(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
名前が変更されていないファイルが存在する場合、前記少なくとも1つの名前が変更されていないファイルそれぞれに対する原本の名前を考慮してヘッダを生成する過程と、
前記ヘッダを含むデータパケットを生成して送信する過程とをさらに含む
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
前記プロセッサは、名前が変更されていないファイルが存在する場合、前記少なくとも1つの名前が変更されていないファイルそれぞれに対する原本の名前を考慮してヘッダを生成する手順と、
前記ヘッダを含むデータパケットを生成して送信する手順とをさらに実行する
ことを特徴とする請求項8に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の好ましい実施形態を添付された図面を参照して説明する。そして、本発明を説明するに当たって、関連する公知機能または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要に不明確にする虞があると判断された場合、その詳細な説明は省略する。そして、後述される用語は、本発明における機能を考慮して定義された用語であって、これはユーザ、運用者の意図または慣例などによって異なることがある。したがって、その定義は本明細書全般にわたる内容に基づいて行われるべきである。
【0009】
以下、本発明は、タッチスクリーンを備える電子装置における添付されたファイルの変更された名前を考慮してヘッダを構成するための技術について説明する。
以下の説明で、電子装置は、タッチスクリーンを備える移動通信端末、PDA、PC、ラップトップ、スマートフォン、ネットブック、テレビ、モバイルインターネットデバイス(MID)、ウルトラモバイルPC(UMPC)、タブレットPC、ナビゲーション、スマートTV及びMP3プレーヤを含み得る。
【0010】
図1は、本発明による電子装置のブロック構成を示している。
図1に示すように、電子装置100は、メモリ110、プロセッサユニット120、オーディオ処理部130、通信システム140、入出力制御部150、表示部160及び入力装置170を含み得る。ここで、メモリ110は複数個が存在し得る。
各構成要素について述べると次のとおりである。
【0011】
メモリ110は、電子装置100の動作を制御するためのプログラムを格納するプログラム格納部111及びプログラム遂行中に発生するデータを格納するデータ格納部112を含み得る。
データ格納部112は、添付された原本ファイルの経路フィールド807、原本ファイルの形式フィールド809及び原本ファイル名フィールド811を含む原本ファイル情報フィールド803と、変更されたファイルの形式フィールド813及び変更されたファイル名フィールド815を含む変更されたファイル情報フィールド805とを含むファイル管理テーブル801を格納する。
プログラム格納部111は、グラフィッカルユーザインタフェース(GUI)プログラム113、ファイル管理プログラム114及び少なくとも1つのアプリケーションプログラム115を含み得る。ここで、プログラム格納部111に含まれるプログラムは、命令の集合である命令セットで表現することもできる。
【0012】
GUIプログラム113は、表示部160にグラフィックでユーザインタフェースを提供するための少なくとも1つのソフトウェア構成要素を含み得る。例えば、GUIプログラム113は、プロセッサ122によって駆動されるアプリケーションプログラム情報を表示部160に表示する命令を含み得る。例えば、アプリケーションプログラムでファイルを添付した場合、GUIプログラム113は、
図9Bに示すように、添付されたファイルの名前921を表示部160に表示できる。別の実施形態によれば、添付されたファイルの名前変更イベントが発生した場合、GUIプログラム113は、
図9Dに示すように、表示部160に「名前の変更」ウィンドウを表示することもできる。さらに別の実施形態によれば、添付されたファイルの名前が変更された場合、GUIプログラム113は、
図9Fに示すように、添付されたファイルの変更された名前961を表示部160に表示することもできる。
【0013】
ファイル管理プログラム114は、データ送信にファイルを追加するための少なくとも1つのソフトウェア構成要素を含み得る。例えば、アプリケーションプログラムでファイル添付イベントが発生した場合、ファイル管理プログラム114は、メモリ110に格納された少なくとも1つのファイルを追加する。この時、ファイル管理プログラム114は、ファイル管理テーブルを介して添付されたファイルを制御する。ここで、ファイル管理テーブルは、原本ファイルの経路フィールド、原本ファイルの形式フィールド及び原本ファイル名フィールドを含む原本ファイル情報フィールドと、変更されたファイルの形式フィールド及び変更されたファイル名フィールドを含む変更されたファイル情報フィールドとを含み得る。もし、ファイル名が変更される場合、ファイル管理プログラム114は、ファイル管理テーブルの変更されたファイル情報フィールドを更新する。
【0014】
ファイル管理プログラム114は、データ送信に追加するためのファイルの変更された名前を考慮してヘッダを構成するための少なくとも1つのソフトウェア構成要素を含み得る。例えば、データ送信イベントが発生した場合、ファイル管理プログラム114は、添付ファイルの名前が変更されたかを確認する。この時、ファイル管理プログラム114は、ファイル管理テーブルの変更されたファイル情報フィールドの変更されたファイル名フィールド値を考慮してファイルの名前が変更されたかを確認する。ファイルの名前が変更された場合、ファイル管理プログラム114は、データに添付するためのファイルの変更された名前を考慮してデータ送信のためのヘッダを構成する。
さらに、添付ファイルの名前が変更された場合、ファイル管理プログラム114は、ファイル管理テーブルにフラグを表示して名前が変更されたファイルを制御することもできる。また、複数個のファイル管理テーブルを含む場合、ファイル管理プログラム114は、少なくとも1つの名前が変更されたファイルを含む少なくとも1つのファイル管理テーブルにフラグを表示することもできる。
【0015】
アプリケーションプログラム115は、電子装置100にインストールされた少なくとも1つのアプリケーションプログラムに対するソフトウェア構成要素を含み得る。
プロセッサユニット120は、メモリインタフェース121、少なくとも1つのプロセッサ122及び周辺装置インタフェース124を含み得る。ここで、プロセッサユニット120に含まれるメモリインタフェース121、少なくとも1つのプロセッサ122及び周辺インタフェース124は、少なくとも1つの集積化された回路に集積化されるか別個の構成要素として実施され得る。
メモリインタフェース121は、プロセッサ122又は周辺装置インタフェース124のような構成要素のメモリ110へのアクセスを制御する。
周辺装置インタフェース124は、電子装置100の入出力周辺装置とプロセッサ122及びメモリインタフェース121との接続を制御する。
プロセッサ122は、少なくとも1つのソフトウェアプログラムを使用して電子装置100が様々なマルチメディアサービスを提供するように制御する。この時、プロセッサ122は、メモリ110に格納されている少なくとも1つのプログラムを実行して該当プログラムに対応するサービスを提供する。
【0016】
オーディオ処理部130は、スピーカ131及びマイクロホン132を介してユーザと電子装置100との間のオーディオインタフェースを提供する。
通信システム140は、電子装置100における音声通信及びデータ通信のための通信機能を提供する。この時、通信システム140は、互いに異なる通信ネットワークをサポートする複数個の通信サブモジュールに区分され得る。例えば、通信ネットワークは、これらに限定するものではないが、GSM(登録商標)ネットワーク、EDGEネットワーク、CDMAネットワーク、W−CDMAネットワーク、LTEネットワーク、OFDMAネットワーク、無線LAN、Bluetooth(登録商標)ネットワーク及びNFCを含み得る。
【0017】
入出力制御部150は、表示部160及び入力装置170などの入出力装置と周辺装置インタフェース124との間にインタフェースを提供する。
表示部160は、電子装置100の状態情報、ユーザが入力するメッセージ、動画及び静止画のうち少なくとも1つを表示する。例えば、表示部160は、プロセッサ122によって駆動されるアプリケーションプログラム情報を表示する。
入力装置170は、ユーザの選択によって発生する入力データを入出力制御部150を介してプロセッサユニット120に提供する。この時、入力装置170は、少なくとも1つのハードウェアボタンを含むキーパッド及びタッチ情報を感知するタッチパッドなどを含み得る。例えば、入力装置170は、タッチパッドを介して感知したタッチ情報を入出力制御部150を介してプロセッサ122に提供する。
【0018】
図2は、本発明の実施形態によるプロセッサの詳細なブロック構成を示している。
図2に示すように、プロセッサ122は、アプリケーションプログラム駆動部210、ファイル管理部220及び表示制御部230を含み得る。
アプリケーションプログラム駆動部210は、プログラム格納部111に格納された少なくとも1つのアプリケーションプログラム115を実行して該当アプリケーションプログラムによるサービスを提供する。例えば、アプリケーションプログラム駆動部210は、プログラム格納部111に格納されたEメールアプリケーションプログラムを実行してEメールサービスを提供するように制御する。
【0019】
ファイル管理部220は、プログラム格納部111に格納されたファイル管理プログラム114を実行してデータ送信にファイルを追加する。例えば、アプリケーションプログラムでファイル添付イベントが発生した場合、ファイル管理部220は、メモリ110に格納された少なくとも1つのファイルを追加する。この時、ファイル管理部220は、ファイル管理テーブルを介して添付されたファイルを制御する。ここで、ファイル管理テーブルは、原本ファイルの経路フィールド、原本ファイルの形式フィールド及び原本ファイル名フィールドを含む原本ファイル情報フィールドと、変更されたファイルの形式フィールド及び変更されたファイル名フィールドを含む変更されたファイル情報フィールドとを含み得る。もし、ファイル名が変更される場合、ファイル管理部220は、ファイル管理テーブルの変更されたファイル情報フィールドを更新する。
【0020】
また、ファイル管理部220は、データ送信に追加するためのファイルの変更された名前を考慮してヘッダを構成する。例えば、データ送信イベントが発生した場合、ファイル管理部220は、添付ファイルの名前が変更されたかを確認する。この時、ファイル管理部220は、ファイル管理テーブルの変更されたファイル情報フィールドの変更されたファイル名フィールド値を考慮してファイルの名前が変更されたかを確認する。ファイルの名前が変更された場合、ファイル管理部220は、データに添付するためのファイルの変更された名前を考慮してデータ送信のためのヘッダを構成する。
さらに、添付ファイルの名前が変更された場合、ファイル管理部220は、ファイル管理テーブルにフラグを表示して名前が変更されたファイルを制御することもできる。また、複数個のファイル管理テーブルを含む場合、ファイル管理部220は、少なくとも1つの名前が変更されたファイルを含む少なくとも1つのファイル管理テーブルにフラグを表示することもできる。
【0021】
表示制御部230は、プログラム格納部111に格納されたGUIプログラム113を実行して表示部160にグラフィックでユーザインタフェースを表示するように制御する。例えば、表示制御部230は、アプリケーションプログラム駆動部210で駆動されるアプリケーションプログラム情報を表示部160に表示するように制御する。例えば、アプリケーションプログラムでファイルを添付した場合、表示制御部230は、
図9Bに示すように、添付されたファイルの名前921を表示部160に表示できる。別の実施形態によれば、添付されたファイルの名前変更イベントが発生した場合、表示制御部230は、
図9Dに示すように、表示部160に「名前の変更」ウィンドウを表示することもできる。さらに別の実施形態によれば、添付されたファイルの名前が変更された場合、表示制御部230は、
図9Fに示すように、添付されたファイルの変更された名前961を表示部160に表示することもできる。
【0022】
上述した実施形態で、電子装置100は、ファイル管理部220を含んでプロセッサ122を用いて添付されたファイルを管理する。
別の実施形態で、電子装置100は、添付されたファイルを管理するための別途のファイル管理モジュールを含むこともできる。
【0023】
図3は、本発明の実施形態による電子装置における添付ファイルの名前を変更する手順を示している。
図3に示すように、電子装置は、ステップ301でアプリケーションプログラムを駆動する。例えば、
図9Aに示すように、電子装置100は、Eメールアプリケーションプログラム901を駆動する。本発明ではEメールアプリケーションプログラムを例に挙げて説明したが、本発明を説明するためのアプリケーションプログラムは、ファイルを含んでデータを送信できる少なくとも1つのアプリケーションプログラムを含み得る。
【0024】
アプリケーションプログラムを駆動した後、電子装置は、ステップ303に進んで、ファイル添付イベントが発生したかを確認する。例えば、
図9Aに示すように、電子装置は、Eメールアプリケーションプログラム901で「ファイル添付」903メニューに対する選択が感知されたかを確認する。もし、ファイル添付イベントが発生しない場合、電子装置は、ステップ301に進んで、アプリケーションプログラムの駆動状態を維持する。
一方、ファイル添付イベントが発生した場合、電子装置は、ステップ305に進んで、添付されたファイルを確認する。例えば、
図9Aに示すようにEメールアプリケーションプログラム901で「ファイル添付」903メニューに対する選択が感知された場合、電子装置は、メモリに格納された少なくとも1つのファイルを添付する。この時、電子装置は、
図8Aに示すように、ファイル管理テーブル801を用いて添付ファイルを管理できる。ここで、ファイル管理テーブル801は、原本ファイルの経路フィールド807、原本ファイルの形式フィールド809及び原本ファイル名フィールド811を含む原本ファイル情報フィールド803と、変更されたファイルの形式フィールド813及び変更されたファイル名フィールド815を含む変更されたファイル情報フィールド805とを含み得る。
【0025】
添付されたファイルを確認した後、電子装置は、ステップ307に進んで、ファイル名変更イベントが発生したかを確認する。例えば、
図9Cに示すように、電子装置は、Eメールアプリケーションプログラム901で添付ファイル制御メニュー925が選択されたかを確認する。以降、添付ファイル制御メニュー925の下位メニュー931で「名前の変更」935メニューに対する選択が感知されたかを確認する。もし、ファイル名変更イベントが発生しない場合、電子装置は本アルゴリズムを終了する。
一方、ファイル名変更イベントが発生した場合、電子装置は、ステップ309に進んで、ファイル名変更メニューを表示する。例えば、
図9Cに示すように、添付ファイル制御メニュー925の下位メニュー931で「名前の変更」935メニューに対する選択が感知された場合、電子装置は、
図9Dに示すように、「名前の変更」941ウィンドウを表示する。
【0026】
ファイル名変更メニューを表示した後、電子装置は、ステップ311に進んで、ファイル名が変更されたかを確認する。例えば、
図9Dに示すように「名前の変更」941ウィンドウに表示された原本ファイル名である「Screenshot_2012−11−20−07.jpg」921が変更されたかを確認する。もし、ファイル名が変更されなかった場合、電子装置は本アルゴリズムを終了する。
一方、ファイル名が変更された場合、電子装置は、ステップ313に進んで、変更されたファイル名を更新する。例えば、
図9Dに示すように「名前の変更」941ウィンドウに表示された原本ファイル名である「Screenshot_2012−11−20−07.jpg」921が
図9Eに示すように「クーポン.jpg」951に変更された後、「確認」945メニューに対する選択が感知された場合、電子装置は、
図9Fに示すように、Eメールアプリケーションプログラムに901に変更されたファイル名961を表示する。また、ファイル名が変更された場合、
図8Aに示すように、電子装置は、ファイル管理テーブル801に変更されたファイル情報を更新する。
以降、電子装置は本アルゴリズムを終了する。
【0027】
図4Aは、本発明の第1実施形態による電子装置における添付ファイル変更された名前を考慮してヘッダを生成するための手順を示している。
図4Aを参照すると、電子装置は、ステップ401でデータ送信イベントが発生した場合、データ送信に追加するための少なくとも1つのファイルを検出する。例えば、
図9A及び
図9Bに示すように、電子装置は、Eメールアプリケーションプログラム901で「ファイル添付」903メニューを介して添付されたファイルが存在するかを確認する。この時、電子装置は、
図8Aに示すように、ファイル管理テーブル801を用いて添付ファイルが存在するかを確認することもできる。ここで、ファイル管理テーブル801は、原本ファイルの経路フィールド807、原本ファイルの形式フィールド809及び原本ファイル名フィールド811を含む原本ファイル情報フィールド803と、変更されたファイルの形式フィールド813及び変更されたファイル名フィールド815を含む変更されたファイル情報フィールド805とを含み得る。さらに、電子装置は、Eメールアプリケーションプログラム901に添付ファイルの個数及び容量923、それぞれの添付ファイル名921及び容量のうち少なくとも1つを表示する。また、電子装置は、Eメールアプリケーションプログラム901で宛先のアドレス905、件名907及び内容909のうち少なくとも1つを表示することもできる。
【0028】
添付ファイルを検出した後、電子装置は、ステップ403に進んで、名前が変更されたファイルを検出する。例えば、電子装置は、ステップ401で検出した添付ファイルの名前がデータ送信要求を検出した時点のファイル名と異なるかを確認する。すなわち、電子装置は、
図8Aに示すように、ファイル管理テーブル801の原本ファイルの形式フィールド809及び原本ファイル名フィールド811と、変更されたファイルの形式フィールド813及び変更されたファイル名フィールド815とを考慮して名前が変更されたファイルを検出できる。
【0029】
名前が変更されたファイルを検出した後、電子装置は、ステップ405に進んで、ファイルの変更された名前を考慮してヘッダを生成する。例えば、
図9Bに示すようにEメールアプリケーションプログラム901に添付されたファイルの名前が「Screenshot_2012−11−20−07.jpg」921から
図9Fに示すように「クーポン.jpg」961に変更された場合、電子装置は、変更されたファイル名である「クーポン.jpg」961を考慮してデータ送信のためのヘッダを生成する。例えば、アプリケーションプログラムでMIMEプロトコルを用いる場合、電子装置は、MIMEのヘッダに「Content−Type:image/jpeg;name=“クーポン”」を含み得る。別の実施形態によれば、アプリケーションプログラムでSMILプロトコルを用いる場合、電子装置は、SMILのヘッダに「<img src=“クーポン.jpg”>」を含むこともできる。この時、電子装置は、
図9Bに示すようにEメールアプリケーションプログラム901に添付されたファイルの名前が「Screenshot_2012−11−20−07.jpg」921から
図9Fに示すように「クーポン.jpg」961に変更されても、実際にメモリ110に格納されたファイルの名前は原本ファイル名である「Screenshot_2012−11−20−07.jpg」921を維持すると仮定する。
【0030】
ヘッダを生成した後、電子装置は、ステップ407に進んで、ヘッダを含むデータパケットを生成して送信する。例えば、アプリケーションプログラムでMIMEプロトコルを用いる場合、電子装置は、
図10に示すように、MIMEの構造でデータパケットを生成できる。データパケットを生成した後、電子装置は、
図9Fに示すように、Eメールアプリケーションプログラムで宛先アドレス905に件名907、内容909及びファイル名が変更された添付ファイル961を含んでEメールを送信する。
以降、電子装置は本アルゴリズムを終了する。
【0031】
上述のように電子装置におけるアプリケーションプログラムに添付されたファイルの変更された名前を考慮してデータ送信のためのヘッダを生成するためのそれぞれの手順は、
図4Bに示すように、電子装置におけるアプリケーションプログラムに添付されたファイルの変更された名前を考慮してデータ送信のためのヘッダを生成するための装置(means)で構成されることもできる。
【0032】
図4Bは、本発明の実施形態による添付ファイルの変更された名前を考慮してヘッダを生成するための電子装置の構成を示している。
図4Bを参照すると、電子装置は、データ送信に追加するための少なくとも1つのファイルを検出する第1手段411、名前が変更されたファイルを検出する第2手段413、ファイルの変更された名前を考慮してヘッダを生成する第3手段415及びヘッダを含むデータパケットを生成して送信する第4手段417を含み得る。
【0033】
第1手段411は、データ送信に追加するための少なくとも1つのファイルを検出する。例えば、
図9A及び
図9Bに示すように、電子装置は、Eメールアプリケーションプログラム901で「ファイル添付」903メニューを介して添付されたファイルが存在するかを確認する。この時、電子装置は、
図8Aに示すように、ファイル管理テーブル801を用いて添付ファイルが存在するかを確認することもできる。ここで、ファイル管理テーブル801は、原本ファイルの経路フィールド807、原本ファイルの形式フィールド809及び原本ファイル名フィールド811を含む原本ファイル情報フィールド803と、変更されたファイルの形式フィールド813及び変更されたファイル名フィールド815を含む変更されたファイル情報フィールド805とを含み得る。さらに、電子装置は、Eメールアプリケーションプログラム901に添付ファイルの個数及び容量923、それぞれの添付ファイル名921及び容量のうち少なくとも1つを表示する。また、電子装置は、Eメールアプリケーションプログラム901で宛先のアドレス905、件名907及び内容909のうち少なくとも1つを表示することもできる。
【0034】
第2手段413は、名前が変更されたファイルを検出する。例えば、電子装置は、第1手段411で検出した添付ファイルの名前がデータ送信要求を検出した時点のファイル名と異なるかを確認する。すなわち、電子装置は、
図8Aに示すように、ファイル管理テーブル801の原本ファイルの形式フィールド809及び原本ファイル名フィールド811と、変更されたファイルの形式フィールド813及び変更されたファイル名フィールド815とを考慮して名前が変更されたファイルを検出できる。
【0035】
第3手段415は、ファイルの変更された名前を考慮してヘッダを生成する。例えば、
図9Bに示すようにEメールアプリケーションプログラム901に添付されたファイルの名前が「Screenshot_2012−11−20−07.jpg」921から
図9Fに示すように「クーポン.jpg」961に変更された場合、電子装置は、変更されたファイル名である「クーポン.jpg」961を考慮してデータ送信のためのヘッダを生成する。例えば、アプリケーションプログラムでMIMEプロトコルを用いる場合、電子装置は、MIMEのヘッダに「Content−Type:image/jpeg;name=“クーポン”」を含み得る。別の実施形態によれば、アプリケーションプログラムでSMILプロトコルを用いる場合、電子装置は、SMILのヘッダに「<img src=“クーポン.jpg”>」を含むこともできる。この時、電子装置は、
図9Bに示すようにEメールアプリケーションプログラム901に添付されたファイルの名前が「Screenshot_2012−11−20−07.jpg」921から
図9Fに示すように「クーポン.jpg」961に変更されても、実際にメモリ110に格納されたファイルの名前は原本ファイル名である「Screenshot_2012−11−20−07.jpg」921を維持すると仮定する。
【0036】
第4手段417は、ヘッダを含むデータパケットを生成して送信する。例えば、アプリケーションプログラムでMIMEプロトコルを用いる場合、電子装置は、
図10に示すように、MIMEの構造でデータパケットを生成できる。データパケットを生成した後、電子装置は、
図9Fに示すように、Eメールアプリケーションプログラムで宛先アドレス905に件名907、内容909及びファイル名が変更された添付ファイル961を含んでEメールを送信する。
【0037】
上述のように電子装置でアプリケーションプログラムに添付されたファイルの変更された名前を考慮してデータ送信のためのヘッダを生成するためのそれぞれの手段を含み得る。この時、電子装置でアプリケーションプログラムに添付されたファイルの変更された名前を考慮してデータ送信のためのヘッダを生成するためのそれぞれの手段を1つの手段に構成することもできる。
【0038】
図5は、本発明の第2実施形態による電子装置における添付ファイルの変更された名前を考慮してヘッダを生成するための手順を示している。
図5に示すように、電子装置は、ステップ501でアプリケーションプログラムを駆動する。例えば、
図9Aに示すように、電子装置100は、Eメールアプリケーションプログラム901を駆動する。本発明ではEメールアプリケーションプログラムを例に挙げて説明したが、本発明を説明するためのアプリケーションプログラムは、ファイルを含んでデータを送信できる少なくとも1つのアプリケーションプログラムを含み得る。
【0039】
アプリケーションプログラムを駆動した後、電子装置は、ステップ503に進んで、データ送信を要求したかを検出する。例えば、
図9A乃至
図9C及び
図9Fに示すように、電子装置は、Eメールアプリケーションプログラムの「送信」963メニューに対する入力が感知されたかを確認する。ここで、「送信」963メニューは、Eメールアプリケーションプログラム901の宛先のアドレス905に件名907及び内容909のうち少なくとも1つを含むデータを送信するためのメニューを含み得る。もし、データ送信要求を検出しなかった場合、電子装置は、ステップ501に進んで、Eメールアプリケーションプログラムの画面を表示し続ける。
【0040】
一方、ステップ503でデータ送信要求を検出した場合、電子装置は、ステップ505に進んで、データ送信に含まれる添付ファイルが存在するかを確認する。例えば、
図9A及び
図9Bに示すように、電子装置は、Eメールアプリケーションプログラム901で「ファイルの添付」903メニューを介して添付されたファイルが存在するかを確認する。この時、電子装置は、
図8Aに示すようにファイル管理テーブル801を用いて添付ファイルが存在するかを確認することもできる。ここで、ファイル管理テーブル801は、原本ファイルの経路フィールド807、原本ファイルの形式フィールド809及び原本ファイル名フィールド811を含む原本ファイル情報フィールド803と、変更されたファイルの形式フィールド813及び変更されたファイル名フィールド815を含む変更されたファイル情報フィールド805とを含み得る。さらに、電子装置は、Eメールアプリケーションプログラム901に添付ファイルの個数及び容量923、それぞれの添付ファイル名921及び容量のうち少なくとも1つを表示する。また、電子装置は、Eメールアプリケーションプログラム901で宛先のアドレス905、件名907及び内容909のうち少なくとも1つを表示することもできる。もし、ステップ505で添付ファイルが存在しない場合、電子装置は、ステップ515に進んで、データを送信する。
【0041】
一方、添付ファイルが存在する場合、電子装置は、ステップ507に進んで、ステップ505で検出した添付ファイルの名前が変更されたか検出する。例えば、電子装置は、ステップ505で検出した添付ファイルの名前がデータ送信要求を検出した時点のファイル名と異なるかを確認する。すなわち、電子装置は、
図8Aに示すように、ファイル管理テーブル801の原本ファイルの形式フィールド809及び原本ファイル名フィールド811と、変更されたファイルの形式フィールド813及び変更されたファイル名フィールド815とを考慮して添付ファイルの名前が変更されたか検出できる。もし、ステップ507でファイル名が変更されなかった場合、電子装置はステップ513に進む。
【0042】
一方、ステップ507でファイル名が変更された場合、電子装置は、ステップ509に進んで、変更されたファイル名を考慮してデータ送信のためのヘッダを生成する。例えば、
図9Bに示すようにEメールアプリケーションプログラム901に添付されたファイルの名前が「Screenshot_2012−11−20−07.jpg」921から
図9Fに示すように「クーポン.jpg」961に変更された場合、電子装置は、変更されたファイル名である「クーポン.jpg」961を考慮してデータ送信のためのヘッダを生成する。例えば、アプリケーションプログラムでMIMEプロトコルを用いる場合、電子装置は、MIMEのヘッダに「Content−Type:image/jpeg;name=“クーポン”」を含み得る。別の実施形態によれば、アプリケーションプログラムでSMILプロトコルを用いる場合、電子装置は、SMILのヘッダに「<img src=“クーポン.jpg”>」を含むこともできる。この時、電子装置は、
図9Bに示すようにEメールアプリケーションプログラム901に添付されたファイルの名前が「Screenshot_2012−11−20−07.jpg」921から
図9Fに示すように「クーポン.jpg」961に変更されても、実際にメモリ110に格納されたファイルの名前は原本ファイル名である「Screenshot_2012−11−20−07.jpg」921を維持すると仮定する。
【0043】
ステップ509で変更されたファイル名を考慮してヘッダを生成した後、電子装置は、ステップ511に進んで、ステップ509で生成したヘッダを含むデータパケットを生成する。例えば、アプリケーションプログラムでMIMEプロトコルを用いる場合、電子装置は、
図10に示すように、MIMEの構造でデータパケットを生成できる。
ステップ511でヘッダを含むデータパケットを生成した後、電子装置は、ステップ515に進んで、生成されたデータパケットを送信する。例えば、電子装置は、
図9Fに示すように、Eメールアプリケーションプログラムで宛先アドレス905に件名907、内容909及びファイル名が変更された添付ファイル961を含んでEメールを送信する。
【0044】
一方、ステップ507でファイル名が変更されなかった場合、電子装置は、ステップ513に進んで、原本ファイル名を考慮してヘッダを生成する。例えば、
図9Bに示すようにEメールアプリケーションプログラム901に添付されたファイルの原本の名前である「Screenshot_2012−11−20−07.jpg」921からファイル送信を要求した時点のファイル名が変更されなかった場合、電子装置は、原本ファイル名である「Screenshot_2012−11−20−07.jpg」921を考慮してデータ送信のためのヘッダを生成する。例えば、アプリケーションプログラムでMIMEプロトコルを用いる場合、電子装置は、MIMEのヘッダに「Content−Type:image/jpeg;name=“Screenshot_2012−11−20−07”」を含み得る。別の実施形態によれば、アプリケーションプログラムでSMILプロトコルを用いる場合、電子装置は、SMILのヘッダに「<img src=“Screenshot_2012−11−20−07.jpg”>」を含み得る。
【0045】
ステップ513で原本ファイル名を考慮してヘッダを生成した後、電子装置は、ステップ511に進んで、ステップ513で生成したヘッダを含むデータパケットを生成する。例えば、アプリケーションプログラムでMIMEプロトコルを用いる場合、電子装置は、
図10に示すように、MIMEの構造でデータパケットを生成できる。
以降、電子装置は本アルゴリズムを終了する。
【0046】
図6は、本発明の第3実施形態による電子装置における添付されたファイルの変更された名前を考慮してヘッダを生成するための手順を示している。
図6を参照すると、電子装置は、ステップ601でアプリケーションプログラムを駆動する。例えば、
図9Aに示すように、電子装置100は、Eメールアプリケーションプログラム901を駆動する。本発明ではEメールアプリケーションプログラムを例に挙げて説明したが、本発明を説明するためのアプリケーションプログラムは、ファイルを含んでデータを送信できる少なくとも1つのアプリケーションプログラムを含み得る。
【0047】
アプリケーションプログラムを駆動した後、電子装置は、ステップ603に進んで、データ送信を要求したかを検出する。例えば、
図9A乃至
図9C及び
図9Fに示すように、電子装置は、Eメールアプリケーションプログラムの「送信」963メニューに対する入力が感知されたかを確認する。ここで、「送信」963メニューは、Eメールアプリケーションプログラム901の宛先のアドレス905に件名907及び内容909のうち少なくとも1つを含むデータを送信するためのメニューを含み得る。もし、データ送信要求を検出しなかった場合、電子装置は、ステップ601に進んで、Eメールアプリケーションプログラムの画面を表示し続ける。
【0048】
一方、ステップ603でデータ送信要求を検出した場合、電子装置は、ステップ605に進んで、データ送信に含まれる添付ファイルが存在するかを確認する。例えば、
図9A及び
図9Bに示すように、電子装置は、Eメールアプリケーションプログラム901で「ファイルの添付」903メニューを介して添付されたファイルが存在するかを確認する。この時、電子装置は、
図8Aに示すように、ファイル管理テーブル801を用いて添付ファイルが存在するかを確認することもできる。ここで、ファイル管理テーブル801は、原本ファイルの経路フィールド807、原本ファイルの形式フィールド809及び原本ファイル名フィールド811を含む原本ファイル情報フィールド803と、変更されたファイルの形式フィールド813及び変更されたファイル名フィールド815を含む変更されたファイル情報フィールド805とを含み得る。さらに、電子装置は、Eメールアプリケーションプログラム901に添付ファイルの個数及び容量923、それぞれの添付ファイル名921及び容量のうち少なくとも1つを表示する。また、電子装置は、Eメールアプリケーションプログラム901で宛先のアドレス905、件名907及び内容909のうち少なくとも1つを表示することもできる。もし、添付ファイルが存在しない場合、電子装置は、ステップ619に進んで、データを送信する。
【0049】
一方、ステップ605で添付ファイルが存在する場合、電子装置は、ステップ607に進んで、i番目のファイルの名前が変更されたかを確認する。ここで、iは添付されたファイルのインデックス番号で初期値を1と仮定する。例えば、iが1の場合、電子装置は、
図8Aに示すように、ファイル管理テーブル801の1番目のファイルで変更されたファイル情報805のファイル名825にデータが存在するかを確認する。
【0050】
もし、ステップ607でi番目のファイルの名前が変更された場合、電子装置は、ステップ609に進んで、i番目のファイルの変更された名前を考慮してデータ送信のためのヘッダを生成する。例えば、
図8Aに示すようにファイル管理テーブル801の1番目のファイルで変更されたファイル情報805にデータが存在する場合、電子装置は、1番目のファイルの名前が変更されたと認識する。これにより、電子装置は、1番目のファイルのファイル経路817で原本ファイルの内容と変更された名前825及びファイル形式823とを考慮してデータ送信のためのヘッダを生成する。例えば、アプリケーションプログラムでMIMEプロトコルを用いる場合、電子装置は、MIMEのヘッダに「Content−Type:image/jpeg;name=“クーポン”」を含み得る。別の実施形態によれば、アプリケーションプログラムでSMILプロトコルを用いる場合、電子装置は、SMILのヘッダに「<img src=“クーポン.jpg”>」を含むこともできる。この時、
図9Aに示すように添付されたファイルの名前が「Screenshot_2012−11−20−07.jpg」921から
図9Fに示すように「クーポン.jpg」961に変更されても、実際にメモリ110に格納されたファイルの名前は原本ファイル名である「Screenshot_2012−11−20−07.jpg」921を維持すると仮定する。
【0051】
一方、ステップ607でi番目のファイルの名前が変更されなかった場合、電子装置は、ステップ611に進んで、i番目のファイルの原本の名前を考慮してデータ送信のためのヘッダを生成する。例えば、
図8Aに示すようにファイル管理テーブル801の2番目のファイルで変更されたファイル情報805にデータが存在しない場合、電子装置は、2番目のファイルの名前が変更されなかったと認識する。これにより、電子装置は、2番目のファイルのファイル経路817で原本ファイルの内容とファイル名821及びファイル形式823とを考慮してデータ送信のためのヘッダを生成する。例えば、アプリケーションプログラムでMIMEプロトコルを用いる場合、電子装置は、MIMEのヘッダに「Content−Type:audio/mpeg3;name=“bell”」を含み得る。別の実施形態によれば、アプリケーションプログラムでSMILプロトコルを用いる場合、電子装置は、SMILのヘッダに「<audio src=“bell.mp3”>」を含むこともできる。この時、
図8Aに示すようにファイルの名前が「Screenshot_2012−11−20−07」821から「クーポン」825に変更されても、実際にメモリ110に格納された原本ファイルの名前は変更されないと仮定する。
【0052】
ステップ609及びステップ611でi番目のファイルの変更された名前及びi番目のファイルの原本の名前のうち少なくとも1つを考慮してヘッダを生成した後、電子装置は、ステップ613に進んで、iが全体の添付ファイルの個数より大きいまたは同じかを確認する。
もし、ステップ613でiが全体の添付ファイルの個数より小さい場合、電子装置は、ステップ615に進んでiを1だけ増加させて、ステップ607に進んでi+1番目のファイルの名前が変更されたかを確認する。例えば、
図8Aに示すように全体の添付ファイルの個数が2個で、1番目のファイルの変更された名前を考慮してヘッダを生成した場合、電子装置は、ステップ615に進んでiを1だけ増加させて、ステップ607に進んで2番目のファイルの名前が変更されたかを確認する。
一方、ステップ613でiが全体の添付ファイルの個数より大きいまたは同じ場合、電子装置は、ステップ617に進んで、ステップ609及びステップ611のうち少なくとも1つで生成したヘッダを含むデータパケットを生成する。例えば、アプリケーションプログラムでMIMEプロトコルを用いる場合、電子装置は、
図10に示すように、MIMEの構造でデータパケットを生成できる。
【0053】
ステップ617でヘッダを含むデータパケットを生成した後、電子装置は、ステップ619に進んで、生成されたデータパケットを送信する。例えば、電子装置は、
図9Fに示すように、Eメールアプリケーションプログラムで、宛先アドレス905に件名907、内容909及びファイル名が変更された添付ファイル961を含んでEメールを送信する。
以降、電子装置は本アルゴリズムを終了する。
【0054】
上述した実施形態で、電子装置は、添付されたそれぞれのファイル名が変更されたかを確認する。
別の実施形態で、電子装置は、
図8Bに示すように、ファイル管理テーブルでフラグ743を介して添付されたファイルの名前の変更の有無を確認することもできる。この場合、電子装置は、ファイルを送信する時、フラグの値が「1」845と表示されたファイルは名前が変更されたファイル名でヘッダを構成し、フラグの値が「0」847と表示されたファイルは原本の名前でヘッダを構成できる。
【0055】
図7は、本発明の第4実施形態による電子装置における添付されたファイルの変更された名前を考慮してヘッダを生成するための手順を示している。
図7に示すように、電子装置は、ステップ701でアプリケーションプログラムを駆動する。例えば、
図9Aに示すように、電子装置100は、Eメールアプリケーションプログラム901を駆動する。本発明ではEメールアプリケーションプログラムを例に挙げて説明したが、本発明を説明するためのアプリケーションプログラムはファイルを含んでデータを送信できる少なくとも1つのアプリケーションプログラムを含み得る。
【0056】
アプリケーションプログラムを駆動した後、電子装置は、ステップ703に進んで、データ送信を要求したかを検出する。例えば、
図9A乃至
図9C及び
図9Fに示すように、電子装置は、Eメールアプリケーションプログラムの「送信」963メニューに対する入力が感知されたかを確認する。ここで、「送信」963メニューは、Eメールアプリケーションプログラム901の宛先のアドレス905に件名907及び内容909のうち少なくとも1つを含むデータを送信するためのメニューを含み得る。もし、データ送信要求を検出しなかった場合、電子装置は、ステップ701に進んで、Eメールアプリケーションプログラムの画面を表示し続ける。
【0057】
一方、ステップ703でデータ送信要求を検出した場合、電子装置は、ステップ705に進んで、データ送信に含まれる添付ファイルが存在するかを確認する。例えば、
図9A及び
図9Bに示すように、電子装置は、Eメールアプリケーションプログラム901で「ファイルの添付」903メニューを介して添付されたファイルが存在するかを確認する。この時、電子装置は、
図8Aに示すように、ファイル管理テーブル801を用いて添付ファイルが存在するかを確認することもできる。ここで、ファイル管理テーブル801は、原本ファイルの経路フィールド807、原本ファイルの形式フィールド809及び原本ファイル名フィールド811を含む原本ファイル情報フィールド803と、変更されたファイルの形式フィールド813及び変更されたファイル名フィールド815を含む変更されたファイル情報フィールド805とを含み得る。また、電子装置は、
図8Cに示すように、k個のテーブルを含むこともできる。また、電子装置は、Eメールアプリケーションプログラム901に添付されたファイルの個数及び容量923、添付された各ファイルの名前921及び容量のうち少なくとも1つを表示する。また、電子装置は、Eメールアプリケーションプログラム901で宛先のアドレス905、件名907及び内容909のうち少なくとも1つを表示することもできる。もし、ステップ705で添付ファイルが存在しない場合、電子装置は、ステップ727に進んで、データを送信する。
【0058】
一方、ステップ705で添付ファイルが存在する場合、電子装置は、ステップ707に進んで、k番目のファイル管理テーブルのフラグが1であるかを確認する。ここで、フラグは、ファイル管理テーブルに少なくとも1つのファイル名が変更されたファイルを含むことを表すための識別子である。例えば、
図8Cに示すように1番目のテーブル851のフラグ853が「1」855の場合、電子装置は、1番目のテーブル851にファイル名が変更された少なくとも1つのファイルが存在すると認識する。別の実施形態によれば、2番目のテーブル861のフラグ863が「0」865の場合、電子装置は、2番目のテーブル861にファイル名が変更されたファイルが存在しないと認識することもできる。
【0059】
もし、ステップ707でk番目のファイル管理テーブルのフラグが1の場合、電子装置は、ステップ709に進んで、k番目のファイル管理テーブルのi番目のファイルの名前が変更されたかを確認する。ここで、iは、添付されたファイルのインデックス番号で初期値を1と仮定する。例えば、iが1の場合、電子装置は、
図8Cに示すように、1番目のファイル管理テーブル851の1番目のファイルで変更されたファイル情報のファイル名にデータが存在するかを確認する。
【0060】
もし、ステップ709でk番目のファイル管理テーブルのi番目のファイルの名前が変更された場合、電子装置は、ステップ711に進んで、k番目のファイル管理テーブルのi番目のファイルの変更された名前を考慮してデータ送信のためのヘッダを生成する。例えば、
図8Cに示すように1番目のファイル管理テーブル851の1番目のファイルで変更されたファイル情報フィールドにデータが存在する場合、電子装置は、1番目のファイルの名前が変更されたと認識する。これにより、電子装置は、1番目のファイル管理テーブルの1番目のファイルのファイル経路で原本ファイルの内容と変更された名前及びファイル形式とを考慮してデータ送信のためのヘッダを生成する。例えば、アプリケーションプログラムでMIMEプロトコルを用いる場合、電子装置は、MIMEのヘッダに「Content−Type:image/jpeg;name=“クーポン”」を含み得る。別の実施形態によれば、アプリケーションプログラムでSMILプロトコルを用いる場合、電子装置は、SMILのヘッダに「<img src=“クーポン.jpg”>」を含むこともできる。この時、
図8Cに示すようにファイルの名前が「Screenshot_2012−11−20−07」から「クーポン」に変更されても、実際にメモリ110に格納されたファイルの名前は変更されないと仮定する。
【0061】
一方、ステップ709でk番目のファイル管理テーブルのi番目のファイルの名前が変更されなかった場合、電子装置は、ステップ713に進んで、k番目のファイル管理テーブルのi番目のファイルの原本の名前を考慮してデータ送信のためのヘッダを生成する。例えば、
図8Cに示すように1番目のファイル管理テーブル851の2番目のファイルで変更されたファイル情報フィールドにデータが存在しない場合、電子装置は、2番目のファイルの名前が変更されなかったと認識する。これにより、電子装置は、2番目のファイルのファイル経路で原本ファイルの内容とファイル名及びファイル形式とを考慮してデータ送信のためのヘッダを生成する。例えば、アプリケーションプログラムでMIMEプロトコルを用いる場合、電子装置は、MIMEのヘッダに「Content−Type:audio/mpeg3;name=“bell” 」を含み得る。別の実施形態によれば、アプリケーションプログラムでSMILプロトコルを用いる場合、電子装置は、SMILのヘッダに「<audio src=“bell.mp3”>」を含むこともできる。
【0062】
ステップ711及びステップ713でk番目のファイル管理テーブルのi番目のファイルの変更された名前及びi番目のファイルの原本の名前のうち少なくとも1つを考慮してヘッダを生成した後、電子装置は、ステップ715に進んで、iがk番目のファイル管理テーブルの全体の添付ファイルの個数より大きいまたは同じかを確認する。
もし、ステップ715でiがk番目のファイル管理テーブルの全体の添付ファイルの個数より小さい場合、電子装置は、ステップ717に進んでiを1だけ増加させて、ステップ709に進んでi+1番目のファイルの名前が変更されたかを確認する。例えば、
図8Cに示すように1番目のファイル管理テーブルの全体の添付ファイルの個数が2個で、1番目のファイルの変更された名前を考慮してヘッダを生成した場合、電子装置は、ステップ717に進んでiを1だけ増加させて、ステップ709に進んで1番目のファイル管理テーブルの2番目のファイルの名前が変更されたかを確認する。
【0063】
一方、ステップ715でiがk番目のファイル管理テーブルの全体の添付ファイルの個数より大きいまたは同じ場合、電子装置は、ステップ719に進んで、kが全体ファイル管理テーブルの個数より大きいまたは同じかを確認する。
もし、ステップ719でkが全体ファイル管理テーブルの個数より小さい場合、電子装置は、ステップ721に進んでkを1だけ増加させて、ステップ707に進んでk+1番目のファイル管理テーブルのフラグが1であるかを確認する。例えば、
図8Cに示すように全体ファイル管理テーブルの個数が3個で、1番目のファイル管理テーブルのフラグが存在するかを確認した場合、電子装置は、ステップ721に進んでkを1だけ増加させて、ステップ707に進んで2番目のファイル管理テーブルのフラグが1であるかを確認する。
【0064】
一方、ステップ707でk番目のファイル管理テーブルのフラグが0の場合、電子装置は、ステップ723に進んで、k番目のファイル管理テーブルのファイルの原本の名前を考慮してヘッダを生成する。例えば、
図8Cに示すように2番目のファイル管理テーブル861のフラグ863が「0」865の場合、電子装置は、2番目のファイル管理テーブル861に名前が変更されたファイルが存在しないと認識する。これにより、電子装置は、2番目のファイル管理テーブル861に含まれた少なくとも1つのファイル経路で原本ファイルの内容とファイル名及びファイル形式とを考慮してデータ送信のためのヘッダを生成する。例えば、アプリケーションプログラムでMIMEプロトコルを用いる場合、電子装置は、MIMEのヘッダに「Content−Type:video/avi;name=“20121225”」を含み得る。別の実施形態によれば、アプリケーションプログラムでSMILプロトコルを用いる場合、電子装置は、SMILのヘッダに「<audio src=“Alphabet song.mp3”>」を含むこともできる。
【0065】
ステップ723でk番目のファイル管理テーブルのファイルの原本の名前を考慮してヘッダを生成した後、電子装置は、ステップ719に進んで、kと全体ファイル管理テーブルの個数とを比較する。
一方、ステップ719でkが全体ファイル管理テーブルの個数より大きいまたは同じ場合、電子装置は、ステップ725に進んで、ステップ711、ステップ713及びステップ723のうち少なくとも1つで生成したヘッダを含むデータパケットを生成する。例えば、アプリケーションプログラムでMIMEプロトコルを用いる場合、電子装置は、
図10に示すように、MIMEの構造でデータパケットを生成できる。
ステップ725でヘッダを含むデータパケットを生成した後、電子装置は、ステップ727に進んで、生成されたデータパケットを送信する。例えば、電子装置は、
図9Fに示すように、Eメールアプリケーションプログラムで宛先アドレス905に件名907、内容909及びファイル名が変更された添付ファイル961を含んでEメールを送信する。
以降、電子装置は本アルゴリズムを終了する。
【0066】
上述のように、電子装置が添付ファイルの原本の名前を維持し、添付ファイルの変更された名前を考慮してデータ送信のためのヘッダを生成することによって、電子装置ユーザは添付ファイルの名前を容易に変更できる利点がある。
一方、本発明の詳細な説明では具体的な実施形態について説明したが、本発明の範囲から逸脱しない限度内で様々な変形が可能である。したがって、本発明の範囲は説明された実施形態に限定されて定められてはならず、添付の特許請求の範囲だけでなくこの特許請求の範囲と均等なものによって定められるべきである。