【文献】
記載なし,"G.984.3 (03/08)Gigabit-capable Passive Optical Networks (G-PON): Transmission convergence layer specification SERIES G: TRANSMISSION SYSTEMS AND MEDIA, DIGITAL SYSTEMS AND NETWORKS Digital sections and digital line system - Optical line systems for local and access networks",ITU−T規格文書(Gシリーズ) G.984.3 (2009-04-28),2009年 4月28日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
光ネットワークユニットONUが、第1の時間・波長分割多重TWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を指示するための第1のTWDMチャネルのチャネル情報を取得することと、
前記ONUが、前記第1のTWDMチャネルのチャネル情報に基づいて、前記ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を前記第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調することと、を含み、
前記ONUが前記ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を前記第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調する前、
前記ONUが現在動作している第2のTWDMチャネルが正常であるか否かを判断することをさらに含み、前記第2のTWDMチャネルが異常である場合、前記ONUが前記ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を前記第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調する
チャネル切り替え方法。
前記第1のTWDMチャネルのチャネル情報はOLTが周期的に一つ又は複数のTWDMチャネルで放送するものであり、前記一つ又は複数のTWDMチャネルが前記第2のTWDMチャネルを含み、または、
前記ONUが現在動作している前記第2のTWDMチャネルが正常であるか否かを判断することは、
前記ONUが、光回線終端装置OLTから送信された異常通知を受信することと、ここで、前記異常通知は前記OLTが前記第2のTWDMチャネルを介して前記第2のTWDMチャネルで動作している全てのONUのアップリンク信号を受信できない場合に前記第2のTWDMチャネルで動作している全てのONUに送信するものであり、
前記異常通知に基づいて、前記第2のTWDMチャネルが異常であると判断することと、を含み、または、
前記ONUが、前記第2のTWDMチャネルでダウンリンク信号を検出できない時間長が所定の時間長を超えるか否かを判断することと、
前記時間長が前記所定の時間長を超える場合、前記第2のTWDMチャネルが異常であると判断することと、を含み、または、
前記第1のTWDMチャネルのチャネル情報をOLTが動的に更新して前記ONUに提供する
請求項2に記載の方法。
前記第2のTWDMチャネルが異常である場合、前記ONUが、前記ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を前記第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調することは、
前記ONUがO1状態に進入し、前記ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を前記第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調し、前記第1のTWDMチャネルで活性化し始めることと、又は
前記ONUがO1状態に進入し、タイマーT3を作動させ、タイマーT3がタイムアップする前に前記ONUがダウンリンク信号を受信できていない場合、前記ONUは波長同調状態であるO8状態に進入し、ここで、前記O8状態において、前記ONUは前記ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を前記第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調し、同調を完成した後、前記第1のTWDMチャネルを介してダウンリンク信号を受信し、前記ONUがダウンリンク信号の同期を完成した後にO4状態又はO5状態に進入することと、を含む
請求項4に記載の方法。
前記第2のTWDMチャネルが異常である場合、前記ONUが前記ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を前記第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調することは、
前記ONUが波長同調状態であるO8状態に進入し、ここで、前記O8状態において、前記ONUが前記ONUの伝送収束レイヤー配置パラメータを保留し、前記ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を前記第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調し、前記ONU同調を完成した後、O4状態又はO5状態に進入することと、又は、
前記ONUが、前記ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を前記第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調し、前記ONU同調を完成した後、O4状態又はO5状態に進入することと、を含み、または、
前記第2のTWDMチャネルが異常である場合、前記ONUが前記ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を前記第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調する前、
前記ONUが、ローカルに前記第2のTWDMチャネルのチャネル情報を記憶しているか否かを判断することをさらに含み、ローカルに前記第2のTWDMチャネルのチャネル情報を記憶していると判断した場合、前記ONUは前記ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を前記第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調する
請求項4に記載の方法。
第1の時間・波長分割多重TWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を指示するための前記第1のTWDMチャネルのチャネル情報を取得するように構成される取得手段と、
前記第1のTWDMチャネルのチャネル情報に基づいて、光ネットワークユニットONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を前記第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調するように構成される同調手段と、を含み、
前記ONUが現在動作している第2のTWDMチャネルが正常であるか否かを判断するように構成される第1の判断手段をさらに含み、前記第2のTWDMチャネルが異常である場合、前記同調手段が前記ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を前記第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調する
チャネル切り替え装置。
前記第1のTWDMチャネルのチャネル情報は、OLTが周期的に一つ又は複数のTWDMチャネルで放送するものであって、ここで、前記一つ又は複数のTWDMチャネルは前記第2のTWDMチャネルを含み、または、
前記第1の判断手段は、
光回線終端装置OLTから送信された異常通知を受信するように構成される第1の受信ユニットと、ここで、前記異常通知は前記OLTが前記第2のTWDMチャネルを介して、前記第2のTWDMチャネルで動作している全てのONUのアップリンク信号を受信できない場合に、前記第2のTWDMチャネルで動作している全てのONUに送信するものであり、
前記異常通知に基づいて、前記第2のTWDMチャネルが異常であると判断するように構成される第1の判断ユニットと、を含み、または、
前記第1の判断手段は、
前記第2のTWDMチャネルでダウンリンク信号を検出できなかった時間長が所定の時間長を超えるか否かを判断するように構成される第2の判断ユニットと、
前記時間長が前記所定の時間長を超えると判断した場合、前記第2のTWDMチャネルが異常であると判断するように構成される第3の判断ユニットと、を含む
請求項11に記載の装置。
前記第3の判断ユニットは、前記ONUの前記第2のTWDMチャネル上のダウンリンク信号同期ロスを検出すると、前記ONUにO6状態へ進入することを指示し、タイマーT2を作動させ、前記タイマーT2がタイムアップする前に前記ONUがダウンリンク信号を受信できていない場合、前記第2のTWDMチャネルが異常であると確定するように構成される請求項12に記載の装置。
前記同調手段は、前記第2のTWDMチャネルが異常である場合、前記ONUにO1状態へ進入することを指示し、前記ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を前記第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調し、前記第1のTWDMチャネルで活性化し始めるように構成され、又は、
前記同調手段は、前記第2のTWDMチャネルが異常である場合、前記ONUにO1状態へ進入することを指示し、タイマーT3を作動させ、タイマーT3がタイムアップする前に前記ONUがダウンリンク信号を受信できていない場合、前記ONUに波長同調状態であるO8状態へ進入することを指示し、前記ONUにダウンリンク信号の同期を完成した後にO4状態又はO5状態へ進入することを指示するように構成され、ここで、前記O8状態において、前記ONUは、前記ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を前記第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調し、同調を完成した後、前記第1のTWDMチャネルを介してダウンリンク信号を受信し、または、
前記同調手段は、前記第2のTWDMチャネルが異常である場合、前記ONUに波長同調状態であるO8状態へ進入することを指示し、前記ONUに同調を完成した後にO4状態又はO5状態へ進入することを指示するように構成され、ここで、前記O8状態において、前記ONUは、前記ONUの伝送収束レイヤー配置パラメータを保留し、前記ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を前記第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調し、又は、
前記同調手段は、前記第2のTWDMチャネルが異常である場合、前記ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を前記第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調し、前記ONUに同調を完成した後にO4状態又はO5状態へ進入することを指示するように構成される請求項13に記載の装置。
前記第3の判断ユニットは、前記ONUにO1状態又はO8状態へ進入することを指示した場合、前記ONUの伝送収束レイヤー配置パラメータを保留するように構成され、
前記第3の判断ユニットはさらに、前記ONUが前記タイマーT3がタイムアップする前にダウンリンク信号を受信した場合、前記伝送収束レイヤー配置パラメータを消去するように構成され、または、
前記第2の判断手段がローカルに前記第2のTWDMチャネルのチャネル情報を記憶していないと判断した場合、前記ONUにO1状態へ進入することを指示するように構成される指示手段をさらに含む
請求項14に記載の装置。
前記ONUはさらに、前記ONUが現在動作している第2のTWDMチャネルが正常であるか否かを判断するように構成され、前記第2のTWDMチャネルが異常である場合、前記ONUは前記ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を前記第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調する
請求項18に記載のシステム。
前記OLTはさらに、前記第2のTWDMチャネルが異常である場合、前記第2のTWDMチャネルで動作している全てのONUの伝送収束レイヤー配置情報を前記第1のTWDMチャネルに伝送するように構成される
請求項19に記載のシステム。
【発明を実施するための形態】
【0016】
なお、矛盾しない限り、本願の実施例及び実施例中の特徴は組み合せることができる。以下、図面を参照しつつ実施例を結合して本発明を詳しく説明する。
【0017】
図面中のフローチャートに示すステップを、例えば1セットのコンピューターが命令を実行可能なコンピューターシステムで実行することができ、また、フローチャートに論理順を示しているが、場合によっては、その順と異なる順に従って図に示す又は説明したステップを実行することも可能である。
【0018】
本発明の実施例において、例えば「第1のTWDMチャネル」、「第2のTWDMチャネル」、又は「第1の確定手段」、「第2の確定手段」における「第1」、「第2」等は上記した用語の順序を限定するためのものではなく、対応する用語を区別するためのものである。また、矛盾しない限り、例えば「第1の確定手段」と「第2の確定手段」が同一の手段であることができ、又は「第1の確定手段」と「第2の確定手段」を同一の手段として併合することができる。
【0019】
本実施例においてチャネル切り替え方法を提供し、
図4は本発明の実施例に係るチャネル切り替え方法を示すフローチャートで、
図4に示すように、該方法は以下のステップを含む。
【0020】
ONUが第1のTWDMチャネルのチャネル情報を取得し(ステップS402)、ここで、第1のTWDMチャネルのチャネル情報は第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を指示し、
ONUが第1のTWDMチャネルのチャネル情報に基づいて、該ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調する(ステップS404)。
【0021】
上記ステップによって、ONUが取得した第1のTWDMチャネルのチャネル情報に基づいて、そのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を同調して、該ONUの動作中のチャネルを第1のTWDMチャネルに切り替えすることで、TWDM PONシステムの各TWDMチャネルのために予備チャネルをわざわざ構築して業務保護を提供してコストが高くなる問題を解決し、TWDM PONシステムを配置するコストを低減する。
【0022】
そして、ONUがアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長の同調を完成した後、ONUが該ONUの業務を第1のTWDMチャネルにスイッチングすることができる。
【0023】
一部の実施例において、チャネルの切り替えが必要である場合、ONUがOLTに第1のTWDMチャネルのチャネル情報を提供するように通知することができ、又はONUが被動的にOLTからの第1のTWDMチャネルのチャネル情報を待ってから、ONUが第1のTWDMチャネルのチャネル情報に基づいて業務スイッチングを行うこともできる。そして、ステップS402の後、ONUが第1のTWDMチャネルのチャネル情報を記憶することができる。該方式によって、ONUはチャネルの切り替えが必要である場合に記憶された情報に基づいてチャネルの切り替えを行うことができる。そして、記憶された第1のTWDMチャネルのチャネル情報には所定の時間長の生存時間が設定されていて、生存時間に達した後、該チャネル情報を消去し、又は該チャネル情報が失効するように設定することができる。この時、ONUは新しい第1のTWDMチャネルのチャネル情報を再び取得して記憶することができる。
【0024】
本実施例を適用したTWDM PONシステムにおいて複数のTWDMチャネルに対して一つ又は複数のTWDMチャネルを用いて保護することができるので、チャネル情報をOLTからONUに送信する場合、OLTは一つのONUに一つのONUの予備TWDMチャネルのチャネル情報を送信することができ、全てのONUに各ONUに対応する予備TWDMチャネルのチャネル情報を送信することもできる。そして、OLTから送信されるチャネル情報が各ONUに対応する予備TWDMチャネルのチャネル情報である場合、ONUは複数のTWDMチャネルのチャネル情報を受信し、ここで、複数のTWDMチャネルのチャネル情報は複数のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を指示し、各TWDMチャネルの予備TWDMチャネルの対応関係を指示する。ONUは対応関係に基づいて、第2のTWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルを第1のTWDMチャネルとして確定する。
【0025】
そして、第1のTWDMチャネルのチャネル情報は、OLTが周期的に一つ又は複数のTWDMチャネルで送信するものであることができ、ここで、一つ又は複数のTWDMチャネルは第2のTWDMチャネルを含む。そして、チャネル情報を送信する周期は記憶されたチャネル情報の生存時間に等しいか未満である。
【0026】
そして、ONUがONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調する前、ONUが現在動作している第2のTWDMチャネルが正常であるか否かを判断する方式でONUがチャネルの切り替えを必要とするか否かを確定することができ、ここで、第2のTWDMチャネルが異常である場合、ONUは、ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調する。
【0027】
そして、ONUが現在動作している第2のTWDMチャネルが正常であるか否かを判断する時、OLTがアップリンク信号を検出して、又はONUがダウンリンク信号を検出して判断することができる。
【0028】
そして、OLTがアップリンク信号を検出して判断する場合、ONUが光回線終端装置OLTから送信された異常通知を受信し、該異常通知に基づいて、第2のTWDMチャネルが異常であると判断することができる。ここで、該異常通知は、OLTが第2のTWDMチャネルを介して第2のTWDMチャネルで動作している全てのONUのアップリンク信号を受信することができない場合に、第2のTWDMチャネルで動作している全てのONUに送信される。
【0029】
そして、ONUがダウンリンク信号を検出して判断する場合、ONUが、第2のTWDMチャネルでダウンリンク信号を検出できなかった時間長が所定の時間長を超えているか否かを判断し、時間長が所定の時間長を超える場合、第2のTWDMチャネルが異常であると判断することができる。
【0030】
一部の実施例において、第2のTWDMチャネルが正常であるか否かを判断する過程において、ONUが第2のTWDMチャネル上のダウンリンク信号同期ロスを検出した場合、ONUはO6状態に進入し、タイマーT2を作動させ、ONUはタイマーT2がタイムアップする前にダウンリンク信号を受信できていないと、第2のTWDMチャネルが異常であると確定する。
【0031】
そして、第2のTWDMチャネルが異常である場合、ステップS404は、ONUがO1状態に進入し、該ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調し、第1のTWDMチャネルで活性化し始めることをさらに含むことができる。
【0032】
又は、第2のTWDMチャネルが異常である場合、ステップS404は、ONUがO1状態に進入し、タイマーT3を作動させ、タイマーT3がタイムアップする前にONUがダウンリンク信号を受信できていない場合、ONUは波長同調状態であるO8状態に進入することをさらに含むことができ、ここで、O8状態において、ONUはONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調し、同調を完成した後、第1のTWDMチャネルを介してダウンリンク信号を受信し、ONUはダウンリンク信号同期を完成した後、O4状態又はO5状態に進入する。
【0033】
そして、ONUがO1状態又はO8状態に進入した場合、ONUの伝送収束レイヤー配置パラメータを保留し、ONUはタイマーT3がタイムアップする前にダウンリンク信号を受信した場合、伝送収束レイヤー配置パラメータを消去することができる。
【0034】
そして、第2のTWDMチャネルが異常である場合、該方法は、OLTが第2のTWDMチャネルで動作している全てのONUの伝送収束レイヤー配置情報を第1のTWDMチャネルに伝送することをさらに含むことができる。
【0035】
そして、第2のTWDMチャネルが異常である場合、ステップS404が、ONUが波長同調状態であるO8状態に進入し、ここで、O8状態において、ONUはONUの伝送収束レイヤー配置パラメータを保留し、ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調し、ONUが同調を完成した後、O4状態又はO5状態に進入することを含むことができる。
【0036】
そして、第2のTWDMチャネルが異常である場合、ステップS404は、ONUがONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調し、ONUが同調を完成した後、O4状態又はO5状態に進入することを含むことができる。
【0037】
そして、第2のTWDMチャネルが異常である場合、ステップS404の前、ONUがローカルに第2のTWDMチャネルのチャネル情報を記憶しているか否かを判断し、ここで、ローカルに第2のTWDMチャネルのチャネル情報を記憶していると判断された場合、ONUはONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調することができる。
【0038】
そして、ONUがローカルに第2のTWDMチャネルのチャネル情報を記憶していないと判断された場合、ONUがO1状態に進入することができる。
【0039】
そして、第1のTWDMチャネルのチャネル情報は、第1のTWDMチャネルのチャネルマーク、第1のTWDMチャネルのアップリンク波長マーク及び/又はダウンリンク波長マーク、第1のTWDMチャネルのアップリンク波長値及び/又はダウンリンク波長値の中の少なくとも一つを含むことができる。ここで、チャネル情報がチャネルマーク又はアップリンク波長マーク及び/又はダウンリンク波長マークである場合、ONUは予め協商したチャネルマーク又はアップリンク波長マーク及び/又はダウンリンク波長マークとアップリンク波長値及び/又はダウンリンク波長値との対応関係に基づいて、対応するチャネル情報に対応するアップリンク波長値及び/又はダウンリンク波長値を確定する。
【0040】
そして、第1のTWDMチャネルのチャネル情報はOLTが動的に更新してONUに提供することができる。例えば、第1のTWDMチャネルのチャネル情報が変更された(又はONUの予備TWDMチャネルが変更された)場合、OLTは新しいチャネル情報をONUに送信する。
【0041】
本発明の実施例においてさらに上記チャネル切り替え方法を実現するためのチャネル切り替え装置を提供し、装置実施例に記載の装置の具体的な実現プロセスは、方法実施例で詳しく説明したので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0042】
図5は本発明の実施例に係るチャネル切り替え装置の構造を示す図で、
図5に示すように、該チャネル切り替え装置は、取得手段52と、同調手段54とを含み、取得手段52は第1のTWDMチャネルのチャネル情報を取得するように構成され、ここで、第1のTWDMチャネルのチャネル情報は第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を指示し、また、同調手段54は取得手段52に結合されて、第1のTWDMチャネルのチャネル情報に基づいて、ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調するように構成される。
【0043】
本発明の実施例に係わっている手段、ユニットをソフトウェア方式で実現することができ、ハードウェア方式で実現することもできる。本実施例に記載の手段、ユニットをプロセッサに設けることができ、例えば、取得手段52と同調手段54とを含むプロセッサと記載することもできる。ここで、これらの手段の名称は該手段自体を限定するものではないこともあって、例えば、取得手段52を「第1のTWDMチャネルのチャネル情報を取得する手段」と記載することもできる。
【0044】
そして、該装置は、同調手段54に結合されて、ONUの業務を第1のTWDMチャネルにスイッチングするように構成されるスイッチング手段をさらに含むことができる。
【0045】
そして、該装置は、取得手段52と同調手段54に結合されて、第1のTWDMチャネルのチャネル情報を記憶するように構成される記憶手段をさらに含むことができる。
【0046】
そして、取得手段52は、複数のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を指示し、各TWDMチャネルの予備TWDMチャネルの対応関係を指示する複数のTWDMチャネルのチャネル情報を受信するように構成される第1の受信ユニットと、第1の受信ユニットに結合されて、対応関係に基づいて、第2のTWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルを第1のTWDMチャネルとして確定するように構成される第1の確定ユニットと、を含むことができる。
【0047】
そして、第1のTWDMチャネルのチャネル情報は、OLTが周期的に一つ又は複数のTWDMチャネルで送信するものであることができ、ここで、一つ又は複数のTWDMチャネルは第2のTWDMチャネルを含む。
【0048】
そして、該装置は、同調手段54に結合されて、ONUが現在動作している第2のTWDMチャネルが正常であるか否かを判断するように構成される第1の判断手段をさらに含み、ここで、第2のTWDMチャネルが異常である場合、同調手段54がONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調する。
【0049】
そして、第1の判断手段は、OLTから送信された、OLTが第2のTWDMチャネルを介して第2のTWDMチャネルで動作している全てのONUのアップリンク信号を受信することができない場合に第2のTWDMチャネルで動作している全てのONUに送信する異常通知を受信するように構成される第1の受信ユニットと、第1の受信ユニットに結合されて、異常通知に基づいて、第2のTWDMチャネルが異常であると判断するように構成される第1の判断ユニットと、を含むことができる。
【0050】
そして、第1の判断手段は、第2のTWDMチャネルでダウンリンク信号を検出できなかった時間長が所定の時間長を超えるか否かを判断するように構成される第2の判断ユニットと、第2の判断ユニットに結合されて、時間長が所定の時間長を超える場合、第2のTWDMチャネルが異常であると判断するように構成される第3の判断ユニットと、を含むことができる。
【0051】
そして、第3の判断ユニットが、ONUの第2のTWDMチャネル上のダウンリンク信号同期ロスを検出した場合、ONUにO6状態へ進入することを指示し、タイマーT2を作動させ、タイマーT2がタイムアップする前に該ONUがダウンリンク信号を受信できていない場合、第2のTWDMチャネルが異常であると確定するように構成されることができる。
【0052】
そして、同調手段54は、第2のTWDMチャネルが異常である場合、ONUにO1状態へ進入することを指示し、ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調し、第1のTWDMチャネルで活性化し始めるように構成されることができる。
【0053】
そして、同調手段54は、第2のTWDMチャネルが異常である場合、ONUにO1状態へ進入することを指示し、タイマーT3を作動させ、タイマーT3がタイムアップする前にONUがダウンリンク信号を受信できていない場合、ONUに波長同調状態であるO8状態へ進入することを指示するように構成することができ、ここで、O8状態において、ONUはONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調し、同調を完成した後、第1のTWDMチャネルを介してダウンリンク信号を受信し、ONUはダウンリンク信号同期を完成した後、O4状態又はO5状態に進入する。
【0054】
そして、第3の判断ユニットはさらに、ONUにO1状態又はO8状態へ進入することを指示した場合、ONUの伝送収束レイヤー配置パラメータを保留するように構成され、又は、第3の判断ユニットは、ONUにタイマーT3がタイムアップする前にダウンリンク信号を受信した場合、伝送収束レイヤー配置パラメータを消去することを指示するように構成される。
【0055】
そして、同調手段54は、第2のTWDMチャネルが異常である場合、ONUに波長同調状態であるO8状態へ進入することを指示し、ここで、O8状態において、ONUはONUの伝送収束レイヤー配置パラメータを保留し、ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調し、また、ONUに同調を完成した後、O4状態又はO5状態へ進入することを指示するように構成することができる。
【0056】
そして、同調手段54は、第2のTWDMチャネルが異常である場合、ONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調し、ONUに同調を完成した後、O4状態又はO5状態へ進入することを指示するように構成することができる。
【0057】
そして、該装置は、第1の判断手段に結合されて、第2のTWDMチャネルが異常である場合、ローカルに第2のTWDMチャネルのチャネル情報を記憶したか否かを判断するように構成される第2の判断手段をさらに含むことができ、ローカルに第2のTWDMチャネルのチャネル情報を記憶していると判断された場合、同調手段54がONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調する。
【0058】
そして、該装置は、第2の判断手段に結合されて、第2の判断手段によりローカルに第2のTWDMチャネルのチャネル情報を記憶していないと判断された場合、ONUにO1状態へ進入することを指示するように構成される指示手段をさらに含むことができる。
【0059】
そして、第1のTWDMチャネルのチャネル情報は、第1のTWDMチャネルのチャネルマーク、第1のTWDMチャネルのアップリンク波長マーク及び/又はダウンリンク波長マーク、第1のTWDMチャネルのアップリンク波長値及び/又はダウンリンク波長値の中の少なくとも一つを含むことができる。
【0060】
そして、第1のTWDMチャネルのチャネル情報を、OLTが動的に更新してONUに提供することができる。
【0061】
本実施例においてさらに上記したチャネル切り替え装置を含む光ネットワークユニットを提供する。
【0062】
本実施例においてさらに時間・波長分割多重システムを提供し、
図6は本発明の実施例に係る時間・波長分割多重システムの構造を示す図で、
図6に示すように、該時間・波長分割多重システムはOLT 62とONU 64とを含み、OLT 62は第1のTWDMチャネルのチャネル情報を送信するように構成され、第1のTWDMチャネルのチャネル情報は第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を指示し、また、ONU 64は第1のTWDMチャネルのチャネル情報を取得し、第1のTWDMチャネルのチャネル情報に基づいて、ONU 64のアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調するように構成される。
【0063】
そして、ONU 64はさらに、ONU 64が現在動作している第2のTWDMチャネルが正常であるか否かを判断するように構成され、第2のTWDMチャネルが異常である場合、ONU 64はONUのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長を第1のTWDMチャネルのアップリンク波長及び/又はダウンリンク波長に同調するように構成されることができる。
【0064】
そして、OLT 62はさらに、第2のTWDMチャネルが異常である場合、第2のTWDMチャネルで動作している全てのONUの伝送収束レイヤー配置情報を第1のTWDMチャネルに伝送するように構成することができる。
【0065】
本発明の実施例におけるONUのO1〜O7状態は関連する規範に規定された状態である。例えば、ギガビット受動光ネットワークの伝送収束レイヤー規範に定義されて7種類のONUの状態は以下のO1〜O7状態を含む。
【0066】
初期状態O1:ONUは当該状態で光パワーを構築し、警告信号を検出する。ダウンリンクメッセージを受信し、警告信号が消去された後、ONUは待機状態O2に遷移する。
【0067】
待機状態(用意状態)O2:ONUがダウンリンクメッセージを受信し、Upstream−Overheadメッセージを待つ。受信すると、ONUはパラメータの配置を開始するとともに、シリアル番号状態O3に遷移する。
【0068】
シリアル番号状態O3:OLTはシリアル番号状態O3にて全てのONUに一つのシリアル番号要求を送信することで、新しいONUとそれのシリアル番号を発現する。ONUが発現されると、OLTはAssign−ONU−IDメッセージを介して、唯一のONU−IDを割り当てし、距離測定状態O4に遷移する。
【0069】
距離測定状態O4:異なるONUからのアップリンク伝送需要がアップリンクフレームと同期を実現する。全てのONUからOLTへが同一な距離を有するように得られるように、各ONUは全て同等な遅延が必要である。当該同等な遅延は距離測定状態で測定される。ONUがRanging−Timeメッセージを受信すると、動作状態に遷移する。
【0070】
動作状態(運転状態)O5:当該状態のみで、ONUはOLTの指示に従って、アップリンクデータとPLOAMメッセージを送信し正常に動作することができる。
【0071】
ポップアップ状態O6、緊急停止状態O7は、ONUの異常状態で、異常状況が排除された後、ポップアップ状態O6は保護スイッチングを行った後に再び距離測定状態に遷移し、緊急停止状態O7は故障を排除した後に用意状態O2に戻って、全ての情報を再び検出する。
【0072】
以下、好適な実施例を結合して説明する。
【0073】
本好適な実施例は受動光ネットワークにおける保護スイッチング方法を提供する。本好適な実施例において、TWDM PONシステム中の1本の動作TWDMチャネルを他の1本のTWDMチャネルの予備チャネルとし、又はTWDMシステム全体のために1本の専用の予備TWDMチャネルを構築してTWDM PONシステム全体を保護することができる。本好適な実施例において、上述した2種類の保護スイッチング構造を用いた場合、保護スイッチングが発生した時、ONUが現在の動作TWDMチャネルから自体の動作チャネルに対応する予備TWDMチャネルに同調する保護スイッチング方法を提供する。該保護スイッチング方法において、ONUが自体のTWDMチャネル値の同調を行う前、ONUが自体に対応する予備チャネルのTWDMチャネル値を取得して、保護スイッチングした後の業務の正常伝送を実現する。本好適な実施例の一部の具体的な実現案において、さらに、ONUがどのような条件下で自体のTWDMチャネルを同調することで保護スイッチングの技術案を完成するかを判断する。
【0074】
機器のコストを節約しつつONUが予備TWDMチャネル値を取得しONUが保護スイッチングを実行するか否かを判断する問題を解決するため、本好適な実施例において以下のような技術案を採用する:
OLTが、各TWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネル情報をONUに送信し(ステップ1)、ここで、予備TWDMチャネル情報は各TWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルマーク、又は予備TWDMチャネルに対応するアップリンク波長マークとダウンリンク波長マーク、又は予備TWDMチャネルに対応するアップリンク波長値とダウンリンク波長値を含む。
【0075】
ONUが上記情報を記憶する(ステップ2)。
【0076】
OLTが全てのONUから送信されたアップリンク信号を受信できない時、OLTは現在のTWDMチャネルで動作している全てのONUに予備TWDMチャネルヘ同調して保護スイッチングすることを通知し、又はONUが一定の時間内で現在の動作TWDMチャネルでダウンリンク光信号を検出できないと、ONUは現在動作TWDMチャネルに対応する保護TWDMチャネルに同調して動作する(ステップ3)。
【0077】
そして、OLTが各TWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネル情報をONUに送信することが、OLTが定期的に全てのTWDMチャネルで、各TWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルマーク、又は各TWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルのアップリンク波長マークとダウンリンク波長マーク、又は各TWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルに対応するアップリンク波長値とダウンリンク波長値の情報を送信することを含むことができる。
【0078】
そして、OLTが各TWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネル情報をONUに送信することが、OLTが定期的に各TWDMチャネルで、現在のTWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルマーク、又は現在のTWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルのアップリンク波長マークとダウンリンク波長マーク、又は現在のTWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルに対応するアップリンク波長値とダウンリンク波長値の情報を送信することを含むことができる。
【0079】
そして、ONUがダウンリンク同期ロスを検出した後、ONUはO6状態に進入し、タイマーT2を作動させ、タイマーがタイムアップした後、ONUがダウンリンク信号を受信できていないと、ONUはO1状態に進入し、タイマーT3を作動させ、タイマーT3がタイムアップした後、ONUがダウンリンク信号を受信できていないと、ONUは現在のTWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルに同調した後再び登録することができる。
【0080】
そして、ONUがダウンリンク同期ロスを検出した後、ONUはO6状態に進入し、タイマーT2を作動させ、タイマーがタイムアップした後、ONUがダウンリンク信号を受信できていないと、ONUはO1状態に進入し、タイマーT3を作動させ、タイマーT3がタイムアップした後、ONUがダウンリンク信号を受信できていないと、ONUは波長同調状態O8に進入し、O8状態である時、ONUは現在のTWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルに同調してダウンリンク信号を受信し、ONUはダウンリンク信号の同期を完成した後、距離測定状態O4又は運転状態O5に進入する。
【0081】
ここで、動作しているTWDMチャネルに故障が発生した後、OLTは現在のTWDMチャネル内の全てのONUの伝送収束レイヤー配置情報を該チャネルに対応する予備TWDMチャネルに伝送する。
【0082】
ここで、ONUはO1状態に進入した後、自体の伝送収束レイヤー配置パラメータを保留し、ONUがタイマーT3がタイムアップする前にダウンリンク信号を受信した場合、ONUは自体の伝送収束レイヤー配置パラメータを消去し、ONUがタイマーT3がタイムアップした後にダウンリンク信号を受信できていないと、ONUは波長同調状態O8に進入し、また自体の伝送収束レイヤー配置パラメータを保留する。
【0083】
そして、ONUが一定の時間内で現在の動作TWDMチャネルでダウンリンク光信号を検出することができないと、ONUは現在の動作TWDMチャネルに対応する保護TWDMチャネルに同調して動作することは、ONUがダウンリンク同期ロスを検出すると、ONUはO6状態に進入し、タイマーTO2を作動させ、ONUがタイマーTO2がタイムアップした後にもダウンリンク信号を受信できていないと、ONUはO8状態(波長同調状態)に進入することを含むことができる。ONUは自体の伝送収束レイヤー配置パラメータを保留し、波長の同調を開始し、現在の動作しているTWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルに同調し、同調を完成した後、ONUはO5又はO4状態に進入し、該チャネルで動作し始める。
【0084】
そして、ONUが一定の時間内で現在の動作TWDMチャネルでダウンリンク光信号を検出することができないと、ONUが現在の動作TWDMチャネルに対応する保護TWDMチャネルに同調して動作することは、ONUがダウンリンク信号を検出できない時、ONUがダウンリンク同期ロスを検出すると、ONUはO6状態に進入し、タイマーTO2を作動させ、ONUがタイマーTO2がタイムアップした後にもダウンリンク信号を受信できていないと、ONUは波長の同調を開始し、現在の動作しているTWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルに同調し、同調を完成した後、ONUはO5又はO4状態に進入し、該チャネルで動作し始めることを含むことができる。
【0085】
そして、ONUがダウンリンク光信号を検出することができないと、ONUはタイマーを作動させ、タイマーの時間になった時、ONUがダウンリンク光信号を検出することができないと、ONUはローカルに予備TWDMチャネル情報を記憶しているか否かを判断し、予備TWDMチャネル情報を記憶していると、ONUは予備TWDMチャネルに同調し、予備TWDMチャネル情報が記憶されていないと、ONUはO1状態に戻ることができる。
【0086】
そして、OLTは各TWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネル情報を動的に更新することができる。
【0087】
本好適な実施例において、ONUの波長を同調することで保護スイッチングを実現することで、OLTの保護チャネル数量を減少し、保護スイッチングの需要によるOLTコストを低減することができ、本発明の好適な実施例で提供する保護スイッチング方法によると、ONUが自体の保護チャネルのTWDMチャネルマーク値を取得できるので、ONUが保護スイッチングを行う必要があると判断した時、ONUは速やかに保護チャネルに同調して業務を回復することができる。
【0088】
以下、図面と実例を結合して本好適な実施例を説明する。
【0089】
実例1
ステップ1において、OLTは、各TWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルマーク、又は予備TWDMチャネルに対応するアップリンク波長マークとダウンリンク波長マーク、又は予備TWDMチャネルに対応するアップリンク波長値とダウンリンク波長値をONUに送信する。
【0090】
そして、OLTは
図7乃至
図12に示すメッセージの中の1種類をONUに送信することもできる。例えば、OLTは以下の方式の中の一つによって上記情報をONUに送信する。
【0091】
方式1:OLTが定期的に全てのTWDMチャネルで
図7、
図8、
図10又は
図11に示す情報をONUに送信する。
【0092】
方式2:OLTが定期的に各TWDMチャネルで
図8、
図9、
図11又は
図12に示す情報を送信する。
【0093】
ステップ2において、ONUが上記情報を記憶する。
【0094】
ステップ3において、ONUがダウンリンク同期ロスを検出すると、ONUはO6状態に進入し、タイマーTO2を作動させ、ONUがタイマーTO2がタイムアップした後もダウンリンク信号を受信できていないと、ONUはO1状態に進入し、ONUがO1状態に進入し後、タイマーTO3を作動させ、ONUがタイマーTO3がタイムアップする前にダウンリンク信号を受信した場合、ONUは該TWDMチャネルで登録を完成する。ONUがタイマーTO3がタイムアップした後にもダウンリンク信号を受信できていないと、ONUは現在の動作しているTWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルに同調し、同調を完成した後、ONUはO1状態に進入し、該チャネルで活性化を開始する。
【0095】
そして、OLTは各TWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネル情報を動的に更新することができる。
【0096】
本実施例において、OLTが全てのONUから送信されたアップリンク信号を受信できない時、OLTが全ての現在のTWDMチャネルで動作しているONUに予備TWDMチャネルに同調して保護スイッチングを行うことを通知することができる。コマンドを受信したONUは予備チャネルに同調して保護スイッチングを完成する。同調を完成した後、ONUはO1状態に進入し、該チャネルで活性化を開始し、又はONUはO4状態に進入して距離測定を行い、又はONUがO5状態に進入して直接に動作する。
【0097】
実例2
ステップ1において、OLTは、各TWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルマーク、又は予備TWDMチャネルに対応するアップリンク波長マークとダウンリンク波長マーク、又は予備TWDMチャネルに対応するアップリンク波長値とダウンリンク波長値をONUに送信する。
【0098】
そして、OLTは
図7乃至
図12に示すメッセージの中の1種類をONUに送信することもできる。例えば、OLTは以下の方式の中の一つによって、上記情報をONUに送信することができる。
【0099】
方式1:OLTが定期的に全てのTWDMチャネルで
図7、
図8、
図10又は
図11に示す情報をONUに送信する。
【0100】
方式2:OLTが定期的に各TWDMチャネルで
図8、
図9、
図11又は
図12に示す情報を送信する。
【0101】
ステップ2において、ONUが上記情報を記憶する。
【0102】
動作しているTWDMチャネルに故障が発生した後、OLTは、現在のTWDMチャネル内の全てのONUの伝送収束レイヤー配置情報を該チャネルに対応する予備TWDMチャネルに伝送する。
【0103】
ステップ3において、ONUがダウンリンク同期ロスを検出すると、ONUはO6状態に進入し、タイマーTO2を作動させ、ONUがタイマーTO2がタイムアップした後にもダウンリンク信号を受信できていないと、ONUがO1状態に進入し、ONUがO1状態に進入し後、タイマーTO3を作動させ、ONUがタイマーTO3がタイムアップする前ダウンリンク信号を受信した場合、ONUは自体の伝送収束レイヤー配置パラメータを消去し、ONUは該TWDMチャネルで登録を完成する。ONUがタイマーTO3がタイムアップした後にもダウンリンク信号を受信できていないと、ONUは自体の伝送収束レイヤー配置パラメータを保留し、O8(波長同調状態)に進入して波長の同調を開始し、現在の動作しているTWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルに同調し、同調を完成した後、ONUはO4状態に進入し、該チャネルで活性化を開始する。
【0104】
そして、OLTが各TWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネル情報を動的に更新することができる。
【0105】
本実施例において、OLTが全てのONUから送信されたアップリンク信号を受信できない時、OLTが全ての現在のTWDMチャネルで動作しているONUに予備TWDMチャネルに同調して保護スイッチングを行うことを通知することができる。コマンドを受信したONUは予備チャネルに同調して保護スイッチングを完成する。同調を完成した後、ONUはO1状態に進入し、該チャネルで活性化を開始し、又はONUはO4状態に進入して距離測定を行い、又はONUがO5状態に進入して直接に動作する。
【0106】
実例3
ステップ1において、OLTは、各TWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルマーク、又は予備TWDMチャネルに対応するアップリンク波長マークとダウンリンク波長マーク、又は予備TWDMチャネルに対応するアップリンク波長値とダウンリンク波長値をONUに送信する。
【0107】
そして、OLTは
図7乃至
図12に示すメッセージの中の1種類をONUに送信することもできる。例えば、OLTは以下の方式の中の一つによって、上記情報をONUに送信することができる。
【0108】
方式1:OLTが定期的に全てのTWDMチャネルで
図7、
図8、
図10又は
図11に示す情報をONUに送信する。
【0109】
方式2:OLTが定期的に各TWDMチャネルで
図8、
図9、
図11又は
図12に示す情報を送信する。
【0110】
ステップ2において、ONUが上記情報を記憶する。
【0111】
ステップ3において、動作しているTWDMチャネルに故障が発生した後、OLTは現在のTWDMチャネル内の全てのONUの伝送収束レイヤー配置情報を該チャネルに対応する予備TWDMチャネルに伝送する。ONUがダウンリンク同期ロスを検出すると、ONUはO6状態に進入し、タイマーTO2を作動させ、ONUがタイマーTO2がタイムアップした後にもダウンリンク信号を受信できていないと、ONUはO1状態に進入し、ONUがO1状態に進入し後、タイマーTO3を作動させ、ONUがタイマーTO3がタイムアップする前にダウンリンク信号を受信した場合、ONUは自体の伝送収束レイヤー配置パラメータを消去し、ONUは該TWDMチャネルで登録を完成する。ONUがタイマーTO3がタイムアップした後にもダウンリンク信号を受信できていないと、ONUは自体の伝送収束レイヤー配置パラメータを保留し、O8(波長同調状態)に進入して波長の同調を開始し、現在の動作しているTWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルに同調し、同調を完成した後、ONUはO5状態に進入して該チャネルで動作し始める。
【0112】
そして、OLTが各TWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネル情報を動的に更新することができる。
【0113】
本実施例において、OLTが全てのONUから送信されたアップリンク信号を受信できない時、OLTが全ての現在のTWDMチャネルで動作しているONUに予備TWDMチャネルに同調して保護スイッチングを行うことを通知することができる。コマンドを受信したONUは予備チャネルに同調して保護スイッチングを完成する。同調を完成した後、ONUはO1状態に進入し、該チャネルで活性化を開始し、又はONUはO4状態に進入して距離測定を行い、又はONUがO5状態に進入して直接に動作する。
【0114】
実例4
ステップ1において、OLTは、各TWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルマーク、又は予備TWDMチャネルに対応するアップリンク波長マークとダウンリンク波長マーク、又は予備TWDMチャネルに対応するアップリンク波長値とダウンリンク波長値をONUに送信する。
【0115】
そして、OLTは
図7乃至
図12に示すメッセージの中の1種類をONUに送信することもできる。例えば、OLTは以下の方式の中の一つによって、上記情報をONUに送信することができる。
【0116】
方式1:OLTが定期的に全てのTWDMチャネルで
図7、
図8、
図10又は
図11に示す情報をONUに送信する。
【0117】
方式2:OLTが定期的に各TWDMチャネルで
図8、
図9、
図11又は
図12に示す情報を送信する。
【0118】
ステップ2において、ONUが上記情報を記憶する。
【0119】
ステップ3において、動作しているTWDMチャネルに故障が発生した後、OLTは現在のTWDMチャネル内の全てのONUの伝送収束レイヤー配置情報を該チャネルに対応する予備TWDMチャネルに伝送する。ONUがダウンリンク同期ロスを検出すると、ONUはO6状態に進入し、タイマーTO2を作動させ、ONUがタイマーTO2がタイムアップした後にもダウンリンク信号を受信できていないと、ONUはO8状態(波長同調状態)に進入する。ONUは自体の伝送収束レイヤー配置パラメータを保留し、波長の同調を開始し、現在の動作しているTWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルに同調し、同調を完成した後、ONUはO5又はO4状態に進入し、該チャネルで動作し始める。
【0120】
そして、OLTが各TWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネル情報を動的に更新することができる。
【0121】
本実施例において、OLTが全てのONUから送信されたアップリンク信号を受信できない時、OLTが全ての現在のTWDMチャネルで動作しているONUに予備TWDMチャネルに同調して保護スイッチングを行うことを通知することができる。コマンドを受信したONUは予備チャネルに同調して保護スイッチングを完成する。同調を完成した後、ONUはO1状態に進入し、該チャネルで活性化を開始し、又はONUはO4状態に進入して距離測定を行い、又はONUがO5状態に進入して直接に動作する。
【0122】
実例5
ステップ1において、OLTは各TWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルマーク、又は予備TWDMチャネルに対応するアップリンク波長マークとダウンリンク波長マーク、又は予備TWDMチャネルに対応するアップリンク波長値とダウンリンク波長値をONUに送信する。
【0123】
そして、OLTは
図7乃至
図12に示すメッセージの中の1種類をONUに送信することもできる。例えば、OLTは以下の方式の中の一つによって、上記情報をONUに送信することができる。
【0124】
方式1:OLTが定期的に全てのTWDMチャネルで
図7、
図8、
図10又は
図11に示す情報をONUに送信する。
【0125】
方式2:OLTが定期的に各TWDMチャネルで
図8、
図9、
図11又は
図12に示す情報を送信する。
【0126】
ステップ2において、ONUが上記情報を記憶する。
【0127】
ステップ3において、動作しているTWDMチャネルに故障が発生した後、OLTは現在のTWDMチャネル内の全てのONUの伝送収束レイヤー配置情報を該チャネルに対応する予備TWDMチャネルに伝送する。ONUがダウンリンク同期ロスを検出すると、ONUはO6状態に進入し、タイマーTO2を作動させ、ONUがタイマーTO2がタイムアップした後にもダウンリンク信号を受信できていないと、ONUは波長の同調を開始し、現在の動作しているTWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルに同調し、同調を完成した後、ONUはO5又はO4状態に進入し、該チャネルで動作し始める。
【0128】
そして、OLTが各TWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネル情報を動的に更新することができる。
【0129】
本実施例において、OLTが全てのONUから送信されたアップリンク信号を受信できない時、OLTが全ての現在のTWDMチャネルで動作しているONUに予備TWDMチャネルに同調して保護スイッチングを行うことを通知することができる。コマンドを受信したONUは予備チャネルに同調して保護スイッチングを完成する。同調を完成した後、ONUはO1状態に進入し、該チャネルで活性化を開始し、又はONUはO4状態に進入して距離測定を行い、又はONUがO5状態に進入して直接に動作する。
【0130】
実例6
ステップ1において、OLTは各TWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルマーク、又は予備TWDMチャネルに対応するアップリンク波長マークとダウンリンク波長マーク、又は予備TWDMチャネルに対応するアップリンク波長値とダウンリンク波長値を含む各TWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネル情報をONUに送信する。
【0131】
そして、OLTは
図7乃至
図12に示すメッセージの中の1種類をONUに送信することもできる。例えば、OLTは以下の方式の中の一つによって、上記情報をONUに送信することができる。
【0132】
方式1:OLTが定期的に全てのTWDMチャネルで
図7、
図8、
図10又は
図11に示す情報をONUに送信する。
【0133】
方式2:OLTが定期的に各TWDMチャネルで
図8、
図9、
図11又は
図12に示す情報を送信する。
【0134】
ステップ2において、ONUが上記情報を記憶する。
【0135】
ステップ3において、ONUがダウンリンク同期ロスを検出すると、ONUはO6状態に進入し、タイマーTO2を作動させ、ONUがタイマーTO2がタイムアップした後にもダウンリンク信号を受信できていないと、ONUはローカルに予備TWDMチャネル情報を記憶しているか否かを判断し、予備TWDMチャネル情報を記憶していると、ONUは予備TWDMチャネルに同調し、予備TWDMチャネル情報を記憶していないと、ONUはO1状態に戻る。
【0136】
本実施例において、予備TWDMチャネル情報を記憶していると、ONUは予備TWDMチャネルに同調する。ONUはO6状態から波長同調状態に遷移し、波長同調状態で予備TWDMチャネルへの同調を完成し、又はONUはO6状態で予備TWDMチャネルへの同調を完成し、又はONUがO6状態からO1状態に遷移し、O1状態で予備TWDMチャネルへの同調を完成することができる。
【0137】
本実施例において、ONUは予備TWDMチャネルに同調した後、ONUはO1状態(初期状態)、O4状態(距離測定状態)又はO5状態(運転状態)に進入することができる。
【0138】
本実施例において、OLTが全てのONUから送信されたアップリンク信号を受信できない時、OLTが全ての現在のTWDMチャネルで動作しているONUに予備TWDMチャネルに同調して保護スイッチングを行うことを通知することができる。コマンドを受信したONUは予備チャネルに同調して保護スイッチングを完成する。同調を完成した後、ONUはO1状態に進入し、該チャネルで活性化を開始し、又はONUはO4状態に進入して距離測定を行い、又はONUがO5状態に進入して直接に動作する。
【0139】
実例7
ステップ1において、OLTは、各TWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネルマーク、又は予備TWDMチャネルに対応するアップリンク波長マークとダウンリンク波長マーク、又は予備TWDMチャネルに対応するアップリンク波長値とダウンリンク波長値を含む各TWDMチャネルに対応する予備TWDMチャネル情報をONUに送信する。
【0140】
そして、OLTは
図7乃至
図12に示すメッセージの中の1種類をONUに送信することもできる。例えば、OLTは以下の方式の中の一つによって、上記情報をONUに送信することができる。
【0141】
方式1:OLTが定期的に全てのTWDMチャネルで
図7、
図8、
図10又は
図11に示す情報をONUに送信する。
【0142】
方式2:OLTが定期的に各TWDMチャネルで
図8、
図9、
図11又は
図12に示す情報を送信する。
【0143】
ステップ2において、ONUが上記情報を記憶する。
【0144】
ステップ3において、ONUがダウンリンク同期ロスを検出すると、ONUはO6状態に進入し、タイマーTO2を作動させ、ONUがタイマーTO2がタイムアップした後にもダウンリンク信号を受信できていないと、ONUはO1状態に戻り、またONUは予備TWDMチャネルに同調し、ONUが予備TWDMチャネルで活性化し始める。