(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記印刷有効期限設定手段は、前記記憶手段に記憶されたクライアント端末を識別する情報に対応付けられた印刷有効期限、文書の種別に対応付けられた印刷有効期限、前記ユーザを識別する情報に対応付けられた印刷有効期限のうち最も短いものを当該作成指示を受け付けた文書の印刷有効期限として設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1を用いて、本発明の情報処理システムの構成について説明する。
【0016】
本発明における情報処理システムは、クライアント端末101、画像形成装置102、サーバ装置103がそれぞれネットワークを介して通信可能に接続された構成となっている。
【0017】
以下、
図2を用いて、
図1に示したクライアント端末101、サーバ装置103に適用可能な情報処理装置のハードウエア構成について説明する。
【0018】
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要は後述する各種プログラム等が記憶されている。
【0019】
203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ211からRAM203にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【0020】
また、205は入力コントローラで、キーボード(KB)209や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、CRTディスプレイ(CRT)210等の表示機への表示を制御する。なお、
図2では、CRT210と記載しているが、表示機はCRTだけではなく、液晶ディスプレイ等の他の表示機であってもよい。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。
【0021】
207はメインコントローラで、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HDD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
【0022】
208は通信I/Fコントローラで、ネットワークを介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
【0023】
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォント展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT210上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0024】
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
【0025】
次に、
図3を用いて、
図1に示した画像形成装置102を制御するコントローラユニットのハードウエア構成について説明する。
【0026】
図3において、316はコントローラユニットで、画像入力デバイスとして機能するスキャナ部314や、画像出力デバイスとして機能するプリンタ部312と接続する一方、LANや公衆回線(WAN)(例えば、PSTNまたはISDN等)と接続することで、画像データやデバイス情報の入出力を行なう。
【0027】
コントローラユニット316において、301はCPUで、システム全体を制御するプロセッサである。302はRAMで、CPU301が動作するためのシステムネットワークメモリであり、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記録するための画像メモリでもある。
【0028】
303はROMで、システムのブートプログラムや各種制御プログラムが格納されている。304はハードディスクドライブ(HDD)で、システムを制御するための各種プログラム、画像データ等を格納する。
【0029】
307は操作部インタフェース(操作部I/F)で、操作部(UI)308とのインタフェース部であり、操作部308に表示する画像データを操作部308に対して出力する。また、操作部I/F307は、操作部308から本システム使用者が入力した情報(例えば、ユーザ情報等)をCPU301に伝える役割をする。なお、操作部308はタッチパネルを有する表示部を備え、該表示部に表示されたボタンを、ユーザが押下(指等でタッチ)することにより、各種指示を行うことができる。
【0030】
305はネットワークインタフェース(Network I/F)で、ネットワーク(LAN)に接続し、データの入出力を行う。306はモデム(MODEM)で、公衆回線に接続し、FAXの送受信等のデータの入出力を行う。
【0031】
318は外部インタフェース(外部I/F)で、USB、IEEE1394,プリンタポート,RS−232C等の外部入力を受け付けるI/F部であり、本実施形態においては認証で必要となるICカードの読み取り用のカードリーダ319が外部I/F318に接続されている。そして、CPU301は、この外部I/F318を介してカードリーダ319によるICカードからの情報読み取りを制御し、該ICカードから読み取られた情報を取得可能である。以上のデバイスがシステムバス309上に配置される。
【0032】
320はイメージバスインタフェース(IMAGE BUS I/F)であり、システムバス309と画像データを高速で転送する画像バス315とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
【0033】
画像バス315は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス315上には以下のデバイスが配置される。
【0034】
310はラスタイメージプロセッサ(RIP)で、例えば、PDLコード等のベクトルデータをビットマップイメージに展開する。311はプリンタインタフェース(プリンタI/F)で、プリンタ部312とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。また、313はスキャナインタフェース(スキャナI/F)で、スキャナ部314とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
【0035】
317は画像処理部で、入力画像データに対し補正、加工、編集を行ったり、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。また、これに加えて、画像処理部317は、画像データの回転や、多値画像データに対してはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MH等の圧縮伸張処理を行う。
【0036】
スキャナ部314は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサで走査することで、ラスタイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダのトレイにセットし、装置使用者が操作部308から読み取り起動指示することにより、CPU301がスキャナ部314に指示を与え、フィーダは原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
【0037】
プリンタ部312は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動は、CPU301からの指示によって開始する。なお、プリンタ部312には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセットがある。
【0038】
操作部308は、LCD表示部を有し、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報を操作部I/F307を介してCPU301に伝える。また、操作部308は、各種操作キーとして、例えば、スタートキー、ストップキー、IDキー、リセットキー等を備える。
【0039】
ここで、操作部308のスタートキーは、原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキーの中央部には、緑と赤の2色LEDがあり、その色によってスタートキーが使える状態にあるかどうかを示す。また、操作部308のストップキーは、稼働中の動作を止める働きをする。また、操作部308のIDキーは、使用者のユーザIDを入力する時に用いる。リセットキーは、操作部からの設定を初期化する時に用いる。
【0040】
カードリーダ319は、CPU301からの制御により、ICカード(例えば、ソニー社のフェリカ(FeliCa)(登録商標))内に記憶されている情報を読み取り、該読み取った情報を外部I/F318を介してCPU301へ通知する。
【0041】
以上の構成によって、画像形成装置102は、スキャナ部314から読み込んだ画像データをLAN上に送信したり、LANから受信した印刷データをプリンタ部312により印刷出力することができる。
【0042】
また、スキャナ部314から読み込んだ画像データをモデム306により、公衆回線上にFAX送信したり、公衆回線からFAX受信した画像データをプリンタ部312により出力することできる。
【0043】
次に、
図4を用いて、本発明の情報処理システムにおける処理について説明する。
【0044】
ステップS401では、クライアント端末101のCPU201は、ユーザからID、パスワードの入力を受け付けるなどして、当該ユーザのログイン処理を行う。
【0045】
ステップS402では、クライアント端末101のCPU201は、ユーザから新規に文書を作成する指示を受け付ける。この際、当該文書の種別の選択を受け付ける。
【0046】
図7に示すように、それぞれの文書種別ごとに、出力可能プリンタIDや、出力可能時間、文書有効期限などが設定されている。ステップS402では、これらの文書種別のいずれかの選択を受け付ける。
【0047】
ステップS403では、クライアント端末101のCPU201は、新規文書チケットの発行依頼をサーバ装置103に対して送信する。
【0048】
新規文書チケットとは、
図6のデータテーブルに示す各レコードの意味し、チケットID、デバイスID、ユーザID、発行依頼日時などの情報から構成されている。詳細は後述する。
【0049】
ステップS403における新規文書チケットの発行処理は、サーバ装置103に対して、この新規文書チケットの作成を依頼する処理である。
【0050】
発行依頼とともに、発行を依頼したクライアント端末の識別情報(デバイスID)、発行を依頼したユーザの識別情報(ユーザID)、発行依頼時に選択された文書種別の識別情報(文書種別ID)とをサーバ装置103に対して送信する。
【0051】
ステップS404では、サーバ装置103のCPU201は、ステップS403でクライアント端末101から送信された新規文書チケットの発行依頼を受信する。
【0052】
ステップS405では、サーバ装置103のCPU201は、ステップS404で受信した新規文書チケット発行依頼に含まれる各種ID(デバイスID、ユーザID、文書種別ID)と現在日時を取得する。
【0053】
ステップS406では、サーバ装置103のCPU201は、ステップS405で取得した各種IDを用いて、新規文書チケットを発行する。
新規文書チケットの具体例を
図6に示す。
【0054】
図6に示す通り、新規文書チケットは、チケットID、デバイスID、ユーザID、文書種別ID、発行依頼日時、印刷有効期限などが含まれる。
【0055】
チケットIDは、新規文書チケットを識別するための情報であり、発行された順に通し番号などが付与されるものである。
【0056】
デバイスIDは、新規文書チケットの発行を依頼したクライアント端末を識別する情報である。
【0057】
ユーザIDは、新規文書チケットの発行を依頼したユーザを識別する情報である。ステップS401でログイン処理を実行する際に受け付けたユーザIDなどが使われる。
【0058】
文書種別IDは、新規文書チケットの発行依頼の際に選択を受け付けた(ステップS402で選択を受け付けた)文書種別を識別するための情報である。
【0059】
発行依頼日時は、新規文書チケットの発行の依頼があった日時である。
【0060】
印刷有効期限は、当該新規文書チケットに基づき作成された文書の印刷可能な期限を示す情報であり、
図7〜
図9示すデータテーブルに登録された情報に基づき決定される。
印刷有効期限の具体的な決定方法について説明する。
【0061】
例えば、新規文書チケットの発行依頼に含まれる情報が、デバイスID:Device001、ユーザID:User001、文書種別ID:Doc001である場合について説明する。
【0062】
図7に示す文書別制限テーブルによれば、Doc001の文書については印刷可能な時間(印刷可能期限)は、作成から2時間以内である。
【0063】
図8に示すユーザ制限テーブルによれば、User001のユーザが作成した文書の印刷可能期限は、作成から3時間以内である。
【0064】
図9に示すデバイス制限テーブルによれば、Device001により作成された文書の印刷可能期限は、作成から12時間以内である。
【0065】
以上の点を考慮し、新規文書チケットの発行依頼に含まれる情報が、デバイスID:Device001、ユーザID:User001、文書種別ID:Doc001である場合には、最も印刷可能期限が短い2時間以内となる。
【0066】
なお、
図7〜
図9のデータテーブルにおける「*」は、無制限であることを意味する。
【0067】
また、新規文書チケットの発行依頼を受信した時刻が、
図10に示す通常業務時間内である場合(
図10の例では、平日8時〜18時)には、印刷有効期限を無制限に設定するものとする。これにより、通常業務時間内であれば自由に印刷ができるが、時間外であれば印刷有効期限が設定され、印刷可能な時間が制限されることになる。
【0068】
ステップS407では、サーバ装置103のCPU201は、ステップS406で発行した新規文書チケットを発行依頼元であるクライアント端末101に対して送信する。
【0069】
ステップS408では、クライアント端末101のCPU201は、ステップS407でサーバ装置103から送信された新規文書チケットを受信する。
【0070】
ステップS409では、クライアント端末101のCPU201は、ユーザから文書編集を受け付ける。
【0071】
ステップS409−2では、クライアント端末101のCPU201は、文書編集におけるコピーアンドペーストの処理を禁止する。例えば、既存の文書の内容をコピーして、編集対象(新規作成している)文書にペースト(貼り付け)をする操作を禁止する。
【0072】
ステップS410では、クライアント端末101のCPU201は、ユーザから文書の印刷指示を受け付ける。
【0073】
ステップS411では、クライアント端末101のCPU201は、ステップS410で受け付けた印刷指示を画像形成装置102に送信する。
【0074】
印刷指示には、印刷対象の文書データ、当該文書にかかる新規文書チケットが含まれる。
【0075】
ステップS412では、画像形成装置102のCPU301は、ステップS411でクライアント端末101から送信された印刷指示を受信する。
【0076】
ステップS413では、画像形成装置102のCPU301は、ステップS412で受信した印刷指示とともに受信した新規文書チケットを取得する。
【0077】
ステップS414では、画像形成装置102のCPU301は、ステップS413で取得した新規文書チケットに基づき、印刷指示を受けた文書の印刷可否の確認依頼を、サーバ装置103に送信する。
【0078】
印刷可否の確認依頼には、ステップS413で取得した新規文書チケットと、確認依頼の依頼元である画像形成装置の識別情報(プリンタID)とが含まれる。
【0079】
ステップS415では、サーバ装置103のCPU201は、ステップS414で画像形成装置102から送信された印刷可否確認依頼を受信する。
【0080】
ステップS416では、サーバ装置103のCPU201は、画像形成装置102から送信された新規文書チケットと、プリンタIDとを取得する。
【0081】
ステップS417では、サーバ装置103のCPU201は、ステップS416で取得した新規文書チケットと、プリンタIDとを用いて、当該新規文書チケットにかかる文書の印刷の可否を判定する。
【0082】
ステップS418では、サーバ装置103のCPU201は、印刷可否の判定結果を画像形成装置102に対して送信する。
【0083】
ステップS419では、画像形成装置102のCPU301は、ステップS418でサーバ装置103から送信された印刷可否判定結果を受信する。
【0084】
ステップS501では、画像形成装置102のCPU301は、ステップS419において受信した印刷可否判定結果に基づき、ステップS412で受信した印刷指示にかかる文書の印刷が可能であるかを判断する。
【0085】
印刷が可能である場合(ステップS501:YES)は、処理をステップS502に移行する。
【0086】
印刷が可能ではない場合(ステップS501:NO)は、処理をステップS505に移行する。
【0087】
ステップS502では、画像形成装置102のCPU301は、ステップS501で印刷可能と判断された文書以外に、印刷対象となっている文書があるかを判断する。
【0088】
印刷対象の文書がある(印刷ジョブがある)と判断された場合(ステップS502:YES)は、処理をステップS503に移行する。
【0089】
印刷対象の文書がない(印刷ジョブがない)と判断された場合(ステップS502:NO)は、処理をステップS504に移行する。
【0090】
ステップS503では、画像形成装置102のCPU301は、印刷順序を制御する。具体的には、印刷有効期限が短い文書を先に印刷するよう制御する。
【0091】
ステップS504では、画像形成装置102のCPU301は、印刷指示を受けた文書または、印刷順序が第1位の文書から順番に印刷を実行する。
【0092】
ステップS505では、画像形成装置102のCPU301は、印刷結果をクライアント端末に対して送信する。
【0093】
ステップS506では、クライアント端末101のCPU201は、ステップS505で画像形成装置から送信された印刷結果を受信する。
【0094】
ステップS507では、クライアント端末101のCPU201は、ステップS506で受信した印刷結果の内容に基づき、印刷指示した文書が印刷されたか否かを判断する。
【0095】
印刷された場合(ステップS507:YES)は、処理をステップS508に移行する。
【0096】
印刷されなかった場合(ステップS507:NO)は、本フローチャートに示す処理を終了する。
【0097】
ステップS508では、クライアント端末101のCPU201は、印刷済みの文書データを削除する。そして、本フローチャートに示す処理を終了する。
【0098】
以上のように、新規作成の指示がなされた文書に対して、文書種別ID、ユーザID、デバイスIDに基づき印刷有効期限を設定することで、機密情報等の漏洩を防止しつつ、利便性を維持した印刷制御システムを提供することが可能となる。
【0099】
また、新規作成の指示がなされた文書に対してのみ印刷可能期限を設定し、印刷可能にすることで、業務時間外などに作成された文書の印刷を制限することが可能となり、情報漏洩等を低減させることが可能となる。
【0100】
また、業務時間外などにおける文書の作成の際に、既存の文書からのコピー&ペーストを禁止することで、既存文書の漏洩を防ぐことが可能となる。
【0101】
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
【0102】
また、本発明におけるプログラムは、
図4、
図5の処理をコンピュータに実行させるプログラムである。なお、本発明におけるプログラムは、
図4、
図5の各処理ごとのプログラムであってもよい。
【0103】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読み出し、実行することによっても本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0104】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0105】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク等を用いることが出来る。
【0106】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0107】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0108】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、ひとつの機器から成る装置に適用しても良い。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0109】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。