【課題を解決するための手段】
【0010】
一実施例において手荷物ケースは、小面積面を形成する相対向する側壁と、大面積面を形成する相対向する側壁と、相対向する端壁とを含んでおり、これらが一緒になって包囲空間を画定する物品を形成する。小面積面と端壁の中に分離線が形成され、その線に沿って物品が分離されてよい。分離線の第1の部分は相対向する小面積面の第1の部分において、相対向する大面積面の1つに近接する位置に延びていてよい。分離線は、小面積面同士の間にある相対向する端壁の対応する1つに沿って延びていてもよい。分離線の第2の部分は相対向する小面積面の第2の部分にあって、相対向する大面積面の1つから離れ、相対向するするもう1つの大面積面に向かって延びていてもよい。分離線の第1の部分と分離線の前記第2の部分は、2つの異なる方向に延びていてもよい。少なくとも1つの支持要素が、相対向する端壁のもう1つと動作可能に結合されていてもよい。
【0011】
分離線の第2の部分は、少なくとも1つの支持要素の少なくとも一部分の周りに延び、前記少なくとも1つの支持要素を分離線の第2の部分に関して相対向する大面積面の1つの側に配置するようになっていてもよい。
【0012】
分離線の第2の部分は、少なくとも1つの支持要素の少なくとも一部分の周りに延び、前記少なくとも1つの支持要素を相対向する大面積面のもう1つの側に配置するようになっていてもよい。
【0013】
分離線の第2の部分は、端壁のもう1つを横断して延びてもよい。少なくとも2つの支持要素が前記端壁のもう一つに取り付けられていてよい。分離線の第2の部分がその少なくとも2つの支持要素の間を通っていてもよい。
【0014】
前記少なくとも2つの支持要素は分離線の両側に取り付けられていてもよい。
【0015】
少なくとも2つの支持要素は車輪であってよい。
【0016】
前記少なくとも2つの車輪は回転車輪であってよい。
【0017】
前記少なくとも2つの回転車輪は封止線に対して同じ側にあってもよい。
【0018】
前記少なくとも2つの回転車輪は、端壁のもう一方において、近接する小面積面、大面積面及びもう一方の端壁が交差して画定されるコーナーに近接して配置されてもよい。
【0019】
分離線はもう一方の端壁を、相対向する大面積面の間であって、相対向する大面積面のいずれにも近接しない位置で横断してもよい。
【0020】
少なくとも2つの支持要素は脚支持要素であってよい。
【0021】
前記少なくとも2つの脚支持要素は分離線の両側に取り付けられていてもよい。
【0022】
分離線の第1の部分はケースの大部分に沿って延びていてもよい。第2の部分は第1の部分が画定するよりも、より深い蓋を画定してもよい。
【0023】
第1の部分はケースの高さの80パーセントよりも長く延びていてもよい。
【0024】
相対向する端壁の1つは手荷物ケースの上面を画定してもよい。相対向する端壁のもう1つは手荷物ケースの底面を画定してもよい。
【0025】
第1の部分の分離線は、相対向する大面積面の1つに実質的に平行であってよい。
【0026】
第1の部分の分離線は、相対向する大面積面のもう1つに実質的に平行であってよい。
【0027】
分離線の第1の部分に沿う蓋はどの部分も、第2の部分よりも深くはない。
【0028】
第1の部分と第2の部分との間の遷移領域は、はっきりした遷移を示してもよい。
【0029】
遷移は、別々の角度又は曲線のいずれかであってもよい。
【0030】
分離線の第2の部分は、小面積面の第2の部分を横断して、かつ相対向する大面積面のもう1つを横断して延びていてもよい。
【0031】
分離線の第2の部分は、小面積面の第2の部分を横断して、かつ相対向する端面のもう1つを横断して延びていてもよい。
【0032】
分離線の第2の部分は、小面積面と相対向する端壁のもう1つとの間の共通の端部に対して、そのもう1つの端壁に斜めに交差してもよい。
【0033】
分離線の第2の部分は、小面積面と相対向する端壁のもう1つとの間の共通の端部に対して、そのもう1つの端壁に直角に交差してもよい。
【0034】
支持要素は、相対向する端壁のもう1つに動作可能に結合した少なくとも2つの回転車輪を含んでよい。
【0035】
別の実施例では、手荷物ケースはベースに動作可能に連結された蓋を含んでよい。蓋とベースは、蓋とベースのそれぞれの外縁の当接端に沿って封止線を画定してよい。封止線は、ケースの上側部分沿いに、蓋の第1の深さとベースの第1の深さを画定してよい。封止線は、ケースの下側部分沿いに、蓋の第2の深さとベースの第2の深さを画定してよい。蓋の第1の深さは、ベースの第1の深さよりも浅くてもよい。蓋の第2の深さは、蓋の第1の深さよりも深くてもよい。複数の車輪がベースの下側部分に連結されていてもよい。
【0036】
手荷物ケースは上半分と下半分を含んでよい。手荷物ケースの下側部分は、手荷物ケースの上半分のいかなる部分も含まなくてよい。
【0037】
少なくとも複数の車輪の一部は回転車輪であってよい。
【0038】
封止線は、ケースの第3の部分沿いに、蓋の第3の深さとベースの第3の深さを画定してもよい。封止線はケースの底面に対して、底面に直角に交差してもよい。
【0039】
複数の車輪は、第1の複数の回転車輪を含んでもよい。手荷物ケースは、前面、背面、上面、底面、左面及び右面を含んでよい。第1の複数の回転車輪は底面に連結されていてよい。封止線は、手荷物ケースの左面と右面のそれぞれに沿って蓋に連結された第1の複数の回転車輪の周りで折れ曲がっていてもよい。
【0040】
封止線は底面上を、対向する前面と背面から等距離に横断して延びてよい。複数の回転車輪のそれぞれは、底面と、近接する左側面又は右側面のいずれかと前面、あるいは近接する左側面又は右側面のいずれかと背面、との交差により画定されるコーナーのそれぞれに取り付けられてよい。
【0041】
複数の車輪は、第1の複数の回転車輪を含んでもよい。手荷物ケースは、前面、背面、上面、底面、左面及び右面を含んでよい。第1の複数の回転車輪は底面に連結されていてよい。封止線は、手荷物ケースの底面に沿って蓋に連結された第1の複数の回転車輪の周りで折れ曲がっていてもよい。
【0042】
更に別の一実施例において手荷物ケースは、小面積面を形成する相対向する側壁と、大面積面を形成する相対向する側壁と、相対向する端壁とを含んでおり、これらが一緒になって包囲空間を画定する物品を形成する。小面積面と端壁の中に分離線が形成され、その線に沿って物品が分離されてよい。分離線の第1の部分は相対向する小面積面の第1の部分の、相対向する大面積面の1つに近接する位置に延びていてよい。分離線は、小面積面同士の間にある相対向する端壁の対応する1つに沿って延びていてもよい。分離線の第2の部分は相対向する小面積面の第2の部分にあって、上記の相対向する大面積面の1つから離れ、相対向するするもう1つの大面積面に向かって延びていてもよい。分離線の第1の部分と分離線の第2の部分は、2つの異なる方向に延びていてもよい。ハンドルが、相対向する端壁の1つに動作可能に結合されていてよい。ハンドルは相対向する端壁の1つの、手荷物ケースの長手軸が貫通する位置に配置されてもよい。
【0043】
前記相対向する端壁の1つは手荷物ケースの上面を画定してもよい。相対向する端壁のもう1つは手荷物ケースの底面を画定してもよい。
【0044】
更に別の一実施例において手荷物ケースは、小面積面を形成する相対向する側壁と、大面積面を形成する相対向する側壁と、相対向する端壁とを含んでおり、これらが一緒になって包囲空間を画定する物品を形成する。小面積面と端壁の中に分離線が形成され、その線に沿って物品が分離されてよい。分離線の第1の部分は相対向する小面積面の第1の部分の、相対向する大面積面の1つに近接する位置に第1の方向に延びていてよい。分離線は、小面積面同士の間にある相対向する端壁の対応する1つに沿って延びていてもよい。分離線の第2の部分は相対向する小面積面の第2の部分にあって、上記の相対向する大面積面の1つから離れ、相対向するもう1つの大面積面に向かう第2の方向に延びていてもよい。分離線の第3の部分は、相対向する小面積面の第3の部分に沿って、第2の方向から離れる第3の方向に延びていてもよい。少なくとも1つの支持要素が、対向する端壁のもう1つと動作可能に結合し、分離線の第3の部分に近接して配置されていてもよい。
【0045】
前記分離線の第3の部分は、手荷物ケースの全体の高さの0〜30パーセントを画定する。
【0046】
前記相対向する端壁の1つは手荷物ケースの上面を画定してもよい。相対向する端壁のもう1つは手荷物ケースの底面を画定してもよい。
【0047】
本開示は有利には、従来のハードカバー手荷物ケースよりも荷物を詰めやすく、かつ回動して開閉することがあまり煩わしくないハードカバー手荷物ケースを提供する。少なくとも手荷物ケースの高さの一部分において、蓋はベースよりも包囲する容積が小さい(あるいはその逆)。ある構成において、蓋の包囲容積は、手荷物ケースの上側部分近くで相対的に小さく、ケースの底部分近くで相対的に増加する。
【0048】
一実施例において手荷物ケースは、小面積面を形成する相対向する側壁と、大面積面を形成する相対向する側壁と、相対向する端壁とを含み、これらが一緒になって包囲空間を画定する物品を形成する。小面積面と端壁の中に分離線が形成され、その線に沿って物品が分離される。分離線の第1の部分は、相対向する大面積面の1つに近接する位置を相対向する小面積面の第1の部分に沿って延び、また、その間にある相対向する端壁の対応する1つに沿っても延びている。分離線の第2の部分は相対向する小面積面の第2の部分にあって、相対向する大面積面の1つから離れ、相対向するするもう1つの大面積面に向かって延びている。少なくとも1つの支持要素が、相対向する端壁のもう1つと動作可能に結合していている。分離線の第1の部分と分離線の第2の部分は、2つの異なる方向に延びていてもよい。
【0049】
分離線の第2の部分は、少なくとも1つの支持要素の少なくとも一部分の周りにあって、その少なくとも1つの支持要素を分離線の第2の部分に関して相対向する大面積面の1つの側に配置するようになっていてもよい。分離線の第1の部分はケースの大部分の高さに沿って延び、第2の部分は第1の部分で画定されるものよりも、より深い蓋を画定してもよい。分離線の第1の部分はケースの高さの大部分に沿って延び、実施例によっては、ケースの高さの実質的に80パーセントを越えて伸びていてもよい。第1の部分の分離線は、相対向する大面積面のもう1つに実質的に平行であってよい。分離線の第1の部分に沿う蓋はどの部分も、第2の部分よりは深くはない。第1の部分と第2の部分の遷移領域は、はっきりした遷移であってよく、遷移は別々の角度又は曲線のいずれかであってよい。分離線の第2の部分は、小面積面の第2の部分を横断して、かつ相対向する大面積面のもう1つを横断して延びていてもよい。別の実施例では、分離線の第2の部分は、小面積面の第2の部分を横断して、かつ相対向する端面のもう1つを横断して延びていてもよい。分離線の第2の部分は、小面積面と、相対向する端面のもう1つとの間の共通の端部で、相対向する端面のもう1つに対して斜めに交差してもよい。もしくは、分離線の第2の部分が、小面積面と、相対向する端面のもう1つとの間の共通の端部で、相対向する端面のもう1つに対して直角に交差してもよい。またはその両方であってよい。支持要素は、相対向する端壁のもう1つに動作可能に結合した少なくとも2つの回転車輪を含んでよい。実施例によっては、分離線が封止機構(ジッパーであってよい)とヒンジの両方または一方を含んでいてもよい。実施例のあるものでは、相対向する大面積面の1つに伸縮式ハンドルが連結されていてもよい。
【0050】
別の実施例においては、手荷物ケースがベースに動作的に結合した蓋を備え、蓋とベースは、その蓋とベースのそれぞれの外縁の当接端に沿って封止線を画定する。封止線はケースの上側部分に沿って蓋の第1の深さとベースの第1の深さを画定し、更に封止線はケースの下側部分に沿って蓋の第2の深さとベースの第2の深さを画定する。蓋の第1の深さはベースの第1の深さより浅く、蓋の第2の深さは蓋の第1の深さより大きく、かつベースの下側部分には複数の車輪が連結されている。
【0051】
封止線は更に、ケースの第3の部分に蓋の第3の深さとベースの第3の深さを画定し、封止線は底面に対して直角にケースの底面と交差する。複数の車輪は第1の複数の回転車輪であってよく、封止線は第1の複数の回転車輪の少なくとも1つの周りで折れ曲がっていてよい。そして手荷物ケースは、前面、背面、上面、底面、左面及び右面を含み、第1の複数の回転車輪は底面に連結され、封止線は、手荷物ケースの左面と右面のそれぞれに沿って蓋に連結された第1の複数の回転車輪の周りで折れ曲がっていてもよい。実施例のあるものでは、手荷物ケースは、前面、背面、上面、底面、左面及び右面を含み、第1の複数の回転車輪は底面に連結され、封止線は、手荷物ケースの底面に沿って蓋に連結された第1の複数の回転車輪の周りで折れ曲がっていてもよい。
【0052】
封止線は、蓋をベースに動作的に連結するヒンジを含んでいて、ヒンジが手荷物ケースの左面に沿って延びていてもよい。封止線は有利には、手荷物ケースの上面前端の近くを、手荷物ケースの上面に沿って実質的に直線的に延びていてよい。封止線は更に手荷物ケースの右上端から手荷物ケースの右面沿いに第1の距離だけ実質的に直線的に延び、次いで右前面の底部コーナーから離れた位置に向かって後方に折れ曲がっていてもよい。封止線はまた手荷物ケースの左上端から手荷物ケースの左面沿いに第2の距離だけ直線的に延び、次いで左前面の底部コーナーから離れた位置に向かって後方に折れ曲がっていてもよい。第1と第2の距離は、大体等しいか、第1の距離が手荷物ケースの高さの約90パーセントであるかのいずれか、またはその両方であってよい。更には、封止線は、手荷物ケースの底面前端と底面後端の間の中間点を、手荷物ケースの底面沿いに直線的に延びていてもよい。ある実施例では、封止線は有利には少なくとも1つの回転車輪面の周りを等距離に折れ曲がっていてもよい。
【0053】
別の実施例においては、ハードカバーの手荷物ケースが包囲空間と外部構造を画定する複数の面を備え、その外部構造は蓋とベースに分割され、外部構造は手荷物ケースの高さに沿って少なくとも上側部分と遷移部分とを有する。遷移部分においてベースの深さは、上側部分におけるベースの深さから、手荷物ケースの複数の面の内の1つにおけるベースの深さへ向かって漸減し、かつ遷移部分の蓋の深さは、手荷物ケースの一面の蓋の深さから上側部分の蓋の深さへ漸減する。
【0054】
外部構造は更に、手荷物ケースの高さ沿いに下側部分を含み、下側部分における蓋とベースのそれぞれの深さは実質的に一定であって、手荷物ケースの底面における蓋とベースのそれぞれの深さと大体同じであってよい。上側部分のベースの深さと、上側部分の蓋の深さとの比は、約80/20であってよい。
【0055】
更に別の実施例においては、ハードカバーの手荷物ケースが封止具によって選択的に連結された蓋とベースを含んでいる。複数の回転車輪が手荷物ケースに連結されている。ベースの深さは手荷物ケースのある面に向かって漸減し、また蓋の深さは手荷物ケースのその面から離れる方向に向かって漸減している。
【0056】
ある例では、封止具としてジッパーが含まれ、そのジッパーがベースと蓋の傾斜に沿って蓋とベースに連結されている。ジッパーは有利には、複数の回転車輪の1つの周りで折れ曲がっていてもよい。更には、蓋に対応する包囲された容積は、ベースに対応する包囲された容積よりも実質的に小さい。ある場合には、手荷物ケースの上記の面は手荷物ケースの底面であり、手荷物ケースの底面におけるベースの深さと手荷物ケースの底面における蓋の深さとの比は、約60/40である。手荷物ケースの上側部分のベースの深さと、手荷物ケースの上側部分の蓋の深さとの比は、約80/20であってよい。別の例では、手荷物ケースの上記の面は上面であり、手荷物ケースの底面における蓋の深さがゼロであり、複数の回転車輪のそれぞれが手荷物ケースの底面上のベースに連結されている。
【0057】
本開示の要約は理解を助けるために与えられる。当業者であれば本開示の様々な態様と特徴のそれぞれは有利には、ある場合には分離され、別の場合には本開示の別の態様及び特徴と組み合わされて使用され得ることを理解するであろう。