特許第6362968号(P6362968)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6362968
(24)【登録日】2018年7月6日
(45)【発行日】2018年7月25日
(54)【発明の名称】受皿付きポンプ容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 47/34 20060101AFI20180712BHJP
   B05C 17/01 20060101ALI20180712BHJP
【FI】
   B65D47/34
   B05C17/01
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-176236(P2014-176236)
(22)【出願日】2014年8月29日
(65)【公開番号】特開2016-50006(P2016-50006A)
(43)【公開日】2016年4月11日
【審査請求日】2017年2月23日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006909
【氏名又は名称】株式会社吉野工業所
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】100156867
【弁理士】
【氏名又は名称】上村 欣浩
(72)【発明者】
【氏名】水嶋 博
【審査官】 加藤 信秀
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−186519(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2004/0069810(US,A1)
【文献】 特開2013−230848(JP,A)
【文献】 特開2010−260578(JP,A)
【文献】 特開2011−152722(JP,A)
【文献】 特開平09−099964(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 47/34
B05C 17/01
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器本体の口部に装着され、ステムの押込みと復帰動作の繰り返しにより該容器本体に収容された内容物を吸引するポンプと、該ステムに装着されるとともに、該ポンプから送給される内容物の注出口を有する受皿とを備える受皿付きポンプ容器であって、
前記受皿は、該ステムの出口開口に通じる連通口を有し該ステムに保持される下皿と、該連通口に対して間隔をあけて覆い被さり該下皿との間で該連通口に通じる内部空間を形成するとともに、該連通口の直上を避けた位置に前記注出口を設けて該内部空間と該注出口とを連通させた上皿とを備え
前記下皿は、前記注出口に向けて伸延して該注出口との間で内容物の毛細管現象を生じさせる隙間を形成する凸部を有する受皿付きポンプ容器。
【請求項2】
前記注出口を複数備える請求項1に記載の受皿付きポンプ容器。
【請求項3】
前記上皿は、前記注出口の縁部から前記下皿に向けて伸延して前記凸部との間で前記隙間を形成する突起を有する請求項に記載の受皿付きポンプ容器。
【請求項4】
前記受皿は、前記上皿を覆う蓋体と、該蓋体と該上皿とを連結する上側ヒンジと、該上皿と前記下皿とを連結する下側ヒンジとを有する請求項1〜の何れか一項に記載の受皿付きポンプ容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器本体の口部に装着されるポンプと、ポンプのステムに装着されるとともに内容物の注出口を有する受皿とを備える受皿付きポンプ容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ポンプのステムに装着されるとともに内容物の注出口を有する受皿を備える受皿付きポンプ容器としては、例えば特許文献1に示されているものが知られている。このような受皿付きポンプ容器は、受皿の上面にコットンやパフ等の塗布用具を載せて塗布用具の上から指で押圧してポンプを駆動させ、受皿の注出口から注出される内容物を塗布用具にしみ込ませて使用することが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−254000号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところでこのような受皿付きポンプ容器においては、指の当て加減によっては、注出口が指で塞がれ気味になってしまうため、狭くなった注出口から内容物が勢いよく注出されることがある。特に、特許文献1に示されるような、注出口がステムの出口開口に対して直上に位置するものにあっては、ステムの出口開口から吐出される内容物は、流れの勢いが殆ど弱まることなく注出口に向かうことになるため、内容物が勢いよく注出される現象が起こりやすくなる。このような状況下で、例えば比較的目が粗く厚みの薄い塗布用具を用いると、内容物が塗布用具を通り抜けて周囲に飛散してしまうことがあった。
【0005】
本発明は、このような問題を解決することを課題とするものであり、その目的は、内容物を緩やかに注出させることができる、新規の受皿付きポンプ容器を提案するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、容器本体の口部に装着され、ステムの押込みと復帰動作の繰り返しにより該容器本体に収容された内容物を吸引するポンプと、該ステムに装着されるとともに、該ポンプから送給される内容物の注出口を有する受皿とを備える受皿付きポンプ容器であって、
前記受皿は、該ステムの出口開口に通じる連通口を有し該ステムに保持される下皿と、該連通口に対して間隔をあけて覆い被さり該下皿との間で該連通口に通じる内部空間を形成するとともに、該連通口の直上を避けた位置に前記注出口を設けて該内部空間と該注出口とを連通させた上皿とを備え
前記下皿は、前記注出口に向けて伸延して該注出口との間で内容物の毛細管現象を生じさせる隙間を形成する凸部を有する受皿付きポンプ容器である。
【0007】
前記注出口を複数備えることが好ましい。
【0009】
前記上皿は、前記注出口の縁部から前記下皿に向けて伸延して前記凸部との間で前記隙間を形成する突起を有することが好ましい。
【0010】
前記受皿は、前記上皿を覆う蓋体と、該蓋体と該上皿とを連結する上側ヒンジと、該上皿と前記下皿とを連結する下側ヒンジとを有することが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明の受皿は、ステムの出口開口に通じる連通口を有する下皿と、連通口に対して間隔をあけて覆い被さって下皿との間で連通口に通じる内部空間を形成するとともに、連通口の直上を避けた位置に、内部空間と連通する注出口を設けた上皿とを備えている。これにより、ステムの出口開口から送給される内容物は、内部空間で迂回してから注出されることになるので、流れの勢いが弱められることになる。このため、注出口から内容物を緩やかに注出させることができる。
【0012】
注出口を複数備える場合は、内容物が分散して注出されることになるため、内容物をより緩やかに注出させることができる。
【0013】
下皿に、注出口に向けて伸延して、注出口との間で内容物の毛細管現象を生じさせる隙間を形成する凸部を設ける場合は、注出口にあてがう塗布用具によって、内部空間に残った内容物を吸い上げることができる。これにより、残った内容物が注出口や内部空間で固化してしまう等の不具合を防止することができる。
【0014】
上皿に、注出口の縁部から下皿に向けて伸延して、凸部との間で内容物の毛細管現象を生じさせる隙間を形成する突起を設ける場合は、内部空間に残った内容物をより確実に吸い上げることができる。
【0015】
受皿に、上皿を覆う蓋体と、蓋体と上皿とを連結する上側ヒンジと、上皿と下皿とを連結する下側ヒンジとを設ける場合は、蓋体によって保管時に埃等が上皿に付着する不具合を防止できるうえ、下皿、上皿、及び蓋体を一つの部材で構成することができるので、部品点数を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明に従う受皿付きポンプ容器の一実施形態を示す、側面視での半断面図である。
図2図1に示す矢印Xに沿う向きでの斜視図である。
図3図1に示す受皿付きポンプ容器の平面図である。
図4図1のY部における部分拡大図である。
図5図1に示す受皿を展開状態で示す、側面視での断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に説明する。なお、本明細書、特許請求の範囲、及び要約書において、「上」とは、受皿付きポンプ容器を水平面上に載置した姿勢(正立姿勢)において、容器本体に対して受皿が位置する側であり、「下」とは、その反対側である。
【0018】
図1に示す本発明に従う受皿付きポンプ容器の一実施形態は、容器本体10、ポンプ20、ベースカバー30、及び受皿40を備えている。
【0019】
容器本体10は、中央部が上方に向けて突出するように湾曲する円板状の底部11と、底部11の縁部に連結する円筒状の胴部12と、胴部12から上方に向けて縮径する肩部13と、肩部13に連結する円筒状の口部14とを一体に連結し、その内側に内容物の収容空間Sを有するものである。また、口部14の外周面には雄ねじ15が設けられ、雄ねじ15の下方には、縦リブ16が設けられている。
【0020】
ポンプ20は、上部に径方向外側に延在するフランジ21aを有する円筒状のシリンダー21を備えている。シリンダー21の下部には、底部11に向けて延在するパイプ22が嵌合保持されている。
【0021】
またシリンダー21の内部には、シリンダー21内への内容物の流入、停止を司るポペット弁23と、ポペット弁23の径方向外側に配されるコイルばね24と、コイルばね24にて上方に付勢されるとともに、内側に内容物の流路を備えるピストン保持具25と、ピストン保持具25の上方に設けられ、ピストン保持具25に連結する管状のステム26と、シリンダー21の内周面に液密に当接し、ステム26の押込みに伴いシリンダー21内を加圧するピストン27とが設けられている。シリンダー21の上部開口には、ステム26の上方への抜け出しを阻止するストッパー28が嵌合保持されている。
【0022】
また、フランジ21aの下面にはパッキン29が設けられている。パッキン29は、ポンプ20を容器本体10の口部14に装着した際に、フランジ21aと口部14との間で挟持されるものであり、これにより内容物の漏れ出しを防ぐことができる。なお、本発明に従うポンプ20は、本実施形態のような構成になるものに限られず、種々のポンプを用いることができる。
【0023】
ベースカバー30は、口部14及びステム26を取り囲む円筒状の外筒31を備えている。外筒31の内面には、径方向内側に向けて延在するリング状の連結壁32が設けられていて、連結壁32の径方向内側には、有蓋筒状をなし、内面に雄ねじ15に対応する雌ねじ33を有する保持部34が設けられている。雄ねじ15に雌ねじ33をねじ込むことで、ベースカバー30は口部14に保持される。この状態においてポンプ20は、フランジ21a及びパッキン29が保持部34と口部14との間で挟まれて、口部14に吊下げ保持される。連結壁32の下面には、ねじ込み終了時に縦リブ16に係合して、ベースカバー30の過分なねじ込みを防止する位置決めリブ35が設けられている。また、保持部34の上部には、上方に向けて伸延する環状壁36が設けられている。
【0024】
環状壁36には、上方から下方へ向けて環状壁36を切り欠く切り欠き部37が設けられている。切り欠き部37は、図2に示すように、上下方向に長く延在する長手切り欠き部37aと、長手切り欠き部37aに対して周方向に隣接して設けられる短手切り欠き部37bとを備えている。
【0025】
受皿40は、下皿50、上皿60、蓋体70を備えている。図1に示すように本実施形態では、下皿50と上皿60とが下側ヒンジ41で一体に連結され、上皿60と蓋体70とが、上側ヒンジ42で一体に連結されている。
【0026】
本実施形態における受皿40は、図5に示すように下側ヒンジ41及び上側ヒンジ42を伸ばした展開状態において、下皿50及び蓋体70に対して上皿60が上下逆になる状態で、下皿50、上皿60、蓋体70の順で一列に並べ、下皿50と上皿60とを下側ヒンジ41で一体に連結させ、上皿60と蓋体70とを上側ヒンジ42で一体に連結させたものである。受皿40としては、下皿50、上皿60、蓋体70を個別に設けたものを用いることも可能であるが、本実施形態のようにこれらを一体に連結したものを用いることで、部品点数を減らすことができる。
【0027】
図1に示すように下皿50は、上面に向けて凹状になる下側湾曲壁51を備えている。下側湾曲壁51の中央部には、ステム26の出口開口26aに通じる連通口51aが設けられている。また連通口51aには、図3図4に示すように、周方向に間隔をあけて設けられ、後述する上皿60の連結凸部に係合する連結リブ51bが設けられている。
【0028】
図1に示すように下側湾曲壁51の下面には、ステム26の上端部外周面に嵌合保持される内周壁52が設けられている。内周壁52の径方向外側には、外周壁53が設けられている。また、内周壁52と外周壁53との間には、径方向に沿って延在するリブ54が設けられている。リブ54は、切り欠き部37内に位置していて、ベースカバー30に対して下皿50を回転させることで、長手切り欠き部37aと短手切り欠き部37bとの間で移動する。またリブ54の下端は、ステム26が上昇した位置において、短手切り欠き部37bの底部と略同じ高さにあり、ステム26が下降した位置において、長手切り欠き部37aの底部よりも高い位置にある。すなわち、リブ54が長手切り欠き部37aに位置する場合は、ポンプ20の駆動が許容される状態になり、リブ54が短手切り欠き部37b内に位置する場合は、ポンプ20の駆動が不能になる状態にすることができる。
【0029】
図4に示すように下側湾曲壁51の上面には、後述する注出口に向けて伸延する截頭円錐形状の凸部55が設けられている。また凸部55の径方向外側には、上方に向けて突出する段部56が設けられている。
【0030】
上皿60は、上面に向けて凹状になるとともに連通口51aに対して間隔をあけて覆い被さる上側湾曲壁61を備えている。上側湾曲壁61の下面中央部には、下部を拡径させた段付きの円筒状をなし、連結リブ51bに係合する連結凸部61aが設けられている。
【0031】
また上側湾曲壁61には、円形状の貫通孔(注出口)62が設けられている。注出口62は、連通口51aの直上を避けた位置に設けられるものであり、本実施形態では、図3に示すように合計12個の注出口62が、連結凸部61aを中心として等間隔で設けられている。なお、注出口62は1つであってもよい。また凸部55は、図4に示すようにその上部が注出口62に入り込んでいて、注出口62の内面と凸部55の外面との間には、内容物の毛細管現象を生じさせることができる微小の隙間Gが設けられている。また、上側湾曲壁61の下面における注出口62の縁部には、下側湾曲壁51に向けて伸延する突起63が設けられている。本実施形態では、図3に示すように注出口62の周りに等間隔で合計4つの突起63が設けられている。また、前述の隙間Gは、突起63の内面と凸部55の外面との間、及び突起63の下面と下側湾曲壁51の上面との間にも設けられている。
【0032】
更に上側湾曲壁61には、注出口62を取り囲むとともに、外周面が段部56の内周面に液密に当接する環状のシール壁64が設けられている。これによって、下側湾曲壁51と上側湾曲壁61との間における段部56の径方向内側には、内部空間Nが形成される。内部空間Nは、中央部において連通口51aに連通し、連通口51aよりも径方向外側において合計12個の注出口62に連通している。
【0033】
蓋体70は、円板状になる天壁71と、天壁71の縁部から垂下される周壁72とを備えている。また周壁72には、天壁71の中心軸線を挟んで上側ヒンジ42の反対側に、径方向外側に突出して円弧状をなす指掛け部73が設けられている。
【0034】
このような構成になる受皿付きポンプ容器から内容物を注出させるには、蓋体70を開くとともに、受皿40を回転させて、リブ54が短手切り欠き部37bに位置する状態(ポンプ20の駆動が不能である状態)から、リブ54が長手切り欠き部37aに位置する状態(ポンプ20の駆動が許容される状態)に切り替える。
【0035】
そして、コットンやパフ等の塗布用具を上皿60に載せて、塗布用具を指で押さえるようにして上皿60を押圧する。これによってステム26が下降してポンプ20が駆動され、内容物が出口開口26aから連通口51aへ送給され、内部空間Nを経て注出口62から注出される。すなわち出口開口26aから吐出される内容物は、内部空間Nで迂回してから注出され、流れの勢いが弱められることになるので、内容物を緩やかに注出させることができる。また、注出口62を複数設けているので、内容物は分散して注出されることになり、内容物を更に緩やかに注出させることができる。
【0036】
また、注出口62と凸部55との間には、内容物の毛細管現象を生じさせることができる微小の隙間Gが設けられているので、注出口62にあてがう塗布用具によって、内部空間Nに残った内容物を吸い上げることができる。本実施形態では、突起63と凸部55との間、及び突起63と下側湾曲壁51との間にも同様の隙間Gが設けられているので、内容物をより効果的に吸い上げることができる。
【0037】
本発明に従う受皿付きポンプ容器は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に従う範囲で種々の変更が可能である。例えば、内部空間Nを形成するために設けた、下側湾曲壁51の段部56と上側湾曲壁61のシール壁64とを、相互に入れ換えて構成してもよい。またポンプ20の駆動又は非駆動を切り替える構成は、本実施形態のような切り欠き37とリブ54との組み合わせに限られるものではなく、受皿40を押し下げ可能あるいは不能に切り替えることができる種々の構成を適用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明によれば、内容物を緩やかに注出させることができるので、注出させた内容物が塗布用具を通り抜けて周囲に飛散してしまう不具合を防止することができる、新たな受皿付きポンプ容器を提供することができる。
【符号の説明】
【0039】
10:容器本体
11:底部
12:胴部
13:肩部
14:口部
15:雄ねじ
16:縦リブ
20:ポンプ
21:シリンダー
21a:フランジ
22:パイプ
23:ポペット弁
24:コイルばね
25:ピストン保持具
26:ステム
26a:出口開口
27:ピストン
28:ストッパー
29:パッキン
30:ベースカバー
31:外筒
32:連結壁
33:雌ねじ
34:保持部
35:位置決めリブ
36:環状壁
37:切り欠き部
37a:長手切り欠き部
37b:短手切り欠き部
40:受皿
41:下側ヒンジ
42:上側ヒンジ
50:下皿
51:下側湾曲壁
51a:連通口
51b:連結リブ
52:内周壁
53:外周壁
54:リブ
55:凸部
56:段部
60:上皿
61:上側湾曲壁
61a:連結凸部
62:注出口
63:突起
64:シール壁
70:蓋体
71:天壁
72:周壁
73:指掛け部
G:隙間
N:内部空間
S:収容空間
図1
図2
図3
図4
図5