特許第6362760号(P6362760)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6362760
(24)【登録日】2018年7月6日
(45)【発行日】2018年7月25日
(54)【発明の名称】広告表示具
(51)【国際特許分類】
   G09F 7/18 20060101AFI20180712BHJP
   G09F 13/04 20060101ALI20180712BHJP
   G09F 7/02 20060101ALI20180712BHJP
   G09F 15/00 20060101ALI20180712BHJP
【FI】
   G09F7/18 Y
   G09F13/04 D
   G09F7/02 D
   G09F15/00 F
【請求項の数】8
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2017-254634(P2017-254634)
(22)【出願日】2017年12月28日
【基礎とした実用新案登録】実用新案登録第3203471号
【原出願日】2016年1月20日
(65)【公開番号】特開2018-77512(P2018-77512A)
(43)【公開日】2018年5月17日
【審査請求日】2018年1月15日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】515066368
【氏名又は名称】株式会社リディアワークス
(74)【代理人】
【識別番号】100137338
【弁理士】
【氏名又は名称】辻田 朋子
(74)【代理人】
【識別番号】100196313
【弁理士】
【氏名又は名称】村松 大輔
(72)【発明者】
【氏名】小林 史人
【審査官】 金田 理香
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭49−002300(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3200381(JP,U)
【文献】 特開2008−180990(JP,A)
【文献】 特開2007−057894(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0096140(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 7/00− 7/22
13/00−27/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
枠体と、
前記枠体に展張される広告面であるシート部材と、
前記枠体を自立させるスタンド部材と、を備え、
前記枠体は、前記シート部材を照らす照明部材を有し、
前記スタンド部材は、前記枠体の厚さ方向に間隔をおいて、前記枠体を挟んで、対面に配置された一対の立ち上がり部と、
前記枠体を支持する支持板と、を有し、
前記一対の立ち上がり部は、前記枠体の幅方向全長に渡って、前記枠体の下部を覆い、
前記一対の立ち上り部間に、前記照明部材に接続される電源装置が設けられていることにより、前記電源装置が外部から視認できず、
前記シート部材は、前記立ち上り部より高い位置に配置されていることを特徴とする、広告表示具。
【請求項2】
前記枠体の横枠及び縦枠の側面には長さ方向に沿って係止溝が形成されており、
前記シート部材の周縁部には係止プレートが設けられており、
該係止プレートが前記係止溝と係合することにより、前記シート部材が枠体に取り付けられていることを特徴とする、請求項1に記載の広告表示具。
【請求項3】
前記電源装置と照明部材は、コネクタを介して、着脱自在に接続されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の広告表示具。
【請求項4】
前記スタンド部材と前記枠体の間には、前記スタンド部材に前記枠体を固定する固定手段が設けられていることを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載の広告表示具。
【請求項5】
前記支持板は、前記枠体の厚さ方向に突出する突出部を有し、
その突出部は、大きい突出部分と小さい突出部分を有するように形成されていることを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載の広告表示具。
【請求項6】
前記支持板は、前記枠体の幅方向の両側に、前記枠体の厚さ方向に突出する帯状の突出部が複数形成されていることを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載の広告表示具。
【請求項7】
前記立ち上り部は、垂直に立ち上っていることを特徴とする、請求項1〜の何れかに記載の広告表示具。
【請求項8】
前記立ち上り部は、曲面に形成されていることを特徴とする、請求項1〜の何れかに記載の広告表示具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、枠体に広告用シートを展張した広告表示具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、枠体に広告用シート(以下シートともいう)を展張した広告表示具が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような広告表示具は、ロゴや広告等が印刷されたシートによって枠体に囲まれた部分を覆うことにより、パネル状の広告や室内の間仕切りとして利用されている。
【0003】
特許文献1には、「枠体に、この枠体で囲まれた部分を覆ってシートを装着するシートの展張装置であって、前記枠体の表面側に、その長さ方向に沿って係止溝が形成され、前記シートの周縁部裏面には、前記係止溝に前記シートの周縁部とともに係合させられる係止プレートが重畳状態で装着されてなり、前記係止プレートが、弾性材料により前記係止溝の幅と略等しい厚みに形成されているとともに、一側縁部に薄肉部が形成され、この薄肉部と前記シートとが、これらを貫通する止着手段により止着されていることを特徴とするシートの展張装置」の技術が記載されている。
【0004】
このような構成とすることにより、枠体とシートとを、簡素な構造によって強固に止着し、シートの展張時において、前記シートに十分な張力を負荷することができるとともに、前記シートを枠体の係止溝に係止する際に、この係止溝ならびにこの係止溝内に係合させられる係止プレートを前記シートによって覆い隠すことができることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実用新案登録第3200381号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のシートの展張装置を広告表示用具として利用する場合には、広告用シートが地面近くに位置するため、広告の視認性が良いとは言えなかった。すなわち、広告用シートの下部周辺の広告を確認する場合には、観察者である人間の目線高さからすると目線を下に向けなければならず、特に広告用シートまでの距離が近い場合には、視認し難いという改良点があった。
【0007】
また、一般的に、広告用シートを照明等によって照らすことにより、広告を強調して視認性を向上させることが行われている。しかしながら、従来のように、広告用シートの広告面側から照明部材によって照らされる場合には、照明部材や電源装置を設置する場所が必要であると共に、照明部材や電源装置が観察者に確認されてしまうため、意匠的に優れたものではなかった。
また、広告面の裏側から光を当てる内照式の広告表示具も存在するが、広告面を重量のあるアクリルやガラスで形成されているものがほとんどであり、板面自体にコストがかかると共に、板面が重いため工具によって強固に固定する必要があり、広告面の交換に手間がかかるものあった。
【0008】
本発明は、かかる実情に鑑み、広告面の視認性を向上させることができる広告表示具を提供することを課題とする。
また、本発明は、照明部材や電源装置をすっきりと納めて、広告面の意匠効果を高めると共に、容易に広告面を交換することができる広告表示具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明に係る広告表示用具は、枠体と、前記枠体に展張されるシート部材と、前記枠体を自立させるスタンド部材と、を備え、前記枠体は、前記シート部材を照らす照明部材を有し、前記スタンド部材は、互いに間隔をおいて配置された一対の立ち上がり部と、前記枠体を支持する支持板と、を有し、前記一対の立ち上り部によって前記枠体の下部が覆われ、前記一対の立ち上り部間には、前記照明部材に接続される電源装置が設けられていることを特徴とする。
【0010】
このように、スタンド部材を備えることにより、広告面であるシート部材を高い位置に配置して観察者の目線に近づけることで、広告の視認性を向上させることができる。
また、枠体に照明部材を設け、この照明部材の電源装置を一対の立ち上り部の間に設けることにより、照明部材や電源装置をすっきりと広告表示具内に収納して、広告面の意匠効果を高めることができる。
さらに、広告面を軽量なシート部材で形成していることにより、容易に広告面の取付け及び取外しを行うことができる。
【0011】
本発明の好ましい形態では、前記スタンド部材と前記枠体の間には、前記スタンド部材に前記枠体を固定する固定手段が設けられていることを特徴とする。
【0012】
本発明の好ましい形態では、前記支持板は、前記枠体の厚さ方向に突出する突出部を有し、その突出部は、大きい突出部分と小さい突出部分を有するように形成されていることを特徴とする。
【0013】
本発明の好ましい形態では、前記支持板は、前記枠体の幅方向の両側に、前記枠体の厚さ方向に突出する帯状の突出部が複数形成されていることを特徴とする。
【0014】
本発明の好ましい形態では、前記立ち上り部は、垂直に立ち上っていることを特徴とする。
【0015】
本発明の好ましい形態では、前記立ち上り部は、曲面に形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、広告面の視認性を向上させることができる広告表示具を提供することができる。
また、本発明は、照明部材や電源装置をすっきりと納めて、広告面の意匠効果を高めると共に、容易に広告面を交換することができる広告表示具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の実施形態1に係る広告表示具の斜視図である。
図2】本発明の実施形態1に係る広告表示具の分解図である。
図3】本発明の実施形態1に係る広告表示具のスタンド部材の外観斜視図である。
図4】本発明の実施形態2に係る広告表示具のスタンド部材の外観斜視図である。
図5】本発明の実施形態3に係る広告表示具のスタンド部材の外観斜視図である。
図6】本発明の実施形態4に係る広告表示具のスタンド部材の外観斜視図である。
図7】本発明の実施形態5に係る広告表示具のスタンド部材の外観斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明を図面に示した好ましい実施形態1ないし実施形態5について詳細に説明する。本発明の技術的範囲は、添付図面に示した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、適宜変更が可能である。
【0019】
<実施形態1>
本発明の実施形態1に係る広告表示具は、図1に示すように、枠体1と、この枠体1で囲まれた部分を覆うシート部材2と、枠体1を自立させるスタンド部材3と、を備えている。なお、以後方向を示す場合には、正面から見た枠体1の横幅に沿った方向を幅方向、縦幅に沿った方向を高さ方向、奥行に沿った方向を厚さ方向、として説明する。
【0020】
枠体1は、図2に示すように、横枠11と、縦枠12と、この横枠11と縦枠12を連結する連結部材13と、縦枠12に設けられる照明部材14と、を有している。
横枠11及び縦枠12の端部には、連結部材13が挿入される連結孔が形成されており、横枠11と縦枠12とは連結部材13を介して結合されている。また、図には示していないが、横枠11及び縦枠12の側面には長さ方向に沿って係止溝が形成され、シート部材2の周縁部に設けられた係止プレートと係合可能なよう構成することが望ましい(特許文献1参照)。
【0021】
照明部材14は、枠体1に展張するシート部材2の広告面の裏側から投光して、シート部材2の表面を明るく照らして強調できるよう構成されている。この照明部材14としては、発光ダイオードが好適に用いられる。
【0022】
シート部材2は、布や樹脂フィルム等によって形成されており、枠体1に展張可能なよう、枠体1の矩形形状に対して、同程度若しくは相似的に若干大きな形状となされている。このシート部材2としては、ロゴや広告等が印刷されたシート、あるいは無地のシート、布シート、装飾柄シート等が好適に用いられる。
【0023】
また、このシート部材2は、図には示していないが、周縁部に係止プレートが設けられており、この係止プレートが枠体1の側面に設けられた係止溝と係合することにより、シート部材2が枠体1に取り付けられることが望ましい。この他にも、枠体1で囲まれた部分を被覆可能な慣用の手段を用いてシート部材2を取付けてもよい。
【0024】
スタンド部材3は、図3に示すように、互いに間隔をおいて配置された一対の立ち上り部31と、枠体1を支持する支持板32と、この支持板32に縦枠12を固定する固定手段33を有している。
【0025】
一対の立ち上り部31は、立ち上り面31aと、側面31bと、この側面31bに設けられる貫通孔31cと、を有しており、縦枠12が固定される固定手段33を挟んで形成されている。そのため、縦枠12を固定手段33に固定した際には、一対の立ち上り部31によって枠体1の下部が覆われる。
【0026】
立ち上り面31aは、長方形の板状に形成され、枠体1の下部を覆う大きさに形成されている。
側面31bは、直角三角形状に形成され、この直角三角形の斜辺には立ち上り面31aが、隣辺には支持板32が接続されており、立ち上り面31aの立ち上り角度を決定している。
貫通孔31cは、少なくとも1つの側面31bに形成されており、後述する電源装置34の電源プラグ34aを立ち上り部31の外部に引き出せる構成となっている。
【0027】
この一対の立ち上り部31の間には、照明部材14に接続される電源装置34が設けられている(図2参照)。この電源装置34は、照明部材14に電力を供給するスイッチング電源であり、電源プラグ34aによって外部から電力を供給するようにしても良いし、バッテリー等で電力を供給するように構成しても良い。
また、この電源装置34と照明部材14とは、コネクタ34bを介して、着脱自在に接続されている。
【0028】
支持板32は、矩形の板状に形成され、枠体1の厚さ方向に突出する突出部32aを有している。この突出部32aは、立ち上り部31から枠体1の厚さ方向に一定の長さで突出している。
【0029】
固定手段33は、図2及び図3に示すように、L字型の固定部材によって縦枠12と支持板32とをボルトB等で接続するように構成されている。
また、この固定手段33は、スタンド部材3と枠体1の間に設けられていれば良く、慣用の固定手段を用いることができる。
【0030】
本発明によれば、スタンド部材3に立ち上り部31を設けたことにより、広告面であるシート部材2を高い位置に配置して観察者の目線に近づけることで、広告の視認性を向上させることができる。すなわち、観察者である人間の目線高さからすると目線を下に向けることなく広告面を観察者の視界に入れることができ、さらに、シート部材2までの距離が近い場合にも、容易に広告面を観察者の視界に入れることができる。
【0031】
また、本発明によれば、スタンド部材3に立ち上り部31を設けたことにより、広告面であるシート部材2を高い位置に配置することにより、広告面が傷つくことや汚れることを抑制することができる。すなわち、枠体1が地面上にある場合には、広告面に地面上を移動する観察者の足や物等がぶつかることにより、広告面が容易に傷つき汚れてしまい、広告面の視認性を損ねてしまう。そのため、スタンド部材3を設けることにより、広告面を地面から離すことにより、広告面が傷つくことや汚れることを抑制することができる。
【0032】
また、本発明によれば、照明部材14や電源装置34をすっきりと納めて、スタイリッシュな広告表示具とすることができる。すなわち、照明部材14を枠体1に設け、シート部材2により照明部材14の設置箇所を覆うことによって、照明部材14を露出せずにシート部材2を照らすことができる。また、一対の立ち上り部31の間に電源装置34を設けることにより、電源装置34を外部から視認できない位置に設置することができる。これにより、照明部材14や電源装置34を広告表示具の内部に収納することで、スタイリッシュな広告表示具として、広告面の意匠効果を高めた広告表示具とすることができる。
【0033】
また、本発明によれば、広告面を軽量なシート部材2で形成することにより、容易に広告面の取付け及び取外しを行うことができる。従来の内照式広告表示器の広告面は、重量のあるアクリルやガラスで形成されていたためボルト等の工具によって強固に固定する必要があり、広告面の交換に手間がかかるものあった。しかしながら、本発明のシート部材2は軽量であるため、枠体1の側面に形成された係止溝にシート部材2の周辺部に設けられた係止プレートを差し込む等して容易に固定することができる。そのため、工具等を用いることなく容易に広告面の交換を行うことができる。
また、このシート部材2は、強固に作る必要が無いため、製作し易く結果的にコストを削減することができる。
【0034】
<実施形態2>
以下、本発明の実施形態2に係る広告表示具について、図4を参照して詳細に説明する。この実施形態2に係る広告表示具は、先の実施形態に係る広告表示具とは異なる形状の支持板を有していることを特徴とする。なお、同実施形態において、先の実施形態と基本的に同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を簡略化する。
【0035】
本発明の実施形態2に係る支持板35は、図4に示すように、枠体1の厚さ方向に突出する突出部35aを有しており、この突出部35aには大きい突出部分Xと小さい突出部分Yが形成されている。
大きい突出部分Xは、前記枠体の幅方向の両側位置において、立ち上り部31から枠体1の厚さ方向に長く突出している。一方、小さい突出部分Yは前記枠体の幅方向の中央位置において、立ち上り部31から枠体1の厚さ方向に短く突出している。
このように、負荷のかかりやすい箇所を大面積に形成することにより、広告表示具の安定性を向上させることができる。
【0036】
<実施形態3>
以下、本発明の実施形態3に係る広告表示具について、図5を参照して詳細に説明する。この実施形態3に係る広告表示具は、先の実施形態1に係る広告表示具とは異なる形状の支持板を有していることを特徴とする。なお、同実施形態において、先の実施形態と基本的に同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を簡略化する。
【0037】
本発明の実施形態3に係る支持板36は、図5に示すように、枠体1の幅方向の両側に、枠体1の厚さ方向に突出する帯状の突出部36aが複数形成されている。
このような形状の支持板36を採用することにより、最小限の面積で枠体1を支持することができ、材料費を削減することができる。
【0038】
<実施形態4>
以下、本発明の実施形態4に係る広告表示具について、図6を参照して詳細に説明する。この実施形態4に係る広告表示具は、先の実施形態1に係る広告表示具とは異なる形状の立ち上り部を有していることを特徴とする。なお、同実施形態において、先の実施形態と基本的に同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を簡略化する。
【0039】
本発明の実施形態4に係る立ち上り部37は、立ち上り面37aを有しており、この立ち上り面37aは垂直に立ち上っている。
このように、立ち上り面37aが垂直に立ち上っていることにより、スタンド部材3周辺をスッキリ見せることで、先の実施形態とは異なった美感を奏することができる。
【0040】
<実施形態5>
以下、本発明の実施形態5に係る広告表示具について、図7を参照して詳細に説明する。この実施形態5に係る広告表示具は、先の実施形態1に係る広告表示具とは異なる形状の立ち上り部を有していることを特徴とする。なお、同実施形態において、先の実施形態と基本的に同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を簡略化する。
【0041】
本発明の実施形態5に係る立ち上り部38は、曲面に形成された立ち上り面38aと、概略扇状に形成された側面38bと、を有している。
このように、立ち上り部38を曲面に形成したことにより、スタンド部材3周辺を立体的に見せることで、先の実施形態とは異なった美感を奏することができる。
【符号の説明】
【0042】
1 枠体
11 横枠
12 縦枠
13 連結部材
14 照明部材
2 シート部材
3 スタンド部材
31 立ち上り部
32 支持板
33 固定手段
34 電源装置
35 支持板
36 支持板
37 立ち上り部
38 立ち上り部

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7