【実施例1】
【0015】
図1を用いて防草舗装材の作製方法を説明する。1は所定の工場に設けられた第1混合機であり、適量 の水2、ナフタレンスルフオン酸ソーダ3、オキシカルボン酸4、ポリオキシエチレントリデシルエーテ ル5、及び塩化カルシウム6を混合することによりキレート剤原液7を作製するものである。
【0016】
8は、施工場所近くに設けられた移動式の第2混合機であり、施工場所近くにてキレート剤原液7と水 2を混合し、液体キレート剤9を作製するものであり、施工場所の無機性土の性状に応じて液体キレート 剤9の濃度調整を行うものである。
【0017】
11は、施工場所近くに設けられた移動式の選別機11であり、防草舗装場所の表層土12から金属片 及び木くず及び雑草根等の異物13を取り除き、無機性土14を生成し、第3混合機10に投入するもの である。
【0018】
10は、施工場所近くに設けられた移動式の第3混合機であり、無機性土14とセメント15と液体キ レート剤9の所定量を混合混練し、防草舗装材16を生成するものである。
【0019】
次に、
図2から
図5を用いて、防草舗装場所における防草舗装施工方法について説明する。
【0020】
図2は、防草舗装施工場所の防草舗装施工前の断面図であり、下地17の上に雑草18が生えている状
況を示したものである。
【0021】
図3は、防草舗装施工場所の雑草18などを取り除き、表層土12を示した断面図である。表層土12
は、その上部の雑草18が取り除かれているが、雑草18の雑草根や金属片、木片等の異物13が混入さ
れた状態である。
【0022】
従って、施工場所近くに設けられた移動式の選別機11により、表層土12から雑草根や金属片、木片
等の異物13を除去して、無機性土14とする必要がある。
【0023】
図4は、防草舗装施工場所に防草舗装材16を施工した状態を示す断面図であり、
図3の表層土12を
取り除いた後、下地表面に対して鎮圧及び散水を行い、その後、防草舗装材16を打設した状態を示した
ものである。
【0024】
図5は、防草舗装材16を打設した後、約10日の養生期間を経て、防草舗装材16と下地17の間に
固化浸透層19が形成された状態を示した断面図である。防草舗装材16の中のキレトート剤液9が下地
17に浸透し、固化浸透層19が形成される。
【0025】
防草舗装材16を打設した後、その表面に対して再度散水し、木コテ等によりタンピング鎮圧、均し工
程、刷毛引表面処理等によって、表面仕上げを行うものである。
【0026】
第2混合機8は、施工場所近くに設けられた移動式のであるため、施工場所の無機性土の性状に応じて
液体キレート剤9の濃度調整を現場にて行うことができる。
【0027】
液体キレート剤9は、適量の水2、ナフタレンスルフオン酸ソーダ3、オキシカルボン酸4、ポリオキ
シエチレントリデシルエーテル5を適宜配合したものであるため、無機性土14に対してセメント15の
固化力が大きくなり、無機性土14を骨材とした防草舗装材16を強固に固化させることができる。
【0028】
また、水2とキレート剤原液7の配合比を調節して液体キレート剤9の濃度を変化させ、無機性土14
とセメント15の配合を調節することにより、一軸圧縮強度が約8N/mm2〜11N/mm2の範囲に設定で
るきるため、打設場所に応じて強度調節が可能となる。
【0029】
また、本実施例の防草舗装材16は、無機性土14を骨材として用いるために粒形状が多様化している
ことにより、粒界隙間が多くなり、固化養生後の防草舗装材16の保水性や透水性が確保でき、夏季にお
ける温度上昇が抑制される。これにより舗装材の劣化を遅らせるという効果がある。
【0030】
しかも、塩化カルシウム6を液体キレート剤9に含むことにより、当該隙間から新たな雑草が生えるこ
とを防ぐという特有の防草効果を奏するものである。
【0031】
更に、本実施例の防草舗装施工方法は、施工場所の表層土12を用いることができ、重量物である骨材
を運搬するという作業を要しない。
【0032】
また、本実施例に基づいて作製される防草舗装材16を型枠内で固化させ、防草舗装ブロックを作製 し、当該防草舗装ブロックを敷き詰めることにより、防草舗装を簡単に実施することも可能である。
【0033】
更に、本実施例では防草舗装材16を表面材とする構成で説明したが、防草舗装材16の上にアスファ
ルト材等の別の表面材を構成し、防草舗装材16を下地材とすることにより安定した下地を構成すること
ことができる。
【0034】
以下、
図6に基づいて本発明の第2の実施例を説明する。
【実施例2】
【0035】
図6は、防草舗装材16で歩道20を施工した状態の断面図であり、アスファルト車道21の横に境界
線ブロック22を施工し、その横へ防草舗装材16を打設して歩道20を構成した状態を示す断面図であ
る。
【0036】
先ず、アスファルト車道21に対して、その端面の下部の下地15を奥行き約5cm、深さ約5cmで
彫り込み、アスファルト車道21の端部に防草舗装材16を打設する。
【0037】
その後、打設した防草舗装材16の上に境界線ブロック22を埋設して防草舗装材16を歩道20とす
る構成である。
【0038】
アスファルト車道21の下側の一部分と境界線ブロック22の下部分に防草舗装材16が打設されて
歩道20と一体に構成されており、アスファルト車道21と境界線ブロック22との間、及び境界線ブロ
ック22と歩道20との間に雑草が生えない構成となる。
【0039】
防草舗装料16、その養生後の一軸圧縮強度が約8N/mm2〜11N/mm2のであるため、歩道20にも 使用することができる。
【0040】
また、本実施例2による歩道20は、透水性や保水性に優れているため、夏場の表面温度が低くなり 、快適な歩道環境を創出することができる。