(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記候補客体は、前記コメント対象トリガーのレスポンスの客体のうち、前記タッチ入力がなされた時点の透明度を基準に選定された客体を含むものであることを特徴とする、請求項9に記載のインタラクティブコンテンツに対するコメント方法。
前記候補客体は、前記コメント対象トリガーのレスポンスの客体のうち、前記タッチ入力がなされた時点で他の客体によって覆われていない部分が一部でも存在する客体を含むものであることを特徴とする、請求項9に記載のインタラクティブコンテンツに対するコメント方法。
連動サーバーが、インタラクティブコンテンツに対するコメント情報を、前記インタラクティブコンテンツを再生するコンテンツ再生装置から受信し、前記コメント情報はコメント対象トリガーに対する情報、トリガーログ及びコメントのコンテンツデータを含み、前記トリガーログは前記インタラクティブコンテンツの再生開始以降、特定の時点から前記コメント対象トリガーが発生するまで前記インタラクティブコンテンツに対して発生したトリガーの集合である、第1段階と、
前記連動サーバーが、前記トリガーログに含まれたトリガーそれぞれをトリガー発生順序によって連結することでコメントシナリオを生成し、前記コメントシナリオには前記コメント対象トリガーのレスポンスの再生区間に前記コメントのコンテンツデータが表示されるようにするデータが含まれる、第2段階と、
前記連動サーバーが、前記コメントシナリオを、前記インタラクティブコンテンツを生成するための著作ツールが設置されたコンテンツ著作装置に送信する第3段階とを含む、インタラクティブコンテンツに対するコメント方法。
前記コメントシナリオには前記コメント対象トリガーの識別情報がさらに含まれることを特徴とする、請求項12に記載のインタラクティブコンテンツに対するコメント方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする技術的課題は、選択的なトリガー発生によって多様なストーリーシナリオを有するインタラクティブコンテンツに対して、レビュアーが容易にコメントを付加することができる方法、かかる機能を提供するコンテンツ再生装置及びかかる機能を提供するコンピューターソフトウェアを提供することである。
【0004】
本発明が解決しようとする他の技術的課題は、インタラクティブコンテンツのレビュアーが付加したコメントの意味を前記インタラクティブコンテンツの著作者などが明確に把握することができるようサポートするコメントシナリオ再演方法、かかる機能を提供するコンテンツ著作装置及びかかる機能を提供するコンピューターソフトウェアを提供することである。
【0005】
本発明が解決しようとするまた他の技術的課題は、コンテンツ著作装置からコンテンツ再生装置へのインタラクティブコンテンツのエクスポート要請を処理し、前記コンテンツ再生装置からコメント情報を受信して前記コメント情報及び前記インタラクティブコンテンツに対するデータを用いてコメントシナリオを生成する方法及びかかる機能を提供する連動サーバーを提供することである。
【0006】
本発明の技術的課題は以上で言及した技術的課題に制限されず、言及されなかった他の技術的課題は下記記載から本発明の技術分野における通常の技術者が明確に理解することができる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のインタラクティブコンテンツに対するコメント方法及びコメントシナリオ再演方法は以下の手段を採用する。
本発明の第一態様に係るインタラクティブコンテンツに対するコメント方法は、コンテンツ再生装置が、インタラクティブコンテンツに対するコメントの入力のためにタッチ入力される段階と、前記コンテンツ再生装置が、前記インタラクティブコンテンツのトリガーのうち、タッチ入力がなされた時点の直前に発生したコメント対象トリガーに前記コメントをマッチングさせる段階と、前記コンテンツ再生装置が、前記コメント対象トリガーに対する情報、トリガーログ及び前記コメントのコンテンツデータを送信する段階とを含み、前記トリガーログは、前記インタラクティブコンテンツの再生が開始された時から前記コメント対象トリガーが発生するまで前記インタラクティブコンテンツに対して発生したトリガーの集合である。
【0008】
上記第一態様では、前記インタラクティブコンテンツは、トリガー、前記トリガーに対するレスポンス及び、前記レスポンスの対象である客体で構成されるインタラクションに対する情報を含み、少なくとも一部の状況で複数の前記トリガーが発生可能になるように定義された分岐型シナリオタイプのインタラクティブコンテンツであるとしてもよい。
【0009】
上記第一態様では、前記インタラクティブコンテンツは、GUI基盤のソフトウェアに対するインタラクションプロトタイプであるとしてもよい。
【0010】
上記第一態様では、前記送信する段階は、前記コメント対象トリガーに対する情報、トリガーログ及び前記コメントのコンテンツデータ及び前記コメントのタッチポイントに対する情報を、連動サーバーに送信する段階を含み、前記連動サーバーは、前記インタラクティブコンテンツを生成した著作ツールが設置されたコンテンツ著作装置と前記コンテンツ再生装置と連結され、前記コンテンツ著作装置から前記インタラクティブコンテンツに対するエクスポート要請に応答して前記インタラクティブコンテンツを前記コンテンツ再生装置に送信するサーバーであるとしてもよい。
【0011】
上記第一態様では、前記連動サーバーは、前記トリガーログに含まれたトリガーそれぞれのレスポンスをトリガー発生順序によって連結することでコメントシナリオを生成し、前記コメントシナリオには前記コメント対象トリガーのレスポンスの再生区間に前記コメントのコンテンツデータが表示されるようにするデータが含まれるとしてもよい。
【0012】
上記第一態様では、前記送信する段階は、前記コメント対象トリガーに対する情報、トリガーログ及び前記コメントのコンテンツデータ及び前記コメントのタッチポイントに対する情報を、前記インタラクティブコンテンツを生成した著作ツールが設置されたコンテンツ著作装置に送信する段階を含み、前記コンテンツ著作装置は、前記インタラクティブコンテンツを前記コンテンツ再生装置にエクスポートしたものであるとしてもよい。
【0013】
上記第一態様では、前記コンテンツ著作装置は、前記トリガーログに含まれたトリガーそれぞれのレスポンスをトリガー発生順序によって連結することでコメントシナリオを生成し、前記コメントシナリオを再演するためのUIを含み、前記コメントシナリオの再演によって前記コメント対象トリガーのレスポンスの再生区間に前記コメントのコンテンツデータを表示する端末であるとしてもよい。
【0014】
上記第一態様では、前記連動サーバーに送信する段階は、前記コメントのタッチポイントを用いてコメント対象客体を決定する段階と、前記コメント対象客体に対する情報を前記連動サーバーに送信する段階とを含むとしてもよい。
【0015】
上記第一態様では、前記コメント対象客体を決定する段階は、前記コメント対象トリガーと関連した候補客体のうち、前記タッチ入力がなされた時点で前記タッチポイントと最も近接して位置する客体を前記コメント対象客体に決定する段階を含み、前記候補客体は前記コメント対象トリガーのレスポンスの客体を含むものであるとしてもよい。
【0016】
上記第一態様では、前記候補客体は、前記コメント対象トリガーのレスポンスの客体のうち、前記タッチ入力がなされた時点の透明度を基準に選定された客体を含むものであるとしてもよい。
【0017】
上記第一態様では、前記候補客体は、前記コメント対象トリガーのレスポンスの客体のうち、前記タッチ入力がなされた時点で他の客体によって覆われていない部分が一部でも存在する客体を含むものであるとしてもよい。
【0018】
本発明の第二態様に係るインタラクティブコンテンツに対するコメント方法は、連動サーバーが、インタラクティブコンテンツに対するコメント情報を、前記インタラクティブコンテンツを再生するコンテンツ再生装置から受信し、前記コメント情報はコメント対象トリガーに対する情報、トリガーログ及び前記コメントのコンテンツデータを含み、前記トリガーログは前記インタラクティブコンテンツの再生開始以降、特定の時点から前記コメント対象トリガーが発生するまで前記インタラクティブコンテンツに対して発生したトリガーの集合である、第1段階と、前記連動サーバーが、前記トリガーログに含まれたトリガーそれぞれをトリガー発生順序によって連結することでコメントシナリオを生成し、前記コメントシナリオには前記コメント対象トリガーのレスポンスの再生区間に前記コメントのコンテンツデータが表示されるようにするデータが含まれる、第2段階と、前記連動サーバーが、前記コメントシナリオを、前記インタラクティブコンテンツを生成するための著作ツールが設置されたコンテンツ著作装置に送信する第3段階とを含む。
【0019】
上記第二態様では、前記トリガーログは、前記コメント対象トリガー以前に発生した既に指定された個数分のトリガーの集合であるとしてもよい。
【0020】
上記第二態様では、前記第1段階は、前記コメントの入力のためのコメントのタッチポイントに対する情報を、前記コンテンツ再生装置からさらに受信する段階を含み、前記コメントシナリオには、前記コメント対象トリガーのレスポンスの再生区間に前記タッチポイントが表示されるようにするデータがさらに含まれるとしてもよい。
【0021】
上記第二態様では、前記コメントシナリオには前記コメント対象トリガーの識別情報がさらに含まれるとしてもよい。
【0022】
本発明の第三態様に係るインタラクティブコンテンツに対するコメント連動サーバーは、プロセッサーと、インタラクティブコンテンツに対するコメント連動プログラムを保存するストレージと、前記プロセッサーで遂行されて前記プログラムを具現する複数のオペレーションを前記ストレージからロードするメモリーと、前記インタラクティブコンテンツを再生するコンテンツ再生装置、及び前記インタラクティブコンテンツを生成して前記コンテンツ再生装置にエクスポートした著作ツールが設置されたコンテンツ著作装置に連結されたネットワークインターフェースとを含み、前記複数のオペレーションは、前記インタラクティブコンテンツに対するコメント情報を前記コンテンツ再生装置から受信し、前記コメント情報はコメント対象トリガーに対する情報、トリガーログ及び前記コメントのコンテンツデータを含み、前記トリガーログは前記インタラクティブコンテンツの再生開始以降、特定の時点から前記コメント対象トリガーが発生するまで前記インタラクティブコンテンツに対して発生したトリガーの集合である、オペレーションと、前記トリガーログに含まれたトリガーそれぞれのレスポンスをトリガー発生順序によって連結することでコメントシナリオを生成し、前記コメントシナリオには前記コメント対象トリガーのレスポンスの再生区間に前記コメントのコンテンツデータが表示されるようにするデータが含まれる、オペレーションと、前記コメントシナリオを前記コンテンツ著作装置に送信するオペレーションとを含む。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳しく説明する。本発明の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付図面と共に詳細に後述されている実施例を参照することで明確になる。しかし、本発明は以下で掲示される実施例に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で具現されることができ、単に本実施例は本発明の掲示を完全にし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に認識させるために提供されるものであり、本発明は請求項の範疇によって定義されるに過ぎない。明細書全体にかけて同一の参照符号は同一の構成要素を指称する。
【0025】
他の定義がなければ、本明細書で使用されるすべての用語(技術及び科学的用語を含む)は本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に共通して理解される意味で使用され得る。また、一般的に使用される辞書に定義されている用語は明白に特別に定義されていない限り理想的かつ過度に解釈されない。本明細書で使用された用語は実施例を説明するためのものであって、本発明を制限しようとするものではない。本明細書で、単数型は文言で特別に言及しない限り複数型も含む。
【0026】
以下、図面を参照して本発明のいくつかの実施例について説明する。
まず、本明細書で使用される‘インタラクティブコンテンツ’の意味について、
図1を参照して説明する。インタラクティブコンテンツは見る人の入力によって別のストーリーラインが展開され得る点で一般のコンテンツと区別される。一般のコンテンツは見る人とのインタラクションがなく、無条件に1つのリニアしたストーリーラインだけが展開されるが、インタラクティブコンテンツは見る人のユーザー入力または再生時点の周辺状況または周辺環境によって発生するトリガーによってストーリー分岐がなされるので、多様なストーリーラインが制作され得る。
【0027】
本明細書のインタラクティブコンテンツは1以上のインタラクション(interaction)を含むコンテンツである。インタラクティブコンテンツはインタラクションのデータ以外に多様なメタデータも含まれ得る。したがって、インタラクションのデータ以外に他のデータを含んで構成されるコンテンツであっても本明細書のインタラクティブコンテンツの範囲から逸脱するものではない。
【0028】
前記インタラクションは、インタラクティブコンテンツに対して何らかの入力がなされる場合、前記インタラクティブコンテンツに含まれた客体がどのような反応を見せるのか定義するデータである。本明細書でインタラクティブコンテンツに対する入力はトリガー(trigger)と指称される。前記トリガーは、例えば、前記インタラクティブコンテンツが再生されている装置に備えられたタッチスクリーンに対するタッチ入力や、前記インタラクティブコンテンツが再生されている装置に備えられたセンサー(例えば、カメラ、マイク、照度センサー、加速度センサー、ジャイロスコープ、近接センサー、地磁気センサーなど)を通じてセンシングされた測定データを基準に生成されたトリガーイベントや、前記インタラクティブコンテンツが再生されている装置の測位装置によって測定された測位データを基準に生成されたトリガーイベントや、前記インタラクティブコンテンツが再生されている装置に有線/無線で連結された外部装置から特定のデータが受信されたことを示すトリガーイベントであり得る。
【0029】
前記トリガーは、特定の客体または特定の客体セットに対して発生することを前提にして識別され得る。前記特定の客体セットは1つのレイヤーを構成する隣接する客体の集合であり得る。例えば、トリガー#1は客体#1のタップ(タッチ)を示すことができ、トリガー#2は客体#2のタップを示すことができる。
【0030】
本明細書で前記トリガーの発生に対するインタラクティブコンテンツの反応はレスポンス(response)と指称される。前記レスポンスは1以上の客体に対して再生される。前記客体をレスポンス対象客体と指称する。前記客体は前記インタラクティブコンテンツを構成する視覚的な(visual)構成要素である。
【0031】
前記インタラクティブコンテンツは1以上の客体がマルチ−レイヤー方式でオーバーレイされてディスプレーされる画面を含む。前記マルチ−レイヤーのためにそれぞれの客体には優先順位が付与され得る。すなわち、表示領域が重なる場合、優先順位の高い客体が優先順位の低い客体を覆うようになる。
【0032】
図1には総8個のインタラクション(インタラクション#1〜#8)で構成されたインタラクティブコンテンツが示されている。
図1にはトリガーが‘T’、レスポンスが‘R’、客体が’O’で表記されている。インタラクション#1はT#1トリガーが発生する場合、客体O#1に対してR#1のレスポンスが再生されることを示す。インタラクション#2はT#2トリガーが発生する場合、客体O#1に対してR#2、R#3のレスポンスが再生されることを示す。また、インタラクション#6はT#6トリガーが発生する場合、客体O#5に対してR#1、客体O#4に対してR#5のレスポンスがそれぞれ再生されることを示す。
【0033】
図2を参照すると、
図1で例示されたインタラクティブコンテンツに対して分岐型シナリオが構成され、特定のレスポンスが再生されている途中にコメントが入力されることが示される。
図2に示されたように、本明細書のインタラクティブコンテンツは少なくとも一部の状況で複数の前記トリガーが発生可能になるように定義された分岐型シナリオタイプのコンテンツである。前記‘状況’はトリガーの発生が可能な時点を意味する。前記状況はレスポンスの再生が完了した以降の時点を意味する場合がある。または、レスポンスの再生途中でもトリガーの発生が可能になる場合もある。
【0034】
図2に示されたインタラクティブコンテンツは、インタラクション#1以降にインタラクション#2、インタラクション#3またはインタラクション#4のうち1以上が発生し得、インタラクション#2以降にインタラクション#5またはインタラクション#6のうち1つ以上が発生し得、インタラクション#6以降にインタラクション#7またはインタラクション#8のうち1つ以上が発生するように定義されたものなので、分岐型シナリオタイプのコンテンツである。
【0035】
本明細書のインタラクティブコンテンツは、例えばGUI(Graphic User Interface)基盤のソフトウェアに対するインタラクションプロトタイプ(prototype)であり得る。
【0036】
以下、インタラクション#1以降、トリガー#2(T#2)が発生してインタラクション#2が再生され、次にトリガー#6(T#6)が発生してインタラクション#6が再生され、次にトリガー#8が発生してインタラクション#8が再生される途中にレビュアー(reviewer)がコメントを入力する場合、本発明のいくつかの実施例によるコメント処理方法及びそのコメントの再演方法について説明する。インタラクション#8はトリガー#8が発生する場合、レスポンス#5及びレスポンス#6が発生するものであり、レスポンス#5の対象客体は客体#2、客体#5及び客体#6で、レスポンス#6の対象客体は客体#3であると仮定する。
【0037】
分岐型シナリオタイプのインタラクティブコンテンツに対してコメントが入力される場合、その対象が何であるか確定することが非常に重要である。本発明のいくつかの実施例で、インタラクティブコンテンツに対するコメントの入力のためのタッチ入力がなされた時点の直前に発生したコメント対象トリガーに前記コメントをマッチングさせる。
【0038】
その結果、前記インタラクティブコンテンツの再生が開始されてから前記コメント対象トリガーが発生するまでの一連のトリガーを連結したコメントシナリオを構成し、前記コメントシナリオに含まれた各トリガーのレスポンスを順次再生することができる。したがって、レビュアーがコメントを記載した対象シナリオを正確に再演することができる。
また、本発明のいくつかの実施例で、またコメント入力時点及びその時点のタッチポイントを用いてレビュアーの別途指摘がなくてもコメント対象レスポンス及びその対象客体までも予測してコメントを確認するユーザーに表示することができる。
【0039】
図3には例示的にコンテンツ再生装置20に表示されるコメント入力ユーザーインターフェースが示される。
図3の画面はインタラクション#8が再生中であることを示す。既に説明したように、インタラクション#8はトリガー#8(例えば、画面に対するタッチ)が発生する場合、レスポンス#5(例えば、下に移動する動作)及びレスポンス#6(例えば、回転しながら下に移動する動作)が発生する。また、レスポンス#5の対象客体は客体#2(1)、客体#5(9)及び客体#6(8)である。また、レスポンス#6の対象客体は客体#3(5)である。
【0040】
コンテンツ再生装置20はインタラクティブコンテンツの解釈及び再生機能を有するソフトウェアが設置されたコンピューティング装置であって、例えばスマートフォン、スマートウォッチのような移動端末であり得る。
【0041】
インタラクティブコンテンツに対するコメントを作成してインタラクティブコンテンツの著作者に修正を要請しようとするレビュアーは、インタラクティブコンテンツに対するトリガー入力を通じて前記インタラクティブコンテンツを操作する途中にコメントボタン4を押すことで、コメント入力時点を指定することができる。コメントボタン4が押されると、すべてのレスポンスが一時停止しながらコメント対象タッチポイントの指摘が容易になる。レビュアーはすべてのレスポンスが一時停止して画面上のすべての客体が停止している状態で、コメント対象地点をタッチすればよい。画面上の特定の地点がタッチされると、その地点を基準にコメントを入力するためのUI3が表示され得る。
【0042】
コンテンツ再生装置20はコメントを入力するためのUI3を通じてコメントが入力されると、コメント情報を構成する。前記コメント情報はコメント対象トリガーに対する情報、トリガーログ及び前記コメントのコンテンツデータを含む。前記コメント対象トリガーは、コメントボタン4が押される前に発生した最近のトリガーである。
【0043】
前記トリガーログは前記インタラクティブコンテンツの再生開始以降、特定の時点から前記コメント対象トリガーが発生するまで前記インタラクティブコンテンツに対して発生したトリガーの集合である。前記トリガーログを構成するために、コンテンツ再生装置20は前記インタラクティブコンテンツの再生が開始される時からトリガー発生をトラッキング(tracking)することができる。
【0044】
一実施例で、前記トリガーログは前記インタラクティブコンテンツの再生開始後、最初に発生したトリガーから前記コメント対象トリガーまですべてのトリガーが含まれ得る。この場合、コメントが入力されるまでの状況を最も正確に再演することができる効果がある。
【0045】
他の実施例で、前記トリガーログは前記インタラクティブコンテンツの再生開始後、最初に発生したトリガーから前記コメント対象トリガーまですべてのトリガーを含まず、前記インタラクティブコンテンツの再生開始以降、特定の時点から前記コメント対象トリガーが発生するまで前記インタラクティブコンテンツに対して発生したトリガーの集合の場合もあり得る。例えば、前記トリガーログは、前記コメント対象トリガー以前に発生した既に指定された個数(例えば5個)分のトリガーの集合の場合もあり得る。インタラクティブコンテンツを長時間操作してコメントを入力する場合、前記インタラクティブコンテンツの再生時点から前記コメント対象トリガー発生までのすべてのトリガーを再演することはデータサイズの側面や、コメントを確認するために要される時間の側面で非効率を引き起こす可能性がある。前記コメント対象トリガーが発生する以前の状況を適切な水準としてだけ把握することができれば、レビュアーの意図を把握するには充分である。したがって、本実施例は前記コメント情報のデータサイズを縮小させてコメント処理に関連して迅速な処理速度に役立つことができる。
【0046】
コメント対象トリガーが決定される基準は既に説明した。追加で、コメント対象レスポンス及びコメント対象客体に対する情報もコメントを確認するユーザーに提供されることがコメント内容の正確な伝達のために好ましい。
一実施例で、コメント対象レスポンスは前記コメント対象トリガーのすべてのレスポンスであり得る。
【0047】
再生中ではないレスポンスに対してコメントが入力される可能性が高くないので、他の実施例でコメント対象レスポンスは前記コメント対象トリガーのすべてのレスポンスのうち、コメントボタン4を押す時点で再生中のレスポンスに限定される場合もある。
【0048】
また、コメント対象客体はコメントのタッチポイント2を用いて決定することができる。例えば、コメント対象トリガーと関連した候補客体のうち、コメント入力のためのタッチ入力がなされた時点で前記タッチポイントと最も近接して位置する客体が前記コメント対象客体に決定され得る。前記候補客体は前記コメント対象トリガーのすべてのレスポンスの客体を含む。また、既に説明したように、前記候補客体は前記コメント対象トリガーのすべてのレスポンスのうち、コメントボタン4を押す時点で再生中のレスポンスの場合もある。
【0049】
一実施例で、前記候補客体は前記コメント対象トリガーのレスポンスの客体のうち、前記タッチ入力がなされた時点の透明度を基準に選定された客体が含まれ得る。例えば、
図3に示された総4個の客体1、5、8、9のうち客体O#6(8)は現在完全に透明な状態で属性値が設定されている状態である。現在見えない客体を対象にコメントが入力される可能性は高くないので、前記候補客体で前記タッチ入力がなされた時点で透明な客体は前記候補客体から取り除くことが好ましい。
【0050】
一実施例で、前記候補客体は前記コメント対象トリガーのレスポンスの客体のうち、コメント入力のためのタッチ入力がなされた時点で他の客体によって覆われていない部分が一部でも存在する客体が含まれ得る。例えば、
図3に示された客体O#5(9)は優先順位が客体O#2(1)よりも低く、コメント入力のためのタッチ入力がなされた時点(
図3に示された状況ではコメントボタン4が押された時点)ですべての領域が客体O#2(1)によって覆われている状況である。したがって、客体O#5(9)は前記候補客体から取り除くことが好ましい。
【0051】
総合すると、
図3に示された状況の場合、コメント対象レスポンスはコメントボタン4が押された時に再生されていたレスポンス#5とレスポンス#6に一旦決定される。したがって、コメント対象客体はレスポンス#5の客体であるO#2(1)、O#5(9)及びO#6(8)と、レスポンス#6の客体であるO#3(5)の中から決定される。ところが、透明な客体であるO#6(8)と異なる客体によってすべて覆われている状態であるO#5(9)は前記コメント対象客体から取り除かれる。その場合、残った客体であるO#2(1)とO#3(5)のうち、コメントのタッチポイント2と最も近くに位置するO#2(1)がコメント対象客体に指定される。そして、再びコメント対象レスポンスはコメント対象客体のレスポンスであるレスポンス#5に再び調整される。
【0052】
これまで説明したコメント対象レスポンス及びコメント対象客体のタッチポイント基盤決定動作は、コンテンツ再生装置によって遂行されるか、前記タッチポイントに対する情報を前記コンテンツ再生装置から受信した連動サーバーによって遂行されるか、前記タッチポイントに対する情報及び前記コメントシナリオが提供されたコンテンツ著作装置によって遂行され得る。
【0053】
一実施例で、コメントボタン4の代わりに、コメント入力のために事前に定義されたタッチ入力がコメント入力のために使用される場合もある。この時、前記事前に定義されたタッチ入力は、例えばダブルタッチ(短時間内に同一タッチポイントに二度タッチすること)などであり得る。この場合、前記事前に定義されたタッチ入力はコメント対象タッチポイントに入力されなければならない。前記事前に定義されたタッチ入力が感知された場合、前記コメント対象タッチポイントを基準にしてコメント入力のためのUI3がディスプレーされ得る。本実施例によれば、一回のタッチ入力だけで直ちにコメントコンテンツを入力することができる効果がある。
【0054】
図4は本発明のいくつかの実施例によって構成されるコメントシナリオを説明するための図であって、
図2及び
図3を通じて説明されたコメント入力時、それによってコメントシナリオが構成された結果を例示的に示す。
【0055】
一実施例で、前記コメントシナリオは、インタラクティブコンテンツに対して発生したインタラクション#1、インタラクション#2、インタラクション#6及びインタラクション#8が順次連結されたものであり得る。
【0056】
一実施例で、前記コメントシナリオは、インタラクティブコンテンツの再生開始以降、特定の時点から前記コメント対象トリガーが発生するまで前記インタラクティブコンテンツに対して発生したトリガーが順次連結された場合もある。ただし、前記コメントシナリオには前記コメント対象トリガーのレスポンスの再生区間に前記コメントのコンテンツデータが表示されるようにするデータが含まれることが好ましい。
【0057】
一実施例で、前記コメントシナリオは、インタラクティブコンテンツの再生開始以降、特定の時点から前記コメント対象トリガーが発生するまで前記インタラクティブコンテンツに対して発生したトリガーのレスポンスが順次連結された場合もあり得る。前記コメントシナリオには前記コメント対象トリガーのレスポンスの再生区間に前記コメントのコンテンツデータが表示されるようにするデータが含まれることが好ましい。ただし、前記コメントシナリオを生成する時、レスポンスの再生タイムライン上、特定のトリガーの場合、複数のレスポンス間に一部重複して再生される場合には、その重複再生を維持することが好ましい。
【0058】
図5aは本発明のいくつかの実施例によって構成されるコンテンツ著作装置のコメント確認ユーザーインターフェース100の例示図であって、
図4を通じて説明されたコメントシナリオが再演されることを例示した図である。
図5aに示されるように、コメント確認ユーザーインターフェース100は再演パネル130、トリガー/レスポンス表示パネル110、客体表示パネル120、スライダーバー領域140及び現在再演中のタイムラインのレスポンス及びそのレスポンスの原因となったトリガーがアップデートされるトリガー/レスポンスストリーミング領域150が含まれ得る。
【0059】
レビュアーによって作成されたコメントを確認しようとするユーザー(例えば、インタラクティブコンテンツのデザイナー)はコメント確認ユーザーインターフェース100を通じてコメント状況を再演することができる。前記再演はタイムラインを表示するスライダーボタン7を通じてコメントシナリオのタイムラインを自由に移動しながらなされ得る。前記再演中、コメント入力時点になると、コメントの内容3が表示され、コメントのタッチポイント2も表示され得る。前記再演中、コメント確認ユーザーの理解の便宜を図るため、現在再生中の時点のトリガー及びそのレスポンスがトリガー/レスポンス表示パネル110にアップデートされ、現在再生中の時点で再演パネル130に登場する客体が客体表示パネル120にアップデートされる。
【0060】
一実施例で、コメント入力時点以前の状況だけでなく、以降の状況も表示され得る。このため、コメント情報にはコメント対象トリガー以降の既に指定された個数のトリガー及びそのレスポンスに対する情報もさらに含まれ得る。
【0061】
一実施例で、前記コメント確認ユーザーインターフェースを通じて前記コメントシナリオが開かれる場合、デフォルトでコメント入力時点7aが現在タイムラインとしてセッティングされ得る。コメントを確認するユーザーは、コメント入力時点だけを見てもコメントの内容を明確に把握することができれば、コメント確認に要される時間を節約することができる。
【0062】
一実施例で、前記コメントシナリオには、コメント対象トリガーの識別情報だけではなく、コメント対象レスポンスの識別情報及びコメント対象客体の識別情報のうち少なくとも1つがさらに含まれ得る。この場合、コメント確認ユーザーの理解の便宜を図るため、
図5aに示されたように、前記コメント確認ユーザーインターフェースにコメント対象レスポンス及びコメント対象客体であることを示す表示6がディスプレーされ得る。
【0063】
一実施例で、コメント対象インタラクティブコンテンツの著作ツール200とコメント確認ユーザーインターフェース100が連動され得る。
図5b及び
図5cは
図5aのコメント確認ユーザーインターフェース100とインタラクティブコンテンツの著作ツール200が連動して動作する場合、前記インタラクティブコンテンツ著作ツールで見える画面の例示である。コメント対象インタラクティブコンテンツの著作ツール200とコメント確認ユーザーインターフェース100が連動される場合、コメント確認ユーザーインターフェース100で現在再生中のタイムラインの再演画面130に表示される客体、トリガー及びオブジェクトに対するインジケーター210がコメント対象インタラクティブコンテンツの著作ツール200に表示され得る。また、再生によって再演画面130に表示される客体、トリガー及びオブジェクトがアップデートされると、インジケーター210、表示220もともにアップデートされた客体、トリガー及びオブジェクトを示すようにリフレッシュされる。例えば、
図5bは第1再生時点のインジケーター210を表示し、
図5cは第1再生時点以降の再生時点であると同時に、コメント入力時点である第2再生時点のインジケーター210及びコメント対象であることを示す表示220を示す。
【0064】
一実施例で、コメント対象インタラクティブコンテンツの著作ツール200内部にコメント確認ユーザーインターフェース100が具現される場合もある。この場合にも、コメント対象インタラクティブコンテンツの著作ツール200とコメント確認ユーザーインターフェース100が連動される場合と同一の動作が遂行される。
以下、本発明の一実施例によるインタラクティブコンテンツコメントシステムの構成及び動作を説明する。
【0065】
図6aに示されるように、前記インタラクティブコンテンツコメントシステムは、連動サーバー30、コンテンツ著作装置10及びコンテンツ再生装置20が含まれ得る。
【0066】
コンテンツ再生装置20は、インタラクティブコンテンツに対するコメントの入力をするためにタッチ入力され、前記インタラクティブコンテンツのトリガーのうち、タッチ入力がなされた時点の直前に発生したコメント対象トリガーに前記コメントをマッチングさせ、前記コメント対象トリガーに対する情報、トリガーログ及び前記コメントのコンテンツデータを含むコメント情報を連動サーバー30に送信する。この時、前記トリガーログは、前記インタラクティブコンテンツの再生が開始された時から前記コメント対象トリガーが発生するまで前記インタラクティブコンテンツに対して発生したトリガーの集合である。
【0067】
連動サーバー30は、コンテンツ再生装置20から受信した前記コメント情報をコンテンツ再生装置20から受信し、前記コメント情報に含まれた前記トリガーログに含まれたトリガーそれぞれをトリガー発生順序によって連結することでコメントシナリオを生成する。この時、前記コメントシナリオには前記コメント対象トリガーのレスポンスの再生区間に前記コメントのコンテンツデータが表示されるようにするデータが含まれる。連動サーバー30は、前記コメントシナリオを、前記インタラクティブコンテンツを生成するための著作ツールが設置されたコンテンツ著作装置10に送信する。
【0068】
コンテンツ著作装置10には、前記インタラクティブコンテンツを生成するための著作ツールが設置されている。コンテンツ著作装置10は、インタラクティブコンテンツを連動サーバー30を通じてコンテンツ再生装置20にエクスポート(export)し、それに対するフィードバックとして前記コメントシナリオを連動サーバー30から受信することができる。コンテンツ著作装置10は、
図5を参照して説明したように、前記コメントシナリオを再生することができる。
【0069】
本発明の他の実施例によるインタラクティブコンテンツコメントシステムは連動サーバー30を経ず、コンテンツ著作装置10とコンテンツ再生装置20が直接連結されてもよい。この時、コンテンツ著作装置10とコンテンツ再生装置20はブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))、Wi−Fiなどの近距離通信網(Short Range Communication)を通じて連結され得る。一実施例で、
図6bに示されたように、コメントシナリオの生成がコンテンツ著作装置10で遂行され得る。
【0070】
他の実施例で、
図6cに示されたように、コメントシナリオの生成がコンテンツ再生装置20で遂行される場合もある。本実施例は、コンテンツ再生装置20がコメントシナリオのエクスポート(export)機能を支援するものと理解され得る。エクスポート以降のコメントシナリオファイルには、コメントコンテンツ、コメントタッチポイント、コメント対象トリガーの識別情報、コメント対象レスポンスの識別情報、コメント対象客体の識別情報及びコメント入力以前の状況を把握するための前記コメント対象トリガー以前の一連のトリガーの識別情報が含まれ得る。一実施例で、エクスポート以降のコメントシナリオファイルは、コメント対象インタラクティブコンテンツに加えられた(add−on)形態で構成される場合もある。エクスポート以降のコメントシナリオファイルは、電子メールなど多様な方式を通じて前記インタラクティブコンテンツの著作者に伝達され得る。
【0071】
以下、本発明のいくつかの実施例による、インタラクティブコンテンツに対するコメント方法を
図7乃至
図8を参照して説明する。本実施例によるコメント方法はコンピューティング装置によって遂行され得る。例えば、
図7のフローチャートはインタラクティブコンテンツを再生するコンテンツ再生端末によって遂行され、
図8のフローチャートは前記コンテンツ再生端末と、コンテンツ著作端末を中継する役目を遂行する連動サーバーによって遂行され得、
図9のフローチャートは前記コンテンツ著作端末によって遂行され得る。ただし、本発明はコメントが入力される装置とコメントを再演する装置が必ず分離される状況を前提にしない。すなわち、一実施例で、コメントが入力される装置とコメントを再演する装置が同一の装置の場合もある。すなわち、
図7ないし
図9のフローチャートに示された動作はすべて同一のコンピューティング装置で遂行される場合がある。例えば、前記インタラクティブコンテンツがGUIプロトタイプであれば、プロトタイプデザイナーはプロトタイプデザイン草案が完成後、その草案をエクスポートして同一の装置でテストをしてみた後、テスト過程でコメントを残し、追ってコメントの再演も同一の装置で遂行しながら、プロトタイプの完成度を高めることができる。
【0072】
また、既に説明したように、コンテンツ再生装置とコンテンツ著作装置が直接連結される場合もある。この場合には
図7のフローチャートに示された動作はコンテンツ再生装置が遂行し、
図8及び
図9に示された動作はコンテンツ著作装置が遂行することができる。また、
図7及び
図8のフローチャートに示された動作はコンテンツ再生装置が遂行し、
図9に示された動作はコンテンツ著作装置が遂行することもできる。
【0073】
図7を参照し、本発明のいくつかの実施例による、インタラクティブコンテンツに対するコメント方法を説明する。重複説明による理解の混線を防止するため、既に説明された関連動作に対する詳しい説明は省略する。
【0074】
インタラクティブコンテンツの再生(または操作)が開始された後(S100)、前記インタラクティブコンテンツで発生したトリガーのトラッキングが開始される(S101)。トリガーのトラッキングは、発生したトリガーを記録するということを意味する。コメント入力ボタンのタッチまたはコメント入力のための入力と定義されたタッチ入力によってコメントの入力が活性化すると(S102)、前記インタラクティブコンテンツの再生が一時的に停止する(S104)。コメント入力ボタンのタッチによってコメント入力が活性化しただけで、まだコメントタッチポイントが指定されなければ、前記タッチポイントに対してタッチ入力される(S106)。そして、コメントコンテンツが入力される(S108)。前記コメントコンテンツはテキストまたはボイス(voice)であり得る。
【0075】
前記コメントコンテンツに対する入力が完了すると、これまで発生してトラッキングされたトリガー情報で最後に発生したトリガーを確認し、最後に発生したトリガーをコメント対象トリガーに決定する(S112)。次にコメント情報をパッケージング(構成)する(S116)。前記コメント情報はコメントコンテンツ、コメントタッチポイント、コメント対象トリガーの識別情報、コメント対象レスポンスの識別情報、コメント対象客体の識別情報及びトリガーログが含まれ得る。前記トリガーログは、コメント入力以前の状況を把握するための前記コメント対象トリガー以前の一連のトリガーの識別情報が含まれ得る。例えば、前記トリガーログは前記インタラクティブコンテンツの再生が開始された時から前記コメント対象トリガーまで発生した一連のすべてのトリガーを含むこともでき、前記コメント対象トリガーから既に指定された個数分の以前トリガーで構成される場合もある。
【0076】
コメントは数回入力される可能性があるので、コメントが完了したことを示すユーザー入力がなければ(S118)、インタラクティブコンテンツの再生を再開する(S120)。そして、コメントが完了したことを示すユーザー入力があれば、入力されたコメントのコメント情報を送信する(S124)。既に説明したように、前記コメント情報はコメントシナリオを生成する装置に送信される。例えば、前記コメント情報は連動サーバーや、コンテンツ著作装置に送信され得る。
【0077】
図8には、コメント情報を受信し(S200)、前記コメント情報に含まれたトリガーログの一連のトリガーを時間順に連結してコメントシナリオを生成し(S202)、前記コメントシナリオをコンテンツ著作装置に送信する動作が示されている。また、
図9には、前記コメントシナリオを受信し(S300)、前記コメントシナリオとコメント対象インタラクティブコンテンツのデータを用いてコメントの入力状況を再演し(S302)、前記コメントシナリオのタイムラインが前記コメントの入力時点でマッチするとコメントコンテンツ及びその付加情報を表示(S304)する動作が示されている。
図9の動作結果は
図5に示されている。
【0078】
これまで説明された本発明の実施例による方法は、コンピューターが読み込むことができるコードで具現化されたコンピュータープログラムの実行によって遂行され得る。前記コンピュータープログラムはインターネットなどのネットワークを通じて第1コンピューティング装置から第2コンピューティング装置に転送されて前記第2コンピューティング装置に設置され得、これによって前記第2コンピューティング装置で使用され得る。前記第1コンピューティング装置及び前記第2コンピューティング装置は、サーバー装置、クラウドサービスのためのサーバープールに属した物理サーバー、デスクトップPCのような固定式コンピューティング装置をすべて含む。
【0079】
前記コンピュータープログラムはDVD−ROM、フラッシュメモリー装置などの記録媒体に保存される場合もある。
【0080】
以下、
図10を参照し、本発明のまた他の実施例によるインタラクティブコンテンツに対するコメント連動サーバーの構成及び動作を説明する。
図10に示されたように、本実施例によるインタラクティブコンテンツに対する連動サーバー30は、プロセッサー31、インタラクティブコンテンツに対するコメント連動プログラムを保存するストレージ34、プロセッサー31で遂行されて前記プログラムを具現化する複数のオペレーションを前記ストレージからロードするメモリー32、前記インタラクティブコンテンツを再生するコンテンツ再生装置20及び前記インタラクティブコンテンツを生成して前記コンテンツ再生装置にエクスポートした著作ツールが設置されたコンテンツ著作装置10に連結されたネットワークインターフェース35、及びプロセッサー31、メモリー32、ストレージ34及びネットワークインターフェース35と連結されてデータ送受信を中継するシステムバス33を含む。
【0081】
前記複数のオペレーションは、前記インタラクティブコンテンツに対するコメント情報を前記コンテンツ再生装置から受信し、前記コメント情報はコメント対象トリガーに対する情報、トリガーログ及び前記コメントのコンテンツデータを含み、前記トリガーログは前記インタラクティブコンテンツの再生開始以降、特定の時点から前記コメント対象トリガーが発生するまで前記インタラクティブコンテンツに対して発生したトリガーの集合であるオペレーションが含まれ得る。
【0082】
前記複数のオペレーションは、前記トリガーログに含まれたトリガーそれぞれのレスポンスをトリガー発生順序によって連結することでコメントシナリオを生成し、前記コメントシナリオには前記コメント対象トリガーのレスポンスの再生区間に前記コメントのコンテンツデータが表示されるようにするデータが含まれるオペレーションがさらに含まれ得る。
【0083】
前記複数のオペレーションは、前記コメントシナリオを前記コンテンツ著作装置に送信するオペレーションがさらに含まれ得る。
【0084】
以上、添付図面を参照して本発明の実施例を説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者は本発明がその技術的思想や必須な特徴を変更せずに他の具体的な形態で実施され得ることを理解することができる。そのため、以上で記述した実施例はすべての面で例示的なものであり、限定的なものではないことを理解しなければならない。