特許第6364078号(P6364078)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6364078解放可能なチューブ状部材を有する医療機器およびその使用方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6364078
(24)【登録日】2018年7月6日
(45)【発行日】2018年7月25日
(54)【発明の名称】解放可能なチューブ状部材を有する医療機器およびその使用方法
(51)【国際特許分類】
   A61M 25/06 20060101AFI20180712BHJP
【FI】
   A61M25/06 556
【請求項の数】3
【全頁数】25
(21)【出願番号】特願2016-533359(P2016-533359)
(86)(22)【出願日】2014年8月4日
(65)【公表番号】特表2016-529979(P2016-529979A)
(43)【公表日】2016年9月29日
(86)【国際出願番号】US2014049589
(87)【国際公開番号】WO2015020953
(87)【国際公開日】20150212
【審査請求日】2017年2月24日
(31)【優先権主張番号】61/862,144
(32)【優先日】2013年8月5日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】511193846
【氏名又は名称】クック・メディカル・テクノロジーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】COOK MEDICAL TECHNOLOGIES LLC
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シェイファー,ダリン
【審査官】 和田 将彦
(56)【参考文献】
【文献】 特表2001−527425(JP,A)
【文献】 特開平10−201851(JP,A)
【文献】 実開平03−070150(JP,U)
【文献】 国際公開第2013/002286(WO,A1)
【文献】 特開2004−248773(JP,A)
【文献】 特開2007−209721(JP,A)
【文献】 特表2009−521992(JP,A)
【文献】 特開2007−082989(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 25/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
生体管を治療するための医療機器であって、
近位部分と、前記近位部分から遠位方向に延在するシャフトとを有する細長い部材であって、前記近位部分は第1の外径を有し、前記シャフトは、前記近位部分に取り付けられた第1の近位端部と、第1の遠位端部とを有し、前記シャフトは、前記第1の外径より小さい第2の外径を有する、細長い部材;
前記シャフトに解放可能に配置され、かつ第2の近位端部と、第2の遠位端部と、中間部材本体と、前記近位部分の前記第1の外径よりも大きい第3の外径とを有する中間部材であって、前記中間部材本体は、前記第2の近位端部に第1の中間部材開口部、前記第2の遠位端部に第2の中間部材開口部、および前記第1の中間部材開口部から前記第2の中間部材開口部まで延在する中間部材ルーメンを規定し、前記中間部材ルーメンは、前記近位部分の前記第1の外径よりも小さい内径を有する、中間部材;および
前記中間部材に対して遠位方向に、前記シャフトに解放可能に配置されたチューブ状部材であって、前記チューブ状部材は、前記中間部材から分離可能であり、第3の近位端部と、第3の遠位端部と、前記第3の近位端部に第1のチューブ状部材開口部、前記第3の遠位端部に第2のチューブ状部材開口部、および前記第1のチューブ状部材開口部から前記第2のチューブ状部材開口部まで延在するチューブ状部材ルーメンを規定するチューブ状部材本体とを有する、チューブ状部材
を含み、
前記チューブ状部材本体が、前記チューブ状部材本体を通って延在しかつ前記チューブ状部材ルーメンにアクセスする通路を規定し、
前記チューブ状部材が、前記第3の近位端部から前記第3の遠位端部の方へ向かってテーパが付けられている、円錐台形の近位部分を有し;
前記チューブ状部材ルーメンは、前記第3の近位端部から前記第3の遠位端部の方へ向かってテーパが付けられている、円錐台形の近位部分を有し;
前記中間部材本体は、第1の面、第2の面、円錐台形の隆起部、および支柱を規定し、前記第1の面は、前記第2の近位端部に配置され、かつ前記第2の面と対面し、前記円錐台形の隆起部は、前記第2の面から遠位方向に延在し、かつ前記第2の面から前記第2の遠位端部の方へ向かってテーパが付けられ、前記支柱は、前記円錐台形の隆起部から遠位方向に支柱端部まで延在し;
前記円錐台形の隆起部は、前記チューブ状部材ルーメンの前記円錐台形の近位部分内に配置され;および
前記支柱は、前記チューブ状部材本体によって規定された前記通路内に配置される、医療機器。
【請求項2】
生体管を治療するための医療機器であって、前記医療機器が:
近位部分と、前記近位部分から遠位方向に延在するシャフトとを有する細長い部材であって、前記近位部分は第1の外径を有し、前記シャフトは、前記近位部分に取り付けられた第1の近位端部、テーパ付きの第1の遠位端部、および前記第1の近位端部から前記第1の遠位端部まで延在する長さを有し、前記シャフトは、前記第1の外径より小さい第2の外径を有する、細長い部材;
前記シャフトに解放可能に配置され、かつ第2の近位端部と、第2の遠位端部と、中間部材本体と、前記近位部分の前記第1の外径よりも大きい第3の外径とを有する中間部材であって、前記中間部材本体は、前記第2の近位端部に第1の中間部材開口部、前記第2の遠位端部に第2の中間部材開口部、および前記第1の中間部材開口部から前記第2の中間部材開口部まで延在する中間部材ルーメンを規定し、前記中間部材ルーメンは、前記近位部分の前記第1の外径よりも小さい内径を有する、中間部材;および
前記中間部材に対して遠位方向に、前記シャフトに解放可能に配置されたチューブ状部材であって、前記チューブ状部材は、前記中間部材から分離可能であり、第3の近位端部と、テーパ付きの第3の遠位端部と、前記第3の近位端部から前記第3の遠位端部まで延在する長さと、前記第3の近位端部に第1のチューブ状部材開口部、前記第3の遠位端部に第2のチューブ状部材開口部、および前記第1のチューブ状部材開口部から前記第2のチューブ状部材開口部まで延在するチューブ状部材ルーメンを規定するチューブ状部材本体とを有し、前記チューブ状部材の前記長さは、前記シャフトの前記長さよりも短い、チューブ状部材
を含み、
前記チューブ状部材の前記第3の遠位端部は、前記細長い部材の前記第1の遠位端部に対して近位に配置されており、
前記チューブ状部材本体が、前記チューブ状部材本体を通って延在しかつ前記チューブ状部材ルーメンにアクセスする通路を規定し、
前記チューブ状部材が、前記第3の近位端部から前記第3の遠位端部の方へ向かってテーパが付けられている、円錐台形の近位部分を有し;
前記チューブ状部材ルーメンが、前記第3の近位端部から前記第3の遠位端部の方へ向かってテーパが付けられている、円錐台形の近位部分を有し;
前記中間部材本体が、第1の面、第2の面、円錐台形の隆起部、および支柱を規定し、前記第1の面は、前記第2の近位端部に配置され、かつ前記第2の面と対面し、前記円錐台形の隆起部は、前記第2の面から遠位方向に延在し、かつ前記第2の面から前記第2の遠位端部の方へ向かってテーパが付けられ、前記支柱は、前記円錐台形の隆起部から遠位方向に支柱端部まで延在し;
前記円錐台形の隆起部が、前記チューブ状部材ルーメンの前記円錐台形の近位部分内に配置され;および
前記支柱が、前記チューブ状部材本体によって規定された前記通路内に配置される、医療機器。
【請求項3】
生体管を治療するための医療機器であって、前記医療機器が:
近位部分と、前記近位部分から遠位方向に延在するシャフトとを有する細長い部材であって、前記近位部分は第1の外径を有し、前記シャフトは、前記近位部分に取り付けられた第1の近位端部と、テーパ付きの第1の遠位端部と、前記第1の近位端部から前記第1の遠位端部まで延在する長さとを有し、前記シャフトは、前記第1の外径より小さい第2の外径を有する、細長い部材;
前記シャフトに解放可能に配置された中間部材であって、この中間部材は、第2の近位端部と、第2の遠位端部と、中間部材本体と、前記近位部分の前記第1の外径よりも大きい第3の外径とを有し、前記中間部材本体は、第1の中間部材開口部、第2の中間部材開口部、中間部材ルーメン、第1の面、第2の面、円錐台形の隆起部、および支柱を規定し、前記第1の中間部材開口部は、前記第2の近位端部に規定され、前記第2の中間部材開口部は、前記第2の遠位端部に規定され、前記中間部材ルーメンは、前記第1の中間部材開口部から前記第2の中間部材開口部まで延在し、前記中間部材ルーメンは、前記近位部分の前記第1の外径よりも小さい内径を有し、前記第1の面は、前記第2の近位端部に配置され、かつ前記第2の面と対面し、前記円錐台形の隆起部は、前記第2の面から遠位方向に延在し、かつ前記第2の面から前記第2の遠位端部の方へ向かってテーパが付けられ、前記支柱は、前記円錐台形の隆起部から遠位方向に支柱端部まで延在する、中間部材;および
前記中間部材に対して遠位方向に、前記シャフトに解放可能に配置されたチューブ状部材であって、前記チューブ状部材は、前記中間部材から分離可能であり、第3の近位端部と、テーパ付きの第3の遠位端部と、前記第3の近位端部から前記第3の遠位端部まで延在する長さと、前記第3の近位端部から前記第3の遠位端部の方へ向かってテーパが付けられている円錐台形の近位部分と、チューブ状部材本体とを有し、このチューブ状部材本体は、前記第3の近位端部に第1のチューブ状部材開口部、前記第3の遠位端部に第2のチューブ状部材開口部、前記第1のチューブ状部材開口部から前記第2のチューブ状部材開口部まで延在するチューブ状部材ルーメン、および前記円錐台形の近位部分を通って延在しかつ前記チューブ状部材ルーメンへアクセスする通路を規定し、前記チューブ状部材ルーメンは、前記第3の近位端部から前記第3の遠位端部の方へ向かってテーパが付けられている円錐台形の近位部分を有し、前記チューブ状部材の前記長さは、前記シャフトの前記長さよりも短い、チューブ状部材
を含み、
前記チューブ状部材の前記第3の遠位端部は、前記細長い部材の前記第1の遠位端部に対して近位に配置され;
前記円錐台形の隆起部は、前記チューブ状部材ルーメンの前記円錐台形の近位部分内に配置され;および
前記支柱は、前記チューブ状部材本体によって規定された前記通路内に配置される、医療機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2013年8月5日出願の米国仮特許出願第61/862,144号明細書の利益を主張する。この関連出願の開示全体を、本開示に援用する。
【0002】
本開示は、概して、医療機器の分野に関する。特定の実施形態は、解放可能なチューブ状部材を有する医療機器、および解放可能なチューブ状部材を有する医療機器の使用方法に関する。
【背景技術】
【0003】
唾液腺などの生体管(bodily passage)を治療するために様々な医療機器が開発されている。例えば、処置を行っている最中に生体管にアクセスするために、生体管に導入され得るいくつかの医療機器が開発されている。しかしながら、生体管に導入され得る、および治療中にアクセスするために使用され得る改良型の医療機器に対するニーズが存在する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
医療機器の例示的な第1の実施形態が、細長い部材、中間部材、およびチューブ状部材を含む。細長い部材は、近位部分と、近位部分から遠位方向に延在するシャフトとを有する。近位部分は第1の外径を有する。シャフトは、近位部分に取り付けられた第1の近位端部と、第1の遠位端部とを有する。シャフトは、第1の外径より小さい第2の外径を有する。中間部材は、シャフトに解放可能に配置され、かつ第2の近位端部と、第2の遠位端部と、中間部材本体と、近位部分の第1の外径よりも大きい外径とを有する。中間部材本体は、中間部材の近位端部に第1の中間部材開口部と、中間部材の遠位端部に第2の中間部材開口部と、第1の中間部材開口部から第2の中間部材開口部まで延在する中間部材ルーメンとを規定する。中間部材ルーメンは、近位部分の第1の外径よりも小さい内径を有する。チューブ状部材は、中間部材に対して遠位方向に、シャフトに解放可能に配置され、および第3の近位端部、第3の遠位端部、およびチューブ状部材本体を有する。チューブ状部材本体は、チューブ状部材の近位端部に第1のチューブ状部材開口部と、チューブ状部材の遠位端部に第2のチューブ状部材開口部と、第1のチューブ状部材開口部から第2のチューブ状部材開口部まで延在するチューブ状部材ルーメンとを規定する。
【0005】
医療機器の例示的な第2の実施形態が、細長い部材、中間部材、およびチューブ状部材を含む。細長い部材は、近位部分と、近位部分から遠位方向に延在するシャフトとを有する。近位部分は第1の外径を有する。シャフトは、近位部分に取り付けられた第1の近位端部と、テーパ付きの第1の遠位端部と、第1の近位端部から第1の遠位端部まで延在する長さとを有する。シャフトは、第1の外径より小さい第2の外径を有する。中間部材は、シャフトに解放可能に配置され、かつ第2の近位端部と、第2の遠位端部と、中間部材本体と、近位部分の第1の外径よりも大きい外径とを有する。中間部材本体は、中間部材の近位端部に第1の中間部材開口部と、中間部材の遠位端部に第2の中間部材開口部と、第1の中間部材開口部から第2の中間部材開口部まで延在する中間部材ルーメンとを規定する。中間部材ルーメンは、近位部分の第1の外径よりも小さい内径を有する。チューブ状部材は、中間部材に対して遠位方向に、シャフトに解放可能に配置され、および第3の近位端部と、テーパ付きの第3の遠位端部と、第3の近位端部から第3の遠位端部まで延在する長さと、チューブ状部材本体とを有する。チューブ状部材本体は、チューブ状部材の近位端部に第1のチューブ状部材開口部と、チューブ状部材の遠位端部に第2のチューブ状部材開口部と、第1のチューブ状部材開口部から第2のチューブ状部材開口部まで延在するチューブ状部材ルーメンとを規定する。チューブ状部材の長さは、シャフトの長さよりも短い。チューブ状部材の第3の遠位端部は、細長い部材の第1の遠位端部に対して近位に配置されている。
【0006】
医療機器の例示的な第3の実施形態が、細長い部材、中間部材、およびチューブ状部材を含む。細長い部材は、近位部分と、近位部分から遠位方向に延在するシャフトとを有する。近位部分は第1の外径を有する。シャフトは、近位部分に取り付けられた第1の近位端部と、テーパ付きの第1の遠位端部と、第1の近位端部から第1の遠位端部まで延在する長さとを有する。シャフトは、第1の外径より小さい第2の外径を有する。中間部材は、シャフトに解放可能に配置され、かつ第2の近位端部と、第2の遠位端部と、中間部材本体と、近位部分の第1の外径よりも大きい外径とを有する。中間部材本体は、第1の中間部材開口部、第2の中間部材開口部、中間部材ルーメン、第1の面、第2の面、円錐台形(frustoconical)の隆起部、および支柱を規定する。第1の中間部材開口部は、中間部材の近位端部に規定される。第2の中間部材開口部は、中間部材の遠位端部に規定される。中間部材ルーメンは、第1の中間部材開口部から第2の中間部材開口部まで延在する。中間部材ルーメンは、近位部分の第1の外径よりも小さい内径を有する。第1の面は、第2の近位端部に配置され、かつ第2の面と対面している。円錐台形の隆起部は、第2の面から遠位方向に延在し、かつ第2の面から第2の遠位端部の方へ向かってテーパが付けられている。支柱は、円錐台形の隆起部から遠位方向に支柱端部まで延在する。チューブ状部材は、中間部材に対して遠位方向に、シャフトに解放可能に配置され、かつ第3の近位端部と、テーパ付きの第3の遠位端部と、第3の近位端部から第3の遠位端部まで延在する長さと、第3の近位端部から第3の遠位端部の方へ向かってテーパが付けられている円錐台形の近位部分と、チューブ状部材本体とを有する。チューブ状部材本体は、チューブ状部材の近位端部に第1のチューブ状部材開口部と、チューブ状部材の遠位端部に第2のチューブ状部材開口部と、第1のチューブ状部材開口部から第2のチューブ状部材開口部まで延在するチューブ状部材ルーメンと、円錐台形の近位部分を通って延在する通路とを規定する。通路は、チューブ状部材ルーメンにアクセスできるようにする。チューブ状部材ルーメンは、第3の近位端部から第3の遠位端部の方へ向かってテーパが付けられている円錐台形の近位部分を有する。チューブ状部材の長さは、シャフトの長さよりも短い。チューブ状部材の第3の遠位端部は、細長い部材の第1の遠位端部に対して近位に配置されている。円錐台形の隆起部は、チューブ状部材ルーメンの円錐台形の近位部分内に配置される。支柱は、チューブ状部材本体によって規定された通路内に配置される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】医療機器の実施形態の斜視図を示す。
図2図1に示す医療機器の分解斜視図である。
図3図2に示す領域3の拡大図である。
図3A】細長い部材および中間部材の別の実施形態の側面図を示す。
図4】医療機器の別の実施形態を示す。
図5】医療機器の別の実施形態を示す。
図6図5に示す領域6の拡大図である。
図7】治療方法のフローチャート図である。
図8】別の治療方法のフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下の詳細な説明および添付の図面は、様々な例示的な実施形態および例示的な方法を説明しかつ図示する。これらの例の説明および図示は、当業者が、生体管の治療用の医療機器を作製および使用できる、および/または生体管を治療するための医療機器の使用方法を実施できるようにするために、提供される。これらは、特許請求の範囲をなんら限定するものではない。
【0009】
「例えば(e.g.)」、「など」、「例えば(for instance)」、「例では」、および「または」および文法的な関連語の使用は、特に断りのない限り、限定されることのない、包括的な代替例を示す。「任意選択的に」および文法的な関連語の使用は、続いて説明される要素、事象、特徴、または状況が、存在または発生してもまたはしなくてもよいこと、および説明が、前記要素、事象、特徴、または状況が発生する例、および発生しない例を含むことを意味する。「取り付けられた」の使用は、2つ以上の要素および/または機器の固定された、解放可能な、または統合された関連性を指す。それゆえ、用語「取り付けられた」は、2つ以上の要素および/または機器を解放可能に取り付けること、または固定式に取り付けることを含む。本明細書では、用語「近位」および「遠位」は、説明している特定の要素または特徴の、対向する軸方向端部を説明するために使用される。「直径」の使用は、本体、要素、または特徴の中心を通って端から端まで通過し、本体、要素、または特徴に構造形態を全く与えない直線の長さを指す。用語「直平行六面体」またはその変形例は、要素または構成要素の各側面が、正方形である必要はなく、および要素または構成要素が、仮想上または実際に、互いに直角である6個の表面を有することのみを必要とする。用語「生体管」または「体内通路(body passage)」は、限定されるものではないが、ヒトを含む動物の身体内のいずれかの管や通路を指し、かつ細長い管や通路を含む。用語「唾液腺管」は、耳下腺管、顎下腺管、および/または舌下腺管(sublingual duct)を指す。用語「尿路」は、腎、腎盂、尿管、膀胱、尿道、および/または泌尿器系の任意の他の部分を指す。用語「薬剤(medication)」は、任意の流体、薬物(drug)、作用物質、治療薬(therapeutic agent)、および/または患者を治療するために使用される任意の他の物質を指す。
【0010】
図1図2、および図3は、細長い部材12と、中間部材14と、チューブ状部材16とを含む医療機器10を示す。医療機器10は、近位端部11および遠位端部13を有する。本明細書でより詳細に説明するように、中間部材14およびチューブ状部材16はそれぞれ、細長い部材12に解放可能に配置される。
【0011】
図示の実施形態では、細長い部材12は、近位端部18と、遠位端部20と、長さ21と、近位部分24およびシャフト26を規定する本体22とを含む。細長い部材12の長さ21は、細長い部材12の近位端部18から遠位端部20まで延在する。
【0012】
近位部分24は、近位端部28、遠位端部30、長さ31、第1の外径32、第2の外径34、および第3の外径36を有する。近位部分24の長さ31は、近位部分24の近位端部28から遠位端部30まで延在する。第1の外径32は、近位部分24の遠位端部30に配置され、第2の外径34は、近位部分24の近位端部28と遠位端部30との間に配置され、および第3の外径36は、近位部分24の近位端部28に配置されている。第1の直径32および第3の外径36はそれぞれ、第2の外径34よりも大きい。細長い部材12の本体22は、近位部分24の長さ31の第1の部分33に沿って第1の外径32、近位部分24の長さ31の第2の部分35に沿って第2の外径34、および近位部分24の長さ31の第3の部分37に沿って第3の外径36を規定する。第1の部分33は、遠位端部30から近位端部28の方へ第2の部分35まで延在し、かつその長さは、近位部分24の長さ31よりも短い。第2の部分35は、第1の部分33から第3の部分37まで延在し、かつその長さは、近位部分24の長さ31よりも短い。第3の部分37は、第2の部分35から近位部分24の近位端部28まで延在し、かつその長さは、近位部分24の長さ31よりも短い。第2の部分35の長さは、第1の部分33および第3の部分37の長さよりも長い。
【0013】
シャフト26は、近位部分24の遠位端部30から遠位方向に延在し、かつ近位端部40と、テーパ付き遠位端部42と、シャフト26の近位端部40に第1の外径44と、シャフト26の遠位端部42に第2の外径46とを有する。シャフト26は、シャフト26の近位端部40から遠位端部42まで延在する長さ41を有する。シャフト26の近位端部40は、近位部分24の遠位端部30に取り付けられる。第1の外径44は、第2の外径46よりも大きい。第1の外径44は、近位部分24の第1の外径32よりも小さい。細長い部材12の本体22は、シャフト26の近位端部40からシャフト26の遠位端部42の方へ延在するシャフト26の長さ41の第1の部分43に沿って第1の外径44を規定する。シャフト26の長さ41の第1の部分43は第1の外径44を有し、これは一定である。シャフト26の第1の外径44は、シャフト26の第1の部分43から遠位端部42まで延在するシャフト26の長さ41の第2の部分45に沿って第2の外径46へと先細になる、すなわちテーパが付けられている。第1の部分43の長さは、シャフト26の長さ41よりも短く、および第2の部分45の長さよりも長い。
【0014】
図示の実施形態では、細長い部材12の長さ21は、近位部分24の長さ31とシャフト26の長さ41との和に等しい。近位部分24の長さ31は、シャフト26の長さ41よりも短い。
【0015】
特定の構造配置を有するとして細長い部材12を示したが、細長い部材は、任意の好適な構造配置を有し得る。当業者は、医療機器(細長い部材はその構成要素である)に含まれる中間部材および/またはチューブ状部材の構造配置を含む様々な検討事項に基づいて、特定の実施形態に従って、細長い部材に好適な構造配置を選択できる。細長い部材の近位部分に好適であると考えられる例示的な構造配置は、限定されるものではないが、その長さの一部分に沿ってまたは全体的に一定のまたは実質的に一定の外径を有する近位部分、その長さの一部分に沿ってまたは全体的に、シャフトの第1の外径またはいずれかの外径に等しいまたは実質的に等しい外径を有する近位部分、シャフトの第1の外径に等しくまたは実質的に等しく、および細長い部材の本体から外側におよび離れるように延在する1つ以上の隆起部を規定する外径を有する近位部分(例えば、各隆起部は、細長い部材に沿った中間部分および/またはチューブ状部材の近位方向への前進を止める機械的なストッパーを提供する)、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の構造配置を含む。細長い部材のシャフトに好適であると考えられる例示的な構造配置は、限定されるものではないが、その長さの一部分に沿ってまたは全体的に一定のまたは実質的に一定の外径を有するシャフト、テーパ付き遠位端部を含むことを省いたりするシャフト、その長さの一部分に沿ってまたは全体的に可変直径を有するシャフト、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の構造配置を含む。図4に示すように、任意選択的に、細長い部材は、近位部分およびシャフトを通って延在するルーメンを規定できる。
【0016】
シャフト26は、任意の好適な取り付け方法を使用して近位部分24の遠位端部30に取り付けられ得る。当業者は、近位部分および/またはシャフトを形成する1つまたは複数の材料を含む様々な検討事項に基づいて、特定の実施形態に従って、細長い部材のシャフトと近位部分との間に、好適な取り付け方法を選択できる。細長い部材の近位部分とシャフトとの間に好適であると考えられる好適な取り付け方法の例は、限定されるものではないが、接着剤、溶接、定着(例えば、熱定着)、ねじ接続、統合部品、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の取り付け方法を使用することを含む。
【0017】
細長い部材12は、任意の好適な材料で形成され得る。当業者は、医療機器(細長い部材はその構成要素である)に含まれる中間部材および/またはチューブ状部材を形成する1つまたは複数の材料を含む様々な検討事項に基づいて、特定の実施形態に従って、細長い部材を形成するために好適な材料を選択できる。細長い部材を形成するのに好適であると考えられる例示的な材料は、限定されるものではないが、生体適合性材料、生体適合性にされ得る材料、金属、例えばステンレス鋼、チタニウム、ニッケル−チタニウム合金(例えば、ニチノール)、ポリマー、Pebax(Pebaxは、Ato Chimie Corporation(Allee des Vosges、Courbevoie、France)の登録商標である)、ナイロン、ポリエチレン、ポリウレタン、シリコーン、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の材料を含む。
【0018】
図示の実施形態では、中間部材14は、シャフト26に解放可能に配置される。中間部材14は、近位端部52、遠位端部54、および本体56を含む。中間部材14は、近位端部52から遠位端部54まで延在する長さ51を有する。中間部材14の本体56は、第1の開口部58、第2の開口部60、ルーメン62、第1の面64、第2の面66、隆起部68、および支柱70を規定する。第1の開口部58は近位端部52に規定され、および第2の開口部60は遠位端部54に規定される。ルーメン62は、第1の開口部58から第2の開口部60まで延在する。第1の開口部58、第2の開口部60、およびルーメン62はそれぞれ、シャフト26を受け入れるようなサイズにされかつそのように構成される内径を有する。例えば、第1の開口部58、第2の開口部60、およびルーメン62はそれぞれ、近位部分24の第1の外径32よりも小さくかつシャフト26の第1の外径44よりも大きい内径を有する。
【0019】
第1の面64は、第2の面66と対面している。第1の面64は、中間部材14の近位端部52に配置され、および第2の面66は、中間部材14の近位端部52と遠位端部54との間に配置されている。中間部材14の長さ51の第1の部分53は、第1の面64から第2の面66まで延在する。第1の面64および第2の面66は、協働して、中間部材14のディスク状部分67を規定する。第1の面64は円形であり、かつ近位部分24の第1の外径32よりも大きい外径65を有する。第2の面66は円形であり、かつ第1の面64の外径65と等しい外径を有する。第1の面64を、第2の面66の外径と等しい外径を有するとして示したが、第1の面の外径は、中間部材の第2の面の外径よりも大きく、それよりも小さく、または実質的にそれに等しくできる。
【0020】
隆起部68は、第2の面66から遠位方向に延在し、かつ第2の面66から中間部材14の遠位端部54までテーパが付けられている。図示の実施形態では、隆起部68は円錐台形(frustoconical)である。第2の開口部60は、隆起部68に規定される。本明細書でより詳細に説明するように、隆起部68は、チューブ状部材16のルーメン86の近位部分86’に相補的な関係にある。支柱70は、隆起部68から支柱端部72まで、および第2の面66から離れるように、延在し、かつ支柱70の長さに沿って一定である外径を有する。図示の実施形態では、支柱70はシリンダー状である。
【0021】
中間部材14は、任意の好適な材料で形成され得る。当業者は、医療機器(中間部材はその構成要素である)に含まれる細長い部材および/またはチューブ状部材を形成する1つまたは複数の材料を含む様々な検討事項に基づいて、特定の実施形態に従って、中間部材を形成するために好適な材料を選択できる。中間部材を形成するのに好適であると考えられる例示的な材料は、限定されるものではないが、生体適合性材料、生体適合性にされ得る材料、金属、例えばステンレス鋼、チタニウム、ニッケル−チタニウム合金(例えば、ニチノール)、ポリマー、Pebax(Pebaxは、Ato Chimie Corporation(Allee des Vosges、Courbevoie、France)の登録商標である)、ナイロン、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、シリコーン、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の材料を含む。任意選択的に、中間部材は、細長い部材および/またはチューブ状部材を形成する材料と比較して柔軟性がある材料で形成され得る(例えば、中間部材は、細長い部材および/またはチューブ状部材を形成する材料よりも、比較的に柔軟性のある材料で形成される)。
【0022】
中間部材14を、特定の構造配置を有するとして示したが、中間部材は、任意の好適な構造配置を有し得る。当業者は、医療機器(中間部材はその構成要素である)に含まれる細長い部材および/またはチューブ状部材の構造配置を含む様々な検討事項に基づいて、特定の実施形態に従って、中間部材に好適な構造配置を選択できる。中間部材に好適であると考えられる例示的な構造配置は、限定されるものではないが、隆起部を含むことを省いたりする中間部材、支柱を含むことを省いたりする中間部材、隆起部および支柱を含むことを省いたりする中間部材、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の構造配置を含む。
【0023】
第1の面64を、第2の面66と対面しているとして示したが、中間部材の第1の面は、中間部材の第2の面と実質的に対面しているように、または中間部材の第2の面に対してある角度をなして配置されるように、位置決めされ得る。当業者は、医療機器(中間部材はその構成要素である)における細長い部材および/またはチューブ状部材の構造配置を含む様々な検討事項に基づいて、特定の実施形態に従って、中間部材の第1の面と第2の面との間の好適な配置を選択できる。
【0024】
中間部材14のディスク状部分67を協働して規定するとして、第1の面64および第2の面66を示したが、中間部材の第1の面および/または第2の面は、任意の好適な構造形態を有し得る。当業者は、医療機器(中間部材はその構成要素である)に含まれる細長い部材および/またはチューブ状部材の構造配置を含む様々な検討事項に基づいて、特定の実施形態に従って、中間部材の第1の面および/または第2の面に好適な構造形態を選択できる。中間部材の第1の面および/または第2の面に好適であると考えられる例示的な構造形態は、限定されるものではないが、円形、正方形、三角形、長方形、楕円形、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の構造形態である第1の面および/または第2の面を含む。中間部材の第1の面および第2の面によって協働して規定される中間部材の部分は、任意の好適な幾何学的形状、例えば、ディスク、シリンダー、直平行六面体、立方体、三角柱、球形、半球形、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の形状を有し得る。
【0025】
第1の開口部58、第2の開口部60、およびルーメン62はそれぞれ、シャフト26の第1の外径44よりも大きい内径を有すると示したが、中間部材の第1の開口部、第2の開口部、および/またはルーメンは、任意の好適な直径、例えばシャフトの第1の外径よりも大きい、それに等しい、実質的にそれに等しい、またはそれよりも小さい直径を有し得る。例えば、中間部材が、細長い部材を形成する材料と比較して柔軟性がある材料で形成されている(例えば、中間部材を形成する材料は、細長い部材を形成する材料よりも比較的に柔軟性がある)とき、第1の開口部、第2の開口部、および/またはルーメンの直径は、シャフトの第1の外径に等しい、実質的にそれに等しい、またはそれよりも小さいとし得る。これらの実施形態では、シャフトが、第1の開口部、第2の開口部、および/またはルーメンを通過して、またはそれらの内部に配置されて、2つの構成要素間に摩擦嵌めをもたらすとき、第1の開口部、第2の開口部、および/またはルーメンは拡大し得る。
【0026】
中間部材14を、円錐台形の隆起部68を有するとして示したが、中間部材の本体は、任意の好適な構造配置を有する隆起部を規定し得る。当業者は、医療機器(中間部材はその構成要素である)に含まれるチューブ状部材の構造配置を含む様々な検討事項に基づいて、特定の実施形態に従って、中間部材の隆起部に好適な構造配置を選択できる。中間部材の隆起部に好適であると考えられる例示的な構造配置は、限定されるものではないが、中間部材の本体によって規定された開口部の周囲の一部分に沿ってまたは全体的に延在する隆起部、1つ以上の縁を規定する隆起部、その長さの一部分に沿ってまたは全体的に一定のまたは実質的に一定の外径を有する隆起部、シリンダー、直平行六面体、立方体、三角柱、球形、半球形である隆起部、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の構造配置を含む。
【0027】
中間部材14を、シリンダー状の支柱70を有するとして示したが、中間部材は、任意の好適な数の支柱を有することができ、および各支柱は、任意の好適な構造配置を有し得る。当業者は、医療機器(中間部材はその構成要素である)に含まれるチューブ状部材の構造配置を含む様々な検討事項に基づいて、特定の実施形態に従って、支柱に好適な構造配置、および中間部材に含むのに好適な数の支柱を選択できる。支柱に好適であると考えられる例示的な構造配置は、限定されるものではないが、その長さの一部分に沿ってまたは全体的に一定のまたは実質的に一定の外径を有する支柱、その長さに沿って可変直径を有する支柱、チューブ状部材への取り付けを支援するために、その長さに沿って1つ以上の隆起部を含む支柱、幾何学的形状、例えばシリンダー、直平行六面体、立方体、三角柱、球形、半球形を有する支柱、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の構造配置を含む。中間部材に含むのに好適であると考えられる支柱の例示的な数は、限定されるものではないが、1、少なくとも1、2、複数、3、4、5、6、7、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の数を含む。1つ以上の支柱が含まれる実施形態では、各支柱は、中間部材の第2の面から、および/または中間部材の本体によって規定された隆起部から、延在し得る。
【0028】
図示の実施形態では、チューブ状部材16は、中間部材14に対して遠位方向に、シャフト26上に解放可能に配置される。チューブ状部材16は、近位端部76、遠位端部78、および本体80を含む。チューブ状部材は、近位端部76から遠位端部78まで延在する長さ75を有し、およびこの長さは、シャフト26の長さ41よりも短い。チューブ状部材16の本体80は、第1の開口部82、第2の開口部84、ルーメン86、フレア付き近位部分88、テーパ付き遠位端部90、および通路92を規定する。第1の開口部82は近位端部76に規定され、および第2の開口部84は遠位端部78に規定される。ルーメン86は、第1の開口部82から第2の開口部84まで延在する。
【0029】
第1の開口部82は第1の内径77を有し、および第2の開口部84は第2の内径79を有する。それゆえ、ルーメン86は、第1の内径77および第2の内径79を有する。第1の内径77は第2の内径79よりも大きく、およびシャフト26の第1の外径44よりも大きい。第2の内径79は、シャフト26の第1の外径44よりも大きい。あるいは、チューブ状部材の第2の内径は、シャフトの第1の外径に等しく、実質的に等しく、またはそれよりも小さくでき、チューブ状部材とシャフトとの間に摩擦嵌めを達成できる。第1の内径77は、近位端部76から遠位端部78の方へ向かって近位端部76と遠位端部78との間のある個所まで延在するチューブ状部材16の長さ75の第1の部分81に沿って、第2の内径79まで、テーパが付けられる。第2の内径79は、第1の部分81からチューブ状部材16の遠位端部78まで延在するチューブ状部材16の長さ75の第2の部分83に沿って延在する。ルーメン86の近位部分86’は、中間部材14の隆起部68の構造配置に相補的な関係にありかつ隆起部68を受け入れるように適合された構造配置を有する。あるいは、チューブ状部材のルーメンの近位部分は、中間部材によって規定された隆起部の一部分を受け入れ得る。ルーメン86の近位部分86’は円錐台形であり、かつチューブ状部材16の近位端部76から遠位端部78の方へテーパが付けられている。
【0030】
チューブ状部材16は、第1の外径85、第2の外径87、および第3の外径89を有する。第1の外径85は近位端部76に配置され、第2の外径87は、近位端部76と遠位端部78との間の長さ75の一部分に沿って配置され、および第3の外径89は遠位端部78に配置される。第1の外径85は、第2の外径87よりも大きく、および第2の外径87に対して近位に配置される。第2の外径87は、第3の外径89よりも大きく、および第3の外径89に対して近位に配置される。第1の外径85は、近位端部76から遠位端部78の方へ延在しかつフレア付き近位部分88を規定するチューブ状部材16の長さ75の第3の部分91に沿って第2の外径87までテーパが付けられている。フレア付き近位部分88は、チューブ状部材16が、生体管の外部に存在する組織を越えて遠位方向へ前進するのを止める機械的なストッパーの役目を果たす。フレア付き近位部分88は円錐台形であり、およびチューブ状部材16の近位端部76から遠位端部78の方へテーパが付けられている。第2の外径87は、第1の部分91から遠位端部78の方へ延在するチューブ状部材16の長さ75の第4の部分93に沿って延在する。第2の外径87は、チューブ状部材16の長さ75の第5の部分95に沿って第3の外径89までテーパが付けられて、テーパ付き遠位端部90を規定する。
【0031】
通路92は、チューブ状部材16の近位端部76と遠位端部78との間の、チューブ状部材16のフレア付き近位部分88に配置されている。通路92は、フレア付き近位部分88を通って延在し、かつルーメン86にアクセスできるようにする。通路92の直径は、中間部材14の支柱70を受け入れるようなサイズにされかつそのように構成されている。例えば、通路92の直径は、支柱70の外径よりも大きいとし得る。通路92は、任意の好適な構造配置、例えば中間部材の本体によって規定された支柱の構造配置に相補的な関係にある構造配置を有し得る。例えば、通路は、任意の好適な幾何学的形状、例えばシリンダー、直平行六面体、立方体、三角柱、球形、半球形を規定する構造配置、および特定の実施形態に好適であると考えられる任意の他の構造配置を有し得る。図示の実施形態では、通路92はシリンダー状である。
【0032】
チューブ状部材16を、特定の構造配置を有するとして示すが、チューブ状部材は、任意の好適な構造配置を有し得る。当業者は、医療機器(チューブ状部材はその構成要素である)に含まれる細長い部材および/または中間部材の構造配置を含む様々な検討事項に基づいて、特定の実施形態に従って、チューブ状部材に好適な構造配置を選択できる。チューブ状部材に好適であると考えられる例示的な構造配置は、限定されるものではないが、フレア付き近位部分を含むことを省いたりするチューブ状部材、テーパ付き遠位端部を含むことを省いたりするチューブ状部材、フレア付き近位部分およびテーパ付き遠位端部を含むことを省いたりするチューブ状部材、フレア付き近位部分の代わりに、肩部または段付き構成を規定するチューブ状部材、それらの長さの一部分に沿ってまたは全体的に一定のまたは実質的に一定の外径を有するチューブ状部材、その長さの一部分に沿ってまたは全体的に一定のまたは実質的に一定の内径を有するルーメンを規定するチューブ状部材、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の構造配置を含む。例えば、本明細書で説明するものなどのチューブ状部材は、完全に周囲が閉鎖された部材、その長さの全体にまたは一部分に沿ってスリットを規定する部材、その長さに沿って1つ以上、または複数の穿孔を規定する部材、シース、および特定の実施形態に好適であると考えられる任意の他の構造形態を含み得る。
【0033】
チューブ状部材16のフレア付き近位部分88を通って延在する通路92を規定するとして、チューブ状部材16の本体80を示したが、チューブ状部材の本体は、任意の好適な数の通路を規定でき、および各通路は、チューブ状部材の任意の好適な部分を通って延在できる。当業者は、医療機器(チューブ状部材はその構成要素である)に含まれる中間部材によって規定された支柱の数を含む様々な検討事項に基づいて、特定の実施形態に従って、チューブ状部材に規定するための好適な数の通路、および各通路を位置決めするための好適な個所を選択できる。チューブ状部材に含むのに好適であると考えられる通路の例示的な数は、限定されるものではないが、1、少なくとも1、2、複数、3、4、5、6、7、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の数を含む。チューブ状部材に通路を規定するのに好適であると考えられる例示的な個所は、限定されるものではないが、チューブ状部材のフレア付き近位部分上、チューブ状部材の近位端部と遠位端部との間、チューブ状部材のテーパ付き遠位部分上、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の箇所を含む。例えば、1つ以上の通路は、チューブ状部材の近位部分上、チューブ状部材の中間部分上、チューブ状部材の近位端部と遠位端部との間、および/またはチューブ状部材の遠位部分上に規定され得る。
【0034】
チューブ状部材によって規定された通路が、任意の好適な直径、例えば、中間部材によって規定された支柱の外径よりも大きい、それに等しい、実質的に等しい、またはそれよりも小さい直径を有し得る。例えば、チューブ状部材が、中間部材を形成する材料と比較して柔軟性がある材料で形成される(例えば、チューブ状部材を形成する材料は、中間部材を形成する材料よりも比較的に柔軟性がある)とき、通路の直径は、支柱の直径に等しく、実質的に等しく、またはそれよりも小さくできる。これらの実施形態では、支柱が、通路を通過させられ、またはその内部に配置されて、2つの構成要素間に摩擦嵌めをもたらすとき、通路は拡大し得る。
【0035】
チューブ状部材16は、任意の好適な材料で形成され得る。当業者は、医療機器(チューブ状部材はその構成要素である)に含まれる細長い部材および/または中間部材を形成する1つまたは複数の材料を含む様々な検討事項に基づいて、特定の実施形態に従って、チューブ状部材を形成するのに好適な材料を選択できる。チューブ状部材を形成するのに好適であると考えられる例示的な材料は、限定されるものではないが、生体適合性材料、生体適合性にされ得る材料、生分解性材料、生体吸収性材料、例えばキトサン、金属、例えばステンレス鋼、チタニウム、ニッケル−チタニウム合金(例えば、ニチノール)、ポリマー、Pebax(Pebaxは、Ato Chimie Corporation(Allee des Vosges、Courbevoie、France)の登録商標である)、ナイロン、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、シリコーン、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の材料を含む。
【0036】
任意選択的に、チューブ状部材は、医療機器(チューブ状部材はその構成要素である)に細長い部材および/または中間部材が含まれないときに、第2の部分と比較して剛性である第1の部分を有し得る。それゆえ、第2の部分は、第1の部分と比較して柔軟性がある(例えば、第2の部分を形成する材料は、第1の部分を形成する材料よりも比較的に柔軟性がある)。第1の部分は、近位端部から遠位端部の方へ、近位端部と遠位端部との間に配置された箇所まで延在し得る。第2の部分は、近位端部と遠位端部との間に配置された箇所から、チューブ状部材の遠位端部まで延在し得る。第1の部分は第1の材料で形成でき、および第2の部分は第2の材料で形成できる。第1の材料は、第2の材料と同じにも、またはそれとは異ならせることもできる。例えば、第1の部分は、第1のデュロメーター硬さを有する材料で形成され、および第2の部分は、第2のデュロメーター硬さを有する材料で形成され得る。第2のデュロメーター硬さは、第1のデュロメーター硬さよりも低い。例えば、チューブ状部材は、遠位端部、または遠位端部から近位端部の方へ延在し、近位端部において、または近位端部から遠位端部の方へ延在する近位部分に沿って、第1のデュロメーター硬さよりも低い第2のデュロメーター硬さを有する遠位部分を有し得る。任意選択的に、チューブ状部材はフレア付き近位部分を有し、このフレア付き近位部分は、フレア付き近位部分からチューブ状部材の遠位端部まで延在するチューブ状部材の部分、またはフレア付き近位部分とチューブ状部材の遠位端部との間の箇所の、第2のデュロメーター硬さを上回る、第1のデュロメーター硬さを有し得る。
【0037】
第1の部分が、第2の部分を形成する第2の材料とは異なる第1の材料で形成される実施形態では、第1の部分および第2の部分は、任意の好適な取り付け方法を使用して、互いに取り付けられ得る。チューブ状部材の第1の部分と第2の部分との間に好適であると考えられる好適な取り付け方法の例は、限定されるものではないが、接着剤、溶接、定着(例えば、熱定着)、ねじ接続、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の取り付け方法を使用することを含む。
【0038】
図1に示すように、医療機器10を完全に組み立てると、チューブ状部材16の遠位端部78は、細長い部材12の遠位端部20に対して近位に配置される。図示の実施形態では、シャフト26の長さ41の第2の部分45は、チューブ状部材16の遠位端部78に対して遠位に配置される。さらに、チューブ状部材16の長さ75の第5の部分95は、シャフト26の長さ41の第2の部分45に対して近位に配置される。この構造配置は、テーパ付き遠位端部を有する組立済み医療機器10を提供し、および医療機器10を生体管へ進ませるときに、生体管の外傷を減らす機構を提供する。あるいは、シャフトの長さの第2の部分の一部分は、チューブ状部材の遠位端部に対して遠位に配置され得る、および/またはチューブ状部材の長さの第5の部分の一部分は、シャフトの長さの第2の部分に対して近位に配置され得る。
【0039】
医療機器10を完全に組み立てると、中間部材14は、近位部分24の遠位端部30とチューブ状部材16の近位端部76との間でシャフト26に解放可能に配置される。それゆえ、中間部材14は、近位部分24とチューブ状部材16との間に配置される。チューブ状部材16は、シャフト26に解放可能に配置され、かつ中間部材14に対して遠位に配置されて、隆起部68がルーメン86の近位部分86’に配置されるようにし、および中間部材14の支柱70は、チューブ状部材16の本体80によって規定された通路92を通って配置される。支柱70の長さは、支柱端部72が、チューブ状部材16によって規定された通路92に対して遠位に配置されるような長さである。支柱70の長手方向軸は、通路92の長手方向軸と同軸である。あるいは、中間部材の隆起部の一部分は、チューブ状部材のルーメンの近位部分内に配置されることができ、支柱は、チューブ状部材の本体によって規定された通路内に配置されることができ、および/または支柱の軸は、通路の長手方向軸と同軸にならないように配置されることができる。中間部材によって規定された支柱が、チューブ状部材によって規定された通路内に、またはそこを通して配置されるとき、チューブ状部材は、中間部材に対して回転可能に固定される。
【0040】
図示の実施形態では、第1の面64の第1の外径65は、近位部分24の第1の外径32よりも大きい。この構造配置は、使用中、中間部材14および/またはチューブ状部材16を細長い部材12から取り外すために使用できる押面(例えば、近位部分24の第1の外径32を越えて延在する第1の面64の長さ部分)を提供する。例えば、医療機器10の一部分(例えば、シャフトの一部分、チューブ状部材の一部分)が、生体管、唾液腺管、または尿路の一部分に導入された後、遠位方向への力を中間部材14(例えば、第1の面64)に加えて、中間部材14およびチューブ状部材16のそれぞれが細長い部材12から自由になるまで、シャフト26に沿って中間部材14およびチューブ状部材16を遠位方向に前進させ得る。あるいは、医療機器10の一部分(例えば、シャフトの一部分、チューブ状部材の一部分)が、生体管に導入された後、中間部材14の位置は、生体管の外側および/または生体管に存在する組織に対して維持され得るが、近位方向への力を細長い部材12(例えば、近位部分)に加えて、中間部材14およびチューブ状部材16から自由になるまで細長い部材12を近位方向に前進させ得る。チューブ状部材16は、生体管上でのまたはその内部での治療を完了するために使用することができ、およびある期間、生体管に残され得るか、または治療が行われた後で取り除かれ得る。任意選択的に、チューブ状部材16は、生体管の外側および/または生体管壁に存在する組織に縫合され得る。これは、例えば、通路92、またはチューブ状部材の本体によって規定された任意の他の通路を使用することによって、達成され得る。
【0041】
細長い部材12、中間部材14、およびチューブ状部材16はそれぞれ、任意の好適な製造方法を使用して製作され得る。当業者は、各構成要素を形成する1つまたは複数の材料を含む様々な検討事項に基づいて、特定の実施形態に従って、細長い部材、中間部材、および/またはチューブ状部材を製作するための好適な製造方法を選択できる。細長い部材の製作に好適であると考えられる例示的な製造方法は、限定されるものではないが、押出法、成形法、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の方法を含む。
【0042】
図3Aは、細長い部材12’および中間部材14’の別の実施形態を示す。明瞭にするために、図3Aからは、チューブ状部材を含むことが省略されている。細長い部材12’は、下記で詳述することを除き、図1図2、および図3に示しかつ上述した細長い部材12と同様である。中間部材14’は、下記で詳述することを除き、図1図2、および図3に示しかつ上述した中間部材14と同様である。図3Aの参照符号は、図1図2、および図3で同じ符号を付し、’を付け加えた、同じ構造的な要素または特徴を指す。
【0043】
この実施形態では、細長い部材12’の本体22’は、シャフト26’の近位端部40’とシャフト26’の遠位端部42’との間に隆起部19’を規定する。隆起部19’は、外側にかつシャフト26’から離れるように延在し、かつシャフト26’の第1の外径44’よりも大きい外径25’を有する。隆起部19’を、細長い部材12’の本体22’によって規定されていると説明したが、その代わりに、隆起部は、細長い部材のシャフトに取り付けられた別個の構成要素とし得る。例えば、隆起部は、任意の好適な取り付け方法、例えば溶接を使用して、または接着剤を使用することによって細長い部材のシャフトに取り付けられた別個の構成要素とし得る。
【0044】
細長い部材12’を、隆起部19’を有するとして示したが、細長い部材は、任意の好適な数の隆起部を有することができ、隆起部はそれぞれ、任意の好適な構造形態を有する。当業者は、医療機器(細長い部材はその構成要素である)に含まれる中間部材の構造配置を含む様々な検討事項に基づいて、特定の実施形態に従って、好適な数の隆起部、および隆起部に好適な構造配置を選択できる。細長い部材に含むのに好適であると考えられる隆起部の例示的な数は、限定されるものではないが、1、少なくとも1、2、複数、3、4、5、6、7、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の数を含む。隆起部に好適であると考えられる例示的な構造配置は、限定されるものではないが、シャフトの周囲の一部分の周りに、または全体的に延在する隆起部、シャフトの第1の外径よりも大きいが、細長い部材の近位部分の第1の外径よりも小さい外径を有する隆起部、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の構造配置を含む。
【0045】
この実施形態では、中間部材14’の本体56’は、中間部材14’の近位端部52’と遠位端部54’との間に凹部63’を有するルーメン62’を規定する。凹部63’は、隆起部19’を受け入れるようなサイズにされかつそのように構成される。例えば、凹部63’は、ルーメン62’の内径よりも大きい内径を有する。
【0046】
中間部材14’を、凹部63’を有するとして示すが、中間部材は、任意の好適な数の凹部を有することができ、凹部はそれぞれ、任意の好適な構造形態を有する。当業者は、医療機器(中間部材はその構成要素である)に含まれる細長い部材の構造配置を含む様々な検討事項に基づいて、特定の実施形態に従って、好適な数の凹部、および凹部に好適な構造配置を選択できる。中間部材に含むのに好適であると考えられる凹部の例示的な数は、限定されるものではないが、1、少なくとも1、2、複数、3、4、5、6、7、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の数を含む。凹部に好適であると考えられる例示的な構造配置は、限定されるものではないが、中間部材のルーメンの周囲の一部分の周りに、または全体的に延在する凹部、中間部材のルーメンの内径よりも大きいが、中間部材の第1の面の外径よりも小さい内径を有する凹部、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の構造配置を含む。
【0047】
使用中、隆起部19’および凹部63’は、中間部材14’を細長い部材12’に解放可能に取り付ける機構を提供する。例えば、細長い部材12’のシャフト26’は、ルーメン62’を通過して、隆起部19’が凹部63’内に配置されるようにし得る。中間部材14’は、細長い部材12’を形成する材料と比較して柔軟性がある材料で形成でき(例えば、中間部材を形成する材料は、細長い部材を形成する材料よりも比較的に柔軟性がある)、隆起部19’を、凹部63’に対して近位に配置されたルーメン62’の部分を通過させるときに、ルーメン62’が拡大できるようにする。
【0048】
図4は、別の医療機器110を示す。医療機器110は、下記で詳述することを除き、図1図2、および図3に示しかつ上述した医療機器10と同様である。図4の参照符号は、図1図2、および図3で同じ符号を付し、100だけ異ならせた、同じ構造的な要素、または特徴を指す。それゆえ、医療機器110は、細長い部材112、中間部材114、およびチューブ状部材116を含む。
【0049】
この実施形態では、細長い部材112の本体122は、第1の開口部123、第2の開口部125、およびルーメン127を規定する。第1の開口部123は、細長い部材112の近位端部118に配置される。第2の開口部125は、細長い部材112の遠位端部120に配置される。ルーメン127は、第1の開口部123から第2の開口部125まで、および近位部分124およびシャフト126を通って延在する。第1の開口部123、第2の開口部125、およびルーメン127はそれぞれ、近位部分124の第2の外径134およびシャフト126の第1の外径144よりも小さい内径を有する。任意の好適な機器(例えばガイドワイヤー)が、ルーメン127を通過させられ得る。あるいは、任意の好適な機器が、細長い部材によって規定されたルーメン内に配置され得る。
【0050】
この実施形態では、中間部材114の第1の面164および第2の面166は、協働して、中間部材114の直平行六面体部分167を規定し、そこでは、第1の面164および第2の面166はそれぞれ正方形である。中間部材114の長さ151の第1の部分153は、第1の面164から第2の面166まで延在する。第1の面164は、近位部分124の第1の外径132よりも大きい外径165を有し、および第2の面166は、第1の面164の外径165と等しい外径を有する。
【0051】
図5および図6は、別の医療機器210を示す。医療機器210は、下記で詳述することを除き、図1図2、および図3に示しかつ上述した医療機器10と同様である。図5および図6の参照符号は、図1図2、および図3に同じ符号を付し、200だけ異ならせた同じ構造的な要素、または特徴を指す。それゆえ、医療機器210は、細長い部材212、中間部材214、およびチューブ状部材216を含む。
【0052】
図示の実施形態では、細長い部材212は、近位部分224と、近位部分224の遠位端部230から遠位方向に延在するシャフト226とを規定する本体222を有する。近位部分224は、近位部分224の長さ231に沿って一定である外径232を有する。近位部分224の外径232は、シャフト226の第1の外径244よりも大きい。
【0053】
図示の実施形態では、中間部材214は、隆起部(例えば、隆起部68)を含むことを省いており、および中間部材214の本体256は、第1の支柱270および第2の支柱270’を規定する。第1の面264は、中間部材214の近位端部252に配置され、および第2の面266は、中間部材214の遠位端部254に配置される。第1の支柱270は、第2の面266から第1の支柱端部272まで、および第1の面264から離れるように、延在し、および第2の支柱270’は、第2の面266から第2の支柱端部272’まで、および第1の面264から離れるように、延在する。第1の支柱270および第2の支柱270’はそれぞれ、直平行六面体状である。図示の実施形態では、第1の支柱270の長さは、第2の支柱270’の長さに等しい。第1の支柱270は第1の長手方向軸を有し、この第1の長手方向軸は、第2の支柱272’の長さを通って延在する第2の長手方向軸に平行なその長さにわたって延在する。しかしながら、他の構造配置、例えば、第1の長手方向軸は第2の長手方向軸に対して実質的に平行である、または平行でない構造配置が好適であると考えられる。
【0054】
第1の支柱270を、第2の支柱270’の長さに等しい長さを有するとして示したが、支柱は、任意の好適な長さを有し得る。当業者は、医療機器(中間部材はその構成要素である)に含まれるチューブ状部材の構造配置を含む様々な検討事項に基づいて、特定の実施形態に従って、支柱に好適な長さを選択できる。支柱に好適であると考えられる例示的な長さは、限定されるものではないが、第2の支柱の長さよりも長い、それに等しい、実質的に等しい、またはそれよりも短い長さを有する第1の支柱を含む。
【0055】
図示の実施形態では、チューブ状部材216は、フレア付き近位部分(例えば、フレア付き近位部分88)を含むことを省いており、かつ、第1の開口部282、第2の開口部284、ルーメン286、テーパ付き遠位部分290、第1の通路292、第2の通路292’、第1の面296、および第2の面297を規定する本体280を有する。第1の開口部282は近位端部276に規定され、および第2の開口部284は遠位端部278に規定される。ルーメン286は、第1の開口部282から第2の開口部284まで延在する。第1の開口部282、第2の開口部284、およびルーメン286はそれぞれ、シャフト226の第1の外径244よりも大きい内径277を有する。
【0056】
第1の面296は、第2の面297と対面している。あるいは、チューブ状部材の第1の面は、第2の面と実質的に対面していても、または第2の面に対してある角度をなして配置されてもよい。チューブ状部材216は、第1の外径285、第2の外径287、および第3の外径289を有する。第1の外径285は第2の外径287よりも大きく、および第2の外径287は第3の外径289よりも大きい。第1の外径285は、第1の面296から第2の面297まで延在する。第1の外径285は、近位端部276から第2の面297まで延在する、チューブ状部材216の長さ275の第1の部分291に沿って延在する。第2の外径287は、第1の部分291(例えば、第2の面297)から遠位端部278の方へ延在する、チューブ状部材216の長さ275の第2の部分293に沿って延在する。第2の外径287は、第2の部分293からチューブ状部材216の遠位端部278まで延在する、チューブ状部材216の長さ275の第3の部分295に沿って、第3の外径289までテーパが付けられている。チューブ状部材216のこの構造配置によって、チューブ状部材216の近位端部276と遠位端部278との間に肩部298を規定する。使用中、肩部298は、チューブ状部材216が、生体管の外側に存在している組織を越えて遠位方向へ前進するのを止める機械的なストッパーの役目を果たす。
【0057】
第1の通路292は、第1の面296に規定された開口部から、第2の面297に規定された開口部まで延在する。第2の通路292’は、第1の面296に規定された開口部から、第2の面297に規定された開口部まで延在する。第1の通路292の内径は、第1の支柱270の外径よりも大きく、および第2の通路292’の内径は、第2の支柱270’の外径よりも大きい。あるいは、チューブ状部材によって規定された第1の通路および/または第2の通路の内径は、支柱の外径に等しく、実質的に等しく、またはそれよりも小さくでき、中間部材とチューブ状部材との間に摩擦嵌めを達成できる。第1の通路292は、第1の支柱270に相補的な関係にある構造配置を有し、および第2の通路292’は、第2の支柱270’に相補的な関係にある構造配置を有する。図示の実施形態では、第1の通路292および第2の通路292’はそれぞれ、直平行六面体状である。第1の通路292は第1の長手方向軸を有し、および第2の通路292’は第2の長手方向軸を有する。第1の長手方向軸は第2の長手方向軸に平行している。しかしながら、他の構造配置、例えば、第1の長手方向軸が第2の長手方向軸に実質的に平行である、または平行でない構造配置が好適であると考えられる。
【0058】
医療機器210を完全に組み立てると、中間部材214は、近位部分224の遠位端部230とチューブ状部材216の近位端部276との間で、シャフト226に解放可能に配置される。それゆえ、中間部材214は、近位部分224とチューブ状部材216との間に配置される。チューブ状部材216は、シャフト226に解放可能に配置され、および中間部材214に対して遠位に配置されて、第1の支柱270が第1の通路292を通って配置され、かつ第2の支柱270’が第2の通路292’を通って配置されるようにする。第1の支柱270の長手方向軸は、第1の通路292の長手方向軸と同軸であり、および第2の支柱270’の長手方向軸は、第2の通路292’の長手方向軸と同軸である。あるいは、中間部材の支柱の長手方向軸は、チューブ状部材によって規定された通路の長手方向軸に対してある角度をなして配置され得る。第1の支柱270が第1の通路292を通して配置され、かつ第2の支柱270’が第2の通路292’を通して配置されると、チューブ状部材216は、中間部材214に対して回転可能に固定される。
【0059】
本明細書では様々な治療方法を説明する。本明細書で説明する方法は、一連の行為として図示しかつ説明するが、いくつかの行為は、これらの方法に従って、異なる順序で行われても、および/または本明細書で説明する他の行為と同時に行われてもよいため、これら方法は、行為の順序によって限定されないことを理解および認識されたい。
【0060】
図7は、生体管を治療する方法300のフローチャート図である。
ステップ302は、医療機器近位端部および医療機器遠位端部を有する医療機器を、生体管に導入して、医療機器遠位端部が生体管内に配置されるようにすることを含む。生体管は、生体管壁によって規定される。別のステップ304は、チューブ状部材の第2の外径が生体管内に配置されるまで、医療機器を生体管へ進ませることを含む。別のステップ306は、中間部材に、遠位方向に向けられた力を加えることを含む。別のステップ308は、細長い部材に、近位方向に向けられた力を加える一方で、中間部材には遠位方向に向けられた力を加えて、細長い部材を、中間部材およびチューブ状部材に対して近位方向に進ませるようにすることを含む。別のステップ310は、細長い部材が中間部材およびチューブ状部材を含まなくなるまで、細長い部材に近位方向に向けられた力を加え続ける一方で、中間部材には、遠位方向に向けられた力を加えることを含む。別のステップ312は、チューブ状部材から中間部材を分離することを含む。別のステップ314は、生体管からチューブ状部材を引き抜くことを含む。
【0061】
ステップ302は、本明細書で説明および図示される実施形態などの実施形態による任意の好適な医療機器を使用して達成され得る。当業者は、行われる予定の治療を含む様々な検討事項に基づいて、特定の実施形態に従って、生体管に導入するのに好適な医療機器を選択できる。本明細書で説明する1つ以上のステップおよび/または方法を完了するために、生体管に導入するのに好適であると考えられる医療機器の例は、限定されるものではないが、医療機器10、医療機器110、医療機器210、医療機器10の変形例、医療機器110の変形例、および医療機器210の変形例、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の医療機器を含む。
【0062】
ステップ302は、任意の好適な生体管に医療機器を導入することによって達成され得る。当業者は、行われる予定の治療を含む様々な検討事項に基づいて、特定の実施形態に従って、医療機器を導入するのに好適な生体管を選択できる。医療機器を導入するのに好適であると考えられる例示的な生体管は、限定されるものではないが、唾液腺管、尿路の一部分、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の生体管を含む。
【0063】
ステップ304は、医療機器の任意の好適な部分に、遠位方向に向けられた力(例えば、生体管の方へ向かう)を加えて、医療機器を生体管へ進ませ、かつチューブ状部材の第2の外径が生体管内に配置されるようにすることによって、達成され得る。例えば、遠位方向に向けられた力は、実施形態の細長い部材、例えば細長い部材12、細長い部材12’、細長い部材112、または細長い部材212に加えられ得る。
【0064】
任意選択的なステップが、医療機器を生体管へ進ませて、チューブ状部材のフレア付き近位部分が、生体管の外側に存在する組織に接触するようにすることを含む。このステップは、フレア付き近位部分の遠位面が、生体管の外側に存在する組織に接触するまで、医療機器の任意の好適な部分に遠位方向に向けられた力を加えることによって、達成され得る。あるいは、チューブ状部材(例えばチューブ状部材216)が、フレア付き近位部分を含むことを省いている場合、任意選択的なステップは、医療機器を生体管へ進ませて、チューブ状部材の第2の面が、生体管の外側に存在する組織に接触するようにすることを含む。このステップは、チューブ状部材の第2の面の遠位面が、生体管の外側に存在する組織に接触するまで、医療機器の任意の好適な部分に遠位方向に向けられた力を加えることによって、達成され得る。
【0065】
ステップ306は、中間部材に、遠位方向に向けられた力を加えて、中間部材を、生体管の外側に存在する組織の方へ進ませるおよび/またはそれと接触するようにすることによって、達成され得る。遠位方向に向けられた力は、中間部材の任意の好適な部分、例えば、中間部材の外周に、および/または中間部材の第1の面(例えば、第1の面64、第1の面164、第1の面264)に加えられ得る。
【0066】
中間部材に、遠位方向に向けられた力を加えることの代わりに、代替的なステップは、チューブ状部材に対する中間部材の位置を維持することを含む。このステップは、中間部材に任意の好適な力を加えて、チューブ状部材、生体管の外側に存在する組織、および/または生体管に対する中間部材の位置を維持するようにすることによって、達成され得る。
【0067】
ステップ308は、細長い部材の任意の好適な部分に、近位方向に向けられた力を加える一方で、中間部材に、遠位方向に向けられた力を加えて、細長い部材を中間部材およびチューブ状部材に対して近位方向に進ませ、かつチューブ状部材によって規定されたルーメンを通って近位方向に進ませるようにすることによって、達成され得る。例えば、ステップ308は、ステップ306と同時に達成され得る。近位方向に向けられた力は、近位部分24、近位部分24’、近位部分124、近位部分224、または特定の適用例に好適であると考えられる細長い部材の任意の他の部分に加えられる。
【0068】
細長い部材に近位方向に向けられた力を加える一方で、中間部材に遠位方向に向けられた力を加えることの代わりに、代替的なステップが、細長い部材に近位方向に向けられた力を加える一方で、チューブ状部材に対する中間部材の位置を維持して、細長い部材を中間部材およびチューブ状部材に対して近位方向に進ませ、かつチューブ状部材によって規定されたルーメンを通って近位方向に進ませるようにすることを含む。
【0069】
ステップ310は、シャフトの遠位端部が中間部材の近位端部に対して近位に配置され、かつ細長い部材がチューブ状部材および中間部材を含まなくなるまで、細長い部材に近位方向に向けられた力を加え続ける一方で、中間部材には遠位方向に向けられた力を加えることによって、達成され得る。
【0070】
細長い部材に近位方向に向けられた力を加え続ける一方で、中間部材には遠位方向に向けられた力を加えることの代わりに、代替的なステップは、シャフトの遠位端部が、中間部材の近位端部に対して近位に配置され、かつ細長い部材が中間部材およびチューブ状部材を含まなくなるまで、チューブ状部材に対する中間部材の位置を維持しながら、細長い部材に近位方向に向けられた力を加え続けることを含む。
【0071】
ステップ312は、中間部材の任意の好適な部分(例えば、ディスク状部分67、直平行六面体部分167)に、近位方向に向けられた力を加えて、支柱が、チューブ状部材によって規定された通路から引き抜かれるようにすることによって、達成され得る。あるいは、中間部材が2つ以上の支柱を含み、かつチューブ状部材が2つ以上の通路を規定する場合(例えば、中間部材214、チューブ状部材216)、このステップは、中間部材の任意の好適な部分に近位方向に向けられた力を加えて、支柱のそれぞれが、それぞれの通路から引き抜かれるようにすることによって、達成され得る。
【0072】
ステップ314は、チューブ状部材の遠位端部が生体管に対して近位に配置されるように、チューブ状部材が生体管から引き抜かれるまで、チューブ状部材に近位方向に向けられた力を加えることによって、達成され得る。任意選択的に、ステップ314は、方法700から省略できる。例えば、ステップ314は、チューブ状部材が生分解性または生体吸収性材料で形成される実施形態において、省略され得る。
【0073】
生体管からチューブ状部材を引き抜く前に完了され得る任意選択的なステップは、チューブ状部材を、生体管の外側に存在している組織に縫合することを含む。このステップは、縫合糸を、チューブ状部材によって規定された通路を通過させ、および生体管の外側に存在している組織を通過させて、チューブ状部材を組織に、および生体管内で固定することによって、達成され得る。チューブ状部材の本体が、2つ以上の通路を規定する実施形態では、生体管からチューブ状部材を引き抜く前に完了され得る任意選択的なステップは、縫合糸を、各通路、または通路の1つ以上を通過させ、および生体管の外側に存在している組織を通過させて、チューブ状部材を、生体管を規定する壁に固定することを含む。
【0074】
あるいは、生体管からチューブ状部材を引き抜く前に完了され得る任意選択的なステップは、チューブ状部材を、生体管を規定する壁に縫合することを含む。このステップは、縫合糸を、チューブ状部材によって規定された通路を通過させ、および生体管壁を通過させて、チューブ状部材を生体管壁に、および生体管内で固定することによって、達成され得る。チューブ状部材の本体が2つ以上の通路を規定する実施形態では、生体管からチューブ状部材を引き抜く前に完了され得る任意選択的なステップは、縫合糸を、各通路、または通路の1つ以上を通過させ、および生体管壁を通過させて、チューブ状部材を生体管壁に固定することを含む。
【0075】
生体管からチューブ状部材を引き抜く前に完了され得る任意選択的なステップは、ある期間、生体管にチューブ状部材を残すことを含む。任意の好適な時間間隔が好適であると考えられ、および当業者は、行われる予定の治療を含む様々な検討事項に基づいて、特定の実施形態に従って、生体管にチューブ状部材を残すのに好適な時間間隔を選択できる。生体管内にチューブ状部材を残すのに好適であると考えられる例示的な時間間隔は、限定されるものではないが、1分以上、1時間以上、1日以上、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の時間間隔を含む。
【0076】
生体管からチューブ状部材を引き抜く前に完了され得る別の任意選択的なステップは、薬剤および/または医療機器を、チューブ状部材によって規定されたルーメンを通して生体管まで通過させて、治療を行うことを含む。あるいは、医療機器は、チューブ状部材によって規定されたルーメンの一部分を通過させることができる。このステップは、任意の好適な薬剤および/または医療機器を使用して達成されることができ、および当業者は、行われる予定の治療を含む様々な検討事項に基づいて、特定の実施形態に従って、チューブ状部材の全体、または一部分を通過させるのに好適な薬剤および/または医療機器を選択できる。チューブ状部材によって規定されたルーメンを通過させるのに好適であると考えられる例示的な医療機器は、限定されるものではないが、吸引カテーテル、バルーンカテーテル、灌注カテーテル(irrigation catheter)、カメラ、光源、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の医療機器を含む。別の任意選択的なステップは、チューブ状部材によって規定されたルーメンの一部分、または全体を通過させた医療機器を用いて治療を行うことを含む。別の任意選択的なステップは、チューブ状部材によって規定されたルーメンから医療機器を引き抜くことを含む。
【0077】
生体管を治療することに関する様々なステップ、代替的なステップ、および任意選択的なステップを上記で説明したが、これらのステップ、代替的なステップ、および任意選択的なステップは、生体管を治療することに関して下記で説明する方法、ステップ、代替的なステップ、および/または任意選択的なステップに含まれ得る、それらと同時に成し遂げられ得る、および/またはその代わりに成し遂げられ得る。
【0078】
図8は、生体管を治療する方法400のフローチャート図である。
ステップ402は、ガイドワイヤー近位端部およびガイドワイヤー遠位端部を有するガイドワイヤーを生体管に導入して、ガイドワイヤー遠位端部が生体管内に配置されるようにすることを含む。生体管は生体管壁によって規定される。別のステップ404は、医療機器近位端部および医療機器遠位端部を有する医療機器を、ガイドワイヤー上を進ませて、ガイドワイヤーが、医療機器の細長い部材によって規定されたルーメン内に配置されるようにすることを含む。別のステップ406は、医療機器を生体管に導入して、医療機器遠位端部が生体管内に配置されるようにすることを含む。別のステップ408は、チューブ状部材の第2の外径が生体管内に配置されるまで、医療機器を生体管へ進ませることを含む。別のステップ410は、生体管および医療機器からガイドワイヤーを引き抜くことを含む。別のステップ412は、チューブ状部材に対する中間部材の位置を維持することを含む。別のステップ414は、細長い部材に近位方向に向けられた力を加える一方で、中間部材の位置を維持して、細長い部材を中間部材およびチューブ状部材に対して近位方向に前進させるようにすることを含む。別のステップ416は、細長い部材が中間部材およびチューブ状部材を含まなくなるまで、中間部材の位置を維持しながら、細長い部材に近位方向に向けられた力を加え続けることを含む。別のステップ418は、チューブ状部材から中間部材を分離することを含む。別のステップ420は、チューブ状部材を組織に縫合することを含む。別のステップ422は、ある時間間隔を経過させることを含む。別のステップ424は、組織およびチューブ状部材から縫合糸を除去することを含む。別のステップ426は、生体管からチューブ状部材を引き抜くことを含む。
【0079】
ステップ402は、任意の好適な長さおよび構造配置を有する任意の好適なガイドワイヤーを使用して、達成され得る。当業者は、行われる予定の治療を含む様々な検討事項に基づいて、特定の実施形態に従って、生体管に導入するためのガイドワイヤーを選択できる。ステップ402は、ガイドワイヤーの任意の好適な部分に、遠位方向に向けられた力(例えば、生体管の方へ向けられる)を加え、ガイドワイヤー遠位端部を生体管へ進ませることによって、達成され得る。
【0080】
ステップ402は、ガイドワイヤーを任意の好適な生体管に導入することによって、達成され得る。当業者は、行われる予定の治療を含む様々な検討事項に基づいて、特定の実施形態に従って、ガイドワイヤーを導入するための好適な生体管を選択できる。ガイドワイヤーを導入するのに好適であると考えられる例示的な生体管は、限定されるものではないが、唾液腺管、尿路の一部分、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の生体管を含む。
【0081】
ステップ404は、本明細書で説明および図示される実施形態などの実施形態による任意の好適な医療機器を使用して、達成され得る。当業者は、行われる予定の治療を含む様々な検討事項に基づいて、特定の実施形態に従って、ガイドワイヤー上を進ませるための好適な医療機器を選択できる。本明細書で説明する1つ以上のステップおよび/または方法を完了するために、ガイドワイヤー上を進ませるのに好適であると考えられる医療機器の例は、限定されるものではないが、医療機器、例えば医療機器110、細長い部材の近位端部から細長い部材の遠位端部まで延在するルーメンを規定する細長い部材(例えば、細長い部材112)を含む医療機器、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の医療機器を含む。本明細書で説明および図示される医療機器のいずれかが好適であると考えられ、かつ細長い部材の近位端部に規定された開口部から、細長い部材の遠位端部に規定された開口部まで延在するルーメンを規定する細長い部材を含み得る。
【0082】
ステップ404は、ガイドワイヤーの近位端部を、細長い部材によって規定されたルーメン(例えば、細長い部材112のルーメン127)の遠位開口部を通過させ、および医療機器の任意の好適な部分に遠位方向に向けられた力を加えて、ガイドワイヤーを、ルーメンの近位開口部を通過させ、かつ医療機器をガイドワイヤー上に配置することによって、達成され得る。
【0083】
ステップ406は、医療機器の任意の好適な部分に遠位方向に向けられた力を加えて、医療機器遠位端部を、ガイドワイヤー上を遠位方向に進ませ、かつ生体管に導入させるようにすることによって、達成され得る。
【0084】
ステップ408は、医療機器の任意の好適な部分に遠位方向に向けられた力を加えて、医療機器遠位端部を生体管へ、ガイドワイヤー上を進ませ、およびチューブ状部材の第2の外径が生体管内に配置されるようにすることによって、達成され得る。例えば、遠位方向に向けられた力は、実施形態の細長い部材、例えば細長い部材12、細長い部材12’、細長い部材112、または細長い部材212に加えられ得る。
【0085】
任意選択的なステップは、医療機器を生体管へ進ませて、チューブ状部材のフレア付き近位部分が、生体管の外側に存在する組織に接触するようにすることを含む。このステップは、フレア付き近位部分の遠位面が、生体管の外側に存在する組織に接触するまで、医療機器の任意の好適な部分に遠位方向に向けられた力を加えることによって、達成され得る。あるいは、チューブ状部材(例えばチューブ状部材216)が、フレア付き近位部分を含むことを省いたりする場合、任意選択的なステップは、医療機器を生体管へ進ませて、チューブ状部材の第2の面が、生体管の外側に存在する組織に接触するようにすることを含む。このステップは、チューブ状部材の第2の面が、生体管の外側に存在する組織に接触するまで、医療機器の任意の好適な部分に遠位方向に向けられた力を加えることによって、達成され得る。
【0086】
ステップ410は、ガイドワイヤーの任意の好適な部分に近位方向に向けられた力を加えて、ガイドワイヤーが、生体管、および細長い部材によって規定されたルーメンから引き抜かれるようにすることによって、達成され得る。
【0087】
ステップ412は、チューブ状部材に対する中間部材の位置を維持することによって、達成され得る。このステップは、中間部材に任意の好適な力(例えば、遠位方向に向けられた、近位方向に向けられた、半径方向に向けられた)を加えて、中間部材の位置を、チューブ状部材、生体管の外側に存在する組織、および/または生体管に対して維持することによって、達成され得る。
【0088】
ステップ414は、細長い部材の任意の好適な部分に、近位方向に向けられた力(例えば、生体管から離れるように)を加える一方で、チューブ状部材に対する中間部材の位置を維持して、細長い部材を、中間部材およびチューブ状部材に対して近位方向に進ませ、かつチューブ状部材によって規定されたルーメンを通って近位方向に進ませることによって、達成され得る。例えば、ステップ414は、ステップ412と同時に達成され得る。近位方向に向けられた力は、近位部分24、近位部分24’、近位部分124、近位部分224、または特定の適用例に好適であると考えられる細長い部材の任意の他の部分に加えられ得る。
【0089】
ステップ416は、シャフトの遠位端部が中間部材の近位端部に対して近位に配置され、かつ細長い部材が中間部材およびチューブ状部材を含まなくなるまで、チューブ状部材に対する中間部材の位置を維持しながら、細長い部材に近位方向に向けられた力を加え続けることによって、達成され得る。
【0090】
ステップ418は、中間部材の任意の好適な部分(例えば、ディスク状部分67、直平行六面体部分167)に、近位方向に向けられた力を加えて、支柱が、チューブ状部材によって規定された通路から引き抜かれるようにすることによって、達成され得る。あるいは、中間部材が2つ以上の支柱を含み、かつチューブ状部材が2つ以上の通路を規定する場合(例えば、中間部材214、チューブ状部材216)、このステップは、中間部材の任意の好適な部分に近位方向に向けられた力を加えて、支柱のそれぞれが、そのそれぞれの通路から引き抜かれるようにすることによって、達成され得る。
【0091】
ステップ420は、チューブ状部材を、生体管の外部に存在する組織に縫合することによって、達成され得る。このステップは、1本以上の縫合糸を、チューブ状部材によって規定された通路を通過させ、かつ生体管の外側に存在している組織を通過させて、チューブ状部材を組織に、および生体管内で固定することによって、達成され得る。チューブ状部材の本体が2つ以上の通路を規定する実施形態では、生体管からチューブ状部材を引き抜く前に完了され得る代替的なステップは、1本以上の縫合糸を、各通路、または通路の1つ以上を通過させ、および生体管の外側に存在している組織を通過させて、チューブ状部材を、生体管を規定する壁に固定することを含む。
【0092】
ステップ420に加えてまたはその代わりに完了され得るステップは、チューブ状部材を、生体管を規定する組織に縫合することを含む。このステップは、1本以上の縫合糸を、チューブ状部材によって規定された通路を通過させ、かつ生体管を規定する組織を通過させて、チューブ状部材を、組織におよび生体管内で固定することによって、達成され得る。チューブ状部材の本体が2つ以上の通路を規定する実施形態では、生体管からチューブ状部材を引き抜く前に完了され得る代替的なステップは、1本以上の縫合糸を、各通路、または通路の1つ以上を通過させ、および生体管を規定する組織を通過させて、チューブ状部材を、生体管を規定する壁に固定することを含む。
【0093】
ステップ422は、縫合糸を取り除きかつ生体管からチューブ状部材を引き抜く前に、ある時間間隔を経過させることによって、達成され得る。任意の好適な時間間隔が好適であると考えられ、および当業者は、行われる予定の治療を含む様々な検討事項に基づいて、特定の実施形態に従って、生体管にチューブ状部材を残すのに好適な時間間隔を選択できる。生体管内にチューブ状部材を残すのに好適であると考えられる例示的な時間間隔は、限定されるものではないが、1分以上、1時間以上、1日以上、および特定の適用例に好適であると考えられる任意の他の時間間隔を含む。
【0094】
ステップ424は、1本以上の縫合糸を取り除いて、チューブ状部材を生体管から除去できるようにすることによって、達成され得る。任意選択的に、ステップ424は、方法800から省略され得る。例えば、ステップ424は、1本以上の縫合糸が生分解性または生体吸収性材料で形成される実施形態において、省略され得る。
【0095】
ステップ426は、チューブ状部材の遠位端部が生体管に対して近位に配置されるように、チューブ状部材が生体管から引き抜かれるまで、チューブ状部材に近位方向に向けられた力を加えることによって、達成され得る。任意選択的に、ステップ426は、方法800から省略され得る。例えば、ステップ426は、チューブ状部材が生分解性または生体吸収性材料で形成される実施形態において、省略され得る。
【0096】
当業者は、説明しかつ図示した実施形態のための様々な修正例および代替例が、本開示の教示全体に照らして発展され得ることを認識する。従って、開示した特定の配置は、説明のためのものにすぎず、本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲およびその等価物のいずれかおよび全ての全容のために与えられる。
図1
図2
図3
図3A
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図6
図7
図8