特許第6363073号(P6363073)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6363073セル内のキャリアアグリゲーションシステムで制御チャンネル送信方法及び装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6363073
(24)【登録日】2018年7月6日
(45)【発行日】2018年7月25日
(54)【発明の名称】セル内のキャリアアグリゲーションシステムで制御チャンネル送信方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/04 20090101AFI20180712BHJP
   H04W 56/00 20090101ALI20180712BHJP
   H04W 92/20 20090101ALI20180712BHJP
【FI】
   H04W72/04 111
   H04W72/04 131
   H04W56/00 130
   H04W92/20
【請求項の数】12
【全頁数】37
(21)【出願番号】特願2015-524186(P2015-524186)
(86)(22)【出願日】2013年7月25日
(65)【公表番号】特表2015-523038(P2015-523038A)
(43)【公表日】2015年8月6日
(86)【国際出願番号】KR2013006685
(87)【国際公開番号】WO2014017854
(87)【国際公開日】20140130
【審査請求日】2016年7月25日
(31)【優先権主張番号】10-2012-0081428
(32)【優先日】2012年7月25日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2013-0014018
(32)【優先日】2013年2月7日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】スンホン・チェ
(72)【発明者】
【氏名】ジョンユン・チョ
(72)【発明者】
【氏名】ユンブム・キム
(72)【発明者】
【氏名】ヒョンジュ・ジ
【審査官】 望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−54711(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/059187(WO,A2)
【文献】 国際公開第2012/087006(WO,A1)
【文献】 特表2011−530940(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/015154(WO,A1)
【文献】 特表2012−514930(JP,A)
【文献】 Renesas Mobile Europe Ltd.,Discussion on Enhancements for Dynamic TDD UL-DL Configuration[online], 3GPP TSG-RAN WG1#69 R1-122363,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_69/Docs/R1-122363.zip>,2012年 5月
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00−H04W99/00
H04B7/24−H04B7/26
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャリアアグリゲーション(carrier aggregation)をサポートする無線通信システムにおいて端末が基地局へ制御チャンネルを送信する方法であって、
FDD(Frequency Division Duplex)モードで動作する第1セルとTDD(Time Division Duplex)モードで動作する第2セルに対するセル情報を受信する段階と、
PUCCH format 1b with channel selectionを設定する設定情報を受信する段階と、
ダウンリンクデータに対してダウンリンクスケジューリング情報を受信する段階と、
前記ダウンリンクスケジューリング情報によって前記第1セルの第1サブフレーム及び前記第2セルの第1サブフレームのうち少なくとも1つで前記ダウンリンクデータを受信する段階と
記第2セルの前記第1サブフレームがダウンリンクサブフレームの場合、前記PUCCH format 1b with channel selectionに基づいて前記ダウンリンクデータに対する制御情報を前記第1セルを通じて送信する段階と、
前記第2セルの前記第1サブフレームがアップリンクサブフレームの場合、PUCCH format 1aまたはPUCCH format 1bに基づいて、前記ダウンリンクデータに対する前記制御情報を前記第1セルを通じて送信する段階と、を含む
ことを特徴とする制御チャンネル送信方法。
【請求項2】
前記制御情報は、
前記第2セルの前記第1サブフレームがアップリンクサブフレームの場合、前記第1セルの前記ダウンリンクデータに対するHARQ−ACK情報を含む
ことを特徴とする、請求項1に記載の制御チャンネル送信方法。
【請求項3】
前記制御情報は、
前記第2セルの前記第1サブフレームがダウンリンクサブフレームの場合、前記第1セル及び前記第2セルの前記ダウンリンクデータに対するHARQ−ACK情報を含む
ことを特徴とする、請求項1に記載の制御チャンネル送信方法。
【請求項4】
前記制御情報は、
前記第1サブフレームから4サブフレーム以後のサブフレームで送信される
ことを特徴とする、請求項1に記載の制御チャンネル送信方法。
【請求項5】
前記第2セルのTDDモードが動的TDD(Dynamic Time Division Duplex)モードであれば、前記第2セルのサブフレームは動的サブフレームである
ことを特徴とする、請求項1に記載の制御チャンネル送信方法。
【請求項6】
前記キャリアアグリゲーションは、セル内のキャリアアグリゲーションである
ことを特徴とする、請求項1に記載の制御チャンネル送信方法。
【請求項7】
キャリアアグリゲーションをサポートする無線通信システムにおいて基地局へ制御チャンネルを送信する装置であって、
前記基地局及び信号、並びにデータを送受信する送受信部と
DD(Frequency Division Duplex)モードで動作する第1セルとTDD(Time Division Duplex)モードで動作する第2セルに対するセル情報を受信し、PUCCH format 1b with channel selectionを設定する設定情報を受信し、ダウンリンクデータに対してダウンリンクスケジューリング情報を受信し、前記ダウンリンクスケジューリング情報によって前記第1セルの第1サブフレーム及び前記第2セルのサブフレームのうち少なくとも1つで前記ダウンリンクデータを受信し、前記第2セルの前記第1サブフレームがダウンリンクサブフレームの場合、前記PUCCH format 1b with channel selectionに基づいて前記ダウンリンクデータに対する制御情報を前記第1セルを通じて送信し、前記第2セルの前記第1サブフレームがアップリンクサブフレームの場合、PUCCH format 1aまたはPUCCH format 1bに基づいて、前記ダウンリンクデータに対する前記制御情報を前記第1セルを通じて送信する制御部と、を含む
ことを特徴とする制御チャンネル送信装置。
【請求項8】
前記制御情報は、
前記第2セルの前記第1サブフレームがアップリンクサブフレームの場合、前記第1セルの前記ダウンリンクデータに対するHARQ−ACK情報を含む
ことを特徴とする、請求項7に記載の制御チャンネル送信装置。
【請求項9】
前記制御情報は、
前記第2セルの前記第1サブフレームがダウンリンクサブフレームの場合、前記第1セル及び前記第2セルの前記ダウンリンクデータに対するHARQ−ACK情報を含む
ことを特徴とする、請求項7に記載の制御チャンネル送信装置。
【請求項10】
前記制御情報は、
前記第1サブフレームから4サブフレーム以後のサブフレームで送信される
ことを特徴とする、請求項7に記載の制御チャンネル送信装置。
【請求項11】
前記第2セルのTDDモードが動的TDD(Dynamic Time Division Duplex)モードであれば、前記第2セルのサブフレームは動的サブフレームである
ことを特徴とする、請求項7に記載の制御チャンネル送信装置。
【請求項12】
前記キャリアアグリゲーションは、セル内のキャリアアグリゲーションである
ことを特徴とする、請求項7に記載の制御チャンネル送信装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、セル内のキャリアアグリゲーションシステムで制御チャンネル送信方法及び装置に関する。特に、本発明は互いに異なるデュプレキシングモード(デュプレックス構造)で動作する複数のセルを含むセル内のキャリアアグリゲーションシステムで制御チャンネル送信方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、移動通信システムはユーザの活動性を保障しながら共に音声サービスを提供するために開発された。しかし、移動通信システムはだんだん音声だけではなくデータサービスまで領域を確張しており、現在には高速のデータサービスを提供することができる程度まで発展した。しかし、現在サービスが提供されている移動通信システムではリソースの不足現象及びユーザの高速サービス要求により、さらに発展した移動通信システムが求められている。
【0003】
3GPP(The 3rd Generation Partnership Project)でLTE−A(Long Term Evolution − Advanced)は最大1Gbps程度の送信速度を有する高速パケットに基づく通信を具現する技術である。LTE−Aでは端末が接続するセル数を確張するが、各セルで発生するフィードバックはPセル(Primary cell)でばかり送信する方法を採択した。また、LTE−Aでは端末に拡張されるすべてのセルは同じのデュプレックス(duplex)構造(mode)を持っている。したがって、すべてのセルは周波数分割デュプレックス(FDD、Frequency Division Duplex)構造を持っていることもでき、時分割デュプレックス(TDD、Time Division Duplex)構造を持っていることもできる。このなかで、TDD構造(モード)はUL−DL設定が維持される静的TDD構造であることができ、UL−DL設定がシステム情報や上位信号またはダウンリンク共通制御チャンネルにより変化する動的TDD構造であることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
基地局により制御される一つのセルがFDD構造を持ち、一つの周波数バンドが追加される場合、前記一つの周波数バンドはTDD構造を適用するのに容易である。その理由はFDDを操作するためにはダウンリンク(DL)とアップリンク(UL)の間に互いに異なる2個の周波数バンドが必要となるからである。
【0005】
したがって、前記の場合のように制限的な周波数バンドの追加またはその他の理由によりセル間にデュプレックス構造が互いに異なる場合に、多数のセルから送信されたデータに対する制御チャンネルを送信するための方案が必要である。ダウンリンクデータに対するアップリンク制御チャンネルに関連して多数のセルに対するフィードバックをPセルでばかり送信しなければならない場合、端末は互いに異なるフレーム構造を持つ(フレームモードで動作する)セルでのフィードバックをPセルから送信するための技術を要する。また、アップリンクデータに対するダウンリンク制御チャンネルに関連して基地局がアップリンクデータを端末にスケジューリングし、アップリンクデータに対するダウンリンク制御チャンネルを送信するための技術を要する。
【0006】
前記内容は、ただ本発明の理解を助けるための用途の背景技術情報として記載したことである。本発明に対して従来技術として適用可能することができるか否かはどんな決定や主張も決まらなかった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態は、上述した課題及び難点を解決し、以下に記述された少なくとも一つの長所を提供するために開示される。したがって、本発明の一実施形態によれば、互いに異なるデュプレックス構造で動作する複数のセルを含むセル内のキャリアアグリゲーションシステムで制御チャンネル送信方法及び装置を提供する。
【0008】
本発明の他の実施形態によれば、TDDセルでのダウンリンクデータに対するアップリンク制御チャンネルを送信するとき、FDDセルのアップリンク制御チャンネル送信タイミングを用いることを特徴とする。
【0009】
本発明の他の実施形態によれば、TDDセルでのアップリンクデータをスケジューリングし、アップリンクデータに対するダウンリンク制御チャンネルを送信するとき、FDDセルのアップリンクデータスケジューリングタイミング及びダウンリンク制御チャンネル送信タイミングを用いることを特徴とする。
【0010】
本発明のまた他の実施形態によれば、TDDセルでのダウンリンクデータに対するアップリンク制御チャンネルを送信するとき、参照UL−DL設定タイミングを用いることを特徴とする。
【0011】
本発明のまた他の実施形態によれば、動的TDDセルでのアップリンクデータをスケジューリングし、アップリンクデータに対するダウンリンク制御チャンネルを送信するとき、参照UL−DL設定によるアップリンクデータスケジューリングタイミング及びダウンリンク制御チャンネル送信タイミングを用いることを特徴とする。
【0012】
本発明のまた他の実施形態によれば、TDD設定によってダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームが設定されている場合に、TDDセルのアップリンクサブフレームと一致するFDDセルのアップリンクサブフレームではTDD設定による制御チャンネル送信タイミングを用い、TDDセルのアップリンクサブフレームと一致しないFDDセルのアップリンクサブフレームではFDD設定による制御チャンネル送信タイミングを用いることを特徴とする。
【0013】
本発明のまた他の実施形態によれば、FDDセルでのアップリンクデータ送信をTDDセルでスケジューリングし、アップリンクデータに対するダウンリンク制御チャンネルをTDDセルから送信するときのFDDセルで定義された制御チャンネル送信タイミングを適用することを特徴とする。
【0014】
本発明の一実施形態によれば、セル内のキャリアアグリゲーションをサポートする無線通信システムにおいて、端末が基地局へ制御チャンネルを送信する方法が提供される。前記方法は、FDD(Frequency Division Duplex)構造を持つ第1セルとTDD(Time Division Duplex)構造を持つ第2セルに対するセル情報を受信する段階と、サブフレームnに対してダウンリンクデータスケジューリング情報を受信する段階と、前記ダウンリンクデータスケジューリング情報によってサブフレームnを通じてダウンリンクデータを受信する段階と、及び前記ダウンリンクデータに対する前記第1セルのアップリンク制御チャンネル送信時点に前記第2セルのサブフレームnの種類(タイプ)によって前記ダウンリンクデータに対する互いに異なる制御情報を前記第1セルを通じて送信する段階と、を含む。
【0015】
本発明の他の実施形態によれば、セル内のキャリアアグリゲーションをサポートする無線通信システムにおいて、端末が基地局から制御チャンネルを受信する方法が提供される。前記方法は、FDD(Frequency Division Duplex)構造を持つ第1セルとTDD(Time Division Duplex)構造を持つ第2セルに対するセル情報を受信する段階と、前記第1セルのダウンリンク制御チャンネル送信を通じてアップリンクデータスケジューリング情報を受信する段階と、前記アップリンクデータスケジューリング情報によって前記第2セルを通じてアップリンクデータを送信する段階と、及び前記アップリンクデータに対する前記第1セルのダウンリンク制御チャンネル受信時点に前記第1セルを通じて前記アップリンクデータに対する制御情報を受信する段階と、を含む。
【0016】
本発明の他の実施形態によれば、セル内のキャリアアグリゲーションをサポートする無線通信システムにおいて、基地局へ制御チャンネルを送信する装置が提供される。前記装置は、前記基地局及び信号、並びにデータを送受信する送受信部と、及びFDD(Frequency Division Duplex)構造を持つ第1セルとTDD(Time Division Duplex)構造を持つ第2セルに対するセル情報を受信し、サブフレームnに対してダウンリンクデータスケジューリング情報を受信し、前記ダウンリンクデータスケジューリング情報によってサブフレームnを通じてダウンリンクデータを受信し、前記ダウンリンクデータに対する前記第1セルのアップリンク制御チャンネル送信時点に前記第2セルのサブフレームnの種類(タイプ)によって前記ダウンリンクデータに対する互いに異なる制御情報を前記第1セルを通じて送信するように制御する制御部と、を含む。
【0017】
本発明のまた他の実施形態によれば、セル内のキャリアアグリゲーションをサポートする無線通信システムにおいて、基地局から制御チャンネルを受信する装置が提供される。前記装置は前記基地局及び信号、並びにデータを送受信する送受信部と、及びFDD(Frequency Division Duplex)構造を持つ第1セルとTDD(Time Division Duplex)構造を持つ第2セルに対するセル情報を受信し、前記第1セルのダウンリンク制御チャンネル送信を通じてアップリンクデータスケジューリング情報を受信し、前記アップリンクデータスケジューリング情報によって前記第2セルを通じてアップリンクデータを送信し、前記アップリンクデータに対する前記第1セルのダウンリンク制御チャンネル受信時点に前記第1セルを通じて前記アップリンクデータに対する制御情報を受信するように制御する制御部と、を含む。
他の側面、長所、及び核心的特徴は本発明の多様な実施形態を開示した後の詳細な説明、及びこれと共に添付された図面によって当業者に自明である。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、互いに異なるデュプレックス構造を持つセルを通じるデータの同時送受信が可能となり、最大送信率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
本発明の実施形態の前記及び他の側面、特徴及び長所は詳細な説明及びここに伴う次の図面によって自明となる。
図1A】本発明が適用される通信システムを示す図面である。
図1B】本発明が適用される通信システムを示す図面である。
図2A】本発明の実施形態によるFDDセルのタイミングを用いた制御チャンネル送信に対する第1実施形態及び第2実施形態を示す図面である。
図2B】本発明の実施形態によるFDDセルのタイミングを用いた制御チャンネル送信に対する第1実施形態と第2実施形態を示す図面である。
図3A】本発明の第1実施形態及び第2実施形態による基地局と端末の動作を示すフローチャートである。
図3B】本発明の第1実施形態及び第2実施形態による基地局と端末の動作を示すフローチャートである。
図4A】本発明の実施形態によるFDDセルのタイミングを用いた制御チャンネル送信に対する第3実施形態及び第4実施形態を示す図面である。
図4B】本発明の実施形態によるFDDセルのタイミングを用いた制御チャンネル送信に対する第3実施形態及び第4実施形態を示す図面である。
図5A】本発明の第3実施形態及び第4実施形態による基地局と端末の動作を示すフローチャートである。
図5B】本発明の第3実施形態及び第4実施形態による基地局と端末の動作を示すフローチャートである。
図6】本明の実施形態による参照UL−DL設定タイミングを用いた制御チャンネル送信に対する第5実施形態を示す図面である。
図7A】本発明の第5実施形態による基地局と端末の動作を示すフローチャートである。
図7B】本発明の第5実施形態による基地局と端末の動作を示すフローチャートである。
図8】本発明の実施形態による参照UL−DL設定タイミングを用いた制御チャンネル送信に対する第6実施形態を示す図面である。
図9A】本発明の第6実施形態による基地局と端末の動作を示すフローチャートである。
図9B】本発明の第6実施形態による基地局と端末の動作を示すフローチャートである。
図10】本発明の実施形態による基地局装置を示す図面である。
図11】本発明の実施形態による端末装置を示す図面である。
図12】本発明の実施形態によるUL−DL設定タイミングを用いた制御チャンネル送信に対する第7実施形態を示す図面である。
図13A】本発明の第7実施形態による基地局と端末の動作を示すフローチャートである。
図13B】本発明の第7実施形態による基地局と端末の動作を示すフローチャートである。
図14】本発明の実施形態によるFDD UL−DL設定タイミングを用いた制御チャンネル送信に対する第8実施形態を示す図面である。
図15A】本発明の第8実施形態による基地局と端末の動作を示すフローチャートである。
図15B】本発明の第8実施形態による基地局と端末の動作を示すフローチャートである。
図16】本発明の実施形態によるFDD UL−DL設定タイミングを用いた制御チャンネル送信に対する第9実施形態を示す図面である。図面全体にかけて同一参照番号は同一要素を示すことに用いられる。
【発明を実施するための形態】
【0020】
添付図面を参考して記述される以下の内容は請求項、及びそれの均等物により定義される本発明の多様な実施形態の包括的な理解を助けるために提供される。これは単に例示として見なすが前記理解を助けるための多様な具体的な詳細事項を含む。したがって、当業者は本発明の思想及び範囲を逸脱せず本発明に記載した多様な実施形態の多様な変更及び修正が分かる。また、よく知られた機能及び構造に対する説明は明確性及び簡潔性のために省略されることができる。
【0021】
以下の説明及び請求項に用いられる用語及び単語は、書誌的意味に限定されず、ただ本発明の明確でかつ一貫的な理解が発明者にとって可能になるように用いられる。したがって、本発明の多様な実施形態の記載は例示目的であり、添付の請求項及び均等物により定義される本発明を制限する目的ではないことが当業者に自明であろう。
【0022】
文脈で明確に相違するように指示するものではない限り、単数形態で記載したことは複数の対象を含むことに理解されなければならない。したがって、例えば、構成表面の言及は一つ以上のそのような表面の言及を含む。
【0023】
“実質的に”という用語は言及された特性、パラメーター、または値が正確に達成される必要はないが、偏差または変形、例えば当業者に知られた許容誤差、測定誤差、測定正確度の限界及び他の要因が提供しようとする特性効果を排除しない量の内で発生することを意味する。
【0024】
以下、本明細書ではLTE(Long Term Evolution)システム及びLTE−A(LTE−Advanced)システムを例えて記述するが、本発明は基地局スケジューリングが適用されるその他の通信システムに別の加減無しに適用可能である。
【0025】
OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)送信方式は、マルチキャリア(Multi−carrier)を用いてデータを送信する方式として、直列に入力されるシンボル(Symbol)列を並列化し、これらそれぞれを相互直交関係をもって多数のマルチキャリア、すなわち、多数のサブキャリア(Sub−carrierチャンネルで変調して送信するマルチキャリア変調(Multi Carrier Modulation)方式の一種である。
【0026】
OFDM方式において、変調信号は時間及び周波数で構成された2次元リソース(resource)に位置する。時間軸上のリソースは互いに異なるOFDMシンボルに識別され、これらは互いに直交する。周波数軸上のリソースは互いに異なるサブキャリアに識別され、これらも互いに直交する。すなわち、OFDM方式では時間軸上で特定OFDMシンボルを指定して周波数軸上で特定サブキャリアを指定すれば一つの最小単位リソースを指すことができるが、これをリソース要素(RE:Resource Element、以下 、‘RE’と称する)と称する。互いに異なるREは、周波数選択的チャンネル(frequency selective channel)を経ても互いに直交する特性を持ち、互いに異なるREで送信された信号は相互干渉を起こせず受信側に受信されることができる。
【0027】
物理チャンネルは、一つまたはその以上の符号化されたビット列を変調した変調シンボルを送信する物理階層のチャンネルである。直交周波数分割多元接続(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiple Access、以下、‘OFDMA’と称する)システムでは送信する情報列の用途や受信機によって複数の物理チャンネルを構成して送信する。一つの物理チャンネルをあるREに配置して送信するかを送信機と受信機が予め約束しなければならなく、その規則をマッピング(mapping)と言う。
【0028】
OFDM通信システムにおいて、ダウンリンク帯域(bandwidth)は多数個のリソースブロック(RB:Resource Block、以下、‘RB’と称する)からなり、各物理的リソースブロック(PRB:Physical Resource Block、以下 ‘PRB’と称する)は周波数軸に沿って配列された12個のサブキャリアと、時間軸に沿って配列された14個または12個のOFDMシンボルと、で構成されることができる。ここで前記PRBはリソース割り当ての基本単位となる。
【0029】
基準信号(RS:Reference Signal、以下、‘RS’と称する)は基地局から受信されることで端末がチャンネル推定ができるようにする信号として、LTE通信システムでは共通基準信号(CRS:Common Reference Signal、以下、‘CRS’と称する)と専用基準信号の一つで復調基準信号(DMRS:DeModulation Reference Signal、以下 ‘DMRS’と称する)を含む。
【0030】
CRSは全体ダウンリンク帯域にかけて送信される基準信号ですべての端末が受信可能であり、チャンネル推定、端末のフィードバック情報構成、または制御チャンネル及びデータチャンネルの復調に用いられる。DMRSも全体ダウンリンク帯域にかけて送信される基準信号で特定端末のデータチャンネル復調及びチャンネル推定に用いられ、CRSとは異なりフィードバック情報構成には用いられない。したがって、DMRSは端末がスケジューリングするPRBリソースを通じて送信される。
【0031】
時間軸上でサブフレーム(subframe)は、0.5msec長さの2個のスロット(slot)、即、第1スロット及び第2スロットから構成される。制御チャンネル領域である物理的専用制御チャンネル(PDCCH:Physical Dedicated Control Channel、‘PDCCH’と称する)領域とデータチャンネル領域であるePDCCH(enhanced PDCCH)領域は時間軸上で分割されて送信される。これは制御チャンネル信号を早く受信して復調するためのことである。だけでなくPDCCH領域は全体ダウンリンク帯域にかけて位置するのに、一つの制御チャンネルが小さな単位の制御チャンネルに分割されて前記全体ダウンリンク帯域に分散して位置する形態を有する。
【0032】
アップリンクは、制御チャンネル(PUCCH)とデータチャンネル(PUSCH)に大別され、ダウンリンクデータチャンネルに対する応答チャンネルとその他のフィードバック情報がデータチャンネルがない場合には制御チャンネルを通じ、データチャンネルがある場合にはデータチャンネルに送信される。
【0033】
図1A及び図1Bは、本発明が適用される通信システムを示す図面である。
図1A及び図1Bを参照して説明すれば、図1Aはネットワークで一つの基地局101内にTDDセル102とFDDセル103が共存する場合を示したものであり、端末104はTDDセル102とFDDセル103を通じて基地局とデータを送受信する。ただ、アップリンク送信はFDDセルがPセルの場合、FDDセル103を通じてだけ送信する。
【0034】
図1Bは、ネットワークで広いカバレッジのためのマクロ(Macro)基地局111とデータ送信量増加のためのピコ(Pico)基地局112を設置したことを示したものであり、この場合、マクロ基地局111はFDD方式116を用い、ピコ基地局112はTDD方式115を用いて端末114とデータを送受信する。ただ、アップリンク送信はマクロ基地局がPセルの場合、マクロ基地局111を通じてだけ送信する。このとき、マクロ基地局111とピコ基地局112は理想的なバックホール網を有すると仮定する。したがって、早い基地局間のX2通信113が可能であり、アップリンク送信がマクロ基地局111にだけ送信されても、X2通信113を通じてピコ基地局112が関連制御情報をマクロ基地局111からリアルタイム受信することが可能である。
本発明で提案する方案が図1Aのシステムと図1Bのシステムにすべての適用が可能であるが、本発明では主に図1Aのシステムを仮定して説明する。
【0035】
図2A及び図2Bは、本発明の実施形態によるFDDセルのタイミングを用いた制御チャンネル送信に対する第1実施形態及び第2実施形態を示す図面である。
図2A及び図2Bの第1実施形態及び第2実施形態を通じてTDDセルでのダウンリンクデータに対するアップリンク制御チャンネルを送信するとき、FDDセルのアップリンク制御チャンネル送信タイミングを適用することを説明する。
【0036】
先ず、図2Aを参照すれば、図2Aはアップリンク制御チャンネル送信に対する第1実施形態を示したものであり、互いに異なるデュプレックス方式を用いているセルが共存している状況を示したものである。図2AでPセルはFDD方式201であり、ダウンリンク送信のための周波数はf1であり、アップリンク送信のための周波数はf2である。Sセルは静的TDD方式202であり、TDD UL−DL設定#4によってダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームが設定されている。PDSCH207が静的TDDセル202でのサブフレーム#7でスケジューリングされると、前記PDSCH207に対するHARQ−ACKは本発明で提案するFDDセルのアップリンク制御チャンネル送信タイミングによる4サブフレーム後の、FDDセル201の周波数f2のアップリンクサブフレーム#1から送信される。従来技術によれば、TDD UL−DL設定#4ではPDSCH207に対するHARQ−ACKは6サブフレーム後の、アップリンクサブフレーム#3から送信されるように設定されている。このとき、FDDセル201でのPDSCH206がサブフレーム#7でスケジューリングされると、前記PDSCH206に対するHARQ−ACKは4サブフレーム後の、FDDセル201の周波数f2のアップリンクサブフレーム#1から前記のPDSCH207に対するHARQ−ACKのように多重化されて送信される(208)。
【0037】
FDDセル201でのPDSCH203がサブフレーム#2でスケジューリングされると、前記PDSCH203に対するHARQ−ACKは4サブフレーム後の、FDDセル201の周波数f2のアップリンクサブフレーム#6から送信される。このとき、静的TDDセル202でのPDSCH204は静的TDDセル202でのサブフレーム#2がアップリンクサブフレームであるからスケジューリングされない。したがって、FDDセル201の周波数f2のアップリンクサブフレーム#6では前記のFDDセル201のPDSCH203に対するHARQ−ACKだけが送信される(205)。
【0038】
このとき、FDDセルまたはTDDセルだけが共存する状況とは差異が発生する。例えば、2個のFDDセルまたはTDDセルだけが共存する状況ではアップリンクサブフレームでアップリンク制御チャンネルを送信するとき、毎アップリンクサブフレームで同じアップリンク制御チャンネルフォーマットを用いて送信しなければならない。例えば、LTE Rel−10ではformat 1b with channel selectionの使用が設定されると、毎アップリンクサブフレームでPDSCHスケジューリング可否に構わずに常にformat 1b with channel selectionを用いてアップリンク制御チャンネルを送信するようになる。しかし、前記のように静的TDDセル202でのサブフレーム#2がアップリンクサブフレームである理由などでPDSCH204がスケジューリングされない状況では基地局と端末がformat 1aまたは1bのようにシンプルな送信フォーマット使用を交渉することができるから、前記サブフレームでアップリンク制御チャンネル受信複雑度を減らし、format 1b with channel selectionのために設定されたアップリンク制御チャンネル送信リソースを他の目的、例えばアップリンクデータ送信のために用いることが可能となる。
【0039】
もし、前記図2Aとは反対にPセルが静的TDD方式であり、TDD UL−DL設定#4によってダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームが設定されており、SセルがFDD方式の場合は、SセルのダウンリンクサブフレームでPDSCHに対するHARQ−ACKはPセルのTDD UL−DL設定#4で定義されたHARQ−ACK送信タイミングによるPセルのアップリンクサブフレームで送信することができる。PセルのサブフレームがアップリンクサブフレームであるからHARQ−ACK送信タイミングがないSセルのダウンリンクサブフレームでのPDSCHに対するHARQ−ACKは4サブフレーム後に最優先に現われるPセルのアップリンクサブフレームから送信することができる。若しくは、PセルのサブフレームがアップリンクサブフレームであるからHARQ−ACK送信タイミングがないSセルのダウンリンクサブフレームでのPDSCHはスケジューリングをしないとか、スケジューリングを制限することができる。
【0040】
次いで、図2Bを参照すれば、図2Bはアップリンク制御チャンネル送信に対する第2実施形態を示したものであり、互いに異なるデュプレックス方式を用いているセルが共存している状況を示したものである。
【0041】
図2Bにおいて、PセルはFDD方式211であり、ダウンリンク送信のための周波数はf1であり、アップリンク送信のための周波数はf2である。Sセルは動的TDD方式212であり、TDD UL−DL設定#4によってダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームが設定されている。動的TDD方式をサポートする動的TDDセル212でサブフレーム#2と#3は動的サブフレーム(flexible subframe)であるから、TDD UL−DL設定#4によって設定されたとおりアップリンクサブフレームで用いることもでき、それとは反対にダウンリンクサブフレームで用いることもできる。動的サブフレームがアップリンクサブフレームで操作されるか、ダウンリンクサブフレームで操作されるかに対する設定情報は上位信号またはシステム情報またはダウンリンク共通制御チャンネルで端末へ送信されることができる。
【0042】
前記動的サブフレーム設定情報を通じ、動的サブフレーム#3がダウンリンクサブフレームで操作されるということが端末に送信された場合、PDSCH214が動的TDDセル212での動的サブフレーム#3でスケジューリングされることができる。前記PDSCH214に対するHARQ−ACKは本発明で提案するFDDセルのアップリンク制御チャンネル送信タイミングによる4サブフレーム後の、FDDセル211の周波数f2のアップリンクサブフレーム#7から送信される(215)。元々TDD UL−DL設定#4でのサブフレーム#3はアップリンクサブフレームであるからPDSCHに対するHARQ−ACK送信のためのタイミングが定義されていない。このとき、FDDセル211でのPDSCH213がサブフレーム#3でスケジューリングされると、前記PDSCH213に対するHARQ−ACKは4サブフレーム後の、FDDセル211の周波数f2のアップリンクサブフレーム#7で前記のPDSCH214に対するHARQ−ACKと共に多重化されて送信される(215)。
【0043】
次いで、前記動的サブフレーム設定情報を通じ、動的サブフレーム#3がアップリンクサブフレームで操作されるということが端末に送信された場合を仮定する。FDDセル211でのPDSCH216がサブフレーム#3でスケジューリングされると、前記PDSCH216に対するHARQ−ACKは4サブフレーム後の、FDDセル211の周波数f2のアップリンクサブフレーム#7から送信される。このとき、動的TDDセル212でのPDSCH217は動的TDDセル212での動的サブフレーム#3がアップリンクサブフレームで操作されるからスケジューリングできない。したがって、FDDセル211の周波数f2のアップリンクサブフレーム#7では前記のFDDセル211のPDSCH216に対するHARQ−ACKだけが送信される(218)。
【0044】
このとき、FDDセルまたはTDDセルだけが共存する状況とは差異が発生する。例えば、2個のFDDセルまたはTDDセルだけが共存する状況ではアップリンクサブフレームでアップリンク制御チャンネルを送信するとき、毎アップリンクサブフレームで同じアップリンク制御チャンネルフォーマットを用いて送信しなければならない。例えば、LTE Rel−10ではformat 1b with channel selectionの使用が設定されると、毎アップリンクサブフレームでPDSCHスケジューリング可否に構わずに常にformat 1b with channel selectionを用いてアップリンク制御チャンネルを送信するようになる。しかし、前記のように動的TDDセル212での動的サブフレーム#3がアップリンクサブフレームで操作されるからPDSCH217がスケジューリングされない状況では基地局と端末がformat 1aまたは1bのようにシンプルな送信フォーマット使用を交渉することができるから、前記サブフレームでアップリンク制御チャンネル受信複雑度を減らし、format 1b with channel selectionのために設定されたアップリンク制御チャンネル送信リソースを他の目的、例えばアップリンクデータ送信のために用いることが可能となる。
【0045】
もし、前記図2Bとは反対にPセルが動的TDD方式であり、TDD UL−DL設定#4によってダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームが設定されており、SセルがFDD方式の場合は、SセルのダウンリンクサブフレームでPDSCHに対するHARQ−ACKはPセルの参照UL−DL設定で定義されたHARQ−ACK送信タイミングによるPセルのアップリンクサブフレームまたはアップリンクサブフレームで操作される動的サブフレームから送信することができる。
【0046】
前記で参照UL−DL設定はPセルのUL−DL設定であるTDD UL−DL設定#4であることができ、TDD UL−DL設定#4のダウンリンクサブフレームと動的サブフレームをダウンリンクサブフレームで操作するときのダウンリンクサブフレームを全て含むTDD UL−DL設定で選択することができる。
【0047】
Pセルのサブフレームがアップリンクサブフレームであるから、HARQ−ACK送信タイミングがないSセルのダウンリンクサブフレームでのPDSCHに対するHARQ−ACKは4サブフレーム後に最優先に現われるPセルのアップリンクサブフレームまたはアップリンクサブフレームで操作される動的サブフレームから送信することができる。或いはPセルのサブフレームがアップリンクサブフレームであるからHARQ−ACK送信タイミングがないSセルのダウンリンクサブフレームでのPDSCHはスケジューリングをしないとか、スケジューリングを制限することができる。
【0048】
前記のように、動的TDDセル212のデータに対するアップリンク制御チャンネルを送信するとき、FDDセル211のアップリンク制御チャンネル送信タイミングを用いることによって、次のような効果がある。
【0049】
一般的に、TDDセルでPDSCH送信に対するHARQ−ACKを送信するとき、TDDセルでのアップリンクサブフレームの不足により多数のダウンリンクサブフレームから送信されたPDSCHに対するHARQ−ACKを一つのアップリンクサブフレームから送信するための方法で、空間及びタイムバンドリング(spatial bundling、time bunDLing)をサポートする。前記のようなバンドリングを通じて多数のダウンリンクサブフレームでのPDSCHに対するHARQ−ACKを圧縮して送信することが可能であるが、基地局は多数のダウンリンクサブフレームのPDSCHに対するHARQ−ACKを正確に判断することが不可能であり、データ送信率が落ちるようになる。
【0050】
したがって、本発明で動的TDDセル212のデータに対するアップリンク制御チャンネルを送信するとき、FDDセル211のアップリンク制御チャンネル送信タイミングを用いることによって、動的TDDセル212の毎ダウンリンクサブフレームでのPDSCHに対するHARQ−ACKを4サブフレーム以後のFDDセル211のアップリンクサブフレームから送信することができる。したがって、前記のようなバンドリングをする必要がなくなるので、基地局が動的TDDセル212の毎ダウンリンクサブフレームでのPDSCHに対するHARQ−ACKを正確に判断することができ、データ送信率を増加させることができる。
【0051】
図3A及び図3Bは、本発明の第1実施形態及び第2実施形態による基地局と端末の動作を示したフローチャートである。
図3において、TDDセルのダウンリンクデータに対するアップリンク制御チャンネルを送信するとき、FDDセルのアップリンク制御チャンネル送信タイミングを適用するための基地局と端末の動作をそれぞれのフローチャートを通じて説明する。
【0052】
先ず、図3Aを参照して基地局の動作を説明する。段階301で基地局はFDDセルとTDDセルに対する情報を端末に送信する。前記FDDセルとTDDセルに対する情報はFDDセルのアップリンク及びダウンリンク周波数情報であることもでき、TDDセルのUL−DL設定情報であることができ、動的TDDセルの場合、UL−DL設定情報と動的サブフレームの設定情報であることもできる。前記FDDセルとTDDセルに対する情報はシステム情報または上位情報を通じて端末に送信する。
【0053】
段階302で基地局は端末のためにサブフレーム#nでFDDセルとTDDセルでのダウンリンクデータに対するスケジューリングを決定する。次いで段階303で基地局はサブフレーム#nでTDDセルのサブフレームがアップリンクサブフレームであるかを判断する。段階303でTDDセルのサブフレームがアップリンクサブフレームであれば、段階304で基地局はFDDセルのサブフレーム#(n+4)でFDDセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を受信する。このとき、段階302で基地局がサブフレーム#nでFDDセルでのダウンリンクデータスケジューリングをしないことを決定した場合、段階304で基地局はFDDセルのサブフレーム#(n+4)でFDDセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を受信しないようにできる。段階303でTDDセルのサブフレームがアップリンクサブフレームではなければ、段階305で基地局はFDDセルのサブフレーム#(n+4)でFDDセルでのダウンリンクデータに対する制御情報とTDDセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を共に受信する。
【0054】
次いで、図3Bを参照して端末の動作を説明する。段階311で端末はFDDセルとTDDセルに対する情報を基地局から受信する。前記FDDセルとTDDセルに対する情報はFDDセルのアップリンク及びダウンリンク周波数情報であることもでき、TDDセルのUL−DL設定情報であることができ、動的TDDセルの場合、UL−DL設定情報と動的サブフレームの設定情報であることもできる。端末は前記FDDセルとTDDセルに対する情報をシステム情報または上位情報を通じて受信する。
【0055】
段階312で端末はサブフレーム#nでFDDセルとTDDセルでのダウンリンクデータに対するスケジューリングを受信する。次いで、段階313で端末はサブフレーム#nでTDDセルのサブフレームがアップリンクサブフレームであるかを判断する。段階313でTDDセルのサブフレームがアップリンクサブフレームであれば、段階314で端末はサブフレームFDDセルの#(n+4)でFDDセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を送信する。このとき、段階312で端末がサブフレーム#nでFDDセルでのダウンリンクデータスケジューリングを受信することができなかった場合、段階314で端末はFDDセルのサブフレーム#(n+4)でFDDセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を送信しないようにできる。段階313でTDDセルのサブフレームがアップリンクサブフレームではなければ、段階315で端末はFDDセルのサブフレーム#(n+4)でFDDセルでのダウンリンクデータに対する制御情報とTDDセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を共に送信する。
【0056】
図4A及び図4Bは本発明の実施形態によるFDDセルのタイミングを用いた制御チャンネル送信に対する第3実施形態及び第4実施形態を示す図面である。
図4Aは、本発明で提案するFDDセルのタイミングを用いた制御チャンネル送信に対する第3実施形態を示す図面である。図4Aの第3実施形態を通じてTDDセルでのアップリンクデータをスケジューリングし、アップリンクデータに対するダウンリンク制御チャンネルを送信するとき、FDDセルのアップリンクデータスケジューリングタイミング及びダウンリンク制御チャンネル送信タイミングを適用することを説明する。
【0057】
先ず、図4Aを参照すれば、図4Aはアップリンクデータスケジューリングとダウンリンク制御チャンネル送信に対する第3実施形態を示したものであり、互いに異なるデュプレックス 方式を用いているセルが共存している状況を示したものである。
【0058】
図4Aにおいて、PセルはFDD方式401であり、ダウンリンク送信のための周波数はf1であり、アップリンク送信のための周波数はf2である。Sセルは静的TDD方式402であり、TDD UL−DL設定#4によってダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームが設定されている。静的TDDセル402のアップリンクデータをスケジューリングするPDCCH403がFDDセル401のダウンリンクサブフレーム#8から送信されると、前記PDCCH403がスケジューリングするアップリンクデータは本発明で提案するFDDセルのダウンリンク制御チャンネル送信に対するアップリンクデータ送信タイミングによる4サブフレーム後の、静的TDDセル402のアップリンクサブフレーム#2で端末はPUSCH404を送信する。
【0059】
次いで、前記静的TDDセル402のアップリンクサブフレーム#2でスケジューリングされたPUSCH404に対するダウンリンク制御チャンネルは本発明で提案するFDDセルのアップリンクデータ送信に対するダウンリンク制御チャンネル送信タイミングによる4サブフレーム後の、FDDセル401のダウンリンクサブフレーム#6で基地局がUL grant/PHICH405を送信する。従来技術によれば、TDD UL−DL設定#4ではダウンリンクサブフレーム#8でのPDCCHに対するアップリンクデータは4サブフレーム後のアップリンクサブフレーム#2から送信され、アップリンクサブフレーム#2でのPUSCHに対するダウンリンク制御チャンネルは6サブフレーム後のダウンリンクサブフレーム#8から送信されるように設定されている。
【0060】
したがって、静的TDDセル402のアップリンクデータをスケジューリングし、アップリンクデータに対するダウンリンク制御チャンネルを送信するとき、本発明で提案するFDDセルのアップリンクデータスケジューリングタイミング及びダウンリンク制御チャンネル送信タイミングを用いることによって、既存に静的TDDセル402に定義されているよりも早い制御チャンネル送信タイミングを用いることができるからデータ送信量を増加させることができる。
【0061】
もし、前記図4Aとは反対にPセルが静的TDD方式であり、TDD UL−DL設定#4によってダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームが設定されており、SセルがFDD方式の場合は、SセルのアップリンクサブフレームでPUSCHに対するスケジューリングはPセルのTDD UL−DL設定#4で定義されたスケジューリングタイミングでばかりスケジューリングが発生することができる。すなわち、SセルのPUSCHをスケジューリングするPDCCHがPセルのサブフレーム#8と#9でばかりそれぞれ送信されることができる。前記PDCCHによってスケジューリングされたSセルのPUSCHはサブフレーム#2と#3からそれぞれ送信される。また、ダウンリンク制御チャンネルはPセルのTDD UL−DL設定#4で定義されたタイミングによるPセルのダウンリンクサブフレームから送信することができる。すなわち、SセルのPUSCHに対する応答としてUL grant又はPHICHがPセルのサブフレーム#8と#9でばかりそれぞれ送信されることができる。
【0062】
次いで、図4Bを参照すれば、図4Bはアップリンクデータスケジューリングとダウンリンク制御チャンネル送信に対する第4実施形態を示したものであり、互いに異なるデュプレックス方式を用いているセルが共存している状況を示したものである。
【0063】
図4Bにおいて、PセルはFDD方式411であり、ダウンリンク送信のための周波数はf1であり、アップリンク送信のための周波数はf2である。Sセルは動的TDD方式412であり、TDD UL−DL設定#4によってダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームが設定されている。
【0064】
動的TDD方式をサポートする動的TDDセル412でサブフレーム#2と#3は動的サブフレームとしてTDD UL−DL設定#4によって設定されたとおりアップリンクサブフレームで用いることもでき、それとは反対にダウンリンクサブフレームで用いることもできる。動的サブフレームがアップリンクサブフレームで操作されるか、ダウンリンクサブフレームで操作されるのかに対する設定情報は上位信号またはシステム情報またはダウンリンク共通制御チャンネルで端末へ送信されることができる。
【0065】
前記動的サブフレーム設定情報を通じ、動的サブフレーム#2がアップリンクサブフレーム操作されるということが端末へ送信された場合、PUSCH414が動的TDDセル412での動的サブフレーム#2でスケジューリングされることができる。動的TDDセル412のアップリンクデータをスケジューリングするPDCCH413がFDDセル411のダウンリンクサブフレーム#8から送信されると、前記PDCCH413がスケジューリングするアップリンクデータは本発明で提案するFDDセルのダウンリンク制御チャンネル送信に対するアップリンクデータ送信タイミングによる4サブフレーム後の、動的TDDセル412の動的サブフレーム#2で端末はPUSCH414を送信する。
【0066】
次いで、前記動的TDDセル412の動的サブフレーム#2でスケジューリングされたPUSCH414に対するダウンリンク制御チャンネルは本発明で提案するFDDセルのアップリンクデータ送信に対するダウンリンク制御チャンネル送信タイミングによる4サブフレーム後の、FDDセル411のダウンリンクサブフレーム#6で基地局がUL grant/PHICH415を送信する。
【0067】
従来技術によれば、TDD UL−DL設定#4ではダウンリンクサブフレーム#8でのPDCCHに対するアップリンクデータは4サブフレーム後のアップリンクサブフレーム#2から送信され、アップリンクサブフレーム#2でのPUSCHに対するダウンリンク制御チャンネルは6サブフレーム後のダウンリンクサブフレーム#8から送信されるように設定されている。
【0068】
したがって、動的TDDセル412のアップリンクデータをスケジューリングし、アップリンクデータに対するダウンリンク制御チャンネルを送信するとき、本発明で提案するFDDセルのアップリンクデータスケジューリングタイミング及びダウンリンク制御チャンネル送信タイミングを用いることによって、既存に動的TDDセル412に定義されているよりも早い制御チャンネル送信タイミングを用いることができるからデータ送信量を増加させることができる。
【0069】
もし、前記図4Bとは反対にPセルが動的TDD方式であり、TDD UL−DL設定#4によってダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームが設定されており、SセルがFDD方式の場合は、SセルのアップリンクサブフレームでPUSCHに対するスケジューリングはPセルの参照UL−DL設定で定義されたスケジューリングタイミングでばかりスケジューリングが発生することができる。前記で参照UL−DL設定はPセルのUL−DL設定であるTDD UL−DL設定#4であることができ、TDD UL−DL設定#4のアップリンクサブフレームと動的サブフレームをアップリンクサブフレームで操作するときのアップリンクサブフレームを全て含むTDD UL−DL設定と選択することができる。
【0070】
もし、参照UL−DL設定をTDD UL−DL設定#4と設定すると、SセルのPUSCHをスケジューリングするPDCCHがPセルのサブフレーム#8と#9でばかりそれぞれ送信されることができる。前記PDCCHによってスケジューリングされたSセルのPUSCHは動的サブフレーム#2と#3がアップリンクサブフレームでそれぞれ操作される場合、送信される。また、ダウンリンク制御チャンネルはPセルの参照UL−DL設定で定義されたタイミングによるPセルのダウンリンクサブフレームから送信することができる。もし、参照UL−DL設定をTDD UL−DL設定#4と設定すると、SセルのPUSCHに対する応答としてUL grant又はPHICHがPセルのサブフレーム#8と#9でばかりそれぞれ送信されることができる。
【0071】
図5A及び図5Bは、本発明の第3実施形態及び第4実施形態による基地局と端末の動作を示すフローチャートである。
図5A及び図5Bにおいて、TDDセルのアップリンクデータをスケジューリングし、アップリンクデータに対するダウンリンク制御チャンネルを送信するとき、FDDセルのアップリンクデータスケジューリングタイミング及びダウンリンク制御チャンネル送信タイミングを適用するための基地局と端末の動作をそれぞれのフローチャートを通じて説明する。
【0072】
先ず、図5Aを参照して基地局の動作を説明する。段階501で基地局はFDDセルとTDDセルに対する情報を端末に送信する。前記FDDセルとTDDセルに対する情報はFDDセルのアップリンク及びダウンリンク周波数情報であることもでき、TDDセルのUL−DL設定情報であることができ、動的TDDセルの場合、UL−DL設定情報と動的サブフレームの設定情報であることもできる。前記FDDセルとTDDセルに対する情報はシステム情報または上位情報を通じて端末に送信する。
【0073】
段階502で基地局は端末のためにFDDセルのサブフレーム#(n−4)でTDDセルでのアップリンクデータに対するスケジューリングを決定し、スケジューリング情報を端末に送信する。次いで、段階503で基地局はTDDセルのサブフレーム#nでアップリンクデータを受信する。段階504で基地局はFDDセルのサブフレーム#(n+4)でTDDセルでのアップリンクデータに対する制御情報を端末に送信する。
【0074】
次いで、図5Bを参照して端末の動作を説明する。段階511で端末はFDDセルとTDDセルに対する情報を基地局から受信する。前記FDDセルとTDDセルに対する情報はFDDセルのアップリンク及びダウンリンク周波数情報であることもでき、TDDセルのUL−DL設定情報であることができ、動的TDDセルの場合、UL−DL設定情報と動的サブフレームの設定情報であることもできる。端末は前記FDDセルとTDDセルに対する情報をシステム情報または上位情報を通じて受信する。段階512で端末はFDDセルのサブフレーム#(n−4)でTDDセルでのアップリンクデータに対するスケジューリング情報を受信する。段階513で端末は前記段階512でのスケジューリング情報に基づいてTDDセルのサブフレーム#nでアップリンクデータを送信する。次いで、段階514で端末はFDDセルのサブフレーム#(n+4)でTDDセルでのアップリンクデータに対する制御情報を受信する。
【0075】
図6は、本発明の実施形態による参照UL−DL設定タイミングを用いた制御チャンネル送信に対する第5実施形態を示す図面である。
図6の第5実施形態を通じてTDDセルでのダウンリンクデータに対するアップリンク制御チャンネルを送信するとき、参照(reference)UL−DL設定タイミングを適用することを説明する。
【0076】
図6を参照すれば、図6はアップリンク制御チャンネル送信に対する第5実施形態を示したものであり、互いに異なるデュプレックス方式を用いているセルが共存している状況を示したものである。
【0077】
図6において、Pセルは静的TDD方式601であり、TDD UL−DL設定#2によってダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームが設定されている。Sセルは動的TDD方式602であり、TDD UL−DL設定#3によってダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームが設定されている。動的TDD方式をサポートする動的TDDセル602でサブフレーム#4は動的サブフレームとして、DDUL−DL設定#3によって設定されたとおりアップリンクサブフレームで用いることもでき、それとは反対にダウンリンクサブフレーム用いることもできる。動的サブフレームがアップリンクサブフレームで操作されるか、ダウンリンクサブフレームで操作されるかに対する設定情報は上位信号またはシステム情報またはダウンリンク共通制御チャンネルで端末へ送信されることができる。
【0078】
前記動的サブフレーム設定情報を通じ、動的サブフレーム#4がダウンリンクサブフレームで操作されるということが端末に送信された場合、PDSCH603が動的TDDセル602での動的サブフレーム#4でスケジューリングされることができる。前記PDSCH603に対するHARQ−ACKは本発明で提案する参照UL−DL設定#5(608)のタイミングによる8サブフレーム後の、静的TDDセル601のアップリンクサブフレーム#2から送信される。このとき、前記でPDSCH603のHARQ−ACKが静的TDDセル601のアップリンクサブフレームから送信されるとき、静的TDDセル601での多数のダウンリンクサブフレームでのPDSCH605にHARQ−ACKが共に多重化されて送信される(604)。
【0079】
ここで、参照UL−DL設定に対する決定方法は、次の通りである。静的TDDセル601のTDD UL−DL設定である#2のダウンリンクサブフレームと動的TDDセル602のTDD UL−DL設定である#3のダウンリンクサブフレームと動的TDDセル602の動的サブフレームであるサブフレーム#4をダウンリンクサブフレームと仮定したときのダウンリンクサブフレームをすべて含むUL−DL設定を参照UL−DL設定と決定する。図6の参照UL−DL設定である#5はUL−DL設定#2のダウンリンクサブフレーム、UL−DL設定#3のダウンリンクサブフレーム、そしてUL−DL設定#3の動的サブフレームをダウンリンクサブフレームと仮定したときのダウンリンクサブフレームをすべてを含むことを分かる。
図7A及び図7Bは、本発明の第5実施形態による基地局と端末の動作を示したフローチャートである。
【0080】
図7において、動的TDDセルのダウンリンクデータに対するアップリンク制御チャンネルを送信するとき、参照UL−DL設定のタイミングによるアップリンク制御チャンネル送信を適用するための基地局と端末の動作をそれぞれのフローチャートを通じて説明する。
【0081】
先ず、図7Aを参照して基地局の動作を説明する。段階701で基地局は静的TDDセルと動的TDDセルに対する情報を端末へ送信する。前記静的TDDセルと動的TDDセルに対する情報は静的TDDセルのUL−DL設定情報であることができ、動的TDDセルの場合、UL−DL設定情報と動的サブフレームの設定情報であることもできる。前記静的TDDセルと動的TDDセルに対する情報はシステム情報または上位情報を通じて端末へ送信する。段階702で基地局は端末のためにサブフレーム#nで動的TDDセルでのダウンリンクデータに対するスケジューリングを決定する。次いで、段階703で基地局は参照UL−DL設定による静的TDDセルのサブフレーム#(n+k)で静的TDDセルでのダウンリンクデータに対する制御情報と動的TDDセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を共に受信する。このとき、kは参照UL−DL設定によって決定される値である。
【0082】
次いで、図7Bを参照して端末の動作を説明する。段階711で端末は静的TDDセルと動的TDDセルに対する情報を基地局から受信する。前記静的TDDセルと動的TDDセルに対する情報は静的TDDセルのUL−DL設定情報であることができ、動的TDDセルの場合、UL−DL設定情報と動的サブフレームの設定情報であることもできる。前記静的TDDセルと動的TDDセルに対する情報はシステム情報または上位情報を通じて端末へ送信される。段階712で端末はサブフレーム#nで動的TDDセルでのダウンリンクデータに対するスケジューリング情報を受信する。次いで段階713で端末は参照UL−DL設定による静的TDDセルのサブフレーム#(n+k)で静的TDDセルでのダウンリンクデータに対する制御情報と動的TDDセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を共に送信する。このとき、kは参照UL−DL設定によって決定される値である。
図8は、本発明の実施形態による参照UL−DL設定タイミングを用いた制御チャンネル送信に対する第6実施形態を示す図面である。
【0083】
図8の第6実施形態を通じて動的TDDセルでのアップリンクデータをスケジューリングし、アップリンクデータに対するダウンリンク制御チャンネルを送信するとき、参照UL−DL設定によるアップリンクデータスケジューリングタイミング及びダウンリンク制御チャンネル送信タイミングを適用することを説明する。
【0084】
図8は、アップリンクデータスケジューリングとダウンリンク制御チャンネル送信に対する第6実施形態を示したものであり、互いに異なるデュプレックス方式を用いているセルが共存している状況を示したものである。図8においてPセルは静的TDD方式801であり、TDD UL−DL設定#2によってダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームが設定されている。Sセルは動的TDD方式802であり、TDD UL−DL設定#3によってダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームが設定されている。
【0085】
動的TDD方式をサポートする動的TDDセル802でサブフレーム#3と#4は動的サブフレームとして、TDD UL−DL設定#3によって設定されたとおりアップリンクサブフレームとして用いることもでき、それとは反対にダウンリンクサブフレームとして用いることもできる。動的サブフレームがアップリンクサブフレームで操作されるか、ダウンリンクサブフレームで操作されるかに対する設定情報は上位信号またはシステム情報またはダウンリンク共通制御チャンネルで端末へ送信されることができる。
【0086】
前記動的サブフレーム設定情報を通じ、動的サブフレーム#3がアップリンクサブフレームで操作されるということが端末に送信された場合、PUSCH804が動的TDDセル802での動的サブフレーム#3でスケジューリングされることができる。動的TDDセル802のアップリンクデータをスケジューリングするPDCCH803が静的TDDセル801のダウンリンクサブフレーム#6から送信されると、前記PDCCH803がスケジューリングするアップリンクデータは本発明で提案する参照UL−DL設定#6(806)のタイミングによる7サブフレーム後の、動的TDDセル802の動的サブフレーム#3で端末はPUSCH804を送信する。
【0087】
次いで前記動的TDDセル802の動的サブフレーム#3でスケジューリングされたPUSCH804に対するダウンリンク制御チャンネルは本発明で提案する参照UL−DL設定#6(806)のタイミングによる6サブフレーム後の、静的TDDセル801のダウンリンクサブフレーム#9で基地局がUL grant/PHICH805を送信する。
【0088】
元々TDD UL−DL設定#3ではダウンリンクサブフレーム#9でのPDCCHに対するアップリンクデータは4サブフレーム後のアップリンクサブフレーム#3から送信され、アップリンクサブフレーム#3でのPUSCHに対するダウンリンク制御チャンネルは6サブフレーム後のダウンリンクサブフレーム#9から送信されるように設定されている。
【0089】
ここで参照UL−DL設定に対する決定方法は次の通りである。静的TDDセル801のTDD UL−DL設定である#2のアップリンクサブフレームと動的TDDセル802のTDD UL−DL設定である#3のアップリンクサブフレームと動的TDDセル802の動的サブフレームであるサブフレーム#3と#4をすべてのアップリンクサブフレームと仮定したときのアップリンクサブフレームをすべて含むUL−DL設定を参照UL−DL設定と決定する。図8の参照UL−DL設定である#6はUL−DL設定#2のアップリンクサブフレーム、UL−DL設定#3のアップリンクサブフレーム、及びUL−DL設定#3の動的サブフレームをアップリンクサブフレームと仮定したときのアップリンクサブフレームをすべてを含むことを分かる。
【0090】
動的TDDセル802のアップリンクデータをスケジューリングし、アップリンクデータに対するダウンリンク制御チャンネルを送信するとき、本発明で提案する参照UL−DL設定のアップリンクデータスケジューリングタイミング及びダウンリンク制御チャンネル送信タイミングを用いることによって、既存に静的TDDセル801または動的TDDセル802のUL−DL設定に定義されているタイミングを適用することができない場合に対しても制御チャンネル送信タイミングを適用することができるからデータ送信量を増加させることができる。
図9A及び図9Bは、本発明の第6実施形態による基地局と端末の動作を示すフローチャートである。
【0091】
図9A及び図9Bにおいて、動的TDDセルのアップリンクデータをスケジューリングし、アップリンクデータに対するダウンリンク制御チャンネルを送信するとき、参照UL−DL設定のアップリンクデータスケジューリングタイミング及びダウンリンク制御チャンネル送信タイミングを適用するための基地局と端末の動作をそれぞれのフローチャートを通じて説明する。
【0092】
先ず、図9Aを参照して基地局の動作を説明する。段階901で基地局は静的TDDセルと動的TDDセルに対する情報を端末に送信する。前記動的TDDセルと静的TDDセルに対する情報はTDDセルのUL−DL設定情報であることができ、動的TDDセルの場合、UL−DL設定情報と動的サブフレームの設定情報であることもできる。前記静的TDDセルと動的TDDセルに対する情報はシステム情報または上位情報を通じて端末に送信する。段階902で基地局は端末のために参照UL−DL設定による静的TDDセルのサブフレーム#(n−k1)で動的TDDセルでのアップリンクデータに対するスケジューリングを決定し、スケジューリング情報を端末に送信する。次いで段階903で基地局は動的TDDセルのサブフレーム#nでアップリンクデータを受信する。段階904で基地局は参照UL−DL設定による静的TDDセルのサブフレーム#(n+k2)で動的TDDセルでのアップリンクデータに対する制御情報を端末に送信する。前記でk1とk2は参照UL−DL設定により決定される値である。
【0093】
次いで、図9Bを参照して端末の動作を説明する。段階911で端末は静的TDDセルと動的TDDセルに対する情報を基地局から受信する。前記動的TDDセルと静的TDDセルに対する情報はTDDセルのUL−DL設定情報であることができ、動的TDDセルの場合、UL−DL設定情報と動的サブフレームの設定情報であることもできる。前記静的TDDセルと動的TDDセルに対する情報はシステム情報または上位情報を通じて端末へ送信される。段階912で端末は参照UL−DL設定による静的TDDセルのサブフレーム#(n−k1)で動的TDDセルでのアップリンクデータに対するスケジューリング情報を受信する。次いで、段階913で端末は動的TDDセルのサブフレーム#nでアップリンクデータを受信する。段階914で端末は参照UL−DL設定による静的TDDセルのサブフレーム#(n+k2)で動的TDDセルでのアップリンクデータに対する制御情報を基地局から受信する。前記でk1とk2は参照UL−DL設定によって決定される値である。
【0094】
以下ではPセルが静的TDD方式であり、TDD UL−DL設定#3によりダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームが設定されており、SセルがFDD方式の場合に対する実施形態を説明する。
【0095】
図12は、本発明の実施形態によりFDDセルのアップリンクサブフレームがTDDセルのアップリンクサブフレームと一致するか否かによって制御チャンネルを送信する第7実施形態を示す図面である。
【0096】
図12の第7実施形態を通じてFDDセルでのアップリンクデータをTDDセルでスケジューリングし、アップリンクデータに対するダウンリンク制御チャンネルをTDDセルから送信するとき、TDDセルのアップリンクサブフレームと一致するFDDセルのアップリンクサブフレームではTDDセルのUL−DL設定により定義された制御チャンネル送信タイミングを用い、TDDセルのアップリンクサブフレームと一致しないFDDセルのアップリンクサブフレームではn+4ルールまたはn+5ルールタイミングを適用する場合を説明する。
【0097】
先ず、図12を参照すれば、図12はアップリンクデータスケジューリングとダウンリンク制御チャンネル送信に対する第7実施形態を示したものであり、互いに異なるデュプレックス 方式を用いているセルが共存している状況を示したものである。
【0098】
図12において、PセルはTDD方式1201であり、TDD UL−DL設定#3によってダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームが設定されている。SセルはFDD方式1202であり、ダウンリンク送信のための周波数はf1であり、アップリンク送信のための周波数はf2である。
【0099】
従来技術によれば、TDDセル1201のアップリンクサブフレーム#4でのアップリンクデータをスケジューリングするPDCCHはTDDセル1201のダウンリンクサブフレーム#0から送信され、前記アップリンクサブフレーム#4でのアップリンクデータに対するHARQ−ACKとしてUL grant/PHICHはTDDセル1201のダウンリンクサブフレーム#0からさらに送信される。
【0100】
TDDセル1201で同じガラのサブフレームはPDCCHをスケジューリングし、PUSCHを送信し、UL grant/PHICHを受信する一つのアップリンクHARQプロセスを構成する。先ず、TDDセルのアップリンクサブフレームと一致するFDDセルのアップリンクサブフレームではTDDセルのUL−DL設定により定義された制御チャンネル送信タイミングを用いる方法に対して説明する。
【0101】
TDDセル1201のアップリンクサブフレーム#4とサブフレームインデックスが一致するFDDセル1202のサブフレーム#4がアップリンクであり、FDDセル1202のアップリンクデータをスケジューリングするPDCCH1203がTDDセル1201のダウンリンクサブフレーム#0から送信されると、本発明で提案するTDDセルのアップリンクサブフレームと一致するFDDセルのアップリンクサブフレームではTDDセルのUL−DL設定により定義された制御チャンネル送信タイミングによる、FDDセル1202のアップリンクサブフレーム#4からPUSCH1204が送信される。
【0102】
次いで、前記FDDセル1202のアップリンクサブフレーム#4からスケジューリングされたPUSCH1204に対するダウンリンク制御チャンネルは本発明で提案するTDDセルのアップリンクサブフレームと一致するFDDセルのアップリンクサブフレームではTDDセルのUL−DL設定により定義された制御チャンネル送信タイミングによる、TDDセル1201のダウンリンクサブフレーム#0でからUL grant/PHICH1205が送信される。
【0103】
次いで、TDDセルのアップリンクサブフレームと一致しないFDDセルのアップリンクサブフレームではn+4ルールによって制御チャンネル送信タイミングを適用する場合を説明する。この方法は、FDDセルでアップリンクデータが送信される時点を基準で4サブフレーム前または4サブフレーム後でTDDセルのサブフレームダウンリンクサブフレームの場合にだけ適用される。
【0104】
TDDセル1201のアップリンクサブフレームとサブフレームインデックスが一致しないFDDセル1202のアップリンクサブフレーム#1でのアップリンクデータをスケジューリングするために、本発明で提案するTDDセルのアップリンクサブフレームと一致しないFDDセルのアップリンクサブフレームではn+4ルールによる4サブフレーム前の、TDDセル1201のダウンリンクサブフレーム#7でPDCCH1206が送信される。
【0105】
次いで、前記FDDセル1202のアップリンクサブフレーム#1からスケジューリングされたPUSCH1207に対するダウンリンク制御チャンネルは本発明で提案するTDDセルのアップリンクサブフレームと一致しないFDDセルのアップリンクサブフレームではn+4ルールによる4サブフレーム後の、TDDセル1201のダウンリンクサブフレーム#5からUL grant1208が送信される。前記ダウンリンクサブフレーム#5はPHICHが定義されていないダウンリンクサブフレームであるから、再送信要請がある場合、UL grantが送信され、UL grantが送信されない場合、アップリンクデータの復号が成功したことで見なす。
【0106】
次いで、TDDセルのアップリンクサブフレームと一致しないFDDセルのアップリンクサブフレームでn+5ルールによって定義された制御チャンネル送信タイミングを適用する場合を説明する。この方法は、FDDセルでアップリンクデータが送信される時点を基準で5サブフレーム前または5サブフレーム後でTDDセルのサブフレームがダウンリンクサブフレームの場合にだけ適用される。
【0107】
TDDセル1201のアップリンクサブフレームとサブフレームインデックスが一致しないFDDセル1202のアップリンクサブフレーム#6でのアップリンクデータをスケジューリングするために、本発明で提案するTDDセルのアップリンクサブフレームと一致しないFDDセルのアップリンクサブフレームではn+5ルールによる5サブフレーム前の、TDDセル1201のダウンリンクサブフレーム#1でPDCCH1209が送信される。
【0108】
次いで、前記FDDセル1202のアップリンクサブフレーム#6でスケジューリングされたPUSCH1210に対するダウンリンク制御チャンネルは本発明で提案するTDDセルのアップリンクサブフレームと一致しないFDDセルのアップリンクサブフレームではn+5ルールによる5サブフレーム後の、TDDセル1201のダウンリンクサブフレーム#1からUL grant1211が送信される。前記ダウンリンクサブフレーム#1はPHICHが定義されていないダウンリンクサブフレームであるから、再送信要請がある場合、UL grantが送信され、UL grantが送信されない場合、アップリンクデータの復号が成功したと見なす
【0109】
したがって、静的FDDセル1202のアップリンクデータをスケジューリングし、アップリンクデータに対するダウンリンク制御チャンネルをTDDセル1201から送信するとき、本発明で提案するTDDセルのアップリンクサブフレームと一致するFDDセルのアップリンクサブフレームではTDDセルのUL−DL設定により定義された制御チャンネル送信タイミングを用い、TDDセルのアップリンクサブフレームと一致しないFDDセルのアップリンクサブフレームではn+4ルールまたはn+5ルールタイミングを適用することによって、既存にTDDセル1201に定義されているより早い制御チャンネル送信タイミングを用いることができ、TDDセル1201に定義されているULHARQプロセスよりも多いプロセスをFDDセル1202でスケジューリングできるからデータ送信量を増加させることができる。
図13A 及び図13Bは、本発明の第7実施形態による基地局と端末の動作を示すフローチャートである。
【0110】
図13A及び図13Bにおいて、FDDセルでのアップリンクデータをTDDセルでスケジューリングし、アップリンクデータに対するダウンリンク制御チャンネルをTDDセルで送信するとき、TDDセルのアップリンクサブフレームと一致するFDDセルのアップリンクサブフレームではTDDセルのUL−DL設定により定義された制御チャンネル送信タイミングを用い、TDDセルのアップリンクサブフレームと一致しないFDDセルのアップリンクサブフレームではn+4ルールまたはn+5ルールタイミングを適用するための基地局と端末の動作をそれぞれのフローチャートを通じて説明する。
【0111】
先ず、図13Aを参照して基地局の動作を説明する。段階1301で基地局はFDDセルとTDDセルに対する情報を端末に送信する。前記FDDセルとTDDセルに対する情報はFDDセルのアップリンク及びダウンリンク周波数情報であることもでき、TDDセルのUL−DL設定情報であることもできる。前記FDDセルとTDDセルに対する情報はシステム情報または上位情報を通じて端末に送信する。
【0112】
段階1302において、基地局は端末のためにサブフレーム#nでFDDセルでのアップリンクデータに対するスケジューリングを決定する。次いで、段階1303で基地局はサブフレーム#nでTDDセルのサブフレームがアップリンクサブフレームであるかを判断する。段階1303でTDDセルのサブフレームがアップリンクサブフレームであれば、段階1304で基地局は本発明で提案するTDDセルのTDD UL−DL設定によるHARQタイミングによってTDDセルのダウンリンクサブフレームでFDDセルアップリンクデータに対するスケジューリング情報及び制御情報を送信する。段階1303でTDDセルのサブフレームがアップリンクサブフレームではなければ、段階1305で基地局は本発明で提案するn+4またはn+5ルールによるHARQタイミングによってTDDセルのダウンリンクサブフレームでFDDセルアップリンクデータに対するスケジューリング情報及び制御情報を送信する。基地局は段階1304または段階1305での前記スケジューリング情報によって前記アップリンクデータをサブフレーム#nで受信する。
【0113】
次いで、図13Bを参照して端末の動作を説明する。段階1311で端末はFDDセルとTDDセルに対する情報を基地局から受信する。前記FDDセルとTDDセルに対する情報はFDDセルのアップリンク及びダウンリンク周波数情報であることもでき、TDDセルのUL−DL設定情報であることもできる。前記FDDセルとTDDセルに対する情報はシステム情報または上位情報を通じて基地局から受信する。
【0114】
段階1312において、端末はサブフレーム#nでTDDセルのサブフレームがアップリンクサブフレームであるかを判断する。段階1312でTDDセルのサブフレームがアップリンクサブフレームであれば、段階1313で端末は本発明で提案するTDDセルのTDD UL−DL設定によるHARQタイミングによってTDDセルのダウンリンクサブフレームでFDDセルアップリンクデータに対するスケジューリング情報及び制御情報を受信する。段階1312でTDDセルのサブフレームがアップリンクサブフレームではなければ、段階1314で端末は本発明で提案するn+4またはn+5ルールによるHARQタイミングによってTDDセルのダウンリンクサブフレームでFDDセルアップリンクデータに対するスケジューリング情報及び制御情報を受信する。端末は、段階1313または段階1314での前記スケジューリング情報によって前記アップリンクデータをサブフレーム#nから送信する。
【0115】
図14は、本発明の実施形態によって、FDDセルのアップリンクサブフレームでのアップデータ送信のためにFDDセルで定義された制御チャンネル送信タイミングを用いた制御チャンネル送信に対する第8実施形態を示す図面である。
【0116】
図14の第8実施形態を通じてFDDセルでのアップリンクデータをTDDセルでスケジューリングし、アップリンクデータに対するダウンリンク制御チャンネルをTDDセルから送信するとき、FDDセルで定義された制御チャンネル送信タイミング、例えば、n+4ルールタイミングを適用することを説明する。
【0117】
先ず、図14を参照すれば、図14はアップリンクデータスケジューリングとダウンリンク制御チャンネル送信に対する第8実施形態を示したものであり、互いに異なるデュプレックス 方式を用いているセルが共存している状況を示したものである。
【0118】
図14において、PセルはTDD方式1401であり、TDD UL−DL設定#3によってダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームが設定されている。SセルはFDD方式1402であり、ダウンリンク送信のための周波数はf1であり、アップリンク送信のための周波数はf2である。
【0119】
従来技術によれば、TDDセル1401のアップリンクサブフレーム#4でのアップリンクデータをスケジューリングするPDCCHはTDDセル1401のダウンリンクサブフレーム#0から送信され、前記アップリンクサブフレーム#4でのアップリンクデータに対するHARQ−ACKとしてUL grant/PHICHはTDDセル1401のダウンリンクサブフレーム#0から、さらに送信される。TDDセル1401で同じガラのサブフレームはPDCCHをスケジューリングし、PUSCHを送信し、UL grant/PHICHを受信する一つのアップHARQプロセスを構成する。
【0120】
FDDセルのアップリンクサブフレームのアップリンクデータ送信に対し、TDDセルでn+4ルールによって制御チャンネル送信タイミングを適用する場合を説明する。この方法はFDDセルでアップリンクデータが送信される時点を基準で4サブフレーム前または4サブフレーム後でTDDセルのサブフレームダウンリンクがサブフレームの場合にだけ適用される。
【0121】
FDDセル1402のアップリンクサブフレーム#4でのアップリンクデータをスケジューリングするために、本発明で提案するn+4ルールによる4サブフレーム前の、TDDセル1401のダウンリンクサブフレーム#0からPDCCH1403が送信される。次いで、前記FDDセル1402のアップリンクサブフレーム#4でスケジューリングされたPUSCH1404に対するダウンリンク制御チャンネルは本発明で提案するn+4ルールによる4サブフレーム後の、TDDセル1401のダウンリンクサブフレーム#8からUL grant/PHICH1405が送信される。
【0122】
次いで、FDDセル1402のアップリンクサブフレーム#1でのアップリンクデータをスケジューリングするために、本発明で提案するn+4ルールによる4サブフレーム前の、TDDセル1401のダウンリンクサブフレーム#7からPDCCH1406が送信される。次いで、前記FDDセル1402のアップリンクサブフレーム#1でスケジューリングされたPUSCH1407に対するダウンリンク制御チャンネルは本発明で提案するn+4ルールによる4サブフレーム後の、TDDセル1401のダウンリンクサブフレーム#5からUL grant1408が送信される。前記ダウンリンクサブフレーム#5はPHICHが定義されていないダウンリンクサブフレームであるから、再送信要請がある場合、UL grantが送信されて、UL grantが送信されない場合、アップリンクデータの復号が成功したことで見なす。
【0123】
したがって、静的FDDセル1402のアップリンクデータをスケジューリングし、アップリンクデータに対するダウンリンク制御チャンネルをTDDセル1401から送信するとき、本発明で提案するFDDセルのHARQタイミングによるn+4ルールを適用することによって、既存にTDDセル1201に定義されているよりも早い制御チャンネル送信タイミングを用いることができるからデータ送信量を増加させることができる。
【0124】
一方、以上でFDDセルでのアップリンクデータをTDDセルでスケジューリングし、アップリンクデータに対するダウンリンク制御チャンネルをTDDセルで送信するときのFDDセルで定義された制御チャンネル送信タイミングとしてn+4ルールタイミングを適用する場合を説明したが、本発明はここに限定せず、n+4ルールタイミングが適用されて動作するプロセスに影響を与えず適用可能な場合には第7実施形態で説明したn+5ルールタイミングを追加的に適用することができる。
【0125】
すなわち、FDDセルでアップリンクデータが送信される時点を基準で5サブフレーム前または5サブフレーム後でTDDセルのサブフレームがダウンリンクサブフレームの場合にn+5 ルールタイミングを適用することができる。
【0126】
FDDセル1402のアップリンクサブフレームnでのアップリンクデータをスケジューリングするために、本発明で提案するn+5ルールによる5サブフレーム前の、TDDセル1401のダウンリンクサブフレームn−5でPDCCHが送信される。次いで、前記FDDセル1402のアップリンクサブフレームnでスケジューリングされたPUSCHに対するダウンリンク制御チャンネルは本発明で提案するn+5ルールによる5サブフレーム後の、TDDセル1401のダウンリンクサブフレームn+5でUL grant/PHICH、またはPHICHが定義されていないダウンリンクサブフレームの場合にはUL grantが送信される。
図15A及び図15Bは本発明の第8実施形態による基地局と端末の動作を示すフローチャートである。
【0127】
図15A及び図15Bにおいて、FDDセルのアップリンクデータをスケジューリングし、アップリンクデータに対するダウンリンク制御チャンネルをTDDセルから送信するとき、TDDセルのアップリンクデータスケジューリングタイミング及びダウンリンク制御チャンネル送信タイミングを適用するための基地局と端末の動作をそれぞれのフローチャートを通じて説明する。
【0128】
先ず、図15Aを参照して基地局の動作を説明する。段階1501で基地局はFDDセルとTDDセルに対する情報を端末に送信する。前記FDDセルとTDDセルに対する情報はFDDセルのアップリンク及びダウンリンク周波数情報であることもでき、TDDセルのUL−DL設定情報であることもできる。前記FDDセルとTDDセルに対する情報はシステム情報または上位情報を通じて端末に送信する。
【0129】
段階1502において、基地局は端末のためにTDDセルのサブフレーム#(n-4)でFDDセルでのアップリンクデータに対するスケジューリングを決定し、スケジューリング情報を端末に送信する。次いで、段階1503で基地局はFDDセルのサブフレーム#nでアップリンクデータを受信する。段階1504で基地局はTDDセルのサブフレーム#(n+4)でFDDセルでのアップリンクデータに対する制御情報を端末に送信する。
【0130】
次いで、図15Bを参照して端末の動作を説明する。段階1511で端末はFDDセルとTDDセルに対する情報を基地局から受信する。前記FDDセルとTDDセルに対する情報はFDDセルのアップリンク及びダウンリンク周波数情報であることもでき、TDDセルのUL−DL設定情報であることもできる。端末は前記FDDセルとTDDセルに対する情報をシステム情報または上位情報を通じて受信する。段階1512で端末はTDDセルのサブフレーム#(n-4)でFDDセルでのアップリンクデータに対するスケジューリング情報を受信する。段階1513で端末は前記段階1512でのスケジューリング情報に基づいてFDDセルのサブフレーム#nからアップリンクデータを送信する。次いで段階1514で端末はTDDセルのサブフレーム#(n+4)でFDDセルでのアップリンクデータに対する制御情報を受信する。
【0131】
本発明の一部実施形態によれば、TDDセルのアップリンクサブフレームと一致するFDDセルのアップリンクサブフレームではTDDセルのUL−DL設定によって定義された制御チャンネル送信タイミングを用い、TDDセルのアップリンクサブフレームと一致しないFDDセルのアップリンクサブフレームではn+4ルールまたはn+5ルールタイミングを用いた制御チャンネル送信に対する第7実施形態でのHARQタイミングを用いてFDDセルでのアップリンクデータをスケジューリングし、スケジューリングされたアップリンクデータに対するHARQ−ACKをTDDセルのダウンリンクサブフレームで送信するとき、FDDセルだけが共存する状況とは差異が発生する。
【0132】
例えば、FDDセルだけが共存する状況では4サブフレーム前のダウンリンクサブフレームを通じて毎アップリンクサブフレームでPUSCHがスケジューリングされることができ、PUSCHがスケジューリングされるまでサブフレーム後のアップリンクサブフレームからダウンリンク制御チャンネルを通じてHARQ−ACK(PHICH/UL grant)を送信することができる。したがって一つのダウンリンクサブフレームで互いに異なるインデックスを有するアップリンクサブフレームでのPUSCHをスケジューリングしない。
【0133】
しかし、本発明の実施形態のようにTDDセルとFDDセルが共存し、TDDセルがPセルと設定され、前記TDDセルのUL−DL設定が#0であり、FDDセルのアップリンクデータに対するスケジューリングをPセルであるTDDセルでする場合、FDDセルでの多数のアップリンクサブフレームでのPUSCHに対するスケジューリングを行うためのPDCCHをTDDセルの一つのダウンリンクサブフレームから送信しなければならない。
【0134】
従来技術でTDDセルのUL−DL設定が#0であるとき、ダウンリンクサブフレームの個数よりアップリンクサブフレームの個数が多いから、一つのダウンリンクサブフレームを通じて多数のアップリンクサブフレームでのPUSCHをスケジューリングできるように、UL indexフィールドがPDCCHに含まれる。従来技術でUL indexフィールドが“11”と設定される場合、多数のアップリンクサブフレームでのPUSCHをスケジューリングすることに設定されている。
【0135】
したがって、本発明の実施形態によれば、前記の通りにFDDセルがTDDセルと共存し、TDDセルがPセルであると共にUL−DL設定が#0であり、FDDセルがSセルの場合、FDDセルでのPUSCHをスケジューリングするためのPDCCHにUL indexフィールドが含まれ、FDDセルの多数のアップリンクサブフレームでPUSCHをスケジューリングするためにUL indexフィールドが用いられる。
【0136】
図16は、本発明の第9実施形態による制御情報送信過程を示す図面である。
図16を参照すれば、FDDセル1601がPセルであり、TDDセル1602がSセルであり、TDD UL−DL設定が#0である。
図12乃至図15を参照して説明した実施形態ではFDDセルがSセルであり、TDDセルがPセルであるが、図16の実施形態は反対の場合である。
【0137】
図16を参照して説明すれば、TDDセル1602のアップリンクデータをスケジューリングするPDCCH1603がFDDセル1601のダウンリンクサブフレーム#8から送信されると、前記PDCCH1603がスケジューリングするアップリンクデータはFDDセルのダウンリンク制御チャンネル送信に対するアップリンクデータ送信タイミングによる4サブフレーム後の、TDDセル1602のアップリンクサブフレーム#2でPUSCH1604が送信されることができる。
【0138】
したがって、UL−DL設定#0を有するTDDセルのアップリンクサブフレームでPUSCHがスケジューリングされるにもかかわらず、FDDセルの毎ダウンリンクサブフレームでのPDCCHを通じてTDDセルの毎アップリンクサブフレームでのPUSCHをスケジューリングできる。この場合、端末がTDDセルの多数のアップリンクサブフレームでのPUSCHを送信するようにするためのUL indexフィールドが不必要である。
【0139】
したがって、前記の通りにFDDセルがTDDセルと共存し、FDDセルがPセルであり、UL−DL設定#0のTDDセルがSセルの場合、TDDセルでのPUSCHをスケジューリングするためのPDCCHでUL indexフィールドが用いられないこともある。変形形態によれば、TDDセルのPUSCHをスケジューリングするためのPDCCHのUL indexフィールドが0と設定されることができる。他の変形形態によればPDCCHがUL indexフィールドを含まない。
【0140】
図10は、本発明の実施形態による基地局装置を示す図面である。
図10を参照すれば、基地局装置はPDCCHブロック1005、PDSCHブロック1016、PHICHブロック1024、マルチプレクサー1015から構成される送信部と、PUSCHブロック1030、PUCCHブロック1039、デマルチプレクサー1049から構成される受信部と、DL/UL HARQ−ACK送受信タイミング制御を含む制御部1001、スケジューラー1003から構成される。
【0141】
ここで、DL/UL HARQ−ACK送受信タイミングはPDSCH送信に対するPUCCH送信タイミング、PDCCH送信に対するPUSCHタイミング及びPUSCH送信に対するUL grant/PHICHタイミングをいずれも含むことにする。多数のセルでの送受信のために送信部と受信部(PUCCHブロックは除く)は多数であることができるが、説明のために送信部と受信部がそれぞれ1個ずつあることを仮定して説明する。
【0142】
送信部において、PDCCHブロック1005はDCIフォーマッタ1007、チャンネルコーディング部1009、レートマッチングユニット1011、変調器1013を備え、PDSCHブロック1016はデータバッファ1017、チャンネルコーディング部1019、レートマッチングユニット1021、変調器1023を備え、PHICHブロック1024はHARQ ACK/NACKジェネレータ1025、PHICHフォーマッタ1027、変調器1029を備える。
【0143】
受信部において、PUSCHブロック1030は復調器1037、デレートマッチングユニット1035、チャンネルデコーディング部1033、データ獲得部1031を備え、PUCCHブロックは復調器1047、デレートマッチングユニット1045、チャンネルデコーディング部1043、ACK/NACK或いはCQI獲得部1041を備える。
【0144】
DL/UL HARQ−ACK送受信タイミング制御を含む制御部1001は、端末に送信するデータ量、システム内に使用可能のリソース量などを参考してスケジューリングしようとする端末に対してそれぞれの物理チャンネルの相互間のタイミング関係を調節してスケジューラー1003、PDCCHブロック1005、PDSCHブロック1016、PHICHブロック1024、PUSCHブロック1030、PUCCHブロック1039へ通知する。前記DL/UL HARQ−ACK送受信タイミング関係は本発明の具体的な実施形態で説明した方法による。
【0145】
PDCCHブロック1005は、スケジューラー1003の制御を受けてDCIを構成した後(1007)、DCIはチャンネルコーディング部1009でエラー訂正能力が付加された後、レートマッチングユニット1011で実際マッピングされるリソース量に合わせてレートマッチングされた後、変調器1013で変調された後、マルチプレクサー1015で他の信号と多重化される。
【0146】
PDSCHブロック1016は、スケジューラー1003の制御を受けてデータバッファー1017から送信しようとするデータを抽出し、抽出されたデータはチャンネルコーディング部1019でエラー訂正能力が付加された後、レートマッチングユニット1021で実際マッピングされるリソース量に合わせてレートマッチングされた後、変調器1023で変調された後、マルチプレクサー1015で他の信号と多重化される。
【0147】
PHICHブロック1024は、スケジューラー1003の制御を受けてHARQ ACK/NACKジェネレータ1025で端末から受信したPUSCHに対するHARQ ACK/NACKを生成する。前記HARQ ACK/NACKはPHICHフォーマッタ1027を通じてPHICHチャンネル構造に当るように構成され、変調器1029で変調された後、マルチプレクサー1015で他の信号と多重化される。
そして、前記多重化された信号はOFDM 信号と生成されて端末へ送信される。
【0148】
受信部において、PUSCHブロック1030は端末から受信した信号に対してデマルチプレクサー1049を通じてPUSCH信号を分離した後、復調器1037で復調した後、デレートマッチング部1035でレートマッチング以前のシンボルを再構成した後、チャンネルデコーディング部1033でデコーディングし、データ獲得部1031でPUSCHデートを獲得する。
【0149】
前記データ獲得部1031は、デコーディング結果に対するエラーであるか否かをスケジューラー1003へ通知してダウンリンクHARQ ACK/NACK生成を調整し、デコーディング結果に対するエラーであるか否かをDL/UL HARQ−ACK送受信タイミング制御をする制御部1001で認可してダウンリンクHARQ ACK/NACK送信タイミングを調整する。
【0150】
PUCCHブロック1030は、本発明の実施形態によるDL/UL HARQ−ACK送受信タイミングによって端末から受信した信号に対してデマルチプレクサー1049を通じてPUCCH信号を分離した後、これを復調器1047で復調した後、チャンネルデコーディング部1033でデコーディングし、アップリンクACK/NACK或いはCQI獲得部1041でアップリンクACK/NACK或いはCQIを獲得する。前記獲得したアップリンクACK/NACK或いはCQIはスケジューラー1003で認可されてPUSCHの再送信可否及びMCS(modulation and coding scheme)を決定することに用いられる。そして前記獲得したアップリンクACK/NACKは制御部1001で認可されてPDSCHの送信タイミングを調整する。
【0151】
図11は、本発明の実施形態による端末装置を示す図面である。
図11を参照すれば、端末はPUCCHブロック1105、PUSCHブロック1116、マルチプレクサー1115から構成される送信部と、PHICHブロック1124、PDSCHブロック1130、PDCCHブロック1139、デマルチプレクサー1149から構成される受信部と、DL/UL HARQ−ACK送受信タイミング制御を含む制御部1101と、から構成される。
【0152】
送信部において、PUCCHブロック1105はUCIフォーマッタ1107、チャンネルコーディング部1109、変調器1113を備え、PUSCHブロック1116はデータバッファ1118、チャンネルコーディング部1119、レートマッチングユニット1121、変調器1123を備える。受信部において、PHICHブロック1124はHARQ ACK/NACK獲得機1125、変調器1129を備え、PDSCHブロック1130は復調器1137、デレートマッチングユニット1135、チャンネルデコーディング部1133、データ獲得部1131を備え、PDCCHブロック1139は復調器1147、デレートマッチングユニット1145、チャンネルデコーディング部1143、DCI獲得部1141を備える。
【0153】
多数のセルでの送受信のために送信部と受信部(PUCCHブロック除外)は多数であることができるが、説明のために送信部と受信部がそれぞれ1個ずつあることを仮定して説明する。
【0154】
DL/UL HARQ−ACK送受信タイミングを制御する制御部1101は基地局から受信したDCIからself−schedulingまたはcross carrier schedulingのときのあるセルからPDSCHを受信するか、若しくはPUSCHを送信するか可否と、DL/UL HARQ−ACK送信のためのセル選択及びそれぞれの物理チャンネルの間の送受信タイミング関係を調節してPUCCHブロック1105、PUSCHブロック1116、PHICHブロック1124、PDSCHブロック1130、PDCCHブロック1139へ通知する。前記 DL/UL HARQ−ACK送受信タイミング関係は本発明の具体的な実施形態で説明した方法に付く。
【0155】
PUCCHブロック1105は、DL/UL HARQ−ACK送受信タイミングを制御する制御部1101のタイミング制御を受けてUCI(Uplink control information)でHARQ ACK/NACK或いはCQIを構成した後(1107)、UCIはチャンネルコーディング部1109でエラー訂正能力が付加され、変調器1113で変調された後、マルチプレクサー1115で他の信号と多重化される。
【0156】
PUSCHブロック1116は、データバッファー1118から送信しようとするデータを抽出し、抽出されたデータはチャンネルコーディング部1119でエラー訂正能力が付加された後、レートマッチングユニット1121で実際マッピングされるリソース量に合わせてレートマッチングされた後、変調器1123で変調された後、マルチプレクサー1115で他の信号と多重化される。
【0157】
そして、前記多重化された信号はSC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)信号と生成されて本発明による DL/UL HARQ−ACK送受信タイミングを考慮して基地局へ送信される。
【0158】
受信部において、PHICHブロック1124は端末からDL/UL HARQ−ACK送受信タイミングによって受信した信号に対してデマルチプレクサー1149を通じてPHICH信号を分離した後、復調器1129で復調された後、HARQ ACK/NACK獲得部1125で PUSCHに対するHARQ ACK/NACK可否を獲得する。
【0159】
PDSCH ブロック1130は、基地局から受信した信号に対してデマルチプレクサー1149を通じてPDSCH 信号を分離した後、復調器1137で復調した後、デレートマッチング部1135でレートマッチング以前のシンボルを再構成した後、チャンネルデコーディング部1133でデコーディングし、データ獲得部1131でPDSCH データを獲得する。
【0160】
前記データ獲得部1131は、デコーディング結果に対するエラー可否をPUCCHブロック1105で通知してアップリンクHARQ ACK/NACK生成を調整し、デコーディング結果に対するエラーであるか否かをDL/UL HARQ−ACK送受信タイミングを制御する制御部1101で認可してアップリンクHARQ ACK/NACK送信するときのタイミングを調整する。
【0161】
PDCCHブロック1139は、基地局から受信した信号に対してデマルチプレクサー1149を通じてPDCCH信号を分離した後、これを復調器1147で復調した後、チャンネルデコーディング部1133でデコーディングし、DCI獲得部1141でDCIを獲得する。
【0162】
本発明の図面に示された多様な実施例を参照して説明したが、添付された請求項及び均等物により定義される本発明の思想及び範囲を逸脱せず形態と具体的部分の多様な変化を行うことが当業者に自明なことに理解されなければならない。
【符号の説明】
【0163】
101 基地局
102 TDDセル
103 FDDセル
104 端末
111 マクロ基地局
112 ピコ基地局
113 通信
114 端末
115 TDD方式
116 FDD方式
1001 制御部
1003 スケジューラー
1005 PDCCHブロック
1007 DCIフォーマッタ
1009 チャンネルコーディング部
1011 レートマッチングユニット
1013 変調器
1015 マルチプレクサー
1016 PDSCHブロック
1017 データバッファ
1019 チャンネルコーディング部
1021 レートマッチングユニット
1023 変調器
1024 PHICHブロック
1025 NACKジェネレータ
1027 PHICHフォーマッタ
1029 変調器
1030 PUSCHブロック
1031 データ獲得部
1033 チャンネルデコーディング部
1035 デレートマッチング部
1037 復調器
1039 PUCCHブロック
1041 CQI獲得部
1043 チャンネルデコーディング部
1045 デレートマッチングユニット
1047 復調器
1049 デマルチプレクサー
1101 制御部
1105 PUCCHブロック
1107 UCIフォーマッタ
1109 チャンネルコーディング部
1113 変調器
1115 マルチプレクサー
1116 PUSCHブロック
1118 データバッファー
1119 チャンネルコーディング部
1121 レートマッチングユニット
1123 変調器
1124 PHICHブロック
1125 NACK獲得部
1129 復調器
1130 PDSCHブロック
1131 データ獲得部
1133 チャンネルデコーディング部
1135 デレートマッチングユニット
1137 復調器
1139 PDCCHブロック
1141 DCI獲得部
1143 チャンネルデコーディング部
1145 デレートマッチングユニット
1147 復調器
1149 デマルチプレクサー
図1a
図1b
図2a
図2b
図3A
図3B
図4a
図4b
図5A
図5B
図6
図7A
図7B
図8
図9A
図9B
図10
図11
図12
図13A
図13B
図14
図15A
図15B
図16