特許第6367637号(P6367637)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 東芝テック株式会社の特許一覧

<>
  • 特許6367637-サーバ装置およびプログラム 図000002
  • 特許6367637-サーバ装置およびプログラム 図000003
  • 特許6367637-サーバ装置およびプログラム 図000004
  • 特許6367637-サーバ装置およびプログラム 図000005
  • 特許6367637-サーバ装置およびプログラム 図000006
  • 特許6367637-サーバ装置およびプログラム 図000007
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6367637
(24)【登録日】2018年7月13日
(45)【発行日】2018年8月1日
(54)【発明の名称】サーバ装置およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20180723BHJP
   G07G 1/01 20060101ALI20180723BHJP
   G07G 1/14 20060101ALI20180723BHJP
   G07G 1/12 20060101ALI20180723BHJP
【FI】
   G06Q30/06
   G07G1/01 301D
   G07G1/14
   G07G1/12 321E
【請求項の数】6
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2014-153268(P2014-153268)
(22)【出願日】2014年7月28日
(65)【公開番号】特開2016-31609(P2016-31609A)
(43)【公開日】2016年3月7日
【審査請求日】2016年7月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】西田 正敏
(72)【発明者】
【氏名】芹澤 康惠
【審査官】 岡北 有平
(56)【参考文献】
【文献】 特開平11−259576(JP,A)
【文献】 特開2005−242664(JP,A)
【文献】 特開2007−157174(JP,A)
【文献】 特開2007−223326(JP,A)
【文献】 特開2003−323536(JP,A)
【文献】 特開2005−329653(JP,A)
【文献】 特開2014−029631(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0299733(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0172647(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
G07G 1/01
G07G 1/12
G07G 1/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ショッピングサイトを提供するサーバ装置であって、
税区分の1種であって商品の単価に税金を含むことを意味する内税、前記税区分の1種であって商品の単価に税金を含まないことを意味する外税、および、前記税区分の1種であって課税されないことを意味する非課税、のうち少なくとも2種類の前記税区分と、1種類以上の税率と、前記税区分および税率の組み合わせごとに異なる識別子と、が関連付けて記憶された税マスタから情報を取得する税情報取得手段と、
商品を特定する商品情報と、商品の単価と、当該単価に合致する前記税区分および税率と関連付けられた前記識別子と、が関連付けて記憶された商品マスタから情報を取得する商品情報取得手段と、
前記ショッピングサイト利用して商品を購入する購買者が見る商品紹介画面に表示させる商品の1つあたりの価格として、税金を含んだ数値または税金を含まない数値のどちらを示すかの指定を、入力エリアの任意の位置へのドラッグアンドドロップ操作により受け付ける売価表示設定手段と、
前記商品紹介画面の表示にあたって、商品の1つあたりの価格を、前記売価表示設定手段が受け付けた指定と、前記商品情報取得手段が取得した情報のうち単価および前記識別子と、前記税情報取得手段が取得した情報とに基づいて算出する売価算出手段と、
を備えるサーバ装置。
【請求項2】
前記売価表示設定手段は、前記商品紹介画面の体裁を記録したテンプレートを記憶する記憶部にアクセス可能であって、前記記憶部から前記テンプレートを取得し、当該テンプレートを前記指定により改変し、当該改変後のテンプレートを、前記記憶部に上書き保存または新規登録する
請求項1に記載のサーバ装置。
【請求項3】
前記テンプレートは、商品の画像を表示するエリアの位置ないし大きさの設定をも含む
請求項2に記載のサーバ装置。
【請求項4】
前記売価表示設定手段は、前記識別子ごとに1つの前記テンプレートを設定する
請求項2または3に記載のサーバ装置。
【請求項5】
前記売価表示設定手段は、前記識別子ごとに複数の前記テンプレートを設定可能とし、
前記商品マスタは、前記テンプレートを特定する情報を記憶する
請求項2または3に記載のサーバ装置。
【請求項6】
ショッピングサイトを提供するサーバ装置のコンピュータを、
税区分の1種であって商品の単価に税金を含むことを意味する内税、前記税区分の1種であって商品の単価に税金を含まないことを意味する外税、および、前記税区分の1種であって課税されないことを意味する非課税、のうち少なくとも2種類の前記税区分と、1種類以上の税率と、前記税区分および税率の組み合わせごとに異なる識別子と、が関連付けて記憶された税マスタから情報を取得する税情報取得手段と、
商品を特定する商品情報と、商品の単価と、当該単価に合致する前記税区分および税率と関連付けられた前記識別子と、が関連付けて記憶された商品マスタから情報を取得する商品情報取得手段と、
前記ショッピングサイト利用して商品を購入する購買者が見る商品紹介画面に表示させる商品の1つあたりの価格として、税金を含んだ数値または税金を含まない数値のどちらを示すかの指定を、入力エリアの任意の位置へのドラッグアンドドロップ操作により受け付ける売価表示設定手段と、
前記商品紹介画面の表示にあたって、商品の1つあたりの価格を、前記売価表示設定手段が受け付けた指定と、前記商品情報取得手段が取得した情報のうち単価および前記識別子と、前記税情報取得手段が取得した情報とに基づいて算出する売価算出手段と、
として機能させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、サーバ装置およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ネットスーパーなどのショッピングサイトを実現するためのアプリケーションが、ASPサービス(Application Service Provider Service)にて提供されている。
【0003】
このほどの消費税率改定に先立ち、従来義務付けられていた総額表示(消費税込価格での表示)に加えて、税抜表示も認められるようになっている。ただし、税抜表示にあたっては、総額表示と誤認されないための措置がなされていることが必要である。
【0004】
これまで、上述のようなアプリケーションにおいて、商品価格の表示方式は、総額表示であった。しかし、消費税率改定を受けて、税抜表示が可能となったため、価格をどのように表示するか(例えば税込価格と税抜価格とのどちらを主として表示するのか)が、サービスの利用者によって異なるようになっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、商品価格の表示方式をユーザ自身が容易に変更可能であるショッピングサイトを実現するサーバ装置およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態のサーバ装置は、ショッピングサイトを提供するものであって、税情報取得手段と、商品情報取得手段と、売価表示設定手段と、売価算出手段とを備える。税情報取得手段は、税区分の1種であって商品の単価に税金を含むことを意味する内税、前記税区分の1種であって商品の単価に税金を含まないことを意味する外税、および、前記税区分の1種であって課税されないことを意味する非課税、のうち少なくとも2種類の前記税区分と、1種類以上の税率と、前記税区分および税率の組み合わせごとに異なる識別子と、が関連付けて記憶された税マスタから情報を取得する。商品情報取得手段は、商品を特定する商品情報と、商品の単価と、当該単価に合致する前記税区分および税率と関連付けられた前記識別子と、が関連付けて記憶された商品マスタから情報を取得する。売価表示設定手段は、前記ショッピングサイト利用して商品を購入する購買者が見る商品紹介画面に表示させる商品の1つあたりの価格として、税金を含んだ数値または税金を含まない数値のどちらを示すかの指定を、入力エリアの任意の位置へのドラッグアンドドロップ操作により受け付ける。売価算出手段は、前記商品紹介画面の表示にあたって、商品の1つあたりの価格を、前記売価表示設定手段が受け付けた指定と、前記商品情報取得手段が取得した情報のうち単価および前記識別子と、前記税情報取得手段が取得した情報とに基づいて算出する。
【0007】
実施形態のプログラムは、ショッピングサイトを提供するサーバ装置のコンピュータを、税情報取得手段と、商品情報取得手段と、売価表示設定手段と、売価算出手段と、として機能させる。税情報取得手段は、税区分の1種であって商品の単価に税金を含むことを意味する内税、前記税区分の1種であって商品の単価に税金を含まないことを意味する外税、および、前記税区分の1種であって課税されないことを意味する非課税、のうち少なくとも2種類の前記税区分と、1種類以上の税率と、前記税区分および税率の組み合わせごとに異なる識別子と、が関連付けて記憶された税マスタから情報を取得する。商品情報取得手段は、商品を特定する商品情報と、商品の単価と、当該単価に合致する前記税区分および税率と関連付けられた前記識別子と、が関連付けて記憶された商品マスタから情報を取得する。売価表示設定手段は、前記ショッピングサイト利用して商品を購入する購買者が見る商品紹介画面に表示させる商品の1つあたりの価格として、税金を含んだ数値または税金を含まない数値のどちらを示すかの指定を、入力エリアの任意の位置へのドラッグアンドドロップ操作により受け付ける。売価算出手段は、前記商品紹介画面の表示にあたって、商品の1つあたりの価格を、前記売価表示設定手段が受け付けた指定と、前記商品情報取得手段が取得した情報のうち単価および前記識別子と、前記税情報取得手段が取得した情報とに基づいて算出する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態のサーバ装置の機能構成を示すブロック図である。
図2図2は、実施形態の税マスタの一例を示す図である。
図3図3は、実施形態の商品マスタの一例を示す図である。
図4図4は、実施形態のテンプレート管理テーブルの一例を示す図である。
図5図5は、実施形態の設定画面の一例を示す図である。
図6図6は、実施形態の制御部が実行する売価表示設定処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施形態について図面を用いて説明する。図1は、実施形態のサーバ装置1の機能構成を示すブロック図である。サーバ装置1は、ショッピングサイト(例えばネットスーパーなど)を提供する。ショッピングサイトは、コンピュータネットワークによる通信(例えばインターネット)を介して商品を販売するウェブページである。
【0010】
サーバ装置1は、制御部10、第一記憶部20、および第二記憶部30、を備えている。また、サーバ装置1は、ユーザ(ネットスーパーの管理者など)による操作を受け付けるためのキーボードやマウスなどの入力デバイスや、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイス(いずれも不図示)を備えている。
【0011】
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)(いずれも不図示)等から構成される。
ROMは、CPUが実行する各種プログラムや各種データを記憶する。RAMは、CPUが各種プログラムを実行する際に一時的にデータやプログラムを記憶する。CPUは、ROMから読み出したプログラムをRAMに展開して実行することにより、サーバ装置1の各部(入力デバイスおよび表示デバイスをも含む)を制御する。
【0012】
制御部10は、ROMに記憶されたプログラムをCPUが実行することにより、税情報取得手段11、商品情報取得手段12、売価表示設定手段13、および売価算出手段14、として機能する。
【0013】
第一記憶部20および第二記憶部30は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やメモリなどの記憶デバイスにより構成される。
【0014】
第一記憶部20は、税マスタ21と商品マスタ22とを記憶している。図2は、実施形態の税マスタ21の一例を示す図である。図3は、実施形態の商品マスタ22の一例を示す図である。制御部10の税情報取得手段11は、税マスタ21から情報を取得する。商品情報取得手段12は、商品マスタ22から情報を取得する。
【0015】
税マスタ21は、税情報として、商品にかかる税区分と該税区分にかかる税率と、を関連付けて記憶している。さらに、税マスタ21は、税区分と税率との組み合わせごとに異なる税番号(識別子)をも記憶している。税番号は、一意のキーである。税区分は、例えば、内税、外税、非課税などである。税率は、新しい消費税率である8%や、改定前の消費税率である5%、非課税を示す税率0%などである。これらの重複しない組み合わせだけ、税番号の種類がある。
【0016】
商品マスタ22は、商品を特定する情報に関連付けて、該商品の単価と、該商品にかかる税区分および税率を特定する税特定情報と、を記憶している。本実施形態では、商品を特定する商品情報を、商品コードや商品名とし、また、税特定情報として、税番号を用いた。商品コードは、一意のキーである。商品マスタ22は、さらに、テンプレート番号を記憶している。
【0017】
テンプレート番号は、テンプレート31の番号である。テンプレート31は、複数あり、第二記憶部30に記憶されている。テンプレート31は、商品紹介画面(不図示)の体裁を記録したものである。商品紹介画面は、サーバ装置1が提供するネットスーパーサービスを利用して商品を購入する購買者が見る画面で、売価を少なくとも含む1以上の情報を購買者に対して示す。ここで、売価は、ショッピングサイトの客に商品の価格として示す数値である。テンプレート31は、商品紹介画面における各種パーツの位置やサイズなどを規定するほか、売価の表示方式を規定する。テンプレート31は、商品紹介画面の書式情報である。
【0018】
図4は、実施形態のテンプレート管理テーブル32の一例を示す図である。テンプレート管理テーブル32は、第二記憶部30に記憶されている。テンプレート管理テーブル32は、テンプレート番号と、該テンプレート番号にかかる税番号と、を関連付けて記憶している。本実施形態において、テンプレート31は、1つの税番号に対して複数設定可能である。
【0019】
図5は、実施形態の設定画面100の一例を示す図である。設定画面100は、商品紹介画面における売価の表示方式の設定を受け付ける。より詳細には、制御部10が、入力デバイスが受け付けたユーザの操作に応じて、設定画面100の表示内容を変更する。設定画面100は、番号指定部110、テンプレート表示部120、および素材表示部130を有する。
【0020】
テンプレート31は、売価表示設定手段13により作成される。売価表示設定手段13は、表示デバイスに設定画面100を表示し、入力デバイスでユーザによる操作を受け付ける。これにより、売価表示設定手段13は、商品紹介画面の体裁を改変する。また、この改変にあたって、売価表示設定手段13は、売価を、税込価格または税抜価格のどちらで主に示すかの指定を受け付ける。より詳細には、制御部10が、入力デバイスへの操作を介して、ユーザによる指定の内容を取得する。
【0021】
番号指定部110は、税番号指定欄111とテンプレート番号指定欄112とを有する。各指定欄111,112は、コンボボックスであり、選択肢を選択可能に表示する。税番号指定欄111は、税マスタ21に存在する税番号の指定を受け付ける欄である。テンプレート番号指定欄112は、テンプレート管理テーブル32に存在するテンプレート番号の指定を受け付ける欄である。これらの指定欄111,112に表示された番号に合致するテンプレート31に基づく内容が、設定画面100のテンプレート表示部120に表示される。
【0022】
テンプレート表示部120は、商品画像エリア121と、売価エリア122と、保存ボタン123と、を有する。商品画像エリア121は、商品を紹介するための画像を表示する領域の位置や大きさ、形状などの目安を示す。売価エリア122は、売価を表示する位置の目安を示し、売価の表示方式として指定されている内容を表示する。保存ボタン123は、売価エリア122に加えられた指定内容の変更を保存(上書き保存または新規登録)するための操作を受け付ける。
【0023】
素材表示部130は、方式選択ボタン131と、文字列選択ボタン132とを有する。方式選択ボタン131は、単価表示、税抜表示、税込表示のうちいずれかの売価表示方式を選択する操作を受け付ける。方式選択ボタン131が選択されると、当該選択された表示方式を、売価表示設定手段13が売価エリア122に表示させる。文字列選択ボタン132は、各々の文字列を売価エリア122に表示させる操作を受け付ける。
【0024】
売価算出手段14は、購買者(ネットスーパーサービス利用者)のPC(Personal Computer)等の表示デバイスに商品紹介画面のデータを配信するに際し、商品の価格として商品紹介画面に示す数値(つまり売価)を、テンプレート31に従って算出する。
【0025】
図6は、制御部10が実行する売価表示設定処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、設定画面100を表示させることにより、スタートする。本処理において、制御部10は、まず、税番号の指定を受け付ける(ステップS1)。制御部10は、ユーザが税番号指定欄111に税番号を書き込むと、当該税番号に関連付けられたテンプレート番号をテンプレート管理テーブル32から取得して、テンプレート番号指定欄112に選択肢として表示する。制御部10は、当該選択肢の最上段に「新規」を含める。
【0026】
制御部10は、次に、テンプレートの指定を受け付ける(ステップS2)。制御部10は、ユーザがテンプレート番号指定欄112の選択肢からいずれかを選択すると、当該選択に応じた内容をテンプレート表示部120に表示し(ステップ3)、売価エリア122の編集を受け付ける(ステップS4)。
【0027】
より詳細には、ステップ2で「新規」が選択された場合、ステップS3では標準の内容(ベースのテンプレート)を表示し、ステップS4で、標準の内容を改変した新たなテンプレート31の作成を受け付ける。ステップS2で特定のテンプレート番号が指定された場合、当該テンプレート番号が付けられたテンプレート31の内容を表示し(ステップS3)、当該テンプレート31の改変を受け付ける(ステップS4)。
【0028】
次に、制御部10は、保存ボタン123への操作を待機する(ステップS5のNo)。ユーザが保存ボタン123を押下すると(ステップS5のYes)、制御部10は、売価エリア122が編集されているかを判断する(ステップS6)。売価エリア122が編集されていた場合(ステップS6のYes)、制御部10は、編集内容を保存する(ステップS7)。
【0029】
ここで、ステップS2での指定が「新規」であれば、制御部10は編集内容を新たなテンプレート番号で保存する。また、ステップS2での指定が特定のテンプレート番号であれば、制御部10は、当該番号のテンプレート31を、編集内容で上書き保存する。
【0030】
そして、制御部10は、処理を終了する。また、ステップS6において、売価エリア122が編集されていなかった場合(ステップS6のNo)、制御部10は、処理を終了する。
【0031】
ステップS4で受け付ける売価エリア122の編集のやり方について、以下に説明する。売価エリア122に、税抜の単価を表示するには、「@単価税抜」と記入する。また、税込の単価を表示するには、「@単価税込」と記入する。次に、これらの「@単価税抜」または「@単価税込」が売価エリア122に記入された場合の商品の価格を示す数値(売価)について、説明する。
【0032】
商品紹介画面を表示するにあたり、売価算出手段14は、商品マスタ22により、当該商品の単価および税番号を確認する。例えば、商品マスタ22で税番号が「04」の商品の単価は、税マスタ21が定めるように外税である。この場合、売価算出手段14は、売価エリア122の「@単価税抜」に表示させる数値を、商品マスタ22の単価そのものとする。また、同商品について、売価算出手段14は、売価エリア122の「@単価税込」に表示させる数値を、商品マスタ22の単価に、税額を加えたものとする。この税額は、単価に、税マスタ21が定める税率をかけた値である。
【0033】
さらに、商品マスタ22で税番号が「03」の商品の単価は、税マスタ21が定めるように内税である。この場合、売価算出手段14は、売価エリア122の「@単価税込」に表示させる数値を、商品マスタ22の単価そのものとする。また、同商品について、売価算出手段14は、売価エリア122の「@単価税抜」に表示させる数値を、商品マスタ22の単価から、税額を差し引いたものとする。この税額は、単価を、税マスタ21が定める税率で割った値である。
【0034】
売価エリア122には、商品の価格を示す数値の他に、数値に添える文字列をも表示させることができる。文字列は、前後を「"」で挟んで記入する。また、改行したい位置には、「<br>」と記入する。
【0035】
例えば、税抜価格100円の商品の売価を、「価格100円」の後改行して「(税込108円)送料別」のように表示したい場合、売価エリア122に次の(例1)のように記入する。
"価格"@単価税抜"円"<br>"(税込"@単価税込"円)送料別"
…(例1)
【0036】
売価エリア122に上述の(例1)を記入するにあたって、ユーザは、売価エリア122に直接テキストを打ち込んでもよいし、方式選択ボタン131や文字列選択ボタン132を、売価エリア122にドラッグアンドドロップしてもよい。
【0037】
方式選択ボタン131としては、「税抜」、「税込」、「単価」を備えている。例えば、「税抜」の方式選択ボタン131が、売価エリア122へとドラッグアンドドロップされた場合、売価表示設定手段13は、ドロップ位置に「@単価税抜」と記入する。同様に、「税込」の方式選択ボタン131が、売価エリア122へとドラッグアンドドロップされた場合、売価表示設定手段13は、ドロップ位置に「@単価税込」と記入する。また、「単価」の方式選択ボタン131が、売価エリア122へとドラッグアンドドロップされた場合、売価表示設定手段13は、ドロップ位置に「@単価」と記入する。この場合、商品マスタ22の税番号にかかわらず、商品マスタ22の単価をそのまま表示する。
【0038】
文字列選択ボタン132としては、「価格」、「円」、「税込」、「税抜」、「送料込」、「送料別」、「特売」、「オススメ」などの他、空白文字(スペース)や、改行、括弧、などを備える。
【0039】
例えば、「価格」の文字列選択ボタン132が、売価エリア122へとドラッグアンドドロップされた場合、売価表示設定手段13は、ドロップ位置に「"価格"」と記入する。つまり、文字列選択ボタン132(改行マークを除く)のドラッグアンドドロップに際して、売価表示設定手段13は、選んだ文字列の前後を「"」で挟んだものを、記入する。ただし、改行マークがドラッグアンドドロップされた場合には「<br>」を記入する。
【0040】
このように、本実施形態のサーバ装置およびプログラムによれば、商品価格の表示方式をユーザ自身が容易に変更可能であるショッピングサイトを実現することができる。つまり、商品の特性や税区分に応じて、税込表示ないし税抜表示のうち、効果的と思われる方を、ユーザ自身で選択して、主に表示させる売価とすることができる。ここで、売価エリア122には、税込表示および税抜表示の一方のみを表示させてもよいし、また、両方を表示させてもよい。両方を表示させる場合には、税込表示および税抜表示の両方を同列に表示させてもよいし、あるいは、本実施形態のように、税込表示および税抜表示のうち従として表示させる方を括弧書きにして主に表示させる方の後に位置させるなど、表示のさせ方に差をもたせてもよい。
【0041】
さらに、本実施形態によれば、価格表示に、文字列を併記することができる。つまり、ASPサービスによるショッピングサイトであっても、「特売」や「おすすめ」、「期間限定」などを、臨機応変に表示させることができる。
【0042】
なお、実施形態では、税マスタ21、商品マスタ22、テンプレート31、およびテンプレート管理テーブル32を、サーバ装置1が備える第一記憶部20および第二記憶部30に記憶させているが、実施にあたっては、これらをサーバ装置1外に設けた記憶部に記憶させてもよい。
【0043】
さらに、実施形態では、税マスタ21と商品マスタ22とを同じ第一記憶部20に記憶させ、テンプレート31とテンプレート管理テーブル32とを同じ第二記憶部30に記憶させているが、実施にあたっては、税マスタ21と商品マスタ22とが異なる記憶部に記憶されていてもよく、同様に、テンプレート31とテンプレート管理テーブル32とが異なる記憶部に記憶されていてもよい。また、逆に、税マスタ21、商品マスタ22、テンプレート31、およびテンプレート管理テーブル32のすべてが同じ記憶部に記憶されていてもよい。
【0044】
また、実施形態では、テンプレート31は、1つの税番号に対して複数設定可能としたが、実施にあたっては、1つの税番号に対して1つのみ設定可能としてもよい。この場合には、税番号がテンプレート番号の役割を果たせるため、商品マスタ22においてテンプレート番号が不要となり、かつ、テンプレート管理テーブル32が不要となる。さらに、実施にあたっては、複数のテンプレートを持つことをせずに、全商品の価格の表示方式として同じ設定を用いるようにし、当該1つの表示方式の設定を、売価表示設定手段13が受け付けるようにしてもよい。この場合には、商品マスタ22の税番号にかかわらず、同じ表示方式となる。
【0045】
また、実施形態では、テンプレートの新規登録を、テンプレート番号指定欄112の選択肢から「新規」が選択されて、標準の内容の売価エリア122が編集されて、保存ボタン123が押下された場合としているが、これに限らない。実施にあたっては、例えば、テンプレート番号指定欄112の選択肢から特定のテンプレート番号が指定された場合に、本実施形態では単一の保存ボタン123を新規登録ボタンと上書き保存ボタンとの二つにして、新規登録ボタンを押下することによって、指定のテンプレート番号が付けられたテンプレート31に対して行われた編集内容を、新たなテンプレート31として別のテンプレート番号を付けて保存するようにしてもよい。
【0046】
さらに、実施形態では、売価エリア122の編集のやり方の一例として、ドラッグアンドドロップによる編集を紹介したが、実施にあたっては、ボタン131,132の押下により売価エリア122のカーソル位置に所定の文字列が追記されるのであってもよいし、他のやり方でもよい。
【0047】
そして、実施形態では、売価算出手段14は、商品紹介画面の表示に際して売価を算出したが、実施にあたっては、商品紹介画面の表示に先立って予め売価を算出しておき、所定の記憶部に記憶させておいてもよい。売価を記憶させておく先として、例えば、第一記憶部20の商品マスタ22に売価カラムを設けてもよい。
【0048】
本実施形態のサーバ装置は、CPUなどの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶装置と、HDD、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
【0049】
本実施形態のサーバ装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0050】
また、本実施形態のサーバ装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施形態のサーバ装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
【0051】
また、本実施形態のプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
【0052】
本実施形態のサーバ装置で実行されるプログラムは、上述した各部(税情報取得手段11、商品情報取得手段12、売価表示設定手段13、売価算出手段14)を含むモジュール構成となっている。CPU(プロセッサ)がプログラムを実行することにより、税情報取得手段11、商品情報取得手段12、売価表示設定手段13、売価算出手段14が主記憶装置上に生成される。
【0053】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0054】
1…サーバ装置、
10…制御部、
11…税情報取得手段、12…商品情報取得手段、
13…売価表示設定手段、14…売価算出手段、
20…第一記憶部、
21…税マスタ、22…商品マスタ、
30…第二記憶部、
31…テンプレート、32…テンプレート管理テーブル、
100…設定画面、
110…番号指定部、
111…税番号指定欄、112…テンプレート番号指定欄、
120…テンプレート表示部、
121…商品画像エリア、122…売価エリア、123…保存ボタン、
130…素材表示部、
131…方式選択ボタン、132…文字列選択ボタン。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0055】
【特許文献1】特開2012−113654号公報
図1
図2
図3
図4
図5
図6