特許第6362283号(P6362283)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6362283
(24)【登録日】2018年7月6日
(45)【発行日】2018年7月25日
(54)【発明の名称】電気自動車充電設備及び充電方法
(51)【国際特許分類】
   H02J 7/00 20060101AFI20180712BHJP
   H02J 7/10 20060101ALI20180712BHJP
   B60L 11/18 20060101ALI20180712BHJP
【FI】
   H02J7/00 P
   H02J7/10 B
   H02J7/10 H
   B60L11/18 C
【請求項の数】13
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2017-99384(P2017-99384)
(22)【出願日】2017年5月19日
(65)【公開番号】特開2018-82607(P2018-82607A)
(43)【公開日】2018年5月24日
【審査請求日】2017年5月19日
(31)【優先権主張番号】105137403
(32)【優先日】2016年11月16日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】596039187
【氏名又は名称】台達電子工業股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DELTAELECTRONICS,INC.
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】▲呉▼宗原
【審査官】 高野 誠治
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−166114(JP,A)
【文献】 特開2014−147257(JP,A)
【文献】 特開2003−304688(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 7/00 − 7/12
H02J 7/34 − 7/36
H02M 3/00 − 3/44
B60L 11/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに直列出力で電気的に接続されて、充電電流及び充電電圧を提供して電気自動車を充電するための複数の第1の電源モジュールと、
前記複数の第1の電源モジュールの一方が定電流制御モードで動作するように制御するために、第1の電流制御信号をそれぞれ出力し、且つその他の第1の電源モジュールが定電圧制御モードで動作するように制御するために、複数の第1の電圧制御信号を出力することに用いられる制御回路と、
を備え、
前記制御回路は、前記定電流制御モードで動作する一方の第1の電源モジュールによって前記充電電流を制御し、且つ前記定電圧制御モードで動作する前記第1の電源モジュールがその第1の電圧制御信号に対応する出力電圧をそれぞれ有するように制御する電気自動車充電設備。
【請求項2】
前記制御回路は、前記電気自動車から出力したコントロールパイロット信号に基づき前記電気自動車充電設備の前記電気自動車に出力する前記充電電流を決定し、これによって、対応する第1の電流制御信号を前記定電流制御モードで動作する前記第1の電源モジュールに出力する請求項1に記載の電気自動車充電設備。
【請求項3】
前記第1の電源モジュールの出力電圧をそれぞれ制御するために、前記制御回路は、前記電気自動車から出力したコントロールパイロット信号に基づき対応する第1の電圧制御信号を前記定電圧制御モードで動作する前記第1の電源モジュールにそれぞれ出力する請求項1又は請求項2に記載の電気自動車充電設備。
【請求項4】
前記電気自動車充電設備は、N個の第1の電源モジュールを含み、前記充電電圧は(N−P)に前記第1の電源モジュールの定格最大出力電圧をかけたものより小さい場合、前記制御回路が、対応する第1の制御信号を出力してそのP個の第1の電源モジュールをオフにし、ただし、Nが2以上の正の整数であり、PがNより小さい正の整数である請求項3に記載の電気自動車充電設備。
【請求項5】
互いに直列出力で電気的に接続されて、前記充電電流及び前記充電電圧を提供して前記電気自動車を充電するための複数の第2の電源モジュールを更に含み、
前記制御回路は、更に、前記複数の第2の電源モジュールの一方が前記定電流制御モードで動作するように制御するために、第2の電流制御信号をそれぞれ出力し、且つその他の第2の電源モジュールが前記定電圧制御モードで動作するように制御するために、複数の第2の電圧制御信号を出力することに用いられる請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電気自動車充電設備。
【請求項6】
前記制御回路は、前記定電流制御モードで動作する前記一方の第1の電源モジュール及び前記一方の第2の電源モジュールによって前記充電電流を制御し、且つ前記定電圧制御モードで動作する前記第1の電源モジュール及び前記第2の電源モジュールがその第1の電圧制御信号又は第2の電圧制御信号に対応する出力電圧をそれぞれ有するように制御する請求項5に記載の電気自動車充電設備。
【請求項7】
前記複数の第1の電源モジュールのそれぞれは、前記複数の第2の電源モジュールにおける対応する一方に並列でそれぞれ電気的に結合される請求項5又は請求項6に記載の電気自動車充電設備。
【請求項8】
互いに直列出力で電気的に接続される、第1の定電流出力電源モジュール及び少なくとも1つの第1の定電圧出力電源モジュールを含む第1の充電回路と、
前記第1の充電回路の第1の出力電流を制御するために、第1の電流制御信号を前記第1の定電流出力電源モジュールに出力し、且つ前記少なくとも1つの第1の定電圧出力電源モジュールの第1の出力電圧を制御するために、少なくとも1つの第1の電圧制御信号を、対応する前記少なくとも1つの第1の定電圧出力電源モジュールに出力して、前記第1の充電回路を電気自動車に給電させることに用いられる制御回路と、
を備え、
前記制御回路は、前記電気自動車から出力したコントロールパイロット信号に基づき対応する前記第1の電流制御信号及び前記第1の電圧制御信号を出力する電気自動車充電設備。
【請求項9】
対応する前記少なくとも1つの第1の定電圧出力電源モジュールの前記第1の出力電圧を制御するために、前記制御回路は、前記電気自動車から出力した前記コントロールパイロット信号に基づき、対応する前記少なくとも1つの第1の電圧制御信号を出力する請求項8に記載の電気自動車充電設備。
【請求項10】
第2の定電流出力電源モジュール及び少なくとも1つの第2の定電圧出力電源モジュールを含み、前記第1の充電回路に並列出力で電気的に結合される第2の充電回路を更に含み、
前記制御回路は、更に、前記第2の充電回路の第2の出力電流を制御するために、前記コントロールパイロット信号に基づき第2の電流制御信号を前記第2の定電流出力電源モジュールに出力し、且つ前記少なくとも1つの第2の定電圧出力電源モジュールの第2の出力電圧を制御するために、少なくとも1つの第2の電圧制御信号を対応する前記少なくとも1つの第2の定電圧出力電源モジュールに出力する請求項8又は請求項9に記載の電気自動車充電設備。
【請求項11】
制御回路により電気自動車からコントロールパイロット信号を受信することと、
前記制御回路により前記コントロールパイロット信号に基づき充電電流及び充電電圧を判断することと、
前記制御回路により第1の電流制御信号を、互いに直列出力で電気的に接続される複数の第1の電源モジュールの一方に出力して、定電流制御モードで動作する一方の第1の電源モジュールによって前記充電電流を制御し、且つ前記制御回路により複数の第1の電圧制御信号を前記複数の第1の電源モジュールのその他の第1の電源モジュールにそれぞれ出力して、その他の第1の電源モジュール定電圧制御モードで動作するように制御し、また、前記定電圧制御モードで動作する前記第1の電源モジュールは、その第1の電圧制御信号に対応する出力電圧をそれぞれ有することと、
を含む充電方法。
【請求項12】
前記充電電圧は(N−P)に前記第1の電源モジュールの定格最大出力電圧をかけたものより小さい場合、前記制御回路が、対応する第1の制御信号を出力してN個の第1の電源モジュールの中のP個の第1の電源モジュールをオフにし、ただし、Nが2以上の正の整数であり、PがNより小さい正の整数である請求項11に記載の充電方法。
【請求項13】
前記制御回路により第2の電流制御信号を複数の第2の電源モジュールの一方に出力して、一方の第2の電源モジュールが前記定電流制御モードで動作するように制御することと、
前記定電流制御モードで動作する前記第1の電源モジュール及び前記第2の電源モジュールによって前記充電電流を制御することと、
前記制御回路により複数の第2の電圧制御信号をその他の第2の電源モジュールにそれぞれ出力して、その他の第2の電源モジュールが前記定電圧制御モードで動作するように制御し、また、前記定電圧制御モードで動作する前記第1の電源モジュール及び前記第2の電源モジュールがそれぞれその第1の電圧制御信号又は第2の電圧制御信号に対応する出力電圧をそれぞれ有することと、
を更に含む請求項11又は請求項12に記載の充電方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気自動車充電設備に関し、特にパワー出力を調整することができる電気自動車充電設備に関する。
【背景技術】
【0002】
近来、環境意識の普及に伴って、電気エネルギーをパワーソースとする電気自動車を開発して化石燃料を動力とする従来の車両を取り替えることは、ますます自動車分野における重要な目標となった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
充電時間を節約するために、電気自動車充電設備は、高い電力で電気自動車を充電する必要がある。なお、異なるバッテリーシステムの電気自動車にとって、所要の充電電圧及び充電電流も違う。電気自動車のバッテリ容量の増加に伴って、電気自動車を充電する時に必要な充電電圧もそれに伴って向上する。
【0004】
このため、各種の電気自動車の充電需要を満たすように、如何に電気自動車充電設備を設計するかは、本分野において現在の重要な研究課題となっている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、電気自動車充電設備である。電気自動車充電設備は、互いに直列出力で電気的に接続されて、充電電流及び充電電圧を提供して電気自動車を充電するための複数の第1の電源モジュールと、前記第1の電源モジュールの一方が定電流制御モードで動作するように制御するために、第1の電流制御信号をそれぞれ出力し、且つその他の前記第1の電源モジュールが定電圧制御モードで動作するように制御するために、複数の第1の電圧制御信号を出力することに用いられる制御回路と、を備え、前記制御回路は、前記定電流制御モードで動作する前記第1の電源モジュールによって前記充電電流を制御して、且つ前記定電圧制御モードで動作する前記第1の電源モジュールがその第1の電圧制御信号に対応する出力電圧をそれぞれ有するように制御する。
【0006】
本発明の一部の実施例において、前記制御回路は、前記電気自動車から出力したコントロールパイロット信号に基づき前記電気自動車充電設備が前記電気自動車に出力する前記充電電流を決定し、これによって対応する第1の電流制御信号を前記定電流制御モードで動作する前記第1の電源モジュールに出力する。
【0007】
本発明の一部の実施例において、前記第1の電源モジュールの出力電圧をそれぞれ制御するために、前記制御回路は、前記電気自動車から出力したコントロールパイロット信号に基づき対応する第1の電圧制御信号を前記定電圧制御モードで動作する前記第1の電源モジュールにそれぞれ出力する。
【0008】
本発明の一部の実施例において、前記電気自動車充電設備はN個の第1の電源モジュールを備え、前記充電電圧は(N−P)に前記第1の電源モジュールの定格最大出力電圧をかけたものより小さい場合、前記制御回路が、対応する前記第1の制御信号を出力してその中のP個の第1の電源モジュールをオフにし、ただし、Nが2以上の正の整数であり、PがNより小さい正の整数である。
【0009】
本発明の一部の実施例において、電気自動車充電設備は、互いに直列出力で電気的に接続されて、前記充電電流及び前記充電電圧を提供して前記電気自動車を充電するための複数の第2の電源モジュールを更に備え、前記制御回路は、更に、前記第2の電源モジュールの一方が前記定電流制御モードで動作するように制御するために、第2の電流制御信号をそれぞれ出力し、且つその他の前記第1の電源モジュールが前記定電圧制御モードで動作するように制御するために、複数の第2の電圧制御信号を出力することに用いられる。
【0010】
本発明の一部の実施例において、前記制御回路は、前記定電流制御モードで動作する前記第1の電源モジュール及び前記第2の電源モジュールによって前記充電電流を制御し、且つ前記定電圧制御モードで動作する前記第1の電源モジュール及び前記第2の電源モジュールがその第1の電圧制御信号又は第2の電圧制御信号に対応する出力電圧をそれぞれ有するように制御する。
【0011】
本発明の一部の実施例において、前記第1の電源モジュールのそれぞれは、前記第2の電源モジュールにおける対応する一方にそれぞれ並列で電気的に結合される。
【0012】
本発明の別の態様は、電気自動車充電設備である。電気自動車充電設備は、第1の定電流出力電源モジュール及び少なくとも1つの第1の定電圧出力電源モジュールを含む第1の充電回路と、前記第1の充電回路の第1の出力電流を制御するために、第1の電流制御信号を前記第1の定電流出力電源モジュールに出力し、且つ前記少なくとも1つの第1の定電圧出力電源モジュールの第1の出力電圧を制御するために、少なくとも1つの第1の電圧制御信号を、対応する前記少なくとも1つの第1の定電圧出力電源モジュールに出力して、前記第1の充電回路を電気自動車に給電させることに用いられる制御回路と、を備え、前記制御回路は、前記電気自動車から出力したコントロールパイロット信号に基づき対応する前記第1の電流制御信号及び前記第1の電圧制御信号を出力する。
【0013】
本発明の一部の実施例において、対応する前記少なくとも1つの第1の定電圧出力電源モジュールの前記第1の出力電圧を制御するために、前記制御回路は、前記電気自動車から出力した前記コントロールパイロット信号に基づき対応する前記少なくとも1つの第1の電圧制御信号を出力する。
【0014】
本発明の一部の実施例において、電気自動車充電設備は、第2の定電流出力電源モジュール及び少なくとも1つの第2の定電圧出力電源モジュールを含む第2の充電回路を更に備え、前記第2の充電回路と前記第1の充電回路とは、並列出力で電気的に結合されて、前記制御回路は、更に、前記第2の充電回路の第2の出力電流を制御するために、前記コントロールパイロット信号に基づき第2の電流制御信号を前記第2の定電流出力電源モジュールに出力し、且つ前記少なくとも1つの第2の定電圧出力電源モジュールの第2の出力電圧を制御するための少なくとも1つの第2の電圧制御信号を、対応する前記少なくとも1つの第2の定電圧出力電源モジュールに出力することに用いられる。
【0015】
本発明の別の態様は、充電方法である。充電方法は、制御回路により電気自動車からコントロールパイロット信号を受信することと、前記制御回路により前記コントロールパイロット信号に基づき充電電流及び充電電圧を判断することと、前記第1の電源モジュールが定電流制御モードで動作するように制御するために、前記制御回路により第1の電流制御信号を複数の第1の電源モジュールの一方に出力することと、前記定電流制御モードで動作する前記第1の電源モジュールによって前記充電電流を制御することと、前記第1の電源モジュールが定電圧制御モードで動作するように制御するために、前記制御回路により複数の第1の電圧制御信号をその他の前記第1の電源モジュールにそれぞれ出力し、また、前記定電圧制御モードで動作する前記第1の電源モジュールがその第1の電圧制御信号に対応する出力電圧をそれぞれ有することと、を含む。
【0016】
本発明の一部の実施例において、充電方法は、前記充電電圧は(N−P)に前記第1の電源モジュールの定格最大出力電圧をかけたものより小さい場合、前記制御回路が、対応する前記第1の制御信号を出力してN個の第1の電源モジュールの中のP個の第1の電源モジュールをオフにし、Nが2以上の正の整数であり、PがNより小さい正の整数であることを更に含む。
【0017】
本発明の一部の実施例において、充電方法は、前記第2の電源モジュールが前記定電流制御モードで動作するように制御するために、前記制御回路により第2の電流制御信号を複数の第2の電源モジュールの一方に出力することと、前記定電流制御モードで動作する前記第1の電源モジュール及び前記第2の電源モジュールによって前記充電電流を制御することと、前記第2の電源モジュールが前記定電圧制御モードで動作するように制御するために、前記制御回路により複数の第2の電圧制御信号をその他の前記第2の電源モジュールにそれぞれ出力し、また、前記定電圧制御モードで動作する前記第1の電源モジュール及び前記第2の電源モジュールがその第1の電圧制御信号又は第2の電圧制御信号に対応する出力電圧をそれぞれ有することと、を更に含む。
【0018】
要するに、本発明は、各組の充電回路における1組の電源モジュールを定電流出力電源モジュールとして定電流制御モードで動作させ、且つ充電回路のその他の組の電源モジュールを定電圧出力電源モジュールとして定電圧制御モードで動作させることによって、電気自動車充電設備において定格最大出力電圧が小さい複数の電源モジュールを直列出力で接続させることで、高い充電電圧を提供して電気自動車を充電することができて、異なる電気自動車の充電要求を満たし、且つ多種の充電電圧に適用する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の一部の実施例による電気自動車充電設備を示す操作模式図である。
図2】本発明の一部の実施例による電気自動車充電設備を示す操作模式図である。
図3】本発明の一部の実施例による電気自動車充電設備を示す操作模式図である。
図4】本発明の一部の実施例による電気自動車充電設備を示す操作模式図である。
図5】本発明の一部の実施例による電気自動車充電設備を示す操作模式図である。
図6】本発明の一部の実施例による充電方法を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
下記は、図面を参照して実施例を挙げて詳しく説明し、それにより本発明の態様をより良く理解することができるが、提供された実施例は、本発明に含まれる範囲を限定するものではなく、構造や動作についての記述は、その実行の手順を限定するためのものではなく、素子から新たに組み合わせられた構造、それにより生じる等価な効果を持つ装置であれば、いずれも本発明の範囲に含まれる。なお、当該技術分野の標準及び一般的なやり方により、図面は補助の説明のみを目的とし、原寸で図面を作るものではない。説明しやすくするために、実際に各種の特徴のサイズを任意に増加又は減少することができる。理解しやすくするために、下記説明において、同一の素子に同一の符号を付けて説明する。
【0021】
全体の明細書と特許請求範囲に用いられる用語(terms)は、特に明記される以外、通常、用語ごとにこの分野、この開示の内容と特殊内容に使用される一般的な意味を持つ。当業者へ本開示に関する記述における規定外の案内を提供するように、本開示を記述するためのある用語について、以下又はこの明細書の別所で検討する。
【0022】
次に、本発明に使用される「含む」、「備える」、「有する」、「含有」等は、何れも開放性の用語であり、つまり、含むがそれに限定されないことを指す。なお、本発明に使用される「及び/又は」は、関連する列挙される項目の中の1つ又は複数の項目の中の任意の1つ及びそのすべての組合せを含む。
【0023】
本文において、ある素子が「接続」又は「結合」と呼ばれる時に、「電気的接続」又は「電気的結合」を指すことができる。「接続」又は「結合」も2つ又は複数の素子の間に互いに合わせて操作又は交互することを指すことに用いられることができる。なお、本文において、「第1の」、「第2の」、…などの用語で異なる素子を説明するが、前記用語は同じ技術用語で説明した素子又は操作のみを区別することに用いられる。文脈が明確に示されない限り、前記用語は順序又は順位を特に指し又は暗示しなく、本発明を限定するためのものでもない。
【0024】
図1を参照されたい。図1は、本発明の一部の実施例による電気自動車充電設備(Electric Vehicle Supply Equipment;EVSE)100を示す操作模式図である。図1に示すように、一部の実施例において、電気自動車充電設備100は、電気自動車(Electric Vehicle;EV)200を充電することに用いられる。具体的に、電気自動車充電設備100は、接続端子によって充電電圧Vc及び充電電流Icを電気自動車200に出力することができる。
【0025】
一部の実施例において、電気自動車200は、保護回路210、バッテリモジュール220及びバッテリ管理回路230を備える。充電電圧Vc及び充電電流Icは、バッテリモジュール220を充電するように、保護回路210を介してバッテリモジュール220に伝達することができる。電気自動車充電設備100から出力した充電電圧Vc又は充電電流Icがバッテリモジュール220の耐えることができる定格上限を超える場合、保護回路210は、電気自動車200を保護するように、電気自動車充電設備100とバッテリモジュール220との間のループを切り離すことができる。例えば、保護回路210は、過電圧保護ユニット、過電流保護ユニットなどの各種の異なるタイプの保護ユニットを備えてよい。バッテリ管理回路230は、コントロールパイロット(Control Pilot)信号CPを電気自動車充電設備100に出力することに用いられる。このように、電気自動車200は、コントロールパイロット信号CPによって電気自動車充電設備100に通信することで、電気自動車充電設備100が電気自動車200の所要の充電電圧Vc及び充電電流Icを提供するようにすることができる。言い換えると、異なるタイプの電気自動車200に対して、電気自動車200の充電需要を満たすように、電気自動車充電設備100は、充電電圧Vc及び充電電流Icの大きさを対応的に調整することができる。
【0026】
図1に示すように、一部の実施例において、電気自動車充電設備100は、充電回路110及び制御回路120を備える。充電回路110は、充電電流Ic及び充電電圧Vcを提供して電気自動車200を充電することに用いられる。具体的に、充電回路110は、互いに直列出力で電気的に結合される複数の電源モジュール112、114、116を含む。電源モジュール112、114、116が互いに直列出力で接続されるため、充電回路110から出力した充電電圧Vcは、電源モジュール112、114、116のそれぞれの定格最大出力電圧より高くされてもよく、ここでの定格最大出力電圧は、各電源モジュールの最も大きく出力できる電圧を代表する。言い換えると、充電回路110は、複数の電源モジュール112、114、116を直列出力で接続することによって、異なる電気自動車200の充電需要を満たすように、高い電圧レベルを有する充電電圧Vcを提供することができる。
【0027】
制御回路120は、充電回路110における各電源モジュール112、114、116に電気的に結合され、且つそれぞれ対応する電流制御信号CS_I、電圧制御信号CS_Vを出力して各電源モジュール112、114、116を制御する。具体的に、制御回路120は、有線又は無線の通信方式によって電流制御信号CS_I及び電圧制御信号CS_Vを各電源モジュール112、114、116に伝達することができる。一部の実施例において、電源モジュール112が定電流制御モードで動作するように制御するために、制御回路120は、電流制御信号CS_Iを電源モジュール112に出力する。なお、電源モジュール114、116が定電圧制御モードで動作するように制御するために、制御回路120は、電圧制御信号CS_Vをその他の電源モジュール114、116に出力する。
【0028】
言い換えると、一部の実施例において、充電回路110における電源モジュール112、114、116の一方だけ(例えば電源モジュール112)が定電流出力電源モジュールとして定電流制御モードで動作する。その他の電源モジュール(例えば電源モジュール114、116)は、いずれも定電圧出力電源モジュールとして定電圧制御モードで動作する。
【0029】
図1に示すように、制御回路120は、電気自動車200におけるバッテリ管理回路230から出力したコントロールパイロット信号CPによって電気自動車充電設備100の電気自動車200に出力する充電電流Icを決定し、これによって、対応する電流制御信号CS_Iを定電流制御モードで動作する電源モジュール112に出力する。これによって、制御回路120は、定電流制御モードで動作する電源モジュール112によって充電電流Icを制御することができる。具体的に、電源モジュール112は、電流制御信号CS_Iによって電源モジュール112の出力電流Ioを決定する。充電回路110の電源モジュール112、114、116が互いに直列出力で接続されるため、電源モジュール112の出力電流Ioの値は、充電回路110の電気自動車に出力する充電電流Icの値である。言い換えると、充電回路110から出力した充電電流Icの値は、定電流出力電源モジュールが受信された電流指令値によって決められる。
【0030】
同様に、電源モジュール114、116がその電圧制御信号CS_Vに対応する出力電圧Vo2、Vo3をそれぞれ有するように制御するために、制御回路120は、電気自動車200におけるバッテリ管理回路230から出力したコントロールパイロット信号CPに基づき、対応する電圧制御信号CS_Vを定電圧制御モードで動作する電源モジュール114、116に出力する。
【0031】
一部の実施例において、制御回路120は、定電圧制御モードで動作する電源モジュール114、116が同様の出力電圧Vo2、Vo3を有するように制御することができる。各電源モジュール114、116を流れた電流が同様であるため、電源モジュール114、116は、同様のパワー出力を有する。
【0032】
例えば、一部の実施例において、出力電圧Vo2、Vo3の値は、電気自動車200のバッテリモジュール220の所要の充電電圧Vc及び充電回路110における電源モジュール112、114、116の数によって決められることができる。例えば、バッテリモジュール220の所要の充電電圧が約1500Vdcであり、充電回路110が合計で3つの電源モジュール112、114、116を有する場合、各電源モジュールには、約500Vdcの電圧を割り当てるべきである。このため、制御回路120は、定電圧制御モードで動作する電源モジュール114、116のそれぞれの出力電圧Vo2、Vo3をそれぞれ500Vdcに制御することができる。
【0033】
このように、1500Vdcの充電電圧Vcは、定電圧制御モードで動作する電源モジュール114、116及び定電流制御モードで動作する電源モジュール112に均一に割り当てることができる。注意すべきなのは、制御回路120が定電流制御モードで動作する電源モジュール112の出力電圧Vo1を制御しないが、充電電圧Vcがバッテリモジュール220によって約1500Vdcに制御されるため、電源モジュール112の両端の出力電圧Vo1は、充電電圧Vcが定電圧制御モードで動作する電源モジュール114、116の出力電圧Vo2、Vo3を引いたものである。
【0034】
なお、一部の実施例において、制御回路120は、定電圧制御モードで動作する電源モジュール114、116が異なる出力電圧Vo2、Vo3を有するように制御することができる。例えば、制御回路120は、対応する電圧制御信号CS_Vを電源モジュール114、116にそれぞれ出力することができ、これによって、電源モジュール114の出力電圧が490Vとなり、電源モジュール116の出力電圧が510Vとなるが、本発明はこれらに限定されない。言い換えると、電源モジュール114、116は、異なる仕様、又は異なる定格出力電圧を有する電源モジュールをそれぞれ採用して実現することができ、且つ異なる出力電圧Vo2、Vo3に対応的に制御される。
【0035】
具体的に、電圧制御信号CS_Vにおける電圧指令値が所要の目標値(例えば500Vdc)に設定されることができ、これによって、定電圧出力電源モジュール(即ち、電源モジュール114、116)の出力電圧Vo2、Vo3を一定にする。電圧制御信号CS_Vにおける電流指令値が電源モジュール114、116の定格最大出力電流に設定されることができる。定電圧出力電源モジュール(即ち、電源モジュール114、116)の実際の出力電圧Vo2、Vo3が電圧指令値に達した後に、定電圧出力電源モジュール(即ち、電源モジュール114、116)の実際の出力電流Ioは、定電流出力電源モジュール(即ち、電源モジュール112)によって決められる。言い換えると、一部の実施例において、定電圧出力電源モジュール(即ち、電源モジュール114、116)の出力電圧Vo2、Vo3がその電圧指令値に達した後に、出力電流Ioは、その設定された電流指令値に達すことがない。
【0036】
対応的に、電流制御信号CS_Iにおける電流指令値が所要の目標値に設定されることができ、これによって、定電流出力電源モジュール(即ち、電源モジュール112)の出力電流Ioを一定にする。電流制御信号CS_Iにおける電圧指令値が、電圧制御信号CS_Vにおける電圧指令値より大きく、例えば600Vdcに設定されることができる。定電流出力電源モジュール(即ち、電源モジュール112)の実際の出力電流Ioが電流指令値に達した後に、定電流出力電源モジュール(即ち、電源モジュール112)の実際の出力電圧Vo1は、定電圧出力電源モジュール(即ち、電源モジュール114、116)の出力電圧Vo2、Vo3及び充電電圧Vcによって決められる。言い換えると、一部の実施例において、定電流出力電源モジュール(即ち、電源モジュール112)の出力電流Ioがその電流指令値に達した後に、出力電圧Vo1は、その設定された電圧指令値に達することがない。
【0037】
例えば、バッテリモジュール220の充電電圧が約1200Vdcである場合、定電圧制御モードにある電源モジュール114、116のそれぞれの出力電圧Vo2、Vo3は、同様に400Vdcに制御され、或いは異なる390Vdc及び410Vdcにそれぞれ制御されることができる。この時、定電流制御モードにある電源モジュール112の出力電圧Vo1は、400Vに近づく。バッテリモジュール220の充電電圧が充電に伴って次第に約1250Vdcまで上昇する場合、定電圧制御モードにある電源モジュール114、116の出力電圧Vo2、Vo3が変わらないように保持でき、定電流制御モードにある電源モジュール112の出力電圧Vo1が次第に450Vdcまで上昇する。
【0038】
なお、その他の一部の実施例において、制御回路120は、動的調整を行ってもよく、電源モジュール114、116に出力する電圧制御信号CS_Vをそれぞれ調整して、これによって、電源モジュール114、116の出力電圧Vo2、Vo3が420Vdcにそれぞれ調整される。このように、定電流制御モードにある電源モジュール112の出力電圧Vo1は、410Vdcに近づく。これによって、制御回路120は、各電源モジュール112、114、116の電力を均一に割り当てることができる。
【0039】
このように、充電回路110における電源モジュール112、114、116が定電流制御モード及び定電圧制御モードで動作することをそれぞれ制御することによって、電気自動車充電設備100は、定格最大出力電圧が小さい複数の電源モジュール112、114、116を直列出力で接続することで、高い充電電圧Vcを提供して電気自動車200を充電することができる。
【0040】
なお、図1において、3組の電源モジュール112、114、116を示すが、その数は、説明しやすくするための例だけであり、本発明を限定するためのものではない。異なる電気自動車充電設備100の出力電力を満たすために、当該の技術分野における通常の知識を有する者は、実際の必要に応じて電源モジュールの数又は各電源モジュールの定格最大出力電圧、定格最大出力電流、定格電力などを設置することができる。
【0041】
図2を参照されたい。図2は、本発明の一部の実施例による電気自動車充電設備100を示す操作模式図である。図2に示すように、一部の実施例において、電気自動車200の所要の充電電圧Vcが低いと、電気自動車充電設備100も制御回路120により対応する制御信号CS_Xを出力することによって、充電回路110における1つ又は複数の電源モジュール(例えば電源モジュール116)を選択的にオフにすることができる。このように、充電回路110は、少ない電源モジュール(例えば電源モジュール112、114)によって充電電圧Vc及び充電電流Icを提供することができるため、充電回路110での損耗を低下させることができる。これによって、電気自動車充電設備100は、エネルギー変換効率を向上させ、無駄なエネルギー損失を避けることができる。
【0042】
例えば、バッテリモジュール220の所要の充電電圧が約1000Vdcであり、充電回路110の電源モジュール112、114、116の定格最大出力電圧が500Vdcより大きい(例えば600Vdc)場合、制御回路120は、対応する制御信号CS_Xを出力して電源モジュール116をオフにすることができ、且つ電流制御信号CS_I、電圧制御信号CS_Vをそれぞれ出力して電源モジュール112、114が定電流制御モード及び定電圧制御モードでそれぞれ動作するように制御し、また、定電流制御モードで動作する電源モジュール112が出力電流Ioを決定し、定電圧制御モードで動作する電源モジュール114の出力電圧Vo2が500Vdcである。
【0043】
このように、1000Vdcの充電電圧Vcを均一に定電圧制御モードで動作する電源モジュール114及び定電流制御モードで動作する電源モジュール112に割り当てることができる。
【0044】
図1に示すような実施例と同様に、図2は、3組の直列出力で接続された電源モジュール112、114、116を示すが、説明しやすくするための例だけであり、本発明を限定するためのものではない。一部の実施例において、充電回路110は、3組以上の電源モジュール112、114、116を直列出力で接続することができる。充電回路110に直列出力で接続される電源モジュール112、114、116が3組を超える場合も、制御回路120が、対応する制御信号CS_Xを出力して選択的に複数の電源モジュールをオフにすることができる。
【0045】
図3を参照されたい。図3は、本発明の一部の実施例による電気自動車充電設備100を示す操作模式図である。図3に示すように、一部の実施例において、充電回路110は、互いに直列出力で接続した電源モジュール112、114、116、118を備え、電源モジュール116、118をオフにするように、制御回路120が対応する制御信号CS_Xを電源モジュール116、118に出力し、且つ電源モジュール112、114によって充電電圧Vc及び充電電流Icを提供する。
【0046】
言い換えると、電気自動車充電設備100における充電回路110がN個の電源モジュールを含むと、電気自動車200の所要の充電電圧Vcは(N−P)に各電源モジュールの定格最大出力電圧をかけたものより小さい場合、制御回路120が、対応する制御信号CS_Xを出力して充電回路110におけるP個の電源モジュールをオフにすることができ、Nが2以上の正の整数であり、PがNより小さい正の整数である。
【0047】
このように、制御回路120は、(N−P)個の電源モジュールをオンにし、P個電源モジュールをオフにするように制御することができる。充電電圧Vcは(N−P)に各電源モジュールの定格最大出力電圧をかけたものより小さいため、(N−P)個の電源モジュールをオンにすることだけで充電電圧Vcを提供するのに十分である。なお、制御回路120は、各電源モジュールが定格最大出力電圧内で動作するように確保する場合に、エネルギー変換効率の向上と回路設備安全の確保との間にバランスを取るように、実際の必要に応じてオン/オフの電源モジュールの数を決めることもできる。
【0048】
図4を参照されたい。図4は、本発明の一部の実施例による電気自動車充電設備100を示す操作模式図である。図4において、理解しやすくするために、図1図2の実施例に関する類似素子を同様の参照記号で示され、且つ類似素子の具体的な原理を上記段落で詳細的に説明しており、図4の素子との間に協同運用関係を有するため紹介する必要がない限り、ここで説明しない。
【0049】
図4に示すように、一部の実施例において、電気自動車充電設備100は、2組以上の充電回路110、130、150を含んでよい。図面に示すように、一部の実施例において、充電回路110、130、150は、互いに並列出力で電気的に結合される。充電回路110は、互いに直列出力で接続する電源モジュール112、114、116を備える。同様に、充電回路130は、互いに直列出力で接続した電源モジュール132、134、136を含む。充電回路150は、互いに直列出力で接続した電源モジュール152、154、156を含む。
【0050】
充電回路110における電源モジュール112、114、116の操作と同様に、電気自動車200を充電するように、充電回路130、150における電源モジュール132〜136、152〜156も充電電流Ic及び充電電圧Vcを提供することに用いられることができる。一部の実施例において、制御回路120は、充電回路130における1組の電源モジュール(例えば電源モジュール132)が定電流制御モードで動作するように制御するために、対応する電流制御信号CS_Iをそれぞれ出力し、且つ充電回路130におけるその他の電源モジュール(例えば電源モジュール134、136)が定電圧制御モードで動作するように制御するために、対応する電圧制御信号CS_Vを出力することに用いられる。
【0051】
同様に、制御回路120は、充電回路150における1組の電源モジュール(例えば電源モジュール152)が定電流制御モードで動作するように制御するために、対応する電流制御信号CS_Iをそれぞれ出力し、且つ充電回路150におけるその他の電源モジュール(例えば電源モジュール154、156)が定電圧制御モードで動作するように制御するために、対応する電圧制御信号CS_Vを出力することも用いられる。
【0052】
このように、制御回路120は、定電流制御モードで動作する電源モジュール112によって充電回路110の出力電流Io1を制御し、定電流制御モードで動作する電源モジュール132によって充電回路130の出力電流Io2を制御し、定電流制御モードで動作する電源モジュール152によって充電回路150の出力電流Io3を制御することができる。これによって、制御回路120は、電気自動車充電設備100から出力した充電電流Ic(即ち、出力電流Io1〜Io3の和)を制御し、且つ、充電回路110における定電圧制御モードで動作する電源モジュール114、116がその電圧制御信号CS_Vに対応する出力電圧をそれぞれ有し、充電回路130における定電圧制御モードで動作する電源モジュール134、136がその電圧制御信号CS_Vに対応する出力電圧をそれぞれ有し、充電回路150における定電圧制御モードで動作する電源モジュール154、156がそれぞれその電圧制御信号CS_Vに対応する出力電圧をそれぞれ有するように制御することができる。上記段落で説明するように、一部の実施例において、制御回路120は、その対応する出力電圧が異なる電圧レベルを有するようにそれぞれ制御するために、異なる電圧制御信号CS_Vを各定電圧制御モードで動作する電源モジュール114、116、134、136、154、156に出力することもできる。
【0053】
なお、図4において、3組の互いに並列出力で接続された充電回路110、130、150を示したが、その数は、説明しやすくするための例だけであり、本発明を限定するためのものではない。一部の実施例において、電気自動車充電設備100の実際の要求を満たすように、電気自動車充電設備100には、2組の充電回路が並列に接続されることができ、且つ3組以上の充電回路が並列に接続されることもできる。
【0054】
図5を参照されたい。図5は、本発明の一部の実施例による電気自動車充電設備100を示す操作模式図である。図5に示すように、一部の実施例において、充電回路110における電源モジュール112〜116のそれぞれは、充電回路130、150における電源モジュール132〜136、152〜156の中の対応する一方に並列でそれぞれ電気的に結合されることができる。
【0055】
このように、充電回路110、130、150における隣接する電源モジュール112〜116、132〜136、152〜156を並列に接続することによって、各電源モジュール112〜116、132〜136、152〜156のパワー出力を更に安定にすることができる。
【0056】
図6を参照されたい。図6は、本発明の一部の実施例による充電方法600を示すフロー図である。便利で明らかに説明するために、以下の充電方法600は、図1図5に示すような実施例に合わせて説明するが、これに限定されず、当業者であれば、本発明の精神及び範囲を逸脱しない限り、各種の修正及び変更を行うことができる。図6に示すように、充電方法600は、ステップS610、S620、S630、S640及びS650を含む。
【0057】
まず、ステップS610において、電気自動車充電設備100の制御回路120により電気自動車200からコントロールパイロット信号CPを受信する。
【0058】
続いて、ステップS620において、制御回路120によりコントロールパイロット信号CPに基づき充電電流Ic及び充電電圧Vcを判断する。
【0059】
続いて、ステップS630において、電源モジュール112が定電流制御モードで動作するように制御するために、制御回路120により電流制御信号CS_Iを電源モジュール112、114、116の一方(例えば電源モジュール112)に出力する。
【0060】
続いて、ステップS640において、定電流制御モードで動作する電源モジュール112によって充電電流Icを制御する。
【0061】
続いて、ステップS650において、電源モジュール114、116が定電圧制御モードで動作するように制御するために、制御回路120により電圧制御信号CS_Vをその他の電源モジュール114、116に出力する。具体的に、定電圧制御モードで動作する電源モジュール114、116は、その電圧制御信号CS_Vに対応する出力電圧Vo2、Vo3をそれぞれ有する。
【0062】
なお、一部の実施例において、充電方法600は、ステップS660を更に含んでよい。ステップS660において、充電電圧Vcは(N−P)に電源モジュール112〜116のそれぞれの定格最大出力電圧をかけたものより小さい場合、制御回路120が、対応する制御信号CS_Xを出力してN個の電源モジュールにおけるP個の電源モジュールをオフにし、ただし、Nが2以上の正の整数であり、PがNより小さい正の整数である。
【0063】
なお、一部の実施例において、充電方法600は、2組以上の充電回路110、130を含む電気自動車充電設備100に使用されてもよい。この時に、充電方法600のステップS630は、電源モジュール132が定電流制御モードで動作するように制御するために、制御回路120により電流制御信号CS_Iを電源モジュール132、134、136の一方(例えば電源モジュール132)に出力することを更に含む。ステップS640は、定電流制御モードで動作する電源モジュール112及び電源モジュール132によって充電電流Icを制御することを更に含む。ステップS650は、電源モジュール134、136が定電圧制御モードで動作するように制御するために、制御回路120により電圧制御信号CS_Vをその他の電源モジュール134、136に出力することを更に含む。具体的に、定電圧制御モードで動作する電源モジュール114、116及び電源モジュール134、136は、その電圧制御信号CS_Vに対応する出力電圧をそれぞれ有する。
【0064】
当該の技術分野における通常の知識を有する者は、この充電方法600において、如何に上記の複数の異なる実施例における電気自動車充電設備100に基づいて前記操作及び機能を実行することを直接了解することができるため、ここで説明しない。
【0065】
本文で開示した方法を一連のステップ又はイベントに示して説明したが、示したこれらのステップ又はイベントの順序が限定的なものとして解釈されるべきではないことを理解すべきである。例えば、一部のステップは、異なる順序で発生及び/又は本文に示す及び/又は説明したステップ又はイベントを除いたステップ又はイベントと同時に発生することができる。また、本文で説明した1つ又は複数の態様又は実施例を実施する時に、ここで示した全てのステップは必要なものではない。なお、本文における1つ又は複数のステップが1つ又は複数の分離したステップ及び/又は階段では実行されることもできる。
【0066】
説明する必要があるのは、衝突しない場合に、本発明の各図面、実施例並びに実施例における特徴及び回路を互いに組み合わせることができる。図面に示された回路は、例示するためのものだけであり、説明を簡潔にさせ且つ理解しやすくするため、簡単化されたものであり、本発明を限定するためのものではない。
【0067】
以上のように、本発明は、上記の各実施例において、各組の充電回路における1組の電源モジュールを定電流出力電源モジュールとして定電流制御モードで動作させ、且つ充電回路のその他の組の電源モジュールを定電圧出力電源モジュールとして定電圧制御モードで動作させることによって、電気自動車充電設備において定格最大出力電圧が小さい複数の電源モジュールを直列出力で接続することで、高い充電電圧を提供して電気自動車を充電することができて、このように異なる電気自動車の充電要求を満たし、且つ多種の充電電圧に適用する。
【0068】
なお、上記の各実施例における各素子は、各種のタイプのデジタル又はアナログ回路により実現されることができ、それぞれ異なる集積回路チップにより実現されることもできる。各素子は、単一のデジタル制御チップに整合されることもできる。各制御回路は、各種のプロセッサ又はその他の集積回路チップにより実現されることもできる。上記は、例示だけであり、本発明は、これに限定されない。
【0069】
本発明では、実施形態及び実施例を前述の通りに開示したが、これは本発明を限定するものではなく、当該の技術分野における通常の知識を有する者が、本発明の精神と範囲から逸脱しない限り、多様の変更や修飾を加えることができる。従って、本発明の保護範囲は、後の特許請求の範囲で指定した内容を基準とするものである。
【符号の説明】
【0070】
100 電気自動車充電設備
110、130、150 充電回路
112、114、116、118 電源モジュール
120 制御回路
132、134、136 電源モジュール
152、154、156 電源モジュール
200 電気自動車
210 保護回路
220 バッテリモジュール
230 バッテリ管理回路
600 充電方法
S610〜S660 ステップ
CP コントロールパイロット信号
CS_I 電流制御信号
CS_V 電圧制御信号
CS_X 制御信号
Vo1、Vo2、Vo3 出力電圧
Io、Io1、Io2、Io3 出力電流
Vc 充電電圧
Ic 充電電流
図1
図2
図3
図4
図5
図6