【課題を解決するための手段】
【0011】
この目的は、請求項1に記載される方法によって達成される。
【0012】
本発明によれば、品物を手作業でバッチ式に選別することにより品物が欧州特許第2170742号明細書の場合のように単一化されず、複数の品物をバッチレセプタクル内へ配置することにより品物がレセプタクル内に配置されれば、効果的でスペースを取らない注文調達を行うことができることが分かってきた。これは、同じ量の注文に関してより少ない数の容器を取り扱うだけで済むため、全システムのスループットを向上させるとともに、より少ない数のレセプタクルを格納するだけで済むため、保管スペース利用も向上させる。
【0013】
本発明によれば、品物は、品物に関する注文にしたがって幾つかの異なる注文からの或いはたまたま同じ注文からの幾つかの品物を在庫品目から共通容器内へ組み入れることによって手作業でバッチ式に選別される。このいわゆるダーティーバッチ選別は、通路により分けられて手作業で扱われるラックを伴う保管領域内で行われる。異なる注文における品物を収容する共通容器内のダーティーバッチ選別物は、その後、取り出しステーションへ回送され、このステーションにおいて、共通容器からの品物は、複数の品物をバッチレセプタクル内へ配置することによってレセプタクル内に置かれる。
【0014】
したがって、少なくとも2つの品物が、共通容器、いわゆるバッチレセプタクル内に配置される。通常は、品物のタイプ(色、サイズ、重量等)に応じて、8個以下の品物がバッチレセプタクル内に配置される。これにより、包装ステーションにいる人員(又は装置)が注文の調達のために包装ステーションで必要とされる品物をバッチレセプタクル内の複数の品物から効果的に選択できるようにするレベルまでレセプタクル内の品物の数を減らすことができる。この選択は、非常に異なる品物を意図的に混合することによって容易にされ得る。
【0015】
また、取り出しステーションで同一の品物を各バッチレセプタクル内に配置することもできる。また、品物は、同じ通路又は領域に属することもでき、その後、取り出しステーションで同じバッチレセプタクル内に配置される。2つ以上の品物が同じ注文に属してもよい。このとき、選別者は、幾つかのダーティーバッチ選別容器を運んでもよく、また、その後、選別された品物を倉庫ソフトウェア又は管理システムにより特定される容器内に置くように求められる。このようにすると、我々は、少なくとも通路によらずにゾーンへの事前仕分けを行うことができる。選別者が例えば3つの容器を運ぶ場合、各容器は、自動保管庫の3つのゾーン、すなわち、L(左)ゾーン、C(中央)ゾーン、R(右)ゾーンのうちの1つに割り当てられる。取り出しステーションにおいて、選別者は、単に、事前仕分けが「自動的に」達成されるように同じ共通容器からの複数の品物をバッチレセプタクル内に置くだけである。
【0016】
その後、バッチレセプタクルの一部は、その後の回収のために、自動保管庫へ向けて経路付けられて、自動保管庫内に格納される。一部のバッチレセプタクルは、必要に応じて直ちに包装ステーションへ直接に経路付けられてもよい。
【0017】
保管設備内に保管される個々の品物の全てが注文品を完納させるために利用できる場合、保管設備内に当初から保管されるドナートートと共に同じ通路内にあってもよく或いはなくてもよい保管されたバッチレセプタクルは、包装ステーションに割り当てられる特定の注文における特定の品物を回収するべく回収されて包装ステーションへ輸送され、この包装ステーションにおいて、回収された品物は、注文調達のために他の注文回収品物と共に包装される。
【0018】
依然として品物を収容するバッチレセプタクルは、元の保管ラックへと経路付けられ、或いは、次の包装ステーションへ直接に経路付けられる。このプロセスは、バッチレセプタクルが品物を降ろして空になるまで続けられる。その後、バッチレセプタクルは、再使用のために取り出しステーションへ戻されてもよい。
保管設備が自動保管設備であってもよく、このことは、保管設備が部分的に或いは完全に自動化され得ることを意味する。
【0019】
用語「レセプタクル」は、トート、トレイ、容器、板紙容器、カートンボックス等を含む。別段に示されなければ、レセプタクルは、
−注文に何ら割り当てられない保管された在庫を収容するドナータイプのものであってもよく、言い換えると、品物がこれらのレセプタクルから選別され、又は、
−手動選別領域内の取り出しステーション又は手動包装ステーションからの、未調達の1つの注文/複数の注文に既に割り当てられて1つの注文/複数の注文のために選別されるべき品物を収容するバッチタイプのものであってもよく、或いは、
−選別された品物を収容する、すなわち、完成された注文品又は進行中の注文品を収容する注文タイプのものであってもよい。
【0020】
バッチレセプタクルの一部又は全てが区画室に分けられ、それにより、品物の輸送及び選択が容易にされる。区画室が等しい及び/又は異なるサイズを有してもよい。通常は、そのような区画室は小さい品物に関して意味を成し、したがって、多数の品物を単一のレセプタクル内に置くことができる。バッチレセプタクルが8個以下の区画室に分割されてもよい。分割は、容器内の径方向に中心付けられる壁等によって、或いは、レセプタクル内の角度のある壁によって行われてもよい。無論、全てのレセプタクルが同じ態様で分割される必要はなく、また、幾つかの異なる種類の再分割レセプタクルを必要に応じて並行して使用でき、或いは、誘導ステーションで仕切り配置を動的に変更することもできる。
【0021】
本発明の更なる態様によれば、特許請求の範囲に記載されるように手動保管選別領域が自動保管回収ラッキング領域と組み合わされると、言い換えると、複合型の解決策が提案されると、需要又は注文の調達の高い変動率を伴う用途或いは非常に遅い移動体又は限られた数の非常に速い移動体の存在を伴う用途を最良に扱うことができることが分かってきた。手動選別領域を使用して、非常に遅い移動体及び非常に速い移動体を経済的且つ効率的な態様で選別できるだけでなく、需要のピーク期間に対処することもでき、また、他方では、必要でないときに、手動選別領域をOFFに切り換えることができる。これにより、保管回収ラッキング領域を最適な利用範囲内に保つことができる。また、手動選別領域は、保管容積の一部から自動保管回収ラッキング領域を解放する。また、自動保管回収ラッキング領域を使用して、注文調達プロセスを手動選別と包装との間で切り離すこともできる。
自動保管回収ラッキング領域が手動選別領域よりも下流側に位置されるときには、それにより、2つの領域間の注文処理の切り離し機能及び注文解放管理の切り離し機能がもたらされる。このことは、それにより、両方の領域に乱れがない環境が与えられるとともに、注文処理のタイミングの適合がなされ、その結果、作業効率が向上するとともに、何時、何の、どのくらいの、何の順序で注文が送出領域へ解放されるのかについての良好な制御がもたらされることを意味する。
【0022】
自動保管回収ラッキング領域は、手動選別領域よりも下流側に配置されるとともに、出荷領域にもつながるルーティングコンベアによって手動選別領域に接続される。したがって、ルーティングコンベアは、両方の選別領域を接続するとともに、出荷領域への完成した注文品の送出コンベアとしての役目を果たしてもよい。
【0023】
手動選別領域は手動包装ステーションを備え、該手動包装ステーションは、ルーティングコンベアの延在部に沿って配置されるとともに、手動包装ステーションで包装されたレセプタクルをルーティングコンベアに供給する。手動包装ステーションにもルーティングコンベアによってレセプタクルが供給される。
【0024】
手動包装ステーションは任意の種類のものであってもよく、また、オペレータは、ステーション付近に位置される任意の保管媒体から、例えば、非常に速い移動体のためのパレットフローラック又は静的な位置、速い移動体のためのフローラック、遅い移動体のための棚、選別壁等から品物を選別できる。
【0025】
自動選別領域内の手動包装ステーションは、自動保管回収ラッキングの補充のためのドナーレセプタクル及び/又はバッチレセプタクルを供給するために使用されてもよく、これらのレセプタクルは、複数の同一の品物で満たされるとともに、輸送されて保管回収ラッキング領域内に保管される。例えば、補充レセプタクルは、フローラックからの非常に速い移動体で満たされてもよい。これらの品物は、しばしば、そのような作業が行われる前に注文に割り当てられ、したがって、オペレータは、残量を保管ラック内に残さないように正確な量を選別して置くことができる。
【0026】
自動保管回収ラッキング領域は、複数のマルチレベル保管ラックを備える保管ラッキングを備え、保管ラック内には、注文及び/又は製品ユニットが保管され、この場合、保管ラックは、対を成して背中合わせに配置されるとともに、対間に通路を有する。言い換えると、ラックはそれらの間に通路を有し、また、各ラックは、隣り合う通路のラックと境を接する。
【0027】
全てのドナー、バッチレセプタクル、及び、注文レセプタクルは、少なくとも1つの保管−入口コンベアによって保管ラッキングへ送られるとともに、少なくとも1つの保管−出口コンベアによって回収される。好ましくは、1つの保管−入口コンベア及び1つの保管−出口コンベアがそれぞれの通路ごとに設けられる。
【0028】
各保管ラッキング通路は、保管庫からのレセプタクルの回収及び保管のために少なくとも1つの自動保管回収装置(AS/RS)によって扱われる。好ましくは、各通路の各レベルは、専用のAS/RSマシンを有するが、2つ以上のレベルを扱うAS/RS装置も想定し得る。
【0029】
レセプタクルは、供給元保管ラックから隣り合う送り先保管ラックへと保管ラック自体内の交差搬送位置を介して2つの隣り合う保管品ラック間で直接にやりとりされる。これは、更に簡単な態様で且つ通路の外側での仕分けを伴うことなく保管庫からの仕分けされた回収を可能にする。これは、技術的な複雑さ及びスペースを減らし、コストを低減するとともに、より良好な信頼性を達成する。
【0030】
本発明によれば、レセプタクルが2つの隣り合う保管ラッキングユニット間で保管ラッキング通路の1つのラックから保管ラッキングユニット内の交差搬送位置を介して隣の保管ラッキング通路の隣り合うラックへと直接にやりとりされるときにフロントゾーン内での分配及び/又は複雑な仕分けを省くことができることも分かった。これは、最初にレセプタクルが他の場所に保管されていた場合であってもレセプタクルが既に単一の保管ラック通路内に保管されるからである。保管庫から回収されるときには、レセプタクルが単に順々に回収される。したがって、「交差」コンベアを伴わずに、通路の外側で分配又は仕分けを伴わないレセプタクルの直接的な移送を達成でき、また、これは、スペースがより小さく信頼性が更に高い、より簡単で更に小さい技術的な設備を伴って達成できる。したがって、単にそれぞれの通路から所要の順序でレセプタクルを回収することができる。これは、いわゆるフロントゾーン設備の減少を可能にする。保管庫は全自動保管庫であることが好ましい。
【0031】
言い換えると、当接するラックの保管ラッキング位置は、輸送ユニットを一方のラッキングから隣のラッキングへ移送できるように、レセプタクルをラッキングの一方側から隣へと通過させるために使用される。
【0032】
したがって、自動保管設備は、各通路及び場合により各レベルを扱うシャトルを用いてレセプタクルを保管するための三次元倉庫を備え、その場合、シャトル自体は、レセプタクルを第1のラックの供給元ラック位置から隣り合う第2のラックの送り先ラック位置へ押し引きすることによって隣り合うラック間で直接にレセプタクルの移送を可能にする荷操作手段を有し、また、随意的に、各通路が包装ステーションに接続される。
【0033】
したがって、ラッキングユニット自体の内側で交差搬送又は仕分けが可能であり、そのため、フロントゾーンにおける「交差搬送」を完全に省くことができる。
【0034】
必要に応じて、特に交差搬送以外の理由のためにフロントゾーンコンベアを省くことができない場合には、交差搬送のためのフロントゾーンコンベアの使用をこの概念と組み合わせることができるが、フロントゾーンコンベア及び制御システムの複雑さ及びスループット要件が減少する。
【0035】
目的にかなった態様で、交差搬送位置が保管ラッキングユニットの各レベルで或いは任意の選択されたレベルで与えられる。
【0036】
特に有効な経路−時間最適化は、入庫及び出庫コンベアラインに更に近付いて交差搬送位置が配置される場合に達成される。また、交差搬送位置を1レベル内の異なる場所に位置付けることもできる。
【0037】
また、特に交差搬送位置がレセプタクルの最終送り先通路に属する場合には、交差搬送位置をバッファとして使用することもできる。すなわち、輸送ユニット又は保管ユニットは、それらが実際に必要とされる或いは回収されるまで交差搬送位置にとどまる。
【0038】
交差搬送位置内でのやりとりは、AS/RSに関して能動的に或いは受動的に行われ得る。すなわち、一方では、交差搬送位置を単に受動的な保管面にすることができ、この保管面上に1つの通路のAS/RSがレセプタクルを預ける(レセプタクルを保管庫内に置く)とともに、隣接する通路のAS/RSがレセプタクルを保管面から受ける(レセプタクルを保管庫から除去する)。それぞれのラッキング保管位置又は交差搬送位置ごとに、この手順を常に一方向でのみ或いは両方向で行うことができる。
【0039】
好ましくは、自動保管回収装置自体は、交差搬送位置内のレセプタクルを移動させる。すなわち、AS/RS自体が能動的な操作手段であることが最も好ましく、つまり、レセプタクルは、交差搬送位置内でのやりとりに関してもAR/RSによってのみ取り扱われ、これらは、任意の種類のそれ自体の駆動手段を有さない。
【0040】
交差搬送位置を簡単にするために、交差搬送位置をその後に後付けする或いは再適合させることもでき、また、保管システム内で必要とされる効率のレベルに柔軟に適合することもできる。
【0041】
やりとりの目的で、AS/RSは、レセプタクルを交差搬送位置で二重深さ保管庫内又は多重深さ保管庫内に配置させることも同様にできる。したがって、1つの通路のAS/RSは、レセプタクルが既に隣り合うラッキングに対して割り当てられるようになっていて「通常は」AS/RSによって到達され得るような深さまでレセプタクルを交差搬送位置で保管庫内に配置することができる。言い換えると、供給元ラックの自動保管回収装置は、レセプタクルを隣り合う送り先ラック内の交差搬送位置へと配置する。また、荷重受け手段、例えば伸縮アームが所定の伸長範囲を有することができる。また、レセプタクルの積み重ね保管を使用することもできる。
【0042】
交差搬送位置が広範囲に利用されてレセプタクルの損傷を減らすようになっているため、摩擦を減らすために交差搬送位置の床がコーティングされれば都合が良い。また、構造的補強を実施できる。
【0043】
AS/RSが「小荷重」又は単一レベルのラッキングサービングユニットであれば特に好ましい。特に、シャトル又は衛星車両が好ましい。「小荷重」AS/RSは、幅広い範囲の個々の物品、束ねられた或いは積み重ねられた物品、容器、トレイ、異なるサイズ及び重量のカートンを支持するフレキシブルな操作装置を有する床走行マルチレベル保管回収マシンである。また、単一のレールから幾つかのレベルを扱うために本発明と関連して2つの荷重ハンドリングプラットフォーム又は昇降プラットフォームの積層配置を伴うシャトルも使用できる。
【0044】
シャトルは、2つの配置、すなわち、いわゆる「キャプティブ」配置又は「ローミング」配置で使用され得る。キャプティブ配置では、シャトルがそれらのそれぞれのレベルにとどまる。ローミングの代替的配置では、必要に応じてシャトルがレベルを変更する。
【0045】
したがって、本発明によれば、任意の通路内の輸送レセプタクル又は保管レセプタクルの所望の順序を完全に維持しつつ特に高レベルの回収効率を達成することができる。また、これは、従来技術に従うよりもかなり少ない技術的作業で達成される。
【0046】
レセプタクルを少なくとも1つの保管−出口コンベアへ移送するために少なくとも1つの昇降装置が使用される。すなわち、リフトは、保管−入口コンベアから来る或いは保管−出口コンベアへ行くことになっているレセプタクルのレベル変更を可能にする。通常、これは固定リフトであるが、リフト機能(例えば、小荷重)を有するAS/RSも想定できる。
【0047】
少なくとも1つのリフトは随意的にドライブスルータイプのものであり、このことは、レセプタクルがリフトをあたかもそれがコンベアであるかのようにラック内で通過できることを意味する。
【0048】
好ましい実施形態では、リフトが通路内の各ラックに設置され、また、各リフトは、保管−入口コンベアに接続される入庫リフトであり、或いは、保管−出口コンベアに接続される出庫リフトであり、或いは、保管−入口コンベア及び保管−出口コンベアの両方に接続される入庫・出庫リフトである。
【0049】
想定し得るリフトは特に垂直搬送手段を含む。レセプタクルのための1つ以上、特に2つの位置/場所を各リフトが有していれば有益である。また、単一レベルAS/RSとリフトとを切り離すための少なくとも1つのバッファ位置を保管ラッキングの各レベルが有していても都合が良い。これは、より急速な単一レベルAS/RSを十分に利用すること及びリフトの空走行を防止することを可能にする。
【0050】
また、各リフトが個別に駆動される搬送手段をそれぞれの位置ごとに有していても有益である。特に、このとき、異なる方向に移動できる個別に駆動される搬送手段をそれぞれが備える2つの位置を各リフトが有していれば都合が良い。したがって、レベルごとの2つのレセプタクルの移送は、異なる方向で或いは異なる出庫バッファへ向けて、例えば左右で常に同時に行われ得る。また、リフト上へのレセプタクルの受け入れは、好ましくは、2つのレセプタクルが1つのレベルへ排出されるように制御される。これは、使用されるシャトルの高い効率に起因して可能である。この高い効率は、実際にリフトへの移送位置(バッファ位置)が実際には常に占められているためであり、それにより、リフトの制御のため、1つのレベルの異なるバッファに関してリフトをレセプタクルにより適宜に占めることができるようにする選択的なオプションが与えられる。
【0051】
また、自動保管回収ラッキング領域は、注文を調達するためにドナーレセプタクルから注文レセプタクルへと選別するための少なくとも1つの全自動又は半自動包装ステーションを含んでもよく、包装ステーションにはレセプタクルが少なくとも1つの保管−出口コンベアによって送られ、また、包装ステーションからレセプタクルが少なくとも1つの保管−入口コンベアによって送出される。また、幾つかの全自動又は半自動包装ステーション、特にそれぞれの通路ごとに1つの全自動又は半自動包装ステーションを使用することもできる。
【0052】
本出願において、全自動注文包装ステーションは、全自動レセプタクルハンドリング、すなわち、完全に自動化された供給・排出とレセプタクルの提供とを伴うグッズ・トゥ・パーソン(goods−to−person)原理に従う包装ステーションとして規定される。空の注文レセプタクル及び選別商品を伴うレセプタクルが自動的にステーションへ供給される。レセプタクルは、人間工学的に最適な高さで包装ステーションに配置される。通常、そのようなステーションは、依然としてドナーレセプタクルから手作業で選別して注文レセプタクルへ入れる選別者(例えば、ピック・トゥ・ライト(pick−to−light)など)を方向付ける、選別者に指示する、選別者を制御する、及び、選別者を監視するための手段も組み込む。選択肢として、全自動選別プロセスを実現するために、オペレータが自動選別装置/マシンと置き換えられてもよい。
【0053】
一方、半自動選別ステーションは、今しがた説明した全自動ユニットハンドリングを有さず、レセプタクルの手動処理を伴う。
【0054】
注文を調達するために、少なくとも1つの入庫保管−入口コンベア及び/又は少なくとも1つの保管−出口コンベアにはルーティングコンベアが接続される。これは、
・手動選別領域からくる完成された注文品を収容する注文レセプタクルを、ルーティングコンベアを介して出荷領域へ送出できるようにし、或いは、その後の送出のために少なくとも1つの保管−入口コンベアを介して自動保管回収ラッキング領域の保管ラッキング内へ導入することができるようにし、
・自動保管回収ラッキング領域の保管ラッキングからくる完成された注文品を収容する注文レセプタクルをルーティングコンベアを介して出荷領域へ送出できるようにし、
・自動保管回収ラッキング領域の全自動又は半自動包装ステーションからくる完成された注文品を収容する注文レセプタクルを、ルーティングコンベアを介して出荷領域へ送出できるようにし、或いは、その後の送出のために少なくとも1つの保管−入口コンベアを介して自動保管回収ラッキング領域の保管ラッキング内へ導することができるようにし、
・手動選別領域からくる不完全注文品を収容する注文及び/又はバッチレセプタクルを更なる処理のために少なくとも1つの保管−入口コンベアを介して自動保管回収ラッキング領域の保管ラッキング内へ導入できるようにし、
・手動選別領域からくる不完全注文品を収容する注文及び/又はバッチレセプタクルを包装ステーションへ経路付けることができるようにし、
・自動保管回収ラッキング領域の保管ラッキングからくる不完全注文品を収容する注文及び/又はバッチレセプタクルを少なくとも1つの保管−出口コンベアを介して包装ステーションへ導入できるようにし、
・自動保管回収ラッキング領域の全自動又は半自動包装ステーション或いは保管ラッキングからくる不完全注文品を収容する注文及び/又はバッチレセプタクルを自動保管回収ラッキング領域の保管ラッキング内へ導入して更なる処理のために次の包装ステーションへ経路付けることができるようにし、
・手動選別領域からくる複数の完成した注文を収容する注文レセプタクルを包装ステーションへ経路付けることができるようにし、
・受け入れ領域からくる新たに受けられた品物を収容するドナーレセプタクルを自動保管回収ラッキング領域の保管ラッキング内へ導入できるようにし、
・受け入れ領域からくる新たに受けられた品物を収容するドナーレセプタクルを「適時な補充」のために選別ステーションへ経路付けることができるようにし、
・受け入れ領域からくる新たに受けられた品物を収容するドナーレセプタクルを補充のために手動選別領域へ経路付けることができるようにし、
・選別ステーションからくる空のドナーレセプタクルを補充のために元の受け入れ領域へ送り帰すことができるようにし、
・全自動又は半自動包装ステーションからくる空の注文レセプタクルを更なる処理のために元の手動選別領域へ送り帰すことができるようにする。
【0055】
これは、必要に応じた即時の或いは制御された注文解放を可能にし得る。
【0056】
自動保管回収装置(AS/RS)は、入庫バッファによって品が供給されてもよく、また、出庫バッファへ品を供給してもよく、この場合、バッファが保管ラック内に配置され、また、交差搬送位置は、好ましくは、対応する保管ラックの入庫バッファ及び/又は出庫バッファの直ぐ背後/隣に配置されるが、これに限定されない。
【0057】
また、少なくとも1つの保管−入口コンベア、少なくとも1つのリフト、及び、少なくとも1つの保管−出口コンベアを用いてコンベアループを形成することができ、その場合、少なくとも1つのリフトには保管−入口コンベアによって品が供給され、また、リフト自体が保管−出口コンベアに品を供給する。このとき、出庫バッファがコンベアループへ品を供給してもよく、また、入庫バッファにコンベアループによって品を供給することができる。包装ステーションがループ内に組み込まれるべきである。
【0058】
好ましくは、ルーティングコンベアは、それぞれの選別レベルごとに1つ又は2つのレベルを有し、また、複数の選別レベルが存在してもよい。特に好ましい実施形態において、下位レベルのルーティングコンベアは、不完全注文及び/又はドナーレセプタクルを自動保管回収ラッキング領域の保管ラッキングから全自動又は半自動包装ステーションへ供給し、また、上位レベルのルーティングコンベアは、不完全又は完成された注文及び/又はドナーレセプタクルを自動保管回収ラッキング領域の保管ラッキングへ戻す。このとき、下位レベルのルーティングコンベアが空のレセプタクルを全自動又は半自動包装ステーションへ供給することが想定し得る。他の方法も想定することができ、すなわち、上位レベルのルーティングコンベアが不完全注文及び/又は製品ユニットを供給する、並びに、空のレセプタクルを手渡すとともに、下位レベルのルーティングコンベアが不完全注文/ドナーレセプタクルを戻す。
【0059】
システム内で注文トートを取り扱う必要がないときには、単一レベルコンベアが好ましく、このとき、ドナーレセプタクルを仕分け形態で次々に回収することができ、また、空の注文ユニットが取り扱われてはならない。
【0060】
注文又はドナーレセプタクルは、保管庫内に無作為に(「無秩序状態で」)配置されて、それらが回収されるときにその後の順序の情報を伴うことなくシステム全体にわたって分配され得る。ドイツ実用新案第29912230号明細書とは対照的に、想定し得るモジュール又は保管領域に関する制限が必要とされない。
【0061】
本発明は、入庫及び出庫供給ラインを対応するリフトに対して任意のポイントで接続できるため、高度な柔軟性によって更に特徴付けられる。
【0062】
出庫リフトと並行して、対応して供給する分配送りラインを伴う専用の入庫リフトを設けることも同様に可能である。他方で、出庫動作に加えてそれらの出庫リフトを入庫リフトとして使用することもできるように出庫リフトを制御することもできる。逆のシナリオでは、随意的に存在する専用の入庫リフトを必要に応じて出庫リフトとして使用することもできる。これにより、個々のリフトの故障時に、途切れない動作或いはシステム効率の向上も可能である。この目的を達成するため、リフトとラッキングとの間に異なる高さで入庫ライン又は出庫ラインが配置されなければならない。これは、2つの同様の組み合わされた入庫レベル及び出庫レベルの存在を必要とし、その収集ラインは、最後の出庫ラインを順に通過した後に一緒にされる。
【0063】
横方向移動機能、すなわち、AS/RS自体によるラック内の交差搬送位置の範囲内におけるやりとりは、例えば出庫リフト/入庫リフト又は供給ラインの故障時に関連する通路の機能を維持できるという利点を与える。
【0064】
また、自動保管設備は、シーケンサー、ルーティングコンベア、又は、置き壁を備えてもよい。
【0065】
本発明の更なる特徴及び詳細は、図面の以下の説明から明らかである。