特許第6362279号(P6362279)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6362279隣接セルシステム情報のプロビジョニング
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6362279
(24)【登録日】2018年7月6日
(45)【発行日】2018年7月25日
(54)【発明の名称】隣接セルシステム情報のプロビジョニング
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/19 20180101AFI20180712BHJP
   H04W 48/16 20090101ALI20180712BHJP
   H04W 48/10 20090101ALI20180712BHJP
【FI】
   H04W76/19
   H04W48/16 110
   H04W48/10
【請求項の数】19
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2016-569815(P2016-569815)
(86)(22)【出願日】2015年6月9日
(65)【公表番号】特表2017-523635(P2017-523635A)
(43)【公表日】2017年8月17日
(86)【国際出願番号】US2015034957
(87)【国際公開番号】WO2016014159
(87)【国際公開日】20160128
【審査請求日】2016年12月27日
(31)【優先権主張番号】62/027,181
(32)【優先日】2014年7月21日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】14/704,195
(32)【優先日】2015年5月5日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】515140897
【氏名又は名称】インテル アイピー コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ザン、ユジアン
(72)【発明者】
【氏名】ヘオ、ヨウン ヒョウン
(72)【発明者】
【氏名】イウ、カンディ
【審査官】 田畑 利幸
(56)【参考文献】
【文献】 特表2013−526239(JP,A)
【文献】 Samsung,Fallback cell for re-establishment,3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #82 R2-131909,[online],2013年 5月10日,pages 1-2,[検索日 2018.02.05],URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_82/Docs/R2-131909.zip
【文献】 Samsung,Open Issues for provisioning dedicated SIB-1,3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #80 R2-125793,[online],2012年11月 3日,pages 1-2,[検索日 2018.02.05],URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_80/Docs/R2-125793.zip
【文献】 CATT,[CHANGE REQUEST] Change the power level in test case 8.4.1.7a for LCR TDD.,3GPP TSG-RAN WG5 Meeting #56 R5-123191,[online],2012年 8月 3日,page 12,[検索日 2018.02.05],URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG5_Test_ex-T1/TSGR5_56_Qingdao/Tdoc/R5-123191.zip
【文献】 Samsung,RRC signalling support for SIB-1 acquisition in FeICIC,3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #79 R2-123582,[online],2012年 8月 7日,pages 1-3,[検索日 2018.02.05],URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_79/Docs/R2-123582.zip
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器において実装される装置であって、
無線リンク障害(RLF)イベントを検出するための検出回路と、
前記検出回路に結合され、
ターゲットセルからマスタ情報ブロック(MIB)を取得し、
前記RLFイベントの前記検出に基づいて、ターゲットセルの第1のシステム情報(SI)が前記ユーザ機器において利用可能か否かを判断し、
前記第1のSIが利用可能でないと判断される場合、第2のSIを有する1または複数のシステム情報ブロック(SIB)を取得し、前記第2のSIに基づいて無線リソース制御(RRC)接続再確立手順を実行し、
前記第1のSIが利用可能であると判断される場合、前記第1のSIおよび前記MIBが共通のブロードキャスト制御チャネル(BCCH)変更期間内に受信されたか否かを判断し、
前記第1のSIおよび前記MIBが前記共通のBCCH変更期間内に受信されたと判断される場合、前記第1のSIに基づいてRRC接続再確立手順を実行する、
接続回路とを備える、装置。
【請求項2】
前記接続回路は、更に、
前記第1のSIおよび前記MIBが前記共通のBCCH変更期間内に受信されなかったと判断される場合、前記第1のSIが有効であるか否かを判断し、
前記第1のSIが有効であると判断される場合、前記第1のSIに基づいて前記RRC接続再確立手順を実行し、
前記第1のSIが有効でないと判断される場合、前記第2のSIを有する1または複数のSIBを取得し、前記第2のSIに基づいて前記RRC接続再確立手順を実行する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
無線リンク障害(RLF)イベントを検出するための検出回路と、
前記検出回路に結合され、
ターゲットセルを選択し、
前記ターゲットセルの第1のシステム情報(SI)およびブロードキャスト制御チャネル(BCCH)変更期間情報を、サービングセルから取得し、
前記第1のSIの取得の時点が現在のBCCH期間内であるか否かを判断し、
取得の前記時点が前記現在のBCCH期間内であると判断される場合、前記第1のSIに基づいて、無線リソース制御(RRC)接続再確立手順を実行し、
前記第1のSIの取得の前記時点が前記現在のBCCH期間内でないと判断される場合、前記第1のSIが有効であるか否かを判断し、
前記第1のSIが有効であると判断される場合、前記第1のSIに基づいて前記RRC接続再確立手順を実行し、
前記第1のSIが有効でないと判断される場合、前記ターゲットセルの第2のSIを取得し、前記第2のSIに基づいて前記RRC接続再確立手順を実行する、
接続回路とを備える、装置。
【請求項4】
前記接続回路は、前記第1のSIおよび前記BCCH変更期間情報を、専用シグナリングにより前記サービングセルから取得する、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記接続回路は、更に、
第1のシステム情報値タグ(systemInfoValueTag)をシステム情報ブロック1(SIB1)から読み取り、
前記第1のsystemInfoValueTagが前記第1のSIに関連付けられる第2のsystemInfoValueTagに一致すると判断される場合、前記第1のSIが有効であると判断する、請求項2〜4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
前記第1のSIおよび前記第2のSIは、各システム情報ブロックにおいて受信される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の装置。
【請求項7】
前記ターゲットセルは、セカンダリセル(SCell)である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の装置。
【請求項8】
ブロードキャストシステム情報ブロックメッセージをサービングセルから受信し、
前記第1のSIを前記ブロードキャストシステム情報ブロックメッセージから取得する受信回路を更に備える、請求項1〜5のいずれか1項に記載の装置。
【請求項9】
専用無線リソース制御(RRC)シグナリングメッセージをサービングセルから受信し、
前記第1のSIを前記専用RRCシグナリングメッセージから取得する受信回路を更に備える、請求項1〜5のいずれか1項に記載の装置。
【請求項10】
前記BCCH変更期間は、前記ターゲットセルにおけるeNBのページングサイクルの整数倍である、請求項1または2に記載の装置。
【請求項11】
コンピュータに、
無線リンク障害(RLF)イベントを検出する手順と、
ターゲットセルを選択する手順と、
前記ターゲットセルの第1のシステム情報(SI)およびブロードキャスト制御チャネル(BCCH)変更期間情報を、サービングセルから取得する手順と、
前記第1のSIの取得の時点が現在のBCCH期間内であるか否かを判断する手順と、
取得の前記時点が前記現在のBCCH期間内であると判断される場合、前記第1のSIに基づいて、無線リソース制御(RRC)接続再確立手順を実行する手順と、
前記第1のSIの取得の前記時点が前記現在のBCCH期間内でないと判断される場合、前記第1のSIが有効であるか否かを判断する手順と、
前記第1のSIが有効であると判断される場合、前記第1のSIに基づいて前記RRC接続再確立手順を実行する手順と、
前記第1のSIが有効でないと判断される場合、前記ターゲットセルの第2のSIを取得し、前記第2のSIに基づいて前記RRC接続再確立手順を実行する手順とを実行させる、コンピュータプログラム。
【請求項12】
前記第1のSIおよび前記BCCH変更期間情報を前記サービングセルから取得する前記手順は、前記第1のSIおよび前記BCCH変更期間情報を専用シグナリングにより前記サービングセルから取得する、請求項11に記載のコンピュータプログラム。
【請求項13】
ユーザ機器において実装されるコンピュータに、
無線リンク障害(RLF)イベントを検出する手順と、
ターゲットセルからマスタ情報ブロック(MIB)を取得する手順と、
前記RLFイベントの前記検出に基づいて、ターゲットセルの第1のシステム情報(SI)が前記ユーザ機器において利用可能か否かを判断する手順と、
前記第1のSIが利用可能でないと判断される場合、第2のSIを有する1または複数のシステム情報ブロック(SIB)を取得し、前記第2のSIに基づいて無線リソース制御(RRC)接続再確立手順を実行する手順と、
前記第1のSIが利用可能であると判断される場合、前記第1のSIおよび前記MIBが共通のブロードキャスト制御チャネル(BCCH)変更期間内に受信されたか否かを判断する手順と、
前記第1のSIおよび前記MIBが前記共通のBCCH変更期間内に受信されたと判断される場合、前記第1のSIに基づいてRRC接続再確立手順を実行する手順とを実行させる、コンピュータプログラム。
【請求項14】
前記ターゲットセルは、キャリアアグリゲーションまたはデュアル接続システムにおけるセカンダリセル(SCell)である、請求項11から13のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項15】
前記サービングセルは、マスタeNB(MeNB)である、請求項11まは12に記載のコンピュータプログラム。
【請求項16】
前記BCCH変更期間情報は、変更期間係数およびデフォルトのページングサイクルを含み、
前記コンピュータに更に、
前記変更期間係数および前記デフォルトのページングサイクルに基づいて前記現在のBCCH期間を判断する手順を実行させる、請求項11まは12に記載のコンピュータプログラム。
【請求項17】
前記コンピュータに更に、
前記第1のSIに関連付けられた第1のシステム情報値タグが前記ターゲットセルのシステム情報ブロックからの第2のシステム情報値タグに一致する場合に、前記第1のSIが有効であると判断する手順を実行させる、請求項11まは12に記載のコンピュータプログラム。
【請求項18】
前記現在のBCCH期間は、前記ターゲットセルにおけるeNBのページングサイクルの整数倍に基づく、請求項11まは12に記載のコンピュータプログラム。
【請求項19】
請求項11〜18のいずれか1項に記載のコンピュータプログラムを格納するための、コンピュータ可読記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
【0002】
本願は、2014年7月21日に出願された「NEIGHBOR CELL SYSTEM INFORMATION PROVISIONFNG」という名称の米国仮特許出願第62/027,181号に対する優先権を主張する、2015年5月5日に出願された「NEIGHBOR CELL SYSTEM INFORMATION PROVISIONING」という名称の米国特許出願第14/704,195号に対する優先権を主張し、これらの開示全体は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0003】
本明細書に説明される複数の実施形態は、概ね通信の分野に関し、より詳細には隣接セルシステム情報のプロビジョニングに関する。
【背景技術】
【0004】
システム情報は、セルからの他の情報を取得するのに必要とされる、重要で最も頻繁に送信される限定された数のパラメータを伝達するマスタ情報ブロック(MIB)と、動的システム情報を伝達するいくつかのシステム情報ブロック(SIB)とに分割される。MIBは、更なるシステム情報を受信するのに必要とされるセルの最も重要な物理層情報を規定する。SystemInformationBlockType1(SIB1)は、UEがセルにアクセスすることを可能にされるか否かを評価する場合に関連する情報を含み、複数の他のSIBのスケジューリングを規定する。複数の他のSIBは、関連するシステム情報のセットである。
【0005】
例えば、変更期間中の特定の無線フレームにおいてのみ、システム情報の変更が行われる。システム情報は、そのスケジューリングにより規定されるように、変更期間内に同一の内容で数回送信され得る。変更期間の境界は、システムフレーム番号(SFN)の複数の値により画定され得、この場合、SFN mod m =0であり、式中、mは変更期間を含む無線フレームの数である。変更期間は、システム情報により構成され得る。
【図面の簡単な説明】
【0006】
複数の実施形態は、添付の図面と併せれば、以下の詳細な説明により容易に理解されるであろう。この説明を容易にするべく、同一の符号は、同一の構造要素を指す。複数の実施形態は、添付の図面における複数の図において限定としてではなく例として図示される。
図1】様々な実施形態による無線通信システムの実施形態の図である。
図2】様々な実施形態によるユーザ機器である。
図3】様々な実施形態によるeNBである。
図4】様々な実施形態によるUE動作のフロー図を図示する。
図5】様々な実施形態による例示的なシステムを図示する。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下の詳細な説明は、添付の図面を参照する。同一の参照番号は、複数の異なる図面において同一または類似の複数の要素を識別するべく用いられ得る。以下の説明において、限定ではなく説明を目的として、特許請求される発明の様々な態様の完全な理解を提供するべく、特定の構造、アーキテクチャ、インタフェース、技術等のような具体的な詳細が記載されている。しかし、本開示の利益を有する当業者には、特許請求される本発明の様々な態様が、これらの具体的な詳細から離れた他の複数の例において実施され得ることが明らかであろう。特定の例において、周知の複数のデバイス、回路、および方法の説明は、不要な詳細で本発明の説明を不明確にしないようにするべく省略されている。
【0008】
同様に、特許請求される主題を理解するのに最も役立つように、様々な動作は、複数の別個の働きまたは動作として説明され得る。しかし、説明の順序は、これらの動作が必ず順序に依存することを暗に示すものとして解釈されるべきではない。具体的には、これらの動作は、提示される順序で実行されない場合がある。説明される複数の動作は、説明される実施形態とは異なる順序で実行される場合がある。様々な更なる動作が実行され得、および/または説明される複数の動作は、更なる複数の実施形態において省略され得る。
【0009】
本明細書は、「実施形態において」または「複数の実施形態において」という文言を用いる場合があり、これら各々は、同一または異なる実施形態のうちの1または複数を指し得る。更に、本開示の複数の実施形態に関して用いられる「備える」、「含む」、「有する」等の用語は、同義である。
【0010】
本明細書において用いられるように、「回路」という用語は、1または複数のソフトウェアもしくはファームウェアプログラムを実行する特定用途向け集積回路(ASIC)、電子回路、プロセッサ(共有、専用、もしくはグループ)、またはメモリ(共有、専用、もしくはグループ)、組み合わせロジック回路、または説明される機能を提供する他の好適なハードウェアコンポーネントを指し、これらの一部であり、またはこれらを含み得る。
【0011】
図1は、いくつかの実施形態による無線通信システム100を図示する。無線通信システムは、例えば、eNB120、121、および122を含むいくつかのeNBを含み得る。eNB120、121、および122は、例えばUE110等、任意の数のユーザ機器(UE)のための様々なサービングセルを提供し得る。いくつかの実施形態において、eNB120は、プライマリサービングセル(PCell)であり得るUE110用のサービングセル130を提供し得、eNB122は、いくつかのセカンダリサービングセル(SCell)、例えば、UE110用のSCell150、151、および152を提供し得る。eNB121は、ターゲットセル140を提供する隣接eNBであってもよく、UE110は、ターゲットセル140に本明細書に説明される1または複数の接続を転送し得る。様々な実施形態において、無線通信システムは、第3世代移動体通信システム標準化プロジェクト(3GPP)のロングタームエボリューション−アドバンスト(LTE−A)システムの次世代ユニバーサル無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)であってもよい。
【0012】
いくつかの実施形態において、無線リンク障害(RLF)は、サービングセルの無線品質が継続中の通信を所望のサービスレベルでサポートするのに十分でない場合に生じ得る。RLFが生じると、UE110は、好適なチャネル品質でターゲットセルに接続するべく、無線リソース制御(RRC)接続再確立を実行し得る。ターゲットセルは、隣接セルまたはセカンダリセルであってもよい。UE110は、サービングセルが先の継続中のサービスを維持できない時点から新しいサービングセルがそのサービスを提供し得る時点まで、サービスの停止を被る場合がある。RLF中の停止時間における複数の主要素のうちの1つは、システム情報の取得であり得る。
【0013】
3GPP技術仕様(TS)36.133 VIO.1.0(2011−01)は、RLFが生じた場合に、RRC接続再確立がどのように実行され得るかを記載する。RRC再確立にかかる時間は、TUE_re−establish_delay=50ms+Nfreq×Tsearch+TSI+TPRACHとして規定され得る。Nfreqは、RRC再確立について監視されるE−UTRAN周波数の総数であり得る(ターゲットPCellが既知の場合、Nfreq=1である)。Tsearchは、ターゲットPCellを探すためにUE110により必要とされる時間であり得る(ターゲットPCellがUE110に既知の場合、Tsearch=100msであり、ターゲットPCellがUE110に未知の場合(例えば、最後の5秒でUE110により測定されなかった場合)には800msである)。TSIは、ターゲットPCellについて3GPP TS 36.331に規定されたシステム情報ブロックのRRC手順遅延および受信手順に応じて全ての関連システム情報を受信するのに必要とされる時間であり得る(いくつかの例においてTSI=1280ms)。TPRACHは、ランダムアクセス手順により生じる更なる遅延であり得る(いくつかの例においてTPRACH=15msであり、これは、ランピング手順に起因する更なる遅延に加えてランダムアクセス機会に起因する10msを含む)。従って、システム情報の取得がRRC接続再確立遅延の主要素であることが理解され得る。
【0014】
現在の複数のLTEシステムにおいて、ハンドオーバがある場合、ターゲットeNBは、ターゲットeNBの関連するシステム情報を含むハンドオーバコマンドを生成し得る。次に、ソースeNBは、ハンドオーバコマンド(例えば、mobilityControlInfo を有するRCConnectionReconfigurationメッセージ)をUEに送信し得る。キャリアアグリゲーションについては、複数のSCellの必要なシステム情報は、専用RRCシグナリングにより提供され得る。デュアル接続については、マスタeNodeB(MeNB)は、専用RRCシグナリングにより、UEにセカンダリeNB(SeNB)のシステム情報を提供し得る。このように関連するシステム情報を伝えることは、RLFの状況において有効でない場合がある。
【0015】
本開示の複数の実施形態は、複数の隣接セルのシステム情報を事前にUEに提供するeNBを説明する。RLFが生じると、UEは、セル選択の時間中、システム情報を読み取る必要がない場合がある(ほとんどの場合)。なぜなら隣接セルに対応する元のシステム情報は、ほとんどの時間で有効であり得るからである。これにより、システム情報の取得の時間を著しく減少させ得る(0〜数十ミリ秒)。また、システム情報の取得は、RLF後のRRC接続再確立に対応する停止時間全体の主要な要素であるので、RRC再確立にかかる時間は、著しく減少し得る。
【0016】
図1を再び参照すると、本開示の複数の実施形態は、サービングeNB、例えばeNB120または122が隣接セル、例えばターゲットセル140に関するシステム情報をUE110に提供する様々な態様を説明する。RLFが生じると、UE110は、ターゲットセル140とのRRC再確立を実行するための有効なシステム情報を有するか否かを判断し得る。
【0017】
第1の実施形態において、サービングeNB、例えばeNB120または122は、対応するサービングセル内で隣接セル、例えばターゲットセル140のシステム情報をブロードキャストし得る。システム情報は、例えば、新しいシステム情報ブロック(SIB)(例えば、SIB17)としてブロードキャストされ得る。「新しい」SIBは、従前の3GPP TSにより規定されていなかったSIBを指す場合がある。UE110は、RRC接続状態にあるときに新しいSIBを取得し得るか、またはUE110は、特定の条件が満たされる場合にのみ、新しいSIBを取得し得るかのいずれかである。例えば、UE110は、サービングセルの品質(例えば、参照信号受信電力(RSRP)または参照信号受信品質(RSRQ))が予め定められた閾値未満である場合に新しいSIBを取得し得る。そのような予め定められた閾値は、ネットワークにより構成され得る。例えば、eNB120は、UE110に提供される測定構成において予め定められた閾値を構成し得る。
【0018】
第2の実施形態において、サービングeNB、例えばeNB120またはeNB122は、専用RRCシグナリングにより複数の隣接セル、例えばターゲットセル140のシステム情報を提供し得る。いくつかの実施形態において、新しいRRCメッセージが導入され得る。「新しい」RRCメッセージは、従前の3GPP TSにより規定されていなかったRRCメッセージを指す場合がある。いくつかの実施形態において、既存のRRCメッセージ(例えば、RRCConnectionReconfiguration)は、複数の隣接セルのシステム情報を提供する目的で拡張され得る。UE毎に、サービングeNBは、複数の隣接セルのシステム情報を送信するか否かを判断し得、サービングeNBは、システム情報がUEに送信されるべき複数の隣接セルのセットを判断し得る。サービングeNBは、例えばUE110により提供される測定レポートに基づいてそのような判断を行い得る。
【0019】
上記の第1および第2の実施形態の双方において、システム情報値タグ(systemInfoValueTag)および/またはブロードキャスト制御チャネル(BCCH)変更期間情報は、UEがターゲットセルシステム情報を判断することを容易にするべく、UE110に提供され得る。systemInfoValueTagは、サービングeNBからUEに提供されるターゲットセルシステム情報に関連付けられ得る。実際の変更期間は、無線フレームの数で表され、変更期間係数(modificationPeriodCoeff)×デフォルトのページングサイクル(defaultPagingCycle)に等しくなり得、modificationPeriodCoeffは、2、4、8、16等であり得る整数である。
【0020】
eNB120、121、および122は、複数のX2インタフェースを介して互いに通信し得る。いくつかの実施形態において、eNB120、121、および122は、これらのX2インタフェースを介して更新されたシステム情報を交換し得る。
【0021】
SIB1は、値タグsystemInfoValueTagを含み得、これはシステム情報に変更が生じたか否かを示す。UE110は、例えばカバレッジの外から戻ると、systemInfoValueTagを用いて、前に格納されたシステム情報がなおも有効か否かを検証し得る。更に、UEは、別途指定されない限り、予め定められた時間後、例えば、有効であると成功裏に確認された瞬間から3時間後に、格納されたシステム情報を無効であるとみなし得る。
【0022】
図2は、いくつかの実施形態によるUE200を図示する。UE200は、UE110と類似し、実質的に相互に交換可能であり得る。UE200は、少なくとも、示されるように、例えば、互いに結合された検出回路204、接続回路208、および通信回路212を含み得る。
【0023】
簡単に言えば、検出回路204は、特にRLFイベントを検出するように構成されるロジックを含み得る。いくつかの実施形態において、検出回路204は、例えば通信回路212から、提供されるサービスレベルに関する周期的な品質メトリックを受信し得る。検出回路204は、受信された品質メトリックを予め定められた閾値と比較して、提供されるサービスレベルが継続中の通信を所望のサービスレベルでサポートするのに十分であるか否かを判断し得る。いくつかの実施形態において、検出回路204は、所望のサービスレベルでプログラミングされてもよく、または例えば、通信回路212により所望のサービスレベルで動的に構成され得る。
【0024】
一般に、接続回路208は、UE200のための様々な通信接続を制御するように用いられ得る。いくつかの実施形態において、接続回路208は、他の複数のネットワークエンティティ、例えばeNB、ネットワークコントローラ等において確立される対応する複数のプロトコル層との通信接続を確立および維持する1または複数のプロトコル層を実装し得る。本明細書の様々な実施形態に関して説明されるように、接続回路208は、例えばeNBにおけるRRC層とのRRC接続を確立し得る。接続回路208に、検出回路204によりRLFイベントが生じたことが通知されると、接続回路208は、本明細書に説明されるRRC接続再確立手順に関連付けられた複数の動作を実行し得る。これらの動作は、例えば、システム情報を取得すること、取得されたシステム情報が依然として有効であるか否かを判断すること、システム情報を用いてターゲットセルとのRRC接続を確立することを含み得る。
【0025】
通信回路212は、様々な通信プロトコルを実装して、1または複数のネットワークを介した通信を促進するように用いられ得る。いくつかの実施形態において、ネットワークは、例えば、図1に関して上記されたE−UTRANであってもよい。通信回路は、通信のための複数の信号をエンコード/デコードし、一般に、図5に関して後述される複数の無線制御機能を実行し得る。
【0026】
図3は、いくつかの実施形態によるeNB300を図示する。eNB300は、eNB120または122と類似し、実質的に相互に交換可能であり得る。eNB300は、少なくとも、示されるように、例えば、互いに結合される構成回路304および通信回路308を含み得る。
【0027】
通信回路308は、様々な通信プロトコルを実装して、1または複数のネットワークを介した通信を促進するロジックを含み得る。いくつかの実施形態において、ネットワークは、複数のコアコンポーネント、他の複数のeNB等と通信するための、例えば、図1に関して上記されたE−UTRAN、および1または複数の有線ネットワーク、例えば、イーサネット(登録商標)ネットワークであり得る。通信回路308は、複数の適切なネットワークを介して通信するための複数の信号をエンコード/デコードし得る。
【0028】
構成回路304は、本明細書に説明されるサービングセルを提供するeNBの複数の動作を提供するためのロジックを含み得る。具体的には、構成回路304は、通信回路308を介して1または複数の隣接eNBからシステム情報を受信し得る。受信されたシステム情報は、隣接eNBも隣接セル内の複数のSIBにおいて送信する情報を含み得る。次に、構成回路は、複数のシステム情報メッセージを生成して通信回路308を制御し、生成されたシステム情報メッセージを、サービングセルを介してeNBに接続された複数のUEに送信し得る。いくつかの実施形態において、複数のシステム情報メッセージは、既に提供されたシステム情報がなおも有効であるか否かを判断するべく、UEにより用いられ得る1または複数のパラメータに加えて、複数の隣接eNBから受信されたシステム情報を提供し得る(例えば、systemInfoValueTagおよび/またはBCCH変更期間情報(例えば、modificationPeriodCoeff IEおよびdefaultPagingCycle)。
【0029】
図4は、様々な実施形態による、UE、例えば、UE110またはUE200により実行され得る方法400を図示するフロー図である。いくつかの実施形態において、UEは、実行されると、UEに本方法を実行させる複数の命令を格納した1または複数の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、またはこれに対するアクセスを有し得る。
【0030】
いくつかの実施形態において、方法400のブロック401は、検出回路204により(場合によっては通信回路212と連動して)実行され得、方法400における残りの複数のブロックは、接続回路208により(場合によっては通信回路212と連動して)実行され得る。
【0031】
ブロック401において、方法400は、RLFイベントを検出する段階を含み得る。RLFイベントの検出は、例えば、既存の接続/セルにより提供されるサービスレベルが継続中の通信を適切にサポートするには不十分であると判断する検出回路204により行われ得る。
【0032】
ブロック402において、方法400は、セル選択手順を実行して、ターゲットセル、例えばターゲットセル140を選択する段階を備え得る。いくつかの実施形態において、ターゲットセルは、複数の隣接セル、サービングセル等からの複数の隣接レポートにおいてUEに送信される情報に基づいて選択され得る。
【0033】
ブロック403において、方法400は、マスタ情報ブロック(MIB)をターゲットセルから取得して、MIBからのシステムフレーム番号(SFN)を判断する段階を備え得る。MIBは、例えば、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を用いてターゲットセルにより周期的にブロードキャストされ得る。MIBは、例えば、システム帯域幅に対する3ビット、物理ハイブリッド自動反復要求インジケータチャネル(PHICH)に対する3ビット、およびSFNに対する8ビットを含み得る。
【0034】
ブロック404において、方法400は、UEがターゲットセル140の動的システム情報(SI)を受信したか否かを判断する段階を備え得る。動的SIは、UEがターゲットセルとのRRC接続再確立手順を完了することを可能にする1または複数のSIBからのSIであり得る。動的SIとしては、SIBスケジューリング情報、セルID、共通/共有チャネル情報、セル再選択情報、アップリンク電力制御、プリアンブル電力ランピング、アップリンクサイクリックプレフィックスの長さ、サブフレームホッピング等が挙げられ得るが、これらに限定されない。
【0035】
ターゲットセル140の動的SIは、サービングセルから(ブロードキャストまたは専用シグナリングのいずれかにおいて)既に受信され、UEのストレージ媒体内に格納されている場合がある。従って、404における判断する段階は、UE上のストレージ媒体を確認して、既に提供された動的SIがローカルで利用可能か否かを判断する段階を備え得る。
【0036】
UE110が動的SIを受信した場合、方法400は、ブロック406において、UE110がサービングセルから動的SIを受信したのと同一のBCCH変更期間において、UEがMIBを受信したか否かを判断する段階を備え得る。
【0037】
MIBが既に受信された動的SIと同一のBCCH変更期間において受信された場合、方法400は、ブロック416において既に受信された動的SIを用いて、RRC接続再確立手順を続行する段階に進み得る。
【0038】
ブロック406において、UE110が動的SIを受信したBCCH変更期間において、MIBが受信されない、例えば、UE110が先行するBCCH変更期間において動的SIを受信したと判断される場合、方法400は、ブロック408においてSIB1を読み取り、systemInfoValueTagを確認する段階を備え得る。SIB1は、UEにより、ターゲットセルから直接に受信され得る。
【0039】
ブロック410において、本方法は、格納された動的SIの有効性を判断する段階を備え得る。これは、現在のSIB1からのsystemInfoValueTagがサービングセルにおいて既に受信された動的SIに関連付けられるsystemInfoValueTagと同一であるか否かを判断することにより行われ得る。複数のsystemInfoValueTagが同一である場合、UEは、既に受信された動的SIが有効であるとみなし得、方法400はブロック416に進み得る。このように、UEは、ターゲットセルの動的SIおよびターゲットセルのMIBが同一のBCCH変更期間において受信されなかった場合に、現在のSIB1におけるsystemInfoValueTagを確認することにより、格納された動的SIが依然として有効であることを検証し得る。
【0040】
複数のsystemInfoValueTagがブロック410において異なると判断される場合、UEは、格納された動的SIを無効とみなし得、方法400は、ターゲットセル140における追加の動的SIを取得する段階に進み得る。SIB1がブロック408において既に受信されている場合、ブロック414においてターゲットセル140から取得された追加の動的SIは、SIB1以外の複数のSIBに含まれる動的SIであり得る。
【0041】
ブロック404において、UE110がターゲットセルのシステム情報を受信しなかったと判断される場合、方法400は、ブロック412においてターゲットセルからターゲットセルのSIB1を取得する段階と、次にブロック414において追加の動的SIを複数の他のSIBから取得する段階とを備え得る。
【0042】
ブロック414の後に、方法400は、416において得られた動的SIを用いてRRC接続再確立手順を続行する段階に進み得る。
【0043】
上記のものに類似する複数のコンセプトは、後述されるように、キャリアアグリゲーションおよび複数のデュアル接続システムの双方に有用であり得る。
【0044】
様々な実施形態において、複数のSCellの必要なシステム情報が専用RRCシグナリングにより提供される複数のキャリアアグリゲーションシステムの強化が提供される。これらの実施形態において、ターゲットセルは、SCellであり得る。RLFが生じ、UEが別のSCellを選択しなければならない場合、UE110は、システム情報を再び取得する必要があり得る。なぜならUE110は、前に格納されたシステム情報が有効であるか否かを知らない場合があるからである。その理由は、systemInfoValueTagもBCCH変更期間も、専用RRCシグナリング(RadioResourceConfigCommonSCell)において送信されない場合があるということである。従って、RLFの後に、UE110が複数のSCellのうちの1つを選択する場合、セルのSIB1を読み取った後、UE110は、システム情報が変更されたか否かを知らない場合がある。更に、UEは、SCellのBCCH変更期間を知らない場合がある。従って、RLFが生じると、UE110は、BCCH変更期間の長さに関して控えめな仮定を用いる場合があり、例えば、BCCH変更期間は640msであると仮定する。
【0045】
いくつかの実施形態において、SeNBの複数のSCellのシステム情報であるsystemInfoValueTag、および/またはBCCH変更期間情報は、サービングeNBからの専用シグナリングによりUEに提供され得る。複数のSCellのシステム情報は、例えば、RadioResourceConfigCommonSCell情報要素(IE)において提供され得る。SCellシステム情報が有効であるとUEが判断すると、UEは、システム情報の取得をスキップして、RRC接続再確立手順を続行し得る(例えば、ランダムアクセス手順を開始する)。従って、RRC再確立の時間は、RLFが生じた場合に大幅に低減され得る。
【0046】
UEがシステム情報の有効性を確認した時点と、専用RRCシグナリングによりUEにシステム情報が提供された時点との間のタイミングの差がBCCH変更期間内にある場合、UEは、専用システム情報がなおも有効であると仮定し得、従ってUEは、システム情報の取得をスキップして、RRC接続再確立手順を続行し得る(例えば、ランダムアクセス手順を開始する)。
【0047】
現在、BCCH変更期間は、modificationPeriodCoeff IEおよびdefaultPagingCycleから導出され得、これは、専用シグナリングにおいて提供され得る。3GPP TS 36.331における1つの例示的なASN.1コード変更が以下に示され、追加のものが下線で示される。この例において、systemInfoValueTagおよびBCCH変更期間情報の双方が提供される。
【表1】
【0048】
様々な実施形態において、デュアル接続システムの強化が提供され得る。現在、デュアル接続において、SeNBの複数のSCellの必要なシステム情報は、専用RRCシグナリングにより提供され得る。RLFが生じ、UE110がSeNBの複数のSCellのうちの1つを選択する場合、UE110は、システム情報を再び取得する必要があり得る。なぜならUE110は、前に格納されたシステム情報が有効であるか否かを知らないからである。その理由は、キャリアアグリゲーションに関する説明と同様である。
【0049】
従って、本開示の様々な実施形態は、SeNBの複数のSCellのシステム情報であるsystemInfoValueTag、および/またはBCCH変更期間情報を提供するための専用シグナリングを使用し得る。現在、BCCH変更期間は、IE modificationPeriodCoeffおよびdefaultPagingCycleから導出され得、これらは、専用シグナリングにおいて提供され得る。
【0050】
本明細書において説明されるUEおよびeNBは、所望のように構成される任意の好適なハードウェア、ファームウェア、またはソフトウェアを用いてシステムへと実装され得る。図5は、少なくとも、示されるように、一実施形態において互いに結合された通信インタフェース回路504、通信インタフェース制御回路508、アプリケーション回路512、メモリ/ストレージ516、ディスプレイ520、カメラ524、センサ528、および入力/出力(I/O)インタフェース532を備えるシステム500の例を図示する。
【0051】
アプリケーション回路512は、1または複数のシングルコアプロセッサまたはマルチコアプロセッサのような回路を含み得るが、これらに限定されない。プロセッサは、汎用プロセッサおよび専用プロセッサ(例えば、グラフィックスプロセッサ、アプリケーションプロセッサ等)の任意の組み合わせを含み得る。プロセッサは、メモリ/ストレージ516に結合され、様々なアプリケーションまたはオペレーティングシステムがシステム500上で実行されることを可能にするべく、メモリ/ストレージ516内に格納された複数の命令を実行するように構成され得る。
【0052】
通信インタフェース制御回路508は、1または複数のシングルコアプロセッサまたはマルチコアプロセッサのような回路を含み得るが、これらに限定されない。プロセッサとしては、ベースバンドプロセッサ、デジタル信号プロセッサ等が挙げられ得る。通信インタフェース制御回路508は、通信インタフェース回路504を介して1または複数のネットワークとの通信を可能にする様々な制御機能を扱い得る。制御機能としては、信号変調、エンコード、デコード、無線周波数シフト等が挙げられ得るが、これらに限定されない。
【0053】
いくつかの実施形態において、通信インタフェース制御回路508は、1または複数の無線技術と互換性のある通信を提供するベースバンド回路を含み得る。例えば、いくつかの実施形態において、ベースバンド回路は、E−UTRANもしくは他の無線メトロポリタンエリアネットワーク(WMAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、または無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)との通信をサポートし得る。ベースバンド回路が2つ以上の無線プロトコルの無線通信をサポートするように構成される複数の実施形態は、マルチモードベースバンド回路と称され得る。
【0054】
いくつかの実施形態において、通信インタフェース制御回路508は、1または複数の有線ネットワークと互換性のある通信を提供する他の信号処理回路を含み得る。
【0055】
通信インタフェース回路504は、例えば、非固体媒体による変調電磁放射を用いる無線ネットワーク、有線ネットワーク、光ネットワーク等のような1または複数のネットワークとの通信を可能にする有線または無線インタフェースであってもよい。様々な実施形態において、通信インタフェース回路504は、複数の適切なネットワークとの通信を促進するべく、複数のスイッチ、フィルタ、増幅器等を含み得る。
【0056】
システムがUEとして実装される複数の実施形態において、検出回路204および接続回路208は、通信インタフェース制御回路508または通信インタフェース回路504において実装され得、通信回路212は、通信インタフェース回路504において実装され得る。
【0057】
システムがeNBとして実装される複数の実施形態において、構成回路304は、通信インタフェース制御回路508において実装され得、通信回路308は、通信インタフェース回路504において実装され得る。
【0058】
メモリ/ストレージ516は、例えば、システム500のためにデータまたは複数の命令をロードおよびストアするべく用いられ得る。一実施形態におけるメモリ/ストレージ516は、好適な揮発性メモリ(例えば、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM))または不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ)の任意の組み合わせを含み得る。
【0059】
いくつかの実施形態において、通信インタフェース制御回路508、通信インタフェース回路504、またはメモリ/ストレージ516の構成部品のうちのいくつかまたは全ては、システムオンチップ(SOC)上に一緒に実装され得る。
【0060】
様々な実施形態において、I/Oインタフェース532は、システム500とのユーザインタラクションを可能にするように設計された1または複数のユーザインタフェース、またはシステム500との周辺コンポーネントインタラクションを可能にするように設計された複数の周辺コンポーネントインタフェースを含み得る。ユーザインタフェースとしては、物理キーボードまたはキーパッド、タッチパッド、スピーカ、マイク等が挙げられ得るが、これらに限定されない。周辺構成要素インタフェースとしては、不揮発性メモリポート、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、オーディオジャック、および電源インタフェースが挙げられ得るが、これらに限定されない。
【0061】
様々な実施形態において、センサ528は、システム500に関連する環境条件または位置情報を判断するための1または複数のセンシングデバイスを含み得る。いくつかの実施形態において、センサとしては、ジャイロセンサ、加速度計、近接センサ、環境光センサ、および測位ユニットが挙げられ得るが、これらに限定されない。また、測位ユニットは、測位ネットワークの複数のコンポーネント、例えば全地球測位システム(GPS)の衛星と通信するためのベースバンド回路508またはRF回路504の一部であるか、またはこれらとインタラクトし得る。
【0062】
様々な実施形態において、ディスプレイ520は、ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ、タッチスクリーンディスプレイ等)を含み得る。
【0063】
様々な実施形態において、システム500は、UE(例えば、ラップトップコンピューティングデバイス、タブレットコンピューティングデバイス、ネットブック、ウルトラブック、スマートフォン等のモバイルコンピューティングデバイスであるが、これらに限定されない)またはeNBであり得る。様々な実施形態において、システム500は、より多いか、もしくはより少ないコンポーネント、または異なるアーキテクチャを有し得る。
【0064】
以下の段落は、様々な実施形態の例を記載する。
【0065】
例1は、無線リンク障害(RLF)イベントを検出するための検出回路と、検出回路に結合され、ターゲットセルからマスタ情報ブロック(MIB)を取得し、RLFイベントの当該検出に基づいて、ターゲットセルの第1のシステム情報(SI)が装置において利用可能か否かを判断し、第1のSIが利用可能でないと判断される場合、第2のSIを有する1または複数のシステム情報ブロック(SIB)を取得し、第2のSIに基づいて無線リソース制御(RRC)接続再確立手順を実行し、第1のSIが利用可能であると判断される場合、第1のSIおよびMIBが共通のブロードキャスト制御チャネル(BCCH)変更期間内に受信されたか否かを判断し、第1のSIおよびMIBが共通のBCCH変更期間内に受信されたと判断される場合、第1のSIに基づいてRRC接続再確立手順を実行する、接続回路とを備える、装置を含む。
【0066】
例2は、例1の装置を含み、接続回路は、更に、第1のSIおよびMIBが共通のBCCH変更期間内に受信されなかったと判断される場合、第1のSIが有効であるか否かを判断し、第1のSIが有効であると判断される場合、第1のSIに基づいてRRC接続再確立手順を実行し、第1のSIが有効でないと判断される場合、第2のSIを有する1または複数のSIBを取得し、第2のSIに基づいてRRC接続再確立手順を実行する。
【0067】
例3は、例2の装置を含み、接続回路は、更に、第1のシステム情報値タグ(systemInfoValueTag)をシステム情報ブロック1(SIB1)から読み取り、第1のsystemInfoValueTagが第1のSIに関連付けられる第2のsystemInfoValueTagに一致すると判断される場合、第1のSIが有効であると判断する。
【0068】
例4は、例1〜3のいずれかの装置を含み、第1のSIおよび第2のSIは、各システム情報ブロックにおいて受信される。
【0069】
例5は、例1〜4のいずれかの装置を含み、ターゲットセルは、セカンダリセル(SCell)である。
【0070】
例6は、例1〜5のいずれかの装置を含み、ブロードキャストシステム情報ブロックメッセージをサービングセルから受信し、第1のSIをブロードキャストシステム情報ブロックメッセージから取得する受信回路を更に備える。
【0071】
例7は、例1〜5のいずれかの装置を含み、専用無線リソース制御(RRC)シグナリングメッセージをサービングセルから受信し、第1のSIを専用RRCシグナリングメッセージから取得する受信回路を更に備える。
【0072】
例8は、例1〜7のいずれかの装置を含み、BCCH変更期間は、ターゲットセルにおけるeNBのページングサイクルの整数倍である。
【0073】
例9は、実行されると、ユーザ機器(UE)に、無線リンク障害(RLF)イベントを検出させ、ターゲットセルを選択させ、ターゲットセルの第1のシステム情報(SI)およびブロードキャスト制御チャネル改変(BCCH)期間情報を、専用シグナリングによりサービングセルから取得させ、第1のSIの取得の時点が現在のBCCH期間内であるか否かを判断させ、取得の時点が現在のBCCH期間内であると判断される場合、第1のSIに基づいて、無線リソース制御(RRC)接続再確立手順を実行させ、第1のSIの取得の時点が現在のBCCH期間内でないと判断される場合、第1のSIが有効であるか否かを判断させ、第1のSIが有効であると判断される場合、第1のSIに基づいてRRC接続再確立手順を実行させ、第1のSIが有効でないと判断される場合、ターゲットセルの第2のSIを取得し、第2のSIに基づいてRRC接続再確立手順を実行させる、複数の命令を有する1または複数の非一時的コンピュータ可読媒体を含む。
【0074】
例10は、例9の1または複数のコンピュータ可読媒体を含み、ターゲットセルは、キャリアアグリゲーションまたはデュアル接続システムにおけるセカンダリセル(SCell)である。
【0075】
例11は、例9〜10のいずれかの1または複数のコンピュータ可読媒体を含み、サービングセルは、マスタeNB(MeNB)である。
【0076】
例12は、例9〜11のいずれかの1または複数のコンピュータ可読媒体を含み、BCCH期間情報は、変更期間係数およびデフォルトのページングサイクルを含み、複数の命令は、実行されると、UEに更に、変更期間係数およびデフォルトのページングサイクルに基づいて現在のBCCH期間を判断させる。
【0077】
例13は、例9〜12のいずれかの1または複数のコンピュータ可読媒体を含み、複数の命令は、実行されると、UEに更に、第1のSIに関連付けられた第1のシステム情報値タグがターゲットセルのシステム情報ブロックからの第2のシステム情報値タグに一致する場合に、第1のSIが有効であると判断させる。
【0078】
例14は、例9〜13のいずれかの1または複数のコンピュータ可読媒体を含み、現在のBCCH期間は、ターゲットセルにおけるeNBのページングサイクルの整数倍に基づく。
【0079】
例15は、 進化型ノードB(eNB)であって、隣接eNBから、隣接セル内の複数のシステム情報ブロックにおいて隣接eNBによっても送信される情報を含むシステム情報を受信する通信回路と、通信回路に結合され、システム情報を含むシステム情報メッセージを生成し、システム情報をeNBのサービングセル内のUEに送信するように通信回路を制御する構成回路とを備える、eNBを含む。
【0080】
例16は、例15のeNBを含み、システム情報メッセージは、システム情報値タグおよびブロードキャスト制御チャネル(BCCH)情報を更に含む。
【0081】
例17は、例16のeNBを含み、BCCH情報は、変更期間係数およびデフォルトのページングサイクルの指標を含む。
【0082】
例18は、例17のeNBを含み、変更期間係数は、整数である。
【0083】
例19は、例15〜18のいずれかのeNBを含み、構成回路は、更に、通信回路を介して測定構成をUEに提供し、測定構成は、予め定められたサービングセル品質閾値を構成し、UEは、サービングセル品質閾値未満の場合に、複数の隣接セルのシステム情報を取得する。
【0084】
例20は、例15〜19のいずれかのeNBを含み、通信回路は、専用シグナリングにおいてシステム情報メッセージを送信する。
【0085】
例21は、例20のeNBを含み、専用シグナリングは、無線リソース制御(RRC)メッセージを含む。
【0086】
例22は、例15〜21のいずれかのeNBを含み、通信回路は、ブロードキャストシグナリングにおいてシステム情報メッセージを送信する。
【0087】
例23は、例22のeNBを含み、ブロードキャストシグナリングは、システム情報ブロックを含む。
【0088】
例24は、ユーザ機器(UE)を動作させるための方法を含み、方法は、無線リンク障害(RLF)イベントを検出する段階と、ターゲットセルからマスタ情報ブロック(MIB)を取得する段階と、RLFイベントの当該検出に基づいて、ターゲットセルの第1のシステム情報(SI)がUEにおいて利用可能か否かを判断する段階と、第1のSIが利用可能でないと判断される場合、第2のSIを有する1または複数のシステム情報ブロック(SIB)を取得し、第2のSIに基づいて無線リソース制御(RRC)接続再確立手順を実行する段階と、第1のSIが利用可能であると判断される場合、第1のSIおよびMIBが共通のブロードキャスト制御チャネル(BCCH)変更期間内に受信されたか否かを判断する段階と、第1のSIおよびMIBが共通のBCCH変更期間内に受信されたと判断される場合、第1のSIに基づいてRRC接続再確立手順を実行する段階とを備える。
【0089】
例25は、例24の方法を含み、更に、第1のSIおよびMIBが共通のBCCH変更期間内に受信されなかったと判断される場合、第1のSIが有効であるか否かを判断する段階と、第1のSIが有効であると判断される場合、第1のSIに基づいてRRC接続再確立手順を実行する段階と、第1のSIが有効でないと判断される場合、第2のSIを有する1または複数のSIBを取得し、第2のSIに基づいてRRC接続再確立手順を実行する段階を備える。
【0090】
例26。例25の方法は、更に、第1のシステム情報値タグ(systemInfoValueTag)をシステム情報ブロック1(SIB1)から読み取る段階と、第1のsystemInfoValueTagが第1のSIに関連付けられる第2のsystemInfoValueTagに一致すると判断される場合、第1のSIが有効であると判断する段階とを備える。
【0091】
例27は、例24〜26のいずれかの方法を含み、第1のSIおよび第2のSIは、各システム情報ブロックにおいて受信される。
【0092】
例28は、例24〜27のいずれかの方法を含み、ターゲットセルは、セカンダリセル(SCell)である。
【0093】
例29は、例24〜28のいずれかの方法を含み、ブロードキャストシステム情報ブロックメッセージをサービングセルから受信する段階と、第1のSIをブロードキャストシステム情報ブロックメッセージから取得する段階とを更に備える。
【0094】
例30は、例24〜28のいずれかの方法を含み、専用無線リソース制御(RRC)シグナリングメッセージをサービングセルから受信する段階と、第1のSIを専用RRCシグナリングメッセージから取得する段階とを更に備える。
【0095】
例31は、例24〜30のいずれかの方法を含み、BCCH変更期間は、ターゲットセルにおけるeNBのページングサイクルの整数倍である。
【0096】
例32は、ユーザ機器(UE)を動作させるための方法を含み、方法は、無線リンク障害(RLF)イベントを検出する段階と、ターゲットセルを選択する段階と、ターゲットセルの第1のシステム情報(SI)およびブロードキャスト制御チャネル改変(BCCH)期間情報を、専用シグナリングによりサービングセルから取得する段階と、第1のSIの取得の時点が現在のBCCH期間内であるか否かを判断する段階と、取得の時点が現在のBCCH期間内であると判断される場合、第1のSIに基づいて、無線リソース制御(RRC)接続再確立手順を実行する段階と、第1のSIの取得の時点が現在のBCCH期間内でないと判断される場合、第1のSIが有効であるか否かを判断する段階と、第1のSIが有効であると判断される場合、第1のSIに基づいてRRC接続再確立手順を実行する段階と、第1のSIが有効でないと判断される場合、ターゲットセルの第2のSIを取得し、第2のSIに基づいてRRC接続再確立手順を実行する段階とを備える。
【0097】
例33は、例32の方法を含み、ターゲットセルは、キャリアアグリゲーションまたはデュアル接続システムにおけるセカンダリセル(SCell)である。
【0098】
例34は、例32〜33のいずれかの方法を含み、サービングセルは、マスタeNB(MeNB)である。
【0099】
例35は、例32〜34のいずれかの方法を含み、BCCH期間情報は、変更期間係数およびデフォルトのページングサイクルを含み、方法は、更に、変更期間係数およびデフォルトのページングサイクルに基づいて現在のBCCH期間を判断する段階を備える。
【0100】
例36は、例32〜35のいずれかの方法を含み、更に、第1のSIに関連付けられた第1のシステム情報値タグがターゲットセルのシステム情報ブロックからの第2のシステム情報値タグに一致する場合に、第1のSIが有効であると判断する段階を備える。
【0101】
例37は、例32〜36のいずれかの方法を含み、現在のBCCH期間は、ターゲットセルにおけるeNBのページングサイクルの整数倍に基づく。
【0102】
例38は、進化型ノードB(eNB)を動作させるための方法を含み、方法は、隣接eNBから受信された、隣接セル内の複数のシステム情報ブロックにおいても隣接eNBにより送信される情報を含むシステム情報を処理する段階と、システム情報を含むシステム情報メッセージを生成する段階と、システム情報をeNBのサービングセル内のUEに送信する段階とを備える。
【0103】
例は、例38の方法を含み、システム情報メッセージは、システム情報値タグおよびブロードキャスト制御チャネル(BCCH)情報を更に含む。
【0104】
例40は、例38の方法を含み、BCCH情報は、変更期間係数およびデフォルトのページングサイクルの指標を含む。
【0105】
例41は、例40の方法を含み、変更期間係数は、整数である。
【0106】
例42は、例38〜41のいずれかの方法を含み、更に、通信回路を介して測定構成をUEに提供する段階を備え、測定構成は、予め定められたサービングセル品質閾値を構成し、UEは、サービングセル品質閾値未満の場合に、複数の隣接セルのシステム情報を取得する。
【0107】
例43は、例38〜42のいずれかの方法を含み、専用シグナリングにおいてシステム情報メッセージを送信する段階を更に備える。
【0108】
例44は、例43の方法を含み、専用シグナリングは、無線リソース制御(RRC)メッセージを含む。
【0109】
例45は、例38〜44のいずれかの方法を含み、ブロードキャストシグナリングにおいてシステム情報メッセージを送信する段階を更に備える。
【0110】
例46は、例45の方法を含み、ブロードキャストシグナリングは、システム情報ブロックを含む。
【0111】
例47は、実行されると、デバイスに、例24〜46のいずれかの方法を実行させる複数の命令を有する1または複数のコンピュータ可読媒体を含む。
【0112】
例48は、例24〜46のいずれかの方法を実行するように構成された手段を有する装置を含む。
【0113】
要約書に説明されるものを含めて、図示される複数の実装の本明細書における説明は、網羅であることを意図せず、または開示される厳密な形態に本開示を限定することを意図するものではない。具体的な複数の実装および例が、本明細書において例示的目的のために説明されているが、当業者であれば理解するように、本開示の範囲内で様々な均等な改変が可能である。これらの修正は、上記の詳細な説明に照らして本開示に対して行われ得る。
図1
図2
図3
図4
図5