特許第6359658号(P6359658)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6359658無認可スペクトルにわたってユーザ機器をページングすること
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6359658
(24)【登録日】2018年6月29日
(45)【発行日】2018年7月18日
(54)【発明の名称】無認可スペクトルにわたってユーザ機器をページングすること
(51)【国際特許分類】
   H04W 68/00 20090101AFI20180709BHJP
   H04W 48/10 20090101ALI20180709BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20180709BHJP
   H04W 16/14 20090101ALI20180709BHJP
   H04W 8/26 20090101ALI20180709BHJP
【FI】
   H04W68/00
   H04W48/10
   H04W72/04 131
   H04W16/14
   H04W8/26 110
【請求項の数】15
【全頁数】39
(21)【出願番号】特願2016-530073(P2016-530073)
(86)(22)【出願日】2014年7月25日
(65)【公表番号】特表2016-525843(P2016-525843A)
(43)【公表日】2016年8月25日
(86)【国際出願番号】US2014048206
(87)【国際公開番号】WO2015013623
(87)【国際公開日】20150129
【審査請求日】2017年6月30日
(31)【優先権主張番号】61/858,947
(32)【優先日】2013年7月26日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】14/340,420
(32)【優先日】2014年7月24日
(33)【優先権主張国】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100194814
【弁理士】
【氏名又は名称】奥村 元宏
(72)【発明者】
【氏名】ダムンジャノビック、アレクサンダー
(72)【発明者】
【氏名】チェン、ワンシ
(72)【発明者】
【氏名】ジ、ティンファン
(72)【発明者】
【氏名】ブシャン、ナガ
(72)【発明者】
【氏名】マラディ、ダーガ・プラサド
(72)【発明者】
【氏名】ウェイ、ヨンビン
(72)【発明者】
【氏名】ルオ、タオ
【審査官】 桑原 聡一
(56)【参考文献】
【文献】 特表2009−542136(JP,A)
【文献】 New Postcom,Detection of PCI, MIB, SIBs, and paging in dorminat interference HetNet[online], 3GPP TSG-RAN WG1#65 R1-111440,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_65/Docs/R1-111440.zip>,2011年 5月 9日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24−7/26
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器に宛てられたデータを受信することを備え
より長いグローバルユーザ機器識別情報に対して前記ユーザ機器のための短い識別情報を決定することと、
前記短い識別情報に基づいてマスタ情報ブロック(MIB)送信を識別することと、
前記短い識別情報に基づいて、前記ユーザ機器が前記データを受信するためにページについてリッスンすることを示すために前記MIB送信のスロット内のビットをアクティブにすることと、
前記MIBをブロードキャストすることと
によって特徴付けられる、ワイヤレス通信システムにおけるページングの方法。
【請求項2】
前記短い識別情報と、前記ユーザ機器がいつページングチャネル上でページを受信することを予想することができるのかを示すページングウィンドウとの間の相関を含むシステム情報ブロック(SIB)をブロードキャストすることをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記スロットが、時間とともに異なることができ、前記ユーザ機器および前記ユーザ機器と通信している他のネットワークエンティティに以前から知られていない、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
ユーザ機器に宛てられたデータを受信するための手段を備え
より長いグローバルユーザ機器識別情報に対して前記ユーザ機器のための短い識別情報を決定するための手段と、
前記短い識別情報に基づいてマスタ情報ブロック(MIB)送信を識別するための手段と、
前記短い識別情報に基づいて、前記ユーザ機器が前記データを受信するためにページについてリッスンすることを示すために前記MIB送信のスロット内のビットをアクティブにするための手段と、
前記MIBをブロードキャストするための手段と
によって特徴付けられる、ワイヤレス通信システムにおいてページングするための装置。
【請求項5】
セルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入ることを備え
ページング指示についてマスタ情報ブロック(MIB)のスロットを監視するために前記アイドル状態からウェイクアップすることと、ここにおいて、前記スロットが、動的に選択され、より長いグローバルユーザ機器識別情報に対してユーザ機器に関連付けられた短い識別情報に対応する、
前記MIBの前記監視スロットにおいて前記ページング指示を認識することと、
システム情報ブロック(SIB)中の相関情報に基づいてページングウィンドウを決定することと、
前記ページングウィンドウ中にページについてリッスンするためにウェイクアップすることと
によって特徴付けられる、ワイヤレス通信システムにおいてページを受信する方法。
【請求項6】
セルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入ることを決定するための手段を備え
ページング指示についてマスタ情報ブロック(MIB)のスロットを監視するために前記アイドル状態からウェイクアップするための手段と、ここにおいて、前記スロットが、動的に選択され、より長いグローバルユーザ機器識別情報に対してユーザ機器に関連付けられた短い識別情報に対応する、
前記監視スロットにおいてページング指示を認識するための手段と、
システム情報ブロック(SIB)中の相関情報に基づいてページングウィンドウを決定するための手段と、
前記ページングウィンドウ中にページについてリッスンするためにウェイクアップするための手段と
によって特徴付けられる、ワイヤレス通信システムにおいてページを受信するための装置。
【請求項7】
ユーザ機器に宛てられたデータを受信することを備え
前記ユーザ機器に対応するマスタ情報ブロック(MIB)中のスロットを識別することと、ここにおいて、前記スロットが周期的または非周期である、
前記ユーザ機器が前記データを受信するためにページについてリッスンすることを示すために前記スロット内のビットをアクティブにすることと、
前記MIBをブロードキャストすることと
によって特徴付けられる、ワイヤレス通信システムにおけるページングの方法。
【請求項8】
前記スロットが平均してTミリ秒ごとに生じ、ここで、Tが正数値である、請求項に記載の方法。
【請求項9】
ページングオケージョン中に前記ユーザ機器について前記ページを送信することをさらに備え、ここにおいて、前記ページングオケージョンkが、k×T+前記ユーザ機器および前記ユーザ機器と通信しているネットワークエンティティに知られている擬似乱数に基づいて生じる、請求項に記載の方法。
【請求項10】
ページングオケージョン中に前記ユーザ機器について前記ページを送信することをさらに備え、ここにおいて、ページングオケージョンが、前記MIB中に含まれるシステムフレーム情報に基づいて前記ユーザ機器および前記ユーザ機器と通信しているネットワークエンティティによって決定される、請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記スロットが、以前に構成され、前記ユーザ機器および前記ユーザ機器と通信しているネットワークエンティティに知られている、請求項に記載の方法。
【請求項12】
ユーザ機器に宛てられたデータを受信するための手段を備え
前記ユーザ機器に対応するマスタ情報ブロック(MIB)中のスロットを識別するための手段と、ここにおいて、前記スロットが周期的または非周期である、
前記ユーザ機器が前記データを受信するためにページについてリッスンすることを示すために前記スロット内のビットをアクティブにするための手段と、
前記MIBをブロードキャストするための手段と
によって特徴付けられる、ワイヤレス通信システムにおいてページングするための装置。
【請求項13】
セルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入ることを備え
マスタ情報ブロック(MIB)のスロットを監視するためにウェイクアップすることと、ここにおいて、前記スロットが周期的または非周期であり、前記ユーザ機器に対応する、
ページングオケージョンを決定することと、
前記ページングオケージョン中にページについてリッスンするためにウェイクアップすることと
によって特徴付けられる、ワイヤレス通信システムにおいてページを受信する方法。
【請求項14】
セルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入ることを決定するための手段を備え
マスタ情報ブロック(MIB)のスロットを監視するためにウェイクアップするための手段と、ここにおいて、前記スロットが周期的または非周期であり、前記ユーザ機器に対応する、
ページングオケージョンを決定するための手段と、
前記ページングオケージョン中にページについてリッスンするためにウェイクアップするための手段と
によって特徴付けられる、ワイヤレス通信システムにおいてページを受信するための装置。
【請求項15】
実行されたとき、コンピュータに、請求項1乃至3、5、7乃至11または13のうちのいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を備える、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
優先権の主張
[0001]本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され参照により本明細書に明確に組み込まれる、2014年7月24日に出願された「PAGING A USER EQUIPMENT OVER UNLICENSED SPECTRUM」と題する非仮出願第14/340,420号、および2013年7月26日に出願された「METHOD AND APPARATUS FOR PAGING A USER EQUIPMENT OVER UNLICENSED SPECTRUM」と題する仮出願第61/858,947号の優先権を主張する。
【0002】
[0002]本開示の態様は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、無認可スペクトルにわたってユーザ機器をページングするための装置および方法に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなど、様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を採用し得る。そのような多元接続技術の例としては、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)システムがある。
【0004】
[0004]これらの多元接続技術は、異なるワイヤレスデバイスが都市、国家、地域、さらには地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを与えるために様々な電気通信規格において採用されている。新生の電気通信規格の一例はロングタームエボリューション(LTE(登録商標))である。LTEは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって公表されたユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)モバイル規格の拡張のセットである。LTEは、スペクトル効率を改善することによってモバイルブロードバンドインターネットアクセスをより良くサポートし、コストを下げ、サービスを改善し、新しいスペクトルを利用し、また、ダウンリンク(DL)上ではOFDMAを使用し、アップリンク(UL)上ではSC−FDMAを使用し、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用して他のオープン規格とより良く統合するように設計されている。しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増加し続けるにつれて、LTE技術のさらなる改善が必要である。好ましくは、これらの改善は、他の多元接続技術と、これらの技術を採用する電気通信規格とに適用可能であるべきである。
【0005】
[0005]いくつかのワイヤレス通信ネットワークでは、利用可能な通信リソース、特にいくつかのワイヤレス通信技術に関連するリソースの効果的でない利用は、ページングプロシージャの実施を妨げ、ワイヤレス通信の劣化につながり得る。さらには、上記のリソースの過少利用は、ユーザ機器および/またはワイヤレスデバイスがより高いワイヤレス通信品質を達成するのを妨害し得る。したがって、いくつかのワイヤレス通信技術におけるユーザ機器のページングの改善が望まれ得る。
【発明の概要】
【0006】
[0006]以下で、1つまたは複数の態様の基本的理解を与えるために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、すべての企図された態様の包括的な概観ではなく、すべての態様の主要なまたは重要な要素を識別するものでも、いずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後で提示するより詳細な説明の導入として、1つまたは複数の態様のいくつかの概念を簡略化された形態で提示することである。
【0007】
[0007]一態様では、ワイヤレス通信システムにおけるページングの方法が、ユーザ機器に宛てられたデータを受信することを備える。本方法は、より長いグローバルユーザ機器識別情報に対してユーザ機器のための短い識別情報を決定することをさらに備える。さらに、本方法は、短い識別情報に基づいてマスタ情報ブロック(MIB:master information block)送信を識別することを備える。その上、本方法は、短い識別情報に基づいて、ユーザ機器がデータを受信するためにページについてリッスンすることを示すためにMIB送信のスロット内のビットをアクティブにすることと、MIBをブロードキャストすることとを備える。
【0008】
[0008]追加の態様では、ワイヤレス通信システムにおいてページングするためのコンピュータ実行可能コードを記憶したコンピュータ可読媒体が、ユーザ機器に宛てられたデータを受信するように実行可能なコードを備える。コンピュータ可読媒体記憶は、より長いグローバルユーザ機器識別情報に対してユーザ機器のための短い識別情報を決定するように実行可能なコードをさらに備える。さらに、短い識別情報に基づいてマスタ情報ブロック(MIB)送信を識別するように実行可能なコードを記憶しているコンピュータ可読媒体。その上、短い識別情報に基づいて、ユーザ機器がデータを受信するためにページについてリッスンすることを示すためにMIB送信のスロット内のビットをアクティブにするように実行可能なコードと、MIBをブロードキャストするように実行可能なコードとを記憶しているコンピュータ可読媒体。
【0009】
[0009]別の態様では、ワイヤレス通信システムにおいてページングするための装置が、ユーザ機器に宛てられたデータを受信するための手段を備える。本装置は、より長いグローバルユーザ機器識別情報に対してユーザ機器のための短い識別情報を決定するための手段をさらに備える。さらに、本装置は、短い識別情報に基づいてマスタ情報ブロック(MIB)送信を識別するための手段を備える。その上、本装置は、短い識別情報に基づいて、ユーザ機器がデータを受信するためにページについてリッスンすることを示すためにMIB送信のスロット内のビットをアクティブにするための手段と、MIBをブロードキャストするための手段とを備える。
【0010】
[0010]さらなる態様では、ワイヤレス通信システムにおいてページングするための装置は、少なくとも1つのメモリと、そのメモリと通信しており、ユーザ機器に宛てられたデータを受信するように構成されたLTE−Uページング構成要素とを備える。LTE−Uページング構成要素は、より長いグローバルユーザ機器識別情報に対してユーザ機器のための短い識別情報を決定するようにさらに構成される。さらに、LTE−Uページング構成要素は、短い識別情報に基づいてマスタ情報ブロック(MIB)送信を識別するように構成される。その上、LTE−Uページング構成要素は、短い識別情報に基づいて、ユーザ機器がデータを受信するためにページについてリッスンすることを示すためにMIB送信のスロット内のビットをアクティブにすることと、MIBをブロードキャストすることとを行うように構成される。
【0011】
[0011]一態様では、ワイヤレス通信システムにおいてページを受信する方法が、セルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入ることを備える。本方法は、ページング指示についてマスタ情報ブロック(MIB)のスロットを監視するためにアイドル状態からウェイクアップすることをさらに備え、ここにおいて、スロットは、動的に選択され、より長いグローバルユーザ機器識別情報に対してユーザ機器に関連付けられた短い識別情報に対応する。さらに、本方法は、MIBの監視スロットにおいてページング指示を認識することを備える。その上、本方法は、システム情報ブロック(SIB:system information block)中の相関情報に基づいてページングウィンドウを決定することと、ページングウィンドウ中にページについてリッスンするためにウェイクアップすることとを備える。
【0012】
[0012]別の態様では、ワイヤレス通信システムにおいてページを受信するためのコンピュータ実行可能コードを記憶したコンピュータ可読媒体が、セルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入るように実行可能なコードを備える。コンピュータ可読媒体は、ページング指示についてマスタ情報ブロック(MIB)のスロットを監視するためにアイドル状態からウェイクアップするように実行可能なコードをさらに備え、ここにおいて、スロットは、動的に選択され、より長いグローバルユーザ機器識別情報に対してユーザ機器に関連付けられた短い識別情報に対応する。さらに、コンピュータ可読媒体は、監視スロットにおいてページング指示を認識するように実行可能なコードを備える。その上、コンピュータ可読媒体は、システム情報ブロック(SIB)中の相関情報に基づいてページングウィンドウを決定するように実行可能なコードと、ページングウィンドウ中にページについてリッスンするためにウェイクアップするように実行可能なコードとを備える。
【0013】
[0013]さらなる態様では、ワイヤレス通信システムにおいてページを受信するための装置が、セルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入ることを決定するための手段を備える。本装置は、ページング指示についてマスタ情報ブロック(MIB)のスロットを監視するためにアイドル状態からウェイクアップするための手段をさらに備え、ここにおいて、スロットは、動的に選択され、より長いグローバルユーザ機器識別情報に対してユーザ機器に関連付けられた短い識別情報に対応する。さらに、本装置は、監視スロットにおいてページング指示を認識するための手段を備える。その上、本装置は、システム情報ブロック(SIB)中の相関情報に基づいてページングウィンドウを決定するための手段と、ページングウィンドウ中にページについてリッスンするためにウェイクアップするための手段とを備える。
【0014】
[0014]追加の態様では、ワイヤレス通信システムにおいてページを受信するための装置が、セルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入ることを決定するように構成されたMIBウェイクアップ構成要素を備える。MIBウェイクアップ構成要素は、ページング指示についてマスタ情報ブロック(MIB)のスロットを監視するためにアイドル状態からウェイクアップするようにさらに構成され、ここにおいて、スロットは、動的に選択され、より長いグローバルユーザ機器識別情報に対してユーザ機器に関連付けられた短い識別情報に対応する。さらに、監視スロットにおいてページング指示を認識するように構成されたMIBウェイクアップ構成要素。本装置は、システム情報ブロック(SIB)中の相関情報に基づいてページングウィンドウを決定することと、ページングウィンドウ中にページについてリッスンするためにウェイクアップすることとを行うように構成されたページングウェイクアップ構成要素をさらに備える。
【0015】
[0015]一態様では、ワイヤレス通信システムにおけるページングの方法が、ユーザ機器に宛てられたデータを受信することを備える。本方法は、ユーザ機器に対応するマスタ情報ブロック(MIB)中のスロットを識別することをさらに備え、ここにおいて、スロットは周期的または非周期である。さらに、本方法は、ユーザ機器がデータを受信するためにページについてリッスンすることを示すためにスロット内のビットをアクティブにすることと、MIBをブロードキャストすることとを備える。
【0016】
[0016]さらなる態様では、ワイヤレス通信システムにおいてページングするためのコンピュータ実行可能コードを記憶したコンピュータ可読媒体が、ユーザ機器に宛てられたデータを受信するように実行可能なコードを備える。コンピュータ可読媒体は、ユーザ機器に対応するマスタ情報ブロック(MIB)中のスロットを識別するように実行可能なコードをさらに備え、ここにおいて、スロットは周期的または非周期である。さらに、コンピュータ可読媒体、ユーザ機器がデータを受信するためにページについてリッスンすることを示すためにスロット内のビットをアクティブにするように実行可能なコードと、MIBをブロードキャストするように実行可能なコードと。
【0017】
[0017]追加の態様では、ワイヤレス通信システムにおいてページングするための装置が、ユーザ機器に宛てられたデータを受信するための手段を備える。本装置は、ユーザ機器に対応するマスタ情報ブロック(MIB)中のスロットを識別するための手段をさらに備え、ここにおいて、スロットは周期的または非周期である。さらに、本装置は、ユーザ機器がデータを受信するためにページについてリッスンすることを示すためにスロット内のビットをアクティブにするための手段と、MIBをブロードキャストするための手段とを備える。
【0018】
[0018]別の態様では、少なくとも1つのメモリ、そのメモリと通信しており、ユーザ機器に宛てられたデータを受信するように構成されたLTE−Uページング構成要素を備える、ワイヤレス通信システムにおいてページングするための装置。LTE−Uページング構成要素は、ユーザ機器に対応するマスタ情報ブロック(MIB)中のスロットを識別することをさらに備え、ここにおいて、スロットは周期的または非周期である。さらに、LTE−Uページング構成要素は、ユーザ機器がデータを受信するためにページについてリッスンすることを示すためにスロット内のビットをアクティブにすることと、MIBをブロードキャストすることとを備える。
【0019】
[0019]一態様では、ワイヤレス通信システムにおいてページを受信する方法が、セルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入ることを備える。本方法は、マスタ情報ブロック(MIB)のスロットを監視するためにウェイクアップすることをさらに備え、ここにおいて、スロットは周期的または非周期であり、ユーザ機器に対応する。さらに、本方法は、ページングオケージョンを決定することと、ページングオケージョン中にページについてリッスンするためにウェイクアップすることとを備える。
【0020】
[0020]さらなる態様では、ワイヤレス通信システムにおいてページを受信するためのコンピュータ実行可能コードを記憶したコンピュータ可読媒体が、セルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入ることを決定するように実行可能なコードを備える。コンピュータ可読媒体は、マスタ情報ブロック(MIB)のスロットを監視するためにウェイクアップするように実行可能なコードをさらに備え、ここにおいて、スロットは周期的または非周期であり、ユーザ機器に対応する。さらに、コンピュータ可読媒体は、ページングオケージョンを決定するように実行可能なコードと、ページングオケージョン中にページについてリッスンするためにウェイクアップするように実行可能なコードとを備える。
【0021】
[0021]別の態様では、ワイヤレス通信システムにおいてページを受信するための装置が、セルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入ることを決定するための手段を備える。本装置は、マスタ情報ブロック(MIB)のスロットを監視するためにウェイクアップするための手段をさらに備え、ここにおいて、スロットは周期的または非周期であり、ユーザ機器に対応する。さらに、本装置は、ページングオケージョンを決定するための手段と、ページングオケージョン中にページについてリッスンするためにウェイクアップするための手段とを備える。
【0022】
[0022]追加の態様では、セルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入ることを決定することと、マスタ情報ブロック(MIB)のスロットを監視するためにウェイクアップすることとを行うように構成されたMIBウェイクアップ構成要素を備える、ワイヤレス通信システムにおいてページを受信するための装置、ここにおいて、スロットは周期的または非周期であり、ユーザ機器に対応する。ページングオケージョンを決定することと、ページングオケージョン中にページについてリッスンするためにウェイクアップすることとを行うように構成されたページングウェイクアップ構成要素をさらに備える本装置。
【0023】
[0023]上記および関係する目的を達成するために、1つまたは複数の態様は、以下で十分に説明され、特に特許請求の範囲で指摘される特徴を備える。以下の説明および添付の図面に1つまたは複数の態様のいくつかの例示的な態様を詳細に記載する。ただし、これらの態様は、様々な態様の原理が採用され得る様々な方法のほんのいくつかを示すものであり、説明する態様は、すべてのそのような態様およびそれらの均等物を含むものとする。
【0024】
[0024]添付の図面とともに以下に説明する開示する態様は、開示する態様を限定するためではなく、開示する態様を例示するために与えられ、ここにおいて、同様の表示は同様の要素を示し、ここにおいて、破線は随意の構成要素または実装形態を示し得る。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】[0025]無認可スペクトルにわたってユーザ機器をページングするように構成された態様を含む、ネットワークアーキテクチャの一例を示す図。
図2】[0026]本開示の一態様による、たとえば、図1による、無認可スペクトルにわたってユーザ機器をページングするように構成された態様を含む処理システムを採用する装置のためのハードウェア実装形態の一例を示す図。
図3】[0027]第1の態様による、たとえば、図1による、無認可スペクトルにわたってUEをページングするための方法のフローチャート。
図4】[0028]第1の態様による、たとえば、図1による、無認可スペクトルにわたってページを受信するための方法のフローチャート。
図5】[0029]第2の態様による、たとえば、図1による、無認可スペクトルにわたってUEをページングするための方法のフローチャート。
図6】[0030]第2の態様による、たとえば、図1による、無認可スペクトルにわたってページを受信するための方法のフローチャート。
図7】[0031]たとえば、図1による、無認可スペクトルにわたってUEをページングするように構成された態様を含む、アクセスネットワークの一例を示す図。
図8】[0032]本開示の一態様による、たとえば、図1による、LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図。
図9】[0033]本開示の一態様による、たとえば、図1による、LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図。
図10】[0034]本開示の一態様による、たとえば、図1による、ユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図。
図11】[0035]たとえば、図1による、無認可スペクトルにわたってユーザ機器をページングするように構成された態様を含む、アクセスネットワークにおける発展型ノードBおよびユーザ機器の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0026】
[0036]添付の図面に関して以下に記載する詳細な説明は、様々な構成を説明するものであり、本明細書で説明する概念が実施され得る唯一の構成を表すものではない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解をもたらす目的で、具体的な詳細を含んでいる。しかしながら、これらの概念はこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることが、当業者には明らかであろう。いくつかの例では、そのような概念を曖昧にするのを回避するために、よく知られている構造がブロック図の形態で示される。一態様では、本明細書で使用する「構成要素」という用語は、システムを構成する部分のうちの1つであり得、ハードウェアまたはソフトウェアであり得、他の構成要素に分割され得る。
【0027】
[0037]次に、様々な装置および方法に関して電気通信システムのいくつかの態様が提示される。これらの装置および方法は、以下の詳細な説明において説明され、(「要素」と総称される)様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
【0028】
[0038]例として、要素、または要素の任意の部分、あるいは要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実装され得る。プロセッサの例としては、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明する様々な機能を実施するように構成された他の好適なハードウェアがある。処理システム中の1つまたは複数のプロセッサがソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味すると広く解釈されたい。
【0029】
[0039]したがって、1つまたは複数の態様では、説明する機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令またはコードとして符号化され得る。コンピュータ可読媒体はコンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、およびフロッピー(登録商標)ディスク(disk)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0030】
[0040]LTEでは、ネットワークとユーザ機器(UE)との間の非アクセス層(NAS:Non-Access Stratum)シグナリング接続の確立を要求するためにネットワークによってページングプロシージャが使用され得る。外部ネットワークに関連する何らかのエンティティまたはデバイスからUEにインターネットプロトコル(IP)パケット(たとえば、データパケット)が送られたとき、IPパケットはパケットデータネットワークゲートウェイ(PGWまたはP−GW)に到着し得る。たとえば、UEがアイドルモードであるので、UEのために既存の専用ベアラがない場合、PGWは、IPパケットをデフォルトベアラ上でサービングゲートウェイ(SGWまたはS−GW)に転送することになる。IPパケットがデフォルトベアラ上でSGWに達すると、SGWは、IPパケットをUEに送るために専用ベアラを作成する必要があると決定し得る。SGWは、IPパケットを一時的にバッファし、UEをページングし専用ベアラを作成するためにモビリティ管理エンティティ(MME)にダウンリンク(DL)データ通知メッセージを通信する。
【0031】
[0041]さらに、DLデータ通知メッセージに応答して、MMEは、UEについて最後に知られているトラッキングエリア(TA)に関連するすべての発展型ノードB(eノードBまたはeNB)(たとえば、UEの最後の知られているロケーションの近くに位置するeNB)にページング要求メッセージを送ることによって、UEが無線リソース制御(RRC)接続を確立するのを支援し得る。ページング要求メッセージを受信したことに応答して、eNBは、TA内に含まれているセルに無線インターフェースを介してページを送り得、その情報はページング要求メッセージ中で与えられる。UEは、通常、それのシステムアーキテクチャエボリューション(SAE)一時的モバイル加入者識別情報(S−TMSI)を使用してページングされ得る。ページング要求メッセージはまた、ページング要求メッセージを受信したeNBがページングオケージョンを計算するためにUE識別情報インデックス値を含み得、このページングオケージョンにおいて、間欠受信(DRX)を使用して現在アイドル状態であり得るUEは、ページングメッセージについてリッスンするためにそれの受信機をオンに切り替えることになる。
【0032】
[0042]TVホワイトスペース(たとえば、テレビジョンチャネル間のスペクトル)またはホワイトスペースと呼ばれることもある、かなりの量の無認可スペクトルが、使用されないかまたは軽く使用される。そのような無認可スペクトルは、たとえば、届きにくい場所における地方ブロードバンド展開、サービスが不十分なマーケットにおいてブロードバンドアクセスを提供すること、およびマシンツーマシン(M2M)通信を含む、様々なタイプのワイヤレス通信に有用であり得る。そのように、無認可スペクトルの使用は、追加の帯域を提供し、能力と機能の両方に関してWiFi(登録商標)および他のワイヤレスアクセス技術の発展を著しく向上させ得る。
【0033】
[0043]一態様では、無認可スペクトルにわたるLTEの使用が「LTE−U」と呼ばれることがある。さらなる態様では、無認可スペクトルにおいてLTEもしくはLTEアドバンストを使用すること、無認可スペクトルにおいてLTEもしくはLTEアドバンストを適応させること、無認可スペクトルにおいてLTEもしくはLTEアドバンストを拡張すること、および/または無認可スペクトルにわたるLTEもしくはLTEアドバンスト通信の任意の他の操作が「LTE−U」と呼ばれることがある。
【0034】
[0044]eNBはLTE−Uに従ってUEと通信することを求め得るが、たとえば、ネットワークがUEにページを監視またはリッスンするように通知していないので、あるいはUEがリソースとエネルギーとを浪費せずにページについてリッスンするための能力が限られている(たとえば、UEが常にすべての周波数にわたってすべてのスロットをリッスンすることができない)ので、あるいは無認可スペクトルの範囲が極めて大きいなどの理由で、UEは、無認可スペクトル上に到着し得るページを監視またはリッスンするように構成されないことがある。そのような態様では、上記で説明した従来のLTEページングプロシージャはLTE−U適用例において使用され得ない。
【0035】
[0045]本態様によって、LTEに従って動作するUEが無認可スペクトルにわたってページングされ得る、たとえば、LTE−Uを使用してUEがページングされ得る拡張機構について説明する。本態様は、LTEがそれにわたって使用され得る大量の無認可スペクトル、UE電力およびリソース制約、および/または他の要因のうちの1つまたは複数に起因するLTE−Uによる通信の予測不可能性にもかかわらず、UEが、ページについて、いつおよびどこでリッスンまたは監視すべきかを首尾よく決定し得ることを保証するのに有用であり得る。
【0036】
[0046]第1の態様によれば、アクセスポイントまたは基地局(たとえば、eノードBまたはeNBと呼ばれることもある、発展型ノードB)が、UEに宛てられたデータを受信し得る。データは、モビリティ管理エンティティ(MME)からのページング要求メッセージによって参照されるか、またはそれの一部として含まれ得る。たとえば、ページング要求メッセージは、UEにおけるシステム情報調整または変更に関係するデータまたは情報を含み得る。言い換えれば、ページング要求メッセージは、UEにおける1つまたは複数の動作または通信パラメータの調整のためのデータをUEに中継するようにアクセスポイントまたは基地局に命令し得る。eNBは、無認可スペクトルにわたってLTEを使用して、たとえば、LTE−Uに従ってUEと通信しようとし得る(たとえば、ページ)。UEは、より長いグローバルUE識別情報に基づき得る、短い識別情報に関連付けられ得、たとえば、より長いグローバルUE識別情報の一定数のビットであり得る。より長いグローバルUE識別情報は、たとえば、国際モバイル加入者識別情報(IMSI)、一時的モバイル加入者識別情報(TMSI)、および/またはグローバル一意MME識別子(GUMMEI)であり得る。
【0037】
[0047]UEの短い識別情報は、ネットワーク(たとえば、eNBおよび他のネットワーク構成要素)とUEとに知られ得る。eNBは、たとえば、UEの短い識別情報に基づいてUEに対応する、eNBによってブロードキャストされる、マスタ情報ブロック(MIB)内のスロットを決定し得る。一態様では、MIBは、ネットワークへのUEの初期アクセスのために使用されるいくつかの最も頻繁に送信されるパラメータを含み得るシステム情報のブロックであるか、またはさもなければそれを含み得る。たとえば、システム情報のブロックは、限定はしないが、ダウンリンクシステム帯域幅、ダウンリンクにおいてハイブリッド自動再送要求(HARQ)肯定応答シグナリングに割り振られたリソースのインジケータ、およびシステムフレーム番号(SFN)を含み得る。そのような態様では、SFNは、eノードBのセルの10ms無線フレームを識別し得る。
【0038】
[0048]UEに宛てられたデータを受信したことに応答して、eNBは、MIB内の決定されたスロット中のビットをアクティブにするかまたは設定し得、eNBは、次いでそのビットを、eNBに関連するセル内のすべてのUEにブロードキャストまたはシグナリングする。そのような態様では、UEは、ブロードキャストされたMIB内の決定されたスロット中のアクティブにされたビットを決定または検出することによって、いつページについてリッスンすべきか、またはページを予想すべきかを決定することが可能であり得る。さらに、eNBは、その後、ページングオケージョン中に生じるページングウィンドウ中にUEをページングし得る。
【0039】
[0049]第1の態様では、UEは、所定の時間に(たとえば、周期的に)、いくつかのイベントの発生時に、および/または他のトリガに応答して、アイドル状態に入るように構成され得る。そのような態様では、アイドル状態は、UEが、アクティブ状態に対して処理オーバーヘッドを低減することを可能にし得る。たとえば、UEは、eNBとのRRC接続を放棄することによってアイドル状態に入り得る。このように、RRC接続はアクティブ状態を示し得るかまたはアクティブ状態に対応し得る。アイドル状態にあり、eNBのセルにキャンプオンされているかまたはeNBに関連付けられている間、UEは、eNBによって送信されたMIBのスロット、たとえば、決定されたスロットを監視するために周期的にウェイクアップ(たとえば、アイドル状態からアクティブ状態に遷移)し得る。UEは、UEの短い識別情報とネットワークによって提供される情報とに基づいて、MIBのどのスロットを監視すべきかを知り得る。言い換えれば、UEは、短い識別情報に基づいて、ページング情報についてMIBのどのスロットを監視すべきかを決定し得る。スロットは動的に変化し得、したがって、UEは、たとえば、UEの短い識別情報に基づいて、UEが監視しているべきであるスロットを連続的に、および定期的に決定する(および再決定する)必要があり得る。
【0040】
[0050]たとえば、ネットワークは、UEの短い識別情報を特定のMIBスロットと相関させる情報をUEに提供し得る。UEは、監視MIBスロット内のビットが存在するかまたはアクティブにされていることを検出し、このように、アクティブにされたビットを、ページング指示を示すものとして認識し得る。ページング指示に基づいて、UEは、UEに宛てられたデータがeNBにおいて受信されていると決定し得る。言い換えれば、ページング指示は、eNBが、UEに宛てられたデータを含むことを示し得る。ページング指示に基づいて、UEは、UEがその間にUEのデータについてリッスンすべきまたはUEのデータを受信することを予想すべきページングウィンドウを決定するように構成され得る。たとえば、UEは、UEの短い識別情報をページングウィンドウ、ページングチャネル、および/または他のページング関係情報と相関させる、システム情報ブロック(SIB)などの情報をネットワークから受信し得る。
【0041】
[0051]そのような態様では、UEは、機能的に関連するパラメータのセットをそれぞれ含んでいることがある、1つまたは複数のSIBとしてシステム情報を受信し得る。ページングウィンドウは、たとえば、1つまたは複数のSIB内に含まれているシステム情報に基づいて決定され得る。このように、UEは、ページング指示を認識すると、ページングウィンドウを決定するためにそのようなページング情報を参照し得る。それにより、UEは、次いで、ページングウィンドウ中に(たとえば、送信されるメッセージの形態で)ページについてリッスンするためにウェイクアップするかまたはアイドル状態からアクティブ状態に遷移し得る。いくつかの態様では、ページは、UEにシステム情報調整または更新を通知する指示であり得る。さらなる態様では、ページは、(たとえば、アイドル状態の)UEに入来接続要求(たとえば、モバイル着信呼)を通知し得る。
【0042】
[0052]第2の態様によれば、第1の態様と同様に、eNBは、UEに宛てられたデータを受信し得、eNBは、LTE−Uに従ってUEと通信しようとし得る。eNBは、eNBによってeNBに関連するセル内のすべてのUEにブロードキャストされるMIB内のスロット、たとえば、決定されたスロットを識別し得、ここで、スロットは、データがそれに宛てられたUEに対応する。従来のLTEスペクトルにわたる通信とは異なり、(たとえば、LTE−Uによる)無認可スペクトルにわたる通信中の特定のUEに関連するMIB内のスロットは、(たとえば、等しくないかもしくは不規則な間隔で生じる)非周期的または(たとえば、等しいかもしくは規則的な間隔で生じる)周期的であり得る。たとえば、Tミリ秒(ms)ごとに1回生じるのではなく、スロットは、Tms未満ごとに1回またはTms超ごとに1回生じ得る。しかしながら、スロットは平均して依然としてTmsごとに生じ得、ここで、Tは正数値であり得る。このように、スロットは、MIB中のスロットの範囲内のスロットの以前の生起または識別に対してまたはそれと比較して非周期的であり得る。eNBは、UEがそれのデータを受信するためにページについてリッスンすべきであることを示すために、平均してTmsごとに生じるMIBスロット内のビットをアクティブにするかまたは設定し得る。eNBは、次いで、LTE−Uに従ってエアインターフェースを介してMIBをブロードキャストし得る。
【0043】
[0053]第2の態様では、第1の態様と同様に、UEは、様々な理由で、eNBに関連するセルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入り得る。UEは、eNBによって送信されるMIBのスロット、たとえば、決定されたスロットを監視するために周期的にウェイクアップし得る。UEは、ネットワークによってUEに提供された以前の情報に基づいて、UEが監視すべきMIB内のスロットに気づいていることがある。そのような情報は、システム情報、たとえば、システムフレーム番号を含み得る。一態様では、eNBが無認可スペクトルにわたってUEと通信しているにもかかわらず、監視されるべき特定のスロットは変化しないことがあるが、スロットの周期性は、動的および/または非周期的(たとえば、スロットは平均してTmsごとに生じる)あるいは周期的(たとえば、スロットはTmsにおいて生じる)であり得る。
【0044】
[0054]たとえば、UEは、スロット内のビットが設定されるかまたはアクティブにされると決定したとき、UEは、アクティブにされたビットを、ページングオケージョンkが存在することを示すものとして認識するかまたはさもなければ決定し得る。言い換えれば、ページングオケージョンは、アクティブにされたビットに少なくとも部分的に基づいて決定され得る。たとえば、ページングオケージョンは、ページングメッセージをアドレス指定する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で送信されるページング無線ネットワーク一時識別子(P−RNTI)があり得るサブフレームであり得る。そのような態様では、P−RNTIは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上でページングメッセージを示すPDCCH上で使用される固定識別子であることができる。このように、ページングオケージョンkは、MIB中で他のネットワークエンティティとともにUEに広告され得る。ページングオケージョンkは、式k×T+x(k)に基づいて決定され得、ここで、x(k)は、UEとネットワークエンティティ(たとえば、eNB)の両方に知られている正または負の擬似乱数である。式中にx(k)を含めることによって、UEおよびネットワークエンティティは、時間的にホッピングまたはスキップするページングオケージョンkを考慮し得る。ホッピングページングオケージョンは、現在、3GPP技術規格TS36.304およびTS36.331に従ってLTEにおいて構成可能である(その両方が全体として参照により本明細書に組み込まれる)。
【0045】
[0055]本態様によれば、x(k)の値は、UEによって監視される対応するスロットが、ページングに好適なサブフレームタイプ(たとえば、非マルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム)のうちの1つに対応し得るような方法で決定され得る。このように、UEは、MIB中で送信されるシステムフレーム番号(SFN)に基づいてkの値を決定し得る。
ページングオケージョンkを認識し決定したことに応答して、UEは、ページングオケージョンk中にページについてリッスンするためにウェイクアップし得る。
【0046】
[0056]本明細書では第1の態様と第2の態様とについて別々に説明するが、UE、eNB、および/または他の構成要素は、第1の態様と第2の態様とを、別々に、互いに組み合わせて、および/または互いにおよび他のページングもしくは非ページング関係の機能と組み合わせて使用するように構成され得ることを諒解されよう。
【0047】
[0057]図1を参照すると、たとえば、LTEネットワークアーキテクチャにおいて実装され得る、ワイヤレス通信システム100は、無認可スペクトルにわたるUEのページングに関係する態様を含み得る。一態様では、LTEネットワークアーキテクチャで実装されるワイヤレス通信システム100は発展型パケットシステム(EPS)と呼ばれることがある。ワイヤレス通信システム100は、UE102と総称される1つまたは複数のUEと、発展型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)104と、発展型パケットコア(EPC)110と、ホーム加入者サーバ(HSS)120と、事業者のIPサービス122とを含み得る。EPSは他のアクセスネットワークと相互接続することができるが、簡単のために、それらのエンティティ/インターフェースは図示していない。図示のように、EPSはパケット交換サービスを提供するが、当業者なら容易に諒解するように、本開示全体にわたって提示される様々な概念は、回線交換サービスを提供するネットワークに拡張され得る。
【0048】
[0058]E−UTRANは、発展型ノードB(eNB)106と他のeNB108とを含む。eNB106は、UE102に対してユーザプレーンプロトコル終端と制御プレーンプロトコル終端とを与える。eNB106は、バックホール(たとえば、X2インターフェース)を介して他のeNB108に接続され得る。eNB106は、マクロセル、スモールセル、ピコセル、フェムトセル、リレー、基地局、基地トランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、または、UE102においてワイヤレスネットワークアクセスを与えるためにUE102と通信することができる実質的に任意のタイプの構成要素で呼ばれることもある。eNB106は、UE102にEPC110へのアクセスポイントを与える。
【0049】
[0059]UE102の例としては、セルラーフォン、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、または任意の他の同様の機能デバイスがある。UE102は、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、モノのインターネットのためのデバイス、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。
【0050】
[0060]eNB106は、S1インターフェースによってEPC110に接続される。EPC110は、モビリティ管理エンティティ(MME)112と、他のMME114と、サービングゲートウェイ116と、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ118とを含む。MME112は、UE102とEPC110との間のシグナリングを処理する制御ノードである。概して、MME112はベアラおよび接続管理を行う。すべてのユーザIPパケットはサービングゲートウェイ116を通して転送され、サービングゲートウェイ116自体はPDNゲートウェイ118に接続される。PDNゲートウェイ118は、UEのIPアドレス割振りならびに他の機能を与える。PDNゲートウェイ118は事業者のIPサービス122に接続される。事業者のIPサービス122は、インターネットと、イントラネットと、IPマルチメディアサブシステム(IMS)と、PSストリーミングサービス(PSS)とを含み得る。
【0051】
[0061]一態様では、eNB106は、ネットワークから(たとえば、SGW116から、および/またはMME112からのページング要求メッセージへの参照としてもしくはそれの一部として)UE102に宛てられたデータ124を受信するように構成され得る。一態様では、eNB106は、たとえば、負荷、コスト、オーバーヘッド、利用可能性などに基づいて、認可スペクトルではなく、LTE−Uに従って動作するように構成される。eNB106は、たとえば、データ124に関連するUE識別情報に基づいて、データ124がUE102に宛てられていると決定するように構成され得る、LTE−Uページング構成要素126を含み得る。
【0052】
[0062]UE102は、アイドル状態に入るべきかどうか、およびいつアイドル状態に入るべきかを決定し、ならびに、ネットワークおよび/または他のアイドルモード関係の機能からの送信についてリッスンするためにウェイクアップすべきまたはアクティブ状態に遷移すべきかどうか、およびいつウェイクアップすべきまたはアクティブ状態に遷移すべきかを決定するように構成され得る、アイドル構成要素128を含み得る。アイドル構成要素128は、マスタ情報ブロック(MIB)ウェイクアップ構成要素130と、ページングウェイクアップ構成要素132とを含み得る。MIBウェイクアップ構成要素130は、eNB106を介してネットワーク上でブロードキャストされているMIB134についてリッスンするためにUE102をいつウェイクアップすべきかを決定するように構成され得る。MIBウェイクアップ構成要素130は、UE102がページ140についてリッスンするためにウェイクアップ(たとえば、アクティブ状態および/またはRRC接続状態に遷移)すべきかどうか、およびいつウェイクアップすべきかを決定するために、MIB134中に含まれる情報を読み取るように構成され得、そのような情報はページング情報138と呼ばれる。さらに、MIBウェイクアップ構成要素130は、そのようなページング情報138をページングウェイクアップ構成要素132に通信するように構成されることができる。ページング情報138に基づいて、ページングウェイクアップ構成要素132は、適切な時間(たとえば、ページングウィンドウおよびページングオケージョン)ならびにロケーションにおいてページ140についてリッスンするUE102をウェイクアップするように構成され得る。
【0053】
[0063]第1の態様によれば、非限定的な例では、eNB106におけるLTE−Uページング構成要素126は、UE102に関連する短い識別情報を決定するように構成され得る。短い識別情報は、より長いグローバルUE識別情報に基づき得、UE102がネットワークに初期に登録するときにネットワークによって構成され得る。いくつかの態様では、複数のUEが同じ短い識別情報を共有し得る。一態様では、UE102のための短い識別情報は、長さMの一部、および長さNの一部という、2つの部分を含み得る。長さMの部分1はshort_UE_ID_highと呼ばれ得、長さNの部分2はshort_UE_ID_lowと呼ばれ得る。LTE−Uページング構成要素126は、eNB106がそれのセル内のすべてのUEにブロードキャストするマスタ情報ブロック(MIB)134中の短い識別情報に対応するスロットを識別するように構成され得る。
【0054】
[0064]MIB134中のスロットは、たとえば、短い識別情報(たとえば、short_UE_ID_high)のM個の最上位ビットに基づいて決定および/または選択され得る。このように、MIB134は、短い識別情報(たとえば、short_UE_ID_low)のNマイナスM(たとえば、N−M)個の最下位ビットを含み得る。Mの値は0の程度に低くなり得、その場合、UE102は、MIB134がeNB106によって送信されるあらゆるインスタンスを監視し、また、Mの値はNの程度に高くなり得、その場合、UE102のページングに関係するMIB134中で何も送信されない。この後者の場合、特定のMIB(たとえば、MIB134)を監視するようにスケジュールされたすべてのUEは、代わりに、SIB136によって構成された送信ウィンドウについて監視する。Nは、任意の正の数値を有し得るが、非限定的な例では、8〜16の範囲内であり得る。
【0055】
[0065]一態様では、ネットワークは、eNB106を介して、MIB134中に含まれる複数のshort_UE_ID_low値を送信し得る。このように、各short_UE_ID_lowは、short_UE_ID_low_bitmapと呼ばれるビットマップ中の位置に対応し得る。そのようなビットマップの長さは2(N-M)に等しい。この態様では、ネットワークは、ビットマップ中の対応するビットをオンにすることによって、(たとえば、UE102を含む)UEの特定のグループをページングする。ネットワークは、short_UE_ID_lowと、UE102がページングについて監視し得る対応する送信ウィンドウとの間の(たとえば、システム情報を介した)そのようなマッピングを構成し得る。
【0056】
[0066]さらに、LTE(およびLTE−U)では、MIB134は、ダウンリンク(DL)チャネル帯域幅の中間の6つのリソースブロック(RB)、特にeNB106によって送られるあらゆる無線フレームのスロット1、サブフレーム0の最初の4つのシンボルを占有する物理ブロードキャストチャネル(PBCH)上で、eNB106および/または他のeNB108によってブロードキャストされる。UE102は、MIB134を読み取って、チャネル帯域幅情報、ブロードキャストeNBの送信アンテナ方式、物理ハイブリッドARQ指示チャネル(PHICH)構成、およびシステムフレーム番号(SFN)を収集し得る。SFNは、システム情報ブロック(SIB)スケジューリングおよびページングなどの動作のためのeNB106とUE102との間のタイミング基準として使用される。このように、ネットワークは、UE102が無認可スペクトルの全体にわたって常にすべてのスロットをリッスンすることを予想し得ないので、SFNは、LTE−Uでは特に重要である。このように、MIB134中に含まれる情報は、UE102が、LTE−Uにおいてページ140を受信することを可能にする。
【0057】
[0067]LTE−Uでは、UE102は、UE102がそれをリッスンするように常に調整されるMIB134内の静的スロットを割り当てられないことがある。そうではなく、LTE−UにおけるUE102に関連するMIB134中のスロットは、ネットワークによって動的に選択され得る。LTE−Uページング構成要素126は、UE102がデータ124を受信するためにページ140についてリッスンすべきであることを示すためにスロット内のビットを設定するかまたはアクティブにする(たとえば、オンにする)ように構成され得る。eNB106は、次いで、少なくともUE102にMIB134をブロードキャストし得る。eNB106はまた、UE102に1つまたは複数のSIB136をブロードキャストし得る。本態様によれば、SIB136のうちの1つは、短い識別情報を、UE102がページングチャネル上でページ140を受信することを予想し得るページングウィンドウに相関させる情報を含み得る。
【0058】
[0068]なおも第1の態様によれば、アイドル構成要素128は、eNB106に関連するセルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入ることを決定するように構成され得る。MIBウェイクアップ構成要素130は、ページング指示についてMIB134のスロットを監視するためにUE102をウェイクアップするように構成され得る。この場合も、本明細書で説明するように、スロットは、動的に選択され得、UE102に関連する短い識別情報に対応する。より詳細には、スロットは、短い識別情報のN個の最上位ビットに基づいて選択および/または決定され得る。このように、それの短い識別情報を知ることによって、UE102は、UE102がリッスンしているべきであるMIB134内のスロットを識別し得る。
【0059】
[0069]MIBウェイクアップ構成要素130は、たとえば、UE102がページ140についてリッスンすべきであることを示すために、監視スロット内に含まれるビットがeNB106によって設定されるかまたはアクティブにされる(たとえば、オンにされる)という、ページング指示を認識または決定するように構成され得る。MIBウェイクアップ構成要素130は、ページング指示をページング情報138としてページングウェイクアップ構成要素132に通信するように構成され得る。ページングウェイクアップ構成要素132は、MIBウェイクアップ構成要素130からページング情報138を受信したことに応答して、SIB136中の情報に基づいてページングウィンドウを決定するように構成され得る。本明細書で説明するように、SIB136は、UE102の短い識別情報を、UE102がページング指示を認識したときにUE102がページ140を受信するためにリッスンすべき特定のページングウィンドウと相関させる情報を含む。ページングウィンドウの決定に基づいて、ページングウェイクアップ構成要素132は、ページングウィンドウ中にページ140についてリッスンするようにUE102をウェイクアップするように構成され得る。このように、アクティブにされたビットは、ページングウィンドウ中にページについてリッスンするためにウェイクアップするかまたはアクティブ状態に遷移するようにUE102をトリガするために働き得る。
【0060】
[0070]第2の態様によれば、非限定的な例では、eNB106が、UE102に宛てられたデータ124を受信すると、LTE−Uページング構成要素126は、UE102に対応するMIB134中のスロットを識別するように構成され得る。一態様では、MIBスロットは、以前に構成され、UE102とeNB106の両方に知られていることがある。eNB106は無認可スペクトルにわたってUE102と通信しようとするので、UEに対応するMIB134内のスロットは周期的または非周期的であり得る。
【0061】
[0071]たとえば、Tが正数である場合、Tミリ秒(ms)ごとに生じるのではなく、スロットは、Tmsごとに1回未満に動くか、またはTmsごとに2回以上に動き得る。ただし、平均して、スロットは、依然としてTmsごとに生じる。このように、たとえば、UE102がページ140を受信するためにリッスンすべきとき、ページングオケージョンkは、MIB134中で、UE102と、他のネットワークエンティティとに広告され得る。ページングオケージョンkは、式k×T+x(k)に基づいて決定され得、ここで、x(k)は、UE102とネットワークエンティティ(たとえば、eNB106)の両方に知られ得る擬似乱数であり得る。LTE−Uページング構成要素126は、UE102がデータを受信するためにページ140についてリッスンすべきことを示すためにMIB134の周期的または非周期的スロット内のビットをアクティブにするかまたは設定し、次いで、MIB134をネットワークにブロードキャストするように構成され得る。
【0062】
[0072]なおも第2の態様によれば、eNB106に関連するセルにキャンプオンされている間にUE102がアイドル状態に入ることを決定すると、MIBウェイクアップ構成要素130は、MIB内の周期的または非周期的スロットを監視するためにUE102をウェイクアップするように構成され得る。この場合も、本明細書で説明するように、MIBスロットは、以前に構成され、UE102とeNB106の両方に知られていることがある。周期的または非周期的スロット中のビットが設定されたかまたはアクティブにされた(たとえば、オンにされた)場合、MIBウェイクアップ構成要素130は、UE102がページングオケージョンk中にページ140についてリッスンすべきであると決定するように構成され得る。MIBウェイクアップ構成要素130は、この情報(たとえば、ページングオケージョンk)をページング情報138としてページングウェイクアップ構成要素132に通信するように構成され得る。このように、ページングウェイクアップ構成要素132は、ページングオケージョンk中にページ140についてリッスンするようにUE102をウェイクアップするように構成され得る。
【0063】
[0073]図2を参照すると、無認可スペクトルにわたってUEをページングするための態様を含む処理システム214を採用する装置200のためのハードウェア実装形態の一例。たとえば、ワイヤレス通信システムにおいてページを受信するための(破線によって示される)随意の実装形態では、装置200は、本開示において説明するように、アイドル構成要素128と、MIBウェイクアップ構成要素130と、ページングウェイクアップ構成要素132とを含み得る。さらに、たとえば、ワイヤレス通信システムにおいてUEをページングするための(破線によって示される)随意の実装形態では、装置200は、本開示において説明するように、LTE−Uページング構成要素126を含み得る。一態様では、アイドル構成要素128、MIBウェイクアップ構成要素130、およびページングウェイクアップ構成要素132、またはLTE−Uページング構成要素126は、ハードウェア、コンピュータ実行可能コード、または両方の何らか組合せとして実装され得、これらの構成要素は、処理システム214内の別個の構成要素であるか、または(破線によって示されるように)プロセッサ204および/またはコンピュータ可読媒体206内に組み込まれる構成要素であり得る。たとえば、一態様では、アイドル構成要素128、MIBウェイクアップ構成要素130、およびページングウェイクアップ構成要素132、またはLTE−Uページング構成要素126は、プロセッサ204中のプロセッサモジュールとして実装されるか、またはコンピュータ可読媒体206によって定義されプロセッサ204によって実行可能なコンピュータ実行可能コードとして実装されるか、または両方の何らかの組合せで実装され得る。
【0064】
[0074]この例では、処理システム214は、バス202によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス202は、処理システム214の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス202は、プロセッサ204によって概略的に表される1つまたは複数のプロセッサと、コンピュータ可読媒体206によって概略的に表されるコンピュータ可読媒体とを含む、様々な回路を互いにリンクする。バス202はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクし得るが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上説明しない。本態様によれば、バス202はまた、すべて図1にある、MIBウェイクアップ構成要素130とページングウェイクアップ構成要素132とを含むUE102のアイドル構成要素128と、eNB106のLTE−Uページング構成要素126とをリンクし得る。
【0065】
[0075]バスインターフェース208は、バス202とトランシーバ210との間のインターフェースを与える。トランシーバ210は、伝送媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を与える。装置の種類に応じて、ユーザインターフェース212(たとえば、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティック)も提供され得る。
【0066】
[0076]プロセッサ204は、バス202を管理することと、コンピュータ可読媒体206に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理とを担当する。ソフトウェアは、プロセッサ204によって実行されたとき、たとえば、任意の特定の装置について、本明細書で説明する第1および第2の態様に従って、UEにおいて無認可スペクトルにわたってページを受信すること、または無認可スペクトルにわたってUEをページングすることを含む、本明細書で説明する様々な機能を処理システム214に実施させる。コンピュータ可読媒体206はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ204によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。
【0067】
[0077]図3図6を参照すると、説明を簡単にするために方法を一連の行為として図示し説明する。ただし、いくつかの行為は、1つまたは複数の態様によれば、本明細書で図示し説明する順序とは異なる順序で、および/または他の行為と同時に行われ得るので、方法(およびそれに関係するさらなる方法)は行為の順序によって限定されないことを理解し、諒解されたい。たとえば、方法は、状態図など、一連の相互に関係する状態またはイベントとして代替的に表現され得ることを諒解されたい。さらに、本明細書で説明する1つまたは複数の特徴による方法を実施するために、図示のすべての行為が必要とされるとは限らない。
【0068】
[0078]図3を参照すると、第1の態様による、ワイヤレス通信システムにおいてユーザ機器(たとえば、UE102、図1)をページングする方法300の態様が、基地局(たとえば、図1のeNB106および/またはLTE−Uページング構成要素126)によって実施され得る。
【0069】
[0079]一態様では、ブロック310において、方法300は、ユーザ機器に宛てられたデータを受信し得る。たとえば、本明細書で説明するように、eNB106(図1)および/またはLTE−Uページング構成要素126(図1)が、UE102(図1)に宛てられたデータ124(図1)を受信し得る。
【0070】
[0080]ブロック320において、方法300は、ユーザ機器のための短い識別情報を決定し得る。たとえば、本明細書で説明するように、eNB106(図1)および/またはLTE−Uページング構成要素126(図1)が、たとえば、より長いグローバルUE識別情報に基づいてUE102(図1)のための短い識別情報を決定し得る。いくつかの態様では、短い識別情報は、UE102(図1)に関連するより長いグローバルUE識別情報のM個の最上位ビットに基づくか、またはそれらの最上位ビットであり得る。
【0071】
[0081]ブロック330において、方法300は、短い識別情報に基づいてMIB送信を識別し得る。たとえば、本明細書で説明するように、eNB106(図1)および/またはLTE−Uページング構成要素126(図1)が、UE102(図1)の短い識別情報に基づいてMIB送信(たとえば、MIB134)を識別するように構成され得る。いくつかの態様では、たとえば、eNB106(図1)が無認可スペクトルにわたってUE102(図1)と通信していることがあり得るので、MIBスロットは、スロットが動的に選択されるようにMIB送信において識別され得る。一態様では、MIB中のスロットは、短い識別情報のN個の最上位ビットに基づいて決定および/または選択され得る。さらに、MIB送信は、UE102(図1)の短い識別情報の第1の部分に基づいて識別され得る。
【0072】
[0082]ブロック340において、方法300は、短い識別情報に基づいて、ユーザ機器がデータを受信するためにページについてリッスンすることを示すためにMIB送信のスロット内のビットをアクティブにし得る。たとえば、本明細書で説明するように、eNB106(図1)および/またはLTE−Uページング構成要素126(図1)が、短い識別情報に基づいて、UE102(図1)が、UE102(図1)に宛てられたデータ124(図1)を受信するためにページ140(図1)についてリッスンすることを示すためにMIB送信のスロット内のビットをアクティブにする(たとえば、オンにする)ように構成され得る。さらに、MIB送信のスロット内のビットは、UE102(図1)がページ140(図1)についてリッスンすることを示すために短い識別情報の第2の部分に基づいてアクティブにされ得る。
【0073】
[0083]ブロック350において、方法300は、MIBをブロードキャストし得る。たとえば、本明細書で説明するように、eNB106(図1)および/またはLTE−Uページング構成要素126(図1)が、eNB106(図1)に関連するセル内のすべてのUEにMIB134(図1)をブロードキャストするように構成され得る。一態様では、MIB134(図1)は、UE102(図1)の短い識別情報のNマイナスM(たとえば、N−M)個の最下位ビットを含み得る。
【0074】
[0084]ブロック360において、方法300は、ページを送信し得る。たとえば、本明細書で説明するように、eNB106(図1)および/またはLTE−Uページング構成要素126(図1)が、ページングオケージョン中にユーザ機器についてページを送信またはブロードキャストし得る。一態様では、ページングオケージョンは、MIB中に含まれるシステムフレーム情報に基づいて、ユーザ機器およびユーザ機器と通信しているネットワークエンティティによって決定され得る。他の態様では、ページングオケージョンkは、k×T+ユーザ機器およびユーザ機器と通信しているネットワークエンティティに知られている擬似乱数に基づいて生じ得る。
【0075】
[0085]場合によっては、一態様(図示せず)では、方法300はまた、UE102(図1)がページングチャネル上でページ140(図1)を受信することを予想し得、ページ140(図1)についてリッスンすべきページングウィンドウと、UE102(図1)の短い識別情報を相関させる情報を含む1つまたは複数のSIB136(図1)をブロードキャストし得る。たとえば、本明細書で説明するように、eNB106(図1)および/またはLTE−Uページング構成要素126(図1)は、短い識別情報と、UEがいつページングチャネル上でページを受信することを予想することができるのかを示すページングウィンドウとの間の相関を含むSIBをブロードキャストするように構成され得る。
【0076】
[0086]図4を参照すると、第1の態様による、ワイヤレス通信システムにおいて、eNB106(図1)からのページ140(図1)などのページを受信する方法400の態様が、UE102(図1)によって実施され得る。より詳細には、方法400(図1)の態様は、アイドル構成要素128(図1)、MIBウェイクアップ構成要素130(図1)、および/またはページングウェイクアップ構成要素132(図1)によって実施され得る。
【0077】
[0087]一態様では、ブロック410において、方法400は、セルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入り得る。たとえば、本明細書で説明するように、UE102(図1)および/またはアイドル構成要素128(図1)が、UE102を、eNB106(図1)に関連するセルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入りさせるように構成され得る。
【0078】
[0088]ブロック420において、方法400は、ページング指示についてMIBのスロットを監視するためにウェイクアップし得、ここにおいて、スロットは、動的に選択され、UEに関連付けられた短い識別情報に対応する。たとえば、本明細書で説明するように、UE102(図1)および/またはMIBウェイクアップ構成要素130(図1)が、スロット内のアクティブにされた(たとえば、オンにされた)ビットであり得るページング指示についてMIB134(図1)のスロットを監視するためにUE102(図1)をウェイクアップするように構成され得る。スロットは、ネットワークによって(たとえば、eNB106においてLTE−Uページング構成要素126、図1によって)動的に選択され得、UE102(図1)に関連付けられた短い識別情報に対応し得る。短い識別情報は、UE102(図1)に関連するより長いグローバルUE識別情報のM個の最上位ビットに基づくか、またはそれらの最上位ビットであり得る。MIBウェイクアップ構成要素130(図1)は、短い識別情報のN個の最上位ビットに基づいてMIB134(図1)のスロットを監視するように構成され得る。
【0079】
[0089]ブロック430において、方法400は、監視スロットにおいてページング指示を認識し得る。たとえば、本明細書で説明するように、UE102(図1)および/またはMIBウェイクアップ構成要素130(図1)は、スロット中のビットがアクティブにされることを認識し、このように、アクティブにされたビットをページング指示として認識するように構成され得る。MIBウェイクアップ構成要素130(図1)は、ページング指示をページング情報138(図1)としてページングウェイクアップ構成要素132(図1)に通信し得る。
【0080】
[0090]ブロック440において、方法400(図1)は、SIB中の情報に基づいてページングウィンドウを決定し得る。たとえば、本明細書で説明するように、ページング指示を含むページング情報138(図1)を受信したことに応答して、UE102(図1)および/またはページングウェイクアップ構成要素132(図1)が、UE102(図1)の短い識別情報に関連するページングウィンドウを決定するためにSIB136(図1)を読み取るように構成され得る。
【0081】
[0091]ブロック450において、方法400は、ページングウィンドウ中にページについてリッスンするためにウェイクアップし得る。たとえば、本明細書で説明するように、UE102および/またはページングウェイクアップ構成要素132(図1)は、決定されたページングウィンドウ中にページ140についてリッスンするようにUE102(図1)をウェイクアップするように構成され得る。
【0082】
[0092]図5を参照すると、第2の態様による、ワイヤレス通信システムにおいてUE(たとえば、UE102(図1))をページングする方法500の態様が、eNB106(図1)および/またはLTE−Uページング構成要素126(図1)によって実施され得る。
【0083】
[0093]一態様では、ブロック510において、方法500は、ユーザ機器に宛てられたデータを受信し得る。たとえば、本明細書で説明するように、eNB106(図1)および/またはLTE−Uページング構成要素126(図1)が、UE102(図1)に宛てられたデータ124(図1)を受信し得る。
【0084】
[0094]ブロック520において、方法500は、UEに対応するMIB中のスロットを識別し得、ここにおいて、スロットは周期的または非周期的である。たとえば、本明細書で説明するように、eNB106(図1)および/またはLTE−Uページング構成要素126(図1)が、UE102(図1)に対応するMIB134(図1)中のスロットを識別し得る。一態様では、MIBスロットは、以前に構成され、UE102(図1)とeNB106(図1)の両方に知られていることがある。eNB106(図1)は無認可スペクトルにわたってUE102(図1)と通信しようとするので、UEに対応するMIB134(図1)内のスロットは周期的または非周期的であり得る。たとえば、周期的の場合のように、Tミリ秒(ms)ごとに生じるのではなく、スロットは、Tmsごとに1回未満に動くか、またはTmsごとに2回以上に動き得る。ただし、平均して、スロットは、依然としてTmsごとに生じる。このように、たとえば、UE102(図1)がページ140(図1)を受信するためにリッスンすべきとき、ページングオケージョンkは、MIB134(図1)中で、UE102(図1)と、他のネットワークエンティティとに広告され得る。ページングオケージョンkは、式k×T+x(k)に基づいて決定され得、ここで、x(k)は、UE102(図1)とネットワークエンティティ(たとえば、eNB106)の両方に知られている擬似乱数である。
【0085】
[0095]ブロック530において、方法500は、ユーザ機器がデータを受信するためにページ140(図1)についてリッスンすべきことを示すためにスロット内のビットをアクティブにし得る。たとえば、本明細書で説明するように、eNB106(図1)および/またはLTE−Uページング構成要素126(図1)は、UE102(図1)がデータ124(図1)を受信するためにページ140についてリッスンすべきことをUE102(図1)に示すためにスロット内のビットをアクティブにし得る(たとえば、オンにし得る)。
【0086】
[0096]ブロック540において、方法500は、MIBをブロードキャストし得る。たとえば、本明細書で説明するように、eNB106(図1)および/またはLTE−Uページング構成要素126(図1)が、eNB106(図1)に関連するセル内のすべてのUEにMIB134(図1)をブロードキャストし得る。
【0087】
[0097]ブロック550において、方法500は、ページを送信し得る。たとえば、本明細書で説明するように、eNB106(図1)および/またはLTE−Uページング構成要素126(図1)が、ページングオケージョン中にユーザ機器についてページを送信またはブロードキャストし得る。一態様では、ページングオケージョンは、MIB中に含まれるシステムフレーム情報に基づいて、ユーザ機器およびユーザ機器と通信しているネットワークエンティティによって決定され得る。他の態様では、ページングオケージョンkは、k×T+ユーザ機器およびユーザ機器と通信しているネットワークエンティティに知られている擬似乱数に基づいて生じ得る。
【0088】
[0098]図6を参照すると、第2の態様による、ワイヤレス通信システムにおいてページ(たとえば、eNB106(図1)からのページ140(図1))を受信する方法600の態様が、UE102(図1)によって実施され得る。より詳細には、方法400の態様は、アイドル構成要素128(図1)、MIBウェイクアップ構成要素130(図1)、および/またはページングウェイクアップ構成要素132(図1)によって実施され得る。
【0089】
[0099]一態様では、ブロック610において、方法600は、セルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入り得る。たとえば、本明細書で説明するように、UE102(図1)および/またはアイドル構成要素128(図1)が、UE102を、eNB106(図1)に関連するセルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入ることを決定し得る。
【0090】
[00100]ブロック620において、方法600は、MIBのスロットを監視するためにウェイクアップし得、ここにおいて、スロットは周期的または非周期であり、UEに対応する。たとえば、本明細書で説明するように、UE102(図1)および/またはMIBウェイクアップ構成要素130が、MIB134(図1)内の周期的または非周期的スロットを監視するためにUE102(図1)をウェイクアップし得る。一態様では、MIBスロットは、以前に構成され、UE102(図1)とeNB106(図1)の両方に知られていることがある。スロットは、たとえば、周期的の場合のように、Tミリ秒(ms)ごとに生じるのではなく、スロットが、Tmsごとに1回未満に動くか、またはTmsごとに2回以上に動き得るように、非周期であり得る。ただし、平均して、スロットは、依然としてTmsごとに生じる。
【0091】
[00101]ブロック630において、方法600は、ページングオケージョンを決定し得る。たとえば、本明細書で説明するように、周期的または非周期的スロット中のビットがアクティブにされた場合、UE102(図1)および/またはMIBウェイクアップ構成要素130(図1)は、UE102(図1)がページングオケージョンk中にページ140(図1)についてリッスンすべきであると決定し得る。ページングオケージョンkはMIB134(図1)中でUE102(図1)に広告され得る。ページングオケージョンkは、式k×T+x(k)に基づいて決定され得、ここで、Tは、スロットが生じるときのミリ秒(ms)での平均時間であり、x(k)は、UE102(図1)とネットワークエンティティ(たとえば、eNB106)の両方に知られている擬似乱数である。UE102(図1)および/またはMIBウェイクアップ構成要素130(図1)は、この情報(たとえば、ページングオケージョンk)をページング情報138(図1)としてページングウェイクアップ構成要素132(図1)に通信するように構成され得る。
【0092】
[00102]ブロック640において、方法600は、ページングオケージョン中にページ140(図1)についてリッスンするためにウェイクアップし得る。たとえば、ページング情報138(図1)を受信することに基づいて、UE102(図1)および/またはページングウェイクアップ構成要素132(図1)が、ページングオケージョンk中にページ140(図1)についてリッスンするようにUE102(図1)をウェイクアップするように構成され得る。
【0093】
[00103]図7は、UEにおいて無認可スペクトルにわたってページを受信するように構成された、および/または無認可スペクトルにわたってUEをページングするように構成された態様を含む、LTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク700の一例を示す図である。たとえば、ワイヤレス通信システムにおいてページを受信するための随意の実装形態では、図7のUE706は、図1のUE102と同じもしくは同様であり得、および/または図2の装置200であるかもしくはそれを含み得、および/または本開示で説明するアイドル構成要素128、MIBウェイクアップ構成要素130、およびページングウェイクアップ構成要素132を場合によっては含み得る。さらに、たとえば、ワイヤレス通信システムにおいてUEをページングするための随意の実装形態では、図7のeNBは、図1のeNB106と同じもしくは同様であり得、および/または図2の装置200であるかもしくはそれを含み得、および/または本開示において説明するLTE−Uページング構成要素126を場合によっては含み得る。
【0094】
[00104]この例では、アクセスネットワーク700はいくつかのセルラー領域(セル)702に分割される。図1のeNB106または他のeNB108であり得る、1つまたは複数のより低い電力クラスのeNB708は、セル702のうちの1つまたは複数と重複するセルラー領域710を有し得る。より低い電力クラスのeNB708は、フェムトセル(たとえば、ホームeNB(HeNB))、ピコセル、マイクロセル、またはリモートラジオヘッド(RRH)であり得る。図1のeNB106および/または他のeNB108であり得る、マクロeNB704は各々、それぞれのセル702に割り当てられ、セル702中の、図1のUE102であり得るすべてのUE706に、EPC110へのアクセスポイントを与えるように構成される。アクセスネットワーク700のこの例では集中コントローラはないが、代替構成では集中コントローラが使用され得る。eNB704は、無線ベアラ制御、承認制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびSGW116への接続を含む、すべての無線関係の機能を担う。
【0095】
[00105]アクセスネットワーク700によって採用される変調および多元接続方式は、展開されている特定の電気通信規格に応じて異なり得る。LTE適用例では、周波数分割複信(FDD)と時分割複信(TDD)の両方をサポートするために、OFDMがDL上で使用され、SC−FDMAがUL上で使用される。当業者なら以下の詳細な説明から容易に諒解するように、本明細書で提示する様々な概念はLTE適用例に好適である。ただし、これらの概念は、他の変調および多元接続技法を採用する他の電気通信規格に容易に拡張され得る。例として、これらの概念は、エボリューションデータオプティマイズド(EV−DO)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB)に拡張され得る。EV−DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリーの一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって公表されたエアインターフェース規格であり、移動局にブロードバンドインターネットアクセスを提供するためにCDMAを採用する。これらの概念はまた、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))とTD−SCDMAなどのCDMAの他の変形態とを採用するユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)、TDMAを採用するモバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))、ならびに、OFDMAを採用する、発展型UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、およびFlash−OFDMに拡張され得る。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは、3GPP団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、3GPP2団体からの文書に記載されている。採用される実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、特定の適用例およびシステムに課される全体的な設計制約に依存することになる。
【0096】
[00106]eNB704は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有し得る。MIMO技術の使用により、eNB704は、空間多重化と、ビームフォーミングと、送信ダイバーシティとをサポートするために空間領域を活用することが可能になる。空間多重化は、データの異なるストリームを同じ周波数上で同時に送信するために使用され得る。データストリームは、データレートを増加させるために、単一のUE706に送信されるか、または全体的なシステム容量を増加させるために、図1のUE102と同じまたは同様であり得る複数のUE706に送信され得る。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし(すなわち、振幅および位相のスケーリングを適用し)、次いでDL上で複数の送信アンテナを通して空間的にプリコーディングされた各ストリームを送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグネチャとともにUE706に到着し、これにより、UE706の各々はそのUE706に宛てられた1つまたは複数のデータストリームを復元することが可能になる。UL上で、各UE706は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、これにより、eNB704は、空間的にプリコーディングされた各データストリームのソースを識別することが可能になる。
【0097】
[00107]空間多重化は、概して、チャネル状態が良いときに使用される。チャネル状態があまり好ましくないときは、送信エネルギーを1つまたは複数の方向に集中させるためにビームフォーミングが使用され得る。これは、複数のアンテナを介した送信のためにデータを空間的にプリコーディングすることによって達成され得る。セルのエッジにおいて良好なカバレージを達成するために、送信ダイバーシティと組み合わせてシングルストリームビームフォーミング送信が使用され得る。
【0098】
[00108]以下の詳細な説明において、アクセスネットワークの様々な態様について、DL上でOFDMをサポートするMIMOシステムに関して説明する。OFDMは、OFDMシンボル内のいくつかのサブキャリアにわたってデータを変調するスペクトル拡散技法である。サブキャリアは正確な周波数で離間される。離間は、受信機がサブキャリアからデータを復元することを可能にする「直交性」を与える。時間領域では、OFDMシンボル間干渉をなくすために、ガードインターバル(たとえば、サイクリックプレフィックス)が各OFDMシンボルに追加され得る。ULは、高いピーク対平均電力比(PAPR)を補償するために、SC−FDMAをDFT拡散OFDM信号の形態で使用し得る。
【0099】
[00109]図8は、eNB106(図1)からUE102(図1)にデータを通信するときに使用され得る、LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図800である。フレーム(10ms)は、等しいサイズの10個のサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、2つの連続するタイムスロットを含み得る。2つのタイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用され得、各タイムスロットはリソースブロックを含む。リソースグリッドは複数のリソース要素に分割される。LTEでは、リソースブロックは、周波数領域中に12個の連続するサブキャリアを含んでおり、各OFDMシンボル中のノーマルサイクリックプレフィックスについては、時間領域中に7個の連続するOFDMシンボル、すなわち84個のリソース要素を含んでいる。拡張サイクリックプレフィックスについては、リソースブロックは、時間領域中に6個の連続するOFDMシンボルを含んでおり、72個のリソース要素を有する。R802、804として示されるリソース要素のいくつかは、DL基準信号(DL−RS)を含む。DL−RSは、(共通RSと呼ばれることもある)セル固有RS(CRS)802と、UE固有RS(UE−RS)804とを含む。UE−RS804は、対応する物理DL共有チャネル(PDSCH)がその上にマッピングされるリソースブロック上のみで送信される。各リソース要素によって搬送されるビット数は変調方式に依存する。したがって、UEが受信するリソースブロックが多いほど、また変調方式が高いほど、UEのデータレートは高くなる。
【0100】
[00110]図9は、UE102(図1)からeNB106(図1)に通信するときに使用され得る、LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図900である。ULのための利用可能なリソースブロックは、データセクションと制御セクションとに区分され得る。制御セクションは、システム帯域幅の2つのエッジにおいて形成され得、構成可能なサイズを有し得る。制御セクション中のリソースブロックは、制御情報の送信のためにUEに割り当てられ得る。データセクションは、制御セクション中に含まれないすべてのリソースブロックを含み得る。ULフレーム構造は、単一のUEがデータセクション中の連続サブキャリアのすべてを割り当てられることを可能にし得る、連続サブキャリアを含むデータセクションを生じる。
【0101】
[00111]UEは、eNBに制御情報を送信するために、制御セクション中のリソースブロック910a、910bを割り当てられ得る。UEは、eNBにデータを送信するために、データセクション中のリソースブロック920a、920bをも割り当てられ得る。UEは、制御セクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理UL制御チャネル(PUCCH)中で制御情報を送信し得る。UEは、データセクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理UL共有チャネル(PUSCH)中でデータのみまたはデータと制御情報の両方を送信し得る。UL送信は、サブフレームの両方のスロットにわたり得、周波数上でホッピングし得る。
【0102】
[00112]初期システムアクセスを実施し、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)930中でUL同期を達成するために、リソースブロックのセットが使用され得る。PRACH930は、ランダムシーケンスを搬送し、いかなるULデータ/シグナリングも搬送することができない。各ランダムアクセスプリアンブルは、6つの連続するリソースブロックに対応する帯域幅を占有する。開始周波数はネットワークによって指定される。すなわち、ランダムアクセスプリアンブルの送信は、ある時間リソースおよび周波数リソースに制限される。周波数ホッピングはPRACHにはない。PRACH試みは単一のサブフレーム(1ms)中でまたは少数の連続サブフレームのシーケンス中で搬送され、UEは、フレーム(10ms)ごとに単一のPRACH試みだけを行うことができる。
【0103】
[00113]図10は、LTEにおけるユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図1000である。たとえば図1のUE102などのUEと、たとえば図1のeNB106および/または他のeNB108などのeNBとのための無線プロトコルアーキテクチャが、レイヤ1、レイヤ2、およびレイヤ3という、3つのレイヤで示されている。レイヤ1(L1レイヤ)は最下位レイヤであり、様々な物理レイヤ信号処理機能を実装する。L1レイヤは、本明細書では物理レイヤ1006と呼ばれる。レイヤ2(L2レイヤ)1008は、物理レイヤ1006の上にあり、物理レイヤ1006を介したUEとeNBとの間のリンクを担う。
【0104】
[00114]ユーザプレーンでは、L2レイヤ1008は、ネットワーク側のeNBにおいて終端される、媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ1010と、無線リンク制御(RLC)サブレイヤ1012と、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)1014サブレイヤとを含む。図示されていないが、UEは、ネットワーク側のPDNゲートウェイ118において終端されるネットワークレイヤ(たとえば、IPレイヤ)と、接続の他端(たとえば、ファーエンドUE、サーバなど)において終端されるアプリケーションレイヤとを含めて、L2レイヤ1008の上にいくつかの上位レイヤを有し得る。
【0105】
[00115]PDCPサブレイヤ1014は、様々な無線ベアラと論理チャネルとの間で多重化を行う。PDCPサブレイヤ1014はまた、無線送信オーバーヘッドを低減するための上位レイヤデータパケットのヘッダ圧縮と、データパケットを暗号化することによるセキュリティと、UEに対するeNB間のハンドオーバサポートとをもたらす。RLCサブレイヤ1012は、上位レイヤデータパケットのセグメンテーションおよびリアセンブリと、紛失データパケットの再送信と、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)による、順が狂った受信を補正するデータパケットの並べ替えとを行う。MACサブレイヤ1010は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を行う。MACサブレイヤ1010はまた、1つのセルの中の様々な無線リソース(たとえば、リソースブロック)をUEの間で割り振ることを担う。MACサブレイヤ1010はまた、HARQ動作を担う。
【0106】
[00116]制御プレーンでは、UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、制御プレーンのためのヘッダ圧縮機能がないことを除いて、物理レイヤ1006およびL2レイヤ1008について実質的に同じである。制御プレーンはまた、レイヤ3(L3レイヤ)中に無線リソース制御(RRC)サブレイヤ1016を含む。RRCサブレイヤ1016は、無線リソース(すなわち、無線ベアラ)を取得することと、eNBとUEとの間のRRCシグナリングを使用して下位レイヤを構成することとを担う。
【0107】
[00117]図11は、無認可スペクトルにわたってUE(たとえば、図1のUE102)にページ(たとえば、図1のページ140)を送るように、またはUEにおいて無認可スペクトルにわたってページを受信するように構成された態様を含む、アクセスネットワークにおいてUE1150と通信しているeNB1110のブロック図である。この例では、eNB1110は、eNB106(図1)と同じもしくは同様であり得、および/またはコントローラ/プロセッサ1175および/またはメモリ1176中にLTE−Uページング構成要素126(図1)を含み得、また、UE1150は、UE102と同じもしくは同様であり得、および/またはコントローラ/プロセッサ1159および/またはメモリ1160中にアイドル構成要素128および/またはMIBウェイクアップ構成要素130(図1)ならびにページングウェイクアップ構成要素132(図1)を含み得る。
【0108】
[00118]DLでは、コアネットワークからの上位レイヤパケットがコントローラ/プロセッサ1175に与えられる。コントローラ/プロセッサ1175はL2レイヤの機能を実装する。DLでは、コントローラ/プロセッサ1175は、様々な優先度メトリックに基づいて、ヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメンテーションおよび並べ替えと、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化と、UE1150への無線リソース割振りとを行う。コントローラ/プロセッサ1175はまた、HARQ動作と、紛失パケットの再送信と、UE1150へのシグナリングとを担う。
【0109】
[00119]送信(TX)プロセッサ1116は、L1レイヤ(すなわち、物理レイヤ)のための様々な信号処理機能を実装する。信号処理機能は、UE1150における前方誤り訂正(FEC)と、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M−PSK)、多値直交振幅変調(M−QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングとを可能にするために、コーディングとインターリービングとを含む。コーディングされ変調されたシンボルは、次いで並列ストリームに分割される。各ストリームは、次いでOFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域中で基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して互いに合成されて、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルが生成される。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器1174からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE1150によって送信される基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、別個の送信機1118TXを介して異なるアンテナ1120に与えられる。各送信機1118TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。
【0110】
[00120]UE1150において、各受信機1154RXは、それのそれぞれのアンテナ1152を通して信号を受信する。各受信機1154RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、受信(RX)プロセッサ1156に情報を与える。RXプロセッサ1156は、L1レイヤの様々な信号処理機能を実装する。RXプロセッサ1156は、UE1150に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実施する。複数の空間ストリームがUE1150に宛てられた場合、それらはRXプロセッサ1156によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。RXプロセッサ1156は、次いで、高速フーリエ変換(FFT)を使用してOFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルと基準信号とは、eNB1110によって送信される、可能性が最も高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって復元され、復調される。これらの軟決定は、チャネル推定器1158によって計算されるチャネル推定値に基づき得る。軟決定は、次いで、物理チャネル上でeNB1110によって最初に送信されたデータと制御信号とを復元するために復号され、デインターリーブされる。データと制御信号とは、次いでコントローラ/プロセッサ1159に与えられる。
【0111】
[00121]コントローラ/プロセッサ1159はL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサは、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ1160に関連付けられ得る。メモリ1160はコンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ1159は、コアネットワークからの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重分離と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを行う。上位レイヤパケットは、次いで、L2レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを表すデータシンク1162に与えられる。また、様々な制御信号が、L3処理のためにデータシンク1162に与えられ得る。コントローラ/プロセッサ1159はまた、HARQ動作をサポートするために肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用した誤り検出を担う。
【0112】
[00122]ULでは、データソース1167は、コントローラ/プロセッサ1159に上位レイヤパケットを与えるために使用される。データソース1167は、L2レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを表す。eNB1110によるDL送信に関して説明した機能と同様に、コントローラ/プロセッサ1159は、ヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメンテーションおよび並べ替えと、eNB1110による無線リソース割振りに基づく論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化とを行うことによって、ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ1159はまた、HARQ動作と、紛失パケットの再送信と、eNB1110へのシグナリングとを担う。
【0113】
[00123]eNB1110によって送信される基準信号またはフィードバックからチャネル推定器1158によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択することと、空間処理を容易にすることとを行うために、TXプロセッサ1168によって使用され得る。TXプロセッサ1168によって生成される空間ストリームは、別個の送信機1154TXを介して異なるアンテナ1152に与えられる。各送信機1154TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。
【0114】
[00124]UL送信は、UE1150における受信機機能に関して説明した方法と同様の方法でeNB1110において処理される。各受信機1118RXは、それのそれぞれのアンテナ1120を通して信号を受信する。各受信機1118RXは、RFキャリア上で変調された情報を復元し、情報をRXプロセッサ1170に与える。RXプロセッサ1170はL1レイヤを実装し得る。
【0115】
[00125]コントローラ/プロセッサ1175はL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ1175は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ1176に関連付けられ得る。メモリ1176はコンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、制御/プロセッサ1175は、UE1150からの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重分離と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを行う。コントローラ/プロセッサ1175からの上位レイヤパケットは、コアネットワークに与えられ得る。コントローラ/プロセッサ1175はまた、HARQ動作をサポートするためにACKおよび/またはNACKプロトコルを使用した誤り検出を担う。
【0116】
[00126]本出願で使用する「構成要素」、「モジュール」、「システム」などの用語は、限定はしないが、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアなど、コンピュータ関係のエンティティを含むものとする。たとえば、構成要素は、限定はしないが、プロセッサ上で動作するプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータであり得る。例として、コンピューティングデバイス上で動作しているアプリケーションと、そのコンピューティングデバイスの両方が構成要素であり得る。1つまたは複数の構成要素がプロセスおよび/または実行スレッド内に存在することができ、構成要素は1つのコンピュータ上に配置され得、および/または2つ以上のコンピュータ間に分散され得る。さらに、これらの構成要素は、様々なデータ構造を記憶している様々なコンピュータ可読媒体から実行することができる。これらの構成要素は、信号を介して、ローカルシステム、分散システム内の別の構成要素と相互作用し、および/またはインターネットなどのネットワーク上で他のシステムと相互作用する1つの構成要素からのデータのような、1つまたは複数のデータパケットを有する信号に従うことなどによって、ローカルプロセスおよび/またはリモートプロセスを介して通信し得る。
【0117】
[00127]さらに、本明細書ではワイヤード端末またはワイヤレス端末であり得る端末に関して、様々な態様について説明した。端末は、システム、デバイス、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、モバイルデバイス、リモート局、リモート端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザデバイス、またはユーザ機器(UE)と呼ばれることもある。ワイヤレス端末は、セルラー電話、衛星電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイスであり得る。さらに、本明細書では基地局に関して、様々な態様について説明した。基地局は、ワイヤレス端末と通信するために利用され得、アクセスポイント、ノードB、または何らかの他の用語で呼ばれることもある。
【0118】
[00128]さらに、「または」という用語は、排他的な「または」ではなく、包括的な「または」を意味するものとする。すなわち、別段に規定されていない限り、または文脈から明らかでない限り、「XはAまたはBを採用する」という句は、自然包括的並べ替えのいずれかを意味するものとする。すなわち、「XはAまたはBを採用する」という句は、以下の場合、すなわち、XがAを採用する場合、XがBを採用する場合、またはXがAとBの両方を採用する場合のいずれかによって満足される。さらに、本出願と添付の特許請求の範囲とにおいて使用する冠詞「a」と「an」は、別段に規定されていない限り、または単数形を対象とすべきであると文脈から明らかでない限り、概して、「1つまたは複数」を意味すると解釈されるべきである。
【0119】
[00129]本明細書で説明した技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAおよび他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムに使用され得る。「システム」と「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA)と、CDMAの他の変形態とを含む。さらに、cdma2000は、IS−2000規格と、IS−95規格と、IS−856規格とをカバーする。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)などの無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、発展型UTRA(E−UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash−OFDM□などの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)は、ダウンリンク上ではOFDMAを採用し、アップリンク上ではSC−FDMAを採用する、E−UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する団体からの文書に記載されている。さらに、cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。さらに、そのようなワイヤレス通信システムは、追加として、不対無認可スペクトル、802.xxワイヤレスLAN、BLUETOOTH(登録商標)および任意の他の短距離または長距離ワイヤレス通信技法をしばしば使用するピアツーピア(たとえば、モバイルツーモバイル)アドホックネットワークシステムを含み得る。
【0120】
[00130]本明細書で開示する態様に関して説明した様々な例示的な論理、論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。また、プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、上記で説明したステップおよび/または行為のうちの1つまたは複数を実施するように動作可能な1つまたは複数のモジュールを備え得る。
【0121】
[00131]さらに、本明細書で開示する態様に関して説明した方法またはアルゴリズムのステップおよび/または行為は、直接ハードウェアで実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に存在し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合され得る。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。さらに、いくつかの態様では、プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に存在し得る。さらに、ASICはユーザ端末中に存在し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中の個別構成要素として存在し得る。さらに、いくつかの態様では、方法またはアルゴリズムのステップおよび/または行為は、非一時的でありコンピュータプログラム製品に組み込まれ得る、機械可読媒体および/またはコンピュータ可読媒体上のコードおよび/または命令の1つまたは任意の組合せ、あるいはそのセットとして存在し得る。
【0122】
[00132]1つまたは複数の態様では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体上で送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と呼ばれ得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびblu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、通常、データをレーザーで光学的に再生する。上述の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0123】
[00133]上記の開示では例示的な態様および/または例について論じたが、添付の特許請求の範囲によって定義される説明した態様および/または例の範囲から逸脱することなく、様々な変更および改変が本明細書で行われ得ることに留意されたい。さらに、説明した態様および/または例の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形への限定が明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。さらに、態様および/または例の全部または一部は、別段に記載されていない限り、他の態様および/または例の全部または一部とともに利用され得る。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ユーザ機器に宛てられたデータを受信することと、
より長いグローバルユーザ機器識別情報に対して前記ユーザ機器のための短い識別情報を決定することと、
前記短い識別情報に基づいてマスタ情報ブロック(MIB)送信を識別することと、
前記短い識別情報に基づいて、前記ユーザ機器が前記データを受信するためにページについてリッスンすることを示すために前記MIB送信のスロット内のビットをアクティブにすることと、
前記MIBをブロードキャストすることとを備える、ワイヤレス通信システムにおけるページングの方法。
[C2]
前記短い識別情報と、前記ユーザ機器がいつページングチャネル上でページを受信することを予想することができるのかを示すページングウィンドウとの間の相関を含むシステム情報ブロック(SIB)をブロードキャストすることをさらに備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記スロットが、時間とともに異なることができ、前記ユーザ機器および前記ユーザ機器と通信している他のネットワークエンティティに以前から知られていない、C1に記載の方法。
[C4]
ユーザ機器に宛てられたデータを受信するように実行可能なコードと、
より長いグローバルユーザ機器識別情報に対して前記ユーザ機器のための短い識別情報を決定するように実行可能なコードと、
前記短い識別情報に基づいてマスタ情報ブロック(MIB)送信を識別するように実行可能なコードと、
前記短い識別情報に基づいて、前記ユーザ機器が前記データを受信するためにページについてリッスンすることを示すために前記MIB送信のスロット内のビットをアクティブにするように実行可能なコードと、
前記MIBをブロードキャストするように実行可能なコードとを備える、ワイヤレス通信システムにおいてページングするためのコンピュータ実行可能コードを記憶したコンピュータ可読媒体。
[C5]
ユーザ機器に宛てられたデータを受信するための手段と、
より長いグローバルユーザ機器識別情報に対して前記ユーザ機器のための短い識別情報を決定するための手段と、
前記短い識別情報に基づいてマスタ情報ブロック(MIB)送信を識別するための手段と、
前記短い識別情報に基づいて、前記ユーザ機器が前記データを受信するためにページについてリッスンすることを示すために前記MIB送信のスロット内のビットをアクティブにするための手段と、
前記MIBをブロードキャストするための手段とを備える、ワイヤレス通信システムにおいてページングするための装置。
[C6]
少なくとも1つのメモリと、
前記メモリと通信しており、
ユーザ機器に宛てられたデータを受信することと、
より長いグローバルユーザ機器識別情報に対して前記ユーザ機器のための短い識別情報を決定することと、
前記短い識別情報に基づいてマスタ情報ブロック(MIB)送信を識別することと、
前記短い識別情報に基づいて、前記ユーザ機器が前記データを受信するためにページについてリッスンすることを示すために前記MIB送信のスロット内のビットをアクティブにすることと、
前記MIBをブロードキャストすることと
を行うように構成されたLTE−Uページング構成要素とを備える、ワイヤレス通信システムにおいてページングするための装置。
[C7]
前記LTE−Uページング構成要素は、前記短い識別情報と、前記ユーザ機器がいつページングチャネル上でページを受信することを予想することができるのかを示すページングウィンドウとの間の相関を含むシステム情報ブロック(SIB)をブロードキャストするようにさらに構成された、C6に記載の装置。
[C8]
前記スロットが、時間とともに異なることができ、前記ユーザ機器および前記ユーザ機器と通信している他のネットワークエンティティに以前から知られていない、C6に記載の装置。
[C9]
セルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入ることと、
ページング指示についてマスタ情報ブロック(MIB)のスロットを監視するために前記アイドル状態からウェイクアップすることと、ここにおいて、前記スロットが、動的に選択され、より長いグローバルユーザ機器識別情報に対してユーザ機器に関連付けられた短い識別情報に対応する、
前記MIBの前記監視スロットにおいて前記ページング指示を認識することと、
システム情報ブロック(SIB)中の相関情報に基づいてページングウィンドウを決定することと、
前記ページングウィンドウ中にページについてリッスンするためにウェイクアップすることとを備える、ワイヤレス通信システムにおいてページを受信する方法。
[C10]
前記スロットが前記短い識別情報に基づいて選択される、C9に記載の方法。
[C11]
前記SIBが前記短い識別情報と前記ページングウィンドウとの間の相関を含む、C9に記載の方法。
[C12]
前記ページング指示を認識することが、前記スロット内のビットがアクティブにされると決定することを含む、C9に記載の方法。
[C13]
前記スロットが、時間とともに異なることができ、前記ユーザ機器および前記ユーザ機器と通信している他のネットワークエンティティに以前から知られていない、C9に記載の方法。
[C14]
セルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入るように実行可能なコードと、
ページング指示についてマスタ情報ブロック(MIB)のスロットを監視するために前記アイドル状態からウェイクアップするように実行可能なコードと、ここにおいて、前記スロットが、動的に選択され、より長いグローバルユーザ機器識別情報に対してユーザ機器に関連付けられた短い識別情報に対応する、
前記監視スロットにおいて前記ページング指示を認識するように実行可能なコードと、
システム情報ブロック(SIB)中の相関情報に基づいてページングウィンドウを決定するように実行可能なコードと、
前記ページングウィンドウ中にページについてリッスンするためにウェイクアップするように実行可能なコードと、を備える、ワイヤレス通信システムにおいてページを受信するためのコンピュータ実行可能コードを記憶したコンピュータ可読媒体。
[C15]
セルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入ることを決定するための手段と、
ページング指示についてマスタ情報ブロック(MIB)のスロットを監視するために前記アイドル状態からウェイクアップするための手段と、ここにおいて、前記スロットが、動的に選択され、より長いグローバルユーザ機器識別情報に対してユーザ機器に関連付けられた短い識別情報に対応する、
前記監視スロットにおいてページング指示を認識するための手段と、
システム情報ブロック(SIB)中の相関情報に基づいてページングウィンドウを決定するための手段と、
前記ページングウィンドウ中にページについてリッスンするためにウェイクアップするための手段とを備える、ワイヤレス通信システムにおいてページを受信するための装置。
[C16]
セルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入ることを決定することと、
ページング指示についてマスタ情報ブロック(MIB)のスロットを監視するために前記アイドル状態からウェイクアップすることと、ここにおいて、前記スロットが、動的に選択され、より長いグローバルユーザ機器識別情報に対してユーザ機器に関連付けられた短い識別情報に対応する、
前記監視スロットにおいてページング指示を認識することと
を行うように構成されたMIBウェイクアップ構成要素と、
システム情報ブロック(SIB)中の相関情報に基づいてページングウィンドウを決定することと、
前記ページングウィンドウ中にページについてリッスンするためにウェイクアップすることと
を行うように構成されたページングウェイクアップ構成要素とを備える、ワイヤレス通信システムにおいてページを受信するための装置。
[C17]
前記スロットが前記短い識別情報に基づいて選択される、C16に記載の装置。
[C18]
前記SIBが前記短い識別情報と前記ページングウィンドウとの間の相関を含む、C16に記載の装置。
[C19]
前記ページング指示を認識するために、前記MIBウェイクアップ構成要素は、前記スロット内のビットがアクティブにされると決定するようにさらに構成された、C16に記載の装置。
[C20]
前記スロットが、時間とともに異なることができ、前記ユーザ機器および前記ユーザ機器と通信している他のネットワークエンティティに以前から知られていない、C16に記載の装置。
[C21]
ユーザ機器に宛てられたデータを受信することと、
前記ユーザ機器に対応するマスタ情報ブロック(MIB)中のスロットを識別することと、ここにおいて、前記スロットが周期的または非周期である、
前記ユーザ機器が前記データを受信するためにページについてリッスンすることを示すために前記スロット内のビットをアクティブにすることと、
前記MIBをブロードキャストすることとを備える、ワイヤレス通信システムにおけるページングの方法。
[C22]
前記スロットが平均してTミリ秒ごとに生じ、ここで、Tが正数値である、C21に記載の方法。
[C23]
ページングオケージョン中に前記ユーザ機器について前記ページを送信することをさらに備え、ここにおいて、前記ページングオケージョンkが、k×T+前記ユーザ機器および前記ユーザ機器と通信しているネットワークエンティティに知られている擬似乱数に基づいて生じる、C22に記載の方法。
[C24]
ページングオケージョン中に前記ユーザ機器について前記ページを送信することをさらに備え、ここにおいて、ページングオケージョンが、前記MIB中に含まれるシステムフレーム情報に基づいて前記ユーザ機器および前記ユーザ機器と通信しているネットワークエンティティによって決定される、C21に記載の方法。
[C25]
前記スロットが、以前に構成され、前記ユーザ機器および前記ユーザ機器と通信しているネットワークエンティティに知られている、C21に記載の方法。
[C26]
ユーザ機器に宛てられたデータを受信するように実行可能なコードと、
前記ユーザ機器に対応するマスタ情報ブロック(MIB)中のスロットを識別するように実行可能なコードと、ここにおいて、前記スロットが周期的または非周期である、
前記ユーザ機器が前記データを受信するためにページについてリッスンすることを示すために前記スロット内のビットをアクティブにするように実行可能なコードと、
前記MIBをブロードキャストするように実行可能なコードとを備える、ワイヤレス通信システムにおいてページングするためのコンピュータ実行可能コードを記憶したコンピュータ可読媒体。
[C27]
ユーザ機器に宛てられたデータを受信するための手段と、
前記ユーザ機器に対応するマスタ情報ブロック(MIB)中のスロットを識別するための手段と、ここにおいて、前記スロットが周期的または非周期である、
前記ユーザ機器が前記データを受信するためにページについてリッスンすることを示すために前記スロット内のビットをアクティブにするための手段と、
前記MIBをブロードキャストするための手段とを備える、ワイヤレス通信システムにおいてページングするための装置。
[C28]
少なくとも1つのメモリと、
前記メモリと通信しており、
ユーザ機器に宛てられたデータを受信することと、
前記ユーザ機器に対応するマスタ情報ブロック(MIB)中のスロットを識別することと、ここにおいて、前記スロットが周期的または非周期である、
前記ユーザ機器が前記データを受信するためにページについてリッスンすることを示すために前記スロット内のビットをアクティブにすることと、
前記MIBをブロードキャストすることと
を行うように構成されたLTE−Uページング構成要素とを備える、ワイヤレス通信システムにおいてページングするための装置。
[C29]
前記スロットが平均してTミリ秒ごとに生じ、ここで、Tが正数値である、C28に記載の装置。
[C30]
前記LTE−Uページング構成要素が、ページングオケージョン中に前記ユーザ機器について前記ページを送信するようにさらに構成され、ここにおいて、前記ページングオケージョンkが、k×T+前記ユーザ機器および前記ユーザ機器と通信しているネットワークエンティティに知られている擬似乱数に基づいて生じる、C29に記載の装置。
[C31]
前記LTE−Uページング構成要素が、ページングオケージョン中に前記ユーザ機器について前記ページを送信するようにさらに構成され、ここにおいて、前記ページングオケージョンkが、前記MIB中に含まれるシステムフレーム情報に基づいて前記ユーザ機器および前記ユーザ機器と通信しているネットワークエンティティによって決定される、C28に記載の装置。
[C32]
前記スロットが、以前に構成され、前記ユーザ機器および前記ユーザ機器と通信しているネットワークエンティティに知られている、C28に記載の装置。
[C33]
セルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入ることと、
マスタ情報ブロック(MIB)のスロットを監視するためにウェイクアップすることと、ここにおいて、前記スロットが周期的または非周期であり、前記ユーザ機器に対応する、
ページングオケージョンを決定することと、
前記ページングオケージョン中にページについてリッスンするためにウェイクアップすることとを備える、ワイヤレス通信システムにおいてページを受信する方法。
[C34]
前記スロットが平均してTミリ秒ごとに生じ、ここで、Tが正数値である、C33に記載の方法。
[C35]
前記ページングオケージョンを決定することが、k×T+前記ユーザ機器および前記ユーザ機器と通信しているネットワークエンティティに知られている擬似乱数に基づいてページングオケージョンkを決定することを備える、C34に記載の方法。
[C36]
前記ページングオケージョンを決定することが、前記MIB中に含まれるシステムフレーム情報に基づいて決定することを備える、C33に記載の方法。
[C37]
前記スロットが、以前に構成され、前記ユーザ機器および前記ユーザ機器と通信しているネットワークエンティティに知られている、C33に記載の方法。
[C38]
セルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入ることを決定するように実行可能なコードと、
マスタ情報ブロック(MIB)のスロットを監視するためにウェイクアップするように実行可能なコードと、ここにおいて、前記スロットが周期的または非周期であり、前記ユーザ機器に対応する、
ページングオケージョンを決定するように実行可能なコードと、
前記ページングオケージョン中にページについてリッスンするためにウェイクアップするように実行可能なコードとを備える、ワイヤレス通信システムにおいてページを受信するためのコンピュータ実行可能コードを記憶したコンピュータ可読媒体。
[C39]
セルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入ることを決定するための手段と、
マスタ情報ブロック(MIB)のスロットを監視するためにウェイクアップするための手段と、ここにおいて、前記スロットが周期的または非周期であり、前記ユーザ機器に対応する、
ページングオケージョンを決定するための手段と、前記ページングオケージョン中にページについてリッスンするためにウェイクアップするための手段とを備える、ワイヤレス通信システムにおいてページを受信するための装置。
[C40]
セルにキャンプオンされている間にアイドル状態に入ることを決定することと、
マスタ情報ブロック(MIB)のスロットを監視するためにウェイクアップすることと、ここにおいて、前記スロットが周期的または非周期であり、前記ユーザ機器に対応する、
を行うように構成されたMIBウェイクアップ構成要素と、
ページングオケージョンを決定することと、
前記ページングオケージョン中にページについてリッスンするためにウェイクアップすることと
を行うように構成されたページングウェイクアップ構成要素とを備える、ワイヤレス通信システムにおいてページを受信するための装置。
[C41]
前記スロットが平均してTミリ秒ごとに生じる、C40に記載の装置。
[C42]
前記ページングオケージョンを決定するために、前記ページングウェイクアップ構成要素が、k×T+前記ユーザ機器および前記ユーザ機器と通信しているネットワークエンティティに知られている擬似乱数に基づいてページングオケージョンkを決定するようにさらに構成された、C41に記載の装置。
[C43]
前記ページングウェイクアップ構成要素が、前記MIB中に含まれるシステムフレーム情報に基づいて前記ページングオケージョンを決定するようにさらに構成された、C40に記載の装置。
[C44]
前記スロットが、以前に構成され、前記ユーザ機器および前記ユーザ機器と通信しているネットワークエンティティに知られている、C40に記載の装置。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
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図10
図11