくは0.1〜2.0モル当量使用することができる。
反応溶媒としては、アルコール類(例、メタノール、エタノール、tert−ブタノール、イソプロパノールなど)、芳香族炭化水素類(例、トルエン、ベンゼン、キシレンなど)、飽和炭化水素類(例、シクロヘキサン、ヘキサンなど)、エーテル類(例、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタンなど)、DMF、NMP、アセトニトリル、DMA等が挙げられ、単独または混合して用いることができる。
反応温度は、0℃〜100℃、好ましくは0℃〜20℃である。
反応時間は、0.5時間〜48時間、好ましくは1時間〜12時間である。
得られた所望の化合物(Q−3)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程2
化合物(Q−3)とトリメチルシリルイソチオシアネートを適当な溶媒中または無溶媒で反応させることにより、化合物(Q−4)を得ることができる。
反応溶媒としては、アルコール類(例、メタノール、エタノール、tert−ブタノール、イソプロパノールなど)、芳香族炭化水素類(例、トルエン、ベンゼン、キシレンなど)、飽和炭化水素類(例、シクロヘキサン、ヘキサンなど)、エーテル類(例、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタンなど)、DMF、NMP、アセトニトリル、DMA等が挙げられ、単独または混合して用いることができる。
反応温度は、0℃〜200℃、好ましくは40℃〜150℃である。
反応時間は、0.5時間〜48時間、好ましくは1時間〜12時間である。
得られた所望の化合物(Q−4)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程3
化合物(Q−4)を塩基存在下、ヨウ化メチルと適当な溶媒中で反応させることにより、化合物(Q−5)を得ることができる。
塩基としては、例えば、金属水酸化物(例、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、リン酸三カリウムなど)、金属水素化物(例、水素化ナトリウム、水素化リチウムなど)、金属炭酸塩(例、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなど)、金属アルコキシド(例、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシドなど)、金属アルキル(例、ブチルリチウムなど)、ピリジン、トリエチルアミン、DIEA等が挙げられる。化合物(Q−4)に対して1.0モル当量またはそれ以上、好ましくは1.0〜5.0モル当量使用することができる。
反応溶媒としては、芳香族炭化水素類(例、トルエン、ベンゼン、キシレンなど)、飽和炭化水素類(例、シクロヘキサン、ヘキサンなど)、エーテル類(例、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタンなど)、DMF、NMP、アセトニトリル、DMA等が挙げられ、単独または混合して用いることができる。
反応温度は、0℃〜100℃、好ましくは0℃〜40℃である。
反応時間は、0.5時間〜48時間、好ましくは1時間〜8時間である。
得られた所望の化合物(Q−5)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
工程4
A法工程3に記載の合成方法に従って、化合物(Q−5)および化合物(A−5)を反応させることにより、化合物(Iα−15)を得ることができる。
得られた所望の化合物(Iα−15)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
【0227】
本発明の化合物の合成においては、以下に示すR法の合成法に基づいて、望ましい段階でC=SをC=N(R
Y)に適宜、変換することができる。
[R法]
【化99】
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(式中、Y
1aはC=N(R
Y)であり、その他の記号は前記(1)と同意義である。)
Q法で得られた化合物(Iα’)を酸または塩基存在下、化合物(R−1)と適当な溶媒中で反応させることにより、化合物(Iα’’)を得ることができる。
本反応において、化合物(R−1)は、化合物(Iα’)に対して1.0モル当量またはそれ以上、好ましくは1.0〜5.0モル当量使用することができる。
酸としては、例えば、酢酸、トリフルオロ酢酸、パラトルエンスルホン酸などが挙げられる。化合物(Iα’)に対して0.05モル当量またはそれ以上、好ましくは0.1〜2.0モル当量使用することができる。
塩基としては、例えば、ピリジン、トリエチルアミン、DIEA等が挙げられる。化合物(Iα’)に対して1.0モル当量またはそれ以上、好ましくは1.0〜20.0モル当量使用することができる。
反応溶媒としては、アルコール類(例、メタノール、エタノール、tert−ブタノール、イソプロパノールなど)、芳香族炭化水素類(例、トルエン、ベンゼン、キシレンなど)、飽和炭化水素類(例、シクロヘキサン、ヘキサンなど)、エーテル類(例、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタンなど)、DMF、NMP、アセトニトリル、DMA等が挙げられ、単独または混合して用いることができる。
反応温度は、0〜150℃、好ましくは0〜80℃である。
反応時間は、0.1〜72時間、好ましくは0.5時間〜18時間である。
得られた所望の化合物(Iα’’)は、要すれば常法(例、カラムクロマトグラフィー、再結晶など)により精製することができる。
【0228】
式(I)で示される化合物の光学活性体は、光学活性な出発原料を用いる、適当な段階で不斉合成を行い光学活性な中間体を得る、またはラセミ体である中間体若しくは最終物を適当な段階で光学分割することにより製造することができる。光学分割の手法としては、光学活性カラムを用いて光学異性体を分離する方法、酵素反応等を利用した速度論的光学分割、キラルな酸、キラルな塩基を用いての塩形成によるジアステレオマーの晶析分割、優先晶出法等がある。
【0229】
好ましい本発明化合物は、P2X7受容体拮抗作用のみならず、医薬としての有用性を備えており、下記いずれか、あるいは全ての優れた特徴を有する。
a)CYP酵素(例えば、CYP1A2、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP3A4等)に対する阻害作用が弱い。
b)高いバイオアベイラビリティー、適度なクリアランス等良好な薬物動態を示す。
c)代謝安定性が高い。
d)CYP酵素(例えば、CYP3A4)に対し、本明細書に記載する測定条件の濃度範囲内で不可逆的阻害作用を示さない。
e)変異原性を有さない。
f)心血管系のリスクが低い。
g)高い溶解性を示す。
h)高いP2X7受容体選択性(例えば、P2Xファミリーの他の受容体に対する選択性等)を有している。
i)高い脳移行性を有している。
【0230】
本発明の医薬組成物を投与する場合、経口的、非経口的のいずれの方法でも投与することができる。非経口投与の方法としては、経皮、皮下、静脈内、動脈内、筋肉内、腹腔内、経粘膜、吸入、経鼻、点眼、点耳、膣内投与等が挙げられる。
【0231】
経口投与は常法に従って、内用固形製剤(例えば、錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、丸剤、フィルム剤等)、内用液剤(例えば、懸濁剤、乳剤、エリキシル剤、シロップ剤、リモナーデ剤、酒精剤、芳香水剤、エキス剤、煎剤、チンキ剤等)等の通常用いられるいずれの剤型に調製して投与すればよい。ここで、錠剤は、糖衣錠、フィルムコーティング錠、腸溶性コーティング錠、徐放錠、トローチ錠、舌下錠、バッカル錠、チュアブル錠または口腔内崩壊錠であってもよく、散剤および顆粒剤はドライシロップであってもよく、カプセル剤は、ソフトカプセル剤、マイクロカプセル剤または徐放性カプセル剤であってもよい。
【0232】
非経口投与は、注射剤、点滴剤、外用剤(例えば、点眼剤、点鼻剤、点耳剤、エアゾール剤、吸入剤、ローション剤、注入剤、塗布剤、含嗽剤、浣腸剤、軟膏剤、硬膏剤、ゼリー剤、クリーム剤、貼付剤、パップ剤、外用散剤、坐剤等)等の通常用いられるいずれの剤型でも好適に投与することができる。ここで、注射剤は、O/W、W/O、O/W/O、W/O/W型等のエマルジョンであってもよい。
【0233】
本発明化合物の有効量にその剤型に適した賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤等の各種医薬用添加剤を必要に応じて混合し、医薬組成物とすることができる。さらに、該医薬組成物は、本発明化合物の有効量、剤型および/または各種医薬用添加剤を適宜変更することにより、小児用、高齢者用、重症患者用または手術用の医薬組成物とすることもできる。小児用医薬組成物は、12歳または15歳未満の患者に投与するのが好ましい。また、小児用医薬組成物は、出生後27日未満、出生後28日〜23か月、2歳〜11歳または12歳〜16歳若しくは18歳の患者に投与されうる。高齢者用医薬組成物は、65歳以上の患者に投与するのが好ましい。
【0234】
本発明の医薬組成物の投与量は、患者の年齢、体重、疾病の種類や程度、投与経路等を考慮した上で設定することが望ましいが、経口投与する場合、通常0.05〜100mg/kg/日であり、好ましくは0.1〜10mg/kg/日の範囲内である。非経口投与の場合には投与経路により大きく異なるが、通常0.005〜10mg/kg/日であり、好ましくは0.01〜1mg/kg/日の範囲内である。これを1日1回〜数回に分けて投与すれば良い。
【0235】
以下に本発明の実施例および参考例、ならびに試験例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
【0236】
各実施例で得られたNMR分析は400MHzで行い、DMSO−d
6、CDCl
3を用いて測定した。
表中の保持時間は、LC/MS:液体クロマトグラフィー/質量分析での保持時間を表し、以下の条件で測定した。
分析条件[1]
カラム:Shim−pack XR−ODS (2.2μm、i.d.50x3.0mm) (Shimadzu)
流速:1.6 mL/分
UV検出波長:254nm
移動相:[A]は0.1%ギ酸含有水溶液、[B]は0.1%ギ酸含有アセトニトリル溶液
グラジェント:3分間で10%−100%溶媒[B]のリニアグラジエントを行い、0.5分間、100%溶媒[B]を維持した
分析条件[2]
カラム:ACQUITY UPLC(登録商標)BEH C18(1.7μm i.d.2.1x50mm)(Waters)
流速:0.8 mL/分
UV検出波長:254nm
移動相:[A]は10mM炭酸アンモニウム含有水溶液、[B]はアセトニトリル
グラジェント:3.5分間で5%−100%溶媒[B]のリニアグラジエントを行い、0.5分間、100%溶媒[B]を維持した。
分析条件[3]
カラム:ACQUITY UPLC(登録商標)BEH C18(1.7μm i.d.2.1x50mm)(Waters)
流速:0.8 mL/分
UV検出波長:254nm
移動相:[A]は0.1%ギ酸含有水溶液、[B]は0.1%ギ酸含有アセトニトリル溶液
グラジェント:3.5分間で5%−100%溶媒[B]のリニアグラジエントを行い、0.5分間、100%溶媒[B]を維持した。
実施例に記載された化合物の構造式において、以下の結合様式は、二重結合を意味し、E−Z配座の立体情報が不明であることを示す。以下の結合様式で示される結合を有する化合物は、E体のみ、Z体のみ、またはE体およびZ体の混合物のいずれかである。
【化100】
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【実施例1】
【0237】
化合物I−0001の合成
【化101】
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工程1
窒素雰囲気下、2−(トリメチルシリル)エタノール(6.04mL、41.9mmol)をテトラヒドロフラン(100mL)に溶解した。氷冷下、水素化ナトリウム(60%鉱油混合物、1.23g、30.7mmol)を加え、室温で30分間撹拌した。氷冷下、化合物1(5.0g、27.9mmol)のテトラヒドロフラン溶液(50mL)を滴下し、室温で3時間撹拌した。1mol/L 塩酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)により精製して、化合物2(6.24g、収率85.7%)を得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:0.09 (s, 9H), 1.20 (t, J = 8.0Hz, 2H), 3.91 (s, 3H), 4.54 (t, J = 8.0Hz, 2H), 7.86 (s, 1H).
工程2
化合物2(1.0g、3.83mmol)をジオキサン(10mL)に溶解した。3−クロロ−2−メチルアニリン(760mg、5.37mmol)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(220mg、0.383mmol)、Xantphos(333mg、0.575mmol)および炭酸セシウム(1.75g、5.37mmol)を加え、還流下で8時間撹拌した。水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)により精製して、化合物3(1.15g、収率82.0%)を得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:0.07 (s, 9H), 1.19 (t, J = 8.4Hz, 2H), 2.38 (s, 3H), 3.84 (s, 3H), 4.47 (t, J = 8.4Hz, 2H), 6.58 (s, 1H), 7.08-7.10 (m, 2H), 7.79 (s, 1H), 7.87-7.95 (m, 1H) .
工程3
化合物3(1.14g、3.12mmol)をテトラヒドロフラン(5mL)に溶解した。テトラブチルアンモニウムフルオリド(1mol/L テトラヒドロフラン溶液、6.2mL、6.2mmol)を加え、室温で3日間撹拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール)により精製して、化合物4(828mg、収率100%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d
6)δ: 2.25 (s, 3H), 3.64 (s, 3H), 7.13-7.40 (m, 3H), 7.67-7.82 (m, 1H), 7.90-8.11 (br, 1H), 11.20-11.65 (br, 1H).
工程4
窒素雰囲気下、化合物4(53mg、0.199mmol)をDMF(0.3mL)およびジメトキシエタン(1.5mL)の混合液に溶解した。水素化ナトリウム(60%鉱油混合物、9mg、0.225mmol)を加え、室温で5分間攪拌した。その後、リチウムブロミド(35mg、0.403mmol)を加え、10分間攪拌した。p−フルオロベンジルブロミド(50μL、0.402mmol)を加え、室温で2日間撹拌した。2mol/L 塩酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール)により精製して、化合物I−0001(12mg、収率16.0%)を得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:2.06 (s, 3H), 3.71 (s, 3H), 5.01(s, 2H), 6.66 (d, J=6.4Hz, 1H), 6.80 (s, 1H), 7.04-7.15 (m, 4H), 7.32-7.40 (m, 2H), 7.53-7.61 (br, 1H).
【実施例2】
【0238】
化合物I−0002の合成
【化102】
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工程1
化合物1(40.0g、223mmol)をテトラヒドロフラン(80mL)に溶解した。1mol/L 水酸化ナトリウム水溶液(447mL、447mmol)を加え、室温で4時間撹拌した。反応液をエチルエーテルで洗浄した。水層に2mol/L 塩酸(230mL、460mmol)を加え、撹拌した。析出した固体を濾取し、水で洗浄し、乾燥して、化合物5(30.8g、収率86%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d
6)δ: 3.76 (s, 3H), 7.60 (s, 1H)
工程2
化合物5(2.0g、12.46mmol)をジクロロメタン(20mL)に溶解した。DIEA(3.26mL、18.68mmol)を加え、溶解するまで撹拌した。その後、3,5−ジフルオロベンジルブロマイド(1.91mL、14.95mmol)を加え、室温で4時間撹拌した。1日放置後、析出した固体を濾取し、乾燥して、化合物6(1.1g、収率31%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d
6)δ: 3.70 (s, 3H), 5.30 (s, 2H), 7.05-7.13 (m, 2H), 7.82 (m, 1H)
工程3
化合物6(100mg、0.35mmol)をジオキサン(2mL)に溶解した。3−クロロ−2−メチルアニリン(74mg、0.52mmol)を加え、マイクロウェーブ照射下、170℃で10分間撹拌した。反応液の溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−n−ヘキサン)により精製して、化合物I−0002(33mg、収率24%)を得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 2.05 (s, 3H), 3.73 (s, 3H), 5.01 (s, 2H), 6.65 (m, 1H), 6.75-6.95 (m, 4H), 7.05-7.15 (m, 2H), 7.59 (s, 1H)
【実施例3】
【0239】
化合物I−0003の合成
【化103】
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工程1
化合物7(5g、41.6mmol)を濃硫酸(35mL)に溶解した。氷冷下、硫酸(8mL)に溶解した硝酸カリウム(3.82g、37.8mmol)を加え、30分間撹拌した。反応液に水および氷を加え、析出した固体を濾取して、化合物8(5.63g、収率90%)を得た。
1H-NMR (CDCl
3)δ: 5.18 (s, 4H), 7.39 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.18 (dd, J = 8.3, 1.8 Hz, 1H).
工程2
化合物8(5.63g、34.1mmol)をエタノール(56mL)に溶解した。塩化スズ一二水和物(23.1g、102mmol)を加え、70℃で1時間加熱した。放冷後、反応液に水および2mol/L 水酸化ナトリウム水溶液を加え、pHを7にした。酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄した。溶媒を減圧留去し、租生成物の化合物9(4.6g、収率98%)を得た。
1H-NMR (CDCl
3)δ: 3.71 (br s, 2H), 5.02 (s, 4H), 6.57 (s, 1H), 6.60 (dd, J = 7.9, 2.0 Hz, 1H), 7.01 (d, J = 7.9 Hz, 1H).
工程3
化合物9(7.5g、27.7mmol)をアセトニトリル(90mL)に溶解した。−10℃でNBS(5.18g、29.1mmol)を加え、−10℃で30分間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)により精製して、混合物10(化合物10−a:化合物10−bが5:1の混合物)(3.68g、収率62%)を得た。
1H-NMR (CDCl
3)δ: 4.08 (s, 2H), 4.98 (dd, J = 7.8, 1.3 Hz, 4H), 6.64 (s, 1H), 7.28 (s, 1H).
工程4
混合物10(3.68g、17.2mmol)をジオキサン(36mL)および水(7.2mL)に溶解した。トリメチルボロキシン(2.88mL、20.6mmol)、PdCl
2(dppf) CH
2Cl
2(1.40g、1.72mmol)および炭酸カリウム(7.13g、51.6mmol)を加え、還流下で3時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)により精製した。得られた残渣を酢酸エチルで固化した。析出した固体を濾取して、化合物11(694mg、収率27%)を得た。
1H-NMR (CDCl
3)δ: 2.18 (s, 3H), 3.62 (s, 2H), 5.01 (s, 4H), 6.56 (s, 1H), 6.92 (s, 1H).
工程5
化合物11(122mg、0.82mmol)をジオキサン(4mL)に溶解した。化合物6(213mg、0.74mmol)を加え、マイクロウェーブ照射下、150℃で10分間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、溶媒を留去した。得られた残渣をアミノカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール)により精製して、化合物I−0003(17mg、収率5%)を得た。
1H-NMR (DMSO-D
6)δ: 3.59 (s, 3H), 4.94 (s, 4H), 5.20 (s, 2H), 7.01-7.03 (m, 3H), 7.11 (s, 1H), 7.24 (t, J = 9.0 Hz, 1H), 7.34 (s, 1H), 8.36 (s, 1H).
【実施例4】
【0240】
化合物I−0004の合成
【化104】
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工程1
化合物5(0.5g、3.11mmol)をジクロロメタン(5mL)に溶解した。DIEA(0.82mL、4.67mmol)を加え、溶解するまで撹拌した。その後、3、4、5−トリフルオロベンジルブロマイド(0.50mL、4.67mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。1日放置後、析出した固体を濾取し、乾燥して、化合物12(0.2g、収率22%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d
6)δ: 3.70 (s, 3H), 5.26 (s, 2H), 7.33-7.43 (m, 2H), 7.79 (s, 1H)
工程2
化合物12(100mg、0.35mmol)をジオキサン(2mL)に溶解した。3−クロロ−2−メチルアニリン(70mg、0.49mmol)を加え、マイクロウェーブ照射下、170℃で10分間撹拌した。反応液の溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−n−ヘキサン、次いでクロロホルム―メタノール―水)により精製して、化合物I−0004(47mg、収率35%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d
6)δ: 1.90 (s, 3H), 3.61 (s, 3H), 5.14 (brs, 2H), 6.90-7.60 (m, 7H)
【実施例5】
【0241】
化合物I−0005の合成
【化105】
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工程1
化合物5(5g、31.1mmol)をジクロロメタン(50mL)に溶解した。DIEA(8.2mL、46.7mmol)を加え、溶解するまで撹拌した。その後、3−クロル−4−フルオロベンジルブロマイド(5.03mL、37.4mmol)を加え、室温で8時間撹拌した。1日夜放置後、析出した固体を濾取し、乾燥して、化合物13(3.0g、収率32%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d
6)δ: 3.70 (s, 3H), 5.29 (s, 2H), 7.32-7.38 (m, 1H), 7.46 (t, 1H, J = 8.9 Hz), 7.64 (1H, dd, J = 7.0, 1.9 Hz), 7.84 (1H, s)
工程2
化合物13(250mg、0.83mmol)をジオキサン(4mL)に溶解した。化合物14(191mg、1.07mmol)を加え、マイクロウェーブ照射下、150℃で20分間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール)により精製して、化合物I−0005(194mg、収率53%)を得た。
1H-NMR (DMSO-D
6)δ: 1.95 (s, 3H), 2.77 (s, 3H), 3.60 (s, 5H), 5.20 (s, 2H), 7.37 (s, 3H), 7.48 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.74 (s, 1H), 8.49 (s, 1H).
【実施例6】
【0242】
化合物I−0006の合成
【化106】
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化合物13(100mg、0.330mmol)をジオキサン(2.0mL)に溶解した。4−クロロ−2,5−ジメチルアニリン(103mg、0.660mmol)を加え、マイクロウェーブ照射下、130℃で10分間撹拌した。反応液の溶媒を減圧留去し、得られた残渣を逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー(水−アセトニトリル)により精製して、化合物I−0006(61.6mg、収率44%)を白色粉末として得た。
LC−MS(分析条件[3]):RT=2.07、422[M+H]
+
1H-NMR (DMSO-D6)δ: 1.79 (3H, s), 2.26 (3H, s), 3.60 (3H, s), 5.17 (2H, br s), 6.95-7.55 (6H, m), 8.38 (1H, s).
【実施例7】
【0243】
化合物I−0007の合成
【化107】
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工程1
化合物5(10g、62.3mmol)をジクロロメタン(100mL)に溶解した。DIEA(16.32mL、93mmol)を加え、溶解するまで撹拌した。その後、ベンジルブロマイド(8.89mL、74.7mmol)を加え、室温で3時間撹拌した。1日放置後、反応液に2mol/L 塩酸水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた残差を酢酸エチルで固化した。析出した固体を濾取し、乾燥して、化合物15(8.42g、収率54%)を得た。
1H-NMR (DMSO-D
6) δ: 1.95 (s, 3H), 2.77 (s, 3H), 3.60 (s, 5H), 5.20 (s, 2H), 7.37 (s, 3H), 7.48 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.74 (s, 1H), 8.49 (s, 1H).
工程2
窒素雰囲気下、化合物2(80mg、0.319mmol)をジオキサン(1.6mL)に溶解した。2−メチル−3−メトキシアニリン(52.5mg、0.383mmol)、酢酸パラジウム(2.85mg、0.013mmol)、Xantphos(11.04mg、0.019mmol)および炭酸セシウム(104mg、0.318mmol)を加え、還流下で5時間撹拌した。反応液に水を加え、ジクロロメタンで抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール)により精製して、化合物I−0007(12.5mg、収率11%)を得た。
LC−MS(分析条件[3]):RT=1.53、352[M+H]
+
1H-NMR (DMSO-D
6)δ: 1.67 (s, 3H), 3.62 (s, 3H), 3.74 (s, 3H), 5.21 (s, 2H), 6.68(1H, d, J=7.8Hz), 6.84(1H, d, J=8.3Hz), 7.33-7.44 (m, 7H), 8.37 (s, 1H).
【実施例8】
【0244】
化合物I−0008の合成
【化108】
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工程1
化合物5(300mg、1.87mmol)をジクロロメタン(3mL)に溶解した。DIEA(0.359mL、2.06mmol)を加え、溶解するまで撹拌した。その後、2−ブロモエチルベンゼン(380mg、2.06mmol)を加え、室温で1.5時間撹拌した。1日放置後、反応液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール−クロロホルム)により精製して、化合物16(15.3mg、収率3%)を得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 3.11 (t, 2H), 3.49 (s, 3H), 4.25 (t, 2H) , 6.36 (s, 1H), 7.12-7.14 (m, 2H), 7.28-7.35 (m, 3H)
工程2
化合物2(15.0mg、0.057mmol)をジオキサン(0.75mL)に溶解した。3−クロロ−2−メチルアニリン(16.0mg、0.113mmol)を加え、マイクロウェーブ照射下、130℃で10分間撹拌した。反応液の溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−n−ヘキサン)により精製して、化合物I−0008(13.1mg、収率63%)を得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 3.12 (t, 2H) , 2.22 (s, 3H), 3.48 (s, 3H), 4.07 (t, 2H) , 6.30 (s, 1H), 6.67-6.69 (d, 2H), 7.09-7.12 (m, 2H), 7.21-7.23 (m, 2H), 7.26-7.28 (m, 1H), 7.28-7.35 (m, 2H), 7.53 (m, 1H)
【実施例9】
【0245】
化合物I−0009の合成
【化109】
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工程1
化合物17(500mg、3.52mmol)をジクロロメタン(5mL)に溶解した。DIEA(921μL、5.28mmol)およびベンジルブロミド(501μL、4.22mmol)を加え、室温で1日間撹拌した。2mol/L 塩酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール)により精製して、化合物18(567mg、収率69.4%)を得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:2.60 (s, 3H), 5.03 (s, 2H), 6.07 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.16-7.29 (m, 3H), 7.35-7.49 (m, 3H).
工程2
化合物18(100mg、0.430mmol)をtert−ブタノール(2mL)に溶解した。酢酸(369μL、6.46mmol)および3−クロロ−2−メチルアニリン(91mg、0.646mmol)を加え、還流下で33時間撹拌した。放冷後、酢酸エチルで希釈した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)により精製して、化合物I−0009(65mg、収率46.3%)を得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:2.03 (s, 3H), 5.07 (s, 2H), 5.43 (d, J=7.6Hz, 1H), 6.68 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.05-7.13 (m, 2H), 7.20 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.32-7.49 (m, 6H).
【実施例10】
【0246】
化合物I−0010の合成
【化110】
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工程1
化合物19(5.0g、29.9mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に溶解した。1mol/L 水酸化ナトリウム水溶液(45mL、45.0mmol)を加え、室温で24時間攪拌した。反応液をジエチルエーテルで洗浄した。氷冷下、2mol/L 塩酸水溶液を加え、pHを3にした。析出した固体を濾取し、冷水で洗浄した。得られた固体を乾燥して、化合物20(2.5g、収率56.2%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d
6)δ:8.15 (s, 1H).
工程2
化合物20(500mg、3.37mmol)をジクロロメタン(5mL)に溶解した。DIEA(882μL、5.05mmol)およびベンジルブロミド(480μL、4.04mmol)を加え、室温で2日間撹拌した。2mol/L 塩酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール)により精製して、化合物21(331mg、収率41.2%)を得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:5.22 (s, 2H), 7.22-7.30(m, 2H), 7.38-7.50 (m, 3H).
工程3
化合物21(100mg、0.419mmol)をジオキサン(3mL)に溶解した。3−クロロ−2−メチルアニリン(71mg、0.501mmol)、酢酸パラジウム(9mg、0.04mmol)、Xantphos(36mg、0.062mmol)および炭酸セシウム(191mg、0.587mmol)を加え、マイクロウェーブ照射下、130℃で90分間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール)により精製して、化合物I−0010(15mg、収率10.4%)を得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:2.06 (s, 3H), 5.04(s, 2H), 6.67 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.06-7.65 (m, 9H).
【実施例11】
【0247】
化合物I−0011の合成
【化111】
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工程1
化合物22(7.2g、39.3mmol)をテトラヒドロフラン(28mL)に溶解した。1mol/L 水酸化ナトリウム水溶液(56mL、56mmol)を加え、室温で1.5時間撹拌した。2mol/L 塩酸(6mL、12mmol)を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣に酢酸エチルーヘキサンを加えた。析出した固体を濾取して、化合物23(3.4g、収率53%)を得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 8.07 (s, 1H)
工程2
化合物23(3.0g、18.18mmol)をジクロロメタン(30mL)に溶解した。DIEA(4.76mL、27.30mmol)を加え、溶解するまで撹拌した。その後、ベンジルブロマイド(2.34mL、20.00mmol)を加え、室温で1.5時間撹拌した。1日放置後、反応液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を5%クエン酸水溶液および水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣にエチルエーテルを加えた。得られた固体を濾取して、化合物24(1.5g、収率32%)を得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 5.22 (s, 2H), 7.20-7.30 (m, 2H), 7.40-7.50 (m, 3H), 7.58 (s, 1H)
工程3
化合物24(100mg、0.39mmol)をジオキサン(2mL)に溶解した。3−クロロ−2−メチルアニリン(83mg、0.59mmol)を加え、マイクロウェーブ照射下、130℃で10分間撹拌した。反応液の溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−n−ヘキサン)により精製して、化合物I−0011(73mg、収率52%)を得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 2.04 (s, 3H), 5.08 (s, 2H), 6.66 (d, J = 7.2Hz, 1H), 7.05-7.14 (m, 2H), 7.30-7.44 (m, 6H), 7.57 (s, 1H)
【実施例12】
【0248】
化合物I−0012の合成
【化112】
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工程1
化合物25(5.0g、30.7mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に溶解した。1mol/L 水酸化ナトリウム水溶液(46mL、46.0mmol)を加え、室温で24時間攪拌した。反応液をジエチルエーテルで洗浄した。氷冷下、2mol/L 塩酸水溶液を加え、pHを3にした。析出した固体を濾取し、冷水で洗浄した。得られた固体を乾燥して、化合物26(1.9g、収率42.8%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d
6)δ:1.95 (s, 3H), 7.94 (s, 1H), 12.80-13.80 (br, 1H).
工程2
化合物26(500mg、3.46mmol)をジクロロメタン(5mL)に溶解した。DIEA(904μL、5.19mmol)およびベンジルブロミド(494μL、4.15mmol)を加え、室温で1日間撹拌した。2mol/L 塩酸水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール)により精製して、化合物27(416mg、収率51.2%)を得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:2.00 (s, 3H), 5.17 (s, 2H), 7.18-7.24 (m, 3H), 7.37-7.48 (m, 3H).
工程3
化合物27(50mg、0.213mmol)をジオキサン(3mL)に溶解した。3−クロロ−2−メチルアニリン(151mg、1.07mmol)を加え、マイクロウェーブ照射下、100℃で120分間撹拌した。不溶物を濾過し、酢酸エチルで洗浄した。有機層の溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)により精製して、化合物I−0012(52mg、収率71.8%)を得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:1.86 (s, 3H), 2.04 (s, 3H), 5.05 (s, 2H), 6.67 (d, J=6.0Hz, 1H), 7.02-7.12 (m, 3H), 7.32-7.43 (m, 5H), 7.46-7.52 (br, 1H).
【実施例13】
【0249】
化合物I−0013の合成
【化113】
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工程1
窒素雰囲気下、2−(トリメチルシリル)エタノール(2.5mL、17.3mmol)をテトラヒドロフラン(25mL)に溶解した。氷冷下、水素化ナトリウム(60%鉱油混合物、506mg、12.6mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。氷冷下、化合物28(2.0g、11.5mmol)のテトラヒドロフラン溶液(5mL)を滴下し、室温で5.5時間撹拌した。2mol/L 塩酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)により精製して、化合物29(1.07g、収率36.4%)を得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:0.11 (s, 9H), 1.18-1.26 (m, 2H), 4.63-4.67 (m, 2H), 8.59 (s, 1H).
工程2
化合物29(693mg、2.71mmol)をジオキサン(10mL)に溶解した。3−クロロ−2−メチルアニリン(537mg、3.79mmol)、酢酸パラジウム(61mg、0.271mmol)、Xantphos(235mg、0.406mmol)および炭酸セシウム(1.24g、3.81mmol)を加え、還流下で1.5時間撹拌した。2mol/L 塩酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)により精製して、化合物30(153mg、収率15.6%)を得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:0.06 (s, 9H), 1.14(t, J=8.4Hz, 2H), 2.36 (s, 3H), 4.47 (t, J=8.4Hz, 2H), 7.02-7.11 (br, 1H), 7.17(t, J=8.0Hz, 1H), 7.27 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.59 (d, J=8.0Hz, 1H), 8.38 (s, 1H).
工程3
化合物30(150mg、0.416mmol)をテトラヒドロフラン(1mL)に溶解した。テトラブチルアンモニウムフルオリド(1mol/L テトラヒドロフラン溶液、831μL、0.831mmol)を加え、室温で1日間撹拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール)により精製して、化合物31(92mg、収率84.9%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d
6)δ: 2.22 (s, 3H), 7.24 (t, J=8.0Hz, 1H), 7.37 (d, J=8.0Hz, 2H), 8.25 (s, 1H), 9.25-9.90 (br, 1H), 11.70-12.60 (br, 1H).
工程4
化合物31(45mg、0.173mmol)をジクロロメタン(3mL)に溶解した。DIEA(90μL、0.518mmol)、ベンジルブロミド(41μL、0.345mmol)を加え、室温で2日間撹拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)により精製して、化合物I−0013(14mg、収率23.1%)を得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:2.02 (s, 3H), 5.15 (s, 2H), 6.65 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.10-7.20(m, 2H), 7.34-7.49 (m, 5H), 7.55-7.61 (br, 1H), 7.79 (s, 1H).
【実施例14】
【0250】
化合物I−0015の合成
【化114】
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窒素雰囲気下、実施例2と同様の合成法にて得られた化合物I−0014(15mg、0.037mmol)をジクロロメタン(2mL)に溶解した。1mol/L 三臭化ホウ素(8.33μL、0.088mmol)を加え、室温で3時間撹拌した。残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン−酢酸エチル)により精製して、化合物I−0015(8mg、収率55%)を得た。
1H-NMR (DMSO-D6)δ: 1.95 (3H, s), 4.80 (1H, d, J = 15.8 Hz), 5.03 (1H, d, J = 15.8 Hz), 6.82 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.09-7.20 (3H, m), 7.54-7.61 (2H, m), 7.70 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.97 (1H, d, J = 7.8 Hz)
【実施例15】
【0251】
化合物I−0016の合成
【化115】
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工程1
化合物15(2.0g、7.98mmol)をジクロロメタン(40mL)に溶解した。0℃に冷却し、三臭化ホウ素(ジクロロメタン溶液、1mol/L)を加え、0℃で1時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液およびクロロホルムを加え、室温で15分間撹拌した。反応液に2mol/L 塩酸を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣に酢酸エチルおよびヘキサンを加え、生じた粉末を濾取して、化合物32(2.0g)を粗生成物として得た。
LC−MS(分析条件[1]):RT=1.07、236[M+H]
+
工程2
化合物32(200mg、0.845mmol)をNMP(4.0mL)に溶解した。トリフルオロメタンスルホン酸2,2,2−トリフルオロエチル(1960mg、8.45mmol)および炭酸カリウム(350mg、2.54mmol)を加え、50℃で4時間撹拌した。反応液に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。
得られた粗生成物をNMP(4.0mL)に溶解した。3−クロロ−2−メチルアニリン(0.200mL、1.69mmol)を加え、マイクロウェーブ照射下、130℃で10分間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー(水−アセトニトリル)により精製して、化合物I−0016(22mg、収率6%)を白色粉末として得た。
LC−MS(分析条件[1]):RT=2.03、424[M+H]
+
1H-NMR (DMSO-D6)δ: 1.82 (3H, s), 4.59 (2H, q, J = 9.0 Hz), 5.22 (2H, s), 7.05-7.44 (8H, m), 7.74 (1H, s), 8.73 (1H, s).
【実施例16】
【0252】
化合物I−0018の合成
【化116】
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工程1
化合物33(1.0g、4.67mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶解した。DIEA(1.22mL、7.00mmol)およびベンジルブロミド(665μL、5.60mmol)を加え、室温で1日間撹拌した。2mol/L 塩酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール)により精製して、化合物34(1.09g、収率76.7%)を得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:1.34 (t, J=6.8Hz, 3H), 2.61 (s, 3H), 4.33 (q, J=6.8Hz, 2H), 5.09 (s, 2H), 7.21-7.26 (m, 2H), 7.38-7.47 (m, 3H), 8.06 (s, 1H).
工程2
化合物34(927mg、3.05mmol)をtert−ブタノール(18mL)に溶解した。酢酸(2.6mL、45.7mmol)および3−クロロ−2−メチルアニリン(647mg、4.57mmol)を加え、還流下で96時間撹拌した。放冷後、酢酸エチルで希釈した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)により精製して、化合物I−0017(770mg、収率63.5%)を得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:1.33 (t, J=7.2Hz, 3H), 1.96 (s, 3H), 4.31 (q, J=7.2Hz, 2H), 5.16 (s, 2H), 6.64 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.06-7.17 (m, 2H), 7.35-7.47 (m, 6H), 8.32 (s, 1H).
工程3
化合物I−0017(757mg、1.90mmol)をエタノール(5.7mL)およびテトラヒドロフラン(5.7mL)の混合液に溶解した。1mol/L 水酸化リチウム水溶液(5.7mL、5.7mmol)を加え、50℃で2.5時間撹拌した。10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた固体をIPEで洗浄して、化合物I−0018(631mg、収率89.7%)を得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ: 1.99 (s, 3H), 5.19 (s, 2H), 6.66 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.10-7.21 (m, 2H), 7.35-7.49 (m, 5H), 7.55-7.90 (br, 1H), 8.52 (s, 1H), 11.78-12.30 (br, 1H).
【実施例17】
【0253】
化合物I−0019の合成
【化117】
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化合物I−0018(74mg、0.2mmol)およびDMF(2mL)の混合液に、4−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン塩酸塩(41mg、0.3mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(41mg、0.3mmol)および塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(58mg、0.3mmol)を加えた。その後、トリエチルアミン(0.042mL、0.3mmol)を加え、室温で8時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣に酢酸エチルおよびヘキサンを加え、生じた粉末を濾取して、化合物I−0019(0.08g、収率88%)を白色粉末として得た。
1H-NMR (DMSO-d6)δ: 1.40-1.46 (2H, m), 1.78-1.83 (5H, m), 3.35-3.44 (2H, m), 3.77-3.81 (2H, m), 3.93 (1H, m), 5.26 (2H, brs), 6.68 (1H, brs), 7.10 (2H, brs), 7.34-7.39 (5H, m), 8.59 (1H, brs), 10.43 (1H, brs).
【実施例18】
【0254】
化合物I−0020の合成
【化118】
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化合物I−0018(50mg、0.135mmol)をトルエン(5.0mL)に溶解した。メタノール(55μL、1.35mmol)、トリエチルアミン(22μL、0.162mmol)およびDPPA(32μL、0.149mmol)を加え、100℃で4時間攪拌し、その後還流下で1時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)により精製して、化合物I−0020(20mg、収率37.1%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d
6)δ: 1.88 (s, 3H), 3.61 (s, 3H), 5.15-5.34 (br, 2H), 6.93-7.51 (m, 8H), 7.95-8.20 (br, 1H), 8.01 (s, 1H), 8.72-9.00 (br, 1H).
【実施例19】
【0255】
化合物I−0021の合成
【化119】
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化合物I−0018(148mg、0.4mmol)およびジオキサン(1mL)およびtert−ブタノール(0.5mL)の混合液に、DPPA(0.103mL、0.48mmol)およびトリエチルアミン(0.067mL、0.48mmol)を加え、還流下で2時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)で精製した。得られた残渣に酢酸エチルおよびヘキサンを加え、生じた粉末を濾取して、化合物I−0021(50mg、収率28%)を白色粉末として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 1.49 (1.51) (9H, s), 1.98 (1.75) (3H, s), 5.06 (5.03) (2H, s), 5.83-8.18 (10H, m).
【実施例20】
【0256】
化合物I−0022の合成
【化120】
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化合物I−0021(35mg、0.08mmol)およびジオキサン(1mL)の混合液に、4mol/L 塩酸−ジオキサン溶液(0.10mL、0.4mmol)を加え、50℃で2時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20mL)を加え、酢酸エチル(50mL)で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)で精製して、化合物I−0022(23 mg、収率84%)を白色粉末として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 2.07 (2H, s), 3.24 (2H, brs), 5.01 (2H, s), 6.72 (2H, brs), 7.05-7.10 (2H, m), 7.34-7.42 (5H, m), 7.61 (1H, brs).
【実施例21】
【0257】
化合物I−0023の合成
【化121】
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工程1
化合物35(10g、43.8mmol)のジクロロメタン(10mL)懸濁液に、DIEA(11.5mL、65.7mmol)およびベンジルブロミド(6.2mL、52.6mmol)を加え、室温で20時間撹拌した。反応液に2mol/L 塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣にヘキサンを加え、生じた粉末を濾取して、化合物36(12.3g)を粗生成物として得た。
LC−MS(分析条件[1]):RT=1.46、319[M+H]
+
工程2
化合物36(0.15g、0.471mmol)の酢酸(0.40mL、7.07mmol)溶液に、3−クロロ−2−メチルアニリン(100mg、0.707mmol)を加え、還流下で4時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー(水−アセトニトリル)により精製して、化合物I−0023(41.0mg、収率21%)を白色粉末として得た。
LC−MS(分析条件[3]):RT=2.33、412[M+H]
+
1H-NMR (DMSO-D6)δ: 1.17 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.86 (3H, s), 3.20 (2H, s), 4.05 (2H, q, J = 7.1 Hz), 5.06 (2H, br s), 6.55-7.45 (8H, m), 7.79 (1H, s), 9.93 (1H, s).
【実施例22】
【0258】
化合物I−0024の合成
【化122】
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化合物I−0023(100mg、0.243mmol)のテトラヒドロフラン(2.0mL)溶液に、水素化ほう素リチウム(10.6mg、0.486mmol)を加え、室温で2時間撹拌した。さらに水素化ほう素リチウム(10.6mg、0.486mmol)を加え、室温で2時間撹拌した。反応液に飽和アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー(水−アセトニトリル)により精製して、化合物I−0024(72.9mg、収率99%)を白色粉末として得た。
LC−MS(分析条件[3]):RT=1.87、370[M+H]
+
1H-NMR (DMSO-D6)δ: 1.85 (3H, s), 2.32 (2H, t, J = 6.5 Hz), 3.46 (2H, q, J = 6.1 Hz), 4.58 (1H, br s), 5.05 (2H, br s), 6.55-7.70 (9H, m), 9.66 (1H, s).
【実施例23】
【0259】
化合物I−0026の合成
【化123】
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工程1
化合物I−0023(2.0g、4.86mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)およびメタノール(20mL)溶液に、2mol/L 水酸化ナトリウム水溶液(9.71mL、19.42mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。反応液の溶媒を減圧留去した。2mol/L 塩酸を加え、生じた粉末を濾取して、化合物I−0025(1.75g、収率94%)を粗生成物として得た。
LC−MS(分析条件[3]):RT=1.79、384[M+H]
+
1H-NMR (DMSO-D6)δ: 1.88 (3H, s), 3.17 (2H, s), 5.16 (2H, br s), 6.70-7.60 (8H, m), 7.83 (1H, s), 9.88 (1H, br s), 12.30 (1H, br s).
工程2
化合物I−0025(100mg、0.261mmol)のDMF(2.0mL)溶液に、HATU(149mg、0.391mmol)および塩化アンモニウム(20.9mg、0.391mmol)およびトリエチルアミン(0.10mL、0.782mmol)を加え、室温で1.5時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー(水−アセトニトリル)により精製して、化合物I−0026(100.0mg、収率96%)を白色粉末として得た。
LC−MS(分析条件[3]):RT=1.77、383[M+H]
+
1H-NMR (DMSO-D6)δ: 1.87 (3H, s), 2.98 (2H, s), 5.08 (2H, s), 6.65-7.50 (10H, m), 7.69 (1H, s), 9.73 (1H, br s).
【実施例24】
【0260】
化合物I−0028の合成
【化124】
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工程1
化合物37(0.7g、2.33mmol)のジオキサン(15mL)溶液に、3−クロロ−2−メチルアニリン(496mg、3.51mmol)を加え、マイクロウェーブ照射下、130℃で10分間撹拌した。反応液の溶媒を減圧留去し、残渣に酢酸エチルおよびヘキサンを加え、生じた粉末を濾取し、化合物I−0027(850mg)を粗生成物として得た。
LC−MS(分析条件[1]):RT=1.96、405[M+H]
+
工程2
化合物I−0027(100mg、0.247mmol)のDMF(15mL)溶液に、フェニルボロン酸(36.2mg、0.297mmol)、[1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(8.0mg、0.012mmol)および炭酸ナトリウム(0.49mL、0.988mmol)を加え、100℃で3時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー(水−アセトニトリル)により精製して、化合物I−0028(14.3mg、収率14%)を白色粉末として得た。
LC−MS(分析条件[3]):RT=2.73、402[M+H]
+
1H-NMR (DMSO-D6)δ: 1.93 (3H, s), 4.92 (2H, dd, J = 46.8, 14.9 Hz), 7.01-7.33 (13H, m), 7.61 (1H, s), 9.84 (1H, s).
【実施例25】
【0261】
化合物I−0029の合成
【化125】
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工程1
窒素雰囲気下、2−(トリメチルシリル)エタノール(2.85mL、19.8mmol)をテトラヒドロフラン(30mL)に溶解した。氷冷下、水素化ナトリウム(60%鉱油混合物、632mg、15.8mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。氷冷下、化合物38(3.0g、13.2mmol)のテトラヒドロフラン溶液(15mL)を滴下し、室温で2.5時間撹拌した。2mol/L 塩酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)により精製して、化合物39(3.81g、収率93.5%)を得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:0.10 (s, 9H), 1.12 (t, J=8.0Hz, 2H), 4.57 (t, J=8.0Hz, 2H), 8.41 (s, 1H).
工程2
窒素雰囲気下、化合物39(500mg、1.62mmol)をジオキサン(15mL)に溶解した。フェニルボロン酸(276mg、2.26mmol)、[1、1‘−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン付加物(132mg、0.161mmol)および2mol/L 炭酸ナトリウム水溶液(2.4mL、4.8mmol)を加え、還流下で4時間撹拌した。放冷後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)により精製して、化合物40(407mg、収率82.1%)を得た。
工程3
化合物40(181mg、0.590mmol)をジオキサン(4mL)に溶解した。2−クロロ−3−トリフルオロメチルフェノール(151mg、0.767mmol)および炭酸セシウム(288mg、0.885mmol)を加え、マイクロウェーブ照射下、100℃で4.5時間撹拌した。水を加え、酢酸エチルで洗浄した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)により精製して、化合物41(132mg、収率47.9%)を得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:-0.05 (s, 9H), 1.05 (t, J=8.0Hz, 2H), 4.38 (t, J=8.0Hz, 2H), 7.20-7.52 (m, 7H), 7.64 (d, J=7.6Hz, 1H), 8.26 (s, 1H).
工程4
化合物41(127mg、0.272mmol)をテトラヒドロフラン(0.5mL)に溶解した。テトラブチルアンモニウムフルオリド(1mol/L テトラヒドロフラン溶液、408μL、0.408mmol)を加え、室温で4日間撹拌した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール)により精製して、化合物42(77mg、収率77.2%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d
6)δ: 7.30-7.43 (m, 3H), 7.58-7.72 (m, 3H), 7.82-8.06 (m, 3H), 13.20-13.65 (br, 1H).
工程5
化合物42(75mg、0.205mmol)をジクロロメタン(2mL)に溶解した。DIEA(54μL、0.307mmol)およびベンジルブロミド(32μL、0.266mmol)を加え、室温で1日間撹拌した。2mol/L 塩酸水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール)により精製して、化合物I−0029(78mg、収率83.5%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d
6)δ:5.35 (s, 2H), 7.31-7.51 (m, 8H), 7.61-7.78 (m, 4H), 7.87 (d, J=8.0Hz, 1H), 8.34 (s, 1H).
【実施例26】
【0262】
化合物I−0030の合成
【化126】
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実施例2と同様の合成法にて得られた化合物43(200mg、0.66mmol)をジオキサン(6mL)に溶解した。化合物14(117mg、0.66mmol)、酢酸パラジウム(15mg、0.07mmol)、Xantphos(57mg、0.10mmol)および炭酸セシウム(299mg、0.92mmol)を加え、窒素雰囲気下、還流下で1.5時間撹拌した。5%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−n−ヘキサン)により精製して、化合物I−0030(70mg、収率24%)を得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 2.04 (s, 3H), 2.83 (s, 3H), 3.35 (s, 3H), 4.65 (s, 1H), 5.30 (s, 2H), 5.87 (s, 1H), 6.95-7.05 (m, 2H), 7.46 (s, 1H), 7.76 (s, 1H)
【実施例27】
【0263】
化合物I−0031の合成
【化127】
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工程1
化合物44(3g、17.24mmol)をDMF(20mL)に溶解した。DIEA(3.61mL、20.69mmol)および2−メチルベンジルブロミド(2.43mL、18.10mmol)を加え、室温で7時間撹拌した。1日放置後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を酢酸エチルおよびIPEにより固化した。析出した固体を濾取し、乾燥して、化合物45(812mg、収率15%)を得た。
LC−MS(分析条件[2]):RT=1.40、278[M+H]
+
工程2
化合物45(30mg、0.095mmol)をDMF(1mL)に溶解した。炭酸セシウム(93mg、0.286mmol)および2−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェノール(19μL、0.143mmol)を加え、70℃で5時間撹拌した。その後、100℃で16時間撹拌した。反応液に水を加え、クロロホルム−メタノール(9/1)で抽出した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣を分取用高速液体クロマトグラフィーにより精製して、化合物I−0031(9.4mg、収率25%)を得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 2.31(3H, s), 5.08(1H, s), 5.31(2H,s), 6.08(1H, d, J=7.6Hz), 6.94(1H, s), 7.23(3H, s), 7.62-7.67(2H, m), 7.73(1H, d, J=7.6Hz), 7.85(1H, d, J=7.3Hz)
【実施例28】
【0264】
化合物I−0032の合成
【化128】
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窒素雰囲気下、化合物45(40mg、0.127mmol)をジオキサン(1mL)に溶解した。3−クロロ−2−メチルアニリン(34.8mg、0.178mmol)、酢酸パラジウム(2.85mg、0.013mmol)、Xantphos(11.04mg、0.019mmol)および炭酸セシウム(104mg、0.318mmol)を加え、還流下で5時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を分取用高速液体クロマトグラフィーにより精製して、化合物I−0032(9.4mg、収率19%)を得た。
LC−MS(分析条件[2]):RT=1.99、393[M+H]
+
【実施例29】
【0265】
化合物I−0033の合成
【化129】
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工程1
化合物46(150g、1.06mmol)の10%水酸化カリウム水溶液(651mL)に、3℃〜5℃でジメチル硫酸(106mL、1.11mmol)を滴下した。0℃〜5℃で4時間撹拌した。反応液より析出した目的物を濾取し、IPEで洗浄した。得られた固体を減圧下乾燥して、化合物47(106.5g、収率65%)を得た。
工程2
化合物47(52.0g、333mmol)のテトラヒドロフラン溶液(120mL)に、0℃で2,2,2,6−テトラメチルピペリジン 1−オキシル(2.60g、16.7mmol)および炭酸水素ナトリウム(14.0g、167mmol)を加えた。その後、0℃〜15℃で5%次亜塩素酸ナトリウム水溶液(1.15L、833mmol)を2.5時間で滴下した。5℃で45分間撹拌し、亜硫酸ナトリウム(35g)を加えた。反応混合物を酢酸エチルで洗浄した。得られた水層に、濃塩酸を加えた。析出した白色の固体を濾取し、減圧下乾燥して、化合物48(20.0g、収率35%)を得た。
工程3
化合物48(19.4g、114mmol)のエタノール(80mL)溶液に、室温で3−クロロ−4−フルオロベンジルアミン(20g、125mmol)および2mol/L 水酸化ナトリウム水溶液(80mL、160mmol)を加え、90℃で1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、水を加え、クロロホルムで洗浄した。得られた水層に、2mol/L 塩酸を加えた。析出した黄色の固体を濾取し、減圧下乾燥して、化合物49(18.6g、収率52%)を得た。
1H-NMR(d
6-DMSO)δ:3.72 (s, 3H), 5.51 (s, 2H), 6.67 (s, 1H), 7.18 (ddd, J = 8.5, 4.5, 1.8Hz, 1H), 7.42 (dd, J = 9.0, 8.5Hz, 1H), 7.46 (dd, J = 7.0, 1.8Hz, 1H), 7.78 (s, 1H).
工程4
化合物49(6.00g、114mmol)のジメチルスルホキシド(40mL)溶液に、室温でヨウ素(5.86g、23.1mmol)を加え、120℃で3時間撹拌した。放冷後、反応液に5%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール)により精製して、化合物50(3.10g、収率39%)を無色泡状物質として得た。
1H-NMR(d
6-DMSO)δ:3.65 (s, 3H), 5.36 (s, 2H), 6.77 (s, 1H), 7.11 (ddd, J = 8.5, 4.5, 2.3Hz, 1H), 7.43 (dd, J = 7.0, 2.3Hz, 1H), 7.45 (dd, J = 9.0, 8.5Hz, 1H), 7.88 (s, 1H).
工程5
化合物50(100mg、0.254mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)溶液に、室温で化合物14(50mg、0.279mmol)、Xantphos(29mg、0.051mmol)、酢酸パラジウム(8.6mg、0.038mmol)および炭酸セシウム(207mg、0.635mmol)を加え、80℃で5時間撹拌した。放冷後、反応液を飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール)により精製して、化合物I−0033(60mg、収率53%)を無色固体として得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:2.05 (s, 3H), 2.80 (s, 3H), 3.79 (s, 3H), 5.04 (s, 2H), 5.37 (s, 1H), 5.83 (s, 1H), 6.81 (s, 1H), 7.05 (m, 1H), 7.20 (dd, J = 8.5, 8.5Hz, 1H), 7.25 (m, 1H), 7.29 (m, 1H), 7.72 (s, 1H).
【実施例30】
【0266】
化合物I−1118の合成
【化130】
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工程1
化合物51(900mg、5.35mmol)をアセトニトリル(10mL)に溶解し、フッ化銀(II)(2.34g、16.06mmol)を加え、室温で1.5時間激しく撹拌した。反応液を50℃に昇温し、3時間激しく撹拌した。フッ化銀(II)(1.56g、10.70mmol)を追加し、50℃で2.5時間激しく撹拌した。さらに、フッ化銀(II)(0.78g、5.35mmol)を追加し、50℃で2時間激しく撹拌した。氷冷下、反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。不溶物を濾過し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)で精製して、化合物52(374mg、収率38%)を得た。
LC−MS(分析条件[3]):RT=1.60、187[M+H]
+
工程2
化合物52(370mg、1.98mmol)をメタノール(3mL)に溶解し、10%パラジウム−炭素(50%含水品 423mg、0.199mmol)を加え、1気圧水素気流下、室温で52時間撹拌した。反応液をセライトにて濾過し、溶媒を減圧留去して、化合物53の粗生成物(267mg、収率77%)を得た。
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 2.09 (s, 3H), 3.74 (s, 3H), 4.94 (s, 2H), 6.86 (d, 1H)
工程3
化合物3の粗生成物(50mg、0.32mmol)をジオキサン(1mL)に溶解し、2‐クロロ−1−(3,5−ジフルオロベンジル)−5−フルオロピリミジン−4(1H)−オン(88mg、0.32mmol)を加え、マイクロウェーブ照射下、130℃で15分間撹拌した。反応液に水を加え、析出した固体を濾過した。得られた固体に酢酸エチルを加えた。析出した固体を濾取した後、乾燥して、化合物I−1118(43.1mg、収率34%)を得た。
LC−MS(分析条件[2]):RT=1.47、395[M+H]
+
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 8.82(10.70) (1H, s), 8.09 (1H, s), 7.45(7.11) (1H, s), 7.24 (1H, brs), 7.11 (2H, d, J = 5.0 Hz), 5.20 (2H, brs), 3.81 (3H, s), 1.90 (3H, s).
【実施例31】
【0267】
化合物I−1138の合成
【化131】
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工程1
化合物54(2g、14.1mmol)を塩化ホスホリル(2.62mL、28.1mmol)に溶解した。氷冷下、DIEA(2.46mL、14.1mmol)を加え、125℃で5時間撹拌した。氷浴中、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム)により精製して、化合物55(2.42g、収率87%)を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 4.58 (s, 2H), 8.61 (s, 1H).
工程2
化合物55(2.42g、12.3mmol)をメタノール(24.2mL)に溶解した。氷冷下、NaOMe(28%MeOH溶液、2.37g、12.26mmol)をゆっくり加え、5時間撹拌した。氷冷下,反応液に10%クエン酸を加え、反応液を酸性にし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−n−ヘキサン)により精製して、化合物56(1.41g、収率59%)を得た。
工程3
化合物56(1.41g、7.30mmol)をテトラヒドロフラン(14.1mL)に溶解した。2mol/L 水酸化ナトリウム水溶液(7.30mL、14.6mmol)を加え、8時間撹拌した。氷冷下,反応液に2mol/L 塩酸水溶液を加え、反応液を酸性にした。NaClを飽和するまで加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた固体を酢酸エチル:n−ヘキサン=1:1溶媒で洗浄し、化合物57(0.75g、収率58%)を得た。
工程4
化合物57(0.75g、4.30mmol)をジクロロメタン(7.50mL)に溶解した。DIEA(1.05mL、6.01mmol)を加え、15時間撹拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−n−ヘキサン)により精製して、化合物58(0.361mg、収率26%)を得た。
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 3.34 (m, 3H), 4.16 (s, 2H), 5.31 (s, 2H), 7.34 (dd, J = 6.8 Hz, 2H), 7.97 (s, 1H).
工程5
化合物58(70.0mg、0.22mmol)および化合物59(39.0mg、0.286mmol)をジオキサン(2mL)に溶解した。80℃で、1.5時間撹拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−n−ヘキサン)により精製して、化合物I−1138(25.1mg、収率27%)を得た。
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 1.90 (s, 3H), 3.42 (s, 3H), 3.77 (s, 3H), 4.16 (s, 2H), 4.99 (s, 2H), 6.29 (s, 1H), 6.58 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.05 (dd, J = 6.8 Hz, 2H), 7.10 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.26 (s, 1H), 7.58 (s, 1H).
【実施例32】
【0268】
化合物I−1153の合成
【化132】
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工程1
化合物60(2.00g、12.4mmol)をエタノール(20mL)に溶解した。アセト酢酸エチルエステル(1.60mL、12.4mmol)およびパラトルエンスルホン酸(0.24g、0.12mmol)を加え、室温で3.5時間撹拌した。溶媒を減圧留去し、水および炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた淡茶色の油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)により精製して、化合物61(2.00g、収率59%)を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 1.27 (t, J = 5.4 Hz, 3H), 1.87 (s, 3H), 4.12 (q, J = 5.4 Hz, 2H), 4.36 (d, J = 5.1 Hz, 2H), 4.59 (s, 1H), 6.89 (m, 2H), 8.95 (br s, 1H).
工程2
化合物61(2.00g、7.32mmol)およびトリメチルシリルイソチオシアネート(10.32mL、73.20mmol)を150℃で1.5時間撹拌した。反応液を室温に冷却し、ジエチルエーテル(10mL)を加えた。得られた固体を濾取し、化合物62(1.53g、収率73%)を得た。
1H-NMR (DMSO-D
6) δ: 2.16 (s, 3H), 5.67 (s, 2H), 5.96 (s, 1H), 7.18-7.25 (m, 2H), 12.72 (s, 1H).
工程3
化合物62(1.00g、3.49mmol)をアセトニトリル(10mL)に溶解した。DIEA(1.22mL、6.99mmol)およびヨウ化メチル(1.09mL、17.47mmol)を加え、50℃で1.5時間撹拌した。反応液を氷水に注ぎ、5%クエン酸水溶液で酸性にし、酢酸エチルで抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液および水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた固体をヘキサン−酢酸エチルにより固化し、化合物63(0.66g、収率63%)を得た。
1H-NMR (DMSO-D
6) δ: 2.15 (s, 3H), 2.45 (s, 3H), 5.25 (s, 2H), 5.90 (s, 1H), 7.12-7.20 (m, 2H).
工程4
化合物63(100mg、0.33mmol)をプロピオン酸(1mL)に溶解した。4,5−ジメトキシ−2−メチルアニリン(223mg、1.33mmol)を加え、150℃で30分撹拌した。反応液を氷水に注ぎ、炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル)により精製した。得られた残渣を酢酸エチル−ヘキサンで固化し、化合物5(66mg、収率47%)を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 1.91 (s, 3H), 2.20 (s, 3H), 3.81 (s, 3H), 3.85 (s, 3H), 5.24 (br s, 2H), 5.38 (s, 1H), 6.26 (s, 1H), 6.70 (s, 1H), 6.50-6.85 (m, 2H), 7.52 (br s, 1H).
【実施例33】
【0269】
化合物I−1248の合成
【化133】
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工程1
化合物67(100mg、0.465mmol)をジクロロメタン(0.5mL)に溶解した。化合物65(0.082mL、0.604mmol)およびDIEA(0.105mL、0.604mmol)を加え、4時間撹拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣を酢酸エチルで固化し、化合物68(113mg、収率67%)を得た。
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 1.40 (t, J = 6.8 Hz, 3H), 2.61 (m, 3H), 4.44 (q, J = 5.6, 13.6 Hz, 2H), 5.17 (s, 2H), 7.01 (dd, J = 6.8 Hz, 2H), 7.27 (s, 1H).
工程2
化合物68(150mg、0.415mmol)を酢酸(0.75mL)に溶解した。4,5−ジメトキシ−2−メチルアニリン(84mg、0.501mmol)を加え、100℃で3時間撹拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−n−ヘキサン)により精製して、化合物I−1252(112mg、収率56%)を得た。
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 1.24 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.98 (s, 3H), 3.69 (s, 3H), 3.74 (s, 3H), 4.26 (q, J = 6.8, 14.0 Hz, 2H), 5.37 (s, 2H), 6.76 (s, 1H), 6.83 (s, 1H), 7.36 (dd, J = 6.8 Hz, 2H), 9.05 (s, 1H).
工程3
化合物I−1252(200mg、0.418mmol)をテトラヒドロフラン(1mL)に溶解した。4mol/L 水酸化リチウム水溶液(146mL、0.585mmol)を加え、30分撹拌した。反応溶液にジエチルエーテルを加え、抽出した。水層に5%クエン酸を加え、酸性にし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣を酢酸エチルで洗浄し、化合物I−1251(169mg、収率89%)を得た。
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 1.89 (s, 3H), 3.69 (s, 3H), 3.75 (s, 3H), 5.50 (s, 2H), 6.75 (s, 1H), 6.85 (s, 1H), 7.39 (dd, J = 7.6 Hz, 2H), 9.41 (br, 1H), 14.9 (br, 1H).
工程4
化合物I−1251(650mg、1.44mmol)をテトラヒドロフラン(6.5mL)に溶解した。トリエチルアミン(0.30mL、2.17mmol)、クロロギ酸エチル(0.206mL、2.17mmol)を加え、室温で30分撹拌し、不溶物を濾過した。氷冷下、濾液を水素化ホウ素ナトリウム水溶液(水素化ホウ素ナトリウム(82mg、2.17mmol)および水(6.5mL)の混合物)に加え、1時間撹拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−n−ヘキサン)により精製して、化合物I−1256(332mg、収率52%)を得た。
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 1.88 (s, 3H), 3.69 (s, 3H), 3.75 (s, 3H), 4.03 (d, J = 6.4 Hz, 2H), 4.98 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 5.33 (s, 2H), 6.73 (s, 1H), 6.82 (s, 1H), 7.34 (dd, J = 7.2 Hz, 2H), 8.74 (s, 1H).
工程5
化合物I−1256(51mg、0.117mmol)をジクロロメタン(0.510mL)に溶解した。三フッ化N,N−ジエチルアミノ硫黄(18.5μL、0.14mmol)を加え、室温で30分撹拌した。氷冷下、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液を加え、撹拌した。酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−n−ヘキサン)により精製して、化合物I−1248(17mg、収率33%)を得た。
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 1.90 (s, 3H), 3.70 (s, 3H), 3.75 (s, 3H), 5.33 (s, 2H), 6.75 (s, 1H), 6.83 (s, 1H), 7.33 (dd, J = 8.0 Hz, 2H), 7.40 (s, 1H), 8.83 (s, 1H).
【実施例34】
【0270】
化合物I−1264の合成
【化134】
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工程1
化合物69(300mg、1.91mmol)をDMF(6mL)に溶解した。N−クロロスクシンイミド(255mg、1.91mmol)を加え、3時間撹拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣を酢酸エチルで固化し、化合物70(321mg、収率87%)を得た。
工程2
化合物70(100mg、0.522mmol)をジクロロメタン(0.5mL)に溶解した。化合物65(132mg、0.574mmol)およびDIEA(0.109mL、0.626mmol)を加え、3時間撹拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−n−ヘキサン)により精製して、化合物71(98mg、収率55%)を得た。
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 1.40 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 3.23 (q, J = 7.2, 14.8 Hz, 2H), 5.07 (s, 2H), 6.99 (dd, J = 6.8 Hz, 2H).
工程3
化合物71(75mg、0.223mmol)を酢酸(0.375mL)に溶解した。4,5−ジメトキシ−2−メチルアニリン(374mg、2.23mmol)を加え、100℃で3時間撹拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−n−ヘキサン)により精製して、化合物I−1264(19.3mg、収率19%)を得た。
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 1.92 (s, 3H), 3.68 (s, 3H), 3.74 (s, 3H), 5.31 (s, 2H), 6.74 (s, 1H), 6.81 (s, 1H), 7.36 (dd, J = 7.2 Hz, 2H), 9.05 (br, 1H).
【実施例35】
【0271】
化合物I−1281の合成
【化135】
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工程1
化合物64(231mg、1.61mmol)をジクロロメタン(2.31mL)に溶解した。化合物65(0.255mL、1.94mmol)およびDIEA(0.423mL、2.42mmol)を加え、3時間撹拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣を酢酸エチルで固化し、化合物66(104mg、収率22%)を得た。
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 2.60 (m, 3H), 5.12 (s, 2H), 7.00 (dd, J = 6.8 Hz, 2H), 7.62 (s, 1H).
工程2
化合物66(830mg、2.75mmol)を酢酸(6.64mL)に溶解した。4,5−ジメトキシ−2−メチルアニリン(2.30g、13.7mmol)を加え、100℃で3時間撹拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣を酢酸エチルで固化し、化合物I−1281(450mg、収率40%)を得た。
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 1.90 (s, 3H), 3.70 (s, 3H), 3.75 (s, 3H), 5.33 (s, 2H), 6.75 (s, 1H), 6.83 (s, 1H), 7.33 (dd, J = 8.0 Hz, 2H), 7.40 (s, 1H), 8.83 (s, 1H).
【実施例36】
【0272】
化合物I−1286の合成
【化136】
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化合物I−0937(100mg、0.342mmol)をジオキサン(2mL)に溶解した。ローソン試薬(180mg、0.444mmol)を加え、100℃で1時間撹拌した。反応溶液にピリジン(541mg、6.83mmol)およびシアナミド(71.8mg、1.709mmol)を加え、60℃で1時間撹拌した。反応液に酢酸エチルおよび1mol/L 塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過した。濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−n−ヘキサン)により精製して、化合物I−1286(25.5mg、収率16%)を得た。
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 2.06 (s, 3H), 2.77 (s, 3H), 5.26 (s, 3H), 7.41 (m, 2H), 7.75 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 9.16 (s, 1H).
【0273】
一般的合成方法および実施例に記載の方法に準じて、以下の化合物を合成した。化学構造式および物性(LC/MSデータまたはNMRスペクトル)を以下に示す。
【表1】
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【0274】
【表2】
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【0275】
【表3】
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【0276】
【表4】
[この文献は図面を表示できません]
【0277】
【表5】
[この文献は図面を表示できません]
【0278】
【表6】
[この文献は図面を表示できません]
【0279】
【表7】
[この文献は図面を表示できません]
【0280】
【表8】
[この文献は図面を表示できません]
【0281】
【表9】
[この文献は図面を表示できません]
【0282】
【表10】
[この文献は図面を表示できません]
【0283】
【表11】
[この文献は図面を表示できません]
【0284】
【表12】
[この文献は図面を表示できません]
【0285】
【表13】
[この文献は図面を表示できません]
【0286】
【表14】
[この文献は図面を表示できません]
【0287】
【表15】
[この文献は図面を表示できません]
【0288】
【表16】
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【0289】
【表17】
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【0290】
【表18】
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【0291】
【表19】
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【0292】
【表20】
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【0293】
【表21】
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【0294】
【表22】
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【0295】
【表23】
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【0296】
【表24】
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【0297】
【表25】
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【0298】
【表26】
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【0299】
【表27】
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【0300】
【表28】
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【0301】
【表29】
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【0302】
【表30】
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【0303】
【表31】
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【0304】
【表32】
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【0305】
【表33】
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【0306】
【表34】
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【0307】
【表35】
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【0308】
【表36】
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【0309】
【表37】
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【0310】
【表38】
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【0311】
【表39】
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【0312】
【表40】
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【0313】
【表41】
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【0314】
【表42】
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【0315】
【表43】
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【0316】
【表44】
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【0317】
【表45】
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【0318】
【表46】
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【0319】
【表47】
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【0320】
【表48】
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【0321】
【表49】
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【0322】
【表50】
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【0323】
【表51】
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【0324】
【表52】
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【0325】
【表53】
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【0326】
【表54】
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【0327】
【表55】
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【0328】
【表56】
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【0329】
【表57】
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【0330】
【表58】
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【0331】
【表59】
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【0332】
【表60】
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【0333】
【表61】
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【0334】
【表62】
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【0335】
【表63】
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【0336】
【表64】
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【0337】
【表65】
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【0338】
【表66】
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【0339】
【表67】
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【0340】
【表68】
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【0341】
【表69】
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【0342】
【表70】
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【0343】
【表71】
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【0344】
【表72】
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【0345】
【表73】
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【0346】
【表74】
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【0347】
【表75】
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【0348】
【表76】
[この文献は図面を表示できません]
【0349】
【表77】
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【0350】
【表78】
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【0351】
【表79】
[この文献は図面を表示できません]
【0352】
【表80】
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【0353】
【表81】
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【0354】
【表82】
[この文献は図面を表示できません]
【0355】
【表83】
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【0356】
【表84】
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【0357】
【表85】
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【0358】
【表86】
[この文献は図面を表示できません]
【0359】
【表87】
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【0360】
【表88】
[この文献は図面を表示できません]
【0361】
【表89】
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【表238】
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【0512】
【表240】
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【0513】
【表241】
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【0514】
【表242】
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【0515】
以下に、本発明化合物に関する生物試験例を記載する。
試験例1: ヒトP2X7受容体阻害活性の評価
ヒトP2X7受容体遺伝子(GenBank登録配列NM_002562.5 ただしT606CとG952Aの一塩基多型を含む)を1321N1細胞に導入して発現させた。ヒトP2X7受容体を安定発現させた1321N1細胞をピュアコートアミン384穴黒透明平底プレート(ファルコン;コーニング社製)に1穴当り8000個になるように播種し、培地(10%ウシ胎児血清、25mM HEPES、1%ペニシリン・ストレプトマイシン混合溶液を含むDMEM(D5796;SIGMA社製))中で37℃、5%二酸化炭素下で1日間培養した。セルウオッシャーELx405(バイオテック社製)を用い、緩衝液(20mM HEPES、55.6mM D−グルコース、HBSS(−)(ライフテクノロジーズ社製#14185−052)を1xに希釈、pH7.4〜7.5に調整)にて洗浄し、1穴当たり20μLの緩衝液で満たした。緩衝液で希釈した最終濃度4μMのYo−Pro(ライフテクノロジーズ社製)を含む蛍光試薬を15μL、自動分注装置Bravo(アジレント社)にて分注した。プレートをカイネティック蛍光測定装置FLIPR TETRA(モレキュラーデバイス社製)に設置し、緩衝液で希釈した最終濃度30μMのBzATP溶液を内蔵の自動分注装置で1穴当り15μL添加し、蛍光強度の測定を開始した。その約8分後に希釈用緩衝液を用いて異なる濃度に希釈した本発明化合物のDMSO溶液を1穴当り15μLずつ内蔵の自動分注装置にて分注し、20分間蛍光強度の測定を継続した。本発明化合物の溶媒であるDMSO溶液を添加した場合の最大蛍光強度の値を阻害0%(陰性対照)、既知阻害剤を添加した場合の最大蛍光強度の値を阻害100%(陽性対照)とし、阻害率の算出は本発明化合物添加直前から20分後までの蛍光強度の最大値と最小値の差によって表される変化量をもとに次式より算出した。
阻害率=(1−(本発明化合物による変化量−陽性対照による変化量)/(陰性対照による変化量−陽性対照による変化量))x100
ロジスティック近似法により阻害50%となる濃度(IC
50)を算出して本発明化合物の阻害活性を評価した。
【0516】
本発明化合物のヒトP2X7受容体阻害活性に関する評価結果を以下の表に示す。
【表243】
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【0517】
上記以外の本発明化合物のヒトP2X7受容体阻害活性に関する評価結果を以下の表に示す。なお、IC
50値は、0nmol/L以上〜10nmol/L未満を「A」、10nmol/L以上〜100nmol/L未満を「B」、100nmol/L以上〜500nmol/L未満を「C」、500nmol/L以上〜1μmol/L未満を「D」とする。
【表244】
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【0518】
【表245】
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【0519】
【表246】
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【0520】
【表247】
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【0521】
【表248】
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【0522】
【表249】
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【0523】
【表250】
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【0524】
試験例2: ラットP2X7受容体阻害活性の評価
ラットP2X7受容体遺伝子(GenBank登録配列NM_019256.1 ただしC586TとC652Aの一塩基多型を含む)を1321N1細胞に導入して発現させる。ラットP2X7受容体を安定発現させた1321N1細胞をTC処理384穴黒透明平底プレート(ファルコン;コーニング社製)に1穴当り10000個になるように播種し、培地(10%ウシ胎児血清、2mM GlutaMax−1、1%ペニシリン・ストレプトマイシン混合溶液を含むDMEM(D6546;SIGMA社製))中で37℃、5%二酸化炭素下で1日間培養する。セルウオッシャーELx405(バイオテック社製)を用い、緩衝液(20mM HEPES、HBSS(+)(ライフテクノロジーズ社製#14065−056)を1xに希釈、pH7.4に調整)にて洗浄し、1穴当たり20μLの緩衝液で満たす。緩衝液で希釈した最終濃度8μMのYo−Pro(ライフテクノロジーズ社製)を含む蛍光試薬を15μL、自動分注装置Bravo(アジレント社)にて分注する。プレートをカイネティック蛍光測定装置FLIPR TETRA(モレキュラーデバイス社製)に設置し、緩衝液で希釈した最終濃度250μMのBzATP溶液を内蔵の自動分注装置で1穴当り15μL添加し、蛍光強度の測定を開始する。その約8分後に希釈用緩衝液を用いて異なる濃度に希釈した本発明化合物のDMSO溶液を1穴当り15μLずつ内蔵の自動分注装置にて分注し、20分間蛍光強度の測定を継続する。本発明化合物の溶媒であるDMSO溶液を添加した場合の最大蛍光強度の値を阻害0%(陰性対照)、既知阻害剤を添加した場合の最大蛍光強度の値を阻害100%(陽性対照)とし、阻害率の算出は本発明化合物添加直前から20分後までの蛍光強度の最大値と最小値の差によって表される変化量をもとに次式より算出する。
阻害率=(1−(本発明化合物による変化量−陽性対照による変化量)/(陰性対照による変化量−陽性対照による変化量))x100
ロジスティック近似法により阻害50%となる濃度(IC
50)を算出して本発明化合物の阻害活性を評価する。
【0525】
試験3−1:Seltzerモデルによる薬効評価
<ラットPartial Sciatic Nerve Ligationモデル(坐骨神経部分結紮モデル)の作製>
ラットをイソフルランにより麻酔し、左足の毛を剃る。大腿上部の皮膚を切開し、筋を割いて坐骨神経を露出させた。坐骨神経の約半分をナイロン糸で強く結紮し、筋および皮膚を縫合する。これを手術側とした。右足については坐骨神経結紮以外の同様の処置を行い、偽手術側とした。
<評価(1)>
手術の2週間後、フォンフライフィラメントにより機械性のアロディニアに対する作用を評価した。手術2週間後、金網上に載せたプラスチック製ケージにラットを入れ、馴化させた。金網側からラットの足裏にフォンフライフィラメント(0.4〜26g)を押し当て、ラットが逃避行動を示し始めるフィラメントの圧値を疼痛閾値とした。左右の後足について疼痛閾値を評価し、処置前の閾値とした。手術後の疼痛閾値が0.6〜2g、かつ偽手術側の疼痛閾値が8〜15gの動物を薬効評価に採用した。なお動物の訓練のために、処置前の疼痛閾値測定前に同様の操作を実施した。採用した動物に本発明化合物を投与した。本発明化合物は乳鉢と乳棒を用いて粉砕し、0.5%メチルセルロース溶液にて0.03〜100mg/2mL/kgになるよう懸濁液、または溶液を調整した。動物には経口ゾンデを用い経口投与した。投与1〜7時間後、左右後足の疼痛閾値を評価し、処置後の疼痛閾値とした。下記の方法により%reversal値を算出し、化合物の鎮痛効果として比較した。
%reversal値=(手術側処置後の疼痛閾値の対数−手術側処置前の疼痛閾値の対数)/(偽手術側処置前の疼痛閾値の対数−手術側処置前の疼痛閾値の対数)×100
上記評価(1)における本発明化合物の、3mg/kgの経口投与3時間後における鎮痛作用を%reversalとして以下に示す。
化合物I−0005:45%reversal
化合物I−0006:49%reversal
化合物I−0354:51%reversal
化合物I−0372:64%reversal
化合物I−1040:49%reversal
化合物I−1295:51%reversal
化合物I−1296:59%reversal
上記評価(1)における本発明化合物の、3mg/kgの経口投与5時間後における鎮痛作用を%reversalとして以下に示す。
化合物I−0365:55%reversal
化合物I−0702:58%reversal
化合物I−0842:69%reversal
化合物I−0910:45%reversal
化合物I−1041:48%reversal
化合物I−1050:46%reversal
化合物I−1066:63%reversal
化合物I−1108:42%reversal
化合物I−1232:55%reversal
化合物I−1261:54%reversal
化合物I−1281:48%reversal
化合物I−1297:49%reversal
上記評価(1)における本発明化合物の、3mg/kgの経口投与7時間後における鎮痛作用を%reversalとして以下に示す。
化合物I−0707:53%reversal
<評価(2)>
analgesiometer (Randall Selitto)により機械痛覚過敏に対する作用を評価する。手術2週間後、analgesiometerにより1秒当り16 gずつ刺激圧が増加するようにラット後肢を圧迫し、ラットが逃避行動を示した際の圧を疼痛閾値とする。左右の後肢について疼痛閾値を評価し、処置前疼痛閾値とする。手術側の疼痛閾値が60〜90g、かつ偽手術側の疼痛閾値が100〜175gの動物を採用する。なお、動物の訓練のため、処置前疼痛閾値測定前に同様の操作を実施する。採用した動物に本発明化合物を投与する。本発明化合物は乳鉢と乳棒を用いて破砕し、0.5%メチルセルロース液を用いて0.03〜100mg/2mL/kgになるように懸濁液、または溶液を調製し、経口ゾンデを持ち用いて動物に経口投与する。投与1〜5時間後、左右後肢の疼痛閾値を評価し、処置後疼痛閾値とする。下記の方法により%reversal値を計算し、化合物の鎮痛作用を比較する。
%reversal値=(手術側処置後疼痛閾値―手術側処置前疼痛閾値)/( 偽手術側処置前疼痛閾値−手術側処置前疼痛閾値)×100
【0526】
試験3−2:馬尾神経圧迫モデルによる薬効評価
<モデル動物の作製>
モデル動物を作製するため、麻酔下でラットの腰背部を切開し、第4、第5、及び第6腰椎を露出する。第4−5、及び第5−6腰椎椎関節を切開する。椎関節切開口からシリコンラバーを第4、及び第6腰椎脊柱管内に挿入して留置し、切開口を縫合する。
偽手術動物を作製するため、上記の操作からシリコンラバーの挿入、及び留置の操作を除いた手術を施す。
<鎮痛効果の評価>
手術の2週間後、フォンフライフィラメントにより機械性のアロディニアに対する作用を評価する。手術2週間後、金網上に載せたプラスチック製ケージにラットを入れ、馴化させる。金網側からラットの足裏にフォンフライフィラメント(0.4〜26g)を押し当て、ラットが逃避行動を示し始めるフィラメントの圧値を疼痛閾値とする。左右の後足について疼痛閾値を評価し、処置前の閾値とする。両後足について疼痛閾値を評価し、モデル動物の両足の閾値が0.4〜1gのより痛みの強い値を薬物投与前の閾値とする。偽手術群の疼痛閾値が8〜15gの動物を薬効評価に採用する。なお動物の訓練のために、処置前の疼痛閾値測定前に同様の操作を実施する。採用した動物に本発明化合物を投与する。本発明化合物は乳鉢と乳棒を用いて粉砕し、0.5%メチルセルロース溶液にて0.03〜100mg/2mL/kgになるよう懸濁液、または溶液を調整する。動物には経口ゾンデを用い経口投与する。投与1〜5時間後、左右後足の疼痛閾値を評価し、処置後の疼痛閾値とする。下記の方法により%reversal値を算出し、化合物の鎮痛効果として比較する。
【0527】
試験3−3:EAEモデルによる薬効評価
<ラットExperimental Autoimmune Encephalomyelitisモデル(実験的自己免疫性脳脊髄炎モデル)の作製>
ラット(Lewis rat 雌)をイソフルランにより麻酔し、尾根部の背部の毛を剃る。CFA(complete Freund‘s Adjuvant)とMBP(Myelin Basic Protein)のsaline溶液を1:1で混合した1g/Lのエマルジョンを調整し、ラット尾根部の背部皮下に100uL投与することで免疫する。これを処置群とする。MBPを含まないsalineを用いてCFAとのエマルジョンを作製し、同様の処置を行い、これを偽処置群とする。
<評価>
免疫の3週間後、フォンフライフィラメントにより機械性のアロディニアに対する作用を評価する。免疫3週間後、金網上に載せたプラスチック製ケージにラットを入れ、馴化させる。金網側からラットの足裏にフォンフライフィラメント(0.4〜26g)を押し当て、ラットが逃避行動を示し始めるフィラメントの圧値を疼痛閾値とする。両後足について疼痛閾値を評価し、処置群の両足の閾値が4g以下でかつ、0.6〜2gのより痛みの強い値を薬物投与前の閾値とする。偽処置群の疼痛閾値が6〜15gの動物を薬効評価に採用する。なお動物の訓練のために、薬物投与前の疼痛閾値測定前に同様の操作を実施する。採用した動物に本発明化合物を投与する。本発明化合物は乳鉢と乳棒を用いて粉砕し、0.5%メチルセルロース溶液にて0.03〜100mg/2mL/kgになるよう懸濁液、または溶液を調整する。動物には経口ゾンデを用い経口投与する。投与1〜5時間後、後足の疼痛閾値を評価し、薬物投与後の疼痛閾値とする。下記の方法により%reversal値を算出し、化合物の鎮痛効果として比較する。
%reversal値=(処置群薬物投与後の疼痛閾値の対数−処置群薬物投与前の疼痛閾値の対数)/(偽処置側薬物投与前の疼痛閾値の対数−処置群薬物投与前の疼痛閾値の対数)×100
【0528】
P2X7受容体に対する阻害活性は、British Journal of Pharmacology (2013) 170 624−640に記載の評価方法を用いることによっても、評価することが可能である。
【0529】
試験例4:CYP阻害試験
市販のプールドヒト肝ミクロソームを用いて、ヒト主要CYP5分子種(CYP1A2、2C9、2C19、2D6、3A4)の典型的基質代謝反応として7−エトキシレゾルフィンのO−脱エチル化(CYP1A2)、トルブタミドのメチル−水酸化(CYP2C9)、メフェニトインの4’−水酸化(CYP2C19)、デキストロメトルファンのO脱メチル化(CYP2D6)、テルフェナジンの水酸化(CYP3A4)を指標とし、それぞれの代謝物生成量が本発明化合物によって阻害される程度を評価する。
【0530】
反応条件は以下のとおり:基質、0.5μmol/L エトキシレゾルフィン(CYP1A2)、100μmol/L トルブタミド(CYP2C9)、50μmol/L S−メフェニトイン(CYP2C19)、5μmol/L デキストロメトルファン(CYP2D6)、1μmol/L テルフェナジン(CYP3A4);反応時間、15分;反応温度、37℃;酵素、プールドヒト肝ミクロソーム0.2mg タンパク質/mL;本発明化合物濃度、1、5、10、20μmol/L(4点)。
【0531】
96穴プレートに反応溶液として、50mmol/L Hepes緩衝液中に各5種の基質、ヒト肝ミクロソーム、本発明化合物を上記組成で加え、補酵素であるNADPHを添加して、指標とする代謝反応を開始する。37℃、15分間反応した後、メタノール/アセトニトリル=1/1(V/V)溶液を添加することで反応を停止する。3000rpm、15分間の遠心後、遠心上清中のレゾルフィン(CYP1A2代謝物)を蛍光マルチラベルカウンタまたはLC/MS/MSで定量し、トルブタミド水酸化体(CYP2C9代謝物)、メフェニトイン4’水酸化体(CYP2C19代謝物)、デキストロルファン(CYP2D6代謝物)、テルフェナジンアルコール体(CYP3A4代謝物)をLC/MS/MSで定量する。
【0532】
薬物を溶解した溶媒であるDMSOのみを反応系に添加したものをコントロール(100%)とし、残存活性(%)を算出し、濃度と抑制率を用いて、ロジスティックモデルによる逆推定によりIC
50を算出する。
【0533】
試験例5−1:CYP3A4蛍光MBI試験
CYP3A4蛍光MBI試験は、代謝反応による本発明化合物のCYP3A4阻害の増強を調べる試験である。CYP3A4酵素(大腸菌発現酵素)により7−ベンジルオキシトリフルオロメチルクマリン(7−BFC)が脱ベンジル化されて、蛍光を発する代謝物7−ハイドロキシトリフルオロメチルクマリン(7−HFC)が生じる。7−HFC生成反応を指標としてCYP3A4阻害を評価する。
【0534】
反応条件は以下のとおり:基質、5.6μmol/L 7−BFC;プレ反応時間、0または30分;反応時間、15分;反応温度、25℃(室温);CYP3A4含量(大腸菌発現酵素)、プレ反応時62.5pmol/mL、反応時6.25pmol/mL(10倍希釈時);本発明化合物濃度、0.625、1.25、2.5、5、10、20μmol/L(6点)。
【0535】
96穴プレートにプレ反応液としてK−Pi緩衝液(pH7.4)中に酵素、本発明化合物溶液を上記のプレ反応の組成で加え、別の96穴プレートに基質とK−Pi緩衝液で1/10希釈されるようにその一部を移行し、補酵素であるNADPHを添加して指標とする反応を開始し(プレ反応無)、所定の時間反応後、アセトニトリル/0.5mol/L Tris(トリスヒドロキシアミノメタン)=4/1(V/V)を加えることによって反応を停止する。また残りのプレ反応液にもNADPHを添加しプレ反応を開始し(プレ反応有)、所定時間プレ反応後、別のプレートに基質とK−Pi緩衝液で1/10希釈されるように一部を移行し指標とする反応を開始する。所定の時間反応後、アセトニトリル/0.5mol/L Tris(トリスヒドロキシアミノメタン)=4/1(V/V)を加えることによって反応を停止する。それぞれの指標反応を行ったプレートを蛍光プレートリーダーで代謝物である7−HFCの蛍光値を測定する。(Ex=420nm、Em=535nm)
【0536】
本発明化合物を溶解した溶媒であるDMSOのみを反応系に添加したものをコントロール(100%)とし、本発明化合物をそれぞれの濃度添加したときの残存活性(%)を算出し、濃度と抑制率を用いて、ロジスティックモデルによる逆推定によりIC
50を算出する。IC
50値の差が5μmol/L以上の場合を(+)とし、3μmol/L以下の場合を(−)とする。
【0537】
試験例5−2:CYP3A4(MDZ)MBI試験
本発明化合物のCYP3A4阻害に関して代謝反応による増強からMechanism based inhibition(MBI)能を評価する試験である。プールドヒト肝ミクロソームを用いてミダゾラム(MDZ)の1−水酸化反応を指標としてCYP3A4阻害を評価する。
【0538】
反応条件は以下のとおり:基質、10μmol/L MDZ;プレ反応時間、0または30分;反応時間、2分;反応温度、37℃;プールドヒト肝ミクロソーム、プレ反応時0.5mg/mL、反応時0.05mg/mL(10倍希釈時);本発明化合物プレ反応時の濃度、1、5、10、20μmol/L(4点)。
【0539】
96穴プレートにプレ反応液としてK−Pi緩衝液(pH7.4)中にプールドヒト肝ミクロソーム、本発明化合物溶液を上記のプレ反応の組成で加え、別の96穴プレートに基質とK−Pi緩衝液で1/10希釈されるようにその一部を移行し、補酵素であるNADPHを添加して指標とする反応を開始し(プレ反応無)、所定の時間反応後、メタノール/アセトニトリル=1/1(V/V)溶液を加えることによって反応を停止する。また残りのプレ反応液にもNADPHを添加しプレ反応を開始し(プレ反応有)、所定時間プレ反応後、別のプレートに基質とK−Pi緩衝液で1/10希釈されるように一部を移行し指標とする反応を開始する。所定の時間反応後、メタノール/アセトニトリル=1/1(V/V)溶液を加えることによって反応を停止する。それぞれの指標反応を行ったプレートを3000rpm、15分間の遠心後、遠心上清中の1−水酸化ミダゾラム をLC/MS/MSで定量する。
【0540】
本発明化合物を溶解した溶媒であるDMSOのみを反応系に添加したものをコントロール(100%)とし、本発明化合物をそれぞれの濃度添加したときの残存活性(%)を算出し、濃度と阻害率を用いて、ロジスティックモデルによる逆推定によりICを算出する。Preincubataion 0minのIC/Preincubataion 30minのICをShifted IC値とし,Shifted ICが1.5以上であればPositiveとし、Shifted ICが1.0以下であればNegativeとする。
【0541】
試験例6:BA試験
経口吸収性の検討実験材料と方法
(1)使用動物:マウスあるいはラットを使用する。
(2)飼育条件:マウスあるいはラットは、固形飼料および滅菌水道水を自由摂取させる。
(3)投与量、群分けの設定:所定の投与量で経口投与および静脈内投与する。以下のように群を設定する。(化合物ごとで投与量は変更有)
経口投与 1〜30mg/kg(n=2〜3)
静脈内投与 0.5〜10mg/kg(n=2〜3)
(4)投与液の調製:経口投与は溶液または懸濁液として投与する。静脈内投与は可溶化して投与する。
(5)投与方法:経口投与は、経口ゾンデにより強制的に胃内に投与する。静脈内投与は、注射針を付けたシリンジにより尾静脈から投与する。
(6)評価項目:経時的に採血し、血漿中本発明化合物濃度をLC/MS/MSを用いて測定する。
(7)統計解析:血漿中本発明化合物濃度推移について、非線形最小二乗法プログラムWinNonlin(登録商標)を用いて血漿中濃度‐時間曲線下面積(AUC)を算出し、経口投与群と静脈内投与群の投与量比およびAUC比から本発明化合物のバイオアベイラビリティ(BA)を算出する。
【0542】
試験例7:Fluctuation Ames Test
本発明化合物の変異原性を評価する。
凍結保存しているネズミチフス菌(Salmonella typhimurium TA98株、TA100株)20μLを10mL液体栄養培地(2.5% Oxoid nutrient broth No.2)に接種し37℃にて10時間、振盪前培養した。TA98株は7.70mLの菌液を遠心(2000×g、10分間)して培養液を除去する。7.70mLのMicro F緩衝液(K
2HPO
4:3.5g/L、KH
2PO
4:1g/L、(NH
4)
2SO
4:1g/L、クエン酸三ナトリウム二水和物:0.25g/L、MgSO
4・7H
20:0.1g/L)に菌を懸濁し、120mLのExposure培地(ビオチン:8μg/mL、ヒスチジン:0.2μg/mL、グルコース:8mg/mLを含むMicroF緩衝液)に添加する。TA100株は3.42mL菌液に対しExposure培地130mLに添加し試験菌液を調製する。本発明化合物DMSO溶液(最高用量50mg/mLから2〜3倍公比で数段階希釈)、陰性対照としてDMSO、陽性対照として非代謝活性化条件ではTA98株に対しては50μg/mLの4−ニトロキノリン−1−オキシドDMSO溶液、TA100株に対しては0.25μg/mLの2−(2−フリル)−3−(5−ニトロ−2−フリル)アクリルアミドDMSO溶液、代謝活性化条件ではTA98株に対して40μg/mLの2−アミノアントラセンDMSO溶液、TA100株に対しては20μg/mLの2−アミノアントラセンDMSO溶液それぞれ12μLと試験菌液588μL(代謝活性化条件では試験菌液498μLとS9 mix 90μLの混合液)を混和し、37℃にて90分間、振盪培養する。本発明化合物を曝露した菌液460μLを、Indicator培地(ビオチン:8μg/mL、ヒスチジン:0.2μg/mL、グルコース:8mg/mL、ブロモクレゾールパープル:37.5μg/mLを含むMicroF緩衝液)2300μLに混和し、50μLずつマイクロプレート48ウェル/用量に分注し、37℃にて3日間、静置培養する。アミノ酸(ヒスチジン)合成酵素遺伝子の突然変異によって増殖能を獲得した菌を含むウェルは、pH変化により紫色から黄色に変色するため、1用量あたり48ウェル中の黄色に変色した菌増殖ウェルを計数し、陰性対照群と比較して評価する。変異原性が陰性のものを(−)、陽性のものを(+)として示す。
【0543】
試験例8:hERG試験
本発明化合物の心電
図QT間隔延長リスク評価を目的として、human ether−a−go−go related gene (hERG)チャネルを発現させたCHO細胞を用いて、心室再分極過程に重要な役割を果たす遅延整流K
+電流(I
Kr)への本発明化合物の作用を検討する。
全自動パッチクランプシステム(QPatch;Sophion Bioscience A/S)を用い、ホールセルパッチクランプ法により、細胞を−80mVの膜電位に保持し、−50mVのリーク電位を与えた後、+20mVの脱分極刺激を2秒間、さらに−50mVの再分極刺激を2秒間与えた際に誘発されるI
Krを記録する。発生する電流が安定した後、本発明化合物を目的の濃度で溶解させた細胞外液(NaCl:145 mmol/L、KCl:4 mmol/L、CaCl
2:2 mmol/L、MgCl
2:1 mmol/L、グルコース:10 mmol/L、HEPES(4−(2−hydroxyethyl)−1−piperazineethanesulfonic acid、4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジンエタンスルホン酸):10mmol/L、pH=7.4)を室温条件下で、10分間細胞に適用させる。得られたI
Krから、解析ソフト(Falster Patch;Sophion Bioscience A/S)を使用して、保持膜電位における電流値を基準に最大テール電流の絶対値を計測する。さらに、本発明化合物適用前の最大テール電流に対する阻害率を算出し、媒体適用群(0.1%ジメチルスルホキシド溶液)と比較して、本発明化合物のI
Krへの影響を評価する。
【0544】
試験例9:溶解性試験
本発明化合物の溶解度は、1%DMSO添加条件下で決定する。DMSOにて10mmol/L化合物溶液を調製する。本発明化合物溶液2μLをそれぞれJP−1液、JP−2液198μLに添加するか、または本発明化合物溶液6μLをそれぞれJP−1液、JP−2液594μLに添加する。25℃で16時間静置(条件1)、または室温で1時間振盪させた(条件2)後、混液を吸引濾過する。濾液をメタノール/水=1/1(V/V)またはアセトニトリル/メタノール/水=1/1/2(V/V/V)にて10または100倍希釈し、絶対検量線法によりLC/MSまたは固相抽出(SPE)/MSを用いて濾液中濃度を測定する。
【0545】
JP−1液の組成は、以下の通りである。
塩化ナトリウム2.0g、塩酸7.0mLに水を加えて1000mLとする。
JP−2液の組成は、以下のいずれかである。
組成1. 0.2mol/Lリン酸二水素カリウム試液200mLに0.2mol/L水酸化ナトリウム試液約200mLを加えpH6.8に調整後,水600mLを加える。
組成2. リン酸二水素カリウム3.40gおよび無水リン酸水素二ナトリウム3.55gを水に溶かし1000mLとする。
組成3. リン酸二水素カリウム3.40gおよび無水リン酸水素二ナトリウム3.55gを水に溶かし1000mLとしたもの1容量に水1容量を加える。
【0546】
試験例10:代謝安定性試験
市販のプールドヒト肝ミクロソームと本発明化合物を一定時間反応させ、反応サンプルと未反応サンプルの比較により残存率を算出し、本発明化合物が肝で代謝される程度を評価する。
【0547】
ヒト肝ミクロソーム0.5mgタンパク質/mLを含む0.2mLの緩衝液(50mmol/L Tris−HCl pH7.4、150mmol/L 塩化カリウム、10mmol/L 塩化マグネシウム)中で、1mmol/L NADPH存在下で37℃、0分あるいは30分間反応させる(酸化的反応)。反応後、メタノール/アセトニトリル=1/1(v/v)溶液の100μLに反応液50μLを添加、混合し、3000rpmで15分間遠心する。その遠心上清中の本発明化合物をLC/MS/MSまたは固相抽出(SPE)/MSにて定量し、反応後の本発明化合物の残存量を0分反応時の化合物量を100%として計算する。
【0548】
試験例11:粉末溶解度試験
適当な容器に本発明化合物を適量入れ、各容器にJP−1液(塩化ナトリウム2.0g、塩酸7.0mLに水を加えて1000mLとする)、JP−2液(リン酸二水素カリウム3.40gおよび無水リン酸水素二ナトリウム3.55gを水に溶かし1000mLとしたもの1容量に水1容量を加える)、20mmol/L タウロコール酸ナトリウム(TCA)/JP−2液(TCA1.08gにJP−2液を加え100mLとする)を200μLずつ添加する。試験液添加後に全量溶解した場合には、適宜、本発明化合物を追加する。密閉して37℃で1時間振とう後に濾過し、各濾液100μLにメタノール100μLを添加して2倍希釈を行う。希釈倍率は、必要に応じて変更する。気泡および析出物がないかを確認し、密閉して振とうする。絶対検量線法によりHPLCを用いて本発明化合物を定量する。
【0549】
試験例12:脳移行性試験
ラットに0.5mg/mL/kgの用量で本発明に係る化合物を静脈内投与し、30分後にイソフルラン麻酔下で下大動脈より全採血により放血死させる。
その後、脳を摘出し、蒸留水で20−25%のホモジネートを調製する。
一方、得られた血液は遠心処理後、血漿にする。その後、脳サンプルにはコントロール血漿を、血漿サンプルにはコントロール脳を1:1で添加し、それぞれのサンプルをLC/MS/MSを用いて測定する。得られた測定時のエリア比(脳/血漿)を脳Kp値とする。
【0550】
試験例13:P−gp基質試験
ヒトMDR1発現細胞または親細胞を単層培養したトランスウェル(登録商標、CORNING社)の片側に本発明に係る化合物を添加し、一定時間反応させる。MDR1発現細胞と親細胞についてApical側からBasolateral側方向(A→B)とBasolateral側からApical側方向(B→A)の膜透過係数を算出し,MDR1発現細胞と親細胞のEfflux Ratio(ER;B→AとA→Bの膜透過係数の比)値を算出する.MDR1発現細胞と親細胞のEfflux Ratio(ER値)を比較し、本発明化合物がP−gp基質であるか否かを判断する。
【0551】
試験例14:mdr1a(−/−)B6マウスP−gp基質試験
使用動物
mdr1a(−/−)B6マウス(ノックアウトマウス)またはC57BL/6Jマウス(野生マウス)
方法
1.マウスは、固形飼料および滅菌水道水を自由摂取させる。
2.本発明化合物は3匹の動物に各時点で投与し、血液及び脳サンプルは投与後の所定時点(例:15分、30分、1時間、2時間、4時間、6時間、8時間または24時間)で採取する。血液(0.3〜0.7mL)は血液凝固防止剤(EDTAおよびヘパリン)を含むシリンジで採取する。血液及び脳サンプルは直ちに氷冷する。
3.血液サンプルは遠心分離(1780xg、10分間)により細胞を除去し、血漿を得る。その後、血漿サンプルをチューブに移し、−70℃で保存する。
4.脳サンプルは組織重量:蒸留水重量比=1:3でホモジナイズし、チューブに移して−70℃で保存する。
5.血漿及び脳サンプルは除タンパクを行い、LC/MS/MSで分析する。測定にはブランク血漿またはブランク脳から作成した検量線を用いて、測定法の真度及び精度の確認を行うためにクオリティーコントロール用サンプルを用いる。
6.血漿および脳内濃度値(ng/mLおよびng/g)は薬物動態パラメーターを求めるための適切な方法、例えばWinNonlin(登録商標)薬物動態解析ソフトウェアプログラムで解析する。
解析
Kp;脳/血中濃度比
Kp比=ノックアウトマウス(KO)のKp値/野生マウス(Wild)のKp値
脳AUC/血漿AUCのKO/Wild比
={脳AUC/血漿AUC(KO)}/{脳AUC/血漿AUC(Wild)}
【0552】
製剤例
以下に示す製剤例は例示にすぎないものであり、発明の範囲を何ら限定することを意図するものではない。
製剤例1: 錠剤
本発明化合物、乳糖およびステアリン酸カルシウムを混合し、破砕造粒して乾燥し、適当な大きさの顆粒剤とする。次にステアリン酸カルシウムを添加して圧縮成形して錠剤とする。
【0553】
製剤例2: カプセル剤
本発明化合物、乳糖およびステアリン酸カルシウムを均一に混合して粉末または細粒状として散剤をつくる。それをカプセル容器に充填してカプセル剤とする。
【0554】
製剤例3: 顆粒剤
本発明化合物、乳糖およびステアリン酸カルシウムを均一に混合し、圧縮成型した後、粉砕、整粒し、篩別して適当な大きさの顆粒剤とする。
【0555】
製剤例4: 口腔内崩壊錠
本発明化合物および結晶セルロースを混合し、造粒後打錠して口腔内崩壊錠とする。
【0556】
製剤例5: ドライシロップ
本発明化合物および乳糖を混合し、粉砕、整粒、篩別して適当な大きさのドライシロップとする。
【0557】
製剤例6: 注射剤
本発明化合物およびリン酸緩衝液を混合し、注射剤とする。
【0558】
製剤例7: 点滴剤
本発明化合物およびリン酸緩衝液を混合し、点滴剤とする。
【0559】
製剤例8: 吸入剤
本発明化合物および乳糖を混合し細かく粉砕することにより、吸入剤とする。
【0560】
製剤例9: 軟膏剤
本発明化合物およびワセリンを混合し、軟膏剤とする。
【0561】
製剤例10: 貼付剤
本発明化合物および粘着プラスターなどの基剤を混合し、貼付剤とする。