(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
表示面に操作画面を表示する表示手段と、前記表示手段の上に配置されタッチを伴う操作を検出するタッチパネルと、検出した操作を判定して制御する制御手段と、を備える操作端末と、
映像を取得する外部のカメラと、
映像を表示する外部の表示装置と、
がそれぞれネットワークで接続され、
前記操作端末は、取得した前記映像に関する情報を表示する映像情報表示領域を表示し、前記映像情報表示領域の映像に関する情報へのタッチを伴う所定の操作による選択と予め定められた映像設定位置へ移動させた操作を検出すると、前記映像に関する情報に対応する映像を前記表示装置へ表示させるための指示を出力し、
前記表示装置は、前記操作端末により表示指示された前記映像を表示し、
前記操作端末は、前記表示手段に設定画面を表示し、前記操作端末と通信可能な前記外部の表示装置を検出し、当該検出した表示装置と前記映像設定位置とを対応付けて設定することを特徴とする映像表示システム。
表示面に操作画面を表示する表示手段と、前記表示手段の上に配置されタッチを伴う操作を検出するタッチパネルと、検出した操作を判定して制御する制御手段と、を備え、前記表示手段に取得した映像に関する情報を表示する映像情報表示領域を表示し、前記タッチパネルで前記映像情報表示領域の映像に関する情報へのタッチを伴う所定の操作による選択と予め定められた映像設定位置へ移動させた操作を検出すると、前記制御手段は前記映像に関する情報に対応する映像を外部の表示装置へ表示させるための指示を出力し、前記表示手段に設定画面を表示し、通信可能な前記外部の表示装置を検出し、当該検出した外部の表示装置と前記映像設定位置とを対応付けて設定することを特徴とする操作端末。
表示面に操作画面を表示する表示手段と、前記表示手段の上に配置されタッチを伴う操作を検出するタッチパネルと、を備えるコンピュータに、前記表示手段に取得した映像に関する情報を表示する映像情報表示領域を表示させる表示処理と、前記タッチパネルに前記映像情報表示領域の映像に関する情報へのタッチを伴う所定の操作による選択と予め定められた映像設定位置へ移動させた操作を検出させる検出処理と、前記映像に関する情報に対応する映像を外部の表示装置へ表示させるための指示を出力する指示出力処理と、前記表示手段に設定画面を表示させる表示処理と、通信可能な前記外部の表示装置を検出する表示装置検出処理と、当該検出した外部の表示装置と前記映像設定位置とを対応付けて設定する設定処理と、を実行させることを特徴とするプログラム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、この様な要望を鑑みて為されたものであり、映像表示システムにおいて、表示装置に表示させる映像の設定操作をする際に、タッチパネル式の操作端末を用いて、より感覚的な操作で表示映像を設定し易い映像表示インターフェースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の映像表示システム、操作端末、操作方法およびプログラムは、表示面に操作画面を表示する表示手段と、前記表示手段の上に配置されタッチを伴う操作を検出するタッチパネルと、検出した操作を判定して制御する制御手段と、を備える操作端末であって、前記表示手段に取得した映像に関する情報を表示する映像情報表示領域を表示し、前記タッチパネルで前記映像情報表示領域の映像に関する情報へのタッチを伴う所定の操作による選択と予め定められた映像設定位置へ移動させた操作を検出すると、前記制御手段は前記映像に関する情報に対応する映像を前記操作端末とは別の表示装置へ表示させるための指示を出力することを特徴とする。
これにより、操作端末におけるタッチを伴う操作により、操作画面上の所定の位置に映像に関する情報を移動させることで、感覚的に簡易的に所定の表示装置へ所望の映像を表示させることができる。
【0009】
また、上記課題を解決するために、本発明の映像表示システム、操作端末、操作方法およびプログラムは、前記表示手段に設定画面を表示し、通信可能な前記操作端末とは別の表示装置を検出し、当該検出した外部の表示装置と前記映像設定位置とを対応付けて設定することを特徴とする。
これにより、所定の表示装置へ所望の映像を表示させるための設定を感覚的、簡易的な操作で実施することができきる。
【0010】
また、上記課題を解決するために、本発明の映像表示システム、操作端末、操作方法およびプログラムは、前記外部の表示装置に複数の映像を分割表示する場合には、前記タッチパネルで表示させる分の映像の前記映像に関する情報をタッチを伴う所定の操作により映像設定位置へ移動させた操作を検出すると、前記制御装置は前記映像に関する情報に対応する前記表示させる分の映像を前記表示装置へ表示させるための指示を出力することを特徴とする。
これにより、表示装置に複数の映像を分割表示させる場合に、表示させたい分の映像の映像に関する情報を操作画面上の所定の位置に移動させることで、感覚的に簡易的に所定の表示装置へ所望の複数の映像を分割表示させることができる。
【0011】
また、上記課題を解決するために、本発明の映像表示システム、操作端末、操作方法およびプログラムは、前記設定画面において、前記映像設定位置を移動可能な矢印アイコンで表示し、当該矢印アイコンの位置および向きに応じて、前記操作画面における前記映像情報表示領域の映像に関する情報のタッチを伴う所定の操作による当該映像設定位置への移動を検出することを特徴とする。
これにより、所定の表示装置へ所望の映像を表示させるための設定を感覚的、簡易的な操作で実施することができきる。
【0012】
また、上記課題を解決するために、本発明の映像表示システム、操作端末、操作方法およびプログラムは、前記設定画面において、前記検出した表示装置を移動可能なアイコンを表示し、当該表示装置アイコンを前記映像設定位置とし、当該表示装置アイコンの位置に応じて、前記操作画面における前記映像情報表示領域の映像に関する情報のタッチを伴う所定の操作による当該映像設定位置への移動を検出することを特徴とする。
これにより、所定の表示装置へ所望の映像を表示させるための設定を感覚的、簡易的な操作で実施することができきる。
【0013】
また、上記課題を解決するために、本発明の映像表示システム、操作端末、操作方法およびプログラムは、前記操作画面において、前記映像情報表示領域には、前記映像に関する情報として、前記映像に対応するサムネイル映像または表示される地図上のカメラアイコンを表示することを特徴とする。
これにより、サムネイル映像や地図上のカメラアイコンを用いることで、映像やカメラ情報を確認しながら表示装置に表示する映像を決定できるため、より望む映像を容易に選択することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、特にタッチパネル式の操作端末を用いて、タッチを伴うジェスチャ操作によって操作端末とは別の表示装置に表示する映像の設定操作をすることで、より感覚的に操作し易い映像表示インターフェースを実現できる。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の映像表示システムの全体構成と操作端末の内部構成を示すブロック図である。
【0017】
図1に示す映像表示システムは、監視領域を撮像するパン・チルト・ズーム機能搭載のカメラ1−1〜1−n(特に区別しない場合はカメラ1と呼ぶ)、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの大容量の記録媒体を備える記録装置2、タッチパネル式の操作端末3、指定された映像を再生する表示装置4−1〜4−3から構成され、それぞれインターネット等のネットワークによって接続される。
なお、カメラ1はパン・チルト・ズーム機能搭載としたが固定型のカメラでもよく、複数でなくてもよい。また、記録装置2も説明を簡単にするために1つとしたが、複数あってもよい。また、表示装置4も3台としたが、何台であってもよい。
【0018】
カメラ1は監視領域を撮像して映像を取得し、ネットワークを介して記録装置2へ出力し、記録装置2は入力された映像を記録媒体に記録する。操作端末3は操作者の操作や設定に従ってカメラ1や記録装置2へ制御信号を出力する。操作端末3から指定されたカメラ1へリアルタイムの映像を要求すると、カメラ1は操作端末3へ取得した映像を出力し、操作端末3は受信した映像を表示する。また、操作端末3から指定されたカメラ1へパン・チルト・ズームを制御するよう要求すると、カメラ1は要求の内容に従ってパン・チルト・ズームを制御する。また、操作端末3から日時やカメラ名等で指定した記録映像を記録装置2へ要求すると、記録装置2は指定された記録映像を操作端末3へ出力し、操作端末3は受信した記録映像を表示する。
【0019】
また、カメラ1または記録装置2は映像を表示装置4へ出力し、表示装置4では映像の表示設定に従って映像を表示する。表示設定については、操作端末3において、操作者が操作することで表示装置4に表示する映像を設定する。操作画面については後述するが、どのディスプレイにどの映像を表示させるかについて、表示装置4に表示設定する。
ここでは、表示装置4には、カメラ1−1〜1−nからのリアルタイム映像を表示することが多いが、記録装置2に記録された映像をカメラ名ごとや日付ごと等で指定して表示させることも可能である。
【0020】
また、
図1に示す映像表示システムの操作端末3は、データを通信可能な形式に変換して送受信する通信部301、操作端末3の各部を制御するとともにジェスチャ情報の判定処理等を実行する制御部302、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等でジェスチャ情報303Aやプログラム303Bを記憶する記憶部303、操作者のジェスチャを認識するタッチセンサ304Aと文字や映像等を表示する表示部304Bを備えるタッチパネル304、戻るボタンや電源ボタン等の入力部305から構成される。
【0021】
タッチセンサ304Aは表示部304Bの上に全面に渡って設けられ、タッチセンサ304Aは、表面弾性波方式や静電容量方式などを用いて操作者のタッチを伴うジェスチャを認識し、表示部304Bは、制御部302によって描画される文字や映像等を表示する。
【0022】
ジェスチャ情報303Aはタッチセンサ304Aによって認識された操作者のジェスチャの特徴に対応して記憶された操作コマンドに関する情報であり、プログラム303Bは例えばOS(Operating System)、ジェスチャ情報304Aを用いた判定処理プログラム、各種アプリケーションプログラム等である。
【0023】
なお、ここでジェスチャとは、操作者のタッチパネル304へのタッチを伴う操作を意味し、タップ(タッチしてすぐに離す)、ドラッグ(タッチしたままスライドさせる)、ピンチイン(2点タッチし2点間を狭める様にスライドさせる)、ピンチアウト(2点タッチし2点間を離す様にスライドさせる)、スワイプ(タッチしてスライドして掃く様に離す)、ホールド(長押し)等といったものがある。なお、スワイプ動作に関して、サムネイル映像やアイコンをタッチしてスライドさせて掃く様に離した後は、動かした勢いに応じてサムネイル映像やアイコンが惰性でスライドさせた方向に直進していく。
【0024】
ジェスチャ操作による端末の具体的な動作は次の通り。
操作者がタッチパネル304に対してジェスチャ操作すると、タッチセンサ304Aによって操作者のジェスチャが認識され、制御部302はジェスチャ情報304を参照して操作コマンドを生成し、操作コマンドに基づいてプログラム303Bを実行する。そして、プログラム実行結果を描画し表示部304Bに表示する。
【0025】
また、入力部305が操作されることによる動作も、記憶部303に記憶された情報を参照して操作コマンドを生成し、プログラム303Bを実行することで実現される。
【0026】
上述した操作や自動実行プログラムにより通信が必要となった場合、通信部301は、制御部302からの制御信号等のデータを、3G回線やWi−Fi等の方式を用いた無線ネットワークやLAN等の方式の有線ネットワークで通信可能な形式に変換して、カメラ1、記録装置2、および表示装置4へ向けてネットワークに出力する。
【0027】
これにより、タッチパネル式の操作端末3を用いて映像監視することができる。
【0028】
なお、ここで、カメラ1がメモリーカード等の大容量の記録媒体を備え、撮像した映像を自らに記録する場合には、記録装置2は必要なく、カメラ1は記録装置2の機能も含めて操作端末3と通信する。この場合、上述した記録装置2と操作端末3との通信内容は全てカメラ1と操作端末3との通信に置き換えることができ、カメラ1は操作端末3からの要求がカメラ制御機能に関するものか記録機能に関するものかを判別して動作する。従って、この映像表示システムは少なくともカメラ1と操作端末3のみでも成立し、物理的なシステム構成を簡素化することもできる。
【0029】
次に、
図2〜
図7を用いて、操作端末3に表示される映像表示インターフェースの操作について説明する。
【0030】
図2は、本発明の映像表示システムの操作画面において、横型の操作画面における映像配置の操作の様子を示す図である。
図4は、本発明の映像表示システムの横型閲覧画面兼操作画面において、表示装置への映像の割り当て操作の一例を示す図で、単画面表示の場合の表示装置への映像割り当て操作を示す。
図5は、本発明の映像表示システムの横型閲覧画面兼操作画面において、表示装置への映像の割り当て操作の一例を示す図で、分割画面表示の場合の表示装置への映像割り当て操作を示す。
図6は、本発明の映像表示システムの横型閲覧画面兼操作画面において、表示装置への映像の割り当て操作の一例を示す図で、分割画面表示の場合の表示装置への別の映像割り当て操作を示す。
図7は、
図2における画面を縦型に表示し直した場合の一例を示す。なお、
図2〜
図7では、操作端末3と表示装置4−1〜4−3の物理的な位置関係を表している。
【0031】
図2を用いて、
図4以降で説明する表示装置4への映像の割り当て操作のために必要な設定の仕方について説明する。
【0032】
図2において、501は操作端末3のタッチパネル304に表示される表示装置4−1〜4−3に表示する映像を割り当てる動作に関する設定をする設定領域である。設定領域501には、方向指定アイコンとしての矢印アイコンY1〜Y3と表示装置アイコンD1〜D3が表示される。
【0033】
矢印アイコンYは、サムネイル映像等がドラッグやスワイプ操作によりタッチパネル304内のアイコン位置に矢印の方向に向かって移動された場合に、矢印アイコンYに対応して設定された表示装置4に当該移動されたサムネイル映像等に対応する映像を表示させる機能を実現するために、設定領域501に表示されるアイコンである。この矢印アイコンYは、本実施例においては、画面上方および画面左右上方に配置されているが、任意の位置に設定可能であり、入力部305からの操作やタッチを伴う操作により追加表示させることが可能である。
なお、この矢印アイコンYは一例であり、位置および/または方向を表すものであれば矢印の形でなくともよい。
【0034】
表示装置アイコンDは、実際に設置されてシステムに接続されて通信可能な表示装置4が検出されてアイコンとして設定領域501に表示され、矢印アイコンYにドラッグやスワイプ操作により対応付けて、どの矢印アイコンYにサムネイル映像等がドラッグやスワイプ操作により移動された場合にどの表示装置4に映像を表示させるかを設定するために表示されるアイコンである。
【0035】
まず、設定画面が開かれると、設定領域501がタッチパネル304に表示され、システムに接続されて通信可能な表示装置4−1〜4−3が検出されて、表示装置4−1〜4−3が表示装置アイコンD1〜D3として表示される。そして、入力部305による操作や、長押ししてポップアップメニューを表示させて選択する等の操作により、矢印アイコンYを表示させる。矢印アイコンYはドラッグ等の操作により移動可能で、矢印アイコンY1はタッチパネル304の左上に左上向きに配置され、矢印アイコンY2はタッチパネル304の上方に上向きに配置され、矢印アイコンY3はタッチパネル304の右上に右上向きに配置される。なお、矢印アイコンYは上下左右どの位置にでもどの方向に向かっても設定できる。
【0036】
次に、表示された表示装置アイコンD1をドラッグやスワイプ操作により矢印アイコンY1の位置へ移動させ、表示装置アイコンD1と矢印アイコンY1が重なった状態でタッチが離れていれば矢印アイコンY1に表示装置アイコンD1が対応付けられたことになる。これにより、後に表示装置4に映像を表示させる際にサムネイル映像等をドラッグやスワイプ操作により矢印アイコンD1の位置へ移動させると、対応付けられた表示装置アイコンD1に対応する表示装置4−1にサムネイル映像等に対応づいた映像が表示される。
【0037】
同様に、表示された表示装置アイコンD2をドラッグやスワイプ操作により矢印アイコンY2の位置へ移動させ、表示装置アイコンD2と矢印アイコンY2が重なった状態でタッチが離れていれば矢印アイコンY2に表示装置アイコンD2が対応付けられたことになる。これにより、後に表示装置4に映像を表示させる際にサムネイル映像等をドラッグやスワイプ操作により矢印アイコンD2の位置へ移動させると、対応付けられた表示装置アイコンD2に対応する表示装置4−2にサムネイル映像等に対応づいた映像が表示される。
【0038】
また、同様に、表示された表示装置アイコンD3をドラッグやスワイプ操作により矢印アイコンY3の位置へ移動させ、表示装置アイコンD3と矢印アイコンY3が重なった状態でタッチが離れていれば矢印アイコンY3に表示装置アイコンD3が対応付けられたことになる。これにより、後に表示装置4に映像を表示させる際にサムネイル映像等をドラッグやスワイプ操作により矢印アイコンD3の位置へ移動させると、対応付けられた表示装置アイコンD3に対応する表示装置4−3にサムネイル映像等に対応づいた映像が表示される。
【0039】
以上の操作により、どの矢印アイコンYに対してどの表示装置4を対応付けるかを設定することができる。なお、矢印アイコンYの位置は表示装置4の物理的位置に合わせて設定するのがよく、本実施例の場合は、左上にセットした矢印アイコンY1は向かって左にある表示装置4−1と対応付ける様にし、中央上方にセットした矢印アイコンY2は向かって真ん中(正面)にある表示装置4−2と対応付ける様にし、右上にセットした矢印アイコンY3は向かって右にある表示装置4−3と対応付ける様にしている。こうすることで、より現実とリンクが取れた感覚的な操作が可能となる。また、
図5、
図6にて説明する、表示装置4に分割画面表示する場合は、別途設定しておいてもよいし、表示装置アイコンDに対して長押しメニュー表示等をし、分割数を選択して設定できる様にしてもよいし、表示装置アイコン4をタップする回数に応じて分割数を決定してもよい。または、映像がセットされた数に応じて適切な分割数に分割して表示する様にしてもよい。
【0040】
上述した
図2における矢印アイコンYを用いた設定の場合以外にも、表示装置に対応する表示装置アイコンDのみを用いて設定することも可能であり、
図3にその様子を示す。
【0041】
図3において、501は操作端末3のタッチパネル304に表示される表示装置4−1〜4−3に表示する映像を割り当てる動作に関する設定をする設定領域である。設定領域501には、検出した表示装置4−1〜4−3に対応するアイコンとして表示装置アイコンD1〜D3および表示装置アイコンD1´〜D3´が表示される。本例では、表示装置アイコンD1〜D3を、後に説明する操作画面でサムネイル映像等がドラッグやスワイプ操作によりタッチパネル304内のアイコン位置に移動した場合に、対応して設定される表示装置4に当該移動されたサムネイル映像等に対応する映像を表示させるための位置へドラッグやスワイプ操作により移動させ、表示装置アイコンD1´〜D3´として設定する。このとき、表示装置アイコンD1〜D3を移動させると表示装置アイコンD1´〜D3´になってもよいし、長押しメニュー選択等の操作によって表示装置アイコンD1´〜D3´へ変化させてもよい。なお、表示装置アイコンは、どの表示装置に対応しているかがわかればよく、表示装置の形をしていてもよいし、他の形をしていてもよい。
【0042】
次に、
図4を用いて、表示装置4への映像の割り当て操作の表示例について説明する。
【0043】
図4において、タッチパネル304に表示される操作画面は、表示装置4の画面に表示する映像を配置する映像表示領域502、接続されたカメラ1−1〜1−nの映像とカメラ名、設置場所及びフロア情報をサムネイル状に表示するサムネイル表示領域503、敷地内や建物のフロアの地図を実際にカメラが設置されている場所に対応して表示されるカメラアイコンと共に表示するマップ表示領域504、操作画面やモードの切り替えや他の各種設定画面に遷移するためのメニューボタン505から構成される。本実施形態ではマップ表示領域504には建物の単一のフロアが表示されているが、複数のフロアや建物を同時に表示する様にしてもよいし、建物ではなく屋外にカメラが設置されている場合には屋外の地図を表示する様にしてもよい。
【0044】
映像表示領域502は、サムネイル表示領域503に表示されるサムネイル映像やマップ表示領域504に表示されるカメラアイコンやサムネイル映像等を選択することで、選択された映像が表示される。
【0045】
サムネイル表示領域503は、実際に接続されているカメラ1−1〜1−nの映像がカメラ情報と共にカメラ名順等で複数表示され、上下にドラッグやスワイプすることにより、表示されている分より多くのカメラ映像がある場合には表示されていない映像がスライドして次々と表示される。
【0046】
マップ表示領域504には、本実施例では建物の1Fの地図(間取り図)と、実際にカメラが配置されている場所に対応するカメラアイコンと、カメラアイコンのそばに対応する映像が小さく表示される。右下には「1F」の様に現在の選択している場所が表示され、右の三角をタップすることで監視対象の場所がプルダウン/アップでリスト表示され、所望の監視場所をタップすることでマップを切り替えることができる。またこのとき、マップ切り替えに伴って、サムネイル表示領域503にはその監視場所に設置されたカメラの映像が画面上部に来る様にジャンプさせたり、その監視場所に設置されたカメラの映像のみを表示させたりする様にしてもよい。
【0047】
ここでは、上述した矢印アイコンYまたは表示装置アイコンD1´〜D3´は、本操作画面上の中央上方および左右上方に対応して設定されている。
【0048】
映像表示領域502に表示された映像1をタッチし、ドラッグまたはスワイプ操作により画面中央上方の矢印アイコンY2または表示装置アイコンD2´が設定された位置へ移動させて、タッチが離れていると、矢印アイコンY2または表示装置アイコンD2´に対応する表示装置4−2に当該映像1を表示する様に、操作端末3から命令が出る。すると、当該命令に応じて、映像1を撮影しているカメラ1−1は表示装置4−2へ映像を送信し、表示装置4−2は受信した映像1を表示する。
【0049】
同様に、サムネイル表示領域503に表示されたサムネイル映像3をタッチし、ドラッグまたはスワイプ操作により画面の右上方の矢印アイコンY3または表示装置アイコンD3´が設定された位置へ移動させて、タッチが離れていると、矢印アイコンY3または表示装置アイコンD3´に対応する表示装置4−3に当該映像3を表示する様に、操作端末3から命令が出る。すると、当該命令に応じて、映像3を撮影しているカメラ1−3は表示装置4−3へ映像を送信し、表示装置4−3は受信した映像3を表示する。
【0050】
また、同様に、マップ表示領域504に表示されたサムネイル映像2またはカメラ1−2に対応するカメラアイコンをタッチし、ドラッグまたはスワイプ操作により画面の右上方の矢印アイコンY1または表示装置アイコンD1´が設定された位置へ移動させて、タッチが離れていると、矢印アイコンY1または表示装置アイコンD1´に対応する表示装置4−1に当該映像2を表示する様に、操作端末3から命令が出る。すると、当該命令に応じて、映像2を撮影しているカメラ1−2は表示装置4−1へ映像を送信し、表示装置4−1は受信した映像2を表示する。
【0051】
以上の操作により、操作端末3からの感覚的な操作により表示装置4へ映像を表示させることができる。
【0052】
なお、サムネイル映像等をドラッグまたはスワイプ操作により矢印アイコンYまたは表示装置アイコンD1´〜D3´の設定された位置へ移動させる場合には、画面の外に出ていく様なエフェクトで表示させ、また、表示装置4に映像を表示させる場合には、表示装置4の画面の上または下方向の外から入ってくる様なエフェクトで表示させるとより感覚的にわかりやすい。
【0053】
次に、
図5を用いて、分割表示設定された表示装置4への映像の割り当て操作の表示例について説明する。ここでは、4分割で指定された表示装置4−1に映像を割り当てる操作について説明する。
【0054】
操作端末3の構成やタッチパネル304に表示する操作画面の構成や矢印アイコンYまたは表示装置アイコンD1´〜D3´の設定については上述した
図4における例と同じであるため省略する。
【0055】
マップ表示領域504に表示されたサムネイル映像2またはカメラ1−2に対応するカメラアイコンをタッチし、ドラッグまたはスワイプ操作により画面の右上方の矢印アイコンY1または表示装置アイコンD1´が設定された位置へ移動させて、タッチが離れていると、矢印アイコンY1または表示装置アイコンD1´に対応する表示装置4−1に当該映像2を表示する様に、操作端末3から命令が出る。すると、当該命令に応じて、映像2を撮影しているカメラ1−2は表示装置4−1へ映像を送信し、表示装置4−1は受信した映像2を、4分割指定された左上の領域に表示する。
【0056】
次に、サムネイル表示領域503に表示されたサムネイル映像3をタッチし、ドラッグまたはスワイプ操作により画面の左上方の矢印アイコンY1または表示装置アイコンD1´が設定された位置へ移動させて、タッチが離れていると、矢印アイコンY1または表示装置アイコンD1´に対応する表示装置4−1に当該映像3を表示する様に、操作端末3から命令が出る。すると、当該命令に応じて、映像3を撮影しているカメラ1−3は表示装置4−1へ映像を送信し、表示装置4−1は受信した映像3を、4分割指定された右上の領域に表示する。
【0057】
次に、映像表示領域502に表示された映像1をタッチし、ドラッグまたはスワイプ操作により画面左上方の矢印アイコンY1または表示装置アイコンD1´が設定された位置へ移動させて、タッチが離れていると、矢印アイコンY1または表示装置アイコンD1´に対応する表示装置4−1に当該映像1を表示する様に、操作端末3から命令が出る。すると、当該命令に応じて、映像1を撮影しているカメラ1−1は表示装置4−2へ映像を送信し、表示装置4−2は受信した映像1を、4分割指定された左下の領域に表示する。
【0058】
次に、サムネイル表示領域503に表示されたサムネイル映像4をタッチし、ドラッグまたはスワイプ操作により画面の左上方の矢印アイコンY1または表示装置アイコンD1´が設定された位置へ移動させて、タッチが離れていると、矢印アイコンY1または表示装置アイコンD1´に対応する表示装置4−1に当該映像4を表示する様に、操作端末3から命令が出る。すると、当該命令に応じて、映像4を撮影しているカメラ1−4は表示装置4−1へ映像を送信し、表示装置4−1は受信した映像4を、4分割指定された右下の領域に表示する。
【0059】
これにより、表示装置4−1の4分割された領域に操作端末3で選択した映像を表示することができる。
【0060】
なお、表示装置4−2に対しても同様の操作により映像を4分割表示でき、表示装置4−3には9分割表示することができる。
また、割り当てる順番としては、選択された映像から順番に、上段の左から右へ、上段が一杯になったらその下の段の左側へと割り当てていく。1つの表示装置4−1に連続して分割表示領域が埋まるまで映像を選択する必要はなく、表示装置4−2,4−3にばらばらに配置していくことも可能である。
【0061】
以上の操作により、操作端末3からの感覚的な操作により表示装置4の分割表示領域へ映像を表示させることができる。
【0062】
次に、
図6を用いて、分割表示設定された表示装置4への映像の割り当て操作の他の表示例について説明する。ここでは、9分割で指定された表示装置4−3に映像を割り当てる操作について説明する。
【0063】
操作端末3の構成や矢印アイコンYまたは表示装置アイコンD1´〜D3´の設定については上述した
図4における例と同じであるため省略する。
図4,
図5における表示例と異なるのは、タッチパネル304に表示する操作画面が、画面一杯にサムネイル表示領域503が表示され、複数の映像を選択しやすい点である。
【0064】
サムネイル表示領域503に表示されたサムネイル映像11をタッチし、ドラッグまたはスワイプ操作により画面の左上方の矢印アイコンY3または表示装置アイコンD3´が設定された位置へ移動させて、タッチが離れていると、矢印アイコンY3または表示装置アイコンD3´に対応する表示装置4−3に当該映像11を表示する様に、操作端末3から命令が出る。すると、当該命令に応じて、映像11を撮影しているカメラ1−11は表示装置4−3へ映像を送信し、表示装置4−3は受信した映像11を、9分割指定された分割領域の上段の一番左の分割領域に表示する。
【0065】
次に、サムネイル表示領域503に表示されたサムネイル映像12をタッチし、ドラッグまたはスワイプ操作により画面の左上方の矢印アイコンY3または表示装置アイコンD3´が設定された位置へ移動させて、タッチが離れていると、矢印アイコンY3または表示装置アイコンD3´に対応する表示装置4−3に当該映像12を表示する様に、操作端末3から命令が出る。すると、当該命令に応じて、映像12を撮影しているカメラ1−12は表示装置4−3へ映像を送信し、表示装置4−3は受信した映像1を、9分割指定された分割領域の上段の左から2番の分割領域に表示する。
【0066】
サムネイル映像1,2,8,10についても同様に操作することで、表示装置4−3の9分割された領域に操作端末3で選択した映像を表示することができる。
【0067】
なお、表示装置4−1,4−2に対しても同様の操作により映像を4分割表示することができる。
また、割り当てる順番としては、選択された映像から順番に、上段の左から右へ、上段が一杯になったらその下の段の左側へと割り当てていく。1つの表示装置4−1に連続して分割表示領域が埋まるまで映像を選択する必要はなく、表示装置4−2,4−3に都度ばらばらに配置していくことも可能である。
【0068】
また、サムネイル表示領域503で複数のサムネイル画像を同時選択し、まとめてドラッグまたはスワイプ操作により送ることで、表示装置4の分割表示領域に一度に複数の映像を設定することが可能である。このとき表示する順番としては、選択された中からサムネイル映像として表示されている順番に従って配置されてもよいし、カメラIDの若い順で配置されてもよいし、選択された順番で配置される様にしてもよい。
【0069】
以上の操作により、操作端末3からの感覚的な操作により表示装置4の分割表示領域へ映像を表示させることができる。
【0070】
ここまで操作端末3を横にして使用した場合について説明してきたが、縦にして使用した場合についても同様に実現することができる。
図7を用いて説明する。
【0071】
図7は本発明の映像表示システムの縦型閲覧画面兼操作画面で、表示装置への映像の割り当て操作一例を示す図である。本例は、
図4の場合を単純に縦型に置き換えたものである。
【0072】
操作端末3の構成やタッチパネル304に表示する操作画面の構成や矢印アイコンYまたは表示装置アイコンD1´〜D3´の設定や表示装置4への表示映像の割り当て方については上述した
図4における例と同じであるため省略する。なお、タブレットやスマートフォンに通常、標準搭載される、傾きセンサによる画面自動回転する場合には、矢印アイコンYまたは表示装置アイコンD1´〜D3´は横型画面の際に横状態で中央上方および左右上方に設定したが、画面回転して縦型になった際には、縦状態での中央上方および左右上方に設定が持ち越される。すなわち、画面の縦横が入れ替わっても、操作者から見た表示装置4の方向が一致する様に矢印アイコンまたは表示装置アイコンD1´〜D3´の配置設定がなされる。
【0073】
これにより、画面の縦横が入れ替わっても変わらず感覚的に操作することが可能になる。なお、
図5の分割の場合や
図6のサムネイル表示領域503を画面一杯に表示する場合も同様に縦型画面に変更することが可能である。
【0074】
以上に詳述した様に、本発明の実施例によれば、タッチパネル式の操作端末を用いて、タッチを伴うジェスチャ操作によって表示装置への表示映像を設定することで、より感覚的に操作し易い映像表示インターフェースを実現することができる。
【0075】
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、タッチパネルを用いたタブレット端末や携帯端末の場合で説明したが、これに限定されるものではなく、この他にも固定されたタッチパネル式の操作端末であってもよいし、マウスを用いて操作する端末であってもよい。また、操作端末自体に表示させる映像の配置を設定するものであってもよい。また、表示装置はテレビやPC用のモニタであってもよく、この場合、操作端末から赤外線やインターネットを用いて制御信号が送信される。また、表示装置は表示機能を備える装置であればよく、表示専門のディスプレイの他にも、PC等であってもよい。また、上記実施形態では処理や機能等を表す図としてアイコンという文言を使ってきたが、図でなくとも例えば文字等であってもよい。
【0076】
要するに本発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。