特許第6366737号(P6366737)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 華為技術有限公司の特許一覧

<>
  • 特許6366737-モニタリング回路および電子デバイス 図000002
  • 特許6366737-モニタリング回路および電子デバイス 図000003
  • 特許6366737-モニタリング回路および電子デバイス 図000004
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6366737
(24)【登録日】2018年7月13日
(45)【発行日】2018年8月1日
(54)【発明の名称】モニタリング回路および電子デバイス
(51)【国際特許分類】
   H01H 9/54 20060101AFI20180723BHJP
   H01H 47/00 20060101ALI20180723BHJP
   H01T 4/12 20060101ALN20180723BHJP
【FI】
   H01H9/54 Z
   H01H47/00 A
   !H01T4/12 F
【請求項の数】9
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2016-567853(P2016-567853)
(86)(22)【出願日】2014年9月30日
(65)【公表番号】特表2017-516275(P2017-516275A)
(43)【公表日】2017年6月15日
(86)【国際出願番号】CN2014087950
(87)【国際公開番号】WO2015172502
(87)【国際公開日】20151119
【審査請求日】2016年12月21日
(31)【優先権主張番号】201410204159.5
(32)【優先日】2014年5月14日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100146835
【弁理士】
【氏名又は名称】佐伯 義文
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】▲馬▼ ▲東▼▲海▼
(72)【発明者】
【氏名】冷 志▲偉▼
【審査官】 澤崎 雅彦
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2013/153599(WO,A1)
【文献】 特開2013−089596(JP,A)
【文献】 特開2005−109813(JP,A)
【文献】 特開平01−295399(JP,A)
【文献】 中国特許出願公開第102084305(CN,A)
【文献】 中国実用新案第201149721(CN,Y)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01H 9/54
H01H 47/00
G05B 19/048
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
構成インターフェースと、制御回路と、検出回路と、直流電圧源と、スイッチ回路と、第1のレジスタとを備えるモニタリング回路であって、
前記構成インターフェースの第1の端部は前記直流電圧源と前記スイッチ回路の入力端とに別個に接続され、前記構成インターフェースの第2の端部は前記第1のレジスタの第1の端部と前記スイッチ回路の出力端とに別個に接続され、前記スイッチ回路の制御端は前記制御回路に接続され、前記第1のレジスタの第2の端部は接地され、前記検出回路は前記第1のレジスタの前記第1の端部に接続され、
前記構成インターフェースは乾接点に接続するように構成され、前記乾接点は入力乾接点または出力乾接点を備え、
前記制御回路は前記スイッチ回路のクローズまたはオープンを制御するように構成され、
前記検出回路は前記第1のレジスタの2つの端部の間の電圧を検出するように構成される、モニタリング回路。
【請求項2】
前記スイッチ回路のクローズまたはオープンを制御するように構成される前記制御回路は、
前記構成インターフェースが前記出力乾接点に接続されるとき、前記制御回路が所定のルールにしたがって前記スイッチ回路のクローズまたはオープンを制御するように特に構成されることを備え、
前記検出回路は前記第1のレジスタの前記2つの端部の間の前記検出された電圧にしたがって前記出力乾接点の作動ステータスを決定するようにさらに構成される、請求項1に記載のモニタリング回路。
【請求項3】
前記スイッチ回路のクローズまたはオープン状態を制御するように構成される前記制御回路は、
前記構成インターフェースが入力乾接点に接続されるとき、前記制御回路が、前記スイッチ回路がオープンになるように制御するように特に構成されることを備え、
前記検出回路は前記第1のレジスタの前記2つの端部の間の前記検出された電圧にしたがって前記入力乾接点の作動ステータスを決定するようにさらに構成される、請求項1に記載のモニタリング回路。
【請求項4】
前記モニタリング回路は保護回路をさらに備え、前記保護回路は、放電管と、第2のレジスタと、第3のレジスタと、第4のレジスタと、第5のレジスタとを備え、
前記構成インターフェースの前記第1の端部は、前記第2のレジスタを使用することによって前記スイッチ回路の前記入力端に接続され、前記第2のレジスタの第1の端部は前記構成インターフェースの前記第1の端部に接続され、前記第2のレジスタの第2の端部は前記スイッチ回路の前記入力端に接続され、前記構成インターフェースの前記第2の端部は前記第3のレジスタを使用することによって前記スイッチ回路の前記出力端に接続され、前記第3のレジスタの第1の端部は前記構成インターフェースの前記第2の端部に接続され、前記第3のレジスタの第2の端部は前記スイッチ回路の前記出力端に接続され、前記放電管の第1の端部は前記第2のレジスタの前記第1の端部に接続され、前記放電管の第2の端部は前記第3のレジスタの前記第1の端部に接続され、前記構成インターフェースの前記第1の端部は前記第4のレジスタを使用することによって前記直流電圧源に接続され、前記第4のレジスタの第1の端部は前記直流電圧源に接続され、前記第4のレジスタの第2の端部は前記第2のレジスタの前記第1の端部に接続され、前記第5のレジスタの第1の端部は前記第3のレジスタの前記第1の端部に接続され、前記第5のレジスタの第2の端部は前記第1のレジスタの前記第1の端部に接続され、
前記保護回路は、前記構成インターフェースによって受信された過電圧によって生成された過電流をブリードオフするように構成される、請求項1〜3のいずれか一項に記載のモニタリング回路。
【請求項5】
前記放電管はガス放電管を備える、請求項4に記載のモニタリング回路。
【請求項6】
前記スイッチ回路はリレーを備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載のモニタリング回路。
【請求項7】
前記検出回路はアナログ-デジタル変換回路とマイクロプロセッシングユニットとを備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載のモニタリング回路。
【請求項8】
前記制御回路はスイッチ回路駆動ユニットを備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載のモニタリング回路。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか一項に記載の前記モニタリング回路を備える、電子デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は回路の分野に関し、特にモニタリング回路および電子デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
乾接点(dry contact)モニタリング方式は、局電力モニタリングシステムにおいて一般的に使用される。乾接点は、入力乾接点と出力乾接点とに分類される。入力乾接点、たとえばスイッチまたはボタンが外部ブール信号を受信するために使用され、出力乾接点が制御に関連するアラーム出力を実装するために使用される、などである。
【0003】
既存の乾接点モニタリング回路において、入力乾接点モニタリング回路および出力乾接点モニタリング回路は相互に独立である。すなわち、入力乾接点モニタリング回路は、構成インターフェースと、保護回路と、検出回路とを含み、ここで検出回路は構成インターフェースに接続される入力乾接点によって受信された信号のステータスを検出するように構成される。出力乾接点モニタリング回路は、構成インターフェースと、保護回路と、リレーと、制御回路と、検出回路とを含み、ここで検出回路はリレーの作動ステータスを検出し、かつ構成インターフェースに接続される出力乾接点の作動ステータスを決定するようにさらに構成される。
【0004】
前述の乾接点モニタリング回路において、入力乾接点モニタリング回路および出力乾接点モニタリング回路は異なる構成インターフェースを使用する。システムにおいて構成される出力乾接点モニタリング回路がユーザ要件を満たすことができないとき、入力乾接点モニタリング回路における構成インターフェースは出力乾接点として構成されることができない。システムにおいて構成される入力乾接点モニタリング回路がユーザの使用要件を満たすことができないとき、出力乾接点モニタリング回路における構成インターフェースは入力乾接点として構成されることができない。その代わりに、ユーザ要件を満たす出力乾接点モニタリング回路または入力乾接点モニタリング回路が再追加される必要があり、システムの劣った構成能力をもたらす。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態は、システムの構成能力を改善するために使用されるモニタリング回路と電子デバイスとを提供する。
【0006】
前述の目的を達成するために、以下の技術的解決策が本発明の実施形態において採用される。
【0007】
第1の態様によれば、本発明の実施形態は、構成インターフェースと、制御回路と、検出回路と、直流電圧源と、スイッチ回路と、第1のレジスタとを含むモニタリング回路を提供し、ここで構成インターフェースの第1の端部は直流電圧源とスイッチ回路の入力端とに別個に接続され、構成インターフェースの第2の端部は第1のレジスタの第1の端部とスイッチ回路の出力端とに別個に接続され、スイッチ回路の制御端は制御回路に接続され、第1のレジスタの第2の端部は接地され、検出回路は第1のレジスタの第1の端部に接続され、構成インターフェースは乾接点に接続するように構成され、ここで乾接点は入力乾接点または出力乾接点を含み、制御回路はスイッチ回路のクローズまたはオープンを制御するように構成され、検出回路は第1のレジスタの2つの端部の間の電圧を検出するように構成される。
【0008】
第1の態様の第1の可能な実装方式において、スイッチ回路のクローズまたはオープンを制御するように構成される制御回路は、構成インターフェースが出力乾接点に接続されるとき、制御回路は所定のルールにしたがってスイッチ回路のクローズまたはオープンを制御するように特に構成されることを含み、ここで検出回路は第1のレジスタの2つの端部の間の検出された電圧にしたがって出力乾接点の作動ステータスを決定するようにさらに構成される。
【0009】
第1の態様の第2の可能な実装方式において、スイッチ回路のクローズまたはオープン状態を制御するように構成される制御回路は、構成インターフェースが入力乾接点に接続されるとき、スイッチ回路がオープンになるように制御するように特に構成されることを含み、ここで検出回路は第1のレジスタの2つの端部の間の検出された電圧にしたがって入力乾接点の作動ステータスを決定するようにさらに構成される。
【0010】
第1の態様または第1の態様の第1もしくは第2の可能な実装方式を参照して、第1の態様の第3の可能な実装方式において、回路は保護回路をさらに含み、ここで保護回路は、放電管と、第2のレジスタと、第3のレジスタと、第4のレジスタと、第5のレジスタとを含み、構成インターフェースの第1の端部は、第2のレジスタを使用することによってスイッチ回路の入力端に接続され、第2のレジスタの第1の端部は構成インターフェースの第1の端部に接続され、第2のレジスタの第2の端部はスイッチ回路の入力端に接続され、構成インターフェースの第2の端部は第3のレジスタを使用することによってスイッチ回路の出力端に接続され、第3のレジスタの第1の端部は構成インターフェースの第2の端部に接続され、第3のレジスタの第2の端部はスイッチ回路の出力端に接続され、放電管の第1の端部は第2のレジスタの第1の端部に接続され、放電管の第2の端部は第3のレジスタの第1の端部に接続され、構成インターフェースの第1の端部は第4のレジスタを使用することによって直流電圧源に接続され、第4のレジスタの第1の端部は直流電圧源に接続され、第4のレジスタの第2の端部は第2のレジスタの第1の端部に接続され、第5のレジスタの第1の端部は第3のレジスタの第1の端部に接続され、第5のレジスタの第2の端部は第1のレジスタの第1の端部に接続され、保護回路は、構成インターフェースによって受信された過電圧によって生成された過電流をブリードオフするように構成される。
【0011】
第1の態様の第3の可能な実装方式を参照して、第1の態様の第4の可能な実装方式において、放電管はガス放電管を含む。
【0012】
第1の態様または第1の態様の第1から第4のいずれか1つの可能な実装方式を参照して、第1の態様の第5の可能な実装方式において、スイッチ回路はリレーを含む。
【0013】
第1の態様または第1の態様の第1から第5のいずれか1つの可能な実装方式を参照して、第1の態様の第6の可能な実装方式において、検出回路はアナログ-デジタル変換回路とマイクロプロセッシングユニットとを含む。
【0014】
第1の態様または第1の態様の第1から第6のいずれか1つの可能な実装方式を参照して、第1の態様の第7の可能な実装方式において、制御回路はスイッチ回路駆動ユニットを含む。
【0015】
第2の態様によれば、本発明の実施形態は前述の実施形態において説明されたモニタリング回路を含む電子デバイスを提供する。
【0016】
本発明の実施形態はモニタリング回路と電子デバイスとを提供し、ここでモニタリング回路は、構成インターフェースと、制御回路と、検出回路と、直流電圧源と、スイッチ回路と、第1のレジスタとを含む。構成インターフェースは乾接点に接続するように構成され、制御回路はスイッチ回路のクローズまたはオープンを制御するように構成され、検出回路は第1のレジスタの2つの端部の間の電圧を検出するように構成される。すなわち、構成インターフェースが入力乾接点に接続されるとき、制御回路はスイッチ回路がオープンになるように制御し、検出回路は第1のレジスタの2つの端部の間の検出された電圧の値にしたがって入力乾接点の動作ステータスを決定し、構成インターフェースが出力乾接点に接続されるとき、制御回路は所定のルールにしたがってスイッチ回路のクローズまたはオープンを制御し、検出回路は第1のレジスタの2つの端部の間の検出された電圧の値にしたがって出力乾接点の動作ステータスを決定する。このようにして、乾接点を検出するという目的が達成される。したがって、システムにおいて構成される出力乾接点がユーザの使用要件を満たすことができないとき、入力乾接点は出力乾接点として構成されてもよく、システムにおいて構成される入力乾接点がユーザの使用要件を満たすことができないとき、出力乾接点が入力乾接点として構成されてもよい。したがって、システムの構成能力が改善される。
【0017】
本発明の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するため、以下に、実施形態について説明するために必要とされる添付の図面を簡単に導入する。明らかに以下の説明における添付の図面は本発明のいくつかの実施形態を単に示すものであり、当業者は創造的な努力なしにこれらの添付の図面から他の図面を依然として導出できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の実施形態によるモニタリング回路の概略図である。
図2】本発明の実施形態による別のモニタリング回路の概略図である。
図3】本発明の実施形態によるモニタリング回路のインスタンスの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の実施形態における添付の図面を参照して、以下で、本発明の実施形態における技術的解決策が明確に説明される。明らかに、説明される実施形態は本発明の実施形態の単なるいくつかであり、すべてではない。創造的な努力なしに本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
【0020】
本発明の実施形態はモニタリング回路の概略図を提供する。図1に示されるように、モニタリング回路は、構成インターフェース101と、制御回路102と、検出回路103と、直流電圧源104と、スイッチ回路105と、第1のレジスタ106とを含む。
【0021】
スイッチ回路105は、入力端1051と、出力端1052と、制御端1053とを含む。
【0022】
構成インターフェース101の第1の端部は、直流電圧源104と、スイッチ回路105の入力端1051とに別個に接続され、構成インターフェース101の第2の端部は、第1のレジスタ106の第1の端部と、スイッチ回路105の出力端1052とに別個に接続され、スイッチ回路105の制御端1053は制御回路102に接続され、第1のレジスタ106の第2の端部は接地され、検出回路103は第1のレジスタ106の第1の端部に接続される。
【0023】
構成インターフェース101は、乾接点に接続されるように構成される。
【0024】
乾接点は入力乾接点または出力乾接点を含む。
【0025】
具体的には、ユーザは、要件にしたがって構成インターフェース101を構成してもよい。システムが外部ブール信号を検出する必要があるとき、入力乾接点は構成インターフェース101に接続され、システムがアラーム出力または他の出力制御を実装する必要があるとき、出力乾接点は構成インターフェース101に接続される。
【0026】
入力乾接点はボタン、スイッチまたはそのようなものであってもよく、出力乾接点はアラームまたはそのようなものであってもよく、本発明においては限定されないことに留意されたい。
【0027】
制御回路102は、スイッチ回路105のクローズまたはオープンを制御するように構成される。
【0028】
制御回路102は、スイッチ回路駆動ユニットを含む。
【0029】
スイッチ回路駆動ユニットの特定の実装方法については、先行技術における実装方法が参照されてもよく、詳細はここでは説明されないことに留意されたい。
【0030】
検出回路103は、第1のレジスタ106の2つの端部の間の電圧を検出するように構成される。
【0031】
検出回路103は、アナログ-デジタル変換回路と、マイクロプロセッシングユニットとを含む。
【0032】
具体的には、第1のレジスタ106の2つの端部の間の電圧を検出すると、検出回路103は、アナログ-デジタル変換回路を使用することによって、第1のレジスタ106の2つの端部の間の検出されたアナログ電圧をデジタル電圧に最初に変換し、かつマイクロプロセッシングユニットにデジタル電圧を入力し、それによってマイクロプロセッシングユニットは、デジタル電圧の値にしたがって入力乾接点または出力乾接点の作動ステータスを決定する。
【0033】
アナログ-デジタル変換回路の特定の実装方法については、先行技術における実装方法が参照されてもよく、詳細はここでは説明されないことに留意されたい。
【0034】
検出回路103は、別の機能モジュールの回路、たとえばフィルタ回路をさらに含んでもよいことに留意されたい。
【0035】
さらに、構成インターフェース101が出力乾接点に接続されるとき、制御回路102は、所定のルールにしたがってスイッチ回路105のクローズまたはオープンを制御するように特に構成される。
【0036】
この場合、検出回路103は、第1のレジスタ106の2つの端部の間の検出された電圧にしたがって出力乾接点の作動ステータスを決定するようにさらに構成される。
【0037】
すなわち、構成インターフェース101が出力乾接点に接続されるとき、制御回路102は、ユーザによって構成されるコードにしたがって構成インターフェース101が出力乾接点に接続されることを決定し、したがってシステムにおいてプリセットされたルールにしたがってスイッチ回路105のクローズまたはオープンを制御する。すなわち、出力乾接点の動作が要求されるとき、スイッチ回路105の制御端1053はクローズするようにトリガがかけられ、それによってスイッチ回路105の入力端1051および出力端1052が出力乾接点の動作へのループを提供するように接続され、それによって、出力乾接点は動作を実行し、出力乾接点の動作が要求されないとき、スイッチ回路105の制御端1053はオープン状態に制御され、スイッチ回路105の入力端1051および出力端1052は切断される、したがって、ループが形成されることはなく、出力乾接点は動作を実行することができない。
【0038】
構成インターフェース101が出力乾接点に接続されるとき、スイッチ回路105は導電され、検出回路103は、第1のレジスタ106の2つの端部の間のアナログ電圧を検出し、アナログ-デジタル変換回路を使用することによって第1のレジスタ106の2つの端部の間の検出されたアナログ電圧をデジタル電圧に変換し、かつマイクロプロセッシングユニットにデジタル電圧を入力し、マイクロプロセッシングユニットはデジタル電圧がゼロより大きいことを判定し、したがって出力乾接点が動作を実行することを決定する。スイッチ回路105がオープンのとき、検出回路103は第1のレジスタ106の2つの端部の間の電圧を検出し、アナログ-デジタル変換回路を使用することによって第1のレジスタ106の2つの端部の間の検出されたアナログ電圧をデジタル電圧に変換し、かつマイクロプロセッシングユニットにデジタル電圧を入力し、マイクロプロセッシングユニットはデジタル電圧がゼロであることを判定し、したがって出力乾接点が動作を実行しないことを決定する。このようにして、出力乾接点を検出するという目的が達成される。
【0039】
構成インターフェース101が入力乾接点に接続されるとき、制御回路102は、スイッチ回路105をオープンに制御するように特に構成される。
【0040】
この場合、検出回路103は、第1のレジスタ106の2つの端部の間の検出された電圧にしたがって入力乾接点の作動ステータスを決定するようにさらに構成される。
【0041】
すなわち、構成インターフェース101が入力乾接点に接続されるとき、制御回路102は、ユーザによって構成されるコードにしたがって構成インターフェース101がスイッチ回路105をオープン状態に制御するように入力乾接点に接続されることを決定する。この場合、入力乾接点がクローズのとき、構成インターフェース101の第1の端部および構成インターフェース101の第2の端部は接続され、それによって直流電圧源104と、入力乾接点と、第1のレジスタ106とがループを形成する。この場合、特定の電圧が第1のレジスタ106の2つの端部の間に生成され、それによって検出回路103は第1のレジスタ106の2つの端部の間の電圧がゼロより大きいことを検出し、かつ入力乾接点がクローズ状態であることを判定することができる。入力乾接点が動作を実行しないとき、構成インターフェース101の第1の端部は構成インターフェース101の第2の端部から切断される。この場合、直流電圧源104と、入力乾接点と、第1のレジスタ106とによって形成される回路はループを形成せず、第1のレジスタ106の2つの端部の間の電圧は存在せず、それによって検出回路103は第1のレジスタ106の2つの端部の間の電圧がゼロであることを検出し、かつ入力乾接点がオープン状態でありかつ動作を実行しないことを決定する。このようにして、入力乾接点を検出するという目的が達成される。
【0042】
さらに、図2に示されるように、モニタリング回路は保護回路107をさらに含む。
【0043】
保護回路107は、放電管1071と、第2のレジスタ1072と、第3のレジスタ1073と、第4のレジスタ1074と、第5のレジスタ1075とを含む。
【0044】
構成インターフェース101の第1の端部は第2のレジスタ1072を使用することによってスイッチ回路105の入力端1051に接続され、第2のレジスタ1072の第1の端部は構成インターフェース101の第1の端部に接続され、第2のレジスタ1072の第2の端部はスイッチ回路105の入力端1051に接続され、構成インターフェース101の第2の端部は第3のレジスタ1073を使用することによってスイッチ回路105の出力端1052に接続され、第3のレジスタ1073の第1の端部は構成インターフェース101の第2の端部に接続され、第3のレジスタ1073の第2の端部はスイッチ回路105の出力端1052に接続され、放電管1071の第1の端部は第2のレジスタ1072の第1の端部に接続され、放電管1071の第2の端部は第3のレジスタ1073の第1の端部に接続され、構成インターフェース101の第1の端部は第4のレジスタ1074を使用することによって直流電圧源104に接続され、第4のレジスタ1074の第1の端部は直流電圧源104に接続され、第4のレジスタ1074の第2の端部は第2のレジスタ1072の第1の端部に接続され、第5のレジスタ1075の第1の端部は第3のレジスタ1073の第1の端部に接続され、第5のレジスタ1075の第2の端部は第1のレジスタ106の第1の端部に接続される。
【0045】
放電管1071はガス放電管を含む。
【0046】
放電管1071はまた、別の放電管、たとえば、半導体放電管でもよいが、本発明においては限定されないことに留意されたい。
【0047】
保護回路107は、構成インターフェース101によって受信された過電圧によって生成された過電流をブリードオフするように構成される。
【0048】
具体的には、構成インターフェース101が過電圧を受信するとき、過電圧は保護回路107内の放電管1071を導電することができ、それによって放電管1071は過電圧によって生成された過電流をブリードオフし、かつ電圧を電圧値にクランプする。しかしながら、電圧値は後続の回路に強い影響をさらに与え、したがって、第2のレジスタ1072と、第3のレジスタ1073と、第4のレジスタ1074と、第5のレジスタ1075とが電圧分割を実行した後に取得される電圧によって及ぼされる後続の回路への強い影響を削減するように、第2のレジスタ1072と第3のレジスタ1073と、第4のレジスタ1074と、第5のレジスタ1075とが過電圧に対する電圧分割を実行するように本発明において使用され、これは後続の回路に対するさらなる保護を提供する。
【0049】
第1のレジスタ106、第2のレジスタ1072、および第3のレジスタ1073はすべて高抵抗レジスタであってもよく、または複数のレジスタが1つの高抵抗レジスタを形成するように直列に接続されてもよいことに留意されたい。第4のレジスタ1074および第5のレジスタ1075は両方が低抵抗レジスタであってもよく、または複数のレジスタが1つの低抵抗レジスタを形成するように並列に接続されてもよい。
【0050】
さらに、スイッチ回路105はリレーを含む。
【0051】
リレーの可動コンタクト(moving contact)はスイッチ回路105の入力端1051であり、リレーのコイルはスイッチ回路105の制御端1053であり、リレーの通常オープンのコンタクトはスイッチ回路105の出力端1052であることに留意されたい。
【0052】
スイッチ回路105はまた別の構成要素によって形成される回路であってもよく、かつスイッチ機能を有する、たとえばスイッチ回路はトランジスタまたは電界効果トランジスタを使用することによって形成されるが、本発明においては限定されないことに留意されたい。
【0053】
図3は、本発明の実施形態によるモニタリング回路のインスタンスの概略図である。モニタリング回路は、構成インターフェース101と、制御回路102と、検出回路103と、直流電圧源104と、リレーと、第1のレジスタ106と、保護回路107とを含む。
【0054】
特定の接続方式については、前述の実施形態における接続方式が参照されてもよく、詳細は再度ここでは説明されないことに留意されたい。
【0055】
具体的な作動原理は、以下の通りである。構成インターフェース101が入力乾接点に接続されるとき、制御回路102はリレーのコイルへ電流を供給せず、それによってリレーのコイルは誘導起電力を生成することができない、すなわち、リレーの可動コンタクトは動作を実行することができず、したがって、リレーは機能を有さない。入力乾接点がクローズのとき、構成インターフェース101の第1の端部および構成インターフェース101の第2の端部は接続され、それによって直流電圧源104と、入力乾接点と、第5のレジスタ1075と、第1のレジスタ106とがループを形成する。この場合、特定の電圧が第1のレジスタ106の2つの端部の間で生成され、それによって検出回路103は、第1のレジスタ106の2つの端部の間の電圧がゼロより大きいことを検出し、かつ入力乾接点がクローズ状態であることを判定することができる。入力乾接点が動作を実施しないとき、構成インターフェース101の第1の端部は、構成インターフェース101の第2の端部から切断される。この場合、直流電圧源104と、入力乾接点と、第5のレジスタ1075と、第1のレジスタ106とによって形成される回路はループを有さず、第1のレジスタ106の2つの端部の間の電圧は存在せず、それによって検出回路103は第1のレジスタ106の2つの端部の間の電圧がゼロであることを検出し、かつ入力乾接点がオープン状態であり、かつ動作を実行しないことを決定する。このようにして、入力乾接点を検出するという目的が達成される。
【0056】
構成インターフェース101が出力乾接点に接続され、かつ出力乾接点の動作が要求されるとき、制御回路102はリレーのコイルに電流を供給し、それによってリレーのコイルは誘導起電力を生成し、リレーの可動コンタクトおよび通常オープンのコンタクトはクローズし、それによって出力乾接点を作動させるように、直流電圧源104と、第4のレジスタ1074と、第2のレジスタ1072と、リレーと、第3のレジスタ1073と、第5のレジスタ1075と、第1のレジスタ106はループを形成する。この場合、検出回路103は第1のレジスタ106の2つの端部の間の電圧を検出することによって出力乾接点の作動ステータスを決定してもよい。出力乾接点の動作が要求されないとき、制御回路102はリレーのコイルに電流を供給せず、それによってリレーのコイルは誘導起電力を生成することができない、すなわち、リレーの可動コンタクトは動作を実行することができず、リレーの可動コンタクトおよび通常オープンのコンタクトは切断され、それによって出力乾接点は動作を実行することができない。さらに、リレーの可動コンタクトおよび通常オープンのコンタクトが切断されるため、直流電圧源104と、第4のレジスタ1074と、第2のレジスタ1072と、リレーと、第3のレジスタ1073と、第5のレジスタ1075と、第1のレジスタ106とはループを形成することができない。この場合、検出回路103は第1のレジスタ106の2つの端部の間の電圧がゼロであることを検出し、したがって、出力乾接点が動作を実行しないと決定してもよい。
【0057】
構成インターフェース101の第1の端部および第2の端部は正または負の極性によって区別されなくてもよく、したがって、本発明の実施形態におけるモニタリング回路は、以下の接続を採用してもよいことに留意されたい。
【0058】
構成インターフェース101の第1の端部は第1のレジスタ106の第1の端部とスイッチ回路105の入力端1051とに別個に接続され、構成インターフェース101の第2の端部は直流電圧源104とスイッチ回路105の出力端1052に別個に接続され、スイッチ回路105の制御端1053は制御回路102に接続され、第1のレジスタ106の第2の端部は接地され、検出回路103は第1のレジスタ106の第1の端部に接続される。
【0059】
保護回路107の接続方式は前述の実施形態における接続方式と同様であってもよく、詳細は再度ここでは説明されないことに留意されたい。
【0060】
本発明のこの実施形態は、構成インターフェースと、制御回路と、検出回路と、直流電圧源と、スイッチ回路と、第1のレジスタとを含むモニタリング回路を提供する。構成インターフェースは乾接点に接続するように構成され、制御回路はスイッチ回路のクローズまたはオープンを制御するように構成され、検出回路は第1のレジスタの2つの端部の間の電圧を検出するように構成される。すなわち、構成インターフェースが入力乾接点に接続されるとき、制御回路はスイッチ回路がオープンになるように制御し、検出回路は第1のレジスタの2つの端部の間の検出された電圧にしたがって入力乾接点の動作ステータスを決定し、構成インターフェースが出力乾接点に接続されるとき、制御回路は所定のルールにしたがってスイッチ回路のクローズまたはオープンを制御し、検出回路は第1のレジスタの2つの端部の間の検出された電圧の値にしたがって出力乾接点の動作ステータスを決定する。このようにして、乾接点を検出するという目的が達成される。したがって、システムにおいて構成される出力乾接点がユーザの使用要件を満たすことができないとき、入力乾接点は出力乾接点として構成されてもよく、システムにおいて構成される入力乾接点がユーザの使用要件を満たすことができないとき、出力乾接点が入力乾接点として構成されてもよい。したがって、システムの構成能力が改善される。
【0061】
本発明の実施形態は電子デバイスを提供し、ここで電子デバイスは前述の実施形態において説明されたモニタリング回路を含む。
【0062】
本発明のこの実施形態はモニタリング回路を含む電子デバイスを提供し、モニタリング回路は、構成インターフェースと、制御回路と、検出回路と、直流電圧源と、スイッチ回路と、第1のレジスタとを含む。構成インターフェースは乾接点に接続するように構成され、制御回路はスイッチ回路のクローズまたはオープンを制御するように構成され、検出回路は第1のレジスタの2つの端部の間の電圧を検出するように構成される。すなわち、構成インターフェースが入力乾接点に接続されるとき、制御回路はスイッチ回路がオープンになるように制御し、検出回路は第1のレジスタの2つの端部の間の検出された電圧の値にしたがって入力乾接点の動作ステータスを決定し、構成インターフェースが出力乾接点に接続されるとき、制御回路は所定のルールにしたがってスイッチ回路のクローズまたはオープンを制御し、検出回路は第1のレジスタの2つの端部の間の検出された電圧の値にしたがって出力乾接点の動作ステータスを決定する。このようにして、乾接点を検出するという目的が達成される。したがって、システムにおいて構成される出力乾接点がユーザの使用要件を満たすことができないとき、入力乾接点は出力乾接点として構成されてもよく、システムにおいて構成される入力乾接点がユーザの使用要件を満たすことができないとき、出力乾接点が入力乾接点として構成されてもよい。したがって、システムの構成能力が改善される。さらに、入力乾接点モニタリング回路および出力乾接点モニタリング回路のそれぞれが1つの保護回路を使用する先行技術と比較して、本発明は1つの保護回路のみを使用し、これは回路コストを削減する。
【0063】
本願において提供されるいくつかの実施形態において、開示されたシステム、装置、および方法は他の方式において実装されてもよいことを理解されたい。たとえば、説明された装置の実施形態は単に例示的である。たとえば、ユニット分割は単に論理的な機能分割であり、実際の実装において他の分割であってもよい。たとえば、複数のユニットまたは構成要素が組み合わされるかもしくは別のシステムに統合されてもよく、またはいくつかの特徴は無視されるか、もしくは実行されなくてもよい。さらに、表示もしくは議論された相互結合もしくは直接結合または通信結合がいくつかのインターフェース使用することによって実装されてもよい。装置またはユニット間の間接結合もしくは通信結合が電子的、機械的または他の形態において実装されてもよい。
【0064】
別個の部分として説明されたユニットは物理的に別個であってもそうでなくてもよく、ユニットとして表示された部分は物理的なユニットであってもそうでなくてもよく、1つの位置に位置してもよく、または複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。いくつかまたはすべてのユニットは実施形態の解決策の目的を達成するための実際の必要性にしたがって選択されてもよい。
【0065】
さらに、本発明の実施形態における機能的ユニットは1つの処理ユニットに統合されてもよく、またはユニットのそれぞれが物理的に単独で存在してもよく、または2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。統合されたユニットはハードウェアの形態で実装されてもよく、またはソフトウェア機能的ユニットに加えてハードウェアの形態で実装されてもよい。
【0066】
前述の統合されたユニットがソフトウェア機能的ユニットの形態で実装されるとき、統合されたユニットはコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。ソフトウェア機能的ユニットは記憶媒体に記憶され、かつ(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスでもよい)コンピュータデバイスに本発明の実施形態において説明された方法のいくつかのステップを実行するように命令するいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリーメモリ(略してROM)、ランダムアクセスメモリ(略してRAM)、磁気ディスク、または光ディスクなどのプログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
【0067】
最後に、前述の実施形態は、本発明の技術的解決策を説明することを単に意図しており、本発明を限定することを意図していないことに留意されたい。本発明は前述の実施形態を参照して詳細に説明されたが、当業者は本発明の実施形態の技術的解決策の範囲を逸脱することなく、前述の実施形態において述べられた技術的解決策への変更をすることができ、またはそれらのいくつかの技術的特徴の等価な置換をすることができることに留意すべきである。
【符号の説明】
【0068】
101 構成インターフェース
102 制御回路
103 検出回路
104 直流電圧源
105 スイッチ回路
1051 入力端
1052 出力端
1053 制御端
106 第1の端部
107 保護回路
1071 放電管
1072 第2のレジスタ
1073 第3のレジスタ
1074 第4のレジスタ
1075 第5のレジスタ
図1
図2
図3