特許第6367423号(P6367423)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6367423
(24)【登録日】2018年7月13日
(45)【発行日】2018年8月1日
(54)【発明の名称】電子デバイス用コネクタアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   G06F 1/16 20060101AFI20180723BHJP
   G06F 1/18 20060101ALI20180723BHJP
【FI】
   G06F1/16 312F
   G06F1/16 312E
   G06F1/16 312G
   G06F1/16 312K
   G06F1/16 312J
   G06F1/16 312R
   G06F1/18 E
【請求項の数】16
【外国語出願】
【全頁数】24
(21)【出願番号】特願2017-93774(P2017-93774)
(22)【出願日】2017年5月10日
(62)【分割の表示】特願2016-233967(P2016-233967)の分割
【原出願日】2014年3月14日
(65)【公開番号】特開2017-152043(P2017-152043A)
(43)【公開日】2017年8月31日
【審査請求日】2017年5月10日
(31)【優先権主張番号】13/839,448
(32)【優先日】2013年3月15日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】593096712
【氏名又は名称】インテル コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】シャルマ,サミール
(72)【発明者】
【氏名】サツガー,ダグラス ビー.
(72)【発明者】
【氏名】アミット,ガディ
(72)【発明者】
【氏名】星野 義和
(72)【発明者】
【氏名】ハーバー,チャドウィック
(72)【発明者】
【氏名】クリフトン,ダニエル
(72)【発明者】
【氏名】ホウデク,フィリップ ジェイ. ザ・セカンド
(72)【発明者】
【氏名】モイセイエンコ,スタニスラフ
(72)【発明者】
【氏名】ジャウヴティス,ネイサン
【審査官】 佐賀野 秀一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−118794(JP,A)
【文献】 特表2005−527083(JP,A)
【文献】 特開2003−295976(JP,A)
【文献】 特開平07−006136(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 1/16− 1/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
バレル部分を含むコンピューティングデバイスケーシングであって、前記バレル部分は少なくとも部分的に円筒形である、コンピューティングデバイスケーシングと、
第1の金属のリングであって、前記バレル部分と統合される、第1の金属のリングと、
スコップ部を含むコンピューティングデバイスベースであって、前記スコップ部は、前記バレル部分と同様の直径及び長さの凹状の部分的に円筒形のセクションであり、少なくとも第1の凹状の金属の部分的なバンドが前記スコップ部と統合される、コンピューティングデバイスベースと、を有し、
前記バレル部分が、前記第1の金属のリングが前記第1の凹状の金属の部分的なバンドに隣接する場所で前記スコップ部の中に置かれていることに応じて、前記第1の金属のリング及び前記第1の凹状の金属の部分的なバンドは磁着する、
装置。
【請求項2】
第2の金属のリングが、前記バレル部分と統合され、前記第1及び前記第2の金属のリングの相対位置は、少なくとも前記バレル部分の直径内の場所へのアクセスを提供するよう2つの前記リングの間に第1のスロットを規定し、前記バレル部分が、前記第2の金属のリングが前記第1の凹状の金属の部分的なバンドに隣接する場所で前記スコップ部の中に置かれていることに応じて、前記第2の金属のリングは前記第1の凹状の金属の部分的なバンドに磁着する、
請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記第1の凹状の金属の部分的なバンドはさらに、前記バンドの表面から外に突出するリブセグメントを有する、
請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記第1の凹状の金属の部分的なバンドと、前記第1及び前記第2の金属のリングとの間の磁着力は、前記リブセグメントを前記第1のスロットに案内する、
請求項3に記載の装置。
【請求項5】
第3の金属のリング及び第4の金属のリングが前記バレル部分と統合され、前記第3及び前記第4の金属のリングは互いに対して前記第1及び前記第2の金属のリングと同じ固定位置距離にあり、前記固定位置距離は第2のスロットを規定する、
請求項4に記載の装置。
【請求項6】
第2の凹状の金属の部分的なバンドが前記スコップ部と統合される、
請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記バレル部分における前記第1及び前記第2の金属のリングの場所と前記バレル部分における前記第3及び前記第4の金属のリングの場所との間の距離は、前記第1及び前記第2の凹状の金属の部分的なバンドの場所の間の距離と略同じである、
請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記バレル部分が、前記第3及び前記第4の金属のリングが前記第2の凹状の金属の部分的なバンドに隣接する場所で前記スコップ部の中に置かれていることに応じて、前記第3及び前記第4の金属のリングは前記第1の凹状の金属の部分的なバンドに磁着する、
請求項6に記載の装置。
【請求項9】
前記コンピューティングデバイスケーシングはさらに、ディスプレイを収容する平らな部分を含む、
請求項6に記載の装置。
【請求項10】
前記コンピューティングデバイスベースはさらに、第1の側部にキーボードを有し、前記第1の側部は前記スコップ部を含む、
請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記コンピューティングデバイスケーシングは、前記バレル部分が前記スコップ部に磁着されるとき、前記コンピューティングデバイスベースに関連して回転することができる、
請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記第1及び前記第2の金属のリングが前記第1の凹状の金属の部分的なバンドに磁着されるとともに前記第3及び前記第4の金属のリングが前記第2の凹状の金属の部分的なバンドに磁着されるととき、前記ディスプレイの少なくとも一部は、前記コンピューティングデバイスケーシングが前記コンピューティングデバイスベースに対して完全に閉じた位置まで回転することに応じて、前記キーボードに隣接するとともに前記キーボードに面する、
請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記第1及び前記第2の金属のリングが前記第1の凹状の金属の部分的なバンドに磁着されず且つ前記第3及び前記第4の金属のリングが前記第2の凹状の金属の部分的なバンドに磁着されていないとき、前記コンピューティングデバイスケーシングが前記バレル部分の軸に垂直な軸に沿って180度回転されることに応じて、前記第1及び前記第2の金属のリングは、前記第2の凹状の金属の部分的なバンドに磁着することができるとともに前記第3及び前記第4の金属のリングは、前記第1の凹状の金属の部分的なバンドに磁着することができる、
請求項11に記載の装置。
【請求項14】
前記第1及び前記第2の金属のリングが前記第2の凹状の金属の部分的なバンドに磁着されるとともに前記第3及び前記第4の金属のリングが前記第1の凹状の金属の部分的なバンドに磁着されるととき、前記ディスプレイの反対側の前記コンピューティングデバイスケーシングの前記平らな部分の少なくとも一部は、前記コンピューティングデバイスケーシングが前記コンピューティングデバイスベースに対して完全に閉じた位置まで回転することに応じて、前記キーボードに隣接するとともに前記キーボードに面する、
請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記第1、前記第2、前記第3、及び前記第4の金属のリングは、鉄材を含む、
請求項5乃至14のいずれか1項に記載の装置。
【請求項16】
前記バレル部分の直径は、前記平らな部分の厚さより大きい、
請求項9に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書に記載される例は概して電子デバイス用コネクタアセンブリ構成に関する。
【図面の簡単な説明】
【0002】
例は、例示としてであって、添付の図面の図への限定ではなく、この添付の図の中では、同様の参照符号は同様の要素を示す。
図1A】本開示の1つの例による、付属キーボードを持つ開いた形態の電子デバイスを示す簡略化された概略図である。
図1B】本開示の1つの例による、閉じた形態の付属キーボードを持つ電子デバイスを示す簡略化された概略図である。
図1C】本開示の1つの例による、付属アクセサリカバーを持つ閉じた形態の電子デバイスを示す簡略化された概略図である。
図1D】本開示に関連付けられるユニバーサルシリアスバス(USB)コネクタアセンブリの例を示す簡略化された概略図である。
図1E】本開示に関連付けられるユニバーサルシリアスバス(USB)コネクタアセンブリの例を示す簡略化された概略図である。
図1F】電子デバイスのハウジングへのUSBコネクタアセンブリの1つの例示の挿入を示す簡略化された概略図である。
図1G】電子デバイスのハウジングへのUSBコネクタアセンブリの1つの例示の挿入を示す簡略化された概略図である。
図1H】本開示の1つの例による、オーディオジャックを示す簡略化された概略図である。
図2】2つのセグメントに切り離されて示される電子デバイスの正射投影図を示す簡略化された概略図である。
図3】2つのセグメントが共に接続されたときの電子デバイスの正射投影図を示す簡略化された概略図である。
図4】電子デバイスのディスク特徴部の簡略化された正射投影図である。
図5】1つの実施例による電子デバイスのアクセサリの正射投影図を示す簡略化された概略図である。
図6】本開示の1つの例による、アクセサリデバイスのアクセサリドック接続特徴部の前部の正射投影図を示す簡略化された概略図である。
図7】本開示の1つの例による、アクセサリデバイスのアクセサリドック接続特徴部の後部の眺めを示す簡略化された概略図である。
図8】電子デバイスのディスク要素を引き付ける磁気バンドセグメントとのアクセサリドック接続特徴部の統合を含む実施例の正射投影図を示す簡略化された概略図である。
図9】アクセサリドック接続特徴部なしのアクセサリデバイスの実施例を示す正射投影図を示す簡略化された概略図である。
図10】電子デバイスと関連付けられるヒンジアセンブリを示す簡略化された概略図である。
図11】電子デバイスと関連付けられる幾つかのヒンジアセンブリコンポーネントを示す簡略化された概略図である。
図12】電子デバイスと関連付けられる幾つかのヒンジアセンブリコンポーネントを示す簡略化された概略図である。
図13】電子デバイスと関連付けられる幾つかのヒンジアセンブリコンポーネントを示す簡略化された概略図である。
図14】電子デバイスと関連付けられる幾つかのヒンジアセンブリコンポーネントを示す簡略化された概略図である。
図15】本開示と関連付けられる1つの潜在的な設計配置を示す簡略化された概略図である。
図16】電子デバイスと関連付けられるドッキングステーションの実施例を示す簡略化された概略図である。
図17】電子デバイスと関連付けられるスピーカの実施例を示す簡略化された概略図である。
図18】代替ヒンジ設計を示す簡略化された概略図である。
図19】電子デバイスと関連付けられる潜在的な電子機器を示す簡略化されたブロック図である。 図面の図は必ずしも縮尺通りに描かれているのではなく、それらの寸法は、本開示の範囲から逸脱することなく大幅に変えられることができる。
【発明を実施するための形態】
【0003】
以下の詳細な記載は、電子デバイスのためのヒンジ構造に関連する装置、方法、及びシステムの例を述べる。例えば、構造、機能、及び/又は特性のような特徴は、便宜上1つの実施例を参照して記載される。様々な例が、記載された特徴の任意の適切な1又は複数の特徴とともに実装されることができる。
【0004】
従来、タブレットデバイス及びそれらに関連するアクセサリが最小の統合で存在する。例えば、タブレットデバイスは典型的には、ユニバーサルシリアルバス(USB)コネクタスロット、加入者識別モジュール(SIM)カードトレイ、及びオーディオジャックを使用する。これらの要素はしばしば、貴重なタブレット表面のスペースを消費し、さらに、内部の不動産を占拠する。コネクタは典型的には、邪魔にならない接続のために理想的でない装置の領域に位置する。可能な限り、要素は、スペースを節約するために統合又は一本化されるべきである。全ての家電と同様に、使用性及び性能は最も重要である。任意のコンピューティングデバイスに提供されるコネクタは、使用性を高めるべきであり、ユーザの活動を妨げるべきでない。
【0005】
1つの特定の例では、本開示の設計は、USBコネクタアセンブリ及びSIMアセンブリをコンパクトな体積空間に統合することができる。さらに、設計は、USBモジュールをタブレットボードに接続するリジッドフレックスケーブルアセンブリを提供することができる。設計はまた、コネクタの使用性を高めるデバイス上のコネクタ配置を提供し得る。特定の実施において、USBコネクタアセンブリ/SIMアセンブリ及びオーディオジャックは、モジュールをタブレットボードに接続するリジッドフレックスケーブルアセンブリを含むことができる。
【0006】
本明細書に記載される特定の例はまた、ノートブックコンピュータ、Ultrabook(商標)、ラップトップ、携帯電話(又は任意の種類のスマートフォン)、又は、複数の電子コンポーネント(任意のタイプのコンポーネント、素子、回路等を含む)に結合された回路基板を含む他のモバイルデバイスのような、電子デバイスを提供することができる。電子デバイスはまた、ベース部並びに、ベース部及び上部が、電子デバイスの開いた形態と電子デバイスの閉じた形態との間で回転できる(且つ開と閉との間のポイントにおいて互いに対する位置を保持できる)ように構成されるヒンジでベース部に結合される上部を含む。本明細書に提示される幾つかの例は、効果的なヒンジ、並びに、向きの柔軟性及び電子デバイス(例えば、タブレット)とアクセサリ(例えば、キーボード、オーディオシステム、ムービープレーヤーシステム、ドッキングステーション、アクセサリカバー等)との間のより広範囲にわたる統合を可能にする接続を提供する、ドッキング能力を提供することができる。
【0007】
電子デバイスはまた、電子デバイスの上部をアクセサリに(例えば、所望の形態に基づいて)選択的に固定するためのヒンジアセンブリを含み得る。ヒンジアセンブリは、アクセサリに対する上部の回転を可能にすることになっている。ヒンジアセンブリは、ヒンジアセンブリが電子デバイスの上部をアクセサリに固定するように係合させるように、アクセサリの1又は複数のセグメントを受けるための1又は複数のディスクを含む。より具体的な例では、ヒンジアセンブリは、上部をアクセサリに固定するためにアクセサリの1又は複数のセグメントを受けるためのディスク状歯付きホイールを含む。さらに、アクセサリは、デバイスのヒンジアセンブリがアクセサリに係合し(アクセサリのこの領域に増大した強度及び剛性を提供)するように、アライメント(位置合わせ)機能を提供するための1又は複数のリブセグメントを含み得る。アクセサリのこの特定の領域に磁石を含む例では、これらのリブセグメントは、マグネットの磁力を集中させる追加的な機能を提供することができる。加えて、アクセサリは、ヒンジアセンブリとアクセサリとの間の回転運動に抵抗を提供するように1つの歯(又は複数の歯特徴部)を含むことができ、ユーザインタラクションなしでそれらの相対位置を保持することをそれらが可能にする。加えて、アクセサリは、上部に設けられる1又は複数のリングを引き付ける1又は複数の磁気バンドを含み得る。
【0008】
例では、アクセサリのアクセサリドッキング特徴部は磁石を含まない。代わりに、デバイスは、オーバセンタ(又は他のタイプの)機械的スナップ保持を伴い電子デバイスのアクセサリ係合特徴部によってヒンジ接続ポイントにおいてアクセサリによって保持されることができる。
【0009】
さらに他の例では、電子デバイスの上部をアクセサリに選択的に固定するためのヒンジアセンブリを含む電子デバイスが提供される。ヒンジアセンブリは、アクセサリに対する上部の回転を可能にすることになっており、ヒンジアセンブリは、上部とアクセサリとの間に保持力を提供することになっている少なくとも3ピーススナップ形態(又は4ピース、5ピース等)を含む。電力信号が、3ピーススナップ形態の3つのピースのそれぞれを別々に通って流されることができる。代替的には、電力信号は、3ピーススナップ形態の中心のピースを通って流されることができ、3ピーススナップ形態の2つの外側のピースは絶縁体であることができる。アクセサリは、1つのピースによるキーボード側スナップを含むキーボードであることができ、複数のスロットが、キーボードの外側スナップバンドの独立した動作を可能にするように設けられることができる。
【0010】
電子デバイス用コネクタアセンブリ
図1Aは、本開示の1つの例による開いた形態の電子デバイス10の例を示す簡略化された概略図である。電子デバイス10は、キーボード12、タッチパッド18を有する、ベース部16、並びにディスプレイ26及び1又は複数のディスク15を有する、上部14を含み得る。ディスプレイ26は、上部14の中に/上に配置され得る、及び/又は上部14によって支持され得る。1又は複数の例では、ディスプレイ26は、液晶表示(LCD)ディスプレイスクリーン、発光ダイオード(LED)ディスプレイスクリーン、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイスクリーン、プラズマディスプレイスクリーン、又は任意の他の適切なディスプレイスクリーンシステムであることができるスクリーンである。
【0011】
1又は複数の例では、電子デバイス10は、ノートブックコンピュータ又はラップトップコンピュータである。さらに他の例では、電子デバイス10は、モバイルデバイス、タブレットコンピュータ及び/又はタブレットデバイス(例えばi−Pad(商標))、パーソナルデジタルアシスタンス(PDA)、スマートフォン(i−Phone(商標)、Android(商標)等)、オーディオシステム、任意のタイプのムービープレイヤー、コンピュータドッキングステーション等のようなディスプレイを有する任意の適切な電子デバイスであり得る。
【0012】
大まかに言えば、電子デバイス10は、(例えば、上部14からベース部16を切り離すために)ベース部16を操作するためにエンドユーザに適切な快適な把持部を提供することができる。電子デバイス10はまた、機械的、電気的、及び美的観点から、統合された取り外し可能なアクセサリの解決法を可能にする、1又は複数のディスク15を含み得る。アクセサリバンド設計特徴部が、ドッキング中の機械的及び磁気導入案内並びに保持のための引力を提供することができる。加えて、電子デバイス10は、任意のアクセサリを容易に取り付け、保持し、取り外すための機械的スナップイン機能を使用し得る。電子デバイス10の電源は、そのシャシから物理的に分離されることができる、及び/又は、ディスクアセンブリの1又は複数の中に統合されることができる。さらに、電子デバイス10は、電力及び/又はデータがデバイスとドッキングされることになるアクセサリ(例えば、キーボード)との間で流れることを可能にするドッキングを提供することができる。加えて、電子デバイス10は、ディスク特徴部の体積の中に存在するクラッチ機構のスペースを節約する統合を提供することができる。さらに、電子デバイス10は、以下に詳述されるように、デバイスがラップトップモードに方向付けられるとき、ディスプレイの改善された動作範囲を提供することができる。
【0013】
電子デバイス10はまた、ベース部16と上部14との間に設けられる中央部を含み得る。中央部は、ベース部16と上部14との間に存在するヒンジ15の(又は複数のヒンジ15に近接する)部分を美的にカバーし得る。ヒンジ15は、ベース部16と上部14との間に共有される回転の軸を定めることができる。1つの例では、ベース部16及び上部14は、(示されるように)1又は複数のヒンジ15を介してヒンジ式に結合される。
【0014】
図1Aに示される特定の例では、電子デバイス10は、タッチスクリーン(例えば、10インチスクリーン)並びに取り外し可能且つ再取付可能なキーボードアクセサリを有する比較的薄く且つ滑らかなタブレットである。電子デバイス10は、(メインロジックボード及びバレル型に設置されたバッテリを含む)ディスプレイセクション及びキーボードセクションを含むことができる統合されたデバイスを提供する。加えて、そのヒンジ機構は、ディスプレイセクションがキーボードに2つの異なる向き(ディスプレイが内側を向く及びディスプレイが外側を向く)で取り付けられることを可能にする。この機構は、ラップトップモード、タブレットモード、ムービーモード(並びに閉じたモード)のような、多数のモード(可能な形態)をユーザに提供することができる。これらの形態の全ては、電子デバイス10に関連付けられる動作能力の幾つかをさらに示す様々な図を参照して以下に論じられる。
【0015】
特定の磁気キーボード設計に関して、タブレットに対して現在利用可能であるキーボードが適切なユーザエクスペリエンスを提供しないことが留意されるべきである。ガラスの上でのタイピングは、人間工学的に不快であり、独立した、典型的なBluetooth(登録商標)キーボードは、厚く且つ扱いにくい。これらの欠点のあるシステムと対照的に、電子デバイス10のためのキーボードオプションは、より伝統的なコンピュータキーボードエクスペリエンスを再現するユーザエクスペリエンスを提供することができる。加えて、ユーザの観点から、キートラベル(移動量)は、一般的なコンピュータキーボードのように感じる(例えば、トラベルは約0.5mm対従来のコンピュータキーボードの2.5mmであることができるが、同じように感じる)。さらに、タッチタイピングする人が改善されたタッチタイピングのためにキーの間を区別することをより容易にするために、キーの間に十分な間隔がある。
【0016】
特定の例では、キーボードは、タブレットデバイスカバーとして働くように十分なキーボードバンド剛性及び強度を持つ超薄型(例えば、3.30mm)、超軽量(例えば、275グラム)キーボードである。キーボードは、典型的なコンピュータキーボードの感触を伴うタッチタイピングユーザエクスペリエンスを再現するように、キーデザイン形状の変化及び磁石を使用する積層構造から作られることができる。キーボードデバイスのより薄い側部領域を構成するために、キーボード端部キーは、一方の側部に設けられ得るとともに、さらに、本開示の特定の例では、一方の側部のみに磁石を有し得る。キーは、例えば、斜めに動くことができない4つのキーを組み合わせる矢印キー動作を持つ、トグル動作キーのような、任意の適切なタイプのものであることができる。磁石は、キーボードの様々な場所に(例えば、キーの中心から離れて)提供されることができる。
【0017】
動作において、キーボードのキーの間に間隔をとることは、タッチタイピングをする人が、指でキーの間を容易に区別することを可能にすることができる。端部のキーは、より薄い側部のために特別に設計されることができ、さらに、異なる磁石の構成を利用する。端部キー構成は、キーボードデバイスのより薄い側部に適合するために、支持ベースの端部の上にキーが張り出すことを可能にする。磁石は、トグルの影響を最小化するように適切に位置決めされることができる。トグルキー構成は、矢印キーと共に使用される。
【0018】
磁気キーに関して、キー内に埋め込まれ且つキーの側部より上の鉄を含む上部プレートに引かれる磁石の使用は、従来のコンピュータキートラベル及び剛性の感覚をユーザに提供することができる。キーボードはまた、キーの押し下げを確認する物理的なキーストロークを提供することができる。幾つかの実装では、キーボードキーは、キー押しをトリガする、キーの下の導電パッドとともに磁気的に上方に付勢される。実際のキーボード構造に関して、積層構造が、射出成形と併せて用いられることができ、金属はプラスチックに一体化される。フレキシブルプリント基板(FPC)もまた、本開示の幾つかの例で使用されることができる。接続部がバンドに形成されることができ、小さいバッテリが、限られたバックアップ電源を提供するためにオプションでキーボードに挿入され得る。1つの限定ではない例では、タブレットキーボード寸法は、約261.40mm(X)×170.16mm(Y)×3.30mm(Z、キートップから底面)である。キーボードの他の例は、任意の適切な寸法、サイズ、及び形状を含むことができ、これらの全ては本開示によって包含される。
【0019】
任意の数のコネクタ(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)コネクタ(例えば、USB3.0仕様、又は任意の他のバージョンに準拠する)、Thunderbolt(商標)コネクタ、WiFiコネクタ、ドッキングコネクタのような非標準接続ポイント等)及び複数のアンテナが、電子デバイス10と合わせて提供されることができることに留意されたい。[Thunderbolt(商標)及びThunderboltロゴは、米国及び/又は他の国において、Intel Corporationの商標である。]アンテナは、電流を電波に変換することが出来る電気コンポーネントを反映する。特定の例では、アンテナは、WiFi活動、無線接続、より一般的には、小セル展開、Bluetooth(登録商標)、802.11等に関連付けられることができる。
【0020】
1つの例では、電子デバイス10のボード(例えば、マザーボード)は、電子デバイス10の内部電子システムの様々なコンポーネントを保持することができる一般的な回路基板である。コンポーネントは、中央処理装置(CPU)、メモリ、等を含み得る。ボードはまた、電子デバイス10のユーザによって使用されることを求められる他の周辺機器に対応するために1又は複数の接続部と結合することができる。より具体的には、ボードは、それによってシステムの他のコンポーネントが通信することができる電気接続部を備えることができる。
【0021】
任意のプロセッサ(デジタルシグナルプロセッサ、マイクロプロセッサ、補助チップセット等を含めて)、メモリ素子等が、特定の構成ニーズ、処理要求、コンピュータ設計、等に基づいてボードに適切に結合されることができる。外部ストレージ、ビデオディスプレイ、サウンド用コントローラ、及び周辺デバイスのような他のコンポーネントが、プラグインカードとして、ケーブルを介してボードに取り付けられ得る、又はボード自体に一体化され得る。
【0022】
本開示の特定の例が、容易にシステムオンチップ(SOC)中央処理装置(CPU)パッケージを含み得ることに留意されたい。SOCは、コンピュータ又は他の電子システムのコンポーネントを1つのチップに統合する集積回路(IC)を示す。それは、デジタル、アナログ、混合信号、及びしばしば無線周波数機能を含み得、これらの全ては、1つのチップ基板に設けられ得る。
【0023】
特定の例では、タッチパッド18は、触覚センサ、ユーザの指の動き及び位置をスクリーン上の相対位置に変換することができる特殊化された表面を特徴とするポインティングデバイスである。タッチパッド18は、(例えば、デスクスペースが十分でない場合に又はユーザの好みに基づいて)マウスの代わりに使用されることができる。タッチパッド18は、静電容量検出、コンダクタンス検出、又は任意の他の適切な検出技術を使用して動作することができる。特定の例では、適切なバッテリが、タッチパッド18に近接してその動作に電力を供給するために提供されることができる。加えて、ディスプレイ26のいずれかの表面(又は両方の表面)が、本明細書に論じられる技術のいずれかを使用するタッチディスプレイであることができる。
【0024】
図1Bを簡単に見ると、図1Bは、閉じた形態の電子デバイス10の側方視を示す簡略化された概略図である。動作において、電子デバイス10が閉じた位置にあるとき、薄いプラスチックのキーボードは、ディスプレイを保護することができる。ディスプレイセクションが開いた位置に跳ね上げられるとき、それは従来のラップトップの向き(すなわち、キーボードが、直立位置に保持されたディスプレイを伴って表面の上に載る)で動作する。特定の例では、電子デバイス10は、最適なタッチタイピング体験を提供する18.5mmピッチのフルサイズキーボードを含む。ディスプレイセクションがキーボードのキー要素から離れて外側に面して逆さまにひっくり返されるとき、電子デバイス10は、スクリーンの後に入れ子にされ且つユーザインタラクションから外れたキーボードを持つタブレット形態で動作することができる。そのバレル形ヒンジ機構特徴部は、エンドユーザのための理想的な把持部として機能を果たすことができる。このモードでは、キーボードは、ディスプレイの後にしまい込まれることができる。タブレットモードでは、ディスプレイは、なお跳ね上げられることができる。このモードでは、キーボードは、(ディスプレイの後で)スタンドとして動作することができ、デバイスは、静止ディスプレイ(例えば、ムービーモード)になることができる。ディスプレイセクションがキーボードから取り外されるとき、それは、それ自身によってシンプルな軽量タブレットとして機能することができる。
【0025】
電子デバイス10のアクセサリがキーボードである場合、キーボード主コンポーネントは、様々な要素を含むことができる。例えば、キーボードは、目に見える留め部を排除するためにインサート及び/又は共成形法を使用し得るユニボディ成形された部品を反映するキーボードボディを含むことができる。加えて、キーボードボディはさらに、スコップ(scoop)形状の外側部分に剛性を提供するための並びに回転負荷を伝達するための、インサート成形されたバンド特徴部を含むことができ、これらは、上部14がベース部16に対して回転することを防ぐ。また、タブレットの鉄を含むディスク形特徴部の磁気引力を提供することができる1又は複数のバンド特徴部が提供される。電流は、タブレットからキーボードに、オンボードバッテリ又はキャパシタを再充電するために、又は多くのアイテム(例えば、Bluetooth(登録商標)無線)に電力供給するために、通されることができる。加えて、タブレットは、タブレットがタブレットの1又は複数のクラッチ要素を通じてキーボードの「スコップ」部分で同心状に回転することを可能にしながら、歯付きディスク特徴部がキーボードに対して回転することを妨げるように、キーボードに適切に固定されることができる。
【0026】
実際のキーに関して、特定の限定ではない例では、キーは、(個別のキーに対して)0.5mmのトラベル距離を伴って構成される。加えて、触覚フィードバックが、従来のキーボードのタイピング体験を模倣するために、提供されることができる(例えば、「崖落下(cliff drop)」力たわみ感覚を伴う70グラム)。幾つかの実施では、キー表面に少しのデッドスペースがある(又はデッドスペースが無い)。キーボードには様々な種類のキーがあり得る。例えば、キーボードは、ピボットキー(例えば、左端:チルダ、タブ、キャプスロック、シフト、左ctr;右端:バックスペース、バックスラッシュ、エンター、シフト)、矢印キーのような揺動(rocking)キー、並びにファンクションキー及び右又は左端に沿わない他のキーのような実質的な垂直移動キー、等を含むことができる。
【0027】
電子デバイス10はまた、キーボードボディに十分な剛性を提供する鉄を含まないウェブを含むことができる。ウェブは、垂直に動くようにキーのためのガイドを提供することができるが、x−y運動を適切に抑制する。加えて、鉄を含む上部プレートは、キーボードの剛性を増加させ、キーが外へ落ちることを抑え、磁気キーを上方に付勢するように磁気キーを引き付けることができる。
【0028】
Bluetooth(登録商標)能力に関して、電力は、電流をバンド/ソケットを通過させることによって、無線通信部に達することができる。タブレットは、電気的に保護された(しかし、「通電された」)歯付きディスクを含むことができる。Bluetooth(登録商標)無線回路ボードは、タブレットの向き(すなわち、ラップトップモード対タブレットモード等)と無関係に電子機器に給電するために直流(DC)整流器を有することができる。
【0029】
幾つかの例では、電子デバイス10の設計は、タブレットがキーボードに接続することを、ムービースタンドモードに加えて、ラップトップタイプモード及びタブレットタイプモードの両方で可能にすることができる。視野角調整の範囲は、連続的である(例えば、0から125°、又は150°以上まで広がる、或いは異なる範囲が提供され得る)。0°は完全に閉じた位置に対応する一方、125°又は同様のものは、完全に開いたものとして定められることができる。デバイスのタブレット側に組み込まれた2つのソケットモジュールがあり、これらはキーボードに組み込まれる入れ子式特徴部に磁気的に引き付けられる。図1Cは、本開示の1つの例による取り付けられたアクセサリカバーを持つ閉じた形態の電子デバイス10の例を示す簡略化された概略図である。
【0030】
図1D−1Eは、矢印25によって概して示される、USBコネクタアセンブリの例を示す簡略化された概略図である。特定の例は、USBコネクタ23、SIMカード29、及びフレキシブルプリント回路(FPC)31を含む。図1Dに示されるように、与圧クランプポスト27がまた、USBコネクタアセンブリ25に設けられる。特定の例では、SIMカード29はUSBアセンブリに取り付けられる。SIMカードは、簡単に使用可能であるが、電子デバイスのハウジングによって隠されることができる。携帯電話での場合のように、ユーザはSIMカードにアクセスすることができるが、それは適切な方法で包まれ且つ保護されている。
【0031】
SIMカード29は集積回路を示し、この集積回路は、識別子(例えば、移動加入者識別番号(IMSI))及び/又は任意のユーザをデバイスと関連付けるために使用される関連キーを安全に記憶することができることに留意されたい。より具体的な例では、SIMは、コンピューティングデバイス(例えば、タブレット、ラップトップ、Ultrabooks(商標)、携帯電話、スマートフォン等)で加入者を特定し且つ認証することができる。SIMカード29は、異なるモバイルデバイス間で移されることができる。加えて、SIMカード29は、その固有のシリアル番号(ICCID)、セキュリティ認証及び暗号化情報、ローカルネットワークに関連した一時的な情報、ユーザがアクセスしたサービスのリスト、パスワード等を含み得る。
【0032】
1つの例では、USBコネクタアセンブリ25は、SIMカードクランプ機構を含むことができ、このSIMカードクランプ機構は付随するハードウェアに対して薄型化を提供することができる。クランプ機構は、電子デバイスのバレル及び圧縮部材(例えば、クランプポスト27の与圧)を使用することができ、この圧縮部材は、SIMカードとSIMカードクレードル接点との間の電気的な接続を確実にするために(組み立てられるとき)外側バレルを押す。動作において、与圧クランプポスト27(単純なボタン、くぼみ、ノブ、任意の付勢又はバネ荷重式構成要素であり得る)は、SIMカードクランプ機構が与えられた装置のハウジングの中に挿入されるとき、SIMカードの中心を付勢することができる。1つの例では、SIMカードクランプ機構がバレルの中にスライドされるとき、ボタンがバレルの内壁を押し、この内壁は力をSIMカードに伝達し、このSIMカードは続いてクレードルに押し込まれる。これは、薄型の統合されたクランプ機構を作る。動作において、SIMカード29は、使用可能になるように、SIMカードのための接点に押し付けられることになる。したがって、SIMカードクランプ機構は、適切な接触を確実にするためにSIMカードをそのクレードルに効果的に位置決めする方法に対応する。
【0033】
与圧クランプポスト27はまた、分解ラッチ機構の一部であることができる。これは、SIMカードを点検する/SIMカードにアクセスするための機構を提供する。したがって、SIMカード29は、サービスループ(service loop)を持つFPCと共に、統合されたUSB/SIMアセンブリの取り外しを可能にする隠された(しかしアクセス可能な)ラッチ機構を備える。特定の例では、USBコネクタアセンブリ25(本明細書で論じられるように、USBモジュールとも呼ばれる)は、電子デバイスのバレルの外側部分の中に位置する。モジュールは、USBコネクタ23、PCB、SIMカード用クランプ機構、及びインタポーザ35を収容することができる。
【0034】
1つの例では、リジッドフレックスケーブルアセンブリがモジュールをタブレットボードに接続する。フレックスの幾何学的形状及びそれが折り畳まれる方法は、モジュール内のポケットによって収容される1つのループを形成するようになるものである。したがって、デバイスとの電気的な接続は、首尾一貫して維持される。ループは、モジュールがSIMカード点検のために外側バレルから部分的に取り外されるとき、フレックスが広げられることを可能にする。加えて、インタポーザ35は垂直導電材料(例えば.8mm厚さを有する)である。それは、モジュールのPCBとSIMカードとの間の電気的な接続を提供することができる。SIMカードは、特別な突起を持つポケット内に位置決めされることができ、その後クランプ機構によってインタポーザ35に押し付けられることができる。クランプは、モジュールをバレルに挿入することによって、作動されることができる。
【0035】
図1F−1Gは、コンピューティングデバイス(例えば、タブレット、ラップトップ、任意の種類のモバイルデバイス、等)のハウジングへのUSBコネクタアセンブリ25の1つの例示の挿入を示す簡略化された概略図である。図1Gは、取り外されているUSBコネクタアセンブリ25を示す。図1Gはまた、自己内蔵型ラッチアセンブリ39及び関連するラッチ機構33を示し、このラッチ機構はバネ荷重式であってもなくてもよい。例えば、小さい穴が、ラッチを下方に付勢するのに役立つスプリングを収容するために、ラッチ機構33の上部に設けられ得る。ラッチ機構33は、USBアセンブリを解放するために、操作される(例えば、工具、ペーパクリップ、等によって持ち上げられる)ことができる。1つの例では、USBアセンブリは、外部方向に(図1Gのこの図において、右に向かって)スライドすることができる。
【0036】
さらに図1Gに示されているのは、コレット機構37である。コレット機構37は、1又は複数の鉄を含むリング41を保持するように選択的に係合可能なクランプ機構を提供する。鉄を含むリング41は、(半径方向外側に押される)複数のボール、組み立てられたときボールを外向き位置に固定する回転可能なロックカムリング、及び組み立てられたときロックカムリングの回転を防ぐようにUSB/SIMアセンブリと整列するクロッキング(clocking)特徴部を含むことができる。コレットを取り除き、それをスナップリングに外側の鉄を含むリングを保持するために交換することによって、この要素を取り除くことができることが留意されるべきである。動作において、USBコネクタアセンブリ25は、ラッチ機構33によってバレル内に固定されることができる。ラッチ機構へのアクセスは、歯付きホイール/鉄を含むバンド組立体の後ろの見えない所に位置することができる。USBモジュールを取り外すために、オペレータは、歯付きホイールアセンブリの後の領域に達することができ、その後、小さいマイナスドライバ(又は同様の工具)でラッチを押すことができる。
【0037】
USBモジュールを収容する同じ外側バレルはまた、歯付きホイール/鉄を含むバンド支持アセンブリを収容することができる。アセンブリは、圧力ブッシュの60度回転によって作動されるコレット型設計によって固定されることができる。ブッシュは、例えば、マイナスドライバのような、単純な工具によって回転されることができる。いったんアセンブリをロックする所定の位置に回転されると、ブッシュは、USBモジュール延長部によって時間を測定され、USBモジュールが挿入されるとき、この延長部は、ブッシュのタイミング切り口と連動する。USBモジュールが取り外されるとき、圧力ブッシュは、それがクラッチアセンブリを解放する位置に回転されることを可能にされる。いったんクラッチアセンブリが解放されると、部品ごとに、取り外されることができ、バッテリが点検されることができる。
【0038】
図1Hは、本開示の1つの例による、オーディオジャック45を示す簡略化された概略図である。オーディオジャック45は、任意の適切なオーディオ、メディア、等の入力を受けることができる。加えて、オーディオジャック45は、特定の例において、バネ荷重式接点43を含み得る。1つの特定の実施では、オーディオジャックコネクタは、USBコネクタアセンブリを収容するものの反対の、外側バレルに位置する。その形態は、(アセンブリ及びボードへの電気的なコネクタに関して)USBモジュールのものと同様であることができる。しかし、それは、ユーザによって取り外し可能であることが意図されない。1つの例示のシナリオの動作において、オーディオジャックモジュールが設置された後、それはまた、シャフトの歯付きホイールの外側端部のためのピローブロック(pillow block)として働く。
【0039】
特定の実施では、オーディオジャックは、バレルと同心状に取り付けられ、オーディオジャックアセンブリは、USBアセンブリの反対側の端部のバレルの中に滑り込む。オーディオジャックは、特別な保持機構(例えば、バレルの内部から物体(例えば、ねじ、留め具等)を受けるナット)によって所定位置で保持されることができる。オーディオジャックアセンブリはまた、歯付きディスクとエンクロージャとの間の導電性の経路を提供することができる。バネ荷重式接点43は、アセンブリに設けられ、さらに、クラッチ機構のシャフトに対して荷重をかけられることができる。歯付きディスクは導電性である一方、シャシから絶縁されている。1つの特定の例では、電気的な経路が、歯付きディスクから、クラッチのシャフトを通って、そしてバネ荷重式接点43を通って、定められ、このバネ荷重式接点は、オーディオジャックアセンブリのPCBへの適切な接続を提供する柱として見られることができる。
【0040】
1つの例では、スナップリングが固定機構として使用される。スナップリングは、オーディオジャックによって受けられる又は捕えられることができ、さらに、鉄を含むリングの内側特徴部と係合することができる。あるいは、スナップリングは、鉄を含むリングのための支持を提供し且つオーディオジャックが外へ落ちることを防ぐように、円形凹所(バレル)の内壁の特徴部と係合し得るが、この方法は、本明細書に論じられるような、他の実施形態が行う方法でのオーディオジャックのサービス性を提供しない。
【0041】
図2は、2つのセグメントに切り離されている電子デバイス10の正射投影図を示す簡略化された概略図である。図3は、2つのセグメントが一緒に接続されているときの電子デバイスの正射投影図を示す簡略化された概略図である。ディスククラッチへのモーメントに集中すると、電子デバイス10の特定の設計は、電子デバイスのディスク特徴部のボリュームの内部にあるクラッチ要素を統合し、さらに、ディスクの要素をクラッチの中に組み込むことによって(すなわち、歯付きホール)スペースを節約する。一般的に、設計及びアセンブリ機構は、タブレットディスクサブアセンブリが、その設置された構成においてディスクサブアセンブリより小さい幅であるタブレットエンクロージャのスロットの中に設置されることを可能にする。実際のディスクは、シャシから物理的に絶縁される電力接続部とともに設計されることができる。加えて、電子デバイス10は、(例えば、向上した動作の範囲、よりコンパクトなサイズ、位置保持能力、及びより良いトルク伝達性能のために)電子デバイスのディスク特徴部の中心(又は他の場所)のディスク歯付きホイール特徴部との摩擦クラッチ統合を提供する。
【0042】
アクセサリ(例えばキーボード)の磁気バンドセグメントは、タブレットディスクの鉄を含むリングを引き付けることができる。中心リブ(以下に詳細に論じられる)は、バンドに集中される増幅された磁気強度を提供する。ベース部16への上部14の挿入中、クラッチに接続されるタブレットディスクの中心歯付きホイール特徴部は、アクセサリスコップ部の中心の歯と係合する。アクセサリスコップ部の中心リブは、適切なアライメント引き込み機能を提供するように働くことができる。包み込むことは、磁界の方向の集中を提供することができる。特定の例では、双方向の一様なトルク特性を持つクラッチがディスクに提供される。これは、上部14が、いずれかの向きでベース部16に挿入されることを可能にすることができ、さらに、運動に対する一様な抵抗を提供する。これは、典型的な標準的なラップトップクラッチと対照的であり、このラップトップクラッチは、一方の方向に小さい抵抗を又はスクリーンとキーボードとの間の角度に基づいて可変の抵抗を提供し得る。
【0043】
図4は、電子デバイス10のディスク溝40の簡略化された正射投影図である。この特定の例では、ディスク溝40は、1.0−3.5mmの範囲であることができるが、代替例は任意の他の適切な寸法を有し得る。図5は、1つの実施例による電子デバイス10の潜在的なアクセサリの正射投影図を示す簡略化された概略図である。この特定の例は、与えられたアクセサリに対する適切な結合を生じさせることができる対称セグメント50a−50bを含む。例えば、キーボードのようなアクセサリは、取り付けられるとき、タブレットのディスク機構とキーボードの間に電力が流れることを、したがって、キーボードに埋め込まれたBluetooth(登録商標)無線に給電することを可能にするように一体化されるようになる。
【0044】
図6は、本開示の1つの例による、電子デバイス10のアクセサリドック60の正射投影図を示す簡略化された概略図である。アクセサリドック60は、接続活動中に適切な引き込み/案内機能を提供することができる。図7は、電子デバイス10に関連付けられるアクセサリバンドコンポーネントの下側を示す簡略化された概略図である。反対側の(且つバンドに設置される)磁気コンポーネントは、望ましくない浮遊磁界を減少させるために適切な裏当て材(例えば、スチール裏当て材)を伴い得る。このような裏当て材無しでは、磁力は、他のコンポーネントとの相互作用の可能性の増大があり、クレジットカード情報を変え、幾つかのストレージ要素を破損等し得る。バンド/キーボードの形状及びタブレット遷移は、接続の強力な磁気引張力を克服するためにレバーとしてタブレットを使用することによってキーボードからタブレットのカムアウト(cam−out)解放を可能にすることができる。キーボードからタブレットへの磁気引っ張りは、キーボードバンドとタブレットとの間の電気的な接触及び機械的な接続を確実にすることができる。クラッチアセンブリは、2つのクラッチを通じて行われるタブレットとキーボードとの間の正及び負の接続を可能にするように、タブレット及びキーボードエンクロージャから電気的に絶縁されることができる。キーボードバンドのトルク伝達歯へのタブレットディスク要素の歯付きホイール特徴部の物理的な接触は、電力及び/又は信号がタブレットからキーボードに通過することを可能にする。歯付きディスクは、キーボードからタブレットにトルクを適切に伝達することができる。加えて、幾つかの例は、歯付きディスクをシャシから電気的に絶縁するために、プラスチック収容されたクラッチ要素を使用し得る。
【0045】
図8は、周囲のキーボードハウジングが取り外された状態のキーボード電子装置及び磁気バンド80の正射投影図を示す簡略化された概略図である。図9は、関連付けられるキーボード電子装置及び磁気バンドが取り外された状態のキーボードハウジング90を示す。図10は、電子デバイス10と関連付けられるヒンジアセンブリ100を示す簡略化された概略図である。図11−14は、電子デバイス10と関連付けられる幾つかのヒンジアセンブリコンポーネント110/120/130/140を示す簡略化された概略図である。電子デバイス10の設計及びアセンブリ機構は、タブレットディスクのアセンブリディスクより小さいスロットの中への組立を可能にする。図15は、本開示と関連付けられる1つの潜在的な設計配置150を示す簡略化された概略図である。
【0046】
1つの例の動作において、保持のために3ピーススナップがある。電力信号は、3ピースのそれぞれを別々に通って伝搬することができる。加えて、電力信号は、中心のピースを通って流されることができ、2つの外側のピースは絶縁体として動作する。キーボード側スナップが1つのピースを備えることができ、スロットは、外側スナップバンドの及び内側トルク掴みバンド/歯の独立した動作を可能にするために使用される。さらに他の実施では、1ピーススナップが、3つのセクションの分離無しに設けられることができる。任意の適切なプラスチック、繊維強化プラスチック、高弾性金属(例えば、チタニウム)がこのような例に使用されることができることに留意されるべきである。また、1ピーススナップに関して、3ピーススナップ、及び磁気保持は、全て、電子デバイスのクラッチ無しで実施されることができることに留意されたい。例えば、クラッチ機構を使用する代わりに、電子デバイスは及びアクセサリは、(例えば、それらのそれぞれの円筒係合表面の摩擦により)互いに対して角度的に所定位置に保持されることができる。
【0047】
幾つかの例では、クラッチ機構は、デバイスディスクの内部にある必要はない(例えば、それらは、幾つかの図面においてバッテリによって占拠されているように示される領域にあることができる)。本質的に、任意のクラッチ機構が、本開示の教示を含むために使用されることができる。加えて、摩擦力は、本開示の幾つかの例において両方向で等しくなる必要はない。
【0048】
実際の組み立てに関して、2つの鉄を含むスチールバンドの一方は、トルク挿入を用いて組み立てられることができ、その後、それを、第2の鉄を含むスチールバンドが中心歯付きディスクを越えて緩く存在する状態で、中心バレルセクションにスライドさせることによってタブレットに挿入されることができ、この中心歯付きディスクは、鉄を含むスチールバンドの内径より小さい外径を有する。その後、コネクタサブアセンブリが、外側から、タブレットバルブの外側部分を通って押し込まれることができ、第2の鉄を含むスチールバンドはその上に固定されることができる。
【0049】
幾つかの例では、歯付きホイールを通って電力信号を通す代わりに、幾つかの形態が、アクセサリ側にワイピング接点を持つ1又は複数のディスクを通って電力信号を通過させることができる。他の形態は、必ずしも示されている鉄を含む特徴部である必要はないディスク特徴部を通って電力信号を通過させることができるが、金属の任意の他のリングが設定として使用されることができる。さらに他の例では、電力信号が、プラグインコネクタを通過されることができる(例えば、そのオス側突出部がキーボード側に組み込まれ且つそのメス側が電子デバイスに組み込まれる)。これは、効果的に電気接続を作ることができ、さらに、キーボードとタブレットとの間のトルク伝達の唯一のポイントとして使用されることができる。このような例は、歯付きホイールに係合する歯の拡大されたバージョンのようであることに留意されたい。これは、それが、タブレット及びキーボード(又は任意の他のアクセサリ)が、それらが1つの向きにあるとき、接続されることのみを可能にし得るという点で、かならずしも理想的でないかもしれない。仮想的には、任意の他の電気接続方法が、使用されることができ、したがって、明らかに本開示の範囲内である。追加的には、(ヒンジで一緒になる)バレル及びスコップに対する代替形態が、本開示の教示から逸脱することなしに、使用されることができる。潜在的には扱いにくいが、このような形態は、本開示の実行可能な代替例を示す。
【0050】
図16は、電子デバイス10と関連付けられるドッキングステーション160の例を示す簡略化された概略図である。一般的な提案として、本開示のディスクヒンジ設計(シャシから絶縁された電力を伴う)は、より完全に統合されたタブレットアクセサリ能力を可能にし、したがって、無数の機能的タブレットアクセサリを生む。例えば、ドッキングステーション160は1つのこのような実施である。図17は、電子デバイス10と関連付けられる代替のスピーカの例170を示す簡略化された概略図である。図17の描写は例として提供されているだけであるので、任意の適切なオーディオシステムが、本開示と併せて提供されることができる。図18は、離散したボールディテント機構を使用する代替ヒンジ設計180を示す簡略化された概略図である。ディテントは、ホイール、軸、又はスピンドルの回転に機械的に抵抗する又は止めるために使用される装置である。このような装置は、単純なピンから機械にわたる任意のものであることができる。特定の例では、ディテントは、1つの方向の回転を単に止めるために、又は回転を離散的な増加に意図的に分割するために使用される。
【0051】
図19は、電子デバイス10と関連付けられる潜在的な電子機器を示す簡略化されたブロック図である。より具体的には、図19は、電子デバイス10の任意の部分に含まれ得る(又は部分によって共有され得る)例示のシステム2600の例を示す。システム2600は、タッチ入力デバイス2502、タッチコントローラ2602、1又は複数のプロセッサ2604、少なくとも1つのプロセッサ2604に結合されるシステム制御ロジック2606、システム制御ロジック2606に結合されるシステムメモリ2608、システム制御ロジック2606に結合されるディスプレイコントローラ2612、ディスプレイに結合されるディスプレイコントローラ2612、システム制御ロジック2606に結合される電力管理コントローラ2618、及びシステム制御ロジック2606に結合される通信インタフェース2620を含む。
【0052】
タッチ入力デバイス2502は、タッチセンサ2520を含み、それぞれは、例えば、限定ではなしに、静電容量の、抵抗の、表面音響波(SAW)、赤外線、及び光学イメージングのような任意の適切なタッチセンス技術を使用して実装され得る。タッチ入力デバイス2502は、特定の例では、任意の適切なマルチタッチ技術を使用して実装され得る。
【0053】
システム制御ロジック2606は、特定の例では、少なくとも1つのプロセッサ2604への及び/又はシステム制御ロジック2606と通信する任意の適切なデバイス又はコンポーネントへの任意の適切なインタフェースを提供するために、任意の適切なインタフェースコントローラを含み得る。システム制御ロジック2606は、特定の例では、システムメモリ2608へのインタフェースを提供するために1又は複数のメモリコントローラを含み得る。システムメモリ2608は、例えば、システム2600に対する、データ及び/又は命令をロードし且つ記憶するために使用され得る。システムメモリ2608は、特定の例では、例えば、適切なダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)のような、任意の適切な揮発性メモリを含み得る。システム制御ロジック2606は、特定の例では、ディスプレイデバイス、タッチコントローラ2602、並びに非揮発性メモリ及び/又はストレージデバイス2610へのインタフェースを提供するために、1又は複数のインプット/アウトプット(I/O)コントローラを含み得る。
【0054】
非揮発性メモリ及び/又はストレージデバイス2610は、例えば、ソフトウェア2628内に、データ及び/又は命令を記憶するために使用され得る。非揮発性メモリ及び/又はストレージデバイス2610は、例えばフラッシュメモリのような任意の適切な非揮発性メモリを含み得る、及び/又は、例えば、1又は複数のハードディスクドライブ(HDD)、1又は複数のコンパクトディスク(CD)ドライブ、及び/又は1又は複数のデジタル多用途ディスク(DVD)ドライブのような、任意の適切な非揮発性ストレージデバイスを含み得る。
【0055】
電力管理コントローラ2618は、電子デバイス10が開いた形態であるか閉じた形態であるか及び/又は電子デバイス10の物理的な向きに基づいて、電子デバイス10の様々な電力管理及び/又は電力節約機能を制御するように構成される電力管理ロジック2630を含む。1つの例では、電力管理コントローラ2618は、電子デバイス10が閉じた形態にあるとき、低減された電力で動作され得る又はオフにされ得るかのいずれかであるシステム2600のコンポーネント又はデバイスの電力消費を減少させるように構成される。例えば、電子デバイス10が閉じた形態にあるときの特定の例では、電力管理コントローラ2618は、以下の1又は複数を実行し得る:ディスプレイの使用されていない部分及び/又はそれに関連付けられる任意のバックライトの電源を切る;より少ない計算能力が閉じた形態において必要とされる場合1又は複数のプロセッサ2604をより低い電力状態に行くことを許容する;及び電子デバイス10が閉じた形態にあるとき使用されない、キーボード108のような、任意のデバイス及び/又はコンポーネントを停止させる。
【0056】
通信インタフェース2620は、1又は複数のネットワークを通じて及び/又は任意の他の適切なデバイスと通信するためにシステム2600のためのインタフェースを提供し得る。通信インタフェース2620は、任意の適切なハードウェア及び/又はファームウェアを含み得る。通信インタフェース2620は、特定の例では、例えば、ネットワークアダプタ、ワイヤレスネットワークアダプタ、電話モデム、及び/又はワイヤレスモデムを含み得る。
【0057】
システム制御ロジック2606は、特定の例では、例えば、音声を対応するデジタル信号に変換するのに役立つ及び/又はデジタル信号を対応する音声に変換するのに役立つオーディオデバイス、カメラ、カムコーダ、プリンタ、及び/又はスキャナのような、任意の適切な入力/出力デバイスへのインタフェースを提供するために、1又は複数の入力/出力(I/O)コントローラを含み得る。
【0058】
1つの例に関して、少なくとも1つのプロセッサ2604は、システム制御ロジック2606の1又は複数のコントローラのためのロジックと一緒にパッケージされ得る。1つの例では、少なくとも1つのプロセッサ2604は、システムインパッケージ(SiP)を形成するようにシステム制御ロジック2606の1又は複数のコントローラのためのロジックと一緒にパッケージされ得る。1つの例では、少なくとも1つのプロセッサ2604は、システム制御ロジック2606の1又は複数のコントローラのためのロジックとともに同じダイに集積され得る。特定の例に関して、少なくとも1つのプロセッサ2604は、システムオンチップ(SoC)を形成するようにシステム制御ロジック2606の1又は複数のコントローラのためのロジックとともに同じダイに集積され得る。
【0059】
タッチ制御に関して、タッチコントローラ2602は、タッチセンサインタフェース回路2622及びタッチ制御ロジック2624を含み得る。タッチセンサインタフェース回路2622は、ディスプレイ26(すなわち、ディスプレイデバイス2510)の第1のタッチ表面層及び第2のタッチ表面層上のタッチ入力を検出するように結合され得る。タッチセンサインタフェース回路2622は、例えば、少なくとも部分的に、タッチ入力デバイス2502のために使用されるタッチセンス技術に依存し得る任意の適切な回路を含み得る。タッチセンサインタフェース回路2622は、1つの例では、任意の適切なマルチタッチ技術をサポートし得る。タッチセンサインタフェース回路2622は、1つの例では、第1のタッチ表面層及び第2のタッチ表面層に対応するアナログ信号を任意の適切なデジタルタッチ入力データに変換するための任意の適切な回路を含み得る。1つの例の適切なデジタルタッチ入力データは、例えば、タッチ位置又は座標データを含み得る。
【0060】
タッチ制御ロジック2624は、第1のタッチ表面層及び第2のタッチ表面層上のタッチ入力を検出するために、タッチセンサインタフェース回路2622を任意の適切な方法で制御するのを支援するように結合され得る。1つの例に関するタッチ制御ロジック2624はまた、タッチセンサインタフェース回路2622によって検出されるタッチ入力に対応するデジタルタッチ入力データを任意の適切な方法で出力するように結合され得る。タッチ制御ロジック2624は、例えば、タッチセンサインタフェース回路2622のために使用される回路に少なくとも部分的に依存し得る、任意の適切なハードウェア、ファームウェア、及び/又はソフトウェアロジック(例えば、非一時的な有形媒体)を含む、任意の適切なロジックを使用して実装され得る。
【0061】
タッチ制御ロジック2624は、処理のためにデジタルタッチ入力データをシステム制御ロジック2606及び/又は少なくとも1つのプロセッサ2604に出力するように結合され得る。1つの例に関する少なくとも1つのプロセッサ2604は、タッチ制御ロジック2624からのデジタルタッチ入力データ出力を処理するために任意の適切なソフトウェアを実行し得る。適切なソフトウェアは、例えば、任意の適切なドライバソフトウェア及び/又は任意の適切なアプリケーションソフトウェアを含み得る。図19に示されるように、システムメモリ2608は、適切なソフトウェア2626及び/又は不揮発性メモリ及び/又はストレージデバイスを格納し得る。
【0062】
本明細書で概略を説明した仕様、寸法、及び関係(例えば、高さ、幅、長さ、材料、等)の全ては、例示及び教示のためだけに提供されているに過ぎないことを留意しなければならない。これらのデータはそれぞれ本開示の精神、又は添付の請求項の範囲から逸脱することなく大幅に変更され得る。仕様は、限定されない例についてのみ適用されるものであり、したがって、そのように解釈されるべきである。上記の説明では、例が説明されている。このような例に対して、添付の請求項の範囲から逸脱することなく、さまざまな変形及び変更がなされ得る。説明及び図面は、これにしたがって、限定的ではなく例示的に解釈されるべきである。また、「電子デバイス」及び「タブレット」という用語は本明細書において交換可能な方法で用いられていることが留意されるべきである。
【0063】
多くの他の変化、代替、変形、変更、及び修正を当業者は確認することができ、本開示は添付の請求項の範囲内に入るような全てのそのような変化、代替、変形、変更、及び修正を包含することを意図する。本明細書に添付の請求項の範囲の解釈において、米国特許商標庁(USPTO)、さらに、この出願で発行される全ての特許の全ての読者を支援するために、出願人は、出願人が(a)用語「〜のための手段」又は「〜のためのステップ」が特定の特許請求の範囲において明確に使用されない限り、出願日に存在するため、添付の特許請求の範囲のいずれにも米国特許法(35USC)第112条第6パラグラフ(6)を行使することを意図しないこと、及び、(b)明細書内のいずれの記載によっても、そうでなければ添付の特許請求の範囲に反映されない何らかの方法において本開示を限定することを意図しないこと、を留意することを望む。
【0064】
実施例
例1は、ノートブックコンピュータ又はラップトップのような、複数の電子コンポーネント(任意のタイプのハードウェア、素子、回路等を含む)に結合される回路基板を含む、電子デバイスを含むことができる。電子デバイスはまた、少なくとも電子デバイスの凹所の一部の中に配置されることになるコネクタアセンブリを含むことができ、コネクタアセンブリは:コネクタ(例えば、USBケーブル、ワイヤ、オス又はメスコネクタ、サムドライブ、フラッシュドライブ等のようなUSBコンポーネント)を受けることになる第1のアセンブリ(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)アセンブリ);及びユーザと電子デバイスとの間の関連を提供することになる識別モジュール(例えば、SIMカード)を受けることになる第2のアセンブリ(例えば、加入者識別モジュール(SIM)アセンブリ);を含む。
【0065】
例2では、例1の主題が、オーディオ入力を受けることになるオーディオジャックを任意選択で含むことができ、オーディオジャックアセンブリは、電子デバイスの円形凹所と同心状に設けられる。より具体的な実施では、オーディオジャックアセンブリは、円形凹所の内部から物体を受けることになる保持機構によって固定される。加えて、オーディオジャックアセンブリはさらに、電子デバイスのクラッチ機構のシャフトに対して荷重を負荷されることになるバネ荷重式設定を含むことができる。電気的な経路が、クラッチのシャフトからバネ荷重式接点を通って定められることができる。バネ荷重式接点は、オーディオジャックアセンブリの回路基板への接続を提供するポストであることができる。
【0066】
例3では、電子デバイスは、電子デバイスの凹所内に配置されることになる(例えば、任意の適切なハードウェア、ハウジング等を通じて)コネクタアセンブリを受けるための手段を含むことができ、コネクタアセンブリは、USBコンポーネントを受けることになるUSBアセンブリ;及びユーザと電子デバイスとの間の関連を提供することになるSIMカードを受けることになるSIMアセンブリ;を含み得る。電子デバイスはまた、(例えば、任意の適切なインタフェース、リンク、バス、通信経路、ハードウェア、プロセッサ、ソフトウェア、回路、ハブ、コントローラ等を使用して)電子デバイスとコネクタアセンブリとの間の電気的な接触を促進するための手段を含み得る。
図1A
図1B
図1C
図1D
図1E
図1F
図1G
図1H
図2
図3
図4
図5
図6
図7
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