(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、実施の形態に係る情報処理装置、商品保管装置およびプログラムを詳細に説明する。実施の形態では、情報処理装置としてPOS端末を用いて説明する。また、商品保管装置としてロッカー装置を用いて説明する。また、情報端末として、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末を用いて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
図1は、実施形態にかかるシステムを示すシステム図である。
図1に示すように、店舗9には、POS端末1とロッカー装置2が設置されている。このPOS端末1とロッカー装置2とは、互いにLAN(Local Area Network)6で接続されている。LAN6には、中継器7が接続されており、この中継器7は、店員が携帯する移動可能な情報端末8が、無線等の通信回線で接続されている。
【0011】
POS端末1は、商品に貼付された商品コードを読み取って商品販売処理を実行する。ロッカー装置2は、複数の保管室であるロッカー51を備えており、各ロッカー51は、商品を収納して保管する(
図8を参照)。
【0012】
また、例えばインターネット等のネットワーク5には、POS端末1、例えばネットスーパーサーバとして機能するサーバ3、顧客が携帯する携帯端末4が接続されている。
【0013】
サーバ3は、例えばネットスーパーサーバであり、本部に設置されている。顧客は、携帯端末4の画面に表示された複数の商品から希望する商品を指定する。また、顧客は、注文と同時にクレジット等で、携帯端末4から支払いをする場合は、携帯端末4を操作して支払い操作を行う。その時点で支払いをしない場合は、顧客は、支払いの操作を行わない。携帯端末4は、顧客によって指定された商品の注文情報、顧客を特定するための顧客特定情報である顧客ID、顧客が注文した商品を取りに行く店舗の店舗情報、携帯端末4で支払いの操作が行われた場合は支払金額を含む支払情報等を、ネットワーク5を介してサーバ3に送信する。
【0014】
サーバ3は、受信した注文情報を記憶するとともに、受信した店舗情報で指定された店舗のPOS端末1に、注文情報、顧客ID、店舗情報、支払情報等を送信する。
【0015】
次に、
図2〜
図7を用いて、POS端末1について説明する。
図2は、POS端末1のハード構成を示すブロック図である。
図2において、POS端末1は、制御主体となるCPU11(Central Processing Unit)、各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)12、各種データを展開するRAM(Random Access Memory)13、各種プログラムを記憶するメモリ部14等を備えており、CPU11、ROM12、RAM13、メモリ部14は、互いにデータバス15を介して接続されている。CPU11とROM12とRAM13が、制御部100を構成する。すなわち、制御部100は、CPU11がROM12やメモリ部14に記憶されRAM13に展開された制御プログラム141に従って動作することによって、後述する制御処理を実行する。
【0016】
メモリ部14は、電源を切っても記憶情報が保持されるHDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリであって、制御プログラム141を含むプログラム等を記憶する。
【0017】
また、データバス15には、操作部17、店員用表示部18、顧客用表示部19、印字部20、コード読取部21がコントローラ16を介して接続されている。
【0018】
操作部17は、携帯端末4から注文され、サーバ3から受信した注文情報、顧客ID、店舗情報、支払情報等に基づいた商品情報処理を開始するための店外注文キー171と、取引において、顧客との精算終了を示す締めキー172を含む各種の操作キーを有している。
【0019】
店員用表示部18は、表示面を店員に向けて設置され、店員に対して情報を表示する。顧客用表示部19は、表示面を顧客に向けて設置され、顧客に対して情報を表示する。
【0020】
印字部20は、例えば熱を印加して印字を行うサーマルヘッドを搭載し、収納されたロール紙にサーマルヘッドで商品情報や決済情報を印字したレシートを発行する。コード読取部21は、例えば光学的にバーコードや二次元コード等のコードシンボルを読み取るコードリーダを有し、商品に貼付されたコードシンボルを読み取って商品コード等の情報を入力する。
【0021】
また、データバス15は、LANI/F(Interface)22とネットワークI/F23を接続している。LANI/F22は、LAN6と接続している。ネットワークI/F23は、ネットワーク5と接続している。
【0022】
図3は、POS端末1のメモリ部14に記憶された商品マスタ142を示すメモリマップである。
図3において、商品マスタ142は、商品コード部1421、商品名部1422、価格部1423、冷蔵要否部1424を有している。
【0023】
商品コード部1421は、商品を特定する商品コードを記憶している。商品名部1422は、商品コードで特定される商品の名称を記憶している。価格部1423は、商品コードで特定される商品の価格を記憶している。
【0024】
冷蔵要否部1424は、商品コードで特定される商品が、冷蔵が必要な商品であるか冷蔵が不要な商品であるかの情報を、商品コード毎に記憶する。具体的には、商品が、冷蔵が必要な商品である場合は、当該商品の冷蔵要否部1424にフラグ「1」が記憶されている。一方、商品が、冷蔵が不要な商品である場合は、当該商品の冷蔵要否部1424にフラグ「0」が記憶されている。
【0025】
図4は、POS端末1のRAM13に記憶された情報の一部を示すメモリマップである。
図4において、RAM13は、商品情報記憶部131、店外注文記憶部132、店外フラグ部133を有している。
【0026】
商品情報記憶部131は、コード読取部21で読み取られたコードシンボルに対応した商品情報を記憶する。店外注文記憶部132は、POS端末1がサーバ3から受信した注文情報、顧客ID、精算情報等を記憶する。また、店外注文記憶部132は、注文された商品に冷蔵を必要とする商品が含まれているかを示す冷蔵フラグ情報を記憶している。また、店外注文記憶部132は、店外注文記憶部132に記憶された注文情報に対応した商品の商品情報処理の有無を示す確認情報を記憶している。
【0027】
店外フラグ部133は、店外注文キー171が操作されたか否かを示す情報を記憶する。具体的には、店外注文キー171が操作された場合、店外フラグ部133にフラグ「1」が記憶される。なお、店外注文キー171が操作されていない場合、店外フラグ部133にはフラグ「0」が記憶されている。
【0028】
図5は、POS端末1のRAM13の一部を詳細に示すメモリマップである。具体的には、RAM13の店外注文記憶部132を詳細に示す。
図5において、店外注文記憶部132は、顧客ID部1321、支払情報部1322、冷蔵フラグ部1323、n個の商品コード部1324a〜1324n(「n」は任意の整数)、n個の確認フラグ部1325a〜1325n(「n」は任意の整数)を有している。
【0029】
顧客ID部1321は、サーバ3から受信した顧客IDを記憶する。支払情報部1322は、POS端末1がサーバ3から受信した支払情報に基づいた、携帯端末4での支払いの有無を示す情報を記憶している。具体的には、受信した支払情報に基づいて、すでに支払いがされていることを示す場合は、フラグ「1」を記憶する。また、受信した支払情報に基づいて、まだ支払いがされていないことを示す場合は、フラグ「0」を記憶する。
【0030】
冷蔵フラグ部1323は、注文情報で注文された商品に冷蔵商品が含まれる場合にフラグ「1」を記憶する。具体的には、注文情報で注文された商品について商品マスタ142を参照し、冷蔵要否部1424にフラグ「1」が記憶されている商品が含まれている場合、冷蔵フラグ部1323はフラグ「1」を記憶する。一方、注文情報で注文された商品に冷蔵商品が含まれていない場合、すなわち、冷蔵要否部1424にフラグ「1」が記憶されている商品が含まれていない場合、冷蔵フラグ部1323はフラグ「0」を記憶する。
【0031】
商品コード部1324a〜1324nは、受信した注文情報に含まれる商品コードを商品コード毎に記憶する。確認フラグ部1325a〜1325nは、商品コード部1324a〜1324nに記憶した商品コードについて、商品情報処理(
図7のステップS31〜ステップS35を参照)が実行されたことを示す情報を記憶する。具体的には、商品コードが入力されて商品情報処理を実行した商品の商品コードについてフラグ「1」を記憶する。商品情報処理が実行されていない商品の商品コードについてはフラグ「0」を記憶している。
【0032】
図6は、POS端末1の機能構成を示す機能ブロック図である。制御部100が、ROM12やメモリ部14に記憶された制御プログラム141を含む各種プログラムに従うことで保管情報生成手段101、保管情報出力手段102、判断手段103を機能させる。
【0033】
保管情報生成手段101は、携帯端末4によって指定された商品の注文情報が入力された場合、商品を保管するための複数のロッカー51を備えたロッカー装置2のうちの特定のロッカー51を指定するロッカー番号を生成する機能を有する。
【0034】
保管情報出力手段102は、保管情報生成手段101によって生成したロッカー番号を携帯端末4に記憶した顧客を特定する顧客特定情報である顧客IDとともにロッカー装置2に出力する機能を有する。
【0035】
判断手段103は、メモリ部14に記憶された商品マスタ142の冷蔵要否情報を参照して注文情報が含まれているか否かを判断する機能を有する。
【0036】
POS端末1は、サーバ3から注文情報を受信すると、注文情報を含むピッキング伝票情報を作成し、中継器7を介して情報端末8に送信する。情報端末8は、ピッキング伝票情報を表示部に表示する。店員は、表示されたピッキング伝票情報を見ながら、注文された商品をピッキングする。POS端末1は、ピッキングした商品に基づいて、
図7の処理を実行する。
【0037】
図7は、POS端末の制御処理の流れを示すフローチャートである。
図7において、制御部100は、サーバ3から、携帯端末4から注文された商品の注文情報、顧客ID、店舗情報、支払情報等の情報を受信したか否かを判断する(ステップS11)。受信したと判断した場合は(ステップS11のYes)、制御部100は、受信した情報を店外注文記憶部132に記憶する(ステップS12)。具体的には、受信した顧客IDを顧客ID部1321に記憶する。また、受信した注文情報に基づいて、注文を受けた商品の商品コードを、商品コード部1324a〜1324nに別々に記憶する。
【0038】
次に制御部100は、受信した支払情報に基づいて、当該注文についての金銭の支払いが、すでに携帯端末4の操作によって行われているか否かを判断する(ステップS13)。行われていると判断した場合は(ステップS13のYes)、制御部100は、すでに支払操作が行われていることを示すフラグ「1」を、支払情報部1322にセットする(ステップS14)。そして制御部100は、ステップS11に戻って待機する。なお、支払がまだ行われていないと判断した場合も(ステップS13のNo)、制御部100は、ステップS11に戻って待機する。
【0039】
また、サーバ3から、携帯端末4から注文された商品の注文情報、顧客ID、店舗情報、支払情報等を受信していないと判断した場合は(ステップS11のNo)、制御部100は、店外注文キー171が操作されたか否かを判断する(ステップS21)。店員は、サーバ3から受信した注文情報について商品情報処理を実行する場合は、店外注文キー171を操作して宣言する。店外注文キー171が操作されたと判断した場合は(ステップS21のYes)、制御部100は、店外フラグ部133に店外フラグを「1」にセットする(ステップS22)。そして制御部100は、ステップS11に戻って待機する。
【0040】
また、店外注文キー171が操作されていないと判断した場合は(ステップS21のNo)、制御部100は、上記コード読取部21から商品コードが入力されたか否かを判断する(ステップS31)。店員は、顧客が持参した商品や、店員がピッキングした商品のコードシンボルをコード読取部21で読み取らせる。制御部100は、コード読取部21にコードシンボルを読み取らせた場合に、商品コードが入力されたと判断する。
【0041】
上記コード読取部21から商品コードが入力されたと判断した場合は(ステップS31のYes)、制御部100は、店外フラグ部133に記憶されたフラグが「1」であるか否かを判断する(ステップS32)。店外フラグが「0」であると判断した場合は(ステップS32のNo)、制御部100は、店外からの注文ではなく店舗内での通常の商品購入であるとして、コード読取部21で読み取られたコードシンボルに対応した商品コードを、商品情報記憶部131に記憶する(ステップS33)。そして制御部100は、ステップS11に戻って待機する。
【0042】
一方、店外フラグ部133に記憶されたフラグが「1」であると判断した場合は(ステップS32のYes)、制御部100は、店外注文記憶部132に注文情報が記憶されているか否かを判断する(ステップS34)。記憶されていると判断した場合は(ステップS34のYes)、制御部100は、入力された商品コードに対応した確認フラグ部1325a〜nのフラグを「1」にセットする(ステップS35)。
【0043】
そして制御部100(判断手段103)は、当該商品が冷蔵商品であるか否かを判断する(ステップS36)。具体的には、入力された商品コードに対応して、商品マスタ142の冷蔵要否部1424に記憶されているフラグを見て、フラグが「1」であれば冷蔵商品であると判断する。また、冷蔵要否部1424に記憶されているフラグが「0」であれば、冷蔵商品ではないと判断する。
【0044】
当該商品が冷蔵商品であると判断した場合は(ステップS36のYes)、制御部100は、冷蔵フラグ部1323を「1」にセットする(ステップS37)。そして制御部100は、ステップS11に戻って待機する。一方、当該商品が冷蔵商品でないと判断した場合は(ステップS36のNo)、制御部100は、ステップS11に戻って待機する。また、ステップS34において、店外注文記憶部132に注文情報が記憶されていないと判断した場合は(ステップS34のNo)、制御部100は、入力された商品コードの商品は注文情報には存在しないとして、エラーを示すメッセージを、店員用表示部18と顧客用表示部19に表示する(ステップS38)。そして制御部100は、ステップS11に戻って待機する。
【0045】
また、ステップS31において、コード読取部21から商品コードが入力されていないと判断した場合は(ステップS31のNo)、次に制御部100は、締めキー172が操作されたか否かを判断する(ステップS41)。締めキー172は、決済処理を実行するためのキーである。決済処理とは、POS端末1において、商品情報に基づいて、当該売上げを加算して店舗の累計売上情報を更新する処理をいう。
【0046】
締めキー172が操作されたと判断した場合は(ステップS41のYes)、制御部100は、店外フラグ部133に記憶されている店外フラグが「1」であるか否かを判断する(ステップS42)。店外フラグが「1」ではなく「0」であると判断した場合は(ステップS42のNo)、制御部100は、店舗内で購入された商品について、商品情報記憶部131に記憶された商品情報に基づいて決済処理を実行する(ステップS43)。そして制御部100は、商品情報記憶部131に記憶された商品情報を消去し(ステップS44)、制御部100は、処理を終了する。
【0047】
一方、店外フラグ部133に記憶されている店外フラグが「1」であると判断した場合は(ステップS42のYes)、制御部100は、支払情報部1322に記憶された支払フラグが「1」であるか否かを判断する(ステップS51)。支払フラグが「1」であると判断した場合は(ステップS51のYes)、制御部100は、すでに支払操作が終了しているとして、店外注文記憶部132に記憶されている注文情報に基づいて決済処理を実行する(ステップS52)。そして制御部100は、印字部20で、注文情報と決済情報とを印字処理を実行してレシートを発行する(ステップS53)。
【0048】
次に制御部100(保管情報生成手段101)は、
図8に示すロッカー装置2において、ピッキングした商品を収納して保管するためのロッカー(保管室)51を特定するロッカー番号(保管情報)を生成する(ステップS54)。後述するロッカー装置2の制御部300は、使用が終了して空き状態となったロッカー51の情報を、LAN6を介してPOS端末1に送信するため、制御部100は、空いているロッカー51のロッカー番号と、使用中のロッカー51のロッカー番号を認識している。そのため、制御部100は、空いているロッカーのロッカー番号から任意の番号を生成する。次に制御部100(保管情報出力手段102)は、生成したロッカー番号、店外注文記憶部に記憶されている注文情報、顧客ID、冷蔵フラグ部1323に記憶されている冷蔵フラグ等の情報を、LAN6を介してロッカー装置2に送信する(ステップS55)。
【0049】
次に制御部100は、支払情報部1322に記憶された支払フラグが「1」であるか否かを判断する(ステップS56)。支払フラグが「1」であると判断した場合は(ステップS56のYes)、制御部100は、すでに支払操作が終了しているとして、店外注文記憶部132に記憶されている注文情報を消去する(ステップS57)。そして制御部100は、各種フラグ(店外フラグ、確認フラグ、冷蔵フラグ、支払フラグ)を「0」にセットする(ステップS58)。
【0050】
なお、ステップS51において、支払情報部1322に記憶された支払フラグが「1」ではなく「0」であると判断した場合は(ステップS51のNo)、制御部100は、次にステップS54の処理を実行し、ステップS56において、支払情報部1322に記憶された支払フラグが「1」ではなく「0」であると判断した場合は(ステップS56のNo)、制御部100は、次にステップS58の処理を実行する。
【0051】
また、ステップS41において、締めキー172が操作されていないと判断した場合は(ステップS41のNo)、次に制御部100は、ロッカー装置2から、支払情報と顧客IDを受信したか否かを判断する(ステップS61)。受信したと判断した場合は(ステップS61のYes)、制御部100は、店外注文記憶部132に記憶された注文情報について、同時に受信した顧客IDで特定された商品コード部1324a〜1324nのいずれかに記憶されている商品コードに対応して、決済処理を実行する(ステップS62)。そして制御部100は、ステップS57の処理を実行する。また、支払情報と顧客IDを受信していないと判断した場合は(ステップS61のNo)、制御部100は、ステップS11に戻って待機する。
【0052】
このような実施形態のPOS端末1によると、制御部100は、携帯端末4で注文された商品の注文情報をサーバ3から受信する。そして、当該注文情報に対応付けられた商品を収納して保存するロッカーを指定するロッカー番号を生成して、顧客IDとともにロッカー装置2に送信する。店員は、指定されたロッカー番号のロッカーに注文された商品を収納して保管する。後に、店舗を訪れた顧客は、当該顧客IDが記憶された携帯端末4で注文した商品をロッカー装置2にかざすことで、商品が保管されているロッカーから商品を取り出すことができる。
【0053】
次に、
図8〜
図11を用いて、ロッカー装置2について説明する。
図8は、ロッカー装置2の構成を示す正面図である。
図8において、実施形態のロッカー装置2は、12個のロッカー51を備えている。各ロッカー51の入口には、ロッカー51を開閉する扉52が設けられている。扉52は、ヒンジ53によってロッカー51を開放する開放位置とロッカー51を閉止する閉止位置との間で回動可能に保持されている。各扉には、それぞれ「1」〜「12」までの数字が印刷されており、この数字「1」〜「12」が、ロッカー番号を表している。
【0054】
また、各扉52には、ロッカー51の使用状態と施錠状態を示すインジケータ54が設けられている。ロッカー51が使用中の場合、インジケータ54は赤色に点灯する。また、扉52が開錠されている場合、インジケータ54は、赤色に点滅する。ロッカー51が使用されていない場合、ロッカー51は施錠されているがインジケータ54は緑色に点灯する。
【0055】
また、ロッカー装置2は、
図8の右側部分に、表示部37、印字部38、読取部39を備えている。読取部39は、携帯端末4をかざすと、携帯端末4に記憶されている顧客IDを読み取って入力する。表示部37は、顧客が取り出す商品が保管されているロッカー51を示す「1」〜「12」のいずれかのロッカー51の番号を表示する。印字部38は、読取部39に携帯端末4をかざして、購入した注文商品の支払いを行ったときに、支払伝票を発行する。
【0056】
図9は、ロッカー装置2のハード構成を示すブロック図である。
図9において、ロッカー装置2は、制御主体となるCPU31、各種プログラムを記憶するROM32、各種データを展開するRAM33、各種プログラムを記憶するメモリ部34等を備えており、CPU31、ROM32、RAM33、メモリ部34は、互いにデータバス35を介して接続されている。CPU31とROM32とRAM33が、制御部300を構成する。すなわち、制御部300は、CPU31がROM32やメモリ部34に記憶されRAM33に展開された制御プログラム341に従って動作することによって、後述する制御処理を実行する。
【0057】
RAM33は、POS端末1からステップS55で送信された情報(ロッカー番号、店外注文記憶部132に記憶されている注文情報、顧客ID、支払情報部1322に記憶されている支払フラグ、冷蔵フラグ部1323に記憶されている冷蔵フラグ等)を記憶する情報記憶部331を有している。メモリ部34は、電源を切っても記憶情報が保持されるHDDやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリであって、制御プログラム341を含むプログラム等を記憶する。
【0058】
また、データバス35には、表示部37、印字部38、読取部39、施錠・開錠部40、冷蔵部41がコントローラ36を介して接続されている。
【0059】
印字部38は、例えば熱を印加して印字を行うサーマルヘッドを搭載し、収納されたロール紙にサーマルヘッドで情報を印字した伝票を発行する。
【0060】
読取部39は、例えばNFC(Near Field Communication)技術を利用した近距離無線通信を用いて、携帯端末4に記憶されている顧客IDを読み取って入力する。なお、読取部39は、携帯端末4の表示部に表示されてコードシンボルを光学的に読み取るようにしてもよい。
【0061】
施錠・開錠部40は、「1」〜「12」のロッカー51に設けられた扉52を、個別にロッカー51に対して施錠し、また開錠する。冷蔵部41は、「1」〜「12」のロッカー51を個別に冷蔵する。
【0062】
また、データバス35は、LANI/F42を接続している。LANI/F42は、LAN6と接続している。
【0063】
図10は、ロッカー装置2の機能構成を示す機能ブロック図である。制御部300が、ROM32やメモリ部34に記憶された制御プログラム341を含む各種プログラムに従うことで記憶手段301、開錠手段302、施錠手段303、冷蔵手段304、冷蔵停止手段305を機能させる。
【0064】
記憶手段301は、POS端末1から入力された、顧客を特定する顧客IDと、複数のロッカー51のうちの特定のロッカー51を指定するロッカー番号と、を対応付けて記憶する機能を有する。
【0065】
開錠手段302は、携帯端末4から顧客IDが入力された場合、当該顧客IDと対応して記憶手段301によって記憶されたロッカー番号によって指定されたロッカー51を開錠する機能を有する。
【0066】
施錠手段303は、ロッカー51を施錠する機能を有する。
【0067】
冷蔵手段304は、POS端末1から、ロッカー番号とともに商品の冷蔵保管を指示する冷蔵情報が入力され、ロッカー番号により特定されるロッカー51を施錠手段303が施錠した場合に、冷蔵部41が当該ロッカー51の冷蔵を開始する機能を有する。
【0068】
冷蔵停止手段305は、開錠手段302によって冷蔵されたロッカー51が開錠された場合に、当該ロッカー51の冷蔵手段304による冷蔵を停止する機能を有する。
【0069】
図11は、ロッカー装置2の制御処理の流れを示すフローチャートである。
図11において、制御部300は、POS端末1からステップS55に伴う情報を受信したか否かを判断する(ステップS71)。受信したと判断した場合は(ステップS71のYes)、制御部300(記憶手段301)は、情報記憶部331に、受信した、ロッカー番号、店外注文記憶部132に記憶されている注文情報、顧客ID、支払情報部1322に記憶されている支払フラグ、冷蔵フラグ部1323に記憶されている冷蔵フラグ等の情報を記憶する(ステップS72)。
【0070】
次に制御部300は、POS端末1から受信したロッカー番号に基づいて、該当するロッカー51の扉52を開錠する(ステップS73)。店員は、開錠されたロッカー51に注文された商品を収納して扉52を閉止する。制御部300は、扉52が閉止されたか否かを判断する(ステップS74)。閉止されるまで待機し(ステップS74のNo)、閉止されたと判断した場合は(ステップS74のYes)、制御部300(施錠手段303)は、施錠・開錠部40を制御して、当該ロッカー51の扉52を施錠する(ステップS75)。
【0071】
次に制御部300は、情報記憶部331に記憶した冷蔵フラグが「1」であるか否かを判断する(ステップS76)。冷蔵フラグが「1」であると判断した場合は(ステップS76のYes)、制御部300(冷蔵手段304)は、冷蔵部41を制御して当該ロッカー51の冷蔵を開始する(ステップS77)。そして制御部300は、処理を終了する。なお、ステップS76において、冷蔵フラグが「1」ではなく「0」であると判断した場合は(ステップS76のNo)、制御部300は、当該ロッカー51を冷蔵することなく処理を終了する。
【0072】
また、ステップS71において、POS端末1からステップS55に伴う情報を受信したPOS端末1からステップS55に伴う情報を受信したのではないと判断した場合は(ステップS71のNo)、制御部300は、商品を取りに来た顧客が読取部39に携帯端末4をかざして、顧客IDが入力されたか否かを判断する(ステップS81)。顧客IDが入力されたのではないと判断した場合は(ステップS81のNo)、制御部300は、ステップS71に戻って待機する。
【0073】
顧客IDが入力されたと判断した場合は(ステップS81のYes)、制御部300は、情報記憶部331に、該当する顧客IDが記憶されているか否かを判断する(ステップS82)。該当する顧客IDが記憶されていると判断した場合は(ステップS82のYes)、次に制御部300は、情報記憶部331に、当該顧客IDに対応して支払情報部1322に記憶されているロッカー番号の支払フラグが「1」であるか否かを判断する(ステップS83)。支払フラグが「1」であると判断した場合は、すでに支払は済んでいるため、次に制御部300は、入力された顧客IDに対応するロッカー番号のロッカー51が冷蔵中であるか否かを判断する(ステップS84)。
【0074】
冷蔵中であると判断した場合は(ステップS84のYes)、制御部300(冷蔵停止手段305)は、冷蔵部41を制御して、当該ロッカー51の冷蔵を停止する(ステップS85)。次に制御部300は、入力された顧客IDに対応したロッカー番号を表示部37に表示する(ステップS86)。そして制御部300(開錠手段302)は、施錠・開錠部40を制御して、表示部37に表示されたロッカー番号のロッカー51の扉52を開錠する(ステップS87)。また、冷蔵中ではないと判断した場合は(ステップS84のNo)、制御部300は、ステップS86の処理を実行する。
【0075】
また、ステップS83において、支払フラグが「1」でなく「0」であると判断した場合は(ステップS83のNo)、制御部300は、まだ支払は済んでいないため、制御部300は、読取部39を介して、携帯端末4に対して支払処理を実行する(ステップS88)。具体的には、制御部300は、携帯端末4が記憶している電子マネー情報にアクセスし、当該電子マネー情報から注文商品の代金分を減額する。そして減額分の代金情報を取得する。
【0076】
そして制御部300は、支払処理を実行した支払情報と、上記取得した代金情報と、ロッカー番号とを、POS端末1に送信する(ステップS89)。そして制御部300は、ステップ84を実行する。
【0077】
なお、ステップS82において、該当する顧客IDが記憶されていないと判断した場合は(ステップS82のNo)、制御部300は、エラーを示すメッセージを表示部37に表示する(ステップS91)。
【0078】
このようなロッカー装置2は、POS端末1から、ロッカー番号の情報を受信すると、該当するロッカー51を開錠する。冷蔵商品があればロッカー51を冷蔵する。そして施錠したロッカー51内の商品を保管する。また、顧客が携帯端末4をかざすと、顧客IDと対応付けられたロッカー番号のロッカー51を開錠する。このようなロッカー装置2は、顧客が携帯する携帯端末4をかざすだけで、該当するロッカー51から商品を取り出すことができるため、配送時間に間に合わない場合でも、注文した商品を店舗で受け取ることができる。また、冷蔵が必要な商品は、保管中冷蔵されるので、商品価値を維持することができる。
【0079】
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0080】
例えば、実施形態では、POS端末1がサーバ3から情報を直接受信するようにしたが、店舗のバックヤードに設置された店舗サーバ(図示せず)がPOS端末1の代わりに受信するようにしてもよい。この場合、店舗サーバが情報処理装置であり、店舗サーバからロッカー装置2に情報を送信する。
【0081】
また、実施形態では、情報端末として携帯端末4を用いたが、パソコン等の携帯以外の情報端末であってもよい。
【0082】
また、実施形態において、支払に係る処理は必須の要件ではない。
【0083】
なお、実施形態の情報処理装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0084】
また、実施形態の情報処理装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、実施形態の情報処理装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0085】
また、実施形態の情報処理装置で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。