(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
顧客が購入を希望する商品の決済を、前記顧客自ら行うことが可能なセルフPOS端末と、前記商品を販売する店舗の店員が前記商品の決済を行うための複数のPOS端末と、前記店員が前記セルフPOS端末の機能を代行するための監視POS端末と、を有する決済システムであって、
前記セルフPOS端末は、
前記商品を登録する前記顧客の顔を撮影し画像データを生成する撮影手段と、
前記撮影手段によって生成された前記画像データを、前記監視POS端末が稼働していない場合に、前記POS端末へ送信する送信手段と、
を備え、
前記POS端末は、
表示装置と、
前記セルフPOS端末から受信した前記画像データの画像を前記表示装置へ出力する出力手段と、
前記顧客への前記商品の販売を承認するか否かの判断結果を受け付けるインタフェースと、
前記インタフェースを介して入力された前記判断結果を前記セルフPOS端末へ送信する送信手段と、
を備える決済システム。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本実施形態を、図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係るPOSシステム10を示すブロック図である。
図1に示されるように、POSシステム10は、LAN(Local Area Network)やインターネットなどのネットワーク12を介して相互に接続されるPOS端末1a,1b,1c、セルフPOS端末2a,2b、監視POS端末3、ストアサーバ4、及び店舗端末5を有している。
【0012】
図1に示されるように、POSシステム10では、3台のPOS端末1a,1b,1cが、ハブ13Aを介してネットワーク12に接続されている。また、2台のセルフPOS端末2a,2bと、監視POS端末3は、ハブ13Bを介してネットワーク12に接続されている。そして、ストアサーバ4と店舗端末5は、ハブ13Cを介してネットワーク12に接続されている。
【0013】
図2は、POS端末1a,1b,1cのブロック図である。POS端末1a,1b,1cは、店員にのみ操作が許可される端末である。
図2に示されるように、POS端末1a,1b,1cは、CPU(Central Processing Unit)101、主記憶部102、補助記憶部103、オペレータ側ディスプレイ104、オペレータ側入力部105、インタフェース106、スキャナユニット107、プリントユニット108、顧客側ディスプレイ109、顧客側入力部110、及び上記各部を相互に接続するシステムバス111を有している。
【0014】
CPU101は、補助記憶部103に記憶されたプログラムを読み出して実行する。CPU101の具体的な動作については後述する。
【0015】
主記憶部102は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリを有している。主記憶部102は、CPU101の作業領域として用いられる。
【0016】
補助記憶部103は、ROM(Read Only Memory)、磁気ディスク、半導体メモリなどの不揮発性メモリを有している。補助記憶部103は、CPU101が実行するプログラム及び各種パラメータなどを記憶している。また、CPU101による処理結果などを含む情報を順次記憶する。
【0017】
オペレータ側ディスプレイ104は、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示ユニットを有している。オペレータ側ディスプレイ104は、プログラムを実行するCPU101によって生成される画像や文字などを表示する。
【0018】
オペレータ側入力部105は、操作ボタンや、タッチパネルを有している。オペレータ側ディスプレイ104とオペレータ側入力部105はGUI(graphical user interface)を構成する。このため、店員(オペレータ)は、オペレータ側入力部105を構成するタッチパネルを介して、オペレータ側ディスプレイ104に表示されるアイコンやボタンをタッチすることで、CPU101に種々の指示を通知することができる。
【0019】
インタフェース106は、LANインタフェース、シリアルインタフェース、パラレルインタフェース、アナログインタフェースなどを備えている。POS端末1a,1b,1cは、インタフェース106を介して、ネットワーク12に接続される。
【0020】
スキャナユニット107は、顧客や店員が所持するカードや、商品のタグなどに設けられたバーコード或いはQRコード(登録商標)などの識別コードを読み取る。そして、読み取った結果を電子データとして出力する。
【0021】
プリントユニット108は、ロール紙などの連続紙に情報を印刷してレシートを作成する。プリントユニット108としては、例えばサーマルプリンタやドットプリンタなどを用いることができる。
【0022】
顧客側ディスプレイ109は、LCDなどの表示ユニットを有している。顧客側ディスプレイ109は、プログラムを実行するCPU101によって生成される画像などを表示する。
【0023】
顧客側入力部110は、操作ボタンや、タッチパネルを有している。顧客側ディスプレイ109と顧客側入力部110はGUIを構成する。このため、顧客は、顧客側入力部110を構成するタッチパネルを介して、顧客側ディスプレイ109に表示されるアイコンやボタンにタッチすることで、CPU101に種々の指示を通知することができる。
【0024】
図3は、セルフPOS端末2a,2bのブロック図である。セルフPOS端末2a,2bは、主として顧客に利用される端末である。
図3に示されるように、セルフPOS端末2a,2bは、CPU201、主記憶部202、補助記憶部203、ディスプレイ204、入力部205、インタフェース206、スキャナユニット207、プリントユニット208、カメラユニット209、重量計測ユニット210、及び上記各部を相互に接続するシステムバス211を有している。
【0025】
CPU201は、補助記憶部203に記憶されたプログラムを読み出して実行する。CPU201の具体的な動作については後述する。
【0026】
主記憶部202は、RAM等の揮発性メモリを有している。主記憶部202は、CPU201の作業領域として用いられる。
【0027】
補助記憶部203は、ROM、磁気ディスク、半導体メモリなどの不揮発性メモリを有している。補助記憶部203は、CPU201が実行するプログラム及び各種パラメータなどを記憶している。また、CPU201による処理結果などを含む情報を順次記憶する。
【0028】
ディスプレイ204は、LCDなどの表示ユニットを有している。ディスプレイ204は、プログラムを実行するCPU201によって生成される画像などを表示する。
【0029】
入力部205は、操作ボタンや、タッチパネルを有している。ディスプレイ204と入力部205はGUIを構成する。このため、店員は、入力部205を構成するタッチパネルを介して、ディスプレイ204に表示されるアイコンやボタンをタッチすることで、CPU201に種々の指示を通知することができる。
【0030】
インタフェース206は、LANインタフェース、シリアルインタフェース、パラレルインタフェース、アナログインタフェースなどを備えている。セルフPOS端末2a,2bは、インタフェース206を介して、ネットワーク12に接続される。
【0031】
スキャナユニット207は、顧客や店員が所持するカードや、商品のタグなどに設けられたバーコード或いはQRコード(登録商標)などの識別コードを読み取る。そして、読み取った結果を電子データとして出力する。
【0032】
プリントユニット208は、ロール紙などの連続紙に情報を印刷してレシートを作成する。プリントユニット208としては、例えばサーマルプリンタやドットプリンタなどを用いることができる。
【0033】
カメラユニット209は、セルフPOS端末2a,2bを利用する顧客の顔を撮影するためのCCDカメラである。カメラユニット209は、被写体を所定のフレームレートで撮影する。カメラユニット209は、撮影により取得した画像を電気信号に変換し、画像データとして出力する。
【0034】
重量計測ユニット210は、スキャナユニット207によってスキャンされることにより登録が完了した商品が載置される計量台を有している。重量計測ユニット210は、計量台に載置された商品の重量を計測して、計測結果を出力する。
【0035】
図4は、セルフPOS端末2a,2bの斜視図である。
図4に示されるように、セルフPOS端末2a,2bでは、筐体220の内部に上述したCPU201、主記憶部202、補助記憶部203、インタフェース206、スキャナユニット207、プリントユニット208などが収容されている。そして、筐体220の上部にディスプレイ204が設置され、ディスプレイ204の上部にカメラユニット209が固定されている。このカメラユニット209は、ディスプレイ204の前に立つ顧客の顔が撮影出来るように角度やピントが調整されている。
【0036】
また、筐体220の一方の側面側には買い物かごを載置することが可能なかご台221が設けられている。そして、他方の側面側には、重量計測ユニット210が配置されている。セルフPOS端末2a,2bでは、かご台221に載置された買い物かごから取り出された商品は、スキャナユニット207(
図4では不図示)によってスキャンされた後に、重量計測ユニット210に載置される。
【0037】
図5は、監視POS端末3のブロック図である。
図5に示されるように、監視POS端末3は、CPU301、主記憶部302、補助記憶部303、ディスプレイ304、入力部305、インタフェース306、スキャナユニット307、プリントユニット308、及び上記各部を相互に接続するシステムバス309を有している。監視POS端末3は、店員にのみ操作が許可されている。
【0038】
図6は、POS端末1a〜1cと、セルフPOS端末2a,2bと、監視POS端末3の配置図の例である。
図6に示されるように、POS端末1a〜1c、及びセルフPOS端末2a,2bは、店舗の出口付近に一列に配置されている。そして、顧客は白抜き矢印に示されるように、店舗の内側から各POS端末1a〜1c、及びセルフPOS端末2a,2bにアクセスし、商品の決済を行う。
【0039】
また、監視POS端末3は、セルフPOS端末2a,2bを利用する顧客を十分に視認可能な位置に配置されている。店員90は、監視POS端末3を使用して、セルフPOS端末2a,2bの機能を代行することができる。
【0040】
図7は、ストアサーバ4のブロック図である。
図7に示されるように、ストアサーバ4は、CPU401、主記憶部402、補助記憶部403、ディスプレイ404、入力部405、インタフェース406、及び上記各部を相互に接続するシステムバス407を有している。
【0041】
CPU401は、補助記憶部403に記憶されたプログラムを読み出して実行する。
【0042】
主記憶部402は、RAM等の揮発性メモリを有している。主記憶部402は、CPU401の作業領域として用いられる。
【0043】
補助記憶部403は、ROM、磁気ディスク、半導体メモリなどの不揮発性メモリを有している。補助記憶部403は、CPU401が実行するプログラム、商品情報601、顧客情報602などを記憶している。また、CPU401による処理結果などを含む情報を順次記憶する。
【0044】
図8は、商品情報601を模式的に示す図である。
図8に示されるように、商品情報601は、商品識別コード、商品名、重量、大きさ、単価、年齢制限商品か否かを示すフラグを含む情報である。商品識別コードは、店舗で販売する商品ごとに割り当てられた、数字とアルファベットからなるコードである。商品名は、店舗で販売する商品の名称である。重量は、店舗で販売する商品の重量である。大きさは、店舗で販売する商品の幅、奥行き、高さを示す情報である。単価は、商品1つあたりの価格である。年齢制限商品か否かを示すフラグは、例えば値が1のフラグは商品が年齢制限商品であることを示し、値が0のフラグは商品が年齢制限商品ではないことを示す。
【0045】
商品情報601を構成する商品識別コード、商品名、重量、大きさ、単価、フラグは互いに関連づけられている。そのため、店舗で販売する商品が例えば「缶ビールB」である場合には、ビールの缶に設けられたバーコードなどを読み取ることによって商品識別コードを取得すると、当該商品識別コードが割り当てられた商品の商品名が缶ビールBであることや、商品の重量や大きさを示す情報、商品が年齢制限商品であるか否かなどを特定することが可能となる。
【0046】
図9は、顧客情報602を模式的に示す図である。
図9に示されるように、顧客情報602は、顧客識別コードと、氏名と、住所と、電話番号を示す情報である。顧客識別コードは、店舗を利用する顧客ごとに割り当てられた、数字とアルファベットからなるコードである。顧客識別コードは、例えば、顧客が店舗のメンバーに登録されたときに、顧客ごとに付与される。顧客には、顧客識別コードを示すバーコードなどが記載されたIDカードが割り当てられる。
【0047】
顧客識別コードは、顧客の氏名、住所、電話番号に関連付けられている。そのため、例えばメンバーズカードなどのIDカードに記載されたバーコードなどを読み込むことによって、顧客識別コードを取得すると、当該顧客識別コードが割り当てられた顧客の氏名、住所、電話番号を示す情報を検索することが可能となる。
【0048】
図7に戻り、ディスプレイ404は、LCDなどの表示ユニットを有している。ディスプレイ404は、プログラムを実行するCPU401によって生成される画像などを表示する。
【0049】
入力部405は、キーボードや、マウスなどのポインティングデバイスを有している。オペレータ(店員)の指示は、入力部405を介して入力され、システムバス407を経由してCPU401に通知される。
【0050】
インタフェース406は、LANインタフェース、シリアルインタフェース、パラレルインタフェース、アナログインタフェースなどを備えている。ストアサーバ4は、インタフェース406を介して、ネットワーク12に接続される。
【0051】
図1に示される店舗端末5は、CPU、主記憶部、補助記憶部、ディスプレイ、入力部、インタフェースを有するパーソナルコンピュータである。
【0052】
次に、POS端末1a,1b,1cとセルフPOS端末2a,2bの動作について説明する。
図10及び
図11は、セルフPOS端末2a,2bのCPU201によって実行される一連の処理を示すフローチャートである。また、
図12は、POS端末1a,1b,1cのCPU101によって実行される一連の処理を示すフローチャートである。POS端末1a,1b,1c、及びセルフPOS端末2a,2bでは、それぞれの端末が起動されると、
図10〜
図12に示される一連の処理が開始される。
【0053】
図10の最初のステップS101では、CPU201は、ディスプレイ204に示される登録開始ボタンのタッチを待ち受ける。そして、登録開始ボタンがタッチされた場合には、登録開始指示があったと判断し(ステップS101;Yes)、ディスプレイ204に、
図13に示される画像P1を表示する。画像P1には、商品の登録を終了するためのボタンB1と、登録される商品の商品名、単価、数量、金額を表示するテーブルが示される。CPU201は、画像P1を表示すると、ステップS102へ移行する。
【0054】
ステップS102では、CPU201は、
図13に示されるボタンB1がタッチされたか否かを判断する。CPU201は、ボタンB1がタッチされていないと判断した場合には(ステップS102:No)、ステップS103へ移行する。
【0055】
ステップS103では、CPU201は、顧客が購入を希望する商品に設けられた識別コードのスキャンを待ち受ける。
【0056】
商品の識別コードのスキャンが行われていない場合には(ステップS103:No)、ステップS102へ戻る。商品の識別コードがスキャンされると、スキャナユニット207から識別コードを示す電子データが出力される。CPU201は、スキャナユニット207から出力された電子データを受信すると、商品の識別コードがスキャンされたと判断し(ステップS103;Yes)、ステップS104へ移行する。
【0057】
ステップS104では、CPU201は、スキャンの対象となった商品が、年齢制限商品であるか否かを判断する。具体的には、CPU201は、スキャナユニット107から受信した電子データに示される識別コードに基づいて、ストアサーバ4の補助記憶部403に記憶される商品情報601を読み出して、年齢制限を示すフラグが1であるか0であるかを確認する。そして、年齢制限を示すフラグが0である場合には、スキャンの対象となった商品が、年齢制限商品ではないと判断し(ステップS104:No)、ステップS105へ移行する。例えば、スキャンの対象となった商品が
図8における商品Aである場合には、ステップS104での判断が肯定され、CPU201は、ステップS105へ移行する。
【0058】
ステップS105では、ストアサーバ4の補助記憶部403から読み出した商品情報601に含まれる、商品の名称、数量、及び単価と、決済金額を、決済の対象となる商品として登録する。CPU201は、登録された商品の名称、数量、及び単価と、決済金額を、ディスプレイ204に表示する。
【0059】
一方、ステップS104で、年齢制限を示すフラグが1であった場合には、スキャンの対象となった商品が、年齢制限商品であると判断し(ステップS104:Yes)、ステップS106へ移行する。例えば、スキャンの対象となった商品が
図8における商品Bである場合には、ステップS104での判断が否定され、CPU201は、ステップS106へ移行する。
【0060】
ステップS106では、CPU201は、年齢確認処理を実行する。年齢確認処理は、
図11のフローチャートに示されるサブルーチンを実行することにより行われる。
【0061】
最初のステップS201では、CPU201は、稼働中のPOS端末1a,1b,1cを特定するためのイベントを送信する。このイベントは、
図1のネットワーク12に接続されたPOS端末1a,1b,1cそれぞれに向けて送信される。
【0062】
POS端末1a,1b,1cは、例えば店員が自分に割り当てられた店員識別コードを、POS端末1a,1b,1cに登録することで、操作が可能となる。本実施形態では、店員識別コードが登録され、商品の精算が可能な状態にあるPOS端末を、稼働中のPOS端末とする。
【0063】
POS端末1a,1b,1cを構成するCPU101は、
図12のステップS301において、他の端末から送信されるイベントを待ち受けている。CPU101は、イベントを受信すると(ステップS301:Yes)、ステップS302へ移行する。
【0064】
ステップS302では、CPU101は、POS端末1a,1b,1cが稼働中であるか否かを判断する。POS端末1a,1b,1cが稼働中でない場合には(ステップS302:No)、CPU101は、ステップS310へ移行して、NACKを送信する。また、POS端末1a,1b,1cが稼働中である場合には(ステップS302:Yes)、CPU101は、ステップS303へ移行して、セルフPOS端末2a,2bへ、ACKを送信する。
【0065】
セルフPOS端末2a,2bのCPU201は、
図11のステップS202で、ACKの送信を待ち受ける。CPU201は、一定時間ACKを受信できなかった場合には(ステップS202:No)、年齢確認処理を終了する。一方、CPU201は、ACKを受信した場合には(ステップS202:Yes)、ステップS203へ移行する。
【0066】
ステップS203では、CPU201は、ACKに応答して、カメラユニット209から出力される画像データを、POS端末1a,1b,1cへ出力する。これにより、稼働中のPOS端末1a,1b,1cへ、セルフPOS端末2a,2bを操作する顧客の顔の画像データが送信される。
【0067】
POS端末1a,1b,1cのCPU101は、
図12のステップS304で、画像データを待ち受ける。CPU101は、一定時間画像データを受信することができなかった場合には(ステップS304:No)、ステップS301に戻る。一方、CPU101は、画像データを受信することができたときは(ステップS304:Yes)、ステップS305へ移行する。
【0068】
ステップS305では、CPU101は、オペレータ側ディスプレイ104に、画像ウインドWをオープンする。
図14は、オペレータ側ディスプレイ104の画面を示す図である。
図14に示されるように、顧客の顔が映る画像ウインドWは、登録商品が示される画像P1に重なるように表示される。そして、画像ウインドWの近傍には、承認ボタンB2も表示される。
【0069】
POS端末1a,1b,1cを操作する店員は、画像ウインドWの顧客の顔から、当該顧客が年齢制限商品を購入可能な年齢であるかどうか確認し、承認ボタンB2をタッチすることで、年齢商品の購入を承認することができる。承認ボタンB2がタッチされた場合は、各POS端末1a,1b,1c、及び各セルフPOS端末2a,2bへ、確認イベントが送信される。また、店員は、年齢制限商品を購入可能な年齢であるかどうか十分に確認できないとき、或いは、年齢制限商品を購入可能な年齢ではないと判断したときには、そのまま当該イベントを放置することができる。
【0070】
次のステップS306では、CPU101は、確認終了イベントが受信されたか否かを判断する。確認終了イベントとは、確認イベントを受信したセルフPOS端末2a,2bから送信されるイベントである。CPU101は、セルフPOS端末2a,2bから送信された確認終了イベントを受信している場合には(ステップS306:Yes)、ステップS309へ移行して、画像ウインドWを閉じる。そして、ステップS301へ戻る。一方、CPU101は、確認終了イベントを受信していない場合には(ステップS306:No)、ステップS307へ移行する。
【0071】
ステップS307では、CPU101は、店員によって年齢確認がされたか否かを判断する。CPU101は、
図14に示される承認ボタンB2が、所定時間内にタッチされなかった場合には、年齢確認がされなかったと判断して(ステップS307:No)、ステップS309へ移行し、画像ウインドWを閉じる。一方、店員によって、承認ボタンB2がタッチされた場合には、年齢確認がされたと判断して(ステップS307:Yes)、ステップS308へ移行する。
【0072】
ステップS308では、CPU101は、各POS端末1a,1b,1c及び各セルフPOS端末2a,2bへ、確認イベントを送信する。そして、CPU101は、ステップS309へ移行して、画像ウインドWを閉じ、ステップS301へ戻る。
【0073】
セルフPOS端末2a,2bのCPU201は、
図11のステップS204で、確認イベントの送信を待ち受ける。CPU201は、一定時間内に確認イベントを受信しなかったときには(ステップS204:No)、年齢確認処理を終了する。一方、CPU201は、確認イベントを受信したときには(ステップS204:Yes)、ステップS205へ移行する。
【0074】
ステップS205では、CPU201は、確認終了イベントを送信する。そして、年齢確認処理を終了して、
図10に示されるステップS107へ移行する。
【0075】
ステップS107では、CPU201は、顧客の年齢確認がされたか否かを判断する。CPU201は、
図11のステップS204で、確認イベントを受信した場合には、年齢確認があったと判断し(ステップS107:Yes)、ステップS105へ移行し、商品の登録を行う。なお、ステップS107の判断が肯定されるためには、いずれか1つのPOS端末1a,1b,1cから送信される確認イベントを受信していればよい。
【0076】
一方、CPU201は、
図11のステップS204で、確認イベントを受信していない場合には、年齢確認がなかったと判断し(ステップS107:No)、ステップS108へ移行する。
【0077】
ステップS108では、CPU201は、店員による処理を待ち受ける。店員による処理とは、例えば、店員が、直接顧客本人に接して年齢確認を行い商品を登録したり、商品の購入を取り消したりする処理などが考えられる。CPU201は、上記処理が行われた場合には、ステップS102へ移行する。
【0078】
ステップS102において、
図13に示される商品の登録を終了するためのボタンB1がタッチされるまで、CPU201は、ステップS102〜ステップS108の処理を繰り返し実行する。
【0079】
ステップS102において、ボタンB1がタッチされた場合には、CPU201は、ステップS109へ移行して、精算処理を行う。これにより、店員と顧客との間で決済が可能となる。CPU201は、ステップS109の処理を終了すると、ステップS101へ移行する。そして、ステップS101〜ステップS109の処理を繰り返し実行する。
【0080】
以上説明したように、本実施形態では、セルフPOS端末2a,2bを使用する顧客が、年齢確認が必要な年齢制限商品を購入しようとした場合には、セルフPOS端末2a,2bに設けられたカメラユニット209によって撮影される顧客の画像が、店員に操作されている状態のPOS端末1a,1b,1cに送信される(ステップS203)。このため、監視POS端末3や、セルフPOS端末2a,2bの近傍に店員がいない場合であっても、POS端末1a,1b,1cを操作している店員が、画像に基づいて顧客を確認し、年齢を確認することが可能となる。なお、画像は静止画であるか、動画であるかを問わない。
【0081】
このため、セルフPOS端末2a,2bを利用して年齢制限のある商品を購入するときに、店員が近くにいない場合や、店員がすぐに対応できない場合であっても、年齢確認のために顧客を長時間待たせる必要がなくなる。したがって、セルフPOS端末2a,2bを利用して、年齢制限の課されていない商品と、年齢制限商品の双方を利便性良く決済することが可能となる。
【0082】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態によって限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、
図4に示されるように、カメラユニット209が、ディスプレイ204に固定されている場合について説明した。これに限らず、カメラユニット209は、セルフPOS端末2a,2bとは別に設置されていてもよい。
【0083】
上記実施形態では、顧客が希望する商品に年齢制限商品が含まれる場合に、セルフPOS端末が、画像データを送信することとしたが、監視POS端末3を操作する店員がいない場合にのみ、画像データを送信することとしてもよい。具体的には、監視POS端末が稼働していないときにのみ画像データを送信することとしてもよい。これにより、セルフPOS端末2a,2bが、店員によって監視されているときに、POS端末1a,1b,1cのオペレータ側ディスプレイ104に、画像ウインドWが不必要にポップアップすることを回避することができる。
【0084】
上記実施形態では、セルフPOS端末2a,2bから、画像データがPOS端末1a,1b,1cに送信される場合について説明した。これに限らず、画像データは、セルフPOS端末2a,2bからストアサーバ4に送信され、ストアサーバ4からPOS端末1a,1b,1cに送信されることとしてもよい。要するに、画像データが、POS端末1a,1b,1cに送信されればよく、画像データの送信経路は任意に変更することができる。
【0085】
上記実施形態では、商品情報601と顧客情報602が、ストアサーバ4に保存されている場合について説明した。これに限らず、商品情報601と顧客情報602は、POS端末1a,1b,1cやセルフPOS端末2a,2bに記憶されていることとしてもよい。
【0086】
補助記憶部103に記憶されているプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magnet-Optical Disk)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布され、コンピュータにインストールされたものであってもよい。
【0087】
また、プログラムは、通常インターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納されており、必要に応じてダウンロードされたものであってもよい。
【0088】
本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施しうるものであり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。