特許第6367446号(P6367446)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6367446情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6367446
(24)【登録日】2018年7月13日
(45)【発行日】2018年8月1日
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 17/30 20060101AFI20180723BHJP
   G06Q 50/12 20120101ALI20180723BHJP
【FI】
   G06F17/30 380E
   G06F17/30 380D
   G06Q50/12
【請求項の数】13
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2017-180137(P2017-180137)
(22)【出願日】2017年9月20日
(65)【公開番号】特開2018-73396(P2018-73396A)
(43)【公開日】2018年5月10日
【審査請求日】2018年1月10日
(31)【優先権主張番号】特願2016-205756(P2016-205756)
(32)【優先日】2016年10月20日
(33)【優先権主張国】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】500175565
【氏名又は名称】株式会社ぐるなび
(74)【代理人】
【識別番号】100104215
【弁理士】
【氏名又は名称】大森 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100196575
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 満
(74)【代理人】
【識別番号】100168181
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 哲平
(74)【代理人】
【識別番号】100117330
【弁理士】
【氏名又は名称】折居 章
(74)【代理人】
【識別番号】100160989
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 正好
(74)【代理人】
【識別番号】100168745
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 彩子
(74)【代理人】
【識別番号】100176131
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 慎太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100197398
【弁理士】
【氏名又は名称】千葉 絢子
(74)【代理人】
【識別番号】100197619
【弁理士】
【氏名又は名称】白鹿 智久
(72)【発明者】
【氏名】西澤 潔
(72)【発明者】
【氏名】上川 友希
【審査官】 鹿野 博嗣
(56)【参考文献】
【文献】 特許第5969100(JP,B2)
【文献】 特開2010−146061(JP,A)
【文献】 特開2011−059933(JP,A)
【文献】 特開2008−146147(JP,A)
【文献】 特開2016−131046(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 17/30
G06Q 50/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の飲食店が提供可能な複数のメニューに関するメニュー情報を含む飲食店情報を記憶する記憶手段と、
ユーザ端末と通信可能な通信手段と、
前記ユーザ端末からメニュー名を検索条件とする飲食店検索要求を受信した場合に、前記飲食店情報を基に、前記メニュー名に対応するメニューを前記メニュー情報に含む飲食店毎の飲食店情報欄一覧を生成し、当該飲食店情報欄一覧上で各飲食店が提供可能なメニューのうち前記メニュー名に対応する少なくとも1つのメニューを示す対応メニュー情報を掲載した検索結果ページを前記ユーザ端末へ送信するように前記通信手段を制御可能な制御手段と
を具備し、
前記制御手段は、前記検索条件とされたメニュー名に対応する、3以上の複数のメニューを前記メニュー情報に含む飲食店が検索された場合に、当該複数のメニューから抽出された、前記検索されたメニューの数未満の2以上の所定数のメニューを示す対応メニュー情報を前記各飲食店情報欄に掲載するように前記検索結果ページを制御する
情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、前記検索された複数のメニューのうち、文字数の少ない順に前記所定数のメニューを抽出する
情報処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、前記検索された複数のメニューのうち、前記飲食店情報中に多く含まれる順に前記所定数のメニューを抽出する
情報処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、前記検索された複数のメニューのうち、金額が安い、または、人気度が高い順に前記所定数のメニューを抽出する
情報処理装置。
【請求項5】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、前記検索された複数のメニューの各文字数を基に、前記所定数のメニューの各文字数の合計が所定文字数以下となるように前記所定数を前記飲食店情報欄毎に決定する
情報処理装置。
【請求項6】
請求項1乃至4のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記記憶手段は、前記メニュー情報として前記各メニューに対応する画像を記憶し、
前記制御手段は、前記対応メニュー情報の少なくとも一部として前記メニューに対応する画像を掲載し、前記検索された複数のメニューに対応する各画像の大きさを基に、前記所定数のメニューに対応する各画像の掲載領域が所定面積以下となるように前記所定数を前記飲食店情報欄毎に決定する
情報処理装置。
【請求項7】
請求項1乃至4のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、前記各飲食店情報欄に含まれる、前記対応メニュー情報以外の情報の量と、前記所定数の対応メニュー情報の量の合計が所定量以下となるように前記所定数を前記飲食店情報欄毎に決定する
情報処理装置。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、前記飲食店情報欄を固定された面積で生成する
情報処理装置。
【請求項9】
複数のサービス施設が提供可能な複数のサービスプランに関するサービスプラン情報を含むサービス施設情報を記憶する記憶手段と、
ユーザ端末と通信可能な通信手段と、
前記ユーザ端末からサービスプラン名を検索条件とするサービス施設検索要求を受信した場合に、前記サービス施設情報を基に、前記サービスプラン名に対応するサービスプランを前記サービスプラン情報に含むサービス施設毎のサービス施設情報欄一覧を生成し、当該サービス施設情報欄一覧上で各サービス施設が提供可能なサービスプランのうち前記サービスプラン名に対応する少なくとも1つのサービスプランを示す対応サービスプラン情報を掲載した検索結果ページを前記ユーザ端末へ送信するように前記通信手段を制御可能な制御手段と
を具備し、
前記制御手段は、前記検索条件とされたサービスプラン名に対応する、3以上の複数のサービスプランを前記サービスプラン情報に含むサービス施設が検索された場合に、当該複数のサービスプランから抽出された、前記検索されたサービスプランの数未満の2以上の所定数のサービスプランを示す対応サービスプラン情報を前記各サービス施設情報欄に掲載するように前記検索結果ページを制御する
情報処理装置。
【請求項10】
情報処理装置の記憶部により、複数の飲食店が提供可能な複数のメニューに関するメニュー情報を含む飲食店情報を記憶し、
前記情報処理装置の制御部により、前記ユーザ端末からメニュー名を検索条件とする飲食店検索要求を受信した場合に、前記飲食店情報を基に、前記メニュー名に対応するメニューを前記メニュー情報に含む飲食店毎の飲食店情報欄一覧を生成し、
前記情報処理装置の通信部により、前記飲食店情報欄一覧上で各飲食店が提供可能なメニューのうち前記メニュー名に対応する少なくとも1つのメニューを示す対応メニュー情報を掲載した検索結果ページを前記ユーザ端末へ送信し、
前記制御部により、前記検索条件とされたメニュー名に対応する、3以上の複数のメニューを前記メニュー情報に含む飲食店が検索された場合に、当該複数のメニューから抽出された2以上の所定数のメニューを示す対応メニュー情報を前記各飲食店情報欄に掲載するように前記検索結果ページを制御する
情報処理方法。
【請求項11】
情報処理装置の記憶部により、複数のサービス施設が提供可能な複数のサービスプランに関するサービスプラン情報を含むサービス施設情報を記憶し、
前記情報処理装置の制御部により、前記ユーザ端末からサービスプラン名を検索条件とするサービス施設検索要求を受信した場合に、前記サービス施設情報を基に、前記サービスプラン名に対応するサービスプランを前記サービスプラン情報に含むサービス施設毎のサービス施設情報欄一覧を生成し、
前記情報処理装置の通信部により、前記サービス施設情報欄一覧上で各サービス施設が提供可能なサービスプランのうち前記サービスプラン名に対応する少なくとも1つのサービスプランを示す対応サービスプラン情報を掲載した検索結果ページを前記ユーザ端末へ送信し、
前記制御部により、前記検索条件とされたサービスプラン名に対応する、3以上の複数のサービスプランを前記サービスプラン情報に含むサービス施設が検索された場合に、当該複数のサービスプランから抽出された2以上の所定数のサービスプランを示す対応サービスプラン情報を前記各サービス施設情報欄に掲載するように前記検索結果ページを制御する
情報処理方法。
【請求項12】
情報処理装置に、
複数の飲食店が提供可能な複数のメニューに関するメニュー情報を含む飲食店情報を記憶するステップと、
前記ユーザ端末からメニュー名を検索条件とする飲食店検索要求を受信した場合に、前記飲食店情報を基に、前記メニュー名に対応するメニューを前記メニュー情報に含む飲食店毎の飲食店情報欄一覧を生成するステップと、
前記飲食店情報欄一覧上で各飲食店が提供可能なメニューのうち前記メニュー名に対応する少なくとも1つのメニューを示す対応メニュー情報を掲載した検索結果ページを前記ユーザ端末へ送信するステップと、
前記検索条件とされたメニュー名に対応する、3以上の複数のメニューを前記メニュー情報に含む飲食店が検索された場合に、当該複数のメニューから抽出された2以上の所定数のメニューを示す対応メニュー情報を前記各飲食店情報欄に掲載するように前記検索結果ページを制御するステップと
を実行させるプログラム。
【請求項13】
情報処理装置に、
複数のサービス施設が提供可能な複数のサービスプランに関するサービスプラン情報を含むサービス施設情報を記憶するステップと、
前記ユーザ端末からサービスプラン名を検索条件とするサービス施設検索要求を受信した場合に、前記サービス施設情報を基に、前記サービスプラン名に対応するサービスプランを前記サービスプラン情報に含むサービス施設毎のサービス施設情報欄一覧を生成するステップと、
前記サービス施設情報欄一覧上で各サービス施設が提供可能なサービスプランのうち前記サービスプラン名に対応する少なくとも1つのサービスプランを示す対応サービスプラン情報を掲載した検索結果ページを前記ユーザ端末へ送信するステップと、
前記検索条件とされたサービスプラン名に対応する、3以上の複数のサービスプランを前記サービスプラン情報に含むサービス施設が検索された場合に、当該複数のサービスプランから抽出された2以上の所定数のサービスプランを示す対応サービスプラン情報を前記各サービス施設情報欄に掲載するように前記検索結果ページを制御するステップと
を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲食店等のサービス施設に関する情報を提供可能な情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、所在地やカテゴリ等によって飲食店を検索し、検索された飲食店の情報を提供可能な飲食店情報提供システムが存在する。
【0003】
例えば、下記特許文献1には、ユーザが、日本食、中華料理、洋食等の希望の食事の種類を入力すると、車両の現在地周辺と当該入力された食事の種類を検索条件としてレストランを検索し、当該条件に合致するレストランの一覧を表示し、ユーザが1つのレストランを選択すると、そのレストランが提供するメニューの一覧を表示し、当該メニューの一覧からユーザがメニューを選択して来店時刻を指定すると、当該来店時刻にて当該レストランを予約するカーナビゲーションシステムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−310686号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、日本食、中華料理といった飲食店のカテゴリによって飲食店を検索することはできるものの、そのカテゴリに属するメニューの中でユーザが食べたいメニューを見つけるには、上記検索された飲食店の一覧中から1つの飲食店を選択し、さらにメニューの一覧を表示させて希望のメニューを見つける必要がある。
【0006】
また、例えば宴会プラン、飲み放題プラン等、ユーザが利用したいサービスプランを見つける際にも、上記検索された飲食店の一覧中から1つの飲食店を選択し、さらにサービスプランの一覧を表示させて希望のサービスプランを見つける必要がある。
【0007】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、ユーザが食べたいメニューのメニュー名または利用したいサービスプランのサービスプラン名をキーワードとして飲食店を検索し、その検索結果の一覧において当該キーワードに対応する各飲食店のメニューまたはサービスプランをユーザに容易に把握させ、それにより飲食店の選択をしやすくすることが可能な情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る情報処理装置は、記憶手段と通信手段と制御手段とを有する。上記記憶手段は、複数の飲食店が提供可能な複数のメニューに関するメニュー情報を含む飲食店情報を記憶する。上記通信手段は、ユーザ端末と通信可能である。上記制御手段は、上記ユーザ端末からメニュー名を検索条件とする飲食店検索要求を受信した場合に、上記飲食店情報を基に、上記メニュー名に対応するメニューを上記メニュー情報に含む飲食店毎の飲食店情報欄一覧を生成し、当該飲食店情報欄一覧上で各飲食店が提供可能なメニューのうち上記メニュー名に対応する少なくとも1つのメニューを示す対応メニュー情報を掲載した検索結果ページを上記ユーザ端末へ送信するように上記通信手段を制御可能である。また制御手段は、上記検索条件とされたメニュー名に対応する、3以上の複数のメニューを上記メニュー情報に含む飲食店が検索された場合に、当該複数のメニューから抽出された2以上の所定数のメニューを示す対応メニュー情報を上記各飲食店情報欄に掲載するように上記検索結果ページを制御する。
【0009】
これにより情報処理装置は、ユーザが食べたいメニューのメニュー名をキーワードとして飲食店を検索し、その検索結果の一覧において、所定数に限定して当該キーワードに対応する各飲食店のメニューを掲載することで、該当メニューをユーザに容易に把握させ、それにより飲食店の選択をしやすくすることができる。ここで上記飲食店情報欄一覧には、それぞれ異なる飲食店の飲食店情報欄が掲載され、1つの飲食店につき異なる飲食店情報欄が生成されることはない。
【0010】
上記制御手段は、上記検索された複数のメニューのうち、文字数の少ない順に上記所定数のメニューを抽出してもよい。
【0011】
これにより情報処理装置は、上記各飲食店情報欄を極力大きくならないよう制御することで、ユーザに閲覧しづらくなるのを防ぐことができる。
【0012】
上記制御手段は、上記検索された複数のメニューのうち、上記飲食店情報中に多く含まれる順に上記所定数のメニューを抽出してもよい。
【0013】
これにより情報処理装置は、飲食店情報により多く含まれる、注目度(おすすめ度)の高いメニューを抽出してユーザに提示することができる。
【0014】
上記制御手段は、上記検索された複数のメニューのうち、金額が安い、または、人気度が高い順に上記所定数のメニューを抽出してもよい。
【0015】
これにより情報処理装置は、ユーザにとって安価な、または人気のあるメニューをユーザに優先的に提示することができる。
【0016】
上記制御手段は、上記検索された複数のメニューの各文字数を基に、上記所定数のメニューの各文字数の合計が所定文字数以下となるように上記所定数を上記飲食店情報欄毎に決定してもよい。
【0017】
これにより情報処理装置は、検索された複数のメニューから、文字数の合計が所定文字数を超えない範囲で所定数のメニューを抽出することができる。
【0018】
上記記憶手段は、上記メニュー情報として上記各メニューに対応する画像を記憶し、
上記制御手段は、上記対応メニュー情報の少なくとも一部として上記メニューに対応する画像を掲載し、上記検索された複数のメニューに対応する各画像の大きさを基に、上記所定数のメニューに対応する各画像の掲載領域が所定面積以下となるように上記所定数を上記飲食店情報欄毎に決定してもよい。
【0019】
これにより情報処理装置は、検索された複数のメニューから、対応画像の掲載領域が所定面積を超えない範囲で所定数のメニューを抽出することができる。
【0020】
上記制御手段は、上記各飲食店情報欄に含まれる、上記対応メニュー情報以外の情報の量と、上記所定数の対応メニュー情報の量の合計が所定量以下となるように上記所定数を上記飲食店情報欄毎に決定してもよい。
【0021】
これにより情報処理装置は、検索された複数のメニューから、対応メニュー情報以外の情報(例えば店名、ジャンル名、所在地情報、店舗紹介記事等)との合計量が所定量を超えない範囲で所定数のメニューを抽出することができる。
【0022】
上記制御手段は、上記飲食店情報欄を固定された面積で生成してもよい。
【0023】
本発明の他の形態に係る情報処理装置は、記憶手段と通信手段と制御手段とを有する。上記記憶手段は、複数のサービス施設が提供可能な複数のサービスプランに関するサービスプラン情報を含むサービス施設情報を記憶する。上記通信手段は、ユーザ端末と通信可能である。上記制御手段は、前記ユーザ端末からサービスプラン名を検索条件とするサービス施設検索要求を受信した場合に、前記サービス施設情報を基に、前記サービスプラン名に対応するサービスプランを前記サービスプラン情報に含むサービス施設毎のサービス施設情報欄一覧を生成し、当該サービス施設情報欄一覧上で各サービス施設が提供可能なサービスプランのうち前記サービスプラン名に対応する少なくとも1つのサービスプランを示す対応サービスプラン情報を掲載した検索結果ページを前記ユーザ端末へ送信するように前記通信手段を制御可能である。また制御手段は、前記検索条件とされたサービスプラン名に対応する、3以上の複数のサービスプランを前記サービスプラン情報に含むサービス施設が検索された場合に、当該複数のサービスプランから抽出された、前記検索されたサービスプランの数未満の2以上の所定数のサービスプランを示す対応サービスプラン情報を前記各サービス施設情報欄に掲載するように前記検索結果ページを制御する。
【0024】
本発明の他の形態に係る情報処理方法は、
複数の飲食店が提供可能な複数のメニューに関するメニュー情報を含む飲食店情報を記憶し、
上記ユーザ端末からメニュー名を検索条件とする飲食店検索要求を受信した場合に、上記飲食店情報を基に、上記メニュー名に対応するメニューを上記メニュー情報に含む飲食店毎の飲食店情報欄一覧を生成し、
上記飲食店情報欄一覧上で各飲食店が提供可能なメニューのうち上記メニュー名に対応する少なくとも1つのメニューを示す対応メニュー情報を掲載した検索結果ページを上記ユーザ端末へ送信し、
上記検索条件とされたメニュー名に対応する、3以上の複数のメニューを上記メニュー情報に含む飲食店が検索された場合に、当該複数のメニューから抽出された2以上の所定数のメニューを示す対応メニュー情報を上記各飲食店情報欄に掲載するように上記検索結果ページを制御することを含む。
【0025】
本発明の他の形態に係る情報処理方法は、
複数のサービス施設が提供可能な複数のサービスプランに関するサービスプラン情報を含むサービス施設情報を記憶し、
前記ユーザ端末からサービスプラン名を検索条件とするサービス施設検索要求を受信した場合に、前記サービス施設情報を基に、前記サービスプラン名に対応するサービスプランを前記サービスプラン情報に含むサービス施設毎のサービス施設情報欄一覧を生成し、
前記サービス施設情報欄一覧上で各サービス施設が提供可能なサービスプランのうち前記サービスプラン名に対応する少なくとも1つのサービスプランを示す対応サービスプラン情報を掲載した検索結果ページを前記ユーザ端末へ送信し、
前記検索条件とされたサービスプラン名に対応する、3以上の複数のサービスプランを前記サービスプラン情報に含むサービス施設が検索された場合に、当該複数のサービスプランから抽出された2以上の所定数のサービスプランを示す対応サービスプラン情報を前記各サービス施設情報欄に掲載するように前記検索結果ページを制御することを含む。
【0026】
本発明のまた別の形態に係るプログラムは、情報処理装置に、
複数の飲食店が提供可能な複数のメニューに関するメニュー情報を含む飲食店情報を記憶するステップと、
上記ユーザ端末からメニュー名を検索条件とする飲食店検索要求を受信した場合に、上記飲食店情報を基に、上記メニュー名に対応するメニューを上記メニュー情報に含む飲食店毎の飲食店情報欄一覧を生成するステップと、
上記飲食店情報欄一覧上で各飲食店が提供可能なメニューのうち上記メニュー名に対応する少なくとも1つのメニューを示す対応メニュー情報を掲載した検索結果ページを上記ユーザ端末へ送信するステップと、
上記検索条件とされたメニュー名に対応する、3以上の複数のメニューを上記メニュー情報に含む飲食店が検索された場合に、当該複数のメニューから抽出された2以上の所定数のメニューを示す対応メニュー情報を上記各飲食店情報欄に掲載するように上記検索結果ページを制御するステップとを実行させる。
【0027】
本発明のまた別の形態に係るプログラムは、情報処理装置に、
複数のサービス施設が提供可能な複数のサービスプランに関するサービスプラン情報を含むサービス施設情報を記憶するステップと、
前記ユーザ端末からサービスプラン名を検索条件とするサービス施設検索要求を受信した場合に、前記サービス施設情報を基に、前記サービスプラン名に対応するサービスプランを前記サービスプラン情報に含むサービス施設毎のサービス施設情報欄一覧を生成するステップと、
前記サービス施設情報欄一覧上で各サービス施設が提供可能なサービスプランのうち前記サービスプラン名に対応する少なくとも1つのサービスプランを示す対応サービスプラン情報を掲載した検索結果ページを前記ユーザ端末へ送信するステップと、
前記検索条件とされたサービスプラン名に対応する、3以上の複数のサービスプランを前記サービスプラン情報に含むサービス施設が検索された場合に、当該複数のサービスプランから抽出された2以上の所定数のサービスプランを示す対応サービスプラン情報を前記各サービス施設情報欄に掲載するように前記検索結果ページを制御するステップとを実行させる。
【発明の効果】
【0028】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザが食べたいメニューのメニュー名をキーワードとして飲食店を検索し、その検索結果の一覧において当該キーワードに対応する各飲食店のメニューをユーザに容易に把握させ、それにより飲食店の選択をしやすくすることができる。しかし、当該効果は本発明を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】本発明の一実施形態に係る飲食店情報提供システムの構成を示した図である。
図2】本発明の一実施形態に係る飲食店情報提供サーバのハードウェア構成を示した図である。
図3】本発明の一実施形態に係る飲食店情報提供サーバが有するデータベースの構成を示した図である。
図4】本発明の一実施形態に係る飲食店情報提供サーバによる、飲食店情報提供処理の流れを示したフローチャートである。
図5】本発明の一実施形態においてユーザ端末上に表示される飲食店検索結果ページの例を示した図である。
図6】本発明の他の実施形態においてユーザ端末上に表示される飲食店検索結果ページの例を示した図である。
図7】本発明の他の実施形態においてユーザ端末上に表示される飲食店検索結果ページの例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
【0031】
[システムの構成]
図1は、本実施形態に係る飲食店情報提供システムの構成を示した図である。
【0032】
同図に示すように、このシステムは、インターネット50上の飲食店情報提供サーバ100と、複数のユーザ端末200とを含む。
【0033】
飲食店情報提供サーバ100は、飲食店に関する情報を掲載したポータルサイトを運営するウェブサーバである。飲食店情報提供サーバ100は、複数のユーザ端末200とインターネット50を介して接続されている。
【0034】
飲食店情報提供サーバ100は、上記ポータルサイトにおいて、ユーザ端末200のユーザ向けに飲食店情報の検索システムを提供する。具体的には、飲食店情報提供サーバ100は、ユーザ端末200からの検索要求に基づいて検索条件に合致する飲食店情報を検索し、検索結果を掲載したWebページを生成してユーザ端末200へ送信する。
【0035】
ユーザ端末200(200A,200B,200C...)は、ユーザにより使用される端末であり、例えばスマートフォン、携帯電話、タブレットPC(Personal Computer)、ノートブックPC、デスクトップPC等である。ユーザ端末200は、飲食店情報提供サーバ100へアクセスし、上記Webページを受信してブラウザ等により画面に表示する。
【0036】
ユーザ端末200は、ユーザの操作に基づいて飲食店の検索条件を決定し、当該検索条件に基づく飲食店検索要求を飲食店情報提供サーバ100へ送信する。本実施形態では、飲食店の所在地(最寄駅)やカテゴリ等、予め設定された検索条件をユーザ端末200のユーザが選択することで飲食店の検索要求の送信が可能なほか、ユーザが検索条件としてフリーワードを入力することで検索要求の送信が可能である。フリーワードは、例えば上記所在地やカテゴリ、飲食店名のほか、メニュー名であってもよい。以下の説明では、検索条件としてのフリーワードとしてメニュー名が含まれる場合について説明する(以下、このような検索手法を「メニュー名検索」とも称する)。
【0037】
[飲食店情報提供サーバのハードウェア構成]
図2は、上記飲食店情報提供サーバ100のハードウェア構成を示した図である。同図に示すように、飲食店情報提供サーバ100は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、入出力インタフェース15、及び、これらを互いに接続するバス14を備える。
【0038】
CPU11は、必要に応じてRAM13等に適宜アクセスし、各種演算処理を行いながら飲食店情報提供サーバ100の各ブロック全体を統括的に制御する。ROM12は、CPU11に実行させるOS、プログラムや各種パラメータなどのファームウェアが固定的に記憶されている不揮発性のメモリである。RAM13は、CPU11の作業用領域等として用いられ、OS、実行中の各種アプリケーション、処理中の各種データを一時的に保持する。
【0039】
入出力インタフェース15には、表示部16、操作受付部17、記憶部18、通信部19等が接続される。
【0040】
表示部16は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic ElectroLuminescence Display)、CRT(Cathode Ray Tube)等を用いた表示デバイスである。
【0041】
操作受付部17は、例えばマウス等のポインティングデバイス、キーボード、タッチパネル、その他の入力装置である。操作受付部17がタッチパネルである場合、そのタッチパネルは表示部16と一体となり得る。
【0042】
記憶部18は、例えばHDD(Hard Disk Drive)や、フラッシュメモリ(SSD;Solid State Drive)、その他の固体メモリ等の不揮発性メモリである。当該記憶部18には、上記OSや各種アプリケーション、各種データが記憶される。
【0043】
後述するが、特に本実施形態において、記憶部18は、飲食店情報データベース、ユーザ情報データベース、及び嗜好情報データベースを有し、またこれらデータベースを用いて、ユーザ端末200からのメニュー名検索要求に応じて飲食店情報を提供する処理に必要なアプリケーションその他のプログラムを記憶している。
【0044】
通信部19は、例えばEthernet用のNIC(Network Interface Card)や無線LAN等の無線通信用の各種モジュールであり、上記ユーザ端末200との間の通信処理を担う。
【0045】
なお、図示しないが、ユーザ端末200の基本的なハードウェア構成も上記飲食店情報提供サーバ100のハードウェア構成と略同様である。
【0046】
[飲食店情報提供サーバのデータベース構成]
図3は、上記飲食店情報提供サーバ100が有するデータベースの構成を示した図である。
【0047】
同図に示すように、飲食店情報提供サーバ100は、記憶部18に、飲食店情報データベース31、ユーザ情報データベース32、及びメニュー対応情報データベース33を有している。
【0048】
飲食店情報データベース31は、飲食店毎に、その飲食店の店名や所在位置情報、その飲食店を識別するID(店舗ID)の他、その飲食店の業態・サービスのカテゴリ情報、その飲食店を紹介する内容、すなわち、店舗のPR文等の店舗の特徴を示す情報、飲食店が行うイベント情報、飲食店が立地しているエリア情報、飲食店の住所、電話番号、飲食店に関する(飲食店を紹介する)画像データ、飲食店が提供するメニューに関するメニュー情報、営業時間、ウェブサイトURL等の情報を記憶している。
【0049】
上記メニュー情報は、上記ポータルサイト上の各飲食店のサイトに掲載されるメニューに対応する情報であり、各飲食店が提供可能な複数のメニューのメニュー名を、飲食店毎に記憶している。当該メニュー情報は、例えば前菜/メイン、ランチ/ディナー/コース等のメニューカテゴリ毎に記憶されてもよい。また上記画像データがメニューに対応するものである場合には、当該画像データはメニュー情報と対応付けられた記憶される。
【0050】
上記エリア情報は、例えば都道府県単位のものであるが、市区町村等のより狭い範囲の単位でも情報が記憶されてもよい。上記カテゴリ情報は、例えば和食、中華、イタリアン、フレンチ、焼肉等のメインカテゴリの他、和食における焼き鳥・天ぷら等、イタリアンにおけるパスタ・ピザ等のより詳細なサブカテゴリを含んでいてもよい。
【0051】
ユーザ情報データベース32は、ユーザ端末200を所有する、上記飲食店情報提供サーバ100が提供する上記ポータルサイトを介した飲食店情報サービスの利用者(会員)であるユーザに関する情報を記憶する。具体的には、ユーザ情報データベース32は、ユーザID、パスワード、氏名、メールアドレス、電話番号、住所、年齢(層)、性別、誕生日等の情報をユーザ毎に記憶している。
【0052】
メニュー対応情報データベース33は、上記メニュー情報に含まれる各メニュー名について、表記揺れまたは同義語、別名での表現、よくある誤植等、あいまい(fuzzy)検索用のルールを記憶している。
【0053】
これら各データベースは、後述する飲食店情報提供サーバ100による飲食店情報提供処理において、必要に応じて相互に参照されて用いられる。特に、ユーザ端末200からフリーワードによる飲食店の検索要求があった場合には、上記飲食店情報データベース31内のメニュー情報と併せて、上記メニュー対応情報データベース33も参照される。
【0054】
[飲食店情報提供サーバの動作]
次に、以上のように構成された飲食店情報提供サーバ100の動作について説明する。当該動作は、飲食店情報提供サーバ100のCPU11及び通信部19等のハードウェアと、記憶部18に記憶されたソフトウェアとの協働により実行される。以下の説明では、便宜上、CPU11を動作主体とする。
【0055】
図4は、飲食店情報提供サーバ100による、飲食店情報提供処理の流れを示したフローチャートである。
【0056】
同図に示すように、飲食店情報提供サーバ100のCPU11は、まず、ユーザ端末200から、検索条件としてフリーワードを含む飲食店検索要求を受信したか否かを判断する(ステップ41)。
【0057】
検索条件としてフリーワードを含む検索要求を受信したと判断した場合(Yes)、CPU11は、当該検索条件に合致する飲食店を、上記飲食店情報データベース31から検索する(ステップ42)。
【0058】
続いてCPU11は、上記検索条件に合致する飲食店毎の飲食店情報を上記飲食店情報データベース31から抽出し、当該飲食店情報を基に、飲食店情報掲載欄(店舗カセット)の一覧を生成する(ステップ43)。ここで、各店舗カセットは、例えば固定された同一面積で生成される。
【0059】
続いてCPU11は、上記抽出された各飲食店情報中のメニュー情報(メニュー名一覧)に、上記検索条件とされたフリーワードが含まれているか否かを判断する(ステップ44)。
【0060】
上記飲食店情報中のメニュー情報にフリーワードが含まれていないと判断した場合(No)には、上記生成した店舗カセット一覧を検索結果ページとして、検索要求元のユーザ端末200へ送信する(ステップ48)。
【0061】
一方、上記飲食店情報中のメニュー情報にフリーワードが含まれていると判断した場合(Yes)、CPU11は、各飲食店情報のメニュー情報に、当該フリーワードを含むメニュー名が、所定数を超える数だけ存在するか否かを判断する(ステップ45)。ここで所定数とは、例えば2つ、3つ等であるが、これらに限られない。
【0062】
上記メニュー情報にフリーワードを含むメニュー名が所定数を超える数だけ存在していると判断した場合(Yes)、CPU11は、当該所定数を超える数のメニュー名から、文字数の少ない順に所定数のメニューを抽出する(ステップ46)。例えば、所定数が2つであって、上記フリーワードを含むメニュー名が3つ存在しており、当該3つのメニュー名の文字数がそれぞれ8文字、10文字、12文字であった場合、CPU11は、8文字のメニュー名と10文字のメニュー名を抽出する。
【0063】
上記ステップ46で上記所定数を超える数のメニュー名から所定数のメニュー名を抽出した場合、または上記ステップ45で上記フリーワードを含むメニュー名が所定数以下しか存在しなかった場合(No)、CPU11は、当該所定数のメニュー名を、フリーワードの対応メニュー情報として店舗カセット内に掲載した上で、当該メニュー名に、当該店舗カセットに対応する飲食店のメニュー一覧情報へのハイパーリンクを設定する(ステップ47)。
【0064】
上記ステップ44〜ステップ47の処理は、上記店舗カセットに対応する飲食店毎に実行される。
【0065】
そしてCPU11は、上記対応メニュー情報を含む店舗カセット一覧を飲食店検索結果ページとして生成し(ステップ48)、それを検索要求元のユーザ端末200へ送信する(ステップ49)。
【0066】
図5は、飲食店情報提供サーバ100によって生成され、各ユーザ端末200の表示部に表示される飲食店検索結果ページの例を示した図である。同図はユーザ端末200がスマートフォンである場合の表示例であり、ユーザ端末200がノートブックPCやタブレットPCである場合には、それらの表示部の大きさに応じて表示態様も異なる。
【0067】
同図に示すように、飲食店検索結果ページは、検索された飲食店毎の店舗カセット54の一覧を含む。この店舗カセット54は1つの飲食店に対して1つのみ設けられており、同じ飲食店について複数の店舗カセット54が設けられることはない。また、当該店舗カセット54の一覧の例えば上部には、エリア/駅名入力ボックス51、フリーワード入力ボックス52及び検索ボタン53が設けられている。
【0068】
これら入力ボックス及び検索ボタン53は、ユーザ端末200が飲食店情報提供サーバ100へ検索要求を送信する際の検索要求画面(図示せず)でも表示され、当該検索結果ページにもそのまま反映されている。同図の例は、上記検索要求画面においてエリア/駅名入力ボックス51に「銀座」が入力され、フリーワード入力ボックス52に「ナポリタン」が入力されて検索ボタン53により検索要求が送信された場合の検索結果ページの例である。
【0069】
各店舗カセット54には、例えば飲食店名、飲食店へのアクセス情報、平均予算情報、当日の空席情報等の基本的な情報や、飲食店紹介画像55が含まれるほか、上記フリーワード入力ボックス52に入力されたフリーワードを含む対応メニュー情報56が含まれる。
【0070】
当該対応メニュー情報56は、上述したように、各飲食店の飲食店情報のメニュー情報中から抽出されたものである。例えばフリーワードとして「ナポリタン」が入力された場合には、当該「ナポリタン」を含む各飲食店の対応するメニュー情報が対応メニュー情報56として抽出され表示される。
【0071】
具体的には、同図の最上部の店舗カセット54に対応する飲食店(レストランAAA)と、上から2番目の店舗カセット54に対応する飲食店(レストランBBB)の各メニュー情報には、「ナポリタン」を含むメニューが所定数(2つ)を超える数だけ存在していたが、それらから、文字数が少ない順に2つのメニュー(レストランAAAでは、「昔なつかしナポリタン」と「スパイシーナポリタン」、レストランBBBでは、「下町のナポリタン」と「焼きナポリタン」)が抽出されて掲載されている。これにより、多数の対応メニュー情報が店舗カセット54内に表示されてユーザが閲覧しづらくなるのを防ぐことができる。
【0072】
一方、上から3番目の店舗カセット54に対応する飲食店(レストランCCC)のメニュー情報には、「ナポリタン」を含むメニューが1つのみ(「特製ナポリタン」)存在していたため、それがそのまま掲載されている。
【0073】
上述したように、本実施形態では、店舗カセット54は、1つの飲食店に対して1つのみ生成される。すなわち、この店舗カセット54の一覧は、メニュー名を検索条件に含む場合に生成されるものではあるが、あくまで飲食店の検索結果ページとして表示されるものであり、上記フリーワードとして入力されたメニュー名を含むメニューが1つの飲食店のメニュー情報に複数含まれていたとしても、それに対応して同じ飲食店の店舗カセット54が複数生成されることはなく、上記所定数を上限とした対応メニュー情報が1つの店舗カセット54内にまとめて掲載される。したがってユーザは、当該店舗カセット54の一覧を閲覧することで、対応メニュー情報56を参照しながら、行きたい(興味のある)飲食店を選択することができる。
【0074】
また上述したように、当該対応メニュー情報56は、各飲食店の飲食店情報のメニュー情報ページへのハイパーリンクを含む。したがって店舗カセット内の対応メニュー情報56がユーザ端末200上でクリックまたはタップされた場合には、当該店舗カセットに対応する飲食店のメニュー情報ページへとページが遷移する。
【0075】
また、各店舗カセット内の各飲食店名には、各飲食店の飲食店情報のトップページへのハイパーリンクが設定されており、当該飲食店名がユーザ端末200上でクリックまたはタップされた場合には、各飲食店のトップページへとページが遷移する。
【0076】
ここで、飲食店情報提供サーバ100のCPU11は、上記飲食店紹介画像55として、例えば上記飲食店情報データベース31に記憶されている複数の画像から、各飲食店によって優先度が高い画像として指定された画像や、ランダムに選択された画像を抽出して掲載してもよいが、上記フリーワードに含まれるメニュー名に対応する画像が存在する場合には、その画像が抽出され掲載されてもよい。したがってこの場合には、検索結果ページに掲載される飲食店が同一であっても、フリーワードに含まれるメニュー名が異なれば、上記飲食店紹介画像55も異なる場合がある。これにより飲食店情報提供サーバ100は、ユーザ端末200のユーザが食べたい(興味のある)メニューを、上記対応メニュー情報56とともに視覚的に把握させることができる。
【0077】
[まとめ]
以上説明したように、本実施形態によれば、飲食店情報提供サーバ100は、ユーザが食べたいメニューのメニュー名をキーワードとして飲食店を検索し、その検索結果の一覧において、所定数に限定して当該キーワードに対応する各飲食店のメニューを掲載することで、該当メニューをユーザに容易に把握させ、それにより飲食店の選択をしやすくすることができる。
【0078】
[変形例]
本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更され得る。
【0079】
上述の実施形態では、検索キーワードを含むメニューが各飲食店のメニュー情報中に所定数を超える数だけ含まれていた場合、飲食店情報提供サーバ100は、それらの中から、文字数の少ない順に所定数を抽出していた。しかし、所定数のメニューを抽出する際の条件は、文字数に限られない。例えば、CPU11は、検索キーワードを含むメニューが各飲食店のメニュー情報中に所定数を超える数だけ含まれていた場合、各飲食店の飲食店情報中(例えば、飲食店紹介記事、おすすめ情報、イベント情報等)に多く含まれる順に上記所定数のメニューを抽出してもよい。これにより飲食店情報提供サーバ100は、飲食店情報により多く含まれる、すなわち、注目度(おすすめ度)の高いメニューを抽出してユーザに提示することができる。
【0080】
また、CPU11は、上記検索された複数のメニューのうち、金額が安い、または、人気度が高い順に上記所定数のメニューを抽出してもよい。当該金額または人気度としては、上記メニュー情報中に含まれているものが参照される。これにより飲食店情報提供サーバ100は、ユーザにとって安価な、または人気のあるメニューをユーザに優先的に提示することができる。
【0081】
上述の実施形態においては、検索キーワードを含むメニューが各飲食店のメニュー情報中に所定数を超える数だけ含まれていた場合にメニューを抽出する条件としての所定数は固定とされていた(例えば2つ)。しかし、飲食店情報提供サーバ100は、検索されたメニューに応じて当該所定数(2以上)を決定してもよい。
【0082】
例えば、CPU11は、上記検索された複数のメニューの各文字数を基に、上記所定数のメニューの各文字数の合計が所定文字数以下となるように上記所定数を上記店舗カセット54毎に決定してもよい。所定文字数とは、例えば20文字、30文字、40文字等であるが、これらに限られない。この場合CPU11は、検索された複数のメニューを、例えば2つずつ、または3つずつ、という風に順次組み合わせてそれらの文字数を合計し、上記所定文字数以下でできる限り多くのメニューが掲載されるような組み合わせを抽出してもよい。これにより飲食店情報提供サーバ100は、検索された複数のメニューから、文字数の合計が所定文字数を超えない範囲で所定数のメニューを抽出することができる。
【0083】
また、上記対応メニュー情報56としてメニューに対応する飲食店紹介画像55が用いられる場合、CPU11は、上記検索された複数のメニューに対応する各画像55の大きさを基に、上記所定数のメニューに対応する各画像55の掲載領域が所定面積以下となるように上記所定数を上記店舗カセット54毎に決定してもよい。例えば、CPU11は、店舗カセット54内に横一列に画像55を掲載することを前提に、各画像55の横方向のサイズ(解像度)の合計が店舗カセット54の横方向の長さの所定割合(例えば80%等)に収まるように上記所定数を決定してもよい。また、画像のサイズがメニュー毎に異なる場合には、CPU11は、検索された複数のメニューに対応する画像を、例えば2つずつ、3つずつ、4つずつというように組み合わせて、画像間の余白も含めてそれら画像の横方向の長さを合計して、店舗カセット54の横方向の長さの所定割合以下の長さでできる限り多くの画像55が掲載されるような組み合わせを抽出してもよい。これにより飲食店情報提供サーバ100は、検索された複数のメニューから、対応画像の掲載領域が所定面積を超えない範囲で所定数のメニューを抽出することができる。
【0084】
また、CPU11は、上記各店舗カセット54に含まれる、上記対応メニュー情報56以外の情報(例えば、図5のレストラン名、基本情報、平均予算、こだわり情報、最新情報等)の量と、上記所定数の対応メニュー情報56の量の合計が所定量以下となるように上記所定数を店舗カセット54毎に決定してもよい。したがって、例えば店舗カセット54の面積が固定の場合、対応メニュー情報56以外の情報が少ないほど、対応メニュー情報56の掲載数(上記所定数)は相対的に大きくなり、対応メニュー情報56以外の情報が多いほど、上記所定数は相対的に小さくなる。この場合も、CPU11は、上記と同様に、店舗カセット54内の対応メニュー情報56以外の情報の掲載領域を除いた領域において、できる限り多くの対応メニュー情報56が掲載されるような複数のメニュー(文字数または画像サイズ)の組み合わせを抽出してもよい。これにより飲食店情報提供サーバ100は、検索された複数のメニューから、対応メニュー情報56以外の情報との合計量が所定量を超えない範囲で所定数のメニューを抽出することができる。
【0085】
上述の実施形態では、ユーザ端末200が飲食店情報提供サーバ100に対して飲食店検索要求を送信する際、飲食店名やメニュー名を含む様々なフリーワードによる検索要求が送信され、飲食店情報提供サーバ100が、当該フリーワードに合致する飲食店を、飲食店情報データベース31中の飲食店情報全てを検索対象として検索した。しかし、当該フリーワードはメニュー名に限定して入力可能であってもよい。この場合飲食店情報提供サーバ100は、当該入力されたメニュー名について、上記飲食店情報データベース31中のメニュー情報のみを検索対象として飲食店を検索する。
【0086】
上述の実施形態では、検索結果ページの各店舗カセット内において、対応メニュー情報がメニュー名(テキスト情報)として掲載されたが、当該対応メニュー情報は、テキスト情報の代わりに画像(写真)として掲載されてもよい。この画像は、上記飲食店情報データベース31中のメニュー情報としてメニュー名と対応付けられて記憶されている画像である。この場合、店舗カセット54には、上記飲食店紹介画像55として当該対応メニュー情報としての画像とは別に掲載されてもよいし、飲食店紹介画像55は掲載されなくてもよい。
【0087】
上述の実施形態では、サービス施設として飲食店が例に挙げられた。しかし、サービス施設は飲食店に限られず、例えば、ホテル・旅館等の宿泊施設、結婚式場(教会・ホテル・レストラン・神社等)、ゴルフ場等の各種スポーツ施設、カラオケ・ボーリング等の娯楽施設等、様々なサービス施設についても、本発明は同様に適用可能である。
【0088】
上述の実施形態では、検索条件として飲食店のメニュー名が入力された場合について説明されたが、上記サービス施設が複数のサービスプランを提供可能な場合には、上記メニュー名に代えて、サービスプラン名が検索条件とされてもよい。以下、この場合の実施例について、サービス施設が飲食店である場合を例に上げて説明する。
【0089】
この場合、上記飲食店情報提供サーバ100は、上記飲食店情報データベース31に、各飲食店が提供可能なサービスプランに関するプラン情報を記憶している。ここでサービスプランとは、例えば、飲み放題プラン、宴会プラン、男子会プラン、女子会プラン、各種コースプラン、個室プラン、貸切プラン、記念日プラン等、所定の料理や飲み物、席等を所定の価格で提供するものである。サービスプラン情報には、それらサービスプランに関するサービスプラン名、価格、画像、その他のプラン内容を示す情報が含まれる。
【0090】
そして、この場合の飲食店情報提供サーバ100による飲食店情報提供処理の流れは、上述の実施形態におけるメニュー名がサービスプラン名に代わる以外は上述の実施形態と同様である。
【0091】
すなわち、飲食店情報提供サーバ100のCPU11は、ユーザ端末200から、上記フリーワードとしてサービスプラン名を検索条件とする飲食店検索要求を受信した場合、当該サービスプラン名に対応するサービスプランを上記サービスプラン情報に含む飲食店情報欄(店舗カセット)一覧を生成する。
【0092】
そしてCPU11は、当該店舗カセット一覧上で各飲食店が提供可能なサービスプランのうち、検索条件とされたサービスプラン名に対応する少なくとも1つのサービスプランを示す対応サービスプラン情報を掲載した検索結果ページをユーザ端末200へ送信する。
【0093】
この際、CPU11は、上記検索条件とされたサービスプラン名に対応する、3以上の複数のサービスプランを上記サービスプラン情報に含む飲食店が検索された場合には、当該複数のサービスプランから、当該検索されたサービスプラン数未満の2以上の所定数のサービスプランを抽出し、当該抽出されたサービスプランを示す対応サービスプラン情報を上記各店舗カセットに掲載するように上記検索結果ページを制御する。
【0094】
図6は、この実施形態においてユーザ端末200上に表示される飲食店検索結果ページの例を示した図である。
【0095】
同図の例は、検索要求画面においてエリア/駅名入力ボックス51に「銀座」が入力され、フリーワード入力ボックス52に「飲み放題」が入力されて検索ボタン53により検索要求が送信された場合の検索結果ページの例である。
【0096】
同図に示すように、各店舗カセット54には、上述の実施形態と同様、飲食店の基本情報のほか、上記フリーワード入力ボックス52に入力されたフリーワード「飲み放題」を含む対応サービスプラン情報60が含まれる。
【0097】
当該対応サービスプラン情報60は、各飲食店の飲食店情報のサービスプラン情報中から抽出されたものである。フリーワードとして「飲み放題」が入力された場合には、当該「飲み放題」を含む各飲食店の対応するサービスプラン情報が対応サービスプラン情報60として抽出され表示される。
【0098】
具体的には、同図の最上部の店舗カセット54に対応する飲食店(レストランAAA)の各サービスプラン情報には、「飲み放題」を含むサービスプランが所定数(例えば3つ)を超える数だけ存在していたが、それらから、所定の条件(例えば、文字数が少ない順、価格が安い順等)で3つの飲み放題プランが抽出されて掲載されている。各対応サービスプラン情報60は、例えば、各サービスプランに対応する画像と、各サービスプラン名、価格その他のプラン内容を示す情報を有する。
【0099】
これにより、多数の対応サービスプラン情報60が店舗カセット54内に表示されてユーザが閲覧しづらくなるのを防ぐことができる。
【0100】
一方、上から2番目の店舗カセット54に対応する飲食店(レストランBBB)のメニュー情報には、「飲み放題」を含むサービスプランが1つのみ存在していたため、それがそのまま掲載されている。
【0101】
このように、メニュー名に代えて、サービスプラン名が検索条件とされた場合でも、上述の実施形態と同様の処理により、サービスプランをユーザに容易に把握させ、それにより飲食店の選択をしやすくすることができる。
【0102】
また、ユーザによる上記検索条件としてのサービスプラン名の入力は、上記入力ボックス52へのテキスト入力によるものに限られない。例えば、検索要求画面において、上記サービスプランに関する複数の選択肢が提供され、ユーザがそれらの選択肢の中からいずれかを選択することで検索条件が入力されてもよい。選択肢は、例えばプルダウン、チェックボックス、ラジオボタン等である。
【0103】
さらに、上記検索条件の入力のための選択肢として、タブが用いられてもよい。図7は、この場合にユーザ端末200上に表示される飲食店検索結果ページの例を示した図である。
【0104】
同図に示すように、当該ページでは、レストランの検索結果を表示するためのタブとして、「レストラン検索」タブ70a、「ランチ検索」タブ70b、及び「宴会・コース検索」タブ70cが設けられている。「レストラン検索」タブ70aは、上記入力ボックス51に入力された検索条件に対応する全ての飲食店の検索結果(店舗カセット54)一覧を表示するタブであり、「ランチ検索」タブ70bは、上記全ての飲食店の検索結果のうち、ランチ営業している飲食店の検索結果一覧を表示するタブであり、「宴会・コース検索」タブ70cは、上記全ての飲食店の検索結果のうち、宴会・コースに関するサービスプランを提供可能な飲食店の検索結果一覧を表示するタブである。
【0105】
当該画面において、ユーザ端末200が、上記「宴会・コース検索」タブ70cを選択した場合、飲食店情報提供サーバ100は、当該選択情報を、サービスプラン名を検索条件とする飲食店検索要求として受信する。そして飲食店情報提供サーバ100は、当該「宴会・コース検索」タブ70cにおいて、同図に示すように、各店舗カセット54において、各飲食店が有する所定数(例えば3つ)を超える数のサービスプラン情報のうち、所定数のサービスプラン情報を抽出して、それらを示す所定数の対応サービスプラン情報60を表示する。
【0106】
上記サービスプラン名を検索条件とした場合の処理において、サービス施設が宿泊施設である場合、サービスプランとしては、例えば「朝食付きプラン」、「朝食・夕食付プラン」、「部屋食プラン」、「素泊まりプラン」、「レイトチェックアウトプラン」、「露天風呂付きプラン」等が挙げられる。
【0107】
またサービス施設が結婚式場である場合、サービスプランとしては、例えば「挙式のみプラン」、「人前式プラン」、「家族プラン」、「マタニティプラン」、「お得プラン」、「試食付プラン」等が挙げられる。
【0108】
本願の特許請求の範囲に記載された発明のうち、「情報処理方法」と記載された発明は、その各ステップを、ソフトウェアによる情報処理によりコンピュータ等の少なくとも1つの装置が自動的に行うものであり、人間がコンピュータ等の装置を用いて行うものではない。すなわち、当該「情報処理方法」は、コンピュータ・ソフトウェアによる情報処理方法であって、コンピュータという計算道具を人間が操作する方法ではない。
【符号の説明】
【0109】
11…CPU
18…記憶部
19…通信部
31…飲食店情報データベース
32…ユーザ情報データベース
33…メニュー対応情報データベース
54…店舗カセット(飲食店情報掲載欄)
55…飲食店紹介画像
56…対応メニュー情報
60…対応サービスプラン情報
70…タブ
100…飲食店情報提供サーバ
200…ユーザ端末
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7