特許第6358959号(P6358959)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6358959常用冗長リンクを備えた階層ネットワーク
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6358959
(24)【登録日】2018年6月29日
(45)【発行日】2018年7月18日
(54)【発明の名称】常用冗長リンクを備えた階層ネットワーク
(51)【国際特許分類】
   H04L 12/711 20130101AFI20180709BHJP
   H04L 12/751 20130101ALI20180709BHJP
   H04L 12/715 20130101ALI20180709BHJP
【FI】
   H04L12/711
   H04L12/751
   H04L12/715
【請求項の数】6
【全頁数】25
(21)【出願番号】特願2014-555679(P2014-555679)
(86)(22)【出願日】2013年1月30日
(65)【公表番号】特表2015-509351(P2015-509351A)
(43)【公表日】2015年3月26日
(86)【国際出願番号】US2013023920
(87)【国際公開番号】WO2013116384
(87)【国際公開日】20130808
【審査請求日】2016年1月28日
(31)【優先権主張番号】61/592,364
(32)【優先日】2012年1月30日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】396008347
【氏名又は名称】アライドテレシスホールディングス株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】508082256
【氏名又は名称】アライド テレシス インコーポレーテッド
(73)【特許権者】
【識別番号】315001316
【氏名又は名称】キャンベル, グレアム
(74)【代理人】
【識別番号】100089026
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 高明
(72)【発明者】
【氏名】キャンベル, グレアム
【審査官】 玉木 宏治
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−008629(JP,A)
【文献】 特開2009−232412(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0061231(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2004/0184441(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0019534(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0059816(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 12/00−955
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークの中の、装置を備えたコアドメインと、
前記ネットワークの内部に形成された複数のドメインを備えたシステムであって、
前記複数のドメインのうちのそれぞれのドメインは、少なくとも1つの装置を備え、前記コアドメインおよび前記複数のドメインは、前記ネットワークの中における2つの装置どうしの間に少なくとも2つのデータ経路を形成するために、階層構造の中に形成されており、前記コアドメインは、前記階層構造の最上部にあり、
前記親ドメインと前記子ドメインとの問におけるトポロジーが変更されたかどうかが決定され、
親ドメインおよび子ドメインの内部で、前記親ドメインを前記子ドメインへ連結するリンクに関連した状態の変更に応じてデータ・トラフィックフローが更新され、
一方、前記ネットワークの、前記親ドメインおよび前記子ドメイン以外のドメインは、前記データ・トラフィックフローへの前記更新に対して寛容状態のままであり、
前記親ドメインは、前記子ドメインに比較して前記コアドメインにより近い1つの階層レベルであり、前記親ドメインおよび前記子ドメインは、前記ネットワークの内部にあるシステム。
【請求項2】
前記更新を開始させるために、前記親ドメインの内部における装置によってメッセージが生成される請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記メッセージは、前記親ドメインに関連した情報を含み、かつ、前記リンクにおけるデータ・トラフィックフローに関連した情報をさらに含んでいる請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記更新を開始させるために、前記子ドメインの内部における装置によってメッセージが生成される請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記メッセージは、前記子ドメインに関連した情報を含み、かつ、前記リンクにおけるデータ・トラフィックフローに関連した情報をさらに含んでいる請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記リンクを介して接続された前記親ドメインの中における装置と前記子ドメインの中における装置とによってメッセージが生成されるとともに交換され、前記メッセージは、前記親ドメインおよび前記子ドメインに関連した情報を含み、また、前記メッセージは、前記リンクにおけるデータ・トラフィックフローに関連した情報を含み、前記リンクは、前記親ドメインの中における前記装置が前記子ドメインの中における前記装置に比較して前記コアドメインにより近い1つの階層レベルであることの決定に応じて、ダウンリンク接続であるように決定され、前記決定は、前記メッセージに基づいている請求項1に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【関連出願】
【0001】
この出願は、同一の発明者であるグレイム キース キャンベル(Graeme Keith Campbell)によって2012年1月30日に提出された米国仮特許出願61/592,364の利益およびその優先権を主張するものである。
【背景技術】
【0002】
伝統的プロトコル、例えば、スパンニング・ツリー・プロトコル(STP)、高速スパンニング・ツリー・プロトコル(RSTP)、多重スパンニング・ツリー・プロトコル(MSTP)などは、ネットワーク・トポロジーの中における変更への反応が一般に遅い。さらにまた、そのようなプロトコルは一般に、あるノードへの1つの相互接続を除いてすべてをブロック化する。このように、伝統的プロトコルは、トポロジーの変更への反応が遅いだけでなく、利用価値のある相互接続用帯域幅を利用しそこなうこともある。
【0003】
代わりの従来型システム、例えばイーサネット(登録商標)保護切り替えリング(EPSR)は、スパンニング・ツリー・プロトコルに比較すると、トポロジーの変更、例えば、ノード障害、リンク障害などに対してより速く反応することができる。しかしながら、都合の悪いことに、EPSRはリングトポロジーに限定されるため、その適用が制限される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、帯域幅が限定されることなく、すなわち帯域幅がリングトポロジーに限定されることなく、ネットワークの内部におけるトポロジーの変更に迅速に反応するように構成されたネットワークを作り出す必要性が生じている。例えば、データ・フロー・トラフィックをできるだけ迅速に解析して更新することができるとともに、ノードどうし、例えば装置どうしの間のその相互接続リンクを常用状態に維持してトラフィックを搬送することができるネットワークを作り出す必要性が存在している。
【課題を解決するための手段】
【0005】
1つの実施形態によれば、いくつかの装置(また、ノードとも称される)が階層ネットワーク構造の中に形成されている。例えば、一群の装置を互いにグループ化して1つのドメインを形成することができる。階層構造の中に形成された複数のドメインが階層ネットワークを形成する。
【0006】
1つの実施形態によれば、トラフィックフロー・トポロジーは、そのトポロジーが変更された、例えば、リンク障害、リンク稼働などが引き起こされた同一のドメインの内部でだけ更新される。換言すれば、そのネットワークの内部における他のいくつかのドメインでは、そのトラフィックフロー・トポロジーを更新し、それによってトポロジー変更へのそのネットワークの反応性を改善するとともに、ノードどうしの間のすべての相互接続を可能にしてトラフィックを搬送する、という必要はまったくない。1つの実施形態では、トラフィックフロー・トポロジーは、親ドメインおよび子ドメインの2つのドメインを接続するリンクの状態が変更されたとき、例えばリンク障害、リンク稼働、リンク故障、これらのリンクの一方の内部に新しいノードを導入することによるリンク追加などが引き起こされたときにおいてだけ更新される。換言すれば、そのネットワークの内部における他のいくつかのドメインでは、そのトラフィックフロー・トポロジーを更新し、それによってトポロジー変更へのそのネットワークの反応性を改善するとともに、ノードどうしの間のすべての相互接続を可能にしてトラフィックを搬送する、という必要はまったくない。このように、常用リンクとの強固な冗長相互接続のネットワークが形成されるが、それは、ネットワーク・トポロジーの変更に対して迅速に反応するとともに、その相互接続を効率の良い方法で利用するものである。
【0007】
1つの実施形態では、1つの方法には、あるネットワークの中にコアドメインを形成することと、複数の装置をグループ化して、そのネットワークの内部に複数のドメインを形成することとが含まれる。上記コアドメインには装置が含まれているのが好ましい。1つの実施形態によれば、上記コアドメインおよび上記複数のドメインは、このネットワークにおける2つの装置どうしの間に少なくとも2つのデータ経路を形成するために、階層構造の中に形成されている。上記コアドメインは、その階層構造の最上部にあり、また、上記少なくとも2つのデータ経路は、上記少なくとも2つのデータ経路のうちの1つのデータ経路に関連した障害のない上記2つの装置どうしの間でデータを搬送する。1つの実施形態では、上記少なくとも2つのデータ経路のうちの第1データ経路は、上記少なくとも2つのデータ経路のうちの第2データ経路に関連した障害に応じて上記2つの装置どうしの間でデータを搬送する冗長データ経路である。
【0008】
上記障害はリンク障害であるのが好ましい。上記方法には、上記ネットワークの第1ドメインにおける変更に応じて、上記第1ドメインの中でデータ・トラフィックフロー・トポロジーを更新することがさらに含まれていてもよい。上記ネットワークにおける上記第1ドメイン以外のドメインは、上記更新に対して寛容状態のままであるのが好ましい。1つの実施形態によれば、上記変更は2つの装置を上記第1ドメインの中で連結するリンク状態における変更であり、また、ここでの更新は上記第1ドメインの内部における装置によって生成されたメッセージに応じるものである。
【0009】
1つの実施形態では、上記方法には、リンク状態の変更に応じて、上記第1ドメインの中で、さらに上記子ドメインの中で、データ・トラフィックフロー・トポロジーを更新することがさらに含まれており、ここで、上記リンクは、上記ネットワークの第1ドメインをその子ドメインへ接続する。この子ドメインは、上記第1ドメインに比較して、上記コアドメインからより遠い1つの階層レベルである。上記ネットワークにおける上記第1ドメイン以外のドメインおよび上記子ドメインは、上記更新に対して寛容状態のままであるのが好ましい。
【0010】
上記更新は、上記親ドメインの中におけるかあるいは上記子ドメインの中における装置によって生成されたメッセージに応じて行うことができる。上記ネットワークの内部における任意の子ドメインは、そのネットワークの中における1つの親ドメインからだけデータを受け取ることが好ましく、また、親ドメインは、上記子ドメインに比較して、上記コアドメインにより近い1つの階層レベルであるのが好ましい。
【0011】
上記方法には、同一のドメインの中でグループ化された装置どうしの間で装置情報を伝達することと、それぞれの親ドメインおよびそれぞれの子ドメインの間でドメイン情報を伝達することとがさらに含まれていてもよい。この装置情報には、上記同一のドメインの内部における装置についての情報と、上記同一のドメインの中でグループ化された装置どうしを互いに連結するリンクとが含まれている。上記ネットワークの内部におけるそれぞれの親ドメインおよび子ドメイン以外のドメインは、上記ドメイン情報に対して寛容状態のままであるのが好ましく、ここで、上記親ドメインは、上記子ドメインに比較して、上記コアドメインにより近いただ1つの階層レベルであるドメインである。
【0012】
1つの実施形態によれば、1つのシステムには、あるネットワークにおける1つのコアドメインと、そのネットワークの内部に形成された複数のドメインとが含まれている。このコアドメインには装置が含まれており、また、複数のドメインのそれぞれのドメインは少なくとも1つの装置を備えている。1つの実施形態によれば、上記コアドメインおよび上記複数のドメインは、上記ネットワークの中における2つの装置どうしの間に少なくとも2つのデータ経路を形成するために、階層構造の中に形成されている。上記コアドメインは、上記階層構造の最上部にあるのが好ましい。1つの実施形態では、データ・トラフィックフローは、トポロジーの変更が引き起こされるドメインの内部で更新され、一方、上記ネットワークにおけるそのドメイン以外のドメインは、上記データ・トラフィックフローへの更新に対して寛容状態のままである。
【0013】
上記トポロジーの変更は、一例では、リンク状態の変更である。1つの実施形態によれば、その更新を開始するために、上記トポロジーが変更される上記ドメインの内部における装置によってメッセージが生成される。このメッセージは、上記トポロジーの変更に応じて生成されてもよい。このメッセージには、そのメッセージを生成する装置に関連した情報が含まれていてもよく、また、そのメッセージを生成する装置に連結されたリンクに関連した情報がさらに含まれていてもよい。上記ネットワークの同一のドメインの内部におけるいくつかの装置は、メッセージを連続して交換することが好ましく、ここで、その同一のドメインの内部における送信用装置によって送信されたメッセージには、その送信用装置およびそこへ連結されたリンクに関連した情報が含まれる。上記トポロジーが変更される上記ドメインの内部におけるそれぞれの装置は、上記トポロジーが変更される上記ドメインの内部における他のいくつかの装置と並行してかつ独立して、データ・トラフィックフローを更新することのできるものであるのが好ましい。
【0014】
1つの実施形態では、1つのシステムには、あるネットワークにおける1つのコアドメインと、そのネットワークの内部に形成された複数のドメインとが含まれている。上記コアドメインには装置が備わっており、また、上記複数のドメインのそれぞれのドメインには、少なくとも1つの装置が備わっている。上記コアドメインおよび上記複数のドメインは、上記ネットワークの中における2つの装置どうしの間に少なくとも2つのデータ経路を形成するために、ある階層構造の中に形成されており、ここで、上記コアドメインは、上記階層構造の最上部にある。1つの実施形態によれば、上記データ・トラフィックフローは、ある親ドメインおよびある子ドメインの内部で、上記親ドメインを上記子ドメインへ連結するリンクに関連した状態の変更に応じて更新され、一方、上記ネットワークにおける上記親ドメインおよび上記子ドメイン以外のドメインは、上記データ・トラフィックフローへの更新に対して寛容状態のままである。上記親ドメインは、上記ネットワークの内部における上記子ドメインに比較して、上記コアドメインにより近い1つの階層レベルである。
【0015】
上記更新を開始するために、上記親ドメインの内部における装置によってメッセージを生成することができる。このメッセージには、上記親ドメインに関連した情報が含まれていてもよく、また、上記リンクにおけるデータ・トラフィックフローに関連した情報がさらに含まれていてもよい。上記更新を開始するために、上記子ドメインの内部における装置によってメッセージを生成することもできる。このメッセージには、上記子ドメインに関連した情報が含まれていてもよく、また、上記リンクにおけるデータ・トラフィックフローに関連した情報がさらに含まれていてもよい。
【0016】
1つの実施形態によれば、メッセージは、上記リンクを介して接続された上記親ドメインの中における装置と上記子ドメインの中における装置とによって、生成されるとともに交換される。これらのメッセージには、上記親ドメインおよび上記子ドメインに関連した情報が含まれており、また、ここで、これらのメッセージには、上記リンクにおけるデータ・トラフィックフローに関連した情報が含まれている。上記リンクは、上記親ドメインの中における上記装置が上記子ドメインの中における上記装置に比較して、上記コアドメインにより近い1つの階層レベルであることの決定に応じて、ダウンリンク接続であるように決定されるが、ここで、その決定は上記メッセージに基づいている。
【発明の詳細な説明】
【0017】
添付図面に例示されている、この発明に基づくさまざまな実施形態について、以下、詳しく言及する。この発明はさまざまな実施形態に関連して説明されるが、これらのさまざまな実施形態がこの発明を限定することを意図していない、ということは理解されるであろう。それどころか、この発明は、いくつかの代案、修正、および等価物を取扱範囲に入れることを意図しており、それらは、添付の特許請求の範囲によって解釈されるように、この発明の適用範囲内に含まれてもよい。さらにまた、この発明に従ったさまざまな実施形態についての以下の詳細な説明において、多数の具体的細部が、この発明の完全な理解をもたらすために記載されている。しかしながら、当業者にとっては、この発明をこれらの具体的細部によることなく実施することができる、ということは明らかであろう。他のいくつかの例において、周知の方法、手順、構成要素、および回路は、この発明の側面を過度に不明瞭にすることがないように、詳しくは記載されていない。
【0018】
以下に続く詳細な説明のいくつかの部分は、コンピュータの記憶装置の内部におけるデータビットについての手順、論理ブロック、処理、および他の記号表示に関して示されている。これらの記載および表示は、データ処理およびデータ通信に関する当業者によって、これらの作業の本質を他の当業者へ最も効率的に伝達するために用いられている手段である。この出願では、手順、論理ブロック、処理などが、演算あるいはステップの自己矛盾のないシーケンスであるように、または、所望の結果が導かれる命令であるように、想定されている。これらの演算あるいはステップは、物理量の物理的操作を利用するものである。必ずしも必須ではないものの、通常、これらの量は、記憶し、転送し、結合し、さもなければコンピュータシステムあるいは演算処理装置の中で操作することのできる電気信号あるいは磁気的信号の形態を採る。これらの信号をトランザクション、ビット、値、要素、記号、文字、サンプル、画素などと称することは、主として共同使用の理由のために時には都合がよい、ということが証明されている。
【0019】
しかしながら、これらの専門用語および類似の専門用語はすべて、適切な物理量に関連するようなものであるとともに、これらの量に施された単に都合のよい標示である、ことを念頭に置くべきである。以下の考察から明らかであるとして、そうではないと特に指定しない限り、この開示を通じて、「認証」、「作成」、「生成」、「記憶」、「決定」、「送信」、「受信」、「移送」、「通信」、「接続」、「アクセス」、「関連付け」、「禁止」、「許可」、「構成化」、「起動」、「開始」、「終了」、「終結」、「構成化」、「成形」、「グループ化」、「更新」などのような専門用語を利用する考察は、コンピュータシステムまたは類似した電子演算装置あるいは電子処理装置の動作およびプロセスを意味することが好ましい。このコンピュータシステムまたは類似した電子演算装置は、そのコンピュータシステムの記憶装置の内部における物理(電子的)量として表示されたデータを操作するとともに変換する。
【0020】
このシステムおよび方法は、さまざまなアーキテクチャーおよび環境設定において実施することができる。例えば、このシステムおよび方法は、分散計算環境、クラウド計算環境、クライアントサーバー環境などの一部として実施することができる。この明細書の中に記載されたいくつかの実施形態は、1つ以上のコンピュータ、演算装置、あるいは他の装置によって実行されるプログラムモジュールのようなコンピュータ読取可能な記憶媒体のいくつかの形態に存在している、コンピュータ実行可能命令の一般的コンテキストにおいて考察することができる。一例として、また、限定されない例として、コンピュータ読取可能な記憶媒体には、コンピュータ記憶媒体および通信媒体が含まれている。一般に、プログラムモジュールには、特定のタスクを実行するかあるいは特定の抽象データ型を実施するルーチン、プログラム、オブジェクト、構成要素、データ構造などが含まれる。これらのプログラムモジュールの機能は、さまざまな実施形態において、所望により、結合しあるいは分散することができる。
【0021】
コンピュータ記憶媒体には、コンピュータ読取可能命令、データ構造、プログラムモジュール、あるいは他のデータのような情報の記憶のための任意の方法あるいは技術で実施される揮発性、不揮発性、着脱可能型および着脱不能型の媒体が含まれる。コンピュータ記憶媒体には、ランダム・アクセス・メモリー(RAM)、リード・オンリー・メモリー(ROM)、電気的消去書込み可能なROM(EEPROM)、フラッシュメモリー、あるいは他のメモリー技術、コンパクトディスクROM(CD−ROM)、デジタル多機能ディスク(DVD)あるいは他の光学記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置あるいは他の磁気記憶装置、または所望の情報を記憶するために使用することができるとともに、その情報を検索するためにアクセスすることができる他の任意の媒体が含まれる。
【0022】
通信媒体には、コンピュータ実行可能命令、データ構造、プログラムモジュール、または搬送波あるいは他の移送機構のような変調データ信号の中における他のデータが含まれるとともに、任意の情報配信媒体が含まれる。専門用語「変調データ信号」は、その特性のうちの1つ以上を有している信号かあるいはその信号の中の情報を符号化するような方法で変更された信号を意味している。一例として、また、限定されない例として、通信媒体には、有線ネットワークあるいは直接有線接続のような有線媒体と、音響無線媒体、無線周波数(RF)媒体、赤外無線媒体のような無線媒体および他の無線媒体とが含まれる。上記のものの任意の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能媒体の範囲に含まれる。
【0023】
この明細書の中に記載されたいくつかの実施形態は、ネットワークの内部におけるトポロジー変更に迅速に反応するように構成された階層ネットワーク構造に向けられている。典型的な1つの実施形態では、いくつかの相互接続リンクにわたるトラフィック配信は、それらの相互接続リンクにわたるフローのグループを配信するアルゴリズムに基づいている。トラフィック配信は、それらの相互接続リンクのそれぞれにおけるフローのそれぞれのグループについて転送しかつ/またはブロック化するように設定されていてもよい。
【0024】
この明細書の中に記載されたいくつかの実施形態において、それらの階層ネットワーク構造には、それらのスパンニング・ツリー・プロトコルとは異なり、2つのノードどうしの間における1つのデータ経路を除くすべての経路をブロック化する必要がない、のが好ましい。結果として、すべての相互接続リンクがデータを搬送することのできる利用可能な帯域幅の効率的使用がもたらされる装置どうしの間に、冗長および常用のリンク経路が形成される。
【0025】
1つの実施形態によれば、いくつかの装置(また、ノードとも称される)が階層ネットワーク構造の中に形成される。例えば、ドメインを形成するために、一群の装置が一緒になるようにグループ化されてもよい。階層構造の中に形成された複数のドメインが、コアドメインと称されるネットワーク階層の最上部におけるドメインとともに階層ネットワークを形成する。例えば、あるドメイン(親ドメインと称される)が、上記コアドメイン(子ドメインと称される)からより遠い多数のドメインへ接続されてもよい。上記親ドメインにはさらに親があるのが好ましい。上記コアドメインには少なくとも1つの子ドメインがある。
【0026】
同一のドメインの内部における装置どうしは、相互リンクと称されるいくつかのリンクを介して互いに接続されている。これとは対照的に、親ドメインは、ダウンリンク接続と称される1つ以上のリンクを使用して、子ドメインへ接続されている。同様に、子ドメインは、アップリンク接続と称される1つ以上のリンクを使用して、親ドメインへ接続されている。
【0027】
1つの実施形態によれば、トラフィックフロー・トポロジーは、そのトポロジーが変更されるとき、例えば、リンク障害、リンク稼働、そのドメインへの新しい装置の追加などが引き起こされるときにおいてだけ更新される。換言すれば、トラフィックフロー・トポロジーは、相互リンクへの変更が引き起こされる同一のドメインの内部においてだけ更新される。「リンクが起動する」とは、2つの装置どうしを接続するリンクが常用状態になることを意味するのが好ましく、また、「リンクが機能停止する」とは、そのリンクが機能を抑止されるようになるか、あるいは非常用状態になる時を意味するのが好ましい。結果として、そのトラフィックフローの更新は、上記変更が引き起こされるドメインの内部に含まれ、それによって、そのネットワークの内部における他のいくつかのドメインを更新する必要性を排除することで、そのネットワークの全データフローへの中断時間が減少する。換言すれば、そのネットワークの内部においてトポロジーが変更されるドメイン以外の他の装置およびドメインは、上記更新に対して寛容状態のままであるのが好ましく、また、それらのトラフィックフローを更新することがない。
【0028】
1つの実施形態では、トラフィックフロー・トポロジーは、あるリンクを介して互いに接続された親ドメインおよび子ドメインの中においてだけ更新され、ここで、そのリンク状態は、例えばリンク障害、リンク稼働、リンク故障、これらのリンクの一方の内部に新しいノードを導入することによるリンク追加などが引き起こされたときにおいてだけ変更される。結果として、そのトラフィックフローの更新は、上記親ドメインおよび上記子ドメインに限定され、それによって、そのネットワークの内部における他のいくつかのドメインを更新する必要性を排除することで、そのネットワークの全データフローへの中断時間が減少する。換言すれば、そのネットワークの内部においてリンク状態が変更されるリンクを介して互いに接続された上記親ドメインおよび上記子ドメイン以外の他の装置およびドメインは、上記更新に対して寛容状態のままであり、また、それらのトラフィックフローを更新することがない。従って、トポロジー変更に対する反応性は改善される。
【0029】
さて、図1を参照すると、1つの実施形態による常用冗長リンクを備えた階層ネットワーク100が示されている。この典型的な実施形態において、ネットワーク100には、ドメイン110、120、130、140および150が含まれている。ドメイン110はコアドメインと称されるが、その理由はそれが階層構造の最上部にあるからである。コアドメイン110には、ドメイン120および130を含むi個の子ドメインが含まれている。ドメイン120には、ドメイン140および150を含むいくつかの子ドメインが備わっているのが好ましい。さらにまた、ドメイン130には、いくつかの子ドメイン(示されていない)が備わっているのが好ましい。1つの実施形態によれば、階層ネットワーク100には、コアドメイン110を含む(j+1)個の階層レベルが含まれていてもよい。
【0030】
階層ネットワーク100のそれぞれのドメインには、少なくとも1つの装置が含まれているのが好ましい。例えば、コアドメイン110には、装置A1112〜AN114が含まれていてもよい。同様に、ドメイン120には、装置B1122〜BM124が含まれていてもよい。ドメイン130には、装置C1132〜CO134が含まれていてもよい。ドメイン140には、装置D1142〜DP144が含まれていてもよい。ドメイン150には、装置E1152〜EQ154が含まれていてもよい。N、M、O、P、およびQは、整数であって、それぞれのドメインが任意の数の装置を含んでいてもよいという事実を象徴化している。
【0031】
同一のドメインの中における装置どうしは、少なくとも1つ以上の相互リンクを用いて互いに接続されている。例えば、装置A1112〜AN114は、2つの相互リンク113および115を用いて互いに接続されている。しかしながら、同一のドメインの内部における装置どうしは、任意の数の相互リンクで、かつ、任意の相互リンクトポロジーで接続されてもよい。ドメイン120の中における装置どうしは、相互リンク123および125を用いて互いに接続されている。ドメイン130の中における装置どうしは、相互リンク133を用いて互いに接続されている。ドメイン140の中における装置どうしは、相互リンク143および145を用いて互いに接続されており、また、ドメイン150の中における装置どうしは、相互リンク153および155を用いて互いに接続されている。装置どうしの間における任意数の相互リンクを示すことは、典型的なことであり、また、この発明の適用範囲を限定することを意図していない、のが好ましい。さらにまた、同一のドメインの内部における同一の装置どうしを接続する相互リンク接続は、単一の相互リンク(示されていない)を形成するためにまとめることのできるものであるのが好ましい。
【0032】
1つの実施形態によれば、親/子関係のあるドメインどうしが、少なくとも1つのアップリンク接続を用いるかあるいは少なくとも1つのダウンリンク接続を用いることで、互いに接続されている。例えば、コアドメイン110は、アップリンク/ダウンリンク接続111〜116によってその子ドメイン120へ接続されており、また、それは、アップリンク/ダウンリンク接続117〜118によってその子ドメイン130へ接続されている。アップリンク/ダウンリンク接続の数は、単に典型的なものであって、この発明の適用範囲を限定することを意図していない。さらにまた、親ドメインを子ドメインへ接続する任意のリンクは、アップリンク接続およびダウンリンク接続の両方であってもよい。親ドメインの内部における装置を子ドメインの内部における同一の装置へ接続する2つ以上のアップリンク/ダウンリンク接続は、単一のアップリンク/ダウンリンク接続(示されていない)の中にまとめることのできるものであるのが好ましい。
【0033】
この典型的な実施形態では、ドメイン120は、その子ドメイン、例えばドメイン140および150へ、アップリンク/ダウンリンク接続161、162、163、および164によって接続されている。ドメイン130は、その子ドメイン(示されていない)へ、アップリンク/ダウンリンク接続によって接続されている。
【0034】
ドメイン140および150はまた、他のドメイン(示されていない)に対する親であってもよいのが好ましい。このように、示された上記階層構造は、典型的なものであって、この発明の適用範囲を限定することを意図していない。このネットワークは階層フォーマットに構成されているので、任意のトポロジー変更、例えばドメインの内部におけるトポロジー変更は、そのドメインだけによってアドレス指定することができ、それによって、他のドメインの内部におけるトラフィックフローを更新する必要性がなくなり、結果として、そのネットワークの全データフローへの中断時間が減少する、ということに注目すべきである。さらにまた、このネットワークは階層フォーマットに構成されているので、親ドメインと子ドメインとの間における任意のトポロジー変更は、その親ドメインおよび子ドメインによってアドレス指定することができ、それによって、他のドメインの内部におけるトラフィックフローを更新する必要性がなくなり、結果として、そのネットワークの全データフローへの中断時間が減少する。換言すれば、そのトポロジー変更に関連しない階層ネットワークのドメインは、上記トラフィックフローへの更新に対して寛容状態のままである。さらにまた、その階層構造には、示されたように、任意の2つの装置どうしを接続する多くの相異なる経路が含まれており、それによって、トラフィックを搬送するために用いることのできる冗長性が導入されて、帯域幅効率が改善される。
【0035】
図2A図2Dは、1つの実施形態による常用冗長リンクとこれに続くトポロジー変更とを備えた典型的な階層ネットワークを示している。さて、図2Aを参照すると、1つの典型的な実施形態による常用冗長リンクを備えた階層ネットワーク200Aが示されている。ネットワーク200Aには、ドメイン210、220、230、および240が含まれている。ドメイン210はコアドメインであり、それには2つの子ドメイン220および230がある。ドメイン220は子ドメイン240に対する親ドメインである。
【0036】
コアドメイン210には、相互リンク211および213を用いて互いに接続された2つの装置(ノード)A1212およびA2214が含まれている。ドメイン220には、相互リンク221および223を用いて互いに接続された2つの装置(ノード)B1222およびB2224が含まれており、ドメイン230には、相互リンク231および233を用いて互いに接続された2つの装置(ノード)C1232およびC2234が含まれている。ドメイン240には、相互リンク261、262、263、および264を用いて互いに接続された4つの装置(ノード)D1242、D2244、D3246、およびD4248が含まれている。
【0037】
この典型的な実施形態では、装置A1212は、ダウンリンク/アップリンク接続215を用いて子ドメイン220の装置B1222へ接続されている。装置A1212はまた、ダウンリンク/アップリンク接続217を用いて子ドメイン230の装置C1232へ接続されている。装置A2214は、ダウンリンク/アップリンク接続216を用いて子ドメイン220の装置B2224へ接続され、また、ダウンリンク/アップリンク接続218を用いてドメイン230の装置C2234へ接続されている。この典型的な実施形態では、装置B1222は、ダウンリンク/アップリンク接続251を用いて子ドメイン240の装置D1242へ接続され、また、ダウンリンク/アップリンク接続252を用いてドメイン240の装置D2244へ接続されている。装置B2224は、ダウンリンク/アップリンク接続253を用いて子ドメイン240の装置D3246へ接続され、また、ダウンリンク/アップリンク接続254を用いてドメイン240の装置D4248へ接続されている。
【0038】
それぞれのドメインの内部における装置(ノード)の数は変化してもよいのが好ましく、また、示された装置の数は、単に例示目的のためだけのものであって、この発明の適用範囲を限定することを意図するものではないのが好ましい。さらにまた、示された相互リンクおよびアップリンク/ダウンリンクの特定のトポロジーは、単に例示目的のためだけのものであって、この発明の適用範囲を限定することを意図するものではない。
【0039】
さて、図2Bを参照すると、ネットワーク200Aのトポロジーにおける変更が1つの実施形態によって示されている。例えば、新しいネットワーク200Bのトポロジーは、あるリンクの状態、例えば親ドメイン/子ドメイン、例えばドメイン220および240を接続するリンク252が変更されると、例えばリンク252が機能停止している状態から起動するという点を除いて、ネットワーク200Aのそれに類似しているであろう。状態の変更あるいはトポロジー変更には、リンク起動、リンク機能停止、新しい装置、従って新しいリンクの追加、リンク故障などが含まれていてもよい。
【0040】
さて、図2Cを参照すると、ネットワーク200Aのトポロジーにおける変更が1つの実施形態によって示されている。例えば、新しいネットワーク200Cのトポロジーは、例えばあるドメイン、例えばドメイン240の備わったある相互リンクの状態、例えば相互リンク262の状態が変更されるという点を除いて、ネットワーク200Aのそれに類似しているであろう。状態の変更あるいはトポロジー変更には、リンク起動、リンク機能停止、新しい装置、従って新しいリンクの追加、リンク故障などが含まれていてもよい。
【0041】
さて、図2Dを参照すると、ネットワーク200Aのトポロジーにおける変更が1つの実施形態によって示されている。例えば、新しいネットワーク200Dのトポロジーは、ドメイン240のトポロジーがそのドメインへ新しい装置D5249を追加することによって変更されるという点を除いて、ネットワーク200Aのそれに類似しているであろう。新しい装置を追加することによる結果として、1つ以上のリンク、例えば相互リンク266および/またはダウンリンク/アップリンク接続255もまた確立される。
【0042】
上記階層ネットワークの内部におけるトポロジー変更は、より少ない数の装置およびドメインの内部に含まれていてもよく、それによって、そのネットワークの全トラフィックフローを更新する必要性をなくすことができる。例えば、あるトポロジー変更が、ある相互リンクへのものであるときには、変更された相互リンクに関連したドメインの内部におけるトラフィックフローだけが更新され、そのネットワークの残りのドメインおよび装置のトラフィックフローは、変更されない状態に維持され、また、相互リンクトポロジー変更に対して寛容状態のままである。同様に、あるトポロジー変更が、親ドメイン/子ドメインの間のもの、例えば、ダウンリンク/アップリンク接続への変更であるときには、状態が変更されるダウンリンク/アップリンク接続へ直接接続された親ドメイン/子ドメインのトラフィックフローだけが更新される。このように、そのネットワークの内部における残りのドメインおよび装置のトラフィックフローは、変更されない状態に維持され、また、トポロジー変更および更新に対して寛容状態のままである。従って、更新されるトラフィックフローは従来のシステムにおけるそれよりもはるかに速いだけでなく、そのネットワークはそのリンク(冗長リンク)の大部分を通してデータを搬送することもでき、それによって、その利用可能な帯域幅の効率的使用をすることができる。
【0043】
1つの実施形態では、そのネットワークのさまざまな装置は互いに通信可能な状態にある。例えば、同一のドメインの内部におけるいくつかの装置は、相互リンクメッセージを互いに定期的に送ることができる。この典型的な実施形態では、装置A1212は相互リンクメッセージを装置A2214へ送信することができ、また、その逆の場合も同じである。同様に、他のいくつかのドメインの内部におけるいくつかの装置は相互リンクメッセージを互いに送信することができ、例えば、装置D1242および装置D2244は相互リンクメッセージを伝達し、装置D2244および装置D3246は相互リンクメッセージを伝達し、装置D3246および装置D4248は相互リンクメッセージを伝達し、装置D1242および装置D4248は相互リンクメッセージを伝達するなどである。相互リンクメッセージには、送信用装置(ノード)についての情報が含まれていてもよい。相互リンクメッセージには、そのドメインの中におけるすべての相互リンクに関する情報がさらに含まれていてもよく、例えば、その情報には、あるリンクが稼動しているかあるいは機能停止しているかについての情報が含まれていてもよい。相互リンクメッセージには、アップリンク接続の数、その送信用装置のドメイン識別子、そのメッセージが送信されてくるリンクのインターフェイスインデックス、その送信用装置の媒体アクセス制御(MAC)アドレス、伝えられる任意のフラッグ、そのコアドメインまでのその送信用装置の距離などのような情報もまた、含まれているのが好ましい。
【0044】
これとは対照的に、親ドメインの中における装置は、ダウンリンクメッセージをその子ドメインの中における装置へ送信することができる。子ドメインの中における装置は、アップリンクメッセージをその親ドメインの中における装置へ送信することができる。例えば、装置B1222は、ダウンリンクメッセージを装置D1242および装置D2244へ定期的に伝達することができ、装置D1242および装置D2244は、アップリンクメッセージを装置B1222へ定期的に伝達することができる。ダウンリンクメッセージには、そのダウンリンクメッセージを送信するドメイン、そのダウンリンク接続において構成されたVLANのブロック化あるいは転送のようなトラフィックフロー、そのコアドメインまでのそのドメインの距離についての情報などが含まれていてもよい。アップリンクメッセージには、そのアップリンクメッセージを送信するドメイン、その送信用装置のMACアドレス、そのコアドメインまでの距離についての情報、そのドメインの中におけるすべてのアップリンクに関する情報、伝えられる任意のフラッグに関する情報などが含まれていてもよい。
【0045】
1つの実施形態によれば、アップリンク情報は、相互リンクメッセージ−アップリンクメッセージを用いて、同一のドメインの内部における装置どうしの間で共用することができる。相互リンクメッセージ−アップリンクメッセージは、上記同一のドメインの装置どうしの間で定期的に伝達することができる。相互リンクメッセージ−アップリンクメッセージには、そのドメインへ接続されたアップリンク接続に関する情報が含まれていてもよく、またさらに、その親ドメインに関する情報が含まれていてもよい。例えば、装置D1242および装置D4248は、上記親ドメイン220に関する情報とともにアップリンク接続251、252、253、および254に関する情報をもたらすために、相互リンクメッセージ−アップリンクメッセージを伝達することができる。相互リンクメッセージ−アップリンクメッセージには、これら2つのドメインどうしの間における上記アップリンクメッセージに含まれた情報も含むことができるのがさらに好ましい。
【0046】
1つの実施形態では、ダウンリンク情報は、相互リンクメッセージ−ダウンリンクメッセージを用いて、同一のドメインの内部における装置どうしの間で共用することができる。相互リンクメッセージ−アップリンクメッセージは、上記同一のドメインの装置どうしの間で定期的に伝達することができる。相互リンクメッセージ−アップリンクメッセージには、そのドメインへ接続されたダウンリンク接続に関する情報が含まれていてもよく、またさらに、そこへ接続されたその子ドメインに関する情報がさらに含まれていてもよい。例えば、装置B1222および装置B2224は、上記子ドメイン240に関する情報とともにダウンリンク接続251、252、253、および254に関する情報をもたらすために、相互リンクメッセージ−アップリンクメッセージを伝達することができる。相互リンクメッセージ−アップリンクメッセージには、これら2つのドメインどうしの間における上記ダウンリンクメッセージに含まれた情報も含むことができるのがさらに好ましい。
【0047】
これらのメッセージは、トポロジーの変更に応じて、定期的に送信され、かつ/または発令されるのが好ましい。これらのメッセージは、同一のドメインの内部における装置どうしの間で、あるいは親ドメイン/子ドメインの間で伝達されるので、トポロジー変更によって影響を受けたドメインのトラフィックフローは、全ネットワークのトラフィックフローを更新する必要に迫られることなく、更新される。例えば、相互リンクの状態が変更されるドメインのトラフィックフローは相互リンクメッセージを用いて更新することができる。同様に、アップリンク/ダウンリンクの接続状態がこれら2つの変更を接続している親ドメインおよび子ドメインのトラフィックフローは、アップリンクメッセージ/ダウンリンクメッセージを用いて更新される。このように、トラフィックフローは、トポロジーが変更されるドメインの内部で、あるいはその状態が変更されるあるリンクへ接続された親ドメイン/子ドメインの内部で更新することができるのに対し、そのネットワークの内部における他のいくつかのドメインおよび装置は、上記トラフィックフローへの更新に対して寛容状態のままである。これらのメッセージは、そのネットワークのトラフィックフローをトポロジーにおける変更に応じて更新するために、用いることができる。
【0048】
図2Bに戻ると、ダウンリンク/アップリンク接続252において変更が引き起こされる。例えば、そのリンク252は、リンク稼働とも称される常用のものになる。親ドメイン220と子ドメイン230との間で伝達される(定期的な伝達によるか、あるいはトポロジー変更の結果として発令されるかのいずれかで)メッセージに応じて、これら2つのドメインのトラフィックフローは、ドメイン210およびドメイン230のトラフィックフローを更新する必要に迫られることなく、更新されるであろう。この典型的な実施形態では、アップリンクメッセージおよび/またはダウンリンクメッセージは、装置B1222と装置D2244との間でリンク252を介して伝達されるであろう。これらのメッセージから、ドメイン220およびドメイン240のトラフィックフローは更新されるであろう。それぞれの装置は、伝達されたメッセージから情報を抽出するとともに記憶することが好ましい。例えば、相互リンクポート情報、ダウンリンクポート情報、アップリンクポート情報、子ドメイン情報、および場合によっては親ドメイン情報のような情報が記憶されるであろう。その情報は、親ドメイン220の他の装置、例えば装置B1222および装置B2224との間で、相互リンクメッセージ−ダウンリンクメッセージを用いて、さらに共用され、また、子ドメイン240の他の装置、例えば装置D1242、D2244、D3246、およびD4248との間で、相互リンクメッセージ−アップリンクメッセージを用いて、さらに共用されるであろう。このように、親ドメイン220および子ドメイン240の内部におけるすべての装置は、他のドメイン、例えばドメイン210および230におけるトラフィックフローを更新する必要に迫られることなく、そのトラフィックフローを更新することができる。
【0049】
図2Cに戻ると、相互リンク接続262における変更が示されている。例えば、相互リンク接続262は起動するであろう。ドメイン240の装置どうし間で伝達される(定期的な伝達によるか、あるいはトポロジー変更の結果として発令されるかのいずれかで)メッセージに応じて、そのトラフィックフローはドメイン240の内部で更新されるであろう。このように、ドメイン210、220、および230のトラフィックフローは、影響を受けることなく残り、また、これらのドメインはドメイン240における更新に対して寛容状態のままである。
【0050】
この典型的な実施形態では、相互リンクメッセージは、装置D2244と装置D3246との間で相互リンク接続262を介して伝達されるであろう。相互リンク接続262に関する情報、例えば相互リンクポート情報は、それぞれの装置、例えば、装置D2244および装置D3246によって抽出されるとともに記憶されるであろう。更新された情報はトラフィックフローに影響を及ぼす。更新された情報はまた、ドメイン240の内部における他のいくつかの装置との間で共用されるであろう。例えば、情報は、装置D1242および装置D4248についての相互リンクメッセージを用いて、それらの相互リンク接続263および261をそれぞれ介して共用されるであろう。
【0051】
さて、図3Aおよび図3Bを参照すると、1つの実施形態による、相異なる相互リンクトポロジーのある常用冗長リンクを備えた典型的な階層ネットワークが示されている。図3Aは、ドメイン240の相互リンク接続を除いて、上記ネットワーク200Aに実質的に類似しているネットワーク300Aを示している。例えば、装置D1242は、相互リンク接続361を介して装置D2244へ接続されている。装置D2244は、相互リンク接続362を介して装置D3246へ接続されている。装置D3246は、相互リンク接続363を介して装置D4248へ接続されている。装置D1242は、相互リンク接続364を介して装置D3246へ接続されている。装置D1242は、相互リンク接続365を介して装置D4248へ接続されている。さらにまた、装置D2244は、相互リンク接続366を介して装置D4248へ接続されている。ドメイン240におけるいくつかのノードは完全なメッシュを形成する。
【0052】
さて、図3Bを参照すると、対照的に、1つの実施形態による、異なる相互リンク接続トポロジーのあるネットワーク300Bが示されている。例えば、装置D1242は、相互リンク接続371および372を介して装置D2244へ接続されている。装置D2244は、相互リンク接続373を介して装置D3246へ接続されている。装置D3246は、相互リンク接続374を介して装置D4248へ接続されている。装置D1242は、相互リンク接続375を介して装置D3246へ接続されている。さらにまた、装置D1242は、相互リンク接続376を介して装置D4248へ接続されている。ドメイン240におけるいくつかのノードは部分的なメッシュを形成する。相互リンク接続371および372は、これらが同一の2つの装置へ接続されているので、まとめることのできるもの(示されていない)であるのが好ましい。
【0053】
図4A図4Cは、1つの実施形態による、許容リンク接続および非許容リンク接続のある常用冗長リンクを備えた典型的な階層ネットワークを示している。図4Aを参照すると、親ドメイン220と子ドメイン240との間の付加的なダウンリンク/アップリンク接続253´を除いて、200Aに実質的に類似しているネットワーク階層構造400Aが示されている。この典型的な実施形態では、装置D3246は、同一のドメイン220の内部にある2つの親装置B1222およびB2224へ接続されている。任意の装置には、それらの装置が同一のドメインの内部にある限り、多数の装置親が備わっていてもよい。
【0054】
さて、図4Bを参照すると、非許容である典型的なアップリンク/ダウンリンク接続が示されている。この実施形態では、装置D3246は、アップリンク/ダウンリンク接続253および257をそれぞれ介して、それぞれ相異なるドメイン220および230の中にある2つの親装置B2224およびC1232へ接続されている。しかしながら、ある装置には、相異なるドメインの中にある多数の装置親が備わっていなくてもよい。この典型的なネットワークでは、ドメイン240の内部における他のいくつかの装置がドメイン220の子供たちであるので、アップリンク/ダウンリンク接続257は、装置D3246を同様に同一のドメイン220の子にするために、機能が抑止されている。
【0055】
さて、図4Cを参照すると、非許容である典型的なアップリンク/ダウンリンク接続が示されている。この実施形態では、装置D3246は、アップリンク/ダウンリンク接続259を介して親装置C1232へ接続されている。しかしながら、同一のドメインの内部におけるある装置は相異なる2つのドメインの子であるはずがない。例えば、ドメイン240の装置D1242はドメイン220の子であるはずがないのに対し、ドメイン240の装置D3246はドメイン230の子である。ドメイン240の中における大部分の装置はドメイン220の子供たちであるので、アップリンク/ダウンリンク接続259は、装置C1232と装置D3246との間の親子関係を断つために、機能が抑止されている。これに代えて、アップリンク/ダウンリンク接続259は維持されたものであってもよく、アップリンク/ダウンリンク接続251、252、および254は機能が抑止されたものであってもよい。
【0056】
図5図8について考察されたいくつかの装置およびリンクは、図2Aのトポロジーの中におけるいくつかの装置およびリンクについてのものである。図5は、1つの実施形態による、常用冗長リンクを備えた階層ネットワークを形成するとともにトポロジー変更に応じてトラフィックフローを更新するための典型的なブロック図500を示している。ステップ510では、コアドメインが形成される。コアドメインには少なくとも1つの装置(ノード)が含まれていてもよい。このコアドメインはその階層構造の最上部にあるのが好ましい。例えば、装置A1212および装置A2214は、コアドメイン210を形成するためにグループ化することができる。
【0057】
ステップ520では、複数の装置がグループ化されて、複数のドメインが形成される。例えば、装置B1222および装置B2224はグループ化されてドメイン220を形成することができ、装置D1242、D2244、D3246、およびD4248はグループ化されてドメイン240を形成することができる。上記コアドメインおよび上記複数のドメインは、階層構造を形成するために配置されるのが好ましい。ステップ530では、いくつかのメッセージは、同一のドメインの内部における相異なる装置どうしの間で、必要に応じて伝達することができる。例えば、上記メッセージは、相互リンクメッセージ、相互リンク−アップリンクメッセージ、および相互リンク−ダウンリンクメッセージであろう。ステップ530のメッセージは、定期的に、あるいはそのドメインのトポロジーの変更に応じて、伝達することのできるものであるのが好ましい。
【0058】
ステップ540では、ある子ドメインの中におけるある装置とその親ドメインの中におけるある装置との間で、いくつかのメッセージを必要に応じて伝達することができる。例えば、ある親ドメインの中におけるある装置は、ダウンリンクメッセージをその子ドメインの中におけるある装置へ伝達することができる。同様に、ある子ドメインの中におけるある装置は、アップリンクメッセージをその親ドメインの中におけるある装置へ伝達することができる。ステップ540のメッセージは、定期的に、あるいはその親ドメインをその子ドメインへ接続するリンク状態に応じて、伝達することのできるものであるのが好ましい。
【0059】
ステップ550では、トポロジーの変更が、あるドメインの内部で行われるか、あるいは親ドメイン/子ドメインの間で行われるかについて、決定される。この決定は、伝達されたメッセージ、例えば、ダウンリンクメッセージ、アップリンクメッセージ、相互リンクメッセージ、相互リンク−アップリンクメッセージ、および相互リンク−ダウンリンクメッセージを用いて行うことのできるものであるのが好ましい。ステップ560では、あるトポロジーが変更されるあるドメインの内部でトラフィックフローが更新され、一方、そのネットワークの中における他のドメインおよび装置は、寛容状態のままであるとともに、更新されたトポロジーに対しては無関心である。例えば、その内部におけるドメイン240およびいくつかの装置に関連したトラフィックフローは、相互リンク接続262の状態が変更されると、更新されるであろう。
【0060】
ステップ570では、親ドメイン/子ドメインの中でトラフィックフローが更新されるが、ここでは、そのトポロジー変更が上記の親ドメイン/子ドメインを接続するリンク状態の内部で引き起こされ、一方、そのネットワークの中における他のドメインおよび装置は、寛容状態のままであるとともに、上記の親ドメイン/子ドメインの中における更新されたトポロジーに対しては無関心である。例えば、ドメイン220および240とこれらの内部におけるいくつかの装置とに関連したトラフィックフローは、アップリンク/ダウンリンク接続252の状態が変更されると、更新されるであろう。
【0061】
図6は、1つの実施形態による、トポロジーが変更される同一のドメインの内部におけるトラフィックフローを更新するための典型的なブロック図600を示している。ステップ610では、同一のドメインの内部における装置どうしの間でメッセージが伝達される。例えば、いくつかの相互リンクメッセージは、ドメイン240の装置D1242、D2244、D3246、およびD4248どうしの間で伝達されるであろう。これらの相互リンクメッセージは、上記同一のドメインの装置どうしの間で定期的に伝達することのできるものであるのが好ましく、あるいは、それらは、そのドメインの中におけるトポロジーの変更に応じて、伝達することのできるものであるのが好ましい。
【0062】
ステップ620では、そのドメインの内部におけるトポロジーが変更されたかどうかが決定される。例えば、相互リンクポート情報は、リンク稼働事象が引き起こされたことと、それがそのリンク稼働事象に関連したポートを有していることとを表すために、更新されるであろう。
【0063】
ステップ630では、同一のドメイン240の内部におけるすべての装置は、相互リンクメッセージを、そこへ接続されたそれらに関連した相互リンクを介して送信/受信する。例えば、装置D1242およびD2244は、相互リンクメッセージを相互リンク接続261によって伝達し、一方、装置D1242およびD4248は、相互リンクメッセージを相互リンク接続264によって伝達する。同様に、ドメイン240の内部における他のいくつかの装置は、相互リンクメッセージを互いに伝達する。任意のステップ640では、同一のドメイン、例えばドメイン240の内部におけるすべての装置、例えば、装置D1242、D2244、D3246、およびD4248は、すべての相互リンクトラフィックをブロック化することができる。さらにまた、任意のステップ650では、同一のドメイン、例えばドメイン240の内部におけるすべての装置、例えば、装置D1242、D2244、D3246、およびD4248は、上記ドメイン、例えばドメイン240の内部におけるすべての装置がすべての相互リンクトラフィックをブロック化している、ことを決定することができる。
【0064】
ステップ660では、同一のドメイン、例えばドメイン240の内部におけるそれぞれの装置、例えば、装置D1242、D2244、D3246、およびD4248は、受信されたメッセージに基づいて、トラフィックフローを独立して決定しかつ更新することができる。この決定されたトラフィックフローは、受信された相互リンク情報から得られる。この受信された相互リンク情報は、上記ドメインの内部における最も短いデータ経路を有する一組のデータ経路を算出して決定するために、用いることができる。多くのデータフロー群が、算出されて決定された一組のデータ経路にわたって配信される。ステップ660の上記決定は、並行してあるいは順次行われるのが好ましい。ステップ670では、上記同一のドメインの内部におけるすべての装置は、決定されて更新された上記のトラフィックフローで独立して構成されるであろう。任意のステップ680では、上記同一のドメインの内部におけるすべての装置は、先にステップ640でブロック化された相互リンクトラフィックを非ブロック化することができる。
【0065】
図7は、1つの実施形態による、相互接続された2つのドメインどうしの間における親子関係を決定するための典型的なブロック図700を示している。ステップ710では、2つのドメインどうしの間におけるリンクが状態を稼動状態に変更し、また、これら2つのドメインが接続された状態になる。いくつかのダウンリンクメッセージが、装置B1222と装置D1242との間で伝達されるであろう。これらのダウンリンクメッセージは、装置どうしの間で定期的に伝達されるかあるいは発令されるのが好ましく、また、親ドメイン/子ドメインの間でトポロジーが変更された後に伝達されるのが好ましい。さらにまた、アップリンクメッセージ/ダウンリンクメッセージは、1つの実施形態に従って、適切に変更されたアップリンク/ダウンリンク接続、例えば図2におけるアップリンク/ダウンリンク接続251を介して、伝達されるのが好ましい。ステップ710は任意のものであるのが好ましい。
【0066】
ステップ720では、これらの装置は、これら2つの装置のうちのいずれの1つが階層構造ネットワークの中におけるコアドメインにより近いかをこれら2つの装置の一方が決定することができるまで、待機する。例えば、装置B1222および装置D2244は、いずれの1つがコアドメイン210により近いかをこれらの一方が決定することができるまで、待機する。ステップ730では、いずれの装置が上記コアドメインにより近いかが決定され、例えば、装置B1222がコアドメイン210により近いことが決定される。ステップ740では、そのリンクが上記コアドメインにより近い装置に関連したダウンリンク接続として割り当てられ、例えば、リンク251が装置B1222に関連したダウンリンク接続として割り当てられる。これとは対照的に、ステップ750では、そのリンクが上記コアドメインからより遠い装置に関連したアップリンク接続として割り当てられる。上記アップリンクメッセージおよび/またはダウンリンクメッセージの内部における情報は、相互リンク−アップリンクメッセージおよび相互リンク−ダウンリンクメッセージを用いて、上記同一のドメインの中における他のいくつかの装置と共用されるのが好ましい。従って、親ドメインおよび子ドメインに関連したトラフィックフローは、更新することができるとともに、トポロジー変更に関連した上記親ドメインおよび上記子ドメインのそれぞれの装置の内部に記憶することができ、一方、そのネットワークの他のいくつかのドメインおよび装置は、更新された上記トラフィックフローに対して寛容状態のままである。
【0067】
さて、図8を参照すると、1つの実施形態に従って、相互リンクのトポロジーが変更される親ドメインと子ドメインとの間でトラフィックフローを更新するための典型的なブロック図800が示されている。ステップ810では、いくつかのメッセージが、上記親ドメインおよび上記子ドメインの中におけるいくつかの装置どうしの間で伝達される。例えば、ダウンリンクメッセージおよびアップリンクメッセージは、装置B1222と装置D1242との間で、装置B1222と装置D2244との間で、装置B2224と装置D3246との間で、さらに装置B2224と装置D4248との間で、伝達されるであろう。上記ダウンリンクメッセージおよび上記アップリンクメッセージは、親ドメインと子ドメインとを相互接続する装置どうしの間で定期的に送信されるのが好ましい。上記ダウンリンクメッセージおよび上記アップリンクメッセージは、これらのドメインどうしの間におけるトポロジーの変更に応じて送信されるのがさらに好ましい。
【0068】
ステップ820では、上記親ドメインと上記子ドメインとの間におけるトポロジーが変更されたかどうかが決定される。例えば、ダウンリンクおよびアップリンクのリンク情報は、リンク稼働事象が引き起こされたことと、そのリンク稼働事象に関連した相互接続リンクとを表すために、更新されるであろう。
【0069】
ステップ830では、親ドメイン220と子ドメイン240とを相互接続するいくつかの装置が、そこへ接続されたそれらに関連したダウンリンク/アップリンクを介して、ダウンリンクメッセージ/アップリンクメッセージを送信/受信する。例えば、ダウンリンクメッセージは、装置B1222と装置D1242との間で、装置B1222と装置D2244との間で、装置B2224と装置D3246との間で、さらに装置B2224と装置D4248との間で、伝達されるであろう。アップリンクメッセージは、装置D1242と装置B1222との間で、装置D21244とB1222との間で、装置D3246と装置B2224との間で、さらに装置D4248と装置B2224との間で、伝達されるであろう。任意のステップ840では、親ドメイン220と子ドメイン240との間に相互接続リンクを備えたいくつかの装置が、相互接続のダウンリンクトラフィック/アップリンクトラフィックをブロック化するであろう。さらにまた、任意のステップ850では、同一のドメイン、例えばドメイン240の内部における装置、例えば、装置D1242、D2244、D3246、およびD4248と、同一のドメイン、例えばドメイン220の内部における装置、例えば、B1222およびB2224とは、上記同一のドメインの内部におけるいくつかの装置がすべてのダウンリンクトラフィック/アップリンクトラフィックをブロック化していることを決定するであろう。
【0070】
ステップ860では、上記親ドメイン、例えばドメイン220の中におけるそれぞれの装置、例えば、装置B1222および装置B2224が、上記トラフィックフローを上記相互接続リンクにわたって、独立して決定するとともに更新するであろう。決定されたそのトラフィックフローは、受信されたダウンリンク情報および相互リンク−ダウンリンク情報から得られるであろう。多くのデータフロー群は、稼動している(常用の)相互接続ダウンリンクにわたって配信される。ステップ860の上記決定は、並行してあるいは順次行われるのが好ましい。
【0071】
ステップ870では、上記子ドメインへの相互接続用ダウンリンクを備えた上記親ドメインの内部におけるいくつかの装置は、決定されかつ更新された上記トラフィックフローで独立して構成されるであろう。ステップ880では、相互接続用ダウンリンクを備えた上記親ドメインの内部におけるいくつかの装置は、ダウンリンクメッセージを、更新された上記トラフィックフロー情報を備えた上記子ドメインの中における上記接続された装置へ送信するであろう。任意のステップ890では、親ドメイン220と子ドメイン240との間に相互接続リンクを備えたいくつかの装置は、先にステップ840でブロック化された相互接続ダウンリンクトラフィック/アップリンクトラフィックを非ブロック化するであろう。
【0072】
さて、図9を参照すると、この発明の1つの実施形態による典型的なコンピュータシステムのブロック図が示されている。図9によれば、いくつかの実施形態を実施するための典型的なシステムモジュールには、コンピュータシステム環境900のような汎用コンピュータシステム環境が含まれている。コンピュータシステム環境900には、サーバー、スイッチ、ルーター、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレット、モバイル装置、およびスマートフォンが含まれるが、これらに限定されない。その最も基本的な構成では、コンピュータシステム環境900には、少なくとも1つの処理装置902とコンピュータ読取可能な記憶媒体904とが典型的に含まれている。コンピュータシステム環境の正確な構成および種類に左右されるが、コンピュータ読取可能な記憶媒体904は、揮発性のもの(RAMのような)、不揮発性のもの(ROM、フラッシュメモリーなどのような)、あるいはこれら2つのもののいくつかの組み合わせであってもよい。コンピュータ読取可能な記憶媒体904のいくつかの部分は、実行されると、トポロジーの変更に応じてトラフィックフローを更新するために、上記階層ネットワーク構造の形成とプロトコルメッセージの伝達とを促進する(例えば、プロセス500、600、700、および800)。
【0073】
さらに、さまざまな実施形態では、コンピュータシステム環境900には、他の特徴/機能もまた備わっていてもよい。例えば、コンピュータシステム環境900には、磁気的あるいは光学的なディスクあるいはテープを含むがこれらに限定されない付加的記憶装置(取り外し可能なものおよび/または取り外し不可能なもの)もまた備わっていてもよい。このような付加的記憶装置は、取り外し可能な記憶装置908と取り外し不可能な記憶装置910とによって図示されている。コンピュータ記憶媒体には、コンピュータ読取可能な命令、データ構造、プログラムモジュールあるいは他のデータのような情報を記憶するため任意の方法あるいは技術において実施される揮発性媒体、不揮発性媒体、取り外し可能な媒体、取り外し不可能な媒体が含まれる。コンピュータ読取可能な媒体904、取り外し可能な記憶装置908および取り外し不可能な記憶装置910が、コンピュータ記憶媒体のすべての例である。コンピュータ記憶媒体には、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリーあるいは他の記憶技術、拡張可能メモリー(例えば、USBスティック、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード、SDカード)、CD−ROM、デジタル多機能ディスク(DVD)あるいは他の光学記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置あるいは他の磁気記憶装置、またはコンピュータシステム環境900によって所望の情報を記憶するために使用することができるとともに、その情報を検索するためにアクセスすることができる他の任意の媒体が含まれる。このようなコンピュータ記憶媒体の任意のものはコンピュータシステム環境900の一部であってもよい。
【0074】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム環境900には、それを他の装置と通信できるようにする通信接続部912もまた含まれていてもよい。通信接続部912は通信媒体の一例である。通信媒体は、コンピュータ読取可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、または搬送波や他の移送機構のようなモジュール化されたデータ信号における他のデータを典型的に具体化するものであり、また、任意の情報配信媒体を含んでいる。専門用語「モジュール化されたデータ信号」は、信号の中における情報を符号化するような方法で設定されあるいは変更されたその諸特性の1つ以上を有している信号を意味している。一例として、また、非限定的な例として、通信媒体には、有線ネットワークあるいは直接有線接続のような有線媒体と、音響無線媒体、無線周波数(RF)媒体、赤外無線媒体のような無線媒体および他の無線媒体とが含まれる。この明細書の中で使用される専門用語であるコンピュータ読取可能媒体には、記憶媒体および通信媒体の両方が含まれる。
【0075】
通信接続部912は、コンピュータシステム環境900がさまざまなネットワークの種類にわたって通信できるようにすることを可能にするものであり、そのさまざまなネットワークの種類には、繊維チャンネル、小型コンピュータ用システムインターフェイス(SCSI)、ブルートゥース、イーサネット(登録商標)、ワイファイ、赤外線データ通信規格(IrDA)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、インターネットのような広域ネッワーク(WAN)、シリアルバス、およびユニバーサルシリアルバス(USB)が含まれるが、これらに限定されない。通信接続部912が接続するさまざまなネットワークの種類は、複数のネットワークプロトコルを実行することができるものであるのが好ましく、これらのネットワークプロトコルには、伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、インターネットプロトコル(IP)、リアルタイム移送プロトコル(RTP)、リアルタイム制御プロトコル(RTCP)、ファイル転送プロトコル(FTP)、およびハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)が含まれるが、これらに限定されない。
【0076】
さらに別のいくつかの実施形態では、コンピュータシステム環境900に、キーボード、マウス、端末あるいは端末エミュレータ(テルネット、SSH、http、SSLなどを介して接続されているかあるいは遠隔アクセス可能かのいずれかである)、ペン、音声入力装置、タッチ入力装置、リモートコントロール装置などのような入力装置914があってもよい。ディスプレイ、端末あるいは端末エミュレータ(テルネット、SSH、http、SSLなどを介して接続されているかあるいは遠隔アクセス可能かのいずれかである)、スピーカー、発光ダイオード(LED)などのような出力装置916もまた、含まれていてもよい。これらすべての装置は、当業界において周知であり、詳細に考察されることがない。
【0077】
1つの実施形態では、コンピュータ読取可能な記憶媒体904に、階層ネットワークアセンブラー922、トラフィックフローモジュール926、相互リンク通信モジュール928、およびアップリンク/ダウンリンク通信モジュール930が含まれている。階層ネットワークアセンブラー922は、例えばフローダイアグラム500に従って階層構造のネットワークを形成するために、操作することができる。トラフィックフローモジュール926は、そのトラフィックフローに指示、例えば、転送、ブロック化などを行うために、使用することができる。相互リンク通信モジュール928は、フローダイアグラム500および600について考察されたように、相互リンクメッセージを生成し、それを上記同一のドメインの内部における他のいくつかの装置へ送信し、また、それをこれらの装置から受信するために、操作することができる。アップリンク/ダウンリンク通信モジュール930は、フローダイアグラム700および800について考察されたように、親ドメイン/子ドメインの関係を有している装置どうしの間で、アップリンクメッセージ/ダウンリンクメッセージを生成し、それを上記同一のドメインの内部における他のいくつかの装置へ送信し、また、それをこれらの装置から受信するために、操作することができる。
【0078】
コンピュータシステムについて記載されているこの発明のいくつかの実施形態に従ったいくつかの実施例は、単なる典型例であって、この発明の適用範囲を限定するものではないのが好ましい。例えば、この発明のいくつかの実施形態は、特定用途向け集積回路(ASIC)、利用者書換可能ゲートアレイ(FPGA)などを含むことのできるスイッチおよびルーターのような装置において実施することができる。これらの装置には、フローダイアグラム500、600、700、および800に従った方法を実施するための命令を記憶するためのコンピュータ読取可能媒体が含まれているのが好ましい。
【0079】
さて、図10を参照すると、この発明の1つの実施形態に従った別の典型的なコンピュータシステムのブロック図が示されている。図10は、この開示を実施するために適しているコンピュータシステム1010を表している。コンピュータシステム1010には、コンピュータシステム1010の主要なサブシステムどうしを相互接続するバス1012が含まれており、これらの主要なサブシステムは、中央処理装置1014、システムメモリー1017(典型的にはRAMが含まれるが、ROM、フラッシュRAMなどが含まれていてもよい)、入力/出力制御装置1018、音声出力インターフェイス1022を介するスピーカーシステム1020のような外部音声装置、ディスプレイアダプター1026を介するディスプレイスクリーン1024のような外部装置、シリアルポート1028および1030、キーボード1032(キーボード制御装置1033でインターフェイス接続された)、記憶装置インターフェイス1034、フロッピー(登録商標)ディスク1038を受け入れるように作動することのできるフロッピー(登録商標)ディスクドライブ1037、繊維チャネルネットワーク1090と接続されるように作動することのできるホストバスアダプター(HBA)インターフェイスカード1035A、SCSIバス1039へ接続されるように作動することのできるホストバスアダプター(HBA)インターフェイスカード1035B、および光ディスク1042を受け入れるように作動することのできる光ディスクドライブ1040である。マウス1046(あるいは、シリアルポート1028を介してバス1012へ連結された他のポイントアンドクリック装置)、モデム1047(シリアルポート1030を介してバス1012へ連結された)、およびネットワークインターフェイス1048(バス1012へ直接連結された)もまた、含まれる。ネットワークインターフェイス1048には、1つ以上のイーサネット(登録商標)ポート、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)インターフェイスなどが含まれるのが好ましいが、これらに限定されることはない。システムメモリー1017には、階層生成装置と、階層ネットワークを構築するために、また、その階層ネットワークの内部におけるトポロジー変更に応じてトラフィックフローを更新するために、作動することのできるトラフィックフローモジュール1050とが含まれている。1つの実施形態によれば、上記階層生成装置およびトラフィックフローモジュール1050には、さまざまなタスクを実行するための他のいくつかのモジュールが含まれていてもよい。例えば、上記階層生成装置およびトラフィックフローモジュール1050には、先に図9について考察されたように、階層ネットワークアセンブラー922、トラフィックフローモジュール926、相互リンク通信モジュール928、およびアップリンク/ダウンリンク通信モジュール930が含まれていてもよい。トラフィックフローモジュール1050は、このシステムにおけるどこにでも配置することができ、また、システムメモリー1017に限定されることがないものであるのが好ましい。このように、システムメモリー1017の内部におけるトラフィックフローモジュール1050の存在は、単なる典型例であって、この発明の適用範囲を限定することを意図していない。例えば、トラフィックフローモジュール1050の部品は、中央処理装置1014および/またはネットワークインターフェイス1048の内部に存在することができるが、そこに限定されることはない。
【0080】
バス1012は、先に示されたように、中央処理装置1014と、リード・オンリー・メモリー(ROM)あるいはフラッシュメモリー(どちらも示されていない)、およびランダム・アクセス・メモリー(RAM)(示されていない)が含まれていてもよいシステムメモリー1017との間の通信を可能にする。RAMは一般に、オペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムが書き込まれるメインメモリーである。ROMあるいはフラッシュメモリーは、とりわけ、周辺コンポーネントとの相互作用のような基本的なハードウェア演算を制御する基本入出力システム(BIOS)を含むことができる。コンピュータシステム1010とともに存在するアプリケーションは一般に、ハードディスクドライブ(例えば固定ディスク1044)、光学ドライブ(例えば光学ドライブ1040)、フロッピー(登録商標)ディスクユニット1037、あるいは他の記憶媒体に記憶されるとともに、これらを介してアクセスされる。さらに、アプリケーションは、ネットワークモデム1047あるいはインターフェイス1048を介してアクセスされたときに、アプリケーション・データ通信技術に従って変調された電子信号の形態にあってもよい。
【0081】
記憶装置インターフェイス1034は、コンピュータシステム1010の他の記憶装置インターフェイスのように、固定ディスクドライブ1044のような、情報の記憶および/または検索のための標準的なコンピュータ読取可能媒体へ接続することができる。固定ディスクドライブ1044は、コンピュータシステム1010の一部であってもよく、あるいは、他のいくつかのインターフェイスシステムを通じて分離されるとともにアクセスされるものであってもよい。ネットワークインターフェイス1048は、多数の接続を他のいくつかの装置へもたらすことができる。さらにまた、モデム1047は、電話リンクを介して遠隔サーバーへ、あるいはインターネットサービスプロバイダー(ISP)を介してインターネットへ直接接続をもたらすことができる。ネットワークインターフェイス1048は、1つ以上の接続を、任意の数のネットワーク化装置が含まれるデータネットワークへもたらすことができる。ネットワークインターフェイス1048を介する上記接続は、遠隔サーバーへの直接接続、このネットワークへの直接ネットワークリンク、POP(存在点)を介するものであってもよい。ネットワークインターフェイス1048は、デジタル携帯電話接続、セルラーデジタルパケットデータ(CDPD)接続、デジタル衛星データ接続などが含まれる無線技術を用いて、そのような接続をもたらすことができる。
【0082】
他の多くの装置あるいはサブシステム(示されていない)は、類似した方法(例えば、文書スキャナー、デジタルカメラなど)で接続することができる。逆に、図10に示されたすべての装置は、この開示を実践するために存在している必要がない。これらの装置およびサブシステムは、図10に示された方法とは異なった方法で相互接続することができる。図10に示されたようなコンピュータシステムの操作は、当業界に容易に知られており、また、この出願では詳しく考察されない。この開示を実施するためのコードは、システムメモリー1017、固定ディスク1044、あるいはフロッピー(登録商標)ディスク1038のうちの1つ以上のようなコンピュータ読取可能な記憶媒体の中に記憶することができる。コンピュータシステム1010に設けられた上記オペレーティングシステムは、MS−DOS(登録商標)、MS−WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、Linux(登録商標)、あるいは他のオペレーティングシステムであってもよい。
【0083】
さらにまた、この明細書の中に記載された信号に関して、当業者は、信号を第1ブロックから第2ブロックまで直接送信することができるということを認識するであろうし、または、信号をこれらのブロックの間で修正する(例えば、増幅し、減衰させ、遅延させ、ラッチし、緩衝させ、反転させ、濾波し、あるいは別のやり方で修正する)ことができるということを認識するであろう。上記実施形態の信号は、1つのブロックから次のブロックへ送信される点に特徴があるが、この開示の他のいくつかの実施形態には、その信号の情報的かつ/または機能的側面がブロックどうしの間で送信される限り、そのように直接送信された信号の代わりに、修正された信号が含まれていてもよい。第2ブロックでの信号入力は、関係のある回路の物理的制約(必然的にいくらかの減衰および遅延があるであろう)のために、第1ブロックからの第1信号出力から得られた第2信号として、ある程度、概念化することができる。従って、この明細書の中で使用されたように、第1信号から得られた第2信号には、回路の制約によるか、あるいは上記第1信号の上記情報的かつ/または機能的側面を変更しない他の回路要素を介する経路によるために、その第1信号が、あるいはその第1信号への任意の修正が含まれている。
【0084】
これまでの記載は、説明の目的のためのものであり、特定のいくつかの実施形態を参照して表現されてきた。しかしながら、上記の例示的考察は、この発明を網羅することやあるいはこの発明を開示された厳密な形態に限定することを意図するものではない。多くの修正および変形が上記教示に鑑みて可能である。
【図面の簡単な説明】
【0085】
この発明は、添付図面の各図において、一例として、また、非限定的な例として示されており、さらに、類似した参照符号は類似した要素を表している。
図1図1は、1つの実施形態による常用冗長リンクが備わった階層ネットワークを示している。
図2図2A図2Dは、1つの実施形態に従った、常用冗長リンクとこれに続くトポロジー変更とを備えた典型的な階層ネットワークとを示している。
図3図3Aおよび図3Bは、1つの実施形態に従った、相異なる相互リンクトポロジーを有する常用冗長リンクが備わった典型的な階層ネットワークを示している。
図4図4A図4Cは、1つの実施形態に従った、許容リンク接続および非許容リンク接続を有する常用冗長リンクが備わった典型的な階層ネットワークを示している。
図5図5は、1つの実施形態に従った、常用冗長リンクが備わった階層ネットワークを形成するための、また、トポロジー変更に応じてトラフィックフローを更新するための典型的なブロック図を示している。
図6図6は、1つの実施形態に従った、トポロジーが変更される同一のドメインの内部におけるトラフィックフローを更新するための典型的なブロック図を示している。
図7図7は、1つの実施形態に従った、階層ネットワークの中の2つのドメインどうしの親子関係を決定するための典型的なブロック図を示している。
図8図8は、トポロジー変更が親ドメインと子ドメインとの間のものである親ドメインと子ドメインとの内部におけるトラフィックフローを更新するための典型的なブロック図を示している。
図9図9は、この発明の1つの実施形態に従った典型的なコンピュータシステムを示している。
図10図10は、この発明の1つの実施形態に従った別の典型的なコンピュータシステムのブロック図を示している。
図1
図2A
図2B
図2C
図2D
図3A
図3B
図4A
図4B
図4C
図5
図6
図7
図8
図9
図10