(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のようなすべり出し窓の構成によれば、窓開閉装置(障子開閉装置)(3)の操作軸(15)を回転させることにより、障子(2)を開閉することができ、障子(2)を閉める際には、前記ロック手段である当接ピン(38)に当接したロック部材(19)が係合方向に回転して障子(2)の係合部材(21)に係合するため、障子(2)がロックされる。また、障子(2)を開ける際には、前記ロック手段である捩りばね(39)の反係合方向への付勢力によりロック部材(19)が反係合方向に回転して障子(2)の係合部材(21)との係合が解除されるため、障子(2)のロックが解除される。
よって、窓開閉装置(障子開閉装置)(3)の操作軸(15)を回す操作だけで、障子(2)の開閉と、障子(2)のロック及びロック解除とを同時に行うことができるので、これらを別個に行う必要があるすべり出し窓と比較して操作が簡単になるという特長がある。
【0005】
しかしながら、前記ロック手段として、ロック部材(19)を反係合方向に付勢する捩りばね(39)を用いているので、障子(2)の開閉操作によって繰り返されるロック及びロック解除に伴い、小さなスペースに組み込まれる捩りばね(39)に対して繰り返し応力が作用するため、捩りばね(39)が破断する場合がある。その際にはロック部材(19)が自由に回転してしまうことからロックができなくなるため、捩りばね(39)を交換する必要が生じる。このような捩りばね(39)を交換する作業は手間が掛かることから保守作業コストが増大する。
よって、特許文献1のようなすべり出し窓は前記特長があるものであるが、その前記ロック手段には、耐久性の向上及び保守作業コストの低減という観点からは改良の余地がある。
【0006】
そこで本発明は、前述の状況に鑑み、障子の開閉操作と、閉操作時における障子のロック及び開操作時における障子のロック解除とを同時に行うことができる開閉窓及び窓開閉装置において、耐久性の向上及び保守作業コストの低減を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る開閉窓は、前記課題解決のために、窓枠に取り付けられた障子が室外側へ開き、前記障子を窓開閉装置により開閉できる開閉窓であって、前記窓開閉装置の駆動軸の回転に連動して、前記窓開閉装置の基体に設けられた垂直軸又は水平軸まわりに揺動する第1揺動アームと、前記窓枠の枠部材に設けられた窓枠側支持部材の第1ガイド長孔により基端部の基端支軸がガイドされて、前記基端部が前記窓枠に対して左右方向又は上下方向にスライド可能に支持され、前記障子の框部材に設けられた框側支持部材のガイド長孔により先端部の先端支軸がガイドされて、前記先端部が前記障子に対して左右方向又は上下方向にスライド可能に支持されるとともに、中間部の中間支軸が前記第1揺動アームの先端部に枢結された第2揺動アームと、前記框部材の室内面に設けられた被掛止片と、前記第2揺動アームの前記基端支軸まわりに回転可能に支持され、前記障子を閉じた状態で前記被掛止片を掛止する掛止片と、前記掛止片の前記基端支軸よりも室内側位置に設けられた操作軸と、前記窓枠側支持部材の前記第1ガイド長孔よりも室内側位置に設けられた、前記操作軸をガイドする第2ガイド長孔とを備え、前記障子を開閉する際に、前記第1ガイド長孔により移動経路が規定される前記基端支軸の位置に対する、前記第2ガイド長孔により移動経路が規定される前記操作軸の位置により、前記掛止片の揺動を操作することにより、前記掛止片の前記被掛止片との掛止及びその解除を行うことを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る窓開閉装置は、前記課題解決のために、窓枠に取り付けられた障子が室外側へ開く開閉窓において、前記障子を開閉する窓開閉装置であって、手動又は電動で駆動される駆動軸と、前記駆動軸の回転に連動して、基体に設けられた垂直軸又は水平軸まわりに揺動する第1揺動アームと、前記窓枠の枠部材に設けられた窓枠側支持部材の第1ガイド長孔により基端部の基端支軸がガイドされて、前記基端部が前記窓枠に対して左右方向又は上下方向にスライド可能に支持され、前記障子の框部材に設けられた框側支持部材のガイド長孔により先端部の先端支軸がガイドされて、前記先端部が前記障子に対して左右方向又は上下方向にスライド可能に支持されるとともに、中間部の中間支軸が前記第1揺動アームの先端部に枢結された第2揺動アームと、前記框部材の室内面に設けられた被掛止片と、前記第2揺動アームの前記基端支軸まわりに回転可能に支持され、前記障子を閉じた状態で前記被掛止片を掛止する掛止片と、前記掛止片の前記基端支軸よりも室内側位置に設けられた操作軸と、前記窓枠側支持部材の前記第1ガイド長孔よりも室内側位置に設けられた、前記操作軸をガイドする第2ガイド長孔とを備え、前記障子を開閉する際に、前記第1ガイド長孔により移動経路が規定される前記基端支軸の位置に対する、前記第2ガイド長孔により移動経路が規定される前記操作軸の位置により、前記掛止片の揺動を操作することにより、前記掛止片の前記被掛止片との掛止及びその解除を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
以上の構成の発明に係る開閉窓及び窓開閉装置によれば、
(1)窓開閉装置による障子の開閉操作に連動させて掛止片を揺動させ、閉操作時における障子の被掛止片に対する掛止片の掛止動作、及び開操作時における障子の被掛止片に対する掛止片の掛止解除動作を行うことができるため、操作が簡単になること、
(2)閉操作時における障子の被掛止片に対する掛止片の掛止動作、及び開操作時における障子の被掛止片に対する掛止片の掛止解除動作における掛止片の揺動を、障子を開閉する際に、第1ガイド長孔により移動経路が規定される基端支軸の位置に対する、第2ガイド長孔により移動経路が規定される操作軸の位置により、掛止片の揺動を操作することにより行うので、第2揺動アームの基端支軸まわりに回転可能に支持された掛止片を付勢するための捩りばねが不要になることから、障子の開閉操作を繰り返すことにより従来の構成のように捩りばねが破断することがなく、捩りばねの交換作業も不要になるため、開閉窓及び窓開閉装置の耐久性の向上及び保守作業コストの低減を図ることができること、
等の顕著な効果を奏する。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。なお、本明細書においては、室内側から室外側へ向かう方向の前側を前、後側を後とし、左右は前方に向かっていうものとする。
【0012】
図1及び
図2の横断平面図に示す本発明の実施の形態に係る開閉窓は、窓枠3に取り付けられた障子4が室外側へ開き、障子4を窓開閉装置2により開閉するものであり、本発明が適用される開閉窓の一例として横すべり出し窓1を示している。
横すべり出し窓1において、障子4は、左右の縦枠と左右の縦框との間に取り付けられた図示しない左右の窓ステーを介して窓枠3により支持される。このように窓ステーを介して窓枠3に取り付けられ、
図2のように窓枠3内に組み込まれた障子4は、窓開閉装置2の開操作により
図2の状態から
図1の状態まで開くことができ、窓開閉装置2の閉操作により
図1の状態から
図2の状態まで閉じることができる。
【0013】
図1及び
図2の横断平面図、並びに
図3の要部拡大平面図、
図4の斜視図及び
図5の分解斜視図に示すように、本発明の実施の形態に係る窓開閉装置2は、オペレータハンドル15、オペレータハンドル15を回転することにより回転する、駆動軸であるウォーム5、ウォーム5により揺動する第1揺動アーム11、第1揺動アーム11の揺動により揺動する第2揺動アーム12、障子4の框部材(本実施の形態では下框)4Aの室内面に設けられた被掛止片14、第2揺動アーム12の基端支軸である段付リベット9Aまわりに回転可能に支持され、障子4を閉じた状態で被掛止片14を掛止する掛止片13等からなる。
ここで、第1揺動アーム11の基端部11Aにはウォーム5に噛合するウォームホイールが形成されているので、ウォーム5の回転に伴って、第1揺動アーム11は基体2Aに設けられた垂直軸6まわりに揺動する。
【0014】
また、第2揺動アーム12は、窓枠3の枠部材(本実施の形態では下枠)3Aに設けられた窓枠側支持部材7の左右方向に長い第1ガイド長孔21により、基端部12Aの基端支軸である段付リベット9Aがガイドされるとともに、障子4の框部材4Aに設けられた框側支持部材8の左右方向に長いガイド長孔23により、先端部12Bの先端支軸である段付リベット9Bがガイドされる。
よって、第2揺動アーム12の基端部12Aは、窓枠3に対して左右方向にスライド可能に支持され、第2揺動アーム12の先端部12Bは、障子4に対して左右方向にスライド可能に支持される。
【0015】
さらに、第2揺動アーム12の中間部12Cの中間支軸であるスペーサ9Cが、第1揺動アーム11の先端部11Bに枢結される。
さらにまた、掛止片13の基端支軸である段付リベット9Aよりも室内側位置には、操作軸である段付リベット10が取り付けられ、段付リベット10は、窓枠側支持部材7の第1ガイド長孔21よりも室内側位置に設けられた左右方向に長い第2ガイド長孔22によりガイドされる。
よって、障子4を開閉する際に第1ガイド長孔21により移動経路が規定される基端支軸である段付リベット9Aの位置に対する、第2ガイド長孔22により移動経路が規定される操作軸である段付リベット10の位置(段付リベット9Aの位置及び段付リベット10の相対位置)により、段付リベット9A及び10が取り付けられた掛止片13の揺動を操作できる。
【0016】
図3及び
図4に示すように、窓枠側支持部材7に形成される第1ガイド長孔21は、左右方向に長い直線状の直線部21A、及び直線部21Aの左端に繋がって左方へ行くに従って後方へ湾曲する円弧状の湾曲部21Bからなり、窓枠側支持部材7の第1ガイド長孔21よりも後方に形成される第2ガイド長孔22は、左右方向に長い直線状である。
また、窓枠側支持部材7は、
図4に示す通孔20A,20B,20C,20Dを利用して、
図1及び
図2に示す窓枠3の枠部材3Aに螺着される。
【0017】
図5に示すように、基端支軸である段付リベット9Aを、窓枠側支持部材7の第1ガイド長孔21、スペーサ17の通孔17Aに下部を内嵌したカラー16、及び掛止片13の通孔13A、並びに、第2揺動アーム12の基端部12Aにある通孔12aに挿通して軸端を加締めることにより、段付リベット9Aが第2揺動アーム12の基端部12Aに取り付けられ、段付リベット9Aが第1ガイド長孔21にガイドされるとともに、掛止片13が段付リベット9Aまわりに回転可能に支持された状態が保持される。
なお、カラー16は、段付きリベット9Aに外嵌されて段付きリベット9Aに対して回転可能であり、段付きリベット9Aとともにカラー16が、第1ガイド長孔21内を移動するので、第1ガイド長孔21を形成する周壁部にはカラー16が接触する。
また、操作軸である段付リベット10を、窓枠側支持部材7の第2ガイド長孔22、スペーサ17の通孔17B、及び掛止片13の通孔13Bに挿通して軸端を加締めることにより、段付リベット10が第2ガイド長孔22にガイドされるとともに、段付リベット10が掛止片13に取り付けられた状態が保持される。
【0018】
さらに、中間支軸であるスペーサ9Cを、第2揺動アーム12の中間部12Cにある通孔12cに嵌入し、
図1及び
図2に示す取付ねじ19を第1揺動アーム11の先端部11Bにある通孔に挿通してスペーサ9Cの螺孔18に螺合することにより、第2揺動アーム12の中間部12Cと第1揺動アーム11の先端部11Bとを相対的に回転可能に取り付けた状態が保持される。
さらにまた、先端支軸である段付リベット9Bを第2揺動アーム12の先端部12Bにある通孔12bに挿通して軸端を加締めることにより、段付リベット9Bが第2揺動アーム12の先端部12Bに取り付けられる。このように第2揺動アーム12の先端部12Bに取り付けられた先端支軸である段付リベット9Bは、
図1及び
図2に示す框側支持部材8のガイド長孔23に挿通され、段付リベット9Bがガイド長孔23にガイドされる。
【0019】
ここで、窓枠側支持部材7及び框側支持部材8、段付リベット9A、段付リベット9B、スペーサ9C及び段付リベット10、第1揺動アーム11及び第2揺動アーム12、掛止片13及び被掛止片14、並びにカラー16は金属製であり、スペーサ17は合成樹脂製である。
また、
図5に示すように、掛止片13に合成樹脂製のスペーサ17を被せることにより、金属製の窓枠側支持部材7と金属製の掛止片13との間に合成樹脂製のスペーサ17を介在させているので、金属同士が接触しない。
【0020】
次に、窓開閉装置2による障子4の開閉操作に連動する、窓開閉装置2の閉操作時における障子4の被掛止片14に対する掛止片13の掛止動作(障子4をロックする動作)、及び窓開閉装置2の開操作時における障子4の被掛止片14に対する掛止片13の掛止解除動作(障子4のロックを解除する動作)について説明する。
【0021】
(窓開閉装置2の閉操作時における障子4をロックする動作)
窓開閉装置2を閉操作して
図1の状態から
図2の状態まで障子4を閉じると、第2揺動アーム12により操作される障子4の移動に伴って、基端支軸である段付リベット9Aは、
図6の動作説明図における(a)ないし(e)のように、第1ガイド長孔21に沿って左方へ、左右方向に長い直線部21Aから円弧状の湾曲部21B(
図3参照)の端部まで移動する。
このように第2揺動アーム12、及び基端支軸である段付リベット9Aが移動する際に、操作軸である段付リベット10は、
図6の動作説明図における(a)ないし(c)のように、左右方向に長い直線状の第2ガイド長孔22に沿って左方の端部まで移動し、基端支軸である段付リベット9Aが(c)ないし(e)まで円弧状の湾曲部21Bを移動する際に、操作軸である段付リベット10は第2ガイド長孔22内を移動しない。
よって、
図6の動作説明図における(c)ないし(e)の間は、基端支軸である段付リベット9Aの円弧状の湾曲部21Bに沿う移動に伴い、掛止片13が操作軸である段付リベット10を中心として後方へ揺動して被掛止片14を掛止する。
【0022】
(窓開閉装置2の開操作時における障子4のロックを解除する動作)
窓開閉装置2を開操作して
図2の状態から
図1の状態まで障子4を開くと、第2揺動アーム12により操作される障子4の移動に伴って、基端支軸である段付リベット9Aは、
図6の動作説明図における(e)ないし(a)のように、第1ガイド長孔21に沿って右方へ、円弧状の湾曲部21Bから左右方向に長い直線部21A(
図3参照)の端部まで移動する。
このように第2揺動アーム12、及び基端支軸である段付リベット9Aが移動する際に、操作軸である段付リベット10は、
図6の動作説明図における(c)ないし(a)のように、左右方向に長い直線状の第2ガイド長孔22に沿って右方の端部まで移動し、基端支軸である段付リベット9Aが(e)ないし(c)まで円弧状の湾曲部21Bを移動する際に、操作軸である段付リベット10は第2ガイド長孔22内を移動しない。
よって、
図6の動作説明図における(e)ないし(c)の間は、基端支軸である段付リベット9Aの円弧状の湾曲部21Bに沿う移動に伴い、掛止片13が操作軸である段付リベット10を中心として前方へ揺動するため、掛止片13による被掛止片14の掛止が解除される。
なお、掛止片13が(e)ないし(c)のように前方へ揺動した状態では、掛止片13の後端面が窓枠側支持部材7の上下左右方向に延びる板(
図4の通孔20Aが形成されている板)の前面に当て止めされるので、掛止片13のこれ以上の揺動が規制される。
【0023】
以上の窓開閉装置2の閉操作時における障子4をロックする動作、及び窓開閉装置2の開操作時における障子4のロックを解除する動作を行う場合、
図6の動作説明図における(c)ないし(e)において、基端支軸である段付リベット9Aが第1ガイド長孔21の円弧状の湾曲部21Bに沿って移動しながら掛止片13が揺動するが、その際に段付きリベット9Aに対して回転可能なカラー16(
図5参照)が湾曲部21B内を移動するので、被掛止片14に対する掛止片13の掛止動作時、及び被掛止片14に対する掛止片13の掛止解除動作時における操作力を軽減できるため、操作性を向上できる。
その上、掛止片13には合成樹脂製のスペーサ17(
図5参照)を被せているので、前記のとおり金属同士が接触しないことから操作力を軽減できるため、さらに操作性が向上する。
【0024】
以上のような構成のすべり出し窓1及び窓開閉装置2によれば、窓開閉装置2による障子4の開閉操作に連動させて掛止片13を揺動させ、閉操作時における障子4の被掛止片14に対する掛止片13の掛止動作(障子4をロックする動作)、及び開操作時における障子4の被掛止片14に対する掛止片13の掛止解除動作(障子4のロックを解除する動作)を行うことができるため、操作が簡単になる。
そして、このような掛止動作及び掛止解除動作における掛止片13の揺動を、障子4を開閉する際に、第1ガイド長孔21により移動経路が規定される基端支軸(段付リベット9A)の位置に対する、第2ガイド長孔22により移動経路が規定される操作軸の位置(段付リベット10)により操作することにより行うので、第2揺動アーム12の基端支軸(段付リベット9A)まわりに回転可能に支持された掛止片13を付勢するための捩りばねが不要になるため、障子4の開閉操作を繰り返すことにより従来の構成のように捩りばねが破断することがなく、捩りばねの交換作業も不要になる。
よって、すべり出し窓1及び窓開閉装置2の耐久性の向上及び保守作業コストの低減を図ることができる。
【0025】
以上の説明においては、窓開閉装置2がオペレータハンドル15により手動で操作する構成である場合を示したが、駆動軸であるウォーム5を例えばギヤドモータ等のアクチュエータの出力軸と連結する構成等、電動で操作する構成であってもよい。
また、高所に設置した開閉窓及び窓開閉装置に対し、その下方からボールチェーン等により開閉操作をする構成であってもよい。
さらに、窓開閉装置2が適用される開閉窓が横すべり出し窓1である場合を示したが、窓開閉装置2が適用される開閉窓は、縦すべり出し窓、片開き窓又は突出し窓等であってもよく、すなわち、窓枠3に取り付けられた障子4が室外側へ開くのであればよい。
したがって、本発明の窓開閉装置2は、それが適用される開閉窓の構成に応じて、下枠ではなく上枠や縦枠に取り付けられる。
窓開閉装置2が縦枠に取り付けられる場合は、第1揺動アーム11は、窓開閉装置2の駆動軸の回転に連動して、窓開閉装置2の基体2Aに設けられた水平軸まわりに揺動する。また、第1揺動アーム11の基端支軸は、窓枠3の枠部材(縦枠)に設けられた窓枠側支持部材7の第1ガイド長孔21により上下方向にスライド可能に支持され、第1揺動アーム11の先端支軸は、障子4の框部材(縦框)に設けられた障子側支持部材8のガイド長孔23により上下方向にスライド可能に支持される。