(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6367251
(24)【登録日】2018年7月13日
(45)【発行日】2018年8月1日
(54)【発明の名称】放熱器
(51)【国際特許分類】
F28D 15/02 20060101AFI20180723BHJP
【FI】
F28D15/02 D
F28D15/02 G
F28D15/02 101A
【請求項の数】7
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2016-8658(P2016-8658)
(22)【出願日】2016年1月20日
(65)【公開番号】特開2017-72354(P2017-72354A)
(43)【公開日】2017年4月13日
【審査請求日】2016年2月10日
(31)【優先権主張番号】201510650595.X
(32)【優先日】2015年10月9日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】505446862
【氏名又は名称】▲黄▼ 崇賢
(74)【代理人】
【識別番号】100093779
【弁理士】
【氏名又は名称】服部 雅紀
(72)【発明者】
【氏名】▲黄▼ 崇賢
【審査官】
山田 裕介
(56)【参考文献】
【文献】
登録実用新案第3136350(JP,U)
【文献】
米国特許出願公開第2007/0000646(US,A1)
【文献】
登録実用新案第3178082(JP,U)
【文献】
登録実用新案第3198319(JP,U)
【文献】
米国特許出願公開第2012/0318481(US,A1)
【文献】
登録実用新案第3137576(JP,U)
【文献】
米国特許出願公開第2009/0016023(US,A1)
【文献】
特許第5684228(JP,B2)
【文献】
米国特許出願公開第2012/0067550(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2009/0260782(US,A1)
【文献】
特表2013−505416(JP,A)
【文献】
特開2011−138974(JP,A)
【文献】
特開2012−013263(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3168433(JP,U)
【文献】
米国特許出願公開第2009/0154103(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2013/0043006(US,A1)
【文献】
登録実用新案第3142012(JP,U)
【文献】
米国特許第6853555(US,B2)
【文献】
米国特許出願公開第2010/0319880(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F28D 15/02
H01L 23/34−23/46
H05K 7/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の放熱フィンと、台座と、少なくとも3つのヒートパイプとを備え、
各前記放熱フィンは、台座の上端面に結合するように植設されていると共に前記ヒートパイプに貫通される貫通孔を有し、
前記台座は、下端面において、中央にストレート形嵌め溝が開設されており、両側に互いに対称であるU形嵌め溝がそれぞれ開設されており、
3つの前記ヒートパイプのうち、1つがU形ヒートパイプであり、2つが互いに対称であり複数回湾曲している湾曲形状のヒートパイプであり、
前記U形ヒートパイプは、上段部が各前記放熱フィンの貫通孔を貫通し、中段部が湾曲状であり、下段部が前記台座の中央の前記ストレート形嵌め溝に緊密に嵌入されており、
互いに対称である2つの前記湾曲形状のヒートパイプは、上段部が共に各前記放熱フィンの前記貫通孔を貫通し、下段部が共に湾曲されており水平なU形パイプを形成すると共に前記台座の下端面の両側の前記U形嵌め溝にそれぞれ緊密に嵌入されており、
3つの前記ヒートパイプは、下段部における前記ストレート形嵌め溝及び前記U形嵌め溝に嵌入されている全ての部位が外部に露出されており、前記台座の下端面において平坦な平面となるよう形成されており、
複数の前記放熱フィンは、少なくとも一つが前記台座の一端の最も外側に結合するように植設されており、その他の少なくとも一つが前記台座の他端の最も外側に結合するように植設されており、
前記台座の一端の最も外側に結合されている前記放熱フィンは、前記U形ヒートパイプの中段部に対応する孔部を有し、
前記台座の他端の最も外側に結合されている前記放熱フィンは、前記湾曲形状のヒートパイプの中段部に対応する2つの孔部を有することを特徴とする放熱器。
【請求項2】
2つの前記湾曲形状のヒートパイプは、中段部が外側に向いて反対側に折れ曲がっており、互いに対称となるよう、各前記放熱フィンの両側の位置を貫通することを特徴とする、請求項1に記載の放熱器。
【請求項3】
前記U形ヒートパイプは、2つの前記湾曲形状のヒートパイプの間に設置されており、上段部が前記放熱フィンを貫通する位置と、2つの前記湾曲形状のヒートパイプの貫通位置との間に同じ距離の間隔を有することを特徴とする、請求項1に記載の放熱器。
【請求項4】
前記U形ヒートパイプが前記放熱フィンを貫通する位置は前記放熱フィンの中央位置であり、
2つの前記湾曲形状のヒートパイプが前記放熱フィンを貫通する位置は前記放熱フィンの両側の位置であることを特徴とする、請求項1に記載の放熱器。
【請求項5】
前記ストレート形嵌め溝は前記台座の下端面の中央に設けられており、
前記U形嵌め溝は前記台座の下端面の両側にそれぞれ設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の放熱器。
【請求項6】
前記台座は、3つの前記ヒートパイプの折曲部位に対応する切欠き部が開設されていることを特徴とする、請求項1に記載の放熱器。
【請求項7】
前記台座の両側の前記U形嵌め溝におけるそれぞれのU形の内側の直線部位を湾曲部位側に延長した加工溝が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の放熱器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱を上に向けて上昇させるように伝熱させると共に放熱フィンの中央及び両側の部位箇所に均等に分散させる放熱器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のヒートパイプが付装される放熱器は、複数の放熱フィンと、台座と、1つ以上のヒートパイプとで主に構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】台湾特許第I260962号明細書
【特許文献2】台湾特許第I359254号明細書
【特許文献3】台湾特許第I260962号明細書
【特許文献4】台湾特許第I428552号明細書
【特許文献2】台湾実用新案第M337230号明細書
【特許文献3】台湾実用新案第I260962号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前述した従来の技術では、例えば特許文献1、特許文献2及び特許文献3に記載されている発明は、共に複数のヒートパイプが放熱器の台座の下端面に平行に嵌入され、ヒートパイプの他端は台座の上端或いは一側の放熱フィンセットを貫通させる。また、複数のヒートパイプが通過させる台座の範囲は局部に制限されており、多くの場合は2つ或いは3つのヒートパイプが平行に間隔を空けて台座の中央部位箇所に集中的に設置されている。このため、伝熱経路が台座或いは放熱フィンの中央部位箇所に偏重し、発熱部材の熱を台座及び放熱フィンの両側に向けて同時に高速に伝熱させるのが困難になり、放熱フィンセットが有効的且つ全面的に均等な放熱効果を発揮できなかった。通常は、ヒートパイプが通過させる台座の中央部位箇所及び放熱フィンの中間部位箇所の範囲の部分的な領域にのみ伝熱及び放熱作用が発生し、台座及び複数の放熱フィンについては、全面的且つ均等な吸熱及び放熱効果を達成できていない。
【0005】
なお、例えば特許文献3、特許文献4及び特許文献5に記載されている発明は、主に湾曲するヒートパイプが台座と放熱フィンとの間に埋設され、且つ溶接により結合されて装設される必要があり、これでは環境保護及び安全性の面で不適格である。特に、ヒートパイプが外に露出されていないため、ヒートパイプが熱源に直接接触できず、ヒートパイプには間接的な伝熱機能しかなくなり、全体的な放熱効率は好ましくない。そこで、本発明者は上記の欠点が改善可能と考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的設計で上記の課題を効果的に改善する本発明の提案に到った。
【0006】
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたものである。上記課題解決のため、本発明は、放熱器を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
複数の放熱フィンと、台座と、少なくとも3つ以上のヒートパイプとを備える。各放熱フィンは台座の上端面に結合するように植設され、放熱フィンは各ヒートパイプの上段部に貫通される貫通孔を有し、台座の下端面には少なくとも1つのストレート形嵌め溝及び両側のU形嵌め溝が開設される。3つのヒートパイプのうち、少なくとも1つがU形ヒートパイプであり、残りの二つが互いに対称であり複数回湾曲している湾曲形状のヒートパイプである。少なくとも1つのU形ヒートパイプの下段部は台座のストレート形嵌め溝に緊密に嵌入される。他の2つの湾曲形状のヒートパイプは対称な湾曲形状を呈し、中段部は共に外側に向けて反対に折れ曲がり、下段部は共に湾曲されて水平なU形パイプが形成されると共に台座の両側のU形嵌め溝にそれぞれ緊密に嵌入される。また、各ヒートパイプの下段部は台座の下端面と平坦になるよう縁取りされ、ヒートパイプが外に露出されて発熱部材の熱源に直接貼り付けられる。これにより、台座により吸収される熱が上に向けて上昇するように伝熱されて放熱フィンの中央及び両側の部位箇所に均等に分散され、高速に放熱させる目的を達成させる。熱の吸収及び伝熱が台座及び放熱フィンの中央部位箇所のみに集中しなくなり、各放熱フィンが全面的な放熱効果を十分に発揮させ、台座及び放熱フィンの局部領域に制限されず、放熱器の全体的な放熱効率が高まる。
【0008】
本発明の他の目的は、放熱器を提供する。即ち、前記放熱器は3つのヒートパイプを備え、台座の下端面には1つのストレート形嵌め溝及び両側にであるU形嵌め溝が開設され、前記ストレート形嵌め溝は2つのU形嵌め溝の間に設けられ、前記3つのヒートパイプの下段部は台座のストレート形嵌め溝及び両側のU形嵌め溝にそれぞれ緊密に嵌入され、3つのヒートパイプを有する放熱器が構成される。
【0009】
本発明のさらなる他の目的は、放熱器を提供する。即ち、前記放熱器は4つのヒートパイプを備え、台座の下端面には2つのストレート形嵌め溝及び両側にであるU形嵌め溝が開設され、前記4つのヒートパイプの下段部は台座のストレート形嵌め溝及び両側のU形嵌め溝にそれぞれ緊密に嵌入され、4つのヒートパイプを有する放熱器が構成される。
【0010】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る放熱器は、複数の放熱フィンと、台座と、少なくとも3つ以上のヒートパイプとを備え、各放熱フィンは台座の上端面に植設され、放熱フィンは共にヒートパイプに貫通される貫通孔を有する。特に、台座の下端面には少なくとも1つのストレート形嵌め溝及び両側のU形嵌め溝がそれぞれ開設される。少なくとも1つのU形ヒートパイプの下段部は台座の中央のストレート形嵌め溝に緊密に嵌入され、他の2つのヒートパイプは対称な湾曲形状を呈し、各中段部は共に外側に向けて反対に折れ曲がり、各下段部は共に湾曲されて水平なU形パイプが形成されると共に台座の両側のU形嵌め溝にそれぞれ緊密に嵌入され、各ヒートパイプの下段部は台座の下端面と平坦になるように縁取りされる。
【0011】
本発明によれば、発熱部材の熱源に直接貼り付けられ、熱が上に向けて上昇するように伝熱されて放熱フィンの中央及び両側の部位箇所に均等に分散され、高速に放熱を行う目的を達成させる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の第1実施形態による放熱器の構成を示す外観斜視図である。
【
図2】本発明の放熱器の構成を他の角度から見た外観斜視図である。
【
図3】本発明の第1実施形態による放熱器の構成を示す側面図である。
【
図4】本発明の第1実施形態による放熱器の構成を示す底面図である。
【
図5】本発明の第1実施形態による放熱器の構成を示す左側面図である。
【
図6】本発明の第1実施形態による放熱器の構成を示す右側面図である。
【
図7】本発明の第1実施形態による放熱器の構成を示す上面図である。
【
図8】本発明の第1実施形態による三つのヒートパイプが展開を呈する概念図である。
【
図9】本発明の第1実施形態のヒートパイプが結合されていない状態の概念図である。
【
図10】本発明の第2実施形態による放熱器の構成を示す外観斜視図である。
【
図11】本発明の第2実施形態による放熱器の構成を示す側面図である。
【
図12】本発明の第2実施形態による放熱器の構成を示す前面図である。
【
図13】本発明の第2実施形態による放熱器の構成を示す底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
【0014】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を
図1〜9に基づいて説明する。本発明に係る放熱器の第1実施形態の構成は、複数の放熱フィン1と、台座2と、少なくとも3つ以上のヒートパイプ31、32、33とを備える(
図8参照)。前記各放熱フィン1は台座2の上端面に結合するように植設され(
図1乃至
図3参照)、各放熱フィン1はヒートパイプ31、32、33に対応されて貫通される貫通孔11を有する。台座2は、
図9に示すように、下端面にストレート形嵌め溝21及び両側に対称であるU形嵌め溝22、23がそれぞれ開設され、前記ストレート形嵌め溝21は台座2の下端面の中央に設けられ、U形嵌め溝22、23は台座2の下端面の両側にそれぞれ設けられる。
【0015】
3つのヒートパイプ31、32、33はそれぞれU形ヒートパイプ31及び2つの対称であり複数回湾曲している湾曲形状のヒートパイプ32、33である(
図8参照)。前記U形ヒートパイプ31の上段部311は各放熱フィン1(1A、1B)の貫通孔11を貫通させ、中段部312は湾曲状になり、下段部313は台座2の中央のストレート形嵌め溝21に緊密に嵌入され、他の2つの湾曲形状のヒートパイプ32、33の各上段部321、331は共に各放熱フィン1の貫通孔11を貫通させる。ただし、各湾曲形状のヒートパイプ32、33の下段部323、333は共に湾曲されて水平なU形パイプが形成されると共に台座2の下端面の両側のU形嵌め溝22、23にそれぞれ緊密に嵌入される。また、各ヒートパイプ31、32、33の下段部313、323、333は共に外に露出されると共に台座2の下端面と平坦になるように縁取りされて形成される。これにより、発熱部材の熱源に直接貼り付けられ、U形ヒートパイプ31が発熱部材の熱源の熱を台座2及び各放熱フィン1の中央部位箇所に伝熱させ、前記両側の湾曲形状のヒートパイプ32、33により発熱部材の熱源の熱が台座2及び各放熱フィン1の両側の部位箇所に分散されるように伝熱され、熱の吸収及び伝熱が台座2及び放熱フィン1の中央部位箇所のみに過度に集中されなくなり、同時に台座2及び各放熱フィン1の中央部位箇所と両側の部位箇所でも吸熱及び伝熱される。このように、放熱フィン1及び台座2が全面的な放熱効果を十分に発揮させ、一部の領域に制限されず、放熱器の全体的な放熱効率が顕著に高まる。
上述の3つのヒートパイプ31、32、33の上段部311、321、331は共に各放熱フィン1の貫通孔11を貫通させ、両側の湾曲形状のヒートパイプ32、33の中段部322、332はまず外側に向けて反対に折れ曲がった後に各放熱フィン1の両側の位置を対称に貫通させ(
図6参照)、溶接技術を使用せずとも緊密な結合が形成される。
【0016】
上述のU形ヒートパイプ31は、2つの湾曲形状のヒートパイプ32、33の間に設置され、その上段部311は放熱フィン1の位置を貫通させ、これは2つの湾曲形状のヒートパイプ32、33の貫通位置と同じ間隔を呈する。
【0017】
また、上述のU形ヒートパイプ31が貫通させる放熱フィン1の位置は放熱フィン1の中央位置であり、2つの湾曲形状のヒートパイプ32、33が貫通させる放熱フィン1の位置は放熱フィン1の両側の位置である。このため、前記3つのヒートパイプ31、32、33、は台座2及び放熱フィン1の中央部位箇所と両側の部位箇所を同時に通過させ、熱源の熱が上に向けて上昇して放熱フィン1の中央及び両側の部位箇所に均等に分散され、全面的且つ高速な放熱が行われる。
【0018】
上述の台座2は、2つの湾曲形状のヒートパイプ32、33の折曲部位箇所に対応される切欠き部24が開設され、各湾曲形状のヒートパイプ32、33の折曲される中段部322、332は台座2内に隠され、好ましい保護を獲得して外力による衝撃を受けるのを回避させる(
図2参照)。
【0019】
図1に示すように、1つ或いは1つ以上の放熱フィン1Aが台座2の最も外側に結合するように植設され、且つ放熱フィン1AはU形ヒートパイプの中段部と相互に対応される孔部12Aを有し(
図5参照)、U形ヒートパイプ31の中段部312が放熱フィン1A内に隠され、好ましい保護を獲得する。
【0020】
同様に、
図6に示すように、1つ或いは1つ以上の放熱フィン1Bが台座2の他の最も外側に結合するように植設され、且つ放熱フィン1Bは湾曲形状のヒートパイプ32、33の中段部322、332と相互に対応される2つ孔部12Bを有し、湾曲形状のヒートパイプ32、33の中段部322、332が放熱フィン1B内に隠され、好ましい保護を獲得する。
【0021】
また、上述の台座2の両側の対称なU形嵌め溝22、23はU形の湾曲部位箇所の内側に連通される加工溝221、231がそれぞれ形成され、前記加工溝221、231は主にU形嵌め溝22、23の成型加工を行いやすくする(
図9参照)。
【0022】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態の構成を
図10から
図13に示す。複数の放熱フィン2'と、台座2aと、4つのヒートパイプ31a、31b、32a、33aとを備える。前記放熱フィン2'及び台座2aの構成の構造原理は上述の第1実施形態と同じであり、以下に差異のみ詳述する。
【0023】
台座2aは下端面に2つのストレート形嵌め溝21a、21b及び両側の対称なU形嵌め溝22a、23aがそれぞれ開設され、4つのヒートパイプ31a、31b、32a、33aの下段部313a、313b、323a、333aは台座2aのストレート形嵌め溝21a、21b及び両側のU形嵌め溝22a、23aにそれぞれ緊密に嵌入される。前記台座2aには4つのヒートパイプ31a、31b、32a、33aの折曲部位箇所に対応される2つの切欠き部24a、24bが開設され、各ヒートパイプ31a、31b、32a、33aの折曲される中段部312a、312b、322a、332aが台座2a内に隠され、好ましい保護を獲得し、外力による衝撃を受けるのを回避させる。
【0024】
4つのヒートパイプ31a、31b、32a、33aは2つのU形ヒートパイプ31a、31b及び2つの対称であり複数回湾曲している湾曲形状のヒートパイプ32a、33aをそれぞれ備え、前記2つのU形ヒートパイプ31a、31bの下段部313a、313bは2つの湾曲形状のヒートパイプ32a、33aの下段部323a、333aの一側にそれぞれ近接される(
図13参照)。
【0025】
上述の第2実施形態では、台座2aは2つの切欠き部24a、24bの間に隔離部25aが設けられ、台座2aの4つの端角及び前記隔離部25aの前端と後端には螺合孔26aがそれぞれ設けられ、基板に固結される。
【0026】
本発明に係る複数の放熱フィン1及び台座2、2aの植設結合は、従来の技術範囲に含まれるため、説明は省く。
【0027】
本発明の放熱器の構成は、前記複数の放熱フィン1、2'、台座2、2a、3つのヒートパイプ31、32、33(或いは4つのヒートパイプ31a、31b、32a、33a)が、共に緊密に結合されて構成される。よって、熱膨張時には、全体の結合がより緊密で堅固になり、導熱及び放熱効率が高まる。また、全体の組み立てには錫を用いての溶接が不要であり、電解ニッケルめっき加工処理も不要であり、このため、環境保護及び安全性の面で非常に有利である。
【0028】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【符号の説明】
【0029】
1、1'、1A、1B 放熱フィン
11 貫通孔
12A、12B 孔部
2、2a 台座
21、21a、21b ストレート形嵌め溝
22、23、22a、23a U形嵌め溝
221、231 加工溝
24、24a、24b 切欠き部
31、32、33、31a、31b、32a、33a ヒートパイプ
31、31a、31b U形ヒートパイプ
32、33、32a、33a 湾曲形状のヒートパイプ
311、321、331 上段部
312、322、332、312a、312b、322a、332a 中段部
313、323、333、313a、313b、323a、333a 下段部
25a 隔離部
26a 螺合孔