【実施例1】
【0024】
本発明の省エネ型デジタル式高圧電位治療器(以下単に「高圧電位治療器」という。)の実施例について図面を参照して説明すると、
図1は、本実施例の高圧電位治療器1の回路構成を説明するためのブロック図であり、
図1に示す高圧電位治療器1では、電位治療の他にヒーターによる温熱治療を可能にしているとともに、電位治療の場合には、直流と交流を被治療者の選択に基づいて切り替え可能なものとしている。
【0025】
即ち、本実施例の高圧電位治療器1では、制御手段としてのマイコンを備えており、本実施例においてこのマイコンは、治療器全体の作動等を制御するための出力制御側マイコン3と、この出力制御側マイコン3を制御するためのディスプレイ側マイコン2で構成されている。
【0026】
そして、前記ディスプレイ側マイコン2は外部機器を接続するためのインターフェースを多数個有しており、本実施例においては、前記ディスプレイ側マイコン2には、モードの選択や各種設定を行うためのモードスイッチ21と、表示手段22と、音声発生手段としてのスピーカー23、温度センサー24等が接続されており、表示手段22における表示、及びスピーカー23による音声案内等を参考にしながら、モードスイッチ21によりモードの種類、電圧値等を設定可能としている。そして、本実施例において設定可能なモードとしては、少なくとも、(1)電位治療のみ、(2)温熱治療のみ、(3)電位治療と温熱治療の所定時間ごとの切り替えを備えている。
【0027】
また、本実施例において設定可能な電圧値としては、1,000Vから14,000Vとしており、温熱に関しても複数段階の選択を可能としている。
【0028】
また、本実施例の高圧電位治療器では、高圧ソケット19を備えており、この高圧ソケット19に、ニクロム線及び特殊カーボンフィルム等の導電手段を内蔵した通電マット25を接続することで、通電マット25を介して、被治療者に対する電位治療及び温熱治療を可能としている。
【0029】
次に、本実施例の高圧電位治療器1の回路構成について説明すると、
図1において4は、電源回路としてのスイッチング電源であり、本実施例においてこのスイッチング電源4は、家庭用電源26から交流100Vの入力を受け、これを直流24Vに変換する。
【0030】
そして、このスイッチング電源4には、電圧調整手段としてのDC/DCコンバーター5が接続されており、このDC/DCコンバーター5において、前記直流24Vを直流5Vに変換するとともに、変換された直流5Vが、制御用電圧として、前記出力制御側マイコン3及びディスプレイ側マイコン2に供給される。
【0031】
次に、前記スイッチング電源4には電圧制御手段6が接続されており、この電圧制御手段6において、前記スイッチング電源4より供給される直流24Vの電圧が任意の値に変換される。
【0032】
そして、本実施例において前記電圧制御手段6は、プラス側電圧制御手段6aとマイナス側電圧制御手段6bを有しており、プラス側電圧制御手段6a及びマイナス側電圧制御手段6bはいずれも、前記出力制御側マイコン3の制御により、前記スイッチング電源4から出力された
直流電圧を任意の電圧の、サイン波に類似した波形のプラス側を交互に生成して出力することとしている。即ち、
図5が前記電圧制御手段6a、6bの出力例であり、(a)がプラス側電圧制御手段6aの出力波形、(b)がマイナス側電圧制御手段6bの出力波形である。そして、前述したように、前記電圧制御手段6a,6bでは、
交流電圧を出力する場合には、
直流電圧を、サイン波を分解したような波形に変換して出力し、一方
直流電圧を出力する場合は
直流電圧が出力される。
【0033】
ここで、前記電圧制御手段6の構成について
図2を参照して説明すると、本実施例において前記電圧制御手段6は、それぞれ、第1のトランジスタ7と、第2のトランジスタ8を有しており、第1及び第2のトランジスタ7、8はいずれも、FET(電界効果トランジスタ、以下単に「トランジスタ」という。)を用いている。
【0034】
そして、スイッチング電源4から供給される直流24Vのメイン電源は、前記第1のトランジスタ7に供給され、第1のトランジスタ7の出力は、平滑回路9及び前記第2のトランジスタ8に供給され、第2のトランジスタ8の出力はアースに流れることとしている。
【0035】
また、前記第1のトランジスタ7及び第2のトランジスタ8のゲートにはそれぞれ、第1の制御用IC10と、第2の制御用IC11が接続されている。そして、前記第1の制御用IC10と第2の制御用IC11は、前記出力制御側マイコン3に接続されており、出力制御側マイコン3からの制御信号を受け、前記第1のトランジスタ7及び第2のトランジスタ8のゲートに電源を供給し、それにより、前記第1のトランジスタ7及び第2のトランジスタ8のスイッチングを行うこととしている。
【0036】
そのため、本実施例の高圧電位治療器では、出力制御側マイコン3から供給される制御信号のONとOFFの時間を細かく制御することで、第1のトランジスタ7のスイッチングを細かく行い、それにより、第1のトランジスタ7から出力されるメイン電源の供給時間を制御し、平滑回路9から出力される
直流電圧を任意の電圧に制御することが可能である。
【0037】
そして、第1のトランジスタ7のスイッチング方法として、本実施例では、出力制御側マイコン3からの制御信号を第1の制御用IC10に供給するとともに、第2の制御用IC11には制御用信号を供給しないことで、メイン電源の直流24Vを第1のトランジスタ7から出力し、一方、出力制御側マイコン3からの制御信号を第2の制御用IC11に供給するとともに、第1の制御用IC10には制御用信号を供給しないことで、第1のトランジスタ7からの出力を停止し、第2のトランジスタ8によりアースに接続する。
【0038】
従って例えば、特定時間を例にとって、前記第1のトランジスタ7の出力を見ると、50%をONにし、50%をOFFにした場合には、平滑回路9からの出力は12Vとなり、25%をONにして75%をOFFにした場合には、平滑回路9からの出力は6Vになり、更に、75%をONにして25%をOFFにした場合には、平滑回路9からの出力は18Vになる。そのため、本実施例においては、前記制御用IC10、11を制御してトランジスタ7、8のスイッチングを行うことで、メイン電源の24Vを任意の電圧に変換することが可能となる。また、本実施例の高圧電位治療器では、従来の高圧電位治療器と異なり、ラダー回路を用いておらず、マイコン3からのデジタル信号をアナログに変換すること無く制御用IC10、11に供給し、電圧の制御をデジタルのまま行っているために、電圧の細かい制御が可能となるとともに、熱の発生が少ないためにヒートシンクを小さくすることができ、装置の軽量化を達成することが可能である。
【0039】
なお、図において12は、メイン電源の直流24Vを確実にトランジスタ7より出力するためのDC/DCコンバーターであり、このDC/DCコンバーター12は、制御用電圧として直流29Vを生成し、この直流29Vを前記第1のIC10に供給し、メイン電源の直流24Vを確実に出力可能としている。即ち、第1のIC10からの出力を直流29V程度にしない場合には、各種の抵抗等の影響により、第1のトランジスタ7から直流24Vを出力することが困難になってしまう。そこで本実施例においては、制御用電圧として直流29Vを生成してこの直流29Vを、第1のIC10に供給し、メイン電源の直流24Vを確実に出力可能としている。
【0040】
次に、
図1において13は高圧電位発生手段である。即ち、本実施例においては、前記電圧制御手段6に高圧電位発生手段13が接続されており、前記モードスイッチ21により電位治療が選択された場合には、前記電圧制御手段6からの出力が高圧電位発生手段13において高圧に変換される。
【0041】
ここで、前記高圧電位発生手段13について
図3を参照して説明すると、
図3は、前記高圧電位発生手段13の構成を説明するためのブロック図であり、図において13の部分が高圧電位発生手段の部分である。
【0042】
そして、本実施例において前記高圧電位発生手段13は、前記電圧制御手段6で生成された波形を高電圧にするための高電圧生成回路15を有している。
【0043】
ここで、前記高電圧生成回路15について説明すると、本実施例において前記高電圧生成回路15は、前記プラス側電圧制御手段6aの出力が供給されるプラス側高電圧生成回路15aと、マイナス側電圧制御手段6bの出力が供給されるプマイナス側高電圧生成回路15bを備えている。
【0044】
そして、前記プラス側高電圧生成回路15aとマイナス側高電圧生成回路15bはそれぞれ、前記出力制御側マイコン3の制御によって、前記電圧制御手段6からの出力をパルス状に変換するパルス変換回路を有している。
【0045】
また、前記プラス側高電圧生成回路15aとマイナス側高電圧生成回路15bはそれぞれ、パルス状に変換された電圧を拡大するためのトランスを有しており、本実施例においては、トランスにおいて、前記パルス変換回路によってパルス状に変換された電圧が、約60倍に拡大される。そして、前記プラス側高電圧生成回路15aとマイナス側高電圧生成回路15bはそれぞれ、トランスによって拡大されたパルス状の波形を交互に、逓倍回路に出力する。
【0046】
また、本実施例においては、トランスの使用に際してはフルブリッジ形式を採用している。即ち、トランスが持つ2つの端子を電子回路により高速につなぎ替え、これにより、トランスに対して見かけ上の電圧差を高め、通常のハーフブリッジ形式と比べて2倍の出力を取り出すことを可能としている。従って、高電圧生成回路15a、15bにおいては、前記パルス変換回路によってパルス状に変換された電圧が約60倍に拡大され、更にその電圧が2倍された電圧が生成されて出力される。なお、
図6は、前記高電圧生成回路15a、15bにおける出力例を示した波形であり、(a)がプラス側高電圧生成回路15aの出力波形、(b)がマイナス側高電圧生成回路15bの出力波形であり、前述したように、前記高電圧生成回路15a、15bでは、前記電圧制御回路6からの出力をパルス状に変換し、この電圧を60倍にし、60倍にした電圧を更に2倍にした後に、逓倍回路に出力する。
【0047】
即ち、図において16が逓倍回路であり、本実施例において前記逓倍回路16は、前記プラス側高電圧生成回路15aの出力が入力されるプラス側逓倍回路16aと、前記マイナス側高電圧生成回路15bの出力が入力されるマイナス側逓倍回路16bを具備している。そして、本実施例においては、この逓倍回路16において、前記高電圧生成回路15の出力が約6倍に拡大される。
【0048】
なお、本実施例においては、前記プラス側高電圧生成回路15aとマイナス側高電圧生成回路15bの出力はいずれも、プラス側波形とマイナス側波形の双方が含まれた状態であり、即ち、プラス側高電圧生成回路15aとマイナス側高電圧生成回路15bは同一の波形を出力しており、逓倍回路16において、必要な波形の拡大が行われる。
【0049】
即ち、交流を出力する場合には、プラス側逓倍回路16aにおいて、前記プラス側高電圧生成回路15aの出力のプラス側の電圧が、拡大されて出力され、マイナス側逓倍回路16bおいて、前記マイナス側高電圧生成回路15bの出力のマイナス側の電圧が、拡大されて出力される。そして、直流を出力する場合には、マイナス側逓倍回路16bが機能して、前記マイナス側高電圧生成回路15bの出力のマイナス側の電圧が、拡大されて出力される。
【0050】
なお、本実施例において前記逓倍回路16としては、複数個のダイオードと複数個のコンデンサーを組み合わせた6逓倍回路としており、従って、本実施例においては、前記高電圧生成回路15において高圧に変換された電源の電圧が、この逓倍回路16において約6倍の電圧に変換される。
【0051】
次に、前記逓倍回路16には、プラス側出力制御回路17とマイナス側出力制御回路17bを有した出力制御回路17が接続されており、前記プラス側逓倍回路16aにプラス側出力制御回路17aが接続され、マイナス側逓倍回路16bにマイナス側出力制御回路17bが接続されている。
【0052】
そして、出力制御回路23は、被治療者に
交流電圧を加えるときに、前記出力制御側マイコン3による制御に基づいて、前記6倍されたプラス波形、マイナス波形のそれぞれの信号について、ゼロ点を合成することで交流波形を生成して出力し、被治療者に
直流電圧を加えるときにはマイナス側の逓倍回路16bの出力を出力する。
【0053】
そして、この出力制御回路17と前記電圧制御手段6はそれぞれ、出力手段としての電位温熱切替回路18に接続されており、使用者のモード設定に従い、電位治療を選択している場合には、前記高圧電位発生手段13からの出力が、電位温熱切替回路18を通った後に、高圧ソケット19を介して通電マット25に出力され、一方、温熱治療を選択している場合には、電圧制御手段6からの出力が、電位温熱切替回路18を通った後に、高圧ソケット19を介して通電マット25に出力される。なお、本実施例において電位温熱切替回路18としては、高圧リレーを用いている。
【0054】
次に、
図1において20はACシンク回路である。即ち、本実施例の高圧電位治療器では、入力電源を監視するためのACシンク回路20を有しており、このACシンク回路20による監視情報を、ACシンク情報として、前記ディスプレイ側マイコン2に入力している。そのために、本実施例の高圧電位治療器では、例えば波形の数をカウントすることで、水晶振動子等を用いることなく時間を計ることができる。また、入力電源の電圧が不安定であったり、コンセントが抜かれたりした場合にはその事態を瞬時に把握することができるため、電位出力を止める等の安全対策を採ることが可能である。更に、入力電源に同期して交流波形を生成することで、複数人が近接した位置でそれぞれ電位治療をしている場合に、お互いの体が触れた場合でも、電位差を原因とする放電によるショックを防止可能である。
【0055】
次に、このように構成される本実施例の高圧電位治療器1の作用について
図4のフローチャートを用いて説明すると、家庭用電源100Vが接続されている状態において、ステップ1において、モードスイッチ21によりモードの種類、電圧値等を設定した後に、ステップ2においてスタートスイッチをオンにして電源を入力すると本実施例の高圧電位治療器1が作動を開始する。
【0056】
即ち、ステップ3においてACシンク回路20による家庭用電源の監視が開始されるとともに、スイッチング電源4において、
入力電源電圧が
直流電圧に変換され、24Vが主電源として電圧制御手段6に供給される。またそれとともに、スイッチング電源4よりの出力は、電圧調整手段としてのDC/DCコンバーター5において直流5Vに変換され、この直流5Vが、制御用電圧として、出力制御側マイコン3及びディスプレイ側マイコン2に供給される。
【0057】
次に、電圧制御手段6に供給された主電源は、ステップ4において、電圧制御手段6において所望する電圧に調整される。即ち、前述したように、使用者の選択に応じて、マイコン3からIC10、11に対して制御信号が出力され、それに応じてIC10、11がトランジスタ7、8のスイッチングを行い、これにより、メイン電源としての直流24Vの電圧が所望する電圧に変換されて出力される。そしてこのとき、電圧制御手段6からは、所定の電圧のサイン波に類似したプラス側の波形が生成され、この波形は、
図5に示すように、プラス側電圧制御手段6aとマイナス側電圧制御手段6bが交互に出力する。
【0058】
なおこのとき、前述のように、本実施例においては、電圧制御手段6に、DC/DCコンバーター12を備えており、この制御電圧生成手段12において、スイッチング電源4より供給された直流24Vを直流5Vに変換するとともに、この直流5Vを前記直流24Vに加算して直流29Vを生成し、この直流29Vを前記第1のIC10に供給しているため、メイン電源の直流24Vが確実にトランジスタより出力される。
【0059】
次に、電圧制御手段6によって所望する電圧に調整された主電源は、被治療者に温熱を加えるときには、ステップ5において、電位温熱切替回路18を介して高圧ソケット19に出力される。そしてそれにより、高圧ソケット19に接続された通電マット25を介して、被治療者に対する温熱治療が可能となる。
【0060】
一方、被治療者に電位を加えるときには、電圧制御手段6よりの出力は、高圧電位発生手段13に供給され、高圧電位発生手段13において高圧に変換された後に、電位温熱切替回路18を介して高圧ソケット19に出力され、それにより、高圧ソケット19に接続された通電マット25を介して、被治療者に対する電位治療が可能となる。
【0061】
即ち、プラス側電圧制御手段6aとマイナス側電圧制御手段6bの出力はそれぞれ、ステップ6において、高電圧生成回路15においてパルス状に変換され、ステップ7において、パルス状に変換された波形がトランスによって、約60倍に拡大され、更にその後、60倍にされた電圧が2倍に拡大され、
図6に示すような波形で出力される。
【0062】
次に、トランスで約60倍に昇圧された電源は、ステップ8において約6倍に逓倍される。即ち、交流を出力する場合には、プラス側逓倍回路16aにおいてプラス側の電圧が拡大されるとともに、マイナス側逓倍回路16bおいてマイナス側の電圧が拡大され、直流を出力する場合には、マイナス側逓倍回路16bが機能して、マイナス側の電圧が拡大される。
【0063】
そして次に、被治療者に
交流電圧を加えるときには、ステップ9において、出力制御回路23により、逓倍回路16で約6倍されたプラス波形、マイナス波形のそれぞれの信号について、ゼロ点を合成することで交流波形が生成され、この交流波形が、ステップ10において、電位温熱切替回路18を通った後に高圧ソケット19を介して通電マット25に出力される。また、被治療者に
直流電圧を加えるときには、マイナス側の逓倍回路16bの出力が、電位温熱切替回路18を通った後に高圧ソケット19を介して通電マット25に出力される。
【0064】
このように、本実施例の高圧電位治療器においては、入力電源の電圧を所定の
直流電圧に制御するための電圧制御手段においては、スイッチング電源よりメイン電源としての所定の電圧の直流が供給されるトランジスタと、マイコンからの制御信号に応じてトランジスタのスイッチングを行う制御用ICを具備し、マイコンにより直接制御用ICを制御することとしているため、ラダー回路を用いた従来のデジタル型の高圧電位治療器と異なり、電圧の制御をデジタルのままで行うことができ、細かい制御が可能となるとともに、ラダー回路を用いた場合と異なり熱の発生が少ないためにヒートシンクを小さくすることができ、装置の軽量化を達成することが可能である。
【0065】
また、選択された治療モードに従って、電圧制御手段、高圧電位発生手段及び出力手段の作動を制御する出力制御側マイコンと、この出力制御側マイコンを制御するディスプレイ側マイコンを具備するとともに、ディスプレイ側マイコンに多数のインターフェースを具備することで、ディスプレイ側マイコンに多数の機器を接続可能としているために、装置に拡張性を持たせることができ、新たな機器を接続する場合に、開発を1から行う必要性を無くしている。
【0066】
更に、入力電源を監視して、入力電源に同期した信号をディスプレイ側マイコンに出力するためのACシンク回路を具備しているために、水晶振動子等を用いることなく時間を計ることができ、また、入力電源の電圧が不安定であったり、コンセントが抜かれたりした場合に、電位出力を止める等の安全対策を採ることが可能である。更に、入力電源に同期することで、複数人が近接した位置でそれぞれ電位治療をしている場合に、お互いの体が触れた場合でも、放電によるショックを防止可能である。