特許第6367455号(P6367455)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6367455トラフィックをワイヤレスローカルエリアネットワークにオフロードするシステムおよび方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6367455
(24)【登録日】2018年7月13日
(45)【発行日】2018年8月1日
(54)【発明の名称】トラフィックをワイヤレスローカルエリアネットワークにオフロードするシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/18 20090101AFI20180723BHJP
   H04W 24/10 20090101ALI20180723BHJP
   H04W 48/16 20090101ALI20180723BHJP
   H04W 88/06 20090101ALI20180723BHJP
【FI】
   H04W48/18 113
   H04W24/10
   H04W48/16 132
   H04W88/06
【請求項の数】84
【外国語出願】
【全頁数】44
(21)【出願番号】特願2017-233445(P2017-233445)
(22)【出願日】2017年12月5日
(62)【分割の表示】特願2015-500647(P2015-500647)の分割
【原出願日】2013年3月15日
(65)【公開番号】特開2018-67943(P2018-67943A)
(43)【公開日】2018年4月26日
【審査請求日】2017年12月25日
(31)【優先権主張番号】61/612,127
(32)【優先日】2012年3月16日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/682,629
(32)【優先日】2012年8月13日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】13/830,289
(32)【優先日】2013年3月14日
(33)【優先権主張国】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100112807
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 貴志
(72)【発明者】
【氏名】ガビン・バーナード・ホーン
(72)【発明者】
【氏名】アーナウド・メイラン
(72)【発明者】
【氏名】ロヒット・カプーア
【審査官】 田畑 利幸
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2005/115034(WO,A1)
【文献】 国際公開第2009/021009(WO,A1)
【文献】 特表2006−518972(JP,A)
【文献】 特表2008−541670(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/149533(WO,A1)
【文献】 特表2008−538691(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法であって、
無線アクセスネットワーク(RAN)のサービング基地局から、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)を測定するようにとの要求を受信することと、ここにおいて、測定するようにとの前記要求が、前記RANのタイミングに対するWLANビーコンの送信時間を前記UEに示す測定値構成を備える、
前記要求に基づいて前記1つまたは複数のWLAN APのうちの少なくとも1つについての1つまたは複数のメトリックを判断することと、
前記1つまたは複数のWLAN APのうちの前記少なくとも1つについての前記1つまたは複数のメトリックをしきい値と比較することと、
前記比較に基づいて前記1つまたは複数のWLAN APのうちの第1のAPを報告することと、
前記報告することに基づいて、データ送信をセルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードするためのコマンドを受信することと、ここにおいて、どのデータ送信が前記セルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードされるかは、コアネットワーク(CN)からの第1のポリシーに基づく、
前記コマンドを受信した後、前記コアネットワークからの第2のポリシーに基づいて、送信を前記第1のAPと関連付けるかまたは交換する前に前記サービング基地局にアクセスするためのトラフィックのタイプを判断することと
を備える、方法。
【請求項2】
前記報告が、前記第1のAPの識別子と前記第1のAPについての前記1つまたは複数のメトリックとを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記報告することが、
前記UEがすでに前記第1のAPに接続されていることを報告すること
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のAPを報告したときに、
前記データ送信を前記セルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードするための無線リソース制御(RRC)コマンドを受信すること
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記RRCコマンドを受信したときに、前記第1のAPに関連付けることをさらに備える、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記RRCコマンドが前記第1のAPの識別子を備える、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記RRCコマンドが、前記セルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードするためのインターネットプロトコル(IP)フロー、ベアラ、またはアクセスポイント名(APN)トラフィックをさらに備える、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
オフロードするための前記IPフローまたは前記APNトラフィックが、シームレス接続性または非シームレス接続性のうちの1つまたは複数として指定される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記シームレス接続性がインターネットプロトコルフローモビリティ(IFOM)または多重アクセスパケットデータネットワーク接続性(MAPCON)を備える、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のAPを報告したときに、
前記第1のAPに関する追加情報を報告するようにとの構成要求を受信すること
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記第1のAPに関する前記追加情報を報告することが、前記第1のAPとのアクセスネットワーククエリプロトコル(ANQP)を実行することを備える、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記WLAN APのうちの前記第1のAPを報告することは、
前記第1のAPについての前記1つまたは複数のメトリックが前記しきい値を下回る場合、前記1つまたは複数のWLAN APのうちの前記第1のAPを報告すること
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のAPについて報告したときに、
前記第1のAPとの関連付けを解除するための無線リソース制御(RRC)コマンドを受信することをさらに備える、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のAPとの関連付けを解除することが、データ送信を前記第1のAPからセルラーネットワークにオフロードすることを備える、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記1つまたは複数のWLAN APのうちの少なくとも1つについての前記1つまたは複数のメトリックを判断することが、前記1つまたは複数のWLAN APのうちの前記少なくとも1つからビーコンまたはプローブ応答中で情報要素(IE)を受信することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記1つまたは複数のメトリックが、受信信号強度インジケータ(RSSI)、受信チャネル電力インジケータ(RCPI)、受信信号対雑音インジケータ(RSNI)、基本サービスセット(BSS)負荷、チャネル負荷、またはワイドエリアネットワーク(WAN)メトリックを備える、請求項2に記載の方法。
【請求項17】
前記1つまたは複数のWLAN APが特定のWLANチャネルまたはWLAN帯域に対応する、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記1つまたは複数のWLAN APが、ネットワークアクセス識別子ホーム領域(NAIHR)、サービスセット識別子(SSID)、基本SSID(BSSID)、同種拡張SSID(HESSID)、または第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)セルラーネットワーク情報によって識別される、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記1つまたは複数のWLAN APのうちの前記第1のAPを報告することは、
前記第1のAPについての前記1つまたは複数のメトリックが前記しきい値を超える場合、前記第1のAPを報告すること
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記サービング基地局がWLANおよび無線アクセスネットワーク(RAN)インターワーキングをサポートするかどうかを判断することと、
前記判断に基づいて、送信をWLAN APと関連付けるかまたは交換する前に前記サービング基地局にアクセスするかどうかを判断することと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
無線アクセスネットワーク(RAN)の基地局によるワイヤレス通信のための方法であって、
ユーザ機器(UE)に、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)を測定するようにとの要求を送信することと、ここにおいて、測定するようにとの前記要求が、前記RANのタイミングに対するWLANビーコンの送信時間を前記UEに示す測定値構成を備える、
前記1つまたは複数のWLAN APのうちの第1のAPについての報告を受信することと、
前記報告に基づいて、データ送信をセルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードするためのコマンドを送信することと、ここにおいて、どのデータ送信が前記セルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードされるかは、コアネットワーク(CN)からの第1のポリシーに基づく、
ここにおいて、前記CNからの第2のポリシーは、前記UEが、前記コマンドを受信した後、送信を前記第1のAPと関連付けるかまたは交換する前に前記基地局にアクセスするためのトラフィックのタイプを示す、
を備える、方法。
【請求項22】
前記報告が、前記第1のAPの識別子と、前記第1のAPについての1つまたは複数のメトリックとを備える、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記報告は、前記UEがすでに前記第1のAPに接続されているとの指示を備える、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記第1のAPについての前記報告を受信したときに、
前記データ送信を前記セルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードするための無線リソース制御(RRC)コマンドを送信すること
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項25】
前記RRCコマンドが前記第1のAPの識別子を備える、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記RRCコマンドが、前記セルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードするためのインターネットプロトコル(IP)フロー、ベアラ、またはアクセスポイント名(APN)トラフィックをさらに備える、請求項24に記載の方法。
【請求項27】
オフロードするための前記IPフローまたは前記APNトラフィックが、シームレス接続性または非シームレス接続性のうちの1つまたは複数として指定される、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記シームレス接続性がインターネットプロトコルフローモビリティ(IFOM)または多重アクセスパケットデータネットワーク接続性(MAPCON)を備える、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記第1のAPについての前記報告を受信したときに、
データ送信をサービングWLAN APから前記第1のAPにオフロードするための無線リソース制御(RRC)コマンドを送信すること
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項30】
前記第1のAPについての前記報告を受信したときに、
前記第1のAPに関する追加情報が必要とされるかどうかを判断することと、
前記追加情報が必要とされると判断したときに、前記UEに、前記第1のAPに関する追加情報を報告するようにとの構成要求を送信することと
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項31】
前記第1のAPが前記基地局とコロケートされている場合、前記第1のAPに関する前記追加情報が必要とされない、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記追加情報が、前記第1のAPと前記基地局との間のバックホールリンクを介して取得される、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
前記第1のAPに関する前記追加情報がサーバから取得される、請求項30に記載の方法。
【請求項34】
前記報告を受信することは、
前記第1のAPについての測定値がしきい値を下回る場合、前記1つまたは複数のWLAN APのうちの前記第1のAPの前記報告を受信すること
を備える、請求項21に記載の方法。
【請求項35】
前記第1のAPについての前記報告を受信したときに、
前記第1のAPとの関連付けを解除するための無線リソース制御(RRC)コマンドを送信すること
をさらに備える、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記第1のAPとの関連付けを解除することが、データ送信を前記第1のAPからセルラーネットワークにオフロードすることを備える、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記1つまたは複数のメトリックが、受信信号強度インジケータ(RSSI)、受信チャネル電力インジケータ(RCPI)、受信信号対雑音インジケータ(RSNI)、基本サービスセット(BSS)負荷、チャネル負荷、またはワイドエリアネットワーク(WAN)メトリックを備える、請求項22に記載の方法。
【請求項38】
前記1つまたは複数のWLAN APが特定のWLANチャネルまたはWLAN帯域に対応する、請求項21に記載の方法。
【請求項39】
前記1つまたは複数のWLAN APが、サービスセット識別子(SSID)、基本SSID(BSSID)、同種拡張SSID(HESSID)、または第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)セルラーネットワーク情報によって識別される、請求項21に記載の方法。
【請求項40】
前記報告を受信することは、
前記第1のAPについての測定値がしきい値を超える場合、前記WLAN APのうちの前記第1のAPの前記報告を受信すること
を備える、請求項21に記載の方法。
【請求項41】
ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための装置であって、
無線アクセスネットワーク(RAN)のサービング基地局から、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)を測定するようにとの要求を受信するための手段と、ここにおいて、測定するようにとの前記要求が、前記RANのタイミングに対するWLANビーコンの送信時間を前記UEに示す測定値構成を備える、
前記要求に基づいて前記1つまたは複数のWLAN APのうちの少なくとも1つについての1つまたは複数のメトリックを判断するための手段と、
前記1つまたは複数のWLAN APのうちの前記少なくとも1つについての前記1つまたは複数のメトリックをしきい値と比較するための手段と、
前記比較に基づいて前記1つまたは複数のWLAN APのうちの第1のAPを報告するための手段と、
前記報告することに基づいて、データ送信をセルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードするためのコマンドを受信するための手段と、ここにおいて、どのデータ送信が前記セルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードされるかは、コアネットワーク(CN)からの第1のポリシーに基づく、
前記コマンドを受信した後、前記CNからの第2のポリシーに基づいて、送信を前記第1のAPと関連付けるかまたは交換する前に前記サービング基地局にアクセスするためのトラフィックのタイプを判断するための手段と
を備える、装置。
【請求項42】
前記報告が、前記第1のAPの識別子と前記第1のAPについての前記1つまたは複数のメトリックとを備える、請求項41に記載の装置。
【請求項43】
報告するための前記手段が、
前記UEがすでに前記第1のAPに接続されていることを報告するための手段
をさらに備える、請求項41に記載の装置。
【請求項44】
前記第1のAPを報告したときに、前記データ送信を前記セルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードするための無線リソース制御(RRC)コマンドを受信するための手段
をさらに備える、請求項41に記載の装置。
【請求項45】
前記RRCコマンドを受信したときに、前記第1のAPに関連付けるための手段をさらに備える、請求項44に記載の装置。
【請求項46】
前記RRCコマンドが前記第1のAPの識別子を備える、請求項44に記載の装置。
【請求項47】
前記RRCコマンドが、前記セルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードするためのインターネットプロトコル(IP)フロー、ベアラ、またはアクセスポイント名(APN)トラフィックをさらに備える、請求項44に記載の装置。
【請求項48】
オフロードするための前記IPフローまたは前記APNトラフィックが、シームレス接続性または非シームレス接続性のうちの1つまたは複数として指定される、請求項47に記載の装置。
【請求項49】
前記シームレス接続性がインターネットプロトコルフローモビリティ(IFOM)または多重アクセスパケットデータネットワーク接続性(MAPCON)を備える、請求項48に記載の装置。
【請求項50】
前記第1のAPを報告したときに、前記第1のAPに関する追加情報を報告するようにとの構成要求を受信するための手段
をさらに備える、請求項41に記載の装置。
【請求項51】
前記第1のAPに関する前記追加情報を報告するための前記手段が、前記第1のAPとのアクセスネットワーククエリプロトコル(ANQP)を実行するための手段を備える、請求項50に記載の装置。
【請求項52】
報告するための前記手段は、
前記第1のAPについての前記1つまたは複数のメトリックが前記しきい値を下回る場合、前記1つまたは複数のWLAN APのうちの前記第1のAPを報告するように構成される、請求項41に記載の装置。
【請求項53】
前記第1のAPについて報告したときに、前記第1のAPとの関連付けを解除するための無線リソース制御(RRC)コマンドを受信するための手段
をさらに備える、請求項52に記載の装置。
【請求項54】
前記第1のAPとの関連付けを解除することが、データ送信を前記第1のAPからセルラーネットワークにオフロードすることを備える、請求項53に記載の装置。
【請求項55】
前記1つまたは複数のWLAN APについての前記1つまたは複数のメトリックを判断するための手段が、前記WLAN APからビーコンまたはプローブ応答中で情報要素(IE)を受信するための手段を備える、請求項41に記載の装置。
【請求項56】
前記1つまたは複数のメトリックが、受信信号強度インジケータ(RSSI)、受信チャネル電力インジケータ(RCPI)、受信信号対雑音インジケータ(RSNI)、基本サービスセット(BSS)負荷、チャネル負荷、またはワイドエリアネットワーク(WAN)メトリックを備える、請求項42に記載の装置。
【請求項57】
前記1つまたは複数のWLAN APが特定のWLANチャネルまたはWLAN帯域に対応する、請求項41に記載の装置。
【請求項58】
前記1つまたは複数のWLAN APが、ネットワークアクセス識別子ホーム領域(NAIHR)、サービスセット識別子(SSID)、基本SSID(BSSID)、同種拡張SSID(HESSID)、または第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)セルラーネットワーク情報によって識別される、請求項41に記載の装置。
【請求項59】
報告するための前記手段は、
前記第1のAPについての前記1つまたは複数のメトリックが前記しきい値を超える場合、前記第1のAPを報告するように構成される、請求項41に記載の装置。
【請求項60】
前記サービング基地局がWLANおよび無線アクセスネットワーク(RAN)インターワーキングをサポートするかどうかを判断するための手段と、
前記サービング基地局がWLANおよび無線アクセスネットワーク(RAN)インターワーキングをサポートするかどうかを判断した結果に基づいて、送信をWLAN APと関連付けるかまたは交換する前に前記サービング基地局にアクセスするかどうかを判断するための手段と
をさらに備える、請求項41に記載の装置。
【請求項61】
無線アクセスネットワーク(RAN)の基地局によるワイヤレス通信のための装置であって、
ユーザ機器(UE)に、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)を測定するようにとの要求を送信するための手段と、ここにおいて、測定するようにとの前記要求が、前記RANのタイミングに対するWLANビーコンの送信時間を前記UEに示す測定値構成を備える、
前記1つまたは複数のWLAN APのうちの第1のAPについての報告を受信するための手段と、
前記報告に基づいて、データ送信をセルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードするためのコマンドを送信するための手段と、ここにおいて、どのデータ送信が前記セルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードされるかは、コアネットワーク(CN)からの第1のポリシーに基づく、
ここにおいて、前記CNからの第2のポリシーは、前記UEが、前記コマンドを受信した後、送信を前記第1のAPと関連付けるかまたは交換する前に前記基地局にアクセスするためのトラフィックのタイプを示す、
を備える、装置。
【請求項62】
前記報告が、前記第1のAPの識別子と前記第1のAPについての1つまたは複数のメトリックとを備える、請求項61に記載の装置。
【請求項63】
前記報告は、前記UEがすでに前記第1のAPに接続されているとの指示を備える、請求項61に記載の装置。
【請求項64】
前記第1のAPについての前記報告を受信したときに、前記データ送信を前記セルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードするための無線リソース制御(RRC)コマンドを送信するための手段
をさらに備える、請求項61に記載の装置。
【請求項65】
前記RRCコマンドが前記第1のAPの識別子を備える、請求項64に記載の装置。
【請求項66】
前記RRCコマンドが、前記セルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードするためのインターネットプロトコル(IP)フロー、ベアラ、またはアクセスポイント名(APN)トラフィックをさらに備える、請求項64に記載の装置。
【請求項67】
オフロードするための前記IPフローまたは前記APNトラフィックが、シームレス接続性または非シームレス接続性のうちの1つまたは複数として指定される、請求項66に記載の装置。
【請求項68】
前記シームレス接続性がインターネットプロトコルフローモビリティ(IFOM)または多重アクセスパケットデータネットワーク接続性(MAPCON)を備える、請求項67に記載の装置。
【請求項69】
前記第1のAPについての前記報告を受信したときに、データ送信をサービングWLAN APから前記第1のAPにオフロードするための無線リソース制御(RRC)コマンドを送信するための手段
をさらに備える、請求項61に記載の装置。
【請求項70】
前記第1のAPについての前記報告を受信したときに、前記第1のAPに関する追加情報が必要とされるかどうかを判断するための手段と、
前記第1のAPに関する追加情報が必要とされると判断したときに、前記UEに、前記追加情報を報告するようにとの構成要求を送信するための手段と
をさらに備える、請求項61に記載の装置。
【請求項71】
前記第1のAPが前記基地局とコロケートされている場合、前記第1のAPに関する前記追加情報が必要とされない、請求項70に記載の装置。
【請求項72】
前記追加情報が、前記第1のAPと前記基地局との間のバックホールリンクを介して取得される、請求項70に記載の装置。
【請求項73】
前記第1のAPに関する前記追加情報がサーバから取得される、請求項70に記載の装置。
【請求項74】
受信するための前記手段は、
前記第1のAPについての測定値がしきい値を下回る場合、前記1つまたは複数のWLAN APのうちの前記第1のAPの前記報告を受信するように構成される、請求項61に記載の装置。
【請求項75】
前記第1のAPについての前記報告を受信したときに、前記第1のAPとの関連付けを解除するための無線リソース制御(RRC)コマンドを送信するための手段
をさらに備える、請求項74に記載の装置。
【請求項76】
前記第1のAPとの関連付けを解除することが、データ送信を前記第1のAPからセルラーネットワークにオフロードすることを備える、請求項75に記載の装置。
【請求項77】
前記1つまたは複数のメトリックが、受信信号強度インジケータ(RSSI)、受信チャネル電力インジケータ(RCPI)、受信信号対雑音インジケータ(RSNI)、基本サービスセット(BSS)負荷、チャネル負荷、またはワイドエリアネットワーク(WAN)メトリックを備える、請求項62に記載の装置。
【請求項78】
前記1つまたは複数のWLAN APが特定のWLANチャネルまたはWLAN帯域に対応する、請求項61に記載の装置。
【請求項79】
前記1つまたは複数のWLAN APが、サービスセット識別子(SSID)、基本SSID(BSSID)、同種拡張SSID(HESSID)、または第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)セルラーネットワーク情報によって識別される、請求項61に記載の装置。
【請求項80】
受信するための前記手段は、
前記第1のAPについての測定値がしきい値を超える場合、前記第1のAPの前記報告を受信するように構成される、請求項61に記載の装置。
【請求項81】
ワイヤレス通信のための装置であって、
無線アクセスネットワーク(RAN)のサービング基地局から、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)を測定するようにとの要求を受信することと、ここにおいて、測定するようにとの前記要求が、前記RANのタイミングに対するWLANビーコンの送信時間を前記UEに示す測定値構成を備える、
前記要求に基づいて、前記1つまたは複数のWLAN APのうちの少なくとも1つについての1つまたは複数のメトリックを判断することと、
前記1つまたは複数のWLAN APのうちの前記少なくとも1つについての前記1つまたは複数のメトリックをしきい値と比較することと、
前記比較に基づいて前記1つまたは複数のWLAN APのうちの第1のAPを報告することと、
前記報告に基づいて、データ送信をセルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードするためのコマンドを受信することと、ここにおいて、どのデータ送信が前記セルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードされるかは、コアネットワーク(CN)からの第1のポリシーに基づく、
前記コマンドを受信した後、前記CNからの第2のポリシーに基づいて、送信を前記第1のAPと関連付けるかまたは交換する前に前記サービング基地局にアクセスするためのトラフィックのタイプを判断することと
を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
を備える、装置。
【請求項82】
ワイヤレス通信のための無線アクセスネットワーク(RAN)の装置であって、
ユーザ機器(UE)に、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)を測定するようにとの要求を送信することと、ここにおいて、測定するようにとの前記要求が、前記RANのタイミングに対するWLANビーコンの送信時間を前記UEに示す測定値構成を備える、
前記1つまたは複数のWLAN APのうちの第1のAPについての報告を受信することと、
前記報告に基づいて、データ送信をセルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードするためのコマンドを送信することと、ここにおいて、どのデータ送信が前記セルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードされるかは、コアネットワーク(CN)からの第1のポリシーに基づく、
ここにおいて、前記CNからの第2のポリシーは、前記UEが、前記コマンドを受信した後、送信を前記第1のAPと関連付けるかまたは交換する前に前記基地局にアクセスするためのトラフィックのタイプを示す、
を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
を備える、装置。
【請求項83】
ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記非一時的なコンピュータ可読媒体は、
無線アクセスネットワーク(RAN)のサービング基地局から、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)を測定するようにとの要求を受信することと、ここにおいて、測定するようにとの前記要求が、前記RANのタイミングに対するWLANビーコンの送信時間を前記UEに示す測定値構成を備える、
前記要求に基づいて前記1つまたは複数のWLAN APのうちの少なくとも1つについての1つまたは複数のメトリックを判断することと、
前記1つまたは複数のWLAN APのうちの前記少なくとも1つについての前記1つまたは複数のメトリックをしきい値と比較することと、
前記比較に基づいて前記1つまたは複数のWLAN APのうちの第1のAPを報告することと、
前記報告することに基づいて、データ送信をセルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードするためのコマンドを受信することと、ここにおいて、どのデータ送信が前記セルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードされるかは、コアネットワーク(CN)からの第1のポリシーに基づく、
前記コマンドを受信した後、前記CNからの第2のポリシーに基づいて、送信を前記第1のAPと関連付けるかまたは交換する前に前記サービング基地局にアクセスするためのトラフィックのタイプを判断することと
を行うための命令を記憶する、非一時的なコンピュータ可読媒体。
【請求項84】
無線アクセスネットワーク(RAN)の基地局によるワイヤレス通信のための非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記非一時的なコンピュータ可読媒体は、
ユーザ機器(UE)に、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)を測定するようにとの要求を送信することと、ここにおいて、測定するようにとの前記要求が、前記RANのタイミングに対するWLANビーコンの送信時間を前記UEに示す測定値構成を備える、
前記1つまたは複数のWLAN APのうちの第1のAPについての報告を受信すること、
前記報告に基づいて、データ送信をセルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードするためのコマンドを送信することと、ここにおいて、どのデータ送信が前記セルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードされるかは、コアネットワーク(CN)からの第1のポリシーに基づく、
ここにおいて、前記CNからの第2のポリシーは、前記UEが、前記コマンドを受信した後、送信を前記第1のAPと関連付けるかまたは交換する前に前記基地局にアクセスするためのトラフィックのタイプを示す、
を行うための命令を記憶する、非一時的なコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
米国特許法第119条に基づく優先権の主張
[0001]本特許出願は、両方とも本出願の譲受人に譲渡され、その内容全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、2012年3月16日に出願された米国仮特許出願第61/612,127号と2012年8月13日に出願された米国仮特許出願第61/682,629号との利益を主張する。
【0002】
[0002]本開示のいくつかの態様は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、トラフィックをセルラーネットワークからワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)にオフロードするための技法に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]ワイヤレス通信システムは、音声、データなど、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅および送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムであり得る。そのような多元接続システムの例としては、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標):3rd Generation Partnership Project)ロングタームエボリューション(LTE(登録商標):Long Term Evolution)システム、ロングタームエボリューションアドバンスト(LTE−A:Long Term Evolution Advanced)システムおよび直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムがある。
【0004】
[0004]概して、ワイヤレス多元接続通信システムは、複数のワイヤレス端末のための通信を同時にサポートすることができる。各端末は、順方向リンクおよび逆方向リンク上での伝送によって1つまたは複数の基地局と通信する。順方向リンク(またはダウンリンク)とは、基地局から端末への通信リンクを指し、逆方向リンク(またはアップリンク)とは、端末から基地局への通信リンクを指す。この通信リンクは、単入力単出力、多入力単出力、または多入力多出力(MIMO)システムを介して確立され得る。
【0005】
[0005]ワイヤレス通信技術が進歩するにつれて、ますます多くの異なる無線アクセス技術が利用されている。たとえば、現在、多くの地理的エリアが複数のワイヤレス通信システムによってサービスされており、ワイヤレス通信システムの各々は、1つまたは複数の異なるエアインターフェース技術を利用することがある。そのようなネットワーク環境におけるワイヤレス端末の汎用性を高めるために、最近、複数の無線技術の下で動作することができるマルチモードワイヤレス端末に対する志向が高まっている。たとえば、マルチモード実装により、端末は、ある地理的エリアにおいて、各々が異なる無線インターフェース技術を利用し得る複数のシステムの中からあるシステムを選択し、その後、1つまたは複数の選択されたシステムと通信することが可能になり得る。
【発明の概要】
【0006】
[0006]本開示の一態様では、ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法が提供される。本方法は、概して、サービング基地局から、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)を測定するようにとの要求を受信することと、要求に基づいてWLAN APについての1つまたは複数のメトリックを判断することと、WLAN APについてのメトリックをしきい値と比較することと、第1のAPについてのメトリックがしきい値を超える場合、WLAN APのうちの少なくとも第1のAPを報告することとを含む。
【0007】
[0007]本開示の一態様では、基地局によるワイヤレス通信のための方法が提供される。本方法は、概して、ユーザ機器(UE)に、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)を測定するようにとの要求を送信することと、第1のAPについての測定値がしきい値を超える場合、WLAN APのうちの少なくとも第1のAPについての報告を受信することとを含む。
【0008】
[0008]本開示の一態様では、ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法が提供される。本方法は、概して、サービング基地局がワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)および無線アクセスネットワーク(RAN)インターワーキングをサポートするかどうかを判断することと、その判断に基づいて、送信をWLANアクセスポイント(AP)と関連付けるかまたは交換する前にサービング基地局にアクセスするかどうかを判断することとを含む。
【0009】
[0009]本開示の一態様では、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)によるワイヤレス通信のための方法が提供される。本方法は、概して、広告のタイミングの指示を受信することと、その指示に従ってWLAN APに関連するビーコンを同期させることとを含む。
【0010】
[0010]本開示の一態様では、ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための装置が提供される。本装置、概して、サービング基地局から、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)を測定するようにとの要求を受信するための手段と、要求に基づいてWLAN APについての1つまたは複数のメトリックを判断するための手段と、WLAN APについてのメトリックをしきい値と比較するための手段と、第1のAPについてのメトリックがしきい値を超える場合、WLAN APのうちの少なくとも第1のAPを報告するための手段とを含む。
【0011】
[0011]本開示の一態様では、基地局によるワイヤレス通信のための装置が提供される。本装置は、概して、ユーザ機器(UE)に、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)を測定するようにとの要求を送信するための手段と、第1のAPについての測定値がしきい値を超える場合、WLAN APのうちの少なくとも第1のAPについての報告を受信するための手段とを含む。
【0012】
[0012]本開示の一態様では、ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための装置が提供される。本装置は、概して、サービング基地局がワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)および無線アクセスネットワーク(RAN)インターワーキングをサポートするかどうかを判断するための手段と、サービング基地局がワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)および無線アクセスネットワーク(RAN)インターワーキングをサポートするかどうかを判断した結果に基づいて、送信をWLANアクセスポイント(AP)と関連付けるかまたは交換する前にサービング基地局にアクセスするかどうかを判断するための手段とを含む。
【0013】
[0013]本開示の一態様では、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)によるワイヤレス通信のための装置が提供される。本装置は、概して、広告のタイミングの指示を受信するための手段と、その指示に従ってWLAN APに関連するビーコンを同期させるための手段とを含む。
【0014】
[0014]本開示の一態様では、ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための装置が提供される。本装置は、概して、サービング基地局から、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)を測定するようにとの要求を受信することと、要求に基づいて、WLAN APについての1つまたは複数のメトリックを判断することと、WLAN APについてのメトリックをしきい値と比較することと、第1のAPについてのメトリックがしきい値を超える場合、WLAN APのうちの少なくとも第1のAPを報告することとを行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを含む。
【0015】
[0015]本開示の一態様では、基地局によるワイヤレス通信のための装置が提供される。本装置は、概して、ユーザ機器(UE)に、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)を測定するようにとの要求を送信することと、第1のAPについての測定値がしきい値を超える場合、WLAN APのうちの少なくとも第1のAPについての報告を受信することとを行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを含む。
【0016】
[0016]本開示の一態様では、ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための装置が提供される。本装置は、概して、サービング基地局がワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)および無線アクセスネットワーク(RAN)インターワーキングをサポートするかどうかを判断することと、サービング基地局がワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)および無線アクセスネットワーク(RAN)インターワーキングをサポートするかどうかを判断した結果に基づいて、送信をWLANアクセスポイント(AP)と関連付けるかまたは交換する前にサービング基地局にアクセスするかどうかを判断することとを行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを含む。
【0017】
[0017]本開示の一態様では、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)によるワイヤレス通信のための装置が提供される。本装置は、概して、広告のタイミングの指示を受信することと、その指示に従ってWLAN APに関連するビーコンを同期させることとを行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを含む。
【0018】
[0018]本開示の一態様では、命令を記憶したコンピュータ可読媒体を備える、ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品が提供される。命令は、概して、サービング基地局から、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)を測定するようにとの要求を受信することと、要求に基づいて、WLAN APについての1つまたは複数のメトリックを判断することと、WLAN APについてのメトリックをしきい値と比較することと、第1のAPについてのメトリックがしきい値を超える場合、WLAN APのうちの少なくとも第1のAPを報告することとのために、1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である。
【0019】
[0019]本開示の一態様では、命令を記憶したコンピュータ可読媒体を備える、ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品が提供される。命令は、概して、ユーザ機器(UE)に、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)を測定するようにとの要求を送信することと、第1のAPについての測定値がしきい値を超える場合、WLAN APのうちの少なくとも第1のAPについての報告を受信することとのために、1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である。
【0020】
[0020]本開示の一態様では、命令を記憶したコンピュータ可読媒体を備える、ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品が提供される。命令は、概して、サービング基地局がワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)および無線アクセスネットワーク(RAN)インターワーキングをサポートするかどうかを判断することと、その判断に基づいて、送信をWLANアクセスポイント(AP)と関連付けるかまたは交換する前にサービング基地局にアクセスするかどうかを判断することとのために、1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である。
【0021】
[0021]本開示の一態様では、命令を記憶したコンピュータ可読媒体を備える、ワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品が提供される。命令は、概して、広告のタイミングの指示を受信することと、その指示に従ってWLAN APに関連するビーコンを同期させることとのために、1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である。
【0022】
[0022]本開示の様々な態様および特徴について以下でさらに詳細に説明する。
【0023】
[0023]本開示の上述の特徴が詳細に理解され得るように、添付の図面にその一部を示す態様を参照することによって、上記で手短に要約されたより具体的な説明が得られ得る。ただし、その説明は他の等しく有効な態様に通じ得るので、添付の図面は、本開示のいくつかの典型的な態様のみを示し、したがって、本開示の範囲を限定するものと見なすべきではないことに留意されたい。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】[0024]本開示のいくつかの態様による、例示的な多元接続ワイヤレス通信システムを示す図。
図2】[0025]本開示のいくつかの態様による、アクセスポイントおよびユーザ端末のブロック図。
図3】[0026]本開示のいくつかの態様による、ワイヤレスデバイスにおいて利用され得る様々な構成要素を示す図。
図4】[0027]本開示のいくつかの態様による、例示的なマルチモード移動局を示す図。
図5】[0028]非シームレスモビリティを用いたワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)と3GPPアクセスインターワーキングとのための例示的なアーキテクチャを示す図。
図6】[0029]本開示のいくつかの態様による、WLANブースタAPのための例示的なRF測定プロシージャを示す図。
図7】[0030]本開示のいくつかの態様による、例示的なWLANモビリティプロシージャコールフローを示す図。
図8】[0031]本開示のいくつかの態様による、WLANブースタAPのための例示的な自動WLANネイバーリレーションプロシージャを示す図。
図9】[0032]本開示のいくつかの態様による、データ送信をセルラーネットワークからWLAN APにオフロードするための例示的な動作を示す図。
図10】[0033]本開示のいくつかの態様による、WLAN APのメトリックをセルラーネットワークに報告するための例示的な動作を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0025】
[0034]添付の図面を参照しながら本開示の様々な態様について以下でより十分に説明する。ただし、本開示は、多くの異なる形態で実施され得、本開示全体にわたって提示する任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈すべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるために与えるものである。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本開示の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本開示の他の態様と組み合わせて実装されるにせよ、本明細書で開示する本開示のいかなる態様をもカバーするものであることを、当業者なら諒解されたい。たとえば、本明細書に記載の態様をいくつ使用しても、装置は実装され得、または方法は実施され得る。さらに、本開示の範囲は、本明細書に記載の本開示の様々な態様に加えてまたはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実施されるそのような装置またはそのような方法をカバーするものとする。本明細書で開示する本開示のいずれの態様も、請求項の1つまたは複数の要素によって実施され得ることを理解されたい。
【0026】
[0035]「例示的」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用する。「例示的」として本明細書で説明するいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好適または有利なものと解釈すべきではない。
【0027】
[0036]本明細書では特定の態様について説明するが、これらの態様の多くの変形および置換は本開示の範囲内に入る。好適な態様のいくつかの利益および利点について説明するが、本開示の範囲は特定の利益、使用、または目的に限定されるものではない。むしろ、本開示の態様は、様々なワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および伝送プロトコルに広く適用可能であるものとし、そのうちのいくつかを例として図および好適な態様についての以下の説明で示す。発明を実施するための形態および図面は、本開示を限定するものではなく説明するものにすぎず、本開示の範囲は添付の特許請求の範囲およびそれの均等物によって定義される。例示的なワイヤレス通信システム
[0037]本明細書で説明する技法は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークなど、様々なワイヤレス通信ネットワークに対して使用され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)、CDMA2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))と低チップレート(LCR)とを含む。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)などの無線技術を実装し得る。OFDMAネットワークは、Evolved UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装し得る。UTRA、E−UTRA、およびGSMは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)の一部である。ロングタームエボリューションは、E−UTRAを使用するUMTSの今度のリリースである。UTRA、E−UTRA、GSM、UMTSおよびLTEは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の団体からの文書に記載されている。CDMA2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)という名称の団体からの文書に記載されている。
【0028】
[0038]シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)は、送信機側でシングルキャリア変調を利用し、受信機側で周波数領域等化を利用する1つの送信技法である。SC−FDMAは、OFDMAシステムと同様の性能および本質的に同じ全体的な複雑さを有する。ただし、SC−FDMA信号は、その特有のシングルキャリア構造のためにより低いピーク対平均電力比(PAPR:peak-to-average power ratio)を有する。SC−FDMAは特に、より低いPAPRが送信電力効率の点でモバイル端末に大幅な利益を与えるアップリンク通信において大きい注目を引いている。それは現在、3GPP LTEおよびEvolved UTRAにおけるアップリンク多元接続方式に関する実用的な前提である。
【0029】
[0039]アクセスポイント(「AP」)は、ノードB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、eノードB、基地局コントローラ(「BSC」)、トランシーバ基地局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、基本サービスセット(「BSS」)、拡張サービスセット(「ESS」)、無線基地局(「RBS」)、または何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。
【0030】
[0040]アクセス端末(「AT」)は、アクセス端末、加入者局、加入者ユニット、移動局、リモート局、リモート端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、ユーザ局、または何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)電話、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)局、携帯情報端末(「PDA」)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、局(STA)、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の好適な処理デバイスを備え得る。したがって、本明細書で教示する1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラー電話またはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、個人情報端末)、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽またはビデオデバイス、あるいは衛星ラジオ)、全地球測位システムデバイス、あるいはワイヤレスまたはワイヤード媒体を介して通信するように構成された他の好適なデバイスに組み込まれ得る。いくつかの態様では、ノードはワイヤレスノードである。たとえば、そのようなワイヤレスノードは、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクを介した、ネットワーク(たとえば、インターネットまたはセルラーネットワークなど、ワイドエリアネットワーク)のための、またはネットワークへの接続性を与え得る。
【0031】
[0041]図1を参照すると、ワイヤレスネットワークの取得を開始する時間を低減するための説明されるプロシージャが実行され得る、一態様による多元接続ワイヤレス通信システムが示されている。アクセスポイント100(AP)は複数のアンテナグループを含み得、あるアンテナグループはアンテナ104と106とを含み、別のアンテナグループはアンテナ108と110とを含み、追加のアンテナグループはアンテナ112と114とを含む。図1では、アンテナグループごとに2つのアンテナのみが示されているが、アンテナグループごとにより多いまたはより少ないアンテナが利用され得る。アクセス端末116(AT)はアンテナ112および114と通信中であり得、アンテナ112および114は、順方向リンク120上でアクセス端末116に情報を送信し、逆方向リンク118上でアクセス端末116から情報を受信する。アクセス端末122はアンテナ106および108と通信中であり得、アンテナ106および108は、順方向リンク126上でアクセス端末122に情報を送信し、逆方向リンク124上でアクセス端末122から情報を受信する。FDDシステムでは、通信リンク118、120、124および126は、通信のための異なる周波数を使用し得る。たとえば、順方向リンク120は、逆方向リンク118によって使用される周波数とは異なる周波数を使用し得る。
【0032】
[0042]アンテナの各グループ、および/またはアンテナが通信するように設計されたエリアは、しばしば、アクセスポイントのセクタと呼ばれる。本開示の一態様では、アンテナグループはそれぞれ、アクセスポイント100によってカバーされるエリアのセクタ内でアクセス端末に通信するように設計され得る。
【0033】
[0043]順方向リンク120および126上の通信では、アクセスポイント100の送信アンテナは、異なるアクセス端末116および122に対して順方向リンクの信号対雑音比を改善するためにビームフォーミングを利用し得る。また、アクセスポイントが、ビームフォーミングを使用して、そのカバレージ中にランダムに分散されたアクセス端末に送信するほうが、アクセスポイントが単一のアンテナを介してすべてのそのアクセス端末に送信するよりも、隣接セル中のアクセス端末への干渉が小さくなる。
【0034】
[0044]図2に、多入力多出力(MIMO)システム200における送信機システム210(アクセスポイントとしても知られる)および受信機システム250(アクセス端末としても知られる)の実施形態のブロック図を示す。送信機システム210において、いくつかのデータストリームのトラフィックデータがデータソース212から送信(TX)データプロセッサ214に与えられる。
【0035】
[0045]本開示の一態様では、各データストリームは、それぞれの送信アンテナを介して送信され得る。TXデータプロセッサ214は、各データストリームのトラフィックデータを、そのデータストリーム用に選択された特定のコーディング方式に基づいてフォーマットし、コーディングし、インターリーブして、コード化データを与える。
【0036】
[0046]各データストリームのコード化データは、OFDM技法を使用してパイロットデータと多重化され得る。パイロットデータは、一般に、知られている方法で処理され、チャネル応答を推定するために受信機システムにおいて使用され得る知られているデータパターンである。次いで、各データストリームの多重化されたパイロットデータおよびコード化データは、変調シンボルを与えるために、そのデータストリーム用に選択された特定の変調方式(たとえば、BPSK、QSPK、M−PSK、またはM−QAM)に基づいて変調(すなわち、シンボルマッピング)される。各データストリームのデータレート、コーディング、および変調は、プロセッサ230によって実行される命令によって判断され得る。メモリ232は、送信機システム210のためのデータとソフトウェアとを記憶し得る。
【0037】
[0047]次いで、すべてのデータストリームの変調シンボルがTX MIMOプロセッサ220に与えられ、TX MIMOプロセッサ220はさらに(たとえば、OFDMの場合)その変調シンボルを処理し得る。次いで、TX MIMOプロセッサ220はNT個の変調シンボルストリームをNT個の送信機(TMTR)222a〜222tに与える。本開示のいくつかの態様では、TX MIMOプロセッサ220は、データストリームのシンボルと、シンボルの送信元のアンテナとにビームフォーミング重みを適用する。
【0038】
[0048]各送信機222は、それぞれのシンボルストリームを受信し、処理して、1つまたは複数のアナログ信号を与え、さらに、それらのアナログ信号を調整(たとえば、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)して、MIMOチャネルを介して送信するのに適した変調信号を与える。次いで、送信機222a〜222tからのNT個の変調信号が、NT個のアンテナ224a〜224tからそれぞれ送信される。
【0039】
[0049]受信機システム250では、送信された変調信号はNR個のアンテナ252a〜252rによって受信され得、各アンテナ252からの受信信号は、それぞれの受信機(RCVR)254a〜254rに与えられ得る。各受信機254は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、およびダウンコンバート)し、調整された信号をデジタル化して、サンプルを与え、さらにそれらのサンプルを処理して、対応する「受信」シンボルストリームを与え得る。
【0040】
[0050]次いで、RXデータプロセッサ260が、NR個の受信機254からNR個の受信シンボルストリームを受信し、特定の受信機処理技法に基づいて処理して、NT個の「検出」シンボルストリームを与える。次いで、RXデータプロセッサ260は、各検出シンボルストリームを復調し、デインターリーブし、復号して、データストリームのトラフィックデータを復元する。RXデータプロセッサ260による処理は、送信機システム210におけるTX MIMOプロセッサ220およびTXデータプロセッサ214によって実行される処理を補足するものであり得る。
【0041】
[0051]プロセッサ270は、どのプリコーディング行列を使用すべきかを定期的に判断する。プロセッサ270は、行列インデックス部分とランク値部分とを備える逆方向リンクメッセージを作成する。メモリ272は、受信機システム250のためのデータとソフトウェアとを記憶し得る。逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する様々なタイプの情報を備え得る。次いで、逆方向リンクメッセージは、データソース236からいくつかのデータストリームのトラフィックデータをも受信するTXデータプロセッサ238によって処理され、変調器280によって変調され、送信機254a〜254rによって調整され、送信機システム210に返信される。
【0042】
[0052]送信機システム210において、受信機システム250からの被変調信号は、アンテナ224によって受信され、受信機222によって調整され、復調器240によって復調され、RXデータプロセッサ242によって処理されて、受信機システム250によって送信された逆方向リンクメッセージが抽出される。次いで、プロセッサ230は、ビームフォーミング重みを判断するためにどのプリコーディング行列を使用すべきかを判断し、抽出されたメッセージを処理する。
【0043】
[0053]図3に、図1に示したワイヤレス通信システム内で採用され得るワイヤレスデバイス302において利用され得る様々な構成要素を示す。ワイヤレスデバイス302は、本明細書で説明する様々な方法を実装するように構成され得るデバイスの一例である。ワイヤレスデバイス302は基地局100、またはユーザ端末116および122であり得る。
【0044】
[0054]ワイヤレスデバイス302は、ワイヤレスデバイス302の動作を制御するプロセッサ304を含み得る。プロセッサ304は中央処理装置(CPU)と呼ばれることもある。読取り専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含み得るメモリ306は、命令とデータとをプロセッサ304に与える。メモリ306の一部分は不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)をも含み得る。プロセッサ304は、一般に、メモリ306内に記憶されたプログラム命令に基づいて論理演算と算術演算とを実行する。メモリ306中の命令は、本明細書で説明する方法を実装するように実行可能であり得る。
【0045】
[0055]ワイヤレスデバイス302はまた、ワイヤレスデバイス302と遠隔ロケーションとの間のデータの送信および受信を可能にするために送信機310と受信機312とを含み得るハウジング308を含み得る。送信機310と受信機312とは組み合わされてトランシーバ314になり得る。単一または複数の送信アンテナ316が、ハウジング308に取り付けられ、トランシーバ314に電気的に結合され得る。ワイヤレスデバイス302はまた、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバを含み得る(図示せず)。
【0046】
[0056]ワイヤレスデバイス302はまた、トランシーバ314によって受信された信号のレベルを検出し、定量化するために使用され得る信号検出器318を含み得る。信号検出器318は、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度および他の信号などの信号を検出し得る。ワイヤレスデバイス302はまた、信号を処理する際に使用するためのデジタル信号プロセッサ(DSP)320を含み得る。
【0047】
[0057]ワイヤレスデバイス302の様々な構成要素は、データバスに加えて、電力バスと、制御信号バスと、ステータス信号バスとを含み得る、バスシステム322によって互いに結合され得る。
【0048】
[0058]加入者にとって利用可能なサービスを拡張するために、いくつかのMSは、複数の無線アクセス技術(RAT)を用いた通信をサポートし得る。たとえば、図4に示すように、マルチモードMS410は、ブロードバンドデータサービスのためのLTEと音声サービスのための符号分割多元接続(CDMA)とをサポートし得る。例示的に、LTEは第1のRAT4201として示され、CDMAは第2のRAT4202として示され、Wi−Fi(登録商標)は第3のRAT4221として示されている。
【0049】
[0059]いくつかの適用例では、マルチRATインターフェース論理430が、長距離RATと短距離RATとの間で情報を交換するために使用され得る。これは、ネットワークプロバイダが、マルチモードMS410のエンドユーザがどのように(どのRATを介して)実際にネットワークに接続するかを制御することを可能にし得る。インターフェース論理430は、たとえば、ローカルIP接続性またはコアネットワークへのIP接続性をサポートし得る。
【0050】
[0060]たとえば、ネットワークプロバイダは、利用可能なとき、短距離RATを介してネットワークに接続するようにマルチモードMSに指示することが可能であり得る。この能力は、ネットワークプロバイダが、特定のエアリソースの輻輳を緩和する方法でトラフィックをルーティングすることを可能にし得る。実際に、ネットワークプロバイダは、短距離RATを使用して、(長距離RATの)あるエアトラフィックをワイヤラインネットワークに分散させるか、またはあるエアトラフィックを、輻輳したワイヤレスネットワークからあまり輻輳していないワイヤレスネットワークに分散させ得る。モバイルユーザが速度を短距離RATに好適でないあるレベルまで増加させたときなど、状況が要求するとき、トラフィックは短距離RATから再ルーティングされ得る。
【0051】
[0061]さらに、長距離RATは、一般に、数キロメートルにわたってサービスを与えるように設計されるので、長距離RATを使用するときのマルチモードMSからの送信の電力消費は重要である。対照的に、短距離RAT(たとえば、Wi−Fi)は、数百メートルにわたってサービスを与えるように設計される。したがって、利用可能なときに短距離RATを利用することにより、マルチモードMS410による電力消費はより少なくなり、したがって、バッテリー寿命がより長くなり得る。
【0052】
トラフィックをワイヤレスローカルエリアネットワークにオフロードするシステムおよび方法
[0062]図5に、非シームレスモビリティを用いたワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)と3GPPアクセスインターワーキングとのための例示的なアーキテクチャを示す。そのようなアーキテクチャでは、ユーザ機器(UE)502は、eNB1 504とWLAN AP506とにおいて異なるインターネットプロトコル(IP)アドレスを使用し得る。
【0053】
[0063]UE502は別々のパケットデータネットワーク(PDN)接続を使用し得る。WLANのためのデータプレーンと3GPPのためのデータプレーンとは本質的に無関係であり、セッション継続性(たとえば、WLANに対するモビリティサポート)がない。言い換えれば、UE502は、(たとえば、3GPPネットワークからの支援なしで)独立してWLAN APを見つけ得、これは非効率であり得る。
【0054】
[0064]本開示のいくつかの態様は、しかしながら、トラフィックにアクセスしてWLANにオフロードするUEを制御する、セルラーネットワークのための技法を提供し得る。このようにして、UEは、一般にパッシブスキャニングとアクティブスキャニングとを含む802.11において規定されているスキャニングプロシージャを実行することによって、WLAN APに気づき得る。
【0055】
[0065]UEは、受信機をオンにしたままWLANビーコンの受信を待たなければならないので、802.11において定義されているパッシブススキャニングは、UEにとって非効率的であり得る。ビーコン送信間隔は100ミリ秒程度であるので、これにより、スキャンすべき数十のチャネルがある場合、スキャンエネルギーが高くなり、スキャンレイテンシが高くなり得る。アクティブスキャンはより速くなり得るが、WLANにトラフィック、すなわち、プローブ要求とプローブ応答とを追加する。アクティブスキャニングはまた、電力集約的である。
【0056】
[0066]いくつかの規格(たとえば、802.11u)は、UEがAPに関連付けられることなしに、APに関するさらなる情報を発見するための追加の機構を定義している。たとえば、一般広告サービス(GAS:generic advertisement service)が、ネットワーク中のUEとサーバとの間での広告プロトコルのフレームのトランスポートを与え得る。このシナリオでは、APは、キャリアのネットワーク中のサーバへのモバイルデバイスのクエリのリレーと、サーバの応答をモバイルに配信することとを担当し得る。
【0057】
[0067]別の機構の例としては、ホットスポット事業者のドメイン名と、認証のためにサポートされたそれらの証明タイプおよびEAP方法とともにホットスポットを介してアクセス可能なローミングパートナーと、IPアドレスタイプ利用可能性と、UEのネットワーク選択プロセスにおいて有用な他のメタデータとを含む、一般にGASを介してトランスポートされるAPからのUE/STAによるアクセスネットワーク情報検索のためのクエリ広告プロトコルである、アクセスネットワーククエリプロトコル(ANQP:access network query protocol)がある。
【0058】
[0068]UEは、測定値を与えるためにWLAN APに関連しなくてもよいことがある。UEは、802.11k、802.11uおよびHotspot2.0において定義されている追加のプロシージャのサブセットをサポートし得る。
【0059】
[0069]無線アクセスネットワーク(RAN)に関して、図5に示すように、APとBSとの間のインターフェースがないことがある。これが事業者制御WLAN APに対して動作することが予想されても、負荷情報またはネイバー情報がバックホールを介して交換されることは予想されない。しかしながら、コロケートAPおよびBSの場合、APに関する802.11k、802.11u、およびHotspot2.0情報が(たとえば、バックホールリンクを介して)BSにおいて知られ得、UEは、情報を取得するためにANQPを実行する必要がないことがある。
【0060】
[0070]高効率パッシブスキャニングが可能にされたとき、APは、RANによって広告された時間にAPのビーコンを送信し得る。言い換えれば、APは、セルラータイミングおよびSFNを取得し、RANによって広告されたビーコン送信時間を知る必要があり得る。いくつかの態様では、APを識別するために報告の2つのレベルが必要とされ得、(たとえば、BSSIDに基づいて)すなわち、ビーコンのみからAPを識別するか、または(たとえば、非コロケートAPおよびeNBの場合)ANQPを使用して、情報を識別する802.11k、802.11u、またはHotspot2.0を与える。いくつかの態様では、図に示されてないこの情報を交換するためのバックホールインターフェースを有することが可能である。
【0061】
[0071]図6に、本開示のいくつかの態様による、WLANブースタAPのためのRF測定プロシージャを示す。(602において)接続が確立されたとき、または何らかのイベントに基づいて、(604において)基地局(BS)610(たとえば、アンカーeNB)が、測定値構成をUE620に与える。
【0062】
[0072]測定値構成は、RANタイミングに対するWLANビーコンの送信時間を通知することによって、UEがパッシブスキャニングに依拠することを可能にし得る。測定値構成はイベント駆動であり得る。さらに、イベント駆動測定値構成は十分であり得るが、周期的測定値報告も可能であり得る。
【0063】
[0073]測定値構成は、UEの電力およびスペクトル高能率WLANパッシブスキャニングを可能にするために、(たとえば、特定のWLAN APまたはWLAN APのグループに対応する)ターゲット識別子によって報告するためのターゲットWLAN APと、(たとえば、特定のWLANチャネルまたはWLAN帯域に対応する)ターゲット周波数と、RANタイミングに対するビーコンタイミングとを定義し得る。一例として、ビーコンが定期的に(たとえば、LTEのSFN mod10=0のとき)送信され得る。動作クラス(たとえば、異なる動作クラスの精細度についての802.11のアネックスEを参照)および(動作クラスを含む)チャネル番号など、WLAN測定値のための様々なタイプのターゲット周波数が考慮され得る。
【0064】
[0074]WLAN測定値のための様々なタイプのターゲット識別子が考慮され得る。例としては、限定はしないが、ネットワークアクセス識別子ホーム領域(NAIHR)、サービスセット識別子(SSID)、基本SSID(BSSID)、同種拡張SSID(HESSID:homogeneous extended SSID)、または第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)セルラーネットワーク情報がある。WLAN APのグループのための追加のターゲット識別子も定義され得る。BSSIDは、(たとえば、コロケートWLANおよびBSの場合)特定のWLAN APを探索するために使用され得る。
【0065】
[0075]NAIHRは、UEがそれに対するセキュリティ証明を有するネットワークアクセス識別子(NAI)領域が、それのネットワークまたはサービスがBSSを介してアクセス可能であるSPまたは他のエンティティに対応する領域であるかどうかを、UEが判断することを可能にする。BSSIDは、概して、個々のAPを識別するために使用されるが、他の測定ターゲットは、概して、拡張サービスセット(ESS)を識別するために使用される。SSIDは、WLANサービスプロバイダ(SP)を表し得る特定のSSIDを探索するために使用され得る。HESSIDは、特定のホットスポットSPを探索するために使用され得る(ビーコンまたはプローブ応答の一部としてインターワーキングIE(802.11u)中に含まれる)。HESSIDは、概して、SSIDベースの探索よりも制御され得るが、WLANにおけるホットスポットサポートを仮定している。3GPPセルラーネットワーク情報は、特定のパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)を探索するために使用され得る(802.11u)。
【0066】
[0076]測定値構成は、次のようにWLAN測定イベントのセットを定義し得る。第1のイベント(イベントC1)では、WLANは絶対しきい値よりも良好になり得る(たとえば、WLANとの関連付けをトリガする)。第2のイベント(イベントC2)では、WLANは絶対しきい値よりも不良になる(たとえば、WLANとの関連付け解除をトリガする)。第3のイベント(イベントC3)では、WLANネイバーオフセットはサービングWLANよりも良好になる(たとえば、WLAN AP間でのハンドオーバをトリガする)。
【0067】
[0077]イベントC1は、セルラーネットワーク(たとえば、LTE)からWLANへのオフロードをトリガするために使用され得る。たとえば、
【数1】
【0068】
または
【数2】
【0069】
の場合、UEはWLANに関連し得る(すなわち、UEがまだWLANに接続されていない場合)。しかしながら、
【数3】
【0070】
または
【数4】
【0071】
の場合、UEはWLANとの関連付けを解除し得る。関連付け解除は、レイヤ2における関連付け解除と、認証およびネットワークプロトコル状態のティアダウンとを含み得る。式中の変数は次のように定義される。−MsはWLANの測定結果であり、オフセットを考慮に入れず(Msは、RCPIの場合、dBmで表されるか、またはRSNIの場合、dBで表される)、−Hysは、このイベントのためのヒステリシスパラメータであり(たとえば、このイベントのためのreportConfigEUTRA内で定義されたヒステリシスもdBで表される)、−Threshは、このイベントのためのしきい値パラメータであり(たとえば、このイベントのためのreportConfigEUTRA内で定義され、Msと同じ単位で表されるc1−Threshold)、−loadはチャネル負荷であり(ビーコンのBSS負荷要素中で示され、範囲0〜255、あるいは代替的に、負荷は、UEにおいて計算されたチャネル負荷であり得る)、−loadHysは整数0〜255として表され、−loadThreshはloadHysと同じ単位で表される。いくつかの態様によれば、測定は、代替的に、単にMsまたはloadのうちの1つを測定するように定義され得る(すなわち、両方の条件を考慮するとは限らない)。
【0072】
[0078]イベントC2は、WLANからセルラーネットワークへのフォールバックをトリガするために使用され得る。たとえば、
【数5】
【0073】
または
【数6】
【0074】
の場合、UEはWLANとの関連付けを解除し得る。しかしながら、
【数7】
【0075】
または
【数8】
【0076】
の場合、UEはWLANに関連し得る(すなわち、UEがまだWLANに接続されていない場合)。式中の変数は次のように定義される。−Threshこのイベントのためのしきい値パラメータである(たとえば、このイベントのためのreportConfigEUTRA内で定義されたc2−Threshold)。いくつかの態様によれば、測定は、代替的に、単にMsまたはloadのうちの1つを測定するように定義され得る(すなわち、両方の条件を考慮するとは限らない)。
【0077】
[0079]イベントC3は、イントラWLANハンドオーバをトリガするために使用され得る。たとえば、
【数9】
【0078】
の場合、UEは、サービングWLANとの関連付けを解除し、近隣WLANに関連し得る。しかしながら、
【数10】
【0079】
の場合、UEは、サービングWLANに関連付けられたままであり得る。式中の変数は次のように定義される。−Mnは近隣WLANの測定結果であり、オフセットを考慮に入れず、−Ofnは、ネイバーWLANの周波数の周波数固有オフセットであり(たとえば、ネイバーWLANの周波数に対応するmeasObjectEUTRA内で定義されたoffsetFreq)、−Ocnは、ネイバーWLANのWLAN固有オフセットであり(たとえば、ネイバーWLANの周波数に対応するmeasObjectEUTRA内で定義されたWLANIndividualOffset)、ネイバーWLANのために構成されていない場合、0に設定され、−MpはサービングWLANの測定結果であり、オフセットを考慮に入れず、−Ofpは、1次周波数の周波数固有オフセットであり(たとえば、1次周波数に対応するmeasObjectEUTRA内で定義されるoffsetFreq)、−Ocpは、サービングWLANのWLAN固有オフセットであり(たとえば、1次周波数に対応するmeasObjectEUTRA内で定義されるWLANIndividualOffset)、サービングWLANのために構成されていない場合、0に設定され、−Hysは、このイベントのためのヒステリシスパラメータであり(たとえば、このイベントのためのreportConfigEUTRA内で定義されたヒステリシス)、−Offは、このイベントのためのオフセットパラメータであり(たとえば、このイベントのためのreportConfigEUTRA内で定義されたa3−Offset)、−Mn、Mpは、RCPIの場合、dBmで表されるか、またはRSNIの場合、dBで表され、−Ofn、Ocn、Ofp、Ocp、Hys、Offは、dBで表される。
【0080】
[0080]測定は、代替的に、負荷をも測定するようにも定義され得る(たとえば、両方の条件を考慮するか、または単に負荷を個別に考慮する)。代替は、UEが、WLANへの接続性を管理し、サービングAPをRANに単に報告することを可能にすることになるであろう。これに関する1つの問題は、それがLTEおよびWLANがコロケートされたシナリオにどのように影響を及ぼすかである。これは、RANがLTEのHO決定を行い、UEがWLANのHO決定を行うからである。したがって、LTEおよびWLANがコロケートされたとき、単一の共通決定点を有することは道理にかなう。
【0081】
[0081]再び図6を参照すると、ある時間期間後に、(606において)イベントが、UE620を測定値報告を与えるようにトリガする。(608において)UE620は、無線アクセスネットワーク(RAN)を介した無線リソース制御(RRC)を使用して、測定値報告メッセージを送る。測定値報告は、概して、WLANについてのターゲット識別子および測定値を含む。
【0082】
[0082]オーバージエア(OTA:Over-the-air)情報要素(IE)および/または802.11u、802.11kまたはHotspot2.0に関係するIEが、WLAN測定値報告中に含まれ得る。OTA IEは、WLANのUEによる測定値、またはWLAN APからのビーコンまたはプローブ応答中で受信されたIEに基づき得る。802.11u、802.11kまたはHotspot2.0IEは、UEとWLANとの間でのANQPを介したシグナリング、またはWLAN APからのビーコンまたはプローブ応答中で受信されたIEに基づき得る。いくつかの態様では、802.11u、802.11kおよびHotspot2.0は、コロケートBSおよびWLANの場合、またはBSとWLAN APとの間の定義された新しいインターフェースにより、BSにおいてすでに知られていることがある。
【0083】
[0083]WLANターゲットAP識別情報IEは、上記で説明した測定値構成のために使用されるものと同じであり得る。測定値報告は、ターゲット識別子とターゲット周波数とによってターゲットWLAN APを定義する。ターゲット識別子は、WLAN APまたはWLAN APのグループの1つまたは複数の識別子に対応し得る(たとえば、BSSID、SSID、HESSID、3GPPセルラーネットワーク情報)。ターゲット周波数は、特定のWLANチャネルまたはWLAN帯域に対応し得る(たとえば、動作クラス、チャネル番号)。UEがすでに事業者WLAN APに接続されているとき、UEは、関連付けられたBSSIDを報告し、alreadyConnected IEを介してUEがすでにWLAN APに接続されていることを示し得る。
【0084】
[0084]OTA測定値は、WLANのUEによる測定値またはWLAN APからのビーコン中で受信されたIEに基づいて、RRCを介してUEによって送られ得る。WLANターゲットAP測定値の例としては、概して、受信信号強度インジケータ(RSSI)、受信チャネル電力インジケータ(RCPI)測定値、受信信号対雑音インジケータ(RSNI)測定値、チャネル負荷、WANメトリック、およびBSS負荷がある。RSSI測定値は、総受信電力のスケーリングされた測定値を含み得る。RCPI測定値は、−110〜0dBmの範囲内の受信フレームの選択されたチャネルにおける受信RF電力の尺度(STA測定値)を与え得る。RSNI測定値は、受信IEEE802.11フレームの信号対雑音プラス干渉比の指示(STA測定値)を与え得る。チャネル負荷は、測定STAが、物理的キャリア検知を介してかまたはNAVに示されるかのいずれかで、ビジーであるチャネルを判断する測定継続時間の比率(STA測定値)を含み得る。
【0085】
[0085]WANメトリックは、リンクステータス、バックホール速度およびローディング(Hotspot2.0)などのWANに関する情報を含み得る。BSS負荷は、BSS(802.11k)中に現在STA集団およびトラフィックレベルに関する情報を含み得る。上記で説明したターゲットAP測定値に加えて、追加のターゲットAP測定値も定義され得る。たとえば、WLANから関連付け解除するかまたはHOすることを決定するためのフレームエラーレートに関する統計値が考慮され得る。以下の表は、RRC中でUEによって報告され得るIEの概要を与えるものである。
【表1】
【0086】
[0086]図7に、本開示のいくつかの態様による、例示的なWLANモビリティプロシージャコールフローを示す。より詳細には、図7は、コアネットワーク(CN)において終端する発展型パケットシステム(EPS:evolved packet system)ベアラのためのWLANブースタオフロードプロシージャへのアンカーを示す。図示のように、図6中で同じく行われたように、UE620は、(604において)測定プロシージャを実行し、(608において)RANを介したRRCを使用して測定値報告メッセージを送る。
【0087】
[0087]測定値報告に基づいて、BS610は、どのE−UTRAN無線アクセスベアラ(ERAB)をブースタAP710にオフロードすべきか判断し得る。(702において)BS610は、UEにRRCConnectionReconfigurationメッセージを送る。いくつかの態様によれば、BS610は、たとえば、無線状態および/または負荷に基づいて、モビリティプロシージャをトリガし得る。いくつかの態様では、BSはまた、(たとえば、UEから測定値報告を受信することなしに)オフロードプロシージャをブラインドで開始し得る。
【0088】
[0088]WLANプロシージャへのモビリティの少なくとも2つのタイプが、(たとえば、静的ポリシーまたは動的ポリシーに基づいて)定義され得る。いくつかの態様によれば、BS610は、WLANとのUEの関連付けまたはWLANからのUEの関連付け解除をトリガし得る。UE620によってオフロードされる実際のIPフローは、静的ポリシー、たとえば、CNによってUE620上に構成されたアクセスネットワーク発見および選択機能(ANDSF:access network discovery and selection function)、またはCNによって制御されるGPRSトンネリングプロトコルを介したS2aベースのモビリティ(SaMOG:S2a-based mobility over GPRS tunneling protocol)に基づく動的ポリシーに基づき、UE620に伝搬され得る。
【0089】
[0089]IE WLANMobilityInfoは、静的ポリシーに基づくWLANへの/内のネットワーク制御モビリティのための関係するパラメータを含み得る。
【表2】
【0090】
[0090]いくつかの態様によれば、静的ポリシーに基づくWLANへの/内のネットワーク制御モビリティのために必要とされるWLANMobilityInfoパラメータに加えて、BS610は、(たとえば、RANにおける動的ポリシーに基づく)RRCConnectionReconfigurationメッセージ中のWLANRoutingInfoフィールドによってオフロードするために、IPフローまたはアクセスポイント名(APN)トラフィックを追加、削除、または変更するためにUE620をトリガし得る。これを以下によって示す。
【表3】
【0091】
[0091]動的ポリシーを実装するため、RANは、ポリシーの正確なタイプを(すなわち、IPフローまたはAPNオフロードを、それぞれ)UEに伝搬するために、シームレスWLANオフロードのためにUE620がIPフローモビリティ(IFOM)または多重アクセスPDN接続性(MAPCON:multi-access PDN connectivity)を使用しているかどうかを知る必要があり得る。この情報は、接続が確立され、ハンドオーバ(HO)メッセージ中で伝搬されるとき、S1を介して受信されるUEコンテキスト中に含まれ得る。代替として、この情報は、接続確立における能力としてUEによって示され、UEがハンドオーバされるコンテキスト中に含まれ得る。WLANFlowInfoIE中のフィールドは、概して、以下を含む。
【表4】
【0092】
[0092]再び図7を参照すると、(704において)UE620は、RRCConnectionReconfigurationメッセージに基づいて、AP710との関連付け(解除)を実行する。デュアルスタックモバイルIPv6(DSMIPv6:dual-stack mobile IPv6)の場合は、(706において)IPアドレス連続性のためのPGW720へのバインディング更新をも送る。UE620は、ULデータを送り、ブースタAP710へのDLデータを受信し得る。IPアドレス連続性が利用可能でないとき、UE620は、RANインターフェースを介して既存の接続に関連付けられたトラフィックを送り続け得る。しかしながら、新しい接続は、シグナリングされたマッピングに従い得る。708において、UE620は、BS610にRRCConnectionReconfigurationCompleteメッセージを送る。
【0093】
[0093]図8に、本開示のいくつかの態様による、WLANブースタAPのための例示的な自動WLANネイバーリレーションプロシージャを示す。いくつかの態様では、静的WLANネイバーリレーション情報のみが、自動WLANネイバーリレーションプロシージャの一部として報告され得る。
【0094】
[0094]LTE測定値報告とは異なり、(608において)WLAN−IDは、WLAN
AP810を一意に識別し、コロケートWLAN APおよびBSの場合、またはeNBインターフェースまでのWLANが利用可能な場合、バックホールを介して情報が交換され得るので、自動WLANネイバーリレーションプロシージャは必要とされないことがある。しかしながら、BS610とコロケートされていないWLAN APの場合、802において、BS610は、パラメータとして新たに発見されたWLAN−IDを使用して、関係する近隣WLAN AP810の追加WLANパラメータを報告するようにUE620に命令する。804において、UE620は、802.11uおよびHotspot2.0において定義されているアクセスネットワーククエリプロトコル(ANQP)を使用して、さらなる情報のためにWLAN AP810に照会する。806において、UE620はWLANパラメータをBS610に報告する。
【0095】
[0095]場合によっては、いくつかのIE(たとえば、802.11u、802.11kまたはHotspot2.0IE)が、自動WLANネイバーリレーション報告中に含まれ得る。802.11u、802.11kまたはHotspot2.0IEは、UEとWLANとの間でのANQPを介したシグナリング、またはWLAN APからのビーコンまたはプローブ応答中で受信されたIEに基づき得る。上記で説明したように、802.11u、802.11kおよびHotspot2.0IEは、コロケートBSおよびWLANの場合、またはeNBとWLAN APとの間の定義された新しいインターフェースにより、BSにおいてすでに知られていることがあり、その場合、自動WLANネイバーリレーションプロシージャは必要とされない。
【0096】
[0096]自動WLANネイバーリレーション報告は、ネイバー報告と、インターワーキングと、ローミングコンソーシアムと、ネットワーク認証タイプと、IPアドレスタイプ利用可能性と、ベニュー名と、ロケーションと、接続能力と、事業者フレンドリー名とを含み得る。ネイバー報告(802.11k)は、概して、サービスセット遷移のための候補である知られているネイバーAPに関する情報を含む。インターワーキング(802.11u)は、アクセスネットワークタイプ(たとえば、フリー、プライベート、インターネット接続利用可能性など)を指示し得る。ローミングコンソーシアム(802.11u)は、それのネットワークがこのAPを介してアクセス可能であるローミングコンソーシアムまたはSSPに関する情報を与え得る(たとえば、この要素を送信するAPを用いて認証するために、それのセキュリティ証明が使用され得る)。最高3つが記載され得る。ネットワーク認証タイプ(802.11u)は、条件の受入れ、サポートされたオンライン登録、HTTP/Sリダイレクション、またはDNSリダイレクションを含む認証タイプのリストを与え得る。IPアドレスタイプ利用可能性(802.11u)は、IPv6、パブリックIPv4、ポート制限付きIPv4、シングルNAT(Single NATed)プライベートIPv4、ダブルNAT(Double NATed)、プライベートPv4などを含む、IPアドレスバージョンおよびタイプの利用可能性に関する情報を与え得る。
【0097】
[0097]ベニュー名は、BSSに関連付けられた0個以上のベニュー名を与え得る。2つ以上が含まれ得るが、すべてが、異なる人間言語での同じ事業者名を表すことがある。ロケーション(802.11u)は、LCIフォーマットで(たとえば、緯度−経度座標、またはストリートアドレス、またはURIとして)APのロケーションを与え得る。接続能力(Hotspot2.0)は、最も一般的に使用される通信プロトコルおよびポートのホットスポット内での接続ステータスに関する情報を与え得る。たとえば、アクセスネットワークへのファイアウォールアップストリームは、他の上での通信を阻止しながら、いくつかのIPプロトコルおよびポート上での通信を可能にし得る。事業者フレンドリー名(Hotspot2.0)は、IEEE802.11ANを動作させる0個以上の事業者を与え得る。2つ以上が含まれ得るが、すべてが、異なる人間言語での同じ事業者名を表す。上記で説明されたターゲットAP測定値に加えて、追加のターゲットAP測定値が定義され得る。
【0098】
[0098]いくつかのシナリオでは、ANDSFポリシーが、不良なWLANにUEのトラフィックを送り得るが、UEはRRCアイドル状態にあるので、RANはこれを検出せず、フィックスし得ない。また、密なインターワーキングがWLANネットワークとRANネットワークとの間にあり得、WLANへのすべてのモビリティがRANにおいて協調される必要があり得るシナリオがある。いくつかの態様では、RANは、RAN制御WLANオフロードがセル中で可能にされるかどうかをブロードキャスト制御チャネル(BCCH)を介して示し得る。可能にされるとき、セルにキャンプオンされたサポートUEはトラフィックのためにRANに接続し得、RANはどのベアラがオフロードされるか判断し得、すなわち、UEがANDSFとRAN制御WLANインターワーキングとをサポートする場合、UEは、WLANを介してトラフィックを関連付けるかまたは送る前に、ANDSFポリシーを無効にしてRANに接続し得る。RANは、次いで、上記で説明したように、トラフィックをWLANのほうへステアリングし得る。
【0099】
[0099]場合によっては、たとえば、コロケートWLANおよびLTE/UMTSセルにおいてシームレスフローモビリティまたはWLANおよび3GPPデータアグリゲーションがサポートされる場合、いくつかの事例では、プロシージャがRANにおいて開始され得るように、ネットワークはUEにこのサポートを示し得る。この場合、UEは、最良の性能を保証するために、トラフィックをWLANに関連付けるおよび/または送る前に最初にRANにアクセスし得る。
【0100】
[0100]図9に、本開示のいくつかの態様による、データ送信をセルラーネットワークからWLAN APにオフロードするための例示的な動作を示す。動作900は、たとえば、基地局(BS)によって実行され得る。
【0101】
[0101]902において、BSは、1つまたは複数のWLAN APを測定するようにとの要求をUEに送信する。904において、第1のAPについての測定値がしきい値を超える場合、BSはWLAN APのうちの少なくとも第1のAPについての報告を受信する。第1のAPについてのメトリックの報告を受信すると、BSは、データ送信をセルラーネットワークから第1のAPにオフロードするための無線リソース制御(RRC)コマンドを送信し得る。
【0102】
[0102]図10に、本開示のいくつかの態様による、WLAN APのメトリックをセルラーネットワークに報告するための例示的な動作を示す。動作1000は、たとえば、UEによって実行され得る。
【0103】
[0103]1002において、UEは、サービング基地局から、1つまたは複数のWLAN
APを測定するようにとの要求を受信する。1004において、UEは、その要求に基づいてWLAN APについての1つまたは複数のメトリックを判断する。1006において、UEは、WLAN APについてのメトリックをしきい値と比較する。1008において、第1のAPについてのメトリックがしきい値を超える場合、UEはWLAN APのうちの少なくとも第1のAPを報告する。第1のAPについてのメトリックを報告すると、UEは、データ送信をセルラーネットワークから第1のAPにオフロードするための無線リソース制御(RRC)コマンドを受信し得、RRCコマンドを受信すると、UEは第1のAPに関連し得る。
【0104】
[0104]いくつかの態様によれば、UEは、サービング基地局がワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)および無線アクセスネットワーク(RAN)インターワーキングをサポートするかどうかを判断し、その判断に基づいて、送信をWLANアクセスポイント(AP)と関連付けるかまたは交換する前にサービング基地局にアクセスするかどうかを判断し得る。場合によっては、判断することは、WLANおよびRANインターワーキングがサービング基地局のこのセル中で可能にされるかどうかを、サービング基地局がBCCHを介して示すかどうかを判断することを備える。
【0105】
[0105]指示は、サポートWLANおよびRANインターワーキングの指示、1つまたは複数のWLAN APの識別子、または1つまたは複数のWLAN APについての広告のタイミングの指示のうちの1つまたは複数を備え得、判断は指示が存在するかどうかを判断することを備える。1つまたは複数のWLAN APが、ネットワークアクセス識別子ホーム領域(NAIHR)、サービスセット識別子(SSID)、基本SSID(BSSID)、同種拡張SSID(HESSID)、または第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)セルラーネットワーク情報によって識別される。
【0106】
[0106]場合によっては、UEは、サービング基地局にアクセスし、サービング基地局からWLAN APを測定するようにとの要求を受信し得る。場合によっては、UEは、サービング基地局にアクセスし、アクセスプロシージャの一部としてWLAN APを識別し得る。場合によっては、送信をWLAN APと関連付けるかまたは交換する前にサービング基地局にアクセスするかどうかを判断することは、送信をWLAN APと関連付けるかまたは交換する前にサービング基地局にアクセスすることをポリシーが示すかどうかを判断すること備える。ポリシーは、コアネットワーク(CN)からのポリシーを備え得、場合によっては、それのために最初にサービング基地局にアクセスするためのトラフィックのタイプを示し得る。トラフィックのタイプは、1つまたは複数のインターネットプロトコル(IP)フロー、ベアラ、またはアクセスポイント名(APN)トラフィックを備え得る。
【0107】
[0107]上記で説明した方法の様々な動作は、対応する機能を実行することが可能な任意の好適な手段によって実行され得る。それらの手段は、限定はしないが、回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはプロセッサを含む、様々な(1つまたは複数の)ハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素および/またはモジュールを含み得る。一般に、図に示されている動作がある場合、それらの動作は、同様の番号をもつ対応するカウンターパートのミーンズプラスファンクション構成要素を有し得る。
【0108】
[0108]本明細書で使用する「判断」という用語は、多種多様なアクションを包含する。たとえば、「判断」は、計算、算出、処理、導出、調査、探索(たとえば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認などを含み得る。また、「判断」は、受信(たとえば、情報を受信すること)、アクセス(たとえば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを含み得る。また、「判断」は、解決、選択、選定、確立などを含み得る。
【0109】
[0109]本明細書で使用する、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−cを含むものとする。
【0110】
[0110]上記で説明した方法の様々な動作は、(1つまたは複数の)様々なハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素、回路、および/または(1つまたは複数の)モジュールなど、それらの動作を実行することが可能な任意の好適な手段によって実行され得る。概して、図に示されているどの動作も、その動作を実行することが可能な対応する機能的手段によって実行され得る。
【0111】
[0111]本開示に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0112】
[0112]本開示に関連して説明した方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、当技術分野で知られている任意の形態の記憶媒体中に常駐し得る。使用され得る記憶媒体のいくつかの例には、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROMなどがある。ソフトウェアモジュールは、単一の命令、または多数の命令を備え得、いくつかの異なるコードセグメント上で、異なるプログラム間で、および複数の記憶媒体にわたって分散され得る。記憶媒体は、プロセッサがその記憶媒体から情報を読み取ることができ、その記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合され得る。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。
【0113】
[0113]本明細書で開示する方法は、説明した方法を達成するための1つまたは複数のステップまたはアクションを備える。本方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく互いに交換され得る。言い換えれば、ステップまたはアクションの特定の順序が指定されない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は特許請求の範囲から逸脱することなく変更され得る。
【0114】
[0114]説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装した場合、機能は1つまたは複数の命令としてコンピュータ可読媒体上に記憶され得る。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、あるいは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気記憶デバイス、もしくは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用でき、コンピュータによってアクセスできる任意の他の媒体を備えることができる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。
【0115】
[0115]したがって、いくつかの態様は、本明細書で提示する動作を実行するためのコンピュータプログラム製品を備え得る。たとえば、そのようなコンピュータプログラム製品は、本明細書で説明する動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である命令をその上に記憶した(および/または符号化した)コンピュータ可読媒体を備え得る。いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品はパッケージング材料を含み得る。
【0116】
[0116]ソフトウェアまたは命令はまた、伝送媒体を介して送信され得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、伝送媒体の定義に含まれる。
【0117】
[0117]さらに、本明細書で説明した方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、適用可能な場合にユーザ端末および/または基地局によってダウンロードされ、および/または他の方法で取得され得ることを諒解されたい。たとえば、そのようなデバイスは、本明細書で説明した方法を実行するための手段の転送を可能にするためにサーバに結合され得る。代替的に、本明細書で説明した様々な方法は、ユーザ端末および/または基地局が記憶手段をデバイスに結合するかまたは与えると様々な方法を得ることができるように、記憶手段(たとえば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクなどの物理記憶媒体など)によって提供され得る。その上、本明細書で説明した方法および技法をデバイスに提供するための任意の他の好適な技法が利用され得る。
【0118】
[0118]特許請求の範囲は、上記に示した厳密な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。上記で説明した方法および装置の構成、動作および詳細において、特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な改変、変更および変形が行われ得る。
【0119】
[0119]上記は本開示の態様を対象とするが、本開示の他の態様およびさらなる態様は、それらの基本的範囲から逸脱することなく考案され得、それらの範囲は以下の特許請求の範囲によって判断される。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法であって、
サービング基地局から、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)を測定するようにとの要求を受信することと、
前記要求に基づいて前記WLAN APについての1つまたは複数のメトリックを判断することと、
前記WLAN APについての前記メトリックをしきい値と比較することと、
前記WLAN APのうちの少なくとも第1のAPを報告することと
を備える、方法。
[C2]
前記報告が、前記メトリックのうちの1つまたは複数と前記第1のAPの識別子とを備える、C1に記載の方法。
[C3]
測定するようにとの前記要求が、前記WLAN APについての広告のタイミングの指示を備える、C1に記載の方法。
[C4]
前記報告することが、
前記UEがすでに前記第1のAPに接続されていることを報告すること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C5]
前記第1のAPを報告したときに、
データ送信をセルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードするための無線リソース制御(RRC)コマンドを受信すること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C6]
前記RRCコマンドを受信したときに、前記第1のAPに関連付けることをさらに備える、C5に記載の方法。
[C7]
前記RRCコマンドが前記第1のAPの識別子を備える、C5に記載の方法。
[C8]
前記RRCコマンドが、前記セルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードするためのインターネットプロトコル(IP)フロー、ベアラ、またはアクセスポイント名(APN)トラフィックをさらに備える、C5に記載の方法。
[C9]
オフロードするための前記IPフローまたは前記APNトラフィックが、シームレス接続性または非シームレス接続性のうちの1つまたは複数として指定される、C8に記載の方法。
[C10]
前記シームレス接続性がインターネットプロトコルフローモビリティ(IFOM)または多重アクセスパケットデータネットワーク接続性(MAPCON)を備える、C9に記載の方法。
[C11]
データ送信を前記第1のAPにオフロードすることであって、どのデータ送信が前記セルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードされるかを判断することが、コアネットワーク(CN)からのポリシーに基づく、オフロードすることをさらに備える、C5に記載の方法。
[C12]
前記第1のAPを報告したときに、
前記第1のAPに関する追加情報を報告するようにとの構成要求を受信すること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C13]
前記第1のAPに関する前記追加情報を報告することが、前記第1のAPとのアクセスネットワーククエリプロトコル(ANQP)を実行することを備える、C12に記載の方法。
[C14]
前記第1のAPについての前記メトリックがしきい値を下回る場合、前記WLAN APのうちの前記第1のAPを報告すること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C15]
前記第1のAPについて報告したときに、
前記第1のAPとの関連付けを解除するための無線リソース制御(RRC)コマンドを受信することをさらに備える、C14に記載の方法。
[C16]
前記第1のAPとの関連付けを解除することが、データ送信を前記第1のAPからセルラーネットワークにオフロードすることを備える、C15に記載の方法。
[C17]
前記1つまたは複数のWLAN APについての前記1つまたは複数のメトリックを判断することが、前記WLAN APからビーコンまたはプローブ応答中で情報要素(IE)を受信することを備える、C1に記載の方法。
[C18]
前記1つまたは複数のメトリックが、受信信号強度インジケータ(RSSI)、受信チャネル電力インジケータ(RCPI)、受信信号対雑音インジケータ(RSNI)、基本サービスセット(BSS)負荷、チャネル負荷、またはワイドエリアネットワーク(WAN)メトリックを備える、C2に記載の方法。
[C19]
前記1つまたは複数のWLAN APが特定のWLANチャネルまたはWLAN帯域に対応する、C1に記載の方法。
[C20]
前記1つまたは複数のWLAN APが、ネットワークアクセス識別子ホーム領域(NAIHR)、サービスセット識別子(SSID)、基本SSID(BSSID)、同種拡張SSID(HESSID)、または第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)セルラーネットワーク情報によって識別される、C1に記載の方法。
[C21]
前記第1のAPについての前記メトリックが前記しきい値を超える、C1に記載の方法。
[C22]
前記サービング基地局がWLANおよび無線アクセスネットワーク(RAN)インターワーキングをサポートするかどうかを判断することと、
前記判断に基づいて、送信をWLAN APと関連付けるかまたは交換する前に前記サービング基地局にアクセスするかどうかを判断することと
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C23]
基地局によるワイヤレス通信のための方法であって、
ユーザ機器(UE)に、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)を測定するようにとの要求を送信することと、
前記WLAN APのうちの少なくとも第1のAPについての報告を受信することと
を備える、方法。
[C24]
前記報告が、前記メトリックのうちの1つまたは複数と前記第1のAPの識別子とを備える、C23に記載の方法。
[C25]
測定するようにとの前記要求が、前記WLAN APについての広告のタイミングの指示を備える、C23に記載の方法。
[C26]
前記報告は、前記UEがすでに前記第1のAPに接続されているとの指示を備える、C23に記載の方法。
[C27]
前記第1のAPについての前記報告を受信したときに、
データ送信をセルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードするための無線リソース制御(RRC)コマンドを送信すること
をさらに備える、C23に記載の方法。
[C28]
前記RRCコマンドが前記第1のAPの識別子を備える、C27に記載の方法。
[C29]
前記RRCコマンドが、前記セルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードするためのインターネットプロトコル(IP)フロー、ベアラ、またはアクセスポイント名(APN)トラフィックをさらに備える、C27に記載の方法。
[C30]
オフロードするための前記IPフローまたは前記APNトラフィックが、シームレス接続性または非シームレス接続性のうちの1つまたは複数として指定される、C29に記載の方法。
[C31]
前記シームレス接続性がインターネットプロトコルフローモビリティ(IFOM)または多重アクセスパケットデータネットワーク接続性(MAPCON)を備える、C30に記載の方法。
[C32]
前記セルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードされる前記送信が、コアネットワーク(CN)からの静的ポリシーに基づく、C27に記載の方法。
[C33]
前記第1のAPについての前記報告を受信したときに、
データ送信をサービングWLAN APから前記第1のAPにオフロードするための無線リソース制御(RRC)コマンドを送信すること
をさらに備える、C23に記載の方法。
[C34]
前記第1のAPについての前記報告を受信したときに、
前記第1のAPに関する追加情報が必要とされるかどうかを判断することと、
前記追加情報が必要とされると判断したときに、前記UEに、前記第1のAPに関する追加情報を報告するようにとの構成要求を送信することと
をさらに備える、C23に記載の方法。
[C35]
前記第1のAPが前記基地局とコロケートされている場合、前記第1のAPに関する前記追加情報が必要とされない、C34に記載の方法。
[C36]
前記追加情報が、前記第1のAPと前記基地局との間のバックホールリンクを介して取得される、C34に記載の方法。
[C37]
前記第1のAPに関する前記追加情報がサーバから取得される、C34に記載の方法。
[C38]
前記第1のAPについての測定値がしきい値を下回る場合、前記WLAN APのうちの前記第1のAPの報告を受信すること
をさらに備える、C23に記載の方法。
[C39]
前記第1のAPについての前記報告を受信したときに、
前記第1のAPとの関連付けを解除するための無線リソース制御(RRC)コマンドを送信すること
をさらに備える、C38に記載の方法。
[C40]
前記第1のAPとの関連付けを解除することが、データ送信を前記第1のAPからセルラーネットワークにオフロードすることを備える、C39に記載の方法。
[C41]
前記1つまたは複数のメトリックが、受信信号強度インジケータ(RSSI)、受信チャネル電力インジケータ(RCPI)、受信信号対雑音インジケータ(RSNI)、基本サービスセット(BSS)負荷、チャネル負荷、またはワイドエリアネットワーク(WAN)メトリックを備える、C24に記載の方法。
[C42]
前記1つまたは複数のWLAN APが特定のWLANチャネルまたはWLAN帯域に対応する、C23に記載の方法。
[C43]
前記1つまたは複数のWLAN APが、サービスセット識別子(SSID)、基本SSID(BSSID)、同種拡張SSID(HESSID)、または第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)セルラーネットワーク情報によって識別される、C23に記載の方法。
[C44]
前記第1のAPについての測定値がしきい値を超える、C23に記載の方法。
[C45]
ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための装置であって、
サービング基地局から、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)を測定するようにとの要求を受信するための手段と、
前記要求に基づいて前記WLAN APについての1つまたは複数のメトリックを判断するための手段と、
前記WLAN APについての前記メトリックをしきい値と比較するための手段と、
前記WLAN APのうちの少なくとも第1のAPを報告するための手段と
を備える、装置。
[C46]
前記報告が、前記メトリックのうちの1つまたは複数と前記第1のAPの識別子とを備える、C45に記載の装置。
[C47]
測定するようにとの前記要求が、前記WLAN APについての広告のタイミングの指示を備える、C45に記載の装置。
[C48]
報告するための前記手段が、
前記UEがすでに前記第1のAPに接続されていることを報告するための手段
をさらに備える、C45に記載の装置。
[C49]
前記第1のAPを報告したときに、データ送信をセルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードするための無線リソース制御(RRC)コマンドを受信するための手段
をさらに備える、C45に記載の装置。
[C50]
前記RRCコマンドを受信したときに、前記第1のAPに関連付けるための手段をさらに備える、C49に記載の装置。
[C51]
前記RRCコマンドが前記第1のAPの識別子を備える、C49に記載の装置。
[C52]
前記RRCコマンドが、前記セルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードするためのインターネットプロトコル(IP)フロー、ベアラ、またはアクセスポイント名(APN)トラフィックをさらに備える、C49に記載の装置。
[C53]
オフロードするための前記IPフローまたは前記APNトラフィックが、シームレス接続性または非シームレス接続性のうちの1つまたは複数として指定される、C52に記載の装置。
[C54]
前記シームレス接続性がインターネットプロトコルフローモビリティ(IFOM)または多重アクセスパケットデータネットワーク接続性(MAPCON)を備える、C53に記載の装置。
[C55]
データ送信を前記第1のAPにオフロードするための手段であって、どのデータ送信が前記セルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードされるかを判断することが、コアネットワーク(CN)からのポリシーに基づく、オフロードするための手段をさらに備える、C49に記載の装置。
[C56]
前記第1のAPを報告したときに、前記第1のAPに関する追加情報を報告するようにとの構成要求を受信するための手段
をさらに備える、C45に記載の装置。
[C57]
前記第1のAPに関する前記追加情報を報告するための前記手段が、前記第1のAPとのアクセスネットワーククエリプロトコル(ANQP)を実行するための手段を備える、C56に記載の装置。
[C58]
前記第1のAPについての前記メトリックがしきい値を下回る場合、前記WLAN APのうちの前記第1のAPを報告するための手段
をさらに備える、C45に記載の装置。
[C59]
前記第1のAPについて報告したときに、前記第1のAPとの関連付けを解除するための無線リソース制御(RRC)コマンドを受信するための手段
をさらに備える、C58に記載の装置。
[C60]
前記第1のAPとの関連付けを解除することが、データ送信を前記第1のAPからセルラーネットワークにオフロードすることを備える、C59に記載の装置。
[C61]
前記1つまたは複数のWLAN APについての前記1つまたは複数のメトリックを判断するための手段が、前記WLAN APからビーコンまたはプローブ応答中で情報要素(IE)を受信するための手段を備える、C45に記載の装置。
[C62]
前記1つまたは複数のメトリックが、受信信号強度インジケータ(RSSI)、受信チャネル電力インジケータ(RCPI)、受信信号対雑音インジケータ(RSNI)、基本サービスセット(BSS)負荷、チャネル負荷、またはワイドエリアネットワーク(WAN)メトリックを備える、C46に記載の装置。
[C63]
前記1つまたは複数のWLAN APが特定のWLANチャネルまたはWLAN帯域に対応する、C45に記載の装置。
[C64]
前記1つまたは複数のWLAN APが、ネットワークアクセス識別子ホーム領域(NAIHR)、サービスセット識別子(SSID)、基本SSID(BSSID)、同種拡張SSID(HESSID)、または第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)セルラーネットワーク情報によって識別される、C45に記載の装置。
[C65]
前記第1のAPについての前記メトリックが前記しきい値を超える、C45に記載の装置。
[C66]
前記サービング基地局がWLANおよび無線アクセスネットワーク(RAN)インターワーキングをサポートするかどうかを判断するための手段と、
前記サービング基地局がWLANおよび無線アクセスネットワーク(RAN)インターワーキングをサポートするかどうかを判断した結果に基づいて、送信をWLAN APと関連付けるかまたは交換する前に前記サービング基地局にアクセスするかどうかを判断するための手段と
をさらに備える、C45に記載の装置。
[C67]
基地局によるワイヤレス通信のための装置であって、
ユーザ機器(UE)に、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)を測定するようにとの要求を送信するための手段と、
前記WLAN APのうちの少なくとも第1のAPについての報告を受信するための手段と
を備える、装置。
[C68]
前記報告が、前記メトリックのうちの1つまたは複数と前記第1のAPの識別子とを備える、C67に記載の装置。
[C69]
測定するようにとの前記要求が、前記WLAN APについての広告のタイミングの指示を備える、C67に記載の装置。
[C70]
前記報告は、前記UEがすでに前記第1のAPに接続されているとの指示を備える、C67に記載の装置。
[C71]
前記第1のAPについての前記報告を受信したときに、データ送信をセルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードするための無線リソース制御(RRC)コマンドを送信するための手段
をさらに備える、C67に記載の装置。
[C72]
前記RRCコマンドが前記第1のAPの識別子を備える、C71に記載の装置。
[C73]
前記RRCコマンドが、前記セルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードするためのインターネットプロトコル(IP)フロー、ベアラ、またはアクセスポイント名(APN)トラフィックをさらに備える、C71に記載の装置。
[C74]
オフロードするための前記IPフローまたは前記APNトラフィックが、シームレス接続性または非シームレス接続性のうちの1つまたは複数として指定される、C73に記載の装置。
[C75]
前記シームレス接続性がインターネットプロトコルフローモビリティ(IFOM)または多重アクセスパケットデータネットワーク接続性(MAPCON)を備える、C74に記載の装置。
[C76]
前記セルラーネットワークから前記第1のAPにオフロードされる前記送信が、コアネットワーク(CN)からの静的ポリシーに基づく、C71に記載の装置。
[C77]
前記第1のAPについての前記報告を受信したときに、データ送信をサービングWLAN APから前記第1のAPにオフロードするための無線リソース制御(RRC)コマンドを送信するための手段
をさらに備える、C67に記載の装置。
[C78]
前記第1のAPについての前記報告を受信したときに、前記第1のAPに関する追加情報が必要とされるかどうかを判断するための手段と、
前記第1のAPに関する追加情報が必要とされると判断したときに、前記UEに、前記追加情報を報告するようにとの構成要求を送信するための手段と
をさらに備える、C67に記載の装置。
[C79]
前記第1のAPが前記基地局とコロケートされている場合、前記第1のAPに関する前記追加情報が必要とされない、C78に記載の装置。
[C80]
前記追加情報が、前記第1のAPと前記基地局との間のバックホールリンクを介して取得される、C78に記載の装置。
[C81]
前記第1のAPに関する前記追加情報がサーバから取得される、C78に記載の装置。
[C82]
前記第1のAPについての測定値がしきい値を下回る場合、前記WLAN APのうちの前記第1のAPの報告を受信するための手段
をさらに備える、C67に記載の装置。
[C83]
前記第1のAPについての前記報告を受信したときに、前記第1のAPとの関連付けを解除するための無線リソース制御(RRC)コマンドを送信するための手段
をさらに備える、C82に記載の装置。
[C84]
前記第1のAPとの関連付けを解除することが、データ送信を前記第1のAPからセルラーネットワークにオフロードすることを備える、C83に記載の装置。
[C85]
前記1つまたは複数のメトリックが、受信信号強度インジケータ(RSSI)、受信チャネル電力インジケータ(RCPI)、受信信号対雑音インジケータ(RSNI)、基本サービスセット(BSS)負荷、チャネル負荷、またはワイドエリアネットワーク(WAN)メトリックを備える、C68に記載の装置。
[C86]
前記1つまたは複数のWLAN APが特定のWLANチャネルまたはWLAN帯域に対応する、C67に記載の装置。
[C87]
前記1つまたは複数のWLAN APが、サービスセット識別子(SSID)、基本SSID(BSSID)、同種拡張SSID(HESSID)、または第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)セルラーネットワーク情報によって識別される、C67に記載の装置。
[C88]
前記第1のAPについての測定値がしきい値を超える、C67に記載の装置。
[C89]
ワイヤレス通信のための装置であって、
サービング基地局から、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)を測定するようにとの要求を受信することと、前記要求に基づいて、前記WLAN APについての1つまたは複数のメトリックを判断することと、前記WLAN APについての前記メトリックをしきい値と比較することと、前記WLAN APのうちの少なくとも第1のAPを報告することと
を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
を備える、装置。
[C90]
ワイヤレス通信のための装置であって、
ユーザ機器(UE)に、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)を測定するようにとの要求を送信することと、
前記WLAN APのうちの少なくとも第1のAPについての報告を受信することと
を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
を備える、装置。
[C91]
ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品であって、
サービング基地局から、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)を測定するようにとの要求を受信することと、
前記要求に基づいて前記WLAN APについての1つまたは複数のメトリックを判断することと、
前記WLAN APについての前記メトリックをしきい値と比較することと、
前記WLAN APのうちの少なくとも第1のAPを報告することと
を行うための命令を記憶したコンピュータ可読媒体を備える、コンピュータプログラム製品。
[C92]
基地局によるワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品であって、
ユーザ機器(UE)に、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント(AP)を測定するようにとの要求を送信することと、
前記WLAN APのうちの少なくとも第1のAPについての報告を受信することと
を行うための命令を記憶したコンピュータ可読媒体を備える、コンピュータプログラム製品。
図1
図2
図3
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図6
図7
図8
図9
図10