特許第6363330号(P6363330)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6363330
(24)【登録日】2018年7月6日
(45)【発行日】2018年7月25日
(54)【発明の名称】ディスプレイ装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20180712BHJP
   H01L 51/50 20060101ALI20180712BHJP
   H05K 7/20 20060101ALI20180712BHJP
【FI】
   G09F9/00 304B
   G09F9/00 350Z
   H05B33/14 A
   H05K7/20 R
【請求項の数】11
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-96870(P2013-96870)
(22)【出願日】2013年5月2日
(65)【公開番号】特開2014-32387(P2014-32387A)
(43)【公開日】2014年2月20日
【審査請求日】2016年5月2日
(31)【優先権主張番号】10-2012-0085353
(32)【優先日】2012年8月3日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】金 正 ▲ぎゅん▼
(72)【発明者】
【氏名】金 成 起
(72)【発明者】
【氏名】金 ▲する▼
(72)【発明者】
【氏名】趙 眞 賢
【審査官】 小野 健二
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−053257(JP,A)
【文献】 特開2007−266153(JP,A)
【文献】 特開2011−038700(JP,A)
【文献】 特開2006−293349(JP,A)
【文献】 特開2001−282114(JP,A)
【文献】 特開平10−116036(JP,A)
【文献】 特開2009−224051(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 9/00
H01L 51/50
H05B 33/00−33/28
H05K 7/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイ装置において:
前面に画像を表示するディスプレイパネルと;
前記ディスプレイパネルの前記前面の反対側に位置する後面に配置されて、前記ディスプレイパネルの後面全体を覆う中間パネルと;
前記中間パネルの後面の中央エリアに配置され、周辺エリアには隣接しないホルダーであって、当該ディスプレイ装置の熱発生部に隣接し、前記熱発生部からの熱が送られるホルダーと;
前記中間パネルの後面に配置されて熱を分散する複数のヒートスプレッダと;
を備え、
前記複数のヒートスプレッダのうち少なくとも1つの第1のヒートスプレッダは、前記ホルダーに配置される前記第1のヒートスプレッダの第1端から、前記第1端とは反対にあり前記ホルダーとは離隔した位置に配置される前記第1のヒートスプレッダの第2端へ長手方向に延び、
当該ディスプレイ装置、前記中間パネルの上部及び下部のうち少なくともいずれか一つの後方側に左右に長く配置されるソース印刷回路基板を更に含
前記複数のヒートスプレッダのうちの少なくとも1つの第2のヒートスプレッダは、前記ソース印刷回路基板に対応するように左右に長く配置され、かつ前記中間パネルと前記ソース印刷回路基板との間に配置される、
ディスプレイ装置。
【請求項2】
前記ディスプレイパネルは、有機発光ダイオードパネルで形成される、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項3】
前記複数のヒートスプレッダの各々は、内部に注入される作動流体と、前記作動流体の案内のためにその内部に設けられた少なくとも一つのチャネルと、を含む、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項4】
前記チャネルは、各ヒートスプレッダの長手方向に延び、複数個が各ヒートスプレッダの幅方向に並設される、請求項3に記載のディスプレイ装置。
【請求項5】
前記第1のヒートスプレッダの前記第1端が、前記ホルダーからの熱が送られる第1部分に配置され、前記第1のヒートスプレッダの前記第2端が、前記熱を放出する第2部分に配置され、該第2部分は、前記第1部分と比べてより低い温度のエリアである、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項6】
前記第1のヒートスプレッダは、前記第1端が、前記第2端より低い位置に配置される、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項7】
前記熱発生部であって、前記中間パネルの前記後面に配置される少なくとも一つの印刷回路基板を更に備え、
前記ホルダーは、前記中間パネルの前記後面の前記第1部分にあり、前記第2部分は前記ホルダーと離隔した位置に配置される、請求項5に記載のディスプレイ装置。
【請求項8】
前記第1のヒートスプレッダの前記第1端は、前記中間パネルと前記ホルダーとの間に配置される、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項9】
少なくとも一つの前記第1のヒートスプレッダは、左右に長く配置され、上下に互いに平行に離隔配置される複数の第1のヒートスプレッダを含み、
前記第1のヒートスプレッダのうち一部は、前記第1端が前記ホルダー側に配置され、前記第2端が前記中間パネルの後面右側に位置するように配置され、
前記第1のヒートスプレッダの残りの一部は、前記第1端が前記ホルダー側に配置され、前記第2端が前記中間パネルの後面左側に位置するように配置される、請求項7に記載のディスプレイ装置。
【請求項10】
前記第1のヒートスプレッダは、前記第2端が、前記第1端より高い位置に位置するように傾斜して配置される、請求項9に記載のディスプレイ装置。
【請求項11】
前記ソース印刷回路基板は、前記中間パネルの下部後方側に左右に長く配置され、
少なくとも一つの前記第2のヒートスプレッダは、上下に長く配置され、左右方向に離隔配置された複数の第2のヒートスプレッダを含み、
前記第2のヒートスプレッダの各下端は、前記中間パネルと前記ソース印刷回路基板との間に配置される、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
印刷回路基板で発生した熱をより効率的に放熱することができるディスプレイ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ディスプレイ装置は、画面に映像を表示する装置であって、代表的にTV、コンピュータモニタなどがこれに該当する。
【0003】
最近、薄型化、軽量化、及び低消費電力化を達成するために、陰極線管表示素子(Cathode−Ray Tube Display device)を代替する平板ディスプレイ装置(Flat Panel Display device)の開発が進んでいる。
【0004】
平板ディスプレイ装置(Flat Display device)は、発光型と受光型とに大別することができる。発光型としては、プラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel;PDP)と有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode;OLED)などがある。受光型としては、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display;LCD)がある。
【0005】
このうち、有機発光ダイオードを用いたディスプレイ装置は、液晶ディスプレイ装置に比べて輝度特性及び視野角特性に優れ、バックライトユニットを必要としないので超薄型で具現することができるという長所がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の一側面は、動作時に発生する熱をより効率的に分散させて、放熱効果を増加させることができるディスプレイ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施例に係るディスプレイ装置は、ディスプレイパネルと、前記ディスプレイパネルの後面に配置されて、前記ディスプレイパネルを支持する中間パネルと、一定の幅で長く延びた板状に形成されて、前記中間パネルの後面に配置される少なくとも一つのヒートスプレッダと、を含む。
【0008】
また、前記ディスプレイパネルは、有機発光ダイオードパネルで形成される。また、少なくとも一つの前記ヒートスプレッダは、内部に注入される作動流体と、前記作動流体の案内のためにその内部に設けられた少なくとも一つのチャネルと、を含む。また、前記チャネルは、前記ヒートスプレッダの長手方向に延び、複数個が前記ヒートスプレッダの幅方向に並設される。また、少なくとも一つの前記ヒートスプレッダは、第1端が、相対的に高温な位置に配置され、前記第1端の反対側に位置した第2端が、相対的に低温な位置に配置される。また、前記ヒートスプレッダは、前記第1端が、前記第2端より低い位置に配置される。
【0009】
また、前記中間パネルの後面に配置される少なくとも一つの印刷回路基板と、前記少なくとも一つの印刷回路基板が設置されるホルダーとをさらに含み、少なくとも一つの前記ヒートスプレッダは、前記第1端が前記ホルダー側に配置され、前記第2端が前記ホルダーと離隔した位置に配置される。また、前記複数のヒートスプレッダの前記第1端は、前記中間パネルと前記ホルダーとの間に配置される。
【0010】
また、少なくとも一つの前記ホルダーは、前記中間パネルの後面中央に配置され、少なくとも一つの前記ヒートスプレッダは、左右に長く配置され、上下に互いに平行に離隔配置される複数のヒートスプレッダを含み、複数の前記ヒートスプレッダのうち一部は、前記第1端が前記ホルダー側に配置され、前記第2端が前記中間パネルの後面右側に位置するように配置され、複数の前記ヒートスプレッダの残りの一部は、前記第1端が前記ホルダー側に配置され、前記第2端が前記中間パネルの後面左側に位置するように配置される。また、前記複数のヒートスプレッダは、前記第2端が、前記第1端より高い位置に位置するように傾斜して配置される。
【0011】
また、前記中間パネルの上部及び下部のうち少なくともいずれか一つの後方側に、左右に長く配置されるソース印刷回路基板をさらに含み、少なくとも一つの前記ヒートスプレッダは、左右に長く配置され、前記中間パネルと前記ソース印刷回路基板との間に配置される一つのヒートスプレッダを含む。
【0012】
また、前記中間パネルの下部後方側に左右に長く配置されるソース印刷回路基板をさらに含み、少なくとも一つの前記ヒートスプレッダは、上下に長く配置され、左右方向に離隔配置された複数のヒートスプレッダを含み、前記複数のヒートスプレッダの各下端は、前記中間パネルと前記ソース印刷回路基板との間に配置される。
【0013】
また、本発明の一側面に係るディスプレイ装置は、ディスプレイパネルと、前記ディスプレイパネルの後面に配置されて、前記ディスプレイパネルを支持する中間パネルと、前記中間パネルの後方側に配置される少なくとも一つの印刷回路基板と、少なくとも一つの前記印刷回路基板が設置されるホルダーと、前記中間パネルの後面に配置される複数のヒートスプレッダと、を含み、前記複数のヒートスプレッダは、第1端が前記ホルダー側に配置され、前記第1端と反対側に位置した第2端が前記ホルダーから離隔した位置に配置されて、前記印刷回路基板で発生した熱を第1端側から第2端側に分散させる。
【発明の効果】
【0014】
上述したように、印刷回路基板で発生した熱はヒートスプレッダを通じて分散されるので、印刷回路基板で発生した熱をより速く放熱できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の構成の分解斜視図である。
図2】本発明の一実施例に係るディスプレイ装置に適用されたヒートスプレッダの断面図である。
図3】本発明の一実施例に係るディスプレイ装置に適用されたヒートスプレッダの設置状態を示す背面図である。
図4】本発明の一実施例に係るディスプレイ装置に適用されたヒートスプレッダの設置構造を示す部分拡大斜視図である。
図5】本発明の他の一実施例に係るディスプレイ装置に適用されたヒートスプレッダの設置状態を示す背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下では、本発明に係る実施例について添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0017】
図1に示すように、ディスプレイ装置1は、前面に露出するように配置され、映像が表示されるディスプレイパネル10と、ディスプレイパネル10の後方に配置され、ディスプレイ装置1の後方側の外観を形成するリアカバー70と、を含む。
【0018】
ディスプレイパネル10は、有機発光ダイオードパネルからなり、映像が表示される活性領域(active area)と映像が表示されない非活性領域(inactive area)とに区分される。ディスプレイパネル10の活性領域は、ガラス基板上に複数の薄膜トランジスタ(図示せず)が形成され、薄膜トランジスタ上には、画素を形成するための液晶層または有機物層が形成されており、薄膜トランジスタのオン/オフ制御を通じて映像が表示される。ディスプレイパネル10とリアカバー70との間には、ディスプレイパネル10の後面を支持する中間パネル20が配置される。
【0019】
中間パネル20は、二つのアルミニウムシートの間にハニカム構造が形成されるようにすることによって、軽量で、且つ高い強度を有するようになる。このような中間パネル20は、後述するブラケット50によってディスプレイパネル10の後面に密着される。中間パネル20の後方には、印刷回路基板41,42,43が配置される。印刷回路基板41,42,43は、ディスプレイパネル10に伝達される映像信号を生成するメイン基板41と、外部電源とディスプレイ装置1とを接続する電源基板42と、メイン基板41で生成された映像信号をフレキシブル回路基板11を介してディスプレイパネル10に伝達するソース印刷回路基板43と、を含む。本実施例において、印刷回路基板41,42,43のうちメイン基板41及び電源基板42は、メイン基板41及び電源基板42が装着されるホルダー40を通じて中間パネル20の後面中央側に配置され、ソース印刷回路基板43は、左右に長く形成されて、中間パネル20の下部後方側に左右に長く配置されている。
【0020】
また、中間パネル20の後方には、印刷回路基板41,42,43で発生した熱を速く分散させて、より効率的に放熱できるようにするための複数のヒートスプレッダ30が配置される。ヒートスプレッダ30は、一定の幅で長く延びた板状に形成され、内部には、図2に示したように、内部に注入された作動流体31の移動を案内できるようにチャネル32が設けられる。チャネル32は、ヒートスプレッダ30の長手方向に延びており、複数個がヒートスプレッダ30の幅方向に並設される。また、各チャネル32の壁には、作動流体31の移動を容易に行うことができるように、ヒートスプレッダ30の長手方向に延びた複数の突起32aが設けられる。また、ヒートスプレッダ30は、アルミニウム材質で形成され、作動流体31としては、容易に液体から気体に相変化がなされ、且つアルミニウムを酸化させない物質であるアセトンが使用される。
【0021】
このようなヒートスプレッダ30は、その第1端が相対的に高温な位置に設置され、第1端と反対側に位置した第2端が相対的に低温な位置に設置されて、高温の位置に設置された第1端を通じて熱を吸収して、低温の位置に位置した第2端側に案内して熱が分散されるようにする。また、ヒートスプレッダ30のチャネル32の内部で作動流体31の循環をより速く行うことができるように、第2端を、第1端より相対的に高い位置に配置することが好ましい。ヒートスプレッダ30は、図3に示すように、中間パネル20の後方側に配置された印刷回路基板41,42,43で発生した熱を分散させることができるように複数備えられて、中間パネル20の後面に配置される。
【0022】
上述したように、印刷回路基板41,42,43のうちメイン基板41及び電源基板42は、ホルダー40を通じて中間パネル20の後面中央側に設置されているので、複数のヒートスプレッダ30は、左右方向に長く配置され、中間パネル20の後面に上下方向に離隔配置される。
【0023】
複数のヒートスプレッダ30のうち一部は、その第1端が、ホルダー40が配置された中間パネル20の後面中央側に配置され、その第2端が、中間パネル20の後面右側に配置される。また、複数のヒートスプレッダ30の残りの一部は、第1端が、ホルダー40が配置された中間パネル20の後面中央側に配置され、第2端が、中間パネル20の後面左側に配置される。したがって、メイン基板41及び電源基板42で発生した熱は、ホルダー40に伝達され、ホルダー40でヒートスプレッダ30を介して中間パネル20の中央側から両側方に分散される。本実施例において、ヒートスプレッダ30の第1端は、中間パネルとホルダー40との間に配置される。また、作動流体31の循環を速く行うことができるように、ヒートスプレッダ30は、ホルダー40と離隔した第2端が、ホルダー40側に配置された第1端より高い位置に配置されるように、傾斜して配置される。
【0024】
上記のようにヒートスプレッダ30を設置すると、第1端の内部に位置した液体状態の作動流体31はホルダー40側から熱を吸収して蒸発し、蒸発した作動流体31は、密度の差によってチャネル32に沿って上側に位置した第2端側へ移動する。第2端側へ移動した気体状態の作動流体31は、第2端側へ移動する過程及び第2端側に到達した後、熱を奪われて再び液体に凝縮され、自重によって相対的に低い位置に位置した第1端側へ再び移動する。したがって、作動流体31の循環が速く行われ、それによって、ヒートスプレッダ30による熱の分散は、速い速度で進行する。
【0025】
また、ヒートスプレッダ30のうち一つのヒートスプレッダ30’は、中間パネル20の下部に配置されているソース印刷回路基板43で発生した熱を分散させるために使用される。上述したように、ソース印刷回路基板43は、中間パネル20の下部後方側に左右に長く配置されているので、ヒートスプレッダ30’を、ソース印刷回路基板43と対応するように左右に長く配置し、中間パネル20とソース印刷回路基板43との間に配置して、ソース印刷回路基板43で発生した熱を分散する。
【0026】
ディスプレイパネル10とリアカバー70との間には、図1に示したように、中間パネル20の前面がディスプレイパネル10の後面に密着するようにするブラケット50が設けられる。ブラケット50は、両面テープまたは接着剤などの接着手段を通じてディスプレイパネル10及び中間パネル20に付着される。ブラケット50は、図4に示したように、ディスプレイパネル10に付着される第1結合部51と、中間パネル20に付着される第2結合部52と、を含む。
【0027】
第1結合部51は、中間パネル20の側面外側においてディスプレイパネル10に付着されて、ディスプレイパネル10の縁の強度を補強する。また、第1結合部51は、ディスプレイパネル10の縁を保護するために、ディスプレイパネル10の縁と同一であったり、ディスプレイパネル10の縁よりも外郭に突出するように設けられる。
【0028】
第2結合部52は、中間パネル20とリアカバー70との間に配置されて、中間パネル20の後面に付着され、中間パネル20をディスプレイパネル10側に加圧して、中間パネル20がディスプレイパネル10に密着するようにすることで、中間パネル20がディスプレイパネル10を安定的に支持できるようにする。
【0029】
また、ディスプレイ装置1は、ディスプレイ装置1の側面縁部を形成するサイドカバー60を含む。サイドカバー60は、ディスプレイパネル10からリアカバー70までの構成要素の側面外側に配置され、ディスプレイ装置1の外観を形成する枠部61と、枠部61から内側に延びて、ブラケット50の後面を支持する支持部62と、を含む。
【0030】
本実施例において、ソース印刷回路基板43で発生した熱を分散させるためのヒートスプレッダ30は、左右に長く配置されているが、これに限定されるものではなく、図5に示すように、上下に長く配置された複数のヒートスプレッダ30が、左右方向に互いに離隔配置されるようにし、下端である第1端が、中間パネル20とソース印刷回路基板43との間に配置されるようにして、ソース印刷回路基板43で発生した熱を分散させることも可能である。このような実施例において、中間パネル20には、信号伝達のための信号伝達基板44が、放熱シート80を通じて後面中央側に配置される。
【0031】
本実施例において、ソース印刷回路基板43は、中間パネル20の下部後方側に配置されているが、これに限定されるものではなく、ディスプレイ装置によっては中間パネル20の上部後方側に配置してもよい。このようにソース印刷回路基板43が配置された場合にも、同一の方式でヒートスプレッダ30を設置して、ヒートスプレッダ30を通じて、ソース印刷回路基板43で発生した熱を分散させることができる。
【0032】
本発明は、上記に記載された実施例に限定されるものではなく、本発明の思想から逸脱しない範囲で多様に修正及び変形可能であるということは、この技術の分野における通常の知識を有する者にとって自明である。したがって、修正例または変形例は本発明の特許請求の範囲に属するものと解さねばならない。
【符号の説明】
【0033】
1 ディスプレイ装置
10 ディスプレイパネル
20 中間パネル
30 ヒートスプレッダ
40 ホルダー
41,42,43 印刷回路基板
50 ブラケット
60 サイドカバー
70 リアカバー
80 放熱シート
図1
図2
図3
図4
図5