特許第6359546号(P6359546)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6359546JAK阻害薬としての三環式縮合チオフェン誘導体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6359546
(24)【登録日】2018年6月29日
(45)【発行日】2018年7月18日
(54)【発明の名称】JAK阻害薬としての三環式縮合チオフェン誘導体
(51)【国際特許分類】
   C07D 495/14 20060101AFI20180709BHJP
   A61K 31/437 20060101ALI20180709BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20180709BHJP
   A61P 29/00 20060101ALI20180709BHJP
   A61P 37/06 20060101ALI20180709BHJP
   A61P 17/00 20060101ALI20180709BHJP
   A61P 25/00 20060101ALI20180709BHJP
   A61P 19/02 20060101ALI20180709BHJP
   A61P 3/10 20060101ALI20180709BHJP
   A61P 17/10 20060101ALI20180709BHJP
   A61P 1/04 20060101ALI20180709BHJP
   A61P 21/04 20060101ALI20180709BHJP
   A61P 13/12 20060101ALI20180709BHJP
   A61P 9/00 20060101ALI20180709BHJP
   A61P 5/14 20060101ALI20180709BHJP
   A61P 37/08 20060101ALI20180709BHJP
   A61P 17/06 20060101ALI20180709BHJP
   A61P 35/02 20060101ALI20180709BHJP
   A61P 19/10 20060101ALI20180709BHJP
   A61P 19/00 20060101ALI20180709BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20180709BHJP
【FI】
   C07D495/14 DCSP
   A61K31/437
   A61P35/00
   A61P29/00
   A61P37/06
   A61P17/00
   A61P25/00
   A61P19/02
   A61P29/00 101
   A61P3/10
   A61P17/10
   A61P1/04
   A61P21/04
   A61P13/12
   A61P9/00
   A61P5/14
   A61P37/08
   A61P17/06
   A61P35/02
   A61P19/10
   A61P19/00
   A61P43/00 111
【請求項の数】46
【全頁数】220
(21)【出願番号】特願2015-540785(P2015-540785)
(86)(22)【出願日】2013年10月31日
(65)【公表番号】特表2015-535288(P2015-535288A)
(43)【公表日】2015年12月10日
(86)【国際出願番号】US2013067794
(87)【国際公開番号】WO2014071031
(87)【国際公開日】20140508
【審査請求日】2016年10月28日
(31)【優先権主張番号】61/721,308
(32)【優先日】2012年11月1日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/783,850
(32)【優先日】2013年3月14日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】515311132
【氏名又は名称】インサイト・ホールディングス・コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】INCYTE HOLDINGS CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100101454
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 卓二
(74)【代理人】
【識別番号】100062144
【弁理士】
【氏名又は名称】青山 葆
(74)【代理人】
【識別番号】100106518
【弁理士】
【氏名又は名称】松谷 道子
(74)【代理人】
【識別番号】100156144
【弁理士】
【氏名又は名称】落合 康
(72)【発明者】
【氏名】ユン−ロン・リ
(72)【発明者】
【氏名】ウェンユー・ジュー
(72)【発明者】
【氏名】メイ・ソン
(72)【発明者】
【氏名】ジョセフ・グレン
【審査官】 齋藤 光介
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−119271(JP,A)
【文献】 国際公開第2002/016370(WO,A1)
【文献】 Mark, Z. et al.,Journal of Medicinal Chemistry,2012年 6月14日,vol.55,p.6176-6193
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D
A61K
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
IIIaまたはIIIb
【化1】
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[式中
は、ハロ、CN、ORおよびNRS(=O)から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよい、1〜6アルキルでありこの際、各RおよびRは、独立に、HおよびC1〜3アルキルから選択され;各Rは、独立に、C1〜3アルキルから選択され;
Cy3〜10シクロアルキル、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよいが、ただし、前記3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1個または複数個の窒素環員を有する飽和ヘテロシクロアルキル基ではないことを条件とし
Cy4A3〜10シクロアルキレン、および3〜10員のヘテロシクロアルキレンから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよいが、ただし、前記3〜10員のヘテロシクロアルキレンは、1個または複数個の窒素環員を有する飽和ヘテロシクロアルキレン基ではないことを条件とし;
Cyは、6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく
各R31は、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され;この際、前記1〜3アルキルおよびジ(C1〜3アルキル)アミノは、それぞれ、F、Cl、C1〜3アルキルアミノスルホニル、およびC1〜3アルキルスルホニルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各R32は、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され;この際、前記1〜3アルキルおよびジ(C1〜3アルキル)アミノは、それぞれ、F、Cl、C1〜3アルキルアミノスルホニル、およびC1〜3アルキルスルホニルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよい]
の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
が−CH−OH、−CH(CH)−OH、または−CH−NHSOCHである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項3】
Cyがシクロヘキシルであり、これは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項4】
Cyがテトラヒドロ−2H−ピラン環であり、これは、1または2個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項5】
Cy4Aが、シクロプロピレン、シクロブチレン、シクロペンチレン、シクロヘキシレン、およびシクロヘプチレンから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項6】
Cy4Aがシクロヘキシレンであり、これは、1または2個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項7】
Cyが、ピリジン環、ピラゾール環、またはトリアゾール環であり、これらは、それぞれ、1または2個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項8】
Cyが1H−1,2,4−トリアゾリルである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項9】
化合物が式IIIaの化合物であり;
が、−CH−OH、−CH(CH)−OH、または−CH−NHSOCHであり
Cyが、C3〜10シクロアルキルおよび3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよいが、ただし、前記3〜10員のヘテロシクロアルキルが、1個または複数個の窒素環員を有する飽和ヘテロシクロアルキル基ではないことを条件とし;かつ
各R31が、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され、この際、前記C1〜3アルキルおよびジ(C1〜3アルキル)アミノは、F、Cl、C1〜3アルキルアミノスルホニル、およびC1〜3アルキルスルホニルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよい、
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項10】
化合物が式IIIbの化合物であり;
が、−CH−OH、−CH(CH)−OH、または−CH−NHSOCHであり
Cy4Aが、C3〜10シクロアルキレンおよび3〜10員のヘテロシクロアルキレンから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよいが、ただし、前記3〜10員のヘテロシクロアルキレンが、1個または複数個の窒素環員を有する飽和ヘテロシクロアルキレン基ではないことを条件とし;
Cyが5〜10員のヘテロアリールから選択され、これは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
各R31が、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され、この際、前記C1〜3アルキルおよびジ(C1〜3アルキル)アミノは、F、Cl、C1〜3アルキルアミノスルホニル、およびC1〜3アルキルスルホニルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;かつ
各R32が、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され、この際、前記C1〜3アルキルおよびジ(C1〜3アルキル)アミノは、F、Cl、C1〜3アルキルアミノスルホニル、およびC1〜3アルキルスルホニルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよい、
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項11】
が、−CH−OH、−CH(CH)−OH、または−CH−NHSOCHであり
Cyが、シクロヘキシおよび2H−テトラヒドロフラン環から選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく;
Cy4Aが、シクロヘキシレンおよび2H−テトラヒドロフラン環から選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく
Cyが、5〜10員のヘテロアリールから選択され、これは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
各R31が、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され、この際、前記C1〜3アルキルおよびジ(C1〜3アルキル)アミノは、F、Cl、C1〜3アルキルアミノスルホニル、およびC1〜3アルキルスルホニルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;かつ
各R32が、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され、この際、前記C1〜3アルキルおよびジ(C1〜3アルキル)アミノは、F、Cl、C1〜3アルキルアミノスルホニル、およびC1〜3アルキルスルホニルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよい、
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項12】
式IIIa:
【化2】
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を有する、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項13】
式IIIb:
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
を有する、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項14】
(1R)−1−{1−[(3S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール;
(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル;
トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキサノール;
(1R)−1−(1−{トランス−4−[(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]シクロヘキシル}−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)エタノール;
(1R)−1−(1−{トランス−4−[2−(メチルスルホニル)エチル]シクロヘキシル}−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)エタノール;
(1R)−1−{1−[シス−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール;
シス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキサンカルボニトリル;
3−(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)プロパンニトリル
(1R)−1−{1−[トランス−4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール;
(1R)−1−{1−[トランス−4−(フルオロメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール;
(1R)−1−(1−シクロヘキシル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)エタノール;
1−(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)−N−メチルメタンスルホンアミド
{トランス−4−[2−(ヒドロキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]シクロヘキシル}アセトニトリル;
N−({1−[トランス−4−(シアノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}メチル)メタンスルホンアミド;
(1R)−1−{1−[(3S)−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール;
((2R,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)アセトニトリル;
((2S,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)アセトニトリル;および
N−((1−((2S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミ
ら選択される、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項15】
(1−ヒドロキシ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル
3−(3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)プロパンニトリル
[(1R,2R,4S)−2−ヒドロキシ−4−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル;
[(1S,2S,4R)−2−ヒドロキシ−4−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル;
[(1R,2R,4S)−4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−メトキシシクロヘキシル]アセトニトリル;
[(1S,2S,4R)−4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−メトキシシクロヘキシル]アセトニトリル;
((1R,2R,4S)−2−ヒドロキシ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル;
((1S,2S,4R)−2−ヒドロキシ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル;
((1R,2S,4S)−2−ヒドロキシ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル;
((1S,2R,4R)−2−ヒドロキシ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル;
[(2R,5S)−5−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]アセトニトリル;
[(2R,5S)−5−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]アセトニトリル;
[(1R,2S,4S)−4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アセトニトリル;
[(1S,2R,4R)−4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アセトニトリル;
[(1R,2S,4S)−4−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アセトニトリル;
[(1S,2R,4R)−4−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アセトニトリル;
[(2R,5S)−5−(2−イソプロピル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]アセトニトリル
((2S,5R)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)アセトニトリル;
((2R,5S)−5−{2−[(1S)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)アセトニトリル
[トランス−4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル;
[トランス−4−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル;
((1R,3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロペンチル)アセトニトリル
((1R,2R,4S)−2−アミノ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル;および
{(2R,5S)−5−[2−(1−フルオロエチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリ
ら選択される、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項16】
{(2R,5S)−5−[2−(シアノメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリル;
{(2S,5S)−5−[2−(シアノメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリル
{1−[トランス−4−(シアノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}アセトニトリル;および
{(2R,5S)−5−[2−(ヒドロキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリル
から選択される、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項17】
((2R,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)アセトニトリルである化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項18】
((2R,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)アセトニトリルである化合物。
【請求項19】
((2R,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)アセトニトリル一水和物である化合物。
【請求項20】
[トランス−4−(2−シクロプロピル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル;
[トランス−4−(2−イソプロピル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル;
[トランス−4−(2−アゼチジン−3−イル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル;
{トランス−4−[2−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]シクロヘキシル}アセトニトリル;
3−[(シス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アミノ]プロパンニトリル;
N−エチル−2−(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトアミド;
[(2R,5S)−5−(2−シクロプロピル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]アセトニトリル;
{(2R,5S)−5−[2−(1−アミノエチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリル;
N−(1−{1−[(3S,6R)−6−(シアノメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エチル)アセトアミド;
((2R,5S)−5−{2−[1−(メチルアミノ)エチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)アセトニトリル;
[4−(ヒドロキシメチル)−4−(1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル;
N−[((2R,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル]メタンスルホンアミド;
イソプロピル[((2R,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル]カルバメート;
メチル[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]カルバメート;
N−[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]アセトアミド;
N−[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]メタンスルホンアミド;
N’−[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]−N,N−ジメチル尿素;
エチル[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]カルバメート;
プロピル[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]カルバメート;
イソプロピル[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]カルバメート;
テトラヒドロフラン−3−イル[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]カルバメート;
メチル({トランス−4−[2−(シアノメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]シクロヘキシル}メチル)カルバメート;
エチル({トランス−4−[2−(シアノメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]シクロヘキシル}メチル)カルバメート;
イソプロピル({トランス−4−[2−(シアノメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]シクロヘキシル}メチル)カルバメート;および
N−({トランス−4−[2−(シアノメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]シクロヘキシル}メチル)プロパンアミド
から選択される化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項21】
請求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体とを含む組成物。
【請求項22】
求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む、JAK1の活性を阻害するための医薬
【請求項23】
前記化合物またはその薬学的に許容される塩が、JAK2よりもJAK1に対して選択的である、請求項22に記載の医薬
【請求項24】
求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む、JAK関連疾患の処置のための医薬であって、前記JAK関連疾患が、自己免疫疾患、癌、骨髄増殖性障害、炎症性疾患、骨吸収疾患、臓器移植拒絶、アレルギー状態、癌から生じているかまたは癌に関連する悪液質または倦怠、骨髄異形成症候群、および軟骨代謝回転に関連する疾患から選択される、医薬
【請求項25】
前記自己免疫疾患が、皮膚障害、多発性硬化症、関節リウマチ、乾癬性関節炎、若年性関節炎、I型糖尿病、狼瘡、炎症性腸疾患、クローン病、重症筋無力症、免疫グロブリン腎症、心筋炎、自己免疫甲状腺障害、または潰瘍性大腸炎である、請求項24に記載の医薬
【請求項26】
前記自己免疫疾患が関節リウマチである、請求項24に記載の医薬
【請求項27】
前記自己免疫疾患が皮膚障害である、請求項24に記載の医薬
【請求項28】
前記皮膚障害が、アトピー性皮膚炎、乾癬、皮膚感作、皮膚刺激、皮膚発疹、接触性皮膚炎、アレルギー性接触性感作、または尋常性天疱瘡である、請求項27に記載の医薬
【請求項29】
前記癌が固形腫瘍である、請求項24に記載の医薬
【請求項30】
前記癌が、前立腺癌、腎臓癌、肝癌、乳癌、肺癌、甲状腺癌、カポジ肉腫、カストルマン病、膵臓癌、結腸癌または結腸直腸癌である、請求項24に記載の医薬
【請求項31】
前記癌が、リンパ腫、白血病、または多発性骨髄腫である、請求項24に記載の医薬
【請求項32】
前記白血病が、急性リンパ芽球性白血病(ALL)または急性骨髄性白血病(AML)である、請求項31に記載の医薬。
【請求項33】
前記リンパ腫が、皮膚T細胞リンパ腫(CTCL)である、請求項31に記載の医薬。
【請求項34】
前記皮膚T細胞リンパ腫が、菌状息肉腫である、請求項33に記載の医薬。
【請求項35】
前記骨髄増殖性障害が、真性多血症(PV)、本態性血小板血症(ET)、骨髄様化生を伴う骨髄線維症(MMM)、原発性骨髄線維症(PMF)、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性骨髄性単球性白血病(CMML)、好酸球増加症候群(HES)、特発性骨髄線維症(IMF)、または全身性肥満細胞症(SMCD)である、請求項24に記載の医薬
【請求項36】
前記骨髄増殖性障害が骨髄線維症である、請求項24に記載の医薬
【請求項37】
前記骨髄増殖性障害が原発性骨髄線維症(PMF)である、請求項24に記載の医薬
【請求項38】
前記骨髄増殖性障害が真性多血症後骨髄線維症(Post−PV MF)である、請求項24に記載の医薬
【請求項39】
前記骨髄増殖性障害が本態性血小板血症後骨髄線維症(Post−ET MF)である、請求項24に記載の医薬
【請求項40】
前記炎症性疾患が、サルコイドーシス、鼻炎、副鼻腔炎、慢性閉塞性肺疾患、炎症性ミオパシー、眼瞼炎、全身性炎症性反応症候群(SIRS)、敗血症性ショック、結膜炎、ブドウ膜炎、強膜炎、または虹彩炎である、請求項24に記載の医薬。
【請求項41】
前記骨吸収疾患が、骨粗鬆症、変形性関節症、ホルモンのアンバランスに関連する骨吸収、ホルモン療法に関連する骨吸収、自己免疫疾患に関連する骨吸収、または癌に関連する骨吸収である、請求項24に記載の医薬
【請求項42】
前記臓器移植拒絶が、同種移植拒絶または移植片対宿主病である、請求項24に記載の医薬。
【請求項43】
前記アレルギー状態が、喘息またはざ瘡様発疹である、請求項24に記載の医薬。
【請求項44】
前記軟骨代謝回転に関連する疾患が、全身性エリテマトーデス、強皮症、または強直性脊椎炎である、請求項24に記載の医薬。
【請求項45】
前記疾患が、骨髄異形成症候群である、請求項24に記載の医薬
【請求項46】
前記疾患が、癌から生じているかまたは癌に関連する悪液質または倦怠である、請求項24に記載の医薬。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、それぞれその全体が参照により本明細書に組み込まれる2012年11月1日出願の米国特許仮出願第61/721,308号および2013年3月14日出願の米国特許仮出願第61/783,850号の優先権の利益を請求するものである。
【0002】
技術分野
本発明は、ヤヌスキナーゼ(JAK)の活性をモジュレートし、かつ例えば、炎症性障害、自己免疫障害、癌、および他の疾患を含めた、JAKの活性に関連する疾患を処置する際に有用である三環式縮合チオフェン誘導体、さらには、その組成物および使用方法を提供する。
【背景技術】
【0003】
背景
プロテインキナーゼ(PK)は、とりわけ細胞の成長、生存、分化、臓器形成、形態形成、血管新生、組織修復、および再生を含めた多様な生物学的プロセスを調節する。プロテインキナーゼは他にも、癌を含めたヒト疾患の宿主において特化した役割を果たす。低分子量のポリペプチドまたは糖タンパク質であるサイトカインは、敗血症に対する宿主炎症応答に関係する多くの経路を調節する。サイトカインは、細胞の分化、増殖、および活性化に影響を及ぼし、また、炎症誘発応答および抗炎症応答の両方をモジュレートして、病原体に対する宿主の適切な反応を可能にし得る。広範囲のサイトカインのシグナル伝達が、タンパク質チロシンキナーゼのヤヌスキナーゼファミリー(JAK)およびシグナル伝達性転写因子(STAT)を必要とする。4種の既知の哺乳動物JAK:JAK1(ヤヌスキナーゼ−1)、JAK2、JAK3(ヤヌスキナーゼ、白血球;JAKL;およびL−JAKとしても知られている)、およびTYK2(タンパク質チロシンキナーゼ2)が存在する。
【0004】
サイトカイン刺激性免疫応答および炎症応答は、疾患の一因となる。すなわち、重症複合免疫不全(SCID)などの病理は、免疫系の抑制から生じる一方で、過活動性または不適切な免疫応答/炎症応答は、自己免疫疾患(例えば、喘息、全身性エリテマトーデス、甲状腺炎、心筋炎)、ならびに強皮症および変形性関節症などの疾病の病理の一因となる(非特許文献1)。
【0005】
JAKの発現の欠失は、多くの病態に関連している。例えば、Jak1−/−マウスは、出産時に成長阻害され、乳を飲むことができず、周産期に死亡する(非特許文献2)。Jak2−/−マウスの胚は貧血性であり、最終的な赤血球生成が生じないことにより、交尾から約12.5日後に死亡する。
【0006】
JAK/STAT経路、詳細には、4種のJAKはすべて、喘息応答、慢性閉塞性肺疾患、気管支炎、および他の下気道の関連炎症性疾患の病因において役割を果たすと考えられる。JAKを介してシグナル伝達する多数のサイトカインが、古典的なアレルギー反応であるか否かにかかわらず、鼻および鼻腔に影響を及ぼすもの(例えば、鼻炎および副鼻腔炎)などの上気道の炎症性疾患/状態に結びつけられている。JAK/STAT経路は他にも、眼および慢性アレルギー応答の炎症性疾患/状態に関係している。
【0007】
癌におけるJAK/STATの活性化は、サイトカイン刺激(例えば、IL−6またはGM−CSF)により、またはSOCS(サイトカインシグナル伝達の抑制因子)もしくはPIAS(活性化STATのタンパク質阻害因子)などのJAKシグナル伝達の内在性抑制因子の低減により起こり得る(非特許文献3)。STATシグナル伝達、さらには、JAKの下流の他の経路(例えば、Akt)の活性化は、多くの癌種において、不十分な予後と相関している(非特許文献4)。JAK/STATを介してシグナル伝達する循環サイトカインのレベルの上昇は、悪液質および/または慢性倦怠において原因的役割を果たす。したがって、JAKの阻害は、潜在的な抗腫瘍活性以上に広がるので、癌患者に対して有益であり得る。
【0008】
JAK2チロシンキナーゼは、骨髄増殖性障害、例えば、真性多血症(PV)、本態性血小板血症(ET)、骨髄線維症を伴う骨髄様化生(MMM)の患者に有益であり得る(非特許文献5)。JAK2V617Fキナーゼの阻害により、造血細胞の増殖が減少するが、このことは、JAK2を、PV、ET、およびMMMの患者における薬理学的阻害の潜在的ターゲットとして示唆している。
【0009】
JAKの阻害は、乾癬および皮膚感作などの皮膚免疫障害に罹患している患者に有益であり得る。乾癬の持続は、様々なケモカインおよび成長因子に加えて、いくつかの炎症性サイトカインに依存していると考えられ(非特許文献6)、それらの多くは、JAKを介してシグナル伝達する(非特許文献7)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0010】
【非特許文献1】Ortmann,R.A.、T.Chengら、(2000)Arthritis Res 2(1):16〜32
【非特許文献2】Rodig,S.J.、M.A. Merazら(1998) Cell 93(3):373〜83
【非特許文献3】Boudny,V.、およびKovarik,J.、Neoplasm. 49:349〜355、2002
【非特許文献4】Bowman,T.ら、Oncogene 19:2474〜2488、2000
【非特許文献5】Levinら、Cancer Cell、vol.7、2005:387〜397
【非特許文献6】JCI、113:1664〜1675
【非特許文献7】Adv Pharmacol. 2000;47:113〜74
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
したがって、免疫経路および炎症経路の増強または抑制を目的とした新しく、かつより有効な医薬品(臓器移植での免疫抑制薬など)を開発するために、JAKなどのキナーゼを阻害する新たな、または改善された薬剤が、さらに、自己免疫疾患、過活動性炎症応答に関係する疾患(例えば、湿疹)、アレルギー、癌(例えば、前立腺癌、白血病、多発性骨髄腫)、および他の治療薬に起因する一部の免疫反応(例えば、皮膚発疹または接触性皮膚炎または下痢)を防止および処置するための薬剤が、継続的に必要とされている。本発明の化合物、さらには、本明細書に記載のその組成物および方法は、これらの必要性および他の目的を対象とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
概要
本発明は、特に、式Iの化合物:
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
およびその薬学的に許容される塩を提供する[式中、Y、X、X、X、X、X、R、および
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
は、以下で定義される]。
【0013】
本発明はさらに、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体とを含む組成物を提供する。
【0014】
本発明はさらに、JAK1を、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩と接触させることを含む、JAK1の活性をモジュレートする方法を提供する。
【0015】
本発明はさらに、患者に、治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することにより、患者における異常なキナーゼ発現または活性に関係する疾患または障害を処置する方法を提供する。
【0016】
本発明はさらに、それを必要とする患者に、治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、前記患者において自己免疫疾患、癌、骨髄増殖性障害、炎症性疾患、骨吸収疾患、または臓器移植拒絶を処置する方法を提供する。
【0017】
本発明は他にも、自己免疫疾患、癌、骨髄増殖性障害、炎症性疾患、骨吸収疾患、または臓器移植拒絶を処置する際に使用するための、本明細書に記載のとおりの式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
【0018】
本発明はさらに、JAK1をモジュレートする際に使用するための、本明細書に記載のとおりの式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
【0019】
本発明は他にも、JAK1をモジュレートする方法において使用するための医薬品を調製するための、本明細書に記載のとおりの式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩の使用を提供する。
【発明を実施するための形態】
【0020】
詳細な説明
本発明は、特に、式Iの化合物:
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
またはその薬学的に許容される塩を提供する
[式中、
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
の環系は、芳香族であり;
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
は、各々独立に、単結合および二重結合から選択され;
Yは、NまたはCRであり;
は、CR、CR1a、C(=O)、N、NR、O、およびSから選択され;
は、CR、C(=O)、N、NR、およびC(=NR2a)から選択され;
は、CRおよびNRから選択され;
は、CおよびNから選択され;かつXはCであるか;または
は、Cであり;かつXは、CおよびNから選択されるが;
ただし:
(i)X、X、X、X、Xおよび
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
のそれぞれについての選択が、適正な原子価を維持し;
(ii)XがOまたはSである場合に、XがNRではなく、かつ
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
が−C(=O)−CR−ではなく;
(iii)XがNRである場合に、
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
が−NR−NR−ではなく;
(iv)XがNである場合に、
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
が=N−NR−NR−ではなく;かつ
(v)XがNである場合に、
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
が−NR−NR−ではなく、かつ
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
が−CR1a−NR−CR=ではないことを条件とし;
は、H、ハロ、CN、NH、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、およびC1〜3ハロアルキルから選択され;
1aは、H、ハロ、CN、NH、C1〜3アルキル、およびC1〜3ハロアルキルから選択され;
2aは、CN、OH、OCH、およびNOから選択され;
は、H、ハロ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキル−S−、CN、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、C(=NR)R、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから選択され;この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6アルコキシ、およびC1〜6アルキル−S−は、それぞれ、Cy、ハロ、CN、NO、OR、SR、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
別法では、Rは、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、それぞれ、ハロ、R21、Cy、CN、NO、OR、SR、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから独立に選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されていてもよいが;
ただし、
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
が−N=CR−NR−であり、XがCであり、かつXがCであり;かつCyが、1個または複数個の窒素原子を有する非置換または置換の3〜10員の飽和ヘテロシクロアルキレンであるか、またはCy4Aが、1個または複数個の窒素原子を有する非置換または置換の3〜10員の飽和ヘテロシクロアルキレンである場合に、Rが、H、ハロ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキル−S−、CN、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、C(=NR)R、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから選択されることを条件とし;この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6アルコキシ、およびC1〜6アルキル−S−は、それぞれ、Cy、ハロ、CN、NO、OR、SR、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各R21は、独立に、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、およびC2〜6アルキニルは、それぞれ、Cy、ハロ、CN、NO、OR、SR、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
別法では、2個のR21基が、同じ炭素原子に結合している場合に、その2個のR21基は、それらが結合している炭素原子と一緒に、3〜7員のシクロアルキル環または3〜7員のヘテロシクロアルキル環を形成しており、この際、前記ヘテロシクロアルキル環の1または2個の環員は、独立に、N、O、およびSから選択され;かつ前記シクロアルキル環およびヘテロシクロアルキル環は、それぞれ、ハロ、OH、CN、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、およびC1〜3ハロアルキルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Cyは、独立に、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、それぞれ、ハロ、R22、CN、NO、OR、SR、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから独立に選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されていてもよく;
各R、R、およびRは、独立に、H、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、それぞれ、ハロ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、CN、NO、ORa1、SRa1、C(=O)Rb1、C(=O)NRc1d1、C(=O)ORa1、OC(=O)Rb1、OC(=O)NRc1d1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(=O)Rb1、NRc1C(=O)ORa1、NRc1C(=O)NRc1d1、NRc1S(=O)Rb1、NRc1S(=O)b1、NRc1S(=O)NRc1d1、S(=O)Rb1、S(=O)NRc1d1、S(=O)b1、およびS(=O)NRc1d1から独立に選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されていてもよく;
各Rは、独立に、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、それぞれ、ハロ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、CN、NO、ORa1、SRa1、C(=O)Rb1、C(=O)NRc1d1、C(=O)ORa1、OC(=O)Rb1、OC(=O)NRc1d1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(=O)Rb1、NRc1C(=O)ORa1、NRc1C(=O)NRc1d1、NRc1S(=O)Rb1、NRc1S(=O)b1、NRc1S(=O)NRc1d1、S(=O)Rb1、S(=O)NRc1d1、S(=O)b1、およびS(=O)NRc1d1から独立に選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されていてもよく;
各Rは、独立に、H、CN、OH、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、NO、C(O)(C1〜4アルキル)、およびS(=O)(C1〜4アルキル)から選択され;
各R22は、独立に、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、およびC2〜6アルキニルは、それぞれ、Cy、ハロ、CN、NO、ORa1、SRa1、C(=O)Rb1、C(=O)NRc1d1、C(=O)ORa1、OC(=O)Rb1、OC(=O)NRc1d1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(=O)Rb1、NRc1C(=O)ORa1、NRc1C(=O)NRc1d1、NRc1S(=O)Rb1、NRc1S(=O)b1、NRc1S(=O)NRc1d1、S(=O)Rb1、S(=O)NRc1d1、S(=O)b1、およびS(=O)NRc1d1から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Ra1、Rc1、およびRd1は、独立に、H、C1〜3アルキル、C2〜3アルケニル、C2〜3アルキニル、およびC1〜3ハロアルキルから選択され;
各Rb1は、独立に、C1〜3アルキル、C2〜3アルケニル、C2〜3アルキニル、およびC1〜3ハロアルキルから選択され;
各Re1は、独立に、H、CN、OH、C1〜4アルキル、およびC1〜4アルコキシから選択され;
各Cyは、独立に、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、それぞれ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、NO、ORa1、SRa1、C(=O)Rb1、C(=O)NRc1d1、C(=O)ORa1、OC(=O)Rb1、OC(=O)NRc1d1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(=O)Rb1、NRc1C(=O)ORa1、NRc1C(=O)NRc1d1、NRc1S(=O)Rb1、NRc1S(=O)b1、NRc1S(=O)NRc1d1、S(=O)Rb1、S(=O)NRc1d1、S(=O)b1、およびS(=O)NRc1d1から独立に選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されていてもよく;
は、Cy、−Cy4A−Cy、−Cy4A−Y−Cy、−Cy4A−Y−Cy5A−Cy、−Cy4A−Cy5A−Y−Cy、-Cy4A−Y−Cy5A−Y−Cy、または−Cy4A−Y−Cyから選択され;
Cyは、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく;
Cy4Aは、C6〜10アリーレン、C3〜10シクロアルキレン、5〜10員のヘテロアリーレン、および3〜10員のヘテロシクロアルキレンから選択され、この際、前記C6〜10アリーレン、C3〜10シクロアルキレン、5〜10員のヘテロアリーレン、および3〜10員のヘテロシクロアルキレンは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく;
は、Y11、C1〜6アルキレン、C2〜6アルケニレン、C2〜6アルキニレン、C1〜6アルキレン−Y11、C2〜6アルケニレン−Y11、C2〜6アルキニレン−Y11、Y11−C1〜6アルキレン、Y11−C2〜6アルケニレン、またはY11−C2〜6アルキニレンであり、この際、前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、それぞれ、ハロ、CN、OH、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、およびC1〜3ハロアルコキシから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
CyおよびCyは、それぞれ独立に、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
Cy5Aは、C6〜10アリーレン、C3〜10シクロアルキレン、5〜10員のヘテロアリーレン、および3〜10員のヘテロシクロアルキレンから選択され、この際、前記C6〜10アリーレン、C3〜10シクロアルキレン、5〜10員のヘテロアリーレン、および3〜10員のヘテロシクロアルキレンは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
は、Y21、C1〜6アルキレン、C2〜6アルケニレン、C2〜6アルキニレン、C1〜6アルキレン−Y21、C2〜6アルケニレン−Y21、C2〜6アルキニレン−Y21、Y21−C1〜6アルキレン、Y21−C2〜6アルケニレン、またはY21−C2〜6アルキニレンであり、この際、前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、それぞれ、ハロ、CN、OH、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、およびC1〜3ハロアルコキシから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
は、C1〜6アルキレン−Y31−C1〜6アルキレン、C1〜6アルキレン−Y31−C1〜6アルキレン−Y31、またはY31−C1〜6アルキレン−Y31−C1〜6アルキレンであり、この際、前記アルキレン基は、それぞれ、ハロ、CN、OH、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、およびC1〜3ハロアルコキシから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Cyは、独立に、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、それぞれ、1、2、3、4、または5個の独立に選択されるR33基で置換されていてもよく;
11、Y21、およびY31は、それぞれ独立に、O、S、C(=O)、C(=O)NR、C(=O)O、OC(=O)、OC(=O)NR、NR、NRC(=O)、NRC(=O)O、NRC(=O)NR、NRS(=O)、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから選択され;
各R31は、独立に、Cy、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、NO、ORa2、SRa2、C(=O)Rb2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、OC(=O)Rb2、OC(=O)NRc2d2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)Rb2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)Rb2、S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、およびC2〜6アルキニルは、それぞれ、ハロ、CN、NO、ORa2、SRa2、C(=O)Rb2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、OC(=O)Rb2、OC(=O)NRc2d2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)Rb2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)Rb2、S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各R32は、独立に、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、NO、ORa2、SRa2、C(=O)Rb2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、OC(=O)Rb2、OC(=O)NRc2d2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)Rb2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)Rb2、S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、およびC2〜6アルキニルは、それぞれ、ハロ、CN、NO、ORa2、SRa2、C(=O)Rb2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、OC(=O)Rb2、OC(=O)NRc2d2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)Rb2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)Rb2、S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各R33は、独立に、ハロ、OH、NO、CN、C1〜3アルキル、C2〜3アルケニル、C2〜3アルキニル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ−C1〜3アルキル、C3〜7シクロアルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルコキシ、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、ジ(C1〜3アルキル)アミノ、チオ、C1〜3アルキルチオ、C1〜3アルキルスルフィニル、C1〜3アルキルスルホニル、カルバミル、C1〜3アルキルカルバミル、ジ(C1〜3アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1〜3アルキルカルボニル、C1〜4アルコキシカルボニル、C1〜3アルキルカルボニルオキシ、C1〜3アルキルカルボニルアミノ、C1〜3アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜3アルキルアミノスルホニル、ジ(C1〜3アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1〜3アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1〜3アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1〜3アルキルアミノカルボニルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノカルボニルアミノから選択され;
別法では、2個のR33基が同じ炭素原子に結合している場合に、その2個のR33基は、それらが結合している炭素原子と一緒に、3〜7員のシクロアルキル環または3〜7員のヘテロシクロアルキル環を形成しており、この際、前記ヘテロシクロアルキル環の1または2個の環員は、独立に、N、O、およびSから選択され;かつ前記シクロアルキル環およびヘテロシクロアルキル環は、それぞれ、ハロ、OH、CN、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、およびC1〜3ハロアルキルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Ra2、Rc2、およびRd2は、独立に、H、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、およびC2〜6アルキニルは、それぞれ、R33から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Rb2は、独立に、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、およびC2〜6アルキニルは、それぞれ、R33から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Re2は、独立に、H、CN、OH、C1〜4アルキル、およびC1〜4アルコキシから選択され;
各Rは、独立に、HおよびC1〜3アルキルから選択され;
は、H、ハロ、CN、NH、C1〜3アルキル、およびC1〜3ハロアルキルから選択され;かつ
は、H、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、(C1〜4アルキル)アミノ、ジ(C1〜4アルキル)アミノ、C1〜4アルキル、C1〜4ハロアルキル、およびC1〜4アルコキシから選択される]。
【0021】
一部の実施形態では:
【化13】
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の環系は芳香族であり;
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
は、各々独立に、単結合および二重結合から選択され;
Yは、NまたはCRであり;
は、CR、CR1a、C(=O)、N、NR、O、およびSから選択され;
は、CR、C(=O)、N、NR、およびC(=NR2a)から選択され;
は、CRおよびNRから選択され;
は、CおよびNから選択され;かつXは、Cであるか;または
は、Cであり;かつXは、CおよびNから選択されるが;
ただし:
(i)X、X、X、X、Xおよび
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
のそれぞれについての選択が、適正な原子価を維持し;
(ii)XがOまたはSである場合に、XがNRではなく、かつ
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
が−C(=O)−CR−ではなく;
(iii)XがNRである場合に、
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
が−NR−NR−ではなく;
(iv)XがNである場合に、
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
が=N−NR−NR−ではなく;かつ
(v)XがNである場合に、
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
が−NR−NR−ではなく、かつ
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
が−CR1a−NR−CR=ではないことを条件とし;
は、H、ハロ、CN、NH、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、およびC1〜3ハロアルキルから選択され;
1aは、H、ハロ、CN、NH、C1〜3アルキル、およびC1〜3ハロアルキルから選択され;
2aは、CN、OH、OCH、およびNOから選択され;
は、H、ハロ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキル−S−、CN、OC(=O)R、OC(=O)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、C(=NR)R、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから選択され;この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6アルコキシ、およびC1〜6アルキル−S−は、それぞれ、Cy、ハロ、CN、NO、OR、SR、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
別法では、Rは、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、それぞれ、ハロ、R21、Cy、CN、NO、OR、SR、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから独立に選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されていてもよく;
各R21は、独立に、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、およびC2〜6アルキニルは、それぞれ、Cy、ハロ、CN、NO、OR、SR、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
別法では、2個のR21基が同じ炭素原子に結合している場合に、その2個のR21基は、それらが結合している炭素原子と一緒に、3〜7員のシクロアルキル環または3〜7員のヘテロシクロアルキル環を形成しており、この際、前記ヘテロシクロアルキル環の1または2個の環員は、独立に、N、O、およびSから選択され;かつ前記シクロアルキル環およびヘテロシクロアルキル環は、それぞれ、ハロ、OH、CN、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、およびC1〜3ハロアルキルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Cyは、独立に、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、それぞれ、ハロ、R22、CN、NO、OR、SR、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから独立に選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されていてもよく;
各R、R、およびRは、独立に、H、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、それぞれ、ハロ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、CN、NO、ORa1、SRa1、C(=O)Rb1、C(=O)NRc1d1、C(=O)ORa1、OC(=O)Rb1、OC(=O)NRc1d1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(=O)Rb1、NRc1C(=O)ORa1、NRc1C(=O)NRc1d1、NRc1S(=O)Rb1、NRc1S(=O)b1、NRc1S(=O)NRc1d1、S(=O)Rb1、S(=O)NRc1d1、S(=O)b1、およびS(=O)NRc1d1から独立に選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されていてもよく;
各Rは、独立に、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、それぞれ、ハロ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、CN、NO、ORa1、SRa1、C(=O)Rb1、C(=O)NRc1d1、C(=O)ORa1、OC(=O)Rb1、OC(=O)NRc1d1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(=O)Rb1、NRc1C(=O)ORa1、NRc1C(=O)NRc1d1、NRc1S(=O)Rb1、NRc1S(=O)b1、NRc1S(=O)NRc1d1、S(=O)Rb1、S(=O)NRc1d1、S(=O)b1、およびS(=O)NRc1d1から独立に選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されていてもよく;
各Rは、独立に、H、CN、OH、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、NO、C(O)(C1〜4アルキル)、およびS(=O)(C1〜4アルキル)から選択され;
各R22は、独立に、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、およびC2〜6アルキニルは、それぞれ、Cy、ハロ、CN、NO、ORa1、SRa1、C(=O)Rb1、C(=O)NRc1d1、C(=O)ORa1、OC(=O)Rb1、OC(=O)NRc1d1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(=O)Rb1、NRc1C(=O)ORa1、NRc1C(=O)NRc1d1、NRc1S(=O)Rb1、NRc1S(=O)b1、NRc1S(=O)NRc1d1、S(=O)Rb1、S(=O)NRc1d1、S(=O)b1、およびS(=O)NRc1d1から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Ra1、Rc1、およびRd1は、独立に、H、C1〜3アルキル、C2〜3アルケニル、C2〜3アルキニル、およびC1〜3ハロアルキ(haloalky)から選択され;
各Rb1は、独立に、C1〜3アルキル、C2〜3アルケニル、C2〜3アルキニル、およびC1〜3ハロアルキルから選択され;
各Re1は、独立に、H、CN、OH、C1〜4アルキル、およびC1〜4アルコキシから選択され;
各Cyは、独立に、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、それぞれ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、NO、ORa1、SRa1、C(=O)Rb1、C(=O)NRc1d1、C(=O)ORa1、OC(=O)Rb1、OC(=O)NRc1d1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(=O)Rb1、NRc1C(=O)ORa1、NRc1C(=O)NRc1d1、NRc1S(=O)Rb1、NRc1S(=O)b1、NRc1S(=O)NRc1d1、S(=O)Rb1、S(=O)NRc1d1、S(=O)b1、およびS(=O)NRc1d1から独立に選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されていてもよく;
は、Cy、−Cy4A−Cy、−Cy4A−Y−Cy、−Cy4A−Y−Cy5A−Cy、−Cy4A−Cy5A−Y−Cy、-Cy4A−Y−Cy5A−Y−Cy、または−Cy4A−Y−Cyであり;
Cyは、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく、前記3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1個または複数個の窒素環員を有する飽和ヘテロシクロアルキル基ではなく;
Cy4Aは、C6〜10アリーレン、C3〜10シクロアルキレン、5〜10員のヘテロアリーレン、および3〜10員のヘテロシクロアルキレンから選択され、この際、前記C6〜10アリーレン、C3〜10シクロアルキレン、5〜10員のヘテロアリーレン、および3〜10員のヘテロシクロアルキレンは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく、前記3〜10員のヘテロシクロアルキレンは、1個または複数個の窒素環員を有する飽和ヘテロシクロアルキレン基ではなく;
は、Y11、C1〜6アルキレン、C2〜6アルケニレン、C2〜6アルキニレン、C1〜6アルキレン−Y11、C2〜6アルケニレン−Y11、C2〜6アルキニレン−Y11、Y11−C1〜6アルキレン、Y11−C2〜6アルケニレン、またはY11−C2〜6アルキニレンであり、この際、前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、それぞれ、ハロ、CN、OH、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、およびC1〜3ハロアルコキシから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
CyおよびCyは、それぞれ独立に、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
Cy5Aは、C6〜10アリーレン、C3〜10シクロアルキレン、5〜10員のヘテロアリーレン、および3〜10員のヘテロシクロアルキレンから選択され、この際、前記C6〜10アリーレン、C3〜10シクロアルキレン、5〜10員のヘテロアリーレン、および3〜10員のヘテロシクロアルキレンは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
は、Y21、C1〜6アルキレン、C2〜6アルケニレン、C2〜6アルキニレン、C1〜6アルキレン−Y21、C2〜6アルケニレン−Y21、C2〜6アルキニレン−Y21、Y21−C1〜6アルキレン、Y21−C2〜6アルケニレン、またはY21−C2〜6アルキニレンであり、この際、前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、それぞれ、ハロ、CN、OH、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、およびC1〜3ハロアルコキシから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
は、C1〜6アルキレン−Y31−C1〜6アルキレン、C1〜6アルキレン−Y31−C1〜6アルキレン−Y31、またはY31−C1〜6アルキレン−Y31−C1〜6アルキレンであり、この際、前記アルキレン基は、それぞれ、ハロ、CN、OH、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、およびC1〜3ハロアルコキシから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Cyは、独立に、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、それぞれ、1、2、3、4、または5個の独立に選択されるR33基で置換されていてもよく;
11、Y21、およびY31は、それぞれ独立に、O、S、C(=O)、C(=O)NR、C(=O)O、OC(=O)、OC(=O)NR、NR、NRC(=O)、NRC(=O)O、NRC(=O)NR、NRS(=O)、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから選択され;
各R31は、独立に、Cy、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、NO、ORa2、SRa2、C(=O)Rb2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、OC(=O)Rb2、OC(=O)NRc2d2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)Rb2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)Rb2、S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、およびC2〜6アルキニルは、それぞれ、ハロ、CN、NO、ORa2、SRa2、C(=O)Rb2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、OC(=O)Rb2、OC(=O)NRc2d2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)Rb2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)Rb2、S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各R32は、独立に、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、NO、ORa2、SRa2、C(=O)Rb2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、OC(=O)Rb2、OC(=O)NRc2d2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)Rb2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)Rb2、S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、およびC2〜6アルキニルは、それぞれ、ハロ、CN、NO、ORa2、SRa2、C(=O)Rb2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、OC(=O)Rb2、OC(=O)NRc2d2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)Rb2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)Rb2、S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各R33は、独立に、ハロ、OH、NO、CN、C1〜3アルキル、C2〜3アルケニル、C2〜3アルキニル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ−C1〜3アルキル、C3〜7シクロアルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルコキシ、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、ジ(C1〜3アルキル)アミノ、チオ、C1〜3アルキルチオ、C1〜3アルキルスルフィニル、C1〜3アルキルスルホニル、カルバミル、C1〜3アルキルカルバミル、ジ(C1〜3アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1〜3アルキルカルボニル、C1〜4アルコキシカルボニル、C1〜3アルキルカルボニルオキシ、C1〜3アルキルカルボニルアミノ、C1〜3アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜3アルキルアミノスルホニル、ジ(C1〜3アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1〜3アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1〜3アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1〜3アルキルアミノカルボニルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノカルボニルアミノから選択され;
別法では、2個のR33基が同じ炭素原子に結合している場合に、その2個のR33基は、それらが結合している炭素原子と一緒に、3〜7員のシクロアルキル環または3〜7員のヘテロシクロアルキル環を形成しており、この際、前記ヘテロシクロアルキル環の1または2個の環員は、独立に、N、O、およびSから選択され;かつ前記シクロアルキル環およびヘテロシクロアルキル環は、それぞれ、ハロ、OH、CN、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、およびC1〜3ハロアルキルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Ra2、Rc2、およびRd2は、独立に、H、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、およびC2〜6アルキニルは、それぞれ、R33から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Rb2は、独立に、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、およびC2〜6アルキニルは、それぞれ、R33から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Re2は、独立に、H、CN、OH、C1〜4アルキル、およびC1〜4アルコキシから選択され;
各Rは、独立に、HおよびC1〜3アルキルから選択され;
は、H、ハロ、CN、NH、C1〜3アルキル、およびC1〜3ハロアルキルから選択され;かつ
は、H、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、(C1〜4アルキル)アミノ、ジ(C1〜4アルキル)アミノ、C1〜4アルキル、C1〜4ハロアルキル、およびC1〜4アルコキシから選択される。
【0022】
一部の実施形態では:
は、H、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキル−S−、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRであり;この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニルおよびC1〜6アルコキシ、およびC1〜6アルキル−S−は、それぞれ、ハロ、CN、OR、SR、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
、R、およびRは、独立に、H、C1〜6アルキル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキルは、ハロ、CN、ORa1、C(=O)Rb1、C(=O)NRc1d1、C(=O)ORa1、OC(=O)Rb1、OC(=O)NRc1d1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(=O)Rb1、NRc1C(=O)ORa1、NRc1C(=O)NRc1d1、NRc1S(=O)Rb1、NRc1S(=O)b1、NRc1S(=O)NRc1d1、S(=O)Rb1、S(=O)NRc1d1、S(=O)b1、およびS(=O)NRc1d1から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;かつ
各Rは、独立に、C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキルは、ハロ、C1〜6アルキル、CN、ORa1、C(=O)Rb1、C(=O)NRc1d1、C(=O)ORa1、OC(=O)Rb1、OC(=O)NRc1d1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(=O)Rb1、NRc1C(=O)ORa1、NRc1C(=O)NRc1d1、NRc1S(=O)Rb1、NRc1S(=O)b1、NRc1S(=O)NRc1d1、S(=O)Rb1、S(=O)NRc1d1、S(=O)b1、およびS(=O)NRc1d1から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよい。
【0023】
一部の実施形態では:
は、C1〜6アルキルであり、これは、ハロ、CN、OR、SR、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
、R、およびRは、独立に、H、C1〜6アルキル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキルは、ハロ、CN、ORa1、C(=O)Rb1、C(=O)NRc1d1、C(=O)ORa1、OC(=O)Rb1、OC(=O)NRc1d1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(=O)Rb1、NRc1C(=O)ORa1、NRc1C(=O)NRc1d1、NRc1S(=O)Rb1、NRc1S(=O)b1、NRc1S(=O)NRc1d1、S(=O)Rb1、S(=O)NRc1d1、S(=O)b1、およびS(=O)NRc1d1から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Rは、独立に、C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキルは、ハロ、C1〜6アルキル、CN、ORa1、C(=O)Rb1、C(=O)NRc1d1、C(=O)ORa1、OC(=O)Rb1、OC(=O)NRc1d1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(=O)Rb1、NRc1C(=O)ORa1、NRc1C(=O)NRc1d1、NRc1S(=O)Rb1、NRc1S(=O)b1、NRc1S(=O)NRc1d1、S(=O)Rb1、S(=O)NRc1d1、S(=O)b1、およびS(=O)NRc1d1から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよい。
【0024】
一部の実施形態では、Rは、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、およびC1〜6アルキル−S−であり、これらは、それぞれ、ハロ、CN、OH、C1〜6アルコキシ、S(C1〜6アルキル)、C(=O)(C1〜6アルキル)、C(=O)NH、C(=O)NH(C1〜6アルキル)、C(=O)N(C1〜6アルキル)、C(=O)O(C1〜6アルキル)、OC(=O)(C1〜6アルキル)、OC(=O)NH、OC(=O)NH(C1〜6アルキル)、OC(=O)N(C1〜6アルキル)、C(=NH)NH、C(=NH)NH(C1〜6アルキル)、C(=NH)N(C1〜6アルキル)、NHC(=NH)NH、NHC(=NH)NH(C1〜6アルキル)、NHC(=NH)N(C1〜6アルキル)、NH、NH(C1〜6アルキル)、N(C1〜6アルキル)、NHC(=O)(C1〜6アルキル)、N(C1〜6アルキル)C(=O)(C1〜6アルキル)、NHC(=O)(C1〜6アルキル)、NHC(=O)O(C1〜6アルキル)、N(C1〜6アルキル)C(=O)O(C1〜6アルキル)、NHC(=O)NH、NHC(=O)NH(C1〜6アルキル)、NHC(=O)N(C1〜6アルキル)、NHS(=O)(C1〜6アルキル)、N(C1〜6アルキル)S(=O)(C1〜6アルキル)、NHS(=O)(C1〜6アルキル)、N(C1〜6アルキル)S(=O)(C1〜6アルキル)、NHS(=O)NH、NHS(=O)NH(C1〜6アルキル)、NHS(=O)N(C1〜6アルキル)、S(=O)(C1〜6アルキル)、S(=O)NH、S(=O)NH(C1〜6アルキル)、S(=O)N(C1〜6アルキル)、S(=O)(C1〜6アルキル)、S(=O)NH、S(=O)NH(C1〜6アルキル)、およびS(=O)N(C1〜6アルキル)から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよい。
【0025】
一部の実施形態では、Rは、C1〜6アルキルであり、これは、ハロ、CN、OH、C1〜6アルコキシ、S(C1〜6アルキル)、C(=O)(C1〜6アルキル)、C(=O)NH、C(=O)NH(C1〜6アルキル)、C(=O)N(C1〜6アルキル)、C(=O)O(C1〜6アルキル)、OC(=O)(C1〜6アルキル)、OC(=O)NH、OC(=O)NH(C1〜6アルキル)、OC(=O)N(C1〜6アルキル)、C(=NH)NH、C(=NH)NH(C1〜6アルキル)、C(=NH)N(C1〜6アルキル)、NHC(=NH)NH、NHC(=NH)NH(C1〜6アルキル)、NHC(=NH)N(C1〜6アルキル)、NH、NH(C1〜6アルキル)、N(C1〜6アルキル)、NHC(=O)(C1〜6アルキル)、N(C1〜6アルキル)C(=O)(C1〜6アルキル)、NHC(=O)(C1〜6アルキル)、NHC(=O)O(C1〜6アルキル)、N(C1〜6アルキル)C(=O)O(C1〜6アルキル)、NHC(=O)NH、NHC(=O)NH(C1〜6アルキル)、NHC(=O)N(C1〜6アルキル)、NHS(=O)(C1〜6アルキル)、N(C1〜6アルキル)S(=O)(C1〜6アルキル)、NHS(=O)(C1〜6アルキル)、N(C1〜6アルキル)S(=O)(C1〜6アルキル)、NHS(=O)NH、NHS(=O)NH(C1〜6アルキル)、NHS(=O)N(C1〜6アルキル)、S(=O)(C1〜6アルキル)、S(=O)NH、S(=O)NH(C1〜6アルキル)、S(=O)N(C1〜6アルキル)、S(=O)(C1〜6アルキル)、S(=O)NH、S(=O)NH(C1〜6アルキル)、およびS(=O)N(C1〜6アルキル)から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよい。
【0026】
一部の実施形態では、Rは、C1〜6アルキルであり、これは、ハロ、CN、OR、およびNRS(=O)から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;この際、各RおよびRは、独立に、HおよびC1〜3アルキルから選択され;各Rは、独立に、C1〜3アルキルから選択される。
【0027】
一部の実施形態では、Rは、HまたはC1〜6アルキルであり、この際、前記C1〜6アルキルは、ハロ、CN、OR、NR、NRC(=O)R、およびNRS(=O)から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;各R、R、およびRは、独立に、HおよびC1〜3アルキルから選択され;各Rは、独立に、C1〜3アルキルから選択される。
【0028】
一部の実施形態では、Rは、H、メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、この際、前記メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルは、それぞれ、ハロ、CN、OR、NR、NRC(=O)R、およびNRS(=O)から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;各R、R、およびRは、独立に、H、メチル、およびエチルから選択され;各Rは、独立に、メチルおよびエチルから選択される。
【0029】
一部の実施形態では、Rは、メチルまたはエチルであり、これらは、それぞれ、ハロ、CN、OR、およびNRS(=O)から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;この際、各RおよびRは、独立に、H、メチル、およびエチルから選択され;各Rは、独立に、メチルおよびエチルから選択される。
【0030】
一部の実施形態では、Rは、シクロプロピルまたはアゼチジン環であり、これらは、それぞれ、1、2、または3個の独立に選択されるR21基で置換されていてもよい。
【0031】
一部の実施形態では、各R21は、独立に、C1〜3アルキルである。
【0032】
一部の実施形態では:
は、H、メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、この際、前記メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルは、それぞれ、ハロ、CN、OR、NR、NRC(=O)R、およびNRS(=O)から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;各R、R、およびRは、独立に、H、メチル、およびエチルから選択され;各Rは、独立に、メチルおよびエチルから選択されるか;または
別法では、Rは、シクロプロピルまたはアゼチジン環であり、これらは、それぞれ、1、2、または3個の独立に選択されるR21基で置換されていてもよく;かつ
各R21は、独立に、C1〜3アルキルである。
【0033】
一部の実施形態では、Rは、−CH−OH、−CH(CH)−OH、または−CH−NHSOCHである。
【0034】
一部の実施形態では、Rは、Hである。
【0035】
一部の実施形態では、Rは、Hである。
【0036】
一部の実施形態では、Rは、Cy、−Cy4A−Cy、−Cy4A−Cy5A−C、−Cy4A−Y−Cy、−Cy4A−Y−Cy5A−Cy、−Cy4A−Cy5A−Y−Cy、-Cy4A−Y−Cy5A−Y−Cy、および−Cy4A−Y−Cyから選択される。
【0037】
一部の実施形態では:
は、Y11、C1〜6アルキレン、C1〜6アルキレン−Y11、またはY11−C1〜6アルキレンであり;
は、Y21、C1〜6アルキレン、C1〜6アルキレン−Y21、またはY21−C1〜6アルキレンであり;
は、C1〜6アルキレン−Y31−C1〜6アルキレン、C1〜6アルキレン−Y31−C1〜6アルキレン−Y31、またはY31−C1〜6アルキレン−Y31−C1〜6アルキレンであり;かつ
11、Y21、およびY31は、それぞれ独立に、OおよびNRから選択される。
【0038】
一部の実施形態では、Rは、Cy、−Cy4A−Cy、または−Cy4A−Y−Cyである。
【0039】
一部の実施形態では、Rは、−Cy4A−Cyまたは−Cy4A−Y−Cyである。
【0040】
一部の実施形態では、Rは、Cyまたは−Cy4A−Cyである。
【0041】
一部の実施形態では、Rは、Cyである。
【0042】
一部の実施形態では、Rは、−Cy4A−Cyである。
【0043】
一部の実施形態では、Rは、−Cy4A−Cy5A−Cyである。
【0044】
一部の実施形態では、Rは、−Cy4A−Y−Cyである。
【0045】
一部の実施形態では、Rは、−Cy4A−Y−Cyであり;この際、Yは、C1〜4アルキレンまたはY11−C1〜4アルキレンであり;かつY11は、C(=O)である。
【0046】
一部の実施形態では、Rは、−Cy4A−Y−Cy5A−Cyである。
【0047】
一部の実施形態では、Rは、−Cy4A−Cy5A−Y−Cyである。
【0048】
一部の実施形態では、Rは、−Cy4A−Y−Cy5A−Y−Cyである。
【0049】
一部の実施形態では、Rは、−Cy4A−Y−Cyである。
【0050】
一部の実施形態では、Yは、Y11、C1〜6アルキレン、C1〜6アルキレン−Y11、またはY11−C1〜6アルキレンである。
【0051】
一部の実施形態では、Yは、Y21、C1〜6アルキレン、C1〜6アルキレン−Y21、またはY21−C1〜6アルキレンである。
【0052】
一部の実施形態では、Yは、C1〜6アルキレン−Y31−C1〜6アルキレン、C1〜6アルキレン−Y31−C1〜6アルキレン−Y31、またはY31−C1〜6アルキレン−Y31−C1〜6アルキレンである。
【0053】
一部の実施形態では、Y11、Y21、およびY31は、それぞれ独立に、OおよびNRから選択される。
【0054】
一部の実施形態では、Cyは、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよいが、ただし、前記3〜10員のヘテロシクロアルキルが、1個または複数個の窒素環員を有する飽和ヘテロシクロアルキル基ではないことを条件とする。
【0055】
一部の実施形態では、Cyは、フェニル、シクロヘキシル、テトラヒドロ−2H−ピラン環、ピペリジン環、またはピロリジン環であり、これらは、それぞれ、R31基から独立に選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されていてもよい。
【0056】
一部の実施形態では、Cyは、C3〜10シクロアルキルおよび3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよいが、ただし、前記3〜10員のヘテロシクロアルキルが、1個または複数個の窒素環員を有する飽和ヘテロシクロアルキル基ではないことを条件とする。
【0057】
一部の実施形態では、Cyは、C3〜10シクロアルキルであり、これは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよい。
【0058】
一部の実施形態では、Cyは、C3〜7シクロアルキルから選択され、これは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよい。
【0059】
一部の実施形態では、Cyは、シクロヘキシルから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよい。
【0060】
一部の実施形態では、Cyは、テトラヒドロ−2H−ピラン環であり、これは、1または2個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよい。
【0061】
一部の実施形態では、Cyは、シクロヘキシル、テトラヒドロ−2H−ピラン環、またはピペリジン環であり、これらは、それぞれ、R31基から独立に選択される1、2、3、または4個の置換基で置換されていてもよい。
【0062】
一部の実施形態では、Cyは、ピペリジン−4−イルであり、これは、1または2個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよい。
【0063】
一部の実施形態では、Cy4Aは、C3〜10シクロアルキレンおよび3〜10員のヘテロシクロアルキレンから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよいが、ただし、前記3〜10員のヘテロシクロアルキレンが、1個または複数個の窒素環員を有する飽和ヘテロシクロアルキレン基ではないことを条件とする。
【0064】
一部の実施形態では、Cy4Aは、C3〜10シクロアルキレンから選択され、これは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよい。
【0065】
一部の実施形態では、Cy4Aは、C3〜7シクロアルキレンから選択され、これは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよい。
【0066】
一部の実施形態では、Cy4Aは、シクロプロピレン、シクロブチレン、シクロペンチレン、シクロヘキシレン、およびシクロヘプチレンから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよい。
【0067】
一部の実施形態では、Cy4Aは、シクロヘキシレンから選択され、これらは、それぞれ、1または2個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよい。
【0068】
一部の実施形態では、Cyは、5〜10員のヘテロアリールであり、これは、1または2個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよい。
【0069】
一部の実施形態では、Cyは、1H−1,2,4−トリアゾリルであり、これは、1または2個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよい。
【0070】
一部の実施形態では、Cyは、1H−1,2,4−トリアゾリルである。
【0071】
一部の実施形態では、Cyは、C6〜10アリールまたは5〜10員のヘテロアリールであり、これらは、それぞれ、1または2個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよい。
【0072】
一部の実施形態では、Cyは、ピリジン環、ピラゾール環、またはトリアゾール環であり、これらは、それぞれ、1または2個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよい。
【0073】
一部の実施形態では、Rは、Cyであるが、ただし、Cyが、1個または複数個の窒素環員を有する3〜10員の飽和ヘテロシクロアルキルではないことを条件とし;かつRは、H、ハロ、シクロプロピル、シクロブチル、アゼチジン環、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキル−S−、CN、OC(=O)R、OC(=O)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、C(=NR)R、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから選択され;この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6アルコキシ、およびC1〜6アルキル−S−は、それぞれ、ハロ、CN、NO、OR、SR、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよい。
【0074】
一部の実施形態では:
各R31は、独立に、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa2、およびNRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキルは、それぞれ、ハロ、CN、ORa2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Ra2、Rc2、およびRd2は、独立に、H、C1〜6アルキル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され;かつ
各Rb2は、独立に、C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルから選択される。
【0075】
一部の実施形態では:
各R31は、独立に、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa2、C(=O)Rb2、C(=O)ORa2、およびNRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキルは、それぞれ、ハロ、CN、ORa2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Ra2、Rc2、およびRd2は、独立に、H、C1〜6アルキル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルは、それぞれ、1、2、または3個のCNにより置換されていてもよく;かつ
各Rb2は、独立に、C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルから選択され、これらは、それぞれ、1、2、または3個のCNにより置換されていてもよい。
【0076】
一部の実施形態では:
各R31は、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜4アルキル、C1〜4ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、C1〜3アルキルカルボニル、C1〜4アルコキシカルボニル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され、この際、前記C1〜4アルキル、C1〜3アルキルカルボニル、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノは、それぞれ、F、Cl、CN、カルバミル、C1〜3アルキルカルバミル、ジ(C1〜3アルキル)カルバミル、C1〜3アルキルアミノスルホニル、C1〜3アルキルスルホニル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよい。
【0077】
一部の実施形態では、各R31は、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され、この際、前記C1〜3アルキルおよびジ(C1〜3アルキル)アミノは、F、Cl、C1〜3アルキルアミノスルホニル、およびC1〜3アルキルスルホニルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよい。
【0078】
一部の実施形態では:
各R32は、独立に、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa2、およびNRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキルは、それぞれ、ハロ、CN、ORa2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Ra2、Rc2、およびRd2は、独立に、H、C1〜6アルキル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され;かつ
各Rb2は、独立に、C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルから選択される。
【0079】
一部の実施形態では、各R32は、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され、この際、前記C1〜3アルキルおよびジ(C1〜3アルキル)アミノは、F、Cl、C1〜3アルキルアミノスルホニル、およびC1〜3アルキルスルホニルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよい。
【0080】
一部の実施形態では:
は、C1〜6アルキルであり、これは、ハロ、CN、OH、C1〜6アルコキシ、S(C1〜6アルキル)、C(=O)(C1〜6アルキル)、C(=O)NH、C(=O)NH(C1〜6アルキル)、C(=O)N(C1〜6アルキル)、C(=O)O(C1〜6アルキル)、OC(=O)(C1〜6アルキル)、OC(=O)NH、OC(=O)NH(C1〜6アルキル)、OC(=O)N(C1〜6アルキル)、C(=NH)NH、C(=NH)NH(C1〜6アルキル)、C(=NH)N(C1〜6アルキル)、NHC(=NH)NH、NHC(=NH)NH(C1〜6アルキル)、NHC(=NH)N(C1〜6アルキル)、NH、NH(C1〜6アルキル)、N(C1〜6アルキル)、NHC(=O)(C1〜6アルキル)、N(C1〜6アルキル)C(=O)(C1〜6アルキル)、NHC(=O)(C1〜6アルキル)、NHC(=O)O(C1〜6アルキル)、N(C1〜6アルキル)C(=O)O(C1〜6アルキル)、NHC(=O)NH、NHC(=O)NH(C1〜6アルキル)、NHC(=O)N(C1〜6アルキル)、NHS(=O)(C1〜6アルキル)、N(C1〜6アルキル)S(=O)(C1〜6アルキル)、NHS(=O)(C1〜6アルキル)、N(C1〜6アルキル)S(=O)(C1〜6アルキル)、NHS(=O)NH、NHS(=O)NH(C1〜6アルキル)、NHS(=O)N(C1〜6アルキル)、S(=O)(C1〜6アルキル)、S(=O)NH、S(=O)NH(C1〜6アルキル)、S(=O)N(C1〜6アルキル)、S(=O)(C1〜6アルキル)、S(=O)NH、S(=O)NH(C1〜6アルキル)、およびS(=O)N(C1〜6アルキル)から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
は、Cyまたは−Cy4A−Cyであり;
Cyは、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく;
Cy4Aは、C6〜10アリーレン、C3〜10シクロアルキレン、5〜10員のヘテロアリーレン、および3〜10員のヘテロシクロアルキレンから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく;
Cyは、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
各R31は、独立に、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa2、およびNRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキルは、それぞれ、ハロ、CN、ORa2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各R32は、独立に、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa2、およびNRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキルは、それぞれ、ハロ、CN、ORa2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Ra2、Rc2、およびRd2は、独立に、H、C1〜6アルキル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され;
各Rb2は、独立に、C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルから選択され;
は、Hであり;かつ
は、Hである。
【0081】
一部の実施形態では:
は、C1〜6アルキルであり、これは、ハロ、CN、OR、およびNRS(=O)から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;この際、各RおよびRは、独立に、HおよびC1〜3アルキルから選択され;かつ各Rは、独立に、C1〜3アルキルから選択され;
は、Cyまたは−Cy4A−Cyであり;
Cyは、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく;
Cy4Aは、C6〜10アリーレン、C3〜10シクロアルキレン、5〜10員のヘテロアリーレン、および3〜10員のヘテロシクロアルキレンから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく;
Cyは、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
各R31は、独立に、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa2、およびNRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキルは、それぞれ、ハロ、CN、ORa2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各R32は、独立に、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa2、およびNRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキルは、それぞれ、ハロ、CN、ORa2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Ra2、Rc2、およびRd2は、独立に、H、C1〜6アルキル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され;
各Rb2は、独立に、C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルから選択され;
は、Hであり;かつ
は、Hである。
【0082】
一部の実施形態では:
は、C1〜6アルキルであり、これは、ハロ、CN、OR、およびNRS(=O)から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;この際、各RおよびRは、独立に、HおよびC1〜3アルキルから選択され;かつ各Rは、独立に、C1〜3アルキルから選択され;
は、Cyまたは−Cy4A−Cyであり;
Cyは、C3〜10シクロアルキルおよび3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよいが、ただし、前記3〜10員のヘテロシクロアルキルが、1個または複数個の窒素環員を有する飽和ヘテロシクロアルキル基ではないことを条件とし;
Cy4Aは、C3〜10シクロアルキレンおよび3〜10員のヘテロシクロアルキレンから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよいが、ただし、前記3〜10員のヘテロシクロアルキレンが、1個または複数個の窒素環員を有する飽和ヘテロシクロアルキレン基ではないことを条件とし;
Cyは、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
各R31は、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され、この際、前記C1〜3アルキルおよびジ(C1〜3アルキル)アミノは、F、Cl、C1〜3アルキルアミノスルホニル、およびC1〜3アルキルスルホニルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各R32は、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され、この際、前記C1〜3アルキルおよびジ(C1〜3アルキル)アミノは、F、Cl、C1〜3アルキルアミノスルホニル、およびC1〜3アルキルスルホニルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
は、Hであり;かつ
は、Hである。
【0083】
一部の実施形態では:
は、−CH−OH、−CH(CH)−OH、または−CH−NHSOCHであり;
は、Cyまたは−Cy4A−Cyであり;
Cyは、C3〜10シクロアルキルおよび3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよいが、ただし、前記3〜10員のヘテロシクロアルキルが、1個または複数個の窒素環員を有する飽和ヘテロシクロアルキル基ではないことを条件とし;
Cy4Aは、C3〜10シクロアルキレンおよび3〜10員のヘテロシクロアルキレンから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよいが、ただし、前記3〜10員のヘテロシクロアルキレンが、1個または複数個の窒素環員を有する飽和ヘテロシクロアルキレン基ではないことを条件とし;
Cyは、5〜10員のヘテロアリールから選択され、これは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
各R31は、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され、この際、前記C1〜3アルキルおよびジ(C1〜3アルキル)アミノは、F、Cl、C1〜3アルキルアミノスルホニル、およびC1〜3アルキルスルホニルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各R32は、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され、この際、前記C1〜3アルキルおよびジ(C1〜3アルキル)アミノは、F、Cl、C1〜3アルキルアミノスルホニル、およびC1〜3アルキルスルホニルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
は、Hであり;かつ
は、Hである。
【0084】
一部の実施形態では:
は、−CH−OH、−CH(CH)−OH、または−CH−NHSOCHであり;
は、Cyであり;
Cyは、C3〜10シクロアルキルおよび3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよいが、ただし、前記3〜10員のヘテロシクロアルキルが、1個または複数個の窒素環員を有する飽和ヘテロシクロアルキル基ではないことを条件とし;
各R31は、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され、この際、前記C1〜3アルキルおよびジ(C1〜3アルキル)アミノは、F、Cl、C1〜3アルキルアミノスルホニル、およびC1〜3アルキルスルホニルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
は、Hであり;かつ
は、Hである。
【0085】
一部の実施形態では:
は、H、メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、この際、前記メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルは、それぞれ、ハロ、CN、OR、NR、NRC(=O)R、およびNRS(=O)から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;各R、R、およびRは、独立に、H、メチル、およびエチルから選択され;かつ各Rは、独立に、メチルおよびエチルから選択されるか;または
別法では、Rは、シクロプロピルまたはアゼチジン環であり、これらは、それぞれ、1、2、または3個の独立に選択されるR21基で置換されていてもよく;
各R21は、独立に、C1〜3アルキルであり;
は、Cy、−Cy4A−Cy、または−Cy4A−Y−Cyであり;
は、C1〜4アルキレンまたはY11−C1〜4アルキレンであり;
11は、C(=O)であり;
Cyは、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよいが、ただし、前記3〜10員のヘテロシクロアルキレンが、1個または複数個の窒素環員を有する飽和ヘテロシクロアルキレン基ではないことを条件とし;
Cy4Aは、C3〜10シクロアルキレンおよび3〜10員のヘテロシクロアルキレンから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよいが、ただし、前記3〜10員のヘテロシクロアルキレンが、1個または複数個の窒素環員を有する飽和ヘテロシクロアルキレン基ではないことを条件とし;
Cyは、C6〜10アリールまたは5〜10員のヘテロアリールであり、これらは、それぞれ、1または2個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
各R31またはR32は、それぞれ独立に、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa2、C(=O)Rb2、C(=O)ORa2、およびNRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキルは、それぞれ、ハロ、CN、ORa2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Ra2、Rc2、およびRd2は、独立に、H、C1〜6アルキル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルは、それぞれ、1、2、または3個のCNによって置換されていてもよく;
各Rb2は、独立に、C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルから選択され、これらは、それぞれ、1、2、または3個のCNによって置換されていてもよく;
は、Hであり;かつ
は、Hである。
【0086】
一部の実施形態では:
は、H、メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、この際、前記メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルは、それぞれ、ハロ、CN、OR、NR、NRC(=O)R、およびNRS(=O)から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;各R、R、およびRは、独立に、H、メチル、およびエチルから選択され;各Rは、独立に、メチルおよびエチルから選択されるか;または
別法では、Rは、シクロプロピルまたはアゼチジン環であり、これらは、それぞれ、1、2、または3個の独立に選択されるR21基で置換されていてもよいが;
ただし、
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
が−N=CR−NR−であり、XがCであり、かつXがCであり;かつCyが、1個または複数個の窒素原子を有する非置換または置換の3〜10員の飽和ヘテロシクロアルキレンであるか、またはCy4Aが、1個または複数個の窒素原子を有する非置換または置換の3〜10員の飽和ヘテロシクロアルキレンである場合に、Rが、H、メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルから選択されることを条件とし、この際、前記メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルは、それぞれ、ハロ、CN、OR、NR、NRC(=O)R、およびNRS(=O)から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;各R、R、およびRは、独立に、H、メチル、およびエチルから選択され;かつ各Rは、独立に、メチルおよびエチルから選択され;
各R21は、独立に、C1〜3アルキルであり;
は、Cy、−Cy4A−Cy、または−Cy4A−Y−Cyであり;
は、C1〜4アルキレン、Y11−C1〜4アルキレン、またはC1〜6アルキレン−Y11であり;
11は、C(=O)またはNHC(=O)Oであり;
Cyは、フェニル、C3〜7シクロアルキル、および4〜6員のヘテロシクロアルキルから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく;Cy4Aは、C3〜7シクロアルキレンおよび4〜6員のヘテロシクロアルキレンから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく;
Cyは、フェニル、4〜6員のヘテロシクロアルキル、または5〜6員のヘテロアリールであり、これらは、それぞれ、1または2個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
各R31またはR32は、それぞれ独立に、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa2、C(=O)Rb2、C(=O)ORa2、およびNRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキルは、それぞれ、ハロ、CN、ORa2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Ra2、Rc2、およびRd2は、独立に、H、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルは、それぞれ、1、2、または3個のCNにより置換されていてもよく;
各Rb2は、独立に、C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルから選択され、これらは、それぞれ、1、2、または3個のCNにより置換されていてもよく;
は、Hであり;かつ
は、Hである。
【0087】
一部の実施形態では:
は、H、メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、この際、前記メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルは、それぞれ、ハロ、CN、OR、NR、NRC(=O)R、およびNRS(=O)から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;各R、R、およびRは、独立に、H、メチル、およびエチルから選択され;かつ各Rは、独立に、メチルおよびエチルから選択されるか;または
別法では、Rは、シクロプロピルまたはアゼチジン環であり、これらは、それぞれ、1、2、または3個の独立に選択されるR21基で置換されていてもよいが;
ただし、
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
が−N=CR−NR−であり、XがCであり、XがCであり;かつCyが、1個または複数個の窒素原子を有する非置換または置換の3〜10員の飽和ヘテロシクロアルキレンであるか、またはCy4Aが、1個または複数個の窒素原子を有する非置換または置換の3〜10員の飽和ヘテロシクロアルキレンである場合に、Rが、H、メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルから選択されることを条件とし、この際、前記メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルは、それぞれ、ハロ、CN、OR、NR、NRC(=O)R、およびNRS(=O)から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;各R、R、およびRは、独立に、H、メチル、およびエチルから選択され;かつ各Rは、独立に、メチルおよびエチルから選択され;
各R21は、独立に、C1〜3アルキルであり;
は、Cy、−Cy4A−Cy、または−Cy4A−Y−Cyであり;
は、C1〜4アルキレンまたはY11−C1〜4アルキレンであり;
11は、C(=O)であり;
Cyは、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく;
Cy4Aは、C3〜10シクロアルキレンおよび3〜10員のヘテロシクロアルキレンから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく;
Cyは、C6〜10アリールまたは5〜10員のヘテロアリールであり、これらは、それぞれ、1または2個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
各R31またはR32は、それぞれ独立に、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa2、C(=O)Rb2、C(=O)ORa2、およびNRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキルは、それぞれ、ハロ、CN、ORa2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Ra2、Rc2、およびRd2は、独立に、H、C1〜6アルキル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルは、それぞれ、1、2、または3個のCNにより置換されていてもよく;
各Rb2は、独立に、C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルから選択され、これらは、それぞれ、1、2、または3個のCNにより置換されていてもよく;
は、Hであり;かつ
は、Hである。
【0088】
一部の実施形態では:
は、−CH−OH、−CH(CH)−OH、または−CH−NHSOCHであり;
は、−Cy4A−Cyであり;
Cy4Aは、C3〜10シクロアルキレンおよび3〜10員のヘテロシクロアルキレンから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよいが、ただし、前記3〜10員のヘテロシクロアルキレンが、1個または複数個の窒素環員を有する飽和ヘテロシクロアルキレン基ではないことを条件とし;
Cyは、5〜10員のヘテロアリールから選択され、これは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
各R31は、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され、この際、前記C1〜3アルキルおよびジ(C1〜3アルキル)アミノは、F、Cl、C1〜3アルキルアミノスルホニル、およびC1〜3アルキルスルホニルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各R32は、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され、この際、前記C1〜3アルキルおよびジ(C1〜3アルキル)アミノは、F、Cl、C1〜3アルキルアミノスルホニル、およびC1〜3アルキルスルホニルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
は、Hであり;かつ
は、Hである。
【0089】
一部の実施形態では:
は、−CH−OH、−CH(CH)−OH、または−CH−NHSOCHであり;
は、Cyまたは−Cy4A−Cyであり;
Cyは、シクロヘキシレンおよび2H−テトラヒドロフラン環から選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく;
Cy4Aは、シクロヘキシレンおよび2H−テトラヒドロフラン環から選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく
Cyは、5〜10員のヘテロアリールから選択され、これは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
各R31は、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され、この際、前記C1〜3アルキルおよびジ(C1〜3アルキル)アミノは、F、Cl、C1〜3アルキルアミノスルホニル、およびC1〜3アルキルスルホニルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各R32は、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され、この際、前記C1〜3アルキルおよびジ(C1〜3アルキル)アミノは、F、Cl、C1〜3アルキルアミノスルホニル、およびC1〜3アルキルスルホニルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
は、Hであり;かつ
は、Hである。
【0090】
一部の実施形態では:
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
は−N=CR−NR−であり、XはCであり、XはCであり、かつYはCRであるか;または
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
は−CR=CR−NR−であり、XはCであり、XはCであり、かつYはCRであるか;または
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
は−CR1a−C(=O)−NR−であり、XはCであり、XはCであり、かつYはCRであるか;または
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
は−O−C(=O)−NR−であり、XはCであり、XはCであり、かつYはCRであるか;または
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
は=N−CR=CR−であり、XはNであり、XはCであり、かつYはCRである。
【0091】
一部の実施形態では:
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
は−N=CR−NR−であり、XはCであり、XはCであり、かつYはCRであるか;または
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
は−CR=CR−NR−であり、XはCであり、XはCであり、かつYはCRであるか;または
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
は−CR1a−C(=O)−NR−であり、XはCであり、XはCであり、かつYはCRであるか;または
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
は−O−C(=O)−NR−であり、XはCであり、XはCであり、かつYはCRであるか;または
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
は=N−CR=CR−であり、XはNであり、XはCであり、かつYはCRであるか;または
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
は−N=N−NR−であり、XはCであり、XはCであり、かつYはCRであるか;または
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
は−NR−C(=O)−NR−であり、XはCであり、XはCであり、かつYはCRであるか;または
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
は−N=CR−CR=であり、XはCであり、XはNであり、かつYはCRであるか;または
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
は−CR=CR−CR=であり、XはCであり、XはNであり、かつYはCRであるか;または
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
は=N−N=CR−であり、XはNであり、XはCであり、かつYはCRであるか;または
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
は=CR−N=CR−であり、XはNであり、XはCであり、かつYはCRであるか;または
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
は=CR−CR=CR−であり、XはNであり、XはCであり、かつYはCRであるか;または
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
は−CR=N−NR−であり、XはCであり、XはCであり、かつYはCRであるか;または
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
は−O−N=CR−であり、XはCであり、XはCであり、かつYはCRであるか;または
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
は−NR−N=CR−であり、XはCであり、XはCであり、かつYはCRであるか;または
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
は−S−N=CR−であり、XはCであり、XはCであり、かつYはCRであるか;または
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
は−O−CR=CR−であり、XはCであり、XはCであり、かつYはCRであるか;または
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
は−S−CR=CR−であり、XはCであり、XはCであり、かつYはCRであるか;または
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
は=N−NR−CR−であり、XはCであり、XはCであり、かつYはCRであるか;または
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
は−C(=O)−NR−CR−であり、XはCであり、XはCであり、かつYはCRである。
【0092】
一部の実施形態では、
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
は−CR=CR−NR−であり、XはCであり、かつXはCである。
【0093】
一部の実施形態では、
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
は−CR1a−C(=O)−NR−であり、XはCであり、かつXはCである。
【0094】
一部の実施形態では、
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
は−O−C(=O)−NR−であり、XはCであり、かつXはCである。
【0095】
一部の実施形態では、
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
は=N−CR=CR−であり、XはNであり、かつXはCである。
【0096】
一部の実施形態では、本化合物は、式IIaの化合物:
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
またはその薬学的に許容される塩である。
【0097】
一部の実施形態では、本化合物は、式IIbの化合物:
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
またはその薬学的に許容される塩である。
【0098】
一部の実施形態では、本化合物は、式IIcの化合物:
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
またはその薬学的に許容される塩である。
【0099】
一部の実施形態では、本化合物は、式IIdの化合物:
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
またはその薬学的に許容される塩である。
【0100】
一部の実施形態では、本化合物は、式IIeの化合物:
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
またはその薬学的に許容される塩である。
【0101】
一部の実施形態では、本化合物は、式IIfの化合物:
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
またはその薬学的に許容される塩である。
【0102】
一部の実施形態では、本化合物は、式IIIaの化合物:
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
またはその薬学的に許容される塩である。
【0103】
一部の実施形態では、本化合物は、式IIIbの化合物:
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
またはその薬学的に許容される塩である。
【0104】
一部の実施形態では、本化合物は、式IIIcの化合物:
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
またはその薬学的に許容される塩である。
【0105】
一部の実施形態では、本化合物は、式IV−1〜IV−18のいずれか1つの化合物:
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
またはその薬学的に許容される塩である。
【0106】
一部の実施形態では、本化合物は、式IV−19〜IV−28のいずれか1つの化合物:
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
またはその薬学的に許容される塩である。
【0107】
一部の実施形態では、本化合物は、式Vの化合物:
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
またはその薬学的に許容される塩である。
【0108】
一部の実施形態では、本化合物は、式VIの化合物:
【化64】
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またはその薬学的に許容される塩である。
【0109】
一部の実施形態では、本化合物は、式VIIの化合物:
【化65】
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またはその薬学的に許容される塩である。
【0110】
一部の実施形態では、本化合物は、式VIIIの化合物:
【化66】
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またはその薬学的に許容される塩である。
【0111】
一部の実施形態では、本化合物は、式IXの化合物:
【化67】
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またはその薬学的に許容される塩である。
【0112】
一部の実施形態では、本化合物は、式Xの化合物:
【化68】
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またはその薬学的に許容される塩である。
【0113】
さらに、明確にするために別々の実施形態の文脈において記載されている本発明のある種の特徴を、単一の実施形態に組み合わせて提供することもできることが分かる(同時に、各実施形態は、多重に依存した形態で記載されているかのように組み合わされることが意図されている)。逆に、簡潔にするために単一の実施形態の文脈において記載されている本発明の様々な特徴を、別々に、または任意の適切な部分的組み合わせで提供することもできる。
【0114】
本明細書の様々な箇所において、本発明の化合物の置換基は、群または範囲において開示されている。本発明は、そのような群および範囲のメンバーからなるいずれもすべての個々の部分的組み合わせを含むことが、特に意図されている。例えば、用語「C1〜6アルキル」は、具体的には、メチル、エチル、Cアルキル、Cアルキル、Cアルキル、およびCアルキルを個々に開示することを意図したものである。
【0115】
本明細書の様々な箇所において、架橋置換基が記載されている。構造が明らかに架橋基を必要とする場合に、その基について列挙されているマーカッシュ形式の変項は、架橋基であることが理解される。例えば、構造が架橋基を必要とし、かつその変項についてのマーカッシュ形式の群の定義が「アルキル」または「アリール」を列挙している場合に、「アルキル」または「アリール」は、それぞれ架橋アルキレン基またはアリーレン基を表すと理解されたい。
【0116】
本明細書の様々な箇所において、環が記載されている(例えば、「ピペリジン環」)。別段の指定がない限り、これらの環は、原子価により許容される場合に、任意の環員のところで、分子の残りの部分に結合していてよい。例えば、用語「2H−テトラヒドロピラン環」は、2H−テトラヒドロピラン−2−イル、2H−テトラヒドロピラン−3−イル、2H−テトラヒドロピラン−4−イル環などを指し得る。
【0117】
用語「n員の」(この際、nは整数である)は、典型的には、ある部分における環形成原子の数を記載しており、この際、環形成原子の数がnである。例えば、2H−テトラヒドロピランは、6員のヘテロシクロアルキル環の例であり、1H−1,2,4−トリアゾールは、5員のヘテロアリール環の例であり、ピリジンは、6員のヘテロアリール環の例であり、かつ1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレンは、10員のシクロアルキル基の例である。
【0118】
変項が1つより多く出現している本発明の化合物では、各変項は、その変項を定義する群から独立に選択される異なる部分であってよい。例えば、構造が、同じ化合物上に同時に存在する2個のR基を有して記載されている場合に、その2個のR基は、Rについて定義された群から独立に選択される異なる部分を表し得る。別の例では、場合によって複数の置換基が、形式:
【化69】
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で示されている場合に、置換基Rは、その環上でpの回数で生じていてよく、かつRは、出現する毎に異なる部分であってよいことを理解されたい。各R基は、(CH水素原子の一方または両方を含めた、環原子に結合した任意の水素原子に代わり得ることを理解されたい。さらに、上記の例では、変項Qは、水素を含むと定義されるべきである。例えば、QがCH、NHなどであると記載されている場合に、上記の例中のRなどのいずれの浮動(floating)置換基も、Q変項の水素に、さらには、環の、変項ではない任意の他の構成要素中の水素に代わり得る。
【0119】
本明細書で使用する場合、語句「置換されていてもよい」は、非置換か、または置換されていることを意味する。本明細書で使用する場合、用語「置換されている(置換の)」は、水素原子が除去されて、置換基により置き換えられていることを意味する。所与の原子での置換は、原子価により制限されることを理解されたい。
【0120】
本明細書で使用する場合、単独か、または他の用語と組み合わせて使用される用語「Cn〜mアルキル」は、n〜m個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖であってよい飽和炭化水素基を指す。一部の実施形態では、アルキル基は、1〜6個、1〜4個、または1〜3個の炭素原子を含有する。アルキル部分の例には、これらだけに限定されないが、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、2−メチル−1−ブチル、3−ペンチル、n−ヘキシル、1,2,2−トリメチルプロピルなどの化学基が含まれる。
【0121】
本明細書で使用する場合、単独か、または他の用語と組み合わせて使用される用語「アルキレン」は、分枝鎖または直鎖であってよい二価アルキル架橋基を指し、この際、2個の置換基が、アルキレン架橋基の任意の位置に結合し得る。アルキレン基の例には、これらだけに限定されないが、エタン−1,2−ジイル、プロパン−1,3−ジイル、プロパン−1,2−ジイル、ブタン−1,4−ジイル、ブタン−1,3−ジイル、ブタン−1,2−ジイル、2−メチル−プロパン−1,3−ジイルなどが含まれる。
【0122】
本明細書で使用する場合、「Cn〜mアルケニル」は、1つまたは複数の二重炭素−炭素結合を有し、かつn〜m個の炭素を有するアルキル基を指す。一部の実施形態では、アルケニル部分は、2〜6個、2〜4個、または2〜3個の炭素原子を含有する。アルケニル基の例には、これらだけに限定されないが、エテニル、n−プロペニル、イソプロペニル、n−ブテニル、sec−ブテニルなどが含まれる。
【0123】
本明細書で使用する場合、「Cn〜mアルキニル」は、1つまたは複数の三重炭素−炭素結合を有し、かつn〜m個の炭素を有するアルキル基を指す。アルキニル基の例には、これらだけに限定されないが、エチニル、プロピン−1−イル、プロピン−2−イルなどが含まれる。一部の実施形態では、アルキニル部分は、2〜6個、2〜4個、または2〜3個の炭素原子を含有する。
【0124】
本明細書で使用する場合、単独か、または他の用語と組み合わせて使用される用語「アルケニレン」は、分枝鎖または直鎖であってよい二価アルケニル架橋基を指し、この際、2個の置換基は、アルケニレン架橋基の任意の位置に結合し得る。
【0125】
本明細書で使用する場合、単独か、または他の用語と組み合わせて使用される用語「アルキニレン」は、分枝鎖または直鎖であってよい二価アルキニル架橋基を指し、この際、2個の置換基は、アルキニレン架橋基の任意の位置に結合し得る。
【0126】
本明細書で使用する場合、単独か、または他の用語と組み合わせて使用される用語「C1〜3アルコキシ」は、式:−O−アルキルの基を指し、この際、このアルキル基は、1〜3個の炭素を有する。アルコキシ基の例には、メトキシ、エトキシ、およびプロポキシ(例えば、n−プロポキシおよびイソプロポキシ)が含まれる。
【0127】
本明細書で使用する場合、用語「アミノ」は、式:−NHの基を指す。
【0128】
本明細書で使用する場合、用語「C1〜3アルキルアミノ」は、式:−NH(アルキル)の基を指し、この際、このアルキル基は、1〜3個の炭素原子を有する。
【0129】
本明細書で使用する場合、用語「ジ(C1〜3−アルキル)アミノ」は、式:−N(アルキル)の基を指し、この際、この2個のアルキル基は、それぞれ独立に、1〜3個の炭素原子を有する。
【0130】
本明細書で使用する場合、用語「C1〜4アルコキシカルボニル」は、式:−C(O)O−アルキルの基を指し、この際、このアルキル基は、1〜4個の炭素原子を有する。
【0131】
本明細書で使用する場合、用語「C1〜3アルキルカルボニル」は、式:−C(O)−アルキルの基を指し、この際、このアルキル基は、1〜3個の炭素原子を有する。
【0132】
本明細書で使用する場合、用語「カルボキシ」は、式:−C(O)OHの基を指す。
【0133】
本明細書で使用する場合、用語「チオ」は、式:−SHの基を指す。
【0134】
本明細書で使用する場合、用語「C1〜3アルキルチオ」は、式:−S−(C1〜3アルキル)の基を指す。
【0135】
本明細書で使用する場合、用語「C1〜3アルキルスルフィニル」は、式:−S(O)−アルキルの基を指し、この際、このアルキル基は、1〜3個の炭素原子を有する。
【0136】
本明細書で使用する場合、用語「C1〜3アルキルスルホニル」は、式:−S(O)−アルキルの基を指し、この際、このアルキル基は、1〜3個の炭素原子を有する。
【0137】
本明細書で使用する場合、用語「C1〜3アルキルカルボニルオキシ」は、式:−OC(O)−アルキルの基を指し、この際、このアルキル基は、1〜3個の炭素原子を有する。
【0138】
本明細書で使用する場合、用語「C1〜3アルキルカルボニルアミノ」は、式:−NHC(O)−アルキルの基を指し、この際、このアルキル基は、1〜3個の炭素原子を有する。
【0139】
本明細書で使用する場合、用語「アミノカルボニルアミノ」は、式:−NHC(O)NHの基を指す。
【0140】
本明細書で使用する場合、用語「C1-3アルキルアミノカルボニルアミノ」は、式:−NHC(O)NH(アルキル)の基を指し、この際、前記アルキルは、1〜3個の炭素原子を有する。
【0141】
本明細書で使用する場合、用語「ジ(C1-3アルキルアミノカルボニルアミノ」は、式:−NHC(O)N(アルキル)の基を指し、この際、この各アルキルは、独立に、1〜3個の炭素原子を有する。
【0142】
本明細書で使用する場合、用語「カルバミル」は、式:−C(O)−NHの基を指す。
【0143】
本明細書で使用する場合、用語「C1〜3アルキルカルバミル」は、式:−C(O)−NH(アルキル)の基を指し、この際、このアルキル基は、1〜3個の炭素原子を有する。
【0144】
本明細書で使用する場合、用語「ジ(C1〜3−アルキル)カルバミル」は、式:−C(O)N(アルキル)の基を指し、この際、この2個のアルキル基は、それぞれ独立に、1〜3個の炭素原子を有する。
【0145】
本明細書で使用する場合、用語「C1-3アルキルスルホニルアミノ」は、式:−NHS(O)−アルキルの基を指し、この際、前記アルキルは、1〜3個の炭素原子を有する。
【0146】
本明細書で使用する場合、用語「アミノスルホニル」は、式:−S(O)NHの基を指す。
【0147】
本明細書で使用する場合、用語「C1-3アルキルアミノスルホニル」は、式:−S(O)NH(アルキル)の基を指し、この際、前記アルキルは、1〜3個の炭素原子を有する。
【0148】
本明細書で使用する場合、用語「ジ(C1〜3アルキル)アミノスルホニル」は、式:−S(O)N(アルキル)の基を指し、この際、この各アルキルは、独立に、1〜3個の炭素原子を有する。
【0149】
本明細書で使用する場合、用語「アミノスルホニルアミノ」は、式:−NHS(O)NHの基を指す。
【0150】
本明細書で使用する場合、用語「C1〜3アルキルアミノスルホニルアミノ」は、式:−NHS(O)NH(アルキル)の基を指し、この際、前記アルキルは、1〜3個の炭素原子を有する。
【0151】
本明細書で使用する場合、用語「ジ(C1〜3アルキルアミノスルホニルアミノ」は、式:−NHS(O)N(アルキル)の基を指し、この際、この各アルキルは、独立に、1〜3個の炭素原子を有する。
【0152】
本明細書で使用する場合、用語「HO−Cn−m−アルキル」は、式:−アルキレン−OHの基を指し、この際、前記アルキレン基は、n〜m個の炭素原子を有する。一部の実施形態では、アルキレン基は、1〜3個の炭素原子を有する。
【0153】
本明細書で使用する場合、用語「Co〜pアルコキシ−Cn〜m−アルキル」は、式:−アルキレン−O−アルキルの基を指し、この際、前記アルキレン基は、n〜m個の炭素原子を有し、かつ前記アルキル基は、o〜p個の炭素原子を有する。一部の実施形態では、そのアルキルおよびアルキレン基は、それぞれ独立に、1〜3個の炭素原子を有する。
【0154】
本明細書で使用する場合、単独か、または他の用語と組み合わせて使用される用語「カルボニル」は、−C(O)−基を指す。
【0155】
本明細書で使用する場合、単独か、または他の用語と組み合わせて使用される「ハロ」または「ハロゲン」には、フルオロ、クロロ、ブロモ、およびヨードが含まれる。
【0156】
本明細書で使用する場合、単独か、または他の用語と組み合わせて使用される用語「Cn〜mハロアルキル」は、同じでも、異なってもよい最大{2(n〜m)+1}個のハロゲン原子を有するCn〜mアルキル基を指す。一部の実施形態では、そのハロゲン原子は、フルオロ原子である。一部の実施形態では、そのアルキル基は、1〜6個または1〜4個の炭素原子を有する。ハロアルキル基の例には、CF、C、CHF、CCl、CHCl、CClなどが含まれる。一部の実施形態では、そのハロアルキル基はフルオロアルキル基である。
【0157】
本明細書で使用する場合、「Cn〜mハロアルコキシ」は、n〜m個の炭素原子を有する式:−O−ハロアルキルの基を指す。ハロアルコキシ基の例は、OCFである。一部の実施形態では、そのハロアルコキシ基はフッ素化のみされている。一部の実施形態では、そのアルキル基は、1〜6個または1〜4個の炭素原子を有する。
【0158】
本明細書で使用する場合、用語「シアノ−Cn〜mアルキル」は、シアノ基により置換されているCn〜mアルキルを指す。一部の実施形態では、そのアルキル基は、1〜3個の炭素原子を有する。
【0159】
本明細書で使用する場合、ある部分の名称の前に用語「単環式」が出現することは、その部分が単一の環を有することを示す。
【0160】
本明細書で使用する場合、単独か、または他の用語と組み合わせて使用される用語「シクロアルキル」は、非芳香族環式炭化水素部分を指し、これは、環構造の一部として1個または複数個のアルケニレン基を含有してもよい。シクロアルキル基は、単環式または多環式(例えば、2、3、または4個の縮合環、スピロ環、または架橋環を有する)環系を含み得る。他にも、シクロアルキルの定義には、シクロアルキル環に縮合している(すなわち、シクロアルキル環と共通の結合を有する)1個または複数個の芳香環を有する部分、例えば、シクロペンタン、シクロペンテン、シクロヘキサンなどのベンゾ誘導体が含まれる。シクロアルキル基の1個または複数個の環形成炭素原子は酸化されて、カルボニル連結を形成していてよい。一部の実施形態では、シクロアルキルは、単環式または二環式である3〜10員のシクロアルキルである。一部の実施形態では、シクロアルキルは、3〜6または3〜7単環式シクロアルキルである。例示的なシクロアルキル基には、1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘキサジエニル、シクロヘプタトリエニル、ノルボルニル、ノルピニル、ノルカルニル、アダマンチルなどが含まれる。一部の実施形態では、そのシクロアルキル基は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルである。
【0161】
本明細書で使用する場合、単独か、または他の用語と組み合わせて使用される用語「アリール」は、これらだけに限定されないが、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、アントラセニル、フェナントレニルなどの単環式または多環式(例えば、2、3、または4個の縮合環を有する)芳香族炭化水素を指す。一部の実施形態では、アリールはC6〜10アリールである。一部の実施形態では、そのアリール基は、ナフタレン環またはフェニル環である。一部の実施形態では、そのアリール基はフェニルである。
【0162】
本明細書で使用する場合、単独か、または他の用語と組み合わせて使用される用語「ヘテロアリール」は、窒素、硫黄、および酸素から選択される1個または複数個のヘテロ原子環員を有する単環式または多環式(例えば、2、3、または4個の縮合環を有する)芳香族炭化水素部分を指す。一部の実施形態では、ヘテロアリールは、1〜9個の炭素原子ならびに窒素、硫黄、および酸素から独立に選択される1、2、3、または4個のヘテロ原子環員を含む単環式または二環式の5〜10員のヘテロアリールである。一部の実施形態では、ヘテロアリールは、1〜5個の炭素原子ならびに窒素、硫黄、および酸素から独立に選択される1、2、3、または4個のヘテロ原子環員を含む単環式または二環式の5〜6員のヘテロアリールである。ヘテロアリール基が1個よりも多いヘテロ原子環員を含有する場合に、そのヘテロ原子は、同じでも異なってもよい。ヘテロアリール基の例には、これらだけに限定されないが、ピリジン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、ピロール、ピラゾール、アゾリル、オキサゾール、チアゾール、イミダゾール、フラン、チオフェン、キノリン、イソキノリン、インドール、ベンゾチオフェン、ベンゾフラン、ベンゾイソオキサゾール、イミダゾ[1,2−b]チアゾール、プリンなどが含まれる。
【0163】
5員の環ヘテロアリールは、5個の環原子を有する環を含むヘテロアリールであり、この際、1個または複数個(例えば、1、2、または3個)の環原子は、独立に、N、O、およびSから選択される。例示的な5員の環ヘテロアリールは、チエニル、フリル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、1,2,3−トリアゾリル、テトラゾリル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−トリアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、および1,3,4−オキサジアゾリルである。
【0164】
6員の環ヘテロアリールは、6個の環原子を有する環を含むヘテロアリールであり、この際、1個または複数個(例えば、1、2、または3個)の環原子は、独立に、N、O、およびSから選択される。例示的な6員の環ヘテロアリールは、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、トリアジニル、およびピリダジニルである。
【0165】
本明細書で使用する場合、用語「ヘテロアリールアルキル」は、式−アルキレン−ヘテロアリールの基を指す。一部の実施形態では、ヘテロアリールアルキルは、C1〜9ヘテロアリール−C1〜3アルキルであり、この際、このヘテロアリール部分は、単環式または二環式であり、かつ窒素、硫黄、および酸素から独立に選択される1、2、3、または4個のヘテロ原子環員を有する。
【0166】
本明細書で使用する場合、単独か、または他の用語と組み合わせて使用される用語「ヘテロシクロアルキル」は、この環構造の一部として1個または複数個のアルケニレンまたはアルキニレン基を含有してもよく、かつ窒素、硫黄、および酸素から独立に選択される少なくとも1個のヘテロ原子環員を有する非芳香環系を指す。ヘテロシクロアルキル基が1個よりも多いヘテロ原子を含有する場合に、ヘテロ原子は、同じでも異なってもよい。ヘテロシクロアルキル基は、単環式または多環式(例えば、2、3、または4個の縮合環、スピロ環、または架橋環を有する)環系を含んでよい。他にも、ヘテロシクロアルキルの定義には、非芳香環に縮合している(すなわち、非芳香環と共通の結合を有する)1つまたは複数の芳香環を有する部分、例えば、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリンなどが含まれる。ヘテロシクロアルキル基の環(複数可)中の炭素原子またはヘテロ原子は酸化されて、カルボニルまたはスルホニル基(または他の酸化された連結)を形成していてよいか、または窒素原子は4級化されていてよい。一部の実施形態では、ヘテロシクロアルキルは、2〜9個の炭素原子ならびに窒素、硫黄、および酸素から独立に選択される1、2、3、または4個のヘテロ原子環員を含む単環式または二環式の5〜10員のヘテロシクロアルキルである。ヘテロシクロアルキル基の例には、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン、アゼチジン、アゼパン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、チオモルホリン、ピラン、および2−オキソ−1,3−オキサゾリジン環が含まれる。
【0167】
本明細書で使用する場合、用語「ヘテロシクロアルキルアルキル」は、式:−アルキレン−ヘテロシクロアルキルの基を指す。一部の実施形態では、ヘテロシクロアルキルアルキルは、C2〜9ヘテロシクロアルキル−C1〜3アルキルであり、この際、このヘテロシクロアルキル部分は、単環式または二環式であり、かつ窒素、硫黄、および酸素から独立に選択される1、2、3、または4個のヘテロ原子環員を有する。
【0168】
本明細書に記載の化合物は、不斉であってよい(例えば、1つまたは複数の立体中心を有する)。鏡像異性体およびジアステレオマーなどのすべての立体異性体が、別段に示さない限り、意図されている。不斉に置換された炭素原子を含有する本発明の化合物は、光学的に活性な形態またはラセミ体で単離することができる。光学的に不活性な出発物質から光学的に活性な形態を調製する方法は、当技術分野で公知であり、ラセミ混合物を分割することによる方法または立体選択的合成による方法などがある。本明細書に記載の化合物には、オレフィン、C=N二重結合などの多くの幾何異性体も存在し得て、そのような安定な異性体はすべて、本発明において企図される。本発明の化合物のシスおよびトランス幾何異性体が記載され、異性体の混合物として、または分離された異性体型として単離することができる。
【0169】
化合物のラセミ混合物の分割は、当技術分野で公知の多数の方法のいずれによっても実施することができる。方法の例には、光学的に活性で、塩形成有機酸であるキラル分割酸を使用する分別再結晶化が含まれる。分別再結晶化法に適した分割剤は、例えば、酒石酸、ジアセチル酒石酸、ジベンゾイル酒石酸、マンデル酸、リンゴ酸、乳酸、またはβ−カンファースルホン酸などの様々な光学的に活性なカンファースルホン酸のD型およびL型などの光学的に活性な酸である。分別結晶化法に適した他の分割剤には、立体異性的に純粋な形態のα−メチルベンジルアミン(例えば、S型およびR型、またはジアステレオ異性的に純粋な形態)、2−フェニルグリシノール、ノルエフェドリン、エフェドリン、N−メチルエフェドリン、シクロヘキシルエチルアミン、1,2−ジアミノシクロヘキサンなどが含まれる。
【0170】
ラセミ混合物の分割は、光学的に活性な分割剤(例えば、ジニトロベンゾイルフェニルグリシン)を充填されたカラムでの溶出により実施することもできる。適切な溶出溶媒の組成は、当業者であれば決定することができる。
【0171】
本発明の化合物には、互変異性型も含まれる。互変異性型は、プロトンの同時移動を伴って、単結合が、隣接する二重結合と入れ替わることから生じる。互変異性型には、同じ実験式および総電荷を有する異性体プロトン化状態であるプロトトロピー互変異性体が含まれる。プロトトロピー互変異性体の例には、ケトン−エノールの対、アミド−イミド酸の対、ラクタム−ラクチムの対、エナミン−イミンの対や、プロトンが複素環系の2つ以上の位置を占有し得る環状形態、例えば、1H−および3H−イミダゾール、1H−、2H−、および4H−1,2,4−トリアゾール、1H−および2H−イソインドール、ならびに1H−および2H−ピラゾールが含まれる。互変異性型は、平衡状態にあるか、または適切な置換により1つの形態へと立体的にロックすることができる。
【0172】
本発明の化合物はまた、中間体または最終化合物中に生じている原子の同位体すべてを含むことができる。同位体には、同じ原子番号を有するが、異なる質量数を有する原子が含まれる。例えば、水素の同位体には、トリチウムおよびジュウテリウムが含まれる。一部の実施形態では、式Iのアゼチジン環中の1、2、または3個のCH基は、CHDまたはCD基により置き換えられている。一部の実施形態では、式Iのピペリジン環中の1、2、または3個のCHまたはCH基は、それぞれCHD、CD、またはCD基によって置き換えられている。一部の実施形態では、式Iのピペリジン環中の1、2、3、4、または5個のCHまたはCH基は、それぞれCHD、CD、またはCD基によって置き換えられている。
【0173】
用語「化合物」は、本明細書で使用する場合、図示されている構造の立体異性体、幾何異性体、互変異性体、および同位体のすべてを含むことが意図されている。
【0174】
すべての化合物およびその薬学的に許容される塩は、水および溶媒などの他の物質と一緒に存在してもよいし(例えば、水和物および溶媒和物)、単離されていてもよい。
【0175】
一部の実施形態では、本発明の化合物またはその塩は、実質的に単離されている。「実質的に単離されている」とは、その化合物が、形成または検出された環境から少なくとも部分的に、または実質的に分離されていることを意味する。部分的な分離には、例えば、本発明の化合物を豊富にした組成物が含まれ得る。実質的な分離には、少なくとも約50重量%、少なくとも約60重量%、少なくとも約70重量%、少なくとも約80重量%、少なくとも約90重量%、少なくとも約95重量%、少なくとも約97重量%、または少なくとも約99重量%の本発明の化合物またはその塩を含有する組成物が含まれ得る。化合物およびそれらの塩を単離する方法は、当技術分野では日常的である。
【0176】
語句「薬学的に許容される」は、適正な医学的判断の範囲内で、合理的なベネフィット/リスク比に相応して、過剰な毒性、刺激、アレルギー性応答、または他の問題もしくは合併症を伴うことなく、ヒトおよび動物の組織と接触させて使用するために適している化合物、物質、組成物、および/または剤形を指すために本明細書では使用される。
【0177】
表現「周囲温度」および「室温」は、本明細書で使用する場合、当技術分野で理解され、一般に、反応を実施する部屋の温度付近、例えば、約20℃〜約30℃の温度である温度、例えば、反応温度を指す。
【0178】
本発明は他にも、本明細書に記載の化合物の薬学的に許容される塩を含む。本明細書で使用する場合、「薬学的に許容される塩」は、既存の酸部分または塩基部分をその塩形態に変換することにより、親化合物が改変されている開示されている化合物の誘導体を指す。薬学的に許容される塩の例には、これらだけに限定されないが、アミンなどの塩基性残基の鉱酸または有機酸の塩;カルボン酸などの酸性残基のアルカリ塩または有機塩などが含まれる。本発明の薬学的に許容される塩には、例えば、非毒性の無機酸または有機酸から形成される親化合物の非毒性塩が含まれる。本発明の薬学的に許容される塩は、慣例の化学的方法により、塩基性または酸性の部分を含有する親化合物から合成することができる。一般に、そのような塩は、水中、もしくは有機溶媒中、またはそれら2つの混合物中で、これらの化合物の遊離の酸または塩基の形態を化学量論的量の適切な塩基または酸と反応させることにより調製することができる。一般に、エーテル、酢酸エチル、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、イソ−プロパノール、もしくはブタノール)またはアセトニトリル(ACN)などの非水性媒体が好ましい。適切な塩のリストは、それぞれその全体が参照により本明細書に組み込まれるRemington’s Pharmaceutical Sciences、第17版、Mack Publishing Company、Easton、Pa.、1985、p.1418およびJournal of Pharmaceutical Science、66、2 (1977)において見出される。一部の実施形態では、本明細書に記載の化合物には、N−オキシド形態が含まれる。
【0179】
合成
その塩を含めた本発明の化合物は、公知の有機合成技法を使用して調製することができ、また、以下のスキームにおけるものなどの多くの可能な合成経路のいずれによっても、合成することができる。本発明の化合物を調製するための反応は、有機合成の当業者であれば容易に選択することができる適切な溶媒中で実施することができる。適切な溶媒は、反応を実施する温度、例えば、溶媒の凍結温度から溶媒の沸点までの範囲であってよい温度において、出発物質(反応物)、中間体、または生成物と実質的に非反応性であってよい。所与の反応を、1種の溶媒または1種より多い溶媒の混合物中で実施することができる。特定の反応ステップに応じて、当業者であれば、特定の反応ステップに適した溶媒を選択することができる。
【0180】
本発明の化合物の調製は、様々な化学基の保護および脱保護を必要とし得る。保護および脱保護の必要性、ならびに適切な保護基の選択は、当業者であれば容易に決定することができる。保護基の化学作用は、例えば、その全体が参照により本明細書に組み込まれるWutsおよびGreene、Protective Groups in Organic Synthesis、第4版、John Wiley & Sons:New Jersey(2007)において見出すことができる。
【0181】
反応を、当技術分野で公知の任意の適切な方法によりモニターすることができる。例えば、生成物の形成を、核磁気共鳴分光法(例えば、Hまたは13C)、赤外分光法、分光測光法(例えば、可視UV)、質量分析法などの分光学的手段により、または高速液体クロマトグラフィー(HPLC)もしくは薄層クロマトグラフィー(TLC)などのクロマトグラフィーの方法によりモニターすることができる。
【0182】
式Iの化合物は、下記のスキームにおける手順に類似した手順により合成することができる。X−X−Xが−N=CR−NR−であり、XがCであり、XがCである場合に、式Iの化合物は、スキーム1に図示されているとおりに調製することができる。適切に置換されたチエノピリジン1を、ジクロロメタン中の硝酸テトラブチルアンモニウムおよびトリフルオロ酢酸無水物、または硫酸中の硝酸などの条件下でニトロ化に掛けると、式2の化合物を得ることができる。チエノピリジノール2を、加熱したPOCl、またはPOCl/PClなどの他の適切な塩素化条件下で反応させると、対応する塩化物3が得られる。化合物3を、ジイソプロピルエチルアミンなどの適切な塩基の存在下で適切なR−NHとカップリングさせると、化合物4が得られる。ニトロ化合物4を、パラジウムもしくはニッケルなどの触媒を用いる接触水素化条件を使用するか、または鉄もしくは他の適切な還元条件を使用して還元すると、対応するジアミン5が得られる。化合物5を適切なアミド(テトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウムで活性化)と縮合させると、所望の化合物6が生成する。他にも、ジアミンを、カップリング条件下で適切な酸RCOHと反応させて、アミド中間体を得ることができ、これを引き続いて、分子間縮合により、化合物6に変換することができる。RおよびRを所望の基にさらに改変することができる。別法では、Rを、化合物4および5上での改変により、本発明において開示されている基にさらに変換することもできる。
【0183】
【化70】
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【0184】
−X−Xが−CR=CR−NR−であり、XがCであり、かつXがCである場合に、式Iの化合物は、スキーム2に図示されているとおりに調製することができる。適切に置換されたチエノピリジン1をN−ヨードスクシンイミドと反応させると、化合物7を得ることができる。チエノピリジノール7を、加熱したPOCl中で、またはPOCl/PClなどの他の適切な塩素化条件下で反応させると、対応する塩化物8が得られる。ヨード化合物8を、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリドおよびヨウ化銅(I)などの適切なパラジウムおよび銅触媒により触媒して適切なアルキン化合物と反応させると、化合物9が得られる。9を、トルエン中で、酢酸パラジウム、(9,9−ジメチル−9H−キサンテン−4,5−ジイル)ビス(ジフェニルホスフィン)および炭酸セシウムなどの適切なカップリング条件の存在下でR−NHと縮合させると、アミンカップリング中間体が生成し、これを、その場でアルキンで環化すると、式10の化合物が得られる。置換Rは、ハロゲン化、ニトロ化、またはピロール環の求核性付加により導入することができる。R、R、R、R、およびRのさらなる改変は、当業者に公知の方法を使用する各ステップで実現することができる。
【0185】
【化71】
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【0186】
−X−Xが−O−C(O)−NR−であり、XがCであり、かつXがCである場合に、式Iの化合物は、スキーム3に図示されているとおりに調製することができる。チエノピリジン11をNaOClと反応させると、対応する塩素化化合物12を得ることができる。別法では、11をN−オキシドに変換することもでき、これを引き続いて、HClまたはPOCl条件下で12に変換することができる。12中のヒドロキシル基を、当業者に公知の条件を使用して保護すると、エーテル化合物13が得られる。13を、トルエン中の酢酸パラジウム、(9,9−ジメチル−9H−キサンテン−4,5−ジイル)ビス(ジフェニルホスフィン)、および炭酸セシウムなどのカップリング条件下でRNHと反応させると、化合物14が生成する。14を三臭化ホウ素で脱保護すると、化合物15が得られる。次いで、15をトリホスゲンまたはカルボニルジイミダゾールで処理すると、式16の化合物が得られる。
【0187】
【化72】
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−X−Xが=N−CR=CR−であり、XがNであり、かつXがCである場合に、式Iの化合物は、スキーム4に図示されているとおりに調製することができる。チエノピラジン17を、酢酸中で過酸化水素と反応させると、N−オキシド中間体が得られ、これをオキシ塩化リンで処理すると、化合物18が得られる。この塩化物を、Buchwald条件下でBoc−NHで置換すると、化合物19が得られる。カルバメート19を、当業者に公知の方法により、適切に置換された2−ハロメチルケトン[ハロ−CHC(O)R]でアルキル化すると、化合物20が得られる。必要な場合には、後者を、標準的なアルキル化またはアルド縮合(aldo−condensation)条件下で、対応する置換化合物21にさらに変換することができる。ジクロロメタン中のトリフルオロ酢酸またはジオキサン中のHClなどの条件を使用して、21を22に脱保護することができる。当業者に公知の方法により、例えば、トリフルオロ酢酸無水物およびトリフルオロ酢酸混合物での処理により、22を化合物23に環化することができる。所望の場合には、当業者に公知の反応(例えば、Larock,R.C. Comprehensive Organic Transformation)を使用して、R、R、R、Rのさらなる官能化を行うことができる。
【0188】
【化73】
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【0189】
別法では、式23の化合物を、スキーム5に示されているとおりに合成することもできる。スキーム4からの化合物19を、ジオキサン中のトリフルオロ酢酸またはHClで処理すると、脱保護された化合物24を得ることができる。次いで、24を、適切な塩基の存在下でα−ハロ−ケトンと縮合させると、所望の化合物23が得られる。
【0190】
【化74】
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【0191】
−X−Xが−N=N−NR−であり、XがCであり、かつXがCである場合に、式Iの化合物は、スキーム1からの化合物5を、スキーム6に図示されているとおりに臭化銅(II)の存在下で亜硝酸ブチルなどのジアゾ化試薬と反応させることにより調製することができる。
【0192】
【化75】
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【0193】
−X−Xが−N=CR−CR=であり、XがCであり、かつXがNである場合に、式Iの化合物は、スキーム7に図示されているとおりに調製することができる。トリブロモピラゾール28をSEMなどの適切な保護基で保護すると、対応する化合物29を得ることができる。29をブチルリチウムでリチウム−ハロゲン交換し、次いで、適切なアルキル化試薬(例えば、R−ハロ)または求電子試薬(例えば、アルデヒド)でクエンチすると、化合物30が得られる。30をブチルリチウムなどのリチウム試薬と反応させ、続いて、水性で後処理すると、モノブロモ−ピラゾール31が得られる。31をボレート27(臭化物26から、適切なパラジウム触媒の存在下でのピナコールボレートとの反応により調製)と鈴木反応させると、カップリング化合物32を得ることができる。32を臭素化すると、化合物33を得ることができ、これを鉄で還元すると、アミン34を得ることができる。トリフルオロ酢酸と反応させ、続いて、水酸化アンモニウムで処理するなどの当業者に公知の方法を使用して、SEMを脱保護することができる。次いで、35をオルトエステルと縮合させると、三環式化合物36が生成する。後者を、鈴木カップリング条件などのカップリング条件に掛けると、式37の化合物を得ることができる。所望の場合には、置換のさらなる改変を、当業者に公知の方法により行うことができる。
【0194】
【化76】
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【0195】
−X−Xが=N−N=CR−であり、XがNであり、かつXがCである場合に、式Iの化合物は、スキーム8に図示されているとおりに調製することができる。置換されたヒドラジン38は、化合物18をBuchwald−Hartwigアミノ化条件下で、適切に保護されたヒドラジン(例えば、Boc−NHNH)と反応させることにより調製することができる。Greene, T.W.およびWats,P.G.M.「Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd Edition」、1999、Wiley−Interscienceに記載されている条件などの条件を使用して、化合物38の脱保護を行うことができる。例えば、PがBocである場合に、化合物38を、ジオキサン中のトリフルオロ酢酸またはHClで処理することにより脱保護して、39にすることができる。標準的なペプチドカップリング方法などの当業者に公知の様々な方法により、ヒドラジド40を39から形成することができる。ヒドラジド40は、適切な塩基(例えば、トリエチルアミン)の存在下でPOClまたは塩化チオニルと反応させることにより、式41の化合物に環化することができる。
【0196】
【化77】
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【0197】
−X−Xが=CR−N=CR−であり、XがNであり、かつXがCである場合に、式Iの化合物は、スキーム9に図示されているとおりに調製することができる。チエノピラジン18は、トリフルオロ酢酸パラジウム(II)およびラセミ−2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(binapthyl)の存在下で、シアン化亜鉛などのPd媒介シアノ化により、シアノ化合物42に変換することができる。その後に、ニトリル42をパラジウム触媒による水素化などの周知の条件を使用して、HClの存在下で還元すると、アミン43が得られる。アミン43を、HATU/ジイソプロピルエチルアミンなどの標準的なアミドカップリング条件下で、酸RCOHとカップリングさせることができる。アミド44を、対応するチオアミドに変換し(例えば、ローソン試薬との反応により)、続いて、活性化剤(水銀塩、銀塩、または銅塩など)で処理することにより、式45の三環式化合物に環化することができる。
【0198】
【化78】
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【0199】
−X−Xが−NR−N=CR−であり、XがCであり、かつXがCである場合に、式Iの化合物は、スキーム10に図示されているとおりに調製することができる。市販のクロロチエノピリジン46は、高温においてヨウ化ナトリウムで処理することにより、対応するヨード類似体47に変換することができる。ヨードチエノピリジン47をブチルリチウムまたは他の金属試薬と反応させ、続いて、適切なアルデヒドRCHOで処理すると、アルコール48が得られる。ケトン49は、48をデス−マーチンペルヨージナンなどの酸化剤で処理することにより調製することができる。次いで、ケトン49を、ヒドラジンとの反応によりヒドラゾン50に変換することができる。ヒドラゾン50を、分子内Buchwald−Hartwig環化により三環式化合物51に環化することができる。化合物51は、51をDBUなどの塩基の存在下でR−ハロゲンまたはR−OMs/R−OTsなどのアルキル化試薬と反応させることにより式52の化合物に変換することができる。別法では、式53の化合物(X−X−Xが=N−NR−CR=であり、XがCであり、かつXがCである場合の式I)を、51を水素化ナトリウムなどの適切な塩基の存在下でアルキル化試薬R−脱離基(脱離基は、ハロ、OTs、OMs、OTfなどである)で処理することにより調製することもできる。
【0200】
【化79】
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【0201】
−X−Xが−O=CR=CR−であり、XがCであり、かつXがCである場合に、式Iの化合物は、スキーム11に図示されているとおりに調製することができる。スキーム10からの化合物49を、Buchwald−Hartwigカップリング条件下でグリコール酸エステルと反応させると、化合物54が生成し得る。54を、カリウムtert−ブトキシドなどの塩基性条件下で環化させると、三環式化合物55を得ることができる。所望の際には、当業者に公知の反応を使用して、55上の置換のさらなる官能化を行うことができる。例えば、エステル55を酸56に加水分解することができ、次いでこれを、BOPまたはHATUカップリングなどの標準的なカップリング条件下で、アミド57に変換することができる。アミド57を臭化メチルマグネシウムなどの求核試薬と反応させると、ケトン58が得られ、次いでこれを還元すると、式59の化合物を得ることができる。X−X−Xが−S=CR=CR−であり、XがCであり、かつXがCである場合に、式Iの化合物は、グリコール酸エステルの代わりにチオグリコール酸エステルを用いて、スキーム11に図示された方法と同様に調製することができる。
【0202】
【化80】
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【0203】
YがNであり、X−X−Xが−N=CR−NR−であり、XがCであり、かつXがCである場合に、本発明の式Iの化合物は、スキーム12に図示されているとおりに調製することができる。適切に置換されたフルオロピリジン60を、ナトリウムtert−ブトキシドなどの適切な塩基の存在下で、ベンジルチオールなどのチオールと反応させると、式61の化合物を得ることができる。ピリジンチオエーテル61を塩化スルフリルと反応させ、続いて、アンモニアで処理すると、環化生成物62が得られる。別法では、化合物62を、化合物60をヒドロキシルアミンおよび硫黄と反応させることにより合成することもできる。化合物63をニトロ化すると、式64の化合物が得られる。化合物64を、ジイソプロピルエチルアミンなどの適切な塩基の存在下で適切なR−NHとカップリングさせると、化合物65が得られる。パラジウムもしくはニッケルなどの触媒を用いる接触水素化条件を使用するか、または鉄もしくは他の適切な還元条件を使用して、ニトロ化合物65を還元すると、対応するジアミン66が得られる。化合物66を適切なアミド(テトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウムで活性化)と縮合させると、所望の化合物67が生成する。他にも、ジアミンを、カップリング条件下で適切な酸RCOHと反応させて、アミド中間体を得ることができ、これを引き続いて、分子間縮合により化合物67に変換することができる。RおよびRを所望の基にさらに改変することができる。別法では、Rを、化合物65および66上での改変により、本発明において開示されている基にさらに変換することもできる。
【0204】
【化81】
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【0205】
方法
本発明の化合物はJAK阻害薬であり、本発明の化合物の大部分はJAK1選択的阻害薬である。JAK1選択的阻害薬は、他のヤヌスキナーゼよりも優先的にJAK1活性を阻害する化合物である。例えば、本発明の化合物は、JAK2、JAK3、およびTYK2のうちの1種または複数種よりも、JAK1を優先的に阻害する。一部の実施形態では、本化合物は、JAK2よりも優先的にJAK1を阻害する(例えば、JAK1/JAK2 IC50比 >1を有する)。一部の実施形態では、本化合物は、JAK2よりも、JAK1について約10倍選択的である。一部の実施形態では、本化合物は、1mM ATPにおいてIC50を測定することにより算出すると、JAK2よりも、JAK1について約3倍、約5倍、約10倍、約15倍、または約20倍選択的である(例えば、実施例Aを参照されたい)。
【0206】
JAK1は、調節不全になると、病態をもたらすか、または病態の一因となり得るいくつかのサイトカインおよび成長因子シグナル伝達経路において中心的な役割を果たす。例えば、IL−6レベルは、関節リウマチにおいて上昇し、この疾患において、有害な作用を有することが判明している(Fonesca,J.E.ら、Autoimmunity Reviews、8:538〜42、2009)。IL−6は、少なくとも部分的に、JAK1を介してシグナル伝達するので、JAK1の阻害により、直接的または間接的にIL−6に拮抗することは、臨床的有用性をもたらすと予測される(Guschin,D.,N.ら、Embo J 14:1421、1995;Smolen,J.S.ら、Lancet 371:987、2008)。さらに、一部の癌では、JAK1が変異して、その結果、構成的な望ましくない腫瘍細胞の成長および生存をもたらしている(Mullighan CG、Proc Natl Acad Sci U S A.106:9414〜8、2009;Flex E.ら、J Exp Med.205:751〜8、2008)。他の自己免疫疾患および癌では、JAK1を活性化する炎症性サイトカインの全身レベルの上昇は他にも、疾患および/または関連症状の一因となり得る。したがって、そのような疾患を有する患者は、JAK1の阻害から利益を受けることができる。不必要であり、また望ましくない可能性がある他のJAKキナーゼの阻害作用が回避される限り、JAK1の選択的阻害薬は有効であり得る。
【0207】
他のJAKキナーゼと比較して、JAK1の選択的阻害薬は、選択性の低い阻害薬よりも、多数の治療的優位性を有し得る。JAK2に対する選択性に関しては、例えば、エリスロポイエチン(Epo)およびトロンボポイエチン(Tpo)を含めたいくつかの重要なサイトカインおよび成長因子は、JAK2を介してシグナル伝達する(Parganas Eら、Cell. 93:385〜95、1998)。Epoは、赤血球産生のための重要な成長因子であり;したがって、Epo依存性シグナル伝達の不足は、赤血球数の減少および貧血をもたらし得る(Kaushansky K、NEJM 354:2034〜45、2006)。JAK2依存性成長因子の別の例であるTpoは、それを元に血小板が産生される細胞である巨核球の増殖および成熟を制御する際に中心的な役割を果たす(Kaushansky K、NEJM 354:2034〜45、2006)。したがって、Tpoシグナル伝達の低減は、巨核球数を減少させ(巨核球減少症)、かつ循環血小板数を低下させる(血小板減少症)であろう。このことは、望ましくなく、かつ/または制御不可能な出血をもたらし得る。JAK3などの他のJAKおよびTyk2の阻害の低減も、望まれ得る。それというのも、これらのキナーゼの機能性バージョンを欠失したヒトは、重症複合免疫不全または高免疫グロブリンE症候群などの多数の疾病に罹患することが示されているためである(Minegishi,Yら、Immunity 25:745〜55、2006;Macchi Pら、Nature. 377:65〜8、1995)。したがって、他のJAKには低い親和性を有するJAK1阻害薬は、免疫抑制、貧血、および血小板減少を伴う副作用の低減に関して、選択性の低い阻害薬よりも、有意な優位性を有するであろう。
【0208】
本発明の別の態様は、そのような処置を必要とする個体に、治療有効量または用量の本発明の化合物またはその医薬組成物を投与することにより、個体(例えば、患者)におけるJAK関連疾患または障害を処置する方法に関する。JAK関連疾患には、過剰発現および/または異常な活性レベルを含めたJAKの発現または活性に直接的または間接的に関連している任意の疾患、障害、または状態が含まれ得る。JAK関連疾患には他にも、JAK活性のモジュレートにより予防、寛解、または治癒され得る任意の疾患、障害、または状態が含まれ得る。
【0209】
JAK関連疾患の例には、例えば、臓器移植拒絶(例えば、同種移植拒絶および移植片対宿主病)を含めた免疫系に関係する疾患が含まれる。
【0210】
JAK関連疾患のさらなる例には、多発性硬化症、関節リウマチ、若年性関節炎、乾癬性、I型糖尿病、狼瘡、乾癬、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、重症筋無力症、免疫グロブリン腎障害、心筋炎、自己免疫甲状腺障害、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの自己免疫疾患が含まれる。一部の実施形態では、自己免疫疾患は、尋常性天疱瘡(PV)または水疱性類天疱瘡(BP)などの自己免疫水泡性皮膚障害である。
【0211】
JAK関連疾患のさらなる例には、喘息、食物アレルギー、湿疹性皮膚炎(eszematous dermatitis)、接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎(アトピー性湿疹(atropic eczema))、および鼻炎などのアレルギー状態が含まれる。JAK関連疾患のさらなる例には、エプスタイン−バールウイルス(EBV)、B型肝炎、C型肝炎、HIV、HTLV1、水痘−帯状疱疹ウイルス(VZV)、およびヒト乳頭腫ウイルス(HPV)などのウイルス性疾患が含まれる。
【0212】
JAK関連疾患のさらなる例には、軟骨代謝回転に関連する疾患、例えば、通風性関節炎、敗血症性もしくは感染性関節炎、反応性関節炎、反射性交感神経性ジストロフィー、疼痛性ジストロフィー、ティーチェ症候群、肋骨関節症(costal athropathy)、地方病性変形性骨関節炎、Mseleni病、Handigodu病、線維筋痛症から生じる変性、全身性エリテマトーデス、強皮症、または強直性脊椎炎が含まれる。
【0213】
JAK関連疾患のさらなる例には、遺伝性軟骨溶解(chrondrolysis)、軟骨異形成(chrondrodysplasias)、および偽軟骨異形成(例えば、小耳症、無耳症(enotia)、および骨幹端軟骨異形成)を含めた先天性軟骨形成異常が含まれる。
【0214】
JAK関連疾患または状態のさらなる例には、乾癬(例えば、尋常性乾癬)、アトピー性皮膚炎、皮膚発疹、皮膚刺激、皮膚感作(例えば、接触性皮膚炎またはアレルギー性接触性皮膚炎)などの皮膚障害が含まれる。例えば、局所施与された場合に、一部の医薬品を含めた特定の物質は、皮膚感作の原因となり得る。一部の実施形態では、少なくとも1種の本発明のJAK阻害薬を、望ましくない感作の原因である薬剤と一緒に同時投与または逐次投与することが、そのような望ましくない感作または皮膚炎を処置する際に役立ち得る。一部の実施形態では、皮膚障害を、少なくとも1種の本発明のJAK阻害薬を局所投与することにより処置する。
【0215】
さらなる実施形態では、JAK関連疾患は、固形腫瘍(例えば、前立腺癌、腎臓癌、肝癌、膵臓癌、胃癌、乳癌、肺癌、頭頚部の癌、甲状腺癌、神経膠芽細胞腫、カポジ肉腫、カストルマン病、子宮平滑筋肉腫、黒色腫など)、血液学的癌(例えば、リンパ腫、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、急性骨髄性白血病(AML)などの白血病、または多発性骨髄腫)、ならびに皮膚T細胞リンパ腫(CTCL)および皮膚B細胞リンパ腫などの皮膚癌により特徴づけられるものを含めた癌である。CTCLの例には、セザリー症候群および菌状息肉腫が含まれる。
【0216】
一部の実施形態では、本明細書に記載のJAK阻害薬を、またはこれを、その全体が参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願11/637,545号において報告されているものなどの他のJAK阻害薬と組み合わせて、炎症関連癌を処置するために使用することができる。一部の実施形態では、癌は、炎症性腸疾患に関連する。一部の実施形態では、炎症性腸疾患は潰瘍性大腸炎である。一部の実施形態では、炎症性腸疾患はクローン病である。一部の実施形態では、炎症関連癌は大腸炎関連癌である。一部の実施形態では、炎症関連癌は、結腸癌または結腸直腸癌である。一部の実施形態では、癌は、胃癌、胃腸類癌腫、胃腸間質腫瘍(GIST)、腺癌、小腸癌、または直腸癌である。
【0217】
JAK関連疾患にはさらに、プソイドキナーゼドメインに少なくとも1つの変異を有するものなどのJAK2変異体(例えば、JAK2V617F);プソイドキナーゼドメインの外側に少なくとも1つの変異を有するJAK2変異体;JAK1変異体;JAK3変異体;エリスロポイエチン受容体(EPOR)変異体の発現;またはCRLF2の調節解除発現により特徴づけられるものが含まれ得る。
【0218】
JAK関連疾患にはさらに、真性多血症(PV)などの骨髄増殖性障害(MPD)、本態性血小板血症(ET)、骨髄様化生を伴う骨髄線維症(MMM)、原発性骨髄線維症(PMF)、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性骨髄性単球性白血病(CMML)、好酸球増加症候群(HES)、全身性肥満細胞症(SMCD)などが含まれ得る。一部の実施形態では、骨髄増殖性障害は、骨髄線維症(例えば、原発性骨髄線維症(PMF)、または真性多血症/本態性血小板血症後骨髄線維症(Post−PV/ET MF))である。一部の実施形態では、骨髄増殖性障害は、本態性血小板血症後骨髄線維症(Post−ET MF)である。一部の実施形態では、骨髄増殖性障害は、真性多血症後骨髄線維症(Post−PV MF)である。
【0219】
JAK関連疾患にはさらに、骨髄異形成症候群(MDS)が含まれる。
【0220】
本発明はさらに、本発明の化合物を含有する局所製剤を投与することにより、乾癬または他の皮膚障害を処置する方法を提供する。
【0221】
一部の実施形態では、本明細書に記載のJAK阻害薬を、肺動脈高血圧症を処置するために使用することができる。
【0222】
本発明はさらに、本発明の化合物を投与することにより、他の医薬品の皮膚副作用を処置する方法を提供する。例えば、多数の医薬品が、ざ瘡様発疹または関連皮膚炎として症状発現し得る望ましくないアレルギー反応をもたらす。そのような望ましくない副作用を有する医薬品の例には、ゲフィチニブ、セツキシマブ、エルロチニブなどの抗癌薬が含まれる。本発明の化合物を、望ましくない皮膚副作用を有する医薬品と(例えば、同時にまたは逐次に)組み合わせて、全身的に、または局所的に(例えば、皮膚炎の付近に限局して)投与することができる。一部の実施形態では、本発明の化合物を、1種または複数種の他の医薬品と一緒に、局所的に投与することができ、この場合に、その他の医薬品は、本発明の化合物が存在しない状態で、局所施与された場合に、接触性皮膚炎、アレルギー性接触性感作、または類似の皮膚障害の原因となる。したがって、本発明の組成物は、本発明の化合物と、皮膚炎、皮膚障害、または関連副作用の原因となり得るさらなる医薬品とを含有する局所製剤を含む。
【0223】
さらなるJAK関連疾患には、炎症および炎症性疾患が含まれる。炎症性疾患の例には、サルコイドーシス、眼の炎症性疾患(例えば、虹彩炎、ブドウ膜炎、強膜炎、結膜炎、または関連疾患)、気道の炎症性疾患(例えば、鼻炎もしくは副鼻腔炎などの鼻および鼻腔を含めた上気道、または気管支炎、慢性閉塞性肺疾患などを含めた下気道)、心筋炎などの炎症性ミオパシー、および他の炎症性疾患が含まれる。一部の実施形態では、眼の炎症疾患は、眼瞼炎である。
【0224】
本明細書に記載のJAK阻害薬はさらに、虚血性再灌流障害または卒中もしくは心停止などの炎症性虚血性事象に関連した疾患もしくは状態を処置するために使用することができる。本明細書に記載のJAK阻害薬はさらに、内毒素駆動性病態(例えば、バイパス手術後の合併症または慢性心不全の一因となる慢性内毒素状態)を処置するために使用することができる。本明細書に記載のJAK阻害薬はさらに、癌から生じているか、または癌に関連するものなどの食欲不振、悪液質、または倦怠を処置するために使用することができる。本明細書に記載のJAK阻害薬はさらに、再狭窄、硬化性皮膚炎(sclerodermitis)、または線維症を処置するために使用することができる。本明細書に記載のJAK阻害薬はさらに、例えば、糖尿病性網膜症、癌、または神経変性などの低酸素状態またはアストログリア増殖症に関連する状態を処置するために使用することができる。例えば、両方ともその全体が参照により本明細書に組み込まれるDudley,A.C.ら、Biochem.J.2005、390(Pt 2):427〜36およびSriram,K.ら、J.Biol.Chem.2004、279(19):19936〜47、2004年3月2日Epubを参照されたい。本明細書に記載のJAK阻害薬は、アルツハイマー病を処置するために使用することができる。
【0225】
本明細書に記載のJAK阻害薬はさらに、全身性炎症性反応症候群(SIRS)および敗血症性ショックなどの他の炎症性疾患を処置するために使用することができる。
【0226】
本明細書に記載のJAK阻害薬はさらに、通風、および例えば、良性前立腺肥大または良性前立腺肥大症による前立腺サイズの増大を処置するために使用することができる。
【0227】
さらなるJAK関連疾患には、骨粗鬆症、変形性関節症などの骨吸収疾患が含まれる。骨吸収は、ホルモンのアンバランスおよび/もしくはホルモン療法、自己免疫疾患(例えば、骨性サルコイドーシス)、または癌(例えば、骨髄腫)などの他の状態にも関連し得る。JAK阻害薬による骨吸収の低減は、約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、または約90%であり得る。
【0228】
一部の実施形態では、本明細書に記載のJAK阻害薬はさらに、ドライアイ障害を処置するために使用することができる。本明細書で使用する場合、「ドライアイ障害」は、ドライアイを「眼表面に損傷をもたらし得る不快感、視覚障害、および涙膜不安定性の症状をもたらす涙および眼表面の多因子疾患。これは涙膜の容量オスモル濃度の上昇および眼表面の炎症を随伴する。」と定義したthe Dry Eye Workshop(DEWS)の最新の公式リポートにおいてまとめられている病態を含むことが意図されている(その全体が参照により本明細書に組み込まれるLemp、「The Definition and Classification of Dry Eye Disease: Report of the Definition and Classification Subcommittee of the International Dry Eye Workshop」、The Ocular Surface、5(2)、75〜92、2007年4月)。一部の実施形態では、ドライアイ障害は、涙液欠乏性ドライアイ(ADDE)もしくは蒸発性ドライアイ障害、またはそれらの適切な組み合わせから選択される。一部の実施形態では、ドライアイ障害はシェーグレン症候群ドライアイ(SSDE)である。一部の実施形態では、ドライアイ障害は非シェーグレン症候群ドライアイ(NSSDE)である。
【0229】
さらなる態様では、本発明は、患者に、治療有効量の本発明の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、結膜炎、ブドウ膜炎(慢性ブドウ膜炎を含む)、脈絡膜炎(chorioditis)、網膜炎、毛様体炎、強膜炎(sclieritis)、上強膜炎、もしくは虹彩炎を処置する方法;角膜移植、LASIK(レーザー角膜切削形成術)、レーザー屈折矯正角膜切除術、もしくはLASEK(レーザー上皮細胞屈折矯正術)に関連した炎症もしくは疼痛を処置する方法;角膜移植、LASIK、光学的角膜切除術、もしくはLASEKに関連した視力低下を阻害する方法;またはそれを必要とする患者において移植拒絶を阻害する方法を提供する。
【0230】
加えて、本発明の化合物を、またはこれを、その全体が参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願11/637,545号において報告されているものなどの他のJAK阻害薬と組み合わせて、インフルエンザおよびSARSなどのウイルス感染症に関連する呼吸器機能障害または呼吸器不全を治療するために使用することができる。
【0231】
一部の実施形態では、本発明は、本明細書に記載の疾患または障害のいずれかを処置する方法において使用するための、本明細書の実施形態のいずれかにおいて記載されているとおりの式Iの化合物、その薬学的に許容される塩を提供する。一部の実施形態では、本発明は、本明細書に記載の疾患または障害のいずれかを処置する方法において使用するための医薬品を調製するための、本明細書の実施形態のいずれかにおいて記載されているとおりの式Iの化合物の使用を提供する。
【0232】
一部の実施形態では、本発明は、JAK1をモジュレートする方法において使用するための、本明細書に記載のとおりの式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。一部の実施形態では、本発明は他にも、JAK1をモジュレートする方法において使用するための医薬品を調製するための、本明細書に記載のとおりの式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩の使用を提供する。
【0233】
本明細書で使用する場合、用語「接触させること」は、インビトロ系またはインビボ系において、指示部分を一緒にすることを指す。例えば、JAKを本発明の化合物と「接触させること」には、本発明の化合物を、JAKを有するヒトなどの個体または患者に投与すること、さらには、例えば、本発明の化合物を、JAKを含有する細胞調製物または精製調製物を含有する試料に導入することが含まれる。
【0234】
本明細書で使用する場合、互換的に使用される用語「個体」または「患者」は、哺乳動物、好ましくは、マウス、ラット、他のげっ歯類、ウサギ、イヌ、ネコ、ブタ、ウシ、ヒツジ、ウマ、または霊長類、および最も好ましくは、ヒトを含めたあらゆる動物を指す。
【0235】
本明細書で使用する場合、語句「治療有効量」は、研究者、獣医師、医師、または他の臨床医により組織、系、動物、個体、またはヒトにおいて求められている生物学的または医学的応答を誘発する活性化合物または医薬品の量を指す。一部の実施形態では、治療有効量は、約5mg〜約1000mgまたは約10mg〜約500mgである。
【0236】
本明細書で使用する場合、用語「処置すること」または「処置」は、(1)疾患を予防すること;例えば、ある疾患、状態、または障害に罹患しやすいかもしれないが、その疾患の病状または総体的症状をまだ経験していないか、または示していない個体において、その疾患、状態、または障害を予防すること;(2)疾患を抑制すること;例えば、ある疾患、状態、または障害の病状または総体的症状を経験しているか、または示している個体において、その疾患、病態、または障害を抑制すること(すなわち、その病状および/または総体的症状のさらなる進展を阻止すること);および(3)疾患を寛解すること;例えば、ある疾患、状態、または障害の病状または総体的症状を経験しているか、または示している個体において、その疾患、病態、または障害を寛解すること(すなわち、その病状および/または総体的症状を反転させること)、例えば、疾患の重症度を減少させることの1つまたは複数を指す。
【0237】
併用療法
例えば、化学療法薬、抗炎症薬、ステロイド、免疫抑制薬、さらには、Bcr−Abl、Flt−3、RAF、およびFAKキナーゼ阻害薬、例えば、その全体が参照により本明細書に組み込まれるWO2006/056399に記載されているものなど、または他の薬剤などの1種または複数種の追加の医薬品を、JAK関連疾患、障害、または状態を処置するために、本明細書に記載の化合物と組み合わせることができる。1種または複数種の追加の医薬品は、患者に、同時にまたは逐次に投与することができる。
【0238】
化学療法薬の例には、プロテオソーム(proteosome)阻害薬(例えば、ボルテゾミブ)、サリドマイド、レブリミド、および例えば、メルファラン、ドキソルビシン、シクロフォスファミド、ビンクリスチン、エトポシド、カルムスチンなどのDNA損傷薬が含まれる。
【0239】
ステロイドの例には、デキサメタゾンまたはプレドニゾンなどのコリチコステロイド(coriticosteroid)が含まれる。
【0240】
Bcr−Abl阻害薬の例には、いずれもそれらの全体が参照により本明細書に組み込まれる米国特許第5,521,184号、WO04/005281、および米国特許出願第60/578,491号に開示されている属および種の化合物およびその薬学的に許容される塩が含まれる。
【0241】
適切なFlt−3阻害薬の例には、いずれもそれらの全体が参照により本明細書に組み込まれるWO03/037347、WO03/099771、およびWO04/046120に開示されているとおりの化合物および薬学的に許容されるそれらの塩が含まれる。
【0242】
適切なRAF阻害薬の例には、いずれもそれらの全体が参照により本明細書に組み込まれるWO00/09495およびWO05/028444に開示されているとおりの化合物および薬学的に許容されるそれらの塩が含まれる。
【0243】
適切なFAK阻害薬の例には、いずれもそれらの全体が参照により本明細書に組み込まれるWO04/080980、WO04/056786、WO03/024967、WO01/064655、WO00/053595、およびWO01/014402に開示されているとおりの化合物および薬学的に許容されるそれらの塩が含まれる。
【0244】
一部の実施形態では、本発明の化合物の1種または複数種を、特に、イマチニブまたは他のキナーゼ阻害薬に対して耐性を示す患者を処置するために、イマチニブを含めた1種または複数種の他のキナーゼ阻害薬と組み合わせて使用することができる。
【0245】
一部の実施形態では、適切な化学療法薬は、代謝拮抗薬、トポイソメラーゼ1阻害薬、白金類似体、タキサン、アンスラサイクリン、およびEGFR阻害薬、ならびにそれらの組み合わせから選択することができる。
【0246】
一部の実施形態では、代謝拮抗薬には、カペシタビン、ゲムシタビン、およびフルオロウラシル(5−FU)が含まれる。
【0247】
一部の実施形態では、タキサンには、パクリタキセル、Abraxane(登録商標)(注射用懸濁液のためのパクリタキセルのタンパク質結合粒子)、およびタキソテール(登録商標)(ドセタキセル)が含まれる。
【0248】
一部の実施形態では、白金類似体には、オキサリプラチン、シスプラチン、およびカルボプラチンが含まれる。
【0249】
一部の実施形態では、トポイソメラーゼ1阻害薬には、イリノテカンおよびトポテカンが含まれる。
【0250】
一部の実施形態では、アンスラサイクリンには、ドキソルビシンまたはドキソルビシンのリポソーム製剤が含まれる。
【0251】
一部の実施形態では、化学療法薬は、FOLFIRINOX(5−FU、レコボリン(lecovorin)、イリノテカン、およびオキサリプラチン)である。一部の実施形態では、化学療法薬は、ゲムシタビンおよびAbraxane(登録商標)(注射用懸濁液のためのパクリタキセルのタンパク質結合粒子)である。
【0252】
一部の実施形態では、本発明の1種または複数種のJAK阻害薬は、多発性骨髄腫などの癌の処置において化学療法薬と組み合わせて使用することができ、これは、その毒性作用の増悪を伴うことなく、単独の化学療法薬に対する応答と比較して、処置応答を改善し得る。多発性骨髄腫の処置において使用される追加の医薬品の例には、例えば、限定ではないが、メルファラン、メルファラン+プレドニゾン[MP]、ドキソルビシン、デキサメタゾン、およびVelcade(ボルテゾミブ)が含まれ得る。多発性骨髄腫の処置において使用されるさらなる追加の薬剤には、Bcr−Abl、Flt−3、RAF、およびFAKキナーゼ阻害薬が含まれる。相加効果または相乗効果は、本発明のJAK阻害薬と追加の薬剤との組み合わせの望ましい結果である。さらに、デキサメタゾンなどの薬剤に対する多発性骨髄腫細胞の耐性は、本発明のJAK阻害薬で処置すると、可逆的であり得る。当該薬剤は、単一もしくは連続剤形において本化合物と組み合わせることができるか、または当該薬剤は、別々の剤形として同時または逐次投与することができる。
【0253】
一部の実施形態では、デキサメタゾンなどのコルチコステロイドを、少なくとも1種のJAK阻害薬と組み合わせて患者に投与し、その際、デキサメタゾンを、連続的とは対照的に間欠的に投与する。
【0254】
一部のさらなる実施形態では、1種または複数種の本発明のJAK阻害薬と他の治療薬との組合せを、骨髄移植または幹細胞移植の前、その間、および/またはその後に患者に投与することができる。
【0255】
一部の実施形態では、追加の治療薬は、フルオシノロンアセトニド(Retisert(登録商標))またはリメキソロン(AL−2178、Vexol、Alcon)である。
【0256】
一部の実施形態では、追加の治療薬は、シクロスポリン(Restasis(登録商標))である。
【0257】
一部の実施形態では、追加の治療薬は、コルチコステロイドである。一部の実施形態では、コルチコステロイドは、トリアムシノロン、デキサメタゾン、フルオシノロン、コルチゾン、プレドニゾロン、またはフルメトロンである。
【0258】
一部の実施形態では、追加の治療薬は、Dehydrex(商標)(Holles Labs)、Civamide(Opko)、ヒアルロン酸ナトリウム(Vismed、Lantibio/TRB Chemedia)、シクロスポリン(ST−603、Sirion Therapeutics)、ARG101(T)(テストステロン、Argentis)、AGR1012(P)(Argentis)、エカベトナトリウム(Senju−Ista)、ゲファルナート(Santen)、15−(s)−ヒドロキシエイコサテトラエン酸(15(S)−HETE)、セビレミン(cevilemine)、ドキシサイクリン(ALTY−0501、Alacrity)、ミノシクリン、iDestrin(商標)(NP50301、Nascent Pharmaceuticals)、シクロスポリンA(Nova22007、Novagali)、オキシテトラサイクリン(Duramycin、MOLI1901、Lantibio)、CF101(2S,3S,4R,5R)−3,4−ジヒドロキシ−5−[6−[(3−ヨードフェニル)メチルアミノ]プリン−9−イル]−N−メチル−オキソラン−2−カルバミル、Can−Fite Biopharma)、ボクロスポリン(LX212またはLX214、Lux Biosciences)、ARG103(Agentis)、RX−10045(合成レゾルビン類似体、Resolvyx)、DYN15(Dyanmis Therapeutics)、リボグリタゾン(DE011、Daiichi Sanko)、TB4(RegeneRx)、OPH−01(Ophtalmis Monaco)、PCS101(Pericor Science)、REV1−31(Evolutec)、Lacritin(Senju)、レバミピド(Otsuka−Novartis)、OT−551(Othera)、PAI−2(University of PennsylvaniaおよびTemple University)、ピロカルピン、タクロリムス、ピメクロリムス(AMS981、Novartis)、エタボン酸ロテプレドノール、リツキシマブ、ジクアホソルテトラナトリウム(INS365、Inspire)、KLS−0611(Kissei Pharmaceuticals)、デヒドロエピアンドロステロン、アナキンラ、エファリズマブ、ミコフェノール酸ナトリウム、エタネルセプト(Embrel(登録商標))、ヒドロキシクロロキン、NGX267(TorreyPines Therapeutics)、アクテムラ、ゲムシタビン、オキサリプラチン、L−アスパラギナーゼ、またはサリドマイドから選択される。
【0259】
一部の実施形態では、追加の治療薬は、抗血管新生薬、コリン作動薬、TRP−1受容体モジュレーター、カルシウムチャネル遮断薬、ムチン分泌促進物質、MUC1刺激薬、カルシニューリン阻害薬、コルチコステロイド、P2Y2受容体アゴニスト、ムスカリン様受容体アゴニスト、mTOR阻害薬、別のJAK阻害薬、Bcr−Ablキナーゼ阻害薬、Flt−3キナーゼ阻害薬、RAFキナーゼ阻害薬、およびFAKキナーゼ阻害薬、例えば、その全体が参照により本明細書に組み込まれるWO2006/056399に記載されているものなどである。一部の実施形態では、追加の治療薬は、テトラサイクリン誘導体(例えば、ミノシクリンまたはドキシクリン(doxycline)である。一部の実施形態では、追加の治療薬はFKBP12に結合する。
【0260】
一部の実施形態では、追加の治療薬は、アルキル化薬またはDNA架橋薬架橋薬;代謝拮抗薬/脱メチル化薬(例えば、5−フルロウラシル(flurouracil)、カペシタビン、またはアザシチジン);抗ホルモン療法薬(例えば、ホルモン受容体アンタゴニスト、SERM、またはアロモターゼ(aromotase)阻害薬);有糸分裂阻害薬(例えば、ビンクリスチンまたはパクリタキセル);トポイソメラーゼ(IまたはII)阻害薬(例えば、ミトキサントロンおよびイリノテカン);アポトーシス誘導因子(例えば、ABT−737);核酸療法薬(例えば、アンチセンスまたはRNAi);核内受容体リガンド(例えば、アゴニストおよび/またはアンタゴニスト:全トランス型レチノイン酸またはベキサロテン);ヒストンデアセチラーゼ阻害薬(例えば、ボリノスタット)、低メチル化薬(例えば、デシタビン)などのエピジェネティックターゲティング薬(epigenetic targeting agent);Hsp90阻害薬、ユビキチン、および/またはユビキチン様コンジュゲーティングもしくはデコンジュゲーティング分子などのタンパク質安定性の調節因子;あるいはEGFR阻害薬(エルロチニブ)である。
【0261】
一部の実施形態では、追加の治療薬(複数可)は、粘滑点眼薬(「人工涙液」としても公知)であり、これには、これらだけに限定されないが、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、グリセリン、ポリエチレングリコール(例えば、PEG400)、またはカルボキシメチルセルロースを含有する組成物が含まれる。人工涙液は、涙膜の低下した水分および潤滑の能力を補うことにより、ドライアイの処置に有用であり得る。一部の実施形態では、追加の治療薬は、N−アセチル−システインなどの粘液溶解薬であり、これは、ムコタンパク質と相互作用して、涙膜の粘性を低下させることができる。
【0262】
一部の実施形態では、追加の治療薬には、抗生物質、抗ウイルス薬、抗真菌薬、麻酔薬、ステロイド性および非ステロイド性抗炎症薬を含めた抗炎症薬、ならびに抗アレルギー薬が含まれる。適切な医薬品の例には、アミカシン、ゲンタマイシン、トブラマイシン、ストレプトマイシン、ネチルマイシン、およびカナマイシンなどのアミノグリコシド;シプロフロキサシン、ノルフロキサシン、オフロキサシン、トロバフロキサシン、ロメフロキサシン、レボフロキサシン、およびエノキサシンなどのフルオロキノロン;ナフチリジン;スルホンアミド;ポリミキシン;クロラムフェニコール;ネオマイシン;パラモマイシン;コリスチメタート;バシトラシン;バンコマイシン;テトラサイクリン;リファンピンおよびその誘導体(「リファンピシン」);シクロセリン;β−ラクタム;セファロスポリン;アンフォテリシン;フルコナゾール;フルシトシン;ナタマイシン;ミコナゾール;ケトコナゾール;コルチコステロイド;ジクロフェナク;フルルビプロフェン;ケトロラック;スプロフェン;クロモリン;ロドキサミド;レボカバスチン;ナファゾリン;アンタゾリン;フェニラミン;またはアザライド系抗生物質が含まれる。
【0263】
医薬製剤および剤形
医薬品として用いる場合に、本発明の化合物を、医薬組成物の形態で投与することができる。これらの組成物は、医薬分野において周知の手法で調製することができ、局所または全身処置が望ましいかどうかに、また、処置される領域に応じて、様々な経路により投与することができる。投与は、局所投与(経皮投与、表皮投与、眼投与、ならびに鼻腔内投与、膣内投与、および直腸送達を含めた粘膜への投与を含む)、肺投与(例えば、ネブライザーによる投与を含めた、粉末またはエアロゾルの吸入または注入による投与;気管内投与または鼻腔内投与)、経口投与、または非経口投与であってよい。非経口投与には、静脈内、動脈内、皮下、腹腔内、もしくは筋肉内注射もしくは注入;または頭蓋内、例えば、髄腔内もしくは脳室内投与が含まれる。非経口投与は、単回ボーラス投与の形態であっても、または例えば、持続注入ポンプによるものであってもよい。局所投与のための医薬組成物および製剤には、経皮貼付剤、軟膏剤、ローション剤、クリーム剤、ゲル剤、滴剤、坐剤、噴霧剤、液剤、および散剤が含まれ得る。従来の医薬担体、水性、粉末状、または油性基剤、増粘剤などが、必要であるか、または望ましいことがある。
【0264】
本発明は他にも、活性成分として、本発明の化合物またはその薬学的に許容される塩を、1種または複数種の薬学的に許容される担体(賦形剤)と組み合わせて含有する医薬組成物を含む。一部の実施形態では、本組成物は、局所投与に適している。本発明の組成物を製造する際に、活性成分を典型的には、賦形剤と混合するか、賦形剤により希釈するか、または例えば、カプセル、サシェ、ペーパー、もしくは他の容器の形態で、そのような担体内に封入する。賦形剤が希釈剤を兼ねている場合に、これは、活性成分のためのビヒクル、担体、または媒体として機能する固体、半固体、または液体物質であってよい。したがって、組成物は、錠剤、丸剤、散剤、ロゼンジ剤、サシェ剤、カシェー剤、エリキシル剤、懸濁剤、乳剤、液剤、シロップ剤、エアロゾル剤(固体として、または液体媒体中)、例えば、最大10重量%の活性化合物を含有する軟膏剤、軟および硬ゼラチンカプセル、坐剤、滅菌注射用液剤、および滅菌包装散剤の形態であり得る。
【0265】
製剤を調製する際に、活性化合物を、他の成分と組み合わせる前に、適切な粒径を得るために摩砕することができる。活性化合物が実質的に不溶性である場合は、これを、200メッシュ未満の粒径に摩砕することができる。活性化合物が実質的に水溶性である場合は、粒径を摩砕により、製剤中において実質的に均一な分布が得られるように、例えば、約40メッシュに調整することができる。
【0266】
本発明の化合物は、錠剤形成および他の製剤種類に適した粒径を得るために、湿式摩砕などの公知の摩砕手順を使用して摩砕することができる。本発明の化合物の微粉(ナノ粒子)製剤は、当技術分野で公知のプロセスにより調製することができ、例えば、国際特許出願番号WO2002/000196を参照されたい。
【0267】
適切な賦形剤の一部の例には、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アラビアゴム、リン酸カルシウム、アルギン酸塩、トラガカント、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微結晶性セルロース、ポリビニルピロリドン、セルロース、水、シロップ、およびメチルセルロースが含まれる。製剤は加えて、タルク、ステアリン酸マグネシウム、および鉱油などの滑沢剤;湿潤剤;乳化剤および懸濁化剤;メチル−およびプロピルヒドロキシ−ベンゾエートなどの防腐剤;甘味剤;および香味剤を含み得る。本発明の組成物を、当技術分野で公知の手順を用いて、患者に投与した後に活性成分の急速放出、持続放出、または遅延放出を提供するように製剤化することができる。
【0268】
一部の実施形態では、医薬組成物は、ケイ化微結晶性セルロース(SMCC)と、少なくとも1種の本明細書に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩とを含む。一部の実施形態では、ケイ化微結晶性セルロースは、微結晶性セルロース約98%w/wおよび二酸化ケイ素約2%w/wを含む。
【0269】
一部の実施形態では、本組成物は、少なくとも1種の本明細書に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩と、少なくとも1種の薬学的に許容される担体とを含む持続放出組成物である。一部の実施形態では、本組成物は、少なくとも1種の本明細書に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩と、微結晶性セルロース、ラクトース一水和物、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、およびポリエチレンオキシドから選択される少なくとも1種の成分とを含む。一部の実施形態では、本組成物は、少なくとも1種の本明細書に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩と、微結晶性セルロース、ラクトース一水和物、およびヒドロキシプロピルメチルセルロースとを含む。一部の実施形態では、本組成物は、少なくとも1種の本明細書に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩と、微結晶性セルロース、ラクトース一水和物、およびポリエチレンオキシドとを含む。一部の実施形態では、本組成物はさらに、ステアリン酸マグネシウムまたは二酸化ケイ素を含む。一部の実施形態では、微結晶性セルロースは、Avicel PH102(商標)である。一部の実施形態では、ラクトース一水和物は、Fast−flo 316(商標)である。一部の実施形態では、ヒドロキシプロピルメチルセルロースは、ヒドロキシプロピルメチルセルロース2208 K4M(例えば、Methocel K4 M Premier(商標))および/またはヒドロキシプロピルメチルセルロース2208 K100LV(例えば、Methocel K00LV(商標))である。一部の実施形態では、ポリエチレンオキシドは、ポリエチレンオキシドWSR 1105(例えば、Polyox WSR 1105(商標))である。
【0270】
一部の実施形態では、湿式造粒プロセスを使用して、本組成物を生産する。一部の実施形態では、乾式造粒プロセスを使用して、本組成物を生産する。
【0271】
組成物を単位剤形に製剤化することができ、その際、各投薬量は、約5〜約1000mg(1g)、より一般的には、約100〜約500mgの活性成分を含有する。一部の実施形態では、各投薬量は、約10mgの活性成分を含有する。一部の実施形態では、各投薬量は、約50mgの活性成分を含有する。一部の実施形態では、各投薬量は、約25mgの活性成分を含有する。用語「単位剤形」は、ヒト対象および他の哺乳動物のための単位投薬量として適した物理的に別個の単位を指し、その際、各単位は、適切な医薬品添加剤と共に、所望の治療効果をもたらすように計算された予め決定された量の活性物質を含有する。
【0272】
一部の実施形態では、本発明の組成物は、約5mg〜約50mgの活性成分を含有する。当業者であれば、これが、約5mg〜約10mg、約10mg〜約15mg、約15mg〜約20mg、約20mg〜約25mg、約25mg〜約30mg、約30mg〜約35mg、約35mg〜約40mg、約40mg〜約45mg、または約45mg〜約50mgの活性成分を含有する化合物または組成物を具体的に表現していることは分かるであろう。
【0273】
一部の実施形態では、本発明の組成物は、約50mg〜約500mgの活性成分を含有する。当業者であれば、これが、約50mg〜約100mg、約100mg〜約150mg、約150mg〜約200mg、約200mg〜約250mg、約250mg〜約300mg、約350mg〜約400mg、または約450mg〜約500mgの活性成分を含有する化合物または組成物を具体的に表現していることは分かるであろう。
【0274】
一部の実施形態では、本発明の組成物は、約500mg〜約1,000mgの活性成分を含有する。当業者であれば、これが、約500mg〜約550mg、約550mg〜約600mg、約600mg〜約650mg、約650mg〜約700mg、約700mg〜約750mg、約750mg〜約800mg、約800mg〜約850mg、約850mg〜約900mg、約900mg〜約950mg、または約950mg〜約1,000mgの活性成分を含有する化合物または組成物を具体的に表現していることは分かるであろう。
【0275】
活性化合物は、広い投薬量範囲にわたって有効であり得、一般に、薬学的に有効な量で投与される。しかしながら、実際に投与される化合物の量は通常、治療される状態、選択された投与経路、実際の投与化合物、個体患者の年齢、体重、および応答、患者の症状の重症度などを含めた、関連する状況に従って、医師により決定されることは理解されるであろう。
【0276】
錠剤などの固体組成物を調製するためには、主要な活性成分を、医薬品添加剤と混合して、本発明の化合物の均一な混合物を含有する固体予備製剤組成物を形成する。これらの予備製剤組成物が均一と見なされる場合、活性成分は典型的には、組成物全体に均一に分散されていて、その組成物を同等に有効な錠剤、丸剤、およびカプセル剤などの単位剤形に容易に細分することができるようになっている。次いで、この固体予備製剤を、例えば、約0.1〜約1000mgの本発明の活性成分を含有する上記の種類の単位剤形に細分する。
【0277】
本発明の錠剤または丸剤を、遷延性作用の利点をもたらす剤形が得られるように、コーティングするか、または別段に配合することができる。例えば、錠剤または丸剤は、内部投薬成分および外部投薬成分を含むことができ、この際、後者は、前者を覆うエンベロープの形態である。2種の成分は、胃内での分解に耐性を示し、内部成分が完全な状態で十二指腸に到達するか、またはその放出が遅延することを可能にする腸溶性層により分離されていてよい。様々な物質を、そのような腸溶性層またはコーティングのために使用することができ、そのような物質には、いくつかのポリマー酸およびポリマー酸とシェラック、セチルアルコール、および酢酸セルロースなどの物質との混合物が含まれる。
【0278】
本発明の化合物および組成物を経口投与または注射による投与のために組み込むことができる液体形態には、水性液剤、適切に香味剤添加されたシロップ剤、水性または油性懸濁剤、および綿実油、ゴマ油、ヤシ油、またはラッカセイ油などの食用油を含む香味剤添加された乳剤、さらには、エリキシル剤および類似の医薬ビヒクル剤が含まれる。
【0279】
吸入または注入のための組成物には、薬学的に許容される水性もしくは有機溶媒、またはその混合物中の溶液または懸濁液、および粉末が含まれる。液体または固体組成物は、上記のとおりの適切な薬学的に許容される賦形剤を含有し得る。一部の実施態様では、組成物を、局所または全身作用のために経口または経鼻呼吸経路により投与する。組成物は、不活性ガスの使用により噴霧することができる。噴霧された溶液は、噴霧器から直接吸い込まれ得るか、または噴霧器を、フェイスマスクテントもしくは間欠的陽圧呼吸機器に取り付けることができる。溶液、懸濁液、または粉末組成物は、適切な手法で製剤を送達するデバイスから経口または経鼻投与することができる。
【0280】
局所製剤は、1種または複数種の従来の担体を含有してよい。一部の実施形態では、軟膏剤は、水および例えば、流動パラフィン、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、プロピレングリコール、白色ワセリンなどから選択される1種または複数種の疎水性担体を含有し得る。クリーム剤の担体組成物は、グリセロールならびに1種または複数種の他の成分、例えば、モノステアリン酸グリセリン、PEG−モノステアリン酸グリセリン、およびセチルステアリルアルコールと組み合わせた水をベースとし得る。ゲルは、イソプロピルアルコールおよび水を、適切には、例えば、グリセロール、ヒドロキシエチルセルロースなどの他の成分と組み合わせて使用して製剤化することができる。一部の実施形態では、局所製剤は、少なくとも約0.1重量%、少なくとも約0.25重量%、少なくとも約0.5重量%、少なくとも約1重量%、少なくとも約2重量%、または少なくとも約5重量%の本発明の化合物を含有する。局所製剤を適切には、例えば、100gのチューブに包装することができ、これは、場合によって、選択された適応症、例えば、乾癬または他の皮膚状態を処置するための指示書を伴う。
【0281】
患者に投与される化合物または組成物の量は、投与されているもの、予防または治療などの投与の目的、患者の状態、投与の手法などに応じて変化する。治療適用においては、組成物を、疾患の症状およびその合併症を治癒または少なくとも部分的に阻止するのに十分な量で、疾患にすでに罹患している患者に投与することができる。有効な用量は、治療されている病態、さらには、疾患の重症度、患者の年齢、体重および全身状態などの因子に応じた担当臨床医の判断に依存する。
【0282】
患者に投与される組成物は、上記の医薬組成物の形態であってよい。これらの組成物を、慣例の滅菌技法により滅菌することができるか、または滅菌濾過することができる。水溶液を、そのまま使用するために包装することができるか、または凍結乾燥させることができ、この際、その凍結乾燥製剤は、投与前に滅菌水性担体と組み合わせられる。化合物製剤のpHは典型的には、3〜11、より好ましくは5〜9、最も好ましくは7〜8であろう。特定の上述の賦形剤、担体、または安定化剤を使用すると、薬学的塩が形成することは理解されるであろう。
【0283】
本発明の化合物の治療的投薬量は、例えば、処置を施す特定の用途、化合物の投与手法、患者の健康および状態、ならびに処方医の判断に従って変化し得る。医薬組成物における本発明の化合物の割合または濃度は、投薬量、化学的特性(例えば、疎水性)、および投与経路を含めたいくつかの因子に応じて変化し得る。例えば、本発明の化合物を、非経口投与では約0.1〜約10%w/vの化合物を含有する水性生理学的緩衝液で提供することができる。一部の典型的な用量範囲は、1日あたり約1μg/kg〜約1g/kg体重である。一部の実施形態では、用量範囲は、1日あたり約0.01mg/kg〜約100mg/kg体重である。投薬量は、疾患または障害の進行のタイプおよび程度、特定の患者の全体的な健康状態、選択された化合物の相対的生物有効性、賦形剤の処方、ならびにその投与経路などの変項におそらく依存する。有効な用量を、インビトロまたは動物モデル試験系に由来する用量反応曲線から外挿することができる。
【0284】
本発明の組成物は、例を本明細書において上記に列挙した化学療法薬、ステロイド、抗炎症性化合物、または免疫抑制薬などの1種または複数種の追加の医薬品をさらに含むことができる。
【0285】
一部の実施形態では、本化合物またはその薬学的に許容される塩を、眼用組成物として投与する。したがって、一部の実施形態では、本方法は、化合物またはその薬学的に許容される塩と、眼に許容される担体とを投与することを含む。一部の実施形態では、眼用組成物は、液体組成物、半固体組成物、インサート、フィルム、マイクロ粒子、またはナノ粒子である。
【0286】
一部の実施形態では、眼用組成物は、液体組成物である。一部の実施形態では、眼用組成物は、半固体組成物である。一部の実施形態では、眼用組成物は、局所用組成物である。局所組成物には、これらだけに限定されないが、液体および半固体組成物が含まれる。一部の実施形態では、眼用組成物は、局所用組成物である。一部の実施形態では、局所用組成物は、水性液剤、水性懸濁剤、軟膏剤、またはゲル剤を含む。一部の実施形態では、眼用組成物を、眼の前面、上瞼の下方、下瞼の上方、および結膜嚢内に局所施与する。一部の実施形態では、眼用組成物を滅菌する。減菌は、溶液の滅菌濾過などの公知の技法により、または即時使用可能なアンプル中で溶液を加熱することにより達成することができる。本発明の眼用組成物はさらに、眼用製剤を調製するために適した医薬品添加剤を含有することができる。そのような添加剤の例は、防腐剤、緩衝剤、キレート化剤、抗酸化剤、および浸透圧を調節するための塩である。
【0287】
本明細書で使用する場合、用語「眼に許容される担体」は、本化合物またはその薬学的に許容される塩を含有および放出することができ、また、眼と適合性である任意の物質を指す。一部の実施形態では、眼に許容される担体は、水または水性溶液もしくは懸濁液であるが、これには他にも、眼用インサートにおいて使用されるような、軟膏剤およびポリマーマトリックスを作製するために使用されるものなどのオイルが含まれる。一部の実施形態では、本組成物は、化合物またはその薬学的に許容される塩を含む水性懸濁液であってよい。軟膏剤および懸濁剤の両方を含めた液体眼用組成物は、選択された投与経路に適した粘度を有してよい。一部の実施形態では、眼用組成物は、約1,000〜約30,000センチポアズの範囲の粘度を有する。
【0288】
一部の実施形態では、眼用組成物はさらに、界面活性剤、アジュバント、緩衝剤、抗酸化剤、張性調節剤、防腐剤(例えば、EDTA、BAK(塩化ベンザルコニウム)、亜塩素酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム、ポリクアテリウム(polyquaterium)−1)、増粘剤、または粘度調整剤(例えば、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、グリコール400、プロピレングリコールヒドロキシメチルセルロース、ヒドロクスプロピル−グアル(hydroxpropyl−guar)、ヒアルロン酸、およびヒドロキシプロピルセルロース)などのうちの1種または複数種を含んでよい。製剤中の添加剤には、これらだけに限定されないが、塩化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、ソルビン酸、メチルパラベン、プロピルパラベン、クロルヘキシジン、ヒマシ油、および過ホウ酸ナトリウムが含まれ得る。
【0289】
水性眼用組成物(液剤または懸濁剤)は一般に、生理学的に、または眼に有害な構成成分を含有しない。一部の実施形態では、精製水または脱イオン水を組成物中で使用する。任意の生理学的に、かつ眼に許容されるpH調節用の酸、塩基、または緩衝剤を加えることにより、pHを約5.0〜8.5の範囲内に調節することができる。眼に許容される酸の例には、酢酸、ホウ酸、クエン酸、乳酸、リン酸、塩酸などが含まれ、塩基の例には、水酸化ナトリウム、リン酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、トロメタミン、トリスヒドロキシメチルアミノ−メタンなどが含まれる。塩および緩衝剤には、クエン酸塩/デキストロース、炭酸水素ナトリウム、塩化アンモニウム、ならびに上述の酸および塩基の混合物が含まれる。
【0290】
一部の実施形態では、本方法は、眼の外面と接触する治療薬のデポー剤の形成または供給を伴う。デポー剤は、涙または他の眼クリアランス機構により急速に除去されることのない治療薬の供給源を指す。これは、単回施与により、治療薬が連続的、持続的高濃度で、眼の外面上に液体で存在することを可能にする。いずれの理論にも拘束されることは望まないが、吸収および浸透は、溶解した薬物濃度、および外部組織と薬物含有液体との接触期間の両方に依存し得ると考えられる。薬物が、眼液のクリアランスおよび/または眼組織への吸収により除去されると、さらなる薬物が、補給された眼液にデポー剤から供給される、例えば、溶解する。したがって、デポー剤を使用することで、より不溶性の治療薬での眼組織の負荷をより容易に促進することができる。一部の実施形態では、デポー剤は、最大8時間以上保持され得る。一部の実施形態では、眼用デポー剤形態には、これらだけに限定されないが、水性ポリマー懸濁剤、軟膏剤、および固体インサートが含まれる。
【0291】
一部の実施形態では、眼用組成物は、軟膏剤またはゲル剤である。一部の実施形態では、眼用組成物は、オイルをベースとした送達ビヒクルである。一部の実施形態では、その組成物は、通常0.1〜2%としての活性成分および賦形剤が添加される石油またはラノリン基剤を含む。一般的な基剤には、これらだけに限定されないが、鉱油、ペトロラタム、およびそれらの組み合わせが含まれ得る。一部の実施形態では、軟膏剤を、下瞼上にリボン状に施与する。
【0292】
一部の実施形態では、眼用組成物は、眼用インサートである。一部の実施形態では、眼用インサートは、生物学的に不活性であり、柔らかく、生体分解性であり、粘弾性であり、治療薬に暴露した後の滅菌に対して安定性があり、空中浮遊細菌からの感染に対して耐性があり、生体分解性であり、生体適合性であり、かつ/または粘弾性である。一部の実施形態では、インサートは、眼に許容されるマトリックス、例えば、ポリマーマトリックスを含む。マトリックスは典型的には、ポリマーであり、治療薬は一般に、その中に分散されるか、またはポリマーマトリックスに結合される。一部の実施形態では、治療薬は、溶解または共有結合の加水分解により、マトリックスからゆっくりと放出され得る。一部の実施形態では、ポリマーは、生体分解性(可溶性)であり、その溶解速度により、その中に分散している治療薬の放出速度を制御することができる。別の形態では、ポリマーマトリックスは、加水分解などにより分解されて、それにより、マトリックスに結合されているか、マトリックス中に分散している治療薬を放出する生分解性ポリマーである。さらなる実施形態では、マトリックスおよび治療薬を、放出をさらに制御するために、追加のポリマーコーティングで包囲することができる。一部の実施形態では、インサートは、ポリカプロラクトン(PCL)、エチレン/酢酸ビニルコポリマー(EVA)、ポリアルキルシアノアクリレート、ポリウレタン、ナイロン、またはポリ(dl−ラクチド−コ−グリコリド)(PLGA)、またはこれらのいずれかのコポリマーなどの生分解性ポリマーを含む。一部の実施形態では、治療薬を、マトリックスマテリアル中に分散させるか、またはマトリックス物質を作製するために使用されるモノマー組成物に、重合の前に分散させる。一部の実施形態では、治療薬の量は、約0.1〜約50%、または約2〜約20%である。さらなる実施形態では、使用済みのインサートを除去する必要がなくなるように、生分解性または生体分解性ポリマーマトリックスを使用する。生分解性または生体分解性ポリマーが分解または溶解すると、治療薬が放出される。
【0293】
さらなる実施形態では、眼用インサートは、これらだけに限定されないが、その全体が参照により本明細書に組み込まれるWaghら、「Polymers used in ocular dosage form and drug delivery systems」、Asian J. Pharm.、12〜17頁(2008年1月)に記載されているものを含めたポリマーを含む。一部の実施形態では、インサートは、ポリビニルピロリドン(PVP)、アクリレートもしくはメタクリレートポリマーもしくはコポリマー(例えば、RohmまたはDegussa製のEudragit(登録商標)ポリマーファミリー)、ヒドロキシメチルセルロース、ポリアクリル酸、ポリ(アミドアミン)デンドリマー、ポリ(ジメチルシロキサン)、ポリエチレンオキシド、ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)、ポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)、ポリ(ビニルアルコール)、またはポリ(プロピレンフマレート)から選択されるポリマーを含む。一部の実施形態では、インサートは、Gelfoam(登録商標)Rを含む。一部の実施形態では、インサートは、450kDa−システインコンジュゲートのポリアクリル酸である。
【0294】
一部の実施形態では、眼用組成物は、眼用フィルムである。そのようなフィルムに適したポリマーには、これらだけに限定されないが、Waghら(同書)に記載されているものが含まれる。一部の実施形態では、フィルムは、エチレングリコールジメタクリレートで架橋されたN,N−ジエチルアクリルアミドおよびメタクリル酸のコポリマーから作製されたものなどのソフトコンタクトレンズである。
【0295】
一部の実施形態では、眼用組成物は、マイクロスフェアまたはナノ粒子を含む。一部の実施形態では、マイクロスフェアはゼラチンを含む。一部の実施形態では、マイクロスフェアを、眼の後区、脈絡膜空間(chroroidal space)、強膜、硝子体、または網膜下に注入する。一部の実施形態では、マイクロスフェアまたはナノ粒子は、これらだけに限定されないが、その全体が参照により本明細書に組み込まれるWaghら(同書)に記載されているものを含めたポリマーを含む。一部の実施形態では、ポリマーは、キトサン、ポリアクリル酸などのポリカルボン酸、アルブミン粒子、ヒアルロン酸エステル、ポリイタコン酸、ポリ(ブチル)シアノアクリレート、ポリカプロラクトン、ポリ(イソブチル)カプロラクトン、ポリ(乳酸−コ−グリコール酸)、またはポリ(乳酸)である。一部の実施形態では、マイクロスフェアまたはナノ粒子は、固体脂質粒子を含む。
【0296】
一部の実施形態では、眼用組成物は、イオン交換樹脂を含む。一部の実施形態では、イオン交換樹脂は、無機ゼオライトまたは合成有機樹脂である。一部の実施形態では、イオン交換樹脂には、これらだけに限定されないが、その全体が参照により本明細書に組み込まれるWaghら(同書)に記載されているものが含まれる。一部の実施形態では、イオン交換樹脂は、部分的に中和されたポリアクリル酸である。
【0297】
一部の実施形態では、眼用組成物は、水性ポリマー懸濁液である。一部の実施形態では、治療薬またはポリマー懸濁化剤を、水性媒体中に懸濁させる。一部の実施形態では、眼に投与する前に有した粘度と同じか、または実質的に同じ粘度を眼の中でも保持するように、水性ポリマー懸濁液を製剤化することができる。一部の実施形態では、涙液と接触するとゲル化が増大するように、これらを製剤化することができる。
【0298】
標識化合物およびアッセイ方法
本発明の別の態様は、ヒトを含めた組織試料中のJAKを位置限定および定量するために、また、標識化合物の結合を阻害することによりJAKリガンドを同定するために、画像技術においてだけでなく、インビトロおよびインビボの両方でのアッセイにおいても有用であろう本発明の標識化合物(放射標識、蛍光標識など)に関する。したがって、本発明は、そのような標識化合物を含有するJAKアッセイを含む。
【0299】
本発明はさらに、本発明の同位体標識化合物を含む。「同位体」または「放射標識」化合物は、1個または複数個の原子が、天然に典型的に見出される(すなわち、天然に存在する)原子質量または質量数と異なる原子質量または質量数を有する原子により交換または置換されている本発明の化合物である。本発明の化合物に組み込むことができる適切な放射性核種には、これらだけに限定されないが、H(トリチウムでTとも記載される)、11C、13C、14C、13N、15N、15O、17O、18O、18F、35S、36Cl、82Br、75Br、76Br、77Br、123I、124I、125I、および131Iが含まれる。目下の放射標識化合物に組み込まれる放射性核種は、その放射標識化合物の具体的な用途に左右されるはずである。例えば、インビトロでのJAK標識および競合アッセイでは、H、14C、82Br、125I、131I、35Sを組み込まれた化合物が一般に、最も有用であろう。放射性画像撮影用途では、11C、18F、125I、123I、124I、131I、75Br、76Br、または77Brが一般に、最も有用であろう。
【0300】
「放射標識」または「標識化合物」は、少なくとも1個の放射性核種が組み込まれている化合物であることを理解されたい。一部の実施形態では、放射性核種は、H、14C、125I、35S、および82Brからなる群から選択される。一部の実施形態では、化合物に、1、2、または3個のジュウテリウム原子を組み込む。
【0301】
本発明はさらに、放射性同位元素を本発明の化合物に組み込むための合成方法を含み得る。放射性同位元素を有機化合物に組み込むための合成方法は、当技術分野で周知であり、当業者であれば、本発明の化合物に適用可能な方法が容易に分かるであろう。
【0302】
本発明の標識化合物は、化合物を同定/評価するためのスクリーニングアッセイにおいて使用することができる。例えば、標識されている新たに合成または同定された化合物(すなわち、試験化合物)を、標識を追跡することで、JAKと接触させた場合のその濃度変化をモニターすることにより、JAKに結合するその能力について評価することができる。例えば、試験化合物(標識済み)を、JAKに結合することが分かっている別の化合物(すなわち、標準化合物)の結合を低減するその能力について評価することができる。したがって、JAKへの結合について標準化合物と競合する試験化合物の能力は、その結合親和性に直接相関する。逆に、一部の他のスクリーニングアッセイでは、標準化合物を標識して、試験化合物を標識しない。したがって、標準化合物と試験化合物との競合を評価するためには、標識された標準化合物の濃度をモニターして、試験化合物の相対的な結合親和性を確認する。
【0303】
キット
本発明は他にも、治療有効量の本発明の化合物を含む医薬組成物を含有する1個または複数個の容器を含む、例えば、癌などのJAK関連疾患または障害を処置または予防する際に有用な医薬品キットを含む。当業者には容易に分かるように、そのようなキットはさらに、所望の場合には、例えば、1種または複数種の薬学的に許容される担体、追加の容器などの1つまたは複数の様々な従来の医薬品キット構成要素を含んでよい。投与すべき成分量、投与のためのガイドライン、および/または成分を混合するためのガイドラインを説明する説明書も、添付文書またはラベルのいずれかとして、キットに含まれてよい。
【0304】
本発明を、具体的な実施例により、さらに詳細に説明する。以下の実施例は、説明することを目的として提示するものであって、いかなる手法によっても、本発明を限定することを意図したものではない。当業者であれば、本質的に同一の結果を得るために変更または修飾することができる様々な重要性の低いパラメータを容易に理解するであろう。実施例の化合物は、本明細書に記載の少なくとも1つのアッセイにより、JAK阻害薬であることが見出されている。
【実施例】
【0305】
実施例1. (1R)−1−{1−[(3S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
【0306】
ステップ1. 6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−オール
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
塩化メチレン(100mL)に溶解させたN,N,N−トリブチルブタン−1−アミニウムニトレート(Aldrich製、9.1g、30mmol)を、−5℃において、撹拌されている塩化メチレン(100mL)中のチエノ[3,2−b]ピリジン−7−オール(Aldrich製、3.0g、20mmol)の溶液に滴下で添加した。トリフルオロ酢酸無水物(4.5mL、32mmol)を加えたが、その間、温度を0℃未満に維持した。次いで、その結果生じた混合物を−5℃において30分間にわたって、かつ室温において一晩にわたって撹拌した。反応混合物を濃縮し、エーテルで希釈し、濾過した。収集された固体を水で、次いで、エーテル/メタノール(MeOH)混合物(1:1)で洗浄し、風乾すると、所望の生成物(3.3g、85%)が得られた。CSのLCMS計算値(M+H):m/z=197.0;実測値:196.9。
【0307】
ステップ2. 7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−オール(3.3g、17mmol)を塩化ホスホリル(30mL、400mmol)に懸濁させ、還流で1時間にわたって加熱した(45分後には、溶解が明白であった)。溶媒を除去した。トルエンを残渣に加え、揮発性物質を真空中で除去した。ジクロロメタンおよび飽和NaHCO溶液を加え(注意:ガスの発生)、層を分離した。有機層を水で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濃縮して、所望の生成物(2.7g、75%)を得た。CClNSのLCMS計算値(M+H):m/z=215.0;実測値:214.9。
【0308】
ステップ3. 6−ニトロ−N−[(3S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]チエノ[3,2−b]ピリジン−7−アミン
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
イソプロピルアルコール(0.95mL)中の7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(0.060g、0.28mmol)、(3S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−アミンヒドロクロリド(J&W Pharmatech製、0.059g、0.43mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.15mL、0.84mmol)の混合物を60℃において一晩にわたって加熱した。その結果生じた混合物を濃縮し、シリカゲル上で精製して(ヘキサン中0〜50%酢酸エチル(EtOAc)で溶出)、所望の生成物(30mg、38%)を得た。C1214SのLCMS計算値(M+H):m/z=280.1;実測値:280.0。
【0309】
ステップ4. N7−[(3S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]チエノ[3,2−b]ピリジン−6,7−ジアミン
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
エタノール(0.8mL)/水(0.3mL)中の6−ニトロ−N−[(3S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]チエノ[3,2−b]ピリジン−7−アミン(30mg、0.1mmol)、鉄(18mg、0.32mmol)、および塩化アンモニウム(29mg、0.54mmol)の混合物を4時間にわたって還流において加熱した。その結果生じた混合物を濾過した。濾液をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO溶液で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲル上で精製して(ジクロロメタン中0〜5%MeOHで溶出)、所望の生成物を得た。C1216OSのLCMS計算値(M+H):m/z=250.1;実測値:250.0。
【0310】
ステップ5. (1R)−1−{1−[(3S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール
テトラヒドロフラン(0.1mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパンアミド(Aldrich製、5.4mg、0.060mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(12mg、0.062mmol)の混合物は、15分間にわたって撹拌した後に溶液になった。さらに45分後に、この溶液を、エタノール(0.24mL)中のN7−[(3S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]チエノ[3,2−b]ピリジン−6,7−ジアミン(7.5mg、0.030mmol)の混合物に加え、その結果生じた混合物を2時間にわたって還流において加熱した。粗製の混合物をRP−HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で溶出、30mL/分の流速)、所望の生成物(5.9mg、65%)を得た。C1518SのLCMS計算値(M+H):m/z=304.1;実測値:304.0。
【0311】
実施例2. (トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル
【化87】
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【0312】
ステップ1. {トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}メタノール
【化88】
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イソプロピルアルコール(3.3mL)中の7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(0.21g、0.98mmol)(実施例1、ステップ2)、(トランス−4−アミノシクロヘキシル)メタノール(J&W Pharmatech製、0.25g、2.0mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.51mL、2.9mmol)の混合物を90℃において2時間にわたって加熱した。その結果生じた混合物を濃縮し、シリカゲル上で精製して(ヘキサン中0〜60%EtOAcで溶出)、所望の生成物(0.26g、86%)を得た。C1418SのLCMS計算値(M+H):m/z=308.1;実測値:308.0。
【0313】
ステップ2. {トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}メチルメタンスルホネート
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
塩化メチレン(3mL)中の{トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}メタノール(0.26g、0.84mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.30mL、1.7mmol)の混合物に、塩化メタンスルホニル(0.085mL、1.1mmol)を加えた。その結果生じた混合物を室温において2時間にわたって撹拌した。水で希釈した後に、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機層を濃縮し、シリカゲル上で精製して(ヘキサン中0〜70%EtOAcで溶出)、所望の生成物(0.2g、61%)を得た。C1520のLCMS計算値(M+H):m/z=386.1;実測値:386.0。
【0314】
ステップ3. {トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセトニトリル
【化90】
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ジメチルスルホキシド(2mL)中の{トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}メチルメタンスルホネート(0.20g、0.52mmol)およびシアン化ナトリウム(0.057g、1.2mmol)の混合物を90℃において4時間にわたって撹拌した。EtOAcで希釈した後に、その結果生じた混合物を飽和NaHCO溶液、水、およびブラインで洗浄し、次いで、濃縮した。残渣をシリカゲル上で精製して(ジクロロメタン中0〜5%MeOHで溶出)、所望の生成物を得た。C1517SのLCMS計算値(M+H):m/z=317.1;実測値:317.0。
【0315】
ステップ4. {トランス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセトニトリル
【化91】
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メタノール(5mL)中の{トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセトニトリル(0.16g、0.50mmol)および炭素上の10%パラジウム(20mg)の混合物を、Hのバルーン圧力下で、室温において2時間にわたって水素化した。反応混合物を濾過し、濾液を濃縮して、所望の生成物(0.124g、86%)を得、これを、次のステップにおいてそのまま使用した。C1519SのLCMS計算値(M+H):m/z=287.1;実測値:287.1。
【0316】
ステップ5. (トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル
【化92】
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テトラヒドロフラン(2mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパンアミド(0.12g、1.3mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(0.25g、1.3mmol)の混合物は、15分間にわたって撹拌した後に、溶液になった。さらに45分後に、この溶液をエタノール(3.4mL)中の{トランス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセトニトリル(124mg、0.433mmol)の混合物に加え、その結果生じた混合物を2時間にわたって還流において加熱した。粗製の混合物をRP−HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)所望の生成物(65mg、44%)を得た。C1821OSのLCMS計算値(M+H):m/z=341.1;実測値:341.1。H NMR(DMSO−d、400MHz) δ 8.98(1H、s)、8.00(1H、d、J=5.2Hz)、7.66(1H、d、J=5.2Hz)、5.86(1H、d、J=6.4Hz)、5.19(1H、m)、4.92(1H、m)、2.61(2H、d、J=6.0Hz)、2.43(2H、m)、2.01(5H、m)、1.64(3H、d、J=6.4Hz)、1.40(2H、m)ppm。
【0317】
実施例3. トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキサノール
【化93】
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【0318】
ステップ1. トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキサノール
イソプロピルアルコール(7.4mL)中の7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(0.47g、2.2mmol)(実施例1、ステップ2)、トランス−4−アミノシクロヘキサノール(Aldrich製、0.50g、4.4mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.1mL、6.6mmol)の混合物を、90℃において2時間にわたって加熱した。反応混合物を濃縮し、シリカゲル上で精製して(ジクロロメタン中0〜5%MeOHで溶出)、所望の生成物(0.266g、41%)を得た。C1316SのLCMS計算値(M+H):m/z=294.1;実測値:294.0。
【0319】
ステップ2. トランス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキサノール
メタノール(2mL)中のトランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキサノール(50mg、0.2mmol)および炭素上の10%パラジウム(7mg)の混合物を、Hのバルーン圧力下で室温において2時間にわたって水素化した。反応混合物を濾過した。濾液を濃縮して、所望の生成物を得、これを、次のステップにおいてそのまま使用した。C1318OSのLCMS計算値(M+H):m/z=264.1;実測値:264.1。
【0320】
ステップ3. トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキサノール
テトラヒドロフラン(2mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパンアミド(96mg、1.1mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(0.20g、1.1mmol)の混合物は、15分間にわたって撹拌した後に、溶液になった。さらに45分後に、この溶液を、エタノール(2.9mL)中のトランス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキサノール(95mg、0.36mmol)の混合物に加え、2時間にわたって還流において加熱した。その結果生じた混合物をRP−HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(0.9mg、0.8%)を得た。C1620SのLCMS計算値(M+H):m/z=318.1;実測値:318.0。
【0321】
実施例4. (1R)−1−(1−{トランス−4−[(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]シクロヘキシル}−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)エタノール
【化94】
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【0322】
ステップ1. トランス−N−(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン
イソプロピルアルコール(3.3mL)中の7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(0.21g、0.98mmol)(実施例1、ステップ2)、トランス−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(Aldrich製、0.13g、1.2mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.34mL、2.0mmol)の混合物を90℃において2時間にわたって加熱した。その結果生じた混合物中の溶媒を除去して、所望の生成物を得、これを、次のステップにおいてそのまま使用した。C1317SのLCMS計算値(M+H):m/z=293.1;実測値:293.0。
【0323】
ステップ2. トランス−N−(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)−N’−(2,2,2−トリフルオロエチル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン
塩化メチレン(2mL)/N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中のトランス−N−(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン(120mg、0.41mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.36mL、2.0mmol)の混合物に、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(0.18mL、1.2mmol)を加えた。反応物を室温において4時間にわたって撹拌した。その結果生じた混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を濃縮し、シリカゲル上で精製して(ジクロロメタン中0〜5%MeOHで溶出)、所望の生成物(34mg、22%)を得た。C1518SのLCMS計算値(M+H):m/z=375.1;実測値:375.0。
【0324】
ステップ3. N7−{トランス−4−[(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]シクロヘキシル}チエノ[3,2−b]ピリジン−6,7−ジアミン
メタノール(0.9mL)中のトランス−N−(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)−N’−(2,2,2−トリフルオロエチル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン(34mg、0.091mmol)および炭素上の10%パラジウム(4mg)の混合物を、Hのバルーン圧力下で室温において2時間にわたって水素化した。反応混合物を濾過し、濾液を濃縮して、所望の生成物(27mg、86%)を得、これを、次のステップにおいてそのまま使用した。C1520SのLCMS計算値(M+H):m/z=345.1;実測値:345.0。
【0325】
ステップ4. (1R)−1−(1−{トランス−4−[(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]シクロヘキシル}−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)エタノール
テトラヒドロフラン(0.3mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパンアミド(21mg、0.24mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(45mg、0.24mmol)の混合物は、15分間にわたって撹拌した後に溶液になった。さらに45分後に、この溶液を、エタノール(0.62mL)中のN7−{トランス−4−[(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]シクロヘキシル}チエノ[3,2−b]ピリジン−6,7−ジアミン(27mg、0.078mmol)の混合物に加え、2時間にわたって還流において加熱した。その結果生じた混合物をRP−HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(3.2mg、10%)を得た。C1822OSのLCMS計算値(M+H):m/z=399.1;実測値:399.2。
【0326】
実施例5. (1R)−1−(1−{トランス−4−[2−(メチルスルホニル)エチル]シクロヘキシル}−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)エタノール
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0327】
ステップ1. tert−ブチル(トランス−4−ホルミルシクロヘキシル)カルバメート
塩化メチレン(10mL)中のtert−ブチル[トランス−4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]カルバメート(Aldrich製、0.61g、2.7mmol)の溶液に0℃において、デス−マーチンペルヨージナン(1.35g、3.19mmol)を加えた。その結果生じた混合物を室温において一晩にわたって撹拌した。反応物を1N NaOH水溶液でクエンチし、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲル上で精製して(ジクロロメタン中0〜5%MeOHで溶出)、所望の生成物(0.3g、50%)を得た。C1221NONaのLCMS計算値(M+Na):m/z=250.2;実測値:250.1。
【0328】
ステップ2. tert−ブチル{トランス−4−[2−(メチルスルホニル)ビニル]シクロヘキシル}カルバメート
テトラヒドロフラン(THF)中の1.0Mカリウムtert−ブトキシド溶液(1.0mL、1.0mmol)に、ジエチル[(メチルスルホニル)メチル]ホスホネート(0.21g、0.92mmol)を滴下で0℃において加え、その結果生じた混合物を0℃において1時間にわたって撹拌した。テトラヒドロフラン(4.6mL)中のtert−ブチル(トランス−4−ホルミルシクロヘキシル)カルバメート(0.15g、0.66mmol)の溶液を滴下で添加し、次いで、冷却浴を外し、混合物を室温において1時間にわたって撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄し、濃縮し、シリカゲル上で精製して(ジクロロメタン中0〜5%MeOHで溶出)、所望の生成物(0.14g、70%)を、E−およびZ−異性体の混合物として得た。C1425NOSNaのLCMS計算値(M+Na):m/z=326.2;実測値:326.1。
【0329】
ステップ3. トランス−4−(2−(メチルスルホニル)エチル)シクロヘキサンアミントリフルオロアセテート
メタノール(4mL)中のtert−ブチル{トランス−4−[2−(メチルスルホニル)ビニル]シクロヘキシル}カルバメート(140mg、0.46mmol)および炭素上の10%パラジウム(49mg)の混合物を、Hのバルーン圧力下で室温において一晩にわたって水素化した。反応混合物を濾過し、濾液を濃縮して、tert−ブチル{トランス−4−[2−(メチルスルホニル)エチル]シクロヘキシル}カルバメートを得た。C20NOSのLCMS計算値(M−Boc+2H):m/z=206.1;実測値:206.1。このBoc−中間体を、塩化メチレン(0.5mL)中のトリフルオロ酢酸(0.2mL、3mmol)で室温において1時間にわたって処理した。その結果生じた混合物を濃縮して、所望の生成物をトリフルオロ酢酸(TFA)塩として得た。C20NOSのLCMS計算値(M+H):m/z=206.1;実測値:206.1。
【0330】
ステップ4. N−{トランス−4−[2−(メチルスルホニル)エチル]シクロヘキシル}−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−アミン
イソプロピルアルコール(1.0mL)中の7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(0.10g、0.46mmol)、トランス−4−[2−(メチルスルホニル)エチル]シクロヘキサンアミンTFA塩(0.12g、0.60mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.40mL、2.3mmol)の混合物を90℃において2時間にわたって加熱した。反応混合物を濃縮し、シリカゲル上で精製して(ジクロロメタン中0〜45%EtOAcで溶出)、所望の生成物を得た。C1622のLCMS計算値(M+H):m/z=384.1;実測値:384.0。
【0331】
ステップ5. N7−{トランス−4−[2−(メチルスルホニル)エチル]シクロヘキシル}チエノ[3,2−b]ピリジン−6,7−ジアミン
メタノール(4mL)中のN−{トランス−4−[2−(メチルスルホニル)エチル]シクロヘキシル}−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−アミン(220mg、0.57mmol)および炭素上の10%パラジウム(60mg、0.06mmol)の混合物を、Hのバルーン圧力下で室温において2時間にわたって水素化した。反応混合物を濾過し、濾液を濃縮して、所望の生成物を得、これを、次のステップにおいてそのまま使用した。C1624のLCMS計算値(M+H):m/z=354.1;実測値:354.0。
【0332】
ステップ6. (1R)−1−(1−{トランス−4−[2−(メチルスルホニル)エチル]シクロヘキシル}−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)エタノール
テトラヒドロフラン(1mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパンアミド(52mg、0.59mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(0.11g、0.59mmol)の混合物は、15分間にわたって撹拌した後に溶液になった。さらに45分後に、この溶液を、エタノール(2mL)中のN7−{トランス−4−[2−(メチルスルホニル)エチル]シクロヘキシル}チエノ[3,2−b]ピリジン−6,7−ジアミン(83mg、0.23mmol)の混合物に加え、一晩にわたって還流で加熱した。その結果生じた混合物をRP−HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(1.1mg、1.1%)を得た。C1926のLCMS計算値(M+H):m/z=408.1;実測値:408.1。
【0333】
実施例6. (1R)−1−{1−[シス−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
【0334】
ステップ1. トランス−4−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]シクロヘキシルメタンスルホネート
塩化メチレン(1mL)中のtert−ブチル(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)カルバメート(AstaTech製、0.133g、0.618mmol)およびトリエチルアミン(0.12mL、0.86mmol)の混合物に、塩化メタンスルホニル(0.057mL、0.74mmol)を加えた。反応混合物を室温において2時間にわたって撹拌した。飽和NaHCO水溶液で希釈した後に、混合物をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濃縮して、所望の生成物(0.18g、99%)を得た。
【0335】
ステップ2. シス−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロヘキサンアミントリフルオロアセテート
水素化ナトリウム(60%、0.034g、0.86mmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中の1H−1,2,4−トリアゾール(0.064g、0.92mmol)の溶液に少量ずつ加えた。5分間にわたって撹拌した後に、トランス−4−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]シクロヘキシルメタンスルホネート(0.18g、0.61mmol)を加えた。その結果生じた混合物を65℃において週末にかけて撹拌した。冷却した混合物を氷冷水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を濃縮し、シリカゲル上で精製して(EtOAc中0〜5%MeOHで溶出)、tert−ブチル[シス−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロヘキシル]カルバメート(0.14g、86%)を得た。C1323のLCMS計算値(M+H):m/z=267.2;実測値:267.1。このカルバメート中間体を塩化メチレン(1mL)中のトリフルオロ酢酸(0.28mL、3.7mmol)で室温において1時間にわたって処理し、次いで、濃縮して、所望の生成物をTFA塩として得た。C15のLCMS計算値(M+H):m/z=167.1;実測値:167.2。
【0336】
ステップ3. 6−ニトロ−N−[シス−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロヘキシル]チエノ[3,2−b]ピリジン−7−アミン
イソプロピルアルコール(1.0mL)中の7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(0.10g、0.46mmol)、シス−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロヘキサンアミンTFA塩(0.10g、0.60mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.40mL、2.3mmol)の混合物を、90℃において2時間にわたって加熱した。その結果生じた混合物を濃縮し、シリカゲル上で精製して(ジクロロメタン中0〜10%EtOAcで溶出)、所望の生成物(32mg、20%)を得た。C1517SのLCMS計算値(M+H):m/z=345.1;実測値:345.0。
【0337】
ステップ4. N7−[シス−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロヘキシル]チエノ[3,2−b]ピリジン−6,7−ジアミン
メタノール(0.9mL)中の6−ニトロ−N−[シス−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロヘキシル]チエノ[3,2−b]ピリジン−7−アミン(32mg、0.093mmol)および炭素上の10%パラジウム(4mg)の混合物を、Hのバルーン圧力下で室温において2時間にわたって水素化した。反応物を濾過し、その結果生じた濾液を濃縮して、所望の生成物を得、これを、次のステップにおいてそのまま使用した。C1519SのLCMS計算値(M+H):m/z=315.1;実測値:315.1。
【0338】
ステップ5. (1R)−1−{1−[シス−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール
テトラヒドロフラン(0.4mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパンアミド(28mg、0.32mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(60mg、0.32mmol)の混合物は、15分間にわたって撹拌した後に溶液になった。さらに45分後に、この溶液を、エタノール(0.8mL)中のN7−[シス−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロヘキシル]チエノ[3,2−b]ピリジン−6,7−ジアミン(25mg、0.080mmol)の混合物に加え、一晩にわたって還流において加熱した。その結果生じた混合物をRP−HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(1.7mg、5.8%)を得た。C1821OSのLCMS計算値(M+H):m/z=369.1;実測値:369.1。
【0339】
実施例7. シス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキサンカルボニトリル
【化97】
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【0340】
ステップ1. トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシルメタンスルホネート
塩化メチレン(2mL)中のトランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキサノール(0.21g、0.72mmol)(実施例3、ステップ1)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.25mL、1.4mmol)の混合物に、塩化メタンスルホニル(0.083mL、1.1mmol)を加えた。反応物を室温において2時間にわたって撹拌した。飽和NaHCO水溶液で希釈した後に、その結果生じた混合物をジクロロメタンで抽出した。有機層を濃縮し、シリカゲル上で精製して(ジクロロメタン中0〜5%MeOHで溶出)、所望の生成物(0.24g、90%)を得た。C1418のLCMS計算値(M+H):m/z=372.1;実測値:372.0。
【0341】
ステップ2. シス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキサンカルボニトリル
ジメチルスルホキシド(1mL)中のトランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシルメタンスルホネート(0.12g、0.32mmol)およびシアン化ナトリウム(0.061g、1.2mmol)の混合物を90℃において6時間にわたって撹拌した。EtOAcで希釈した後に、その結果生じた混合物を飽和NaHCO溶液、水、およびブラインで洗浄し、次いで、濃縮した。残渣をシリカゲル上で精製して(ジクロロメタン中0〜5%MeOHで溶出)、所望の生成物(32mg)を得た。C1415SのLCMS計算値(M+H):m/z=303.1;実測値:303.0。
【0342】
ステップ3. シス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキサンカルボニトリル
メタノール(1mL)中のシス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキサンカルボニトリル(32mg、0.10mmol)および炭素上の10%パラジウム(4mg)の混合物を、Hのバルーン圧力下で室温において4時間にわたって水素化した。混合物を濾過し、濾液を濃縮して、所望の生成物を得、これを、次のステップにおいてそのまま使用した。C1417SのLCMS計算値(M+H):m/z=273.1;実測値:273.1。
【0343】
ステップ4. シス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキサンカルボニトリル
テトラヒドロフラン(0.4mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパンアミド(40mg、0.4mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(89mg、0.47mmol)の混合物は、15分間にわたって撹拌した後に溶液になった。さらに45分後に、この溶液を、エタノール(0.74mL)中のシス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキサンカルボニトリル(32mg、0.12mmol)の混合物に加え、一晩にわたって還流において加熱した。その結果生じた混合物をRP−HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(1.1mg、2.9%)を得た。C1719OSのLCMS計算値(M+H):m/z=327.1;実測値:327.0。
【0344】
実施例8. 3−(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)プロパンニトリル
【化98】
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【0345】
ステップ1. tert−ブチル{トランス−4−[2−シアノビニル]シクロヘキシル}カルバメート
THF中1.0Mカリウムtert−ブトキシド溶液(1.0mL、1.0mmol)に、シアノメチルホスホン酸ジエチル(0.15mL、0.92mmol)を少量ずつ0℃において加え、その結果生じた混合物を0℃において1時間にわたって撹拌した。テトラヒドロフラン(4.6mL)中のtert−ブチル(トランス−4−ホルミルシクロヘキシル)カルバメート(0.15g、0.66mmol)(実施例5、ステップ1)の溶液を滴下で添加し、次いで、冷却浴を外し、反応混合物を室温において1時間にわたって撹拌した。反応物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機層を濃縮し、シリカゲル上で精製して(ジクロロメタン中0〜5%MeOHで溶出)、所望の生成物をE−およびZ−異性体の混合物(0.14g、70%)として得た。C1422NaのLCMS計算値(M+Na):m/z=273.2;実測値:273.0。
【0346】
ステップ2. 3−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)プロパンニトリルトリフルオロアセテート
エタノール(2mL)中のtert−ブチル{トランス−4−[2−シアノビニル]シクロヘキシル}カルバメート(0.13g、0.52mmol)および炭素上の10%パラジウム(52mg)の混合物を、Hのバルーン圧力下で週末にかけて水素化した。混合物を濾過し、濾液を濃縮して、tert−ブチル[トランス−4−(2−シアノエチル)シクロヘキシル]カルバメートを得た。C1017のLCMS計算値(M−Bu+H):m/z=197.1;実測値:197.1。このカルバメート中間体を塩化メチレン(1mL)中のトリフルオロ酢酸(0.4mL、5mmol)で室温において1時間にわたって処理し、次いで、溶媒を除去して、所望の生成物をTFA塩として得た。C17のLCMS計算値(M+H):m/z=153.1;実測値:153.2。
【0347】
ステップ3. 3−{トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}プロパンニトリル
イソプロピルアルコール(0.89mL)中の7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(0.087g、0.41mmol)、3−(トランス−4−アミノシクロヘキシル)プロパンニトリル(0.080g、0.52mmol)TFA塩、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.35mL、2.0mmol)の混合物を90℃において2時間にわたって加熱した。その結果生じた混合物を濃縮し、シリカゲル上で精製して(ジクロロメタン中0〜20%EtOAcで溶出)、所望の生成物(63mg、47%)を得た。C1619SのLCMS計算値(M+H):m/z=331.1;実測値:331.0。
【0348】
ステップ4. 3−{トランス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}プロパンニトリル
メタノール(1mL)中の3−{トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}プロパンニトリル(63mg、0.19mmol)および炭素上の10%パラジウム(20mg)の混合物を、Hのバルーン圧力下で室温において2時間にわたって水素化した。反応混合物を濾過し、濾液を濃縮して、所望の生成物(48mg、84%)を得、これを、次のステップにおいてそのまま使用した。C1621SのLCMS計算値(M+H):m/z=301.1;実測値:301.1。
【0349】
ステップ5. 3−(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)プロパンニトリル
塩化メチレン(0.96mL)中の3−{トランス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}プロパンニトリル(0.048g、0.16mmol)および(R)−2−ヒドロキシプロパン酸(0.019g、0.21mmol)の混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(60μL、0.35mmol)およびN,N,N’,N’−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(66mg、0.17mmol)を加えた。その結果生じた混合物を室温において一晩にわたって撹拌した。混合物を水で洗浄した。有機層を濃縮し、シリカゲル上で精製して(ジクロロメタン中0〜10%MeOHで溶出)、(2R)−N−(7−{[トランス−4−(2−シアノエチル)シクロヘキシル]アミノ}チエノ[3,2−b]ピリジン−6−イル)−2−ヒドロキシプロパンアミドを得た。C1925SのLCMS計算値(M+H):m/z=373.2;実測値:373.0。酢酸(0.3mL)中のこのアミド中間体の溶液を105℃において5時間にわたって撹拌した。反応混合物中の溶媒を真空中で除去し、MeOHで希釈し、RP−HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(6mg、10%)を得た。C1923OSのLCMS計算値(M+H):m/z=355.2;実測値:355.1。
【0350】
実施例9. (1R)−1−[1−(3−フルオロピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル]エタノール
【化99】
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【0351】
ステップ1. tert−ブチル3−ヒドロキシ−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
イソプロピルアルコール(7.4mL)中の7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(0.61g、2.8mmol)(実施例1、ステップ2)、tert−ブチル4−アミノ−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート(Aurora製、0.95g、4.4mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.99mL、5.7mmol)の混合物を90℃において2時間にわたって加熱した。その結果生じた混合物を水で希釈した。沈澱物を濾過により収集し、水で洗浄し、風乾して、所望の生成物(1g、89%)を得た。C1723SのLCMS計算値(M+H):m/z=395.1;実測値:395.0。
【0352】
ステップ2. tert−ブチル3−フルオロ−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
0℃まで冷却した塩化メチレン(4mL)中のtert−ブチル3−ヒドロキシ−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート(716mg、1.82mmol)の溶液に、2−メトキシ−N−(2−メトキシエチル)−N−(トリフルオロ−λ(4)−スルファニル)エタンアミン(0.50mL、2.7mmol)をゆっくりと加えた。反応物を室温において4時間にわたって撹拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄し、濃縮した。残渣をシリカゲル上で精製して(ジクロロメタン中0〜30%EtOAcで溶出)、所望の生成物(0.32g、44%)をシス−およびトランス−異性体混合物として得た。C1722FNSのLCMS計算値(M+H):m/z=397.1;実測値:397.1。
【0353】
ステップ3. tert−ブチル4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]−3−フルオロピペリジン−1−カルボキシレート
メタノール(8mL)中のtert−ブチル3−フルオロ−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート(0.32g、0.81mmol)および炭素上の10%パラジウム(80mg)の混合物を、Hのバルーン圧力下で室温において5時間にわたって水素化した。反応混合物を濾過し、濾液を濃縮して、所望の生成物(0.23g、78%)をシス−およびトランス−異性体混合物の混合物として得た。C1724FNSのLCMS計算値(M+H):m/z=367.2;実測値:367.1。
【0354】
ステップ4. (1R)−1−[1−(3−フルオロピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル]エタノール
塩化メチレン(5mL)中のtert−ブチル4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]−3−フルオロピペリジン−1−カルボキシレート(0.21g、0.57mmol)および(R)−2−ヒドロキシプロパン酸(0.059g、0.65mmol)の混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.23mL、1.3mmol)およびN,N,N’,N’−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.23g、0.60mmol)を加えた。その結果生じた混合物を室温において一晩にわたって撹拌した。反応混合物を水で洗浄し、濃縮し、シリカゲル上で精製して(ジクロロメタン中0〜10%MeOHで溶出)、tert−ブチル3−フルオロ−4−[(6−{[(2R)−2−ヒドロキシプロパノイル]アミノ}チエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート(0.155g、62%)を得た。C2028FNSのLCMS計算値(M+H):m/z=439.2;実測値:439.1。酢酸(1mL)中のこのアミド中間体の溶液を2時間にわたって還流において加熱した。その結果生じた混合物をシリカゲル上で精製して(ジクロロメタン中0〜10%MeOHで溶出)、tert−ブチル3−フルオロ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−カルボキシレート(16mg、10%)を得た。C2026FNSのLCMS計算値(M+H):m/z=421.2;実測値:421.1。このBoc保護された中間体を、塩化メチレン(0.2mL)中のトリフルオロ酢酸(0.1mL、1mmol)で室温において1時間にわたって処理した。混合物を濃縮し、RP−HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、2種の所望の生成物を得た。第1のピークの保持時間0.253分。C1518FNOSのLCMS計算値(M+H):m/z=321.1;実測値:321.1。第2のピーク保持時間0.514分。C1518FNOSのLCMS計算値(M+H):m/z=321.1;実測値:321.1。
【0355】
実施例10. (トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリルHCl塩
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
【0356】
ステップ1. {トランス−4−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]シクロヘキシル}メチルメタンスルホネート
塩化メチレン(20mL)中のtert−ブチル[トランス−4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]カルバメート(Albany Molecular製、1.5g、6.5mmol)の混合物をピリジン(2.14mL、26.5mmol)で処理した。混合物を0℃まで冷却し、塩化メタンスルホニル(1.01mL、13.1mmol)を、5分かけて滴下で添加した。反応物を室温において5時間にわたって撹拌した。次いで、その結果生じた混合物を濃縮し、EtOAcと水とに分配した。有機相を濃縮し、シリカゲル上で精製して(ヘキサン中50%EtOAcで溶出)、所望の生成物(1.48g、74%)を得た。C1325NOSNaのLCMS計算値(M+Na):m/z=330.2;実測値:330.0。
【0357】
ステップ2. (トランス−4−アミノシクロヘキシル)アセトニトリルトリフルオロアセテート
ジメチルスルホキシド(20mL)中の{トランス−4−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]シクロヘキシル}メチルメタンスルホネート(1.48g、4.81mmol)およびシアン化ナトリウム(0.46g、9.4mmol)の混合物を、90℃において4時間にわたって撹拌した。冷却した後に、混合物をEtOAcとブラインとに分配した。有機層を水で洗浄し、濃縮し、シリカゲル上で精製して(ヘキサン中50%EtOAcで溶出)、tert−ブチル[トランス−4−(シアノメチル)シクロヘキシル]カルバメートを得た。C1322NaのLCMS計算値(M+Na):m/z=261.2;実測値:261.1。塩化メチレン(20mL)中のこのBoc保護された中間体の溶液をトリフルオロ酢酸(3mL、40mmol)で処理し、その結果生じた混合物を室温において2時間にわたって撹拌し、次いで、濃縮して、所望の生成物をTFA塩として得た。C15のLCMS計算値(M+H):m/z=139.1;実測値:139.1。
【0358】
ステップ3. {トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセトニトリル
撹拌されているイソプロピルアルコール(14mL)中の7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(0.88g、4.1mmol)の懸濁液に、(トランス−4−アミノシクロヘキシル)アセトニトリルTFA塩(0.68g、4.9mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.0mL、17mmol)を加えた。反応物を90℃において2時間にわたって撹拌した。混合物を濃縮し、シリカゲル上で精製して(ジクロロメタン中0〜60%EtOAcで溶出)、所望の生成物(1g、77%)を得た。C1517SのLCMS計算値(M+H):m/z=317.1;実測値:317.0。
【0359】
ステップ4. {トランス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセトニトリル
メタノール(30mL)中の{トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセトニトリル(1.0g、3.2mmol)および炭素上の10%パラジウム(0.3g、0.3mmol)の混合物を、Hのバルーン圧力下で室温において5時間にわたって水素化した。反応混合物を濾過した。濾液を濃縮し、ジクロロメタンで希釈し、MgSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲル上で精製して(ジクロロメタン中0〜5%MeOHで溶出)、所望の生成物(0.63g、70%)を得た。C1519SのLCMS計算値(M+H):m/z=287.1;実測値:287.1。
【0360】
ステップ5. (トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル
テトラヒドロフラン(9.7mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパンアミド(0.630g、7.07mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(1.26g、6.66mmol)の混合物を室温において2時間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、残渣をエタノール(4.1mL)に溶かし、エタノール(15mL)中の{トランス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセトニトリル(0.63g、2.2mmol)の懸濁液に加えた。反応物を80℃において2時間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、残渣をEtOAcと飽和NaHCO溶液とに分配した。有機相をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲル上で精製し(ジクロロメタン中0〜10%MeOHで溶出)、次いで、さらにRP−HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(0.55g、73%)を得た。C1821OSのLCMS計算値(M+H):m/z=341.1;実測値:341.1。
【0361】
ステップ6. (トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリルHCl塩
(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル(0.154g、0.451mmol)をアセトニトリル(10mL)に溶かした。水中1.0M塩化水素(0.480mL、0.480mmol)を、撹拌しながらゆっくりと加え、続いて、水(10mL)を加えた。均一になるまで、混合物を室温において撹拌した。その結果生じた溶液を凍結乾燥させて、所望の生成物をHCl塩(0.169g、99.5%)として得た。C1821OSのLCMS計算値(M+H):m/z=341.1;実測値:341.1。H NMR(DMSO−d、500MHz) δ 9.55(1H、s)、8.47(1H、d、J=5.5Hz)、8.00(1H、d、J=5.5Hz)、5.32(1H、m)、5.07(1H、m)、2.62(2H、d、J=6.0Hz)、2.43(2H、m)、2.12(2H、m)、2.04(3H、m)、1.68(3H、d、J=6.0Hz)、1.46(2H、m)ppm。
【0362】
実施例11. (1R)−1−{1−[トランス−4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール
【化101】
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【0363】
ステップ1. {トランス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}メタノール
メタノール(3mL)中の{トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}メタノール(0.080g、0.26mmol)(実施例2、ステップ1)および炭素上の10%パラジウム(0.03g)の混合物を、Hのバルーン圧力下で室温において1時間にわたって水素化した。混合物を濾過した。濾液を濃縮し、ジクロロメタンで希釈し、次いで、MgSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲル上で精製して(ジクロロメタン中10%MeOHで溶出)、所望の生成物(41mg、57%)を得た。C1420OSのLCMS計算値(M+H):m/z=278.1;実測値:278.1。
【0364】
ステップ2. (1R)−1−{1−[トランス−4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール
テトラヒドロフラン(0.65mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパンアミド(42mg、0.48mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(85mg、0.45mmol)の混合物を室温において2時間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、残渣をエタノール(0.27mL)に溶かし、エタノール(0.99mL)中の{トランス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}メタノール(41mg、0.15mmol)の懸濁液に加えた。その結果生じた混合物を85℃において1時間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、残渣をRP−HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(2.3mg、4.7%)を得た。C1722SのLCMS計算値(M+H):m/z=332.1;実測値:332.1。
【0365】
実施例12. (1R)−1−{1−[トランス−4−(フルオロメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール
【化102】
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【0366】
ステップ1. N−[トランス−4−(フルオロメチル)シクロヘキシル]−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−アミン
0℃まで冷却した塩化メチレン(2mL)中の{トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}メタノール(0.30g、0.98mmol)の溶液に、2−メトキシ−N−(2−メトキシエチル)−N−(トリフルオロ−λ(4)−スルファニル)エタンアミン(0.27mL、1.5mmol)をゆっくりと加えた。その結果生じた混合物を室温において4時間にわたって撹拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄し、濃縮した。残渣をシリカゲル上で精製して(ジクロロメタン中0〜30%EtOAcで溶出)、所望の生成物(0.2g、70%)を得た。C1417FNSのLCMS計算値(M+H):m/z=310.1;実測値:310.0。
【0367】
ステップ2. N7−[トランス−4−(フルオロメチル)シクロヘキシル]チエノ[3,2−b]ピリジン−6,7−ジアミン
メタノール(7mL)中のN−[トランス−4−(フルオロメチル)シクロヘキシル]−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−アミン(0.20g、0.65mmol)および炭素上の10%パラジウム(0.07g)の混合物を、Hのバルーン圧力下で室温において1時間にわたって水素化した。混合物を濾過した。濾液を濃縮し、ジクロロメタンで希釈し、次いで、MgSO上で乾燥させ、濃縮して、所望の生成物(0.11g、61%)を得た。C1419FNSのLCMS計算値(M+H):m/z=280.1;実測値:280.1。
【0368】
ステップ3. (1R)−1−{1−[トランス−4−(フルオロメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール
テトラヒドロフラン(2.8mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパンアミド(0.184g、2.07mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(0.371g、1.95mmol)の混合物を室温において2時間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、残渣をエタノール(1.2mL)に溶かし、エタノール(4.3mL)中のN7−[トランス−4−(フルオロメチル)シクロヘキシル]チエノ[3,2−b]ピリジン−6,7−ジアミン(0.18g、0.64mmol)の懸濁液に加えた。その結果生じた混合物を80℃において1時間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、残渣をRP−HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(0.10g、50%)を得た。C1721FNOSのLCMS計算値(M+H):m/z=334.1;実測値:334.1。
【0369】
実施例13. (1R)−1−(1−シクロヘキシル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)エタノール
【化103】
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【0370】
ステップ1. N−シクロヘキシル−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−アミン
イソプロピルアルコール(0.87mL)中の7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(0.055g、0.26mmol)(実施例1、ステップ2)、シクロヘキサンアミン(59μL、0.51mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.13mL、0.77mmol)の混合物を90℃において2時間にわたって加熱した。その結果生じた混合物を濃縮して、所望の生成物を得、これを、次のステップにおいてそのまま使用した。C1316SのLCMS計算値(M+H):m/z=278.1;実測値:278.0。
【0371】
ステップ2. N7−シクロヘキシルチエノ[3,2−b]ピリジン−6,7−ジアミン
メタノール(3mL)中のN−シクロヘキシル−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−アミン(0.065g、0.23mmol)および炭素上の10%パラジウム(0.02g)の混合物を、Hのバルーン圧力下で室温において1時間にわたって水素化した。反応混合物を濾過した。濾液を濃縮し、ジクロロメタンで希釈し、MgSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲル上で精製して(ジクロロメタン中0〜10%MeOHで溶出)、所望の生成物(42mg、72%)を得た。C1318SのLCMS計算値(M+H):m/z=248.1;実測値:248.1。
【0372】
ステップ3. (1R)−1−(1−シクロヘキシル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)エタノール
テトラヒドロフラン(0.75mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパンアミド(49mg、0.55mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(98mg、0.51mmol)の混合物を室温において2時間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、残渣をエタノール(0.32mL)に溶かし、エタノール(1.1mL)中のN7−シクロヘキシルチエノ[3,2−b]ピリジン−6,7−ジアミン(42mg、0.17mmol)の懸濁液に加えた。反応混合物を80℃において1時間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、残渣をRP−HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(1mg、2%)を得た。C1620OSのLCMS計算値(M+H):m/z=302.1;実測値:302.1。
【0373】
実施例14. 1−(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)−N−メチルメタンスルホンアミド
【化104】
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【0374】
ステップ1. {トランス−4−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]シクロヘキシル}メチル4−メチルベンゼンスルホネート
塩化メチレン(15mL)中のtert−ブチル[トランス−4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]カルバメート(0.50g、2.2mmol)(供給者:Chem−Impex)の溶液に、トリエチルアミン(1.29mL、9.27mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(53mg、0.44mmol)、およびp−トルエンスルホニルクロリド(0.89g、4.7mmol)を加えた。その結果生じた混合物を室温において2時間にわたって撹拌し、その後、さらなるp−トルエンスルホニルクロリド(0.42g、2.2mmol)を加えた。混合物を一晩にわたって撹拌した。水およびジクロロメタンを加え、層を分離した。水性層をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、濃縮した。残渣をBiotage Isoleraで精製して(40g Agelaカートリッジ、15分かけて5〜50%EtOAc/ヘキサンで溶出)、所望の生成物(0.72g、86%)を白色の結晶質固体として得た。C1929NOSNaのLCMS計算値(M+Na):m/z=406.2;実測値:406.0。
【0375】
ステップ2. S−({トランス−4−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]シクロヘキシル}メチル)エタンチオエート
ジメチルスルホキシド(6.0mL)中の{トランス−4−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]シクロヘキシル}メチル4−メチルベンゼンスルホネート(0.72g、1.9mmol)の混合物に、ジメチルスルホキシド(1.0mL)中のチオ酢酸カリウム(0.242g、2.12mmol)の溶液を加えた。その結果生じた混合物を55℃において3時間にわたって撹拌した。冷却した後に、反応物を、飽和NaHCOを加えることによりクエンチした。短時間撹拌した後に、形成した固体を濾過し、水で洗浄して、所望の生成物0.52g(96%)を得た。C18NOSのLCMS計算値(M+H−Boc+H):m/z=188.1;実測値:188.2。
【0376】
ステップ3. S−[(トランス−4−アミノシクロヘキシル)メチル]エタンチオエートトリフルオロアセテート
塩化メチレン(1.6mL)中のS−({トランス−4−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]シクロヘキシル}メチル)エタンチオエート(0.20g、0.70mmol)の混合物をトリフルオロ酢酸(0.54mL、7.0mmol)で室温において2時間にわたって処理した。反応混合物を乾燥するまで蒸発させて、所望の生成物(0.21g、100%)を得た。C18NOSのLCMS計算値(M+H):m/z=188.1;実測値:188.1。
【0377】
ステップ4. S−({トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}メチル)エタンチオエート
イソプロピルアルコール(1.6mL)中のS−[(トランス−4−アミノシクロヘキシル)メチル]エタンチオエートトリフルオロアセテート(0.21g、0.70mmol)、7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(0.11g、0.51mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.27mL、1.5mmol)の混合物を、90℃において2時間にわたって加熱した。混合物を減圧下で濃縮した。残渣を水で処理すると、固体が形成し、これを濾過により収集し、水で洗浄して、所望の生成物(0.12g、64%)を得た。C1620のLCMS計算値(M+H):m/z=366.1;実測値:366.1。H NMR(DMSO−d、400MHz) δ 9.07(1H、s)、9.03(1H、d、J=8.8Hz)、8.35(1H、d、J=5.6Hz)、7.51(1H、d、J=5.6Hz)、4.13(1H、m)、2.83(2H、d、J=6.4Hz)、2.34(3H、s)、2.13(2H、m)、1.83(2H、m)、1.51(3H、m)、1.19(2H、m)ppm。
【0378】
ステップ5. {トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}メタンスルホン酸
過酸化水素(30%、110μL、1.1mmol)の混合物をギ酸(0.43mL)に加え、その結果生じた混合物を30分間にわたって撹拌し、その後、S−({トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}メチル)エタンチオエート(67mg、0.18mmol)を加えた。その結果生じた混合物を室温において一晩にわたって撹拌した。反応物を少量の0.3Mメタ重亜硫酸ナトリウム溶液でクエンチした。混合物のpHを、50%NaOHを加えることにより約5に調整すると、固体が出現した(crash out)。この固体を濾過し、エーテルで洗浄して、所望の生成物(68mg)を得、これをさらに精製することなく、次のステップにおいてそのまま使用した。C1418のLCMS計算値(M+H):m/z=372.1;実測値:372.1。
【0379】
ステップ6. N−メチル−1−{トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}メタンスルホンアミド
塩化メチレン(0.30mL)中の{トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}メタンスルホン酸(34mg、0.092mmol)の混合物に、DMF1滴および塩化チオニル(33μL、0.46mmol)を加えた。その結果生じた混合物を42℃において1時間にわたって撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させて、粗製の{トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}メタンスルホニルクロリドを得た。上記で作製された粗製のスルホニルクロリドに、THF中2.0Mメチルアミン(0.30mL、0.60mmol)を加えた。混合物を室温において30時間にわたって撹拌した。LCMSは、少量の出発物質が残っていることを示した。さらなるTHF中2.0Mメチルアミン(0.15mL)を加え、30分間にわたって撹拌して、反応を完了させた。溶媒を蒸発させ、その結果生じた残渣を真空中で乾燥させて、粗製の生成物を得、これをさらに精製することなく、次のステップにおいて使用した。C1521のLCMS計算値(M+H):m/z=385.1;実測値:385.1。
【0380】
ステップ7. 1−{トランス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}−N−メチルメタンスルホンアミド
メタノール(1.0mL)中のN−メチル−1−{トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}メタンスルホンアミド(35mg、0.091mmol)および炭素上の10%パラジウム(10mg)の混合物を、Hの雰囲気下で10時間にわたって撹拌した。混合物をセライトで濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、所望の生成物(32mg)を得た。C1523のLCMS計算値(M+H):m/z=355.1;実測値:355.1。
【0381】
ステップ8. 1−(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)−N−メチルメタンスルホンアミド
テトラヒドロフラン(0.40mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパンアミド(25.8mg、0.290mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(51.9mg、0.273mmol)の混合物を室温において1時間にわたって撹拌した。減圧下で乾燥するまで蒸発させた後に、透明なオイルをエタノール(0.20mL、3.4mmol)と混合し、マイクロ波バイアル内で、エタノール(0.60mL)中の1−{トランス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}−N−メチルメタンスルホンアミド(32mg、0.090mmol)の溶液に加えた。次いで、混合物を80℃において1時間にわたって加熱した。混合物を減圧下で濃縮した。その結果生じた残渣を、分取LCMSを使用して精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(9.8mg、26%)を得た。C1825のLCMS計算値(M+H):m/z=409.1;実測値:409.1。
【0382】
実施例15. (1R)−1−{1−[1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール
【化105】
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【0383】
ステップ1. tert−ブチル4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
イソプロピルアルコール(7.6mL)中の7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(0.48g、2.2mmol)(実施例1、ステップ2)、tert−ブチル4−アミノピペリジン−1−カルボキシレート(Aldrich製、0.67g、3.4mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.2mL、6.7mmol)の混合物を90℃において2時間にわたって加熱した。沈澱物をイソプロピルアルコールで洗浄して、所望の生成物(0.70 83%)を得た。C1723SのLCMS計算値(M+H):m/z=379.1;実測値:379.2。
【0384】
ステップ2. tert−ブチル4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
メタノール(20mL)中のtert−ブチル4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート(0.70g、1.8mmol)および炭素上の10%パラジウム(0.2g)の混合物を、室温において5時間にわたってHのバルーン圧力に掛けた。反応混合物を濾過および濃縮して、所望の生成物(0.64g、100%)を得た。C1725SのLCMS計算値(M+H):m/z=349.2;実測値:349.1。
【0385】
ステップ3. tert−ブチル 4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−カルボキシレート
テトラヒドロフラン(7.2mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパンアミド(0.468g、5.26mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(0.941g、4.95mmol)の混合物を室温において2時間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、残渣をエタノール(3.0mL)に溶かし、エタノール(11mL)中のtert−ブチル4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート(0.57g、1.6mmol)の懸濁液に加えた。混合物を80℃において1時間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、残渣をRP−HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(85mg、13%)を得た。C2027SのLCMS計算値(M+H):m/z=403.2;実測値:403.2。
【0386】
ステップ4. (1R)−1−(1−ピペリジン−4−イル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)エタノールヒドロクロリド
塩化メチレン(1.2mL)中のtert−ブチル4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−カルボキシレート(71mg、0.18mmol)の溶液に、ジオキサン中4.0M塩化水素ジオキサン(0.35mL、1.4mmol)を加えた。反応溶液を室温において6時間にわたって撹拌した。溶媒を除去して、所望の生成物を白色の固体(60mg、100%)として得た。C1519OSのLCMS計算値(M+H):m/z=303.1;実測値:303.1。
【0387】
ステップ5. (1R)−1−{1−[1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール
塩化メチレン(0.78mL)中の(1R)−1−(1−ピペリジン−4−イル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)エタノールヒドロクロリド(21.6mg、0.0637mmol)およびトリエチルアミン(40.0μL、0.287mmol)の混合物に、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(17.8mg、0.0765mmol)を加えた。その結果生じた混合物を一晩にわたって室温において撹拌した。溶媒を蒸発させ、粗製の残渣をRP−HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物6.5mg(26%)を得た。C1720OSのLCMS計算値(M+H):m/z=385.1;実測値:385.0。
【0388】
実施例16. 3−(4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−イル)プロパンニトリル
【化106】
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アセトニトリル(0.40mL)中の(1R)−1−(1−ピペリジン−4−イル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)エタノールヒドロクロリド(21.7mg、0.0640mmol)(実施例15、ステップ4)の溶液に、2−プロペンニトリル(8.4μL、0.13mmol)を、続いて、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(38μL、0.26mmol)を加えた。その結果生じた混合物を室温において一晩にわたって撹拌した。乾燥するまで蒸発させた後に、残渣をRP−HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(11mg、48%)を得た。C1822OSのLCMS計算値(M+H):m/z=356.2;実測値:356.0。
【0389】
実施例17. {トランス−4−[2−(ヒドロキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]シクロヘキシル}アセトニトリル
【化107】
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酢酸(0.5mL)中の{トランス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセトニトリル(51.9mg、0.181mmol)(実施例2、ステップ4)および2−クロロ−1,1,1−トリエトキシエタン(Aldrich製、0.105mL、0.549mmol)の混合物を120℃において30分間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、その結果生じた残渣をジクロロメハン(dichloromehane)に溶かし、シリカゲル上で精製して(ジクロロメタン中0〜5%MeOHで溶出)、{トランス−4−[2−(クロロメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]シクロヘキシル}アセトニトリル22mg(35.5%)を得た。C1718ClNSのLCMS計算値(M+H):m/z=345.1;実測値:345.0。{1−[トランス−4−(シアノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}メチルアセテート8mg(12%)も溶出した:C1921SのLCMS計算値(M+H):m/z=369.1;実測値:369.0。このアセテート化合物を水酸化リチウムで処理して、所望の生成物である化合物を、HPLC精製(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)の後に得た。C1719OSのLCMS計算値(M+H):m/z=327.1;実測値:327.1。H NMR(500MHz、DMSO−d) δ 8.96(s、1H)、8.01(d、J=5.5Hz、1H)、7.67(d、J=5.5Hz、1H)、5.80(t、J=5.6Hz、1H)、4.85(d、J=5.3Hz、2H)、4.74(m、1H)、2.61(d、J=6.1Hz、2H)、2.42(m、2H)、2.09〜1.99(m、5H)、1.41(m、2H)ppm。
【0390】
実施例18. N−({1−[トランス−4−(シアノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}メチル)メタンスルホンアミド
【化108】
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【0391】
ステップ1. tert−ブチル(メチルスルホニル)カルバメート
トリエチルアミン(2.2mL、16mmol)、二炭酸ジ−tert−ブチル(2.65g、12.1mmol)、および4−ジメチルアミノピリジン(0.096g、0.79mmol)を、塩化メチレン(20mL)中のメタンスルホンアミド(0.75g、7.9mmol)の溶液に室温において逐次加えた。反応物を室温において2時間にわたって撹拌し、次いで、濃縮した。EtOAcを加え、その結果生じた混合物を1N HCl水溶液で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濃縮して、所望の生成物(1g)を得、これをそのまま次のステップにおいて使用した。
【0392】
ステップ2. N−({1−[トランス−4−(シアノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}メチル)メタンスルホンアミド
N,N−ジメチルホルムアミド(0.2mL)中に溶かした{トランス−4−[2−(クロロメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]シクロヘキシル}アセトニトリル(実施例17から、22.2mg、0.0644mmol)の溶液に、tert−ブチル(メチルスルホニル)カルバメート(19mg、0.096mmol)および炭酸カリウム(18mg、0.13mmol)を加えた。反応物を50℃において一晩にわたって撹拌した。混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濃縮して、tert−ブチル({1−[トランス−4−(シアノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}メチル)(メチルスルホニル)カルバメートを得た。C2330のLCMS計算値(M+H):m/z=504.2;実測値:504.1。この粗製の中間体を、塩化メチレン(0.1mL)中のトリフルオロ酢酸(0.1mL、1mmol)で室温において30分間にわたって処理し、次いで、溶媒を真空中で除去した。次いで、残渣をMeOHに溶かし、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(9.5mg、36%)を得た。C1822のLCMS計算値(M+H):m/z=404.1;実測値:404.0。
【0393】
実施例19. (1R)−1−{1−[(3S)−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール
【化109】
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【0394】
ステップ1. tert−ブチル(4S)−2,2−ジメチル−4−ビニル−1,3−オキサゾリジン−3−カルボキシレート
テトラヒドロフラン(140mL)中のメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(5.63g、15.8mmol)の懸濁液に、ヘキサン中2.5M n−ブチルリチウム(7.35mL、18.4mmol)を加えた。その濃赤色の溶液を0℃において1時間にわたって撹拌した。次いで、テトラヒドロフラン(7.3mL)中のtert−ブチル(4R)−4−ホルミル−2,2−ジメチル−1,3−オキサゾリジン−3−カルボキシレート(Aldrich製、3.01g、13.1mmol)の溶液を0℃において滴下で加えた。その赤色の溶液を室温に加温し、12時間にわたって撹拌した。ヘキサンを反応混合物に、4:1(v/v)の比で加えた。懸濁液をセライトで濾過し、濾液を濃縮した。その結果生じた残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して(ヘキサン中10%酢酸エチルで溶出)、所望の化合物を無色のオイル(1.92g、64%)として得た。
【0395】
ステップ2. tert−ブチル[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)プロパ−2−エン−1−イル]カルバメート
メタノール(83mL)中のtert−ブチル(4S)−2,2−ジメチル−4−ビニル−1,3−オキサゾリジン−3−カルボキシレート(1.90g、8.36mmol)の溶液に、p−トルエンスルホン酸一水和物(0.80g、4.2mmol)を0℃において加えた。混合物を室温まで一晩にわたってゆっくりと加温した。反応混合物を飽和NaHCO溶液で希釈し、濃縮し、次いで、酢酸エチルで希釈した。有機層を飽和NaHCO(2×)およびブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮して、所望の生成物を無色のオイル(1.187g、76%)として得た。H NMR(400MHz、CDCl) δ 5.81(1H、m)、5.25(2H、m)、4.90(1H、m)、4.25(1H、br s)、3.67(2H、m)、1.45(9H、s)ppm。
【0396】
ステップ3. tert−ブチル[(1S)−1−({[1−(ヒドロキシメチル)プロパ−2−エン−1−イル]オキシ}メチル)プロパ−2−エン−1−イル]カルバメート
フラスコに、tert−ブチル[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)プロパ−2−エン−1−イル]カルバメート(0.401g、2.14mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(59mg、0.064mmol)、N,N’−(1S,2S)−シクロヘキサン−1,2−ジイルビス[2−(ジフェニルホスフィノ)−1−ナフタミド](150mg、0.19mmol)、および4−ジメチルアミノピリジン(78mg、0.64mmol)を装入した。反応混合物をNで3回パージし、次いで、塩化メチレン(21.3mL)、およびTHF中1.0Mトリエチルボラン(130μL、0.13mmol)を逐次加えた。10分間にわたって撹拌した後に、2−ビニルオキシラン(0.150g、2.14mmol)を加え、その結果生じた混合物を一晩にわたって撹拌した。反応物をジクロロメタンおよび飽和NaHCO溶液で希釈した。有機層を分離し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製の残渣をフラッシュクロマトグラフィーで精製して(0〜50%酢酸エチル/ヘキサンで溶出)、所望の生成物(0.271g、49%)を得た。H NMR(300MHz、CDCl) δ 5.85(1H、m)、5.67(1H、m)、5.84〜5.17(4H、m)、4.83(1H、m)、4.30(1H、br s)、3.83(1H、m)、3.69(1H、dd、J=4.5および6.9Hz)、3.54(2H、m)、3.36(1H、dd、J=4.5および6.9Hz)、1.45(9H、s)ppm。
【0397】
ステップ4. 2−({(2S)−2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]ブタ−3−エン−1−イル}オキシ)ブタ−3−エン−1−イルアセテート
塩化メチレン(10mL)中のtert−ブチル[(1S)−1−({[1−(ヒドロキシメチル)プロパ−2−エン−1−イル]オキシ}メチル)プロパ−2−エン−1−イル]カルバメート(268mg、1.04mmol)の混合物に、トリエチルアミン(435μL、3.12mmol)を加えた。混合物を0℃まで冷却し、塩化アセチル(150μL、2.1mmol)を滴加で加えた。反応物を室温において2時間にわたって撹拌し、次いで、水でクエンチした。有機層を濃縮し、その結果生じた残渣をシリカゲル上で精製して(20%酢酸エチル/ヘキサンで溶出)、所望の生成物(0.26g、85%)を得た。C1018NOのLCMS計算値(M−100+H):m/z=200.1;実測値:200.1。
【0398】
ステップ5. {(5S)−5−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メチルアセテート
500mL 2つ口丸底フラスコに、ベンジリデン(ジクロロ)(1,3−ジメシチルイミダゾリジン−2−イド−2−イル)(トリシクロヘキシルホスホラニル)ルテニウム(38mg、0.044mmol)を加えた。窒素で3回パージした後に、ジクロロメタン(無水、8mL)を、続いて、2−({(2S)−2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]ブタ−3−エン−1−イル}オキシ)ブタ−3−エン−1−イルアセテート(265mg、0.885mmol)を加えた。反応混合物を室温において15時間にわたって撹拌した。混合物を真空中で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して(ヘキサンからヘキサン中25%EtOAcで溶出)、所望の生成物を茶色のオイル(0.205g、85%)として得た。C14NOのLCMS計算値(M+H−Bu+H):m/z=216.1;実測値:216.1。H NMR(300MHz、CDCl) δ 5.94(0.17H、m)、5.84(0.83H、m)、5.69(1H、m)、4.89(0.13H、m)、4.70(0.83H、m)、4.25(1H、m)、4.05(4H、m)、3.56(0.13H、m)、3.38(0.87H、m)、2.04(2.49H、s)、2.03(0.51H、m)、1.38(9H、s)ppm(この生成物は、トランス−およびシス−異性体の約5:1混合物であった)。
【0399】
ステップ6. [(5S)−5−アミノ−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチルアセテート
塩化メチレン(5.2mL)中の{(5S)−5−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メチルアセテート(205mg、0.756mmol)の溶液に、ジオキサン中4.0M塩化水素(1.5mL、6.0mmol)を加えた。反応溶液を室温において6時間にわたって撹拌した。溶媒を減圧下で除去して、所望の生成物を白色の固体として得た。C14NOのLCMS計算値(M+H):m/z=172.1;実測値:172.1。
【0400】
ステップ7. {(5S)−5−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メチルアセテート
イソプロピルアルコール(1.7mL)中の7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(156mg、0.727mmol)、[(5S)−5−アミノ−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチルアセテート(129mg、0.754mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.26mL、1.5mmol)の混合物を90℃において2時間にわたって加熱した。反応混合物を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーで精製して、所望の生成物(0.21g、83%)を得た。C1516SのLCMS計算値(M+H):m/z=350.1;実測値:350.0。
【0401】
ステップ8. {(5S)−5−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メチルアセテート
メタノール(4.0mL)中の{(5S)−5−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メチルアセテート(210mg、0.600mmol)および炭素上の10%パラジウム(0.21g)の混合物を、室温において2時間にわたってHのバルーン圧力に掛けた。混合物を濾過し、濾液を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーで精製して(ジクロロメタン中15%メタノールで溶出)、所望の生成物(145mg、75%)を得た。C1520SのLCMS計算値(M+H):m/z=322.1;実測値:322.0。
【0402】
ステップ9. (1R)−1−{1−[(3S)−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール
THF(2mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパンアミド(131mg、1.47mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(263mg、1.38mmol)の混合物を室温において2時間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、残渣をエタノール(0.85mL)に溶かし、エタノール(3.1mL)中の{(5S)−5−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メチルアセテート(145mg、0.451mmol)の懸濁液に加えた。混合物を80℃において1時間にわたって撹拌した。反応物を室温まで冷却し、水(1.0mL)で希釈した。水酸化リチウム(32.4mg、1.35mmol)を加え、混合物を2時間にわたって撹拌した。反応混合物をメタノールで希釈し、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物を白色の固体(95mg、63%)として得た。C1620SのLCMS計算値(M+H):m/z=334.1;実測値:334.0。
【0403】
実施例20. ((2R,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)アセトニトリル
【化110】
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【0404】
ステップ1:((2R,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル4−メチルベンゼンスルホネートおよび((2S,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル4−メチルベンゼンスルホネート
塩化メチレン(3.4mL)およびピリジン(0.146mL、1.80mmol)中の(1R)−1−{1−[(3S)−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール(100mg、0.300mmol)(実施例19、ステップ9)の溶液に、p−トルエンスルホニルクロリド(57.2mg、0.300mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(1.8mg、0.015mmol)を0℃において加えた。反応混合物を室温まで一晩にわたって加温した。反応混合物を濃縮し、メタノールで希釈し、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、2つのピークを得た。分析用HPLC(Waters SunFire C18、2.1×50mm、5μM;流速3mL/分;注入体積2μL;3分で2〜80%Bの勾配(A=0.025%TFAを含有する水、B=アセトニトリル)):第1のピーク(45.3mg、31%)の保持時間1.81分、C2326のLCMS計算値(M+H):m/z=488.1;実測値:488.1。第2のピーク(8.5mg、5.8%)の保持時間1.88分、C2326のLCMS計算値(M+H):m/z=488.1;実測値:488.1。
【0405】
ステップ2. ((2R,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)アセトニトリル
ジメチルスルホキシド(0.4mL)中の((2R,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル4−メチルベンゼンスルホネート(先行するステップの第1のピークから、27mg、0.055mmol)およびシアン化ナトリウム(4.5mg、0.092mmol)の混合物を50℃において4時間にわたって撹拌した。冷却した後に、混合物をメタノールで希釈し、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(14.5mg、76%)を得た。C1719SのLCMS計算値(M+H):m/z=343.1;実測値:343.0。H NMR(DMSO−d、500MHz) δ 9.51(1H、s)、8.45(1H、d、J=5.5Hz)、7.97(1H、d、J=5..5Hz)、5.31(1H、m)、5.20(1H、m)、4.31(1H、m)、4.23(1H、m)、4.02(1H、m)、2.96(1H、dd、J=17.0および4.5Hz)、2.85(1H、dd、J=17.0および4.5Hz)、2.66(1H、m)、2.26(1H、m)、2.09(1H、m)、1.73(1H、m)、1.69(3H、d、J=6.5Hz)ppm。
【0406】
実施例20a. ((2R,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)アセトニトリル水和物
【化111】
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実施例20からの((2R,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)アセトニトリル(52mg、0.15mmol)を、アセトニトリル(8mL)および水(4mL)の混合物から結晶化させた。その結果生じて収集された無色のプリズム結晶は、X線結晶構造解析に適していた。
【0407】
結晶データは、約0.520×0.180×0.100mm、斜方晶系、P212121、a=6.962(3)Å、b=11.531(4)Å、c=20.799(7)Å、体積=1669.6(10)Å、Z=4、T=−100℃、式量=359.42、密度=1.430g/cm、μ(Mo)=0.22mm−1を示す。
【0408】
データ収集は、Bruker SMART APEX−II CCDシステム、MoKalpha放射線、標準の焦点管、アノードパワー=50kV×42mA、結晶からプレートまでの距離=5.0cm、512×512ピクセル/フレーム、ビームセンター=(256.13,253.14)、フレーム総数=1151、振動/フレーム=0.50°、露出/フレーム=10.1秒/フレーム、SAINT統合、hkl最小/最大=(−9、9、−15、15、−27、27)、shelxへのデータ入力=17025、特有データ=3975、2シータ範囲=3.92〜55.72°、2シータ55.72に対する完全性=99.80%、R(int−xl)=0.0681、SADABS補正適用で行った。
【0409】
構造を、XS(Shelxtl)を使用して解析し、shelxtlソフトウェアパッケージ、フルマトリックス最小二乗によるFでの精密化、Int.Tab.Vol C表4.2.6.8および6.1.1.4からの散乱因子、データ数=3975、制限数=0、パラメータ数=235、データ/パラメータ比=16.91、Fの適合度=1.04、R指数[I>4シグマ(I)]R1=0.0505、wR2=0.1242、R指数(全データ)R1=0.0769、wR2=0.1401、ピークおよびホールの最大差=0.724および−0.277e/Å、精密化フラックパラメータ=−01.2(13)を使用して精密化した。CH水素原子はすべて、ライディングモデルを使用して精密化した。OH水素を差異マップから見出し、完全に精密化した。
【0410】
結果は、この非対称ユニットが、50%の確率レベルになった熱楕円体で示されるとおり、1分子および1水分子を含有することを示した。3つの立体中心のそれぞれにおける立体化学(上記の化合物の名称および構造において示されているとおり)が確認された。フラックパラメーターは0.28(24)まで精密化され、このことは、正確な鏡像異性体設定を示している。
【0411】
実施例21. ((2S,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)アセトニトリル
【化112】
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この化合物を、実施例20、ステップ2において記載した手順に従って、出発物質として((2S,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル4−メチルベンゼンスルホネート(実施例20、ステップ1から、第2のピーク)を((2R,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル4−メチルベンゼンスルホネートの代わりに使用して調製した。C1719SのLCMS計算値(M+H):m/z=343.1;実測値:343.0。
【0412】
実施例22. N−((1−((2S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド
【化113】
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【0413】
ステップ1. N−[(2S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−アミン
イソプロピルアルコール(1.4mL)中の7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(0.064g、0.30mmol)(実施例1、ステップ2)、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−アミン(Aldrich製、0.050g、0.45mmol)、およびトリエチルアミン(0.083mL、0.60mmol)の混合物を、90℃において2時間にわたって加熱した。混合物を濃縮して、所望の生成物を得、これをさらに精製することなく、次のステップにおいて使用した。C1416SのLCMS計算値(M+H):m/z=290.1;実測値:290.0。
【0414】
ステップ2. N7−[(2S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]チエノ[3,2−b]ピリジン−6,7−ジアミン
メタノール(3mL)中のN−[(2S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−アミン(0.080g、0.28mmol)および炭素上の10%パラジウム(0.03g)の混合物を、室温において1時間にわたってHのバルーン圧力に掛けた。混合物を濾過し、濾液を濃縮して、所望の生成物を得、これをさらに精製することなく、次のステップにおいて使用した。C1418SのLCMS計算値(M+H):m/z=260.1;実測値:260.0。
【0415】
ステップ3. 1−[(2S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]−2−(クロロメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン
酢酸(0.2mL)中のN7−[(2S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]チエノ[3,2−b]ピリジン−6,7−ジアミン(0.060g、0.23mmol)および2−クロロ−1,1,1−トリエトキシエタン(0.134mL、0.700mmol)の混合物を120℃において30分間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、その結果生じた残渣をジクロロメタンに溶かし、シリカゲル上で精製して(ジクロロメタン中0〜5%MeOHで溶出)、所望の生成物を得た。C1617ClNSのLCMS計算値(M+H):m/z=318.1;実測値:318.0。
【0416】
ステップ4. N−((1−((2S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド
N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)に溶かした1−[(2S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]−2−(クロロメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン(0.10g、0.31mmol)の溶液に、tert−ブチル(メチルスルホニル)カルバメート(0.092g、0.47mmol)および炭酸カリウム(0.087g、0.63mmol)を加えた。混合物を50℃において一晩にわたって撹拌し、次いで、水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濃縮して、粗製のtert−ブチル({1−[(2S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}メチル)(メチルスルホニル)カルバメートを得た。C2229のLCMS計算値(M+H):m/z=477.2;実測値:477.1。この粗製の中間体を塩化メチレン(0.5mL)中のトリフルオロ酢酸(0.5mL、6mmol)で室温において30分間にわたって処理し、次いで、溶媒を真空中で除去した。残渣をMeOHに再び溶かし、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(30mg、25%)を得た。C1721のLCMS計算値(M+H):m/z=377.1;実測値:377.0。
【0417】
実施例23. (トランス−4−{7−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−8H−ピロロ[2,3−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−8−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル
【化114】
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【0418】
ステップ1. 6−ヨードチエノ[3,2−b]ピリジン−7−オール
アセトニトリル(10mL)中のチエノ[3,2−b]ピリジン−7−オール(Aldrich製)(0.54g、3.6mmol)およびN−ヨードスクシンイミド(0.88g、3.9mmol)の混合物を一晩にわたって還流において加熱した。混合物を減圧下で濃縮して、所望の生成物を得、これをさらに精製することなく、次のステップにおいて使用した。CINOSのLCMS計算値(M+H):m/z=277.9;実測値:277.8。
【0419】
ステップ2. 7−クロロ−6−ヨードチエノ[3,2−b]ピリジン
塩化ホスホリル(20mL)中の粗製の6−ヨードチエノ[3,2−b]ピリジン−7−オール(0.99g、3.6mmol)の混合物を120℃において2時間にわたって加熱した。反応物を室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をトルエンと同時蒸発させ、次いで、ジクロロメタンで希釈し、飽和NaHCO溶液で慎重に中和した。黒色のタール状物を濾別し、濾液を分離漏斗に移した。有機層を濃縮し、シリカゲル上で精製して(0〜35%EtOAc/ヘキサンで溶出)、所望の生成物(2ステップで44%)を得た。CClINSのLCMS計算値(M+H):m/z=295.9;実測値:295.8。
【0420】
ステップ3. (2R)−4−(7−クロロチエノ[3,2−b]ピリジン−6−イル)ブタ−3−イン−2−オール
7−クロロ−6−ヨードチエノ[3,2−b]ピリジン(0.46g、1.6mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(0.11g、0.16mmol)、およびヨウ化銅(I)(30mg、0.16mmol)の混合物をNでパージした。(2R)−ブタ−3−イン−2−オール(0.13g、1.9mmol)およびトリエチルアミン(4.5mL、33mmol)を、シリンジにより加えた。反応混合物を2時間にわたって還流において加熱した。混合物を減圧下で濃縮し、その結果生じた残渣をシリカゲル上で精製して(0〜85%EtOAc/ヘキサンで溶出)、所望の生成物を得た。C11ClNOSのLCMS計算値(M+H):m/z=238.0;実測値:238.0。
【0421】
ステップ4. (トランス−4−{7−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−8H−ピロロ[2,3−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−8−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル
トルエン(1.1mL)中の(2R)−4−(7−クロロチエノ[3,2−b]ピリジン−6−イル)ブタ−3−イン−2−オール(0.055g、0.23mmol)、(トランス−4−アミノシクロヘキシル)アセトニトリルヒドロクロリド(0.040g、0.23mmol)、炭酸セシウム(0.19g、0.58mmol)、酢酸パラジウム(5.2mg、0.023mmol)、および(9,9−ジメチル−9H−キサンテン−4,5−ジイル)ビス(ジフェニルホスフィン)(27mg、0.046mmol)の混合物をNで3回パージした。その結果生じた混合物を100℃において2時間にわたって、次いで、120℃において2時間にわたって撹拌した。混合物を濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、MeOHで希釈し、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(1.4mg、1.8%)を得た。C1922OSのLCMS計算値(M+H):m/z=340.1;実測値:340.1。
【0422】
実施例24. (1−ヒドロキシ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル
【化115】
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【0423】
ステップ1. N−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカ−8−イル−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−アミン
イソプロピルアルコール(4.4mL)中の1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−アミン(J&W PharmLab製、0.40g、2.5mmol)、7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(0.29g、1.4mmol)、およびトリエチルアミン(0.38mL、2.7mmol)の混合物を90℃において2時間にわたって撹拌した。混合物を濃縮して、所望の生成物を得、これをそのまま次のステップにおいて使用した。C1518SのLCMS計算値(M+H):m/z=336.1;実測値:336.0。
【0424】
ステップ2. 4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキサノン
アセトン(20mL)中のN−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカ−8−イル−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−アミン(0.45g、1.3mmol)および水中3.0M塩化水素(9mL、30mmol)の混合物を室温において20分間にわたって、次いで、60℃において1時間にわたって撹拌した。混合物を、5M NaOH水溶液を用いて0℃において塩基性にし、次いで、EtOAcで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮し、シリカゲルカラムで精製して(塩化メチレン中0〜30%EtOAcで溶出)、所望の生成物(0.2g、2ステップで51%)を得た。C1314SのLCMS計算値(M+H):m/z=292.1;実測値:292.0。
【0425】
ステップ3. {1−ヒドロキシ−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセトニトリル
テトラヒドロフラン(3mL)中のN,N−ジイソプロピルアミン(0.19mL、1.4mmol)の溶液を0℃まで冷却した。温度を5℃未満に維持しながら、ヘキサン中1.6M n−ブチルリチウム(0.86mL、1.4mmol)を滴下で添加した。添加が完了した後に、混合物を20分間にわたって0℃において撹拌した。次いで、混合物を−78℃まで冷却し、温度を−70℃未満に維持しながら、アセトニトリル(0.072mL、1.4mmol)を加えた。添加が完了した後に、混合物を20分間にわたって−78℃において撹拌し、温度を−70℃未満に維持しながら、テトラヒドロフラン(3mL)/ヘキサメチルホスホルアミド(3mL)中の4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキサノン(0.20g、0.69mmol)の混合物を加えた。添加が完了した後に、混合物を30分間にわたって−78℃において撹拌し、次いで、室温において5時間にわたって撹拌した。混合物を塩化メチレンと飽和NHCl水溶液とに分配した。有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮し、シリカゲルカラムで精製して(塩化メチレン中0〜30%EtOAcで溶出)、所望の生成物(0.11g、48%)を得た。C1517SのLCMS計算値(M+H):m/z=333.1;実測値:333.0。
【0426】
ステップ4. {4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]−1−ヒドロキシシクロヘキシル}アセトニトリル
メタノール(7mL)中の{1−ヒドロキシ−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセトニトリル(0.11g、0.33mmol)および10%Pd/C(0.050g)の混合物を、Hのバルーン圧力下で室温において2時間にわたって水素化した。混合物を濾過し、濃縮し、シリカゲルカラムで精製して(塩化メチレン中0〜10%MeOHで溶出)、所望の生成物をシス−およびトランス−異性体混合物の混合物(38mg、38%)として得た。C1519OSのLCMS計算値(M+H):m/z=303.1;実測値:303.0。
【0427】
ステップ5. (トランス−1−ヒドロキシ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル
テトラヒドロフラン(0.8mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパンアミド(57mg、0.64mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(119mg、0.626mmol)の混合物を室温において2時間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、残渣をエタノール(0.23mL)に溶かし、エタノール(0.84mL)中の{4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]−1−ヒドロキシシクロヘキシル}アセトニトリル(38mg、0.12mmol)の懸濁液に加えた。混合物を85℃において2時間にわたって撹拌し、次いで、分取HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、2つのピークを得た。分析用HPLC(Waters SunFire C18、2.1×50mm、5μM;流速3mL/分;注入体積2μL;3分で2〜80%Bの勾配(A=0.025%TFAを含有する水、B=アセトニトリル)):第1のピーク(5mg、10%)の保持時間0.952分、C1821SのLCMS計算値(M+H):m/z=357.1;実測値:357.1。H NMR(DMSO−d、400MHz) δ 8.94(1H、s)、8.00(1H、d、J=5.6Hz)、7.60(1H、d、J=5.6Hz)、5.78(1H、d、J=6.8Hz)、5.22(1H、s)、5.13(1H、m)、4.82(1H、m)、2.65(4H、m)、1.86(2H、m)、1.73〜1.63(4H、m)、1.59(1H、d、J=6.8Hz)ppm。第2のピーク(15mg、33%)の保持時間0.977分、C1821SのLCMS計算値(M+H):m/z=357.1;実測値:357.1。H NMR(DMSO−d、400MHz) δ 8.93(1H、s)、7.99(1H、d、J=5.6Hz)、7.63(1H、d、J=5.6Hz)、5.82(1H、d、J=6.8Hz)、5.33(1H、s)、5.15(1H、m)、4.88(1H、m)、3.05(2H、m)、2.23(2H、m)、1.93(4H、m)、1.74(2H、m)、1.61(1H、d、J=6.8Hz)ppm。
【0428】
実施例25. {(2E)−1−[トランス−4−(シアノメチル)シクロヘキシル]−1,3−ジヒドロ−2H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イリデン}シアンアミドトリフルオロアセテート
【化116】
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アセトニトリル(1mL)中の{トランス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセトニトリル(0.028g、0.098mmol)、ジフェニルシアノカルボンイミデート(0.046g、0.20mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.17mL、0.98mmol)の溶液を100℃において2時間にわたって加熱した。混合物を乾燥するまでストリッピングし、メタノール(MeOH)で希釈し、次いで、分取HPLCにより精製して(XBridge C18カラム、0.05%TFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物をTFA塩(2.5mg、7.6%)として得た。C1717SのLCMS計算値(M+H):m/z=337.1;実測値:337.1。
【0429】
実施例26. [トランス−4−(2−シクロプロピル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル
【化117】
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テトラヒドロフラン(0.4mL)中のシクロプロパンカルボキサミド(65.0mg、0.764mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(145mg、0.763mmol)の混合物を室温において1時間にわたって撹拌し、次いで、濃縮した。エタノール(0.70mL)中の{トランス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセトニトリル(22mg、0.077mmol)および上記で作製した試薬の混合物を2時間にわたって還流において加熱した。混合物を分取HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(2.5mg、9.7%)を得た。C1921SのLCMS計算値(M+H):m/z=337.1;実測値:337.0。
【0430】
実施例27. [トランス−4−(2−イソプロピル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル
【化118】
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テトラヒドロフラン(0.4mL)中の2−メチルプロパンアミド(80mg、0.9mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(170mg、0.89mmol)の混合物を室温において1時間にわたって撹拌し、次いで、濃縮した。エタノール(0.70mL)中の{トランス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセトニトリル(22mg、0.077mmol)および上記で作製した試薬の混合物を2時間にわたって還流において加熱した。混合物を分取HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(2.9mg、11%)を得た。C1923SのLCMS計算値(M+H):m/z=339.2;実測値:339.0。
【0431】
実施例28. [トランス−4−(2−アゼチジン−3−イル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル
【化119】
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【0432】
ステップ1. tert−ブチル3−(アミノカルボニル)アゼチジン−1−カルボキシレート
N,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中の1−(tert−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−カルボン酸(Activate Scientific.製、0.25g、1.2mmol)、酢酸アンモニウム(0.14g、1.9mmol)、およびN,N,N’,N’−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(0.71g、1.9mmol)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.43mL、2.5mmol)を加えた。混合物を室温において一晩にわたって撹拌した。混合物をMeOHで希釈し、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(0.156g、63%)を得た。C16NaのLCMS計算値(M+Na):m/z=223.1;実測値:223.0。
【0433】
ステップ2. tert−ブチル3−{1−[トランス−4−(シアノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}アゼチジン−1−カルボキシレート
テトラヒドロフラン(0.4mL)中のtert−ブチル3−(アミノカルボニル)アゼチジン−1−カルボキシレート(156mg、0.779mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(280mg、1.5mmol)の混合物を室温において1時間にわたって撹拌し、次いで、濃縮した。エタノール(0.70mL)中の{トランス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセトニトリル(39mg、0.14mmol)および上記で作製した試薬の混合物を2時間にわたって還流において加熱した。混合物を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO溶液で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濃縮し、シリカゲルカラムで精製して(塩化メチレン中0〜5%MeOH)、所望の生成物を得た。C2430SのLCMS計算値(M+H):m/z=452.2;実測値:452.1。
【0434】
ステップ3. [トランス−4−(2−アゼチジン−3−イル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル
3−{1−[トランス−4−(シアノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}アゼチジン−1−カルボキシレート(14mg、0.031mmol)を、塩化メチレン(1mL)中のトリフルオロ酢酸(1mL)で室温において1時間にわたって処理した。混合物を乾燥するまでストリッピングし、MeOHで希釈し、分取HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物を得た。C1922SのLCMS計算値(M+H):m/z=352.2;実測値:352.0。
【0435】
実施例29. {トランス−4−[2−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]シクロヘキシル}アセトニトリル
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
メタノール(0.5mL)/テトラヒドロフラン(0.5mL)/アセトニトリル(0.5mL)中の[トランス−4−(2−アゼチジン−3−イル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル(14mg、0.038mmol)の溶液に、37%ホルムアルデヒド水溶液(12μL、0.16mmol)を加えた。その結果生じた混合物を室温において10分間にわたって撹拌し、その後、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(16mg、0.077mmol)を加えた。混合物を室温において1時間にわたって撹拌し、次いで、MeOHで希釈し、分取HPLCにより精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(0.8mg、6%)を得た。C2024SのLCMS計算値(M+H):m/z=366.2;実測値:366.1。
【0436】
実施例30. 3−[(シス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アミノ]プロパンニトリル
【化121】
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【0437】
ステップ1. tert−ブチル{4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}カルバメート
イソプロピルアルコール(5mL)中の7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(118mg、0.550mmol)、tert−ブチル(4−アミノシクロヘキシル)カルバメート(140mg、0.66mmol)、およびトリエチルアミン(0.23mL、1.6mmol)の混合物を100℃において1時間にわたって加熱した。混合物を濃縮して、所望の生成物をシス−およびトランス−異性体混合物の混合物として得、これをそのまま次のステップにおいて使用した。C1825SのLCMS計算値(M+H):m/z=393.2;実測値:393.1。
【0438】
ステップ2. tert−ブチル{4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}カルバメート
メタノール(5mL)中のtert−ブチル{4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}カルバメート(216mg、0.550mmol)および10%Pd/C(20mg)を室温において2時間にわたってHのバルーン圧力に掛けた。混合物を濾過し、濃縮し、シリカゲルカラムで精製して(塩化メチレン中0〜10%MeOHで溶出)、所望の生成物を得た。C1827SのLCMS計算値(M+H):m/z=363.2;実測値:363.1。
【0439】
ステップ3. tert−ブチル(4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)カルバメート
テトラヒドロフラン(3mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパンアミド(320mg、3.6mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(0.69g、3.6mmol)の混合物を室温において1時間にわたって撹拌し、次いで、濃縮した。エタノール(4.8mL)中のtert−ブチル{4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}カルバメート(191mg、0.527mmol)および上記で作製した試薬の混合物を2時間にわたって還流において加熱した。混合物を濃縮し、シリカゲルカラムで精製して(塩化メチレン中0〜10%MeOHで溶出)、所望の生成物を得た。C2129SのLCMS計算値(M+H):m/z=417.2;実測値:417.0。
【0440】
ステップ4. (1R)−1−[1−(4−アミノシクロヘキシル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル]エタノールジヒドロクロリド
tert−ブチル(4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)カルバメート(0.22g、0.53mmol)を、塩化メチレン(3mL)中のジオキサン中4.0M塩化水素(0.66mL、2.6mmol)で室温において一晩にわたって処理した。混合物を濃縮して、所望の生成物をHCl塩(0.22g、94%)として得た。C1621OSのLCMS計算値(M+H):m/z=317.1;実測値:317.0。
【0441】
ステップ5. 3−[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アミノ]プロパンニトリル
アセトニトリル(0.45mL)中の(1R)−1−[1−(4−アミノシクロヘキシル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル]エタノールジヒドロクロリド(26mg、0.067mmol)の溶液に、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(50μL、0.33mmol)を、続いて、2−プロペンニトリル(8.78μL、0.134mmol)を加えた。その結果生じた混合物を室温において一晩にわたって撹拌した。乾燥するまで蒸発させた後に、残渣を分取HPLCにより精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、2つのピークを得た。分析用HPLC(Waters SunFire C18、2.1×50mm、5μM;流速3mL/分;注入体積2μL;3分で2〜80%Bの勾配(A=0.025%TFAを含有する水、B=アセトニトリル)):第1のピーク(4.3mg、17%)の保持時間0.683分、C1924OSのLCMS計算値(M+H):m/z=370.2;実測値:370.1。分取HPLCからの第2のピーク(4.3mg、17%)の保持時間は、分析用HPLCで0.598分、C1924OSのLCMS計算値(M+H):m/z=370.2;実測値:370.1。
【0442】
実施例31. N−エチル−2−(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトアミド
【化122】
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【0443】
ステップ1. エチル{トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセテート
イソプロピルアルコール(4mL)中の7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(97mg、0.45mmol)、エチル(トランス−4−アミノシクロヘキシル)アセテートヒドロクロリド(Activate Scientific製、120mg、0.54mmol)、およびトリエチルアミン(0.19mL、1.4mmol)の混合物を100℃において1時間にわたって加熱した。混合物を濃縮して、所望の生成物を得、これをそのまま次のステップにおいて使用した。C1722SのLCMS計算値(M+H):m/z=364.1;実測値:364.1。
【0444】
ステップ2. エチル{トランス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセテート
メタノール(4mL)中のエチル{トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセテート(160mg、0.44mmol)および10%Pd/C(20mg)を室温において2時間にわたってHのバルーン圧力に掛けた。混合物を濾過した。濾液を濃縮し、シリカゲルカラムで精製して(塩化メチレン中0〜10%MeOHで溶出)、所望の生成物を得た。C1724SのLCMS計算値(M+H):m/z=334.2;実測値:334.1。
【0445】
ステップ3. エチル(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセテート
テトラヒドロフラン(2mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパンアミド(170mg、1.9mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(0.36g、1.9mmol)の混合物を室温において1時間にわたって撹拌し、次いで、濃縮した。エタノール(4.8mL)中のエチル{トランス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセテート(150mg、0.45mmol)および上記で作製した試薬の混合物を2時間にわたって還流において加熱した。混合物を濃縮し、シリカゲルカラムで精製して(塩化メチレン中0〜5%MeOHで溶出)、所望の生成物(0.15g、86%)を得た。C2026SのLCMS計算値(M+H):m/z=388.2;実測値:388.1。
【0446】
ステップ4. (トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)酢酸
水(0.7mL)/メタノール(1.7mL)/テトラヒドロフラン(1.7mL)中のエチル(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセテート(0.15g、0.39mmol)および水酸化リチウム一水和物(0.079g、1.9mmol)の混合物を室温において一晩にわたって撹拌した。反応物を、1N HCl水溶液を用いてpH=4まで酸性化し、塩化メチレンで抽出した。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濃縮して、所望の生成物(0.11g、79%)を得、これをそのまま次のステップにおいて使用した。C1822SのLCMS計算値(M+H):m/z=360.1;実測値:360.1。
【0447】
ステップ5. N−エチル−2−(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトアミド
N,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)中の(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)酢酸(11mg、0.031mmol)、THF中2.0Mエチルアミン(23μL、0.046mmol)、およびベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(23mg、0.052mmol)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.016mL、0.092mmol)を加えた。混合物を室温において2時間にわたって撹拌した。混合物をMeOHで希釈し、分取HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(1.8mg、15%)を得た。C2027SのLCMS計算値(M+H):m/z=387.2;実測値:387.1。
【0448】
実施例32. 3−(3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)プロパンニトリル
【化123】
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【0449】
ステップ1. tert−ブチル[3−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]カルバメート
テトラヒドロフラン(40mL)中の3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸(Alfa Aesar製、3.3g、14mmol)およびトリエチルアミン(3.8mL、27mmol)の混合物に0℃において、クロロギ酸エチル(1.9mL、20mmol)を滴下で添加した。混合物を0℃において10分間にわたって、次いで、室温において20分間にわたって撹拌した。混合物を濾過して、白色の固体を除去し、次いで、0℃まで冷却した。テトラヒドロホウ酸ナトリウム(1.0g、27mmol)およびメタノール(1mL)の混合物をゆっくりと加えた。混合物を室温において1時間にわたって撹拌した。混合物を、1N HCl水溶液でクエンチし、EtOAcで抽出した。抽出物を濃縮し、シリカゲルカラムで精製して(ヘキサン中75%EtOAcで溶出)、所望の生成物(2.88g、92%)を得た。C1323NONaのLCMS計算値(M+Na):m/z=252.2;実測値:252.1。
【0450】
ステップ2. tert−ブチル(3−ホルミルシクロヘキシル)カルバメート
塩化メチレン(10mL)中のtert−ブチル[3−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]カルバメート(0.51g、2.2mmol)の溶液に0℃において、デス−マーチンペルヨージナン(1.1g、2.7mmol)を加えた。混合物を室温において2時間にわたって撹拌した。反応物を、1N NaOH水溶液でクエンチし、塩化メチレンで抽出した。合わせた有機層を水で、次いでブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濃縮し、次いで、シリカゲルカラムで精製して(ヘキサン中20〜50%EtOAcで溶出)、所望の生成物(0.3g、59%)を得た。C1221NONaのLCMS計算値(M+Na):m/z=250.2;実測値:250.1。
【0451】
ステップ3. tert−ブチル{3−[2−シアノビニル]シクロヘキシル}カルバメート
THF中1.0Mカリウムtert−ブトキシド(2.0mL、2.0mmol)に、シアノメチルホスホン酸ジエチル(0.30mL、1.8mmol)を滴下で0℃において加え、混合物を0℃において1時間にわたって撹拌した。テトラヒドロフラン(9.3mL)中のtert−ブチル(3−ホルミルシクロヘキシル)カルバメート(0.30g、1.3mmol)の溶液を滴下で添加し、次いで、冷却浴を外し、混合物を室温において一晩にわたって撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄し、濃縮し、シリカゲルカラムで精製して(ヘキサン中0〜30%EtOAcで溶出)、所望の生成物をシス−およびトランス−異性体混合物の混合物(0.12g、36%)として得た。C1422NaのLCMS計算値(M+Na):m/z=273.2;実測値:273.1。
【0452】
ステップ4. 3−(3−アミノシクロヘキシル)アクリロニトリルヒドロクロリド
tert−ブチル{3−[2−シアノビニル]シクロヘキシル}カルバメートを塩化メチレン(2mL)中のジオキサン中4.0M塩化水素(1.6mL、6.6mmol)で室温において2時間にわたって処理した。混合物を乾燥するまでストリッピングして、所望の生成物をシス−およびトランス−異性体の混合物として得た。C15のLCMS計算値(M+H):m/z=151.1;実測値:151.1。
【0453】
ステップ5. 3−{3−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アクリロニトリル
イソプロピルアルコール(0.9mL)中の3−(3−アミノシクロヘキシル)アクリロニトリルヒドロクロリド(0.090g、0.48mmol)、7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(0.085g、0.40mmol)、およびトリエチルアミン(0.22mL、1.6mmol)の混合物を90℃において1時間にわたって加熱した。混合物を濃縮して、所望の生成物を得、これをそのまま次のステップにおいて使用した。C1617のLCMS計算値(M+H):m/z=329.1;実測値:329.1。
【0454】
ステップ6. 3−{3−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}プロパンニトリル
メタノール(10mL)中の3−{3−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アクリロニトリル(0.13g、0.40mmol)および10%Pd/C(0.05g)の混合物を、Hのバルーン圧力下で室温において週末にかけて水素化した。混合物を濾過し、濃縮し、シリカゲルカラムで精製して(塩化メチレン中0〜10%MeOHで溶出)、所望の生成物を得た。C1621SのLCMS計算値(M+H):m/z=301.1;実測値:301.0。
【0455】
ステップ7. 3−(3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)プロパンニトリル
テトラヒドロフラン(2mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパンアミド(194mg、2.18mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(0.41g、2.2mmol)の混合物を室温において1時間にわたって撹拌し、次いで、濃縮した。エタノール(4.7mL)中の3−{3−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}プロパンニトリル(131mg、0.436mmol)および上記で作製した試薬の混合物を2時間にわたって還流において加熱した。混合物を濾過し、MeOHで希釈し、分取HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(60mg、39%)を得た。C1923OSのLCMS計算値(M+H):m/z=355.2;実測値:355.0。
【0456】
実施例33. [4−(7−メチルイミダゾ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン−8−イル)フェニル]アセトニトリル
【化124】
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【0457】
ステップ1. 6−ブロモ−5−クロロ−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピラジン
1つ口丸底フラスコ内で、N,N−ジイソプロピルアミン(0.50mL、3.6mmol)をテトラヒドロフラン(4.0mL)に溶かし、−78℃において冷却した。ヘキサン中1.6M n−ブチルリチウム(1.9mL、3.1mmol)を加えた。反応物を−78℃において30分間にわたって撹拌し、テトラヒドロフラン(6.0mL)中の6−ブロモ−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピラジン(Ark Pharm製、0.500g、2.36mmol)を滴下で添加した。反応混合物を−78℃において45分間にわたって撹拌し、ヘキサクロロエタン(0.72g、3.1mmol)を加えた。その結果生じた混合物を−78℃において1時間にわたって撹拌した。反応物をNHCl溶液でクエンチし、次いで、EtOAcと水とに分配した。EtOAc抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、真空中でストリッピングした。残渣を、シリカゲル上でヘキサン中40%EtOAcで溶出してクロマトグラフィー処理して、所望の生成物(0.25g、43%)を得た。CBrClNのLCMS計算値(M+H):m/z=245.9;実測値:245.9。H NMR(CDCl、400MHz) δ 8.72(1H、s)、7.68(1H、s)、2.56(3H、s)ppm。
【0458】
ステップ2. 5−クロロ−2−メチル−6−[(トリメチルシリル)エチニル]イミダゾ[1,2−a]ピラジン
N,N−ジメチルホルムアミド(8.5mL)中の6−ブロモ−5−クロロ−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピラジン(0.710g、2.88mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(0.1g、0.1mmol)、(トリメチルシリル)アセチレン(0.90mL、6.3mmol)、ヨウ化銅(I)(0.04g、0.2mmol)、およびトリエチルアミン(0.803mL、5.76mmol)の混合物を、油浴内で45℃において、撹拌しながら14時間にわたって加熱した。反応物を水(20ml)でクエンチし、酢酸エチル(2×100ml)で抽出した。合わせた有機抽出物を水(10ml)、飽和NaCl(10ml)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、溶媒を真空中で除去した。生成物を、ヘキサン中10〜20%EtOAcで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物(0.39g、76%)を得た。C1215ClNSiのLCMS計算値(M+H):m/z=264.1;実測値:264.0。
【0459】
ステップ3. 7−メチルイミダゾ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン
N,N−ジメチルホルムアミド(6.0mL)中の5−クロロ−2−メチル−6−[(トリメチルシリル)エチニル]イミダゾ[1,2−a]ピラジン(0.400g、1.52mmol)および硫化ナトリウム九水和物(1.09g、4.55mmol)の混合物を、予め加熱しておいた油浴内で100℃において、撹拌しながら1時間にわたって加熱した。反応物を冷却し、EtOAcと水とに分配した。有機層を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ、溶媒を真空中で除去した。残渣を、シリカゲル上で、EtOAcおよびEtOAc中3%MeOHで溶出してクロマトグラフィー処理して、所望の生成物(0.15g、52%)を得た。CSのLCMS計算値(M+H):m/z=190.0;実測値:190.0。
【0460】
ステップ4. 8−ヨード−7−メチルイミダゾ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン
塩化メチレン(1.2mL)中の7−メチルイミダゾ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン(30mg、0.16mmol)およびN−ヨードスクシンイミド(39mg、0.17mmol)の混合物を25℃において16時間にわたって撹拌した。生成物を分取HPLCにより精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(15mg、30%)を得た。CINSのLCMS計算値(M+H):m/z=315.9;実測値:316.0。H NMR(CDCl、400MHz) δ 8.89(1H、s)、7.55(1H、d、J=5.6Hz)、7.35(1H、d、J=5.6Hz)、2.55(3H、s)ppm。
【0461】
ステップ5. [4−(7−メチルイミダゾ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン−8−イル)フェニル]アセトニトリル
アセトニトリル(0.6mL)および水(0.2mL)中の[4−(シアノメチル)フェニル]ボロン酸(Aldrich製、9.3mg、0.058mmol)、8−ヨード−7−メチルイミダゾ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン(12mg、0.038mmol)、および炭酸カリウム(16mg、0.12mmol)の混合物を脱気した。混合物に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(2.2mg、0.0019mmol)を加えた。反応混合物を、マイクロ波反応器内で160℃において10分間にわたって加熱した。反応物をメタノールで希釈し、濾過した。濾液を分取HPLCにより精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物を得た。C1713SのLCMS計算値(M+H):m/z=305.1;実測値:305.0。H NMR(CDCl、400MHz) δ 9.01(1H、s)、7.55(4H、m)、7.49(1H、d、J=6.0Hz)、7.14(1H、d、J=6.0Hz)、3.93(2H、s)、2.48(3H、s)ppm。
【0462】
実施例34. [(1R,2R,4S)−2−ヒドロキシ−4−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリルトリフルオロアセテートおよび[(1S,2S,4R)−2−ヒドロキシ−4−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリルトリフルオロアセテートの混合物
【化125】
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【0463】
ステップ1. メチル−2−メトキシ−4−[(トリメチルシリル)オキシ]シクロヘキサ−3−エン−1−カルボキシレート
トルエン(100mL)中のアクリル酸メチル(5.23mL、58.0mmol)および1−メトキシ−3−(トリメチルシロキシ)−1,3−ブタジエン(Aldrich製、10.0g、58.0mmol)の混合物を80℃において2日間にわたって加熱した。反応溶液を濃縮し、シリカゲルカラムで精製して、所望の生成物をトランス−およびシス−異性体の混合物(8.3g、55%)として得た。H NMR(500MHz、CDCl) δ 5.16(1H、m)、4.97(1H、m)、4.22(1H、m)、4.08(1H、m)、3.68(3H、s)、3.67(3H、s)、3.32(3H、s)、3.24(3H、s)、2.59(1H、m)、2.51(1H、m)、1.80−2.14(8H、m)、0.18(18H、s)ppm。
【0464】
ステップ2. メチル(1S,2R)−2−メトキシ−4−オキソシクロヘキサンカルボキシレート(ラセミ体)およびメチル(1S,2S)−2−メトキシ−4−オキソシクロヘキサンカルボキシレート(ラセミ体)
メタノール(200mL)中のメチル−2−メトキシ−4−[(トリメチルシリル)オキシ]シクロヘキサ−3−エン−1−カルボキシレート(8.3g、32mmol)の溶液に、炭酸カリウム(2.2g、16mmol)を0℃において加えた。20分間にわたって撹拌した後に、反応物を飽和NHCl溶液および酢酸エチルで希釈した。水性層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、真空中で濃縮した。粗製物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して(ヘキサン中0〜50%酢酸エチルで溶出)、トランス−異性体(最初の溶出液、1.5g、25%)およびシス−異性体(最後の溶出液、1.35g、22%)を得た。トランス−異性体では:H NMR(400MHz、CDCl) δ 3.89(1H、m)、3.75(3H、s)、3.33(3H、s)、2.85(1H、m)、2.78(1H、m)、2.44(2H、m)、2.32(1H、m)、2.15(1H、m)、1.96(1H、m)ppm。シス−異性体では:H NMR(400MHz、CDCl) δ 4.18(1H、m)、3.72(3H、s)、3.30(3H、s)、2.85(2H、m)、2.46(2H、m)、2.28(1H、m)、2.12(1H、m)ppm。
【0465】
ステップ3. メチル(1S,2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−メトキシシクロヘキサンカルボキシレート(ラセミ体)
メタノール(30mL)中のメチル(1S,2R)−2−メトキシ−4−オキソシクロヘキサンカルボキシレート(ラセミ体、直前のステップからのシス−異性体)(1.35g、7.25mmol)の溶液に、テトラヒドロホウ酸ナトリウム(270mg、7.2mmol)を−78℃において加えた。1時間にわたって撹拌した後に、反応物を飽和NHCl溶液および酢酸エチルで希釈した。水性層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーで精製して(ヘキサン中70%酢酸エチルで溶出)、所望の生成物(1.26g、92%)を得た。H NMR(500MHz、CDCl) δ 3.96(2H、m)、3.72(3H、s)、3.38(3H、s)、2.45(1H、m)、2.31(1H、m)、2.11(1H、m)、1.97(1H、m)、1.77(1H、m)、1.50(2H、m)ppm。
【0466】
ステップ4. メチル(1S,2R,4R)−2−メトキシ−4−[(メチルスルホニル)オキシ]シクロヘキサンカルボキシレート(ラセミ体)
ジクロロメタン(30mL)中のメチル(1S,2R,4R)−4−ヒドロキシ−2−メトキシシクロヘキサンカルボキシレート(ラセミ体)(1.14g、6.06mmol)の溶液を、塩化メタンスルホニル(0.938mL、12.1mmol)で滴下で0℃において処理した。混合物を0℃において2時間にわたって撹拌し、酢酸エチルと水とに分配した。有機相を濃縮し、シリカゲル上で精製して(ヘキサン中50%酢酸エチルで溶出)、所望の生成物(1.48g、93%)を得た。H NMR(400MHz、CDCl) δ 4.89(1H、m)、3.70(3H、s)、3.62(1H、m)、3.36(3H、s)、3.02(3H、s)、2.78(1H、m)、2.42(1H、m)、2.01(2H、m)、1.98(1H、m)、1.80(1H、m)、1.62(1H、m)ppm。
【0467】
ステップ5. メチル(1S,2R,4S)−4−アジド−2−メトキシシクロヘキサンカルボキシレート(ラセミ体)
DMF(19mL)中のメチル(1S,2R,4R)−2−メトキシ−4−[(メチルスルホニル)オキシ]シクロヘキサンカルボキシレート(ラセミ体)(1.48g、5.56mmol)の溶液に、アジ化ナトリウム(1.4g、22mmol)を加えた。反応混合物を80℃において4時間にわたって撹拌および加熱した。反応混合物を飽和NaHCO溶液に注ぎ、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた抽出物をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮した。粗製物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して(ヘキサン中0〜35%酢酸エチルの勾配で溶出)、所望の生成物を無色のオイル(1.02g、86%)として得た。H NMR(300MHz、CDCl) δ 3.98(1H、m)、3.76(3H、s)、3,58(1H、m)、3.36(3H、s)、2.38(2H、m)、2.06(1H、m)、1.90(2H、m)、1.36(2H、m)ppm。
【0468】
ステップ6. メチル(1S,2R,4S)−4−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−2−メトキシシクロヘキサンカルボキシレート(ラセミ体)
メタノール(26mL)中のメチル(1S,2R,4S)−4−アジド−2−メトキシシクロヘキサンカルボキシレート(ラセミ体)(901mg、4.22mmol)の溶液に、二炭酸ジ−tert−ブチル(1.11g、5.07mmol)を、続いて、炭素上の10%パラジウム(720mg、0.68mmol)を加えた。その結果生じた混合物を水素のバルーン圧力下で一晩にわたって撹拌した。反応混合物をセライトのパッドで濾過し、メタノールで洗浄した。溶媒を除去し、残渣をフラッシュクロマトグラフィーで精製して(ヘキサン中0〜40%酢酸エチルで溶出)、所望の生成物を無色のオイル(0.96g、79%)として得た。H NMR(300MHz、CDCl) δ 4.38(1H、m)、3.92(1H、m)、3.66(3H、s)、3.28(3H、s)、2.35(2H、m)、2.07−1.76(3H、m)、1.40(9H、s)、1.08(2H、m)ppm。
【0469】
ステップ7. tert−ブチル[(1S,3R,4R)−4−(ヒドロキシメチル)−3−メトキシシクロヘキシル]カルバメート(ラセミ体)
メチル(1S,2R,4S)−4−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−2−メトキシシクロヘキサンカルボキシレート(ラセミ体)(0.87g、3.0mmol)をエーテル(27mL)に溶かし、0℃まで冷却した。テトラヒドリドアルミン酸リチウム(138mg、3.63mmol)を加え、その結果生じた反応混合物を4時間にわたって撹拌した。反応物を、水5mLで0℃においてクエンチし、次いで、30分間にわたって撹拌した後に、15%NaOH5mLおよび水15mLで希釈した。反応混合物をセライトパッドで濾過し、酢酸エチルで洗浄した。水性層を酢酸エチル(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して(ヘキサン中0〜80%酢酸エチルの勾配で溶出)、所望の生成物を白色の泡として得た。
【0470】
ステップ8. {(1R,2R,4S)−4−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−2−メトキシシクロヘキシル}メチルメタンスルホネート(ラセミ体)
ジクロロメタン(8mL)中のtert−ブチル[(1S,3R,4R)−4−(ヒドロキシメチル)−3−メトキシシクロヘキシル]カルバメート(ラセミ体)(671mg、2.59mmol)の溶液に、塩化メタンスルホニル(0.401mL、5.18mmol)を0℃において加えた。混合物を0℃において1時間にわたって撹拌し、次いで、濃縮し、酢酸エチルと水とに分配した。有機相を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーにより精製して(ヘキサン中50%酢酸エチルの勾配で溶出)、所望の生成物(0.87g、100%)を得た。C16NOSのLCMS計算値(M+H−t−Bu−MeOH):m/z=250.1;実測値:250.0。
【0471】
ステップ9. [(1R,2R,4S)−4−アミノ−2−メトキシシクロヘキシル]アセトニトリルトリフルオロアセテート(ラセミ体)
DMSO(7mL)中の{(1R,2R,4S)−4−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−2−メトキシシクロヘキシル}メチルメタンスルホネート(ラセミ体)(703mg、2.08mmol)およびシアン化ナトリウム(120mg、2.5mmol)の混合物を90℃において一晩にわたって撹拌した。冷却した後に、混合物を酢酸エチルとブラインとに分配した。有機層を水およびブラインで洗浄し、濃縮して、Boc保護されたアジド中間体を得た。ジクロロメタン(9mL)中のこの中間体の溶液をTFA(9mL)で処理し、室温において2時間にわたって撹拌した。反応溶液を濃縮して、所望の生成物をTFA塩として得た。C17OのLCMS計算値(M+H):m/z=169.1;実測値:169.2。
【0472】
ステップ10.{(1R,2R,4S)−2−メトキシ−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセトニトリル(ラセミ体)
イソプロピルアルコール(4.2mL)中の7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(381mg、1.78mmol)、[(1R,2R,4S)−4−アミノ−2−メトキシシクロヘキシル]アセトニトリル(ラセミ体)(310mg、1.8mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.2mL、7.1mmol)の混合物を90℃において2時間にわたって加熱した。粗製物を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーで精製して、所望の生成物(485mg、78%)を得た。C1519SのLCMS計算値(M+H):m/z=347.1;実測値:347.0。
【0473】
ステップ11.{(1R,2R,4S)−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]−2−メトキシシクロヘキシル}アセトニトリル(ラセミ体)
メタノール(7.3mL)中の{(1R,2R,4S)−2−メトキシ−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセトニトリル(ラセミ体)(380mg、1.1mmol)および炭素上の10%パラジウム(0.38g、0.36mmol)の混合物を、室温において2時間にわたってHのバルーン圧力に掛けた。混合物を濾過し、濾液を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーで精製して(ジクロロメタン中15%メタノールで溶出)、所望の生成物(310mg、89%)を得た。C1621OSのLCMS計算値(M+H):m/z=317.1;実測値:317.1。
【0474】
ステップ12.[(1R,2R,4S)−2−メトキシ−4−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル(ラセミ体)
酢酸(0.4mL、7mmol)中の{(1R,2R,4S)−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]−2−メトキシシクロヘキシル}アセトニトリル(ラセミ体)(45mg、0.14mmol)およびオルト酢酸トリエチル(79μL、0.43mmol)の混合物を120℃において30分間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、残渣をメタノールに溶かし、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(28mg、58%)を得た。C1821OSのLCMS計算値(M+H):m/z=341.1;実測値:341.0。
【0475】
ステップ13. [(1R,2R,4S)−2−ヒドロキシ−4−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリルトリフルオロアセテートおよび[(1S,2S,4R)−2−ヒドロキシ−4−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリルトリフルオロアセテートの混合物
[(1R,2R,4S)−2−メトキシ−4−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル(ラセミ体)(28mg、0.082mmol)を装入したマイクロ波バイアルに、アセトニトリル(1mL)およびヨードトリメチルシラン(0.60mL、4.2mmol)を加えた。反応溶液を80℃において6時間にわたって加熱した。反応混合物をメタノールで希釈し、HPLC精製で精製して(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物をラセミ混合物として得た。C1719OSのLCMS計算値(M+H):m/z=327.1;実測値:327.1。
【0476】
実施例35. [(1R,2R,4S)−4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−メトキシシクロヘキシル]アセトニトリルトリフルオロアセテートおよび[(1S,2S,4R)−4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−メトキシシクロヘキシル]アセトニトリルトリフルオロアセテートの混合物
【化126】
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【0477】
ステップ1. [(1R,2S,4S)−4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−メトキシシクロヘキシル]アセトニトリル(ラセミ体)
所望の化合物を、実施例34、ステップ12の手順に従って、出発物質として1,1,1−トリエトキシ−{(1R,2R,4S)−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]−2−メトキシシクロヘキシル}アセトニトリル(ラセミ体)およびプロパンを使用して調製した。C1923OSのLCMS計算値(M+H):m/z=355.2;実測値:355.1。
【0478】
ステップ2. [(1R,2R,4S)−4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−メトキシシクロヘキシル]アセトニトリルトリフルオロアセテートおよび[(1S,2S,4R)−4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−メトキシシクロヘキシル]アセトニトリルトリフルオロアセテートの混合物
所望の化合物を、実施例34、ステップ13の手順に従って、出発物質として[(1R,2S,4S)−4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−メトキシシクロヘキシル]アセトニトリル(ラセミ体)を使用して調製した。C1821OSのLCMS計算値(M+H):m/z=341.1;実測値:341.1。
【0479】
実施例36. ((1R,2R,4S)−2−ヒドロキシ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリルおよび((1S,2S,4R)−2−ヒドロキシ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル
【化127】
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【0480】
ステップ1. ((1R,2R,4S)−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}−2−メトキシシクロヘキシル)アセトニトリルおよび((1R,2R,4S)−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}−2−メトキシシクロヘキシル)アセトニトリルの混合物
THF(4.6mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパンアミド(82.2mg、0.922mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(160mg、0.87mmol)の混合物を室温において2時間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、残渣をエタノール(2.0mL)に溶かし、エタノール(0.9mL)中の{(1R,2R,4S)−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]−2−メトキシシクロヘキシル}アセトニトリル(ラセミ体)(89mg、0.28mmol)の懸濁液に加えた。混合物を80℃において1時間にわたって撹拌した。反応混合物をメタノールで希釈し、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物を白色の固体(65mg、62%)として得た。C1923SのLCMS計算値(M+H):m/z=371.2;実測値:371.0。
【0481】
ステップ2. ((1R,2R,4S)−2−ヒドロキシ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリルおよび((1S,2S,4R)−2−ヒドロキシ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル
アセトニトリル(2.5mL)中の((1R,2R,4S)−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}−2−メトキシシクロヘキシル)アセトニトリル(ジアステレオ異性体混合物)(40.2mg、0.108mmol)の溶液に、ヨードトリメチルシラン(772μL、5.42mmol)を加えた。その結果生じた混合物を90℃において4時間にわたって加熱した。反応物をメタノールでクエンチし、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物を2種のジアステレオマーの混合物として得た。ラセミ混合物をキラルカラムにより分離して(Phenomenex Lux Cellulose A−2、5um、21.2×250mm、15%エタノール/85%ヘキサン、流速:18ml/分、2mg/注入)、2つのピークを得た。異性体1(最初に溶出):C1821SのLCMS計算値(M+H):m/z=357.1;実測値:357.0。異性体2(第2に溶出):C1821SのLCMS計算値(M+H):m/z=357.1;実測値:357.0。
【0482】
実施例37. ((1R,2S,4S)−2−ヒドロキシ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリルトリフルオロアセテートおよび((1S,2R,4R)−2−ヒドロキシ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリルトリフルオロアセテート
【化128】
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【0483】
ステップ1. メチル(1S,2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−メトキシシクロヘキサンカルボキシレート(ラセミ体)
THF(20mL)中のメチル(1S,2S)−2−メトキシ−4−オキソシクロヘキサンカルボキシレート(実施例34、ステップ2からのトランス−異性体、第1の溶出液、ラセミ体)(1.5g、8.0mmol)の溶液に−78℃において、THF中1.0M L−Selectride(12mL)を加えた。同じ温度において2時間にわたって撹拌した後に、反応物を飽和NaHCO溶液および酢酸エチルで希釈した。水性層を酢酸エチル(3×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して(ヘキサン中0〜65%酢酸エチルで溶出)、所望の生成物を無色のオイル(1.5g、100%)として得た。H NMR(400MHz、CDCl) δ 4.18(1H、m)、3.82(1H、m)、3.70(3H、s)、3.32(3H、s)、2.43(1H、m)、2.10(1H、m)、1.96(1H、m)、1.76(1H、m)、1.71−1.48(2H、m)、1.40(1H、m)ppm。
【0484】
ステップ2. メチル(1R,2R,4S)−2−メトキシ−4−[(メチルスルホニル)オキシ]シクロヘキサンカルボキシレート(ラセミ体)
ジクロロメタン(40mL)中のメチル(1R,2R,4S)−4−ヒドロキシ−2−メトキシシクロヘキサンカルボキシレート(ラセミ体)(1.50g、7.97mmol)の溶液を塩化メタンスルホニル(1.23mL、15.9mmol)で滴下で0℃において処理した。混合物を0℃において2時間にわたって撹拌し、酢酸エチルと水とに分配した。有機相を濃縮し、シリカゲル上で精製して(ヘキサン中50%酢酸エチルで溶出)、所望の生成物(2.12g、91%)を得た。H NMR(400MHz、CDCl) δ 4.62(1H、m)、3.71(3H、s)、3.48(1H、m)、3.33(3H、s)、3.02(3H、s)、2.64(1H、m)、2.32(1H、m)、2.19(1H、m)、2.00(1H、m)、1.60−1.42(3H、m)ppm。
【0485】
ステップ3. メチル(1R,2R,4R)−4−アジド−2−メトキシシクロヘキサンカルボキシレート(ラセミ体)
DMF(24mL)中のメチル(1R,2R,4S)−2−メトキシ−4−[(メチルスルホニル)オキシ]シクロヘキサンカルボキシレート(ラセミ体)(1.92g、7.21mmol)の溶液に、アジ化ナトリウム(1.9g、29mmol)を加えた。反応混合物を80℃において4時間にわたって撹拌および加熱した。反応混合物を飽和NaHCO溶液に注ぎ、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた抽出物をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮した。粗製物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して(ヘキサン中0〜35%酢酸エチルの勾配で溶出)、所望の生成物を無色のオイル(1.22g、79%)として得た。H NMR(500MHz、CDCl) δ 3.70(3H、s)、3,44(1H、m)、3.32(3H、s)、3.30(1H、m)、2.48(1H、m)、2.32(1H、m)、2.00(2H、m)、1.48(1H、m)、1.28(2H、m)ppm。
【0486】
ステップ4. メチル(1S,2S,4S)−4−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−2−メトキシシクロヘキサンカルボキシレート(ラセミ体)
メタノール(34mL)中のメチル(1S,2S,4S)−4−アジド−2−メトキシシクロヘキサンカルボキシレート(ラセミ体)(1.2g、5.6mmol)の溶液に、二炭酸ジ−tert−ブチル(1.47g、6.75mmol)を、続いて、炭素上の10%パラジウム(960mg)を加えた。その結果生じた混合物を、Hバルーン下で一晩にわたって撹拌した。反応混合物をセライトパッドで濾過し、メタノールで洗浄した。溶媒を除去し、残渣をフラッシュクロマトグラフィーで精製して(ヘキサン中0〜40%酢酸エチルの勾配で溶出)、所望の生成物を無色のオイル(1.02g、63%)として得た。H NMR(400MHz、CDCl) δ 4.54(1H、m)、3.68(3H、s)、3.48(1H、m),3.32(3H、s)、2.43(1H、m)、2.31(1H、m)、1.94(2H、m)、1.54(1H、m)、1.43(9H、s)、1.08(2H、m)ppm。
【0487】
ステップ5. tert−ブチル[(1S,3S,4R)−4−(ヒドロキシメチル)−3−メトキシシクロヘキシル]カルバメート(ラセミ体)
メチル(1S,2S,4S)−4−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−2−メトキシシクロヘキサンカルボキシレート(ラセミ体)(1.02g、3.55mmol)をエーテル(32mL)に溶かし、0℃まで冷却した。テトラヒドリドアルミン酸リチウム(162mg、4.26mmol)を加え、その結果生じた混合物を4時間にわたって撹拌した。反応物を水5mLで0℃においてクエンチし、次いで、30分間にわたって撹拌した後に、15%NaOH5mLおよび水15mLで希釈した。反応混合物をセライトパッドで濾過し、酢酸エチルで洗浄した。水性層を酢酸エチル(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して(ヘキサン中0〜80%酢酸エチルの勾配で溶出)、所望の生成物を白色の泡として得た。C18NOのLCMS計算値(M+H−Boc):m/z=160.1;実測値:160.2。H NMR(300MHz、CDCl) δ 4.46(1H、brs)、3.71−3.40(3H、m)、3.37(3H、s)、3.12(2H、m)、2.48(1H、m)、1.94(1H、m)、1.71−1.50(3H、m)、1.41(9H、s)、1.05(2H、m)ppm。
【0488】
ステップ6. {(1R,2S,4S)−4−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−2−メトキシシクロヘキシル}メチルメタンスルホネート
ジクロロメタン(9mL)中のtert−ブチル[(1S,3S,4R)−4−(ヒドロキシメチル)−3−メトキシシクロヘキシル]カルバメート(ラセミ体)(720mg、2.8mmol)の溶液に、塩化メタンスルホニル(0.430mL、5.56mmol)を0℃において加えた。混合物を0℃において1時間にわたって撹拌した。次いで、混合物を濃縮し、酢酸エチルと水とに分配した。有機相を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーにより精製して(ヘキサン中50%酢酸エチルの勾配で溶出)、所望の生成物(0.859g、92%)を得た。C20NOSのLCMS計算値(M+H−Boc):m/z=238.1;実測値:238.0。
【0489】
ステップ7. [(1R,2S,4S)−4−アミノ−2−メトキシシクロヘキシル]アセトニトリル(ラセミ体)
DMSO(6mL)中の{(1R,2S,4S)−4−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−2−メトキシシクロヘキシル}メチルメタンスルホネート(661mg、1.96mmol)およびシアン化ナトリウム(115mg、2.35mmol)の混合物を90℃において一晩にわたって撹拌した。室温まで冷却した後に、混合物を酢酸エチルとブラインとに分配した。有機層を水およびブラインで洗浄し、濃縮して、Boc保護されたアジドを得た:LCMS[M+Na]261.1。ジクロロメタン(9mL)中のこの中間体の溶液をTFA(9mL)で処理し、室温において2時間にわたって撹拌した。反応溶液を濃縮して、所望の生成物をTFA塩として得た。C17OのLCMS計算値(M+H):m/z=169.1;実測値:169.1。
【0490】
ステップ8. {(1R,2S,4S)−2−メトキシ−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセトニトリル(ラセミ体)
イソプロピルアルコール(4.2mL)中の7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(381mg、1.78mmol)、[(1R,2S,4S)−4−アミノ−2−メトキシシクロヘキシル]アセトニトリル(ラセミ体)(310mg、1.8mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.2mL、7.1mmol)の混合物を90℃において2時間にわたって加熱した。粗製物を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーで精製して、所望の生成物(469mg、76%)を得た。C1519SのLCMS計算値(M+H):m/z=347.1;実測値:347.0。
【0491】
ステップ9. {(1R,2S,4S)−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]−2−メトキシシクロヘキシル}アセトニトリル(ラセミ体)
メタノール(7.7mL)中の{(1R,2S,4S)−2−メトキシ−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセトニトリル(ラセミ体)(401mg、1.16mmol)および炭素上の10%パラジウム(0.20g)の混合物を、室温において2時間にわたってHのバルーン圧力に掛けた。混合物を濾過し、濾液を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーで精製して(ジクロロメタン中15%メタノールで溶出)、所望の生成物(342mg、93%)を得た。C1621OSのLCMS計算値(M+H):m/z=317.1;実測値:317.1。
【0492】
ステップ10.((1R,2S,4S)−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}−2−メトキシシクロヘキシル)アセトニトリルおよび((1S,2R,4R)−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}−2−メトキシシクロヘキシル)アセトニトリル
THF(2.3mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパンアミド(40.6mg、0.456mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(82mg、0.43mmol)の混合物を室温において2時間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、残渣をエタノール(0.45mL)に溶かし、エタノール(0.45mL)中の{(1R,2S,4S)−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]−2−メトキシシクロヘキシル}アセトニトリル(ラセミ体)(44mg、0.14mmol)の懸濁液に加えた。その結果生じた混合物を80℃において1時間にわたって撹拌した。反応混合物をメタノールで希釈し、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物を白色の固体(26mg、50%)として得た。C1923SのLCMS計算値(M+H):m/z=371.2;実測値:371.0。
【0493】
ステップ11.((1R,2S,4S)−2−ヒドロキシ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリルトリフルオロアセテートおよび((1S,2R,4R)−2−ヒドロキシ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリルトリフルオロアセテート
アセトニトリル(0.9mL)中の((1R,2S,4S)−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}−2−メトキシシクロヘキシル)アセトニトリル(ジアステレオ異性体混合物)(23.0mg、0.0621mmol)の溶液に、ヨードトリメチルシラン(0.45mL、3.2mmol)を加えた。80℃において6時間にわたって撹拌した後に、反応混合物をメタノールおよび水で希釈し、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%TFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、2つのピーク(異性体1、2.1mg、9.5%;異性体2、2.5mg、11%)を得た。異性体1(最初に溶出):C1821SのLCMS計算値(M+H):m/z=357.1;実測値:357.0。異性体2(第2に溶出):C1821SのLCMS計算値(M+H):m/z=357.1;実測値:357.0。
【0494】
実施例38. [(2R,5S)−5−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]アセトニトリル
【化129】
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【0495】
ステップ1. {(2R,5S)−5−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メタノール
メタノール(7.0mL)中の{(5S)−5−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メチルアセテート(366mg、1.05mmol)および炭素上の10%パラジウム(0.18g)の混合物を、室温において2時間にわたってHのバルーン圧力に掛けた。混合物を濾過し、1M NaOH(1mL)で1時間にわたって処理した。混合物をメタノールで希釈し、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、2つのピークを5:1の比で得た。主ピークが、表題化合物(154mg、58%)である。C1318SのLCMS計算値(M+H):m/z=280.1;実測値:280.1。
【0496】
ステップ2. [(2R,5S)−5−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メタノール
酢酸(1.3mL)中の{(2R,5S)−5−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メタノール(131mg、0.469mmol)の溶液に、オルト酢酸トリエチル(275μL、1.50mmol)を加えた。混合物を120℃において30分間にわたって撹拌した。室温まで冷却した後に、混合物をメタノールで希釈し、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物を白色の固体(60mg、42%)として得た。C1518SのLCMS計算値(M+H):m/z=304.1;実測値:304.1。
【0497】
ステップ3:[(2R,5S)−5−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチル4−メチルベンゼンスルホネート
塩化メチレン(2.3mL)およびピリジン(51μL、0.62mmol)中の[(2R,5S)−5−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メタノール(60.1mg、0.198mmol)の溶液に、p−トルエンスルホニルクロリド(38.7mg、0.203mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(1.2mg、0.010mmol)を0℃において加えた。反応混合物を室温まで一晩にわたって加温した。反応混合物を濃縮し、メタノールで希釈し、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(50mg、55%)を得た。C2224のLCMS計算値(M+H):m/z=458.1;実測値:458.1。
【0498】
ステップ4. [(2R,5S)−5−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]アセトニトリル
DMF(1.1mL)中の[(2R,5S)−5−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチル4−メチルベンゼンスルホネート(50.2mg、0.110mmol)およびシアン化ナトリウム(9.1mg、0.19mmol)の混合物に、DMF中1.0M硫酸(9μL、0.009mmol)を加えた。反応溶液を50℃において一晩にわたって撹拌した。冷却した後に、混合物をメタノールで希釈し、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(15.2mg、44%)を得た。C1617OSのLCMS計算値(M+H):m/z=313.1;実測値:313.0。
【0499】
実施例39. [(2R,5S)−5−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]アセトニトリル
【化130】
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【0500】
ステップ1. [(2R,5S)−5−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メタノール
酢酸(1.1mL)中の{(2R,5S)−5−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メタノール(115mg、0.412mmol)の溶液に、プロパン、1,1,1−トリエトキシ−(265μL、1.32mmol)を加えた。その結果生じた混合物を120℃において30分間にわたって撹拌した。室温まで冷却した後に、混合物をメタノールで希釈し、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物を白色の固体(74.8mg、57%)として得た。C1620SのLCMS計算値(M+H):m/z=318.1;実測値:318.1。
【0501】
ステップ2:[(2R,5S)−5−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチル4−メチルベンゼンスルホネート
この化合物を、実施例38、ステップ3において記載した手順に従って、出発物質として[(2R,5S)−5−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メタノールを[(2R,5S)−5−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メタノールの代わりに使用して調製した。C2326のLCMS計算値(M+H):m/z=472.1;実測値:472.0。
【0502】
ステップ3. [(2R,5S)−5−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]アセトニトリル
この化合物を実施例38、ステップ4において記載した手順に従って、出発物質として[(2R,5S)−5−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチル4−メチルベンゼンスルホネートを[(2R,5S)−5−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチル4−メチルベンゼンスルホネートの代わりに使用して調製した。C1719OSのLCMS計算値(M+H):m/z=327.1;実測値:327.0。H NMR(DMSO−d、300MHz) δ 8.88(1H、s)、7.95(1H、d、J=5.5Hz)、7.61(1H、d、J=5.5Hz)、4.64(1H、m)、4.21(1H、m)、4.09(1H、m)、3.93(1H、m)、3.04(2H、m)、2.83(2H、m)、2.53(1H、m)、2.13(1H、m)、1.97(1H、m)、1.67(1H、m),1.31(3H、t、J=7.4Hz)ppm。
【0503】
実施例40. [(1R,2S,4S)−4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アセトニトリルおよび[(1S,2R,4R)−4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アセトニトリル
【化131】
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【0504】
ステップ1. [(1R,2S,4S)−4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−メトキシシクロヘキシル]アセトニトリル(ラセミ体)
この化合物を、実施例34、ステップ12の手順に従って、出発物質として(1R,2S,4S)−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]−2−メトキシシクロヘキシル}アセトニトリル(ラセミ体)およびプロパン、1,1,1−トリエトキシ−を使用して調製した。C1923OSのLCMS計算値(M+H):m/z=355.2;実測値:355.1。
【0505】
ステップ2. [(1R,2S,4S)−4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アセトニトリルおよび[(1S,2R,4R)−4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アセトニトリル
マイクロ波バイアル内で、ヨードトリメチルシラン(0.20mL、1.4mmol)を、アセトニトリル(0.3mL)中の[(1R,2S,4S)−4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−メトキシシクロヘキシル]アセトニトリル(ラセミ体)(10mg、0.03mmol)の溶液に加えた。バイアルを封止し、混合物を80℃において一晩にわたって加熱した。反応物を数滴の水でクエンチした。次いで、混合物をさらに希釈し、分取LCMSを使用して精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物をラセミ混合物として得た。ラセミ混合物をキラルカラムにより分離して(Chiralcel AD−H、5uM、20×250mm、80%EtOH/ヘキサン、流速:18mL/分)、2つのピークを得た。異性体1(最初に溶出):C1821OSのLCMS計算値(M+H):m/z=341.1;実測値:341.1。異性体2(第2に溶出):C1821OSのLCMS計算値(M+H):m/z=341.1;実測値:341.1。
【0506】
実施例41. [(1R,2S,4S)−4−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アセトニトリルおよび[(1S,2R,4R)−4−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アセトニトリル
【化132】
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【0507】
ステップ1. [(1R,2S,4S)−4−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−メトキシシクロヘキシル]アセトニトリル(ラセミ体)
この化合物を、実施例34、ステップ12の手順に従って、出発物質として{(1R,2S,4S)−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]−2−メトキシシクロヘキシル}アセトニトリル(ラセミ体)およびオルト酢酸トリエチルを使用して調製した。C1821OSのLCMS計算値(M+H):m/z=341.1;実測値:341.1。
【0508】
ステップ2. [(1R,2S,4S)−4−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アセトニトリルおよび[(1S,2R,4R)−4−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アセトニトリル
この化合物を、実施例40、ステップ2において記載した手順に従って、出発物質として[(1R,2S,4S)−4−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−メトキシシクロヘキシル]アセトニトリル(ラセミ体)を[(1R,2S,4S)−4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−メトキシシクロヘキシル]アセトニトリル(ラセミ体)の代わりに使用して調製した。ラセミ混合物をキラルカラムにより分離して(Chiralcel AD−H、5uM、20×250mm、80%EtOH/ヘキサン、流速:18mL/分)、2つのピークを得た。異性体1(最初に溶出):C1719OSのLCMS計算値(M+H):m/z=327.1;実測値:327.0。異性体2(第2に溶出):C1719OSのLCMS計算値(M+H):m/z=327.1;実測値:327.0。
【0509】
実施例42. [(2R,5S)−5−(2−イソプロピル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]アセトニトリル
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
【0510】
ステップ1:[(2R,5S)−5−(2−イソプロピル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メタノール
THF(2mL)中の2−メチルプロパンアミド(71.4mg、0.820mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(154mg、0.812mmol)の混合物を室温において2時間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、残渣をエタノール(0.5mL)に溶かし、エタノール(1.7mL)中の{(2R,5S)−5−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メタノール(69.2mg、0.248mmol)の懸濁液に加えた。混合物を80℃において1時間にわたって撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、メタノールで希釈し、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物を得た。C1722SのLCMS計算値(M+H):m/z=332.1;実測値:332.1。
【0511】
ステップ2 [(2R,5S)−5−(2−イソプロピル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチル4−メチルベンゼンスルホネート
この化合物を、実施例38、ステップ3において記載した手順に従って、出発物質として[(2R,5S)−5−(2−イソプロピル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メタノールを[(2R,5S)−5−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メタノールの代わりに使用して調製した。C2428のLCMS計算値(M+H):m/z=486.1;実測値:486.0。
【0512】
ステップ3. [(2R,5S)−5−(2−イソプロピル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]アセトニトリル
この化合物を、実施例38、ステップ4において記載した手順に従って、出発物質として[(2R,5S)−5−(2−イソプロピル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチル4−メチルベンゼンスルホネートを[(2R,5S)−5−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチル4−メチルベンゼンスルホネートの代わりに使用して調製した。H NMR(CDCl、300MHz) δ 9.06(1H、s)、7.64(1H、d、J=5.5Hz)、7.54(1H、d、J=5.5Hz)、4.59(2H、m)、4.04(2H、m)、3.28(1H、m)、2.85(1H、m)、2.64(2H、m)、2.13(2H、m)、1.81(1H、m)、1.44(6H、m)ppm。C1821OSのLCMS計算値(M+H):m/z=341.1;実測値:341.0。
【0513】
実施例43. [(2R,5S)−5−(2−シクロプロピル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]アセトニトリル
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
【0514】
ステップ1:[(2R,5S)−5−(2−シクロプロピル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メタノール
THF(2mL)中のシクロプロパンカルボキサミド(72.6mg、0.853mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(0.161g、0.845mmol)の混合物を室温において2時間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、残渣をエタノール(0.48mL)に溶かし、エタノール(1.8mL)中の{(2R,5S)−5−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メタノール(72.0mg、0.258mmol)の懸濁液に加えた。混合物を80℃において1時間にわたって撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、メタノールで希釈し、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物を得た。C1720SのLCMS計算値(M+H):m/z=330.1;実測値:330.0。
【0515】
ステップ2 [(2R,5S)−5−(2−シクロプロピル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチル4−メチルベンゼンスルホネート
この化合物を、実施例38、ステップ3において記載した手順に従って、出発物質として[(2R,5S)−5−(2−シクロプロピル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メタノールを[(2R,5S)−5−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メタノールの代わりに使用して調製した。C2426のLCMS計算値(M+H):m/z=484.1;実測値:484.0。
【0516】
ステップ3. [(2R,5S)−5−(2−シクロプロピル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]アセトニトリル
この化合物を、実施例38、ステップ4において記載した手順に従って、出発物質として[(2R,5S)−5−(2−シクロプロピル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチル4−メチルベンゼンスルホネートを[(2R,5S)−5−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチル4−メチルベンゼンスルホネートの代わりに使用して調製した。C1819OSのLCMS計算値(M+H):m/z=339.1;実測値:339.0。
【0517】
実施例44. ((2S,5R)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)アセトニトリル
【化135】
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【0518】
ステップ1:tert−ブチル[(1R)−1−(ヒドロキシメチル)プロパ−2−エン−1−イル]カルバメート
エタノール(30mL)中の(2R)−2−アミノブタ−3−エン−1−オールヒドロクロリド(0.94g、7.6mmol)(Astatech Inc.製)の溶液に、トリエチルアミン(1.27mL、9.13mmol)および二炭酸ジ−tert−ブチル(1.99g、9.13mmol)を加えた。反応溶液を室温において一晩にわたって撹拌し、次いで、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーで精製して(ヘキサン中0〜50%酢酸エチルの勾配で溶出)、所望の生成物を無色のオイルとして得た。
【0519】
ステップ2:tert−ブチル[(1R)−1−({[1−(ヒドロキシメチル)プロパ−2−エン−1−イル]オキシ}メチル)プロパ−2−エン−1−イル]カルバメート
tert−ブチル[(1R)−1−(ヒドロキシメチル)プロパ−2−エン−1−イル]カルバメート(1.88g、10.0mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(134mg、0.146mmol)、N,N’−(1R,2R)−シクロヘキサン−1,2−ジイルビス[2−(ジフェニルホスフィノ)−1−ナフタミド](350mg、0.44mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(370mg、3.0mmol)を装入したフラスコをNで3回パージし、次いで、塩化メチレン(100mL)を充填し、続いて、THF中1.0Mトリエチルボラン(0.294mL、0.294mmol)を加えた。10分間にわたって撹拌した後に、2−ビニルオキシラン(0.704g、10.0mmol)を加え、その結果生じた混合物を一晩にわたって撹拌した。反応物をジクロロメタンおよび飽和NaHCO溶液で希釈した。有機層を分離し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製の残渣をフラッシュクロマトグラフィーで精製して(0〜50%酢酸エチル/ヘキサンで溶出)、所望の生成物(0.271g、49%)を得た。H NMR(300MHz、CDCl) δ 5.85(1H、m)、5.67(1H、m)、5.84〜5.17(4H、m)、4.83(1H、m)、4.30(1H、br s)、3.83(1H、m)、3.69(1H、dd、J=4.5および6.9Hz)、3.54(2H、m)、3.36(1H、dd、J=4.5および6.9Hz)、1.45(9H、s)ppm。
【0520】
ステップ3:2−({(2R)−2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]ブタ−3−エン−1−イル}オキシ)ブタ−3−エン−1−イルアセテート
この化合物を、実施例19、ステップ4において記載した手順に従って、出発物質としてtert−ブチル[(1R)−1−({[1−(ヒドロキシメチル)プロパ−2−エン−1−イル]オキシ}メチル)プロパ−2−エン−1−イル]カルバメートをtert−ブチル[(1S)−1−({[1−(ヒドロキシメチル)プロパ−2−エン−1−イル]オキシ}メチル)プロパ−2−エン−1−イル]カルバメートの代わりに使用して調製した。
【0521】
ステップ4. {(5S)−5−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メチルアセテート
この化合物を、実施例19、ステップ5において記載した手順に従って、出発物質として2−({(2R)−2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]ブタ−3−エン−1−イル}オキシ)ブタ−3−エン−1−イルアセテートを2−({(2S)−2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]ブタ−3−エン−1−イル}オキシ)ブタ−3−エン−1−イルアセテートの代わりに使用して調製した。
【0522】
ステップ5. [(5R)−5−アミノ−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチルアセテート
この化合物を、実施例19、ステップ6において記載した手順に従って、出発物質として{(5R)−5−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メチルアセテートを{(5S)−5−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メチルアセテートの代わりに使用して調製した。C14NOのLCMS計算値(M+H):m/z=172.1;実測値:172.1。
【0523】
ステップ6. {(5R)−5−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メチルアセテート
この化合物を、実施例19、ステップ7において記載した手順に従って、出発物質として[(5R)−5−アミノ−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチルアセテートを[(5S)−5−アミノ−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル]メチルアセテートの代わりに使用して調製した。C1516SのLCMS計算値(M+H):m/z=350.1;実測値:350.0。
【0524】
ステップ7. {(5R)−5−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メチルアセテート
この化合物を、実施例19、ステップ8において記載した手順に従って、出発物質として{(5R)−5−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メチルアセテートを{(5S)−5−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メチルアセテートの代わりに使用して調製した。C1520SのLCMS計算値(M+H):m/z=322.1;実測値:322.0。
【0525】
ステップ8. (1R)−1−{1−[(3R)−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール
この化合物を、実施例19、ステップ9において記載した手順に従って、出発物質として{(5R)−5−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メチルアセテートを{(5S)−5−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メチルアセテートの代わりに使用して調製した。C1620SのLCMS計算値(M+H):m/z=334.1;実測値:334.0。
【0526】
ステップ9:((2S,5R)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル4−メチルベンゼンスルホネートおよび((2R,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル4−メチルベンゼンスルホネート
この化合物を、実施例20、ステップ1において記載した手順に従って、出発物質として(1R)−1−{1−[(3R)−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノールを(1R)−1−{1−[(3S)−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノールの代わりに使用して調製した。C2326のLCMS計算値(M+H):m/z=488.1;実測値:488.1。
【0527】
ステップ10:((2S,5R)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)アセトニトリル
この化合物を、実施例20、ステップ2において記載した手順に従って、出発物質として((2S,5R)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル4−メチルベンゼンスルホネートを((2R,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル4−メチルベンゼンスルホネートの代わりに使用して調製した。C1719SのLCMS計算値(M+H):m/z=343.1;実測値:343.0。
【0528】
実施例45. ((2R,5S)−5−{2−[(1S)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)アセトニトリル
【化136】
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【0529】
ステップ1:(1S)−1−{1−[(3S,6R)−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール
THF(2mL)中の(2S)−2−ヒドロキシプロパンアミド(86.6mg、0.972mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(185mg、0.972mmol)の混合物を室温において2時間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、残渣をエタノール(0.50mL)に溶かし、エタノール(1.8mL)中の{(2R,5S)−5−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メタノール(65.0mg、0.233mmol)の懸濁液に加えた。混合物を80℃において1時間にわたって撹拌した。混合物を室温まで冷却し、メタノールで希釈し、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物を白色の固体(45mg、58%)として得た。C1620SのLCMS計算値(M+H):m/z=334.1;実測値:334。
【0530】
ステップ2:((2R,5S)−5−{2−[(1S)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル4−メチルベンゼンスルホネート
塩化メチレン(2.09mL)およびピリジン(70.4μL、0.871mmol)中の(1S)−1−{1−[(3S,6R)−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール(48.0mg、0.144mmol)の溶液に、p−トルエンスルホニルクロリド(35.0mg、0.184mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(1.1mg、0.0092mmol)を加えた。反応混合物を室温において一晩にわたって撹拌した。反応混合物を濃縮し、メタノールで希釈し、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物を白色の固体(42mg、60%)として得た。C2326のLCMS計算値(M+H):m/z=488.1;実測値:488.1。
【0531】
ステップ3. ((2R,5S)−5−{2−[(1S)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)アセトニトリル
この化合物を、実施例20、ステップ2において記載した手順に従って、出発物質として((2R,5S)−5−{2−[(1S)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル4−メチルベンゼンスルホネートを((2R,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル4−メチルベンゼンスルホネートの代わりに使用して調製した。C1719SのLCMS計算値(M+H):m/z=343.1;実測値:343.0。
【0532】
実施例46. [4−(8−メチルピラゾロ[1,5−c]チエノ[2,3−e]ピリミジン−9−イル)フェニル]アセトニトリル
【化137】
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【0533】
ステップ1:3−ブロモ−5−メチル−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール
テトラヒドロフラン(263mL)中の3−ブロモ−5−メチル−1H−ピラゾール(Ark Pharm製、6.4g、40mmol)の溶液に0℃において、水素化ナトリウム(3.2g、80mmol)を加えた。30分間にわたって撹拌した後に、[β−(トリメチルシリル)エトキシ]メチルクロリド(8.4mL、48mmol)を加え、反応混合物を室温まで2時間かけて加温した。反応混合物を酢酸エチルおよび水で希釈した。水性層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して(ヘキサン中0〜15%酢酸エチルの勾配で溶出)、所望の生成物を無色のオイル(12g、100%)として得た。C1020BrNOSiのLCMS計算値(M+H):m/z=291.1;実測値:291.0。
【0534】
ステップ2:tert−ブチル(2−ブロモ−3−チエニル)カルバメート
塩化メチレン(190mL)中のtert−ブチル3−チエニルカルバメート(Ark Pharm製、3.97g、19.9mmol)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(3.54g、19.9mmol)を少量ずつ加えた。その結果生じた混合物を40℃において20分間にわたって加熱した。反応溶液を濃縮し、沈澱物を濾過し、濾液をフラッシュクロマトグラフィーで精製して(ヘキサン中0〜10%酢酸エチルの勾配で溶出)、所望の生成物を白色の固体として得た。CBrNOSのLCMS計算値(M+H−t−Bu):m/z=221.9;実測値:221.8。
【0535】
ステップ3:tert−ブチル[2−(トリメチルスタンニル)−3−チエニル]カルバメート
THF(42mL)中のtert−ブチル(2−ブロモ−3−チエニル)カルバメート(4.81g、17.3mmol)の溶液に、ヘキサン中2.5M n−ブチルリチウム(15.2mL、38.0mmol)を滴下で−78℃において加えた。45分間にわたって撹拌した後に、THF中1.0Mクロロトリメチルスタンナン(19.0mL、19.0mmol)を加えた。その結果生じた混合物を室温まで加温した。反応物をブライン(70mL)でクエンチし、酢酸エチル(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮して、所望の生成物を得た。H NMR(300MHz、CDCl) δ 7.49(1H、d、J=4.8Hz)、7.13(1H、d、J=4.8Hz)、6.39(1H、brs)、1.50(9H、s)、0.36(9H、s)ppm。
【0536】
ステップ4:tert−ブチル[2−(5−メチル−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)−3−チエニル]カルバメート
3−ブロモ−5−メチル−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール(2.99g、10.3mmol)、tert−ブチル[2−(トリメチルスタンニル)−3−チエニル]カルバメート(4.40g、11.3mmol)、フッ化セシウム(3.4g、23mmol)、および予め粉砕しておいた酢酸パラジウム、およびジシクロヘキシル(2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル−2−イル)ホスフィン(190mg、0.20mmol)を装入したマイクロ波バイアルを、窒素で3回パージした。1,2−ジメトキシエタン(10mL)を加え、その結果生じた懸濁液を80℃において一晩にわたって加熱した。室温まで冷却した後に、混合物を酢酸エチルで希釈し、シリカゲルパッドで濾過した。シリカゲルパッドを酢酸エチルで洗浄した。溶媒を真空中で除去し、残渣をフラッシュクロマトグラフィーで精製して(ヘキサン中0〜20%酢酸エチルの勾配で溶出)、所望の生成物を得た。C1932SSiのLCMS計算値(M+H):m/z=410.2;実測値:410.2。
【0537】
ステップ5:8−メチルピラゾロ[1,5−c]チエノ[2,3−e]ピリミジン
塩化メチレン(23mL)中のtert−ブチル[2−(5−メチル−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾール−3−イル)−3−チエニル]カルバメート(3.2g、7.8mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(23mL)を加えた。室温において5時間にわたって撹拌した後に、溶媒を除去した。残渣をTHF(40mL)に溶かし、1,1−ジメトキシ−N,N−ジメチルメタンアミン(1.56mL、11.7mmol)で処理した。その結果生じた溶液を80℃において1時間にわたって加熱した。溶媒を減圧下で除去した。粗製物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して(ヘキサン中0〜20%酢酸エチルの勾配で溶出)、所望の生成物を白色の固体として得た。H NMR(300MHz、CDOD) δ 9.09(1H、s)、7.81(1H、d、J=5.3Hz)、7.45(1H、d、J=5.3Hz)、6.60(1H、s)、2.49(3H、s)ppm。CSのLCMS計算値(M+H):m/z=190.0;実測値:190.0。
【0538】
ステップ6:9−ブロモ−8−メチルピラゾロ[1,5−c]チエノ[2,3−e]ピリミジン
塩化メチレン(30mL)中の8−メチルピラゾロ[1,5−c]チエノ[2,3−e]ピリミジン(1.01g、5.34mmol)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(0.959g、5.39mmol)を加えた。1時間にわたって撹拌した後に、反応溶液を濃縮し、その結果生じた残渣をフラッシュクロマトグラフィーで精製して(ヘキサン中0〜20%酢酸エチルの勾配で溶出)、所望の生成物を白色の固体として得た。H NMR(300MHz、CDOD) δ 9.11(1H、s)、7.94(1H、d、J=5.3Hz)、7.52(1H、d、J=5.3Hz)、2.48(3H、s)ppm。CBrNSのLCMS計算値(M+H):m/z=268.0;実測値:267.9。
【0539】
ステップ7:[4−(8−メチルピラゾロ[1,5−c]チエノ[2,3−e]ピリミジン−9−イル)フェニル]アセトニトリル
9−ブロモ−8−メチルピラゾロ[1,5−c]チエノ[2,3−e]ピリミジン(48.0mg、0.179mmol)、[4−(シアノメチル)フェニル]ボロン酸(Aldrich製、51.9mg、0.322mmol)、炭酸ナトリウム(47.4mg、0.448mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)とジクロロメタンとの錯体(1:1)(15mg、0.018mmol)、DMF(1.3mL)、および水(0.13mL)を装入したマイクロ波バイアルをNでパージし、次いで、95℃において10時間にわたって撹拌した。反応物を酢酸エチルおよび水で希釈した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製物を分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(35mg、64%)を得た。C1713SのLCMS計算値(M+H):m/z=305.1;実測値:305.0。
【0540】
実施例47. [トランス−4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル
【化138】
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酢酸(0.2mL)中の{トランス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセトニトリル(20.1mg、0.0702mmol)および1,1,1−トリエトキシプロパン(0.0428mL、0.213mmol)の混合物を120℃において30分間にわたって撹拌した。混合物をメタノールで希釈し、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(13mg、57%)を得た。C1821SのLCMS計算値(M+H):m/z=325.1;実測値:325.1。
【0541】
実施例48. [トランス−4−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物を、実施例47において記載した手順に従って、出発物質としてオルト酢酸トリエチルをプロパン、1,1,1−トリエトキシ−の代わりに使用して調製した。C1719のLCMS計算値(M+H):m/z=311.1;実測値:311.1。
【0542】
実施例49. ((1R,3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロペンチル)アセトニトリルトリフルオロアセテート
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【0543】
ステップ1. エチル(1R,3S)−3−アミノシクロペンタンカルボキシレートトリフルオロアセテート
N,N−ジメチルホルムアミド(4.6mL)中の(1R,3S)−3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]シクロペンタンカルボン酸(Acros製、0.46g、2.0mmol)の溶液に、炭酸水素ナトリウム(0.34g、4.0mmol)およびヨードエタン(0.64mL、8.0mmol)を加えた。その結果生じた混合物を一晩にわたって室温において撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、次いで、飽和炭酸水素ナトリウム、水(2×)、およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して、粗製のエステルを得た。この粗製のエステルに塩化メチレン(3.0mL)およびトリフルオロ酢酸(1.0mL、13mmol)を加えた。その結果生じた溶液を1時間にわたって撹拌し、次いで、濃縮し、真空中で乾燥させて、表題化合物0.25g(46%)を得た。C16NOのLCMS計算値(M+H):m/z=158.1;実測値:158.1。
【0544】
ステップ2. エチル(1R,3S)−3−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロペンタンカルボキシレート
撹拌されているイソプロピルアルコール(2.3mL)中の7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(0.18g、0.84mmol)およびエチル(1R,3S)−3−アミノシクロペンタンカルボキシレートトリフルオロアセテート(0.25g、0.92mmol)の混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.73mL、4.2mmol)を加えた。その結果生じた混合物を90℃において100分間にわたって撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。粗製の残渣をシリカゲル上で、ヘキサン中10〜60%EtOAcで溶出して精製して、所望の生成物0.15g(55%)を得た。C1518SのLCMS計算値(M+H):m/z=336.1;実測値:336.0。
【0545】
ステップ3. {(1R,3S)−3−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロペンチル}メタノール
テトラヒドリドアルミン酸リチウム(20.4mg、0.537mmol)を、約0℃において撹拌されているテトラヒドロフラン(4.0mL)中のエチル(1R,3S)−3−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロペンタンカルボキシレート(0.15g、0.45mmol)の溶液に加えた。その結果生じた混合物を40分間にわたって冷却したまま撹拌した。Fieser後処理を行い、続いて、セライトで濾過し、濃縮した。粗製物を、シリカゲルを使用して、ヘキサン中40〜100%EtOAcで溶出して精製して、所望の生成物70mg(50%)を得た。C1316SのLCMS計算値(M+H):m/z=294.1;実測値:294.0。
【0546】
ステップ4. {(1R,3S)−3−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロペンチル}アセトニトリル
塩化メタンスルホニル(24.0μL、0.310mmol)を、約0℃において撹拌されている塩化メチレン(2.1mL)中の{(1R,3S)−3−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロペンチル}メタノール(70mg、0.2mmol)およびトリエチルアミン(66.5μL、0.477mmol)の溶液に加えた。その結果生じた混合物を室温まで加温し、一晩にわたって撹拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、次いで、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、濃縮して、明黄色のゴムを得た。この粗製のメシレートに、ジメチルスルホキシド(2.0mL)およびシアン化ナトリウム(22mg、0.45mmol)を加えた。その結果生じた混合物を室温において撹拌した。2時間後に、温度を80℃に上昇させ、3時間にわたって撹拌した。冷却した後に、EtOAcおよびブラインを加えた。層を分離し、有機層を水(2×)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。粗製物を、シリカゲル上で、ヘキサン中10〜70%EtOAcで溶出して精製して、所望の生成物8mg(10%)を得た。C1415SのLCMS計算値(M+H):m/z=303.1;実測値:303.0。
【0547】
ステップ5. {(1R,3S)−3−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロペンチル}アセトニトリル
メタノール(0.3mL)中の{(1R,3S)−3−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロペンチル}アセトニトリル(8mg、0.03mmol)および炭素上の10%パラジウム(4mg)の混合物を、H(バルーン)の雰囲気下で一晩にわたって撹拌した。混合物を濾過し、濃縮して、所望の生成物7mgを得た。C1417SのLCMS計算値(M+H):m/z=273.1;実測値:273.0。
【0548】
ステップ6. ((1R,3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロペンチル)アセトニトリルトリフルオロアセテート
テトラヒドロフラン(0.15mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパンアミド(7.4mg、0.083mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(14.7mg、0.0776mmol)の混合物を室温において50分間にわたって撹拌し、次いで、濃縮した。残渣をエタノール(0.1mL)に溶かし、次いで、この溶液を、バイアル内で、エタノール(0.1mL)中の{(1R,3S)−3−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロペンチル}アセトニトリル(7.0mg、0.026mmol)の溶液に加えた。その結果生じた混合物を80℃において1時間にわたって撹拌した。冷却した後に、混合物を、RP−HPLCを使用して精製して(XBridge C18カラム、0.05%TFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物3.6mg(32%)をTFA塩として得た。C1719OSのLCMS計算値(M+H):m/z=327.1;実測値:327.0。
【0549】
実施例50. エチル(3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−カルボキシレート
【化141】
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【0550】
ステップ1. tert−ブチル(3S)−3−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
イソプロピルアルコール(1.8mL)中の7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(166mg、0.774mmol)、tert−ブチル(3S)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレート(Aldrich製、186mg、0.929mmol)、およびトリエチルアミン(0.32mL、2.3mmol)の混合物を、90℃において2時間にわたって撹拌した。室温まで冷却した後に、固体を観察した。水を加えると、さらなる固体が形成した。黄色の固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥させて、所望の生成物0.26gを得た。C1723SのLCMS計算値(M+H):m/z=379.1;実測値:379.0。H NMR(400MHz、CDCl) δ 9.40(s、1H)、9.29(s、1H)、7.84(d、J=5.5Hz、1H)、7.49(d、J=5.5Hz、1H)、4.42(m、1H)、3.83(m、1H)、3.46(m、3H)、2.12(m、1H)、1.83(m、3H)、1.41(s、9H)ppm。
【0551】
ステップ2. tert−ブチル(3S)−3−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート
メタノール(5.0mL)中のtert−ブチル(3S)−3−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート(0.26g、0.69mmol)および炭素上の10%パラジウム(80mg)の混合物を、H(バルーン)の雰囲気下で一晩にわたって撹拌した。混合物をセライトパッドで濾過し、濃縮して、所望の生成物0.24gを得た。C1725SのLCMS計算値(M+H):m/z=349.2;実測値:349.0。
【0552】
ステップ3. tert−ブチル(3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−カルボキシレート
テトラヒドロフラン(4.0mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパンアミド(197mg、2.21mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(395mg、2.08mmol)の混合物を室温において75分間にわたって撹拌し、次いで、濃縮した。残渣をエタノール(1.5mL)に溶かし、次いで、この溶液を、バイアル内で、エタノール(3.5mL)中のtert−ブチル(3S)−3−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]ピペリジン−1−カルボキシレート(0.24g、0.69mmol)の溶液に加えた。その結果生じた混合物を80℃において2時間にわたって撹拌した。溶媒を蒸発させ、粗製物をシリカゲル上で、ジクロロメタン中0〜10%MeOHで溶出して精製して、所望の生成物250mg(86%)を得た。C2027SのLCMS計算値(M+H):m/z=403.2;実測値:403.1。
【0553】
ステップ4. (1R)−1−{1−[(3S)−ピペリジン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノールヒドロクロリド
塩化メチレン(3.5mL)中のtert−ブチル(3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−カルボキシレート(0.25g、0.62mmol)の溶液に、1,4−ジオキサン中4.0M塩化水素(1.2mL、5.0mmol)を加えた。沈澱物が即座に形成した。反応物を室温において2時間にわたって撹拌した。溶媒を蒸発させ、固体を真空中で乾燥させて、生成物0.21gをHCl塩として得た。C1519OSのLCMS計算値(M+H):m/z=303.1;実測値:303.0。
【0554】
ステップ5. エチル(3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−カルボキシレート
【化142】
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塩化メチレン(0.3mL)中の(1R)−1−{1−[(3S)−ピペリジン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノールヒドロクロリド(15mg、0.044mmol)およびトリエチルアミン(18.5μL、0.133mmol)の混合物に、クロロギ酸エチル(5.1μL、0.0531mmol)を加えた。その結果生じた混合物を、完了するまで撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。粗製の残渣を、RP−HPLCを使用して精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物5.6mg(34%)を得た。C1823SのLCMS計算値(M+H):m/z=375.1;実測値:375.0。H NMR(300MHz、CDCl) δ 9.08(d、J=1.3Hz、1H)、7.69(dd、J=5.5および1.3Hz、1H)、7.62(d、J=5.5Hz、1H)、5.21(d、J=6.7Hz、1H)、4.83−4.68(m、1H)、4.43−4.23(m、2H)、4.15(q、J=6.9Hz、2H)、3.93−3.66(m、1H)、3.18−3.01(m、1H)、2.76−2.60(m、1H)、2.20−2.10(m、1H)、2.00(d、J=13.8Hz、1H)、1.79(d、J=6.4Hz、3H)、1.70−1.61(m、2H)、1.30−1.16(m、3H)ppm。
【0555】
実施例51. 3−((3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−イル)−3−オキソプロパンニトリルトリフルオロアセテート
【化143】
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塩化メチレン(0.3mL)中の(1R)−1−{1−[(3S)−ピペリジン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノールヒドロクロリド(15mg、0.044mmol)(実施例50、ステップ4)、シアノ酢酸(4.5mg、0.053mmol)、およびトリエチルアミン(18.5μL、0.133mmol)の混合物に、N,N,N’,N’−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウムヘキサフルオロホスフェート(25.2mg、0.0664mmol)を加えた。その結果生じた混合物を室温において撹拌した。2時間後に、シアノ酢酸(4.5mg、0.053mmol)の2回目の添加を行い、一晩にわたって撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣を、RP−HPLCを使用して精製して(XBridge C18カラム、0.05%TFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物3.4mg(16%)を得た。C1820SのLCMS計算値(M+H):m/z=370.1;実測値:370.0。
【0556】
実施例52. (1R)−1−{1−[(3S)−1−(4,4,4−トリフルオロブタノイル)ピペリジン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール
【化144】
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この化合物を、実施例51についての手順と類似の手順を使用して、4,4,4−トリフルオロブタン酸をシアノ酢酸の代わりに用い、かつ2回目の添加を行うことなく調製した。粗製物を、RP−HPLCを使用して精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物9.5mg(50%)を得た。C1922SのLCMS計算値(M+H):m/z=427.1;実測値:427.0。
【0557】
実施例53. (1R)−1−(1−{(3S)−1−[3−(1H−ピラゾール−4−イル)プロパノイル]ピペリジン−3−イル}−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)エタノール
【化145】
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この化合物を、実施例52についての手順と類似の手順を使用して、3−(1H−ピラゾール−4−イル)プロパン酸(7.9mg、0.0567mmol)を4,4,4−トリフルオロブタン酸の代わりに用いて調製した。粗製物を、RP−HPLCを使用して精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物6.5mg(32%)を得た。C2125SのLCMS計算値(M+H):m/z=425.2;実測値:425.1。H NMR(300MHz、CDCl) δ 9.04(s、1H)、7.64(dd、J=11.8および6.2Hz、1H)、7.57(d、J=5.6Hz、1H)、7.44(s、1H)、7.27(s、1H)、5.26(d、J=7.1Hz、1H)、4.82(d、J=8.5Hz、2H)、4.07−3.86(m、2H)、3.58−3.45(m、1H)、3.36−3.24(m、1H)、2.96−2.56(m、6H)、2.22−1.89(m、2H)、1.78(d、J=6.4Hz、4H)ppm。
【0558】
実施例54. (1R)−1−{1−[(3S)−1−(3−ピリジン−3−イルプロパノイル)ピペリジン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール
【化146】
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この化合物を、実施例52についての手順と類似の手順を使用して、3−ピリジン−3−イルプロパン酸(8.5mg、0.057mmol)を4,4,4−トリフルオロブタン酸の代わりに用いて調製した。粗製物を、RP−HPLCを使用して精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物6.8mg(33%)を得た。C2326SのLCMS計算値(M+H):m/z=436.2;実測値:436.0。H NMR(300MHz、CDCl) δ 9.09(s、1H)、8.52(s、1H)、8.45(d、J=4.7Hz、1H)、8.30(s、1H)、7.70−7.56(m、2H)、7.29−7.25(m、1H)、5.28(s、1H)、4.92−4.61(m、2H)、4.06−3.81(m、0H)、3.56(s、1H)、3.20−3.09(m、1H)、3.00−2.88(m、2H)、2.78−2.60(m、5H)、2.20−2.00(m、1H)、1.86(d、J=6.2Hz、3H)、1.80−1.65(m、2H)ppm。
【0559】
実施例55. (1R)−1−{1−[(3S)−1−(3−フェニルブタノイル)ピペリジン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール
【化147】
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この化合物を、実施例52についての手順と類似の手順を使用して、3−フェニル酪酸(9.3mg、0.057mmol)を4,4,4−トリフルオロブタン酸の代わりに用いて調製した。粗製物を、RP−HPLCを使用して精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物8.3mg(39%)を得た。C2529SのLCMS計算値(M+H):m/z=449.2;実測値:449.0。
【0560】
実施例56. 3−((3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−イル)プロパンニトリル
【化148】
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アセトニトリル(0.3mL)中の(1R)−1−{1−[(3S)−ピペリジン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノールヒドロクロリド(15.0mg、0.0443mmol)(実施例50、ステップ4)の溶液に、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(26μL、0.18mmol)を、続いて、2−プロペンニトリル(5.8μL、0.089mmol)を加えた。その結果生じた混合物を室温において一晩にわたって撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣を、RP−HPLCにより精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物5.3mg(34%)を得た。C1822OSのLCMS計算値(M+H):m/z=356.2;実測値:356.1。
【0561】
実施例57. (1R)−1−{1−[(3S)−1−(3−フェニルプロパノイル)ピペリジン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール
【化149】
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N,N−ジメチルホルムアミド(0.3mL)中の(1R)−1−{1−[(3S)−ピペリジン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノールヒドロクロリド(15mg、0.044mmol)(実施例50、ステップ4)およびトリエチルアミン(24.7μL、0.177mmol)の混合物に、ベンゼンプロパノイルクロリド(8.6μL、0.058mmol)を加えた。その結果生じた混合物を90分間にわたって室温において撹拌した。混合物を、RP−HPLCを使用して精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物6.5mg(34%)を得た。C2427SのLCMS計算値(M+H):m/z=435.2;実測値:435.1。H NMR(300MHz、CDCl) δ 9.07(s、1H)、7.71−7.66(m、1H)、7.65−7.57(m、1H)、7.34−7.27(m、2H)、7.26−7.16(m、2H)、7.12(d、J=6.9Hz、1H)、5.21(s、1H)、4.83(d、J=13.1Hz、2H)、4.78−4.64(m、1H)、4.04−3.87(m、1H)、3.61−3.23(m、3H)、3.04−2.85(m、2H)、2.77−2.60(m、2H)、2.15(s、1H)、1.97(d、J=14.4Hz、1H)、1.81(d、J=6.5Hz、2H)、1.50(d、J=13.1Hz、2H)ppm。
【0562】
実施例58. 4−((3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−イル)−4−オキソブタンニトリル
【化150】
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【0563】
ステップ1. 4−((3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−イル)−4−オキソブタン酸
塩化メチレン(0.5mL)中の(1R)−1−{1−[(3S)−ピペリジン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノールヒドロクロリド(30.0mg、0.0885mmol)(実施例50、ステップ4)およびトリエチルアミン(37.0μL、0.266mmol)の溶液に、3−(カルボメトキシ)プロピオニルクロリド(12.0μL、0.0974mmol)を加えた。その結果生じた混合物を室温において2時間にわたって撹拌した。水およびジクロロメタンを加え、層を分離した。有機層を濃縮した。粗製の残渣をメタノール(0.5mL)、テトラヒドロフラン(50μL)、および水(40μL)に入れた。水酸化リチウム一水和物(18mg、0.44mmol)を加え、混合物を室温において3時間にわたって撹拌した。混合物を、1N HClを加えることによりやや酸性にし、次いで、濃縮した。混合物をジクロロメタンに溶かし、撹拌し、濾過し、濃縮して、澄明な粗製の酸37mgを得た。C1923SのLCMS計算値(M+H):m/z=403.1;実測値:403.2。
【0564】
ステップ2. 4−((3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−イル)−4−オキソブタンアミド
N,N−ジメチルホルムアミド(0.6mL)中の4−((3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−イル)−4−オキソブタン酸(35mg、0.087mmol)、炭酸アンモニウム(42mg、0.43mmol)、およびトリエチルアミン(18.2μL、0.130mmol)の混合物に、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(76.9mg、0.174mmol)を加えた。その結果生じた混合物を室温において2.5時間にわたって撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、次いで、飽和NaHCO、水、およびブラインで洗浄した。LCMSは、所望の生成物の大部分が水層中に残っていることを示した。水層を濃縮して、白色の固体を得た。固体を約1:1のMeOH/ジクロロメタン中で撹拌し、次いで、濾過して、粗製の生成物40mgを得た。粗製物を、RP−HPLCを使用して精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物6mgを得た。C1924SのLCMS計算値(M+H):m/z=402.2;実測値:402.0。
【0565】
ステップ3. 4−((3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−イル)−4−オキソブタンニトリル
約0℃において撹拌されているテトラヒドロフラン(0.2mL)中の4−((3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−イル)−4−オキソブタンアミド(5.5mg、0.014mmol)およびトリエチルアミン(9.6μL、0.069mmol)の混合物に、トリフルオロ酢酸無水物(4.8μL、0.034mmol)を加えた。その結果生じた混合物を冷たいままにし、2時間にわたって撹拌した。次いで、混合物を濃縮し、RP−HPLCを使用して精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物3mg(57%)を得た。C1922SのLCMS計算値(M+H):m/z=384.1;実測値:384.2。
【0566】
実施例59. 5−((3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−イル)−5−オキソペンタンニトリル
【化151】
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この化合物を、実施例58についての手順と類似の手順を使用して、3−カルボメトキシブチリルクロリドを3−(カルボメトキシ)プロピオニルクロリドの代わりに用いて調製した。所望の化合物1.7mg(31%)を単離した。C2024SのLCMS計算値(M+H):m/z=398.2;実測値:398.2。
【0567】
実施例60. (1R)−1−{1−[1−(4,4,4−トリフルオロブチル)ピペリジン−4−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール
【化152】
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【0568】
ステップ1. (1R)−1−(1−ピペリジン−4−イル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)エタノール
この化合物を、実施例50、ステップ4についての手順と類似の手順を使用して、tert−ブチル 4−アミノピペリジン−1−カルボキシレート(Aldrich製)をtert−ブチル(3S)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりに用いて調製した。C1519OSのLCMS計算値(M+H):m/z=303.1;実測値:303.1。
【0569】
ステップ2. (1R)−1−{1−[1−(4,4,4−トリフルオロブチル)ピペリジン−4−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール
塩化メチレン(0.3mL)およびN,N−ジメチルホルムアミド(0.2mL)中の(1R)−1−(1−ピペリジン−4−イル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)エタノール(15.0mg、0.0496mmol)および4,4,4−トリフルオロブタナール(9.4mg、0.0744mmol)の混合物に、テトラメチルアンモニウムトリアセトキシボロヒドリドの樹脂(48.4mg、0.0992mmol)を加えた。その結果生じた混合物を一晩にわたって撹拌した。混合物を濾過し、濃縮し、次いで、RP−HPLCを使用して精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物7mg(34%)を得た。C1924OSのLCMS計算値(M+H):m/z=413.2;実測値:413.1。H NMR(300MHz、CDCl) δ 9.06(s、1H)、7.71−7.60(m、2H)、5.21(s、1H)、4.72−4.58(m、1H)、3.70−3.57(m、6H)、3.13(d、J=9.8Hz、2H)、2.89−2.66(m、1H)、2.49(t、J=6.9Hz、2H)、2.34−2.18(m、2H)、1.96(s、1H)、1.86−1.74(m、2H)、1.67(s、2H)ppm。
【0570】
実施例61. (4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−イル)アセトニトリルトリフルオロアセテート
【化153】
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アセトニトリル(0.3mL)中の(1R)−1−(1−ピペリジン−4−イル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)エタノール(15mg、0.050mmol)(実施例60、ステップ1)、ブロモアセトニトリル(4.2μL、0.060mmol)、およびトリエチルアミン(20.7μL、0.149mmol)の混合物を室温において4時間にわたって撹拌した。混合物を希釈し、RP−HPLCを使用して精製して(XBridge C18カラム、0.05%TFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物4.2mg(18%)を得た。C1720OSのLCMS計算値(M+H):m/z=342.1;実測値:342.0。
【0571】
実施例62. 3−((3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピロリジン−1−イル)プロパンニトリル
【化154】
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【0572】
ステップ1. (1R)−1−{1−[(3S)−ピロリジン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノールヒドロクロリド
この化合物を、実施例50、ステップ4についての手順と類似の手順を使用して、tert−ブチル(3S)−3−アミノピロリジン−1−カルボキシレート(Aldrich製)をtert−ブチル(3S)−3−アミノピペリジン−1−カルボキシレートの代わりに用いて調製した。C1417OSのLCMS計算値(M+H):m/z=289.1;実測値:289.0。H NMR(300MHz、CDOD) δ 9.39(s、1H)、8.48(d、J=5.7Hz、1H)、7.91(d、J=5.7Hz、1H)、6.10−5.97(m、1H)、5.35(q、J=6.4Hz、1H)、4.11−3.91(m、3H)、3.68(dt、1H)、3.42(s、1H)、2.99−2.77(m、2H)、1.84(d、J=6.4Hz、2H)、1.60(s、1H)、1.32(dd、J=6.0および3.2Hz、2H)ppm。
【0573】
ステップ2. 3−((3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピロリジン−1−イル)プロパンニトリル
アセトニトリル(0.3mL)中の(1R)−1−{1−[(3S)−ピロリジン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノールヒドロクロリド(15mg、0.046mmol)の溶液に、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(28μL、0.18mmol)を、続いて、2−プロペンニトリル(6.1μL、0.092mmol)を加えた。その結果生じた混合物を室温において3時間にわたって撹拌した。混合物をさらに希釈し、RP−HPLCを使用して精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物5.7mg(36%)を得た。C1720OSのLCMS計算値(M+H):m/z=342.1;実測値:342.1。
【0574】
実施例63. 3−((3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピロリジン−1−イル)−3−オキソプロパンニトリル
【化155】
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この化合物を、実施例51についての手順と類似の手順を使用して、(1R)−1−{1−[(3S)−ピロリジン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノールヒドロクロリド(実施例62、ステップ1)を(1R)−1−{1−[(3S)−ピペリジン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノールヒドロクロリドの代わりに用いて調製した。粗製の生成物を、RP−HPLCを使用して精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物7mg(43%)を得た。C1718SのLCMS計算値(M+H):m/z=356.1;実測値:356.0。
【0575】
実施例64. (1R)−1−{1−[(3S)−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)ピロリジン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール
【化156】
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この化合物を、実施例60、ステップ2についての手順と類似の手順を使用して、(1R)−1−{1−[(3S)−ピロリジン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノールヒドロクロリド(実施例62、ステップ1)を(1R)−1−(1−ピペリジン−4−イル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)エタノールの代わりに用いて調製した。C1822OSのLCMS計算値(M+H):m/z=399.1;実測値:399.1。H NMR(300MHz、CDCl) δ 9.08(s、1H)、7.68(d、J=5.5Hz、1H)、7.61(d、J=5.5Hz、1H)、5.59(dd、J=8.2および3.6Hz、1H)、5.27(q、J=6.4Hz、1H)、3.49−3.30(m、2H)、2.83(dd、J=10.5および8.2Hz、1H)、2.74−2.52(m、5H)、2.26−2.09(m、2H)、1.81(t、J=7.0Hz、6H)ppm。
【0576】
実施例65. 4−((3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピロリジン−1−イル)ブタンニトリル
【化157】
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アセトニトリル(0.2mL)中の(1R)−1−{1−[(3S)−ピロリジン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノールヒドロクロリド(15mg、0.046mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(24μL、0.14mmol)の混合物に、ブタンニトリル、4−ブロモ−(5.1μL、0.051mmol)を加えた。その結果生じた混合物を室温において4時間にわたって撹拌した。混合物を希釈し、RP−HPLCを使用して精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物6.3mg(38%)を得た。C1822OSのLCMS計算値(M+H):m/z=356.2;実測値:356.0。
【0577】
実施例66. 5−((3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピロリジン−1−イル)ペンタンニトリル
【化158】
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この化合物を、実施例65についての手順と類似の手順を使用して、5−ブロモバレロニトリルをブタンニトリル、4−ブロモ−の代わりに用いて調製した。C1924OSのLCMS計算値(M+H):m/z=370.2;実測値:370.1。H NMR(300MHz、DMSO−d) δ 8.98(s、1H)、8.02(d、J=5.5Hz、1H)、7.67(d、J=5.5Hz、1H)、5.91(s、1H)、5.67−5.57(m、1H)、5.29(s、1H)、3.26−3.10(m、2H)、3.04(t、J=9.1Hz、1H)、2.80(d、J=8.4Hz、1H)、2.70−2.30(m、7H)(overlap with 溶媒)、1.72−1.56(m、6H)ppm。
【0578】
実施例67. ((1R,2R,4S)−2−アミノ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル
【化159】
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【0579】
ステップ1. メチル(1S,6R)−6−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}シクロヘキサ−3−エン−1−カルボキシレート
下で撹拌されているトルエン(50.0mL)中の(1R,6S)−6−(メトキシカルボニル)シクロヘキサ−3−エン−1−カルボン酸(5.0g、27mmol)(Alfa Aesar製)の溶液に、トリエチルアミン(9.1mL、65mmol)を、続いて、ジフェニルホスホン酸アジド(5.85mL、27.1mmol)を加えた。その結果生じた混合物を85℃において一晩(18時間)にわたって撹拌した。ベンジルアルコール(2.81mL、27.1mmol)を加え、混合物を還流に(135℃)加熱し、一晩にわたって撹拌した。冷却した後に、混合物をEtOAcで希釈し、次いで、飽和NaHCO(2x)、水、およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。残渣を真空中で乾燥させて、黄色のオイル7.8gを得た。C1620NOのLCMS計算値(M+H):m/z=290.1;実測値:290.0。H NMR(300MHz、CDCl) δ 7.38−7.27(m、5H)、5.62(q、J=10.1Hz、2H)、5.39(d、J=8.9Hz、1H)、5.07(s、2H)、4.28−4.19(m、1H)、3.66(s、3H)、2.81(d、J=3.2Hz、1H)、2.56−2.12(m、4H)ppm。
【0580】
ステップ2. メチル(1R,3S,4R,6S)−4−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}−7−オキサビシクロ[4.1.0]ヘプタン−3−カルボキシレート
m−クロロ過安息香酸(5.56g、32.2mmol)を、約0℃において撹拌されている塩化メチレン(150mL)中のメチル(1S,6R)−6−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}シクロヘキサ−3−エン−1−カルボキシレート(7.8g、27mmol)の溶液に加えた。混合物をゆっくりと室温まで撹拌し、一晩にわたって撹拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、次いで、飽和NaHCO(3×)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。粗製物をシリカゲル上で、ヘキサン中0〜50%EtOAcで溶出して精製して、所望の生成物4.7g(57%)を白色の固体として得た。C1620NOのLCMS計算値(M+H):m/z=306.1;実測値:306.0。H NMR(300MHz、CDCl) δ 7.37−7.29(m、5H)、5.75(d、J=9.9Hz、1H)、5.04(s、2H)、4.09(dtd、J=14.0、6.8、6.0、および3.2Hz、1H)、3.65(s、3H)、3.18(d、J=5.9Hz、2H)、2.60(dd、J=15.5および7.3Hz、1H)、2.48(td、J=7.3、6.6、および3.2Hz、1H)、2.23−2.01(m、3H)ppm。
【0581】
ステップ3. メチル(1S,2R,4R)−2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}−4−ヒドロキシシクロヘキサンカルボキシレート
エタノール(30.0mL)中のメチル(1R,3S,4R,6S)−4−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}−7−オキサビシクロ[4.1.0]ヘプタン−3−カルボキシレート(1.9g、6.2mmol)の混合物に、テトラヒドロホウ酸ナトリウム(0.471g、12.4mmol)を加えた。その結果生じた混合物を一晩(22時間)にわたって室温において撹拌した。反応物を飽和NHClでクエンチし、次いで、溶媒の大部分を蒸発させた。残渣をEtOAcに入れ、水で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。粗製物をシリカゲル上で、ヘキサン中40〜100%EtOAcで溶出して精製して、所望の生成物0.75g(39%)を得た。C1622NOのLCMS計算値(M+H):m/z=308.1;実測値:308.0。H NMR(300MHz、CDCl) δ 7.36−7.28(m、5H)、6.02(d、J=9.0Hz、1H)、5.05(s、2H)、4.03(s、1H)、3.87(s、1H)、3.64(s、3H)、2.68(s、1H)、2.22−2.11(m、1H)、1.97−1.67(m、5H)、1.42(s、1H)ppm。
【0582】
ステップ4. (1S,2R,4R)−2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}−4[(メチルスルホニル)オキシ]シクロヘキサンカルボキシレート
塩化メタンスルホニル(79.6μL、1.03mmol)を、約0℃において撹拌されている塩化メチレン(4.0mL)中のメチル(1S,2R,4R)−2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}−4−ヒドロキシシクロヘキサンカルボキシレート(243mg、0.791mmol)およびトリエチルアミン(0.22mL、1.6mmol)の混合物に加えた。その結果生じた混合物を冷たいままにし、2時間にわたって撹拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、次いで、水およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して、白色の固体を得た。C1724NOSのLCMS計算値(M+H):m/z=386.1;実測値:386.0。
【0583】
ステップ5. メチル(1S,2R,4S)−4−アジド−2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}シクロヘキサンカルボキシレート
N,N−ジメチルホルムアミド(2.6mL)中のメチル(1S,2R,4R)−2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}−4−[(メチルスルホニル)オキシ]シクロヘキサンカルボキシレート(0.30g、0.78mmol)の溶液に、アジ化ナトリウム(0.20g、3.1mmol)を加えた。反応物を80℃まで加熱し、2.5時間にわたって撹拌した。冷却した後に、反応混合物を飽和NaHCO3/水に注ぎ、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濃縮した。粗製物をシリカゲル上で、ヘキサン中0〜40%EtOAcで溶出して精製して、所望の生成物187mg(72%)を透明なゴムとして得た。C1621のLCMS計算値(M+H−28):m/z=305.2;実測値:305.1。
【0584】
ステップ6. ベンジル[(1R,2R,5S)−5−アミノ−2−(シアノメチル)シクロヘキシル]カルバメート
テトラヒドロフラン(1.5mL)中のベンジル[(1R,2R,5S)−5−アジド−2−(シアノメチル)シクロヘキシル]カルバメート(45mg、0.14mmol)の混合物に、水(13μL、0.73mmol)およびトリフェニルホスフィンの樹脂(150mg、0.29mmol)を加えた。その結果生じた混合物を一晩にわたって室温において撹拌した。混合物を濾過し、真空中で乾燥させて、粗製の生成物32mgを得た。C1622のLCMS計算値(M+H):m/z=288.2;実測値:288.0。粗製物をさらに精製することなく、使用した。
【0585】
ステップ7. ベンジル{(1R,2R,5S)−2−(シアノメチル)−5−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}カルバメート
イソプロピルアルコール(0.4mL)中の7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(22.0mg、0.102mmol)、ベンジル[(1R,2R,5S)−5−アミノ−2−(シアノメチル)シクロヘキシル]カルバメート(32mg、0.11mmol)、およびトリエチルアミン(35.7μL、0.256mmol)の混合物を90℃において2時間にわたって撹拌した。混合物を冷却し、シリカゲル上で、ヘキサン中10〜90%EtOAcで溶出して精製して、所望の生成物28mg(59%)を得た。C2324SのLCMS計算値(M+H):m/z=466.2;実測値:466.1。
【0586】
ステップ8. ベンジル[(1R,2R,5S)−5−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]−2−(シアノメチル)シクロヘキシル]カルバメート
メタノール(0.44mL)中のベンジル{(1R,2R,5S)−2−(シアノメチル)−5−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}カルバメート(28mg、0.060mmol)および炭素上の10%パラジウム(7.0mg)の混合物を、H(バルーン)の雰囲気下で3時間にわたって撹拌した。混合物を濾過し、濃縮して、所望の生成物26mgを得た。C2326SのLCMS計算値(M+H):m/z=436.2;実測値:436.0。
【0587】
ステップ9. ベンジル((1R,2R,5S)−2−(シアノメチル)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)カルバメート
テトラヒドロフラン(0.36mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパンアミド(17.1mg、0.192mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(34.2mg、0.180mmol)の混合物を室温において75分間にわたって撹拌し、次いで、濃縮した。残渣をエタノール(0.14mL)に溶かし、次いで、この溶液を、バイアル内で、エタノール(0.36mL)中のベンジル[(1R,2R,5S)−5−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]−2−(シアノメチル)シクロヘキシル]カルバメート(26mg、0.060mmol)の溶液に加えた。その結果生じた混合物を80℃において一晩にわたって撹拌した。冷却した後に、混合物を濃縮し、シリカゲル上で、ジクロロメタン中0〜10%MeOHで溶出して精製して、所望の生成物18mgを得た。C2628SのLCMS計算値(M+H):m/z=490.2;実測値:490.0。
【0588】
ステップ10.((1R,2R,4S)−2−アミノ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル
メタノール(0.27mL)中のベンジル((1R,2R,5S)−2−(シアノメチル)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)カルバメート(18mg、0.037mmol)および炭素上の10%パラジウム(24mg)の混合物を、H(バルーン)の雰囲気下で一晩にわたって撹拌した。混合物を濾過し、濃縮した。粗製物を分取LCMSを使用して精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物3.2mgを得た。C1822OSのLCMS計算値(M+H):m/z=356.2;実測値:356.1。
【0589】
実施例68. {(2R,5S)−5−[2−(1−アミノエチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリルトリフルオロアセテート
【化160】
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【0590】
ステップ1. [(2R,5S)−5−(2−アセチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]アセトニトリル
塩化メチレン(2.0mL)中の((2R,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)アセトニトリル(154mg、0.450mmol)の溶液に、炭酸水素ナトリウム(110mg、1.31mmol)を、続いて、デス−マーチンペルヨージナン(219mg、0.517mmol)を加えた。その結果生じた混合物を室温において3時間にわたって撹拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、濾過し、濃縮した。粗製物をシリカゲル上で、ジクロロメタン中0〜10%MeOHで溶出して精製して、粗製の生成物250mgを白色のゴムとして得た。C1717SのLCMS計算値(M+H):m/z=341.1;実測値:341.0(M+H)。H NMR(400MHz、CDCl) δ 9.23(s、1H)、7.77(s、2H)、4.52(t、J=11.1Hz、1H)、4.07(dd、J=10.1および4.4Hz、2H)、2.92−2.81(m、3H)、2.70−2.64(m、2H)、2.21−2.09(m、2H)、1.83(qd、J=13.4および4.7Hz、1H)、1.62(s、2H)ppm。
【0591】
ステップ2. {(2R,5S)−5−[2−(1−アミノエチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリルトリフルオロアセテート
【化161】
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メタノール(0.4mL)/アセトニトリル(0.4mL)中の[(2R,5S)−5−(2−アセチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]アセトニトリル(0.10g、0.18mmol)、酢酸アンモニウム(136mg、1.76mmol)、およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(28mg、0.44mmol)の混合物を65℃において一晩にわたって加熱した。混合物を冷却し、RP−HPLCを使用して精製して(XBridge C18カラム、0.05%TFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物27mg(46%)を得た。C1720OSのLCMS計算値(M+H):m/z=342.1;実測値:342.0。
【0592】
実施例69. N−(1−{1−[(3S,6R)−6−(シアノメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エチル)アセトアミド
【化162】
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塩化メチレン(0.15mL)中の{(2R,5S)−5−[2−(1−アミノエチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリルトリフルオロアセテート(8.0mg、0.018mmol)(実施例68)およびトリエチルアミン(12μL、0.088mmol)の混合物に、塩化アセチル(2.0μL、0.028mmol)を加えた。その結果生じた混合物を室温において3時間にわたって撹拌し、次いで、濃縮した。残渣を、RP−HPLCを使用して精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物3.5mg(52%)を得た。C1922SのLCMS計算値(M+H):m/z=384.1;実測値:384.2。
【0593】
実施例70. ((2R,5S)−5−{2−[1−(メチルアミノ)エチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)アセトニトリル
【化163】
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冷却されている塩化メチレン(0.18mL)中の{(2R,5S)−5−[2−(1−ヒドロキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリル(10.1mg、0.0295mmol)およびトリエチルアミン(12μL、0.088mmol)の混合物に、塩化メタンスルホニル(2.7μL、0.035mmol)を加えた。その結果生じた混合物を室温まで加温し、一晩にわたって撹拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、水(2×)で洗浄した。層を分離し、有機層を濃縮した。この濃縮物に、塩化メチレン(0.2mL)、トリエチルアミン(18uL)、および塩化メチルアンモニウム(6.0mg、0.088mmol)を加えた。その結果生じた混合物を室温において週末(64時間)にわたって撹拌し、次いで、40℃まで3時間にわたって加熱した。次いで、混合物を濃縮し、RP−HPLCを使用して精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物2mg(19%)を得た。C1822OSのLCMS計算値(M+H):m/z=356.2;実測値:356.1。
【0594】
実施例71. {(2R,5S)−5−[2−(1−フルオロエチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリル
【化164】
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冷却されている塩化メチレン(0.2mL)中の{(2R,5S)−5−[2−(1−ヒドロキシエチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリル(8.0mg、0.023mmol)の混合物に、2−メトキシ−N−(2−メトキシエチル)−N−(トリフルオロ−λ(4)−スルファニル)エタンアミン(4.7μL、0.026mmol)(Deoxi−Fluor)を加えた。その結果生じた混合物を室温まで加温し、一晩にわたって撹拌した。追加のDeoxo−Fluor(5uL)を加えた。6時間後に、反応物を、数滴の水でクエンチし、次いで、濃縮した。残渣を、RP−HPLCを使用して精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物1.6mg(20%)を得た。C1718FNOSのLCMS計算値(M+H):m/z=345.1;実測値:345.0。
【0595】
実施例72. [4−(ヒドロキシメチル)−4−(1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル
【化165】
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【0596】
ステップ1. (8−アミノ−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカ−8−イル)メタノール
テトラヒドリドアルミン酸リチウム(189mg、4.97mmol)を、約0℃において撹拌されているテトラヒドロフラン(20mL)中の8−アミノ−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸(Aldrich製、0.50g、2.5mmol)の溶液に少量ずつ加えた。その結果生じた混合物を、室温までゆっくりと加温し、一晩にわたって撹拌した。Fieser後処理(HO0.2mL、10%NaOH0.2mL、HO0.6mL)を行い、続いて、セライトで濾過し、濃縮して、所望の生成物0.41gを得、これをさらに精製することなく使用した。C18NOのLCMS計算値(M+H):m/z=188.1;実測値:188.0。
【0597】
ステップ2. {8−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカ−8−イル}メタノール
イソプロピルアルコール(3.5mL)中の7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(229mg、1.07mmol)、(8−アミノ−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカ−8−イル)メタノール(240mg、1.28mmol)、およびトリエチルアミン(300μL、2mmol)の混合物を、90℃において一晩にわたって撹拌した。室温まで冷却した後に、水を加えると、さらなる固体が形成した。この固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥させて、所望の生成物219mg(56%)を得た。C1620SのLCMS計算値(M+H):m/z=366.1;実測値:366.1。H NMR(300MHz、CDCl) δ 8.93(s、1H)、7.78−7.75(m、2H)、4.17(s、2H)、4.02−3.84(m、4H)、2.52(d、J=13.3Hz、2H)、2.12−1.82(m、4H)、1.78−1.44(m、4H)ppm。
【0598】
ステップ3. {8−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカ−8−イル}メタノール
メタノール(4.5mL)中の{8−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカ−8−イル}メタノール(219mg、0.599mmol)の混合物に、炭素上の10%パラジウム(76mg)を加えた。混合物を、H(バルーン)の雰囲気下で2日間にわたって撹拌した。混合物をセライトで濾過し、濃縮して、粗製の生成物0.20gを得、これをさらに精製することなく、次のステップにおいて使用した。C1622SのLCMS計算値(M+H):m/z=336.1;実測値:336.2。
【0599】
ステップ4. [8−(1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカ−8−イル]メタノール
トルエン(3.0mL)中の{8−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカ−8−イル}メタノール(90.0mg、0.268mmol)、オルトギ酸エチル(112μL、0.671mmol)、およびp−トルエンスルホン酸一水和物(5.1mg、0.027mmol)の混合物を85℃において一晩にわたって撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、次いで、飽和炭酸水素ナトリウムおよびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮して、所望の生成物50mg(50%)を得た。C1720SのLCMS計算値(M+H):m/z=346.1;実測値:346.0。
【0600】
ステップ5. 4−(ヒドロキシメチル)−4−(1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキサノン
アセトン(5mL)中の[8−(1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカ−8−イル]メタノール(0.13g、0.38mmol)および水中3.0M塩化水素(2.0mL、6.0mmol)の混合物を室温において5時間にわたって、次いで、60℃において1時間にわたって撹拌した。冷却した後に、混合物を、2.0N NaOHを加えることによりやや塩基性にした。混合物をEtOAc(3×)で抽出した。合わせた抽出物を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。粗製物を、シリカゲル上で、ジクロロメタン中0〜15%MeOHで溶出して精製して、所望の生成物56mg(49%)を得た。C1516SのLCMS計算値(M+H):m/z=302.1;実測値:302.1。
【0601】
ステップ6. [4−(ヒドロキシメチル)−4−(1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシリデン]アセトニトリル
約0℃において撹拌されているテトラヒドロフラン(0.5mL)中のシアノメチルホスホン酸ジエチル(38.6mg、0.218mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(10.5mg、0.262mmol)を加えた。これに、N,N−ジメチルホルムアミド(0.45mL)中の4−(ヒドロキシメチル)−4−(1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキサノン(56mg、0.18mmol)の溶液を加えた。混合物を室温まで加温し、一晩にわたって撹拌した。反応物を水でクエンチすると、固体が形成した。この固体を濾過して、純粋な所望の生成物18mgを得た。濾液をEtOAcで希釈し、水で洗浄し、濃縮して、追加の粗製の生成物39mgを得た。C1717OSのLCMS計算値(M+H):m/z=325.1;実測値:325.0。H NMR(300MHz、CDCl) δ 8.37(s、1H)、8.15(s、1H)、7.47(d、J=5.6Hz、1H)、7.18(d、J=5.6Hz、1H)、5.20(s、1H)、4.34(s、2H)、2.80(d、J=4.0Hz、3H)、2.59−2.29(m、4H)、1.26(d、J=15.3Hz、2H)ppm。
【0602】
ステップ7. [4−(ヒドロキシメチル)−4−(1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル
メタノール(0.6mL)中の[4−(ヒドロキシメチル)−4−(1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシリデン]アセトニトリル(18mg、0.055mmol)および炭素上の10%パラジウム(5.9mg)の混合物を、H(バルーン)の雰囲気下で4.5時間にわたって撹拌した。混合物をセライトパッドで濾過し、濃縮した。粗製の残渣を、RP−HPLCを使用して精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、2種の異性体を得た。分析用HPLC(Waters SunFire C18、2.1×50mm、5μM;流速3mL/分;注入体積2μL;3分で2〜80%Bの勾配(A=0.025%TFAを含有する水、B=アセトニトリル)):第1のピークの保持時間1.05分、C1719OSのLCMS計算値(M+H):m/z=327.1;実測値:327.0。第2のピークの保持時間1.13分、C1719OSのLCMS計算値(M+H):m/z=327.1;実測値:327.0。
【0603】
実施例73. {(2R,5S)−5−[2−(シアノメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリル
【化166】
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【0604】
ステップ1. tert−ブチル[(3S)−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]カルバメート
メタノール(60mL)中の{(5S)−5−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メチルアセテート(実施例19、ステップ5から)(3.47g、12.8mmol)および炭素上の10%パラジウム(1.4g)をHバルーン下で室温において2時間にわたって撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を水中1.0M水酸化ナトリウム(12mL)で処理した。4時間にわたって撹拌した後に、反応溶液を濃縮し、酢酸エチルで希釈した。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣を分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(0.77g、26%)を得た。C14NOのLCMS計算値(M−100+H):m/z=132.1;実測値:132.1。
【0605】
ステップ2. {(5S)−5−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メチルメタンスルホネート
ジクロロメタン(5mL)中のtert−ブチル[(3S)−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]カルバメート(331mg、1.43mmol)を、0℃において、塩化メタンスルホニル(0.222mL、2.87mmol)で処理した。混合物を0℃において1時間にわたって撹拌し、次いで、濃縮し、酢酸エチルと水とに分配した。有機相を濃縮し、シリカゲル上で精製して(ヘキサン中0〜50%酢酸エチルの勾配で溶出)、所望の生成物(0.38g、86%)を得た。C16NOSのLCMS計算値(M−t−Bu+H):m/z=254.1;実測値:254.0。
【0606】
ステップ3. [(5S)−5−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]アセトニトリル
DMSO(3mL)中の{(5S)−5−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}メチルメタンスルホネート(308mg、0.996mmol)およびシアン化ナトリウム(58mg、1.2mmol)の混合物を90℃において一晩にわたって撹拌した。室温まで冷却した後に、混合物を酢酸エチルとブラインとに分配した。有機層を水およびブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮して、シアノ中間体を得た。ジクロロメタン(4mL)中のこの中間体の溶液を、ジオキサン中4M HCl(2mL)で処理し、混合物を室温において2時間にわたって撹拌し、次いで、濃縮して、所望の生成物をHCl塩(42mg、30%)として得た。C13OのLCMS計算値(M+H):m/z=141.1;実測値:141.1。
【0607】
ステップ4. {(2R,5S)−5−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリルおよび{(2S,5S)−5−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリル
イソプロピルアルコール(13mL)中の7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(1.18g、5.52mmol)、[(5S)−5−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]アセトニトリルヒドロクロリド(1.01g、5.72mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.0mL、12mmol)を50℃において一晩にわたって加熱した。溶媒を除去し、固体をジクロロメタンに溶かし、フラッシュクロマトグラフィーで精製して(20〜90%酢酸エチル/ヘキサン)、2つの画分を得た。分析用HPLC(Waters SunFire C18、2.1×50mm、5uM、注入体積2uLおよび流速3mL/分、3分で2〜80%Bの勾配(A=0.025%TFAを含有する水;B=アセトニトリル)):第1の画分の保持時間1.715分、C1415SのLCMS計算値(M+H):m/z=319.1;実測値:319.1;第2の画分の保持時間1.561分、C1415SのLCMS計算値(M+H):m/z=319.1;実測値:319.1。
【0608】
ステップ5. {(2R,5S)−5−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリル
メタノール(15mL)中の{(2R,5S)−5−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリル(712mg、2.24mmol)(直前のステップからの第1の画分)および炭素上の10%パラジウム(360mg)を、室温において2時間にわたってHのバルーン圧力に掛けた。反応混合物を濾過し、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーで精製して(15%メタノール/ジクロロメタン)、所望の生成物(604mg、94%)を得た。C1417OSのLCMS計算値(M+H):m/z=289.1;実測値:289.0。
【0609】
ステップ6. {(2R,5S)−5−[2−(シアノメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリル
THF(2mL)中の2−シアノアセトアミド(80.8mg、0.960mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(181mg、0.952mmol)の混合物を室温において2時間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、残渣をエタノール(0.6mL)に溶かし、エタノール(2mL)中の{(2R,5S)−5−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリル(85.0mg、0.295mmol)の懸濁液に加えた。その結果生じた混合物を55℃において一晩にわたって撹拌した。反応物を室温まで冷却し、固体を濾過した。濾液を分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.05%TFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物をTFA塩として得た。C1716OSのLCMS計算値(M+H):m/z=338.1;実測値:338.3。H NMR(DMSO−d、500MHz) δ 9.24(s、1H)、8.22(d、J=5.5Hz、1H)、7.77(d、J=5.5Hz、1H)、4.89(s、2H)、4.67(br s、1H)、4.20(m、2H)、4.00(s、1H)、2.96(dd、J=17.0、4.3Hz、1H)、2.84(dd、J=17.0、6.6Hz、1H)、2.49(m、1H)、2.29(m、1H)、2.06(m、1H)、1.72(m、1H)ppm。
【0610】
実施例74. {(2S,5S)−5−[2−(シアノメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリル
【化167】
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【0611】
ステップ1. {(2S,5S)−5−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリル
この化合物を、実施例73、ステップ5において記載した手順に従って、出発物質として{(2S,5S)−5−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリル(実施例73、ステップ4からの画分2)を{(2R,5S)−5−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリルの代わりに使用して調製した。C1417OSのLCMS計算値(M+H):m/z=289.1;実測値:289.0。
【0612】
ステップ2. {(2S,5S)−5−[2−(シアノメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリル
この化合物を、実施例73、ステップ6において記載した手順に従って、出発物質として{(2S,5S)−5−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリルを{(2R,5S)−5−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリルの代わりに使用して調製した。C1716OSのLCMS計算値(M+H):m/z=338.1;実測値:338.3。
【0613】
実施例75. N−[((2R,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル]メタンスルホンアミド
【化168】
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【0614】
ステップ1. (1R)−1−{1−[(3S,6R)−6−(アジドメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール
DMF(0.5mL)中の((2R,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル4−メチルベンゼンスルホネート(25mg、0.052mmol)およびアジ化ナトリウム(5.0mg、0.077mmol)の混合物を60℃において一晩にわたって撹拌した。室温まで冷却した後に、混合物をメタノールで希釈し、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(12mg、65%)を得た。C1619SのLCMS計算値(M+H):m/z=359.1;実測値:359.0。
【0615】
ステップ2. (1R)−1−{1−[(3S,6R)−6−(アミノメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール
メタノール(0.2mL)中の(1R)−1−{1−[(3S,6R)−6−(アジドメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール(12mg、0.034mmol)の溶液に、炭素上の10%パラジウム(5.7mg)を加えた。その結果生じた混合物を、Hバルーン下で一晩にわたって撹拌した。反応混合物をセライトパッドで濾過し、メタノールで洗浄した。溶媒を減圧下で除去して、所望の生成物(11mg、99%)を得た。C1621SのLCMS計算値(M+H):m/z=333.1;実測値:333.1。
【0616】
ステップ3. N−[((2R,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル]メタンスルホンアミド
メタノール(0.5mL)中の(1R)−1−{1−[(3S,6R)−6−(アミノメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール(11mg、0.033mmol)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(17μL、0.099mmol)および塩化メタンスルホニル(2.8μL、0.036mmol)を加えた。0.5時間にわたって撹拌した後に、もう1当量の塩化メタンスルホニルを加えた。20分間にわたって撹拌した後に、反応溶液をメタノールで希釈し、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(5mg、37%)を得た。C1723のLCMS計算値(M+H):m/z=411.1;実測値:411.1。
【0617】
実施例76. イソプロピル[((2R,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル]カルバメート
【化169】
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塩化メチレン(1mL)中の(1R)−1−{1−[(3S,6R)−6−(アミノメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール(11mg、0.032mmol)およびトリエチルアミン(22μL、0.16mmol)の溶液に、トルエン中1.0Mクロロギ酸イソプロピル(39μL)を加えた。混合物を室温において1時間にわたって撹拌し、次いで、乾燥するまでストリッピングし、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で30mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(0.9mg、7%)を得た。C2027SのLCMS計算値(M+H):m/z=419.2;実測値:419.0。
【0618】
実施例77. [トランス−4−(8−メチルピラゾロ[1,5−c]チエノ[2,3−e]ピリミジン−9−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル
【化170】
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【0619】
ステップ1. 4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキサノール
THF(158mL)中のテトラヒドリドアルミン酸リチウム(3.11g、81.9mmol)の懸濁液に、0℃において、THF(20mL)中のエチル4−ヒドロキシシクロヘキサンカルボキシレート(9.40g、54.6mmol)の溶液を加えた。30分間にわたって同じ温度において撹拌した後に、反応物を、滴下の水(10mL)、次いで、15%NaOH溶液(10mL)および水(30mL)でクエンチした。10分間にわたって撹拌した後に、反応混合物をセライトパッドで濾過し、有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して(0〜100%酢酸エチル/hex)、所望の生成物を白色の固体(6.9g、97%)として得た。
【0620】
ステップ2. (シス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル4−メチルベンゼンスルホネートおよび(トランス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル4−メチルベンゼンスルホネート
ジクロロメタン(400mL)およびピリジン(10.6mL、130mmol)中の4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキサノール(6.80g、52.2mmol)の溶液に、p−トルエンスルホニルクロリド(11.0g、57.4mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(410mg、3.3mmol)を加えた。反応混合物を室温において一晩にわたって撹拌した。反応混合物を1N HCl溶液で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して(ヘキサン中0〜50%酢酸エチルの勾配で溶出)、2つの画分を得た。分析用HPLC(Waters SunFire C18、2.1×50mm、5uM、注入体積2uLおよび流速3mL/分、3分で2〜80%Bの勾配(A=0.025%TFAを含有する水;B=アセトニトリル)):第1の画分の保持時間2.319分、C1421SのLCMS計算値(M+H):m/z=285.1;実測値:285.0;H NMR H NMR(300MHz、CDCl) δ 7.77(d、J=8.3Hz、1H)、7.33(d、J=8.1Hz、1H)、3.97(br s、1H)、3.83(d、J=6.8Hz、2H)、2.44(s、3H)、1.76−1.58(m、6H)、1.48(m、3H)ppm。
第2の画分の保持時間2.222分、C1421SのLCMS計算値(M+H):m/z=285.1;実測値:285.0。H NMR(300MHz、CDCl) δ 7.77(d、J=8.3Hz、2H)、7.45(d、J=8.3Hz、2H)、3.82(d、J=6.4Hz、2H)、3.51(m、1H)、2.50(d、J=8.0Hz、0H)、2.44(s、3H)、2.14−1.90(m、2H)、1.80−1.52(m、3H)、1.45−1.09(m、2H)、1.09−0.87(m、2H)ppm。
【0621】
ステップ3. (シス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アセトニトリル
(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル4−メチルベンゼンスルホネート(6.9g、24mmol)(直前のステップからの第1の画分)、シアン化ナトリウム(1.43g、29.1mmol)、およびDMF(86mL)の混合物を80℃において1時間にわたって撹拌した。室温まで冷却した後に、混合物を酢酸エチルおよび水で希釈した。水性層を酢酸エチルで1回抽出した。合わせた有機層をNaSO上で乾燥させ、濃縮した。粗製物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して(ヘキサン中0〜50%酢酸エチルの勾配で溶出)、所望の生成物(2.5g、74%)を得た。H NMR(300MHz、CDCl) δ 3.58(m、1H)、2.27(d、J=6.3Hz、2H)、2.02(m、2H)、1.88(m、2H)、1.78−1.45(m、2H)、1.42−1.07(m、4H)ppm。
【0622】
ステップ4.(トランス−4−ヨードシクロヘキシル)アセトニトリル
ジクロロメタン(80mL)中の(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アセトニトリル(2.50g、18.0mmol)の溶液に0℃において、1H−イミダゾール(1.47g、21.6mmol)、トリフェニルホスフィン(5.65g、21.6mmol)を、続いて、ヨウ素(5.47g、21.6mmol)を複数回に分けて、45分間かけて加えた。その結果生じた懸濁液を室温まで段階的に加温した。室温において一晩にわたって撹拌した後に、混合物をEtO(100mL)と水(100mL)とに分配した。有機層を飽和NaSO溶液およびブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して(0〜20%酢酸エチル/ヘキサン)、所望の生成物を白色の固体(1.0g、22%)として得た。H NMR(400MHz、CDCl) δ 4.04(m、1H)、2.50−2.38(m、2H)、2.24(d、J=6.1Hz、2H)、1.99(m、2H)、1.77(m、3H)、1.22(m、2H)ppm。
【0623】
ステップ5. [トランス−4−(8−メチルピラゾロ[1,5−c]チエノ[2,3−e]ピリミジン−9−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル
磁気撹拌棒およびゴム製隔膜を備えたマイクロ波管に、塩化リチウム(44.9mg、1.06mmol)を装入した。このバイアルを140℃において10分間にわたって高真空下で加熱し、室温まで冷却した後に、窒素を充填した。亜鉛(69.3mg、1.06mmol)を加え、バイアルを140℃において10分間にわたって高真空下で加熱し、窒素を充填した。室温まで冷却した後に、THF(0.6mL)および1,2−ジブロモエタン(3.4μL、0.040mmol)を、シリンジにより加えた。混合物を60℃において10分間にわたって加熱し、次いで、室温まで冷却した。THF(0.2mL)中のクロロトリメチルシラン(0.99μL、0.0078mmol)およびヨウ素(1.0mg、0.0039mmol)を加え、60℃において10分間にわたって撹拌し、室温まで冷却した。次いで、THF(0.2mL)中の(トランス−4−ヨードシクロヘキシル)アセトニトリル(132mg、0.53mmol)を加え、混合物を50℃において一晩にわたって撹拌した。トルエン(0.2mL)中の9−ブロモ−8−メチルピラゾロ[1,5−c]チエノ[2,3−e]ピリミジン(80.2mg、0.299mmol)、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル(29mg、0.072mmol)をマイクロ波バイアルに加えた。このバイアルを高真空下で排気し、窒素を充填した。混合物を0℃まで冷却し、亜鉛試薬を、シリンジによりゆっくりと加えた。添加した後に、反応物を60℃まで一晩にわたって加熱し、EtOAcと飽和NHCl溶液とに分配した。層を分離し、水性層を、酢酸エチル(2回)でさらに抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をメタノールに溶かし、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、無色の固体(5.3mg、5.7%)を得た。C1719SのLCMS計算値(M+H):m/z=311.1;実測値:311.1。H NMR(500MHz、CDCl) δ 8.96(s、1H)、7.59(m、1H)、7.49(m、1H)、2.90(m、1H)、2.51(s、3H)、2.36(d、J=6.5Hz、2H)、2.06(m、2H)、1.97−1.88(m、5H)、1.37(m、2H).ppm。
【0624】
実施例78. メチル[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]カルバメート
【化171】
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【0625】
ステップ1. tert−ブチル({トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}メチル)カルバメート
イソプロピルアルコール(8mL)中の7−クロロ−6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン(220mg、1.0mmol)、tert−ブチル[(トランス−4−アミノシクロヘキシル)メチル]カルバメート(250mg、1.1mmol)、およびトリエチルアミン(0.43mL、3.1mmol)の混合物を90℃において2時間にわたって加熱した。溶媒を除去し、その結果生じた残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して(0〜80%EtOAc/ヘキサン)、所望の生成物(0.32g、77%)を得た。C1927SのLCMS計算値(M+H):m/z=407.2;実測値:407.0。
【0626】
ステップ2. tert−ブチル({トランス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}メチル)カルバメート
メタノール(3mL)中のtert−ブチル({トランス−4−[(6−ニトロチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}メチル)カルバメート(0.32g、0.79mmol)および炭素上の10%パラジウム(0.01g)の混合物を、水素のバルーン圧力下で室温において2時間にわたって水素化した。混合物を濾過し、濃縮して、所望の生成物(0.3g、100%)を得、これをそのまま次のステップにおいて使用した。C1929SのLCMS計算値(M+H):m/z=377.2;実測値:377.1。
【0627】
ステップ3. tert−ブチル[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]カルバメート
THF(5.6mL)中の(2R)−2−ヒドロキシプロパンアミド(0.29g、3.3mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(0.61g、3.2mmol)の混合物を室温において2時間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、残渣をエタノール(2.4mL)に溶かし、エタノール(8.6mL)中のtert−ブチル({トランス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}メチル)カルバメート(0.30g、0.80mmol)の懸濁液に加えた。混合物を85℃において2時間にわたって撹拌した。混合物を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーで精製して(0〜10%メタノール/ジクロロメタン)、所望の生成物(0.21g、61%)を得た。C2231SのLCMS計算値(M+H):m/z=431.2;実測値:431.1。
【0628】
ステップ4. (1R)−1−{1−[トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノールビス(トリフルオロアセテート)(塩)
[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]カルバメート(0.21g、0.49mmol)を、室温において1時間にわたってジクロロメタン(2mL)中のトリフルオロ酢酸(0.7mL、9mmol)で処理した。混合物を乾燥するまでストリッピングして、所望の生成物をTFA塩(0.35g、79%)として得た。C1723OSのLCMS計算値(M+H):m/z=331.1;実測値:331.0。
【0629】
ステップ5. メチル[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]カルバメート
塩化メチレン(1mL)中の(1R)−1−{1−[トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノールビス(トリフルオロアセテート)(16mg、0.029mmol)およびトリエチルアミン(20μL、0.14mmol)の溶液に、クロロギ酸メチル(2.6μL、0.034mmol)を加えた。混合物を室温において1時間にわたって撹拌し、次いで、乾燥するまでストリッピングし、分取HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(1.4mg、13%)を得た。C1925SのLCMS計算値(M+H):m/z=389.2;実測値:389.0。H NMR(DMSO−d、500MHz):δ 8.98(1H、s)、8.02(1H、d、J=5.5Hz)、7.66(1H、d、J=5.5Hz)、7.24(1H、m)、5.80(1H、br s)、5.18(1H、m)、4.90(1H、br s)、3.54(3H、s)、2.96(2H、m)、2.38(2H、m)、2.00−1.93(4H、m)、1.76(1H、m)、1.65(3H、d、J=6.5Hz)、1.21(2H、m)ppm。
【0630】
実施例79. N−[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]アセトアミド
【化172】
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ジクロロメタン(1mL)中の(1R)−1−{1−[トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノールビス(トリフルオロアセテート)(16mg、0.029mmol)およびトリエチルアミン(20.μL、0.14mmol)の溶液に、無水酢酸(4.0μL、0.043mmol)を加えた。混合物を室温において1時間にわたって撹拌し、次いで、乾燥するまでストリッピングし、分取HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(1.4mg、13%)を得た。C1925SのLCMS計算値(M+H):m/z=373.2;実測値:373.1。
【0631】
実施例80. N−[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]メタンスルホンアミド
【化173】
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塩化メチレン(1mL)中の(1R)−1−{1−[トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノールビス(トリフルオロアセテート)(16mg、0.029mmol)およびトリエチルアミン(20.μL、0.14mmolの溶液に、塩化メタンスルホニル(2.7μL、0.034mmol)を加えた。混合物を室温において1時間にわたって撹拌し、次いで、乾燥するまでストリッピングし、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.05%TFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の化合物をTFA塩(1.9mg、16%)としてTFA塩として得た。C1825のLCMS計算値(M+H):m/z=409.1;実測値:409.1。
【0632】
実施例81. N’−[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]−N,N−ジメチル尿素
【化174】
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塩化メチレン(1mL)中の(1R)−1−{1−[トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノールビス(トリフルオロアセテート)(16mg、0.029mmol)およびトリエチルアミン(20μL、0.14mmol)の溶液に、N,N−ジメチルカルバモイルクロリド(3.2μL、0.034mmol)を加えた。混合物を室温において1時間にわたって撹拌し、次いで、乾燥するまでストリッピングし、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.05%TFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の化合物をTFA塩(3.4mg、30%)としてTFA塩として得た。C2028SのLCMS計算値(M+H):m/z=402.2;実測値:402.2。
【0633】
実施例82. エチル[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]カルバメート
【化175】
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塩化メチレン(1mL)中の(1R)−1−{1−[トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノールビス(トリフルオロアセテート)(18mg、0.032mmol)およびトリエチルアミン(22μL、0.16mmol)の溶液に、クロロギ酸エチル(3.7μL、0.039mmol)を加えた。混合物を室温において1時間にわたって撹拌し、次いで、乾燥するまでストリッピングし、分取HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(0.9mg、7%)を得た。C2027SのLCMS計算値(M+H):m/z=403.2;実測値:402.9。
【0634】
実施例83. プロピル[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]カルバメート
【化176】
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塩化メチレン(1mL)中の(1R)−1−{1−[トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノールビス(トリフルオロアセテート)(18mg、0.032mmol)およびトリエチルアミン(22μL、0.16mmol)の溶液に、クロロギ酸プロピル(4.3μL、0.039mmol)を加えた。混合物を室温において1時間にわたって撹拌し、次いで、乾燥するまでストリッピングし、分取HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(0.9mg、7%)を得た。C2129SのLCMS計算値(M+H):m/z=417.2;実測値:417.0。
【0635】
実施例84. イソプロピル[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]カルバメート
【化177】
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塩化メチレン(1mL)中の(1R)−1−{1−[トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノールビス(トリフルオロアセテート)(18mg、0.032mmol)およびトリエチルアミン(22μL、0.16mmol)の溶液に、トルエン中1.0Mクロロギ酸イソプロピル(39μL)を加えた。混合物を室温において1時間にわたって撹拌し、次いで、乾燥するまでストリッピングし、分取HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(0.9mg、7%)を得た。C2129SのLCMS計算値(M+H):m/z=417.2;実測値:417.1。
【0636】
実施例85. テトラヒドロフラン−3−イル[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]カルバメート
【化178】
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塩化メチレン(1mL)中の(1R)−1−{1−[トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノールビス(トリフルオロアセテート)(18mg、0.032mmol)およびトリエチルアミン(22μL、0.16mmol)の溶液に、4−ニトロフェニルテトラヒドロフラン−3−イルカルボネート(9.8mg、0.039mmol)を加えた。混合物を室温において1時間にわたって撹拌し、次いで、乾燥するまでストリッピングし、分取HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(1.8mg、12%)を得た。C2229SのLCMS計算値(M+H):m/z=445.2;実測値:445.0。
【0637】
実施例86. メチル({トランス−4−[2−(シアノメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]シクロヘキシル}メチル)カルバメート
【化179】
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【0638】
ステップ1. tert−ブチル({トランス−4−[2−(シアノメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]シクロヘキシル}メチル)カルバメート
THF(1.1mL)中の2−シアノアセトアミド(120mg、1.5mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(270mg、1.4mmol)の混合物を室温において2時間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、残渣をエタノール(0.5mL)に溶かし、エタノール(1.7mL)中のtert−ブチル({トランス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}メチル)カルバメート(150mg、0.40mmol)の懸濁液に加えた。混合物を85℃において2時間にわたって撹拌した。固体を濾過し、濾液を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーで精製して(0〜10%メタノール/ジクロロメタン)、所望の生成物(0.12g、71%)を得た。C2228SのLCMS計算値(M+H):m/z=426.2;実測値:426.0。
【0639】
ステップ2. {1−[トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}アセトニトリルビス(HCl)
({トランス−4−[2−(シアノメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]シクロヘキシル}メチル)カルバメート(0.12g、0.28mmol))を、室温において1時間にわたって、塩化メチレン(0.5mL)中のジオキサン中4.0M塩化水素(0.5mL)で処理した。固体を濾過し、DCMおよびメタノールで洗浄し、風乾して、所望の生成物(0.10g、77%)を得た。C1720SのLCMS計算値(M+H):m/z=326.1;実測値:326.0。
【0640】
ステップ3. メチル({トランス−4−[2−(シアノメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]シクロヘキシル}メチル)カルバメート
塩化メチレン(1mL)中の{1−[トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}アセトニトリル(9.5mg、0.029mmol)およびトリエチルアミン(20μL、0.14mmol)の溶液に、クロロギ酸メチル(2.7μL、0.035mmol)を加えた。混合物を室温において1時間にわたって撹拌し、次いで、乾燥するまでストリッピングし、分取HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(1.4mg、12%)を得た。C1922SのLCMS計算値(M+H):m/z=384.1;実測値:384.0。
【0641】
実施例87. エチル({トランス−4−[2−(シアノメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]シクロヘキシル}メチル)カルバメート
【化180】
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塩化メチレン(1mL)中の{1−[トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}アセトニトリル(9.5mg、0.029mmol)およびトリエチルアミン(20.μL、0.14mmol)の溶液に、クロロギ酸エチル(3.3μL、0.035mmol)を加えた。混合物を室温において1時間にわたって撹拌し、次いで、乾燥するまでストリッピングし、分取HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(1.9mg、16%)を得た。C2024SのLCMS計算値(M+H):m/z=398.2;実測値:397.8。
【0642】
実施例88. イソプロピル({トランス−4−[2−(シアノメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]シクロヘキシル}メチル)カルバメート
【化181】
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塩化メチレン(1mL)中の{1−[トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}アセトニトリル(9.5mg、0.029mmol)およびトリエチルアミン(20.μL、0.14mmol)の溶液に、トルエン中1.0Mクロロギ酸イソプロピル(35μL)を加えた。混合物を室温において1時間にわたって撹拌し、次いで、乾燥するまでストリッピングし、分取HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(1.5mg、12%)を得た。C2126SのLCMS計算値(M+H):m/z=412.2;実測値:412.1。
【0643】
実施例89. N−({トランス−4−[2−(シアノメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]シクロヘキシル}メチル)プロパンアミド
【化182】
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塩化メチレン(1mL)中の{1−[トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}アセトニトリル(9.5mg、0.029mmol)およびトリエチルアミン(20.μL、0.14mmol)の溶液に、塩化プロパノイル(3.0μL、0.035mmol)を加えた。混合物を室温において1時間にわたって撹拌し、次いで、乾燥するまでストリッピングし、分取HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(1.1mg、9.9%)を得た。C2024OSのLCMS計算値(M+H):m/z=382.2;実測値:382.1。
【0644】
実施例90. {1−[トランス−4−(シアノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}アセトニトリル
【化183】
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THF(0.13mL)中の2−シアノアセトアミド(11mg、0.13mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(21mg、0.11mmol)の混合物を室温において2時間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、残渣をエタノール(55μL)に溶かし、エタノール(0.20mL)中の{トランス−4−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]シクロヘキシル}アセトニトリル(8.9mg、0.031mmol)の懸濁液に加えた。この混合物を85℃において2時間にわたって撹拌した。混合物を分取HPLCで精製して(XBridge C18カラム、0.05%TFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(2.7mg、26%)をTFA塩として得た。C1818SのLCMS計算値(M+H):m/z=336.1;実測値:336.0。
【0645】
実施例91. {(2R,5S)−5−[2−(ヒドロキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリル
【化184】
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THF(2mL)中の2−ヒドロキシアセトアミド(93.3mg、1.24mmol)およびテトラフルオロホウ酸トリエチルオキソニウム(234mg、1.23mmol)の混合物を室温において2時間にわたって撹拌した。溶媒を除去し、残渣をエタノール(0.7mL)に溶かし、エタノール(2.6mL)中の{(5S)−5−[(6−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−7−イル)アミノ]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリル(101mg、0.350mmol)の懸濁液に加えた。反応混合物を80℃において1時間にわたって撹拌し、次いで、室温まで冷却した。固体を濾別した。濾液をメタノールで希釈し、分取LCMSで精製して(XBridge C18カラム、0.1%水酸化アンモニウムを含有するアセトニトリル/水の勾配で60mL/分の流速で溶出)、所望の生成物(40mg、35%)を得た。C1617SのLCMS計算値(M+H):m/z=329.1;実測値:329.1。H NMR(DMSO−d、500MHz) δ 8.98(s、1H)、8.04(d、J=5.5Hz、1H)、7.69(d、J=5.5Hz、1H)、5.89(s、1H)、4.92(m、1H)、4.87(s、2H)、4.28(m、1H)、4.18−4.11(m、1H)、3.98(m、1H)、2.95(dd、J=17.0、4.3Hz、1H)、2.83(dd、J=17.0、6.6Hz、1H)、2.64(m、1H)、2.49(m、1H)、2.22(m、1H)、2.06(m、1H)ppm。
【0646】
実施例A: インビトロJAKキナーゼアッセイ
本明細書の化合物を、Parkら、Analytical Biochemistry 1999、269、94〜104に記載された以下のインビトロアッセイに従って、JAKターゲットの阻害活性について試験した。ヒトJAK1(a.a.837〜1142)、JAK2(a.a.828〜1132)、およびJAK3(a.a.781〜1124)の触媒ドメインを、昆虫細胞中でバキュロウイルスを使用して発現し、精製した。JAK1、JAK2、またはJAK3の触媒活性を、ビオチン化ペプチドのリン酸化を測定することによりアッセイした。リン酸化ペプチドを、均一系時間分解蛍光法(HTRF)により検出した。化合物のIC50を、100mM NaCl、5mM DTT、および0.1mg/mL(0.01%)BSAを含有する50mM Tris(pH7.8)緩衝液中に酵素、ATP、および500nMペプチドを含有する40μL反応物中で、各キナーゼについて測定した。1mM IC50測定では、反応物中のATP濃度は1mMであった。反応を、室温において1時間にわたって実施し、次いで、アッセイ緩衝液20μL中45mM EDTA、300nM SA−APC、6nM Eu−Py20(Perkin Elmer、Boston、MA)で停止した。ユーロピウム標識抗体への結合を40分間にわたって起こさせ、HTRFシグナルをPHERAstarプレートリーダー(BMG、Cary、NC)上で測定した。実施例化合物をそれぞれ、実施例Aのアッセイにおいて試験した(1mM ATPにおいて実施例Aのアッセイにより試験された実施例の化合物についてのデータに関しては、表1を参照されたい)。
【0647】
【表1-1】
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【表1-2】
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【表1-3】
[この文献は図面を表示できません]
+は、≦100nMのIC50を示す。
++は、≦1000nMのIC50を示す。
+++は、≦2000nMのIC50を示す。
++++は、>2000nMのIC50を示す。
+++++は、そのIC50が、試験された最高濃度よりも高いことを示す。
【0648】
実施例B: 細胞アッセイ
増殖のためにサイトカインに、したがって、JAK/STATシグナル伝達に依存する癌細胞系を、RPMI 1640、10%FBS、および1nG/mLの適当なサイトカイン中で1ウェルあたり6000細胞(96ウェルプレート型)において播種することができる。化合物を、DMSO/培地(最終濃度0.2%DMSO)中の細胞に加え、72時間にわたって37℃、5%COにおいてインキュベートすることができる。細胞生存性に対する化合物の効果を、CellTiter−Glo Luminescent Cell Viability Assay(Promega)、続いて、TopCount(Perkin Elmer、Boston、MA)定量法を使用して評価する。化合物の潜在的な非特異的効果を、同一のアッセイ読み出し値を有する非JAK駆動性細胞系を使用して並行して測定する。すべての実験を典型的には、二重に行う。
【0649】
上記の細胞系は他にも、JAKキナーゼ、またはSTATタンパク質、Akt、Shp2、もしくはErkなどの潜在的な下流基質のリン酸化に対する化合物の効果を試験するために使用することができる。これらの実験は、一晩のサイトカイン欠乏、続く、化合物との短時間のプレインキュベーション(2時間以下)、および約1時間以下のサイトカイン刺激にしたがって行うことができる。次いで、タンパク質を細胞から抽出し、リン酸化タンパク質と全タンパク質とを区別し得る抗体を使用するウエスタンブロット法またはELISAを含めた当業者が熟知している技法により分析する。これらの実験は、腫瘍細胞生存生態または炎症性疾患のメディエーターに対する化合物の活性を調査するために正常細胞または癌細胞を利用することができる。例えば、後者に関しては、IL−6、IL−12、IL−23、またはIFNなどのサイトカインを、STATタンパク質(複数可)のリン酸化および潜在的に、転写プロファイル(配列もしくはqPCR技術により評価)またはIL−17などのタンパク質の産生および/もしくは分泌をもたらすJAK活性を刺激するために使用することができる。これらのサイトカイン媒介効果を阻害する化合物の能力は、当業者に一般的な技法を使用して測定することができる。JAK2に対する化合物の効果を評価するためには、一次細胞または細胞系を、GM−CSFまたはTpoなどのJAK2依存性成長因子で刺激し、タンパク質を細胞から抽出し、リン酸化タンパク質と全タンパク質とを区別し得る抗体を使用するウエスタンブロット法またはELISAを含めた当業者が熟知している技法により分析することができる。
【0650】
本明細書の化合物は他にも、変異JAK、例えば、骨髄増殖性障害において見出されるJAK2V617F変異体に対するそれらの効力および活性を評価するために設計された細胞モデルにおいて試験することができる。これらの実験は、多くの場合に、野生型または変異JAKキナーゼが異所的に発現される、血液学的系統のサイトカイン依存性細胞(例えば、BaF/3)を利用する(James,C.ら、Nature 434:1144〜1148;Staerk,J.ら、JBC 280:41893〜41899)。エンドポイントには、細胞の生存、増殖、およびリン酸化JAK、STAT、Akt、またはErkタンパク質に対する化合物の効果が含まれる。
【0651】
本明細書のある種の化合物は、T細胞増殖を阻害するそれらの活性について評価することができる。第二サイトカイン(すなわち、JAK)駆動性増殖アッセイなどのアッセイ、他にも、免疫抑制または免疫活性の阻害の単純アッセイを検討することができる。以下は、そのような実験をどのように行うことができるかについての概要である。末梢血単核細胞(PBMC)を、Ficoll Hypaque分離法を使用してヒト全血試料から調製し、T細胞(画分2000)を、水簸によりPBMCから得ることができる。新しく単離したヒトT細胞は、2×10細胞/mlの密度において37℃において最大2日間にわたって、培養培地(10%ウシ胎児血清、100U/mlペニシリン、100μg/mlストレプトマイシンが補充されたRPMI 1640)中で維持することができる。IL−2刺激細胞増殖分析では、T細胞を最初に、72時間にわたって10μg/mLの最終濃度のフィトヘムアグルチニン(PHA)で処理する。PBSで1回洗浄した後に、6000細胞/ウェルを96ウェルプレート内に播種し、100U/mLヒトIL−2(ProSpec−Tany TechnoGene;Rehovot,Israel)の存在下で、培養培地中で種々の濃度の化合物で処理する。プレートを37℃において72時間にわたってインキュベートし、増殖指数を、製造推奨プロトコルに従ってCellTiter−Glo Luminescent試薬(Promega;Madison、WI)を使用して評価する。
【0652】
実施例C: インビボ抗腫瘍有効性
本明細書の化合物を、免疫不全マウスにおけるヒト腫瘍異種移植モデルにおいて評価することができる。例えば、INA−6プラスマ細胞腫細胞系の腫瘍発生性変異体を、SCIDマウスに皮下接種するために使用することができる(Burger,R.ら、Hematol J.2:42〜53、2001)。次いで、担腫瘍動物を、薬物処置群またはビヒクル処置群に無作為化することができ、化合物の種々の用量を、経口、腹腔内、または埋め込み型ポンプを用いる持続注入を含めた任意の数の通常の経路により投与することができる。腫瘍成長を、キャリパーを使用して経時的に追跡する。さらに、腫瘍サンプルを、JAK活性および下流シグナル伝達経路に対する化合物の効果を評価するために、上記の分析(実施例B)のための処置の開始の後に、いつでも採取することができる。加えて、化合物(複数可)の選択性を、他の既知のキナーゼ(例えば、Bcr−Abl)により駆動される異種移植腫瘍モデル、例えば、K562腫瘍モデルを使用して評価することができる。
【0653】
実施例D: マウス皮膚接触遅延型過敏反応試験
本明細書の化合物は他にも、T細胞駆動性マウス遅延型過敏症試験モデルにおいて(JAKターゲットを阻害する)それらの有効性について試験することができる。マウス皮膚接触遅延型過敏症(DTH)反応は、臨床接触性皮膚炎、および乾癬などの他の皮膚のTリンパ球媒介免疫障害の有効なモデルであると考えられている(Immunol Today.1998 Jan;19(1):37〜44)。マウスDTHは、免疫浸潤、炎症性サイトカインの付随増加、および角質細胞過剰増殖を含めた多数の特性を乾癬と共有する。さらに、外来において乾癬を処置する際に有効な多くの種類の薬剤も、マウスにおけるDTH反応の有効な阻害薬である(Agents Actions.1993 Jan;38(1〜2):116〜21)。
【0654】
0日目および1日目に、Balb/cマウスを、マウスの剃毛しておいた腹部に抗原2,4,ジニトロ−フルオロベンゼン(DNFB)を局所適用して感作する。5日目に、技師用マイクロメータを用いて、耳の厚さを測定する。この測定値を記録し、基準として使用する。次いで、0.2%の濃度で総量20μL(内耳介に対して10μLおよび外耳介に対して10μL)のDNFBを局所適用することにより、動物の両耳を攻撃する。攻撃から24時間〜72時間後に、耳を再び測定する。試験化合物での処置を、感作および攻撃期(−1日目〜7日目)にわたって行うか、または攻撃前および攻撃期(通常、4日目の午後〜7日目)にわたって行う。試験化合物の処置(異なる濃度における)は、全身または局所(耳への処置の局所適用)のいずれかで投与する。試験化合物の有効性は、処置していない場合と比較した耳の腫脹の低減により示される。20%以上の低減をもたらす化合物を有効と考えた。一部の実験では、マウスを攻撃しても、感作しない(陰性対照)。
【0655】
試験化合物の阻害効果(JAK−STAT経路の活性化の阻害)は、免疫組織学的分析により確認することができる。JAK−STAT経路(複数可)の活性化は、機能性転写因子の形成および転座をもたらす。さらに、免疫細胞の流入および角質細胞の増殖の増大は他にも、調査および定量化され得る、耳における独特の発現プロファイル変化をもたらすはずである。ホルマリン固定およびパラフィン包埋された耳の切片(DTHモデルにおける攻撃期の後に採取)を、リン酸化STAT3(クローン58E12、Cell Signaling Technologies)と特異的に相互作用する抗体を使用して免疫組織化学分析に掛ける。マウスの耳を、比較のためにDTHモデルにおいて、試験化合物、ビヒクル、もしくはデキサメタゾン(乾癬での臨床的に有効な処置)で処置するか、または何ら処置を行わない。試験化合物およびデキサメタゾンは、質的および量的の両方で、類似の転写変化をもたらすことができ、試験化合物およびデキサメタゾンは両方とも、浸潤性細胞の数を減少させることができる。試験化合物の全身および局所投与は両方とも、阻害効果、すなわち、浸潤性細胞の数の減少および転写変化の阻害をもたらし得る。
【0656】
実施例E: インビボ抗炎症活性
本明細書の化合物は、単一または複数の炎症反応を再現するために設計されたげっ歯類モデルまたは非げっ歯類モデルにおいて評価することができる。例えば、関節炎のげっ歯類モデルを、予防的に、または治療的に投与された化合物の治療可能性を評価するために使用することができる。これらのモデルには、これらだけに限定されないが、マウスまたはラットのコラーゲン誘発性関節炎、ラットのアジュバント誘発性関節炎、およびコラーゲン抗体誘発性関節炎が含まれる。これらだけに限定されないが、多発性硬化症、I型糖尿病、ブドウ膜網膜炎、甲状腺炎、重症筋無力症、免疫グロブリン腎症、心筋炎、気道感作(喘息)、狼瘡、または大腸炎を含めた自己免疫疾患も、本明細書の化合物の治療可能性を評価するために使用することができる。これらのモデルは、研究団体において確立されており、当業者に熟知されている(Current Protocols in Immunology、Vol 3.、Coligan,J.E.ら、Wiley Press.;Methods in Molecular Biology:Vol.225、Inflammation Protocols.、Winyard,P.G.and Willoughby,D.A.、Humana Press、2003.)。
【0657】
実施例F: ドライアイ、ブドウ膜炎、および結膜炎の処置のための動物モデル
薬剤を、これらだけに限定されないが、ウサギコンカナバリンA(ConA)涙腺モデル、スコポラミンマウスモデル(皮下または経皮)、ボツリヌスマウス涙腺モデル、または眼の腺機能障害をもたらすいくつかの自発的げっ歯類自己免疫モデルのいずれか(例えば、NOD−SCID、MRL/lpr、またはNZB/NZW)を含めた、当業者に公知の1つまたは複数のドライアイの前臨床モデルにおいて評価することができる(それぞれその全体が参照により本明細書に組み込まれるBarabinoら、Experimental Eye Research 2004、79、613〜621およびSchraderら、Developmental Opthalmology、Karger 2008、41、298〜312)。これらのモデルのエンドポイントには、眼の腺および眼(角膜など)の組織病理ならびに場合によっては、涙液産生を測定する一般的なシルマー試験またはその改変バージョン(Barabinoら)が含まれ得る。活性を、測定可能な疾患が存在する前または後に開始することができる複数の投与経路(例えば、全身または局所)による投与により評価することができる。
【0658】
薬剤を、当業者に公知の1つまたは複数のブドウ膜炎の前臨床モデルにおいて評価することができる。これらには、これらだけに限定されないが、実験的自己免疫ブドウ膜炎(EAU)および内毒素誘発性ブドウ膜炎(EIU)のモデルが含まれる。EAU実験は、ウサギ、ラット、またはマウスにおいて行うことができ、受動または能動免疫に関係し得る。例えば、多数の網膜抗原のいずれも、該当免疫原に対して動物を感作するために使用することができ、その後、動物を同一の抗原で眼において攻撃することができる。EIUモデルは、より急性であり、致死未満量でのリポ多糖類の局所または全身投与を伴う。EIUおよびEAUの両モデルでのエンドポイントには、眼底検査、とりわけ組織病理学が含まれ得る。これらのモデルは、Smithらにより総説されている(その全体が参照により本明細書に組み込まれるImmunology and Cell Biology 1998、76、497〜512)。活性を、測定可能な疾患が存在する前または後に開始することができる複数の投与経路(例えば、全身または局所)による投与により評価する。上記で列挙したいくつかのモデルは他にも、強膜炎/上強膜炎、脈絡膜炎、毛様体炎、または虹彩炎を発症し得るので、これらの疾患を治療的処置するための化合物の潜在的活性を調査する際に有用である。
【0659】
薬剤は他にも、当業者に公知の1つまたは複数の結膜炎の前臨床モデルにおいて評価することができる。これらには、これらだけに限定されないが、モルモット、ラット、またはマウスを利用するげっ歯類モデルが含まれる。モルモットモデルには、能動もしくは受動免疫を利用するもの、および/またはオボアルブミンもしくはブタクサなどの抗原での免疫攻撃プロトコルが含まれる(その全体が参照により本明細書に組み込まれるGroneberg,D.A.ら、Allergy 2003、58、1101〜1113に総説)。ラットおよびマウスモデルは、モルモットにおける設計と類似の一般的な設計である(Gronebergによっても総説)。活性は、測定可能な疾患が存在する前または後に開始することができる複数の投与経路(例えば、全身または局所)による投与により評価することができる。そのような研究のエンドポイントには、例えば、結膜などの眼組織の組織学的分析、免疫学的分析、生化学的分析、または分子分析が含まれ得る。
【0660】
実施例G: 骨のインビボ保護
化合物は、当業者に公知のオステオペニア、骨粗鬆症、または骨吸収の様々な前臨床モデルにおいて評価することができる。例えば、卵巣切除済みのげっ歯類を使用して、骨再形成および/または骨密度の徴候およびマーカーに影響を及ぼす化合物の能力を評価することができる(その全体が参照により本明細書に組み込まれるW.S.S.JeeおよびW.Yao、J Musculoskel. Nueron. Interact.、2001、1(3)、193〜207)。別法では、骨密度および骨構造を、対照げっ歯類または化合物で処置されたげっ歯類において、治療(例えば、グルココルチコイド)誘発性オステオペニアのモデルにおいて評価することもできる(いずれもその全体が参照により本明細書に組み込まれるYaoら、Arthritis and Rheumatism、2008、58(6)、3485〜3497;および同書、58(11)、1674〜1686)。加えて、骨吸収および密度に対する化合物の効果を、上記(実施例E)で検討した関節炎のげっ歯類モデルにおいて評価することができる。これらのモデルすべてについてのエンドポイントは、様々であり得るが、多くの場合に、組織学的およびX線診断学的評価、さらには、免疫組織学および骨再形成の適切な生化学的マーカーを含む。
【0661】
本発明は、以下のものも包含する。
[発明1]
式I:
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
[式中、
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
の環系は、芳香族であり;
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
は、各々独立に、単結合および二重結合から選択され;
Yは、NまたはCRであり;
は、CR、CR1a、C(=O)、N、NR、O、およびSから選択され;
は、CR、C(=O)、N、NR、およびC(=NR2a)から選択され;
は、CRおよびNRから選択され;
は、CおよびNから選択され;かつXは、Cであるか;または
は、Cであり;かつXは、CおよびNから選択されるが;
ただし:
(i)X、X、X、X、Xおよび
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
のそれぞれについての選択が、適正な原子価を維持し;
(ii)XがOまたはSである場合に、XがNRではなく、かつ
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
が−C(=O)−CR−ではなく;
(iii)XがNRである場合に、
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
が−NR−NR−ではなく;
(iv)XがNである場合に、
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
が=N−NR−NR−ではなく;かつ
(v)XがNである場合に、
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
が−NR−NR−ではなく、かつ
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
が−CR1a−NR−CR=ではないことを条件とし;
は、H、ハロ、CN、NH、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、およびC1〜3ハロアルキルから選択され;
1aは、H、ハロ、CN、NH、C1〜3アルキル、およびC1〜3ハロアルキルから選択され;
2aは、CN、OH、OCH、およびNOから選択され;
は、H、ハロ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキル−S−、CN、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、C(=NR)R、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから選択され;この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6アルコキシ、およびC1〜6アルキル−S−は、それぞれ、Cy、ハロ、CN、NO、OR、SR、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
別法では、Rは、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、それぞれ、ハロ、R21、Cy、CN、NO、OR、SR、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから独立に選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されていてもよいが;
ただし、
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
が−N=CR−NR−であり、XがCであり、かつXがCであり;かつCyが、1個または複数個の窒素原子を有する非置換または置換の3〜10員の飽和ヘテロシクロアルキレンであるか、またはCy4Aが、1個または複数個の窒素原子を有する非置換または置換の3〜10員の飽和ヘテロシクロアルキレンである場合に、Rが、H、ハロ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキル−S−、CN、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、C(=NR)R、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから選択されることを条件とし;この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6アルコキシ、およびC1〜6アルキル−S−は、それぞれ、Cy、ハロ、CN、NO、OR、SR、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各R21は、独立に、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、およびC2〜6アルキニルは、それぞれ、Cy、ハロ、CN、NO、OR、SR、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
別法では、2個のR21基が、同じ炭素原子に結合している場合に、その2個のR21基は、それらが結合している炭素原子と一緒に、3〜7員のシクロアルキル環または3〜7員のヘテロシクロアルキル環を形成しており、この際、前記ヘテロシクロアルキル環の1または2個の環員は、独立に、N、O、およびSから選択され;かつ前記シクロアルキル環およびヘテロシクロアルキル環は、それぞれ、ハロ、OH、CN、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、およびC1〜3ハロアルキルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Cyは、独立に、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、それぞれ、ハロ、R22、CN、NO、OR、SR、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから独立に選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されていてもよく;
各R、R、およびRは、独立に、H、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、それぞれ、ハロ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、CN、NO、ORa1、SRa1、C(=O)Rb1、C(=O)NRc1d1、C(=O)ORa1、OC(=O)Rb1、OC(=O)NRc1d1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(=O)Rb1、NRc1C(=O)ORa1、NRc1C(=O)NRc1d1、NRc1S(=O)Rb1、NRc1S(=O)b1、NRc1S(=O)NRc1d1、S(=O)Rb1、S(=O)NRc1d1、S(=O)b1、およびS(=O)NRc1d1から独立に選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されていてもよく;
各Rは、独立に、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、それぞれ、ハロ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、CN、NO、ORa1、SRa1、C(=O)Rb1、C(=O)NRc1d1、C(=O)ORa1、OC(=O)Rb1、OC(=O)NRc1d1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(=O)Rb1、NRc1C(=O)ORa1、NRc1C(=O)NRc1d1、NRc1S(=O)Rb1、NRc1S(=O)b1、NRc1S(=O)NRc1d1、S(=O)Rb1、S(=O)NRc1d1、S(=O)b1、およびS(=O)NRc1d1から独立に選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されていてもよく;
各Rは、独立に、H、CN、OH、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、NO、C(O)(C1〜4アルキル)、およびS(=O)(C1〜4アルキル)から選択され;
各R22は、独立に、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、およびC2〜6アルキニルは、それぞれ、Cy、ハロ、CN、NO、ORa1、SRa1、C(=O)Rb1、C(=O)NRc1d1、C(=O)ORa1、OC(=O)Rb1、OC(=O)NRc1d1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(=O)Rb1、NRc1C(=O)ORa1、NRc1C(=O)NRc1d1、NRc1S(=O)Rb1、NRc1S(=O)b1、NRc1S(=O)NRc1d1、S(=O)Rb1、S(=O)NRc1d1、S(=O)b1、およびS(=O)NRc1d1から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Ra1、Rc1、およびRd1は、独立に、H、C1〜3アルキル、C2〜3アルケニル、C2〜3アルキニル、およびC1〜3ハロアルキルから選択され;
各Rb1は、独立に、C1〜3アルキル、C2〜3アルケニル、C2〜3アルキニル、およびC1〜3ハロアルキルから選択され;
各Re1は、独立に、H、CN、OH、C1〜4アルキル、およびC1〜4アルコキシから選択され;
各Cyは、独立に、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、それぞれ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、NO、ORa1、SRa1、C(=O)Rb1、C(=O)NRc1d1、C(=O)ORa1、OC(=O)Rb1、OC(=O)NRc1d1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(=O)Rb1、NRc1C(=O)ORa1、NRc1C(=O)NRc1d1、NRc1S(=O)Rb1、NRc1S(=O)b1、NRc1S(=O)NRc1d1、S(=O)Rb1、S(=O)NRc1d1、S(=O)b1、およびS(=O)NRc1d1から独立に選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されていてもよく;
は、Cy、−Cy4A−Cy、−Cy4A−Y−Cy、−Cy4A−Y−Cy5A−Cy、−Cy4A−Cy5A−Y−Cy、-Cy4A−Y−Cy5A−Y−Cy、または−Cy4A−Y−Cyから選択され;
Cyは、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく;
Cy4Aは、C6〜10アリーレン、C3〜10シクロアルキレン、5〜10員のヘテロアリーレン、および3〜10員のヘテロシクロアルキレンから選択され、この際、前記C6〜10アリーレン、C3〜10シクロアルキレン、5〜10員のヘテロアリーレン、および3〜10員のヘテロシクロアルキレンは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく;
は、Y11、C1〜6アルキレン、C2〜6アルケニレン、C2〜6アルキニレン、C1〜6アルキレン−Y11、C2〜6アルケニレン−Y11、C2〜6アルキニレン−Y11、Y11−C1〜6アルキレン、Y11−C2〜6アルケニレン、またはY11−C2〜6アルキニレンであり、この際、前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、それぞれ、ハロ、CN、OH、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、およびC1〜3ハロアルコキシから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
CyおよびCyは、それぞれ独立に、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
Cy5Aは、C6〜10アリーレン、C3〜10シクロアルキレン、5〜10員のヘテロアリーレン、および3〜10員のヘテロシクロアルキレンから選択され、この際、前記C6〜10アリーレン、C3〜10シクロアルキレン、5〜10員のヘテロアリーレン、および3〜10員のヘテロシクロアルキレンは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
は、Y21、C1〜6アルキレン、C2〜6アルケニレン、C2〜6アルキニレン、C1〜6アルキレン−Y21、C2〜6アルケニレン−Y21、C2〜6アルキニレン−Y21、Y21−C1〜6アルキレン、Y21−C2〜6アルケニレン、またはY21−C2〜6アルキニレンであり、この際、前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、それぞれ、ハロ、CN、OH、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、およびC1〜3ハロアルコキシから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
は、C1〜6アルキレン−Y31−C1〜6アルキレン、C1〜6アルキレン−Y31−C1〜6アルキレン−Y31、またはY31−C1〜6アルキレン−Y31−C1〜6アルキレンであり、この際、前記アルキレン基は、それぞれ、ハロ、CN、OH、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、およびC1〜3ハロアルコキシから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Cyは、独立に、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、それぞれ、1、2、3、4、または5個の独立に選択されるR33基で置換されていてもよく;
11、Y21、およびY31は、それぞれ独立に、O、S、C(=O)、C(=O)NR、C(=O)O、OC(=O)、OC(=O)NR、NR、NRC(=O)、NRC(=O)O、NRC(=O)NR、NRS(=O)、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから選択され;
各R31は、独立に、Cy、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、NO、ORa2、SRa2、C(=O)Rb2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、OC(=O)Rb2、OC(=O)NRc2d2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)Rb2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)Rb2、S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、およびC2〜6アルキニルは、それぞれ、ハロ、CN、NO、ORa2、SRa2、C(=O)Rb2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、OC(=O)Rb2、OC(=O)NRc2d2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)Rb2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)Rb2、S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各R32は、独立に、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、NO、ORa2、SRa2、C(=O)Rb2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、OC(=O)Rb2、OC(=O)NRc2d2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)Rb2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)Rb2、S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、およびC2〜6アルキニルは、それぞれ、ハロ、CN、NO、ORa2、SRa2、C(=O)Rb2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、OC(=O)Rb2、OC(=O)NRc2d2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)Rb2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)Rb2、S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各R33は、独立に、ハロ、OH、NO、CN、C1〜3アルキル、C2〜3アルケニル、C2〜3アルキニル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ−C1〜3アルキル、C3〜7シクロアルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルコキシ、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、ジ(C1〜3アルキル)アミノ、チオ、C1〜3アルキルチオ、C1〜3アルキルスルフィニル、C1〜3アルキルスルホニル、カルバミル、C1〜3アルキルカルバミル、ジ(C1〜3アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1〜3アルキルカルボニル、C1〜4アルコキシカルボニル、C1〜3アルキルカルボニルオキシ、C1〜3アルキルカルボニルアミノ、C1〜3アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜3アルキルアミノスルホニル、ジ(C1〜3アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1〜3アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1〜3アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1〜3アルキルアミノカルボニルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノカルボニルアミノから選択され;
別法では、2個のR33基が同じ炭素原子に結合している場合に、その2個のR33基は、それらが結合している炭素原子と一緒に、3〜7員のシクロアルキル環または3〜7員のヘテロシクロアルキル環を形成しており、この際、前記ヘテロシクロアルキル環の1または2個の環員は、独立に、N、O、およびSから選択され;かつ前記シクロアルキル環およびヘテロシクロアルキル環は、それぞれ、ハロ、OH、CN、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、およびC1〜3ハロアルキルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Ra2、Rc2、およびRd2は、独立に、H、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、およびC2〜6アルキニルは、それぞれ、R33から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Rb2は、独立に、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、およびC2〜6アルキニルは、それぞれ、R33から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Re2は、独立に、H、CN、OH、C1〜4アルキル、およびC1〜4アルコキシから選択され;
各Rは、独立に、HおよびC1〜3アルキルから選択され;
は、H、ハロ、CN、NH、C1〜3アルキル、およびC1〜3ハロアルキルから選択され;かつ
は、H、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、(C1〜4アルキル)アミノ、ジ(C1〜4アルキル)アミノ、C1〜4アルキル、C1〜4ハロアルキル、およびC1〜4アルコキシから選択される]
の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明2]
前記
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
の環系が芳香族であり;
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
が、各々独立に、単結合および二重結合から選択され;
Yが、NまたはCRであり;
が、CR、CR1a、C(=O)、N、NR、O、およびSから選択され;
が、CR、C(=O)、N、NR、およびC(=NR2a)から選択され;
が、CRおよびNRから選択され;
が、CおよびNから選択され;かつXがCであるか;または
が、Cであり;かつXが、CおよびNから選択されるが;
ただし:
(i)X、X、X、X、Xおよび
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
のそれぞれについての選択が、適正な原子価を維持し;
(ii)XがOまたはSである場合に、XがNRではなく、かつ
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
が−C(=O)−CR−ではなく;
(iii)XがNRである場合に、
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
が−NR−NR−ではなく;
(iv)XがNである場合に、
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
が=N−NR−NR−ではなく;かつ
(v)XがNである場合に、
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
が−NR−NR−ではなく、かつ
【化202】
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が−CR1a−NR−CR=ではないことを条件とし;
が、H、ハロ、CN、NH、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、およびC1〜3ハロアルキルから選択され;
1aが、H、ハロ、CN、NH、C1〜3アルキル、およびC1〜3ハロアルキルから選択され;
2aが、CN、OH、OCH、およびNOから選択され;
が、H、ハロ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキル−S−、CN、OC(=O)R、OC(=O)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、C(=NR)R、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから選択され;この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6アルコキシ、およびC1〜6アルキル−S−は、それぞれ、Cy、ハロ、CN、NO、OR、SR、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
別法では、Rが、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、それぞれ、ハロ、R21、Cy、CN、NO、OR、SR、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから独立に選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されていてもよく;
各R21が、独立に、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、およびC2〜6アルキニルは、それぞれ、Cy、ハロ、CN、NO、OR、SR、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
別法では、2個のR21基が同じ炭素原子に結合している場合に、その2個のR21基が、それらが結合している炭素原子と一緒に、3〜7員のシクロアルキル環または3〜7員のヘテロシクロアルキル環を形成しており、この際、前記ヘテロシクロアルキル環の1または2個の環員は、独立に、N、O、およびSから選択され;かつ前記シクロアルキル環およびヘテロシクロアルキル環は、それぞれ、ハロ、OH、CN、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、およびC1〜3ハロアルキルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Cyが、独立に、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、それぞれ、ハロ、R22、CN、NO、OR、SR、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから独立に選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されていてもよく;
各R、R、およびRが、独立に、H、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、それぞれ、ハロ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、CN、NO、ORa1、SRa1、C(=O)Rb1、C(=O)NRc1d1、C(=O)ORa1、OC(=O)Rb1、OC(=O)NRc1d1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(=O)Rb1、NRc1C(=O)ORa1、NRc1C(=O)NRc1d1、NRc1S(=O)Rb1、NRc1S(=O)b1、NRc1S(=O)NRc1d1、S(=O)Rb1、S(=O)NRc1d1、S(=O)b1、およびS(=O)NRc1d1から独立に選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されていてもよく;
各Rが、独立に、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、それぞれ、ハロ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、CN、NO、ORa1、SRa1、C(=O)Rb1、C(=O)NRc1d1、C(=O)ORa1、OC(=O)Rb1、OC(=O)NRc1d1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(=O)Rb1、NRc1C(=O)ORa1、NRc1C(=O)NRc1d1、NRc1S(=O)Rb1、NRc1S(=O)b1、NRc1S(=O)NRc1d1、S(=O)Rb1、S(=O)NRc1d1、S(=O)b1、およびS(=O)NRc1d1から独立に選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されていてもよく;
各Rが、独立に、H、CN、OH、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、NO、C(O)(C1〜4アルキル)、およびS(=O)(C1〜4アルキル)から選択され;
各R22が、独立に、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、およびC2〜6アルキニルは、それぞれ、Cy、ハロ、CN、NO、ORa1、SRa1、C(=O)Rb1、C(=O)NRc1d1、C(=O)ORa1、OC(=O)Rb1、OC(=O)NRc1d1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(=O)Rb1、NRc1C(=O)ORa1、NRc1C(=O)NRc1d1、NRc1S(=O)Rb1、NRc1S(=O)b1、NRc1S(=O)NRc1d1、S(=O)Rb1、S(=O)NRc1d1、S(=O)b1、およびS(=O)NRc1d1から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Ra1、Rc1、およびRd1が、独立に、H、C1〜3アルキル、C2〜3アルケニル、C2〜3アルキニル、およびC1〜3ハロアルキから選択され;
各Rb1が、独立に、C1〜3アルキル、C2〜3アルケニル、C2〜3アルキニル、およびC1〜3ハロアルキルから選択され;
各Re1が、独立に、H、CN、OH、C1〜4アルキル、およびC1〜4アルコキシから選択され;
各Cyが、独立に、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、それぞれ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、NO、ORa1、SRa1、C(=O)Rb1、C(=O)NRc1d1、C(=O)ORa1、OC(=O)Rb1、OC(=O)NRc1d1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(=O)Rb1、NRc1C(=O)ORa1、NRc1C(=O)NRc1d1、NRc1S(=O)Rb1、NRc1S(=O)b1、NRc1S(=O)NRc1d1、S(=O)Rb1、S(=O)NRc1d1、S(=O)b1、およびS(=O)NRc1d1から独立に選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されていてもよく;
が、Cy、−Cy4A−Cy、−Cy4A−Y−Cy、−Cy4A−Y−Cy5A−Cy、−Cy4A−Cy5A−Y−Cy、-Cy4A−Y−Cy5A−Y−Cy、または−Cy4A−Y−Cyであり;
Cyが、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく、前記3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1個または複数個の窒素環員を有する飽和ヘテロシクロアルキル基ではなく;
Cy4Aが、C6〜10アリーレン、C3〜10シクロアルキレン、5〜10員のヘテロアリーレン、および3〜10員のヘテロシクロアルキレンから選択され、この際、前記C6〜10アリーレン、C3〜10シクロアルキレン、5〜10員のヘテロアリーレン、および3〜10員のヘテロシクロアルキレンは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく、前記3〜10員のヘテロシクロアルキレンは、1個または複数個の窒素環員を有する飽和ヘテロシクロアルキレン基ではなく;
が、Y11、C1〜6アルキレン、C2〜6アルケニレン、C2〜6アルキニレン、C1〜6アルキレン−Y11、C2〜6アルケニレン−Y11、C2〜6アルキニレン−Y11、Y11−C1〜6アルキレン、Y11−C2〜6アルケニレン、またはY11−C2〜6アルキニレンであり、この際、前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、それぞれ、ハロ、CN、OH、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、およびC1〜3ハロアルコキシから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
CyおよびCyが、それぞれ独立に、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
Cy5Aが、C6〜10アリーレン、C3〜10シクロアルキレン、5〜10員のヘテロアリーレン、および3〜10員のヘテロシクロアルキレンから選択され、この際、前記C6〜10アリーレン、C3〜10シクロアルキレン、5〜10員のヘテロアリーレン、および3〜10員のヘテロシクロアルキレンは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
が、Y21、C1〜6アルキレン、C2〜6アルケニレン、C2〜6アルキニレン、C1〜6アルキレン−Y21、C2〜6アルケニレン−Y21、C2〜6アルキニレン−Y21、Y21−C1〜6アルキレン、Y21−C2〜6アルケニレン、またはY21−C2〜6アルキニレンであり、この際、前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、それぞれ、ハロ、CN、OH、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、およびC1〜3ハロアルコキシから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
が、C1〜6アルキレン−Y31−C1〜6アルキレン、C1〜6アルキレン−Y31−C1〜6アルキレン−Y31、またはY31−C1〜6アルキレン−Y31−C1〜6アルキレンであり、この際、前記アルキレン基は、それぞれ、ハロ、CN、OH、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルキル、およびC1〜3ハロアルコキシから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Cyが、独立に、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、それぞれ、1、2、3、4、または5個の独立に選択されるR33基で置換されていてもよく;
11、Y21、およびY31が、それぞれ独立に、O、S、C(=O)、C(=O)NR、C(=O)O、OC(=O)、OC(=O)NR、NR、NRC(=O)、NRC(=O)O、NRC(=O)NR、NRS(=O)、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから選択され;
各R31が、独立に、Cy、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、NO、ORa2、SRa2、C(=O)Rb2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、OC(=O)Rb2、OC(=O)NRc2d2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)Rb2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)Rb2、S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、およびC2〜6アルキニルは、それぞれ、ハロ、CN、NO、ORa2、SRa2、C(=O)Rb2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、OC(=O)Rb2、OC(=O)NRc2d2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)Rb2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)Rb2、S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各R32が、独立に、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、NO、ORa2、SRa2、C(=O)Rb2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、OC(=O)Rb2、OC(=O)NRc2d2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)Rb2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)Rb2、S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、およびC2〜6アルキニルは、それぞれ、ハロ、CN、NO、ORa2、SRa2、C(=O)Rb2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、OC(=O)Rb2、OC(=O)NRc2d2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)Rb2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)Rb2、S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各R33が、独立に、ハロ、OH、NO、CN、C1〜3アルキル、C2〜3アルケニル、C2〜3アルキニル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ−C1〜3アルキル、C3〜7シクロアルキル、C1〜3アルコキシ、C1〜3ハロアルコキシ、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、ジ(C1〜3アルキル)アミノ、チオ、C1〜3アルキルチオ、C1〜3アルキルスルフィニル、C1〜3アルキルスルホニル、カルバミル、C1〜3アルキルカルバミル、ジ(C1〜3アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1〜3アルキルカルボニル、C1〜4アルコキシカルボニル、C1〜3アルキルカルボニルオキシ、C1〜3アルキルカルボニルアミノ、C1〜3アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜3アルキルアミノスルホニル、ジ(C1〜3アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1〜3アルキルアミノスルホニルアミノ、ジ(C1〜3アルキル)アミノスルホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1〜3アルキルアミノカルボニルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノカルボニルアミノから選択され;
別法では、2個のR33基が同じ炭素原子に結合している場合に、その2個のR33基が、それらが結合している炭素原子と一緒に、3〜7員のシクロアルキル環または3〜7員のヘテロシクロアルキル環を形成しており、この際、前記ヘテロシクロアルキル環の1または2個の環員は、独立に、N、O、およびSから選択され;かつ前記シクロアルキル環およびヘテロシクロアルキル環は、それぞれ、ハロ、OH、CN、C1〜3アルキル、C1〜3アルコキシ、およびC1〜3ハロアルキルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Ra2、Rc2、およびRd2が、独立に、H、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、およびC2〜6アルキニルは、それぞれ、R33から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Rb2が、独立に、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、およびC2〜6アルキニルは、それぞれ、R33から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Re2が、独立に、H、CN、OH、C1〜4アルキル、およびC1〜4アルコキシから選択され;
各Rが、独立に、HおよびC1〜3アルキルから選択され;
が、H、ハロ、CN、NH、C1〜3アルキル、およびC1〜3ハロアルキルから選択され;かつ
が、H、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、(C1〜4アルキル)アミノ、ジ(C1〜4アルキル)アミノ、C1〜4アルキル、C1〜4ハロアルキル、およびC1〜4アルコキシから選択される、
発明1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明3]
YがCRである、発明1〜2のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明4]
が、HまたはC1〜6アルキルであり、この際、前記C1〜6アルキルは、ハロ、CN、OR、NR、NRC(=O)R、およびNRS(=O)から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;各R、R、およびRは、独立に、HおよびC1〜3アルキルから選択され;各Rは、独立に、C1〜3アルキルから選択される、発明1〜3のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明5]
が、H、メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、この際、前記メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルは、それぞれ、ハロ、CN、OR、NR、NRC(=O)R、およびNRS(=O)から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;各R、R、およびRは、独立に、H、メチル、およびエチルから選択され;各Rは、独立に、メチルおよびエチルから選択されるか;または
別法では、Rが、シクロプロピルまたはアゼチジン環であり、これらは、それぞれ、1、2、または3個の独立に選択されるR21基で置換されていてもよく;かつ
各R21が、独立に、C1〜3アルキルである、
発明1〜3のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明6]
が−CH−OH、−CH(CH)−OH、または−CH−NHSOCHである、発明1〜3のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明7]
がHである、発明1〜6のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明8]
がHである、発明1〜7のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明9]
がCyである、発明1〜8のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明10]
が、Cy、−Cy4A−Cy、または−Cy4A−Y−Cyである、発明1〜8のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明11]
が、−Cy4A−Cyまたは−Cy4A−Y−Cyであり;この際、Yは、C1〜4アルキレンまたはY11−C1〜4アルキレンであり;Y11は、C(=O)である、発明1〜8のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明12]
Cyが、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよいが、ただし、前記3〜10員のヘテロシクロアルキルが、1個または複数個の窒素環員を有する飽和ヘテロシクロアルキル基ではないことを条件とする、発明1〜10のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明13]
CyがC3〜10シクロアルキルであり、これは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよい、発明1〜10のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明14]
CyがC3〜7シクロアルキルから選択され、これは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよい、発明1〜10のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明15]
Cyがシクロヘキシルから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよい、発明1〜10のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明16]
Cyがテトラヒドロ−2H−ピラン環であり、これは、1または2個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよい、発明1〜10のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明17]
Cyが、フェニル、シクロヘキシル、テトラヒドロ−2H−ピラン環、ピペリジン環、またはピロリジン環であり、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよい、発明1〜10のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明18]
Cyがピペリジン−4−イルであり、これは、1または2個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよい、発明1〜10のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明19]
Cy4Aが、C3〜10シクロアルキレンおよび3〜10員のヘテロシクロアルキレンから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよいが、ただし、前記3〜10員のヘテロシクロアルキレンが、1個または複数個の窒素環員を有する飽和ヘテロシクロアルキレン基ではないことを条件とする、発明1〜8および10〜11のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明20]
Cy4AがC3〜10シクロアルキレンから選択され、これは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよい、発明1〜8および10〜11のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明21]
Cy4AがC3〜7シクロアルキレンから選択され、これは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよい、発明1〜8および10〜11のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明22]
Cy4Aが、シクロプロピレン、シクロブチレン、シクロペンチレン、シクロヘキシレン、およびシクロヘプチレンから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよい、発明1〜8および10〜11のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明23]
Cy4Aがシクロヘキシレンから選択され、これらは、それぞれ、1または2個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよい、発明1〜8および10〜11のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明24]
Cyが、C6〜10アリールまたは5〜10員のヘテロアリールであり、これらは、それぞれ、1または2個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよい、発明1〜8、10〜11、および19〜23のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明25]
Cyが、ピリジン環、ピラゾール環、またはトリアゾール環であり、これらは、それぞれ、1または2個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよい、発明1〜8、10〜11、および19〜23のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明26]
Cyが1H−1,2,4−トリアゾリルである、発明1〜8、10〜11、および19〜23のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明27]
がCyであるが、ただし、Cyが、1個または複数個の窒素環員を有する3〜10員の飽和ヘテロシクロアルキルではないことを条件とし;かつRが、H、ハロ、シクロプロピル、シクロブチル、アゼチジン環、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキル−S−、CN、OC(=O)R、OC(=O)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、C(=NR)R、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから選択され;この際、前記C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6アルコキシ、およびC1〜6アルキル−S−は、それぞれ、ハロ、CN、NO、OR、SR、C(=O)R、C(=O)NR、C(=O)OR、OC(=O)R、OC(=O)NR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NR、NRC(=O)R、NRC(=O)OR、NRC(=O)NR、NRS(=O)R、NRS(=O)、NRS(=O)NR、S(=O)R、S(=O)NR、S(=O)、およびS(=O)NRから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよい、発明1〜8のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明28]
各R31が、独立に、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa2、C(=O)Rb2、C(=O)ORa2、およびNRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキルは、それぞれ、ハロ、CN、ORa2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Ra2、Rc2、およびRd2が、独立に、H、C1〜6アルキル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルは、それぞれ、1、2、または3個のCNにより置換されていてもよく;かつ
各Rb2が、独立に、C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルから選択され、これらは、それぞれ、1、2、または3個のCNにより置換されていてもよい、
発明1〜27のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明29]
各R31が、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜4アルキル、C1〜4ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、C1〜3アルキルカルボニル、C1〜4アルコキシカルボニル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され、この際、前記C1〜4アルキル、C1〜3アルキルカルボニル、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノは、それぞれ、F、Cl、CN、カルバミル、C1〜3アルキルカルバミル、ジ(C1〜3アルキル)カルバミル、C1〜3アルキルアミノスルホニル、C1〜3アルキルスルホニル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよい、発明1〜27のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明30]
各R32が、独立に、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa2、およびNRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキルは、それぞれ、ハロ、CN、ORa2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Ra2、Rc2、およびRd2が、独立に、H、C1〜6アルキル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され;かつ
各Rb2が、独立に、C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルから選択される、
発明1〜8、10〜11、および19〜23のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明31]
各R32が、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され、この際、前記C1〜3アルキルおよびジ(C1〜3アルキル)アミノは、F、Cl、C1〜3アルキルアミノスルホニル、およびC1〜3アルキルスルホニルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよい、発明1〜8、10〜11、および19〜23のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明32]
がC1〜6アルキルであり、これは、ハロ、CN、OH、C1〜6アルコキシ、S(C1〜6アルキル)、C(=O)(C1〜6アルキル)、C(=O)NH、C(=O)NH(C1〜6アルキル)、C(=O)N(C1〜6アルキル)、C(=O)O(C1〜6アルキル)、OC(=O)(C1〜6アルキル)、OC(=O)NH、OC(=O)NH(C1〜6アルキル)、OC(=O)N(C1〜6アルキル)、C(=NH)NH、C(=NH)NH(C1〜6アルキル)、C(=NH)N(C1〜6アルキル)、NHC(=NH)NH、NHC(=NH)NH(C1〜6アルキル)、NHC(=NH)N(C1〜6アルキル)、NH、NH(C1〜6アルキル)、N(C1〜6アルキル)、NHC(=O)(C1〜6アルキル)、N(C1〜6アルキル)C(=O)(C1〜6アルキル)、NHC(=O)(C1〜6アルキル)、NHC(=O)O(C1〜6アルキル)、N(C1〜6アルキル)C(=O)O(C1〜6アルキル)、NHC(=O)NH、NHC(=O)NH(C1〜6アルキル)、NHC(=O)N(C1〜6アルキル)、NHS(=O)(C1〜6アルキル)、N(C1〜6アルキル)S(=O)(C1〜6アルキル)、NHS(=O)(C1〜6アルキル)、N(C1〜6アルキル)S(=O)(C1〜6アルキル)、NHS(=O)NH、NHS(=O)NH(C1〜6アルキル)、NHS(=O)N(C1〜6アルキル)、S(=O)(C1〜6アルキル)、S(=O)NH、S(=O)NH(C1〜6アルキル)、S(=O)N(C1〜6アルキル)、S(=O)(C1〜6アルキル)、S(=O)NH、S(=O)NH(C1〜6アルキル)、およびS(=O)N(C1〜6アルキル)から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
が、Cyまたは−Cy4A−Cyであり;
Cyが、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく;
Cy4Aが、C6〜10アリーレン、C3〜10シクロアルキレン、5〜10員のヘテロアリーレン、および3〜10員のヘテロシクロアルキレンから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく;
Cyが、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
各R31が、独立に、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa2、およびNRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキルは、それぞれ、ハロ、CN、ORa2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各R32が、独立に、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa2、およびNRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキルは、それぞれ、ハロ、CN、ORa2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Ra2、Rc2、およびRd2が、独立に、H、C1〜6アルキル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され;
各Rb2が、独立に、C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルから選択され;
がHであり;かつ
がHである、
発明1もしくは2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明33]
がC1〜6アルキルであり、これは、ハロ、CN、OR、およびNRS(=O)から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;各RおよびRは、独立に、HおよびC1〜3アルキルから選択され;かつ各Rは、独立に、C1〜3アルキルから選択され;
が、Cyまたは−Cy4A−Cyであり;
Cyが、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく;
Cy4Aが、C6〜10アリーレン、C3〜10シクロアルキレン、5〜10員のヘテロアリーレン、および3〜10員のヘテロシクロアルキレンから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく;
Cyが、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、この際、前記C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および3〜10員のヘテロシクロアルキルは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
各R31が、独立に、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa2、およびNRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキルは、それぞれ、ハロ、CN、ORa2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各R32が、独立に、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa2、およびNRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキルは、それぞれ、ハロ、CN、ORa2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Ra2、Rc2、およびRd2が、独立に、H、C1〜6アルキル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され;
各Rb2が、独立に、C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルから選択され;
がHであり;かつ
がHである、
発明1もしくは2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明34]
が、H、メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、この際、前記メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルは、それぞれ、ハロ、CN、OR、NR、NRC(=O)R、およびNRS(=O)から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;各R、R、およびRは、独立に、H、メチル、およびエチルから選択され;かつ各Rは、独立に、メチルおよびエチルから選択されるか;または
別法では、Rが、シクロプロピルまたはアゼチジン環であり、これらは、それぞれ、1、2、または3個の独立に選択されるR21基で置換されていてもよいが;
ただし、
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
が−N=CR−NR−であり、XがCであり、かつXがCであり;かつCyが、1個または複数個の窒素原子を有する非置換または置換の3〜10員の飽和ヘテロシクロアルキレンであるか、またはCy4Aが、1個または複数個の窒素原子を有する非置換または置換の3〜10員の飽和ヘテロシクロアルキレンである場合に、Rが、H、メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルから選択されることを条件とし、この際、前記メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルは、それぞれ、ハロ、CN、OR、NR、NRC(=O)R、およびNRS(=O)から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;各R、R、およびRは、独立に、H、メチル、およびエチルから選択され;かつ各Rは、独立に、メチルおよびエチルから選択され;
各R21が、独立にC1〜3アルキルであり;
が、Cy、−Cy4A−Cy、または−Cy4A−Y−Cyであり;
が、C1〜4アルキレンまたはY11−C1〜4アルキレンであり;
11が、C(=O)であり;
Cyが、C6〜10アリール、C3〜10シクロアルキル、および3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく;
Cy4Aが、C3〜10シクロアルキレンおよび3〜10員のヘテロシクロアルキレンから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく;
Cyが、C6〜10アリールまたは5〜10員のヘテロアリールであり、これらは、それぞれ、1または2個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
各R31またはR32が、それぞれ独立に、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa2、C(=O)Rb2、C(=O)ORa2、およびNRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキルは、それぞれ、ハロ、CN、ORa2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Ra2、Rc2、およびRd2が、独立に、H、C1〜6アルキル、およびC1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルは、それぞれ、1、2、または3個のCNにより置換されていてもよく;
各Rb2が、独立に、C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルから選択され、これらは、それぞれ、1、2、または3個のCNにより置換されていてもよく;
がHであり;かつ
がHである、
発明1もしくは2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明35]
が、H、メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルであり、この際、前記メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルは、それぞれ、ハロ、CN、OR、NR、NRC(=O)R、およびNRS(=O)から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;各R、R、およびRは、独立に、H、メチル、およびエチルから選択され;かつ各Rは、独立に、メチルおよびエチルから選択されるか;または
別法では、Rが、シクロプロピルまたはアゼチジン環であり、これらは、それぞれ、1、2、または3個の独立に選択されるR21基で置換されていてもよく;
ただし、
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
が−N=CR−NR−であり、XがCであり、かつXがCであり;かつCyが、1個または複数個の窒素原子を有する非置換または置換の3〜10員の飽和ヘテロシクロアルキレンであるか、またはCy4Aが、1個または複数個の窒素原子を有する非置換または置換の3〜10員の飽和ヘテロシクロアルキレンである場合に、Rが、H、メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルから選択されることを条件とし、この際、前記メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルは、それぞれ、ハロ、CN、OR、NR、NRC(=O)R、およびNRS(=O)から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;各R、R、およびRは、独立に、H、メチル、およびエチルから選択され;かつ各Rは、独立に、メチルおよびエチルから選択され;
各R21が、独立に、C1〜3アルキルであり;
が、Cy、−Cy4A−Cy、または−Cy4A−Y−Cyであり;
が、C1〜4アルキレン、Y11−C1〜4アルキレン、またはC1〜6アルキレン−Y11であり;
11が、C(=O)またはNHC(=O)Oであり;
Cyが、フェニル、C3〜7シクロアルキル、および4〜6員のヘテロシクロアルキルから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく;Cy4Aは、C3〜7シクロアルキレンおよび4〜6員のヘテロシクロアルキレンから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく;
Cyが、フェニル、4〜6員のヘテロシクロアルキル、または5〜6員のヘテロアリールであり、これらは、それぞれ、1または2個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
各R31またはR32が、それぞれ独立に、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa2、C(=O)Rb2、C(=O)ORa2、およびNRc2d2から選択され;この際、前記C1〜6アルキルは、それぞれ、ハロ、CN、ORa2、C(=O)NRc2d2、C(=O)ORa2、NRc2d2、NRc2C(=O)Rb2、NRc2C(=O)ORa2、NRc2C(=O)NRc2d2、NRc2S(=O)b2、NRc2S(=O)NRc2d2、S(=O)b2、およびS(=O)NRc2d2から独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各Ra2、Rc2、およびRd2が、独立に、H、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキルから選択され、この際、前記C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルは、それぞれ、1、2、または3個のCNにより置換されていてもよく;
各Rb2が、独立に、C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルから選択され、これらは、それぞれ、1、2、または3個のCNにより置換されていてもよく;
がHであり;かつ
がHである、
発明1もしくは2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明36]
が、−CH−OH、−CH(CH)−OH、または−CH−NHSOCHであり;
が、Cyであり;
Cyが、C3〜10シクロアルキルおよび3〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよいが、ただし、前記3〜10員のヘテロシクロアルキルが、1個または複数個の窒素環員を有する飽和ヘテロシクロアルキル基ではないことを条件とし;
各R31が、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され、この際、前記C1〜3アルキルおよびジ(C1〜3アルキル)アミノは、F、Cl、C1〜3アルキルアミノスルホニル、およびC1〜3アルキルスルホニルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
がHであり;かつ
がHである、
発明1もしくは2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明37]
が、−CH−OH、−CH(CH)−OH、または−CH−NHSOCHであり;
が−Cy4A−Cyであり;
Cy4Aが、C3〜10シクロアルキレンおよび3〜10員のヘテロシクロアルキレンから選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよいが、ただし、前記3〜10員のヘテロシクロアルキレンが、1個または複数個の窒素環員を有する飽和ヘテロシクロアルキレン基ではないことを条件とし;
Cyが5〜10員のヘテロアリールから選択され、これは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
各R31が、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され、この際、前記C1〜3アルキルおよびジ(C1〜3アルキル)アミノは、F、Cl、C1〜3アルキルアミノスルホニル、およびC1〜3アルキルスルホニルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各R32が、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され、この際、前記C1〜3アルキルおよびジ(C1〜3アルキル)アミノは、F、Cl、C1〜3アルキルアミノスルホニル、およびC1〜3アルキルスルホニルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
がHであり;かつ
がHである、
発明1もしくは2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明38]
が、−CH−OH、−CH(CH)−OH、または−CH−NHSOCHであり;
が、Cyまたは−Cy4A−Cyであり;
Cyが、シクロヘキシルおよび2H−テトラヒドロフラン環から選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく;
Cy4Aが、シクロヘキシレンおよび2H−テトラヒドロフラン環から選択され、これらは、それぞれ、1、2、3、または4個の独立に選択されるR31基で置換されていてもよく
Cyが、5〜10員のヘテロアリールから選択され、これは、1、2、3、または4個の独立に選択されるR32基で置換されていてもよく;
各R31が、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され、この際、前記C1〜3アルキルおよびジ(C1〜3アルキル)アミノは、F、Cl、C1〜3アルキルアミノスルホニル、およびC1〜3アルキルスルホニルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
各R32が、独立に、CN、OH、F、Cl、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シアノ−C1〜3アルキル、HO−C1〜3アルキル、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、およびジ(C1〜3アルキル)アミノから選択され、この際、前記C1〜3アルキルおよびジ(C1〜3アルキル)アミノは、F、Cl、C1〜3アルキルアミノスルホニル、およびC1〜3アルキルスルホニルから独立に選択される1、2、または3個の置換基で置換されていてもよく;
がHであり;かつ
がHである、
発明1もしくは2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明39
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
が−N=CR−NR−であり、XがCであり、XがCであり、かつYがCRであるか;または
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
が−CR=CR−NR−であり、XがCであり、XがCであり、かつYがCRであるか;または
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
が−CR1a−C(=O)−NR−であり、XがCであり、XがCであり、かつYがCRであるか;または
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
が−O−C(=O)−NR−であり、XがCであり、XがCであり、かつYがCRであるか;または
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
が=N−CR=CR−であり、XがNであり、XがCであり、かつYがCRである、
発明1〜38のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明40]
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
が−N=CR−NR−であり、XがCであり、XがCであり、かつYがCRであるか;または
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
が−CR=CR−NR−であり、XがCであり、XがCであり、かつYがCRであるか;または
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
が−CR1a−C(=O)−NR−であり、XがCであり、XがCであり、かつYがCRであるか;または
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
が−O−C(=O)−NR−であり、XがCであり、XがCであり、かつYがCRであるか;または
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
が=N−CR=CR−であり、XがNであり、XがCであり、かつYがCRであるか;または
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
が−N=N−NR−であり、XがCであり、XがCであり、かつYがCRであるか;または
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
が−NR−C(=O)−NR−であり、XがCであり、XがCであり、かつYがCRであるか;または
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
が−N=CR−CR=であり、XがCであり、XがNであり、かつYがCRであるか;または
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
が−CR=CR−CR=であり、XがCであり、XがNであり、かつYがCRであるか;または
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
が=N−N=CR−であり、XがNであり、XがCであり、かつYがCRであるか;または
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
が=CR−N=CR−であり、XがNであり、XがCであり、かつYがCRであるか;または
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
が=CR−CR=CR−であり、XがNであり、XがCであり、かつYがCRであるか;または
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
が−CR=N−NR−であり、XがCであり、XがCであり、かつYがCRであるか;または
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
が−O−N=CR−であり、XがCであり、XがCであり、かつYがCRであるか;または
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
が−NR−N=CR−であり、XがCであり、XがCであり、かつYがCRであるか;または
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
が−S−N=CR−であり、XがCであり、XがCであり、かつYがCRであるか;または
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
が−O−CR=CR−であり、XがCであり、XがCであり、かつYがCRであるか;または
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
が−S−CR=CR−であり、XがCであり、XがCであり、かつYがCRであるか;または
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
が=N−NR−CR−であり、XがCであり、XがCであり、かつYがCRであるか;または
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
が−C(=O)−NR−CR−であり、XがCであり、XがCであり、かつYがCRである、
発明1〜38のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明41]
式IIa:
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
を有する、発明1〜8、10〜11、19〜23、28〜35、および37〜38のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明42]
式IIb:
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
を有する、発明1〜8、10〜11、19〜23、28〜35、および37〜38のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明43]
式IIc:
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
を有する、発明1〜18、27、32〜36、および38のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明44]
式IId:
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
を有する、発明1〜18、27、32〜36、および38のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明45]
式IIIa:
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
を有する、発明1〜18、27、32〜36、および38のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明46]
式IIIb:
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
を有する、発明1〜8、10〜11、19〜23、28〜35、および37〜38のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明47]
(1R)−1−{1−[(3S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール;
(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル;
トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキサノール;
(1R)−1−(1−{トランス−4−[(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]シクロヘキシル}−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)エタノール;
(1R)−1−(1−{トランス−4−[2−(メチルスルホニル)エチル]シクロヘキシル}−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)エタノール;
(1R)−1−{1−[シス−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール;
シス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキサンカルボニトリル;
3−(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)プロパンニトリル;
(1R)−1−[1−(3−フルオロピペリジン−4−イル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル]エタノール;
(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル;
(1R)−1−{1−[トランス−4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール;
(1R)−1−{1−[トランス−4−(フルオロメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール;
(1R)−1−(1−シクロヘキシル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)エタノール;
1−(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)−N−メチルメタンスルホンアミド;
(1R)−1−{1−[1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール;
3−(4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−イル)プロパンニトリル;
{トランス−4−[2−(ヒドロキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]シクロヘキシル}アセトニトリル;
N−({1−[トランス−4−(シアノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}メチル)メタンスルホンアミド;
(1R)−1−{1−[(3S)−6−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール;
((2R,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)アセトニトリル;
((2S,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)アセトニトリル;
N−((1−((2S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド;および
(トランス−4−{7−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−8H−ピロロ[2,3−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−8−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル
から選択される、発明1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明48]
(1−ヒドロキシ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル;
{(2E)−1−[トランス−4−(シアノメチル)シクロヘキシル]−1,3−ジヒドロ−2H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イリデン}シアナミド;
[トランス−4−(2−シクロプロピル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル;
[トランス−4−(2−イソプロピル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル;
[トランス−4−(2−アゼチジン−3−イル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル;
2{トランス−4−[2−(1−メチルアゼチジン−3−イル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]シクロヘキシル}アセトニトリル;
3−[(シス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アミノ]プロパンニトリル;
N−エチル−2−(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトアミド;
3−(3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)プロパンニトリル;
[4−(7−メチルイミダゾ[1,2−a]チエノ[3,2−e]ピラジン−8−イル)フェニル]アセトニトリル;
[(1R,2R,4S)−2−ヒドロキシ−4−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル;
[(1S,2S,4R)−2−ヒドロキシ−4−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル;
[(1R,2R,4S)−4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−メトキシシクロヘキシル]アセトニトリル;
[(1S,2S,4R)−4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−メトキシシクロヘキシル]アセトニトリル;
((1R,2R,4S)−2−ヒドロキシ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル;
((1S,2S,4R)−2−ヒドロキシ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル;
((1R,2S,4S)−2−ヒドロキシ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル;
((1S,2R,4R)−2−ヒドロキシ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル;
[(2R,5S)−5−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]アセトニトリル;
[(2R,5S)−5−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]アセトニトリル;
[(1R,2S,4S)−4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アセトニトリル;
[(1S,2R,4R)−4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アセトニトリル;
[(1R,2S,4S)−4−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アセトニトリル;
[(1S,2R,4R)−4−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]アセトニトリル;
[(2R,5S)−5−(2−イソプロピル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]アセトニトリル;
[(2R,5S)−5−(2−シクロプロピル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル]アセトニトリル;
((2S,5R)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)アセトニトリル;
((2R,5S)−5−{2−[(1S)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)アセトニトリル;
[4−(8−メチルピラゾロ[1,5−c]チエノ[2,3−e]ピリミジン−9−イル)フェニル]アセトニトリル;
[トランス−4−(2−エチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル;
[トランス−4−(2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル;
((1R,3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロペンチル)アセトニトリル;
エチル(3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−カルボキシレート;
3−((3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−イル)−3−オキソプロパンニトリル;
(1R)−1−{1−[(3S)−1−(4,4,4−トリフルオロブタノイル)ピペリジン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール;
(1R)−1−(1−{(3S)−1−[3−(1H−ピラゾール−4−イル)プロパノイル]ピペリジン−3−イル}−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル)エタノール;
(1R)−1−{1−[(3S)−1−(3−ピリジン−3−イルプロパノイル)ピペリジン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール;
(1R)−1−{1−[(3S)−1−(3−フェニルブタノイル)ピペリジン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール;
3−((3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−イル)プロパンニトリル;
(1R)−1−{1−[(3S)−1−(3−フェニルプロパノイル)ピペリジン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール;
4−((3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−イル)−4−オキソブタンニトリル;
5−((3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−イル)−5−オキソペンタンニトリル;
(1R)−1−{1−[1−(4,4,4−トリフルオロブチル)ピペリジン−4−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール;
(4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピペリジン−1−イル)アセトニトリル;
3−((3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピロリジン−1−イル)プロパンニトリル;
3−((3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピロリジン−1−イル)−3−オキソプロパンニトリル;
(1R)−1−{1−[(3S)−1−(4,4,4−トリフルオロブチル)ピロリジン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エタノール;
4−((3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピロリジン−1−イル)ブタンニトリル;
5−((3S)−3−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}ピロリジン−1−イル)ペンタンニトリル;
((1R,2R,4S)−2−アミノ−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)アセトニトリル;
{(2R,5S)−5−[2−(1−アミノエチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリル;
N−(1−{1−[(3S,6R)−6−(シアノメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}エチル)アセトアミド;
((2R,5S)−5−{2−[1−(メチルアミノ)エチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)アセトニトリル;
{(2R,5S)−5−[2−(1−フルオロエチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリル;および
[4−(ヒドロキシメチル)−4−(1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル
から選択される、発明1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明49]
{(2R,5S)−5−[2−(シアノメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリル;
{(2S,5S)−5−[2−(シアノメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリル;
N−[((2R,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル]メタンスルホンアミド;
イソプロピル[((2R,5S)−5−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル]カルバメート;
[トランス−4−(8−メチルピラゾロ[1,5−c]チエノ[2,3−e]ピリミジン−9−イル)シクロヘキシル]アセトニトリル;
メチル[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]カルバメート;
N−[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]アセトアミド;
N−[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]メタンスルホンアミド;
N’−[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]−N,N−ジメチル尿素;
エチル[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]カルバメート;
プロピル[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]カルバメート;
イソプロピル[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]カルバメート;
テトラヒドロフラン−3−イル[(トランス−4−{2−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル}シクロヘキシル)メチル]カルバメート;
メチル({トランス−4−[2−(シアノメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]シクロヘキシル}メチル)カルバメート;
エチル({トランス−4−[2−(シアノメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]シクロヘキシル}メチル)カルバメート;
イソプロピル({トランス−4−[2−(シアノメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]シクロヘキシル}メチル)カルバメート;
N−({トランス−4−[2−(シアノメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]シクロヘキシル}メチル)プロパンアミド;
{1−[トランス−4−(シアノメチル)シクロヘキシル]−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イル}アセトニトリル;および
{(2R,5S)−5−[2−(ヒドロキシメチル)−1H−イミダゾ[4,5−d]チエノ[3,2−b]ピリジン−1−イル]テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル}アセトニトリル
から選択される、発明1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[発明50]
発明1〜49のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体とを含む組成物。
[発明51]
JAK1を、発明1〜49のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩と接触させることを含む、JAK1の活性を阻害する方法。
[発明52]
前記化合物またはその薬学的に許容される塩が、JAK2よりもJAK1に対して選択的である、発明51に記載の方法。
[発明53]
自己免疫疾患、癌、骨髄増殖性障害、炎症性疾患、骨吸収疾患、または臓器移植拒絶の処置を必要とする患者に、治療有効量の、発明1〜49のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、前記患者において自己免疫疾患、癌、骨髄増殖性障害、炎症性疾患、骨吸収疾患、または臓器移植拒絶を処置する方法。
[発明54]
前記自己免疫疾患が、皮膚障害、多発性硬化症、関節リウマチ、乾癬性関節炎、若年性関節炎、I型糖尿病、狼瘡、炎症性腸疾患、クローン病、重症筋無力症、免疫グロブリン腎症、心筋炎、または自己免疫甲状腺障害である、発明53に記載の方法。
[発明55]
前記自己免疫疾患が関節リウマチである、発明53に記載の方法。
[発明56]
前記自己免疫疾患が皮膚障害である、発明53に記載の方法。
[発明57]
前記皮膚障害が、アトピー性皮膚炎、乾癬、皮膚感作、皮膚刺激、皮膚発疹、接触性皮膚炎、またはアレルギー性接触性感作である、発明56に記載の方法。
[発明58]
前記癌が固形腫瘍である、発明53に記載の方法。
[発明59]
前記癌が、前立腺癌、腎臓癌、肝癌、乳癌、肺癌、甲状腺癌、カポジ肉腫、カストルマン病、または膵臓癌である、発明53に記載の方法。
[発明60]
前記癌が、リンパ腫、白血病、または多発性骨髄腫である、発明53に記載の方法。
[発明61]
前記骨髄増殖性障害が、真性多血症(PV)、本態性血小板血症(ET)、原発性骨髄線維症(PMF)、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性骨髄性単球性白血病(CMML)、好酸球増加症候群(HES)、特発性骨髄線維症(IMF)、または全身性肥満細胞症(SMCD)である、発明53に記載の方法。
[発明62]
前記骨髄増殖性障害が骨髄線維症である、発明53に記載の方法。
[発明63]
前記骨髄増殖性障害が原発性骨髄線維症(PMF)である、発明53に記載の方法。
[発明64]
前記骨髄増殖性障害が真性多血症後骨髄線維症(Post−PV MF)である、発明53に記載の方法。
[発明65]
前記骨髄増殖性障害が本態性血小板血症後骨髄線維症(Post−ET MF)である、発明53に記載の方法。
[発明66]
前記骨吸収疾患が、骨粗鬆症、変形性関節症、ホルモンのアンバランスに関連する骨吸収、ホルモン療法に関連する骨吸収、自己免疫疾患に関連する骨吸収、または癌に関連する骨吸収である、発明53に記載の方法。
[発明67]
骨髄異形成症候群の処置を必要とする患者に、治療有効量の、発明1〜49のいずれか1つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、前記患者において骨髄異形成症候群を処置する方法。
また、本明細書に記載のものに加えて、本発明の様々な変更形態が、当業者には上述の記載から明らかであろう。そのような変更形態も、添付の特許請求の範囲内に該当することが意図されている。本出願において引用した特許、特許出願、および刊行物のすべてを含めた各参照文献は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。