特許第6365853号(P6365853)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6365853ウェーハレベルで製造可能なデバイスおよびその製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6365853
(24)【登録日】2018年7月13日
(45)【発行日】2018年8月1日
(54)【発明の名称】ウェーハレベルで製造可能なデバイスおよびその製造方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 25/065 20060101AFI20180723BHJP
   H01L 25/07 20060101ALI20180723BHJP
   H01L 25/18 20060101ALI20180723BHJP
   H01L 21/60 20060101ALI20180723BHJP
   H01L 23/02 20060101ALI20180723BHJP
   H04R 19/04 20060101ALI20180723BHJP
   H04R 31/00 20060101ALI20180723BHJP
【FI】
   H01L25/08 B
   H01L21/60 311Q
   H01L23/02 C
   H04R19/04
   H04R31/00 C
【請求項の数】11
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2016-510971(P2016-510971)
(86)(22)【出願日】2014年3月21日
(65)【公表番号】特表2016-526277(P2016-526277A)
(43)【公表日】2016年9月1日
(86)【国際出願番号】EP2014055740
(87)【国際公開番号】WO2014177323
(87)【国際公開日】20141106
【審査請求日】2015年12月22日
(31)【優先権主張番号】102013104407.7
(32)【優先日】2013年4月30日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】000003067
【氏名又は名称】TDK株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002664
【氏名又は名称】特許業務法人ナガトアンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】パール, ヴォルフガング
【審査官】 馬場 慎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−136399(JP,A)
【文献】 特開2001−203386(JP,A)
【文献】 特表2009−539235(JP,A)
【文献】 特開2006−352617(JP,A)
【文献】 特表2009−514691(JP,A)
【文献】 特開2005−294462(JP,A)
【文献】 特開2011−204838(JP,A)
【文献】 特開平6−318625(JP,A)
【文献】 特表2005−536879(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 25/065
H01L 21/60
H01L 23/02
H01L 25/07
H01L 25/18
H04R 19/04
H04R 31/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つの上面を有する1つの第1のチップ、および1つの下面を有する1つの第2のチップと、
前記上面上の、1つの第1の結合パターン、および1つの第2の結合パターンと、
前記下面の、1つの第1のコンタクトパターン、および1つの第2のコンタクトパターンと、
前記第1のチップと前記第1の結合パターンとの間の、高さΔhのただ1つのマッチングパターンと、
を備えるデバイスであって、
前記第1の結合パターンは前記第1のコンタクトパターンと結合されており、前記第2の結合パターンは前記第2のコンタクトパターンと結合されており、
前記第2のコンタクトパターンは、前記第1のコンタクトパターンよりΔhの大きさだけ高くなっており、
前記第1のチップは1つのASICチップであり、前記第2のチップは1つのMEMSチップであり、前記第2のチップは、1つの導電性のメンブレン,1つの対向電極,および1つのバックキャビティを備えた1つのMEMSチップであり、前記デバイスは1つのマイクロフォンである、
ことを特徴とするデバイス。
【請求項2】
前記第1の結合パターンおよび前記第2の結合パターンは、同じ高さとなっていることを特徴とする、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記第1のチップの回路素子(複数)は、前記結合パターン(複数)および前記コンタクトパターン(複数)を介して、前記第2のチップの回路素子(複数)と回路接続されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のデバイス。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデバイスにおいて、
完全に封止された1つのフレームパターンまたは1つの側部開口部を有する1つのフレームパターンを備え、
前記フレームパターンは、前記結合パターン(複数)の1つ,上記のコンタクトパターン(複数)の1つ,または1つの別のフレーム形状のパターンによって形成されていることを特徴とするデバイス。
【請求項5】
前記結合パターン(複数)の1つ,または前記コンタクトパターン(複数)の1つ,または1つの別のパターンは、1つの支持パターンとなっていることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のデバイス。
【請求項6】
前記第1のチップ,前記第2のチップ,または前記デバイス全体の電磁シールドをさらに備えることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のデバイス。
【請求項7】
前記第1のチップの基体および前記第2のチップの基体は、前記電磁シールドを介して直接回路接続されていないことを特徴とする、請求項6に記載のデバイス。
【請求項8】
MEMSパターン(複数)およびコンタクトパターン(複数)を1つの第2のチップの下面上に生成するステップと、
ただ1つのマッチングパターンおよび結合パターン(複数)を1つの第1のチップの上面上に生成するステップと、
前記第1のチップおよび前記第2のチップを接合するステップと、
を備える、デバイスを製造するための方法であって、
前記MEMSパターン(複数)は、MEMSマイクロフォンのメンブレン及び対向電極であり、
前記コンタクトパターン(複数)は、前記結合パターン(複数)と結合され、
前記マッチングパターンの高さは、前記コンタクトパターン(複数)の異なる高さにも拘わらず、その結合が空隙無しとなるように設定されることを特徴とする方法。
【請求項9】
前記第1のチップ(複数)は、一緒に1つの第1のウェーハに形成され、前記第2のチップ(複数)は、一緒に1つの第2のウェーハに形成されることを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法において、
前記第1のウェーハと前記第2のウェーハの結合の後に、
前記第2のチップ(複数)は、個々に分離するステップの第1の部分ステップによって互いに分離され、当該第1の部分ステップは、前記第2のチップを貫通し、かつ前記結合パターンの材料に貫入し、
前記第1のチップ(複数)は、個々に分離するステップの第2の部分ステップによって互いに分離され、当該第2の部分ステップは、前記第1のチップを貫通し、かつ前記結合パターンの材料に貫入する、
ことを特徴とする方法。
【請求項11】
請求項10に記載の方法において、
前記個々に分離するステップの第1の部分ステップの後に、まず1つの絶縁膜層とこれに続いて1つの導電性のシールド膜層とが前記第2のチップ(複数)上に取り付けられ、
前記個々に分離するステップの第2の部分ステップの後に、1つの導電性のシールド膜層が、少なくとも前記第1のチップ(複数)を個々に分離するエッジ(複数)上に取り付けられる、
ことを特徴とする方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、多数のチップを含む、たとえばMEMSデバイス(MEMS=Microelectromechanical System)のようなデバイスに関する。少なくとも2つのチップが、ウェーハレベルで互いに結合可能となっている。さらに本発明は、このようなデバイスの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電子デバイスの使用領域は広汎である。多数の電気機器または電子機器は、1つ以上の電子デバイスを、ディスクリートな部品またはモノリシックに集積された部品として含んでいる。たとえばモバイル通信機器または可搬型コンピュータのような電気機器の絶え間ない小型化のトレンドは、組み込まれたデバイスの小型化の必要性を決定づける。同時にこれらのデバイスの電気的および機械的特性は、この小型化によって損なわれてはならない。たとえば信号品質の観点からは、これらのデバイスへの要求は甚だしく増大している。
【0003】
良好な電気特性を有する、小さく構築されているMEMSデバイスは、特許文献1に開示されており、この特許文献1では1つのMEMSチップおよび1つのASICチップ(ASIC=Application-specific integrated circuit)が積層されて配設されている。
【0004】
MEMSチップが、他のデバイスの素子(複数)との結合または回路接続のためのパターンの追加配設が困難な、複雑なMEMSパターンを備えることがあり得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】ドイツ特許出願公開第102010006132号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって本発明の課題は、対応して改善されたデバイスおよびこのようなデバイスの製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
これらの課題は、本願独立請求項に記載の物および方法によって解決され、従属請求項は本発明による有利な実施形態を提示する。本願明細書または図に示す特徴は、個々にまたは組合せて協働することができ、特定の要求を満足するデバイスを得ることができる。
【0008】
本発明によるデバイスは、1つの上面を有する1つの第1のチップと、1つの下面を有する1つの第2のチップとを備える。本発明によるデバイスは、さらに1つの第1の結合パターンと、1つの第2の結合パターンとを備え、これらはそれぞれ上記の第1のチップの上面上に配設されている。本発明によるデバイスの1つの第1のコンタクトパターンおよび1つの第2のコンタクトパターンは、上記の第2のチップの下面に配設されている。さらに、1つのマッチングパターンが存在し、このマッチングパターンは、高さΔhを有し、上記の第1のチップと上記の第1の結合パターンとの間に配設されている。この第1の結合パターンは、上記の第1のコンタクトパターンと結合されている。上記の第2の結合パターンは、上記の第2のコンタクトパターンと結合されている。上記の第2のコンタクトパターンは、上記の第1のコンタクトパターンよりΔhの大きさだけ高くなっている。
【0009】
上記の結合パターンは、上記の第1のチップの上面上に配設されているパターニングされた素子(複数)であり、これらは上記の2つのチップの機械的および/または電気的結合を生成するために用いられ、これらのパターンに含まれる全ての層の全厚の和に対応する高さを有している。
【0010】
上記のコンタクトパターン(複数)は、上記の第2のチップの下面上に配設されているパターニングされた素子(複数)であり、上記の結合パターンと共に、上記のチップ間の機械的および/または電気的結合を生成するために用いられ、これらのパターンに含まれる全ての層の全厚の和に対応する高さを有している。
【0011】
したがって、「高さ」という概念と「厚さ」という概念は実質的に一致している。
【0012】
上記の第2のチップがその下面上に機能的パターンを備えることが可能であるが、これは上記の2つのチップの結合を困難にする。これはこの第2のチップの下面が、これらの機能的パターンによって全く平坦でない表面を呈するからである。したがって、上記の第1のコンタクトパターンおよび上記の第2のコンタクトパターンは、異なる高さを備えてよく、これよりすなわちこの第2のチップから離間したこれらのパターンの端部は、この第2のチップからの異なる距離を有してよい。このため上記の2つのチップを同じ高さで結合することは困難となる。この問題の解決策として、上記の第1のチップの上面上にマッチングパターンが設けられ、このマッチングパターンは、上記の第2のチップの下面にある機能的パターンにも拘わらず、上記の2つのチップを均等な距離に配設し、かつ結合する。すなわち上記の第2のチップの下面における素子のコンタクトパターンの高さの差Δhはこの下側のチップの上面上における、同様に設定されたマッチングパターンによって相殺される。
【0013】
上記の結合パターン,コンタクトパターン,およびマッチングパターンは、ウェーハ上でのリソグラフィー処理を用いてパターニングすることができ、これらのパターンから後に上記の第1および第2のチップが個々に分離される。
したがって本発明によるデバイス全体は、ウェーハレベルで同時に複数が生成され、これによって製造の手間が減少され、製造における不具合原因が防止され、製造コストを低減することができる。
【0014】
1つの実施形態においては、上記の第1の結合パターンおよび上記の第2の結合パターンは、同じ高さであり、すなわちこれらの層構造は同じ厚さである。
【0015】
こうしてこれらの2つの結合パターンは同じ処理ステップにおいて生成することができる。これらのパターンの上記の第2のチップの表面レベルへの結合点の異なる距離は、この第2のチップの下面での機能的パターンによって決定されるが、他のチップすなわち上記の第1のチップの上面上のマッチングパターンによって相殺される。
【0016】
1つの実施形態においては、上記の第1のチップの回路素子は、上記の結合パターンおよびコンタクトパターンを介してこの第2のチップの回路素子と回路接続されている。
【0017】
上記の第1のチップはASICチップであってよく、これに対し上記の第2のチップはMEMSパターンを有するMEMSチップであってよい。このASICチップは、このMEMSパターンの駆動あるいはこのMEMSチップで受信された信号の処理を行うためのアナログ回路および/またはデジタル回路を備えてよい。
【0018】
このようにしてたとえば本発明によるデバイスは1つのMEMSマイクロフォンとすることが可能であり、上記のMEMSパターンは、導電性の、振動が励起され得るメンブレンあるいはほぼ剛体であり固定されている多孔のバックプレート、および上記の第2のチップの内部に構造化されている音響バックキャビティとしての空洞を備える。このメンブレン,バックプレート,および上記の音響バックキャビティのパターニングを行うために、通常は複数のパターニングステップが必要であり、ここで複数の異なる結合パターンおよびコンタクトパターンが上記の第2のチップの下面に用いられる。これらのパターンは、この第2のチップが複雑な表面形状を有することを必然とし、この表面形状は上記の第1のチップとの容易かつ直接的な結合を妨げるものである。
【0019】
上記のデバイスがマイクロフォンとして機能し、かつ良好な電気的および音響的特性を備えなければならない場合、上記の2つのチップの間に配設されるキャビティは、1つの封止された、すなわち音響入口開口部まで封止された音響的に密封されたフレームによって封止され、また上記のチップ間の追加的な電気的および機械的結合を提供することが必要となり得る。この音響的に密閉されたフレームは、音響的な短絡、すなわち音響波が、音響的に活性なパターンの表側および裏側に印加されることを防ぐために必要である。
【0020】
1つの実施形態においては、本発明によるデバイスは、完全に封止された1つのフレームパターンまたは側部開口部、たとえば1つの音響入口開口部を有する1つのフレームパターンを備え、たとえばこのフレームパターンは、上記の結合パターン(複数)の1つ,上記のコンタクトパターン(複数)の1つ,または1つの別のフレーム形状のパターンによって形成されている。
【0021】
上記の第1および第2の結合パターンは、上記の2つのチップを電気的および/または機械的に互いに結合するため、またはこれら2つのチップでの形状嵌め(formschluessige)による結合によって、開放されたあるいは封止されたフレームパターンとして、このチップの下面上に配設された機能的パターンにも拘わらず、上記のチップの間の空洞を包囲するために用いられる。
【0022】
1つの実施形態においては、上記の結合パターン(複数)の1つ,上記のコンタクトパターン(複数)の1つ,または1つの別のパターンは、1つの支持パターンとなっている。
【0023】
上記の2つのチップおよびこれらのチップの間のキャビティを備えるデバイスは、外部の周辺回路の中に取り付けられてよく、またさらなる回路部品またはハウジング部品、たとえば成形材によって包囲されていてよい。いずれの場合においても、本発明によるデバイスは機械的に堅牢であり、かつさらなる処理ステップまたは組み立てステップで、場合により発生し得る圧力に耐えることができれば、有利である。特に、これらのチップ間の空洞が、機械的堅牢性に影響しないことがよいであろう。この空洞に配設され、かつこれら2つのチップを互いに支持する、さらなる支持パターンを設けること、すなわち垂直方向の力を伝達することは、このデバイスの堅牢性を高め、これによって適宜設けられるフレームパターンの負荷が除去され、音響的密封性を損なうことが減少する。
【0024】
1つの実施形態においては、本発明によるデバイスは、さらに上記の第1のチップ,上記の第2のチップおよび/またはこのデバイス全体の電磁シールドを備える。
【0025】
本発明による電磁シールドを有するデバイスの1つの実施形態においては、上記の第1のチップの基体および上記の第2のチップの基体は、この電磁シールドを介して直接互いに回路接続されていない。
【0026】
上記の第2のチップの上面または上記の第2のチップの側面に電磁シールドのための1つの金属材料が配設されていてよい。同様に、上記の第1のチップの下面または上記の第1のチップの側面に電磁シールドのための1つの導電性材料が配設されていてよい。このようなシールド(複数)は、これらがチップ材料を大面積で覆っている場合、それぞれのチップ材料への良好な電気的カップリングを有する。上記の第1および第2のチップの基体がどのような電位にあるかによって、これら2つのチップを上記の大面積の電磁シールドを介して互いに低抵抗で回路接続すること、あるいはこれら2つの基体を異なる電位に保持することが有利となり得る。この場合、絶縁材料の1つの追加的な膜層が、上記の電磁シールドとこれら2つのチップ基体の少なくとも1つとの間に設けられてよく、これによって電磁シールドがこれらの基体を短絡することがない。
【0027】
1つの実施形態においては、上記の第1のチップは、1つのASICチップであり、上記の第2のチップは1つのMEMSチップである。
【0028】
1つの実施形態においては、上記の第2のチップは1つの導電性メンブレン,1つの対向電極,および1つのバックキャビティを有する1つのMEMSチップである。これに対応し、本発明によるデバイスは、1つのマイクロフォンである。
【0029】
上記の導電性メンブレンの数、あるいは上記の対向電極の数は1つに限定されない。2つ以上のメンブレンまたは2つ以上の対向電極が設けられていてよく、これによって改善された音響的あるいは電気的特性を有する1つのMEMSマイクロフォンが得られる。具体的には、差動で動作するマイクロフォンを得るために、2つの対向電極の間に1つのメンブレンを配設することが可能であり、または2つの可動なメンブレンの間に1つの対向電極を配設することが可能である。
【0030】
本発明によるデバイスは、さらに、たとえばSMD取り付け(SMD=Surface Mounted Device)のためのはんだパッドを備えてよい。ASICパターンは、たとえば上記の第1のチップの下面、この第1のチップの内部、またはこの第1のチップの上面に配設されていてよい。
【0031】
同様下面でのMEMSパターンは、上記の第2のチップの内部または上面に配設されていてよい。
【0032】
上記の第1のチップを貫通する貫通接続部または上記の第2のチップを貫通する貫通接続部は、デバイスの外部の周辺回路との回路接続あるいは結合のために、それぞれのチップまたは結合パターンの回路素子を回路接続してよい。
【0033】
これらのチップ間の電気的回路接続部を生成する上記の結合パターンあるいはコンタクトパターンは、好ましくは導電性であり、金属を含んでよい。他の結合パターンまたはコンタクトパターンは、導電性の材料または非導電性の材料を含んでよい。上記のマッチングパターンも同様に導電性の材料または非導電性の材料を含んでよい。このマッチングパターンが導電性の材料を含む場合、このマッチングパターンは上記のチップ(複数)の間または1つのチップの素子(複数)の間の電気的回路接続部の一部であってよい。
【0034】
結合パターンおよび/またはコンタクトパターンは、1つの電気的回路接続部を生成し、またたとえば機械的な観点からほぼ非導電性の材料を含まなければならない場合には、上記の結合パターンの上面あるいは上記のコンタクトパターンの下面に結合メタライジング部(複数)を設け、これらが互いに適宜接触し、かつ1つの電気的な回路接続部を生成してよい。
【0035】
上記の結合パターン,コンタクトパターン,またはマッチングパターンの材料として、金属、たとえばアルミニウム,銅,ニッケル,金,または銀,またはこれらの金属を含む合金や、ガラス,ポリマー,または非有機的に化学修飾されたハイブリッドポリマーが適している。上記のマッチングパターンは、ASICパターンの生成で用いられた材料から構成されていてもよい。上記のチップ間のボンディングフレームの領域または結合ピン間の領域におけるマッチングパターンの層厚のマッチングにより、またはこのマッチングパターンの局所的な除去により、その対向部品(Gegenstueck)が上記の第2のチップの下面の表面形状となるように、この支持部材または結合部材の異なる高さをこれに合わせて調整することができる。
【0036】
ボンディングフレームまたは結合ピンは、たとえば上記の2つの結合パターンまたは上記の2つのコンタクトパターンまたは別の結合パターンおよびコンタクトパターンから成っており、たとえばSU8(Microchem社)のようなレジスト、またはPerMX(Dupont社)のようなドライフィルムを含んでよい。
【0037】
この高さΔhは数マイクロメーターの範囲であってよく、たとえば10μmであってよい。
【0038】
ボンディングフレームまたは結合ピンの高さ、すなわち結合パターン(複数)およびコンタクトパターン(複数)から構成されるパターンの総高は、数マイクロメーターの範囲であってよく、たとえば5〜200μmであってよい。
【0039】
上記の2つのチップの接合の際に圧縮によってさらなる高さ調整を行うため、ボンディングフレームの材料として同等な弾性材料,塑性材料,または一般的に圧縮可能な材料を選択してよい。こうしてこのボンディングフレームは、たとえばポリマーを含んでよい。
【0040】
上記の結合パターン(複数)およびコンタクトパターン(複数)の間の堅牢な結合を得るために、これらのパターンのそれぞれの結合部位に結合手段を設けてよい。このような結合手段は、たとえばはんだまたは導電性接着剤であってよい。
【0041】
電気絶縁膜層は、上記の2つのチップの基体(複数)を互いに絶縁するために用いられ、たとえばガラス,ポリマー,たとえばオルモセル(Ormocer)またはパリレンのような非有機的に化学修飾されたハイブリッドポリマーを含んでよい。
【0042】
電磁シールドの材料は金属であってよく、たとえばアルミニウム,銅,ニッケル,錫,またはチタンまたはこれらの金属を含む合金であってよい。これらのそれぞれの材料はPVD(Physical Vapour Deposition),CVD(Chemical Vapour Deposition),電解めっき処理または無電解めっきによって、またそれぞれの前駆物質のプラズマジェットコーティングによって、またはフレーム溶射によって取り付けることができる。
【0043】
上記のデバイスがMEMSマイクロフォンである場合、上記の第1のチップにおける開口部を通る音響入口開口部、またはフレームパターンを貫通する開口部を通る側部の音響入口開口部によって実現することができる。音響的な理由から、すなわちより良好な対称性のために、上記の第1のチップを貫通する下側の音響入口開口部が望ましいであろう。いずれにせよ最近のMEMSマイクロフォン、すなわち小さなMEMSマイクロフォンは、その小さな下面上に所定の数の電気的コンタクト部を備え、こうしてこれらのコンタクト部の密度はこれに応じて高くなっている。上記の音響入口開口部が、上記の第1のチップの下面上に存在する場合、このデバイスの製造の際またはこのデバイスを外部の周辺回路と結合する際に、この音響入口開口部がプロセス材料、たとえばはんだによって封止されるという危険がある。
【0044】
このため上記の音響入口開口部を上記のデバイスの側部に設けることが有利であり得る。
【0045】
デバイスを製造するための1つの方法は以下のステップを備える。
−MEMSパターン(複数)およびコンタクトパターン(複数)を1つの第2のチップの下面上に生成するステップ。
−1つのマッチングパターンおよびコンタクトパターン(複数)を1つの第1のチップの上面上に生成するステップ。
−これらの2つのチップを接合するステップであって、ここで上記のコンタクトパターンが上記の結合パターンと結合され、かつ高さの異なるコンタクトパターンにも拘わらず、この結合が空隙無しとなるように、上記のマッチングパターンの高さが設定されるステップ。
【0046】
こうして上記の第2のチップの下面に、これらのチップの結合を困難とするMEMSパターンが配設されているにもかかわらず、空隙が無く、かつ(たとえばはんだ結合によって)材質接合が可能な、上記の2つのチップの結合を得ることができる。
【0047】
本発明による方法の1つの実施形態においては、上記の第1のチップ(複数)は、一緒に1つの第1のウェーハに形成され、上記の第2のチップ(複数)は、一緒に1つの第2のウェーハに形成される。
【0048】
それぞれのウェーハの接合によって、多数のデバイスを同時に製造することができ、これらのデバイスは、ウェーハの接合後に漸く個々に分離されることになる。
【0049】
本発明による方法の1つの実施形態においては、上記の2つのウェーハの結合の後に、上記の第2のチップ(複数)を個々に分離するステップの第1の部分ステップによって互いに分離することが可能である。この個々に分離するステップは、上記の第2のチップ(複数)の材料を完全に貫通するが、この第2のチップの材料を貫通するものであり、上記の結合パターンの材料を貫通するものではない。上記の第1のチップ(複数)は、個々に分離するステップの第2の部分ステップによって互いに分離される。この個々に分離するステップの第2の部分ステップは、上記の第1のチップ(複数)の材料を完全に切断し、かつ上記の結合パターンの材料を切断する。
【0050】
以上によりチップ体を電気的に互いに絶縁するための基本部分が作られる。
これに対応して本発明による方法の1つの実施形態では、上記の個々に分離するステップの第1の部分ステップの後に、まず1つの絶縁膜層とこれに続いて1つの導電性のシールド膜層とが上記の第2のチップ(複数)上に取り付けられる。上記の個々に分離するステップの第2の部分ステップの後に、1つの導電性のシールド膜層が、少なくとも上記の第1のチップ(複数)を個々に分離するエッジ(複数)上に取り付けられる。
【0051】
以下に本発明によるデバイスおよびデバイスの製造方法を、概略の実施形態例(複数)およびこれに付随する図(複数)を参照して詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0052】
図1】1つの第1のチップCH1,1つの第2のチップCH2,および結合パターン(複数)VSを用いたこれらのチップの結合部と,コンタクトパターン(複数)KSおよび1つのマッチングパターンASとを有する1つのデバイスを示す。
図2】第1のチップを貫通する1つの音響チャネルACを有する、1つのボンディングフレームと結合パターン(複数)あるいは支持パターン(複数)の可能な構造を示す。
図3】ボンディングフレームと結合パターン(複数)あるいは支持パターン(複数)および封止されていないボンディングフレームを貫通する1つの音響チャネルを有する1つの実施例を示す。
図4図2に示す1つのデバイスの上側断面を示す。
図5図3に示す1つのデバイスの上側断面を示す。
図6】1つの音響チャネルを有する1つの第1のチップの横断面を示す。
図7】1つのデバイスの製造における1つの中間段階を示す。
図8】次の中間段階を示す。
図9】次の中間段階を示す。
図10】次の中間段階を示す。
図11】次の中間段階を示す。
図12】チップが複数同時に設けられた構造を示す、図11の次の中間段階を示す。
図13】次の中間段階を示す。
図14】次の中間段階を示す。
図15】次の中間段階を示す。
図16】MEMSマイクロフォンを作るための製造方法での最終製品を示す。
【0053】
図1は、1つの第1のチップCH1および1つの第2のチップCH2を有する1つのデバイスの横断面を概略的に示す。第1のチップCH1は、第2のチップCH2に向いている上面OSを有する。この第2のチップCH2は、第1のチップに向いている下面USを有する。これら2つのチップは、それぞれの他のチップに向いていない面をそれぞれ備える。しかしながらこれらのチップが、それぞれの他のチップに向いていない面上に従来にはない形態を備えてもよく、たとえば側面側で傾斜している外側面を備えてもよい。
【0054】
この第2のチップCH2は、MEMSパターン(複数)MSをこの第2のチップCH2の下面USに有する1つのMEMSチップである。2つのチップCH1,CH2の結合および回路接続は、第1および第2の結合パターンVS1,VS2を介して、および第1のコンタクトパターンKS1,KS2を介して行われる。こうしてそれぞれの結合パターンおよびコンタクトパターンは容易にかつそれぞれ同様な処理ステップによって生成することができ、これらは有利には同じ高さおよび同じ材料を備えている。ここで第2のチップCH2の下面USでのMEMSパターン(複数)MSにより、第2のコンタクトパターンKS2のコンタクト面(複数)が、この第2のチップCH2の下面USからこれに対応する第1のコンタクトパターンKS1のコンタクト面よりもさらに離間することが必要となり、またプロセスの観点からは第1および第2の結合パターンVS1,VS2が同じ高さであることが有利であるので、これらの2つの結合パターンVS1,VS2を第1のチップCH1の上面OS上に直に配設することは、これら2つのチップの最適な結合をもたらさないであろう。これに対応して少なくともこの第1の結合パターンVS1の下には、1つのマッチングパターンASが配設され、このマッチングパターンは、第2のチップに対する上記のコンタクトパターン(複数)の結合面(複数)の異なる距離を均等化する。このため好ましくはこのマッチングパターンの厚さΔhは、第2のチップCH2の下面USに対するこれらのコンタクトパターンのコンタクト面の距離の差にほぼ等しい。
【0055】
このマッチングパターンが無いと、上記の結合パターンおよびコンタクトパターンが単に局所的に配設された結合部材とあったとすると、「傾いて」結合されたチップを有するデバイスとなる。しかしながら上記のチップ(複数)の間の容積を封止しかつもし音響的に密封することが望まれる場合、これら2つのチップをマッチングパターンAS無しに結合することはもはや不可能であろう。
【0056】
図2は、第1のチップの平面図を示し、ここで結合パターン(複数)VSの1つは、ボンディングフレームBRとして構成されており、これはこの第1のチップの縁部に配設され、チップ間に封止されている容積を包囲している。
【0057】
他の局所的に配設されている結合パターン(複数)VSは、このデバイスの機械的堅牢性を確保するため、具体的には空洞を確保するため、かつ場合によっては上記のチップ間の電気的回路接続を確立するために、支持部材STSとして配設されている。
【0058】
音響チャネルACは、第1のチップの基体を貫通して設けられており、音響波がこのデバイスに進入することを可能とする。
【0059】
図3は、1つの実施形態を示し、ここではこの第1のチップの基体を貫通する音響チャネルは無く、その代わりにボンディングフレームにおける開口部BRが設けられている。
【0060】
以上により、デバイスの製造またはこのデバイスの外部の周辺回路との結合の際に用いられる液状の材料による、音響チャネルの封止の虞は低減される。
【0061】
図4は対応する第2のチップの図を示し、ここでは支持パターンSTSはボンディングフレームBRとして配設されてもおらず、図2のフレーム形状の結合パターンと回路接続あるいは結合もされていない。結合パターン(複数)およびコンタクトパターン(複数)は、機械的機能の他に電気的機能も有してよいが、このようなパターンは電気的機能の無い支持パターンとしても使用可能である。
【0062】
図5図3に付随する、第2のチップの図を示し、ここではコンタクトパターンはフレーム形状のパターンとして構成されており、1つの音響チャネルの形態である1つの音響入口開口部を備える。
【0063】
図6は、1つのMEMSマイクロフォンの製造での1つの第1の中間ステップを示し、ここでは第1のチップCH1の下面に、このデバイスを外部の周辺回路と回路接続するためのコンタクトパッドKPが配設されている。この第1のチップCH1の基体を貫通する1つの音響チャネルACは、音響波のための1つの音響入口開口部SEOとなっている。このチップを貫通する貫通接続部(複数)、たとえばこの第1のチップの下面にあるコンタクトパッド(複数)への貫通接続部を設けることが可能である。これらの貫通接続部は、音響チャネルとは関係なく、このチャネルとは別に配設されていてよい。このチャネルAC自身がその内面に金属パターン(複数)を貫通接続部として有することも可能である。
【0064】
図7は、この後の1つの中間ステップを示し、ここでは、上記の第2のチップの下面上のMEMSパターンに起因する高さの差を解決するために、局所的なマッチングパターンASが、上記の第1のチップの上面上に配設される。
【0065】
図8は、この後の1つの中間ステップを示し、ここでは1つの第1の結合パターンVS1がボンディングフレームBRの形態で上記のマッチングパターンASの材料上に配設されている。1つの第2の結合パターンVS2は、支持ピン(Stuetzpfosten)PFの形態で上記の第1のチップの上面上に配設されており、ここでこの第2の結合パターンと上記の第1のチップの材料との間にはマッチングパターンは全く配設されていない。もう1つの結合パターンVSが、たとえば支持パターンまたは支持ピンの形態で、上記のマッチングパターンの材料上に配設されている。
【0066】
結合パターンVSは、実質的に、上記の第2のチップの下面でのそれぞれのコンタクトパターンとの結合部を生成するために用いられる。これらの結合パターンの下に上記のマッチングパターンを選択的に配設することは、上記の第2のチップの下面での結合を阻害するMEMSパターンにも拘わらず、上記の2つのチップの平準化を可能とする。
【0067】
図9は、たとえば上記の結合パターン(複数)VSの材料が電気的に導通しないか、またはほんの僅かな導電性しかない場合に、この結合パターンの機械的結合により電気的な回路接続も生成されるように、これらの結合パターン上に配設されたメタライジング部(複数)METを示す。これらのメタライジング部は、たとえば上記の第1のチップの上面上に信号導体路(Signalleitungen;複数)のような導体路パターンを用いて、または上記の第1のチップを貫通する貫通接続部を用いて回路接続されていてよい。
【0068】
図10は、次の方法ステップを示し、ここでは第2のチップCH2の下面でのMEMSパターンによって規定される、第1および第2のコンタクトパターンKS1,KS2の異なるそれぞれの高さが示されている。MEMSマイクロフォンの場合には、これらのコンタクトパターンの異なる高さは、主にメンブレンMとバックプレートBPのパターニングステップに起因する。上記の2つのチップのはんだ結合を可能とするため、さらにはんだ材料Lが、第1のチップCH1の結合パターン(複数)上に配設されている。
【0069】
上記の第2のチップにおいては、さらに1つの背面カバーRSVによって覆われたバックキャビティが、このMEMSマイクロフォンのバックキャビティとして配設されている。
【0070】
図11は、次の中間製品を示し、ここでは、はんだ結合部が、上記の2つのチップあるいはそれらのコンタクトパターン(複数)および結合パターン(複数)を結合し、かつ回路接続している。
【0071】
簡単のため、いつもただ1つのデバイスが示されているが、複数のデバイスの場合には、これはウェーハにある複数の素子のそれぞれに対応するものであってよい。ここで図11は、個々に分離するステップの第1の部分ステップにより、たとえばソーイングによって、個々の第2のチップCH2がどのように互いに分離されるかを示す。
【0072】
この個々に分離するステップの第1の部分ステップは、上記の第2のチップ(複数)の材料を貫通し、かつ上記の結合パターンVSの材料に貫入している。
【0073】
図12は、この個々に分離するステップの第1の部分ステップPVS1が、どのように複数回ウェーハレベルで実施されて、個々の第2のチップが互いに分離されるかを示している。
【0074】
図13は、次の中間製品を示し、ここでは、上記の第2のチップの背面のカバー上および側面上に、1つの絶縁材料ISが取り付けられている。
【0075】
図14は、次の中間状態を示し、ここでは、この絶縁膜層IS上に1つの電気的に導通したシールド膜層ASが取り付けられている。絶縁膜層ISによってシールド膜層ASは、上記の第2のチップCH2の基体から絶縁されている。
【0076】
図15は、個々に分離するステップの第2の部分ステップPVS2の後の中間製品を示し、ここでは、上記の第1のチップの材料が完全に貫通され、かつ個々に分離するステップの第2の部分ステップPVS2は、結合パターンVSの材料に少なくとも部分的に貫入している。
【0077】
図16は、最終製品を示し、ここでは上記の第1のチップあるいはマッチングパターンおよび結合パターンを個々に分離する端部に、もう1つのシールド膜層ASが配設されている。下側のマッチング膜層の材料は、上側のマッチング膜層の材料と接触しており、こうして連続した電磁シールドが得られる。これと同時に上記の第1のチップの基体は、上記の絶縁膜層ISによって、上記の第2のチップの基体から絶縁されている。
【0078】
上記の第1のチップの基体を上記の第2のチップの基体から絶縁する必要が無い場合、このデバイスの側面上および背面上に電磁シールド膜層ASを取り付けるためには、1つの単一の完全に個々に分離するステップおよび1つの単一の堆積ステップで充分である。
【0079】
上記の支持パターンおよびコンタクトパターンは、たとえば貫通接続部DKを介して、上記の第1のチップCH1の下面で上記のコンタクトパッドKPと回路接続されていてよい。以上のようにデバイスの内部回路を外部の周辺回路を回路接続する、容易な、しかしながら効果的な本発明による方法が示されている。
【0080】
本発明によるデバイスおよび製造方法は、上述した実施形態例および概略図に限定されない。たとえばさらなる膜層(複数),層(複数),結合パターンまたはマッチングパターンまたはコンタクトパターンを含む、個々の特徴および変形例の組合せも本発明による実施形態例となる。
【符号の説明】
【0081】
AC : 音響チャネル
AS : シールド膜層
AS : マッチングパターン
B : デバイス
BP : バックプレート/Backplate
BR : ボンディングフレーム
CH1 : 第1のチップ
CH2 : 第2のチップ
DK : 貫通接続部
IS : 絶縁膜層
KP : 外部の周辺回路との回路接続のためのコンタクトパッド
KS : さらなるコンタクトパターン
KS1 : 第1のコンタクトパターン
KS2 : 第2のコンタクトパターン
L : はんだ
M : メンブレン
MET : メタライジング部
MS : 機能的パターンあるいはMEMSパターン
OS : 第1のチップの上面
PVS1 : 個々に分離するステップの第1の部分ステップ
RP : バックプレート
RSV : 背面カバー
SEO : 音響入口開口部
STS : 支持パターン
US : 第2のチップの下面
VS : 別の結合パターン
VS1 : 第1の結合パターン
VS2 : 第2の結合パターン
Δh : マッチングパターンの厚さ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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図15
図16