【文献】
浦 正広 Masahiro URA,遅筆リズムにより短時間での上達を支援するペン習字アプリ A Penmanship Application for Supporting Progress in a Short Time base on Stroke Rhythm,ヒューマンインタフェース学会 研究報告集 2013 Vol.15 [CD−ROM] Correspondences on Human Interface,日本,Human Interface Society,2013年12月31日,第15巻,PP.23-28
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第2手本欄と、平行な2本の縦線とこの縦線を複数の水平な横線で等分して前記手本欄と同数の練習枠を構成し、この各練習枠の中に中心線を記載した第6練習欄を構成し、前記第2手本欄と第6練習欄を隣接して構成した第6練習部と、
前記第4練習部とを、各々独立して構成して、前記第5練習部と第7練習部の間に順に配置したことを特徴とする請求項1記載の文字等の練習具。
平行な2本の縦線とこの縦線の上端と下端を連結してなり、中に手本の文章をひとつづきに記載した手本枠を構成した第9手本欄を構成し、平行な2本の縦線とこの縦線の上端と下端を連結してなり、中に手本の文章のなぞり手本をひとつづきに記載した練習枠を構成した第9練習欄を構成し、前記第9手本欄と第9練習欄を隣接して構成した第9練習部と、
前記第9手本欄と、前記第9練習欄を空欄とした第10練習欄を構成し、前記第9手本欄と前記第10練習欄を隣接して構成した第10練習部と、
平行な2本の縦線とこの縦線の上端と下端を連結した空欄からなる第11練習部とを、各々独立して構成し、
前記第8練習部に続けて、第9練習部、第10練習部、第11練習部の順に配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の文字等の練習具。
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の文字等の練習具を用い、前記スタート記載欄に手本の文章を記載し、前記第4練習部で、手本枠の文字を見ながら練習枠のなぞり手本をなぞり書きし、前記第5練習部で、手本枠の文字を見ながら練習欄の空欄への記載と1枠置きごとに記載されたなぞり手本のなぞり書きを交互に行い、前記別の第5練習部で、手本枠の文字を見ながら練習欄の空欄への記載と1枠置きごとに記載され前記第5練習欄と異なる文字についてなぞり書きを行い、前記第6練習部で、手本枠の文字を見ながら練習枠に記載していき、前記第4練習部で、手本枠の文字を見ながら練習枠のなぞり手本をなぞり書きをし、前記第7練習部で、手本枠の文字を見ながら練習枠に記載していき、前記第8練習部で、手本を見ないで1枠ごとに記載し、前記第9練習部で、手本を見ながら、なぞり手本をなぞりながら文章をひとつづきに記載し、前記第10練習部で、手本を見ながら文章をひとつづきに記載し、前記第11練習部で、手本を見ないで文章をひとつづきに記載して、練習を行うことを特徴とする文字等の練習方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
美しい文字を書くためには、美しい手本の形を記憶し書くときにそれをイメージすることと、手本の形を自分で紙の上に再現できるように書く技術を身に付けることの2つの要素が必要とされる。
前記特許文献1記載の発明において、手本は最上段にあるので、練習者は下段に書き進むにしたがって手本から遠ざかり手本を見ないで書いてしまうので、手本の形を記憶してイメージできず、手本の形を再現する技術が身につかないうちに書き進むため自己流の書き方となってしまうという問題点がある。
本発明は、文字の形や特徴を正確に理解して覚えかつその記憶を確かなものにして、手本を見ずに自己の記憶によって手本通りの文字等を正確に書くことができる文字等の練習具及び文字等の練習方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、練習者が練習の前にあらかじめ手本の文章と同じ文字を記載するスタート記載欄と、平行な2本の縦線とこの縦線を複数の水平な横線で等分して手本枠を構成し、この各手本枠の中に手本の文章の1文字ずつと中心線を記載した第2手本欄と、平行な2本の縦線とこの縦線を複数の水平な横線で等分して前記第2手本欄と同数の練習枠を構成し、この各練習枠の中に隣接する前記手本枠の手本と同一の文字のなぞり手本と中心線を記載した第4練習欄を構成し、前記第2手本欄と第4練習欄を隣接して構成した第4練習部と、前記第2手本欄と、平行な2本の縦線とこの縦線を複数の水平な横線で等分して前記手本欄と同数の練習枠を構成し、この各練習枠の中に中心線を記載すると共に、各練習枠に隣接する前記手本枠の手本と同一の文字のなぞり手本を1枠置きごとに記載し、他の練習枠を空欄とした第5練習欄を構成し、前記第2手本欄と第5練習欄を隣接して構成した第5練習部と、前記第2手本欄と、平行な2本の縦線とこの縦線を複数の水平な横線で等分して前記手本欄と同数の練習枠を構成し、この各練習枠の中に中心線を記載すると共に、各練習枠に隣接する前記手本枠の手本と同一の文字のなぞり手本で前記第5練習欄に記載した文字と異なる文字を1枠置きごとに記載し他の練習枠を空欄とした第5練習欄を構成し、前記第2手本欄と第5練習欄を隣接して構成した別の第5練習部と、平行な2本の縦線とこの縦線を複数の水平な横線で等分して手本枠を構成し、この各手本枠の中に手本の文章を1文字ずつ記載した第3手本欄と、平行な2本の縦線とこの縦線を複数の水平な横線で等分して前記第2手本欄と同数の練習枠を構成した第7練習欄を構成し、前記第3手本欄と第7練習欄を隣接して構成した第7練習部と、平行な2本の縦線とこの縦線を複数の水平な横線で等分して構成した第8練習部とを、各々独立して構成し、前記第4練習部、第5練習部、別の第5練習部、第7練習部、第8練習部の順に配置した文字等の練習具である。
【0007】
請求項2に記載の発明は、前記第2手本欄と、平行な2本の縦線とこの縦線を複数の水平な横線で等分して前記手本欄と同数の練習枠を構成し、この各練習枠の中に中心線を記載した第6練習欄を構成し、前記第2手本欄と第6練習欄を隣接して構成した第6練習部と、前記第4練習部とを、各々独立して構成して、前記第5練習部と第7練習部の間に順に配置したことを特徴とする請求項1記載の文字等の練習具である。
【0008】
請求項3に記載の発明は、平行な2本の縦線とこの縦線の上端と下端を連結してなり、中に手本の文章をひとつづきに記載した手本枠を構成した第9手本欄を構成し、平行な2本の縦線とこの縦線の上端と下端を連結してなり、中に手本の文章のなぞり手本をひとつづきに記載した練習枠を構成した第9練習欄を構成し、前記第9手本欄と第9練習欄を隣接して構成した第9練習部と、前記第9手本欄と、前記第9練習欄を空欄とした第10練習欄を構成し、前記第9手本欄と前記第10練習欄を隣接して構成した第10練習部と、平行な2本の縦線とこの縦線の上端と下端を連結した空欄からなる第11練習部とを、各々独立して構成し、前記第8練習部に続けて、第9練習部、第10練習部、第11練習部の順に配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の文字等の練習具である。
【0009】
請求項4に記載の発明は、手本を平仮名、片仮名あるいは漢字からなる文章にしたことを特徴とする請求項1乃至3に記載の文字等の練習具である。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の文字等の練習具を用い、前記スタート記載欄に手本の文章を記載し、前記第4練習部で、手本枠の文字を見ながら練習枠のなぞり手本をなぞり書きし、前記第5練習部で、手本枠の文字を見ながら練習欄の空欄への記載と1枠置きごとに記載されたなぞり手本のなぞり書きを交互に行い、前記別の第5練習部で、手本枠の文字を見ながら練習欄の空欄への記載と1枠置きごとに記載され前記第5練習欄と異なる文字についてなぞり書きを行い、前記第6練習部で、手本枠の文字を見ながら練習枠に記載していき、前記第4練習部で、手本枠の文字を見ながら練習枠のなぞり手本をなぞり書きをし、前記第7練習部で、手本枠の文字を見ながら練習枠に記載していき、前記第8練習部で、手本を見ないで1枠ごとに記載し、前記第9練習部で、手本を見ながら、なぞり手本をなぞりながら文章をひとつづきに記載し、前記第10練習部で、手本を見ながら文章をひとつづきに記載し、前記第11練習部で、手本を見ないで文章をひとつづきに記載して、練習を行うことを特徴とする文字等の練習方法である。
【発明の効果】
【0012】
請求項1記載の文字等の練習具によれば、なぞり手本のなぞり書きと、なぞり手本と空欄を混在させた練習部を設けることで、緊張と緩和が繰り返され、緊張感と安心感が交互に訪れこれを繰り返すことで文字が知識として定着する。すなわちこの繰り返し練習に変化を与えることで、脳に飽きを来させず興味を持って練習に向き合えるので、より確実に文字の形や特徴を正確に理解して覚えその記憶を確かなものにできる。手本欄と練習欄が一体となっているため練習するたびに手本を見ることができ正確な練習ができる。さらに1文字ずつの練習は単調になって脳が飽きるが、本発明は手本が文章であるため飽きがこないと共に手本の文章の文字がうまくなるという実用的な効果も有している。
【0013】
請求項2記載の文字等の練習具によれば、手本を見て書く練習と、手本を見ながらのなぞり書きをさらに加えることで、請求項1の効果に加え確実に文字の形や特徴を正確に理解して覚え、かつその記憶を確かなものにできる。
【0014】
請求項3記載の文字等の練習具によれば、手本を見ながらのなぞり書きと、空欄への記載を混在させ、かつこれらの複数の練習部を繰り返すことで、請求項1及び請求項2の効果に加え文章全体でのバランスのとり方も修得できる。
【0015】
請求項4記載の文字等の練習具によれば、手本を平仮名、片仮名、漢字からなる文章にしたため、練習が単調にならず実用的な文章の書き方を習得できる。
【0016】
請求項5記載の文字等の練習方法によれば、練習がやさしいところから難しいところへ段階的に変化し脳が変化を感じ飽きることなく学習意欲がアップする。また、練習部がそれぞれ異なっているため練習が単調にならず、かつ文字の練習を繰り返し行うことができ常に脳に刺激を与えることができる。また、手本を再現しないと美しい字は書けないが、第8練習部では手本を見ないで手本の残像を再現しながら書くため今までの練習の効果が分かる。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本実施形態は平仮名文字を練習するための練習具で、所定のサイズ、例えばA4サイズのシートの表シートS1と裏シートS2に練習部等を記載してなるものである。本発明の練習となる対象は実施形態の平仮名文字だけに限定されず、漢字あるいはその他の文字、記号、図形等に適応できるものとする。
【0020】
図1乃至
図3に基づいて本発明の実施形態1を示す。
図1に示すように、表シートS1はシートを横に用いたもので、図中左方(前方)より右方(後方)に向かって、第3練習部C及び表題部Pを設けてなる。
【0021】
前記第3練習部Cは、平行な2本の縦線L1とこの縦線L1を水平な11本の横線L2で10等分して10個の練習枠を構成してある。
10個の練習枠50、51、52、53、54、55、56、57、58、59を設け、その内部は空欄50a、51a、52a、53a、54a、55a、56a、57a、58a、59aによって構成されており、各空欄50a〜59aに対応して、手本の文字を書き入れる。前記練習部Cの上部にはアイコンK3が記載されている。
【0022】
図2に示すように、裏シートS2は図中左方(前方)より右方(後方)に向かって、第1練習部A、第2練習部Bがそれぞれ互いに独立して配置されている。また、前記各練習部A、Bの上部には、アイコンK1、K2が記載されている。
【0023】
第1練習部Aは、第1手本欄1と第1練習欄3とからなる。
第1手本欄1は、平行な2本の縦線L1とこの縦線L1を水平な11本の横線L2で10等分して10個の手本枠を構成してある。
この手本枠10、11、12、13、14、15、16、17、18、19の中には、それぞれ平仮名の10個の手本「あ」10a、「り」11a、「が」12a、「と」13a、「う」14a、「ご」15a、「ざ」16a、「い」17a、「ま」18a、「す」19aが記載されている。
【0024】
図3に示すように、前記手本「あ」10aの周囲には、文字を書くときに注意すべき留意点10b、10c、10d、10eが記載されていて、練習者は手本を見ながらこの留意点に従って練習するのである。他の手本11a〜19aについても同様の留意点が記載されている。
なお、留意点10b〜10eがあることで学習効果は高くなるが、この留意点は本発明の必須要件でなく、記載がない場合も一定効果は得られる。
【0025】
第1練習欄3は、前記第1手本欄1に隣接して構成され、前記第1手本欄1と同大、同形状であり、2本の縦線L1と11本の横線L2によって10個の練習枠を構成したものである。
そして前記それぞれの練習枠の中には、10個の前記手本10a、11a、12a、13a、14a、15a、16a、17a、18a、19aに対応して、前記手本を薄く書したなぞり手本「あ」30a、「り」31a、「が」32a、「と」33a、「う」34a、「ご」35a、「ざ」36a、「い」37a、「ま」38a、「す」39aを記載してある。
この第1練習欄3の上方には、アイコンK1が記載され、手本をなぞることを指示している。
【0026】
第2練習部Bは、第1手本欄1と第2練習欄4とからなる。
前記第1手本欄1は、前記第1練習部Aの第1手本欄1と同様の形状であるため説明を省略する。
【0027】
第2練習欄4は、第1手本欄1に隣接して一体に構成され、前記第1練習欄3と同様に、縦線L1と横線L2によって10個の練習枠40、41・・48、49を構成したものである。そしてそれぞれの練習枠40、41・・48、49の中にはなぞり手本等の記載はなく空欄40a、41a・・48a、49aが構成されている。
この第2練習欄4の上方には、アイコンK2が記載され、手本をまねて書くことを指示している。
【0028】
第3練習部Cの第3練習欄5は、前記第2練習欄4と同大、同形状であり、前記のように10個の練習枠50〜59と空欄50a〜59aからなる。この第3練習欄5の上方には、アイコンK3が記載され、手本を見ないで自分の記憶に従って書くことを指示している。
【0029】
前記のように構成した実施形態1の使用方法を説明する。
(ステップ1)
練習者は裏シートS2の第1練習部Aの第1手本欄1の手本「あ」10aを見ながら第1練習欄3のなぞり手本「あ」30aをなぞって書いていく。
このとき手本がすぐそばにあり、手本を見ながらなぞり書きができるため文字の形を覚えやすい。また手本「あ」10aの周囲に記載された留意点10b〜10eに従って書くため、手本のポイントがよく理解でき「あ」の文字を手本通りに書くことができ、同時に美しい字の形を覚えられる。以下すべてのなぞり手本31a、32a・・について同様のなぞり書きをする。
【0030】
(ステップ2)
次に第2練習部Bにうつり、第2練習部Bの第1手本欄1の手本10a〜19aを見ながら留意点に注意しつつ、練習枠40〜49の空欄40a〜49aに手本をまねして書いていく。
このときにはなぞり書きはできないが、手本枠10〜19が空欄40a〜49aに隣接して配置されているため、練習者は手本を見に行くのではなく手本が常に自分の視線の先にあるため、常に手本を見ながら書くことができる。また練習者は自分の意志で手本を見るという行為をすることでモチベーションが高まり、字の形をまねしやすく記憶に残るのである。
【0031】
(ステップ3)
次に表シートS1の第3練習部Cにうつり、手本10a〜19aを見ないで第3練習枠50〜59の空欄50a〜59aに手本10a〜19aを直接書いていく。このとき手本が見えないため記憶に頼って手本を思い出しながら書くことになるため文字の形や書き方が記憶に定着しやすいのである。
このステップで実施形態1は終了するが、このあと必要に応じ第3練習部Cに書いた文字を確認するために講師にチェックしてもらっても良い。
【0032】
以上のように実施形態1によれば次のような効果を奏する。
第1練習部Aで手本10a、11a・・を見ることで形状の情報が与えられ、さらに留意点10b、10c・・によって言語化された情報が与えられる。そしてなぞり手本をなぞり書きをすることで、文字の形や特徴を正確に理解して覚え、かつその記憶を確かなものにできる。
さらに第2練習部Bでなぞり手本に頼らずに手本を見て書き、第3練習部Cでは手本に頼らず自己の記憶によって文字の形や書き方を紙の上に再現するため、脳は出力するときに記憶が定着すると言われているように、手本を正確に記憶して手本通りの文字を書く技術を身に付けることができるのである。
【0033】
このように、練習がやさしいところから難しいところへ段階的に変化するから、脳が変化を感じ飽きることなく学習意欲がアップする。また、前と違うことをやるため練習が単調にならず、かつ繰り返し行うことができ常に脳に刺激を与えることができる。
【0034】
さらに1文字ずつをひたすら繰り返して練習するのでは、単調になって脳が飽きるがその点で文章で練習する方が飽きがこない。また、アイコンK1、K2、K3を見ることで、その指示に従って、楽しみながら練習をすることができる。
【0035】
また、実施形態1の他例として、前記第1練習部A乃至第3練習部Cに、後記の実施形態2のように縦中心線L3、横中心線L4の一方あるいは両方を加える構成とすることもできる。
【0036】
図2乃至
図4に基づいて本発明の実施形態2を説明する。実施形態2は前記実施形態1の表シートS1にスタート記載欄Sを構成したものでり、それ以外の部分は同様の形状である。
図4に示すように、表シートS1は図中左方(前方)より右方(後方)に向かって、第3練習部C、表題部P及びスタート記載欄Sを設けてなる。
【0037】
このスタート記載欄Sは、練習開始時に練習者が手本と同じ文字を手本の文字は見ないであらかじめ記載しておき、練習後の自分の文字と比較するものである。
このスタート記載欄Sは、10個の枠S10、S11、S12、S13、S14、S15、S16、S17、S18、S19によって構成されていて、その内部は空欄S10a、S11a、S12a、S13a、S14a、S15a、S16a、S17a、S18a、S19aである。
【0038】
前記のように構成した実施形態2の使用方法を説明する。
(ステップ1)
練習者は表シートS1のスタート記載欄Sに手本と同じ文字を手本の文字は見ないで記載する。
(ステップ2)
続いて前記実施形態1のステップ1からステップ3の作業を行う。
(ステップ3)
第3練習部Cに記載した文字をスタート記載欄Sに記載してある練習前の自分の文字と比較して練習の成果を比較する。さらに必要に応じ講師にチェックしてもらっても良い。
【0039】
以上の実施形態2によれば次のような効果を奏する。
第3練習部Cに記載した文字をスタート記載欄Sに記載してある練習前の自分の文字と比較できるため、練習の成果を見ることができ達成感を得ると共に次なる学習の意欲が高まる。
【0040】
本発明の実施形態3を
図5乃至
図7に基づいて説明する。
本実施形態は、A4サイズのシートの表シートS1と裏シートS2に練習部等を記載してなるものである。
図5に示す表シートS1には、右方に練習具の表題部Pとスタート記載欄Sが構成されている。スタート記載欄Sは、前記実施形態2と同様の構成である。また、左方には第8練習部Gを構成してある。この第8練習部Gは前記実施形態1の第3練習部Cと同様である。
【0041】
図6に示すように、裏シートS2の図中左方より右方に向かって第4練習部D、第5練習部E、第5練習部E2及び第7練習部Jがそれぞれ独立して配置されている。また、前記各練習部D〜Jの上部には、アイコンK1、K2が記載されている。
【0042】
第4練習部Dは、第2手本欄2と第4練習欄6とからなる。
図7に示すように、第2手本欄2と第4練習欄6は、前記第1練習部Aの第1手本欄1と第1練習欄3に、手本枠10〜19と練習枠30〜39の中心を通過する破線からなる縦中心線L3と横中心線L4をそれぞれ縦線L1及び横線L2に平行に記載した構成である。
なお、前記縦中心線L3と横中心線L4は、いずれか一方のみを記載することもできる。
【0043】
前記第5練習部Eは、第2手本欄2と第5練習欄7からなる。
このうち第2手本欄2は前記第4練習部Dの第2手本欄2と同様の構成である。第5練習欄7は、前記第4練習欄6と同様の構成であるが、練習枠70、72、74、76、78の中にはなぞり手本が記載されておらず空欄であり、練習枠71、73、75、77、79の中は、それぞれなぞり手本「り」71a、「と」73a、「ご」75a、「い」77a、「す」79aが記載されている。
【0044】
本実施形態では、前記第5練習部Eに続けて別の第5練習部E2を設けてある。この別の第5練習部E2は前記第5練習部Eと同様の構成であるが、なぞり手本が異なるのである。第5練習部E2の練習欄7は、練習枠70、72、74、76、78の中は、それぞれなぞり手本「あ」70a、「が」72a、「う」74a、「ざ」76a、「ま」78aが記載されている。その他の練習枠71、73、75、77、79は空欄である。
【0045】
前記第5練習部E2に続けて第7練習部Jを配置する。この第7練習部Jは、第3手本欄29と第7練習欄9からなり、前記第2練習部Bと同様の構成である。
つまり第3手本欄29には縦中心線L3と横中心線L4が構成されていない。第7練習欄9は、練習枠90、91、92、93、94、95、96、97、98、99のすべてが中心線のない空欄90a、91a、92a、93a、94a、95a、96a、97a、98a、99aである。
【0046】
上記のように構成した実施形態3の使用方法を説明する。
(ステップ1)
練習者は表シートS1のスタート記載欄Sに手本と同じ文字を手本の文字は見ないで記載する。続いて裏シートS2の第4練習部Dの第2手本欄2の手本「あ」10aを見ながら第4練習欄6のなぞり手本「あ」30aをなぞって書いていく。以下、すべてのなぞり手本31a、32a・・をなぞっていくが、これは前記実施形態1と同様であるため説明を省略する。
このときなぞり手本30aの目安となる縦中心線L3と横中心線L4が記載されているため文字の正確な形を覚えやすい。
【0047】
(ステップ2)
第5練習部Eでは、第5練習欄7は空欄からなる練習枠70、72、74、76、78となぞり手本71a、73a、75a、77a、79aが記載された練習枠71、73、75、77、79とが交互に構成されているため、練習者は手本を見ながら注意深く記載するとともに飽きがくることがない。特に練習枠70、72、74、76、78に該当する箇所ではよく手本を見ながらまねをするので、なぞり書きより手本の形やポイントが記憶に定着しやすい。
さらにすべてが空欄でなくなぞり手本が記載された練習枠もあるので、練習者の負担にならず、無理なく自然に手本の形などを覚えることができる。
【0048】
また、第5練習部Eを2個設けることで、手本の文字のすべてを縦中心線L3と横中心線L4入りでまねして書くことをひととおり練習してきたので、第7練習部Jで中心線なしでまねして書くことにステップアップできるのである。
【0049】
また実施形態3の他例としては、第5練習部Eを複数個設けて各練習部の練習枠の中のなぞり手本の数を変えることが考えられる。この場合後方の練習欄7のなぞり手本の数を徐々に少なくし空欄を多くすることで、後方の練習枠7に進むにしたがって練習の難易度が高くなって、より練習成果が身につくのである。
【0050】
(ステップ3)
第7練習部Jでは、空欄90a〜99aに手本をまねして書くが、縦中心線L3と横中心線L4がないため、前記第5練習部EおよびE2の空欄での練習より難易度が高くなっている。
【0051】
(ステップ4)
表シートS1に記載された第8練習部Gを使用する。
第8練習部Gは、前記第7練習部Jの第7練習欄9と同様の形状で、空欄90a〜99aのみからなり、手本を見ることなく自分の記憶を再生して書いていき、中心線もないため文字のバランス大きさ等も考えながら全文を書いていくことになる。
【0052】
(ステップ5)
次いで第8練習部Gに記載した文字をスタート記載欄Sに記載してある練習前の自分の文字と比較するのである。なお、第8練習部Gに記載した文字を必要に応じ講師にチェックしてもらっても良い。
【0053】
以上のように実施形態3によれば、次の効果を奏する。
手本を見ながらのなぞり書きと、なぞり手本を記載した練習欄と空欄を混在させ、かつこれらの複数の練習部を繰り返すことで、前記実施形態2の効果に加えて、手本をまねして書くことからなぞり書きに移ることで緊張が緩み、この繰り返しを続けることで緊張と緩和を繰り返すため飽きがこない効果と共に、同じことを繰り返すことで始めて知識として定着するのである。
この繰り返しを単調に行わず変化を与えることで脳に飽きを来させず興味を持って練習に向き合えるようにしている。そのためより確実に文字の形や特徴を正確に理解して覚え、かつその記憶を確かなものにできる。
【0054】
本発明の実施形態4を
図5、
図7、
図8に基づいて説明する。
本実施形態は、前記実施形態3の第5練習部E2と第7練習部Jの間に、第6練習部Fと前記第4練習部Dを加え順に配置した構成である。
【0055】
第6練習部Fは、第2手本欄2と第6練習欄8とからなる。このうち第2手本欄2は前記第4練習部Dの第2手本欄2と同様の構成である。第6練習欄8は、同第4練習欄6と同様の構成であるが、練習枠80、81、82、83、84、85、86、87、88、89のすべてが空欄80a、81a、82a、83a、84a、85a、86a、87a、88a、89aである。
前記第6練習部Fに続けて、第4練習部Dを配置する。
【0056】
上記のように構成した実施形態4の使用方法を説明する。
(ステップ1)
まず練習者は表シートS1のスタート記載欄Sに手本と同じ文字を手本の文字は見ないで記載する。続いて前記実施形態3のステップ1からステップ2の作業を行う。
【0057】
(ステップ3)
第6練習部Fでは、第6練習欄8の練習枠80〜89のすべてが空欄80a〜89aである。したがってなぞり書きはできず、練習者は解放感があるが同時に書いた字が自己流となり乱れる恐れがある。そのため手本を注意深く観察して書くことが要求される。
【0058】
(ステップ4)
次に、前記第4練習部Dと同様の練習を行う。このステップは、再度元に戻ってなぞり書きを行い、文字の正確さを確認するものである。第6練習部Fで一旦自己流に流れてしまっても、このステップであらためて手本の形をなぞることで再確認ができるようになっている。
以下、続けて実施形態3のステップ3、ステップ4、ステップ5を行う。
【0059】
以上のように実施形態4によれば、次の効果を奏する。
本実施形態は、前記実施形態3に、第6練習部Fと前記第4練習部Dを加えた構成であるため、手本を見て書く練習と、手本を見ながらのなぞり書きをさらに加えることで、確実に文字の形や特徴を正確に理解して覚え、かつその記憶を確かなものにできる。
【0060】
本発明の実施形態5を
図7、
図8、
図9に基づいて説明する。
本実施形態は、裏シートS2は前記実施形態4と同様である。また表シートS1は、
図9に示すように前記実施形態4の表シートS1の第8練習部Gの右方に、第9練習部H、第10練習部M、第11練習部Nを順次独立して配置したものである。
第8練習部Gは、前記実施形態4の第8練習部Gと同様の構成であり、その右側に講師にチェックしてもらうことを指示するアイコン34を記載してある。
【0061】
第9練習部Hは、第9手本欄101と第9練習欄102とからなり、前記第1練習部Aと比較すると、上端と下端を除いた9本の横線L2を有していない点で異なり、かつ、この手本自体が第1練習部Aと異なり、文章全体のバランスに配慮し、留意点もそのように書かれているのである。その他は同一の構成であるので重複する説明は省略する。
【0062】
第10練習部Mは、第9手本欄101と第10練習欄103とからなるが、前記第2練習部Bと比較すると、上端と下端を除いた9本の横線L2を有していない点で異なり、かつ、この手本自体が第2練習部Bと異なり、文章全体のバランスに配慮し、留意点もそのように書かれているのである。その他は同一の構成であるので重複する説明は省略する。
【0063】
第11練習部Nは、前記第10練習欄103を独立して設けたものであり、前記第10練習欄103より少し高い位置に配置されている。そのため、左下の第9練習部Hと第10練習部Mを手で隠して見えないようにして記載できるのである。練習者はここに今までの練習の成果を手本を見ないで記憶に頼って書くのである。
【0064】
上記のように構成した実施形態5の使用方法を説明する。
(ステップ1)
まず練習者は表シートS1のスタート記載欄Sに手本と同じ文字を手本の文字は見ないで記載する。続いて前記実施形態4のステップ1からステップ4の作業を行う。これに続いて、アイコン34の指示に従って講師にチェックしてもらう。これは、第8練習部Gの文字がスタート記載欄Sに書かれた文字とは比較困難なため練習の成果を確認することが困難であるからである。
【0065】
(ステップ2)
第9練習部Hの第9手本欄101の手本10a〜19aを見ながら、第9練習欄102のなぞり手本30a〜39aをなぞり書きし、全文を続けて書く。
【0066】
(ステップ3)
第10練習部Mの第9手本欄101の手本10a〜19aを見ながら、第10練習欄103の空欄に直接全文を続けて書く。このときなぞり手本が記載されていないから、手本を見ながら注意深く書いていき、文字のバランス大きさ等も考えながら全文を書いていくことになる。
【0067】
(ステップ4)
第11練習部Nでは空欄に直接全文を続けて書く。このときなぞり手本も中心線も記載されていないから、手本を見ることなく自分の記憶を再生して書いていき、中心線もないため文字のバランス大きさ等も考えながら全文を書いていくことになる。
なお、図中符号110は、文字を書くポイントの説明欄である。
このステップの後に、スタート記載欄Sに記載してある練習前の自分の文字と比較するのである。なお、必要に応じて講師にチェックしてもらっても良い。
【0068】
以上のように実施形態5によれば、手本を見ながらのなぞり書きと、なぞり書き欄と空欄を混在させ、かつこれらの複数の練習部を繰り返すことで、前記実施形態4の効果に加えて、第9練習部Hと第10練習部Mと第11練習部Nを加えることで、文章全体でのバランスのとり方も修得できる。