(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記紐は、当該紐の前記一方の端部側から当該紐の前記他方の端部側へかけて、前記第3の貫通孔を挿通するに際して、前記第3の貫通孔を前記前面部の側から前記角底部の側へ挿通したことを特徴とする請求項1記載の紐付き袋体。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の手提げ袋では、持ち運ぶ際にも開口部が開いたままなので、収容した物品が開口部から脱出してしまう可能性がある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、持ち運ぶ際に袋体の開口部を簡単に閉じることができ、しかも、構造が簡単で安価な紐付き袋体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するための手段として、以下の各態様を提示する。第1の態様による紐付き袋体は、上端に開口部を有する袋体と、前記袋体に取り付けられた紐とを備え、前記開口部が閉じるように前記袋体が扁平にされたときに前記袋体における前記開口部側の部分において表裏に貫通する第1及び第2の貫通孔が、前記上端に沿った方向に互いに間隔をあけて設けられ、前記紐は、当該紐の一方の端部側から当該紐の他方の端部側へかけて、前記第1の貫通孔を前記表裏の一方側から他方側へ挿通した後に、前記第2の貫通孔を前記表裏の前記他方側から前記一方側へ挿通し、前記紐の前記一方の端部付近及び前記他方の端部付近にそれぞれ抜け止め部が設けられたものである。前記紐は、例えば、手提げ用又は肩掛け用の紐として用いられる。
【0007】
この第1の態様によれば、前記紐が前記第1及び第2の貫通孔に対して前述したように挿通され、前記紐の一方端部付近及び他方端部付近にそれぞれ抜け止め部が設けられているので、使用者が前記紐を持って持ち上げたり肩に掛けたりすることによって、特別な操作を要することなく、袋体の開口部が閉じられる。したがって、この第1の態様によれば、持ち運ぶ際に袋体の開口部を簡単に閉じることができる。そして、この第1の態様では、紐が1本だけで済むとともに、袋体には前記第1及び第2の貫通孔以外の特別な構造を採用せずに済むため、構造が簡単で安価となる。
【0008】
第2の態様による紐付き袋体は、前記第1の態様において、前記袋体は角底袋であり、前記第1及び第2の貫通孔は、前記袋体の側部の襠部分に形成された孔を含むものである。
【0009】
この第2の態様によれば、袋体の側部の襠部分にも紐が挿通されるので、袋体の開口部をより確実に閉じることができる。もっとも、前記第1の態様では、前記袋体が角底袋である場合であっても、襠部分を避けるように前記第1及び第2の貫通孔を配置し、紐は襠部分には挿通しなくてもよい。
【0010】
第3の態様による紐付き袋体は、前記第1又は第2の態様において、前記紐における前記第1及び第2の貫通孔から前記表裏の前記他方側へ導出された部分に装着された紐調節用固定具であって、当該部分における任意の2カ所間を固定する紐調節用固定具を備えたものである。
【0011】
この第3の態様によれば、前記紐調節用固定具によって紐の固定箇所を適宜調節することによって、使用者が紐を持って持ち上げたり肩に掛けたりしなくても、袋体の開口部を閉じた状態に保持することができる。
【0012】
第4の態様による紐付き袋体は、上端に開口部を有する角底袋であって、前面部、後面部及び襠部分をなす両側部を有する角筒状の胴部と、角底部とを有する角底袋と、前記角底袋に取り付けられた紐と、を備え、前記開口部が閉じるように前記角底袋が扁平にされたときに前記角底袋における前記開口部側の部分において表裏に貫通する第1及び第2の貫通孔が、前記上端に沿った方向に互いに間隔をあけて設けられ、前記角底袋が扁平に折り畳まれたときに前記角底部及びこれに対面して折り重ねられた前記前面部の部分において、前記角底部の前側の辺の付近でこれらを貫通する第3の貫通孔が設けられ、前記紐は、当該紐の一方の端部側から当該紐の他方の端部側へかけて、前記第1の貫通孔を前記前面部の側から前記後面部の側へ挿通した後に、前記第2の貫通孔を前記後面部の側から前記前面部の側へ挿通し、更に、前記第3の貫通孔を挿通し、前記紐の前記一方の端部付近及び前記他方の端部付近にそれぞれ抜け止め部が設けられたものである。前記紐は、例えば、背負い用紐として用いられる。
【0013】
この第4の態様によれば、前記紐が前記第1乃至第3の貫通孔に対して前述したように挿通され、前記紐の一方端部付近及び他方端部付近にそれぞれ抜け止め部が設けられているので、使用者が前記紐を例えば斜め掛けして当該袋体を背負うことによって、特別な操作を要することなく、袋体の開口部が閉じられる。したがって、この第4の態様によれば、持ち運ぶ際に袋体の開口部を簡単に閉じることができる。そして、この第4の態様では、紐が1本だけで済むとともに、角底袋には前記第1乃至第3の貫通孔以外の特別な構造を採用せずに済むため、構造が簡単で安価となる。
【0014】
第5の態様による紐付き袋体は、前記第4の態様において、前記紐は、当該紐の前記一方の端部側から当該紐の前記他方の端部側へかけて、前記第3の貫通孔を挿通するに際して、前記第3の貫通孔を前記前面部の側から前記角底部の側へ挿通したものである。
【0015】
この第5の態様によれば、前記紐が前記第3の貫通孔を前記前面部の側から前記角底部の側へ挿通するので、前記紐が前記第3の貫通孔を前記角底部の側から前記前面部の側へ挿通する場合に比べて、前記紐が短くて済む。もっとも、前記第4の態様では、前記紐が前記第3の貫通孔を前記角底部の側から前記前面部の側へ挿通してもよい。
【0016】
第6の態様による紐付き袋体は、前記第4又は第5の態様において、前記第3の貫通孔は、前記前面部の両側辺のうち前記第1の貫通孔が前記第2の貫通孔よりも近い側の辺に対して、当該辺寄りに配置されたものである。
【0017】
この第6の態様によれば、よりバランス良く紐付き袋体を背負うことができる。もっとも、前記第4及び第5の態様では、必ずしもこれに限らない。
【0018】
第7の態様による紐付き袋体は、上端に開口部を有する角底袋であって、前面部、後面部及び襠部分をなす両側部を有する角筒状の胴部と、角底部とを有する角底袋と、前記角底袋に取り付けられた第1及び第2の紐と、を備え、前記開口部が閉じるように前記角底袋が扁平にされたときに前記角底袋における前記開口部側の部分において表裏に貫通する第1及び第2の貫通孔が、前記上端に沿った方向に互いに間隔をあけて設けられ、前記角底袋が扁平に折り畳まれたときに前記角底部及びこれに対面して折り重ねられた前記前面部の部分において、前記角底部の前側の辺の付近でこれらを貫通する第3及び第4の貫通孔が、前記前側の辺に沿った方向に互いに間隔をあけて設けられ、前記前面部の両側辺のうち前記第1の貫通孔が前記第2の貫通孔よりも近い側の辺と、前記前面部の両側辺のうち前記第3の貫通孔が前記第4の貫通孔よりも近い側の辺とが、同一であり、前記第1の紐は、当該第1の紐の一方の端部側から当該第1の紐の他方の端部側へかけて、前記第1の貫通孔を前記後面部の側から前記前面部の側へ挿通した後に、前記第3の貫通孔を挿通し、前記第1の紐の前記一方の端部付近及び前記他方の端部付近にそれぞれ抜け止め部が設けられ、前記第2の紐は、当該第2の紐の一方の端部側から当該第2の紐の他方の端部側へかけて、前記第2の貫通孔を前記後面部の側から前記前面部の側へ挿通した後に、前記第4の貫通孔を挿通し、前記第2の紐の前記一方の端部付近及び前記他方の端部付近にそれぞれ抜け止め部が設けられたものである。前記第1及び第2の紐は、例えば、第1及び第2の背負い用紐として用いられる。
【0019】
この第7の態様によれば、前記第1及び第2の紐が前記第1乃至第4の貫通孔に対して前述したように挿通され、前記第1及び第2の紐の一方端部付近及び他方端部付近にそれぞれ抜け止め部が設けられているので、使用者が前記第1及び第2の紐をリュックサック等と同様に両肩に掛けて当該袋体を背負うことによって、特別な操作を要することなく、袋体の開口部が閉じられる。したがって、この第7の態様によれば、持ち運ぶ際に袋体の開口部を簡単に閉じることができる。そして、この第7の態様では、紐が2本用いられるが、角底袋には前記第1乃至第4の貫通孔以外の特別な構造を採用せずに済むため、構造が簡単で安価となる。
【0020】
第8の態様による紐付き袋体は、前記第7の態様において、前記第1の紐は、当該第1の紐の前記一方の端部側から当該第1の紐の前記他方の端部側へかけて、前記第3の貫通孔を挿通するに際して、前記第3の貫通孔を前記前面部の側から前記角底部の側へ挿通し、前記第2の紐は、当該第2の紐の前記一方の端部側から当該第2の紐の前記他方の端部側へかけて、前記第4の貫通孔を挿通するに際して、前記第4の貫通孔を前記前面部の側から前記角底部の側へ挿通したものである。
【0021】
この第8の態様によれば、前記第1の紐が前記第3の貫通孔を前記前面部の側から前記角底部の側へ挿通するので、前記第1の紐が前記第3の貫通孔を前記角底部の側から前記前面部の側へ挿通する場合に比べて、前記第1の紐が短くて済む。また、前記第2の紐が前記第4の貫通孔を前記前面部の側から前記角底部の側へ挿通するので、前記第2の紐が前記第4の貫通孔を前記角底部の側から前記前面部の側へ挿通する場合に比べて、前記第1の紐が短くて済む。もっとも、前記第7の態様では、前記第1の紐が前記第3の貫通孔を前記角底部の側から前記前面部の側へ挿通してもよいし、前記第2の紐が前記第4の貫通孔を前記角底部の側から前記前面部の側へ挿通してもよい。
【0022】
第9の態様による紐付き袋体は、前記第4乃至第8のいずれかの態様において、前記第1及び第2の貫通孔は、前記角底袋の前記襠部分に形成された孔を含むものである。
【0023】
この第9の態様によれば、角底袋の側部の襠部分にも紐が挿通されるので、角底袋の開口部をより確実に閉じることができる。もっとも、前記第4乃至第8の態様では、襠部分を避けるように前記第1及び第2の貫通孔を配置し、紐は襠部分には挿通しなくてもよい。
【0024】
第10の態様による紐付き袋体は、上端に開口部を有する袋体と、前記袋体に取り付けられた紐と、連結具とを備え、前記開口部が閉じるように前記袋体が扁平にされたときに前記袋体における前記開口部側の部分において表裏に貫通する第1及び第2の貫通孔が、前記上端に沿った方向に互いに間隔をあけて設けられ、前記連結具は、第3及び第4の貫通孔を有し、前記紐は、当該紐の一方の端部側から当該紐の他方の端部側へかけて、前記第3の貫通孔を挿通してから前記第1の貫通孔を前記表裏の一方側から他方側へ挿通した後に、前記第2の貫通孔を前記表裏の前記他方側から前記一方側へ挿通し、更に、前記第4の貫通孔を挿通し、前記紐の前記一方の端部付近及び前記他方の端部付近にそれぞれ抜け止め部が設けられたものである。
【0025】
この第10の態様によれば、前記連結具が用いられ、前記紐が前記第1乃至第4の貫通孔に対して前述したように挿通され、前記紐の一方端部付近及び他方端部付近にそれぞれ抜け止め部が設けられているので、使用者が前記紐を持って持ち上げたり肩に掛けたりすることによって、特別な操作を要することなく、袋体の開口部が閉じられる。したがって、この第10の態様によれば、持ち運ぶ際に袋体の開口部を簡単に閉じることができる。そして、この第10の態様では、連結具を要するものの、紐が1本だけで済むとともに、袋体には前記第1及び第2の貫通孔以外の特別な構造を採用せずに済むため、構造が簡単で安価となる。
【0026】
また、前記第10の態様によれば、前記紐の一方端部が前記連結具の前記第4の貫通孔に対して抜け止めされる一方で、前記紐の一方端部側は前記第4の貫通孔に対して繰り出し可能であるとともに、前記紐の他方端部が前記連結具の前記第3の貫通孔に対して抜け止めされる一方で、前記紐の他方端部側は前記第3の貫通孔に対して繰り出し可能である。前記第10の態様では、このような自由度を有しつつ前記紐の一方端部と他方端部とが連結されるので、例えば、前記紐を1重状態にして肩に掛けたり、前記紐を2重状態にして手に提げたり、前記紐の一方端部側及び他方端部側を両方とも前記連結具から繰り出して当該繰り出し部分を任意の箇所(例えば、使用者の腰のバンドやアウトドアにおける木の枝など)に縛り付けたり、前記紐の一方端部側のみ又は他方端部側のみを前記連結具から繰り出して当該繰り出し部分を任意の箇所(例えば、使用者の腰のバンドやアウトドアにおける木の枝など)に縛り付けたりするなど、多彩な使用方法が可能となる。
【0027】
第11の態様による紐付き袋体は、前記第10の態様において、前記連結具は板状部材で構成されたものである。
【0028】
この第1の態様によれば、前記連結具が板状部材で構成されているので、構造が簡単で安価となる。もっとも、前記第10の態様では、前記連結具はこれに限らない。
【0029】
第12の態様による紐付き袋体は、前記第10又は第11の態様において、前記袋体は角底袋であり、前記第1及び第2の貫通孔は、前記袋体の側部の襠部分に形成された孔を含むものである。
【0030】
この第12の態様によれば、袋体の側部の襠部分にも紐が挿通されるので、袋体の開口部をより確実に閉じることができる。もっとも、前記第10及び第11の態様では、前記袋体が角底袋である場合であっても、襠部分を避けるように前記第1及び第2の貫通孔を配置し、紐は襠部分には挿通しなくてもよい。
【0031】
なお、前記各態様において、「前」及び「後」は、いずれの側が「前」で「いずれの側が「後」であるかは固定的に定まるものではなく、「前」をいずれか一方の側とした場合に、「後」はその反対側を意味するものである。
【発明の効果】
【0032】
本発明によれば、持ち運ぶ際に袋体の開口部を簡単に閉じることができ、しかも、構造が簡単で安価な紐付き袋体を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、本発明による紐付き袋体について、図面を参照して説明する。
【0036】
図1は、発明の第1の実施の形態による紐付き袋体1の、開口部2aを中程度開口した状態を示す概略斜視図である。
図2は、
図1に示す紐付き袋体1の、開口部2aが閉じた状態の一例を示す斜め上方から見た一部概略斜視図である。
図3は、
図1に示す紐付き袋体1の、開口部2aが閉じた状態の他の例を示す斜め上方から見た一部概略斜視図である。
図4は、
図1に示す紐付き袋体1を構成する角底袋2の、開口部2aを完全に開口した状態を示す概略斜視図である。
図5(a)は、
図1に示す紐付き袋体1を構成する角底袋2の扁平状態を示す概略正面図である。
図5(b)は、
図1に示す紐付き袋体1を構成する角底袋2の扁平状態を示す概略右側面図である。ただし、
図5(b)では、襠部分を構成する右側部13の図示は省略している。
【0037】
以下の説明では、
図1中の紙面手前側を前側、
図1中の紙面奥側を後側として説明するが、その逆でもよい。「前」及び「後」は、いずれの側が「前」で「いずれの側が「後」であるかは固定的に定まるものではなく、「前」をいずれか一方の側とした場合に、「後」はその反対側を意味するものである。
【0038】
本実施の形態による紐付き袋体1は、上端に開口部2aを有する袋体としての角底袋2と、角底袋2に取り付けられた紐3とを備えている。もっとも、本発明では、上端に開口部2aを有する袋体として、角底袋2に代えて他の任意の形態の袋体を用いてもよい。
【0039】
袋体としての角底袋2を構成するシートの材質は、特に限定されるものではなく、例えば、通常の紙の他、合成紙、耐水紙、ラミネート加工した紙、フィルム加工した紙、プラスチックシート、任意のラミネートフィルムなどでもよい。
【0040】
角底袋2は、上端に開口部2aを有しており、前面部11、後面部12及び襠部分をなす両側部13,14を有する角筒状の胴部と、角底部15とを有している。角底袋2の右側部13には折り線13a〜13dが形成され、角底袋2の左側部14に折り線13a〜13dと同様の折り線(図示せず)が形成され、これにより、角底袋2は、
図5に示すように扁平状態に折り畳むことができるようになっている。この扁平状態では、開口部2aは閉じられている。
図5に示す例では、角底部15が後面部12の側に折り畳まれているが、角底部15は前面部11の側に折り畳んでもよい。この点は、後述する
図10及び
図13についても同様である。なお、角底袋2における開口部2aの側の部分の強度を高めるために、その部分を内側に折り返して2重にしてもよい。
【0041】
開口部2aが閉じるように角底袋2が
図5に示すように扁平にされたときに角底袋2における開口部2a側の部分において表裏に(前後に)貫通する第1の貫通孔16及び第2の貫通孔17が、前記上端に沿った方向(
図5中の左右方向)に互いに間隔をあけて設けられている。本実施の形態では、第1の貫通孔16は、角底袋2が
図5に示すように扁平にされている状態において、折り畳まれた襠部分をなす右側部13を貫く位置に配置され、前面部11に形成された孔16a、右側部13に形成された孔16b,16c及び後面部12に形成された孔16dが、前側から後側へ順次重なったものとして構成されている。また、本実施の形態では、第2の貫通孔17は、角底袋2が
図5に示すように扁平にされている状態において、折り畳まれた襠部分をなす左側部14を貫く位置に配置され、前面部11に形成された孔17a、左側部14に形成された孔17b,17c及び後面部12に形成された孔17dが、前側から後側へ順次重なったものとして構成されている。もっとも、本発明では、第1及び第2の貫通孔16,17は、折り畳まれた裾部分をなす両側部13,14を避けるように、両側部13,14を貫かない位置に配置してもよい。
【0042】
紐3は、紐3の一方の端部側から紐3の他方の端部側へかけて、第1の貫通孔16を後面部12の側から前面部11の側へ挿通した後に、第2の貫通孔17を前面部11の側から後面部12の側へ挿通している。紐3の前記一方の端部付近には抜け止め部18が設けられ、紐3の前記他方の端部付近には抜け止め部19が設けられている。
【0043】
本実施の形態では、具体的には、
図1に示すように、紐3の一方の端部側から紐3の他方の端部側へかけて、後面部12の孔16dの後側から、後面部12の孔16d→右側部13の孔16c→右側部13の孔16b→前面部11の孔16a→前面部11の孔17a→左側部14の孔17b→左側部14の孔17c→後面部12の孔17dの経路で、これらの孔を順次挿通している。紐3の前記一方の端部付近の抜け止め部18は、第2の貫通孔17の後側(後面部12の孔17dの後側)に位置しており、紐3の前記一方端部が第2の貫通孔17から前側へ(後面部12の孔17dから前側へ)抜けるのを阻止する。紐3の前記他方の端部付近の抜け止め部19は、第1の貫通孔16の後側(後面部12の孔16dの後側)に位置しており、紐3の前記他方端部が第1の貫通孔16から前側へ(後面部12の孔16dから前側へ)抜けるのを阻止する。
【0044】
本実施の形態では、抜け止め部18,19として、例えば特許第2979120号公報や特許第2979121号公報などに開示されているようなバー状ストッパが用いられている。両端部付近にバー状ストッパが予め設けられた紐3を第1及び第2の貫通孔16,17に挿通する際には、バー状ストッパを傾けて当該貫通孔16,17を通すことができ、一旦貫通孔16,17を通した後は、バー状ストッパの幅が貫通孔16,17の直径よりも大きいので、バー状ストッパが貫通孔16,17を抜けてしまうことがない。もっとも、抜け止め部18,19は、このようなバー状ストッパに限らず、例えば、紐3の結び目などでもよい。
【0045】
本実施の形態では、紐3の長さは手提げに適した長さにされ、紐3は、手提げ用紐として用いられるようになっている。もっとも、本発明では、これに限らず、例えば、紐3の長さを肩掛けに適した長さにし、紐3を肩掛け用紐として用いてもよい。
【0046】
なお、紐3の材料は何ら限定されるものではなく、また、紐3は編み紐でもよいしその他の紐でもよい。さらに、紐3の断面形状も必ずしも円形等に限らず、紐3は、例えばリボン状の紐でもよい。
【0047】
本実施の形態によれば、紐3が第1及び第2の貫通孔16,17に対して前述したように挿通され、紐3の一方端部付近及び他方端部付近にそれぞれ抜け止め部18,19が設けられているので、角底袋2内に任意の物品を入れて使用者が紐3を持って持ち上げたり肩に掛けたりすることによって、特別な操作を要することなく、
図2や
図3に示すように、角底袋2の開口部2aが閉じられる。
【0048】
図2は、角底袋2内に任意の物品を完全に収容した状態を示している。この場合には、開口部2aは完全に閉じられている。一方、
図3は、角底袋2内にワインボトル等のボトル100を収容した状態を示している。この例では、ボトル100のボトム(図示せず)は角底袋2の角底部15上に当接した状態で、ボトル100のトップ100aが開口部2aから若干上方に突出している。
図3に示す場合には、開口部2aにおけるトップ100aに対する両側に若干隙間はできるものの、前面部11の上部及び後面部12の上部がトップ100aを挟み込むように開口部2aが窄まることにより、開口部2aが閉じられる。
【0049】
本実施の形態によれば、このようにして角底袋2の開口部2aが閉じられるので、紐付き袋体1を持ち運ぶ際に、角底袋2の開口部2aを簡単に閉じることができる。
【0050】
そして、本実施の形態では、紐3が1本だけで済むとともに、角底袋2には第1及び第2の貫通孔16,17以外の特別な構造を採用せずに済むため、構造が簡単で安価となる。
【0051】
また、本実施の形態によれば、角底袋2の側部13,14の襠部分にも紐3が挿通されるので、角底袋2の開口部2aをより確実に閉じることができる。
【0052】
なお、角底袋2を構成するシートの材質として、耐水紙や防水用のコーティングを施したものを用いれば、角底袋2内に水を入れても漏れることがない。この場合、
図3に示すように、ワインボトル等のボトル100を収容して持ち運べば、例えば、パーティ会場などにおいて、ボトル100を入れた角底袋2に氷及び水を入れることで、ボトル100を冷やすための容器として用いることができる。
【0054】
図6は、本発明の第2の実施の形態による紐付き袋体21の、開口部2aを中程度開口した状態を示す概略斜視図であり、
図1に対応している。
図7は、
図6に示す紐付き袋体21の、開口部2aが閉じた状態の一例を示す斜め上方から見た一部概略斜視図であり、
図2に対応している。
図6及び
図7において、
図1及び
図2中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
【0055】
本実施の形態による紐付き袋体21が前記第1の実施の形態による紐付き袋体1と異なる所は、紐調節用固定具22が追加されている点のみである。紐調節用固定具22は、紐3における第1及び第2の貫通孔16,17から前側へ導出された部分に装着されており、当該部分における任意の2カ所間を固定するものである。紐調節用固定具22は、例えば、押圧部(図示せず)を有し、当該押圧部を押圧することで紐調節用固定具22を紐3に対してスライドさせることができ、当該押圧部を押圧しないことにより、紐調節用固定具22が紐3に対して固定されるように、構成されている。具体的には、紐調節用固定具22として、例えば、実用新案登録第2593976号公報、実公平4−50879号公報、実開昭62−111414号公報などに開示された固定具を用いることができる。
【0056】
本実施の形態によっても、前記第1の実施の形態と同様の利点が得られる。また、本実施の形態によれば、紐調節用固定具22によって
図7に示すように紐3の固定箇所を適宜調節することによって、使用者が紐3を持って持ち上げたり肩に掛けたりしなくても、角底袋2の開口部2aを閉じた状態に保持することができる。
【0058】
図8は、本発明の第3の実施の形態による紐付き袋体31の、開口部2aを中程度開口した状態を示す概略斜視図であり、
図1に対応している。
図9は、
図8に示す紐付き袋体31を構成する角底袋2の、開口部2aを完全に開口した状態を示す概略斜視図であり、
図4に対応している。
図10(a)は、
図8に示す紐付き袋体31を構成する角底袋2の扁平状態を示す概略正面図であり、
図5(a)に対応している。
図10(b)は、
図8に示す紐付き袋体31を構成する角底袋2の扁平状態を示す概略右側面図であり、
図5(b)に対応している。
図8乃至
図10において、
図1、
図4及び
図5中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
【0059】
本実施の形態による紐付き袋体31が前記第1の実施の形態による紐付き袋体1と異なる所は、角底袋2に第3の貫通孔32が追加されている点と、紐3の長さ及び取り付け状況である。
【0060】
本実施の形態では、角底袋2が
図10に示すように扁平に折り畳まれたときに角底部15及びこれに対面して折り重ねられた前面部11の部分において、角底部15の前側の辺15aの付近でこれらを貫通する第3の貫通孔32が設けられている。本実施の形態では、第3の貫通孔32は、角底袋2が
図10に示すように扁平に折り畳まれている状態において、前面部11に形成された孔32a及び角底部15に形成された孔32bが重なったものとして構成されている。
【0061】
本実施の形態では、第3の貫通孔32は、角底袋2が
図10に示すように扁平に折り畳まれている状態において、前面部11の両側辺11a,11bのうち第1の貫通孔16が第2の貫通孔17よりも近い側の辺11aに対して、当該辺11a寄りに配置されている。もっとも、本発明では、第3の貫通孔32は、辺11b寄りに配置してもよいし、辺11aと辺11bとの間の中央付近に配置してもよい。
【0062】
紐3は、紐3の一方の端部側から紐3の他方の端部側へかけて、第1の貫通孔16を前面部11の側から後面部12の側へ挿通した後に、第2の貫通孔17を後面部12の側から前面部11の側へ挿通し、第3の貫通孔32を挿通している。本実施の形態では、紐3は、紐3の前記一方の端部側から紐3の前記他方の端部側へかけて、第3の貫通孔32を挿通するに際して、第3の貫通孔32を前面部11の側から角底部15の側へ挿通している。紐3の前記一方の端部付近には抜け止め部18が設けられ、紐3の前記他方の端部付近には抜け止め部19が設けられている。
【0063】
本実施の形態では、具体的には、
図8に示すように、紐3の一方の端部側から紐3の他方の端部側へかけて、前面部11の孔16aの前側から、前面部11の孔16a→右側部13の孔16b→右側部13の孔16c→後面部12の孔16d→後面部12の孔17d→左側部14の孔17c→左側部14の孔17b→前面部11の孔17a→前面部11の孔32a→角底部15の孔32bの経路で、これらの孔を順次挿通している。紐3の前記一方の端部付近の抜け止め部18は、角底部15の孔32bの外側に位置しており、紐3の前記一方端部が第3の貫通孔32から前側へ(前面部11の孔32aから前側へ)抜けるのを阻止する。紐3の前記他方の端部付近の抜け止め部19は、第1の貫通孔16の前側(前面部11の孔16aの前側)に位置しており、紐3の前記他方端部が第1の貫通孔16から後側へ(前面部11の孔16aから後側へ)抜けるのを阻止する。
【0064】
なお、本発明では、紐3は、紐3の前記一方の端部側から紐3の前記他方の端部側へかけて、第3の貫通孔32を挿通するに際して、第3の貫通孔32を角底部15の側から前面部11の側へ挿通してもよい。すなわち、前記経路において、前面部11の孔32a→角底部15の孔32bに代えて、逆に角底部15の孔32b→前面部11の孔32aにしてもよい。この場合、紐3の前記一方の端部付近の抜け止め部18は、前面部11の孔32aの前側に位置し、紐3の前記一方端部が第3の貫通孔32から後側へ(前面部11の孔32aから後側へ)抜けるのを阻止する。もっとも、この場合に比べて、前記経路において、前面部11の孔32a→角底部15の孔32bとすると、わずかながら紐3が短くて済むので、好ましい。
【0065】
本実施の形態では、紐3の長さは斜め掛けして背負うのに適した長さにされ、紐3は、背負い用紐として用いられるようになっている。もっとも、本発明では、これに限らない。なお、紐3の長さ調整用として、前述したような紐調節用固定具を、紐3における第2及び第3の貫通孔17,32から前側へ導出された部分に装着してもよい。
【0066】
なお、本発明では、例えば、
図8において左右を反転させたような構成を採用してもよい。
【0067】
本実施の形態によれば、紐3が第1乃至第3の貫通孔16,17,32に対して前述したように挿通され、紐3の一方端部付近及び他方端部付近にそれぞれ抜け止め部18,19が設けられているので、角底袋2内に任意の物品を入れて使用者が紐3を例えば斜め掛けして当該紐付き袋体31を背負うことによって、特別な操作を要することなく、
図2や
図3に示すのと同様に、角底袋2の開口部2aが閉じられる。
【0068】
本実施の形態によれば、このようにして角底袋2の開口部2aが閉じられるので、紐付き袋体31を持ち運ぶ際に、角底袋2の開口部2aを簡単に閉じることができる。
【0069】
そして、本実施の形態では、紐3が1本だけで済むとともに、角底袋2には第1乃至第3の貫通孔16,17,32以外の特別な構造を採用せずに済むため、構造が簡単で安価となる。
【0071】
図11は、本発明の第4の実施の形態による紐付き袋体41の、開口部2aを中程度開口した状態を示す概略斜視図であり、
図8に対応している。
図12は、
図11に示す紐付き袋体41を構成する角底袋2の、開口部2aを完全に開口した状態を示す概略斜視図であり、
図9に対応している。
図13(a)は、
図11に示す紐付き袋体41を構成する角底袋2の扁平状態を示す概略正面図であり、
図10(a)に対応している。
図13(b)は、
図11に示す紐付き袋体41を構成する角底袋2の扁平状態を示す概略右側面図であり、
図10(b)に対応している。
図11乃至
図13において、
図8乃至
図10中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
【0072】
本実施の形態による紐付き袋体41が前記第3の実施の形態による紐付き袋体31と異なる所は、角底袋2に第4の貫通孔42が追加されている点と、1本の紐3に代えて2本の紐3A,3Bが角底袋2に取り付けられている点である。
【0073】
本実施の形態では、角底袋2が
図13に示すように扁平に折り畳まれたときに角底部15及びこれに対面して折り重ねられた前面部11の部分において、角底部15の前側の辺15aの付近でこれらを貫通する第3の貫通孔32及び第4の貫通孔42が、辺15aに沿った方向に互いに間隔をあけて設けられている。本実施の形態では、第3の貫通孔32は、角底袋2が
図5に示すように扁平に折り畳まれている状態において、前面部11に形成された孔32a及び角底部15に形成された孔32bが重なったものとして構成されている。また、本実施の形態では、第4の貫通孔42は、角底袋2が
図5に示すように扁平に折り畳まれている状態において、前面部11に形成された孔42a及び角底部15に形成された孔42bが重なったものとして構成されている。
【0074】
本実施の形態では、前面部11の両側辺11a,11bのうち第1の貫通孔16が第2の貫通孔17よりも近い側の辺11aと、前面部11の両側辺11a,11bのうち第3の貫通孔32が第4の貫通孔42よりも近い側の辺11aとは、同一になっている。
【0075】
第1の紐3Aは、第1の紐3Aの一方の端部側から第1の紐3Aの他方の端部側へかけて、第1の貫通孔16を後面部12の側から前面部11の側へ挿通した後に、第3の貫通孔32を挿通している。本実施の形態では、第1の紐3Aは、第1の紐3Aの前記一方の端部側から第1の紐3Aの前記他方の端部側へかけて、第3の貫通孔32を挿通するに際して、第3の貫通孔32を前面部11の側から角底部15の側へ挿通している。第1の紐3Aの前記一方の端部付近には抜け止め部18Aが設けられ、第1の紐3Aの前記他方の端部付近には抜け止め部19Aが設けられている。
【0076】
本実施の形態では、具体的には、
図11に示すように、第1の紐3Aの一方の端部側から第1の紐3Aの他方の端部側へかけて、後面部12の孔16dの後側から、後面部12の孔16d→右側部13の孔16c→右側部13の孔16b→前面部11の孔16a→前面部11の孔32a→角底部15の孔32bの経路で、これらの孔を順次挿通している。第1の紐3Aの前記一方の端部付近の抜け止め部18Aは、角底部15の孔32bの外側に位置しており、第1の紐3Aの前記一方端部が第3の貫通孔32から前側へ(前面部11の孔32aから前側へ)抜けるのを阻止する。第1の紐3Aの前記他方の端部付近の抜け止め部19Aは、第1の貫通孔16の後側(後面部12の孔16dの後側)に位置しており、第1の紐3Aの前記他方端部が第1の貫通孔16から前側へ(後面部12の孔16dから前側へ)抜けるのを阻止する。
【0077】
なお、本発明では、第1の紐3Aは、第1の紐3Aの前記一方の端部側から第1の紐3Aの前記他方の端部側へかけて、第3の貫通孔32を挿通するに際して、第3の貫通孔32を角底部15の側から前面部11の側へ挿通してもよい。すなわち、前記経路において、前面部11の孔32a→角底部15の孔32bに代えて、逆に角底部15の孔32b→前面部11の孔32aにしてもよい。この場合、第1の紐3Aの前記一方の端部付近の抜け止め部18Aは、前面部11の孔32aの前側に位置し、第1の紐3Aの前記一方端部が第3の貫通孔32から後側へ(前面部11の孔32aから後側へ)抜けるのを阻止する。もっとも、この場合に比べて、前記経路において、前面部11の孔32a→角底部15の孔32bとすると、わずかながら第1の紐3Aが短くて済むので、好ましい。
【0078】
第2の紐3Bは、第2の紐3Bの一方の端部側から第2の紐3Bの他方の端部側へかけて、第2の貫通孔17を後面部12の側から前面部11の側へ挿通した後に、第4の貫通孔42を挿通している。本実施の形態では、第2の紐3Bは、第2の紐3Bの前記一方の端部側から第2の紐3Bの前記他方の端部側へかけて、第4の貫通孔42を挿通するに際して、第4の貫通孔42を前面部11の側から角底部15の側へ挿通している。第2の紐3Bの前記一方の端部付近には抜け止め部18Bが設けられ、第2の紐3Bの前記他方の端部付近には抜け止め部19Bが設けられている。
【0079】
本実施の形態では、具体的には、
図11に示すように、第2の紐3Bの一方の端部側から第2の紐3Bの他方の端部側へかけて、後面部12の孔17dの後側から、後面部12の孔17d→左側部14の孔17c→左側部14の孔17b→前面部11の孔17a→前面部11の孔42a→角底部15の孔42bの経路で、これらの孔を順次挿通している。第2の紐3Bの前記一方の端部付近の抜け止め部18Bは、角底部15の孔42bの外側に位置しており、第2の紐3Bの前記一方端部が第4の貫通孔42から前側へ(前面部11の孔42aから前側へ)抜けるのを阻止する。第2の紐3Bの前記他方の端部付近の抜け止め部19Bは、第2の貫通孔17の後側(後面部12の孔17dの後側)に位置しており、第2の紐3Bの前記他方端部が第2の貫通孔17から前側へ(後面部12の孔17dから前側へ)抜けるのを阻止する。
【0080】
なお、本発明では、第2の紐3Bは、第2の紐3Bの前記一方の端部側から第2の紐3Bの前記他方の端部側へかけて、第4の貫通孔42を挿通するに際して、第4の貫通孔42を角底部15の側から前面部11の側へ挿通してもよい。すなわち、前記経路において、前面部11の孔42a→角底部15の孔42bに代えて、逆に角底部15の孔42b→前面部11の孔42aにしてもよい。この場合、第2の紐3Bの前記一方の端部付近の抜け止め部18Bは、前面部11の孔42aの前側に位置し、第2の紐3Bの前記一方端部が第4の貫通孔42から後側へ(前面部11の孔42aから後側へ)抜けるのを阻止する。もっとも、この場合に比べて、前記経路において、前面部11の孔42a→角底部15の孔42bとすると、わずかながら第2の紐3Bが短くて済むので、好ましい。
【0081】
本実施の形態では、第1及び第2の紐3A,3Bの長さはリュックサック等と同様に両肩に掛けて当該紐付き袋体41を背負うのに適した長さにされ、第1及び第2の紐3A,3Bは、背負い用紐として用いられるようになっている。もっとも、本発明では、これに限らない。なお、紐3A,3Bの長さ調整用として、前述したような紐調節用固定具を、第1の紐3Aにおける第1及び第3の貫通孔16,32から前側へ導出された部分や、第2の紐3Bにおける第2及び第4の貫通孔17,42から前側へ導出された部分に装着してもよい。
【0082】
本実施の形態によれば、第1及び第2の紐3A,3Bが第1乃至第4の貫通孔16,17,32,42に対して前述したように挿通され、第1及び第2の紐3A,3Bの一方端部付近及び他方端部付近にそれぞれ抜け止め部18A,18B,19A,19Bが設けられているので、角底袋2内に任意の物品を入れて使用者が紐3を例えばリュックサック等と同様に両肩に掛けて当該紐付き袋体31を背負うことによって、特別な操作を要することなく、
図2や
図3に示すのと同様に、角底袋2の開口部2aが閉じられる。
【0083】
本実施の形態によれば、このようにして角底袋2の開口部2aが閉じられるので、紐付き袋体41を持ち運ぶ際に、角底袋2の開口部2aを簡単に閉じることができる。
【0084】
そして、本実施の形態では、紐3A,3Bが2本用いられるが、角底袋2には第1乃至第4の貫通孔16,17,32,42以外の特別な構造を採用せずに済むため、構造が簡単で安価となる。
【0086】
図14は、本発明の第5の実施の形態による紐付き袋体51の、開口部2aを中程度開口した状態を示す概略斜視図であるであり、
図1に対応している。
図15(a)は、
図14中の連結具52を示す正面図である。
図15(b)は、
図15(a)中のA−A’線に沿った断面図である。
図16は、
図14に示す紐付き袋体51の、開口部2aが閉じた状態の一例を示す斜め上方から見た一部概略斜視図である。
図17は、
図14に示す紐付き袋体51の、開口部2aが閉じた状態の他の例を示す斜め上方から見た一部概略斜視図である。
図18は、
図14に示す紐付き袋体51の、開口部2aが閉じた状態の更に他の例を示す斜め上方から見た一部概略斜視図である。
図19は、
図14に示す紐付き袋体51の、開口部2aが閉じた状態の更に他の例を示す斜め上方から見た一部概略斜視図である。
図14乃至
図19において、
図1乃至
図5中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
【0087】
本実施の形態による紐付き袋体51が前記第1の実施の形態による紐付き袋体1と異なる所は、連結具52が追加されている点と、紐3の長さ及び取り付け状況である。
【0088】
本実施の形態では、連結具52は、
図15に示すように、長円形の板状部材で構成され、第3の貫通孔53及び第4の貫通孔54を有している。連結具52の材料としては、例えば、合成樹脂や金属などを用いることができる。
【0089】
本実施の形態では、紐3は、紐3の一方の端部側から紐3の他方の端部側へかけて、連結具52の第3の貫通孔53を挿通してから角底袋2の第1の貫通孔16を前面部11の側から後面部12の側へ挿通した後に、第2の貫通孔17を後面部12の側から前面部11の側へ挿通し、更に、連結具52の第4の貫通孔54を挿通している。紐3の前記一方の端部付近には抜け止め部18が設けられ、紐3の前記他方の端部付近には抜け止め部19が設けられている。
【0090】
本実施の形態では、具体的には、
図14に示すように、紐3の一方の端部側から紐3の他方の端部側へかけて、連結具52の第3の貫通孔53を挿通してから前面部11の孔16a→右側部13の孔16b→右側部13の孔16c→後面部12の孔16d→後面部12の孔17d→左側部14の孔17c→左側部14の孔17b→前面部11の孔17a→連結具52の第4の貫通孔54の経路で、これらの孔を順次挿通している。紐3の前記一方の端部付近の抜け止め部18は、連結具52の第4の貫通孔54に対する前面部11とは反対側に位置しており、紐3の前記一方端部が第4の貫通孔54から前面部11側へ抜けるのを阻止する。紐3の前記他方の端部付近の抜け止め部19は、連結具52の第3の貫通孔53に対する前面部11とは反対側に位置しており、紐3の前記他方端部が第3の貫通孔53から前面部11側へ抜けるのを阻止する。
【0091】
本実施の形態によれば、連結具52が用いられ、紐3が第1乃至第4の貫通孔16,17,53,54に対して前述したように挿通され、紐3の一方端部付近及び他方端部付近にそれぞれ抜け止め部18,19が設けられているので、角底袋2内に任意の物品を入れて使用者が紐3を持って持ち上げたり肩に掛けたりすることによって、特別な操作を要することなく、
図16や
図17に示すように、角底袋2の開口部2aが閉じられる。なお、
図3と同様に、ボトル100のトップ100aが開口部2aから若干上方に突出していてもよい。
【0092】
図16は、紐3を2重状態にして手に提げる状態を示している。
図17は、紐3を1重状態にして肩に掛ける状態を示している。本実施の形態では、紐3の長さは、
図17に示す状態で肩に掛けるのに適した長さに設定されている。
図17に示す1重状態で手に提げるには紐3が長過ぎるが、
図16に示す2重状態の紐3の長さは手に提げるのに適した長さとなる。
【0093】
本実施の形態によれば、このようにして角底袋2の開口部2aが閉じられるので、紐付き袋体1を持ち運ぶ際に、角底袋2の開口部2aを簡単に閉じることができる。
【0094】
そして、本実施の形態では、連結具52を要するものの、紐3が1本だけで済むとともに、角底袋2には第1及び第2の貫通孔16,17以外の特別な構造を採用せずに済むため、構造が簡単で安価となる。
【0095】
また、本実施の形態によれば、角底袋2の側部13,14の襠部分にも紐3が挿通されるので、角底袋2の開口部2aをより確実に閉じることができる。
【0096】
さらに、本実施の形態によれば、紐3の一方端部が連結具52の第4の貫通孔54に対して抜け止めされる一方で、紐3の一方端部側は第4の貫通孔54に対して繰り出し可能であるとともに、紐3の他方端部が連結具52の第3の貫通孔53に対して抜け止めされる一方で、紐の他方端部側は第3の貫通孔53に対して繰り出し可能である。本実施の形態では、このような自由度を有しつつ紐3の一方端部と他方端部とが連結されるので、例えば、
図16に示すように紐3を1重状態にして肩に掛けたり、
図17に示すように紐3を2重状態にして手に提げたりすることができるのみならず、
図18に示すように紐3の一方端部側及び他方端部側を両方とも連結具52から繰り出して当該繰り出し部分を任意の箇所(例えば、使用者の腰のバンドやアウトドアにおける木の枝など)に縛り付けたり、
図19に示すように紐3の一方端部側のみ又は他方端部側のみを連結具52から繰り出して当該繰り出し部分を任意の箇所(例えば、使用者の腰のバンドやアウトドアにおける木の枝など)に縛り付けたりするなど、多彩な使用方法が可能となる。
【0097】
本実施の形態において、
図15に示す連結具52に代えて、例えば、
図20に示す連結具52’や
図21に示す連結具52”を用いてもよい。
【0098】
図20(a)は、
図15に示す連結具52に代わる連結具52’を示す正面図であり、
図15(a)に対応している。
図20(b)は、
図20(a)中のB−B’線に沿った断面図であり、
図15(b)に対応している。
図21(a)は、
図15に示す連結具52に代わる他の連結具52”を示す正面図であり、
図15(a)に対応している。
図21(b)は、
図21(a)中のC−C’線に沿った断面図であり、
図15(b)に対応している。
図20及び
図21において、
図15中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
【0099】
図20に示す連結具52’は円形の板状部材で構成され、
図21に示す連結具52”はハート形状の板状部材で構成されている。本発明では、連結具は、他の任意の形状の板状部材で構成してもよい。連結具を板状部材で構成すると、構造が簡単で安価となるので好ましい。もっとも、本発明では、連結具は球状部材などで構成してもよい。
【0100】
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。