特許第6367431号(P6367431)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6367431
(24)【登録日】2018年7月13日
(45)【発行日】2018年8月1日
(54)【発明の名称】乗客コンベア
(51)【国際特許分類】
   B66B 29/04 20060101AFI20180723BHJP
   B66B 23/22 20060101ALI20180723BHJP
【FI】
   B66B29/04 C
   B66B23/22 G
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2017-117765(P2017-117765)
(22)【出願日】2017年6月15日
【審査請求日】2017年6月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】390025265
【氏名又は名称】東芝エレベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100076314
【弁理士】
【氏名又は名称】蔦田 正人
(74)【代理人】
【識別番号】100112612
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 哲士
(74)【代理人】
【識別番号】100112623
【弁理士】
【氏名又は名称】富田 克幸
(74)【代理人】
【識別番号】100163393
【弁理士】
【氏名又は名称】有近 康臣
(74)【代理人】
【識別番号】100189393
【弁理士】
【氏名又は名称】前澤 龍
(74)【代理人】
【識別番号】100059225
【弁理士】
【氏名又は名称】蔦田 璋子
(72)【発明者】
【氏名】山本 達
【審査官】 須山 直紀
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−216403(JP,A)
【文献】 特開2013−193849(JP,A)
【文献】 特開2011−219195(JP,A)
【文献】 特開2016−145096(JP,A)
【文献】 特開2017−030952(JP,A)
【文献】 特開2015−147642(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66B 29/04
B66B 23/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無端状に連結され循環移動する複数の踏段と、
前記踏段の両側に配置されたスカートガードパネルと、
長方形状であって、その長手方向が前記踏段の移動方向に沿うように前記スカートガードパネルに設けられた基台と、前記基台に取り付けられた蓋部と、前記基台と前記蓋部との間に配されたコイルバネとを有する、巻き込まれ防止部材とを有し、
前記基台が第1固定部材を有し、前記蓋部がこの第1固定部材と相対向する第2固定部材を有し、これら第1固定部材と第2固定部材とが前記コイルバネに挿入され、
前記蓋部が、乗客の体の一部が衝突し荷重を受けた際に、前記スカートガードパネルの法線方向に変位し、除荷された際に、前記コイルバネが前記蓋部の変位を元の位置に復元することを特徴とする乗客コンベア。
【請求項2】
前記巻き込まれ防止部材の蓋部が、10N以上の荷重を受けると変位することを特徴とする、請求項1に記載の乗客コンベア。
【請求項3】
前記巻き込まれ防止部材の蓋部が変位する際に、音を発する機構を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の乗客コンベア。
【請求項4】
乗客の体の一部が当接する前記蓋部の面が、湾曲していることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の乗客コンベア。
【請求項5】
乗客の体の一部が当接する前記蓋部の面が、軟質素材からなることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の乗客コンベア。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、乗客コンベアに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、エスカレータや動く歩道等の乗客コンベアにおいて、踏段とスカートガードパネルとの隙間に、シート状物が侵入したり、スカートの裾等が挟まれたりすることがあった。これを防止するために巻き込まれ防止部材として、スカートガードパネルに、その長さ方向に沿って基台を延設したり、基台にブラシ材を取り付けたりして、踏段とスカートガードパネルとの隙間へ物が侵入しないようにしていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−217323号公報
【特許文献2】特開2005−35782号公報
【特許文献3】特開2011−131966号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の通り、巻き込まれ防止部材としては、乗客や乗客の足元に置かれた物との接触を考慮し、刷毛体等の軟質素材からなるものや、乗客等との接触を考慮していない剛体からなるものしかなかった。
【0005】
そこで本発明の実施形態は、上記問題点に鑑み、乗客が衝突した際の衝撃を確実に緩和することができる、巻き込まれ防止部材を有する乗客コンベアを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態は、無端状に連結され循環移動する複数の踏段と、前記踏段の両側に配置されたスカートガードパネルと、長方形状であって、その長手方向が前記踏段の移動方向に沿うように前記スカートガードパネルに設けられた基台と、前記基台に取り付けられた蓋部と、前記基台と前記蓋部との間に配されたコイルバネとを有する、巻き込まれ防止部材とを有し、前記基台が第1固定部材を有し、前記蓋部がこの第1固定部材と相対向する第2固定部材を有し、これら第1固定部材と第2固定部材とが前記コイルバネに挿入され、前記蓋部が、乗客の体の一部が衝突し荷重を受けた際に、前記スカートガードパネルの法線方向に変位し、除荷された際に、前記コイルバネが前記蓋部の変位を元の位置に復元することを特徴とする乗客コンベアである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の一実施形態を示すエスカレータの下階部の一部概略側面図。
図2】本発明の一実施形態である巻き込まれ防止部材が取り付けられた状態を示すエスカレータの要部拡大模式縦断面図。
図3】本発明の一実施形態である巻き込まれ防止部材を踏段側から見た正面図。
図4】第1実施形態に係る、巻き込まれ防止部材の図3に示すA−A断面図。
図5】第1実施形態に係る、巻き込まれ防止部材の図3に示すB−B断面図。
図6】第1実施形態に係る、巻き込まれ防止部材が荷重を受けた状態を示すB−B断面図。
図7】第2実施形態に係る、巻き込まれ防止部材の図3に示すB−B断面図。
図8】第2実施形態に係る、巻き込まれ防止部材が荷重を受けた状態を示すB−B断面図。
図9】第2実施形態に係る、巻き込まれ防止部材の変更例のB−B断面図。
【発明を実施するための形態】
【第1実施形態】
【0008】
以下、本発明の一実施形態のエスカレータ10を図1図6に基づいて説明する。
【0009】
(1)エスカレータ10
図1は、エスカレータ10の下階部を示しており、エスカレータ10は、枠組みである不図示のトラスが建屋の上階と下階に跨がって支持され、トラスの左右両側には、左右一対の欄干が立設されており、欄干の主要素はガラスパネル4により構成されている。
【0010】
欄干の側面下部には、鉛直方向に配置されるスカートガードパネル2と、スカートガードパネル2とガラスパネル4との間に配された内デッキ3がトラスに設けられた不図示の支持部材に固定されている。また、スカートガードパネル2と内デッキ3とは接続部材28(図2参照)を介して接続されている。
【0011】
図示しないが、トラスの上端部にある上階側の機械室内部には、踏段1を走行させる駆動装置と、駆動装置により回転する左右一対の主駆動スプロケットと、主駆動スプロケットと連結ベルトにより連結されて同期して回転する左右一対の手摺り駆動スプロケットが設けられている。
【0012】
また、トラスの下端部にある下階側の機械室27内には、不図示の左右一対の従動スプロケットが設けられている。上階側の左右一対の主駆動スプロケットと下階側の左右一対の従動スプロケットとの間には、不図示の左右一対の無端の踏段チェーンが掛け渡されている。
【0013】
左右一対の踏段チェーンには、複数の踏段1が等間隔で取り付けられており、上記駆動装置により、踏段1が左右一対のスカートガードパネル2の間を走行する。
【0014】
また、欄干の上部に不図示の手摺りレールが設けられ、この手摺りレールに沿って無端状の手摺りベルト5が、手摺り駆動スプロケットによって踏段1の移動と同期して循環移動する。
【0015】
エスカレータ10の乗降口であって、トラスの下端部にある下階側の機械室27の天井面には、下階側の乗降板25が水平に設けられ、その先端には、櫛歯状のコム26が設けられている。また、上階側の乗降口にも同様に乗降板及びコムが設けられている。
【0016】
無端状に連結された複数の踏段1は、下降している時の往路は、上階側のコムから露出した後、踏段1の乗客が搭乗する面を水平に保ちながら、踏段1が階段状に移動する傾斜部分を下階側へと移動し、帰路は、下階側のコム26からトラス内に侵入し、トラス内を移動することで上階に到り循環移動する。
【0017】
(2)巻き込まれ防止部材6
図1に示すように、スカート等が巻き込まれるのを防止する、巻き込まれ防止部材6が、下階部の乗降口付近における踏段1の水平方向の移動に沿うように水平に配されたスカートガードパネル2に設けられている。
【0018】
巻き込まれ防止部材6は、図3〜6に示すように、長方形状であって、その長手方向が踏段1の移動方向に沿うようにスカートガードパネル2に設けられた基台7と、基台7に取り付けられた蓋部9と、基台7と蓋部9とに挟まれたコイルバネ11からなる弾性体とを有する。
【0019】
なお、長方形状とは、完全に長方形でなくとも概ね長方形であればよく、例えば、面取りされた長方形や、図3に示すように両端部が円弧状の長方形等であってもよい。
【0020】
図2,3に示すように、巻き込まれ防止部材6は、基台7及びスカートガードパネル2に設けられたネジ穴に、スカートガードパネル2の踏段1側からネジ21が挿入され、スカートガードパネル2の裏面側からナット22及びワッシャー23によりネジ止めすることにより、スカートガードパネル2に取り付けられている。また、図1に示すように、巻き込まれ防止部材6は、基台7の乗降口側の端部が、コム26の先端付近まで延びている。
【0021】
基台7は、図3〜6に示すように、蓋部9を受け入れる凹部8と、凹部8の蓋部9と対向する面に設けられた、コイルバネ11を固定する円柱状の第1固定部材16と、凹部8の長手方向の縁部には蓋部9を係止する係止部20とを有する。
【0022】
蓋部9の形状は、接触した乗客を保護する観点から、乗客の体の一部と当接する面が湾曲している。すなわち、蓋部9の形状はドーム型であり、より詳しくは、中央部は略半円筒体を伏せた形状であり、その両側(両端部)は略4等分された球体型に形成されている。この蓋部9の長手方向の縁部には、フランジ19が形成されている。フランジ19は、基台7が有する係止部20により係止され、蓋部9は基台7に取り付けられている。
【0023】
また、蓋部9の内側には円柱状の第2固定部材17が設けられ、第1固定部材16と対となり、それぞれ対向するように配されている。コイルバネ11は、その一方の端部に第1固定部材16が挿入され、他方の端部に第2固定部材17が挿入されて、基台7と蓋部9とに当接し固定されている。
【0024】
蓋部9は、図5の矢印で示すように、乗客の体の一部が衝突し荷重Fを受けた際に、図6に示すように、スカートガードパネル2の法線方向に変位し、除荷された際には、矢印で示すようにコイルバネ11の弾性力F’により蓋部9は元の位置に復元される。
【0025】
また、巻き込まれ防止部材6は、蓋部9が変位する際に、不図示の音を発する機構を有するものである。音を発する機構としては、例えば、繰り返し機能する接触式ブザー等が挙げられる。
【0026】
(3)効果
本実施形態によれば、乗客のスカート等が巻き込まれ防止部材6に接触した程度の荷重では、蓋部9は変位することなく、踏段1とスカートガードパネル2との隙間にスカート等が巻き込まれないよう、踏段1側にスカート等を排出することができる。
【0027】
また、乗客の体の一部が巻き込まれ防止部材6に衝突した場合には、蓋部9はスカートガードパネル2に対して法線方向に変位することにより、乗客に対する衝撃を緩和することができ、除荷された際には、蓋部9は元の位置に復元されるため、本実施形態に係る、巻き込まれ防止部材6は繰り返し使用することができる。
【0028】
さらに、本実施形態に係る、巻き込まれ防止部材6は、蓋部9が変位することにより、音を発する機構を有するものであり、乗客が巻き込まれ防止部材6に衝突した場合、踏段1とスカートガードパネル2との隙間にスカート等が巻き込まれないよう乗客に対して注意喚起をすることができる。
【0029】
巻き込まれ防止部材6は、耐摩耗性の観点から、蓋部9として硬質素材を使用しても乗客への衝撃を緩和することができ、乗客への衝撃をより緩和する観点から、軟質素材を使用することもできる。
【0030】
また、蓋部9は、基台7から取り外し可能であるため、蓋部9や弾性体等が劣化しても、容易に交換することができる。
【0031】
(4)変更例
上記実施形態では、図4に示すように、内部に3つのコイルバネ11が配された、巻き込まれ防止部材6について説明したが、これに限定されず、コイルバネ11が1つ配されたものであってもよく、2つ、又は4つ以上配されたものであっても良い。
【第2実施形態】
【0032】
第1実施形態では、巻き込まれ防止部材6の弾性体としてコイルバネ11を適用したものについて説明したが、第2実施形態に係る、巻き込まれ防止部材6の弾性体は、板バネ12からなるものである。
【0033】
板バネ12は、図7〜9に示すように、3層構造からなるものであって、短辺方向両側端部が折りたたまれ、基台7と当接する下部板バネ13と、下部板バネ13の折りたたまれた端部に載置され、蓋部9と当接する上部板バネ15と、下部板バネ13と上部板バネ15の中間に位置し、下部板バネ13の折りたたまれた端部に支持される中間板バネ14とを有するものである。
【0034】
上部板バネ15は、荷重が掛かり変形した時に音を発するものであり、除荷された際には復元する。
【0035】
また、蓋部9は、図7,8に示すように上部板バネ15を押圧する押圧部18を有するものである。図7の矢印に示すように、乗客の体の一部が巻き込まれ防止部材6に衝突し、荷重Fが掛かった場合には、図8に示すように押圧部18が上部板バネ15を押圧し、板バネ12全体が変形することにより蓋部9はスカートガードパネル2に対して法線方向に変位することで、乗客に対する衝撃を緩和することができる。除荷された際には、図8の矢印に示すように、板バネ12の弾性力F’により、蓋部9は元の位置に復元され、繰り返し使用することができる。
【0036】
(5)変更例
音を発する機構としては、音を発する上部板バネ15の代わりに、接触式ブザー等を適用することもできる。
【0037】
上記第2実施形態では、蓋部9が押圧部18を有するものについて説明したが、図9に示すように蓋部9の裏面側が直接上部板バネ15を押圧するものであっても良い。
【0038】
また、蓋部9は、図9に示すように、乗客への衝撃を緩和するために、その上面に軟質素材により分厚く形成された、半球型や、半楕円球型、ドーム型等のクッション部24を有するものであっても良い。
【変更例】
【0039】
上記第1,2実施形態では、巻き込まれ防止部材6が下階部に設けられたものについて説明したが、上階部に設けられていても良く、下階から上階にかけて、連続的又は断続的に設けられていても良い。
【0040】
巻き込まれ防止部材6に用いられる弾性体の弾性力は、乗客の体の一部が衝突した場合に蓋部9が変位する程度の弾性力であるが、例えば、10N以上の荷重を受けると蓋部9が変位する程度のものとすることができる。
【0041】
蓋部9の素材は、上述の通り、特に限定されないが、例えば、アルミニウムや鉄等の金属や、プラスチック等であっても良く、乗客が衝突したときの衝撃を緩和する観点から、塩化ビニール等の軟質素材であっても良い。
【0042】
巻き込まれ防止部材6の色は、特に限定されないが、乗客への注意喚起の観点からは、黄色であっても良く、意匠性の観点からは、スカートガードパネル2と同系色であっても良い。
【0043】
上記第1,2実施形態では、エスカレータ10に適用して説明したが、これに代えて動く歩道に適用しても良い。
【0044】
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0045】
10・・・エスカレータ、1・・・踏段、2・・・スカートガードパネル、3・・・内デッキ、4・・・ガラスパネル、5・・・手摺りベルト、6・・・巻き込まれ防止部材、7・・・基台、8・・・凹部、9・・・蓋部、11・・・コイルバネ、12・・・板バネ、13・・・下部板バネ、14・・・中間板バネ、15・・・上部板バネ、16・・・第1固定部材、17・・・第2固定部材、18・・・押圧部、19・・・フランジ、20・・・係止部、21・・・ネジ、22・・・ナット、23・・・ワッシャー、24・・・クッション部、25・・・乗降板、26・・・コム、27・・・機械室、28・・・接続部材
【要約】
【課題】乗客が衝突した際の衝撃を確実に緩和することができる、巻き込まれ防止部材を有する乗客コンベアを提供する。
【解決手段】本発明の実施形態は、無端状に連結され循環移動する複数の踏段1と、踏段1の両側に配置されたスカートガードパネル2と、長方形状であって、その長手方向が踏段1の移動方向に沿うようにスカートガードパネル2に設けられた基台7と、基台7に取り付けられた蓋部9と、蓋部9の内部に設けられた弾性体とを有する、巻き込まれ防止部材6とを有し、蓋部9が、乗客の体の一部が衝突し荷重を受けた際に、スカートガードパネル2の法線方向に変位し、除荷された際に、弾性体が蓋部9の変位を元の位置に復元することを特徴とする乗客コンベアである。
【選択図】 図2
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9