(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の一実施形態は、サービス提供デバイスに連結されたデバイス以外に、他のデバイスが簡単にサービス提供デバイスに連結し、サービス提供デバイスを介して提供されるサービスを制御する方法及び装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前述の技術的課題を達成するための技術的手段として、本発明の一実施形態によるデバイス制御方法は、第1デバイスがサービス提供デバイスを介して提供されるサービスを制御するためのデバイス制御方法において、サービス提供デバイスと関連した識別情報を有する第2デバイスと、帯域外(out-of-band)通信を連結する段階と、第2デバイスから、帯域外通信を介して、サービス提供デバイスと関連した識別情報を受信する段階と、受信された識別情報に関連した少なくとも1つのアプリケーションを実行する段階と、受信された識別情報を利用して、サービス提供デバイスに帯域内(in-band)通信を連結し、サービス提供デバイスを介して提供されるサービスを制御する段階と、を含んでもよい。
【0006】
本発明の他の一実施形態によれば、サービス提供デバイスに係わる識別情報は、第1デバイスが制御することができるサービスのリストを含んでもよい。
【0007】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、第1デバイスが制御することができるサービスのリストは、第2デバイスで実行中であるアプリケーションを介して制御されるサービスを含んでもよい。
【0008】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、帯域外通信を介して、第2デバイスに第1デバイスのMACアドレス(MAC(media access control) address)を伝送する段階をさらに含み、サービス提供デバイスとの帯域内通信を連結する段階は、第1デバイスのMACアドレスを、第2デバイスから受信したサービス提供デバイスから連結要請を受信する段階と、連結要請によって、サービス提供デバイスとの帯域内通信を連結する段階を含んでもよい。
【0009】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、サービス提供デバイスと関連した識別情報は、サービス提供デバイスに係わる性能情報(capability information)、暗号化キー、認証情報、及びサービス提供デバイスとの帯域内通信を連結するための連結情報のうち少なくとも一つを含んでもよい。
【0010】
本発明の他の一実施形態によるデバイス制御方法は、第2デバイスと連結された帯域外通信を利用して、認証プロセスを遂行する段階をさらに含んでもよい。
【0011】
本発明の他の一実施形態によれば、受信された識別情報を利用して、サービス提供デバイスとの帯域内通信を連結し、サービス提供デバイスを介して提供されるサービスを制御する段階は、帯域外通信を介して認証プロセスが遂行された結果を利用して、サービス提供デバイスに連結し、サービスを制御することを特徴とする。
【0012】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、受信された識別情報を利用して、サービス提供デバイスに連結し、サービス提供デバイスを介して提供されるサービスを制御する段階は、帯域内通信が連結されることにより、サービス提供デバイスから、第1デバイスが制御することができるサービスのリストを受信する段階、及び受信されたサービスのリストに含まれたサービスを制御する段階を含んでもよい。
【0013】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、サービス提供デバイスを介して提供されるサービスを制御する段階は、第1デバイスが第2デバイスと、所定距離内にあると判断される場合、サービスを制御することを特徴とする。
【0014】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、第1デバイスは、第2デバイスと帯域外通信が可能である場合、第2デバイスと所定距離内にあると判断することを特徴とする。
【0015】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、第2デバイスとの帯域外通信を連結する段階は、NFC(near field communication)とBLE(Bluetooth low energy)とのうち1つの通信方式を利用して遂行されることを特徴とする。
【0016】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、サービス提供デバイスに係わる識別情報は、少なくとも1つのアプリケーションの識別情報、または少なくとも1つのアプリケーションに対する実行命令を含んでもよい。
【0017】
本発明の一実施形態による、第2デバイスがサービス提供デバイスを介して提供されるサービスを、第1デバイスをして制御させるためのデバイス制御方法は、サービス提供デバイスと関連した少なくとも1つのアプリケーションを実行する段階と、第1デバイスとの帯域外通信を連結する段階と、第1デバイスでサービス提供デバイスと関連した識別情報を伝送する段階と、を含んでもよい。また、識別情報は、少なくとも1つのアプリケーションと関連したものでもある。
【0018】
本発明の他の一実施形態によれば、サービス提供デバイスに係わる識別情報は、第1デバイスが制御することができるサービスのリストを含んでもよい。
【0019】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、サービスのリストは、第2デバイスで実行中であるアプリケーションを介して制御されるサービスを含んでもよい。
【0020】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、第2デバイスは、第2デバイスが制御可能なサービスのうち、第1デバイスに伝送されたサービスのリストに含まれたサービスを除外する。
【0021】
本発明のさらに他の一実施形態によるデバイス制御方法は、第1デバイスからMACアドレスを受信する段階と、受信されたMACアドレス、及び第1デバイスへの連結を要請する情報を、前記サービス提供デバイスに伝送する段階と、をさらに含んでもよい。
【0022】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、サービス提供デバイスと関連した識別情報は、サービス提供デバイスに係わる性能情報、暗号化キー、認証情報、及びサービス提供デバイスとの帯域内通信を連結するための連結情報のうち少なくとも一つを含んでもよい。
【0023】
本発明のさらに他の一実施形態によるデバイス制御方法は、帯域外通信を利用して、前記第1デバイスを認証する認証プロセスを遂行する段階をさらに含んでもよい。
【0024】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、帯域外通信は、NFCとBLEとのうち1つの通信方式を利用しても遂行される。
【0025】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、サービス提供デバイスに係わる識別情報は、少なくとも1つのアプリケーションの識別情報、または少なくとも1つのアプリケーションに対する実行命令を含んでもよい。
【0026】
本発明の一実施形態によるデバイス制御方法は、第2デバイスによって制御されるサービスを提供するサービス提供デバイスにおいて、第1デバイスとの帯域内通信を連結する段階と、第1デバイスから、第1デバイスに係わる識別情報を獲得する段階と、獲得された識別情報によって、第1デバイスが制御することができるサービスを決定する段階と、決定されたサービス、及び第1デバイスから受信された制御命令によって、サービス提供デバイスを介して提供されるサービスを制御する段階と、を含んでもよい。
【0027】
本発明の他の一実施形態によれば、識別情報は、第1デバイスが、前記第2デバイスから認証された結果を含み、第1デバイスが制御することができるサービスを決定する段階は、第1デバイスが、前記第2デバイスから認証されたデバイスである場合、第1デバイスが制御することができるサービスのリストを決定することを特徴とする。
【0028】
本発明の一実施形態によるデバイス制御方法は、第2デバイスによって制御されるサービスを提供するサービス提供デバイスにおいて、第2デバイスから、第1デバイスに係わる識別情報を獲得する段階と、識別情報を利用して、第1デバイスとの帯域内通信を連結する段階と、獲得された識別情報によって、第1デバイスが制御することができるサービスを決定する段階と、決定されたサービス、及び第1デバイスから受信された制御命令によって、サービス提供デバイスを介して提供されるサービスを制御する段階と、を含んでもよい。
【0029】
本発明の他の一実施形態によれば、第1デバイスに係わる識別情報は、第1デバイスのMACアドレスを含んでもよい。
【0030】
本発明の一実施形態による第1デバイスは、サービス提供デバイスと関連した識別情報を有する第2デバイスとの帯域外通信を連結し、第2デバイスからサービス提供デバイスに関連した識別情報を受信する第1通信部と、受信された識別情報を利用して、サービス提供デバイスとの帯域内通信を連結する第2通信部と、受信された識別情報に関連した少なくとも1つのアプリケーションを実行し、サービス提供デバイスを介して提供されるサービスを制御する制御部と、を含んでもよい。
【0031】
本発明の他の一実施形態によれば、サービス提供デバイスに係わる識別情報は、第1デバイスが制御することができるサービスのリストを含んでもよい。
【0032】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、第1デバイスが制御することができるサービスのリストは、第2デバイスで実行中であるアプリケーションを介して制御されるサービスを含んでもよい。
【0033】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、第1通信部は、第2デバイスに第1デバイスのMACアドレスを伝送し、第2通信部は、第1デバイスのMACアドレスを、第2デバイスから受信したサービス提供デバイスから連結要請を受信し、受信された連結要請によって、サービス提供デバイスとの帯域内通信を連結することを特徴とする。
【0034】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、サービス提供デバイスと関連した識別情報は、サービス提供デバイスに係わる性能情報、暗号化キー、認証情報、及びサービス提供デバイスとの帯域内通信を連結するための連結情報のうち少なくとも一つを含んでもよい。
【0035】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、第1デバイスは、第1通信部を介して、第2デバイスと認証プロセスを遂行する認証要請部をさらに含んでもよい。
【0036】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、第2通信部は、認証要請部が遂行した認証プロセスの結果を利用して、サービス提供デバイスに連結することができる。
【0037】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、第2通信部は、サービス提供デバイスから、第1デバイスが制御することができるサービスのリストを受信し、制御部は、受信されたサービスのリストに含まれたサービスを制御することができる。
【0038】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、制御部は、第1デバイスが第2デバイスと、所定距離内にあると判断される場合、サービスを制御することができる。
【0039】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、制御部は、第1通信部が第2デバイスと帯域外通信が可能である場合、第2デバイスと所定距離内にあると判断する。
【0040】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、帯域外通信は、NFCとBLEとのうち1つの通信方式であることを特徴とする。
【0041】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、サービス提供デバイスに係わる識別情報は、少なくとも1つのアプリケーションの識別情報、または少なくとも1つのアプリケーションに対する実行命令を含んでもよい。
【0042】
本発明の一実施形態による第2デバイスは、サービス提供デバイスと関連した識別情報を帯域外通信を介して、第1デバイスに伝送する帯域外通信部と、サービス提供デバイスと関連した少なくとも1つのアプリケーションを実行する制御部と、を含んでもよい。また、識別情報は、少なくとも1つのアプリケーションと関連した情報でもある。
【0043】
本発明の他の一実施形態によれば、サービス提供デバイスに係わる識別情報は、第1デバイスが制御することができるサービスのリストを含んでもよい。
【0044】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、サービスのリストは、第2デバイスで実行中であるアプリケーションを介して制御されるサービスを含んでもよい。
【0045】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、制御部は、第2デバイスが制御可能なサービスのうち、第1デバイスに伝送されたサービスのリストに含まれたサービスを除外する。
【0046】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、帯域外通信部は、第1デバイスからMACアドレスを受信し、受信されたMACアドレス、及び前記第1デバイスへの連結を要請する情報をサービス提供デバイスに伝送することができる。
【0047】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、サービス提供デバイスと関連した識別情報は、サービス提供デバイスに係わる性能情報、暗号化キー、認証情報、及びサービス提供デバイスとの帯域内通信を連結するための連結情報のうち少なくとも一つを含んでもよい。
【0048】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、第1デバイスを認証する認証プロセスを遂行する認証処理部をさらに含んでもよい。
【0049】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、帯域外通信は、NFCとBLEとのうち1つの通信方式を介しても遂行される。
【0050】
本発明のさらに他の一実施形態によれば、サービス提供デバイスに係わる識別情報は、少なくとも1つのアプリケーションの識別情報、または少なくとも1つのアプリケーションに対する実行命令を含んでもよい。
【発明を実施するための形態】
【0052】
以下、添付した図面を参照し、本発明が属する技術分野で当業者が容易に実施することができるように、本発明の実施形態について詳細に説明する。しかし、本発明は、さまざまに異なる形態で具現され、ここで説明する実施形態に限定されるものではない。図面で、本発明について明確に説明するために、説明と係わりのない部分は省略し、明細書全体を通じて、類似した部分については、類似した図面符号を付した。
【0053】
第1、第2のような用語は、多様な構成要素について説明するのに使用されるが、構成要素は、用語によって限定されるものではない。用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ使用される。
【0054】
明細書全体で、ある部分が他の部分と「連結」されているとするとき、それは、「直接的に連結」されている場合だけではなく、その中間に、他の素子を挟んで「電気的に連結」されている場合も含む。また、ある部分が他の部分と「連結」されているということは、ある部分が他の部分と、信号送受信を介して通信することができる状態になっている場合を含む。
【0055】
また、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、それは、特別に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除外するものではなく、他の構成要素をさらに含んでもよいということを意味する。
【0056】
本発明で使用した用語は、ただ特定の実施形態について説明するために使用されたものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。本発明で使用した用語は、本発明での機能を考慮しながら、可能な限り現在広く使用される一般的な用語を選択したが、それは、当分野の当業者の意図、判例、または新たな技術の出現などによっても異なる。また、特定の場合は、出願人が任意に選定した用語もあり、その場合、当該発明の説明部分で、詳細にその意味を記載する。従って、本発明で使用される用語は、単純な用語の名称ではない、その用語が有する意味と、本発明の全般にわたる内容とを基に定義されるものである。
【0057】
単数の表現は、文脈上明白に異なって意味するものではない限り、複数の表現を含む。本出願で、「含む」または「有する」というような用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品、またはそれらを組み合わせたものが存在するということを指定するものであり、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品、またはそれらを組み合わせたものの存在または付加の可能性をあらかじめ排除するものではないということを理解しなければならない。
【0058】
明細書全般で言及されるアプリケーションは、後述する機器間の連結を基に特定の業務を遂行するために考案された一連のコンピュータプログラムの集合をいう。例えば、アプリケーションは、ゲームアプリケーション、楽器演奏アプリケーション、動画再生アプリケーション、音楽再生アプリケーション、地図アプリケーション、放送アプリケーション、運動支援アプリケーション、医療用アプリケーション、決済アプリケーション、運送手段(例えば、自動車、バス、飛行機または船舶など)自動航法アプリケーション、周辺機器制御アプリケーション、及び前記各アプリケーションの組み合わせなど多様である。
【0059】
明細書全般で言及されるアドホック(ad-hoc)モードの無線LAN(local area network)、とインフラストラクチャ(infrastructure)モードの無線LANは、機器間に、近距離通信時に、中継器(relay)を介するか否かによる通信方式を区分するための一例である。すなわち、アドホック・モードの無線LANは、中継器を介さずに機器間で直接通信する方式の一例であり、Wi−Fiダイレクト(WFD:WiFi(wireless fidelity) direct)にもなる。インフラストラクチャ・モードの無線LANは、中継器を介して機器間で通信する方式の一例であり、Wi−Fiにもなる。従って、明細書全般で言及されるアドホック・モードの無線LANは、中継器を介さずに、機器間直接通信する方式として理解されなければならず、インフラストラクチャ・モードの無線LANは、中継器を介して機器間通信する方式と理解されなければならない。
【0060】
以下、添付された図面を参照し、本発明について詳細に説明する。
【0061】
図1は、本発明の一実施形態によるデバイス間の連結構造を簡単に図示した図面である。
【0062】
本発明の一実施形態によるデバイス間の連結構造は、サービス提供デバイス100、第1デバイス110及び第2デバイス120を含んでもよい。しかし、本発明によるデバイス間の連結構造は、
図1に図示されたところに限定されるものではない。すなわち、デバイス間の連結構造は、
図1に図示されたところより、さらに多くの構成要素を含んだり、あるいは
図1に図示されたところより、少ない構成要素を含んでもよい。
【0063】
例えば、デバイス間の連結構造は、中継器をさらに含んでもよい。すなわち、デバイス間の通信は、中継器を介して遂行されもする。
【0064】
本発明の一実施形態によるデバイス間の連結構造が中継器を含まない場合、デバイス間の連結は、機器間直接通信方式を介して遂行される。機器間直接通信方式は、中継器を介さずに、機器間で直接データを送受信することを意味する。機器間直接通信方式の例としては、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))通信、UWV(ultra wideband)通信、ジグビー(Zigbee(登録商標))通信、及びアドホック・モードの無線LAN通信に含まれるWi−Fiダイレクト通信などがある。ただし、本発明で、機器間直接通信方式が前記例示に限定されるものではない。機器間直接通信方式は、M2M(machine-to-machine)通信方式、D2D(device-to-device)通信方式、またはP2P(peer-to-peer)通信方式ともすることができる。
【0065】
本発明の一実施形態によれば、サービス提供デバイス100、第1デバイス110及び第2デバイス120は、互いに有線または無線で連結される。
【0066】
本発明の一実施形態によれば、サービス提供デバイス100は、ユーザにサービスを提供する機器である。ここで、該サービスは、サービス提供デバイス100で実行される1つのアプリケーションを介して遂行される動作を意味する。それだけではなく、該サービスは、複数のアプリケーションの組み合わせを介して遂行される一連の動作、サービス提供デバイス100のバックグラウンド(background)で動作するプログラム、アプリケーションの一部機能を介して遂行される動作、またはサービス提供デバイス100を介してログインされたクラウド(cloud)サーバを介して遂行される動作を意味する。ただし、本発明のサービスは、前記提示された例示に限定されるものではなく、該サービスは、サービス提供デバイス100が決定された目的によって動作するものを意味する。
【0067】
例えば、サービス提供デバイス100が車両に具備されたヘッドユニット(head unit)である場合、ヘッドユニットのディスプレイ装置を介した動画再生や、ヘッドユニットを介した車内周辺機器制御などが該サービスに含まれる。ただし、本発明は、それらに限定されるものではない。
【0068】
サービス提供デバイス100は、車両に具備されたヘッドユニット、ホームゲートウェイ(home gateway)装置やPC(personal computer)など多様な形態の電子機器でもって具現される。
【0069】
また、第1デバイス110及び第2デバイス120は、第1デバイス110及び第2デバイス120相互間でデータ通信が可能であり、サービス提供デバイス100とデータ通信が可能であるデバイスである。第1デバイス110と第2デバイス120は、同種の機器または異種の機器でもある。第1デバイス110及び第2デバイス120は、例えば、携帯電話機、スマートフォン(smart phone)、ノート型パソコン、タブレットPC(personal computer)、ハンドヘルドPC、電子ブック端末機、デジタル放送用端末機、PDA(personal digital assistant)、PMP(portable multimedia player)、ナビゲーション、スマートTV(television)など多様な機器によって構成される。ただし、本発明での第1デバイス110及び第2デバイス120は、それらに限定されるものではない。
【0070】
本発明の実施形態によれば、第1デバイス110は、第2デバイス120との帯域外通信(out-of-band communication)130を利用して、サービス提供デバイス100に連結するデバイスでもある。また、第2デバイス120は、すでにサービス提供デバイス100に連結し、認証手続きを完了したデバイスでもある。
【0071】
例えば、サービス提供デバイス100が車両に具備されたヘッドユニットである場合、第2デバイス120は、サービス提供デバイス100に既連結の認証された運転者(driver)のスマートフォンでもある。そのとき、第1デバイス110は、サービス提供デバイス100に連結する同乗者(passenger)のスマートフォンでもある。
【0072】
第1デバイス110及び第2デバイス120は、帯域外通信130を遂行することができる。ここで、帯域外通信とは、帯域、チャネル、ポート及び連結のうち、少なくとも一つ以上がサービス提供デバイス100と、データ送受信のために遂行される帯域内(in-band)通信の帯域、チャネル、ポート及び連結と同一ではない通信を意味する。
【0073】
すなわち、第1デバイス110及び第2デバイス120がサービスを遂行するために利用されるデータ通信が帯域内通信でもある。帯域外通信は、帯域内通信を連結するために、第1デバイス110及び第2デバイス120間で遂行されるデータ通信でもある。一般的に、帯域外通信は、簡単に連結可能であり、少量のデータ送受信が可能である通信でもある。例えば、NFC(near field communication)などが帯域外通信に利用される。ただし、本発明は、それに限定されるものではない。
【0074】
本発明の実施形態によれば、帯域外通信は、第1デバイス110がサービス提供デバイス100を確認し、サービス提供デバイス100との帯域内通信を連結するために利用される。第1デバイス110がサービス提供デバイス100を確認するということは、例えば、サービス提供デバイス100が遂行する帯域内通信の通信方式が何であり、サービス提供デバイス100が提供するサービスをいかなるアプリケーションによって制御することができるかなどということを含んでもよい。ただし、本発明は、それに限定されるものではない。第1デバイス110がサービス提供デバイス100を確認するということは、帯域内通信140を連結するために、第1デバイス110と第2デバイス120との間に遂行される帯域外通信に含まれるとすることができる。
【0075】
帯域外通信130は、第1デバイス110とサービス提供デバイス100との間で、帯域内通信140が連結される前、第1デバイス110と第2デバイス120との間で遂行される通信とすることができる。帯域外通信130は、近距離無線通信方式を介して遂行される。例えば、帯域外通信130は、NFC方式、ブルートゥース通信方式、BLE通信方式、及び前記各通信方式の組み合わせのうちいずれか1つの通信方式に基づいて遂行される。ただし、本発明は、それらに限定されるものではない。
【0076】
帯域外通信130が近距離無線通信方式を介して遂行される場合、第1デバイス110と第2デバイス120との距離が、近距離無線通信が可能である半径内であるならば、第1デバイス110は、第2デバイス120からデータを受信することができる。または、通信方式によって、第1デバイス110と第2デバイス120は、双方向でデータを伝送することができる。
【0077】
例えば、第1デバイス110は、第2デバイス120に保存されたデータを、NFC方式を介して読み取ることができる。そのような場合、第2デバイス120は、NFCタグに基づいて、NFCを遂行することができる。第1デバイス110と第2デバイス120との距離は、第1デバイス110と第2デバイス120との相対的位置に基づく。
【0078】
BLE通信方式は、情報を続けて送出する(broadcast)という特性を有する。従って、帯域外通信130がBLE通信方式を基盤とする場合、第2デバイス120は、帯域内通信連結140のための情報と、アプリケーションの識別情報を含むサービス提供デバイスに係わる識別情報とを続けて送出する。そのとき、第1デバイス110及び第2デバイス120は、ブルートゥース通信を遂行する。
【0079】
第2デバイス120は、帯域外通信130を介して、サービス提供デバイス100と関連した識別情報を、第1デバイス110に伝送することができる。本発明で、サービス提供デバイス100と関連した識別情報は、第1デバイス110がサービス提供デバイス100に連結し、サービスを制御するための情報でもある。サービス提供デバイス100と関連した識別情報は、第1デバイス110が制御することができるサービスのリスト、サービス提供デバイス100に係わる性能情報(capability information)、帯域内通信連結140のための情報、暗号化キー、サービス提供デバイス100に係わるアプリケーションの識別情報、連結要請信号、連結受諾信号、連結通報信号及び認証情報などを含んでもよい。ただし、本発明は、それらに限定されるものではない。
【0080】
第1デバイス110が制御することができるサービスのリストは、サービス提供デバイス100が提供するサービスのうち、本発明の実施形態によって、第1デバイス110が制御することができるサービスのリストを意味する。
【0081】
例えば、サービス提供デバイス100が、動画再生サービス、コンデンツ検索サービス及び車両制御サービスを提供する場合、第1デバイス110が制御することができるサービスのリストに、動画再生サービス及びコンデンツ検索サービスのみを含むようにすることができる。そのとき、本発明の実施形態によれば、第1デバイス110は、帯域内通信140を介して、動画再生サービス及びコンデンツ検索サービスのみを制御することができる。
【0082】
また、本発明の一実施形態によれば、第1デバイス110が制御することができるサービスのリストは、第2デバイス120で実行中であるアプリケーションを介して制御されるサービスを含んでもよい。サービスのリストに、第2デバイス120で実行中であるアプリケーションを介して制御されるサービスを含むことにより、第2デバイス120を介して制御中であるサービスを、第1デバイス110をして制御させることができる。
【0083】
サービス提供デバイス100に係わる性能情報は、サービス提供デバイス100が有する性能に係わる情報を意味する。例えば、サービス提供デバイス100に係わる性能情報は、サービス提供デバイス100が遂行する通信方式に係わる情報、及びサービス提供デバイス100のディスプレイ装置が有する解像度などを含んでもよい。ただし、本発明は、それらに限定されるものではない。
【0084】
帯域内通信連結140のための情報は、第1デバイス110がサービス提供デバイス100に、帯域内通信140を介して連結するための情報を意味する。例えば、サービス提供デバイス100が遂行する通信方式に係わる情報が、ブルートゥース通信方式を示す場合、帯域内通信連結140のための情報は、サービス提供デバイス100のMAC(media access control)アドレス、サービス提供デバイス100のIP(internet protocol)アドレスのようなサービス提供デバイス100のネットワークアドレスを含んでもよい。また、本発明の実施形態によって、帯域内通信140連結のための情報は、SSID(service set identifier)、Passpharse、PIN(personal identification number)コード及びFILS(fast initial link setup)のうち少なくとも一つを含んでもよい。
【0085】
暗号化キーは、サービス提供デバイス100に、帯域内通信140を介して連結するために入力されなければならない情報を意味する。暗号化キーは、帯域内通信140連結のための情報に含まれる。
【0086】
サービス提供デバイス100に係わるアプリケーション情報は、少なくとも1つのアプリケーション識別情報、または少なくとも1つのアプリケーションに対する実行命令を含んでもよい。ただし、本発明は、それらに限定されるものではない。アプリケーション識別情報は、第1デバイス110が、第1デバイス110、またはアプリケーション・インストールファイルが保存されたサーバで、アプリケーションを検索することができる情報を含んでもよい。
【0087】
連結要請信号は、帯域内通信140を連結することを要請する信号である。また、連結受諾信号は、帯域内通信140連結を受諾する信号である。連結通報信号は、通信連結を知らせる信号である。
【0088】
認証情報は、第1デバイス110が、サービス提供デバイス100を介して提供されるサービスに対する制御が許容されるデバイスであるということを示す情報でもある。
【0089】
帯域内通信140は、第1デバイス110が、サービス提供デバイス100に連結し、サービス提供デバイス100を介して提供されるサービスを制御するために、第1デバイス110とサービス提供デバイス100との間で遂行される通信である。帯域内通信140の例として、でブルートゥース通信、UWB通信、ジグビー通信、アドホックモードの無線LANに含まれるWi−Fiダイレクト通信、及びインフラストラクチャ・モードの無線LAN(WiFi)通信などがある。ただし、本発明は、それらに限定されるものではない。
【0090】
本発明の一実施形態によれば、第1デバイス110が、サービス提供デバイス100に連結要請を伝送することにより、帯域内通信140を連結することができる。また、本発明の他の一実施形態によれば、サービス提供デバイス100が、第1デバイス110に連結要請を伝送することにより、帯域内通信140を連結することができる。第1デバイス110がサービス提供デバイス100に連結要請を伝送する実施形態は、
図6にさらに詳細に示されている。サービス提供デバイス100が第1デバイス110に連結要請を伝送する実施形態は、
図7にさらに詳細に示されている。
【0091】
図2は、本発明の一実施形態によって、第1デバイス110がサービス提供デバイス100に連結し、サービスを制御するプロセスを図示したフローチャートである。
【0092】
まず、第1デバイス110は、第2デバイス120との帯域外通信130を連結することができる(S210)。
【0093】
ここで、第1デバイス110は、帯域外通信130を介して、第2デバイス120と認証プロセスを遂行する。認証プロセスは、第1デバイス110がサービス提供デバイス100を介して提供されるサービスを制御するデバイスとして認証されるためのプロセスを意味する。認証プロセスは、相互認証(mutual authentication)方式、または単方向認証(one-way authentication)方式のうちいずれか1つの方式によって選択的に遂行される。また、本発明の一実施形態によれば、認証プロセスは、チャレンジ・レスポンス(challenge-response)方式の認証プロトコルによっても遂行される。
【0094】
ここで、本発明の一実施形態によれば、帯域外通信は、NFC方式、BLE通信方式、ブルートゥース通信方式のうちいずれか1つの通信方式を介して遂行される。ただし、本発明は、それらに限定されるものではない。
【0095】
その後、第1デバイス110は、帯域外通信140を介して、第2デバイス120からサービス提供デバイス100と関連した識別情報を受信することができる(S220)。
【0096】
本発明の一実施形態によれば、サービス提供デバイス100と関連した識別情報は、第1デバイス100が制御することができるサービスのリストを含んでもよい。そのとき、第1デバイス100が制御することができるサービスのリストは、第2デバイス120で実行中であるアプリケーションを介して制御されるサービスを含んでもよい。
【0097】
その後、第1デバイス110は、受信された識別情報に関連したアプリケーションを実行することができる(S230)。ここで、サービス提供デバイス100と関連した識別情報は、アプリケーションを識別するためのアプリケーション識別情報、またはアプリケーションに対する実行命令を含んでもよい。受信された識別情報に関連したアプリケーションは、アプリケーション識別情報に対応するアプリケーションを意味する。
【0098】
また、本発明の一実施形態によれば、サービス提供デバイスと関連した識別情報は、サービス提供デバイスに係わる性能情報、暗号化キー、認証情報、及びサービス提供デバイスに帯域内通信140を連結するための連結情報のうち少なくとも一つを含んでもよい。
【0099】
その後、第1デバイス110は、受信された識別情報を利用して、サービス提供デバイス100に帯域内通信140を連結することができる(S240)。
【0100】
本発明の一実施形態によれば、第1デバイス110が、帯域外通信140を介して認証プロセスを遂行することにより、認証されたデバイスである場合、認証された結果を利用して、サービス提供デバイス100に帯域内通信を140連結することができる。
【0101】
また、本発明の他の一実施形態によれば、第1デバイス110は、帯域内通信140を連結する過程で、サービス提供デバイス100を介して、認証プロセスを遂行することにより、認証を受けることができる。
【0102】
本発明の一実施形態によれば、第1デバイス110は、第2デバイス120に、帯域外通信130を介して、第1デバイス110のMACアドレスを伝送することができる。その後、第2デバイス120は、サービス提供デバイス100に、第1デバイス110のMACアドレス、及び第1デバイス110に連結することを要請する情報を、サービス提供デバイス110に伝送することができる。その後、第1デバイス110は、サービス提供デバイス100から連結要請を受信し、連結要請によって、サービス提供デバイス100と帯域内通信140とを連結することができる。
【0103】
その後、第1デバイス110は、帯域内通信140に基づいて、サービス提供デバイス100を介して提供されるサービスを制御することができる(S250)。ここで、第1デバイス110は、サービス提供デバイス100に、サービスに対する制御命令を伝送することができる。
【0104】
本発明の一実施形態によれば、第1デバイス110をして、帯域外通信140を介して、サービス提供デバイス100に関連した識別情報に含まれたサービスのリストに含まれたサービス提供デバイス100を介して提供されるサービスのみを制御させる。
【0105】
また、本発明の他の一実施形態によれば、第1デバイス110は、帯域内通信140が連結されることにより、サービス提供デバイス100から、第1デバイス110が制御することができるサービスのリストを受信することができる。その後、受信されたサービスのリストに含まれたサービス提供デバイス100を介して提供されるサービスのみを制御させる。
【0106】
第1デバイス110は、第1デバイス110が、第2デバイス120と所定距離内にあると判断される場合に限り、サービス提供デバイス100を介して提供されるサービスを制御することができる。本発明の一実施形態によれば、第1デバイス110は、第2デバイス120と帯域外通信130が可能である場合、第2デバイス120と所定距離内にあると判断する。例えば、10メートルないし100メートルの半径以内で通信が可能であるブルートゥース通信方式を介して、帯域外通信130を遂行する場合、第1デバイス110は、ブルートゥース通信方式を介した、第2デバイス120との通信可能いかんにより、第2デバイス120が所定距離内にあるか否かを判断する。
【0107】
図3は、本発明の一実施形態によって、第2デバイス120が第1デバイス110に、サービス提供デバイス100に連結するための情報を提供するプロセスを図示したフローチャートである。
【0108】
まず、第2デバイス120は、サービス提供デバイス100と関連したアプリケーションを実行する(S310)。
【0109】
ここで、第2デバイス120は、サービス提供デバイス100に連結することにより、サービス提供デバイス100に連結するための情報及び認証情報などを含むサービス提供デバイス100に関連した情報を保存している。
【0110】
サービス提供デバイス100と関連したアプリケーションは、サービス提供デバイス100を介して提供されるサービスを制御するためのアプリケーションでもある。
【0111】
その後、第2デバイス120は、第1デバイス110と帯域外通信が連結されることにより(S320)、第1デバイス110に、サービス提供デバイスと関連した識別情報を伝送する(S330)。
【0112】
ここで、サービス提供デバイス100と関連した識別情報は、第1デバイス110が制御することができるサービスのリスト、サービス提供デバイス100に係わる性能情報、暗号化キー、認証情報、及びサービス提供デバイスとの帯域内通信を連結するための連結情報のうち少なくとも一つを含んでもよい。
【0113】
第1デバイス110が制御することができるサービスのリストは、サービス提供デバイス100で実行中である少なくとも1つのアプリケーションと関連したものでもある。例えば、第1デバイス110が制御することができるサービスのリストは、少なくとも1つのアプリケーションを介して制御されるサービス、または少なくとも1つのアプリケーションを介して選択されたサービスを含んでもよい。
【0114】
また、本発明の一実施形態によれば、サービス提供デバイス100と関連した識別情報は、少なくとも1つのアプリケーションの識別情報、または少なくとも1つのアプリケーションに対する実行命令を含んでもよい。
【0115】
また、本発明の一実施形態によれば、第2デバイス120は、第1デバイス110に伝送された第1デバイス110が制御することができるサービスのリストに含まれたサービスは、第2デバイス120を介して制御させないようにすることができる。すなわち、第2デバイス120が制御可能なサービスのうち、第1デバイス110に伝送されたサービスのリストに含まれたサービスを除外する。
【0116】
本発明の一実施形態によれば、第2デバイス120は、第1デバイス110からMACアドレスを受信する。第2デバイス120は、受信されたMACアドレスと、第1デバイス110に連結することを要請する情報とをサービス提供デバイス100に伝送する。
【0117】
また、本発明の一実施形態によれば、第2デバイス120は、帯域外通信130を利用して、第1デバイス110を認証する認証プロセスを遂行する。例えば、帯域外通信130を介して、サービス提供デバイス100に対する認証情報を含むサービス提供デバイス100に係わる識別情報を第1デバイス110に伝送する。
【0118】
また、前記帯域外通信130は、NFC方式、BLE通信方式及びブルートゥース通信方式のうち一通信方式を利用して遂行される。
【0119】
図4は、本発明の一実施形態によって、サービス提供デバイス100が第1デバイス110に連結し、サービスを制御するプロセスを図示したフローチャートである。
【0120】
まず、サービス提供デバイス100は、第1デバイス110との帯域内通信140を連結する(S410)。
【0121】
その後、サービス提供デバイス100は、第1デバイス110から第1デバイス110に係わる識別情報を獲得する(S420)。
【0122】
ここで、第1デバイス110に係わる識別情報は、第1デバイス110が第2デバイス120から認証プロセスを遂行することによって認証された結果を含んでもよい。
【0123】
その後、サービス提供デバイス100は、第1デバイス110が制御することができるサービスを決定する(S430)。
【0124】
ここで、第1デバイス110が、第2デバイス120から認証されたデバイスである場合、第1デバイス110が制御することができるサービスを決定する。例えば、サービス提供デバイス100が、車両に具備されたヘッドユニット、第2デバイス120が、運転者のスマートフォンであり、第1デバイス110が、同乗者のデバイスでもある。ここで、運転者のスマートフォンを介して認証された同乗者のデバイスが、ヘッドユニットに連結されたということが確認される場合、ヘッドユニットは、同乗者のデバイスがコンテンツ再生サービス及びコンテンツ検索サービスを制御することができると決定することができる。
【0125】
本発明の一実施形態によれば、サービス提供デバイス100は、決定されたサービスのリストを第1デバイス110に伝送する。
【0126】
その後、サービス提供デバイス100は、決定されたサービス、及び第1デバイスから受信された制御命令によって、サービスを制御することができる(S440)。
【0127】
図5は、本発明の他の一実施形態によって、サービス提供デバイス100が第1デバイス110に連結し、サービスを制御するプロセスを図示したフローチャートである。
【0128】
まず、サービス提供デバイス100は、第2デバイス120から、第1デバイス110に係わる識別情報を獲得する(S510)。ここで、サービス提供デバイス100は、第2デバイス120と既存に連結された記録に基づいて、第2デバイス120と通信連結することができる。また、サービス提供デバイス100は、第1デバイス110に係わる識別情報と共に、第1デバイス110に連結することを要請する情報を受信する。
【0129】
本発明の一実施形態によれば、第1デバイスに係わる識別情報は、第1デバイスのMACアドレスを含んでもよい。ただし、本発明は、それに限定されるものではない。
【0130】
その後、サービス提供デバイス100は、受信された第1デバイス110に係わる識別情報を利用して、第1デバイス110に通信連結を要請する。通信連結要請によって、サービス提供デバイス100は、第1デバイス110と帯域内通信140を連結することができる(S520)。
【0131】
その後、サービス提供デバイス100は、第1デバイス110が制御することができるサービスを決定することができる(S530)。
【0132】
本発明の一実施形態によれば、サービス提供デバイス100は、決定されたサービスのリストを第1デバイス110に伝送する。
【0133】
その後、決定されたサービス及び第1デバイス110から受信された制御命令によって、サービスを制御することができる(S540)。
【0134】
図6は、本発明の一実施形態による第1デバイス110、第2デバイス120及びサービス提供デバイス110の動作を図示した図面である。
【0135】
まず、第2デバイス120は、サービス提供デバイス100に連結し、認証を完了する(S610)。すなわち、第2デバイス120は、以前にサービス提供デバイス100に連結するとき、サービス提供デバイスに関連した識別情報を保存することができる。
【0136】
その後、第1デバイス110は、第2デバイス120との帯域外通信を連結する(S620)。帯域外通信が連結されることにより、第1デバイス110は、第2デバイス120からサービス提供デバイスに関連した識別情報を受信する(S630)。
【0137】
その後、第1デバイス110は、サービス提供デバイス100との帯域内通信を連結する(S640)。そのとき、第1デバイス110は、サービス提供デバイスに関連した識別情報に基づいて、サービス提供デバイス100を検索し、サービス提供デバイス100に連結要請を伝送する。
【0138】
また、第1デバイス110は、サービス提供デバイスに関連した識別情報によるアプリケーションを実行する(S650)。S650段階は、S640段階以前に遂行されもし、必ずしもS640段階後に実行されなければならないものではない。
【0139】
ここで、第1デバイス110は、サービス提供デバイス100に関連した識別情報によるアプリケーションが、第1デバイス110にインストールされているか否かを確認する。サービス提供デバイスに関連した識別情報によるアプリケーションが、第1デバイス110にインストールされていない場合、当該アプリケーションをインストールした後、実行することができる。サービス提供デバイス100に関連した識別情報に、アプリケーションをインストールするためのファイルが保存された位置を示す情報が含まれている場合、第1デバイス110は、サーバから、アプリケーションをインストールするためのファイルをダウンロードする。例えば、サービス提供デバイス100に関連した識別情報に、URL(uniform resource locator)情報が含まれている場合、第1デバイス110は、URL情報を利用して、アプリケーションをインストールするためのファイルをダウンロードする。
【0140】
その後、第1デバイス110は、サービス提供デバイス100に対して、認証を受けることができる(S660)。本発明の一実施形態でS660段階は、S640段階で帯域内通信を連結する過程で、認証プロセスを遂行させるものである。また、本発明の他の一実施形態で、第1デバイス110は、第2デバイス120との帯域外通信に基づいて、認証を受けることができる。
【0141】
その後、サービス提供デバイス100は、第1デバイス110が制御することができるサービスを決定する(S670)。サービス提供デバイス100は、第1デバイス110と第2デバイス120との間に連結された帯域外通信を利用して、第1デバイス110がサービス提供デバイス100に連結されたデバイスである場合、第1デバイス110が第2デバイス120とは差等的に、サービスを制御することができる権限を有するようにする。
【0142】
すなわち、第2デバイス120が、サービス提供デバイス100を介して提供される全てのサービスを制御することができる場合、第1デバイス110をして、サービス提供デバイス100を介して提供されるサービスのうち一部のみを制御させる。
【0143】
その後、サービス提供デバイス100は、決定されたサービスのリストを第1デバイス110に伝送する(S680)。
【0144】
ただし、S630段階以前に、第2デバイス120が第1デバイス110が制御することができるサービスのリストを決定する。その場合、第2デバイス120は、S630段階に伝送されるサービス提供デバイスに関連した識別情報は、決定されたサービスのリストを含んでもよい。そのとき、S670段階、及びS680段階は、省略される。
【0145】
その後、第1デバイス110は、サービス提供デバイス100を介して提供されるサービスを制御するための制御命令を、サービス提供デバイス100に伝送する(S690)。
【0146】
図7は、本発明の他の一実施形態による第1デバイス110、第2デバイス120及びサービス提供デバイス100の動作を図示した図面である。
【0147】
まず、第2デバイス120は、サービス提供デバイス100に連結し、認証を完了する(S710)。すなわち、第2デバイス120は、以前にサービス提供デバイス100に連結するとき、サービス提供デバイスに関連した識別情報を保存することができる。
【0148】
その後、第1デバイス110は、第2デバイス120との帯域外通信を連結する(S720)。本発明の実施形態によれば、帯域外通信は、NFC方式、BLE通信方式及びブルートゥース通信方式のうちいずれか一つによって遂行される。ただし、本発明は、それに限定されるものではない。
【0149】
その後、第1デバイス110は、第2デバイス120に第1デバイスの識別情報を伝送する(S730)。そのとき、第1デバイスの識別情報は、第1デバイス110に連結するための連結情報を含んでもよい。例えば、第1デバイスのMACアドレスのようなネットワークID(identification)などが、第1デバイス110に連結するための連結情報に含まれる。
【0150】
その後、第2デバイス120は、サービス提供デバイス100に、第1デバイス110の識別情報を伝送する(S740)。
【0151】
その後、サービス提供デバイス100は、第1デバイス110が制御することができるサービスを決定する(S750)。サービス提供デバイス100は、第1デバイス110と第2デバイス120との間に連結された帯域外通信を利用して、第1デバイス110がサービス提供デバイス100に連結されたデバイスである場合、第1デバイス110が第2デバイス120とは差等的、にサービスを制御することができる権限を有するようにする。
【0152】
すなわち、第2デバイス120が、サービス提供デバイス100を介して提供される全てのサービスを制御することができる場合、第1デバイス110をして、サービス提供デバイス100を介して提供されるサービスのうち一部のみを制御させる。
【0153】
その後、サービス提供デバイス100は、第1デバイス110の識別情報に基づいて、第1デバイス110に通信連結を要請することができる(S760)。そのとき、サービス提供デバイス100は、サービス提供デバイス100に関連した識別情報を、第1デバイス110に伝送する。サービス提供デバイス100に関連した識別情報は、決定されたサービスのリストを含んでもよい。
【0154】
その後、第1デバイス110は、サービス提供デバイス100に関連した識別情報に関連したアプリケーションを実行する(S770)。
【0155】
ここで、第1デバイス110は、サービス提供デバイス100に関連した識別情報によるアプリケーションが、第1デバイス110にインストールされているか否かを確認する。サービス提供デバイス100に関連した識別情報によるアプリケーションが、第1デバイス110にインストールされていない場合、当該アプリケーションをインストールした後に実行する。サービス提供デバイス100に関連した識別情報に、アプリケーションをインストールするためのファイルが保存された位置を示す情報が含まれている場合、第1デバイス110は、サーバからアプリケーションをインストールするためのファイルをダウンロードする。例えば、サービス提供デバイス100に関連した識別情報にURL情報が含まれている場合、第1デバイス110は、URL情報を利用して、アプリケーションをインストールするためのファイルをダウンロードする。
【0156】
その後、第1デバイス110は、サービス提供デバイス100との帯域内通信を連結し(S780)、サービス提供デバイス100に制御命令を伝送する(S790)。
【0157】
図8は、本発明の一実施形態によって、第1デバイスが車両に具備されたサービス提供デバイスに連結する例示を図示した図面である。
【0158】
本発明の一実施形態によれば、サービス提供デバイス100は、車両800に具備されたものでもある。例えば、サービス提供デバイス100が車両800に具備されたヘッドユニットの形態で具現されてもよい。
【0159】
また、車両800には、座席別に情報を読み取ったり、あるいは情報を伝送するNFCタグが具備される。NFCタグは、他のデバイスから読み取った情報をサービス提供デバイス100に伝送する。
【0160】
車両800に具備されたNFCタグと第2デバイス120との間でNFCを遂行することにより、サービス提供デバイス100は、運転者の搭乗を感知することができる(S810)。ここで、第2デバイス120とのNFCを遂行するNFCタグは、車両800の運転席に具備されたものでもある。
【0161】
その後、第2デバイス120は、サービス提供デバイス100に連結して認証を受ける(S820)。ここで、第2デバイス120は、サービス提供デバイス100に関連した識別情報を保存することができる。
【0162】
その後、第2デバイス120と第1デバイス110との間でNFCが連結されることにより、第1デバイス110は、第2デバイス120に保存されたサービス提供デバイス100に関連した識別情報を読み取る(S830)。
【0163】
その後、第1デバイス110は、サービス提供デバイスに関連した識別情報に基づいて、サービス提供デバイス100に連結し、サービス提供デバイス100を介して提供されるサービスを制御することができる(S840)。ここで、第1デバイス110は、サービス提供デバイス100に関連した識別情報に基づいて、サービスを制御するためのアプリケーションを実行する。また、サービスを制御するためのアプリケーションが第1デバイス110にインストールされていない場合、第1デバイス110は、前記アプリケーションをインストールするためのファイルをダウンロードし、前記アプリケーションをインストールする。
【0164】
図9は、本発明の他の一実施形態によって、第1デバイス110が車両に具備されたサービス提供デバイス100に連結する例示を図示した図面である。
【0165】
本発明の一実施形態によれば、車両900の各座席に、第2デバイス120が具備されている。ここで、第2デバイス120は、NFCタグの形態で具現されてもよい。また、本発明の他の一実施形態によれば、第2デバイス120は、サービス提供デバイス100に情報を伝送する。
【0166】
まず、車両に具備された第2デバイス120と第1デバイス110の間でNFCを遂行する(S910)。ここで、第1デバイス110は、第2デバイス120に保存されたサービス提供デバイス100に関連した識別情報を読み取る。
【0167】
また、第1デバイス110は、サービスを制御するためのアプリケーションを実行する。また、サービスを制御するためのアプリケーションが、第1デバイス110にインストールされていない場合、第1デバイス110は、前記アプリケーションをインストールするためのファイルをダウンロードし、前記アプリケーションをインストールする。
【0168】
その後、第1デバイス110は、サービス提供デバイス100に連結し、サービス提供デバイス100を介して提供されるサービスに対する制御権限を獲得する(S920)。
【0169】
図10は、本発明の一実施形態によって、車両に具備されたサービス提供デバイス100がサービスを制御する権限を設定するプロセスを図示した図面である。
【0170】
本発明の実施形態によれば、
図10に図示されたプロセスは、サービス提供デバイス100が車両に具備されたヘッドユニットである場合に適用される。
【0171】
まず、サービス提供デバイス100は、第1デバイス110と無線連結する(S1010)。ここで、第1デバイス110とサービス提供デバイス100との無線連結は、帯域内通信を意味する。本発明の実施形態によって、第1デバイス110がサービス提供デバイスに関連した識別情報を利用して、サービス提供デバイス100に連結要請を伝送する。
【0172】
そ の後、サービス提供デバイス100は、第1デバイス100から認証情報を受信する(S1020)。ここで、認証情報は、第1デバイス110が第2デバイス120から受信したものでもある。
【0173】
その後、サービス提供デバイス100は、第1デバイス110が、運転者のデバイスではない同乗者のデバイスであるか否かを判断する(S1030)。以下、サービス提供デバイス100が同乗者のデバイスであると認識したデバイスを同乗者デバイスとする。例えば、第1デバイス100から受信された認証情報が、運転者のデバイスである第2デバイス120から受信されたものである場合、第1デバイス110が、同乗者デバイスであると判断する。ここで、第2デバイス120は、
図10に図示されたプロセスが遂行される以前、サービス提供デバイス100に連結及び認証が完了したデバイスでもある。
【0174】
S1030段階で、第1デバイス110が同乗者のデバイスであると認識された場合、サービス提供デバイス100は、第1デバイス110を同乗者のデバイスであると認証し、第1デバイス100に制御を許容するサービスを決定する(S1040)。
【0175】
その後、サービス提供デバイス100は、決定されたサービスのリストを第1デバイス110に伝送する(S1050)。その後、サービス提供デバイス100は、第1デバイス110から制御情報を受信し、受信された制御情報による動作を遂行する(S1060)。
【0176】
S1030段階で、第1デバイス110が、
図10に図示されたプロセスが遂行される以前、サービス提供デバイス100への連結及び認証が完了した運転者のデバイスであると判断される場合、サービス提供デバイス100は、サービス提供デバイスに連結された同乗者のデバイスが存在するか否かを判断する(S1035)。
【0177】
S1035段階で、サービス提供デバイス100に連結された同乗者デバイスがないと判断され、車両が走行中であると判断される場合(S1045)、サービス提供デバイス100を介して提供されるサービスを制御させない(S1055)。段階S1055のように、ヘッドユニットの操作を制限することにより、同乗者が乗った場合にのみ走行中の車両のヘッドユニットを操作させる。
【0178】
図11は、本発明の一実施形態によって、第1デバイス110がゲートウェイに連結されたデバイスを制御するサービスを制御する例示を図示した図面である。
【0179】
まず、第2デバイス120は、ホームネットワークのゲートウェイ(G/W)100−1に連結し、ホームネットワークに連結された機器を制御することができるデバイスとして認証を受ける(S1101)。第2デバイス120は、S1101段階を遂行することにより、ゲートウェイ100−1に連結するための連結情報及び認証情報を保存することができる。
【0180】
ここで、ゲートウェイ100−1は、サービス提供デバイスとして、ゲートウェイ100−1に連結された機器を制御するためのサービスを提供することができる。
図11に示された例示によれば、ゲートウェイ100−1は、TV 1110、エアコン1120、照明1130及び冷蔵庫1140など、ゲートウェイ100−1に連結されたデバイスを制御することができる。
【0181】
その後、第1デバイス110は、第2デバイス120に保存されたゲートウェイ100−1に連結するための連結情報を、帯域外通信を介して獲得する(S1102)。本発明の一実施形態によれば、該帯域外通信は、NFC方式によって遂行される。
【0182】
第1デバイス110は、S1102段階で獲得された連結情報を利用して、ゲートウェイ100−1に連結し、ゲートウェイ100−1に連結されたデバイス全部または一部を制御するための権限を獲得する(S1103)。ここで、本発明の実施形態によって、第1デバイス110が制御することができる機器の範囲は、S1102段階で、第2デバイス120から、第1デバイス110で制御することができる機器のリストが伝送されることにより、決定される。本発明の他の実施形態によれば、第1デバイス110が制御することができる機器の範囲は、ゲートウェイ100−1が第1デバイス110の連結を認識する過程で決定される。
【0183】
第1デバイス110とゲートウェイ100−1との間で連結された通信は、帯域内通信である。本発明の一実施形態によれば、該帯域内通信は、無線LAN(WiFi)通信方式によって遂行される。
【0184】
その後、第1デバイス110は、ゲートウェイ100−1に連結されたデバイスを制御するためのアプリケーションを実行する(S1104)。ここで、デバイスを制御するためのアプリケーションが、第1デバイス110にインストールされていない場合、第1デバイス110は、デバイスを制御するためのアプリケーションをインストールする。
【0185】
本発明の実施形態によって、獲得された権限により、デバイスを制御するためのアプリケーションが制御することができる権限が獲得されたデバイスごとに、別途にインストールされる。本発明の他の実施形態によれば、獲得された権限により、1つのアプリケーションで、各デバイスを制御することができる機能を活性化/非活性化することができる。
【0186】
その後、第1デバイス110は、インストールされたアプリケーションを利用して、ゲートウェイ100−1に連結されたデバイスを制御することができる(S1105)。
【0187】
図12は、本発明の他の一実施形態によって、第1デバイス110がゲートウェイに連結されたデバイスを制御するために表示するユーザ・インターフェースを図示した図面である。
【0188】
図11に示されたプロセスによって、第1デバイス110がエアコン、照明及びTVに対する制御権限を獲得した場合、第1デバイス110は、
図12のようなユーザ・インターフェースを表示することができる。ただし、本発明、前述のところに限定されるものではない。
【0189】
図13は、本発明の他の一実施形態によって、第1デバイスがサービス提供デバイスに連結されたデバイスを制御する例示を図示した図面である。
【0190】
まず、スマートフォン110−1が、中継設備120−1との帯域外通信を連結する(S1310)。ここで、帯域外通信は、無線LAN(WiFi)通信方式、NFC方式及びBLE通信方式など多様な方法によって遂行される。
【0191】
スマートフォン110−1は、任意のアプリケーションをインストールするし、少なくとも一つ以上の通信方式を利用して、他の機器とデータ通信を遂行する機器を意味する。
【0192】
中継設備120−1は、任意のデバイスが接続することができる中継設備を意味する。中継設備120−1は、単にアクセスポイントの役割のみを遂行する機器に具現されもし、プロセスを具備したコンピュータ装備に具現されもする。スピーカ100−2及びプリンタ100−3のような周辺機器が、中継設備120−1に連結されている。
【0193】
その後、中継設備120−1は、スマートフォン110−1に対して制御を許容する周辺機器を選択することができる(S1320)。
【0194】
本発明の一実施形態によれば、中継設備120−1は、中継設備120−1に連結された周辺機器のうち、一部または全部を選択するためのユーザ・インターフェースを出力することができる。中継設備120−1は、ユーザ・インターフェースに対する入力により、スマートフォン110−1に対して制御を許容する周辺機器を選択することができる。
【0195】
その後、中継設備120−1はスマートフォン110−1に、選択された機器の連結情報を伝送する(S1330)。スマートフォン110−1は、中継設備120−1から受信された連結情報に基づいて、周辺機器に連結し、周辺機器を制御することができる。
【0196】
図13に示された実施形態によれば、スマートフォン110−1のユーザは、スマートフォン110−1が公共場所に設置された中継設備120−1に、簡単にNFC方式による帯域外通信を遂行させることにより、スマートフォン110−1をして、共用プリンタ100−3を介して文書出力サービスを制御させる。
【0197】
図14は、本発明の一実施形態によって、第1デバイス110がサービス提供デバイス100との連結を解除するプロセスを図示したフローチャートである。
【0198】
まず、第1デバイス110は、第2デバイス120との帯域外通信が可能であるか否かを確認する(S1410)。
【0199】
その後、第1デバイス110は、第2デバイス120との帯域外通信が連結されない場合(S1420)、サービス提供デバイス100に対する帯域内通信の連結を終了する(S1430)。
【0200】
望ましくは、該帯域外通信が、ブルートゥース通信方式のように、数メートルから数十メートルの範囲内で通信が可能である近距離無線通信方式によって遂行される場合、
図14によって、帯域内通信の連結を終了するプロセスが本発明に適用されるのである。
【0201】
図15は、本発明の一実施形態によって、第2デバイス120が、第1デバイス110とサービスデバイス100との連結を解除するためのプロセスを図示したフローチャートである。
【0202】
まず、第2デバイス120は、第1デバイス110との帯域外通信が可能であるか否かを確認する(S1510)。
【0203】
その後、第2デバイス120は、第1デバイス110との帯域外通信が連結されない場合(S1520)、第1デバイス110及びサービス提供デバイス100のうち少なくとも一つに、帯域内通信の終了を要請することができる(S1530)。
【0204】
望ましくは、帯域外通信がブルートゥース通信方式のように、数mから数十mの範囲内で通信が可能である近距離無線通信方式によって遂行される場合、
図15によって、帯域内通信の連結を終了するプロセスが本発明に適用されるものである。
【0205】
図16は、本発明の一実施形態によって、サービス提供デバイス100が第1デバイス110との連結を解除するプロセスを図示したフローチャートである。
【0206】
まず、サービス提供デバイス100は、第1デバイス110と第2デバイス120とが帯域外通信が可能であるか否かを確認する(S1610)。ここで、本発明の実施形態によれば、サービス提供デバイス100は、該帯域外通信が可能であるか否かに係わる問い合わせを、第1デバイス110または第2デバイス120に伝送することにより、第1デバイス110と第2デバイス120とが該帯域外通信が可能であるか否かを確認する。
【0207】
その後、サービス提供デバイス100は、該帯域外通信の連結が可能ではないと判断された場合(S1620)、第1デバイス110に対する該帯域内通信の連結を終了することができる(S1630)。
【0208】
一実施形態よれば、該帯域外通信がブルートゥース通信方式のように、数メートルから数十メートルの範囲内で通信が可能である近距離無線通信方式によって遂行される場合、
図16によって、帯域内通信の連結を終了するプロセスが本発明に適用されるのである。
【0209】
図17は、本発明の一実施形態による第1デバイス110の構造を簡単に図示した構造図である。
【0210】
本発明の一実施形態による第1デバイス110は、第2デバイス120との帯域外通信を連結し、第2デバイス120からサービス提供デバイスに関連した識別情報を受信する第1通信部1710と、受信された識別情報を利用して、サービス提供デバイス100との帯域内通信を連結する第2通信部1720と、前記各部を制御し、受信された識別情報に関連した少なくとも1つのアプリケーションを実行し、サービス提供デバイスを介して提供されるサービスを制御する制御部1700と、を含んでもよい。
【0211】
ここで、サービス提供デバイス100に関連した識別情報は、第1デバイス110が制御することができるサービスのリストを含んでもよい。また、第1デバイス110が制御することができるサービスのリストは、第2デバイス120で実行中であるアプリケーションを介して制御されるサービスを含んでもよい。それにより、第2デバイス120で制御中のサービスを第1デバイス110をして制御させる。
【0212】
本発明の一実施形態によれば、第1通信部1710は、第2デバイス120に、第1デバイス110のネットワークIDを伝送する。ここで、ネットワークIDは、MACアドレスのように、ネットワーク上でデバイスの位置を識別するための情報を意味する。
【0213】
ここで、第2デバイス120は、第1デバイス110のネットワーク及び帯域内通信への連結要請をサービス提供デバイス100に伝送する。サービス提供デバイス100は、第1デバイス110に帯域内通信連結要請を伝送する。サービス提供デバイス100から帯域内通信連結要請を受信した第1デバイス110は、受信された連結要請によって、サービス提供デバイス100との帯域内通信を連結する。
【0214】
また、サービス提供デバイスと関連した識別情報は、サービス提供デバイスに係わる性能情報、暗号化キー、認証情報、及びサービス提供デバイス100との帯域内通信を連結するための連結情報のうち少なくとも一つを含んでもよい。
【0215】
また、図面には図示されていないが、第1デバイス110は、第1通信部1710を介して、第2デバイス120と認証プロセスを遂行する認証要請部をさらに含んでもよい。第2通信部1720は、認証要請部が遂行した認証プロセスの結果を利用して、サービス提供デバイス100に連結する。
【0216】
また、第2通信部1720は、サービス提供デバイス100から、第1デバイス110が制御することができるサービスのリストを受信し、制御部1700は、受信されたサービスのリストに含まれたサービスを制御することができる。ここで、制御部1700は、受信されたサービスのリストに含まれたサービスを制御するためのアプリケーションを実行する。第1デバイス110に、サービスを制御するためのアプリケーションがインストールされていない場合、サービス提供デバイス100に関連した識別情報を利用して、サービスを制御するためのアプリケーションをインストールする。
【0217】
また、本発明の一実施形態によれば、制御部1700は、第1デバイス110が、第2デバイス120と所定距離内にあると判断される場合に限り、サービスを制御することができる。ここで、第1通信部1710が、第2デバイス120と通信が可能である場合、制御部1700は、第2デバイス120と所定距離内にあると判断する。
【0218】
ここで、第1通信部1710によって遂行される帯域外通信は、NFC方式、BLE通信方式及びブルートゥース通信方式のうちいずれか1つの通信方式によって遂行される。
【0219】
また、サービス提供デバイスに係わる識別情報は、少なくとも1つのアプリケーションの識別情報、または少なくとも1つのアプリケーションに対する実行命令を含んでもよい。
【0220】
図18は、本発明の一実施形態による第2デバイス120の構造を簡単に図示した構造図である。
【0221】
本発明の一実施形態による第2デバイス120は、サービス提供デバイス100と関連した識別情報を帯域外通信を介して、第1デバイス110に伝送する帯域外通信部1810、及びサービス提供デバイスと関連した少なくとも1つのアプリケーションを実行する制御部1800を含んでもよい。
【0222】
ここで、サービス提供デバイス100と関連した識別情報は、少なくとも1つのアプリケーションと関連したものでもある。例えば、アプリケーションを識別するための識別情報、またはアプリケーションインストールのためのURLなどが、サービス提供デバイス100と関連した識別情報に含まれる。
【0223】
図19は、本発明の一実施形態によるサービス提供デバイス100の構造を簡単に図示した構造図である。
【0224】
本発明の一実施形態によるサービス提供デバイス100は、第1デバイス110との帯域内通信を遂行する帯域内通信部1910、及びサービス提供デバイス100に具備された各構成部を制御し、サービス提供デバイス100を介して提供されるサービスを制御する制御部1900を含んでもよい。
【0225】
本発明の一実施形態は、コンピュータによって実行されるプログラム・モジュールのようなコンピュータによって実行可能な命令語を含む記録媒体の形態でも具現される。コンピュータ可読媒体は、コンピュータによってアクセスされる任意の可用媒体でもあるし、揮発性及び不揮発性の媒体、分離型及び非分離型の媒体を皆含む。また、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記録媒体及び通信媒体をいずれも含んでもよい。コンピュータ記録媒体は、コンピュータ可読命令語、データ構造、プログラム・モジュールまたはその他データのような情報保存のための任意の方法または技術によって具現された揮発性及び不揮発性、分離型及び非分離型の媒体をいずれも含む。通信媒体は、典型的に、コンピュータ可読命令語、データ構造、プログラム・モジュール、搬送波のような変調されたデータ信号のその他データ、またはその他伝送メカニズムを含み、任意の情報伝達媒体を含む。
【0226】
前述の本発明の説明は、例示のためのものであり、本発明が属する技術分野の当業者であるならば、本発明の技術的思想や必須な特徴を変更せずとも、他の具体的な形態に容易に変形が可能であるということを理解することができるであろう。従って、以上で記述した実施形態は、全ての面で例示的なものであり、限定的ではないと理解しなければならない。例えば、単一型として説明されている各構成要素は、分散して実施されもし、同様に、分散されていると説明されている構成要素も、結合された形態でもって実施されもする。
【0227】
本発明の範囲は、前記詳細な説明よりは、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲そしてその均等概念から導き出される全ての変更または変形された形態が、本発明の範囲に含まれるものであると解釈されなければならない。