(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
請求項1または2記載の振動伝達装置において、振動伝達部を成す部材の一部または全部に硬質なマイクロバルーンを添加前の容積比において50%以上添加した合成樹脂によって、成形される振動伝達部を持つ振動伝達装置。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
振動体の振動を効率良く伝えるためには、硬い部材である必要がある。しかし、用途によっては柔軟さも必要になるので、この相反する特性を両立させるべく構造で工夫した。
【0031】
まず、既に定義している振動伝達壁と振動伝達板と振動伝達部について、更に詳細に説明する。
振動伝達部は単に厚みのある平らな板ではなく、複数の
板状または筒状の振動伝達壁と、振動伝達板と振動伝達部と振動押さえ板によって振動伝達装置の主たる厚みを成している。
また、振動伝達部の大部分が薄板で構成されていても良い。
【0032】
また、これら複数の振動伝達壁同士を接続する振動伝達板は、
図21、22の様に必ずしも被振動伝達部の表面に接しなくても良い。
また、これら振動伝達板や振動伝達壁同士の接続部分は、単一の平面上にある必要は無く、曲面や被振動伝達部に近似な面上にあっても良い。
【0033】
振動伝達壁の振動方向、または前期振動伝達装置が触れる被振動伝達部の法線方向の長さ、つまり振動伝達壁の高さについては、本発明の課題である「振動体の振動を被振動伝達部へ接触面積を確保しつつ伝えるには、軽く柔軟である事」という点において、高さを必要以上に高くすると
、重量や嵩の増加や曲げの向き
や角度によっては隣り合う振動伝達壁同士が干渉する等の問題が生ずるので、振動装置全体の現実的な重量や大きさなどから適宜考慮されるべきである。
【0034】
振動方向または被振動伝達部の法線方向に伸びる板または筒(振動伝達壁)で構成される前記板または筒は隣り合う板または筒と接しない、またその板または筒を構成する部材も隣の板または筒と共用しない。
つまり、ハニカムコアの定義である、隣り合う立体同士が「隙間無く」繋がる状態とは違い、隣り合う立体同士は離れて配置されている事が本発明の特徴となる。
【0035】
隣り合う板または筒同士が離れて配置され、それらを該振動体の振動方向または被振動伝達部の法線方向に厚みを持つ板で接続され、その板は伸縮性を持たず、被振動伝達体への締め付け固定する程度の力で曲がるので、振動装置は被振動伝達部に倣う様に曲がる。
【0036】
更にその状態では複数の板または筒状部材を該振動体の振動方向または被振動伝達部の法線方向から、振動押さえ板500a、振動伝達板403、伸縮性の無い柔軟なベルト、被振動伝達部の内、組み合わせ可能な少なくとも二つの部材に挟まれて、それぞれの摩擦により容易に変形しなくなる事で、振動体の振動が振動装置内で消費されにくくなる。
従って振動装置の振動が被振動体の振動は被振動伝達体に良く伝わる効果を持つ。
【0037】
シンプルな振動伝達部は、例えば図4の400A〜400Gの様な断面形状である。
本来硬い金属やプラスチックであっても、人体に使用する場合、ベルトの締め付け程度の力で容易に曲がる柔軟性を有する程度に薄く成形した部材を振動伝達板とし、前記と同じ厚みの板を振動方向に前記振動伝達壁として立ち上げる事で前記振動伝達壁は振動方向に変形しにくくなる。こうした軽量化によりイナーシャを低減し振動伝達部材自身が振動エネルギーを消費する事を抑える構造になっている。
【0038】
また、振動伝達部は、全て同一の厚みの薄板ではなく、一部の厚みが違っていても良い。振動伝達壁の延びる方向は、
図22の400Nの様に、定義した振動体の「振動方向」や「被振動伝達部の法線方向」の範囲内で、途中で変わっても良い。
【0039】
振動伝達部の部材に採用される材質は具体例を挙げると、アルミ合金、チタン合金などの軽金属、FRP、CFRP、ポリプロピレン、ポリカーボネート、PET、ABS等の合成樹脂等である。
振動伝達壁は、
図8の様に、それら薄板を互いに組み合わせて多角筒形や円筒などの筒状にしても良く、それらが筒状部材の場合、筒状部材同士、互いに接する事無く配置され、
一部または全部が曲面であっても良い。
【0040】
図5は、
図2、3とは違い、振動伝達壁(402h、402i、402j)を振動伝達板(403h、403i、403j)で接続したもので、400Kや400Lより柔軟性が増す。
図6の様に縦横の曲げや捻れにも柔軟に対応し、靱性があり、軽量なので、振動も伝わりやすい。
【0041】
また、これら多角筒は塞がっていなくても良い。開いた筒状になっている場合、複数の多角形を接続する板に開いた穴と共に通気性が確保される。
また、被振動伝達部に接する振動伝達部は、貫通する穴を開ける事により通気性の確保と同時に部分的に部材が狭くなり、より小さな力で曲がりやすくなる事により部材全体に柔軟性が生まれ、更に軽量になる事によりイナーシャが減少して振動伝達部がより振動しやすくなる。
また、人体に使用する場合、軽量化し柔軟性が増す事により人体の動きに追従しやすくなり装着感が良くなる。
【0042】
振動伝達部に使用する部材は、振動伝達壁400Iの様に400Hの立ち上げ部を400irの様にシャープな角を丸めて(フィレットして)も良い。そうする事で前記立ち上げ部の屈伸による疲労断裂強度が上がる。
【0043】
図7は、密に並んだ薄板で構成された六角柱の集合体で出来た従来から有るハニカムコア
で構成された400Xと、本発明である
図5、6の様な、複数の板で囲われた多角筒同士の間を穴の開いた薄板で繋いだ400とを比較すると、どちらも軽量に成形できる。
しかし、既に知られている様にハニカムコアである400Xの方は曲げに対して高い剛性を有し、403ax以外は柔軟性に乏しい。これは軽量に仕上がり、平面の被振動伝達部に対して有効であるにも拘わらず、被振動伝達部が曲面から成っている人体等には向かない。
そこで
、図7の400の様に隣り合う多角筒同士を離して配置して、それら多角形をZ方向に厚みを持つ薄い板で接続する構造にする事により、柔軟性が生まれる。
従って、400をベルトや体重等で被振動伝達部に押し付ける事により、振動伝達部の振動伝達面が被振動伝達面の形状に倣うように変形して振動伝達面と被振動伝達部の
振動伝達有効接触面が大きくなる。
【0044】
更に柔軟性が十分に確保できる形状としては
図5の400H〜400J等が考えられる。しかし、人体の形状や特性、通気性や機械的強度等を考慮すると400Jの様な形態が振動伝達部として良い。
図6の400Ja〜400Jfの様に柔軟性も良好である。
しかし、この柔軟性は振動を吸収する
ので、振動伝達部材の構造としては好ましくない。
そこで、被振動体へ締め付け固定する事により、402と403と被振動伝達部が互いの摩擦で固定される事となり、振動伝達度は向上する。
さらに、後述する振動押さえ板で振動伝達部を被振動伝達部へ圧迫する事で振動伝達度は向上する。
【0045】
振動伝達部の厚みと柔軟性を両立させるデザインパターンは、400J等の多角筒に限らず
図8の400pA〜400pIに例を挙げる様に無数にある。
つまり、振動方向や被振動伝達部の法線方向に高さを持つ複数の振動伝達壁402が振動伝達板403によって接続されていれば良く、パターンは必ずしも同じ形状の繰り返しである必要は無い。
【0046】
また、被振動伝達部に接する振動伝達面は必ずしも平面に成形されなくても良く、被振動伝達部に近似な曲面に成形しても良い。
【0047】
振動体は、振動によりマクロ的な歪みが生じているが、振動装置全体を振動体保持部または振動伝達部において、大部分を囲って強固に接続してしまうと、振動伝達装置の振動の一部は接続された振動保持部や振動伝達部の質量に消費されてしまう。
この考えに基づいて
図9について説明する。
2bは振動伝達板に振動体10が振動体保持部50bによって保持されているが、
図10の2aの様に振動体の全面で支えるのでは無く、2bの様に、振動体の法線方向、に直交する、振動体保持部の断面積は、その断面と対面する振動体の法線方向の投影面積より50%以下になっている。
この様な、小さな保持部によって保持する事は、振動体10の振動による微細な歪みを抑え込む事無く保持する事が出来、両端の歪みが自由になり、振動周波数によっては共振して、より大きな振動も可能になる。
【0048】
仮に振動体を完全に包み込む様に振動伝達部に埋没させたとすると、多くの振動エネルギーが振動伝達部の質量により消費される上に共振が起こりにくくなってしまう。
また、振動体10を振動伝達部403に接続する場所は、一ヶ所に限らない。
図11の2dの様に四つの面それぞれの接続面と対面する振動体10の表面の各法線方向からの各投影面積より、それぞれ50%以下の面積を持つ複数の保持部を持つ構造でも良い。
【0049】
10の保持を、離れた2ヶ所以上でする場合の保持部分は、振動体の振動の基点を含む部分を保持部1(図示しない)とし、その振動体が最も歪む点を含む部分を保持部2(図示しない)としても良い。この時、保持部1、2は複数でも良い。
【0050】
尚、10と接続する50b、50c、202や、それに続く振動伝達部等の一部または全部が一体成形となる場合においても、構造上、例えば、202a〜202f等に相当する部分があれば、同様である。
また、
図10に見られる様に、接続部が小さいと、そこから続く振動伝達板のフィット変形を阻害しにくくなり、ベルトの小さなテンションでも人体の曲面に適合しやすく、被振動伝達部との接触面積拡大に有利になる。
【0051】
次に振動装置セットの
図13について説明する。
振動体10は制御回路及び電源(図示しない)が接続されており、その制御信号により10は振動する。振動体保持部202は振動体接続部202aで10と接続しており、202aの面積は、202aに対面した10の法線方向からの10の投影面積より小さく、約30%となっている。この状態で10が振動すると、どこにも触れていない部分は自由に振動出来、周波数によっては共振出来る。
【0052】
202は、201と接続し、伸縮性の無いベルト500に続き伸縮性のあるベルト501につながっている。
202はアーチ状の断面を持つ301にも接続して、更に403a上の404で接続していて振動伝達経路の一部がくびれる様になっており、共に貫通穴が多数あいている。
更に20cs断面図の様に、403aと接続している403から高さの違う振動伝達壁402が、延びている。
図14にある様に振動押さえ板500とベルト501を締め付けると403や402が被振動伝達
部の形状に沿って倣う様に変形して固定され、振動伝達面積が確保される。
【0053】
また、振動押さえ板はベルトの締め付けや、押しつけによって振動伝達板の柔軟性をある程度減少させて振動伝達板による振動エネルギーの吸収を減少させる働きも持つ。
この状態で振動体10を振動させると、振動が効率的に被振動伝達部100a〜100cに伝わる。
【0054】
ここで、301と403aが404で接続し、振動伝達経路が一時的にくびれた様になっている説明をする。
被振動伝達体が人体の場合、姿勢や動き、呼吸等により被振動伝達部の形状は安定しない。また、椎骨付近は他の部位に比べて凹んでいる場合もあり、
図14の20A1の様に通常の締め付けでは、凹みにフィット変形せず、振動装置と椎骨付近は密着せず浮いてしまう。
そこで、振動伝達経路の途中にくびれを設け、その形状と部材の柔軟性を利用して振動伝達板と振動体との角度の関係が可変に出来るのと同時に500や501の締め付けにより、
図14の20A2の様に被振動伝達部の凹みに対してフィット変形が可能になる。
【0055】
勿論、20Bや20Cの様に凸型や平面の形状にも同じ構造で対応出来るので、人体の様に被振動伝達部の形状が固定しないものに対しても403と403aの柔軟性によって振動伝達部と被振動伝達部との接触面が確保し易くなる。
【0056】
図12は振動伝達経路の途中に設けられた、ヒンジやくびれのバリエーションの一例である。
404A〜404Fの様に振動体保持部から、被振動伝達部に至る、振動伝達経路の途中において、振動伝達方向と直角に交わる面積を部分的に狭くした、くびれ、ヒンジまたはボールジョイント(図示しない)を設けて屈曲可能にする事により、被振動伝達
部に対する振動伝達装置の追従性が改善して、被振動伝達部と振動伝達面との接触面積が安定する。
【0057】
人体に使用する振動装置を例に振動押さえ板について説明する。
従来の技術では、伸縮性の有るベルト状の部材で保持する事が多い。しかし、柔軟で伸縮性の有る部材が振動体の振動エネルギーを吸収してしまい、柔軟で伸縮性の有るベルト状の部材からは殆ど振動は人体に伝わらない。しかし、本発明では
図16、17、の様に、柔軟だが伸縮性の無い薄板状の部材500を使う事によって、振動体10の振動は201、204を介してベルト状の部材に伝わる為、広い範囲に振動を伝える事が出来る。
尚、人体に使う場合は例えば伸縮性の無いナイロンベルト等が考えられる。
この時、501aの様に前記ベルト状の部材500の、振動体に接続する部分を除く外周に、柔軟性があり伸縮性も有る、例えばゴムやエラストマー等の部材を配置する事によって、人体への装着感がより良くなる。
【0058】
ここでは振動装置を被振動伝達部に押しつける振動押さえ板として、柔軟で伸縮性の無い部材をベルトの部材として説明している。しかし、特にベルト状である必要は無く、振動伝達装置を締め付け保持出来る程度の力によって曲がり、かつ伸縮性の無い部材が振動体や振動伝達部に物理的に接し、且つ被振動伝達体である人体にその一部が接すれば良い。
【0059】
仮にベルトの全てを柔軟で伸縮性のあるものによって構成すると、ベルトの伸縮により振動の大部分を吸収してしまい、ベルトからの振動伝達は小さくなってしまう。
振動伝達効率は落ちるものの、ベルト接続部や、振動伝達壁を有しない振動伝達装置であっても伸縮性の無い布やベルトに振動伝達装置自身を保持出来る面ファスナーや、伸縮性の無い布やベルトにポケットを設け振動伝達装置を挿入して被振動伝達体に巻き付けたり、伸縮性の無い布に振動伝達装置を巻き込んで帯状にして被振動伝達体に巻き付けたりしても良い。
図13、14、15では401のみ500に触れる構造になっている。
しかし、複数有る振動伝達壁402の内、いずれか、または全てが500または501に接触可能な構造でも良い(
図19の23dの
500a参照)。
【0060】
403及び403aは必ずしも平面で成形されず、例えば
図15の20a、20b、20cの様に最初から曲面で成形されていても良い。
【0061】
図18〜21について説明する。
多角筒形の集合体である振動伝達部に伸縮性無い布やベルトによって押さえつけると、所謂、ハニカムコアを二枚の板でサンドイッチしたハニカム構造に
似た構造となり、被振動伝達
部の形状にフィットしつつ、振動エネルギーを振動伝達部で消費しにくい構造となる。
【0062】
振動体10を202aで保持する202は振動押さえ板500aに接続しており、更にベルト接続部204を介してベルト501に接続されている。
更に、500aと対面する402や401は、互いに接触可能な部分の断面は500at、402t、401tの様に鋸波状になっている。
通常のハニカム構造は軽量で変形に強いので、広い面に振動を伝える振動伝達体としては理想的である。しかし、表面は平ら、もしくは成形時の形状のまま固定しており、その形状と違う曲面に対しては対応出来ずに、接触面積は非常に小さくなる。従ってそのままでは振動伝達体として不十分である。
【0063】
しかし、
図18の23、23a、23b、
図19の23c(側面図)の様な構造で曲面の被振動伝達部である100bに、ベルト501を使って弛み無く締め付ける事により500aと403は100bのカーブに沿って湾曲し、500atと402t、401tは互いに接触し、少なくともその一部が噛み合う。この状態は即ち、ハニカムコアを二枚の板で挟んで一体化した所謂ハニカム構造に
似た構造となり、変形に対して強度を持ち、振動伝達部の大部分が変形しにくく、且つ軽量なので、振動体10の振動エネルギーは振動伝達体ではあまり消費されずに403の面も広く振動し、被振動伝達
部に伝わる。
敢えて言うまでも無く、複数の筒状の部材402が互いに直接接する事無く配置された本発明は、互いの形状が隙間無く並んでいるハニカム、ハニカムコア、ハニカム構造とはその形態、特性、機能に於いて全く別物である。
【0064】
この構造のメリットは振動装置のベルト501の締め付けにより、被振動伝達
部の曲面に自在に対応しつつ、その曲面形状のハニカム構造に似た立体構造を成し、鋸歯状の突起によりその形状を固定出来、変形に対し剛性を持つところにある。
また、被振動伝達部に触れる振動伝達部403は必ずしも平面に成形される必要は無く、
図19の23eの403vの様に曲面に成形されていても良い。
【0065】
尚、500atや401t、402tの鋸波状の突起はこの形状に限らず、
図20に示す1000A〜1000Fの例の様に、互いに噛み合い、スリップしない状態になるならば、どのような突起と凹みの組み合わせでも良い。
【0066】
また、ここで最も重要な事は500や500aが接する402や401等の振動伝達部が「スリップしない事」にあるので、突起と凹みの噛み合いに代えて、それら両表面に互いがスリップしない程度の高摩擦係数を持つ部材、粗面にして高摩擦係数にする表面処理、互いがスリップしない程度の高摩擦係数の材料の塗布等をしても良い。
【0067】
図21は403を外側にしたものであり、403の両端に取り付けられたベルト501によって被振動伝達体に締め付けると24dの様に402tが被振動伝達部100bに接する。
この状態は振動押さえ板500aの代わりを100bがする事になり、23と同様にハニカム構造に似た立体構造となる。この場合、被振動伝達体が人体の場合、呼吸や人体の動きなどによって、常に一定しない被振動伝達面に良く追従し、装着感がより良くなる。
【0068】
図16の高摩擦体、または突起600の説明をする。
振動体によって生ずる振動伝達部の振動は一方向だけではなく、その振動が伝わる被振動体の形状や物性によって、違う方向へも振動する。それらの振動の一部は振動伝達部と人体が接する部分がスリップする事により消費される。
また、振動装置の自重と振動により、一方向のベルトで締め付けただけでは最初の位置を維持できなくなる。
そこで600の様に振動体に接続された振動伝達部の人体に直接もしくは着衣に接触する面に、例えば、シリコンエラストマー、二酸化珪素や炭化珪素等が添加されたエラストマーなどの高摩擦部材を設ける事により接触面とのスリップによる振動エネルギーの消耗を防ぐ事により、振動伝達部の振動を人体に有効に伝える事が出来る。
また、ベルト501の被振動伝達
部に向いた面に同様に高摩擦体を配置(図示しない)しても良い。
【0069】
又、
図16では600の様に複数のスポット状に高摩擦体や突起を配置しているが、被振動伝達
部を向いている一部または全面に高摩擦体を配置しても良い。
【0070】
前記高摩擦材に代えて、振動体に接続された装着ベルトを含む振動伝達装置の、人体に直接もしくは着衣に接触する面に、例えば、連続または不連続な突起を設け、(例えば
図21の401t、402tなど)または荒い面を部材に設けても良く、接触面とのスリップによる振動エネルギーの消耗を防ぐ事により、振動伝達部からの振動を被振動伝達部に良好に伝える事が出来る。
また、接触面とスリップしない程度の高摩擦材と荒い面を混在させても良い。
【0071】
次に、マイクロバルーンによる軽量化に関する説明をする(図示しない)
柔軟な発泡体を振動伝達部に使用した場合、その発泡体のセルが容易に変形する事により振動エネルギーの一部は吸収される。そこで、硬質な中空ガラス等で作られるマイクロバルーン等を50vol%(容積%)以上混入、拡散させた樹脂で成形した部材を振動伝達部とする事により、嵩が増し、軽量化してイナーシャが減少する。ウレタンやポリスチレン等の軟質発泡体と違い、ガラスなどで作られる個々のマイクロバルーンは外力に対して変形しないので、振動エネルギーがセルを変形させる事によるエネルギーの減衰を避けられ、且つ、振動体からの振動伝達応答が良くなる。
【符号の説明】
【0072】
P 開いた穴
Vx x方向の切れ込み
Vy y方向の切れ込み
n1、n2、n3 被振動伝達部の法線
1a、1b、1c 人体または被振動伝達部
2a 振動体接続部(広)
2b 振動体接続部(小)
2c 振動体接続部(両端)
2d 振動体接続部(4面保持)
2bcs csA−csBの面でカットした断面図
2ccs csD−csEの面でカットした断面図
10 振動体
20、20a、20b、20c、20A1、20A2、20B、20C、21、22 振動伝達装置
20A〜20G 振動伝達部
20cs zy方向の平面をx方向の中央でカットした20の断面図
21a、21b、21c 振動伝達板の形状の変形例
21Ha ベルト取り付け位置
22 振動伝達装置
23 振動押さえ板噛み合わせ付きの被振動伝達部側からの全体図
23a、23b 振動押さえ板噛み合わせ付き振動伝達装置の一部断面
23c 振動押さえ板噛み合わせ付き振動伝達装置の側面図
23d テンションをかけた、振動押さえ板噛み合わせ付き振動伝達装置の側面図
24、24c 振動伝達板が外側を向いたもの
24d 被振動伝達部にフィット変形の一例
30a、30b、30c、30d、30eA、30eB、30eC、30eD、30eE 振動伝達セット
50a 振動体保持部(広)
50b 振動体保持部(狭)
50c 振動体保持部(両サイド)
100、100a、100b、100c 被振動伝達
体
100a2、100a3、100a4 被振動伝達部接触
部分
201 ベルト接続基部
202、202a、202b、202c、202d 振動体接続部
203 空隙
204 ベルト接続部
301、301a〜301f 半月形振動伝達部またはくさび形振動伝達部
301x 振動体及び半月形振動伝達部の接合部
400、403 振動伝達部
400X ハニカムコア構造の振動伝達部
400A、400B、400C、400D、400F、400G、400H、400I、400J 振動伝達部バリエーション例
400h、400i 振動伝達部のzy方向での断面図
400ir 立ち上がり部のアール
400Ja、400Jb 振動伝達部の捻れ例
400Jc、400Jd 振動伝達部の曲げ例
400Je、400Jf 振動伝達部の対角方向の曲げ例
400K、400L 振動伝達板を持たない多角錐型振動伝達壁
400M、400Ma、400Mb 振動伝達板が振動伝達壁の中程で接続したもの
400N、400Na、400Nb 傾斜した振動伝達板が振動伝達壁の中程で接続したもの
400Ma、400Na 上面図
400Mc、400Nc 曲げの例
403M、403N 断面
400pA〜400pI 薄板による立体パターンのバリエーション
400V 多角錐同士の接続部
401 ベルト接触部
401a ベルト接続部枠
401t、402t、500at 鋸波状突起
402、402h、402i、402j、402v、402x 振動伝達壁
403、403a、403h、403i、403j 振動伝達板
403L、403N 振動伝達壁接続部
404、404a、404b、404e、404f くびれ部404c、404d ヒンジ部
405、405h、405i、405j、405v 貫通穴
401t、402t、500at 突起部
403、403x 振動伝達部
403a、403ax 振動伝達部
404、404a、404b、404e、404f くびれ部
404c、404d ヒンジ部
404A、404B、404C、404D、404E、404F くびれ部の断面バリエーション例
405 405h、405i、405j、405v 貫通穴
500 伸縮性の無い柔軟なベルト
500a 振動押さえ板
501、501a 伸縮性の有る柔軟なベルト
600 高摩擦体または突起
1000A〜1000F 振動押さえ板ロック機構の断面バリエーション
【解決手段】振動体の振動方向または被振動伝達部の法線方向に延びる複数の板状部材(振動伝達壁)とそれら同士を直接連結または薄板状の連結部材(振動伝達板)で連結したもので振動伝達経路とした。これらは振動装置を締め付け固定する程度の力で曲る薄板で主に構成されて、被振動伝達部の形状に倣う柔軟性を持ちつつ、振動伝達方向へ剛性を持つ。更に前記振動伝達経路を被振動伝達部方向へ薄板状の振動押さえ板で押す事により振動伝達部全体の剛性が上がり、被振動伝達部への接触面が増えて振動伝達効率が増す。