【実施例1】
【0010】
図1は、実施例1にかかる情報提示システム10の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、情報提示システム10は、情報提示サーバ100と、利用者の操作する情報端末装置200と、情報提供者(例えば企業の担当者)の操作する情報端末装置300とを、ネットワークNを介して互いに通信可能に接続する。ネットワークNは、一部または全部が有線あるいは無線であり、インターネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)、移動体通信網等の通信ネットワークである。
【0011】
情報提示サーバ100は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)通信またはHTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)通信等で情報端末装置200(および情報端末装置300)からのリクエストを受信し、情報端末装置200(および情報端末装置300)からのリクエストに応じたレスポンスを送信する、いわゆるウェブサーバである。また、情報提示サーバ100は、情報端末装置300との間でメールやメッセージ、ショートメッセージ等を送受信する。
【0012】
情報提示サーバ100は、利用者情報記憶部110と、提示対象記憶部120と、ランキング記憶部130と、口コミ情報記憶部140と、過去ログ記憶部150と、送受信部101と、提示対象取得部102と、オススメ度算出部103と、比較表生成部104と、属性取得部105と、キーワード抽出部106と、ウェブページ生成部107とを備える。
【0013】
図2は、利用者情報記憶部110のデータ構成の一例を示す説明図である。利用者情報記憶部110は、利用者に関する情報を記憶する。利用者情報記憶部110は、利用者を識別する情報である利用者IDと、認証処理で使用するパスワードと、利用者の属性とを対応付けて記憶する。利用者の属性は、例えば利用者の所属する企業の業種や担当する職種等の利用者の特性を示す情報に記憶する。属性は、1つであっても複数であってもよく、階層構造を採ってもよい。なお、パスワードに代えて、または加えて利用者の生体情報等を記憶し認証処理で使用してもよい。
【0014】
図3は、提示対象記憶部120のデータ構成の一例を示す説明図である。提示対象記憶部120は、利用者の要求に応じて提示する対象(以下、提示対象という)に関する情報を記憶する。提示対象記憶部120は、提示対象を識別する提示対象IDと、提示対象を特徴付ける項目ごとの項目値とを対応付けて記憶する。提示対象とは、例えばインターネットを介して提供されるクラウドサービスやソフトウェア製品、その他利用者が数多くの対象のなかから比較し検討して選択するものであれば、どのようなものであってもよい。本実施例では、デジタルマーケティング製品・サービスを提示対象の一例として説明する。なお、デジタルマーケティング製品・サービス以外にも、ERP(Enterprise Resources Planning)、セキュリティ等に関するさまざまな製品・サービスやその他の製品・サービス、商品等を対象とすることができる。
【0015】
図3に示す提示対象記憶部120の例では、提示対象IDに対応付けて対象、状況、・・・、会社名、製品名、製品の強み、広告フォーマット、・・・、ターゲティング、機能、動画データ、・・・、連絡先等を記憶する。これらの一部または全部の項目は、利用者によって入力される検索条件として用いる。また、項目それぞれに対し記憶する項目値は、テキストデータのほか画像データ、音声データ、動画データ、文書データ、表計算データ、製品・サービスのお試し版プログラム、その他の形式のデータおよびデータの格納場所のURL(Uniform Resource Locator)であってもよい。また、画像データや音声データ、音声を含む動画データのようにそのままの形式では検索しにくいデータの場合には、予め各データを解析し生成したテキストデータを提示対象記憶部120に格納してもよい。また、連絡先は、利用者によって入力された提案依頼やミーティング依頼を送信するためのメールアドレス等である。
【0016】
図4は、ランキング記憶部130のデータ構成の一例を示す説明図である。ランキング記憶部130は、提示対象に対する他者(または他社)からの評価である評価実数とランキング順位を記憶する。ランキング記憶部130は、提示対象IDと、評価媒体ごとの評価実数とランキング順位を対応付けて記憶する。評価媒体とは、提示対象に対する他者(または他社)からの評価を計測する対象であり、例えば本システム自体を示すシステム、SNS(Social Networking Service)、検索エンジン、その他である。
図4に示す、システムの依頼数とは、本システムにおいて利用者に提示した提示対象のうち、利用者がさらに選択(例えば提案依頼またはミーティング依頼)した数を示す。システムのランキング順位は、提示対象記憶部120に記憶する提示対象全体におけるシステムの依頼数が多い順の順位を示す。SNSの出現数は、提示対象に関する情報(例えば製品名等)がSNS、例えばFaceBook(登録商標)やTwitter(登録商標)、ブログ等に出現した数を示す。なお、SNSの出現数は、自然言語解析、データマイニング等によりポジティブ評価と判断されたもののみを計数してもよい。SNSのランキング順位は、提示対象全体におけるSNSでの出現数が多い順の順位を示す。検索エンジンの検索数は、本システム内に配置された検索エンジンで、利用者が提示対象に関する情報(例えば製品名等)を検索した数を示す。ランキング順位は、提示対象全体における検索エンジンでの検索数が多い順の順位を示す。評価実数およびランキング順位は、所定の日時に計数した数値のみを記憶するほか、所定の日時(例えば毎日15時等)に計数した数値を計数した日時とともに時系列に記憶してもよい。
【0017】
図5は、口コミ情報記憶部140のデータ構成の一例を示す説明図である。口コミ情報記憶部140は、利用者による提示対象それぞれに対する評価を記憶する。口コミ情報記憶部140は、提示対象IDと、利用者による評価コメントである口コミ情報と、口コミ情報を入力した口コミ入力日時と、口コミ情報に対する他の利用者の評価である役に立った数および役に立たなかった数と、口コミ情報の評価とを対応付けて記憶する。口コミ情報に対する他の利用者の評価である、役に立った数と役に立たなかった数は、3段階、5段階、10段階等の星で評価してもよい。また、口コミ情報の評価は、自然言語解析、データマイニング等により口コミ情報が提示対象に対しポジティブ評価かネガティブ評価かを判断したうえで、口コミ情報記憶部140に記憶する。
【0018】
過去ログ記憶部150は、利用者それぞれが本システム内で実行した操作に関する情報を記憶する。過去ログ記憶部150は、本システムで利用者が認証されている間(例えばログインからログアウトまで)または利用者を識別できる間に操作した内容のすべて、より具体的には、情報端末装置200から送信された提示対象に対する検索条件や提案依頼、ミーティング依頼、情報提示サーバ100が随時収集する提示対象や業界等に関連するウェブサイトの記事に対し、利用者が入力した検索キーワードや利用者が閲覧したウェブページのURL等を操作日時、利用者IDとともに記憶する。なお、過去ログ記憶部150は、上述したデータを含んでいれば、不定形なデータ構成、いわゆるビッグデータとしてデータを蓄積してもよい。
【0019】
送受信部101は、提示対象の検索条件を情報端末装置200から受信し、検索条件に合致した提示対象のオススメ度を含む比較表を情報端末装置200に送信する。また、送受信部101は、情報端末装置200から提案依頼を受信し、受信した提案依頼を情報端末装置300に送信する。送受信部101は、情報端末装置300から提案依頼に対する提案情報を受信し、受信した提案情報を情報端末装置200に送信する。送受信部101は、情報端末装置200からミーティング依頼を受信し、受信したミーティング依頼を情報端末装置300に送信する。送受信部101は、情報端末装置300からミーティング依頼に対する、ミーティングの場所、日時等からなるミーティング情報を受信し、受信したミーティング情報を情報端末装置200に送信する。
【0020】
提示対象取得部102は、検索条件に合致した提示対象に関する情報を提示対象記憶部120から取得する。検索条件とは、提示対象記憶部120の項目に対する項目値であり、一例として、提示対象記憶部120の項目“対象”に対する項目値“新規”を検索条件とした場合、項目“対象”に項目値“新規”を記憶する提示対象を提示対象記憶部120から取得する。なお、検索条件の項目は、1つでも複数でもよく、検索条件とする項目値は、完全に一致する場合のほか一部に含む場合も検索条件に合致する提示対象として取得してもよい。
【0021】
オススメ度算出部103は、提示対象取得部102によって取得した提示対象それぞれのオススメ度を所定の基準で算出する。より具体的には、オススメ度算出部103は、利用者の属性に合致する他の利用者が選択した提示対象の選択数を過去ログ記憶部150に記憶する操作情報から計数し、選択数が多い提示対象のオススメ度を高くする。また、オススメ度算出部103は、提示対象取得部102によって取得した提示対象それぞれのランキング順位をランキング記憶部130から取得し、取得したランキング順位の高い提示対象のオススメ度を高くする。オススメ度算出部103は、提示対象取得部102によって取得した提示対象それぞれに対する口コミ情報のポジティブな評価の割合が高い提示対象のオススメ度を高くする。さらに、ポジティブ評価の口コミ情報に対応付けられた役に立った数の割合が高い提示対象のオススメ度を高くする。なお、オススメ度は、上述したいくつかの基準を組み合わせて算出してもよい。
【0022】
また、オススメ度算出部103は、送受信部101によって情報端末装置300から受信した提案情報それぞれのオススメ度を所定の基準で算出する。より具体的には、オススメ度算出部103は、提案情報が所定の文字数を超えている場合にオススメ度を高くする。また、オススメ度算出部103は、図示しない記憶部に記憶したキーワード(業種等の属性ごとに異なるキーワードでもよい)を提案情報に含んでいる場合にオススメ度を高くする。なお、提案情報は、動画データ等でもよく、提案情報に動画データを含む場合には、動画データからテキストデータを抽出し、抽出したテキストデータにキーワードを含むか否かを判断する。また、オススメ度算出部103は、利用者から送信された提案依頼のテキストデータに含まれる課題を自然言語解析、テキストマイニング等によって抽出するとともに、過去ログ情報記憶部150に記憶する操作情報から同様の課題を含む依頼情報を送信した利用者が選択した提示対象を抽出し、抽出した提示対象のオススメ度を高くする。
【0023】
比較表生成部104は、提示対象取得部102によって取得した提示対象の項目ごとの項目値と、オススメ度算出部103によって算出したオススメ度に基づいて比較表を生成する。具体的には、比較表生成部104は、提示対象の項目ごとに項目値をオススメ度が高い順に一覧にした比較表を生成する。また、比較表生成部104は、提示対象の項目ごとに項目値にオススメ度を加えた比較表を生成する。
【0024】
また、比較表生成部104は、提示対象取得部102によって取得した提示対象の項目ごとの項目値と、送受信部101によって受信した提案情報と、オススメ度算出部103によって算出した提案情報に対するオススメ度に基づいて比較表を生成する。具体的には、比較表生成部104は、提示対象の項目ごとの項目値と提案情報をオススメ度が高い順に一覧にした比較表を生成する。また、比較表生成部104は、提示対象の項目ごとの項目値と提案情報にオススメ度を加えた比較表を生成する。
【0025】
属性取得部105は、オススメ度算出部103によって提示対象ごとのオススメ度を算出する際に、提示対象を提示する利用者の利用者IDに対応付けられた属性を利用者情報記憶部110から取得する。一例としては、属性取得部105は、利用者の属性である業種(例えば食品)を取得する。
【0026】
キーワード抽出部106は、上述した検索条件に代えて、キーワードによって提示対象を取得する際のキーワードを利用者の操作情報から抽出する。より具体的には、キーワード抽出部106は、利用者IDに対応付けられた操作情報を過去ログ記憶部150から取得し、取得した操作情報からキーワードを抽出する。なお、提示対象取得部102は、キーワードで検索した提示対象をさらに送受信部101によって受信した検索条件で絞り込んで提示対象を取得してもよい。
【0027】
ウェブページ生成部107は、情報端末装置200において検索条件の入力を受付けるための入力画面のウェブページを生成する。より具体的には、ウェブページ生成部107は、提示対象記憶部120に記憶する項目ごとの項目値を用いた検索条件を選択するウェブページを生成する。
【0028】
情報端末装置200は、利用者の操作するパーソナルコンピュータ(以下、PCという)やスマートフォン端末、タブレット端末、ゲーム機その他のウェブブラウザを備える情報処理装置である。情報端末装置200は、検索条件等の入力を受付け、受付けた検索条件を情報提示サーバ100に送信する。情報端末装置200は、情報提示サーバ100から送信されたオススメ度を含む提示対象の比較表を受信し表示する。また、情報端末装置200は、提案依頼やミーティング依頼の入力を受付け、受付けた提案依頼やミーティング依頼等を情報提示サーバ100に送信する。情報端末装置200は、情報提示サーバ100から送信されたオススメ度を含む提案情報の比較表、ミーティング情報等を受信し表示する。
【0029】
情報端末装置300は、提示対象の情報提供者の操作するPCやスマートフォン端末、タブレット端末、ゲーム機その他のウェブブラウザを備える情報処理装置である。情報端末装置300は、予め提示対象の項目ごとの項目値を情報提示サーバ100に送信し、情報提示サーバ100は、受信した提示対象に関する情報に提示対象IDを付与し提示対象記憶部120に格納する。情報端末装置300は、情報端末装置200から情報提示サーバ100を介して送信された提案依頼を受信し、提案依頼に対する提案情報の入力を受付け、受付けた提案情報を情報提示サーバ100に送信する。情報端末装置300は、情報端末装置200から情報提示サーバ100を介して送信されたミーティング依頼を受信し、ミーティング依頼に対するミーティング情報の入力を受付け、受付けたミーティング情報を情報提示サーバ100に送信する。
【0030】
上述のように構成された情報提示システム10の情報提示サーバ100と情報端末装置200で実行する情報提示処理について説明する。
図6、
図7は、情報提示サーバ100と情報端末装置200が実行する情報提示処理手順を示すフローチャートである。
【0031】
情報提示サーバ100と情報端末装置200の間で利用者IDとパスワードを用いたログイン等の認証処理を実行する(ステップS601)。利用者認証後、情報端末装置200は、検索条件の入力を受付ける(ステップS602)。
図8は、検索条件の入力画面の一例を示す説明図である。提示対象がデジタルマーケティングの製品やサービスである場合の一例として情報提示サーバ100から情報端末装置200に送信され、情報端末装置200で表示するウェブページを示す。表示画面81に表示する検索条件入力(文言選択)82は、提示対象を特徴付ける項目と、その項目に対し選択可能な項目値の一部を検索条件として示すものであり、利用者は、例えば項目“対象”に対し項目値“新規”を選択する。検索条件入力(フェーズ選択)83は、提示対象を特徴付ける項目と項目値をデジタルマーケティングの各フェーズとして視覚化することによって感覚的に選択することを可能にする。これにより、デジタルマーケティングに不慣れな利用者であっても、製品やサービスの活用の場面をイメージしながら提示対象を選択することができる。なお、
図8に示す検索条件入力(文言選択)82と検索条件入力(フェーズ選択)83は、1画面に両方を表示してもどちらか一方を表示してもよい。また、利用者の操作するデバイスの種類によって表示画面を変更してもよい。情報端末装置200は、受付けた検索条件を情報提示サーバ100に送信する(ステップS603)。
【0032】
情報提示サーバ100の送受信部101は、情報端末装置200から送信された検索条件を受信する(ステップS604)。提示対象取得部102は、検索条件に合致する提示対象を提示対象記憶部120から取得する(ステップS605)。オススメ度算出部103は、取得した提示対象それぞれのオススメ度を所定の基準で算出する(ステップS606)。
【0033】
比較表生成部104は、提示対象取得部102によって取得した提示対象とオススメ度算出部103によって算出した提示対象ごとのオススメ度に応じた比較表を生成する(ステップS607)。より具体的には、比較表生成部104は、オススメ度が高い順に表示されるよう、提示対象取得部102によって取得した提示対象の所定の項目ごとの項目値を一覧にした比較表をウェブページとして生成する。または、比較表生成部104は、表示順序は定めず、提示対象取得部102によって取得した提示対象の所定の項目ごとの項目値とオススメ度を一覧にした比較表をウェブページとして生成する。オススメ度は、オススメ度が高い順に表示する、基準の範囲によって高・中・低の3段階で示すほか、さらに高を緑色、中を黄色
、低を赤色のように色分けしたり、3段階、5段階等の星で示してもよい。なお、比較表の項目は情報提示サーバ100で予め定めておくほか、利用者が選択できるようにしてもよい。送受信部101は、比較表を情報端末装置200に送信する(ステップS608)。
【0034】
情報端末装置200は、比較表を受信する(ステップS609)。情報端末装置200は、比較表を表示部に表示する(ステップS610)。
図9は、比較表の表示画面の一例を示す説明図である。表示画面91は、比較表(オススメ順)92の一例を表示する。表示画面93は、比較表(オススメ度追加)94の一例を表示する。なお、比較表のウェブページに項目名と項目値をCSV形式で書き出す機能を含めることにより、CSV形式で書き出した比較表のデータを表計算プログラム等で利用できるようにしてもよい。情報端末装置200は、表示した比較表のなかから提示対象の選択を受付ける(ステップS611)。提示対象の選択は、利用者が具体的に導入を検討するために、提示対象の情報提供者(例えばベンダー)にさらに製品やサービスの自社向けの提案を希望する場合、1または複数の提示対象を項目の1つとして表示したラジオボタンやチェックボックスをクリックすること等で選択する。情報端末装置200は、提示対象の選択を情報提示サーバ100に送信する(ステップS612)。なお、提示対象の選択は、具体的には提示対象IDであり、さらに提案に対する要望や解決したい課題等を含めてもよい。
【0035】
情報提示サーバ100の送受信部101は、提示対象の選択を受信する(ステップS613)。送受信部101は、提示対象IDに対応付けられた連絡先を提示対象記憶部120から取得し、取得した連絡先に提案依頼を送信する(ステップS614)。送受信部101は、連絡先から送信された、1または複数の提案情報を受信する(ステップS615)。オススメ度算出部103は、提案情報ごとのオススメ度を所定の基準で算出する(ステップS616)。
【0036】
比較表生成部104は、提案対象ごとの提案情報とオススメ度から比較表を生成する(ステップS617)。なお、比較表には、提案対象の項目ごとの項目値を含めてもよい。送受信部101は、提案情報の比較表を情報端末装置200に送信する(ステップS618)。
【0037】
情報端末装置200は、比較表を受信する(ステップS619)。情報端末装置200は、比較表を表示部に表示する(ステップS620)。情報端末装置200は、表示した比較表のなかからミーティングを依頼する提示対象の選択を受付ける(ステップS621)。例えば利用者がさらに情報提供者とミーティングを希望する場合に、情報提供者とのミーティングを設定するためにミーティングを依頼する提示対象を1または複数選択する。情報端末装置200は、提示対象の選択を情報提示サーバ100に送信する(ステップS622)。なお、提示対象の選択は、具体的には提示対象IDである。
【0038】
情報提示サーバ100の送受信部101は、提示対象の選択を受信する(ステップS623)。送受信部101は、提示対象IDに対応付けられた連絡先を提示対象記憶部120から取得し、取得した連絡先にミーティング依頼を送信する(ステップS624)。送受信部101は、連絡先から送信された、1または複数のミーティング情報を受信する(ステップS625)。送受信部101は、1または複数のミーティング情報を情報端末装置200に送信する(ステップS626)。
【0039】
情報端末装置200は、1または複数のミーティング情報を情報提示サーバ100から受信する(ステップS627)。情報端末装置200は、1または複数のミーティング情報を表示部に表示する(ステップS628)。
【0040】
このように、提示対象を検索条件で絞り込んだうえで、さらに本システムを利用する他の利用者の経験値(いわゆる集合知)を用いて判断したオススメ度を含む比較表を利用者に提示することによって、利用者の状況や実情に合った提示対象を選択することができる。また、オススメ度を算出する際に、他の利用者の経験値に代えて、または加えてSNS等で話題になっている提示対象や口コミで評価の高い提示対象のオススメ度を高くすることによって、本システムの利用者の評価だけではなく、より広く新しい情報によって評価された提示対象を利用者に提示することができる。
【0041】
また、提示対象を一覧にした比較表のなかから提案を依頼する提示対象を選択することによって、画面上から一括して提示対象を検討するための提案を依頼することができるため、従来個々に行なっていた提示対象の選定から提案依頼までの作業時間や手間を大幅に削減することができる。これにより、時間的制限等から予めある程度絞り込んでいた提示対象をより幅広い選択肢から選択することができる。また、提案情報に対してもオススメ度を算出し提示することができるため、利用者に検討の負担を掛けることなく提示対象を選択することができる。
【0042】
さらに、提案情報を送信した担当者等に対しミーティングを依頼することができるため、利用者は提示対象を比較検討しミーティングを設定するまでの手続きを情報提示サーバ100を介して一括に一元的に実行することができる。これにより、利用者の作業負担を大幅に削減することができ、情報提供者にとっても利用者に製品やサービスを比較検討してもらえる機会を得ることができる。
【0043】
他の実施例について説明する。ここでは、提示対象を利用者の入力する検索条件によって取得せず、利用者が本システム内で実行した操作情報に基づいて取得する処理手順について説明する。送受信部101は、上述した情報端末装置200から受信する検索条件に代えて、提示対象の表示指示のみを受信する。キーワード抽出部106は、利用者IDに対応付けられた操作情報を過去ログ記憶部150から取得し、取得した操作情報に含まれる利用者が検索したキーワードや閲覧した記事等から関心を持つと判断するキーワードを抽出する。なお、キーワード抽出部106によるキーワード抽出処理には、自然言語解析やAI(人工知能)技術等を利用してもよい。提示対象取得部102は、抽出したキーワードを用いて提示対象記憶部120を検索し、キーワードに関連した提示対象を取得する。比較表生成部104は、提示対象の項目ごとの項目値から比較表を生成する。さらにオススメ度算出部103は、オススメ度を算出し比較表に加えてもよい。
【0044】
このように、利用者の認証処理後、操作情報、すなわち利用者が過去に検索したキーワードや閲覧した記事の内容に関連する提示対象を取得することによって、利用者が特に意識していない、過去の行動から推測できる関心事項についても広く情報を得ることができる。例えば提示対象記憶部120に記憶する項目の1つとして所定の展示会への出展の有無を記憶するとともに、利用者が特定のキーワードや展示会、製品やサービスのデモンストレーション等を検索しているような場合には、対象を意識して検索条件を設定しなくても、利用者の関心が高いと判断でき、かつ展示会に出展している製品やサービスについてオススメ度を含め利用者に提示することができる。これにより、展示会を効率よく見て回ることができる。
【0045】
また、オススメ度算出部103は、過去ログ記憶部150から取得する利用者の属性に合致する、他の利用者が選択した提示対象の選択数や、ランキング記憶部130に記憶するランキング順位、口コミ情報記憶部140に記憶する口コミ情報のポジティブ評価の割合等については、例えば1日ごと1週間ごと等の所定の期間ごとの時系列の数値から増加率を算出し、算出した増加率によってオススメ度を算出してもよい。これにより、実数が少なくても増加率が大きい製品やサービスのオススメ度を高くすることができ、他者(または他社)の関心や評価が高まっている提示対象をタイムリーに利用者に提示することができる。
【実施例2】
【0046】
次に、実施例2として提示対象を絞り込む検索条件の入力の受付け処理にチャットボットを利用する処理を説明する。上述した実施例1では、ウェブページから選択肢等を指示することによって検索条件の入力を受付けたが、本実施例では、選択肢等の指示に代えて、自然言語解析やAI技術(コグニティブコンピューティングを含む)を利用し利用者とのメッセージを自動応答するチャットボットを用い検索条件の入力を受付ける処理について説明する。
【0047】
図10は、実施例2にかかる情報提示システム20の構成を示すブロック図である。情報提示サーバ400は、利用者情報記憶部110と、提示対象記憶部120と、ランキング記憶部130と、口コミ情報記憶部140と、過去ログ記憶部150と、送受信部101と、提示対象取得部102と、オススメ度算出部103と、比較表生成部104と、属性取得部105と、キーワード抽出部106と、ウェブページ生成部107と、メッセージ生成部408と、メッセージ解析部409と、条件判断部411とを備える。なお、実施例1と同様の機能を有する部分については同一の番号を付しており、ここでの説明は省略する。
【0048】
メッセージ生成部408は、チャット起動時に利用者に対し送信するメッセージを生成する。メッセージ生成部408は、情報端末装置200において利用者によって入力されたメッセージに応答するメッセージを生成する。
【0049】
メッセージ解析部409は、利用者によって入力されたメッセージから提示対象を絞り込むためのキーワードを自然言語解析等を用い抽出する。
【0050】
条件判断部411は、メッセージ解析部409で抽出したキーワードによって提示対象記憶部120に記憶する提示対象を検索し、検索した提示対象が所定の条件に合致するか否かを判断する。
【0051】
上述のように構成された情報提示システム20の情報端末装置200と情報提示サーバ400で実行する情報提示処理について説明する。
図11は、情報端末装置200と情報提示サーバ400が実行する情報提示処理手順を示すフローチャートである。
【0052】
情報端末装置200と情報提示サーバ400の間で利用者IDとパスワードを用いたログイン等の認証処理を実行する(ステップS1101)。情報端末装置200は、チャットの起動を受付ける(ステップS1102)。
【0053】
情報提示サーバ400において、情報端末装置200でのチャットの起動に応じ、メッセージ生成部408はメッセージを生成する(ステップS1103)。送受信部101は、生成したメッセージを情報端末装置200に送信する(ステップS1104)。
【0054】
情報端末装置200は、情報提示サーバ400から送信されたメッセージを受信する(ステップS1105)。情報端末装置200は、メッセージを表示する(ステップS1106)。
図12は、情報端末装置200で表示するチャット画面の一例を示す説明図である。情報端末装置200は、表示画面21に情報提示サーバ400で自動生成され、情報提示サーバ400から受信したメッセージ22を表示する。
【0055】
情報端末装置200は、メッセージの入力を受付ける(ステップS1107)。
図12に示すように、入力を受付けたメッセージ23を表示画面21に表示する。情報端末装置200は、入力を受付けたメッセージを情報提示サーバ400に送信する(ステップS1108)。
【0056】
情報提示サーバ400の送受信部101は、メッセージを情報端末装置200から受信する(ステップS1109)。メッセージ解析部409は、メッセージを解析する(ステップS1110)。例えばメッセージ解析部409は、利用者によって入力されたメッセージである「動画広告に対応した製品を探しています。」から提示対象を絞り込むためのキーワード(一例として“動画広告”)を自然言語解析等を用いて抽出する。
【0057】
条件判断部411は、条件に合致する提示対象を提示対象記憶部120から取得する(ステップS1111)。例えば、条件判断部411は、抽出したキーワードである“動画広告”をいずれかの項目または特定の項目“カテゴリ”に含む提示対象を提示対象記憶部120から取得する。
【0058】
条件判断部411は、提示対象記憶部120から取得した提示対象が所定の条件に合致するか否かを判断する(ステップS1112)。所定の条件とは、例えば提示対象の数が所定数以下である等の利用者に提示する提示対象を決定するための条件である。提示対象記憶部120から取得した提示対象が所定の条件に合致しないと判断した場合(ステップS1112:No)、ステップS1103に戻り、メッセージ生成部408は、新たなメッセージを生成する。
このように、利用者に対し新たなメッセージを表示し、そのメッセージに対する応答を繰り返し得ることによって、所定の条件に合致するまで利用者の応答に基づいて提示対象を絞り込むことができる。
図12のメッセージ24に示すように、提示対象を絞り込む選択肢を表示し、メッセージ25のように、選択肢のうちの1つの入力を受付けることによって、提示対象を所定の条件(例えば提示対象数を10以下)に絞り込むことができる。
【0059】
提示対象記憶部120から取得した提示対象が所定の条件に合致すると判断した場合(ステップS1112:Yes)、オススメ度算出部103は、提示対象ごとのオススメ度を算出する(ステップS1113)。比較表生成部104は、オススメ度に応じた比較表のウェブページを生成し、生成した比較表のウェブページを図示しない記憶部に格納する(ステップS1114)。メッセージ生成部408は、比較表のリンク(比較表のウェブページのURLを含むリンク)を含むメッセージを生成する(ステップS1115)。送受信部101は、比較表のリンクを含むメッセージを情報端末装置200に送信する(ステップS1116)。
【0060】
情報端末装置200は、情報提示サーバ400から比較表のリンクを含むメッセージを受信する(ステップS1117)。情報端末装置200は、メッセージを表示する(ステップS1118)。
図12に示すように、情報提示サーバ400から受信したメッセージ26を表示画面21に表示する。メッセージ26は、一例として、「こちらをクリックしてください。」の部分に比較表のリンクを埋め込む。情報端末装置200は、比較表のリンクの指示を受付ける(ステップS1119)。より具体的には、比較表のURLを含むリクエストを情報提示サーバ400に送信することによって、情報提示サーバ400から比較表のウェブページを受信する。情報端末装置200は、比較表を表示する(ステップS1120)。比較表のウェブページの表示例は、上述した
図9と同様である。これ以降の処理は、
図7のステップS621、ステップS623の処理と同様であるため、それらの説明を参照し、ここでの説明を省略する。
【0061】
このように、チャットボットを利用することにより、利用者は、より自然な会話を交わしながら提示対象を絞り込むことができるため、製品やサービス、業界、技術にあまり詳しくない利用者であってもストレスなく製品やサービスの提示を受けることができる。
【0062】
また、キーワードの入力順等を固定化することなく、利用者が思いつくままにメッセージを入力するという自然な会話のやり取りのなかで提示対象を絞り込むことができ、所定の条件に合致した場合(例えば所定数以下に提示対象数に絞り込んだ場合)それ以上のやり取りを行うことなく、提示対象の比較表を表示することができるため、提示対象の絞り込みに関して利用者に必要以上の負担を掛けることがない。
【0063】
他の実施例として、ステップS1103のメッセージ生成処理において、メッセージ生成部408は、利用者の過去ログを参照したメッセージを生成してもよい。例えば過去ログ記憶部150に記憶する利用者の操作に関する情報から、利用者が2回目のウェブサイトを訪問であり、前回は新規顧客にアプローチする製品を検索したことを判断した場合は、
図12に示す「こんにちは!どのような製品をお探しですか?」を「こんにちは!前回は新規顧客にアプローチする製品をお探しでしたね。今回は、既存顧客にアプローチする製品をお探しですか?」のように、利用者の過去ログに応じたメッセージをAI技術、コグニティブコンピューティング等を用いて生成してもよい。
【実施例3】
【0064】
次に、上述した実施例1および実施例2において提示対象を選択するための前提となる業界の動向を把握する技術について実施例3として説明する。
図13は、実施例3にかかる情報提示システム30の構成を示すブロック図である。
図13に示すように、情報提示サーバ500は、利用者情報記憶部110と、提示対象記憶部120と、ランキング記憶部130と、口コミ情報記憶部140と、過去ログ記憶部150と、記事情報記憶部560と、送受信部101と、提示対象取得部102と、オススメ度算出部103と、比較表生成部104と、属性取得部105と、キーワード抽出部106と、ウェブページ生成部507と、記事取得部512と、シェア数取得部513と、記事検索部514とを備える。なお、さらに実施例2で説明したメッセージ生成部408と、メッセージ解析部409と、条件判断部411とを備えてもよい。実施例1、実施例2と同様の機能を有する部分については同一の番号を付しており、ここでの説明は省略する。
【0065】
記事情報記憶部560は、後述する記事取得部512によって取得した記事のテキストデータと、記事のURLと、その記事を読者がシェアしたシェア数と、記事を取得した日時と、記事を掲載した媒体名と、その他の情報とを対応付けて記憶する。また、シェア数は、記事がSNSにおいてシェアを受付けた数のほか、ブログ等で記事のURLを参照された数を加えてもよい。
【0066】
記事取得部512は、予め定められた1または複数の媒体(例えば提示対象の属する業界の業界新聞のウェブサイトや提示対象の関連する技術分野のニュースを集めたウェブサイト等)が公開している記事のテキストデータと記事のURLを所定の時間ごとに取得する。なお、予め定められた1または複数の媒体は、図示しない記憶部に記憶しておくことによって任意に追加または削除することができる。
【0067】
シェア数取得部513は、記事取得部512によって取得された記事それぞれについてSNSでシェアされたシェア数を取得する。また、シェア数取得部513は、記事取得部512によって取得された記事それぞれについてブログ等で記事のURLを参照された数を取得する。
【0068】
記事検索部514は、情報端末装置200から受信した検索キーワードで記事情報記憶部560に記憶する記事のテキストデータを検索し、検索した記事のテキストデータに対応付けられたURLとシェア数を取得する。
【0069】
ウェブページ生成部507は、上述した実施例1での機能に加え、記事検索部514によって検索した記事のURLとシェア数から、シェア数が多い順に記事を並べたウェブページを生成する。
【0070】
上述のように構成された情報提示システム30の情報提示サーバ500で実行する情報収集処理について説明する。
図14は、情報提示サーバ500が実行する情報収集処理手順を示すフローチャートである。
【0071】
情報提示サーバ500の記事取得部512は、所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS1401)。所定時間は、例えば5分ごと、10分ごと、1時間ごと等の時間でもよく、また毎日15時のような定められた時刻でもよい。所定時間が経過していないと判断した場合(ステップS1401:No)、ステップS1401に戻る。
【0072】
所定時間が経過したと判断した場合(ステップS1401:Yes)、記事取得部512は、予め定められた特定媒体のウェブサーバに巡回的にアクセス(クローリング)し記事のテキストデータとURLを取得する(ステップS1402)。記事取得部512は、取得した記事のテキストデータとURLを記事情報記憶部560に格納する(ステップS1403)。シェア数取得部513は、記事情報記憶部560に格納した記事ごとにシェア数を取得する(ステップS1404)。シェア数取得部513は、取得した記事ごとにシェア数を記事情報記憶部560に格納する(ステップS1405)。
【0073】
次に、情報端末装置200と情報提示サーバ500で実行する情報提示処理について説明する。
図15は、情報端末装置200と情報提示サーバ500が実行する情報提示処理手順を示すフローチャートである。
【0074】
情報端末装置200は、情報提示用アプリケーションプログラム(以下情報提示アプリという)を起動する(ステップS1501)。情報提示アプリは、スマートフォン等にダウンロードされたアプリプログラムとして起動するほか、実施例1や実施例2で実行したウェブサイトでの認証処理後、または認証処理することなく、ウェブサイトに表示されたメニューを指示することによって起動してもよい。
【0075】
情報提示サーバ500の送受信部101は、検索キーワードの入力を受付けるウェブページを送信する(ステップS1502)。
【0076】
情報端末装置200は、情報提示サーバ500からウェブページを受信する(ステップS1503)。情報端末装置200は、ウェブページを表示する(ステップS1504)。情報端末装置200は、ウェブページでの検索キーワードの入力を受付ける(ステップS1505)。情報端末装置200は、検索キーワードを情報提示サーバ500に送信する(ステップS1506)。
【0077】
情報提示サーバ500の送受信部101は、検索キーワードを受信する(ステップS1507)。記事検索部514は、検索キーワードで記事情報記憶部560に記憶する記事のテキストデータを検索する(ステップS1508)。検索結果は、検索キーワードを含む記事のテキストデータに対応付けられた記事のURLと記事のシェア数等である。ウェブページ生成部507は、検索結果を表示するウェブページを生成する(ステップS1509)。検索結果を表示するウェブページは、記事をシェア数の多い順に並べ、記事の見出しとシェア数を少なくとも表示する。
図16は、検索結果を示す表示画面の一例を示す説明図である。表示画面61には、利用者が入力した検索キーワード62と、記事(見出し)63と、シェア数64を表示する。検索された記事の設定等に応じ、記事(見出し)のほかに要約65や画像66、記事取得日時、媒体名等を表示してもよい。記事(見出し)63等には、記事それぞれへのリンクが埋め込まれ、クリックすることでリンク先である記事を表示することができる。送受信部101は、ウェブページを情報端末装置200に送信する(ステップS1510)。
【0078】
情報端末装置200は、情報提示サーバ500からウェブページを受信する(ステップS1511)。情報端末装置200は、ウェブページを表示する(ステップS1512)。
【0079】
このように、予め定められた特定媒体で公開された記事を定期的にクローリングすることで取得し、利用者の要求に応じシェア数の多い順に表示することによって、利用者の関心のある事項について業界関係者や同業他社等の間で注目が集まっている情報を容易に得ることができる。
【0080】
上述した実施例にかかる情報提示サーバ100、400、500、情報端末装置200、情報端末装置300のハードウェア構成は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の外部記憶装置、通信制御装置等を備えた通常のコンピュータであり、ROMやRAM、HDD等に記憶されたプログラムをCPUが読み出し動作させることによって、上述した構成や機能を実現する。
【0081】
情報提示サーバ100、400、500、情報端末装置200、情報端末装置300で動作するプログラムは、インターネット等のネットワークNに接続されたコンピュータ上に格納しておき、ネットワークN経由でダウンロードさせることにより提供したり、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、DVD、USBメモリ、SDカード等のコンピュータで読取り可能な記録媒体に記録し提供してもよい。また、上述した機能や処理を実現するプログラムは、API(Application Programming Interface)やSaaS(Software as a Service)、クラウドコンピューティングという利用形態で提供してもよい。
【0082】
なお、本発明は、上述した実施例そのままに限定されるものではなく、必ずしも物理的に図示のように構成されている必要はない。また、本発明は、実施例で説明した構成要素の全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じ、任意の単位で機能的または物理的に分割、統合、入替、変形または削除して構成することができる。