(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明に係る照明装置は、発光部1と該発光部に接続された制御部2と該制御部2に接続された接続端子部(コンセント部)3とよりなる照明装置であって、発光部から発する光の次元を高めるための波動エネルギー触媒加工部を設けたものである。
そして、その波動エネルギー触媒加工部を設けるける部分は、
図1に示すように接続端子部(コンセント部)とするか、又は、
図2に示すように制御部とする。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
次に示す実施形態1は、前者の接続端子部(コンセント部)3に波動エネルギー触媒加工部Kを設けた場合の例である。
【0019】
(実施形態1)
この照明装置Aは、発光部1として有機ELの素子を配設した有機EL発光部を採用したもので、有機EL発光部と該有機EL発光部に接続された制御部2と該制御部2に接続された接続端子部(コンセント部)3とよりなる。
【0020】
図3は、この有機EL発光部を備えたハンディな照明装置の斜視図である。
また、
図4は、この有機EL発光部を備えた照明装置の正面図であり、
図5は背面図であり、
図6は側面図である。
【0021】
この照明装置は、有機EL発光部1を有する6角形の基部1Aと該6角形の基部から下方に伸びる棒状のグリップ部1Bを備えている。
使用者はこのグリップ部1Bを握り、例えば、有機EL発光部から発する光により、顔や身体を照明することができる。
6角形の基部には正方形の有機EL発光部1が設けられている。
【0022】
有機EL発光部1には、制御部2が接続されており、また、該制御部2に接続された接続端子部(コンセント部)3が伸びている。
制御部2は、交流を直流に変更するAD−DCコンバータ、明るさ調整具等が設けられており、有機EL発光部に対して消灯、照度等を調整用摘み部2Aを動かして調整することができる。
接続端子部(コンセント部)3には、波動エネルギー触媒加工部Kが設けられており、有機EL発光部から発する光の次元を高めることができる。
【0023】
ここで、接続端子部(コンセント部)3に設ける波動エネルギー触媒加工部Kの一例について述べる。
【0024】
図7に示す、接続端子部(コンセント部)3は、ボデー部材31とカバー部材32の中に栓刃33が組み込まれており、この栓刃33に波動エネルギー触媒加工部Kが設けられている。
【0025】
図8に示すように、ここでの波動エネルギー触媒加工部Kは、具体的には、栓刃33に波動エネルギー触媒物質K1が一定量、塗布形成されることにより構成されている。
波動エネルギー触媒物質K1としては、合成樹脂に各種の無機質粉末を加えたものが採用される。
【0026】
合成樹脂としては、例えば無機質粉末(専用特殊粉末)を練り込み易いもの、例えば、ポリアクリル樹脂、ポリウレタン樹脂等が採用される。
無機質粉末として、トルマリン粉末、蛇紋石粉末、貴宝石粉末、アモルファス粉、チタン粉末、ラピスラズリー粉末があり、それらから選ばれた1つ以上を含むものが採用される。
【0027】
ここで、無機質粉末は、その成分として、トルマリンが30〜50重量%、貴宝石(いわゆる「石英斑岩」)が30〜50重量%、チタンが5〜10重量%、ラピスラズリーが5〜10重量%含まれた材料を、焼成し粉末化して得られることが好ましい。
なお、トルマリン(別名「電気石」)は、珪酸塩鉱物であり、遠赤外線やマイナスイオンを発生する。
【0028】
貴宝石は、その遠赤外線放出量やマイナスイオン発生量はトルマリンより大きい。
ラピスラズリーは、主成分がラズライト、ソーダライト、アウイン、ノゼアンからなる材料であり、その化学式はNa
8−10Al
6Si
6O
24S
2,Na
8Al
6Si
6O
24Cl
2,(Na,Ca)
6−8Al
6Si
6O
24(SO
4)
1−2,Na
8Al
6Si
6O
24SO
4で表わされる。
【0029】
上述したように、接続端子部(コンセント部)3がこの波動エネルギー触媒物質K1を有することにより、接続端子部(コンセント部)3に接続された照明装置のノイズが低減され波動エネルギーが高まってくる。
その結果、有機EL発光部から発する光の次元を高めることができる。
【0030】
そして、上述したように、次元の高い光を得られることにより、本発明の照明装置から発せられる光は、人体に対する生理的作用に好影響を与え、また、リラクゼーション効果をもたらす。
例えば、
図3に示すような照明装置において、下方に伸びるグリップ部1Bを握って操作することにより、有機EL発光部の顔面に対する光の照射角度を最適にすることができ、顔面の生理的作用に好影響を与えることができる。
【0031】
また波動エネルギー触媒物質K1は、栓刃33を流れる商用交流電力よって発生する極低周波数波(例えば50Hzや60Hz)の電磁波による障害を極力、排除することができる。
【0032】
例えば波動エネルギー触媒加工部は、後述するように電磁波を整形してノイズを極力カットする働きがあり、いわば、人体に有害な電磁波の発生を抑制することが可能である。
更にいうならば、照明装置において、波動エネルギーの高まった波動の光を放出し、この光を生命体に照射すると種々の作用を発揮することができる。
例えば光により抗菌性を向上させることができ、このことは別途黄色ブドウ菌を使った照射実験で確かめている。
また、本発明の照明装置の光を受けた場合、通常よりα波が増加するが、このことは脳波測定実験により確かめている。
また米等の植物が本発明の照明装置の光を受けた場合、成長が促進される知見を得ており、このことが種子に光を照射する実験から確かめている。
更にまた、生体ストレスが低減すること、及び、生体の抗酸が低減することは、唾液を使った照射実験から確かめている。
このように、本発明の照明装置から発せられる光は、人体に対する生理的作用に好影響を与え、また、リラクゼーション効果をもたらす。
【0033】
(実施形態2)
次に示す実施形態2は、制御部2に波動エネルギー触媒加工部Kを設けた場合の例である。
この照明装置も、発光部1として有機EL発光部を採用したもので、有機EL発光部と該有機EL発光部に接続された制御部2と該制御部2に接続された接続端子部(コンセント部)3とよりなる。
【0034】
図9は、有機EL発光部を備えた照明装置の前方から見た斜視図である。
また、
図10は、有機EL発光部を備えた照明装置を後方から見た斜視図である。
図11は、有機EL発光部を上方に回動した状態を示す側面図である。
また
図12は、有機EL発光部を下方に回動した状態を示す側面図である。
【0035】
この照明装置Aは、一定厚みを有する矩形の回動基板部1Cとそれを支える基台部1Dとよりなる。
回動基板部1Cには、矩形の有機EL発光部1が設けられ、また基台部1Dには有機EL発光部に接続された制御部2が設けられている。
制御部2には、接続端子部(ジャック部)Jが接続されている。
【0036】
基台部1Dは両端に上方に伸びる一対の支持柱1D1を有しており、該支持柱1D1の間に回動基板部1Cが支軸Pにより回動自在に取り付けられている。
【0037】
また基台部1Dの一対の支持柱間には一本の停止棒Sが取り付けられている。
停止棒Sの取り付けられる位置は、側面図でいうと回動基板部1Cの支軸Pより斜め下後方に、一定距離、離れた位置である。
従って、回動基板部1Cを後方に倒し有機EL発光部1が上方に向くように回動させると、停止棒Sに発光部1の裏側の一部が当接して停止する。
前方に顔を置いた場合にカバーできる適切な領域を確保する観点から、停止する位置は回動基板部1Cがほぼ水平になる状態の位置が好ましい。
すなわち最大限、後方に倒しても、回動基板部1Cに停止棒Sが当たって水平位置に収まるようにする。
また逆に、回動基板部1Cを下方に向くように前方に回動させると、同様に停止棒Sに回動基板部の裏側の一部が当接して停止する。
これも前方に顔を置いた場合にカバーできる適切な領域を確保する観点から、停止する位置は回動基板部1Cがやや下方に傾く状態の位置が好ましい。
【0038】
このように発光部1の前後の回動角度範囲が、単に1本の停止棒Sを設けたことにより規定できるので回動制限する構造がシンプルとなる。
また制御部2は、実施の形態1のように、AD−DCコンバータ、明るさ調整具等が設けられており調整用摘み部2Aを動かして調整する。
以上述べた有機EL発光部を備えた照明装置は、比較的小型で卓上で使用できるので極めて有用である。
【0039】
制御部2に設けられている波動エネルギー触媒加工部Kとしては、ここではノイズ消去装置K2が使用されている。
以下このノイズ消去装置K2について述べる。
【0040】
図13は、制御部1に備わっているノイズ低減用のノイズ消去装置(例えば通電回路に介在されている)K2の例を示している。
図14は、
図13(A)のA−A線に沿う断面図である。
この
図13(A)のノイズ消去装置12は、螺旋溝13aが形成された第一導体13を有しており、螺旋形成導体装置とされている。
【0041】
第一導体13の外側には、第一導体13と導通しないようにコイル状の第二導体14が巻回されている。
この第二導体14の巻回方向は、螺旋溝13aと反対回りに形成され、螺旋溝13aと噛み合わない状態にされている。
【0042】
第二導体14の外側には、円筒状金属シート15が設けられている。
もっとも、この円筒状金属シート15は、第二導体14に紙片(和紙等が好適)を巻き付けた上に設けることが好ましい。
【0043】
この円筒状金属シート15は、第二導体14の外周を覆うようにされており、その材料としては、例えばアルミニウムが用いられるが、より好ましくは、アモルファス金属が採用される。
円筒状金属シート15の外側には、被覆部材16が設けられている。
【0044】
被覆部材16の材料としては、実施形態1で述べたように、例えば合成樹脂に無機質粉末を加えたものが採用され、具体的には、合成樹脂として、無機質粉末(専用特殊粉末)を練り込み易いもの、例えば、ポリアクリル樹脂、ポリウレタン樹脂等が採用される。
また、無機質粉末(専用特殊粉末)についても実施例1に示したような粉末が採用される。
【0045】
被覆部材16は、少なくとも内包した第一導体13、第二導体14、及び円筒状金属シート15を保護する役割を果たしている。
円筒状金属シート15と第一導体13との間隙には、被覆部材16と同一材料の充填部材17が充填されている。
【0046】
この充填部材17は、第一導体13と第二導体14と円筒状金属シート15とが相互に確実に導通しないようにする役割や固定化の役割を果たしている。
第一導体13と第二導体14とは電気的に並列に配置されている。
なお、ノイズ消去装置12の両端には制御部2に組み込むことができるように、他の配線と接続するための接続点S1,S2を設けた。
ところで、以上説明したノイズ消去装置12の他に、
図13(B)にその変形例を示した。
この変形例は、第一導体13が互いに交差する反対方向の2本の螺旋溝13aを有するものであり、その他の構造は
図13(A)に示すノイズ消去装置と同じである。
【0047】
ここで、波動エネルギー触媒加工部Kの一態様であるノイズ消去装置12についての効果を見た。
【0048】
図15は、ノイズ消去装置12の効果を確認するために行った実験装置を示している。
この実験装置では、
図13(A)に示すような2つのノイズ消去装置12が相互に平行に配置されている。
【0049】
なお、このノイズ消去装置12は、この装置がない状態の実験結果と比較する必要があるため、容易に取外し可能に設けられている。
ノイズ消去装置12の一端には商用交流(100V)を入力することとし、その出力側に負荷としてドライヤ22を接続した。
ドライヤ22は、IZUMI製造、定格100V、1200W、50〜60Hz仕様である。
【0050】
ノイズ消去3装置12の一端の交流入力と他端の交流出力とを二現象オシロスコープ23(SS−5702DC〜20M1Hz規格)を接続して波形を観測した。
その結果、本発明のノイズ消去装置12の場合は、交流波形のノイズ成分が効果的に除去されているものであった。
【0051】
図16は、
図15の実験装置を用いて実測した交流波形を示している(なお、ここでの波16(A)は、ノイズ消去装置12を取り付けないで測定した波形であり、
図16(B)は、ノイズ消去装置12を取り付けて測定した波形を示している。
【0052】
これらの波形を比較すると、波動エネルギー触媒加工部Kであるノイズ消去装置12を設けたことでノイズ成分が効果的に除去されることが分かる。
このことにより次元の高い光を得られること、また種々の作用を発揮することは、前述したとおりである。
以上、本発明を説明してきたが、本発明は上述した一実施形態に拘束されることなく種々の変形が可能である。
例えば、波動エネルギー触媒加工部、すなわち波動エネルギー触媒物質は、接続端子部から延長された一部である導通回路に設けることも可能である。
また、発光部としては、蛍光灯、白熱電球等にも当然採用可能である。
また、照明装置として、制御部を備えず発光部から直接、接続端子部(コンセント部)が接続されているものも採用可能であるが、この場合は、必ず、接続端子部(コンセント部)に波動エネルギー触媒加工部を設けることとなる。