特許第6364579号(P6364579)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 畑中 廣美の特許一覧

特許6364579劣化抑制剤入アスファルト混合物の製造方法。
<>
  • 特許6364579-劣化抑制剤入アスファルト混合物の製造方法。 図000002
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6364579
(24)【登録日】2018年7月6日
(45)【発行日】2018年7月25日
(54)【発明の名称】劣化抑制剤入アスファルト混合物の製造方法。
(51)【国際特許分類】
   E01C 7/06 20060101AFI20180712BHJP
【FI】
   E01C7/06
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2018-71284(P2018-71284)
(22)【出願日】2018年4月3日
【審査請求日】2018年4月3日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】596059691
【氏名又は名称】畑中 廣美
(72)【発明者】
【氏名】畑中 廣美
【審査官】 西田 光宏
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭49−127304(JP,A)
【文献】 特開平11−323807(JP,A)
【文献】 特開2004−143684(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0009533(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0022686(US,A1)
【文献】 特開昭52−049236(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3075446(JP,U)
【文献】 特開昭59−030747(JP,A)
【文献】 塩田政利,「CWC」工法 木材の劣化を防止するガラス形成技術 木材用防腐防蟻防劣化塗装の技術,JETI,2011年 3月18日,Vol.59 No.3,P.114-116
【文献】 (株)日興,甦る木質改質剤,JETI,2012年 7月10日,Vol.60,No.8,P.97-104
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C04B 14/42
C04B 28/00
E01B 1/00
E01C 5/00
E01C 7/06
E01C 7/24
E01C 7/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アスファルト混合物(アスファルト合材ともいう)の製造において、粗骨材、細骨材、フイラー(石粉)及び精製された石油アスファルト(以下「アスファルト」という)で構成されるアスファルト混合物を、アスファルトプラントにて製造するにあたり、液体ガラスの原料を組成する、Sio2無機微粒子と、TEOS+アルコールと、バインダーと、Mg、V、Znの成分により、組成する原料の配合でアルコールを増量した調合により希薄状液体ガラスに精製し、これを加熱アスファルト混合物に劣化抑制剤として用いるもので、希薄状液体ガラスの劣化抑制剤を界面活性剤又は超音波破砕機でアスファルトに混合させ、配合設計条件での単位容量当りの計算による割合で配合・調合させたアスファルト混合物に製造し、道路用アスファルト合材としてミキサからダンプトラックに積込み舗装現場で舗設しローラで所定の回数で締固めたアスファルト混合物の製造を特徴とした劣化抑制剤入アスファルト混合物の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、従来のアスファルト混合物の製造方法によるアスファルト舗装道路の表面には、ひび割れ、わだち掘れ、縦断方向の凹凸、その他の損傷で維持修繕費用が係っているのが現状である。
【背景技術】
【0002】
液体ガラスを希薄状に精製させアスファルト劣化抑制剤として用いるもので、この液体ガラスの原料を組成する、Sio2系無機微粒子と、TEOS系成分+アルコール(無水エタノール)と、バインダーと、Mg、V、Znの成分により組成PPMする原料の配合で無水エタノールを増量した調合により希薄状液体ガラスに精製した劣化抑制剤を、アスファルト製造過程で界面活性剤又は超音波破砕機でアスファルトに混合させ、加熱アスファルト混合物にアスファルト劣化抑制剤を混合させ製造したものを、道路用アスファルト合材とすることで、基層及び表層のアスファルト混合物は石英ガラス状に硬化する液体ガラスを原料とした劣化抑制剤は、その石英成分は二酸化ケイ素のためガラスを主成分とした劣化抑制剤から、アスファルト混合物は耐候性、耐荷重性、耐熱性に効果が期待できる劣化抑制剤入アスファルト混合物である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特願2017−216906号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
アスファルト舗装の耐用年数(寿命)は、設計条件では20年とされるが一般的には10年程度でアスファルト舗装の損傷が生じ、維持修繕を余儀なくされているのが現状である、
真夏での灼熱及び寒冷地における自然環境や交通量等により舗装路面に、ひび割れ・わだち掘れが生じ、時には交通に影響を与えている舗装路面を考えた時、従来のアスファルト舗装の混合物に係る製造方法を見直すことが必要であり、そこで本発明の劣化抑制剤を混ぜたアスファルト混合物の製造を特徴とした劣化抑制剤入アスファルト混合物の製造方法で課題が解決される。
【0005】
本発明は、このような状況を鑑みて案出された、劣化抑制剤入アスファルト混合物の製造方法に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の、アスファルト混合物(アスファルト合材ともいう)の製造において、粗骨材、細骨材、フイラー(石粉)及び精製された石油アスファルト(以下「アスファルト」という)で構成されるアスファルト混合物を、アスファルトプラントにて製造するにあたり、液体ガラスの原料を組成する、Sio2無機微粒子と、TEOS+アルコールと、バインダーと、Mg、V、Znの成分により、組成する原料の配合でアルコールを増量した調合により希薄状液体ガラスに精製し、これを加熱アスファルト混合物に劣化抑制剤として用いるもので、希薄状液体ガラスの劣化抑制剤を界面活性剤又は超音波破砕機でアスファルトに混合させ、配合設計条件での単位容量当りの計算による割合で配合・調合させたアスファルト混合物に製造し、道路用アスファルト合材としてミキサからダンプトラックに積込み舗装現場で舗設しローラで所定の回数で締固めたアスファルト混合物の製造を特徴とした劣化抑制剤入アスファルト混合物の製造方法に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の劣化抑制剤入アスファルト混合物の製造方法は、常温領域(常温とは15℃〜25℃)で石英ガラス状として硬化する劣化抑制剤入アスファルト舗装は、高硬度、耐候性、耐熱性などを防止する劣化抑制剤によるアスファルト舗装を特徴とした製造において、維持修繕費用を大幅に削減でき、又、交通の流れを円滑にできるため物流面での経済効果に期待できる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
次に図面を参照して、本発明の劣化防止混和剤入コンクリートの製造方法につて説明する。
【0009】
本発明において、アスファルト混合物の製造において、アスファルト混合所において粗骨材、細骨材、フイラー及びアスファルトで構成されるアスファルト合材は道路用舗装として用いるが、このアスファルトは原油に含まれる炭化水素類の中で最も重質のもので、減圧蒸留装置で作られた減圧残油はそのまま精製されたアスファルトとは、その硬さで示され一定温度に保った試料に規定の針が垂直に進入した長さ(mm)の10倍で表し針入度が大きい程軟質ということになる。
規定での温度は25℃で荷重は100gで時間は5秒に決められている、ここでストレートアスファルトの針入度は0〜300mmで、舗装用の主力は60〜80mmのものである。
このアスファルトに液体ガラスを精製し希薄状にしたアスファルト劣化抑制剤として活用するもので、液体ガラスの原料を組成する、Sio2系無機微粒子と、TEOS系成分+アルコール(無水エタノール)と、バインダーと、Mg、V、Znの成分により、組成する原料の配合で無水エタノールを増量した調合により希薄液体ガラスに精製し、希薄した液体ガラスの劣化抑制剤を界面活性剤又は超音波破砕機でアスファルトにも混合させ、加熱アスファルト混合物の配合設計での単位容積当りの計算による割合で、配合・調合した劣化抑制剤をアスファルト混合物に混ぜて製造し、道路用アスファルト合材として舗設しローラで所定の回数で締固めた後は、石英ガラス状に硬化する液体ガラスの劣化抑制剤は、その石英成分は二酸化ケイ素のためガラスを主成分としたアスファルト混合物の製造を特徴とした劣化抑制剤入アスファルト混合物の製造方法である。
【0010】
なお、無水エタノールを増量した調合により、の記載において、「液体ガラス」と「ガラス塗料」を製造・販売する有限会社タートル(平成20年、常温ガラスの発明者で特許権者の早稲田大学理工学総合研究センター森実博士が同社の顧問)の製品カタログ(製品名:ガラス塗料お試しセット)によると、用途、コンクリート・金属・木材、ホーロ、陶器面、とあり、液体ガラス0,5kgで10平方メートル塗料できるとの説明から、1kg(比重は水より微量に重いがほぼ1リットル)では20平方メートル塗れることになり、液体ガラスの濃度は非常に薄い希薄状の塗料剤であると判断される事から、「無水エタノール(アルコール)を増量した調合により希薄液体ガラスに精製し」の増量とは、通常の液体ガラスに更に無水エタノールを15%程に増量し、115%の希薄状の液体ガラスにし、アスフアルト混合物の製造時に添加して用い、一層の薄い液体ガラス状として用いることで、表層用アスファルト混合物に用いる滑り止め「ゴム入りアスフアルト乳剤」を活かす目的から表層アスファルト混合物に添加する希薄液体ガラスの「劣化抑制剤」とした。
【0011】
アスファルトとは、アスファルトもしくは土瀝青(どれきせい)とは、原油に含まれた炭化水素類の中で最も重質のものであり、減圧蒸留装置で作られた減圧残油はそのまま製品アスファルトとなり、ストレートアスファルトと呼ばれる。ストレートアスファルトの性状を改善するため、溶剤抽出(溶剤脱歴)や空気酸化(ブローン・アスファルト製造)などの処理を行うこともある。粘度の高い液体(ピッチ)であり、常温ではほとんど流動しないものが多い。
道路の舗装や防水剤などに使われる。なお、日本やアメリカ等では石油を精製して採れた減圧重質油をアスファルトと呼ぶに対し、ヨーロッパではビチユーメンと呼び、このビチユーメンに骨材や砂などを混合したものをアスファルト(日本ではアスファルト混合物またはアスファルト合材)と呼んでいる。
【0012】
原料となる、石英ガラス(溶融石英ガラスをいう)は名前の通りガラスの一種であり、他のガラスは種々の成分から出来ているのに対し、石英ガラスはほぼSiO2だけからできている。石英ガラスに含まれる金属不純物の量は極めて少なく、多いもので数10PPM(10万分の1)、少ないものでは10PPb(1億分の1)以下で純度が極めて高いのが石英ガラスの特長であり、成分にはケイ素(SiO2)と、その他微量のホウ酸(B2O3)、アルミナ、酸化鉛、酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化カルシウムからの物質元素で組成されるも、主原料となるケイ素(SiO2)は99、9%以上の高純度からなるケイ素(SiO2系無機微粒子)を主成分とし組成されている。
この石英ガラスを用いた、液体ガラスの製法は、石英と言われる(1)SiO2系無機微粒子と(2)TEOS(テトラエトキシシラン)系成分+アルコールと、(3)バインダー少量と、(4)Mg(マグネシウム)、V(バナジウム)、ZM(亜鉛)からの成分による組成(物質の元素)から成る。バインダー(有機)の物質は結合剤とも言い、ポリピニルアルコールと、メチルセルロースと、アクリル樹脂から成る物質を有機バインダーと言う。
1)、ポリピニルアルコールとは、ポリ酢酸ビニルを酸またはアルカリで加水分解することにより得られる、水酸基を有する水溶性の重合体である。用途は接着、界面活性剤として使われる。
2)、メチルセルロースとは、増粘、ゲル化、気泡安定化、加熱調理時の型崩れ防止等に使用される
用途は乳化、保水、粘化剤などに使われる。
3)、アクリル樹脂とは、アクリル酸エステルあるいはメタクリル酸エステルの重合体で、透明性の高い非晶質の合成樹脂である。用途は樹脂の成型技術の発達により有機ガラスが実現し、アクリル樹脂塗料の原料として広く使用され、アクリル樹脂のエマルションは接着剤としも用いられる。
【0013】
液体ガラスの原料を組成する、Sio2系無機微粒子と、TEOS系成分+アルコール(無水エタノール)と、バインダーと、Mg、V、Znの成分により、組成する原料の配合で無水エタノールを増量した調合により希薄液体ガラスに精製し、これをアスファルトへ劣化抑制剤として混ぜる時に界面活性剤を使う、この界面活性剤とは、物質の界面(物質と物質の境)に作用して性質を変化させる物質の総称であるが、例えば、水と油は同じ容器に入れても混じり合いません、そこに、界面活性剤を入れると物質の界面が変化して混じりあうのです。つまり、複数の物質を均一に混ぜ合わせるときに、界面活性剤を使えば質の高いものができる。界面活性剤には、「浸透作用」「乳化作用」「分散作用」という3つの作用があります。浸透作用とは、物質の中に別の物質をしみこませる作用のこと、乳化作用とは、界面活性剤を加えることで、水と油が混じり合うことです、分散作用とは、粉末の様に水に浮いて溶けにくい物質を水中に分散させる作用のことを言う。
界面活性剤には、「陰イオン界面活性剤」と「陽イオン界面活性剤」と「両性界面活性剤」と「非イオン界面活性剤」とがありますが用途に応じて用いる。
一方、超音波破砕機とは、分子構造を破壊し乳化や分散・化学反応の促進を行うことのできる装置で、鉱物などの分散化や物質の乳化などを行うことができる。超音波を利用することによって、物質の粒子が均一化できるのが大きなメリットです。
このように劣化抑制剤を精製アスファルトに混合させるには「界面活性剤」又は「超音波破砕機」のいずれも混合が容易であり、材料面や作業工程のコスト等を考慮して使用する。
【0014】
本来、液体ガラスの発明は1987年であり製品開発から既に30年余が経過している中で、発明者である株式会社ニッコーの塩田政利氏は、通常、ガラスは1,400度以上の高温でなければ液状に溶解しないが、塩田氏は常温(15℃〜25℃の範囲をいう)で液体化させる事に成功する。しかし、この液体ガラスの用途は、木材と既存コンクリート構造物の表面に塗布する方法のみで製品化している。そこで、別の方法で液体ガラスを発明した段落「0010」で記載の、有限会社有限会社タートルで製造・販売する「液体ガラス」と「ガラス塗料」は、同等品の液体ガラスと理解しており、全くの別会社であることが判明する。
従って、この液体ガラスを幅広く全ての国々で製造するコンクリートに混ぜて用いる様にしたのが、既に出願済みの発明の名称:劣化防止混和剤入コンクリートの製造方法に関する液体ガラスを、さらにアスファルト混合物にも混合し劣化抑制剤と用いる目的で研究してきた成果について、本願「アスファルト混合物の製造を特徴とした劣化抑制剤入アスファルト混合物の製造方法」であり、
国内のインフラ整備に活用するのは無論のこと、今、中国が主体として進めているアジアと欧州等への「一帯一路」構想及び北米・南米アメリカなど世界の国々のインフラ整備に役立たせる必要から、本発明の「劣化抑制剤」を日本の革命製品として世界中のアスファルト舗装道路に、貢献できるアスファルト混合物の劣化抑制剤は舗装の耐用年数が飛躍的に伸ばすことが可能な技術を日本から世界に発信したい。
【0015】
劣化抑制剤を混合するアスファルト混合物には、新規骨材又は再生骨材利での表層として用いる、密粒度アスファルト混合物、細粒度アスファルト混合物、密粒度ギャップアスファルト混合物、細粒度ギャップアスファルト混合物、開粒度アスファルト混合物、ポーラスアスファルト混合物とであり、一方、基層として用いる、粗粒度アスファルト混合物から成り、表層及び基層で構成された混合物に加え、更に、アスファルト舗装の破損と維持修繕工法には、パッチング段差摺り付け、シール材注入、表面処理、グルービング、薄層オーバーレイ、わだち部オーバーレイのアスファルト混合物及び維持修繕工法にも劣化抑制剤を混合し用いる事が出来る。
【0016】
アスファルト混合物はアスファルト混合所(プラント)において粗骨材、細骨材、フイラー及びアスファルトで構成されるが、製造から舗設迄の工程においての一番注意しなければならないのは加熱温度の管理であり、アスファルト混合物温度が低下すると、舗設作業が極めて困難となることから、施工に当たっては温度管理が最も重要となってくる。つまり、プラントから施工現場までの運搬距離と運搬時間なども考慮した温度管理が必要となる。
アスファルト温度管理基準は、(1)アスファルト混合物温度は185℃以下(混合時間45秒〜60秒)、(2)敷均し温度は110℃以上、(3)初期転圧温度は110℃〜140℃、(4)二次転圧温度は70℃〜90℃、で温度管理がされている。
【0017】
アスファルトプラントとは、符号、1、骨材を製造ラインに送るために一時貯蔵する装置(コールドホッパ)。2、骨材を加熱して乾燥させる装置(ドライヤ)。3、排気ガスを通過させダスト等を捕集する装置(バグフィルタ)。3-1加熱した骨材をスクリーンに運ぶ装置(ホットエレベータ)。3-2ホットエレベータで運ばれた骨材を所定の粒度区分に分級する装置(スクリーン)。 4、スクリーンで分級された骨材を保温し一時貯蔵する装置(ホットビン)。
5、骨材・フイラー(石粉)・アスファルトを別々に計量する装置(計量装置)。
6、計量された骨材・石粉・アスファルトを均一に混合する装置(ミキサ)。
7、フイラー(常温)をミキサに投入。8、骨材・フイラーを混合。9、計量したアスファルトを添加。9-1 計量した劣化抑制剤を添加。10、骨材・フイラー・アスファルト(劣化抑制剤入)を混合、加熱アスファルト合材とする。11、ミキサからダンプトラックに積込みして
道路舗装現場に運搬し舗設する仕組みである。
【0018】
道路用アスファルト合材標準配合表について例示その1表層部、
アスファルト混合物の品名(1)細粒度アスコン(車道)(2)配合率:As+劣化抑制剤混合剤「8,8%+0,88kg」、(3)Fi「15,0%」(4)粗砂・細砂「48,2%」、(5)ダスト「0%」、(6)粗骨材「28,0%」突固め回数50回と標準配合を設定し、摘要欄に試験ねりにより配合を決定すると記す。
例示その2表層部、アスファルト混合物の品名(1)密粒度ギャップアスコン・ゴム無し、(2)配合率:As+劣化抑制剤混合剤「5,8%+0,58kg」、(3)Fi「9,8%」(4)細砂「19,1%」、(5)ダスト「6,4%」、(6)粗骨材「58,9%」突固め回数75〜50回と標準配合を設定し、摘要欄に試験ねりにより配合を決定すると記し、これらの決定した配合を加熱アスファルト混合物配合報告書で施工現場(施工業者)に報告する。
例示その3基層部、アスファルト混合物の品名(1)粗粒度アスコン(2)配合率:As+劣化抑制剤混合剤「5,3%+0,9kg」、(3)Fi「3,5%」(4)粗砂・細砂「22,5%」、(5)ダスト「0%」、(6)粗骨材「68,7%」突固め回数75〜50回と標準配合を設定し、摘要欄に切込砕石使用と記載。配合表に従いアスファルト混合物をアスファルトプラントで製造し、舗装現場までは、ダンプトラックで運搬しアスファルト・フイニッシャーでアスファルト混合物の敷均しを行い、敷均しが終わったらローラを用いて、継目、初期転圧、二次転圧、仕上げ転圧の順に締固めを行う、ローラは施工方向に駆動輪を向けて作業をするのが基本であり、舗設後は直ちに一般車両が通行可能とし養生期間を不要としたのが、コンクリート舗装との大きな違いである。
【0019】
道路用アスファルト合材標準配合表について例示その3、
表―1 細粒度ギャップアスコンの配合例
No. F/A As+劣化抑制剤 F S C
1 1,71 6,0%+0,60kg 10,3% 41,8% 41,9%
2 1,71 7,0%+0,70kg 12,0% 40,5% 40,5%
3 1,71 8,0%+0,80kg 13,7% 39,1% 39,2%
表―2 表層標準配合表
混合物種類 アスファルト量+劣化抑制剤(kg) フイラー量F/AS比
細粒度ギャップアスコン 6,0〜8,0%+0,60〜0,80kg 1,7程度
密粒ギャップアスコン 5,0〜6,5%+0,50〜0,65kg 1,7程度
細粒度アスコン 7,5〜9,5%+0,75〜0,95kg 1,7程度
上記の数種の配合について劣化抑制剤の添加率、表層10%=1kg、基層15%=1,5kgを標準配合とする、又、マーシャル試験を実施する。
種 類 細粒度ギャップアスコン 密粒ギャップアスコン 細粒度アスコン
安定度(kg) 500以上 500以上 350以上
フロー値(1/100cm) 20〜40 20〜40 20〜80
空隙率(%) 3〜 5 3〜 5 2〜 5
飽和度(%) 7,5〜8,5 75〜85 75〜90
マーシャル試験によって決める配合のアスファルト量は、全ての基準値を満足する範囲の中の中央値とする。
【0020】
アスファルト混合物事前審査制度において、工事の発注単位ごとに行われているアスファルト混合物(再生アスファルト混合物を含む)の品質を審査機関が事前に審査し、これを認定することによって各工事ごとの基準試験及び書類の提出等を一部省略して、書類の内容チエック及び承認等に関する監督業務を簡素化し、現場業務の改善を図る事を目的として実施する。
認定を受けた混合所の認定混合物を使用する工事について適用するものとする。と定められており、工事受注業者は工事施工計画書にアスファルト混合物の配合表を添えて監督員に提出し、アスファルトプラント業者の試験員と打合せしアスファルト舗装を製造させている。
【0021】
本願のアスファルト混合物の製造を特徴とした補強剤入アスファルト混合物の製造方法には、大半のアスファルト舗装、つまり、セミホット型アスファルト舗装、グースアスファルト舗装、遮水型排水性舗装、コンポジット舗装、大粒径アスファルト舗装、フルデプスアスファルト舗装、ルビット舗装、ハイドレーン舗装、などのアスファルト混合物に劣化抑制剤を混合し用いることができ、
アスファルト舗装の寿命を伸ばすことが可能な劣化抑制剤である。
一方、試験は加熱アスファルト混合物の試験は従来のマーシャル安定度、空隙率、透水係数、と水浸マーシャル試験、ホイールトラッキング試験、ラベリング試験があり、これらの試験で剥離抵抗性の確認と耐流動の確認と耐摩擦性の確認を行うことが出きる。
【0022】
アスファルト舗装とは、一般に、表層・基層・路盤からなり、路床上に構築される。通常、表層・基層にはアスファルト混合物が用いられ、表層はアスファルト舗装において最上部にある層のことで、表層の役割は交通荷重を分散し、交通の安全性、快適性など路面の機能を確保するにあります。基層は路盤(上層路盤)の上にあって、路盤の不陸を整正し、表層に加わる荷重を均一に路盤に伝達する役割を持つ層のことであり、路盤は路床の上に設けられ、表層及び基層に均一な支持基盤を与えるとともに、上層から伝えられた交通荷重を分散して路床に伝える役割を果たす層のことです。一般に、上層路盤と下層路盤の2層に分けます。
路床は舗装を支持している地盤のうち、舗装の下面から約1mの部分のことで、路床の下部を路体という。また、構造計算上、交通荷重の分散を期待する場合には、原地盤改良し、その改良した層を構築路床、その下部を路床(原地盤)といい、併せて路床という。
つまり、アスファルト道路は、路床・路床(原地盤)・構築路床・下層路盤・上層路盤・基層(アスファルト混合物)・表層(アスファルト混合物)から構成されている。
【0023】
アスファルト舗装の施工、形成された路盤に、プライムコートと呼ばれるアスファルト乳剤を、アスファルト混合物層を施工する前に散布します。プライムコートは、路盤(瀝青安定処理路盤を除く)とアスファルト舗装の接着を良くするほか、路盤を仕上げたのちにプライムコートを速やかに所定量の乳剤を均一に散布養生して仕上げる。
プライムコートの目的は、1、路盤表面部に浸透し、その部分を安定させる。2、降雨による路盤の洗掘、表面水の浸透を防止する。3、路盤からの水分の毛管上昇を遮断する。4、路盤とその上に施工するアスファルト混合物とのなじみを良くする。
「タックコート」とは、タックコートは、新たに舗設するアスファルト混合物層とその下層の瀝青安定処理層、中間層、基層との接着および継目部や構造物との付着をよくするために行う。
アスファルト乳剤(プライムコート・タックコート)の散布は通常デイストリビユータやエンジンスプレーヤで行ないます。
【産業上の利用可能性】
【0024】
本発明の液体ガラスを原料にした劣化抑制剤は、その石英成分は二酸化ケイ素のためガラスを主成分とした劣化抑制剤を混ぜたアスファルト混合物の製造を特徴とした劣化抑制剤入アスファルト混合物の製造方法は舗装道路の劣化を抑制することで耐用年数が延びると共に維持修繕費用の削減効果あり、公共工事等含め産業上の利用が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明の実施の形態を示した液体ガラスを原料とする劣化抑制剤入アスファルト混合物の製造方法に関する製造工程フロー図である。
【符号の説明】
【0026】
図1の符号の説明、
1、骨材を製造ラインに送るために一時貯蔵する装置(コールドホッパ)。
2、骨材を加熱して乾燥させる装置(ドライヤ)。
3、排気ガスを通過させダスト等を捕集する装置(バグフィルタ)。
3-1加熱した骨材をスクリーンに運ぶ装置(ホットエレベータ)。
3-2ホットエレベータで運ばれた骨材を所定の粒度区分に分級する装置(スクリーン)。
4、スクリーンで分級された骨材を保温し一時貯蔵する装置(ホットビン)。
5、骨材・フイラー(石粉)・アスファルトを別々に計量する装置(計量装置)。
6、計量された骨材・石粉・アスファルトを均一に混合する装置(ミキサ)。
7、フイラー(常温)をミキサに投入。
8、骨材・フイラーを混合。
9、計量したアスファルトを添加。
9-1 計量した劣化抑制剤を添加。
10、骨材・フイラー・アスファルト(劣化抑制剤入)を混合、加熱アスファルト合材とす。
11、ミキサからダンプトラックに積込み。
【要約】
【課題】
従来のアスファルト舗装は、気象条件や交通量による劣化が進み耐用年数が20年とされるも、10年程度で維持修繕に膨大な費用をかけ維持管理をしているのが現状であり、更なる製造工法の技術開発が課題であった。
【解決手段】
本発明の劣化抑制剤入アスファルト混合物の製造方法は、アスファルト舗装の劣化を抑制するために液体ガラスを原料とした劣化抑制剤をアスファルト混合物に添加することで「ひび割れ」や「わだち掘れ」を防止させ、耐用年数が数年長くなる劣化抑制剤入アスファルト混合物の道路舗設で課題が解消される。
【選択図】図1
図1