特許第6359910号(P6359910)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6359910
(24)【登録日】2018年6月29日
(45)【発行日】2018年7月18日
(54)【発明の名称】液体洗浄剤組成物
(51)【国際特許分類】
   C11D 1/44 20060101AFI20180709BHJP
   C11D 17/08 20060101ALI20180709BHJP
   C11D 3/04 20060101ALI20180709BHJP
   C11D 1/04 20060101ALI20180709BHJP
   C11D 1/12 20060101ALI20180709BHJP
   C11D 1/88 20060101ALI20180709BHJP
【FI】
   C11D1/44
   C11D17/08
   C11D3/04
   C11D1/04
   C11D1/12
   C11D1/88
【請求項の数】5
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2014-155296(P2014-155296)
(22)【出願日】2014年7月30日
(65)【公開番号】特開2016-30826(P2016-30826A)
(43)【公開日】2016年3月7日
【審査請求日】2017年7月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】000190736
【氏名又は名称】株式会社ニイタカ
(74)【代理人】
【識別番号】110000914
【氏名又は名称】特許業務法人 安富国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山本 拓
(72)【発明者】
【氏名】野口 博章
【審査官】 井上 恵理
(56)【参考文献】
【文献】 特開平10−219282(JP,A)
【文献】 特開2011−236397(JP,A)
【文献】 特開2013−032499(JP,A)
【文献】 特開昭59−093797(JP,A)
【文献】 特開2005−232271(JP,A)
【文献】 特開2013−224365(JP,A)
【文献】 特開平10−025499(JP,A)
【文献】 特開2005−171130(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C11D 1/00−19/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
濃縮型の液体洗浄剤組成物であって、
(A)一般式(1)で表される化合物0.5〜5重量%と、
(B)安息香酸及び/又はその塩1〜15重量%と、
(C)マグネシウム含有化合物0.01〜3重量%とを必須成分として含有することを特徴とする液体洗浄剤組成物。
【化1】
[式中、Rは炭素数6〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、AO及びAOはそれぞれ同一又は異なって、炭素数2〜4の直鎖又は分岐鎖を有するオキシアルキレン基であり、m及びnはアルキレンオキサイドの平均付加モル数であって、独立して0〜5の数であり、m+nは1〜5の数である。]
【請求項2】
さらに、(D)陰イオン界面活性剤を10〜40重量%含有する請求項1に記載の液体洗浄剤組成物。
【請求項3】
さらに、(E)両性界面活性剤を0.5〜10重量%含有する請求項1又は2に記載の液体洗浄剤組成物。
【請求項4】
20℃における粘度が100〜1,000mPa・sであり、かつ、水で6倍に希釈した際の希釈液の20℃における粘度が100〜1,000mPa・sである請求項1〜3のいずれかに記載の液体洗浄剤組成物。
【請求項5】
pHが5〜9である請求項1〜4のいずれかに記載の液体洗浄剤組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、濃縮型の液体洗浄剤組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、食器、厨房器具、野菜、果物等を洗浄するために使用される食器用洗浄剤は、液体状のものが主流である。このような食器用液体洗浄剤では、業務用の食器用液体洗浄剤を中心に、環境への負荷の観点から、高濃度洗浄剤を水で薄めて使用する濃縮型の液体洗浄剤組成物が求められている。希釈倍率としては2〜6倍のものが多く用いられており、このような濃縮型の液体洗浄剤組成物においては、希釈した際の希釈液が使用に適した粘度を有することが望ましい。また、製造時の作業性を考慮すると、濃縮型の液体洗浄剤組成物自身(原液)の粘度が高すぎないことが望ましい。
【0003】
濃縮型の液体洗浄剤組成物では、界面活性剤を水に溶けやすくし、低温での保存安定性を向上させるために、ハイドロトロープ剤が用いられている。例えば、特許文献1には、ハイドロトロープ剤として安息香酸ナトリウムやパラトルエンスルホン酸ナトリウムを用いた液体洗浄剤組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3279485号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ハイドロトロープ剤として安息香酸ナトリウムやパラトルエンスルホン酸ナトリウムを用いた液体洗浄剤組成物は、泡持ちが悪く、また、希釈液の粘度が低いという問題があった。ここで、「泡持ち」とは、油汚れを洗浄する際に泡立ちを維持することをいう。
【0006】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、希釈前後で適度な粘度及び透明外観を有し、かつ、泡持ち性及び洗浄力の高い濃縮型の液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の液体洗浄剤組成物は、濃縮型の液体洗浄剤組成物であって、(A)一般式(1)で表される化合物0.5〜5重量%と、(B)安息香酸及び/又はその塩1〜15重量%と、(C)マグネシウム含有化合物0.01〜3重量%とを必須成分として含有することを特徴とする。
なお、本明細書における各成分の濃度(重量%)は、特に断りがない限り液体洗浄剤組成物中における各成分の純分での濃度として定める。
【0008】
【化1】
【0009】
式中、Rは炭素数6〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、AO及びAOはそれぞれ同一又は異なって、炭素数2〜4の直鎖又は分岐鎖を有するオキシアルキレン基であり、m及びnはアルキレンオキサイドの平均付加モル数であって、独立して0〜5の数であり、m+nは1〜5の数である。
【0010】
本発明の液体洗浄剤組成物は、上記(B)成分を1〜15重量%と、上記(C)成分を0.01〜3重量%とを含む。上記(B)成分を1〜15重量%と、上記(C)成分を0.01〜3重量%とを含むと、希釈前後で適度な粘度及び透明外観を有する液体洗浄剤組成物となる。特に、高倍率に希釈した場合であっても、液体洗浄剤組成物の希釈液は適度な粘度を有する。また、液体洗浄剤組成物の泡持ち性が向上し、さらに、液体洗浄剤組成物が優れた洗浄力を発揮する。
【0011】
上記(B)成分の含有量が1重量%未満であると、液体洗浄剤組成物自身(原液)の透明外観を維持し難くなる。液体洗浄剤組成物自身(原液)の透明外観を維持するために有機溶剤等を用いると、液体洗浄剤組成物の希釈液の粘度が低くなる。また、上記(B)成分の含有量が15重量%を超えると、液体洗浄剤組成物の希釈液の透明外観を維持し難くなる。
上記(C)成分の含有量が0.01重量%未満であると、液体洗浄剤組成物の泡持ち性が悪くなる。また、上記(C)成分の含有量が3重量%を超えると、液体洗浄剤組成物自身及び希釈液の透明外観を維持し難くなる。
上記(B)成分及び上記(C)成分のいずれかの含有量が上記範囲を満たさないと、希釈液の粘度が低くなりすぎる。
【0012】
本発明の液体洗浄剤組成物においては、上記一般式(1)におけるRが炭素数6〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、AO及びAOはそれぞれ同一又は異なって、炭素数2〜4の直鎖又は分岐鎖を有するオキシアルキレン基であり、m及びnはアルキレンオキサイドの平均付加モル数であって、独立して0〜5の数であり、m+nは1〜5の数である。このような条件を満たした場合、希釈前後において液体洗浄剤組成物の粘度を好適に保つことができる。
【0013】
本発明の液体洗浄剤組成物は、さらに、(D)陰イオン界面活性剤を10〜40重量%含有することが望ましい。上記(D)成分を10〜40重量%含有すると、洗浄時により優れた洗浄力を発揮する。
上記(D)成分の含有量が10重量%未満であると、液体洗浄剤組成物の洗浄力が劣る場合がある。また、液体洗浄剤組成物の透明外観を維持し難くなる場合がある。また、上記(D)成分の含有量が40重量%を超えると、液体洗浄剤組成物が高粘度化して、製造時の作業性に支障をきたす場合がある。また、液体洗浄剤組成物の透明外観を維持し難くなる場合がある。
【0014】
本発明の液体洗浄剤組成物は、さらに、(E)両性界面活性剤を0.5〜10重量%含有することが望ましい。上記(E)成分を0.5〜10重量%含有すると、希釈液の粘度を適度に維持しやすくなる。
上記(E)成分の含有量が0.5重量%未満であると、液体洗浄剤組成物の希釈液の粘度が低すぎて、液体洗浄剤組成物がスポンジ等から流れ落ち易くなる場合がある。また、上記(E)成分の含有量が10重量%を超えると、液体洗浄剤組成物の原液の粘度が高すぎて、製造時の取り扱い性が悪くなる場合がある。また、液体洗浄剤組成物の透明外観を維持し難くなる場合がある。
【0015】
本発明の液体洗浄剤組成物は、20℃における粘度が100〜1,000mPa・sであり、かつ、水で6倍に希釈した際の希釈液の20℃における粘度が100〜1,000mPa・sであることが望ましい。
原液の粘度が上記範囲であると、製造時に取り扱いやすい。また、原液及び希釈液の粘度が上記範囲であると、原液又は希釈液を使用する際にスポンジ等から流れ落ちにくくなり、スポンジ等に含まれる洗浄剤濃度を高く保つことができる。
【0016】
本発明の液体洗浄剤組成物は、pHが5〜9であることが望ましい。
pHが上記範囲であると、食品衛生法に基づく食品、添加物等の規格基準(昭和34年12月28日、厚生省告示第370号)で定められるpHを満足することができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明の液体洗浄剤組成物は、希釈前後で適度な粘度及び透明外観を有し、かつ、泡持ち性及び洗浄力の高い濃縮型の液体洗浄剤組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明について具体的に説明する。しかしながら、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において適宜変更して適用することができる。
【0019】
まず、本発明の液体洗浄剤組成物について説明する。
本発明の液体洗浄剤組成物は、濃縮型の液体洗浄剤組成物であって、(A)一般式(1)で表される化合物0.5〜5重量%と、(B)安息香酸及び/又はその塩1〜15重量%と、(C)マグネシウム含有化合物0.01〜3重量%とを必須成分として含有することを特徴とする。
【0020】
【化2】
【0021】
式中、Rは炭素数6〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、AO及びAOは、それぞれ同一又は異なって、炭素数2〜4の直鎖又は分岐鎖を有するオキシアルキレン基であり、m及びnはアルキレンオキサイドの平均付加モル数であって、独立して0〜5の数であり、m+nは1〜5の数である。
【0022】
上記一般式(1)におけるRとしては、炭素数が6〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、炭素数が6〜16のアルキル基又はアルケニル基であることが好ましく、炭素数7〜14のアルキル基又はアルケニル基であることがより好ましい。
また、上記一般式(1)におけるRとして、天然油脂由来のアルキル基、例えば、炭素数6〜18のヤシ油脂肪酸由来のアルキル基を用いてもよい。
【0023】
炭素数6〜18のアルキル基としては、例えばn−ヘキシル基、s−ヘキシル基、t−ヘキシル基、イソヘキシル基、n−ヘプチル基、s−ヘプチル基、t−ヘプチル基、イソヘプチル基、n−オクチル基、s−オクチル基、t−オクチル基、イソオクチル基、n−ノニル基、s−ノニル基、t−ノニル基、イソノニル基、n−デシル基、s−デシル基、t−デシル基、イソデシル基、n−ウンデシル基、s−ウンデシル基、t−ウンデシル基、イソウンデシル基、n−ドデシル基、s−ドデシル基、t−ドデシル基、イソドデシル基、n−トリデシル基、s−トリデシル基、t−トリデシル基、イソトリデシル基、n−テトラデシル基、s−テトラデシル基、t−テトラデシル基、イソテトラデシル基、n−ペンタデシル基、s−ペンタデシル基、t−ペンタデシル基、イソペンタデシル基、n−ヘキサデシル基、s−ヘキサデシル基、t−ヘキサデシル基、イソヘキサデシル基、n−ヘプタデシル基、s−ヘプタデシル基、t−ヘプタデシル基、イソヘプタデシル基、n−オクタデシル基、s−オクタデシル基、t−オクタデシル基、イソオクタデシル基等が挙げられる。これらのうち、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基、n−トリデシル基、n−テトラデシル基、n−ペンタデシル基、n−ヘキサデシル基が好ましく、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基、n−トリデシル基、n−テトラデシル基がより好ましい。
【0024】
炭素数6〜18のアルケニル基としては、例えば、ヘキセニル基、ヘプテニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセニル基、ペンタデセニル基、ヘキサデセニル基、ヘプタデセニル基、オクタデセニル基等が挙げられる。これらのうち、ヘキセニル基、ヘプテニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセニル基、ペンタデセニル基、ヘキサデセニル基が好ましく、ヘプテニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセニル基がより好ましい。
【0025】
上記一般式(1)における炭素数2〜4の直鎖又は分岐鎖を有するオキシアルキレン基としては、オキシエチレン基、オキシプロピレン基、オキシブチレン基などが挙げられる。
(AO)m及び(AO)nはそれぞれ、オキシエチレン基のみの繰返しでもよく、オキシプロピレン基のみの繰返しでもよく、オキシブチレン基のみの繰返しでもよく、これらが混在していてもよい。これらの中でも、AO及びAOとしてはオキシエチレン基のみの繰返し及びオキシプロピレン基のみの繰返しが好ましく、オキシエチレン基のみの繰返しがより好ましい。
オキシエチレン基、オキシプロピレン基、オキシブチレン基が混在している場合、オキシエチレン基、オキシプロピレン基、オキシブチレン基がランダム状に繰り返されていてもよく、ブロック状に繰り返されていてもよい。
【0026】
上記一般式(1)におけるm及びnは、独立して0〜5の数であり、0〜4であることが好ましく、0〜3であることがさらに好ましく、0〜2であることが特に好ましい。また、m及びnの合計は、1〜5の数であり、1〜4であることが好ましく、1〜3であることがさらに好ましい。
【0027】
上記(A)成分の含有量は、0.5〜5重量%である。好ましくは、0.5〜4重量%であり、より好ましくは、1〜4重量%である。上記(A)成分の含有量が0.5重量%未満であると、希釈時に粘度が低くなりすぎたり、泡持ち性が低下したりする。また、5重量%を超えると、希釈時に粘度が低くなり、また、洗浄力が劣る。
上記(A)成分は、単独で用いても、2種以上を組み合わせてもよい。上記(A)成分が2種以上含まれる場合、上記含有量は、各(A)成分の含有量の合計として定める。
【0028】
上記(B)成分は、安息香酸及び/又はその塩である。塩としては、例えば、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属の塩、カルシウム等のアルカリ土類金属の塩、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミン類等を挙げることができる。これらの中では、アルカリ金属の塩が好ましく、経済性の点からナトリウム塩がより好ましい。
上記(B)成分は、単独で用いても、2種以上を組み合わせてもよい。
【0029】
上記(B)成分の含有量は、1〜15重量%である。好ましくは、3〜12重量%であり、より好ましくは、5〜10重量%である。
上記(B)成分が2種以上含まれる場合、上記含有量は、各(B)成分の含有量の合計として定める。
【0030】
上記(C)成分としては、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、リン酸マグネシウム、酢酸マグネシウム、プロピオン酸マグネシウム、乳酸マグネシウム、クエン酸マグネシウム、EDTAマグネシウム、リンゴ酸マグネシウム、グルコン酸マグネシウム、ベンゼンスルホン酸マグネシウム等が挙げられる。これらの中でも、塩化マグネシウム、水酸化マグネシウム、硫酸マグネシウムであることが好ましく、塩化マグネシウム、水酸化マグネシウムであることがより好ましい。
上記(C)成分は、無水物であってもいいし、水和物であってもよい。また、上記(C)成分は、単独で用いても、2種以上を組み合わせてもよい。
【0031】
上記(C)成分の含有量は、0.01〜3重量%である。好ましくは、0.1〜2重量%であり、より好ましくは、0.2〜1重量%である。
上記(C)成分が2種以上含まれる場合、上記含有量は、各(C)成分の含有量の合計として定める。
【0032】
上記(C)成分におけるマグネシウムイオン量は、液体洗浄剤組成物全量に対して、0.01〜1重量%であることが好ましい。より好ましくは、0.1〜0.5重量%であり、さらに好ましくは、0.15〜0.3重量%である。
マグネシウムイオン量は、マグネシウム原子量24.3とマグネシウム含有化合物の分子量とを用いて、下記式(2)により算出することができる。式中、Mgはマグネシウムを意味する。
【数1】
【0033】
例えば、上記(C)成分が水酸化マグネシウムである場合、上記(C)成分におけるマグネシウムイオン量は、液体洗浄剤組成物全量に対して、0.004〜1.25重量%である。好ましくは、0.01〜1.2重量%であり、より好ましくは、0.15〜0.3重量%である。
また、上記(C)成分が塩化マグネシウム・6水和物である場合、上記(C)成分におけるマグネシウムイオン量は、液体洗浄剤組成物全量に対して、0.001〜0.359重量%である。好ましくは、0.01〜0.35重量%であり、より好ましくは、0.15〜0.3重量%である。
【0034】
上記(B)成分及び上記(C)成分としては、上記(B)成分及び上記(C)成分のいずれにも該当する安息香酸マグネシウムであってもよい。上記(B)成分及び上記(C)成分として安息香酸マグネシウムを含む場合、安息香酸マグネシウムの含有量は、0.1〜11重量%である。好ましくは、0.1〜5.5重量%であり、より好ましくは、0.1〜3.3重量%である。
【0035】
本発明の液体洗浄剤組成物は、さらに、(D)陰イオン界面活性剤を10〜40重量%含有することが望ましい。
上記(D)成分としては、α−スルホ脂肪酸エステル塩、アルカンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸塩及びポリオキシアルキレンアルケニルエーテルカルボン酸塩からなる群より選択された少なくとも一種であることが好ましい。
特に、濃縮型の液体洗浄剤組成物の調製に適しているという観点から、アルカンスルホン酸塩(SAS)、α−オレフィンスルホン酸塩(AOS)、アルキル硫酸塩(AS)、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩(AES)、及び、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル硫酸エステル塩(AES)からなる群より選択された少なくとも一種であることが好ましい。
【0036】
塩としては、例えば、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属の塩、マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属の塩を挙げることができる。これらの中では、アルカリ金属の塩が好ましく、経済性の点からナトリウム塩がより好ましい。
【0037】
α−スルホ脂肪酸エステル塩としては、脂肪酸残基の炭素数が8〜18であるα−スルホ脂肪酸エステル塩等が挙げられる。特に、脂肪酸残基の炭素数が16のα−スルホ脂肪酸エステル塩であることが好ましい。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0038】
アルカンスルホン酸塩(SAS)としては、炭素数8〜18の2級アルカンスルホン酸ナトリウム、炭素数8〜18の2級アルカンスルホン酸カリウム等が挙げられる。特に、炭素数13〜17の2級アルカンスルホン酸ナトリウムであることが好ましい。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0039】
α−オレフィンスルホン酸塩(AOS)としては、炭素数8〜18のα−オレフィンスルホン酸ナトリウム、炭素数8〜18のα−オレフィンスルホン酸カリウム等が挙げられる。特に、炭素数14のα−オレフィンスルホン酸ナトリウムであることが好ましい。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0040】
アルキル硫酸塩(AS)としては、炭素数8〜18のアルキル硫酸ナトリウム、炭素数8〜18のアルキル硫酸カリウム等が挙げられる。特に、ドデシル硫酸ナトリウムであることがより好ましい。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0041】
アルキルスルホコハク酸塩としては、炭素数8〜18のアルキルスルホコハク酸ナトリウム、炭素数8〜18のポリオキシエチレンアルキルスルホコハク酸ナトリウム等が挙げられる。特に、ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル二ナトリウムであることがより好ましい。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0042】
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩及びポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸エステル塩としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩(AES)、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル硫酸エステル塩(AES)等が挙げられる。
特に、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレントリデシルエーテル硫酸ナトリウムであることがより好ましい。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0043】
ポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸塩及びポリオキシアルキレンアルケニルエーテルカルボン酸塩としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシエチレンアルケニルエーテルカルボン酸塩等が挙げられる。
特に、ポリオキシエチレンラウリルエーテルカルボン酸ナトリウム、ポリオキシエチレントリデシルエーテルカルボン酸ナトリウムであることがより好ましい。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0044】
上記(D)成分を2種以上組み合わせて用いる場合の好ましい組み合わせとしては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩(AES)、α−オレフィンスルホン酸塩(AOS)及びアルカンスルホン酸塩(SAS)の組み合わせ、α−オレフィンスルホン酸塩(AOS)及びアルカンスルホン酸塩(SAS)の組み合わせ、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩(AES)及びアルカンスルホン酸塩(SAS)の組み合わせが挙げられる。これらの組み合わせの中でも、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩(AES)、アルカンスルホン酸塩(SAS)及びαオレフィンスルホン酸塩(AOS)の組み合わせ、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩(AES)及びアルカンスルホン酸塩(SAS)の組み合わせがより好ましい。
【0045】
本発明の液体洗浄剤組成物は、上記(D)成分として直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)を含有しないことが好ましい。アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)は脱脂力が強く、手荒れの原因になる場合があるためである。
【0046】
上記(D)成分の含有量は、10〜40重量%であることが好ましい。より好ましくは、10〜35重量%であり、さらに好ましくは、15〜35重量%である。
上記(D)成分が2種以上含まれる場合、上記含有量は、各(D)成分の含有量の合計として定める。
【0047】
本発明の液体洗浄剤組成物は、さらに、(E)両性界面活性剤を0.5〜10重量%含有することが望ましい。
上記(E)成分としては、アルキルアミンオキサイド、アルキルアミドアミンオキサイド、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アルキルアミノ脂肪酸塩等が挙げられ、これらは炭素数8〜18のアルキル基を有することが好ましい。特に、ラウリン酸アミドプロピルアミンオキサイド、ミリスチン酸アミドプロピルベタインであることがより好ましい。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0048】
上記(E)成分の含有量は、0.5〜10重量%であることが好ましい。より好ましくは、1〜8重量%であり、さらに好ましくは、2〜6重量%である。
上記(E)成分が2種以上含まれる場合、上記含有量は、各(E)成分の含有量の合計として定める。
【0049】
本発明の液体洗浄剤組成物は濃縮型の液体洗浄剤組成物であるが、希釈前の液体洗浄剤組成物の粘度(以下、原液の粘度ともいう)として、20℃における粘度が100〜1,000mPa・sであることが好ましい。より好ましくは、100〜650mPa・sである。
なお、液体洗浄剤組成物の粘度の測定は、JIS Z 8803に準拠し、E型粘度計を用いて行うことができる。
【0050】
本発明の液体洗浄剤組成物は、水で6倍に希釈した際の希釈液の20℃における粘度が100〜1,000mPa・sであることが好ましい。より好ましくは、150〜650mPa・sである。
また、本発明の液体洗浄剤組成物は、水で2〜6倍に希釈したいずれの希釈液においても20℃における粘度が100〜1,000mPa・sとなる組成であることが好ましい。
【0051】
本発明の液体洗浄剤組成物は、pHが5〜9であることが好ましい。より好ましくは、6〜8であり、さらに好ましくは6〜7である。
なお、pHは、JIS Z 8802に記載の方法により測定することができる。
【0052】
本発明の液体洗浄剤組成物には、さらに、必要に応じて、所望のpHに調整するため、(F)pH調整剤が含まれていてもよい。
上記(F)成分としては、硫酸、塩酸、クエン酸等の酸性化合物、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ性化合物、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸塩、オルソケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、オルソケイ酸カリウム、メタケイ酸カリウム等のケイ酸塩、リン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸水素カリウム等のリン酸塩等が挙げられる。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記(F)成分の配合量は、特に限定されるものではないが、液体洗浄剤組成物のpHが5〜9となるように加えることが好ましい。より好ましくは、6〜8であり、さらに好ましくは6〜7である。
【0053】
本発明の液体洗浄剤組成物には、さらに、(G)水が含まれていてもよい。
上記(G)成分としては、水道水、蒸留水、純水又はイオン交換水等が挙げられる。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。特に、不純物の少なさ及び経済性の点からイオン交換水であることが望ましい。
【0054】
上記(G)成分は、本発明の液体洗浄剤組成物において液体洗浄剤組成物を構成する各成分に由来する結晶水や水溶液の形で含まれる水と、その他の外から加えられる水との総和であり、組成物全体が100重量%となるようにバランス量が配合される。
【0055】
本発明の液体洗浄剤組成物には、さらに、(H)有機溶剤が含まれていてもよい。
上記(H)成分としては、1価アルコール類又は多価アルコール類を好適に用いることができ、例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、グリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等が挙げられる。特に、エタノール、プロピレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールであることが好ましい。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0056】
上記(H)成分を含むと、濃縮型の液体洗浄剤組成物の粘度が高くなり過ぎない範囲に抑えることが容易になり、製造時の作業性がより向上する。また、液体洗浄剤組成物の透明外観を維持しやすくなり、製造時、保管時に成分の分離が起こりにくくなる。
【0057】
上記(H)成分の含有量は、1重量%以上であることが好ましい。より好ましくは、2重量%以上である。また、10重量%以下であることが好ましく、5重量%以下であることがより好ましい。
上記(H)成分が2種以上含まれる場合、上記含有量は、各有機溶剤の含有量の合計として定める。
【0058】
本発明の液体洗浄剤組成物には、任意成分として、キレート剤、香料、染料、防腐剤、金属腐食抑制剤、消泡剤、高分子化合物、又は、曇点向上剤等が含まれていてもよい。
【0059】
次に、本発明の液体洗浄剤組成物の製造方法の一例について説明する。
本発明の液体洗浄剤組成物は、(A)一般式(1)で表される化合物と、(B)安息香酸及び/又はその塩と、(C)マグネシウム含有化合物と、必要に応じて(D)陰イオン界面活性剤と、必要に応じて(E)両性界面活性剤と、必要に応じて(F)pH調整剤と、必要に応じて(G)水と、必要に応じて(H)有機溶剤とを、ミキサーを用いて攪拌することにより製造することができる。
【0060】
次に、本発明の液体洗浄剤組成物を用いた洗浄方法の一例について説明する。
本発明の液体洗浄剤組成物を用いた被洗浄物の洗浄方法は、上記液体洗浄剤組成物を水で所定の倍率に希釈することで希釈液とし、該希釈液を用いて被洗浄物の洗浄を行うことを特徴とする。
【0061】
希釈液における各成分の好ましい濃度は、(A)一般式(1)で表される化合物が0.15〜0.7重量%、(B)安息香酸及び/又はその塩が0.6〜1.7重量%、(C)マグネシウム含有化合物が0.03〜0.17重量%であり、水で希釈することにより上記濃度になるように調製された濃縮型の液体洗浄剤組成物は、本発明の液体洗浄剤組成物として好ましい組成である。
【0062】
被洗浄物は、特に限定されるものではなく、例えば、食器や調理器具等の台所用具、厨房用具、野菜、果物等が挙げられる。
また、洗浄方法も特に限定されるものではなく、被洗浄物に応じて、手洗い、漬け置き洗い等の方法を定めればよい。
【実施例】
【0063】
以下、本発明をより具体的に説明する実施例を示す。なお、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
【0064】
(実施例1〜8)
表1に示す配合で、(A)〜(H)成分を混合して液体洗浄剤組成物1000gを調製した。そして、液体洗浄剤組成物1000gのうち500gを、透明なプラスチックフィルム製のパウチに入れて保存し、液体洗浄組成物の原液を得た。残りの500gは、希釈用容器に量り取り、水2500gを投入して攪拌し、液体洗浄剤組成物の6倍希釈液を得た。
【0065】
(比較例1〜14)
表2に示す配合で、(A)、(C)〜(H)成分、トルエンスルホン酸ナトリウム、キシレンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸ナトリウムを混合して液体洗浄剤組成物1000gを調製したこと以外は、実施例1〜8と同様にして、液体洗浄剤組成物の原液及び希釈液を得た。
なお、表1及び2における各成分の配合量は、各成分を含む溶液としての配合量ではなく、各成分の純分を示している。
【0066】
表1及び2における各成分の詳細は以下のとおりである。
(A−1):川研ファインケミカル(株)社製 フォーマイト2E8(Rが炭素数8のアルキル基であり、AO及びAOが共にオキシエチレン基であり、m+nが1.9)
(A−2):川研ファインケミカル(株)社製 ビスコファインE2C(Rが炭素数8〜18のヤシ油アルキル基であり、AO及びAOが共にオキシエチレン基であり、m+nが2.0)
(B−1):(株)伏見製薬所製 安息香酸
(B−2):(株)伏見製薬所製 安息香酸ナトリウム
(C−1):赤穂化成(株)社製 水酸化マグネシウム
(C−2):和光純薬工業(株)社製 塩化マグネシウム・6水和物
(D−1):花王(株)社製 エマール270J(ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム)
(D−2):第一工業製薬(株)社製 ハイテノール330T(ポリオキシエチレントリデシルエーテル硫酸ナトリウム)
(D−3):クラリアントジャパン(株)社製 Hostapur SAS 93(第2級アルカンスルホン酸ナトリウム)
(D−4):ライオン(株)社製 リポランLJ−441(α−オレフィンスルホン酸ナトリウム)
(E−1):クラリアントジャパン(株)社製 Genaminox AP(ラウリルアミドプロピルジメチルアミンオキシド)
(E−2):松本油脂製薬(株)社製 マーポビスターMAP(ミリスチン酸アミドプロピルベタイン)
(F−1):東ソー(株)社製 水酸化ナトリウム水溶液49%
(F−2):後藤化学(株)社製 硫酸38%
(H−1):(株)ADEKA社製 プロピレングリコール
(H−2):第一アルコール(株)社製 エタノール
【0067】
【表1】
【0068】
【表2】
【0069】
(pH測定)
pHメーター((株)堀場製作所製、D−21型)を用いて、各液体洗浄剤組成物(原液、25℃)のpHを測定した。結果を表1及び2に示した。
【0070】
(外観観察)
各液体洗浄剤組成物の原液及び6倍希釈液を目視で確認して、液体が透明かどうかを確認した。結果を表1及び2に示す。
【0071】
(粘度測定)
各液体洗浄剤組成物の原液及び6倍希釈液について、粘度を測定した。粘度は、E型粘度計(東機産業(株)社製 VISCOMETER TV−22)を用いて、20℃において20rpmの回転を付与して測定した。結果を表1及び2に示した。
なお、外観が濁っていて粘度が測定できなかったものは、「−」と記載した。
【0072】
(洗浄力評価)
以下の手順により洗浄力を評価した。
まず、洗浄対象の汚れとして、大豆白絞油:牛脂=1:1で混合した汚れを準備し、上記汚れ1mLを試験用皿に一面に塗り広げ、一晩室温で放置した。
各液体洗浄剤組成物の6倍希釈液3Lを準備し、上記希釈液を液温30℃として、上記試験用皿を充分に温めた後、洗浄液を含んだスポンジで汚れを拭き取った。
そして、スポンジに付着した汚れを洗浄液中で揉み出した。
この操作を繰り返し、試験用皿に付着した汚れがスポンジで綺麗に拭き取れなくなるまでの皿の枚数を数えて、以下の評価基準に従って洗浄力を評価した。結果を表1及び2に示した。
◎:皿の枚数が5枚以上
○:皿の枚数が3〜4枚
×:皿の枚数が2枚以下
【0073】
(泡持ち試験)
以下の手順により泡持ちを評価した。
まず、洗浄対象の汚れとして、大豆白絞油:牛脂=1:1で混合した汚れを準備した。
次に、コンテナ内に置いたスポンジに20gの水を含ませて揉み込んだ後、スポンジの中心部に各液体洗浄剤組成物の6倍希釈液1.0gと、汚れ2.5gとを付着させた。そして、コンテナ内でスポンジを二つ折りにして一定の力で10回揉み込んだ後、泡を強く絞りだした。薬さじでコンテナ内の泡を集め、250mLビーカーに移した。最後に、泡の量を目視により測定し、以下の評価基準に従って泡持ちを評価した。
◎:泡量が250mL以上
○:泡量が50mL以上、250mL未満
×:泡量が50mL未満
【0074】
表1の実施例1〜8の結果からわかるように、(A)成分0.5〜5重量%と、(B)成分1〜15重量%と、(C)成分0.01〜3重量%とを含有する液体洗浄剤組成物では、希釈前後で適度な粘度及び透明外観を有する。また、優れた洗浄力及び泡持ち性を有する。
【0075】
一方、表2の比較例1及び6の結果からわかるように、(C)成分が含まれない液体洗浄剤組成物では、泡持ち性が劣る。
比較例2〜5、7〜10及び12の結果からわかるように、(B)成分が含まれない液体洗浄剤組成物では、6倍希釈液の粘度が低くなりすぎる。また、比較例5及び10では、液体洗浄剤組成物自身(原液)が濁る。
比較例11の結果からわかるように、(A)成分が過剰な液体洗浄剤組成物では、洗浄力が劣り、また、6倍希釈液の粘度が低くなりすぎる。
比較例13の結果からわかるように、(A)成分が含まれない液体洗浄剤組成物では、泡持ち性が低下し、また、希釈時に粘度が低くなりすぎる。
比較例14の結果からわかるように、(B)成分が過剰な液体洗浄剤組成物では、希釈液が濁る。