(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記切換装置は、第1のスイッチ(4)によって、前記第1のフェーズ(Φ1)において、前記第1のコンデンサ(3)を短絡させ、前記第2のフェーズ(Φ2)において、前記短絡を解放するように適応され、
前記切換装置は、第2のスイッチ(7)によって、前記第2のフェーズ(Φ2)において、前記第1のコンデンサ(3)に対して並列に前記第2のコンデンサ(6)を接続し、前記第1のフェーズ(Φ1)において、この並列な回路を解放するように適応されている請求項1または2記載のセンサ回路構成。
前記切換装置は、前記第2のフェーズ(Φ2)内のインタバルの間、前記第2のスイッチ(7)によって、前記第1のコンデンサ(3)に対して並列に前記第2のコンデンサ(6)を接続するように適応されている請求項3記載のセンサ回路構成。
前記差動増幅器(2)は、2つの差分入力と、2つの差分出力と、おのおの対応する入力と対応する出力との間の2つのフィードバック・ループとを含むフル差動増幅器であり、
各フィードバック・ループ中に、第1のコンデンサ(3,3’)と第2のコンデンサ(6,6’)とが配置され、
第1のフィードバック・ループへ適応され、前記第1のフェーズ(Φ1)および前記第2のフェーズ(Φ2)におよぶ第1のフィードバック・ループ・フェーズ(Φ1,Φ2)の間、前記切換装置は、前記センサ・コンデンサ(1)を第1の入力へ接続し、前記センサ・コンデンサ(1)を第2の入力から切断するように適応され、
前記第1のフィードバック・ループへ適応されたように、前記第1のフェーズ(Φ1)および前記第2のフェーズ(Φ2)に対応する第2のフィードバック・ループへ適応される第3のフェーズ(Φ3)および第4のフェーズ(Φ4)におよぶ第2のフィードバック・ループ・フェーズ(Φ3,Φ4)の間、前記切換装置は、前記センサ・コンデンサ(1)を前記第2の入力へ接続し、前記第1の入力から前記センサ・コンデンサ(1)を切断するように適応されている請求項1乃至7のうち何れか1項記載のセンサ回路構成。
前記切換装置は、前記第1のフェーズ(Φ1)および前記第3のフェーズ(Φ3)それぞれの間、フル差分増幅器(2)の対応する入力および出力から、各第1のコンデンサ(3,3)を切断するように適応されている請求項9記載のセンサ回路構成。
【発明の概要】
【0004】
したがって、本発明によって解決されるべき問題は、改善された回路構成と、センサとして使用されるコンデンサの静電容量を決定するための方法とを提供することである。
【0005】
この問題は、請求項1の特徴にしたがうセンサ回路構成によって解決される。このようなセンサ回路構成は、測定されるべき変数に依存する静電容量を持つセンサ・コンデンサを備える。この観点で測定されるべき変数は、例えば、コンデンサの誘導体、コンデンサの電極間の距離、コンデンサの電極のうちの一方または両方の実行面積、または、コンデンサの静電容量にインパクトを与えうるその他のパラメータのような1または複数のパラメータにインパクトを与えうる。そのようなコンデンサが、変数を検知するために使用されることを考慮すると、コンデンサは、センサ・コンデンサとして示される。測定されるべき変数は、例えば、化学物質、湿度、圧力、フロー、距離等でありうる。例えば、湿度センサの場合、水を受けると、レイヤの誘電率が変化し、この変化の結果、センサ・コンデンサの静電容量が変化するように、測定されるべき変数に敏感な材料のレイヤが、センサ・コンデンサの電極間に配置される。別の例において、センサ・コンデンサの電極のうちの少なくとも1つは、移動可能な薄膜上に配置されうる。この薄膜は、薄膜に作用する圧力にしたがって下方に曲がりうる。したがって、電極間の距離が変動しうる。これは、センサ・コンデンサの静電容量を変化させうる。第3の例は、例えばタッチ・スクリーンにおいて、電極間に固体、液体、または気体が存在するかしないかによる誘電性の変化を称する。センサ・コンデンサは、単一のコンデンサを称しうる。あるいは、変数を測定するためのコンデンサ構成を称しうる。複数の個々のコンデンサの場合、および、特に、センサ・コンデンサに寄与する2つの個々のコンデンサの場合、個々のコンデンサは、対応する両方の静電容量が、変数の増加に応じて増加または減少するように、特性を示しうるか、または、互いに接続されうる。または、個々のコンデンサは、静電容量の一方が、変数の増加に応じて増加する一方、他方の静電容量が、変数の増加に応じて減少するように、特性を示しうるか、または、互いに接続されうる。
【0006】
センサ・コンデンサの静電容量の決定、および対応するセンサ信号の提供のために、入力と、出力と、リターン・パスとしても知られており、入力と出力との間のフィードバック・ループとを備える差動増幅器を備えた回路が提供される。1つの実施形態では演算増幅器でありうる差動増幅器が、センサ・コンデンサの静電容量を決定することをサポートできるように配線される。1つの実施形態では、第1のコンデンサは、センサ・コンデンサによって提供された電荷の受け手として作用するためにフィードバック・ループにおいて提供される。非常に好適な実施形態では、第1のフェーズでは、センサ・コンデンサが電圧ソースによって充電され、第2のフェーズでは、センサ・コンデンサから第1のコンデンサへ電荷が移動する。この目的のために、回路は、好適には、第1のコンデンサを短絡させるために、好適にはフィードバック・ループに配置された、少なくとも1つのスイッチを備える切換装置を備えうる。切換装置は、第1のフェーズにおいて、および、好適には、第1のフェーズ全体の間、第1のコンデンサを短絡させるために、第1のスイッチを閉じるように適応され、第2のフェーズにおいて、および、好適には、第2のフェーズ全体の間、第1のコンデンサを開くように適応される。具体的には、第1のフェーズは、第2のフェーズと等しい持続時間を有しうる。第2のフェーズが後続する第1のフェーズを含むサイクルは、センサ・コンデンサから移動した電荷が、第2のコンデンサをも含むフィードバック・ループ内のコンデンサ構成に少なくとも部分的に蓄積されるように繰り返される。1つの実施形態では、センサ・コンデンサの充電と、センサ・コンデンサから、フィードバック・ループ内のこのコンデンサ構成への電荷の移動とからなるこのサイクルが、規定された回数繰り返されうる。同時に差動増幅器の出力における電圧でもありうる第2のコンデンサにおける電圧は、規定された回数の電荷の移動後のセンサ・コンデンサの静電容量のための尺度であり、センサ・コンデンサの静電容量に対応するセンサ信号を表しうる。別の実施形態では、第2のコンデンサにおいて、または、差動増幅器の出力において、規定された電圧しきい値に到達するまで、第2のコンデンサは、前述したような累積方式で充電されうる。このしきい電圧に達するためにサイクルの回数を繰り返すことで、センサ・コンデンサの静電容量のための尺度を生成し、センサ信号を表しうる。
【0007】
切換装置は、第1のフェーズにおける、電圧ソースからのセンサ・コンデンサの効率的な充電のため、および、第2のフェーズにおける、第2のコンデンサから第1のコンデンサへの電荷の移動のために提供される。
【0008】
差動増幅器がノイズのソースを構成しうることが認識された。特に、このノイズのソースに対して不利益なものは、ノイズが、生成元のデバイス自身、すなわち、差動増幅器によって増幅されるようになることである。差動増幅器から生じるノイズのインパクトを制限するために、差動増幅器のノイズのゲインが第2のフェーズにおいて低減されるように、第2のフェーズの間、フィードバック・ループにおいて、第1のコンデンサに平行な第2のコンデンサを追加することが現在提案されている。
【0009】
センサ・コンデンサの静電容量を読み取るための前述した回路の出力として、センサ信号をフィルタするために、ロウ・パス・フィルタが提供され、これによって、その間にある、例えば、センサ信号のためのアナログ・デジタル変換器のような、他の回路からの高周波ノイズを低減する一方、増幅ノイズ・ゲインを制限するための本アプローチは、差動増幅器のようなこのようなノイズの具体的なソースにダイレクトに作用する。
【0010】
センサ・コンデンサの静電容量を決定するための回路であるフロント・エンドに続くロウ・パス・フィルタは、差動増幅器によって生成されたノイズがすでに、検知情報を伝送する周波数領域において増幅されており、ロウ・パス・フィルタを通過する必要があるという理由で、このノイズに何ら影響を及ぼさないであろう。しかしながら、差動増幅器のフィードバック・ループにおける第2のノイズ・ゲイン制限コンデンサは、限定することなく、差動増幅器によって生成されたノイズのゲインを低減する一方、同時に、検知信号のゲインを制限しない。ノイズ・ゲイン制限コンデンサは、信号伝達関数におけるロウ・パス・フィルタとしてのみ動作するが、信号ゲインを制限しない。
【0011】
したがって、差動増幅器によって生成され増幅されたノイズのゲインを制限するために、第2のコンデンサとして示されているノイズ・ゲイン制限コンデンサが、差動増幅器によって生成されたノイズのゲインを制限するために、第2のフェーズおいて、第1のコンデンサと平行に配置されているが、第1のフェーズにおいて、第1のコンデンサから切断され、これによって、第2のフェーズにおいて、一時的に形成されたこの平行回路がゲインを切断されるようになる。したがって、例えば、第2のフェーズの間すべて、または、第2のフェーズよりも短い持続時間からなる第2のフェーズ内のインタバルの間のように、第2のフェーズにおいてのみ第1のコンデンサに平行に電気的に接続されたノイズ・ゲイン制限コンデンサを有することが好適である。ノイズ・ゲイン制限コンデンサは、第2のスイッチによって第1のコンデンサに平行して接続されることが可能でありうる。
【0012】
この手段によって、差動増幅器によって生成されたノイズのゲインが制限されうる。したがって、処理チェーンにおける早期のノイズ・ソースは、そのインパクトが制限されることを考慮すると、経時的に測定されるべき変数の経過を示すセンサ信号が、より正確に、かつ、より信頼性が高くなる。センサ信号を処理する電気的な経路において、差動増幅器に後続するロウ・パス・フィルタは、その後、好適には、センサ・コンデンサの静電容量を決定するための回路とロウ・パス・フィルタとの間に接続されたアナログ・デジタル変換器のようなその他のノイズ・ソースから発生するノイズ周波数をカット・オフするように、および、この増幅器からのノイズのみならず、kT/Cノイズとして知られているスイッチからのようなその他のノイズ・ソースからのノイズを低減するように、調節される。具体的には、アナログ・デジタル変換器は、統合されたロウ・パス・フィルタを有しうる。ロウ・パス・フィルタのカット・オフ周波数は、好適には10KHz未満である。ロウ・パス・フィルタのカット・オフ周波数は、好適には、差動増幅器のフィードバック・ループにおける第2のコンデンサによって実現されるロウ・パス・フィルタのカット・オフ周波数よりも小さい。
【0013】
この問題はさらに、請求項14の特徴にしたがってセンサ・コンデンサの静電容量を決定する方法によって解決される。したがって、第1のフェーズでは、センサ・コンデンサは、電圧ソースから充電され、第1のフェーズに続く第2のフェーズでは、差動増幅器のフィードバック・ループに配置された第1のコンデンサへ、センサ・コンデンサから電荷が移動する。第2のフェーズでは、差動増幅器によって生成されたノイズのゲインを制限するために、第1のコンデンサに対して平行に、第2のコンデンサが配置されている。センサ・コンデンサの静電容量に対応するセンサ信号は、差動増幅器を含む回路の出力から導出され、センサ信号は、好適には、アナログ・デジタル変換器に提供された後に、ロウ・パス・フィルタされる。
【0014】
その他の有利な実施形態は、以下の詳細説明のみならず、従属請求項にリストされている。
【発明を実施するための形態】
【0016】
これら図面において同様または同一の要素は、同じ引用符号によって引用される。
【0017】
図1は、
図1a)において、電圧ソース5に接続されたセンサ・コンデンサ1の回路を例示する。センサ・コンデンサ1は、測定されるべき変数から独立した静的オフセット部C
0前後の可変部分+/−C
Sにおいて変化する、C
SENSOR=C
0+C
Sとなる静電容量C
SENSORを有する。以下において、C
S,MAXは、C
Sの最大値を示すものとする。これは、例えばC
0の10分の1のように、一般には、C
0よりもはるかに小さい。センサ・コンデンサ1の静電容量C
SENSORの可変部分C
Sを測定するために、一般に、規定されたオフセットC
OFFSET〜C
Oが、静電容量C
SENSORから引かれる。ここで、C
SENSORおよびC
OFFSETは、その間に180°のフェーズ・シフトを有する2つの矩形波電圧ソース5,51によって模擬される。さらに、一般に、グラウンドに対する寄生静電容量C
PARASが存在する。これは、センサ自身、配線、および回路からの静電容量の合計を表す。
【0018】
図1b)は、
図1a)の回路に対する簡略等価回路を例示する。ここでは、静電容量C
SENSORの可変部分C
Sは、電圧ソース5単独で模擬され、オフセット静電容量および寄生静電容量は、グラウンドに対する静電容量C
P>=2*C
O+C
PARASによって要約される。
【0019】
図2では、センサ・コンデンサ1の静電容量を決定するための回路8が紹介される。この特定の回路では、センサ・コンデンサ1は実際に、C
1がC
Sを示し、C
2がC
Pを示すように、センサ静電容量C
SENSORの可変部分C
Sのみを示しているが、それが、検出されるべき興味のある可変部分であることを考慮すると、やはりセンサ・コンデンサ1と称される。対象回路8は、(センサ・コンデンサの静電容量は、可変部分のみ、または、可変部分とオフセット部分とを加えたものを含む合計静電容量しか構成しないにも関わらず、)センサ・コンデンサの静電容量を表す出力において、センサ信号V
3を提供する。この目的のために、センサ・コンデンサ1は、差動増幅器2の入力に接続される。この入力では、信号V
2が生じる。本実施形態では、差動増幅器2は、フィードバック・ループを備えた逆演算増幅器である。第1のコンデンサ3は、フィードバック・ループ内に配置される。この第1のコンデンサ3は、第1のコンデンサ3に平行に配置された第1のスイッチ4によって切り換えられうる。電圧ソース5は、方形波電圧信号:
【数1】
【0021】
この回路8は、1つの実施形態において、以下のように動作する。第1のフェーズΦ1では、第1のコンデンサ3が短絡されるように第1のスイッチ4が閉じられる。第1のフェーズΦ1の間、電圧ソース5は、方形波電圧信号V(t)で電圧V
1を提供する。その結果、センサ・コンデンサ1は、第1のフェーズΦ1の間に、電圧ソース5から充電される。
【0022】
第2のフェーズΦ2の間、電圧ソース5は、方形波電圧信号V(t)でゼロ電圧を提供する一方、同時に、本実施形態では、第2のフェーズΦ2全体にわたって、第1のスイッチ4が開いている。したがって、第2のフェーズΦ2では、センサ・コンデンサ1の電荷が、第1のコンデンサ3に移動する。
【0023】
第1のフェーズΦ1は、後続する第2のフェーズΦ2とともに、サイクルを構築しうる。切換装置、およびその制御ユニットでは、電圧ソースが電圧V=V1を提供する時間k+0.5≦t<k+1と、第1のスイッチ4の閉状態が一致し、電圧ソース5が電圧V=0を提供する時間k≦t<k+0.5と、第1のスイッチ4の開状態が一致するように、第1のスイッチ4を制御する。電圧ソース5は好適には、同じ持続時間からなる電圧V=V1およびV=0を備えた方形波電圧信号を提供することを考慮すると、第1のフェーズΦ1と第2のフェーズΦ2とも同じ持続時間からなる。先ずセンサ・コンデンサ1に充電され、次に第1のコンデンサ3に移動した電荷が、第1のコンデンサ3において電圧V
3へ変換される。センサ・コンデンサ1の静電容量は、測定されるべき変数に依存しうることを考慮すると、第1のコンデンサ3に移動する電荷は、センサ・コンデンサ1の静電容量に依存する。各サイクルでは、第1のコンデンサ3が、センサ・コンデンサ1の静電容量を示す電圧値V
3に充電される。各サイクル後、センサ信号としても示される出力信号V
3がサンプルされ、さらに処理されうる。
【0024】
方形波電圧信号を供給する電圧ソース5に対する代替として、DCソースが、さらなるスイッチおよび切換スイッチによってセンサ・コンデンサ1に接続され、センサ・コンデンサ1をグラウンドへ接続する(図示せず)。さらなるスイッチと切換スイッチとを交互に切り換えることによって、方形波電圧信号もまた生成されうる。この実施形態では、第1のフェーズΦ1において、さらなるスイッチをDCソースに対して閉じることは、第1のコンデンサ3を短絡させるために第1のスイッチ4を閉じることと同時に生じる一方、さらなるスイッチをDCソースに対して開くことと、グラウンドに対して切換スイッチを閉じることとは、第1のコンデンサ3と平行に配置された第1のスイッチ4を開くことと同時に生じる。
【0025】
センサ・コンデンサ1の静電容量を決定するための回路8では、差動増幅器2が、ノイズを生成しうる。差動増幅器2は、複数の電子構成要素、配線等を含みうる。これらは、差動増幅器のゲインで、差動増幅器によって増幅されるノイズを生成しうる。
【0026】
図3は、本発明の実施形態にしたがってセンサ・コンデンサ1の静電容量を決定するための回路8を例示する。この回路8は、
図2の回路と同一の複数の構成要素を含んでいる。
図2の機能および実施形態は、適用可能である場合、
図3にも関連して開示されていると考慮されるものとする。しかしながら、フィードバック・ループにおいて、ノイズ・ゲイン制限コンデンサ6、すなわち第2のコンデンサ6がさらに提供される。これは、本例では、第2のスイッチ7によって第2のコンデンサ3に平行に接続可能である。この第2のコンデンサ6は、差動増幅器2によって生成されたノイズのゲインを制限する。
【0027】
ノイズ・ゲインは、V2からV3への伝達関数であるクローズド・フィードバック・ループのフィードバック・ファクタβの逆数である。
【数2】
【0028】
第1のフェーズΦ1、すなわち、第1のスイッチ4を閉じた場合、におけるノイズ伝達関数NTFは、差動増幅器2の出力V
3が、その入力V
2に切り換えられることを考慮すると、常にNTF=1である。しかしながら、第2のフェーズΦ2、すなわち、スイッチ4が開いた状態におけるノイズ伝達関数NTFは、
【数3】
【0030】
静電容量C4をディメンショニング(dimensioning)することによって、ノイズ・ゲインβが影響を受ける場合がある。好適には、第2のコンデンサ6の静電容量C4が、第1のコンデンサ3の静電容量C3を超え、好適には、第1のコンデンサ3の静電容量C3の2倍を超え、好適には、第1のコンデンサ3の静電容量C3の5倍を超える。
【0031】
第2のスイッチ7は、第1のフェーズΦ1において開いたままである。すなわち、第2のコンデンサ6は、第1のコンデンサ3に平行に接続されていない。したがって、第2のコンデンサ6はフェーズΦ1の間、放電されないが、前の第2のフェーズΦ2の終了において達した充電レベルを維持する。
【0032】
第2のスイッチ7は、第2のフェーズΦ2の間、すなわち、第1のスイッチ4が開いているフェーズの間、閉じられる。これは、第1のコンデンサ3と第2のコンデンサ6とが平行に配置される一方、第1のスイッチ4を閉じることによって以前に生じた第1のコンデンサ3の短絡が解放されることを意味する。第1のスイッチ4は、第2のフェーズΦ2の間、開いている。センサ・コンデンサ1における電荷は、第1のコンデンサ3と第2のコンデンサ6とからなる平行回路を含むコンデンサ配置へ移動するようになる。短絡によって、前の第1のフェーズΦ1の間に、第1のコンデンサ4が放電されることを考慮すると、センサ・コンデンサ1から移動した電荷は、大部分が第1のコンデンサ1へ移動するようになる。これに反して、第1のコンデンサ3および第2のコンデンサ6にわたる電圧が共通であるとの観点から、電荷が、静電容量C3,C4にしたがって分布できるように、第2のコンデンサ6は、前のサイクルからの予備充電状態にある。要約すると、複数のサイクルにわたって、電荷が、第2のコンデンサ6に蓄積し、センサ信号を提供する一方、差動増幅器から生じるノイズのゲインが、非常に同じ第2のコンデンサ6のディメンショニングの観点から低減される。
【0033】
一方、差動増幅器2の出力V3におけるセンサ信号のゲインは影響されず、その結果、良好な信号対ノイズ比SNRが達成されうる。センサ信号のゲインは、クローズド・フィードバック・ループを含む回路の伝達関数の逆数である。ここで、信号伝達関数STFは、
【数4】
【0034】
である。
第2のコンデンサ/C4のいかなるディメンショニングも、センサ信号、すなわちV3に関するロウ・パス・フィルタリング機能に作用するが、センサ信号V3のゲインは、C4によって影響を受けないままである。
【0035】
図4は、本発明の実施形態にしたがうセンサ回路構成を例示する。センサ・コンデンサ1は、
図3のうちの1つのようなセンサ・コンデンサ1の静電容量を決定するための回路8に接続されている一方、回路8の出力におけるアナログ・センサ信号V
3が、アナログ・デジタル変換器9に提供される。アナログ・デジタル変換器9は、本例では、デジタル・ロウ・パス・フィルタ(LPF)10へデジタル・センサ信号D
3を提供する。アナログ・デジタル変換器9は、例えば、測定されたセンサ信号V
3をデジタル化するために使用されるシグマ・デルタ変換器のようなオーバサンプリング・コンバータでありうる。アナログ・フロント・エンド回路8からのノイズのみならず量子化ノイズを低減するために、オーバサンプリング変換器9には、デジタル・ロウ・パスおよびデシメーション・フィルタ10によって後続することが好適である。
【0036】
図4のノイズ・ゲイン制限コンデンサ6はまた、以下においてノイズ・ゲイン・リミッタとしても示されている回路8におけるロウ・パス・フィルタリング機能にも貢献していることを考慮すると、後続するロウ・パス・フィルタ10と比較して、このようなノイズ・ゲイン・リミッタの特性を決定することにさらに興味がありうる。好適な実施形態におけるノイズ・ゲイン・リミッタのカット・オフ周波数は、ロウ・パス・フィルタ10のカット・オフ周波数の少なくとも5倍高く、特に、ロウ・パス・フィルタ10のカット・オフ周波数の10倍高く、ディメンションされる。絶対数では、ノイズ・ゲイン・リミッタのカット・オフ周波数は、50KHzよりも高く、ロウ・パス・フィルタ10のカット・オフ周波数は、10KHzよりも低い。一般に、カット・オフ周波数は、出力と入力との電圧比が〜0.7である周波数として定義されうる。電圧ソース5によって提供される方形波電圧信号の周波数は、例えば、100KHzと1MHzとの間の範囲にありうる。
【0037】
図5は、本発明のさらなる実施形態にしたがうセンサ回路構成を例示する。このセンサ回路構成は、差動増幅器2がグラウンドに接続されていない代わりに、ネガティブにスイッチされたコンデンサ分岐に関連しているフル差動センサ回路構成として具体化されることにより、
図3のセンサ回路構成とは異なる。したがって、センサ・コンデンサ1は、代わりに、2つの追加のスイッチ11,12によって差動増幅器2の差分入力に交互に接続される。差動増幅器2のポジティブな入力V
3Nでは、ネガティブな入力V
3Pの配線がミラーされ、好適には、同じディメンションを持つ要素を提供する。したがって、差動増幅器2のポジティブな入力と第2の出力V
OUTNとの間の第2のフィードバック・ループに、別の第1のコンデンサ3’が配置される。別の第1のコンデンサ3’は、別の第1のスイッチ4’によって切り換えられうる。ノイズ・ゲイン制限コンデンサは、別の第2のコンデンサ6’と称され、別の第2のスイッチ7’によって別の第1のコンデンサ3’に平行に接続可能である。差動増幅器2の出力は、V
OUTP−V
OUTNである。したがって、この実施形態では、フル差分信号処理が提案される。
【0038】
しかしながら、第1のコンデンサ3,3’への電荷の移動が、時間インタリーブ方式で実行される。これは、第1のフィードバック・ループである先頭の回路分岐のため、第1のフェーズΦ1および第2のフェーズΦ2を含むサイクル全体の間、スイッチ11が閉じられることを意味する。この第1のフェーズΦ1では、第1のスイッチ4が閉じられ、第2のスイッチ7が開いており、第1のコンデンサ3が充電される一方、第2のフェーズΦ2では、第1のスイッチ4が開いており、第2のスイッチ7が閉じられ、電荷が、センサ・コンデンサ1から第1のコンデンサ3および第2のコンデンサ6へ移動し、第1のフェーズΦ1および第2のフェーズΦ2の間、スイッチ11は、閉じられたままである一方、スイッチ12は開いている。
【0039】
例えば、第1のフェーズΦ1と第2のフェーズΦ2とを含むサイクルを、規定された回数、実行した後、好適には一度、センサ・コンデンサ1から第1のコンデンサ4および第2のコンデンサ7へ電荷の一部が移動し、これによって、出力電圧V
OUTPを設定できるようになり、スイッチ11は、開状態に制御され、スイッチ12は、第3のフェーズΦ3および第4のフェーズΦ4の場合、閉じる。第3のフェーズΦ3および第4のフェーズΦ4は、先頭の分岐、今は最後の分岐、すなわち第2のフィードバック・ループについて、第1のフェーズΦ1および第2のフェーズΦ2と等価である。同じ方式で、第3のフェーズΦ3では、センサ・コンデンサ1が充電される一方、別の第1のスイッチ4’が閉じられ、別の第2のスイッチ7’が開かれる。そして、第4のフェーズΦ4では、電荷がセンサ・コンデンサ1から別の第1のコンデンサ3’および別の第2のコンデンサ6’へ移動し、別の第1のスイッチ4’が開かれる一方、別の第2のスイッチ7’が閉じられる。第3のフェーズΦ3および第4のフェーズΦ4の間、スイッチ12は、閉じられたままである一方、スイッチ11は、開いている。例えば、第3のフェーズΦ3と第4のフェーズΦ4とを含むサイクルを、例えば、規定された回数、実行した後、好適には一度、センサ・コンデンサ1から別の第1のコンデンサ4’および別の第2のコンデンサ6’へ電荷の一部が移動し、これによって、出力電圧V
OUTPを設定できるようになり、スイッチ11は、再び閉状態に制御され、スイッチ12は、第1のフェーズΦ1および第2のフェーズΦ2について再び開く。
【0040】
そのようなプロセスの終わりに、センサ・コンデンサの静電容量に対応するアナログ信号値が、V
OUTP−V
OUTNによって、回路8から出力されうる。したがって、センサ・コンデンサ1の時間インタリーブ用途を備えたフル差分フロント・エンド回路8が提案される。前述したセンサ回路構成によって、
図3のセンサ信号V
OUTP−V
OUTNと比較して2倍に増幅されたセンサ信号V
OUTP−V
OUTNとなる。しかしながら、信号とノイズとが相関していないことを考慮すると、ノイズ・ゲインは、最後の分岐のみの観点から、√2倍増加しうる。
【0041】
これら図面では、それぞれのスイッチが閉じているフェーズに、さまざまなスイッチがラベル付けされる。例えば、第1のスイッチ4は、
図5においてΦ1とラベル付けされる。これは、第1のスイッチ4が第1のフェーズΦ1の間閉じられ、それ以外、すなわち、第2のフェーズΦ2の間開き続けていることを意味する。第2のフェーズはまた、第1のフェーズの相補(complementary)、すなわち、
【数5】
【0043】
図5の回路は、交互する特性の出力信号を提供しうる一方、
図5の回路に対する修正によって、交互しない特性をも考慮しうる。このように修正された回路が、
図6のブロック図において示される。
図5の回路に関する修正は、第1のフィードバック・ループのみに関して記載されているが、第2のフィードバック・ループにおいても同様に実施される。
図5とは対照的に、第1のフェーズΦ1の間開いているスイッチ71,72によって、第1のコンデンサ3は、第1のフェーズΦ1の間、差動増幅器2の入力および出力V
OUTPからデカップルされていることを考慮すると、第1のフェーズΦ1の間、第1のコンデンサ3は、もはや、出力V
OUTPに対する影響を伴って放電されない。この第1のフェーズΦ1では、第1のコンデンサ3が、スイッチ41,42を経由して放電され、センサ・コンデンサ1の充電は、センサ・コンデンサ1をスイッチ11,41を経由してグラウンドへ接続することによって有効化される。この第1のフェーズΦ1の間、第2のコンデンサ6は、スイッチ71,72を経由してグラウンドから切断される。これらスイッチ71,72は、第2のコンデンサ6が電荷を保持できるように開かれている。表記にしたがい、スイッチ11が閉じたままである第2のフェーズΦ2では、スイッチ41,42が開いており、スイッチ71,72が閉じており、これによって、第2のフェーズΦ2では、第1のフィードバック・ループにおける回路が、
図5の第1のフィードバック・ループにおける回路と同一となる。さらに、
図6の回路は、方形電圧信号を提供する電圧ソース5に対する代替を示す。代わりに、DCソースV1は、スイッチ13を経由してセンサ・コンデンサ1へ、スイッチ14を経由してグラウンドへ接続されている。第1のフェーズΦ1の間、閉じたスイッチ13(スイッチ14は開いている)を経由してセンサ・コンデンサ1がV1に接続され、センサ・コンデンサ1を充電する。第2のフェーズΦ2の間、センサ・コンデンサ1は、閉じたスイッチ14(スイッチ13は開いている)を経由してグラウンドへ接続されている。
【0044】
図6の回路では、差動増幅器2の入力間のオフセットの場合、センサ信号V
OUTP−V
OUTNは、このようなオフセットによってインパクトを受ける場合がありうる。
図7のブロック図に図示される回路は、差動増幅器2の入力V
4PとV
4Nとの間のこのようなオフセットを補償するためのメカニズムを提供する。第1のフィードバック・ループでは、第3のキャパシタ15が、差動増幅器の入力V
4Pとスイッチ11との間に配置される。
図7では、第2のコンデンサ6と第3のコンデンサ15との間に導入されているスイッチ16を含む、調節されたスイッチング構成によって、第1のフェーズΦ1の間、オフセットによって導入された電荷が、第3のコンデンサ15に移動する。ここでは、V
OUTPが、入力V
4Pへフィードバックされ、入力V
4Pが第3のコンデンサ15を経由してグラウンドへ接続され、これによって、入力V
4Pにおける何れのオフセットも、第3のコンデンサ15を充電できるようになる。第2のフェーズΦ2の間、第3のコンデンサ15は、開いたスイッチ16によって絶縁される。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] センサ回路構成であって、
測定されるべき変数に依存する静電容量を持つセンサ・コンデンサ(1)と、
前記センサ・コンデンサ(1)の静電容量を決定し、対応するセンサ信号(V3)を供給するための回路(8)と、
ここで、前記回路(8)は、
−入力と、出力と、前記入力と前記出力との間のフィードバック・ループとを備えた差動増幅器(2)と、
−前記フィードバック・ループに配置された第1のコンデンサ(3)と、
−第1のフェーズ(Φ1)の間、電圧ソース(5)から、前記センサ・コンデンサ(1)を充電し、第2のフェーズ(Φ2)の間、前記センサ・コンデンサ(1)から前記第1のコンデンサ(3)へと電荷を移動させる、切換装置と、
−前記差動増幅器(2)によって生成されたノイズのゲインを制限するために、前記第2のフェーズ(Φ2)において、前記第1のコンデンサ(3)に対して平行に接続された第2のコンデンサ(6)とを備え、
前記センサ信号(V3)をフィルタするロウ・パス・フィルタ(10)と、
を備えるセンサ回路構成。
[2] 前記差動増幅器(2)は、演算増幅器を備え、
前記センサ・コンデンサ(1)は、前記演算増幅器の入力に接続されているか、接続可能であり、
前記第1のコンデンサ(3)は、前記演算増幅器の入力および出力に接続されているか、接続可能であり、
前記第2のコンデンサ(6)は、前記演算増幅器の入力および出力に接続されているか、接続可能である、
[1]に記載のセンサ回路構成。
[3] 前記切換装置は、第1のスイッチ(4)によって、前記第1のフェーズ(Φ1)において、前記第1のコンデンサ(3)を短絡させ、前記第2のフェーズ(Φ2)において、前記短絡を解放するように適応され、
前記切換装置は、第2のスイッチ(7)によって、前記第2のフェーズ(Φ2)において、前記第1のコンデンサ(3)に対して平行に前記第2のコンデンサ(6)を接続し、前記第1のフェーズ(Φ1)において、この平行な回路を解放するように適応された、
[1]または[2]に記載のセンサ回路構成。
[4] 前記切換装置は、前記第2のフェーズ(Φ2)内のインタバルの間、前記第2のスイッチ(7)によって、前記第1のコンデンサ(3)に対して平行に前記第2のコンデンサ(6)を接続するように適応された、[3]に記載のセンサ回路構成。
[5] 前記切換装置は、前記第1のフェーズ(Φ1)と前記第2のフェーズ(Φ2)とを含むサイクルを、規定された回数繰り返すように適応され、
前記差動増幅器(2)の出力は、前記規定されたサイクル数の各繰り返し後、前記センサ信号(V3)をアナログ・フォーマットで提供し、
前記センサ回路構成は、前記センサ信号(V3)をアナログ・フォーマットからデジタル・フォーマット(D3)へ変換するためのアナログ・デジタル変換器を備える、
[1]乃至[4]のうち何れか1項に記載のセンサ回路構成。
[6] 前記アナログ・デジタル変換器(9)は、ロウ・パス・フィルタ(10)を含む、[5]に記載のセンサ回路構成。
[7] 前記第2のコンデンサ(6)の静電容量は、前記第1のコンデンサ(3)の静電容量の少なくとも5倍高く、
特に、前記第2のコンデンサ(6)の静電容量は、前記第1のコンデンサ(3)の静電容量よりも少なくとも10倍高い、
[1]乃至[6]のうち何れか1項に記載のセンサ回路構成。
[8] 前記ロウ・パス・フィルタのカット・オフ周波数は、10KHz未満である、[1]乃至[7]のうち何れか1項に記載のセンサ回路構成。
[9] 前記電圧ソース(5)は、方形波電圧信号を供給するように適応され、前記センサ・コンデンサ(1)に接続され、
前記切換装置は、前記方形波電圧信号におけるゼロ電圧フェーズを、前記第2のフェーズ(Φ2)と同期させるように適応された、
[1]乃至[8]のうち何れか1項に記載のセンサ回路構成。
[10] 前記差動増幅器(2)は、シングル・エンド差動増幅器であり、その出力は、前記差動増幅器(2)の単一の出力である、[1]乃至[9]のうち何れか1項に記載のセンサ回路構成。
[11] 前記差動増幅器(2)は、2つの差分入力と、2つの差分出力と、おのおの対応する入力と対応する出力との間の2つのフィードバック・ループとを含むフル差動増幅器であり、
各フォードバック・ループ内に、第1のコンデンサ(3,3‘)と第2のコンデンサ(6,6‘)とが配置され、
第1のフィードバック・ループへ適応され、前記第1のフェーズ(Φ1)および前記第2のフェーズ(Φ2)におよぶ第1のフィードバック・ループ・フェーズ(Φ1,Φ2)の間、前記切換装置は、前記センサ・コンデンサ(1)を第1の入力へ接続し、前記センサ・コンデンサ(1)を第2の入力から切断するように適応され、
前記第1のフィードバック・ループへ適応されたように、前記第1のフェーズ(Φ1)および前記第2のフェーズ(Φ2)に対応する第2のフィードバック・ループへ適応される第3のフェーズ(Φ3)および第4のフェーズ(Φ4)におよぶ第2のフィードバック・ループ・フェーズ(Φ3,Φ4)の間、前記切換装置は、前記センサ・コンデンサ(1)を前記第2の入力へ接続し、前記第1の入力から前記センサ・コンデンサ(1)を切断するように適応される、
[1]乃至[10]のうち何れか1項に記載のセンサ回路構成。
[12] 前記切換装置は、前記第1のフェーズ(Φ1)および前記第3のフェーズ(Φ3)それぞれの間、前記フル差分増幅器(2)の対応する入力および出力から、各第1のコンデンサ(3,3’)を切断するように適応される、[11]に記載のセンサ回路構成。
[13] 前記フル差動増幅器の入力間のオフセットを補償するために、前記フル差動増幅器の各入力に、第3のコンデンサ(15,15’)が接続される、[12]に記載のセンサ回路構成。
[14] センサ・コンデンサの静電容量を決定する方法であって、
第1のフェーズ(Φ1)において、電圧ソース(5)から、前記センサ・コンデンサ(1)を充電することと、
第2のフェーズ(Φ2)のおいて、前記センサ・コンデンサ(1)から、差動増幅器(2)のフィードバック・ループに配置された第1のコンデンサ(3)へと電荷を移動させることと、ここで、前記差動増幅器(2)によって生成されたノイズのゲインを制限するために、前記第2のフェーズ(Φ2)において、前記第1のコンデンサ(3)に対して平行に第2のコンデンサ(6)が接続されている、
前記差動増幅器(2)を含む回路(8)の出力から、前記センサ・コンデンサ(1)の静電容量に対応するセンサ信号(V3)を導出することと、
前記センサ信号(V3)をロウ・パス・フィルタリングすることと、
を備える方法。
[15] 前記センサ信号(V3)は、アナログ・フォーマットで提供され、デジタル・フォーマットへ変換され、
前記センサ信号(V3)は、前記デジタル・フォーマットへ変換された後、ロウ・パス・フィルタされる、
[14]に記載の方法。