特許第6367583号(P6367583)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6367583
(24)【登録日】2018年7月13日
(45)【発行日】2018年8月1日
(54)【発明の名称】製袋包装機
(51)【国際特許分類】
   B65B 59/04 20060101AFI20180723BHJP
   B65B 9/207 20120101ALI20180723BHJP
【FI】
   B65B59/04
   B65B9/207
【請求項の数】8
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2014-55923(P2014-55923)
(22)【出願日】2014年3月19日
(65)【公開番号】特開2015-178368(P2015-178368A)
(43)【公開日】2015年10月8日
【審査請求日】2017年2月3日
(73)【特許権者】
【識別番号】000147833
【氏名又は名称】株式会社イシダ
(74)【代理人】
【識別番号】110000202
【氏名又は名称】新樹グローバル・アイピー特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】浦岡 繁宣
【審査官】 二ッ谷 裕子
(56)【参考文献】
【文献】 特表2006−500287(JP,A)
【文献】 特開2012−180115(JP,A)
【文献】 特開2013−230842(JP,A)
【文献】 特開昭63−232106(JP,A)
【文献】 特開2014−005066(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65B 59/04
B65B 9/207
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
包材を筒状に成形するフォーマーと、
前記フォーマーの下方に設置され、筒状に成形された前記包材を横方向にシールする横シール機構と、
筒状に成形された前記包材に作用して前記包材の状態を向上させる、着脱自在の作用部と、
前記フォーマーの下方、かつ、前記横シール機構の上方に前記作用部を設置するための設置部と、
を備え、
前記設置部は、前記作用部を上に載せて支持し、かつ、前記作用部を水平方向に沿ってスライドさせるためのスライド面を有するガイドと、前記作用部に力を伝達させる駆動部とを有し、
前記作用部は、前記駆動部と連結される連結部を有し、
前記連結部は、前記作用部を押し込むことにより前記駆動部と連結される
製袋包装機。
【請求項2】
前記設置部は、左側及び右側に設けられる一対の前記ガイドを有し、
前記作用部は、一対の前記ガイドの間に位置し、前記設置部に対する前記作用部の左右方向の位置を調節するガイド板をさらに有する、
請求項1に記載の製袋包装機。
【請求項3】
前記作用部は、前記作用部を水平方向に沿ってスライドさせる時に前記スライド面と接触しながら回転する車輪をさらに有する、
請求項1又は2に記載の製袋包装機。
【請求項4】
前記作用部は、前記車輪が前記スライド面と接触しない第1状態、または、前記車輪が前記スライド面と接触する第2状態を取り
前記連結部は、前記第1状態において前記駆動部と連結される、
請求項に記載の製袋包装機。
【請求項5】
前記作用部は、前記設置部に装着する際にスライドさせる方向に回転する前記車輪と、前記車輪と異なる位置に取り付けられる締結部とを有し、
前記締結部は、前記作用部が前記第1状態にある場合に前記設置部に締結することができる、
請求項に記載の製袋包装機。
【請求項6】
前記車輪は、前記連結部がある前記作用部の後側に設けられ、
前記作用部は、前記作用部の前側を持ち上げて傾斜させることによって前記第1状態から前記第2状態へと切り替えることができる、
請求項4又は5に記載の製袋包装機。
【請求項7】
前記作用部は、前記設置部に装着する際にスライドさせる方向の反対側に取り付けられ、前記作用部の駆動用アクチュエータに接続されるコネクタを有する、
請求項1からのいずれか1項に記載の製袋包装機。
【請求項8】
前記作用部は、筒状の前記包材を振動させるシェーカーユニットである、
請求項1からのいずれか1項に記載の製袋包装機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、製袋包装機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1(特開2005−41576号公報)に開示されるように、袋を形成しながら食品等の被包装物を当該袋に充填して密閉包装するための製袋包装機が用いられている。この製袋包装機では、シート状のフィルムである包材がフォーマーにより筒状に成形され、筒状の包材の重なり合った端部が縦シール機構により縦シールされる。次に、筒状の包材の内部に被包装物が充填され、包材が横シール機構により横シールされた後、横シールされた部分がカッターで切断される。この製袋包装機では、袋の成形、および、袋内への被包装物の充填という上記の動作が、繰り返し連続的に行われる。
【0003】
また、この製袋包装機は、包材に作用して包装状態を向上させることができる種種の部材を取り付けることができる。そのような部材として、例えば、筒状の包材を物理的に振動させて、包材内部の被包装物の積み上がりを低減するシェーカーユニットが用いられる。シェーカーユニットは、製袋包装機の本体に対して着脱可能である。シェーカーユニットを交換するためには、既設のシェーカーユニットを完全に取り外し、新しいシェーカーユニットを所定の位置に正確に取り付ける必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、シェーカーユニットは、通常、強度および寸法精度が高いスチールまたは合金等から製造される重量物である。また、シェーカーユニットは、通常、包装機本体の正面側から取り外したり取り付けたりする。しかし、包装機本体の下部に設置されている立ち上がりコンベア等により、シェーカーユニットを交換する作業者のためのスペースが包装機本体の周囲に十分に確保されていない場合がある。この場合、作業者は、体をひねる等して、無理な姿勢でシェーカーユニットの交換を行う必要がある。そのため、従来の製袋包装機では、シェーカーユニットの交換は、非常に労力を要する作業である。
【0005】
本発明の目的は、本体に着脱可能な部材の交換を容易にすることができる製袋包装機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る製袋包装機は、フォーマーと、横シール機構と、作用部と、設置部とを備える。フォーマーは、包材を筒状に成形する。横シール機構は、フォーマーの下方に設置される。横シール機構は、筒状に成形された包材を横方向にシールする。作用部は、筒状に成形された包材に作用して包材の状態を向上させる。作用部は、着脱自在である。設置部は、フォーマーの下方、かつ、横シール機構の上方に作用部を設置するための部材である。設置部は、作用部を上に載せて支持し、かつ、作用部を水平方向に沿ってスライドさせるためのスライド面を有する。
【0007】
この製袋包装機は、本体に着脱自在な作用部を備える。作用部は、本体から取り外すことができ、かつ、本体に取り付けることができる部材である。本体に取り付けられている作用部は、設置部によって支持されている。作用部は、水平方向に沿ってスライド可能である。そのため、作用部をスライドさせることにより、作用部を本体から容易に取り外すことができ、かつ、本体に容易に取り付けることができる。従って、この製袋包装機は、本体に着脱可能な部材の交換を容易にすることができる。
【0008】
本発明に係る製袋包装機では、作用部は、作用部を水平方向に沿ってスライドさせる時にスライド面と接触しながら回転する車輪を有することが好ましい。
【0009】
この製袋包装機では、作用部は、車輪を有しているので、水平方向に沿って容易にスライド可能である。
【0010】
本発明に係る製袋包装機では、作用部は、設置部のみによって支持されている第1状態、または、水平方向に沿ってスライド可能であり設置部によって少なくとも一部が支持されている第2状態を有することが好ましい。この場合、車輪は、作用部が第1状態にある場合にスライド面と接触せず、作用部が第2状態にある場合にスライド面と接触する。
【0011】
この製袋包装機では、第1状態にある作用部は、車輪がスライド面と接触していないので、設置部に容易に固定可能であり、第2状態にある作用部は、車輪がスライド面と接触しているので、設置部に対して容易に着脱可能である。
【0012】
本発明に係る製袋包装機では、作用部は、設置部に装着する際にスライドさせる方向に回転する車輪と、車輪と異なる位置に取り付けられる締結部とを有することが好ましい。締結部は、作用部が第1状態にある場合に設置部に締結することができる。
【0013】
この製袋包装機では、第1状態にある作用部は、締結部によって設置部に締結されているので、本体に確実に固定することができる。
【0014】
本発明に係る製袋包装機では、作用部は、傾斜させることによって第1状態から第2状態へと切り替えることができることが好ましい。
【0015】
この製袋包装機では、作用部は、第1状態と第2状態との間を容易に切り替えることができる。
【0016】
本発明に係る製袋包装機では、作用部は、設置部に装着する際にスライドさせる方向の反対側に取り付けられ、作用部の駆動用アクチュエータに接続されるコネクタを有することが好ましい。
【0017】
この製袋包装機では、作用部の駆動用アクチュエータを、外部回路等に容易に接続させることができる。
【0018】
本発明に係る製袋包装機では、作用部は、筒状の包材を振動させるシェーカーユニットであることが好ましい。
【0019】
この製袋包装機では、作用部であるシェーカーユニットは、筒状の包材を振動させて、筒状の包材内部の被包装物の積み上がりを低減することができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明に係る製袋包装機は、本体に着脱可能な部材の交換を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の実施形態である製袋包装機の斜視図である。
図2】製袋包装ユニットの概略的な構成を示す斜視図である。
図3】製袋包装ユニットの斜視図である。
図4】シェーカーユニットの斜視図である。
図5】設置ユニットの斜視図である。
図6】設置ユニットに支持されているシェーカーユニットの斜視図である。
図7】可動状態におけるシェーカーユニットの概略的な右側面図である。
図8図7の車輪の近傍の拡大図である。
図9】支持状態におけるシェーカーユニットの概略的な右側面図である。
図10図9の車輪の近傍の拡大図である。
図11】支持状態におけるシェーカーユニットの概略的な右側面図である。
図12図11の車輪の近傍の拡大図である。
図13】変形例Aにおける、シェーカーユニットの斜視図である。
図14】変形例Aにおける、後側から見たシェーカーユニットの斜視図である。
図15】変形例Aにおける、設置ユニットに支持されているシェーカーユニットの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の実施形態に係る製袋包装機について、図面を参照しながら説明する。以下で説明される実施形態は、本発明の具体例の一つであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0023】
(1)製袋包装機の構成
図1は、本発明の実施形態に係る製袋包装機1の斜視図である。製袋包装機1は、食品等の被包装物を袋詰めするための機械である。製袋包装機1は、主として、組合せ計量ユニット2と、製袋包装ユニット3と、フィルム供給ユニット4とから構成される。
【0024】
組合せ計量ユニット2は、製袋包装ユニット3の上方に配置される。組合せ計量ユニット2は、被包装物の重量を複数の計量ホッパで計量し、所定の合計重量になるように各計量ホッパで計量された重量の値を組み合わせる。組合せ計量ユニット2は、組み合わせた所定の合計重量の被包装物を下方に排出して、製袋包装ユニット3に供給する。
【0025】
製袋包装ユニット3は、組合せ計量ユニット2から被包装物が供給されるタイミングに合わせて、被包装物を袋の中に入れて、袋をシールする。製袋包装ユニット3の詳細な構成および動作については後述する。
【0026】
フィルム供給ユニット4は、製袋包装ユニット3に隣接して設置され、袋に成形される包装用のフィルムを製袋包装ユニット3に供給する。フィルム供給ユニット4は、フィルムが巻かれたフィルムロールがセットされている。フィルムは、フィルムロールからフィルム供給ユニット4に繰り出される。
【0027】
製袋包装機1は、その本体の前面に取り付けられている、操作スイッチ5および液晶ディスプレイ6を備える。液晶ディスプレイ6は、操作スイッチ5の操作者が視認できる位置に配置されている、タッチパネル式のディスプレイである。操作スイッチ5および液晶ディスプレイ6は、製袋包装機1に対する指示、および、製袋包装機1に関する設定を受け付ける入力装置として機能する。液晶ディスプレイ6は、製袋包装機1に関する情報を表示する出力装置として機能する。
【0028】
製袋包装機1は、その本体に内蔵されている制御部(図示せず)を備える。制御部は、CPU、ROMおよびRAM等から構成されるコンピュータである。制御部は、組合せ計量ユニット2、製袋包装ユニット3、フィルム供給ユニット4、操作スイッチ5および液晶ディスプレイ6に接続されている。制御部は、操作スイッチ5および液晶ディスプレイ6からの入力に基づいて、組合せ計量ユニット2、製袋包装ユニット3およびフィルム供給ユニット4を制御し、液晶ディスプレイ6に各種の情報を出力する。制御部は、組合せ計量ユニット2、製袋包装ユニット3およびフィルム供給ユニット4に取り付けられている各種センサから情報を取得し、その情報を各ユニットの制御に利用する。
【0029】
(2)製袋包装ユニットの構成
図2は、製袋包装ユニット3の概略的な構成を示す斜視図である。以下の説明において、「前(正面)」、「後(背面)」、「上」、「下」、「左」および「右」からなる6つの方向を、図2に示されるように定義する。
【0030】
製袋包装ユニット3は、主として、成形機構13と、プルダウンベルト機構14と、縦シール機構15と、シェーカーユニット16と、横シール機構17とから構成される。成形機構13は、フィルム供給ユニット4から搬送されてくるシート状のフィルムFを筒状に成形する。プルダウンベルト機構14は、筒状に成形されたフィルムFを下方に搬送する。縦シール機構15は、筒状に成形されたフィルムFの両端部の重なり部分を、搬送方向と平行な縦方向にシールして、筒状フィルムFcを形成する。シェーカーユニット16は、筒状フィルムFcを振動させる。横シール機構17は、筒状フィルムFcを、搬送方向と直交する横方向にシールして、上端部および下端部が横シールされた袋Bを形成する。次に、製袋包装ユニット3の各構成要素について説明する。
【0031】
(2−1)成形機構
成形機構13は、チューブ13aとセーラー13bとを有する。チューブ13aは、上端および下端が開口している、円筒形状の部材である。チューブ13aの上端の開口には、組合せ計量ユニット2から供給される被包装物Cが投入される。セーラー13bは、チューブ13aを取り囲むように配置されている。フィルム供給ユニット4のフィルムロールから繰り出されてきたフィルムFは、チューブ13aとセーラー13bとの間の隙間を通過する際に、チューブ13aに巻き付いて筒状に成形される。チューブ13aおよびセーラー13bは、製造する袋Bの大きさに応じて取り替えることができる。
【0032】
(2−2)プルダウンベルト機構
プルダウンベルト機構14は、チューブ13aに巻き付いたフィルムFを吸着しながら下方に搬送する。プルダウンベルト機構14は、主として、駆動ローラ14a、従動ローラ14bおよび一対のベルト14cを有する。一対のベルト14cは、図2に示されるように、チューブ13aの左右両側においてチューブ13aを挟むように配置され、筒状に成形されたフィルムFを吸着する機構を有する。プルダウンベルト機構14は、駆動ローラ14aおよび従動ローラ14bによって一対のベルト14cが回転駆動することで、筒状に成形されたフィルムFを下方に搬送する。
【0033】
(2−3)縦シール機構
縦シール機構15は、筒状に成形されたフィルムFを縦方向(図2では上下方向)にシールする。縦シール機構15は、チューブ13aの正面側に配置される。縦シール機構15は、駆動機構(図示せず)によって、チューブ13aに近づくように、あるいは、チューブ13aから遠ざかるように前後方向に移動する。
【0034】
縦シール機構15が駆動機構によってチューブ13aに近づくように駆動することで、チューブ13aに巻き付いたフィルムFの縦方向の重なり部分は、縦シール機構15とチューブ13aとの間に挟まれる。縦シール機構15は、駆動機構によってフィルムFの重なり部分を一定の圧力でチューブ13aに押し付けながら加熱して、フィルムFの重なり部分を縦方向にシールして、筒状フィルムFcを形成する。縦シール機構15は、フィルムFの重なり部分を加熱するヒータ、および、フィルムFの重なり部分と接触するヒータベルト等を有している。
【0035】
(2−4)シェーカーユニット
シェーカーユニット16は、筒状フィルムFcを振動させて、筒状フィルムFcの内部で積み上がっている被包装物Cに振動を与えて、被包装物Cの積み上がりを低減する。すなわち、シェーカーユニット16は、筒状フィルムFcに作用して筒状フィルムFcの状態を向上させる機構である。シェーカーユニット16は、成形機構13、プルダウンベルト機構14および縦シール機構15の下方、かつ、横シール機構17の上方に配置される。シェーカーユニット16は、製袋包装機1に対して着脱可能である。すなわち、シェーカーユニット16は、製袋包装ユニット3から取り外すことができ、かつ、製袋包装ユニット3に取り付けることができる、独立したユニットである。シェーカーユニット16の詳細な構成については後述する。
【0036】
(2−5)横シール機構
横シール機構17は、筒状フィルムFcを横方向(図2では左右方向)にシールする。横シール機構17は、成形機構13、プルダウンベルト機構14、縦シール機構15およびシェーカーユニット16の下方に配置される。横シール機構17は、一対のシールジョー17aを備えている。横シール機構17は、筒状フィルムFcを挟んで一対のシールジョー17aのそれぞれが互いに対称なD字形状の軌跡を描くように、シールジョー17aを旋回させるモータ(図示せず)を備えている。一対のシールジョー17aは、互いに前後方向に近接または離間するように移動する。
【0037】
横シール機構17は、一対のシールジョー17aで筒状フィルムFcを挟み込み、シールジョー17aに内蔵されるヒータを用いて、筒状フィルムFcを加熱して横方向にシールする。横シール機構17は、筒状フィルムFcの上端部および下端部を横方向にシールして袋Bを形成する。次に、横シール機構17は、シールジョー17aに内蔵されるカッターを用いて、横方向にシールされた部分の高さ方向(図2では上下方向)の中心位置において、袋Bと、後続の筒状フィルムFcとを切り離す。
【0038】
(3)シェーカーユニットの構成
次に、シェーカーユニット16の詳細な構成について説明する。図3は、シェーカーユニット16が取り付けられた製袋包装ユニット3の斜視図である。図3に示されるように、製袋包装ユニット3に取り付けられているシェーカーユニット16は、製袋包装ユニット3に固定されている設置ユニット18の上に載せられている。シェーカーユニット16は、プルダウンベルト機構14の下方に設置されている。シェーカーユニット16は、製袋包装ユニット3の前側(正面側)から、製袋包装ユニット3に取り付けることができ、かつ、製袋包装ユニット3から取り外すことができる、独立したユニットである。
【0039】
図4は、シェーカーユニット16の斜視図である。シェーカーユニット16は、主として、フレーム21と、振動部22と、バックプレート23と、一対の車輪止め24と、一対の車輪25と、一対の締結部26と、連結部27と、駆動用アクチュエータ28とから構成される。
【0040】
フレーム21は、シェーカーユニット16の本体に相当する部材である。フレーム21には、シェーカーユニット16の他の構成要素が取り付けられている。
【0041】
振動部22は、フレーム21に囲まれている部材である。図4に示されるように、振動部22は、左右方向に延びる回転軸22aを介して、フレーム21に取り付けられている。回転軸22aは、振動部22の後側に固定して取り付けられ、かつ、フレーム21の後側に回転自在に取り付けられている。振動部22は、その前側の端部が上下方向に振動するように、回転軸22aを中心に所定の角度範囲において回転する。また、図3および図4に示されるように、振動部22は、一対のフィルム振動板22b、および、フィルム通過穴22cを有している。一対のフィルム振動板22bは、前後方向に対向するように設置されている。一対のフィルム振動板22bは、駆動用アクチュエータ28によって、前後方向に互いに近接したり離間したりすることができる。フィルム通過穴22cは、プルダウンベルト機構14によって上側から下側に向かって搬送される筒状フィルムFcが通過する穴である。筒状フィルムFcがフィルム通過穴22cを通過している状態で、一対のフィルム振動板22bが互いに接近すると、筒状フィルムFcは、一対のフィルム振動板22bによって挟まれる。筒状フィルムFcが一対のフィルム振動板22bによって挟まれた状態で、振動部22が回転軸22aを中心に回転すると、筒状フィルムFcは上下に動いて振動する。
【0042】
バックプレート23は、フレーム21の後側に取り付けられる部材である。バックプレート23は、左右方向に延びている板である。バックプレート23は、一対の貫通孔23aを有している。一対の貫通孔23aは、バックプレート23の左右両側の上部に形成されている。
【0043】
一対の車輪止め24は、バックプレート23の左側の端部、および、右側の端部にそれぞれ取り付けられている部材である。一対の車輪止め24は、バックプレート23の下側の端部に取り付けられている。なお、図4では、右側の車輪止め24のみが示されている。また、車輪止め24には、ガイド板24aが取り付けられている。ガイド板24aは、右側の車輪止め24の左側の側面、および、左側の車輪止め24の右側の側面に取り付けられている。
【0044】
一対の車輪25は、一対の車輪止め24によって支持されている部材である。車輪25は、左右方向に回転軸を有し、後述するように前後方向に回転することができるローラである。なお、図4では、右側の車輪25のみが示されている。
【0045】
一対の締結部26は、フレーム21の前側、かつ、フレーム21の左右両側に取り付けられている。締結部26は、L字形状を有している板である。締結部26は、1つの貫通孔26aを有している。図4に示されるように、貫通孔26aは、締結部26の水平面に平行な部分に形成されている。
【0046】
連結部27は、バックプレート23に取り付けられ、振動部22の後側の端部の中央部に連結されている部材である。連結部27は、回転軸22aを中心に振動部22を回転させる力を、振動部22に伝達するための機構である。振動部22を回転させる力の発生源は、後述する設置ユニット18の駆動部34である。
【0047】
駆動用アクチュエータ28は、一対のフィルム振動板22bを前後方向に近接または離間させて、一対のフィルム振動板22bを開閉するための機構である。駆動用アクチュエータ28は、エアシリンダ28aを有している。駆動用アクチュエータ28は、エアシリンダ28aの動作を、一対のフィルム振動板22bの開閉の動作に変換する。エアシリンダ28aは、コネクタ28bを有している。コネクタ28bは、後述する設置ユニット18の継ぎ手35とエア配管で接続される。
【0048】
(4)設置ユニットの構成
図3に示されるように、設置ユニット18は、シェーカーユニット16を支持するためのユニットである。設置ユニット18は、製袋包装ユニット3に固定されている。図5は、設置ユニット18の斜視図である。設置ユニット18は、主として、一対のガイド31と、一対の固定板32と、支持板33と、駆動部34と、継ぎ手35と、電磁弁36と、配管コネクタ37とから構成される。
【0049】
一対のガイド31は、設置ユニット18の左右両側において、前後方向に延びている棒状の部材である。ガイド31は、スライド面31aを有している。スライド面31aは、ガイド31の上面であり、シェーカーユニット16が載せられる水平面である。シェーカーユニット16の着脱時において、シェーカーユニット16の一対の車輪25は、それぞれ、一対のスライド面31aの上に載せられる。ガイド31は、ボルト穴31bを有している。ボルト穴31bは、スライド面31aの前側に形成されている。また、図5に示されるように、一対のガイド31の前側の端部は、左右方向に延びる支持部31cによって連結されている。
【0050】
一対の固定板32は、それぞれ、一対のガイド31の後側に取り付けられている部材である。固定板32は、スライド面31aに固定されている。固定板32は、前側に向いている接触面32aを有している。固定板32は、ボルト穴32bを有している。ボルト穴32bは、接触面32aの上側に形成されている。
【0051】
支持板33は、一対の固定板32の後側の面に取り付けられる部材である。支持板33は、一対の固定板32を連結する。支持板33は、製袋包装ユニット3に固定される板である。
【0052】
駆動部34は、支持板33に取り付けられている。駆動部34は、回転軸34aおよびモータ34bを有している。回転軸34aは、支持板33の前側に突出している。シェーカーユニット16が設置ユニット18に取り付けられている時、回転軸34aは、シェーカーユニット16の連結部27に連結されている。モータ34bは、駆動部34の動力源である。駆動部34は、モータ34bによって回転軸34aを回転させて、連結部27を介してシェーカーユニット16の振動部22に力を伝達する。すなわち、駆動部34は、振動部22を回転させる力の発生源である。
【0053】
継ぎ手35は、一方のガイド31の前側の側面に取り付けられるワンタッチ継ぎ手である。継ぎ手35は、シェーカーユニット16の駆動用アクチュエータ28のコネクタ28b、および、配管コネクタ37とエア配管で接続される。
【0054】
電磁弁36は、シェーカーユニット16の一対のフィルム振動板22bの開閉を制御するための電磁弁である。電磁弁36は、配管コネクタ37とエア配管で接続されている。
【0055】
配管コネクタ37は、継ぎ手35および電磁弁36とエア配管で接続されている。
【0056】
(5)シェーカーユニットの着脱方法
次に、作業者がシェーカーユニット16を製袋包装ユニット3に取り付ける動作、および、作業者がシェーカーユニット16を製袋包装ユニット3から取り外す動作について説明する。作業者は、製袋包装機1の前側において、これらの動作を行うことができる。図6は、設置ユニット18に支持されているシェーカーユニット16の斜視図である。シェーカーユニット16は、設置ユニット18のみによって支持されている支持状態、または、前後方向に沿ってスライド可能であり、一対の車輪25のみを介して設置ユニット18によって支持されている可動状態を有する。
【0057】
(5−1)シェーカーユニットの取り付け方法
作業者がシェーカーユニット16を製袋包装ユニット3に取り付ける動作について説明する。シェーカーユニット16は、製袋包装機1から切り離された、持ち運び可能な状態にあるとする。
【0058】
最初に、作業者は、シェーカーユニット16を持ち上げて、シェーカーユニット16の一対の車輪25を、それぞれ、設置ユニット18のガイド31の前側のスライド面31aの上に載せる。このとき、作業者は、シェーカーユニット16の一対のガイド板24aが、一対のガイド31の間に位置するように、シェーカーユニット16の左右方向の位置を調節する。この位置調節によって、右側のガイド板24aは、右側のガイド31の左側の側面との間にわずかな隙間を形成し、左側のガイド板24aは、左側のガイド31の右側の側面との間にわずかな隙間を形成する。これにより、一対のガイド板24aは、一対の車輪25が設置ユニット18から外れないようにする。この時以降、シェーカーユニット16は、設置ユニット18のガイド31によって支持される。
【0059】
次に、作業者は、シェーカーユニット16を可動状態にする。具体的には、作業者は、シェーカーユニット16の後側に対して、シェーカーユニット16の前側を少し持ち上げる。図7は、この状態におけるシェーカーユニット16の概略的な右側面図である。図8は、図7の車輪25の近傍の拡大図である。図8に示されるように、車輪25は、スライド面31aと接触しており、かつ、車輪止め24は、スライド面31aと接触していない。そのため、作業者が可動状態のシェーカーユニット16に前後方向の力を与えると、車輪25は、スライド面31aと接触しながらスライド面31aの上を前後方向に回転することができる。従って、作業者は、可動状態のシェーカーユニット16を前後方向に容易に移動させることができる。
【0060】
次に、作業者は、シェーカーユニット16のバックプレート23が、設置ユニット18の固定板32の接触面32aに当たる少し手前まで、シェーカーユニット16を後側に向かって押し込む。
【0061】
次に、作業者は、シェーカーユニット16を支持状態にする。具体的には、作業者は、シェーカーユニット16の前側を持ち上げている手を離して、シェーカーユニット16の一対の締結部26がスライド面31aの上に載せられた状態にする。図9は、この状態におけるシェーカーユニット16の概略的な右側面図である。図10は、図9の車輪25の近傍の拡大図である。図10に示されるように、車輪25は、スライド面31aと接触しておらず、かつ、車輪止め24の前側の底面は、スライド面31aと接触している。締結部26は、スライド面31aと接触している。また、この時点では、シェーカーユニット16のバックプレート23の後側の面は、設置ユニット18の固定板32の接触面32aと接触していない。
【0062】
次に、作業者は、シェーカーユニット16の連結部27が、設置ユニット18の駆動部34の回転軸34aに嵌め込まれるまで、シェーカーユニット16を後側に向かって押し込む。これにより、シェーカーユニット16のバックプレート23の後側の面は、設置ユニット18の固定板32の接触面32aと接触する。図11は、この状態におけるシェーカーユニット16の概略的な右側面図である。図12は、図11の車輪25の近傍の拡大図である。この状態において、シェーカーユニット16の締結部26の貫通孔26aは、設置ユニット18のガイド31のボルト穴31bと同じ位置にあり、シェーカーユニット16のバックプレート23の貫通孔23aは、設置ユニット18の固定板32のボルト穴32bと同じ位置にある。
【0063】
次に、作業者は、シェーカーユニット16を設置ユニット18に取り付ける。具体的には、作業者は、一対のガイド31のボルト穴31b、および、一対の固定板32のボルト穴32bの合計4箇所をボルトで締結して、シェーカーユニット16を設置ユニット18に固定する。これにより、シェーカーユニット16および設置ユニット18は、図6に示される状態となる。
【0064】
次に、作業者は、シェーカーユニット16の駆動用アクチュエータ28のコネクタ28bと、設置ユニット18の継ぎ手35とをエア配管で接続する。以上の一連の作業によって、作業者は、シェーカーユニット16を製袋包装ユニット3に取り付けることができる。
【0065】
(5−2)シェーカーユニットの取り外し方法
作業者がシェーカーユニット16を製袋包装ユニット3から取り外す動作について説明する。シェーカーユニット16は、図11に示されるように、製袋包装ユニット3に固定されているとする。
【0066】
最初に、作業者は、シェーカーユニット16の駆動用アクチュエータ28のコネクタ28bと、設置ユニット18の継ぎ手35とを接続しているエア配管を取り外す。
【0067】
次に、作業者は、一対のガイド31のボルト穴31b、および、一対の固定板32のボルト穴32bの合計4箇所で締結されているボルトを取り外す。
【0068】
次に、作業者は、図9に示されるように、シェーカーユニット16の連結部27が、設置ユニット18の駆動部34の回転軸34aから外れるまで、シェーカーユニット16を前側に向かって引き出す。
【0069】
次に、作業者は、図7に示されるように、シェーカーユニット16の後側に対して、シェーカーユニット16の前側を少し持ち上げる。これにより、シェーカーユニット16は、可動状態となる。
【0070】
次に、作業者は、シェーカーユニット16の前側を少し持ち上げた状態で、シェーカーユニット16を前側に向かって引き出す。作業者がシェーカーユニット16を引き出している間、シェーカーユニット16の車輪25は、スライド面31aと接触しながらスライド面31aの上を回転する。作業者は、シェーカーユニット16の車輪25が、設置ユニット18のスライド面31aの前側に到達するまで、シェーカーユニット16を引き出す。
【0071】
次に、作業者は、シェーカーユニット16を持ち上げて、シェーカーユニット16を製袋包装機1から切り離す。以上の一連の作業によって、作業者は、シェーカーユニット16を製袋包装ユニット3から取り外すことができる。
【0072】
(6)製袋包装機の動作
製袋包装機1が被包装物Cを袋Bに充填する動作について説明する。最初に、フィルム供給ユニット4から成形機構13に供給されたフィルムFは、チューブ13aに巻き付けられて筒状に成形され、プルダウンベルト機構14によって下方に搬送される。チューブ13aに巻き付けられたフィルムFは、上下方向に延びている両端部が重ね合わせられている。筒状に成形されたフィルムFの重なり部分は、縦シール機構15によって縦方向にシールされ、筒状フィルムFcが形成される。
【0073】
次に、縦シールされた筒状フィルムFcは、チューブ13aから抜け、シェーカーユニット16に搬送され、シェーカーユニット16を通過する。シェーカーユニット16を通過した筒状フィルムFcは、横シール機構17まで搬送される。筒状フィルムFcの搬送と同時に、組合せ計量ユニット2で計量された被包装物Cがチューブ13aの上側の開口に投下される。被包装物Cは、チューブ13a内を落下して、チューブ13aの下側の開口から排出される。このとき、チューブ13aの下方では、筒状フィルムFcは、横シール機構17の一対のシールジョー17aによって既に横シールされた部分を有している。この横シールされた部分より上方の筒状フィルムFcは、下端部のみがシールされている袋Bを形成している。被包装物Cは、この袋Bの中に投入される。
【0074】
ここで、先行する袋Bの中に被包装物Cが投入された際に、筒状フィルムFcの内部では、被包装物Cが積み上がることがある。シェーカーユニット16は、筒状フィルムFcを振動させて、筒状フィルムFcの内部で積み上がっている被包装物Cに振動を与えることで、被包装物Cの積み上がりを低減する。これにより、横シール機構17が筒状フィルムFcを横シールする際に、被包装物Cが筒状フィルムFcと共に一対のシールジョー17aに挟み込まれて横シール不良が発生することが防止される。
【0075】
次に、横シール機構17の一対のシールジョー17aは、袋Bの上端部に相当する部分を横シールして、被包装物Cが封入された袋Bを形成する。このとき、袋Bは、後続する筒状フィルムFcと連結されている。被包装物Cが封入された袋Bは、シールジョー17aに内蔵されるカッターによって、後続する筒状フィルムFcから切り離される。
【0076】
以上のようにして、被包装物Cが封入された袋Bが、連続的に製造される。製造された袋Bは、その後、ベルトコンベア(図示せず)によって導かれ、厚みチェッカーおよび重さチェッカー等の後工程の装置に移送される。
【0077】
(7)製袋包装機の特徴
本実施形態に係る製袋包装機1は、製袋包装ユニット3に対して着脱自在なシェーカーユニット16を備えている。作業者は、シェーカーユニット16を製袋包装ユニット3に取り付けることができ、かつ、シェーカーユニット16を製袋包装ユニット3から取り外すことができる。製袋包装ユニット3に取り付けられているシェーカーユニット16は、設置ユニット18によって支持される。シェーカーユニット16は、設置ユニット18のみによって支持されている支持状態、または、前後方向に沿ってスライド可能であり、設置ユニット18の一対の車輪25のみによって支持されている可動状態を有する。
【0078】
シェーカーユニット16は、後側に一対の車輪25を有している。シェーカーユニット16が可動状態にあるとき、車輪25は、設置ユニット18のスライド面31aと接触しているので、作業者は、シェーカーユニット16が車輪25のみを介して設置ユニット18に支持されている状態で、シェーカーユニット16を前後方向に容易にスライドさせることができる。そのため、作業者は、支持状態にあるシェーカーユニット16を可動状態に切り替えて、シェーカーユニット16を前側に向かって引き出すことで、シェーカーユニット16を製袋包装ユニット3から容易に取り外すことができる。また、作業者は、シェーカーユニット16の後側の端部を設置ユニット18のスライド面31aの上に載せ、シェーカーユニット16を後側に向かって押し出すことで、シェーカーユニット16を製袋包装ユニット3に容易に取り付けることができる。
【0079】
シェーカーユニット16は、通常、強度および寸法精度が高いスチールまたは合金等から製造される重量物である。本実施形態の設置ユニット18を備えていない従来の製袋包装ユニットに、本実施形態のシェーカーユニット16のような作用ユニットを取り付ける場合、作業者は、作用ユニットを製袋包装ユニットに完全にボルト等で固定するまで、重量物である作用ユニットを保持し続ける必要がある。
【0080】
しかし、本実施形態では、作業者は、シェーカーユニット16を設置ユニット18に取り付ける際に、シェーカーユニット16の一対の車輪25を設置ユニット18の一対のスライド面31aに載せ、シェーカーユニット16の前側の端部を少し持ち上げることで、シェーカーユニット16を後側に向かって容易に押し込むことができる。また、作業者は、シェーカーユニット16を設置ユニット18から取り外す際に、シェーカーユニット16の前側の端部を少し持ち上げることで、シェーカーユニット16を前側に向かって容易に引き出すことができる。そして、作業者は、シェーカーユニット16の大部分を設置ユニット18から引き出した後に、シェーカーユニット16を持ち上げて製袋包装ユニット3から取り出すことができる。従って、製袋包装機1は、製袋包装ユニット3に対して着脱可能なシェーカーユニット16の取り付けおよび取り外しに要する労力を軽減することができる。製袋包装機1は、例えば、シェーカーユニット16の交換等の作業を容易にすることができる。
【0081】
また、作業者は、シェーカーユニット16の後側に対してシェーカーユニット16の前側を少し持ち上げるだけで、シェーカーユニット16を支持状態から可動状態に容易に切り替えることができる。また、作業者は、シェーカーユニット16の前側を持ち上げている手を離すだけで、シェーカーユニット16を可動状態から支持状態に容易に切り替えることができる。従って、製袋包装機1は、シェーカーユニット16の取り付けおよび取り外しを容易にすることができる。
【0082】
また、支持状態にあるシェーカーユニット16は、車輪25がスライド面31aと接触していないので、シェーカーユニット16を前後方向に容易に移動させることができない。そのため、支持状態にあるシェーカーユニット16をボルトによって設置ユニット18に固定する際に、シェーカーユニット16が意図せずに前後方向に移動してしまうことを防止することができる。従って、製袋包装機1は、シェーカーユニット16を設置ユニット18に固定する作業を容易にすることができる。
【0083】
また、支持状態にあるシェーカーユニット16は、締結部26を介して設置ユニット18にボルトで締結される。従って、製袋包装機1は、シェーカーユニット16を設置ユニット18に固定する作業を容易にすることができる。
【0084】
また、シェーカーユニット16の駆動用アクチュエータ28のエアシリンダ28aは、コネクタ28bを有している。コネクタ28bは、設置ユニット18の継ぎ手35と、エア配管で接続される。コネクタ28bは、駆動用アクチュエータ28の前側に取り付けられている。継ぎ手35は、設置ユニット18の前側に取り付けられているワンタッチ継ぎ手である。従って、製袋包装機1は、シェーカーユニット16を設置ユニット18に固定した後に行われる、シェーカーユニット16のコネクタ28bと設置ユニット18の継ぎ手35とを接続する作業を容易にすることができる。また、製袋包装機1は、シェーカーユニット16を設置ユニット18から取り外す前に行われる、シェーカーユニット16のコネクタ28bと設置ユニット18の継ぎ手35とを切り離す作業を容易にすることができる。
【0085】
(8)変形例
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0086】
(8−1)変形例A
本実施形態では、製袋包装機1は、製袋包装ユニット3に対して着脱可能なユニットとしてシェーカーユニット16を備えている。シェーカーユニット16は、筒状フィルムFcを振動させて、筒状フィルムFcの内部で積み上がっている被包装物Cに振動を与えて、被包装物Cの積み上がりを低減させる機能を有している。シェーカーユニット16は、筒状フィルムFcを一対のフィルム振動板22bで挟んだ状態で、回転軸22aを中心に振動部22を回転させることで、筒状フィルムFcを上下に動かして振動させる。しかし、シェーカーユニット16は、他の方法により、筒状フィルムFcを振動させてもよい。
【0087】
図13は、本変形例におけるシェーカーユニット116の斜視図である。図14は、後側から見たシェーカーユニット116の斜視図である。図15は、設置ユニット18に支持されているシェーカーユニット116の斜視図である。設置ユニット18は、本実施形態の設置ユニット18と同じである。本変形例において、シェーカーユニット116以外の構成要素は、本実施形態の対応する構成要素と同じである。以下、シェーカーユニット116について主に説明し、本実施形態と共通する事項については説明を省略する。
【0088】
シェーカーユニット116は、主として、フレーム121と、2本のブラシユニット122と、一対の車輪止め124と、一対の車輪125と、一対の締結部126と、コントローラ127と、配線ユニット128とから構成される。
【0089】
フレーム121は、シェーカーユニット116の本体に相当する部材である。フレーム121には、シェーカーユニット116の他の構成要素が取り付けられている。
【0090】
2本のブラシユニット122は、前後方向に間隔を空けてフレーム121に取り付けられている部材である。ブラシユニット122は、主として、回転軸122aと、多数のブラシ122bと、モータ122cとから構成されている。回転軸122aは、左右方向に延びるように、フレーム121に回転自在に取り付けられている。ブラシ122bは、回転軸122aの外周面に配置されている。左右方向に沿って配置されているブラシ122bの長さは、全て同じである。一方、回転軸122aの周方向に沿って配置されているブラシ122bの長さは、互いに異なっている。モータ122cは、フレーム121の左側に取り付けられている。モータ122cは、回転軸122aを回転させる。
【0091】
一対の車輪止め124は、フレーム121の後側、かつ、フレーム121の左右両端部に取り付けられている部材である。車輪止め124には、ガイド板124aが取り付けられている。ガイド板124aは、右側の車輪止め124の左側の側面、および、左側の車輪止め124の右側の側面に取り付けられている。車輪止め124は、貫通孔124bを有している。貫通孔124bは、車輪止め124の上部に形成されている。貫通孔124bは、本実施形態の貫通孔23aに相当し、設置ユニット18のボルト穴32bと共に、シェーカーユニット116を設置ユニット18にボルトで固定するために用いられる。
【0092】
一対の車輪125は、一対の車輪止め124によって支持されている部材である。車輪125は、左右方向に回転軸を有し、前後方向に回転することができるローラである。なお、図13では、右側の車輪125のみが示されている。
【0093】
一対の締結部126は、フレーム121の前側、かつ、フレーム121の左右両側に取り付けられている部材である。締結部126は、L字形状を有している板である。締結部126は、1つの貫通孔126aを有している。図13に示されるように、貫通孔126aは、締結部126の水平面に平行な部分に形成されている。貫通孔126aは、本実施形態の貫通孔26aに相当し、設置ユニット18のボルト穴31bと共に、シェーカーユニット116を設置ユニット18にボルトで固定するために用いられる。
【0094】
コントローラ127は、フレーム121の前面に取り付けられている部材である。コントローラ127は、ブラシユニット122の回転軸122aの回転速度を調節するための調整つまみ等である。
【0095】
配線ユニット128は、シェーカーユニット116の配線が接続されるユニットである。図14に示されるように、配線ユニット128は、主として、第1コネクタ128aと、第2コネクタ128bと、第3コネクタ128cと、第4コネクタ128dと、制御基板128eとから構成されている。第1コネクタ128aおよび第2コネクタ128bは、それぞれ、2本のブラシユニット122のモータ122cに接続される。第3コネクタ128cは、コントローラ127に接続される。第4コネクタ128dは、外部電源(図示せず)に接続される。制御基板128eは、例えば、コントローラ127に対して行われた操作に基づいて、ブラシユニット122の回転速度を制御する機能を有する。なお、図14では、配線ユニット128に接続される配線は省略されている。
【0096】
本変形例において、シェーカーユニット116は、2本のブラシユニット122の間を通過する筒状フィルムFcを振動させる。筒状フィルムFcが2本のブラシユニット122の間を通過している時に、ブラシユニット122が回転軸122aを中心に回転すると、ブラシユニット122のブラシ122bが筒状フィルムFcと繰り返し衝突して、筒状フィルムFcが振動する。
【0097】
また、シェーカーユニット116は、本実施形態のシェーカーユニット16と同じ方法によって、設置ユニット18に取り付けることができ、かつ、設置ユニット18から取り外すことができる。すなわち、作業者は、シェーカーユニット116を設置ユニット18に取り付ける際に、シェーカーユニット116の一対の車輪125を設置ユニット18の一対のスライド面31aに載せ、シェーカーユニット116の前側の端部を少し持ち上げることで、シェーカーユニット116を後側に向かって容易に押し込むことができる。また、作業者は、シェーカーユニット116を設置ユニット18から取り外す際に、シェーカーユニット116の前側の端部を少し持ち上げることで、シェーカーユニット116を前側に向かって容易に引き出すことができる。そして、作業者は、シェーカーユニット116の大部分を設置ユニット18から引き出した後に、シェーカーユニット116を持ち上げて製袋包装ユニット3から取り出すことができる。従って、本変形例に係るシェーカーユニット116を備える製袋包装機1は、製袋包装ユニット3に対して着脱可能なシェーカーユニット116の取り付けおよび取り外しに要する労力を軽減することができる。
【0098】
(8−2)変形例B
本実施形態では、製袋包装機1は、製袋包装ユニット3に対して着脱可能なユニットとしてシェーカーユニット16を備えている。シェーカーユニット16は、筒状フィルムFcを振動させて、筒状フィルムFcの内部で積み上がっている被包装物Cに振動を与えて、被包装物Cの積み上がりを低減させる機能を有している。
【0099】
しかし、製袋包装機1は、その他の機能を有する作用ユニットを備えてもよい。作用ユニットは、筒状フィルムFcに作用して、筒状フィルムFcの状態を向上させる機能を有する。また、作用ユニットは、製袋包装ユニット3に対して着脱可能なユニットである。製袋包装機1は、シェーカーユニット16の代わりに、または、シェーカーユニット16と共に、このような作用ユニットを備えてもよい。
【符号の説明】
【0100】
1 製袋包装機
13 成形機構(フォーマー)
16 シェーカーユニット(作用部)
17 横シール機構
18 設置ユニット(設置部)
25 車輪
26 締結部
28 駆動用アクチュエータ
28c コネクタ
31a スライド面
F フィルム(包材)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0101】
【特許文献1】特開2005−41576号公報
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図8
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図10
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