特許第6363417号(P6363417)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6363417
(24)【登録日】2018年7月6日
(45)【発行日】2018年7月25日
(54)【発明の名称】蓄電装置
(51)【国際特許分類】
   H01M 2/10 20060101AFI20180712BHJP
【FI】
   H01M2/10 S
   H01M2/10 A
【請求項の数】8
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2014-155008(P2014-155008)
(22)【出願日】2014年7月30日
(65)【公開番号】特開2016-31895(P2016-31895A)
(43)【公開日】2016年3月7日
【審査請求日】2016年11月2日
(73)【特許権者】
【識別番号】507151526
【氏名又は名称】株式会社GSユアサ
(73)【特許権者】
【識別番号】000005326
【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100074332
【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 昇
(74)【代理人】
【識別番号】100114432
【弁理士】
【氏名又は名称】中谷 寛昭
(72)【発明者】
【氏名】山本 雄太
(72)【発明者】
【氏名】星野 元樹
(72)【発明者】
【氏名】川田 政夫
(72)【発明者】
【氏名】町田 淳
【審査官】 守安 太郎
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2013/179797(WO,A1)
【文献】 特開2014−093276(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 2/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つの蓄電素子と、
前記蓄電素子と並んで配置される終端部材と、を備え、
前記終端部材は、前記蓄電素子と対向する第一面と、該第一面と反対側の第二面との少なくとも一方の面に、水平若しくは略水平方向に開口する凹部を有し、
前記凹部は、該凹部の周面全体にわたって設けられた傾斜面を有し、
前記傾斜面は、前記凹部の周方向におけるいずれの部位が下側に位置するように前記終端部材が配置されても、前記凹部の下縁部が、外方に向かって先下りとなる形状を有する、蓄電装置。
【請求項2】
前記凹部は、前記終端部材の第二面に設けられ、
前記終端部材は、該蓄電装置を固定する部材と当接する当接部を有し、
前記当接部は、前記固定する部材が取り付けられたときに、該固定する部材と、前記終端部材における前記凹部の開口縁との間に、隙間が形成される形状を有する、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記当接部は、前記凹部の開口縁よりも突出する、請求項2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記当接部は、前記凹部内から突出する、請求項2又は3に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記凹部は、前記蓄電素子に沿って拡がる起立面を有し、
前記傾斜面は、前記起立面の下縁から延びる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記終端部材は、金属製である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項7】
少なくとも一つの蓄電素子と、
前記蓄電素子と並んで配置される終端部材と、を備え、
前記終端部材は、前記蓄電素子と対向する第一面と、該第一面と反対側の第二面との少なくとも一方の面に開口する凹部を有し、
前記凹部の開口縁部の周方向における全部の領域は、開口方向に向かうに連れて該開口が大きくなる方向に傾く傾斜面である、蓄電装置。
【請求項8】
少なくとも一つの蓄電素子と、
前記蓄電素子と並んで配置される終端部材と、を備え、
前記終端部材は、前記蓄電素子と対向する第一面から、該第一面と反対側の第二面まで貫通する貫通孔を規定する内周面を有し、
前記内周面の周方向における少なくとも一部の領域が、該貫通孔における一方の開口から他方の開口に向かうに連れて該貫通孔が大きくなる方向に傾く傾斜面である、蓄電装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電素子を備える蓄電装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、電池セルを備える車両用の電源装置が知られている(特許文献1参照)。具体的に、前記電源装置は、整列する複数の電池セルと、前記複数の電池セルを挟み込む一対のエンドプレートと、を備える。前記一対のエンドプレートのそれぞれには、当該蓄電装置を車両等に固定するための構成、及び該エンドプレートの強度を確保するためのリブ等が形成されることによって、該エンドプレートの表面に凹凸(即ち、凹部と凸部と)が形成される。
【0003】
エンドプレートの表面に凹部が形成されると、電源装置の使用時等において、エンドプレートの表面で結露等した水が該凹部に溜まる場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−170870号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、終端部材の凹部に水が溜まり難い蓄電装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る蓄電素子は、
少なくとも一つの蓄電素子と、
前記蓄電素子と並んで配置される終端部材と、を備え、
前記終端部材は、前記蓄電素子と対向する第一面と、該第一面と反対側の第二面との少なくとも一方の面に、水平若しくは略水平方向に開口する凹部を有し、
前記凹部は、該凹部の周面全体にわたって設けられた傾斜面を有し、
前記傾斜面は、前記凹部の周方向におけるいずれの部位が下側に位置するように前記終端部材が配置されても、前記凹部の下縁部が、外方に向かって先下りとなる形状を有する。
【0007】
かかる構成によれば、凹部内で結露した水、及び終端部材の他の部位(凹部を除いた部位)で結露して凹部に入った水は、該凹部の下縁部から傾斜面によって外方に排出されるため、該凹部内に溜まり難い。
【0008】
前記蓄電装置では、
前記凹部は、前記終端部材の第二面に設けられ、
前記終端部材は、該蓄電装置を固定する部材と当接する当接部を有し、
前記当接部は、前記固定する部材が取り付けられたときに、該固定する部材と、前記終端部材における前記凹部の開口縁との間に、隙間が形成される形状を有することが好ましい。
【0009】
かかる構成によれば、蓄電装置に前記固定する部材が取り付けられて当接部が固定する部材と当接しても、凹部の開口縁と固定する部材との間に隙間が形成されるため、凹部内の水(結露等のよって生じた水)が凹部に閉じ込められずに前記隙間から凹部の外方に排出される。
【0010】
この場合、例えば具体的には、
前記当接部は、前記凹部の開口縁よりも突出してもよい。
【0011】
かかる構成によれば、前記開口縁よりも突出した部位を設けるといった簡素な構成によって、蓄電装置に前記固定する部材が取り付けられたときに、凹部の開口縁と固定する部材との間に、開口縁からの当接部の突出量に応じた隙間を形成することができる。これにより、凹部内の水(結露等のよって生じた水)が凹部に閉じ込められずに前記隙間から凹部の外方に排出される。
【0012】
前記当接部は、前記凹部内から突出してもよい。
【0013】
このように、当接部が凹部内から突出することで、終端部材において凹部の外側に該当接部を設けるためのスペースを確保しなくてもよく、これにより、終端部材の小型化を図ることができる。
【0014】
前記凹部は、前記蓄電素子に沿って拡がる起立面を有し、
前記傾斜面は、前記起立面の下縁から延びていてもよい。
【0015】
かかる構成によれば、凹部内において結露等によって生じた水は、起立面を伝って該起立面の下縁、即ち、凹部の下縁部まで流れ易い。このため、凹部内において結露等によって生じた水をより確実に排水することができる。
【0016】
また、本発明に係る蓄電素子は、
少なくとも一つの蓄電素子と、
前記蓄電素子と並んで配置される終端部材と、を備え、
前記終端部材は、前記蓄電素子と対向する第一面と、該第一面と反対側の第二面との少なくとも一方の面に開口する凹部を有し、
前記凹部の開口縁部の周方向における全部の領域は、開口方向に向かうに連れて該開口が大きくなる方向に傾く傾斜面であってもよい。
【0017】
かかる構成によれば、凹部の開口方向が水平若しくは略水平方向となり、且つ前記傾斜面となる領域が下部になるような姿勢で蓄電装置を配置することにより、凹部内で結露した水、及び終端部材の他の部位(凹部を除いた部位)で結露して凹部に入った水が、該凹部の下部の傾斜面を伝って凹部から排出されるため、該凹部内に溜まり難くなる。
【0018】
また、本発明に係る蓄電素子は、
少なくとも一つの蓄電素子と、
前記蓄電素子と並んで配置される終端部材と、を備え、
前記終端部材は、前記蓄電素子と対向する第一面から、該第一面と反対側の第二面まで貫通する貫通孔を規定する内周面を有し、
前記内周面の周方向における少なくとも一部の領域が、該貫通孔における一方の開口から他方の開口に向かうに連れて該貫通孔が大きくなる方向に傾く傾斜面であってもよい。
【0019】
かかる構成によれば、貫通方向が水平若しくは略水平方向となり、且つ内周面における前記傾斜面となる領域が下部になるような姿勢で蓄電装置を配置することにより、内周面において結露した水が、該内周面の下部の傾斜面を伝って貫通孔から排出されるため、該貫通孔内(内周面)に留まり難くなる。
【発明の効果】
【0020】
以上より、本発明によれば、終端部材の凹部に水が溜まり難い蓄電装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1図1は、本発明の一実施形態に係る蓄電装置の斜視図である。
図2図2は、前記蓄電装置の構成を一部省略した状態の分解斜視図である。
図3図3は、前記蓄電装置の構成を一部省略した状態の分解斜視図である。
図4図4は、前記蓄電装置における蓄電素子の斜視図である。
図5図5は、前記蓄電素子の正面図である。
図6図6は、前記蓄電素子における終端部材の斜視図である。
図7図7は、前記終端部材の斜視図である。
図8図8は、前記蓄電装置の一部の断面図である。
図9図9は、前記蓄電装置と電池パックとの接続状態を説明するための図である。
図10図10は、凹部から排出される水の流れを説明するための図である。
図11図11は、他実施形態に係る終端部材の一部の断面図である。
図12図12は、他実施形態に係る終端部材の一部の断面図である。
図13図13は、他実施形態に係る終端部材を説明するための断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の一実施形態について、図1図9を参照しつつ説明する。尚、本実施形態の各構成部材(各構成要素)の名称は、本実施形態におけるものであり、背景技術における各構成部材(各構成要素)の名称と異なる場合がある。
【0023】
蓄電装置は、図1図3に示すように、蓄電素子1と、蓄電素子1と並んで配置される終端部材30と、を備える。具体的に、蓄電装置は、蓄電素子1と、該蓄電素子1に隣り合うスペーサ2と、蓄電素子1を保持する保持部材3とを備える。保持部材3は、導電材料により成形される。これに伴い、蓄電装置は、蓄電素子1と保持部材3との間に配置されるインシュレータ4を備える。
【0024】
蓄電素子1は、図4及び図5に示すように、正極及び負極を含む電極体と、電極体を収容するケース10と、ケース10の外面上に配置された一対の外部端子11とを備える。
【0025】
ケース10は、開口を有するケース本体100と、ケース本体100の開口を閉じる蓋板101であって、外面上に一対の外部端子11が配置される蓋板101とを有する。
【0026】
ケース本体100は、閉塞部100aと(図5参照)、該閉塞部100aを取り囲むように、該閉塞部100aの周縁に接続された筒状の胴部100bとを備える。
【0027】
胴部100bは、間隔をあけて互いに対向する一対の第一壁100cと、一対の第一壁100cを挟んで互いに対向する一対の第二壁100dとを備える。
【0028】
第一壁100c及び第二壁100dのそれぞれは、矩形状である。即ち、第一壁100c及び第二壁100dのそれぞれの表面は、四角形状の平坦面である。第一壁100c及び第二壁100dは、互いの端縁を突き合わせた状態で配置される。この隣り合う第一壁100c及び第二壁100dの端縁同士は、全長に亘って接続される。これにより、胴部100bは、角筒状に形成される。胴部100bの一端は、板状の閉塞部100aによって閉塞されている。これに対し、胴部100bの他端は、開口している。この胴部100bの他端の開口は、蓋板101によって閉塞される。
【0029】
本実施形態の蓄電素子1では、第一壁100cの表面積が、第二壁100dの表面積よりも広い。このため、胴部100bは、扁平な角筒状である。
【0030】
本実施形態に係る蓄電装置は、図1に示すように、複数の蓄電素子1を備える。複数の蓄電素子1のそれぞれは、一方向に整列する。複数の蓄電素子1のそれぞれは、ケース10の第一壁100cを一方向に向けて整列している。蓄電装置は、隣り合う二つの蓄電素子1の外部端子11同士を電気的に接続するバスバー(図示しない)を備える。尚、以下の説明において、便宜上、蓄電素子1の整列する方向(第一方向)をX軸方向という。また、三軸が互いに直交する座標系(直交座標系)において、蓄電素子1の整列する方向(X軸方向)と直交する二方向のうちの一つ方向(第二方向)をY軸方向といい、残りの一つの方向(第三方向)をZ軸方向ということとする。これに伴い、各図面には、X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向のそれぞれに対応する直交三軸(座標軸)が補助的に図示されている。
【0031】
スペーサ2は、絶縁性を有する。スペーサ2は、蓄電素子1のケース10(詳しくは、胴部100bの第一壁100c)と隣り合うベースと、該ベースに隣り合う蓄電素子1の位置ずれを防止する規制部とを有する。
【0032】
より具体的に説明する。蓄電装置は、上述のように、複数の蓄電素子1を備える。これに伴い、蓄電装置は、図2及び図3に示すように、二種類のスペーサ2(2A,2B)を備える。即ち、蓄電装置は、二つの蓄電素子1間に配置されるスペーサ(以下、内部スペーサという。)2Aと、複数の蓄電素子1のうちの最も端にある蓄電素子1に隣り合うスペーサ(以下、外部スペーサという。)2Bとを備える。
【0033】
内部スペーサ2Aは、蓄電素子1(詳しくは、ケース本体100の第一壁100c)に隣り合うベース20Aと、該ベース20Aに隣り合う二つの蓄電素子1の位置ずれを防止する規制部21Aとを有する。内部スペーサ2Aは、ベース20Aから突出した弁カバー部22Aであって、蓄電素子1の蓋板101(詳しくは、ガス排出弁101a)上に配置される弁カバー部22Aを有する。
【0034】
内部スペーサ2Aのベース20Aは、二つの蓄電素子1に挟み込まれる。この内部スペーサ2Aのベース20Aは、二つの蓄電素子1のうちの一方の蓄電素子1と対向する第一面と、該第一面とは反対側の第二面であって、二つの蓄電素子1のうちの他方の蓄電素子1と対向する第二面とを有する。本実施形態における内部スペーサ2Aのベース20Aは、略矩形状の板状の部位である。この内部スペーサ2Aのベース20Aは、蓄電素子1の第一壁100cと略同等の大きさである。
【0035】
本実施形態に係る蓄電装置において、内部スペーサ2Aのベース20Aの第一面と蓄電素子1との間、及び内部スペーサ2Aのベース20Aの第二面と蓄電素子1との間の少なくとも何れか一方には、流体(冷却用の流体)を通過させるための通風路が形成される。
【0036】
本実施形態の内部スペーサ2Aのベース20Aにおける断面は、矩形波形状である。より具体的に説明する。内部スペーサ2Aのベース20Aは、隣り合う二つの蓄電素子1のうちの一方の蓄電素子1のみに当接する第一当接部200Aと、隣り合う二つの蓄電素子1のうちの他方の蓄電素子1のみに当接する第二当接部200Bとを有する。また、内部スペーサ2Aのベース20Aは、第一当接部200Aと第二当接部200Bとを繋げる連接部200Cを有する。第一当接部200Aは、Y軸方向に長い。また、第二当接部200Bも、Y軸方向に長い。
【0037】
内部スペーサ2Aのベース20Aは、複数の第一当接部200Aと、複数の第二当接部200Bとを有する。各第一当接部200Aと各第二当接部200Bとは、Z軸方向において交互に配置される。
【0038】
これにより、蓄電装置では、第一当接部200Aにおける蓄電素子1と当接する面とは反対側の面と、第一当接部200Aに繋がる一対の連接部200Cとによって、通風路が形成される。また、蓄電装置では、第二当接部200Bにおける蓄電素子1と当接する面とは反対側の面と、第二当接部200Bに繋がる一対の連接部200Cとによって、通風路が形成される。このように、蓄電装置では、内部スペーサ2Aのベース20Aの第一面と蓄電素子1との間、及び内部スペーサ2Aのベース20Aの第二面と蓄電素子1との間のそれぞれに、通風路が形成される。
【0039】
規制部21Aは、内部スペーサ2Aと隣り合う二つの蓄電素子1の相対移動を規制する。具体的に、規制部21Aは、内部スペーサ2Aのベース20Aの第一面に隣り合う蓄電素子1と、内部スペーサ2Aのベース20Aの第二面に隣り合う蓄電素子1とに向かってベース20Aから延びる。
【0040】
外部スペーサ2Bは、蓄電素子1(ケース本体100の第一壁100c)に対向する第一面及び該第一面とは反対側の第二面を有するベース(以下、ベースという)20Bと、該ベース20Bに隣り合う蓄電素子1の位置を決定する規制部(以下、規制部という)21Bとを有する。
【0041】
図2に示すように、外部スペーサ2Bのベース20Bと、保持部材3の後述する終端部材30とが対向する。即ち、外部スペーサ2Bは、X軸方向に整列する複数の蓄電素子1のうちの最も外側の蓄電素子1と、終端部材30との間に配置される。外部スペーサ2Bは、図3に示すように、ベース20Bに対する終端部材30の位置を決定するための嵌合部23Bであって、ベース20Bの第二面に形成される嵌合部23Bを有する。また、外部スペーサ2Bは、ベース20Bに対する終端部材30の位置ずれを防ぐための位置決部22Bであって、ベース20Bの第二面から突出した位置決部22Bを有する。
【0042】
外部スペーサ2Bは、ベース20Bから終端部材30に向けて突出する第一突出部24Bであって、終端部材30に当接する第一突出部(以下、外部接触部という)24Bを有する。本実施形態の外部スペーサ2Bは、ベース20Bから蓄電素子1に向けて突出する第二突出部201Bであって、該蓄電素子1に当接する第二突出部(以下、内部接触部という)201Bも、有する。
【0043】
外部スペーサ2Bのベース20Bは、Y−Z平面(Y軸方向とZ軸方向とを含む平面)方向に拡がっている。即ち、ベース20Bは、板状の部位である。外部スペーサ2Bのベース20Bは、略矩形状である。この外部スペーサ2Bのベース20Bは、蓄電素子1の第一壁100cと略同等の大きさである。
【0044】
本実施形態において、外部接触部24Bは、Y軸方向に延びる突条である。外部接触部24Bは、複数設けられる。複数の外部接触部24Bのそれぞれは、Z軸方向に間隔をおいて互いに平行に配置される。
【0045】
本実施形態の終端部材30において、連結部材31の固定部313が、該終端部材30の四隅のそれぞれに連結される。そして、複数の外部接触部24Bは、ベース20Bの略全域を対象に配置される。
【0046】
本実施形態において、外部スペーサ2Bのベース20Bの第一面と蓄電素子1との間には、流体を通過させるための通風路が形成される。
【0047】
より具体的に説明する。外部スペーサ2Bは、上述のように、ベース20から蓄電素子1に向けて突出する内部接触部201Bであって、該蓄電素子1に当接する内部接触部201Bを有する。即ち、外部スペーサ2Bは、ベース20Bの第一面から蓄電素子1のケース10(詳しくは、ケース本体100の第一壁100c)に向かって延びる内部接触部201Bを有する。
【0048】
内部接触部201Bは、Y軸方向に長い。本実施形態に係る外部スペーサ2Bは、複数の内部接触部201Bを有する。複数の内部接触部201Bのそれぞれは、Z軸方向(長手方向と直交する方向)に互いに間隔をあけて配置される。これにより、外部スペーサ2Bのベース20Bと蓄電素子1との間に、複数の通風路(採番しない)が形成される。
【0049】
内部接触部201Bのそれぞれは、外部接触部24BとX軸方向に重なる位置に配置されている。本実施形態の内部接触部201Bは、該内部接触部201Bと対応する(即ち、内部接触部201BとX軸方向に重なる)外部接触部24Bのそれぞれと同方向に延びる突条である。
【0050】
複数の内部接触部201Bは、蓄電素子1と外部スペーサ2Bのベース20Bとの間隔を一定に保ち、ベース20Bと蓄電素子1との間にY軸方向に貫通した複数の通風路(採番しない)を形成する。
【0051】
外部接触部24Bの突出方向(X軸方向)の長さは、内部接触部201Bの突出方向(X軸方向)の長さより短い。即ち、内部接触部201Bのベース20Bからの突出長さは、外部接触部24Bのベース20Bからの突出長さよりも長い。
【0052】
外部スペーサ2Bの規制部21Bは、外部スペーサ2Bの第一面に隣り合う蓄電素子1の相対移動を規制すべく、前記蓄電素子1に向かって延びる。
【0053】
位置決部22Bは、ベース20Bの外周端部から延出する複数の片によって形成される。
【0054】
位置決部22B(複数の片)は、終端部材30を包囲することにより、外部スペーサ2Bに対して終端部材30を位置決めする。
【0055】
嵌合部23Bは、ベース20Bから終端部材30に向けて突出している。より具体的に説明する。本実施形態において、嵌合部23Bは、軸状に形成され、ベース20Bの第二面から突出している。嵌合部23Bは、終端部材30の被嵌合部に嵌入可能に形成される。嵌合部23Bは、先端から基端(ベース20B)に向けて穿設されたネジ穴(採番しない)を有する。
【0056】
上述のように、外部接触部24Bは、ベース20Bから終端部材30に向けて突出し、終端部材30に当接している。そのため、蓄電装置では、外部スペーサ2Bと、終端部材30との間に隙間が形成されている。
【0057】
本実施形態に係る外部スペーサ2Bは、蓄電素子1を介して内部スペーサと隣り合うように配置される。外部スペーサ2Bは、複数の蓄電素子1のうちの最も端にある蓄電素子1に隣り合う。即ち、外部スペーサ2Bは、整列する複数の蓄電素子1を挟み込むように一対設けられる。
【0058】
一対の外部スペーサ2Bのそれぞれの第一面は、上述のように、蓄電素子1のケース本体100と対向する。そのため、一対の外部スペーサ2Bのそれぞれは、互いのベース20Bの第一面同士が向かい合うように配置されている。従って、蓄電装置において、一対の外部スペーサ2Bのそれぞれは、複数の蓄電素子1が整列する方向(X軸方向)において互いに対称となるように配置されている。
【0059】
保持部材3は、蓄電素子1と並んで配置される終端部材30を有する。本実施形態の保持部材3は、図1に示すように、複数の蓄電素子1と複数のスペーサ2をひとまとめに保持する(挟み込む)一対の終端部材30を有する。即ち、保持部材3は、各外部スペーサ2Bと隣り合う位置のそれぞれに配置される一対の終端部材30を有する。また、保持部材3は、一対の終端部材30を互いに接続(連結)する連結部材31を備える。この保持部材3は、金属製である。
【0060】
一対の終端部材30のそれぞれは、外部スペーサ2Bと対向する第一面と、該第一面とは反対側の第二面とを有する。一対の終端部材30のそれぞれは、図1図6図8に示すように、第二面において、X軸方向(図1では水平若しくは略水平方向)に開口する凹部300を有する。また、本実施形態の終端部材30は、蓄電装置を収容するケース(図示しない)と当接する当接部305を有する。本実施形態の終端部材30は、金属板を成形することによって形成される。即ち、終端部材30は、金属板の成形品である。この終端部材30は、X軸方向視において、蓄電素子1と対応する形状(輪郭形状)を有する。
【0061】
凹部300は、終端部材30において、蓄電素子1の第一壁100cの中央部(詳しくは、周縁部を除いた領域)と対応する位置に設けられる。そして、凹部300は、外部スペーサ2Bの外部接触部24Bに当接し、外部スペーサ2Bを介して蓄電素子1の第一壁100cを押圧する。この凹部300は、下縁部に、外方(X軸方向における蓄電素子1側と反対の側)に向かって先下りの傾斜面を有する。この傾斜面は、後述する周面302aに含まれる。具体的に、凹部300は、蓄電素子1(詳しくは、ケース本体100の第一壁100c)に沿って拡がる起立面301aを有する押圧部301と、押圧部301の周縁から起立面301aと交差する方向であって蓄電素子1から離れる方向に延びる周縁部302と、を有する(図8参照)。
【0062】
押圧部301は、蓄電素子1と反対の側に起立面301aを有する平板状の部位であり、挿入穴300aを有する。挿入穴300aは、嵌合部23Bのネジ穴に螺合される雄ネジを挿通するための穴である。起立面301aは、Y−Z平面(Y軸方向とZ軸方向とが含まれる面)方向に拡がる平面(平坦面)であり、終端部材30の第二面に含まれる。本実施形態の起立面301aは、垂直若しくは略垂直な面である。
【0063】
周縁部302は、押圧部301の周縁から、該押圧部301に対して傾斜した状態で延びる部位であり、内側に周面302aを有する。この周面302aは、テーパ状の面である。具体的に、周面302aは、起立面301aから離れるに従って、Y−Z平面方向において押圧部301から離れるように傾斜する傾斜面である。即ち、周面302aは、凹部300の下縁部では、外方に向かって先下りの傾斜面であり、凹部300の上縁部では、外方に向かって先上がりの傾斜面である。また、周面302aは、凹部300の両側の側縁部では、外方に向かうほど互いに離れる傾斜面である。
【0064】
以上のような押圧部301と周縁部302とによって、終端部材30において、蓄電素子1に向かって凹んだ凹部300が形成される。本実施形態の終端部材30が、金属板の成形品であるため、凹部300は、第一面側から見ると、蓄電素子1に向かって膨出している。このため、蓄電装置では、X軸方向に並ぶ複数の蓄電素子1(蓄電素子群)が、X軸方向の両外側から押圧部301によって押圧される(挟持される)。これにより、蓄電装置において蓄電素子1が強固に固定される。即ち、蓄電装置において、蓄電素子1同士の相対移動が効果的に抑えられる。これは、第一壁100cにおける周縁部を除いた部位(領域)が、ケース10において、蓄電素子1の充放電時に膨張し易い部位であり、この領域が押圧されることにより、整列する複数の蓄電素子1が強固に且つ効果的に固定されるためである。
【0065】
当接部305は、凹部300の開口縁(凹部300の開口を規定する部位であり、周縁部302における押圧部301と反対の側の端縁)よりもX軸方向において突出する。本実施形態の当接部305は、突出方向の先端に、Y−Z平面方向に拡がる当接面306を有する。この当接面306は、X軸方向において、凹部300の開口縁より突出している。
【0066】
当接部305は、当接面306の中央部に貫通穴306aを有する。この貫通穴306aは、例えば、複数の蓄電装置を連結して固定するための連結板500と、蓄電装置と、を固定するネジが挿通される。具体的には、図9に示すように、連結板500に設けられた当接面502に当接部305の当接面306が当接するように、蓄電装置が連結板500に固定される。このとき、X軸方向に重なった状態の前記当接面502に設けられた貫通穴504と当接部305の貫通穴306aとにボルト307が挿通され、該ボルト307にナット308が螺合される。連結板500には、該蓄電装置に隣り合って配置される他の蓄電装置も固定される。これにより、複数の蓄電装置が連結板500によって連結される。連結された複数の蓄電装置は、電池パックの内部において該電池パック500に締結される。
【0067】
本実施形態の終端部材30は、複数(本実施形態の例では二つ)の当接部305を有する。図6に示すように、各当接部305は、凹部300内から突出している。一方の当接部305は、一部が周縁部302に連接された状態で起立面301aから突出している。他方の当接部305は、周縁部302と離れた状態で起立面301aから突出している。
【0068】
連結部材31は、蓄電素子1に対してX軸方向(蓄電素子1と終端部材30とが並ぶ方向)に沿って配置される。連結部材31は、終端部材30と連結される固定部313を有する。
【0069】
連結部材31は、一対の終端部材30間に亘って延びる一対の第一接続部310及び第二接続部311を有する。本実施形態の連結部材31は、一対の第一接続部310と、一対の第二接続部311と、を有する。第一接続部310は、一対の終端部材30間において、蓄電素子1の蓋板101と対応する位置に配置される。また、第二接続部311は、一対の終端部材30間において、蓄電素子1の閉塞部100aと対応する位置に配置される。これにより、本実施形態では、一対の第一接続部310及び一対の第二接続部311によって、一対の終端部材30の四隅が互いに連結されている。
【0070】
一対の第一接続部310のそれぞれは、X軸方向(長手をなす方向)の一方の端部である第一端と、該第一端とは反対側の端部である第二端と、を有する。また、一対の第二接続部311のそれぞれは、X軸方向(長手をなす方向)の一方の端部である第一端と、該第一端とは反対側の端部である第二端と、を有する。第一接続部310の一端及び他端には、固定部313aがそれぞれ設けられている。また、第二接続部311の一端及び他端には、固定部313bがそれぞれ設けられている。
【0071】
各固定部313a,313bは、終端部材30に対し、X軸方向の外方から重ね合わせ可能である。より具体的に説明する。固定部313a,313bは、各接続部310,311の第一端及び第二端から延び且つ終端部材30の外面(第二面)に沿った板状の部位である。各固定部313a,313bは、終端部材30の外面における貫通穴300b周りの部分と対向する。そして、固定部313a,313bのそれぞれには、貫通穴300bと対応する位置に第一穴部313c,313dが形成されている。
【0072】
以上のように構成される第一接続部310及び第二接続部311は、終端部材30の貫通穴300bと、固定部313a,313bの第一穴部313c,313dとに挿通したボルトにナットを螺合させることにより、終端部材30に連結される。これにより、一対の終端部材30の四隅同士が第一及び第二接続部310,311によって接続される。即ち、本実施形態では、一つの終端部材30に対する連結部材31の連結部位が四箇所ある。
【0073】
インシュレータ4は、絶縁性を有する材料で構成されている。そして、インシュレータ4は、一対の第一接続部310のそれぞれと、蓄電素子1との間に配置される一対の第一絶縁部40と、一対の第二接続部311のそれぞれと蓄電素子1との間に配置される一対の第二絶縁部41とを有する。
【0074】
以上の蓄電装置によれば、凹部300内で結露した水、及び終端部材30の他の部位(凹部を除いた部位)で結露して凹部に入った水は、該凹部300の下縁部から傾斜面(周面302aにおける下側の部位)によって外方に排出されるため、該凹部300内に溜まり難い。
【0075】
本実施形態の蓄電装置では、当接部305が凹部300の開口縁よりも突出している。このため、図9に示すように、蓄電装置が電池パック(ケース)に収容されて当接部305が電池パックと当接したときに、凹部300の開口縁と電池パックの内面との間に隙間が形成されるため、図10に示すように、凹部300内の水(結露等のよって生じた水)Wが凹部300に閉じ込められずに前記隙間から凹部の外方に排出される。尚、本実施形態の電池パックでは、当接面502が周囲の面に対して蓄電装置側(終端部材30の当接部305側)に突出しているが、当接面502と前記周囲の面とが共通の平面を構成していてもよい。この場合でも、終端部材30の当接部305が凹部300の開口縁より突出しているため、凹部300の開口縁と電池パック500の内面との間に前記隙間(水を排出可能な隙間、即ち、前記開口縁からの当接部305の突出量に応じた隙間)が形成される。
【0076】
本実施形態の蓄電装置では、当接部305が凹部300内から突出しているため、終端部材30において凹部300の外側(Y−Z平面方向における凹部300の外側)に該当接部305を設けるためのスペースを確保しなくてもよい。これにより、終端部材30の小型化を図ることができる。
【0077】
本実施形態の蓄電装置では、凹部300が起立面301aと、起立面301aの下縁から延びる傾斜面(周面302aに含まれる面)を有しているため、凹部300内において結露等によって生じた水は、起立面301aを伝って該起立面301aの下縁、即ち、凹部300の下縁部まで流れ易い。このため、凹部300内において結露等によって生じた水をより確実に排水することができる。
【0078】
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を行うことは勿論である。
【0079】
凹部300の下縁部に設けられる傾斜面の具体的な構成は、限定されない。例えば、図11及び図12に示すように、前記傾斜面は、水平方向に対して一定角度の平面によって構成されてもよく、外方ほど水平方向に対して傾斜が大きくなる曲面等であってもよい。また、前記傾斜面は、平面と曲面とを組み合わせた形状でもよい。即ち、前記傾斜面は、凹部300内の水が該凹部300の下縁部に集まったときに、この水が開口(凹部300の開口)から外方に排出され易い形状の傾斜面であればよい。
【0080】
上記実施形態の終端部材30は、二つの当接部305を有しているが、この構成に限定されない。例えば、終端部材30は、一つの当接部305を有していてもよく、三つ以上の当接部305を有していてもよい。
【0081】
上記実施形態の終端部材30では、第二面から第一面側に窪んだ凹部(外方に向かって先下がりの傾斜面を下縁部に有する凹部)300が設けられているが、この構成に限定されない。終端部材30の第一面から第二面側に窪んだ凹部300が設けられてもよい。また、終端部材30の両面(第一面及び第二面)のそれぞれに、凹部300が設けられてもよい。凹部300が、下縁部に、外方に向かって先下がりの傾斜面を有していれば、第一面及び第二面のいずれの面に形成されても、凹部300内で結露した水、及び終端部材30の凹部300を除いた部位で結露して凹部300に流れ込んだ水は、該凹部300の下縁部から傾斜面によって外方に排出されるため、該凹部300内に溜まり難い。
【0082】
また、終端部材30において、外方に向かって先下がりの傾斜面が設けられる部位は、第一面又は第二面に設けられる凹部に限定されない。例えば、図13に示すように、終端部材30に第一面から第二面に貫通する貫通孔350が設けられ、この貫通孔350を規定する内周面351の少なくとも下部領域が、第一面から第二面に向けて先下がりの傾斜面であってもよい。即ち、終端部材30において、貫通孔350を規定する内周面351の周方向における少なくとも一部の領域が、該貫通孔における一方の開口(例えば第一面側の開口)から他方の開口(例えば第二面側の開口)に向かうに連れて該貫通孔350が大きくなる方向に傾く傾斜面であってもよい。かかる構成によっても、貫通方向が水平若しくは略水平方向となり、且つ内周面351における前記傾斜面となる領域が下部になるような姿勢で蓄電装置を配置することにより、内周面351において結露した水が、該内周面351の下部の傾斜面を伝って貫通孔350から排出されるため、該貫通孔350内(内周面351)に留まり難くなる。
【0083】
上記実施形態の終端部材30は、金属板の成形品であるが、この構成に限定されない。終端部材30は、板厚の大きな部材によって形成されてもよい。この場合でも、終端部材30に設けられた凹部300が、下縁部に、外方に向けて先下りの傾斜面を有していれば、終端部材30の表面で結露した水が、凹部300内に溜まり難い。
【0084】
上記実施形態の凹部300は、垂直な面である起立面301aを有しているが、この構成に限定されない。例えば、凹部300において、内側の面が湾曲面のみによって構成されてもよい。
【0085】
上記実施形態の終端部材30は、一つの凹部300を有しているが、複数の凹部300を有していてもよい。
【符号の説明】
【0086】
1…蓄電素子、2…スペーサ、20…ベース、2A…内部スペーサ、20A…ベース、200A…第一当接部、200B…第二当接部、200C…連接部、21A…規制部、22A…弁カバー部、2B…外部スペーサ、20B…ベース、201B…内部接触部(第二突出部)、21B…規制部、22B…位置決部、23B…嵌合部、24B…外部接触部(第一突出部)、3…保持部材、30…終端部材、300…凹部、300a…挿入穴、300b…貫通穴、301…押圧部、301a…起立面、302…周縁部、302a…周面、305…当接部、306…当接面、306a…貫通穴、307…ボルト、308…ナット、31…連結部材、310…第一接続部、311…第二接続部、313,313a,313b…固定部、313c,313d…第一穴部、4…インシュレータ、40…第一絶縁部、41…第二絶縁部、10…ケース、100…ケース本体、100a…閉塞部、100b…胴部、100c…第一壁、100d…第二壁、101…蓋板、101a…ガス排出弁、11…外部端子、500…電池パック、502…当接面、504…貫通穴
図1
図2
図3
図4
図5
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図7
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図10
図11
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図13