(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6362002
(24)【登録日】2018年7月6日
(45)【発行日】2018年7月25日
(54)【発明の名称】靴装着型用具支持機構
(51)【国際特許分類】
A43B 11/02 20060101AFI20180712BHJP
A43B 5/00 20060101ALI20180712BHJP
【FI】
A43B11/02
A43B5/00 303
【請求項の数】4
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2018-10989(P2018-10989)
(22)【出願日】2018年1月9日
【審査請求日】2018年2月21日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】513172582
【氏名又は名称】佐野 芳晴
(72)【発明者】
【氏名】佐野 芳晴
【審査官】
青木 正博
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭61−086082(JP,U)
【文献】
実開昭56−135206(JP,U)
【文献】
中国特許出願公開第107518503(CN,A)
【文献】
米国特許出願公開第2011/0203141(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A43B 1/00− 23/30
A43C 1/00− 19/00
A43D 1/00−999/00
B29D 35/00− 35/14
A47G 25/00− 25/92
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
靴べら本体の一部に板バネを設け、当該板バネを靴ひもに係止する様にした事を特徴とする靴装着型用具支持機構。
【請求項2】
前記靴べら本体の先端部に、靴ひもに挿入可能としたツノ部を設けた事を特徴とする、請求項1に記載の靴装着型用具支持機構。
【請求項3】
前記靴べら本体の後端部にゴルフ用マーカーを取り付け可能にする穴を設ける事を特徴とする請求項1に記載の靴装着型用具支持機構。
【請求項4】
ゴルフ用テイーの側部に靴ひもに装着可能な板バネ部を設けた事を特徴とする靴装着型用具支持機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、靴べらとゴルフボール打痕を修復するフォーク、ゴルフテイーを靴ひもに挿入して脱着可能にする靴装着型用具支持機構である。
【背景技術】
【0002】
靴べらはポケットに入れるか、備え付けの靴べらを使うか又は多くの靴から自分の靴を探す。
【0003】
ゴルフフォーク、ボールマーカー、ゴルフテイーはポケットに入れて、使う時に取り出して使う。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
靴べらをポケットの中に入れておくと取り出すのが面倒なため一般的には持ち歩かない。又多くの靴から自分の靴を探すのも大変である。そこで靴への装着可能な靴べらと、個人の識別ができる物で前述の欠点を解決するものである。
【0005】
ゴルフボールの打痕を修復するフォーク、ボールマーク、ボールを上げるテイーをポケットに入れるとポケットの中が汚れたり、取り出しが面倒なので、ゴルフシューズに脱着可能な形状にする事で、欠点を解決するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本、発明は靴べらを靴ひもの下に入れて、靴べらの上側にある板バネでひもを挟み上下の力で固定され、引き抜く事で脱着可能となる。
【0007】
靴べらの先端をフォーク状にする事でゴルフのフォークに使え、取手部に穴を設けて、市販のゴルフマーカーを差込み脱着できるようにした。
【0008】
ゴルフテイーに前述の板ばね機構を設けて、靴への脱着を可能にした。
【発明の効果】
【0009】
上述の様に靴に取り付ける事でポケットに入れて持ち歩く事なく、取り出すわずらわしさがなくなり、脱いだ靴ではマーカーで本人の識別もできる。又ゴルフでは、ポケット内が汚れない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】 本発明に係る靴べらとフォークの斜視図である。
【
図2】 本発明品が靴に取り付けられた状態の平面図であり同図(A)は靴べらとフォーク同図(B)はゴルフテイーである。
【
図3】
図1におけるA−A線に沿う断面図である。
【実施例】
【0011】
以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。本発明の靴装着型用具支持機構100について説明する。先端部には靴べらとして足挿入のガイド及びゴルフの打痕修復のフォーク形状を有するツノ部1が有る、これは靴ひもをくぐらせる機能も有している。中央部上面には靴ひもを上から挟み保持する板バネ部2Aがある。後端には、100を靴ひもに通すための取手部3があり、取手部に穴4を設けて、市販のゴルフマーカーを脱着できる様にした。
【0012】
本発明の靴装着型用具支持機構が靴に装着された(A)(B)について説明する。(A)では、ツノ部1が靴ひもの下を通り板バネ部2Aの底面にバネ力で保持された状態となっている。又、取手部3には、市販のゴルフマーカー5が装着されている。(B)はゴルフテイー先端が靴ひもの下を通り板バネ2Bの底面で靴ひもを保持している。
【0013】
本発明の靴装着型用具支持機構では、靴ひもが保持されるように、板バネ部の底面が靴ひもの最下点より下に行く力を有している。
【0014】
本発明の靴装着型用具支持機構では、ゴルフテイーTに板バネ2Bが有り靴ひもを上下の力で保持できる機構を有している。
【符号の説明】
【0015】
100 靴べら本体
101 中央部
102 靴装着型用具支持機構
1 ツノ部
2A 板バネ部
2B 板バネ部
3 取手部
4 穴
5 ゴルフマーカー
6 靴ひも
T ゴルフテイー
【要約】 (修正有)
【課題】携帯に便利でかつ紛失の恐れのない靴べら及び共通の靴装着型用具支持機構を備えたゴルフ用テイーを提供すること。
【解決手段】靴べら本体100の中央部101に板バネ2Aを備えた靴装着型用具支持機構102を設ける。靴べら本体100の先端部はホーク状のツノ部1を有し、靴ひもへの挿入を容易にしてある。また、靴べら本体の後端部には、ゴルフ用マーカーを取り付け可能にする穴4が設けられている。同様にゴルフ用テイーの側部に靴装着型用具支持機構102を設け、靴ひもへの装着を可能にしている。
【選択図】
図1