(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記商品登録装置から前記利用者コードが通知されなかった場合に、前記第2の取得手段に前記利用者コードを取得させるように操作者に案内する案内動作を実行する案内手段、
をさらに備えること特徴とする請求項2に記載の決済装置。
前記案内手段は、前記決済手段が前記決済処理で適用する決済方法を前記操作者に選択させるための画面内に予め定められた文字メッセージを可視的に示すことを前記案内動作として実行することを特徴とする請求項3に記載の決済装置。
前記第3の生成手段は、前記商品登録装置から前記利用者コードが通知されるか、あるいは前記第2の取得手段により前記利用者コードが取得されたならば、当該利用者コードを前記レシート情報に含め、
前記印刷手段は、前記レシート情報に前記利用者コードが含まれない場合に、前記レシート情報に含まれた情報をレシート用紙に印刷し、
前記送信手段は、前記レシート情報に前記利用者コードが含まれる場合に、当該レシート情報を前記管理装置に送信する、
ことを特徴とする請求項2−4のいずれか一項に記載の決済装置。
一取引分の買上商品のリストを含んだ決済情報を生成する商品登録装置とともにチェックアウトシステムを構成するものであって、プリンタ及び通信デバイスを備えた決済装置を制御するコンピュータを、
前記商品登録装置より前記決済情報が通知された場合に、当該決済情報に基づいて決済処理を行う決済手段と、
電子レシートサービスの利用者を識別する利用者コードを取得する第2の取得手段と、
前記決済手段による決済処理の対象となった取引に関するレシートに記載する情報を含んだレシート情報を生成する第3の生成手段と、
前記商品登録装置より前記利用者コードが通知されておらず、かつ前記第2の取得手段により前記利用者コードが取得されていない場合に、前記レシートの発行のために、前記レシート情報に含まれた情報をレシート用紙に印刷するように前記プリンタを制御する印刷制御手段と、
前記商品登録装置より前記利用者コードが通知されているか、あるいは前記商品登録装置より前記利用者コードが通知されていないが前記第2の取得手段により前記利用者コードが取得されている場合に、当該利用者コードと前記レシート情報に含まれる情報とを、前記レシート情報に含まれる情報を前記利用者コードに関連付けて管理する管理装置に送信するように前記通信デバイスを制御する送信制御手段と、して機能させるための制御プログラム。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、実施の形態の一例について図面を用いて説明する。
図1は本実施形態に係るチェックアウトシステム10の斜視図である。
チェックアウトシステム10は、少なくとも1台の商品登録装置11と、少なくとも1台の決済装置12とを含む。
図1においては、2台の商品登録装置11と4台の決済装置12とを含んだチェックアウトシステム10を示している。チェックアウトシステム10が、商品登録装置11及び決済装置12をそれぞれ何台含むかは任意であり、商品登録装置11と決済装置12との台数の比も任意である。商品登録装置11及び決済装置12は、スーパーマーケットなどの店舗のチェックアウトコーナーに設置される。
【0012】
商品登録装置11は、チェッカと呼ばれる役割を担った、上記店舗の従業員21が、その操作者となる。決済装置12は、上記の店舗で販売する商品を購入する買物客22が、その操作者となる。ただし、商品登録装置11の一部の操作が買物客22により行われる場合もある。また、決済装置12は、従業員により操作される場合もある。
【0013】
商品登録装置11は、
図1においては、作業テーブル31に取り付けられている。作業テーブル31は、矩形の天板を有している。複数の作業テーブル31が、天板の長手方向がほぼ並行するように配置されることにより、買物客22用の通路を形成している。
【0014】
商品登録装置11は、買上登録、決済情報の生成、決済処理、ならびに決済情報の決済装置12への通知の各機能を備える。買上登録は、通路に進入してきた買物客が持参した商品を買上商品として登録する処理である。決済処理は、買上商品の決済のための処理である。決済情報は、決済処理に必要となる情報である。
【0015】
決済装置12は、商品登録装置11から決済情報が通知された場合に、当該決済情報に基づく決済処理を行う。
【0016】
図2は商品登録装置11及び決済装置12の要部回路構成を示すブロック図である。
【0017】
商品登録装置11及び決済装置12は、いずれもLAN(local area network)13に接続されている。LAN13に代えて、インターネット又は無線LANなどの別の通信網を用いることもできる。あるいは商品登録装置11と決済装置12との間でサーバを介して情報を授受する構成としても良い。
【0018】
商品登録装置11は、CPU(central processing unit)11a、ROM(read-only memory)11b、RAM(random-access memory)11c、補助記憶ユニット11d、ドロワ開放ユニット11e、スキャナ11f、第1のタッチパネル11g、第2のタッチパネル11h、プリンタ11i、カードリーダライタ11j、通信ユニット11k及び伝送システム11mを含む。
【0019】
CPU11a、ROM11b、RAM11c及び補助記憶ユニット11dは、伝送システム11mにより接続されてコンピュータを構成する。
【0020】
CPU11aは、上記のコンピュータの中枢部分に相当する。CPU11aは、ROM11b及びRAM11cに記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムに基づいて、商品登録装置11としての各種の動作を実現するべく各部を制御する。
【0021】
ROM11bは、上記のコンピュータの主記憶部分に相当する。ROM11bは、上記のオペレーティングシステムを記憶する。ROM11bは、上記のミドルウェア及びアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。またROM11bは、CPU11aが各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
【0022】
RAM11cは、上記のコンピュータの主記憶部分に相当する。RAM11cは、CPU11aが各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにRAM11cは、CPU11aが各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
【0023】
補助記憶ユニット11dは、上記のコンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット11dは、CPU11aが各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはCPU11aでの処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット11dとしては、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(hard disk drive)、あるいはSSD(solid state drive)などを使用できる。
【0024】
ROM11b又は補助記憶ユニット11dに記憶されるアプリケーションプログラムには、後述する制御処理に関して記述した制御プログラムを含む。商品登録装置11の譲渡は一般的に、制御プログラムがROM11b又は補助記憶ユニット11dに記憶された状態にて行われる。しかし、商品登録装置11が、制御プログラムがROM11b又は補助記憶ユニット11dに記憶されない状態で譲渡されるとともに、リムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介して制御プログラムが譲渡されても良い。この場合、例えばユーザによる操作に応じて、制御プログラムが商品登録装置11の補助記憶ユニット11dに書き込まれる。リムーバブルな記憶媒体としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク又は半導体メモリなどが利用できる。
【0025】
ドロワ開放ユニット11eは、貨幣を収容するためのドロワを自動的に開放する。
【0026】
スキャナ11fは、商品の情報を読み取って、当該商品の商品コードを得る。スキャナ11fとしては、周知の種々のタイプのものをそのまま利用できる。スキャナ11fは、周知の種々のタイプうちの1つのみに対応していても良いし、複数のタイプに対応していても良い。すなわちスキャナ11fは、固定式又はハンディ式の2次元コードスキャナを含み得る。またスキャナ11fとしては、商品の画像から画像認識技術を利用して商品を識別するタイプのものを含み得る。
【0027】
第1及び第2のタッチパネル11g,11hは、表示デバイス及びタッチセンサをそれぞれ含む。表示デバイスは、その表示画面を、GUI(graphical user interface)画面などの任意の画面とする。表示デバイスとしては、例えばカラーLCD等の周知のデバイスを利用できる。タッチセンサは、表示デバイスの表示面に重ねて配置されている。タッチセンサは、表示デバイスの表示面への操作者のタッチ位置を検出し、その位置情報をCPU11aへと送る。タッチセンサとしては、周知のデバイスを利用できる。第1のタッチパネル11gは、
図1に示す様に、その操作面が、商品登録装置11を操作する従業員21が位置すべき場所に向けられる。第2のタッチパネル11hは、
図1に示す様に、その操作面が、商品登録装置11で行われている商品登録の対象となっている商品を買い上げる買物客が位置すべき場所に向けられる。かくして第2のタッチパネル11hは、操作デバイスの一例である。
【0028】
プリンタ11iは、例えばサーマルプリンタ又はドットインパクトプリンタなどであり、レシート用紙に対して各種の文字列及び画像などを印刷することにより、レシートを発行する。
【0029】
カードリーダライタ11jは、カードに記録されたデータを読み取るとともに、上記のカードへデータを書き込む。カードは、クレジットカード、デビットカード、電子マネーカード、プリペイドカードなどの決済用カードの他に、メンバーズカード及びポイントカードなどの決済処理に関わる情報を記録する各種のカードを含み得る。カードリーダライタ11jは、磁気式、接触式、あるいは非接触式のいずれのデバイスであっても良いし、また複数種のデバイスを含んでいても良い。
【0030】
通信ユニット11kは、LAN13を介した通信を行う。
【0031】
伝送システム11mは、CPU11a、ROM11b、RAM11c、補助記憶ユニット11d、ドロワ開放ユニット11e、スキャナ11f、第1のタッチパネル11g、プリンタ11i、カードリーダライタ11j及び通信ユニット11kの間で授受されるデータを伝送する。伝送システム11mは、システムバスなどの各種のバスと、これらのバスと各部とを接続する各種のインタフェース回路とを含む周知のものが利用できる。
【0032】
なお、商品登録装置11のハードウェアとしては、例えば既存のPOS端末を利用することが可能である。
【0033】
決済装置12は、CPU12a、ROM12b、RAM12c、補助記憶ユニット12d、自動釣銭機12e、スキャナ12f、タッチパネル12g、プリンタ12h、カードリーダライタ12i、通信ユニット12j及び伝送システム12kを含む。
【0034】
CPU12a、ROM12b、RAM12c及び補助記憶ユニット12dは、伝送システム12kにより接続されてコンピュータを構成する。
【0035】
CPU12aは、上記のコンピュータの中枢部分に相当する。CPU12aは、ROM12b及びRAM12cに記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムに基づいて、決済装置12としての各種の動作を実現するべく各部を制御する。
【0036】
ROM12bは、上記のコンピュータの主記憶部分に相当する。ROM12bは、上記のオペレーティングシステムを記憶する。ROM12bは、上記のミドルウェア及びアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。またROM12bは、CPU12aが各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
【0037】
RAM12cは、上記のコンピュータの主記憶部分に相当する。RAM12cは、CPU12aが各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにRAM12cは、CPU12aが各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
【0038】
補助記憶ユニット12dは、上記のコンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット12dは、CPU12aが各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはCPU12aでの処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット12dとしては、例えばEEPROM、HDD、あるいはSSDなどを使用できる。
【0039】
ROM12b又は補助記憶ユニット12dに記憶されるアプリケーションプログラムには、後述する制御処理に関して記述した制御プログラムを含む。決済装置12の譲渡は一般的に、制御プログラムがROM12b又は補助記憶ユニット12dに記憶された状態にて行われる。しかし、決済装置12が、制御プログラムがROM12b又は補助記憶ユニット12dに記憶されない状態で譲渡されるとともに、リムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介して制御プログラムが譲渡されても良い。この場合、例えばユーザによる操作に応じて、制御プログラムが決済装置12の補助記憶ユニット12dに書き込まれる。リムーバブルな記録媒体としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク又は半導体メモリなどが利用できる。
【0040】
自動釣銭機12eは、投入される硬貨及び紙幣を収受する。また自動釣銭機12eは、釣銭としての硬貨及び紙幣を排出する。
【0041】
スキャナ12fは、商品の情報を読み取って、当該商品の商品コードを得る。スキャナ12fとしては、周知の種々のタイプのものをそのまま利用できる。スキャナ12fは、周知の種々のタイプうちの1つのみに対応していても良いし、複数のタイプに対応していても良い。すなわちスキャナ12fは、固定式又はハンディ式の2次元コードスキャナを含み得る。またスキャナ12fとしては、商品の画像から画像認識技術を利用して商品を識別するタイプのものを含み得る。
【0042】
タッチパネル12gは、表示デバイス及びタッチセンサを含む。表示デバイスは、その画面を、GUI画面などの任意の画面とする。表示デバイスとしては、例えばカラーLCD等の周知のデバイスを利用できる。タッチセンサは、表示デバイスの表示面に重ねて配置されている。タッチセンサは、表示デバイスの表示面への操作者のタッチ位置を検出し、その位置情報をCPU12aへと送る。タッチセンサとしては、周知のデバイスを利用できる。
【0043】
プリンタ12hは、例えばサーマルプリンタ又はドットインパクトプリンタなどであり、レシート用紙に対して各種の文字列及び画像などを印刷することにより、レシートを発行する。なお、レシート用紙とは、シート状の印刷用の媒体を指し、その素材は紙には限らない。
【0044】
カードリーダライタ12iは、カードに記録されたデータを読み取るとともに、上記のカードへデータを書き込む。カードは、クレジットカード、デビットカード、電子マネーカード、プリペイドカードなどの決済用カードの他に、メンバーズカード及びポイントカードなどの決済処理に関わる情報を記録する各種のカードを含み得る。カードリーダライタ12iは、磁気式、接触式、あるいは非接触式のいずれのデバイスであっても良いし、また複数種のデバイスを含んでいても良い。
【0045】
通信ユニット12jは、LAN13を介した通信を行う。通信ユニット12jは、LAN13が接続されたネットワーク20を介してレシートサーバ30と通信することもできる。ネットワーク20は、典型的にはインターネットである。ネットワーク20は、専用線網などの他の種類の通信網であっても良い。レシートサーバ30は、電子レシートサービスを提供するための周知の各種の処理を行う。レシートサーバ30が行う処理には、決済装置12からの電子レシートデータの収集と、収集した電子レシートデータの利用者コードに関連付けての管理と、電子レシートデータを閲覧端末で閲覧させるための処理とを含む。したがってレシートサーバ30は、管理装置の一例である。
【0046】
伝送システム12kは、CPU12a、ROM12b、RAM12c、補助記憶ユニット12d、自動釣銭機12e、スキャナ12f、タッチパネル12g、プリンタ12h、カードリーダライタ12i及び通信ユニット12jの間で授受されるデータを伝送する。伝送システム12kは、システムバスなどの各種のバスと、これらのバスと各部とを接続する各種のインタフェース回路とを含む周知のものが利用できる。
【0047】
なお、決済装置12のハードウェアとしては、例えば既存のセルフPOS端末を利用することが可能である。
【0048】
次に、以上のように構成されたチェックアウトシステム10の動作について説明する。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
【0049】
商品登録装置11が、買上商品の登録処理を行うモードで起動されると、CPU11aは、ROM11b又は補助記憶ユニット11dに記憶された制御プログラムに従った制御処理を開始する。
図3及び
図4はCPU11aの制御処理のフローチャートである。
【0050】
Act1においてCPU11aは、レシートフラグをリセットする。レシートフラグは、セット状態であるときに、電子レシートサービスを利用する設定であることを示す。レシートフラグは、例えばRAM11cに記憶される1ビットのデータである。
Act2においてCPU11aは、RAM11c中に設定する登録商品テーブルをクリアする。登録商品テーブルは、買上登録が済んだ商品に関する情報を記述するためのデータテーブルである。
Act3においてCPU11aは、第2のタッチパネル11hの画面の一部領域を待受画面とする。待受画面は、新たな取引に関する買上登録を開始することができることを表すものであり、どのような情報を表すかは任意であって良い。
【0051】
Act4においてCPU11aは、電子レシートサービスの利用者を識別するための利用者コードが取得されたか否かを確認する。そしてCPU11aは、利用者コードが取得されていないためにNoと判定したならば、Act5へと進む。
Act5においてCPU11aは、買上登録すべき商品の商品コードが取得されたか否かを確認する。そしてCPU11aは、商品コードが取得されていないためにNoと判定したならば、Act4へと戻る。
かくしてAct4,Act5においてCPU11aは、利用者コードが取得されるか、あるいは商品コードが取得されるのを待ち受ける。なおCPU11aは、ここでの待ち受けにおいて、他の操作が行われるなどの他の事象の発生を確認し、その発生事象に応じた処理に移行するようにしても良い。
【0052】
買物客22が買い上げようとする商品の買上登録が商品登録装置11で行われる状況になると、当該買物客22は商品登録装置11の前に立つ。そして買物客22は、今回の取引に関して電子レシートサービスの適用を希望するならば、自らの利用者コードを従業員21に提示する。具体的には買物客22は例えば、自らが所持するスマートフォンの画面を、利用者コードを表したバーコードを含んだ会員証画面とした状態で従業員21に提示する。そうすると従業員21は、例えばスキャナ11fを用いて、上記のバーコードを商品登録装置11に読み取らせる。そしてこの場合にCPU11aはAct4にてYesと判定し、Act6へと進む。
Act6においてCPU11aは、スキャナ11fが読み取ったバーコードが表す利用者コードをRAM11c又は補助記憶ユニット11dに保存する。かくして、制御プログラムに基づく制御処理をCPU
11aが実行することによって、CPU
11aを中枢部分とするコンピュータは第1の取得手段として機能する。
Act7においてCPU11aは、レシートフラグをセットする。そしてCPU11aは、この後にAct4及びAct5の待ち受け状態に戻る。
【0053】
ところでCPU11aは、
図3,
図4に示した制御処理とは別の周知の処理によって、従業員21による操作に基づいて商品コードを取得する。そしてCPU11aは、
図3に示すAct4及びAct5の待ち受け状態にあるときに商品コードを取得したためにAct5にてYesと判定したならば、Act8へと進む。
Act8においてCPU11aは、上記の取得した商品コードを含むように、登録商品テーブルを更新する。
【0054】
Act9においてCPU11aは、第1のタッチパネル11g及び第2のタッチパネル11hの少なくとも一方の画面の一部領域を登録画面とする。登録画面は、登録商品テーブルの内容などを表し、登録処理の実施状況を買物客22に確認させるものである。CPU11aは、レシートフラグの状態に応じて登録画面を異ならせる。
図5は利用者コード取得前における一例としての登録画面SC1を示す図である。
図6は利用者コード取得後における一例としての登録画面SC2を示す図である。
CPU11aは、利用者コードが取得される前、すなわちレシートフラグがセットされていない状態であるならば、登録画面SC1のような画面とする。またCPU11aは、利用者コードが取得された後、すなわちレシートフラグがセットされた状態であるならば、登録画面SC2のような画面とする。
【0055】
登録画面SC1,SC2はいずれも、領域R1,R2を含む。登録画面SC2はさらに、アイコンIC1を含む。
領域R1は、最も新しく買上登録がなされた商品に関する商品名、個数及び単価と、その商品を登録した後の買上商品の合計個数及び合計金額とを表示するための領域である。領域R2は、登録画面SC1に示された商品よりも前に買上登録がなされた商品に関する商品名、個数、単価及び金額のリストを表示するための領域である。アイコンIC1は、電子レシートサービスを利用する設定となっていることを表す。
【0056】
なお、登録画面SC1,SC2は、領域R1,R2の役割を明らかとするために、買上登録がなされた複数の商品に関する各種の情報を表した状態を示している。しかしながら、CPU11aがAct9へと進んだときには、登録商品テーブルは1つの商品に関する情報のみを含む。このため登録画面は、領域R1においては商品に関する情報を表すが、領域R2においては商品に関する情報を表さない。
【0057】
CPU11aは、第1のタッチパネル11gの画面のうちの領域R1,R2している領域以外には、従業員21が商品を指定するための商品ボタンと、小計ボタンなどの各種の機能ボタンとを表す。
【0058】
図4中のAct10においてCPU11aは、利用者コードが取得されたか否かを確認する。そしてCPU11aは、利用者コードが取得されていないためにNoと判定したならば、Act11へと進む。
Act11においてCPU11aは、買上登録すべき商品の商品コードが取得されたか否かを確認する。そしてCPU11aは、商品コードが取得されていないためにNoと判定したならば、Act12へと進む。
【0059】
Act12においてCPU11aは、第1のタッチパネル11gの画面中に表示された小計ボタンがタッチされたか否かを確認する。そしてCPU11aは、当該操作がなされていないためにNoと判定したならば、Act10へと戻る。
【0060】
かくしてAct10〜Act12においてCPU11aは、利用者コードが取得されるか、新たに商品コードが取得されるか、あるいは小計ボタンがタッチされるのを待ち受ける。なおCPU11aは、ここでの待ち受けにおいて、他の操作が行われるなどの他の事象の発生を確認し、その発生事象に応じた処理に移行するようにしても良い。
【0061】
買上登録が完了するのを待っている買物客22は、買上登録がなされている間は、自らが所持するスマートフォンの画面を、利用者コードを表したバーコードを含んだ会員証画面とした状態で従業員21に提示して良い。会員証画面を提示された従業員21は、例えばスキャナ11fを用いて、上記のバーコードを商品登録装置11に読み取らせる。そしてCPU11aは、この場合にはAct10にてYesと判定し、Act13へと進む。
Act13においてCPU11aは、スキャナ11fが読み取ったバーコードが表す利用者コードをRAM11c又は補助記憶ユニット11dに保存する。
Act14においてCPU11aは、レシートフラグをセットする。そしてCPU11aは、この後にAct10〜Act12の待ち受け状態に戻る。またこれに応じてCPU11aは、アイコンIC1を表すよう登録画面を更新する。
【0062】
一方、CPU11aは、前述と同様にして商品コードを取得したためにAct11にてYesと判定したならば、Act15へと進む。
Act15においてCPU11aは、上記の取得した商品コードを含むように、登録商品テーブルを更新する。またこれに応じてCPU11aは、更新後の登録商品テーブルの内容に準じるように登録画面を更新する。そしてCPU11aはこの後に、Act10〜Act12の待ち受け状態に戻る。このようにして作成される登録商品テーブルは、買上商品のリストを表す。したがって、制御プログラムに基づいての制御処理をCPU11aが実行することによって、CPU11aを中枢部分とするコンピュータは第1の生成手段として機能する。
【0063】
従業員21は、1取引に関する買上商品の全ての買上登録を終了すると、第1のタッチパネル11gにて小計ボタンにタッチする。CPU11aは、小計ボタンがタッチされたことが第1のタッチパネル11gにより検出されたためにAct12にてYesと判定したならば、Act16へと進む。
Act16においてCPU11aは、この時点における登録商品テーブルの内容に基づいて、登録商品に関する決済のための決済情報を生成する。決済情報は、登録商品のリストを含む。決済情報は、買上商品の合計個数及び合計金額などの情報を含んでも良い。かくして制御プログラムに基づいての制御処理をCPU11aが実行することによって、CPU11aを中枢部分とするコンピュータは第2の生成手段として機能する。
【0064】
Act17においてCPU11aは、レシートフラグがセット状態であるか否かを確認する。そしてCPU11aは、レシートフラグがセット状態であるためにYesと判定したならば、Act18へと進む。
Act18においてCPU11aは、RAM11c又は補助記憶ユニット11dに保存されている利用者コードを、Act16で生成した決済情報に追加する。そしてこののちにCPU11aは、Act19へと進む。なおCPU11aは、レシートフラグがセット状態ではないためにAct17にてNoと判定したならば、Act18をパスしてAct19へと進む。
【0065】
Act19においてCPU11aは、第1のタッチパネル11gの画面の一部領域を選択画面とする。選択画面は、決済情報の転送先とする決済装置12を操作者に指定させるためのGUI画面であり、それぞれ異なる決済装置12が割り付けられた複数のボタンを含む。
Act20においてCPU11aは、決済情報の転送先とする決済装置12が指定されたか否かを確認する。そしてCPU11aは、決済装置12が指定されていないためにNoと判定したならば、Act20を繰り返す。かくしてCPU11aはAct20においては、決済情報の転送先とする決済装置12が指定されるのを待ち受ける。
【0066】
CPU11aは、Act20の待ち受け状態にあるときに、例えば選択画面のボタンのいずれかが従業員21によりタッチされるなどにより決済装置12の指定がなされたならばAct20にてYesと判定し、Act21へと進む。
Act21においてCPU11aは、決済情報を、指定された決済装置12に対して転送する。CPU11aは具体的には、指定された決済装置12を宛先として、決済情報をLAN13へと送信するように通信ユニット11kを制御する。これにより、決済情報が決済装置12へと通知されることとなる。かくして、制御プログラムに基づいての制御処理をCPU11aが実行することによって、CPU11aを中枢部分とするコンピュータは通知手段として機能する。
【0067】
Act22においてCPU11aは、第1のタッチパネル11gの画面の一部領域を報知画面とする。
【0068】
報知画面は、セミセルフによる決済のために決済情報を指定の決済装置12へと転送したことを従業員21に認識させるための画面である。なお、セミセルフによる決済とは、買物客22による操作に応じて決済装置12において決済処理を実行する決済形態である。
そしてCPU11aは、報知画面内に、報知画面を閉じることを従業員21が指示するために表したボタンがタッチされたことに応じて、
図3中のAct1へと戻り、それ以降の処理を前述したのと同様に繰り返す。
【0069】
一方、決済装置12が起動されると、CPU12aは、ROM12b又は補助記憶ユニット12dに記憶された制御プログラムに従った制御処理を開始する。
図7及び
図8はCPU12aの制御処理のフローチャートである。
【0070】
図7中のAct31においてCPU12aは、レシートフラグをリセットする。レシートフラグは、セット状態であるときに、電子レシートサービスを利用する設定であることを示す。レシートフラグは、例えばRAM12cに記憶される1ビットのデータである。
Act32においてCPU12aは、タッチパネル12gの画面を待機画面とする。待機画面は、決済処理を行う状況にないことを表すものであり、どのような情報を表すかは任意であって良い。例えば待機画面は、決済処理を行うことができない旨の文字メッセージを表す画像を表示するものを基本の画面とするとともに、広告などを表す任意の画像を表示するものをスクリーンセーバーとして表示するものとすることが想定される。
【0071】
Act33においてCPU12aは、決済情報が受信されたか否かを確認する。そしてCPU12aは、決済情報が受信されていないためにNoと判定したならば、Act33を繰り返す。かくしてCPU12aはAct33においては、決済情報が受信されるのを待ち受ける。
前述のように商品登録装置11からLAN13へと送出された決済情報の宛先となっている決済装置12に設けられた通信ユニット12jは、当該決済情報を受信し、RAM12c又は補助記憶ユニット12dに保存する。
【0072】
CPU12aは、このようにして決済情報が受信されたことに応じてAct33にてYesと判定し、Act34へと進む。
Act34においてCPU12aは、決済情報に基づいて決済金額を決定する。具体的にはCPU12aは例えば、決済情報に含まれる商品リストに示された買上商品のそれぞれの金額の合計金額を算出し、これを決済金額として決定する。あるいは、決済情報に合計金額が含まれるならば、当該合計金額をそのまま決済金額と決定しても良い。なお、ここでCPU12aが合計金額を算出するならば、決済装置12は会計装置とも称される。
【0073】
Act35においてCPU12aは、受信された決済情報に利用者コードが含まれるか否かを確認する。そしてCPU12aは、利用者コードが含まれるためにYesと判定したならば、Act36へと進む。
Act36においてCPU12aは、タッチパネル12gの画面を第1の選択画面とする。第1の選択画面は、操作者に決済方法を指定させるためのGUI画面である。
図9は一例としての第1の選択画面SC3を示す図である。
第1の選択画面SC3は、各種の指定のために操作者がタッチするための6つのボタンB1,B2,B3,B4,B5,B6を含む。ボタンB1〜B3には、現金決済、クレジット決済及びプリペイドカード決済がそれぞれ割り付けられている。ボタンB5,B6には、店員呼出及び言語切替がそれぞれ割り付けられている。
【0074】
Act37においてCPU12aは、受信された決済情報に含まれた利用者コードをRAM12c又は補助記憶ユニット12dに保存する。
Act38においてCPU12aは、レシートフラグをセットする。
Act39においてCPU12aは、決済方法が指定されたか否かを確認する。そしてCPU12aは、決済方法を指定する操作がなされていないためにNoと判定したならば、Act39を繰り返す。かくしてAct39においてCPU12aは、決済方法が指定されるのを待ち受ける。なお、図示は省略しているが、この待ち受け状態においてCPU12aは、決済方法を指定するのとは別の操作が行われるのも待ち受けている。そしてCPU12aは、そのような操作が行われたならば、行われた操作に応じた図示しない処理に移行する。例えばCPU12aは、ボタンB5へのタッチがタッチパネル12gで検出されたならば、例えば
図1,2に示されない監視用端末での警報動作を行わせるための処理に移行する。また例えばCPU12aは、ボタンB6へのタッチがタッチパネル12gで検出されたならば、タッチパネル12gの画面における表示を英語表記とするための処理に移行する。
【0075】
一方でCPU12aは、受信された決済情報に利用者コードが含まれないためにAct35にてNoと判定したならば、Act40へと進む。
Act40においてCPU12aは、タッチパネル12gの画面を第2の選択画面とする。第2の選択画面は、操作者に決済方法を指定させるためのGUI画面である。
図10は一例としての第2の選択画面SC4を示す図である。なお、
図10においては、
図9と同一の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第2の選択画面SC4は、各種の指定のために操作者がタッチするための6つのボタンB1,B2,B3,B4,B5,B6と、文字メッセージM1とを含む。つまり第2の選択画面SC4は、第1の選択画面SC3に文字メッセージM1を付加した画面である。文字メッセージM1は、電子レシートサービスを利用するためには、利用者コードを表したバーコードをスキャナ12fにかざすべきであることを買物客22に対して案内するものである。
【0076】
Act41においてCPU12aは、利用者コードが取得されたか否かを確認する。そしてCPU12aは、利用者コードが取得されていないためにNoと判定したならば、Act42へと進む。
Act42においてCPU12aは、決済方法が指定されたか否かを確認する。そしてCPU12aは、決済方法を指定する操作がなされていないためにNoと判定したならば、Act41へと戻る。
かくしてCPU12aは、Act41及びAct42においては、利用者コードが取得されるか、あるいは決済方法が指定されるのを待ち受ける。なお、図示は省略しているが、この待ち受け状態においてCPU12aは、Act39の待ち受け状態にて行っているのと同様な処理に別の操作が行われるのも待ち受けている。
【0077】
買物客22は、電子レシートサービスの利用を希望する場合には、文字メッセージM1に基づいて、自らが所持するスマートフォンの画面に表示させたバーコードをスキャナ12fにかざす。そうするとスキャナ12fは、当該のバーコードを読み取る。そしてこの場合にCPU12aはAct41にてYesと判定し、Act37以降を上述したのと同様に実行する。ただしCPU12aはAct37においては、スキャナ12fが読み取ったバーコードが表す利用者コードを保存する。かくして、制御プログラムに基づく制御処理をCPU12aが実行することによって、CPU12aを中枢部分とするコンピュータは第2の取得手段として機能する。そして、タッチパネル12gの画面を第2の選択画面とすることは、第2の取得手段に利用者コードを取得させるように操作者に案内する案内動作に相当する。したがって、CPU12aを中枢部分とするコンピュータとタッチパネル12gとの協働によって案内手段としての機能が実現される。
【0078】
操作者は、タッチパネル12gの画面が第1の選択画面又は第2の選択画面であるときに、ボタンB1〜B3のうちの決済に用いる決済方法が割り付けられているボタンにタッチするなどして決済方法を指定する。CPU12aは、このような操作がタッチパネル12gで検出されたならばAct39又はAct42でYesと判定し、
図8中のAct43へと進む。かくして制御プログラムに基づく制御処理をCPU12aが実行することによって、CPU12aを中枢部分とするコンピュータは、決済方法を選択する選択手段として機能する。
【0079】
Act43においてCPU12aは、タッチパネル12gの画面を支払画面とする。支払画面は、決済のための支払情報の入力のための操作者による操作を案内する画面である。CPU12aは、例えば決済方法として現金決済が指定された場合であれば、支払画面を現金の投入を促す内容とする。
【0080】
Act44においてCPU12aは、支払いのための操作が行われたか否かを確認する。そしてCPU12aは、支払いのための操作が行われていないためにNoと判定したならば、Act44を繰り返す。かくしてCPU12aはAct44においては、支払いのための操作が行われるのを待ち受ける。なお、図示は省略しているが、この待ち受け状態においてCPU12aは、支払いのための操作とは別の操作が行われるのも待ち受けている。そしてCPU12aは、そのような操作が行われたならば、行われた操作に応じた図示しない処理に移行する。
【0081】
操作者は、支払画面に従って、支払いのための操作を行う。例えば現金決済を指定した場合に操作者は、自動釣銭機12eへの紙幣投入口及び硬貨投入口へと紙幣及び硬貨を投入する。またクレジット決済又はプリペイドカード決済を指定した場合に操作者は、カードリーダライタ12iの挿入口に、クレジットカード又はプリペイドカードを挿入する。自動釣銭機12eは、紙幣及び硬貨の少なくともいずれかが投入されると、投入された紙幣及び硬貨を計数し、投入金額を求める。またカードリーダライタ12iは、クレジットカードが挿入されたならば、このクレジットカードに記録されているデータを読み取る。カードリーダライタ12iは、プリペイドカードが挿入されたならば、プリペイドカードに記録されている残額のデータを読み取る。
【0082】
CPU12aは、支払操作が行われたためにAct44にてYesと判定したならば、Act45へと進む。
Act45においてCPU12aは、上記のように自動釣銭機12eで求められた投入金額又はカードリーダライタ12iで読み取られたデータを支払情報として取得する。
【0083】
Act46においてCPU12aは、上記の支払情報を用いた決済処理を行う。この決済処理は、既存の同種の決済装置で行われているのと同様な処理であって良いので、その詳細の説明は省略する。かくして制御プログラムに基づく制御処理をCPU12aが実行することによって、CPU12aを中枢部分とするコンピュータは決済処理を行う決済手段として機能する。
【0084】
Act47においてCPU12aは、レシート情報を生成し、RAM12c又は補助記憶ユニット12dに保存する。レシート情報は、例えばテキストデータ形式などの非構造化形式である。CPU12aは、決済情報のうちの商品リストなどのレシートに記載すべき情報と、決済処理の結果を表す情報とをレシート情報に含める。なお、決済処理の結果を表す情報とは、例えば現金決済が行われたのであれば、決済の対象となった金額、預かり金額、釣銭額、あるいは決済日時などの情報である。つまり、レシート情報とは、レシートに記載すべき各種の情報の集合である。そして、レシート情報にどのような情報を含むかは、任意である。ただしCPU12aは、利用者コードがRAM12c又は補助記憶ユニット12dに保存されているならば、その利用者コードを、利用者コードであることを識別可能なようにレシート情報に含める。かくして制御プログラムに基づく制御処理をCPU12aが実行することによって、CPU12aを中枢部分とするコンピュータは第3の生成手段として機能する。
【0085】
Act48においてCPU12aは、レシートフラグがセットされているか否かを確認する。そしてCPU12aは、レシートフラグがセットされていないためにNoと判定したならば、Act49へと進む。
Act49においてCPU12aは、タッチパネル12gの画面を第1の終了画面とする。第1の終了画面は、レシート用紙を用いたレシートが発行されることを操作者に報知するための画面である。
図11は一例としての第1の終了画面SC5を示す図である。
第1の終了画面SC5は、文字メッセージM11、画像IM1、領域R11及びボタンB11を含む。画像IM1は、レシート用紙を利用したレシートが発行される様子を表している。領域R11に示される各種の金額は、取引毎に変化する。第1の終了画面SC5は、レシート発行の他に、釣銭を払い出す場合の例である。CPU12aは、釣銭を払い出さない場合の第1の終了画面は、文字メッセージM11及び画像IM1を、釣銭を払い出さないことに応じた別の文字メッセージ及び画像に置き換えた画面とする。
【0086】
Act50においてCPU12aは、プリンタ12hを動作させ、Act47で生成したレシート情報に従って今回の商取引の内容をレシート用紙に印刷したレシートを発行する。かくして制御プログラムに基づく制御処理をCPU12aが実行することによって、CPU12aを中枢部分とするコンピュータは、レシートを印刷するようにプリンタ12hを制御する印刷制御手段として機能する。そしてCPU12aを中枢部分とするコンピュータとプリンタ12hとの協働により印刷手段としての機能が実現される。
CPU12aはこののち、例えばタッチパネル12gの画面を第1の終了画面としている状態の継続時間が予め定められた時間を越えるなどの規定事象となったことに応じてAct50から
図7中のAct31へと戻って、以降の処理を前述したのと同様に繰り返す。
【0087】
一方でCPU12aは、レシートフラグがセットされているためにAct48にてYesと判定したならば、Act51へと進む。
Act51においてCPU12aは、タッチパネル12gの画面を第2の終了画面とする。第2の終了画面は、レシート用紙を利用したレシートが発行されないことを操作者に報知するための画面である。
図12は一例としての第2の終了画面SC6を示す図である。なお、
図12においては、
図10と同一の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第2の終了画面SC6は、文字メッセージM21、画像IM11、領域R11及びボタンB11を含む。画像IM11は、レシート用紙を利用したレシートが発行されないことを表している。第2の終了画面SC6は、釣銭を払い出す場合の例である。CPU12aは、釣銭を払い出さない場合の第2の終了画面は、文字メッセージM21及び画像IM11を、釣銭を払い出さないことに応じた別の文字メッセージ及び画像に置き換えた画面とする。そしてCPU12aは、例えばタッチパネル12gの画面を第2の終了画面としている状態の継続時間が予め定められた時間を越えるなどの規定事象となったことに応じてAct51から
図7中のAct31へと戻って、以降の処理を前述したのと同様に繰り返す。
【0088】
ところでCPU12aは、上記のような
図7及び
図8に示す制御処理を行うのと並行して、
図13に示す制御処理を実行する。
図13に示す制御処理は、いわゆる電子レシートエージェントとしての機能を実現するための処理である。
【0089】
Act61においてCPU12aは、
図8中のAct47におけるレシート情報の生成がなされたか否かを確認する。そしてCPU12aは、レシート情報が生成されていなければ、Act61を繰り返す。かくしてCPU12aはAct61においては、レシート情報が生成されるのを待ち受ける。そしてCPU12aは、レシート情報が生成されたためにYesと判定したならば、Act62へと進む。
【0090】
Act62においてCPU12aは、生成されたレシート情報に利用者コードが含まれているか否かを確認する。そしてCPU12aは、利用者コードが含まれないためにNoと判定したならば、Act61の待ち受け状態に戻る。つまり、Act61及びAct61においてCPU12aは、利用者コードを含んだレシート情報が生成されるのを待ち受ける。そしてCPU12aは、利用者コードを含んだレシート情報が生成されたためにAct62にてYesと判定したならば、Act63へと進む。
【0091】
Act63においてCPU12aは、Act47にて生成されてRAM12c又は補助記憶ユニット12dに保存されたレシート情報に基づいて電子レシートデータを生成する。CPU12aは具体的には、レシート情報に含まれる情報を、例えばXML(extensible markup language)形式又はCSV(comma-separated values)形式などの構造化形式で表すとともに、必要に応じて別の情報を付加して電子レシートデータを生成する。電子レシートデータをどのようなフォーマットのデータとして作成するかは、電子レシートサービスの仕様に依る。CPU12aは、生成した電子レシートデータをRAM12c又は補助記憶ユニット12dに保存する。
【0092】
Act64においてCPU12aは、上記のように生成された電子レシートデータをレシートサーバ30へとアップロードする。具体的にはCPU12aは、RAM12c又は補助記憶ユニット12dに保存された電子レシートデータを、所定の通信プロトコルを用いてレシートサーバ30へと転送するための処理を通信ユニット12jに行わせる。かくして、通信ユニット12jは、通信デバイスの一例である。また制御プログラムに基づく制御処理をCPU12aが実行することによって、CPU12aを中枢部分とするコンピュータは送信制御手段として機能する。そして、CPU12aを中枢部分とするコンピュータと通信ユニット12jとの協働によって送信手段としての機能が実現される。
そしてCPU12aは、電子レシートデータをアップロードし終えたのちに、Act61の待受状態に戻り、次のレシート情報が生成されるのに備える。
【0093】
かくしてチェックアウトシステム10によれば、商品登録装置11における買上登録に際して利用者コードを取得できなかった場合には、決済装置12で決済方法の指定を待ち受ける際に利用者コードの取得を試みる。そして商品登録装置11及び決済装置12のいずれで利用者コードが取得できた場合であっても、決済装置12ではレシート用紙を利用したレシートを発行せず、電子レシートデータをレシートサーバ30に対してアップロードする。したがって、買物客22が、買上登録の際に電子レシートの適用を希望することを従業員21に伝え忘れたとしても、買物客22が決済装置12のスキャナ12fに利用者コードを表したバーコードを読み取らせることにより、電子レシートサービスが利用できる。つまり、決済装置12においても電子レシートを適用することの指定が行える。
【0094】
また決済装置12では、商品登録に際して利用者コードが取得できていない場合にのみ、電子レシートサービスを利用するためには利用者コードを表したバーコードをスキャナ12fにかざすべきであることを案内する文字メッセージを表示する。このため決済装置12によれば、決済の対象となる取引が電子レシートサービスを利用する設定となっていないことを買物客22に知らせることができる。そしてさらに、電子レシートサービスを利用するためには、利用者コードを表したバーコードをスキャナ12fにかざすべきであることを買物客22に知らせることができる。これにより、決済装置12の操作に不慣れな買物客22に対し、適切な操作を可能とする合理的な案内を行うことができる。
【0095】
また決済装置12では、上記の文字メッセージを、決済方法を選択するための選択画面のなかに含めている。このため、上記の文字メッセージを表示するための新たな画面を用意する必要が無く、画面遷移の回数が増加することが無い。
【0096】
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
【0097】
利用者コードを決済情報に含めず、個別に商品登録装置11から決済装置12へと通知しても良い。
【0098】
商品登録装置11及び決済装置12での利用者コードの取得は、例えば第1のタッチパネル11g、第2のタッチパネル11h又はタッチパネル12gでの操作に応じて入力されても良い。
【0099】
決済装置12からレシートサーバ30へと非構造化形式のレシート情報をアップロードしても良い。そして、レシートサーバ30にて、構造化形式への形式変換を行って、電子レシートデータを生成しても良い。
【0100】
決済装置12からレシートサーバ30へは、利用者コードを含まないレシート情報又は電子レシートデータと、利用者コードとを別々にアップロードしても良い。
【0101】
図7及び
図8に示す決済処理のための制御処理と、
図13に示す電子レシートデータのアップロードのための制御処理とは、1つの制御処理の中でそれぞれ行われても良い。そしてこの場合は、利用者コードを決済情報に含めなくても良い。
【0102】
電子レシートサービスを利用するためには利用者コードを表したバーコードをスキャナ12fにかざすべきであることを買物客22に知らせるための案内動作を、支払方法の選択を受け付けるときとは別のタイミングで行っても良い。例えばCPU12aは、タッチパネル12gの画面を、第1の選択画面とするのに先立って、上記の案内動作のための画面とする。そしてCPU12aは、利用者コードが取得されるか、あるいは電子レシートサービスを利用しないことを指定する操作が例えばタッチパネル12gで行われたことに応じて、
図7のAct37へと進むこととする。
【0103】
上記案内動作は、例えば音声メッセージの再生など、文字メッセージの可視表示以外の方法により行っても良い。
【0104】
商品は、物品には限らず、サービスであっても良い。したがって「買上商品」は、提供者から受益者に対して有償で提供されるサービスを指す場合もある。
【0105】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1] 商品登録装置と決済装置とを含んだチェックアウトシステムであって、
前記商品登録装置は、
買上商品の商品コードを取得し、一取引分の買上商品のリストを生成する第1の生成手段と、
前記第1の生成手段により生成された前記リストを含んだ決済情報を生成する第2の生成手段と、
電子レシートサービスの利用者を識別する利用者コードを取得する第1の取得手段と、
前記第2の生成手段により生成された前記決済情報を、前記第1の取得手段により前記利用者コードが取得された場合には当該利用者コードとともに、前記決済装置へと通知する通知手段と、
を具備し、
前記決済装置は、
前記通知手段により通知された前記決済情報に基づいて決済処理を行う決済手段と、
前記利用者コードを取得する第2の取得手段と、
前記決済手段による決済処理の対象となった取引に関するレシートに記載する情報を含んだレシート情報を生成する第3の生成手段と、
前記通知手段により前記利用者コードが通知されておらず、かつ前記第2の取得手段により前記利用者コードが取得されていない場合に、前記レシートの発行のために、前記レシート情報に含まれた情報をレシート用紙に印刷する印刷手段と、
前記通知手段により前記利用者コードが通知されているか、あるいは前記第2の取得手段により前記利用者コードが取得されている場合に、当該利用者コードと前記レシート情報に含まれた情報とを、前記レシート情報に含まれた情報を前記利用者コードに関連付けて管理する管理装置に送信する送信手段と、
を具備することを特徴とするチェックアウトシステム。
[付記2] 一取引分の買上商品のリストを含んだ決済情報を生成する商品登録装置とともにチェックアウトシステムを構成する決済装置であって、
前記商品登録装置より前記決済情報が通知された場合に、当該決済情報に基づいて決済処理を行う決済手段と、
電子レシートサービスの利用者を識別する利用者コードを取得する第2の取得手段と、
前記決済手段による決済処理の対象となった取引に関するレシートに記載する情報を含んだレシート情報を生成する第3の生成手段と、
前記商品登録装置より前記利用者コードが通知されておらず、かつ前記第2の取得手段により前記利用者コードが取得されていない場合に、前記レシートの発行のために、前記レシート情報に含まれた情報をレシート用紙に印刷する印刷手段と、
前記商品登録装置より前記利用者コードが通知されているか、あるいは前記第2の取得手段により前記利用者コードが取得されている場合に、当該利用者コードと前記レシート情報に含まれた情報とを、前記レシート情報に含まれた情報を前記利用者コードに関連付けて管理する管理装置に送信する送信手段と、
を具備することを特徴とする決済装置。
[付記3] 前記商品登録装置から前記利用者コードが通知されなかった場合に、前記第2の取得手段に前記利用者コードを取得させるように操作者に案内する案内動作を実行する案内手段、
をさらに備えること特徴とする付記2に記載の決済装置。
[付記4] 前記案内手段は、前記決済手段が前記決済処理で適用する決済方法を前記操作者に選択させるための画面内に予め定められた文字メッセージを可視的に示すことを前記案内動作として実行することを特徴とする付記3に記載の決済装置。
[付記5] 前記第3の生成手段は、前記商品登録装置から前記利用者コードが通知されるか、あるいは前記第2の取得手段により前記利用者コードが取得されたならば、当該利用者コードを前記レシート情報に含め、
前記印刷手段は、前記レシート情報に前記利用者コードが含まれない場合に、前記レシート情報に含まれた情報をレシート用紙に印刷し、
前記送信手段は、前記レシート情報に前記利用者コードが含まれる場合に、当該レシート情報を前記管理装置に送信する、
ことを特徴とする付記2−4のいずれか一項に記載の決済装置。
[付記6] 一取引分の買上商品のリストを含んだ決済情報を生成する商品登録装置とともにチェックアウトシステムを構成するものであって、プリンタ及び通信デバイスを備えた決済装置を制御するコンピュータを、
前記商品登録装置より前記決済情報が通知された場合に、当該決済情報に基づいて決済処理を行う決済手段と、
電子レシートサービスの利用者を識別する利用者コードを取得する第2の取得手段と、
前記決済手段による決済処理の対象となった取引に関するレシートに記載する情報を含んだレシート情報を生成する第3の生成手段と、
前記商品登録装置より前記利用者コードが通知されておらず、かつ前記第2の取得手段により前記利用者コードが取得されていない場合に、前記レシートの発行のために、前記レシート情報に含まれた情報をレシート用紙に印刷するように前記プリンタを制御する印刷制御手段と、
前記商品登録装置より前記利用者コードが通知されているか、あるいは前記第2の取得手段により前記利用者コードが取得されている場合に、当該利用者コードと前記レシート情報に含まれる情報とを、前記レシート情報に含まれる情報を前記利用者コードに関連付けて管理する管理装置に送信するように前記通信デバイスを制御する送信制御手段と、して機能させるための制御プログラム。